兵藤レナ「ファーストキス」 (31)

アイドルマスターシンデレラガールズです。兵藤レナさんがメインのお話です。

兵藤レナ「想いの力」
兵藤レナ「想いの力」 - SSまとめ速報
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の続きです。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1469970108

夜 モバP アパート

モバP(以下P)「うーん……」

レナ「Pくーん? ごはんよー?」

P「どーっすかなぁ……」

レナ「Pくん?」

P「でもなぁ……」

レナ「ごはんよ」

P「うーん」

レナ「Pくんってば!」

P「んあー?」

P「何?」

レナ「ごはんよって何度も言ってるんだけど」

P「えっ!? もうそんな時間!? てか何時!?」

レナ「20時ね。珍しく定時で帰ったと思ったのにPくんたらずーっと考え事してるんだもの」

P「うーん、ちょっと仕事で悩んでてさ……」

レナ「私でよければ相談くらい乗ってあげるわよ?」

P「うーん……とりあえずごはん食べたい」

レナ「はいはい」


レナ「で?」

P「んー?」

レナ「何を悩んでるの?」

P「あぁ……。雪乃にドラマの仕事が来たんだけどさ」

レナ「あら、良いじゃない」

P「うん。本当なら喜ぶんだけど、ちょっとやらせてもいいものか悩むシーンがあって」

レナ「ベッドシーンとか?」

P「そんなん来たら即NGです」

レナ「となるとキスシーン?」

P「うん。キスシーン」

P「正直やらせたくはないんだよね。雪乃のイメージもあるし」

レナ「じゃあ断っちゃっていいんじゃないかしら?」

P「それがさぁ……監督がね。うちを結構贔屓にしてくれてる監督さんでさ……」

レナ「断り辛い、と?」

P「うん……監督さんは無理なら断ってくれてもいいから気楽に考えてくれって言ってくれてるんだけどさ」

P「デビューしたての時から使ってくれてるから恩もあるんだよね……」

レナ「うーん……それはちょっと悩むわね」

P「そうなんだよねぇ……」

レナ「それこそ芳乃ちゃんに聞いてみたらいいんじゃないかしら?」

P「最悪そうするつもりだけどさ。なんかこれはちゃんと俺なりに考えないと嫌って言うか」

レナ「真面目ねぇ」

P「そうねぇ……」

P「ねーちゃんならどうする?」

レナ「私なら……そうね」

レナ「雪乃ちゃんに聞いてみる、かな……?」

P「でも、真面目な雪乃の事だから仕事って言うと引き受けそうなんだよ」

レナ「だから、オファーが来たことは言わずに、今後仕事でキスシーンあったらどうする? みたいな感じで」

P「あぁ、なるほど。確かにそうすりゃいいか」

レナ「雪乃ちゃんなんて箱入りのお嬢様って感じだし、彼氏なんて居た事ないでしょ、多分」

P「んー、俺も聞いた事ないから知らんけど、多分居ないんじゃない?」

レナ「なら、雪乃ちゃんにとってファーストキスがお仕事になるわけでしょ?」

レナ「女の子としてファーストキスが好きでもない人とってのはちょっとね……」

P「んー、そうだよなぁ」

レナ「やっぱりファーストキスって記憶に残るものだしね」

P「……したことあんの?」

レナ「何言ってるの? あるでしょ」

P「……ふーん」

レナ「どうしたの?」

P「何が?」

レナ「なんか機嫌悪くなったような気がしたけど」

P「気のせいじゃない? というか、ごちそうさま。俺はもう寝るから」

レナ「もう? もうちょっとお話しましょうよ」

P「疲れてるから。明日にして」

レナ「じゃあ洗い物終わるまで、ね?」

P「明日、俺がやっとくから」

P「だから、ねーちゃんは早く寝室行って」

レナ「なんか怒ってない?」

P「怒ってないよ。疲れてるだけ」

P「あと、怒ってるとしたら俺のベッドが取られたせいじゃない?」

レナ「し、仕方ないじゃない! 布団じゃ寝れないんだから!」

P「だから、俺がリビングで布団敷いて寝てるでしょ」

P「もう寝たいので早く寝室行ってください。早く」

レナ「何よ、もう……」


P「ようやく行ったか……」

P「まだ眠くないけど、ああ言った手前布団は敷いておかねばなるまいな」

P(……やっぱねーちゃん彼氏居たんだ)

P(まぁ、あれだけの美人なら仕方ないよな……)

P(でも、アメリカでは居なかったって言ってたし、こっちに居る間だよな……)

P「となると、俺の知ってる人だったりするんかな……」

P「……やだなぁ」

P(まぁ、いいや……寝て忘れよう。仕事に関しては明日、雪乃に聞いてみよう)

P「ま、寝れるでしょ……」



翌日 CGプロ

雪乃「き、キスシーン、ですか……」

P「雪乃は今、女優業にも力入れてるし、今後そういう役が来てもおかしくはないと思う」

雪乃「お仕事でしたら……」

P「一応事務所NGも出せるから、やりたいかやりたくないかで答えてほしい」

雪乃「えっと……その……」

雪乃「出来れば……お断りしたいですわ……」

P「だよなぁ」

雪乃「やはり初めては……す、好きな方としたいですし……」

P「ふむ」

雪乃「その! ……ですが、Pさんがどうしてもとおっしゃるなら」

P「んにゃ、そんな事は言わんから大丈夫だ」

P「アンケートみたいなもんだったから気にしないでくれ」

雪乃「そうですか……?」

P「おうよ。さて、そろそろちひろさんも来てるだろうし、戻るか」


ちひろ「あら、おはようございます」

P「おはようございます」

雪乃「おはようございます」

ちひろ「鍵が開いてたので、誰か居るとは思ってましたが、プロデューサーさんだったんですね」

P「鍵開けたのは雪乃ですよ」

ちひろ「そうなんですか? ずいぶんと早いんですね」

雪乃「少々早く目が覚めたので……」

P「だから事務所で朝飯食ってたのな」

雪乃「Pさん! 朝見たことは忘れてくださいって先ほどから何度も!」

ちひろ「……なんかいかがわしいものでも見たんですか」

P「いやぁ……雪乃に口止めされちゃいましたし、雪乃の名誉のためにも言えませんなぁ」

雪乃「あぅ……」

ちひろ「雪乃さんが真っ赤ってことは……着替えでも見たんですね? 通報しなきゃ……」

P「!?」

雪乃「ち、違いますわ! その! ただ……えっと……」

ちひろ「?」

雪乃「朝食を頂いてるところを見られてしまって……」

ちひろ「それだけですか?」

雪乃「は、はい……」

ちひろ「怪しい……」

P「正確に言うと、大口開けてホットドッグを食べてたんですよ」

ちひろ「ホットドッグですか? 雪乃ちゃんにしては珍しいですね」

雪乃「違うんです! たまたま通りかかったパン屋さんが丁度焼き立てを売っている時間で! お店の方から今日のおすすめはホットドッグと聞かされて、あまりにもおいしそうでつい……!」

P「いやぁ、雪乃があんなに豪快に食べてるところなんて初めて見ましたよ」

ちひろ「いつもお上品に食べてますからねぇ」

雪乃「は、恥ずかしいですわ……」

芳乃「おはようございますー」

ちひろ、雪乃「「おはようございます」」

P「おはよう。その手の紙袋はなんだ?」

芳乃「これでしてー?」

芳乃「これはーほっとどっぐでしてー」

雪乃「!?」

芳乃「ほー?」

芳乃「雪乃殿ーいかがされましてー?」

雪乃「いえ……その……見てたんですか……?」

芳乃「なんのことやらー」

P「まぁ、芳乃に隠し事は無理だろうなぁ」

芳乃「でしてー」

芳乃「故にそなたが隠そうとしていることもお見通しでしてー」

P「……何のこと?」

雪乃「Pさん?」

芳乃「……その後ろ手に隠したるすまほにー」

雪乃「……Pさん。見せてください」

P「……」

ちひろ「……」

P「あー! あれはだれだー! だれだー! だれなんだー!」

レナ「おはよー……って、えっ!?」

レナ「れ、レッナでーっす☆ キャハッ☆」

芳乃「……でしてー……?」

レナ「……くっ!」

ちひろ「……はっ! あっけにとられてましたけど、Pさんは!?」

雪乃「え……? い、居ませんわ!? 先ほどまでそちらにいらっしゃったのに!」

芳乃「むむむ……わたくしをも欺くとはなかなかに手練れでしてー」

レナ「何この恥ずかしさ……死にたいんだけど……」

ちひろ「どんまいです。いきなりのフリにも関わらず100点満点でしたよ」

レナ「ありがとう……」



レナ「あら、美味しいわね。このホットドッグ」

雪乃「そうですわね。私も先ほど別のホットドッグを頂きましたけど、こちらもまた一味違ってまた美味しいですわ」

ちひろ「あー、こんなに朝ごはんしっかり食べるのいつ以来でしょう……」

芳乃「朝食は肝要でしてー」

ちひろ「わかってるんですが、朝は時間がね……」

レナ「そうねぇ……朝はどうしても時間が足りなくなるのよね……」

雪乃「レナさんも普段から朝食は召し上がらないのですか?」

レナ「そんなことないわよ。普段は食べてるけど、今日はちょっとめんどくさくて」

芳乃「しかしー、食は一日の活力の源でありー、おろそかにしてはなりませぬー」

レナ「そうなんだけどね……一人の食卓って寂しいのよ」

ちひろ「わかります……!」

雪乃「確かに食事は皆さんと一緒の方が美味しく感じますわね」

芳乃「でしてー」

荒らしその1「ターキーは鶏肉の丸焼きじゃなくて七面鳥の肉なんだが・・・・」 
↓ 
信者(荒らしその2)「じゃあターキーは鳥じゃ無いのか? 
ターキーは鳥なんだから鶏肉でいいんだよ 
いちいちターキー肉って言うのか? 
鳥なんだから鶏肉だろ?自分が世界共通のルールだとかでも勘違いしてんのかよ」 
↓ 
鶏肉(とりにく、けいにく)とは、キジ科のニワトリの食肉のこと。 
Wikipedia「鶏肉」より一部抜粋 
↓ 
信者「 慌ててウィキペディア先生に頼る知的障害者ちゃんマジワンパターンw 
んな明確な区別はねえよご苦労様。 
とりあえず鏡見てから自分の書き込み声に出して読んでみな、それでも自分の言動の異常性と矛盾が分からないならママに聞いて来いよw」 
↓ 
>>1「 ターキー話についてはただ一言 
どーーでもいいよ」 
※このスレは料理上手なキャラが料理の解説をしながら作った料理を美味しくみんなで食べるssです 
こんなバ可愛い信者と>>1が見れるのはこのスレだけ! 
ハート「チェイス、そこの鰹節をとってくれ」
ハート「チェイス、そこの鰹節をとってくれ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1469662754/)


余談
7 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします sage 2016/07/28(木) 09:06:48.44 ID:10oBco2yO
ターキー肉チーッスwwwwww
まーたs速に迷惑かけに来たかwwwwwwwww

9 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします sage 2016/07/28(木) 09:12:33.84 ID:LxY8QrPAO
>>7
はいNG設定


この速さである
相変わらずターキー肉くん=>>1という事を隠す気も無い模様

31 ◆xmciGR96ca4q sage saga 2016/07/28(木) 12:50:19.79 ID:g6WSU+sH0
昨夜寝ぼけてスレ立てミスったんで憂さ晴らしも兼ねて久々のロイミュ飯でした。書き溜め半分残り即興なんで色々アレかもしれませんがアレがアレなんでアレしてください何でもシマリス(熱中症

建てたら荒れると判ってるスレを憂さ晴らしに建てる
つまり>>1は自分の憂さ晴らしにs速を荒らして楽しんでる

うーん、いつも通りのクズ>>1で安心するわー

ちひろ「あ、そういえば雪乃さんはプロデューサーさんと朝から何をお話してたんですか?」

雪乃「アンケートのような物とPさんはおっしゃっていましたが……」

雪乃「今後、私にキスシーンが来た場合どうするかというお話でした」

レナ「あら」

芳乃「ほー?」

ちひろ「あー……なるほど。確かに雪乃さんは役者方面に力を入れてますからね」

ちひろ「それに成人されてますし、子供とは違う大人の演技を要求されることも今後は考えられますし」

雪乃「はい……Pさんも同じことをおっしゃっていましたわ」

レナ「雪乃ちゃんはやっぱりいや?」

雪乃「……お仕事、と言うのであればお引き受け致しますが……」

雪乃「その……出来れば初めては、やはり好きな方とと言いますか……その……」

芳乃「ほー、雪乃殿が乙女のお顔をされておりますー」

ちひろ「アイドルの前に女の子ですからねぇ」

レナ「やっぱりそうよねぇ」

雪乃「は、恥ずかしいですわ……」

レナ「と言う事は雪乃ちゃんも初めての相手はPくんが良いのね」

雪乃「れ、レナさん!? わ、私はPさんがなんて一言も……」

レナ「あら? でもそうなんでしょ?」

雪乃「それは……その……うぅ……」

芳乃「雪乃殿が真っ赤になって動かなくなってしまったのでしてー」

ちひろ「それ以上はストップですよ、レナさん」

ちひろ「いくら事務所とは言えアイドルなんですから好きな人とかはご法度です」

レナ「色々大変なのね……アイドルとは言え人間なんだから恋くらいしても良いと思うけど」

ちひろ「……需要っていうのがあるんですよ。面倒くさい事に」

芳乃「その点は問題ないのでしてー」

ちひろ「はい?」

芳乃「いざとなればわたくしがなんとか致しますー」

レナ「まだそんな事言ってるのね。芳乃ちゃんみたいにちっちゃくて可愛らしい子に出来るのかしら?」

芳乃「むー! 信じておられぬのでー?」

レナ「はいはい。芳乃ちゃんは神様だもんねー?」

芳乃「むー!」

雪乃「こうしているとレナさんが大人だと言う事を忘れてしまいそうですわ」

レナ「あら? なんでかしら?」

雪乃「まるで芳乃ちゃんと同い年みたいな微笑ましいやりとりをされるので」

ちひろ「あー、確かに。レナさんって私よりも上ってのが信じられません」

ちひろ「私より上なのにその肌とスタイルは一体どうしてるんですか……本当に……」

レナ「んー、褒められてると思って受け取っておくわ」

レナ「でも、私はちゃんと大人よ。ただ、普通の大人よりも色々な経験をしてるかもしれないけど」

雪乃「なら……」

レナ「ん?」

雪乃「……レナさんでしたら、キスシーンのお仕事が来たらどうされますか?」

レナ「んー……そうね……」

レナ「私はファーストキスってわけでもないし、雪乃ちゃんとはちょっと事情が違うけど……」

レナ「私なら受けない……かしら」

雪乃「お仕事、でもですか?」

レナ「基本的に私は自分が楽しい事しかしたくないの」

レナ「確かにお仕事とは言え……、例えそのお仕事を受けない事で自分の立場が悪くなったとしても、自分が嫌だと思う事はしたくないわ」

雪乃「自分が嫌だと思う事……ですか」

ちひろ「かっこいいですねぇ……歳をとればとるほど波風立てないように堅実に生きるようになるものだと思っていましたが」

芳乃「この意思の強さにあの方も惹かれたのかもしれませぬー……」

レナ「ふふっ。私は堅実な生き方なんてつまらないのは嫌なの。多少ギャンブルでも自分が満足できる選択をとるわよ」

雪乃「なるほど……そのような考え方もあるんですね」

レナ「ま、おすすめはしないわよ。正直辛い事も多いしね」

芳乃「しかしレナ殿は楽しそうに見えますー」

レナ「辛い事が多いってのと楽しくないはイコールじゃないもの」

レナ「今は久しぶりにPくんと一緒に居られるってだけでも私は楽しくて仕方ないわよ」

芳乃「確かにー。あの方と一緒だと些細な事も楽しくなりますー」

レナ「ま、そういう事よ♪」

レナ「雪乃ちゃんもPくんと一緒だと楽しいでしょ?」

雪乃「はいっ! とっても楽しいですわ!」

レナ「なにせ自慢のおとうとだしね! 当然よ!」

ちひろ「なんかプロデューサーさんの評価がうなぎ登りですね」

ちひろ「こんなに評価してもらっているのにあの人は一体どこに……」

雪乃「と、ところでレナさん!」

レナ「何かしら?」

雪乃「初めてキスされた時ってどのような感じでしたか?」

芳乃「わたくしも気になりましてー」

レナ「そうねぇ……もうだいぶ前だからね……」

ちひろ「へぇ……いつ頃のだったんですか?」

レナ「中1の時よ」

ちひろ「は、早いですね……」

レナ「自分でもそう思うわ」

雪乃「お、お相手はどのような男性ですか?」

レナ「相手? Pくんだけど」

芳乃「ほー、あの方でしてー」

芳乃「……ほー?」

雪乃「……Pさん?」

ちひろ「えっ!? 付き合ってたんですか!?」

P「ちょっと待て! えっ!? 何それ!? 俺!?」

レナ「あら、どこに居たのよ」

P「会議室に立てこもってた……じゃなくて!」

P「えっ!? ねーちゃんのファーストキスの相手って俺なの!? 嘘でしょ!?」

雪乃「Pさん! 前に伺った時に彼女は居た事ないっておっしゃってましたよね!?」

芳乃「これはー……いかなわたくしと言えど見過ごすわけにはー……」

ちひろ「ねーちゃんって呼んでおきながら手を出してたんですか!? 最低ですよ!」

P「待って! 心当たりがない!」

レナ「……覚えてないの?」

P「……うん」

レナ「そっかぁ……覚えてたの私だけかー……ファーストキスだったのになー……」

雪乃「Pさん……」

ちひろ「プロデューサーさん……」

芳乃「でしてー……」

P「待って! マジで! ヒント! ヒントください!」

レナ「ヒントって……Pくんの家でテレビ見てる時だったわね」

P「えっ……それだけだと心当たりが多すぎるんですが」

レナ「えっと、ウエディング特集だったかしら……ドレスだったかチャペルの特集をやってたのよ」

レナ「で、私も将来はあんなところで綺麗なドレス着て結婚したいって言ったら、おじさまが……」

P「……まった。ストップ。やめましょう。この話は危ない」

雪乃「お聞かせ頂けますか?」

ちひろ「プロデューサーさんは縛っておくので」

芳乃「わたくしも興味ありますー」

P「ちくしょう! 三人がかりなんて卑怯だぞ!」

レナ「続けるわね。そしたらおじさまが『じゃあPはレナちゃんにフラれないようにしないといけないな』って」

P「やめて! よして! 触らないで! あー! いやー!」

芳乃「うるさいのでしてー」

雪乃「少し静かにして頂けますか?」

P「くそったれぇ……」

ちひろ「続きを」

レナ「そのおじさまの言葉を聞いてPくんが不安そうな顔になったから、私は嫌いにならないから大丈夫よって言ってあげたの」

レナ「そうしたらね? 俯きながら『じゃあ、ちゅーして……』って言うからもう可愛くて!」

P「死にたい」

レナ「初めてだったけど思わずキスしちゃったわよ!」

雪乃「へぇ……さぞ、良い思い出をお持ちだったんですね」

P「雪乃さん、目が冷たいです」

芳乃「しかしー、それすら忘れているとはー……」

ちひろ「女の敵ですね。とりあえず藍子ちゃん達にも伝えておいてあげますね」

P「やめてください。命の危機を感じます」

レナ「あの時のPくんは本当に可愛かったわ……今も可愛いけど」

P「死にたいというか、死ぬかも」

雪乃「Pさんは後日、私達ときちんとお話しましょう?」

芳乃「でしてー」

P「あい……」



その日の夜 モバP アパート

P「……」

レナ「大丈夫?」

P「大丈夫じゃないです……」

レナ「まさか雪乃ちゃんがあんなに怒るなんて思わなかったわね」

P「ホントにな……それに里美も藍子も学校終わってから飛んできやがったし……」

レナ「モテモテで良いじゃない」

P「そうね……」

P「……というか、俺ってキスしてたんだね……」

レナ「知らなかったの?」

P「うん……彼女も居なかったし」

レナ「えっ!? そうなの!?」

P「なんだよ……悪いのかよ……」

レナ「え、でも告白されたことはあるでしょ?」

P「……なんで知ってんの?」

レナ「なんでも何もPくんが気になるって言ってた子に色々教えてあげたの私だし……」

P「……あれはねーちゃんの差し金だったのか」

レナ「確かにあれ以降何も言ってこなかったし、今考えたらうまくいってないわね……」

P「俺にも色々と事情はあったんだよ……」

P「というか、そういうねーちゃんこそ、ファーストキスが俺で良かったのかよ」

レナ「んー……好きな男の子なんて居なかったし、私はPくん好きだし良かったんじゃないかしら?」

P「ふーん……」

レナ「なによ、また昨日みたいに拗ねる気?」

P「す、拗ねてないし!」

レナ「昨日なんて明らかに拗ねてたじゃない」

P「ち、違うし!」

レナ「ま、いいわ……」

P「どこ行くの?」

レナ「寝室よ」

P「もう?」

レナ「だって昨日みたいに追い出すつもりでしょ? Pくんの言う通りにするのは癪だから自分からね」

P「……ごめん」

レナ「何がかしら?」

P「昨日は……勝手に拗ねて機嫌悪くなって……」

レナ「ふーん」

P「どうしたら許して頂ける感じでしょうか……」

レナ「そうね……じゃあ今日は私も布団で寝ようかしら」

P「寝れないんじゃないの?」

レナ「んー……それがよくわかんないのよ」

レナ「昨日はベッドだったのにあんまり寝つき良くなかったし」

レナ「せっかく一緒に住んでるのに一人で居るのは寂しいというかなんというか……」

レナ「だから、ね? 一緒に寝ましょ?」

P「まったくねーちゃんは仕方ないなぁ……」

レナ「良いじゃない。久しぶりに一緒なんだから、ね?」

P「……うん」

End

以上です。

段々妄想が激しくなってきて書いてる本人がなんかよくわかんなくなってきた感が。


喫茶マウンテンに初めて行きました。
イチゴスパは季節限定だったのでお目にかかれませんでしたが、甘口抹茶小倉スパに挑戦しました。途中下山したのに遭難しかけるという悪夢のような一品でした……。一緒に行ってくれた茄子Pが頑張ってくれましたが登頂には至りませんでした……。

絶望的なまでのダメージを受けたあとに、デレステで20連したら限定美波が二枚来たのでプラマイゼロどころかむしろプラスですよね。
でも、本当はきらりが欲しかったなんて言えない。

では、お読み頂ければ幸いです。依頼出してきます。

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