モバP「老いてからこそ人生だ」 (32)
還暦を迎えて現役のおじいちゃんPのお話。
短いです。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1469629519
老P「おはようー」ガチャ
ちひろ「あら、おはようございます、Pさん」
老P「おう、おはようちひろ。相変わらず早いな……とと、いてて」
ちひろ「腰ですか?」
老P「腰だ……まったく、この歳になると歩くのも一苦労だよ」トントン
ちひろ「湿布、貼りましょうか?」
老P「いや、もう貼ってるからいい。ありがとな」
老P「杖でも買おうかな……」
ちひろ「何言ってるんですか、まだまだ現役バリバリのくせして」
老P「あのなぁ、俺みたいな還暦迎えたじじいに向かって何が現役だよ」
老P「隠居させろよ隠居」
老P「アイドル番組を見ながら往生したい」
ちひろ「往生なんてまだ半世紀早いですよ」
老P「俺は郭海皇じゃないぞ」
ちひろ「大体、管理職になるって上層部の提案を蹴ったのはPさんじゃないですか」
ちひろ「『俺は死ぬまで現場でアイドルを側で見守る』なんて見栄まで切っちゃって、カッコよかったですよ」
老P「…………」///
ちひろ(あ、照れてる)
老P「ごほん……婉曲するな。単純に大事なアイドル任せられる後進が育ってなかったってだけだ」
ちひろ「そんなこと言って、単にアイドル大好きなだけでしょ?」
老P「ああ、大好きだ。じゃなきゃこの歳までやってられんよ」
ちひろ「そんなPさんに朗報、朗報です!」
老P「ん?」
ちひろ「実はPさんだけにお勧めするこのスタドリ、腰痛や神経痛にも効いてハッスルできる素晴らしいシロモノです!」
老P「…………」
ちひろ「今ならなんとお買い得価格でお譲りしますが、どうでしょう!」ズイ
老P「いらん」
ちひろ「そんなこと言わずに買ってくださいよ。ほら、ほらほら、可愛い孫にお小遣いあげると思って」ズズイ
老P「営業スマイルのちひろは可愛くない」
ちひろ「く……っ」
ちっひ老いてないの…?
永遠の25歳なのか
ちひろ(こうなったら対男性リーサルウェポン……!)
ちひろ(女の涙&上目遣い!)
ちひろ「お願いします……Pさん……」ウルッ
老P「…………」ハァ
老P「アホウ」ピシッ
ちひろ「あいたっ」ペシ
老P「俺ぁお前さんをオムツつけてる頃から知ってるんだ。新米Pならともかく、俺がそんなのに引っかかるか」
ちひろ「お、おむ……そ、そんなの思い出さなくて結構です!」///
老P「いやー、お迎えが近いせいかやたらと昔を思い出すなぁ」
ちひろ「ちょっ、Pさん!?」
老P「ちひろも小さい頃は『ちひろ、おおきくなったらアイドルになる!』って言ってた気がするなぁ」ニヤニヤ
老P「いやぁ、あの頃のちひろは可愛かったなぁ」
ちひろ「や、やめてください! 小さい頃の話は卑怯ですよ!」
老P「それがなんでこうなっちゃったかなぁ」
ちひろ「大きなお世話です!」
老P「アイドルやれば俺が面倒見てやったのに。美人なのに勿体無い」
ちひろ「いいんです、私にはこっちの方が合ってますから」プイス
ちひろ「どうせ私は守銭奴で鬼で悪魔で女神でちひろですよ……」ズーン
老P「…………」
老P「ちひろ」
ちひろ「……なんですか、Pさん」
老P「ここにたい焼きとたこ焼きがある」ゴソ
ちひろ「……それで?」
老P「お茶」
ちひろ「……はいはい」
>>3
Pがおじいちゃん、というだけで後は平常運転です。
すいませんややこしくて
居酒屋
心「あぁー、ライブちょー楽しいけどさすがに次の日しんどいぜぇ……☆」グッタリ
早苗「なーに、あたし達だってまだまだこれからよぉ」ヒック
心「あたぼーよ早苗パイセン☆」グビ
心「あ、店員さんビール、ピッチャーでー♪」
心「超特急ではやくしろよ☆」
早苗「ついでに追加でたこわさとホッケの開きと出し巻きたまg……おふぉぅっ!?」ビキッ
心「どしたんです、変な声出して?」ハム
早苗「ぐぬぅ、昨日のダンスレッスンの影響で腰が……」サスサス
心「わかるー」
心「この歳になると筋肉痛それ自体より何日後に痛みが来るか、って方が恐怖ですよねぇ……」ゴクゴク
早苗「だねぇ」
心「……はぁとも昨日の分、まだ来てねぇし」ゴク
早苗「年取るって悲しいねぇ」ヒクッ
心「全然スウィーティーじゃねえよぉ……」ドン
早苗「…………」
心「…………」
心「飲みましょう、早苗さん。飲みましょう」トクトク
早苗「そだね……はい、はぁとちゃんも」
早苗「まぁまぁまぁまぁ」トットットッ
心「とととと……」
老P「おう、聞き捨てならんな、小娘ども」ヒック
心「んー?」ゴク
早苗「あらプロデューサーさん、おはようー」グビッ
心「珍しいですね、こんなとこで」
老P「俺だってたまには一人で飲むよ」グイ
すいません、間違えて改行せずに書き込みボタン押しちゃいました
居酒屋
心「あぁー、ライブちょー楽しいけどさすがに次の日しんどいぜぇ……☆」グッタリ
早苗「なーに、あたし達だってまだまだこれからよぉ」ヒック
心「あたぼーよ早苗パイセン☆」グビ
心「あ、店員さんビール、ピッチャーでー♪」
心「超特急ではやくしろよ☆」
早苗「ついでに追加でたこわさとホッケの開きと出し巻きたまg……おふぉぅっ!?」ビキッ
心「どしたんです、変な声出して?」ハム
早苗「ぐぬぅ、昨日のダンスレッスンの影響で腰が……」サスサス
心「わかるー」
心「この歳になると筋肉痛それ自体より何日後に痛みが来るか、って方が恐怖ですよねぇ……」ゴクゴク
早苗「だねぇ」
心「……はぁとも昨日の分、まだ来てねぇし」ゴク
早苗「年取るって悲しいねぇ」ヒクッ
心「全然スウィーティーじゃねえよぉ……」ドン
早苗「…………」
心「…………」
心「飲みましょう、早苗さん。飲みましょう」トクトク
早苗「そだね……はい、はぁとちゃんも」
早苗「まぁまぁまぁまぁ」トットットッ
心「とととと……」
老P「おう、聞き捨てならんな、小娘ども」ヒック
心「んー?」ゴク
早苗「あらプロデューサーさん、おはようー」グビッ
心「珍しいですね、こんなとこで」
老P「俺だってたまには一人で飲むよ」グイ
老P「えーと……なんだっけ」ヒック
老P「そうだ、それよりもお前たちに言いたい事がある」
心「なんですかあ?」
早苗「飲みに来てるんだからうるさいお説教はやめてくださいよー」グビッ
老P「そんなんじゃない」ドン
老P「孔子曰く、十五にして志す。三十にして立つ。四十にして惑わず。五十にして天命を知る。六十にして何事にも動じず。七十にして道を違わず」
心「……なんすかそれ。悪魔封印系の呪文?」
老P「孔子って言ってるだろ。『論語』だよ。意訳だけどな」
老P「つまりあれだ、人間は年食ってからが本領と言いたいのよ」ヒック
早苗「そうは言いましてもねぇ」
老P「…………」チラ
老P「おい片桐、佐藤、どれくらい飲んだ?」
心「ええと……二人で生を瓶で四本、はぁとがカクテル二杯、早苗さんが日本酒を熱燗一本」
心「つーかこんなところで佐藤って呼ばないでくださいよ、はぁとって呼べ☆」
老P「まだこれからってところだな」
早苗「何が言いたいんです?」
老P「二対一で飲み比べ勝負だ。俺が勝ったらさっきの発言は取り消してもらおう」
老P「老いてからこそが人生だ!」
心「じゃあ私たちが勝ったら、ここの会計払ってくれます?」
老P「いいとも。半世紀で培ったリーマンテクニックを駆使し経費で落としてくれるわ!」
早苗「私たち相手に随分と余裕ですねぇ?」
老P「ふっ、体育会系の時代、しかも上下関係がはっきりしすぎてる芸能界の真っ只中に育った日本のベテランサラリーマンを舐めるな!」
老P「行きたくもない上司との飲み会! 倒れるまで飲まされる若造! 吐いては飲んでの繰り返し!」
老P「小娘に飲み比べで負けるほど耄碌しておらんわ!」
老P「かかって来い、片桐、佐藤!」
老P「お前たちを潰して(事務所に)お持ち帰りしてくれるわ!」
片桐「酔っ払いの相手は慣れたもんですが、潰れても面倒見ませんからね!」
心「はぁとって呼べー!」
prrrrr
ちひろ「はい、346プロダクションです」ガチャ
ちひろ「え……はい、三人ともうちの者ですが……何か……」
ちひろ「……三人揃ってべろべろに酔い潰れてるから回収して欲しい?」
ちひろ「…………」
ちひろ「わかりました、人を寄越しますので、店の外にでも捨てておいてください」ガチャ
ちひろ「……はぁ」
老P「渋谷にはそっちの衣装の方が似合うんじゃないか」
凛「……ちょっと派手すぎないかな」
老P「いいんだよ、アイドルは派手すぎるくらいで」
凛「それ、時代が違うんじゃない?」
老P「なんだと、ヒラヒラフリル着せるぞこのやろう」
凛「別にいいよ。絶対着ないから」
老P「いい返しだ。他のアイドルたちもお前くらい図太ければいいんだがなぁ」
凛「……褒められてる気が全然しないんだけど」
老P「褒めてるさ、アイドルはそれくらいじゃないと大成しないよ」
凛「ふーん……まあ、なんでもいいけど」
茜「おくつろぎの所失礼します!!」バターン
老P「お、おお、日野……びっくりした」
凛「おはよ、茜」
茜「おはよう凛ちゃん!」
老P「で、何?」
茜「Pさんに個人レッスンを頼みに来ました!!」
老P「……個人レッスン?」
茜「はいっ! 不肖日野茜、爆竹豊かなPさんにご指導いただきたく!!」
老P「爆竹ってなんだよ。含蓄だろ」
老P「だがこの俺に教えを乞うとはいい目の付け所だ!!」
老P「日野の持つスペックならば俺の言う通りにすればトップアイドル間違いなし!! だ!!!」
老P「アイドルとはなんたるか!! を!!! その身をもって教えてやるゥン!!!!」
茜「お願いしゃああああああああっす!!!!」
凛「プロデューサー、茜」
老P「なんだ!!!」
茜「なんですか!!!」
凛「うるさい」
老P「はい」
茜「ごめんね!!」
―翌日―
老P「では特別レッスンを始めるゥ!」
茜「お願いしまっす!!」
老P「今の日野に必要なのは基礎能力だ! よって基礎強化訓練を行う!!」
老P「まずは軽めのランニング5キロから!! 復唱ォ!!」
茜「基礎強化、まずはランニング5キロから!! しゃあっす!!」
老P「俺も付き合うから遅れずについて来い!!!」タッ
茜「ついていきます!! オス!!!」ビシッ
……
老P「ひ、久し振りの本格的な運動だな……よし、日野!!」ハァハァ
茜「はいっ!!!」
老P「アイドルは脚線美ィ!!」
茜「アイドルは脚線美ィ!!!」
老P「よって次はダンスを支える足腰を鍛えるスクワット30セット!!」
茜「ダンスを支えるスクワット!! しゃっす!!」
老P「カモシカを追い抜くほどの美麗な脚を手に入れろ!!」
茜「しゃあああっす!!!」
……
…………
老P「ま……まだまだ……」ゼェゼェ
老P「あ、アイドルは二の腕ェ!!」
茜「アイドルは二の腕ェ!!!」
老P「よォし日野ォ! 腕立て30セットだ!!」
茜「腕立て30セット!! しゃす!!!」
老P「ライバルを腕力とやわらかい二の腕で締めあげろォ!!」
茜「しゃっすしゃっす!!!!」
……
…………
………………
老P「ぐ…………ふっ……」オェッ
茜「大丈夫ですか!!!」
老P「なにを、まだまだ若いもんには負けん!!」
老P「よし日野ォ! 締めにあの夕日に向かって走れなくなるまでジョギングだァ!!!」
茜「しゃあっす!!! どこまでもお供させていただきまっす!!!! っす!!!!」
老P「行くぞォォォォォォ!!!!」
茜「ボンバ――――――――――――――――――――っ!!!!!」
老P「ファイヤぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」
―翌日―
ガチャ
凛「おはよ…………っ!?」ビクッ
老P「――――――――」チーン
凛「ど、どうしたのプロデューサー?」
老P「――――」
ちひろ「茜ちゃんの特訓に付き合った挙句、何十キロもランニングしたそうよ」
凛「そ、そう……」
ちひろ「もういい歳なんだから……」ハァ
凛「だ、大丈夫……?」ソー
老P「――――」
凛「!」
凛「ちひろさん大変、プロデューサー息してない!!」
ちひろ「えっ!?」
老P「――――」チーン
ちひろ「と、とりあえず歌鈴ちゃんを呼んで降霊を……」オロオロ
凛「き、救急車ー!!」
菜々「…………」
老P「初めて担当アイドルとして会った時、まさか、とは思いましたが――」
老P「……本当に貴女だったとは、驚きですよ」
老P「安部菜々さん」
菜々「私が貴方の元でアイドルとなる……これもまた必然ですか?」
老P「なぜ、こんなアイドル事務所なんかへ?」
菜々「…………」
菜々「貴方と初めて会ったのは、何年前でしたか」
老P「あれは私がまだ駆け出しの若造プロデューサーだった頃……」
菜々「……そんなに前になるんですか」
菜々「時の流れは早いものですね」
老P「私は貴女にアイドルの素晴らしさというものを教えてもらいました」
老P「貴女がいなければ……今の私はありません」
菜々「私は何もしていませんよ」
老P「…………」
老P「この枯れた身体だから言えることがあります」
老P「実は私は、あの時から、貴女のことが――」
ちひろ「…………」
ちひろ「…………何やってるんですか」
老P「ウサミン星人ごっこ」
ちひろ「楽しいですか?」
老P「歳を取らない種族と半世紀越しの再会とか中々の浪漫じゃないか?」
菜々「……なんか、お芝居とは言え複雑な気持ちです」
老P「あ、ウサミン、付き合ってくれたお礼に鍼灸の無料優待券あげるよ」
菜々「えっ、くれるんですか――じゃなくて、な、ナナは鍼灸なんて行きませんよ!」プンスカ
菜々「そもそも鍼灸ってなんですか? まだ十七歳のナナにはわかりませんねぇ」
老P「ちなみにウサミンは何派? 俺はやっぱり皮内鍼かなぁ」
老P「お手軽で慣れれば自分で出来るし」
菜々「ナナは灸頭鍼ですかねえ」
老P「灸頭鍼とはまた渋いな……俺の世代でもあんまりやってるやついないぞ」
菜々「あの身体の中に熱がぐーっとくる感じが効くんで――あっ」
老P「…………」
菜々「…………キャハっ★」テヘペロ
老P「無理するなよ、ウサミン……」
菜々「…………」
老P「本当にいらない?」
菜々「……ください」
ウサミン☆メモ
皮内鍼は皮膚に寝かせるように刺して数日置いておく鍼のこと、
灸頭鍼は筋肉に刺した鍼をもぐさで温める治療法だよ☆
文香「…………」ペラ
老P「――――」
文香「…………」ペラ
老P「…………」
文香「…………?」
文香「どうか、しましたか?」
老P「あ、いやすまん。ついちょっとぼうっとしてた」
老P「『斜陽』か。また年齢の割に渋いものを読んでるな」
文香「悲しいお話ですが……装飾のないところが好きなんです」
老P「まあ、主人公が大活躍するだけが物語じゃないよな」
文香「本がお好きなんですか?」
老P「鷺沢には負けるよ」
老P「ただ携帯もゲームもない昔の、一人での娯楽って言ったら本か酒くらいしかなかったからな」
鷺沢「今では……信じられませんね」
老P「ああ、五十年も経ってないはずなのにまさにおとぎ話の世界だよ」
老P「……鷺沢の本を読む姿が昔の家内とだぶってな」
文香「プロデューサーさんの奥さん……ですか?」
ちひろ「文香ちゃんと奥様は全然似てないじゃないですか」
老P「口挟むな、ちひろ。雰囲気だよ雰囲気」
文香「奥様はどんな方だったんですか?」
老P「……どんな?」
老P「…………どんな……」
文香「あ、あの……?」
老P「…………若い頃はよく転んでたな」
文香「そ、そうですか……」
ちひろ「Pさんの奥様は元アイドルですよ」
老P「おい、ちひろ……」
文香「そうなんですか……」
老Pとつけるなら口調をもう少し落ち着かせたらどうだ
ちひろ「ええ、共にアイドル活動をしてるうちに惹かれあって結婚なさったんですよ」
文香「……とてもロマンチックですね」
老P「やめてくれ、恥ずかしい」
老P「鷺沢を見てるとな、なんかこう……昔を思い出すんだ」
文香「そう……なんですか?」
老P「ああ、古き良き大和撫子と言うか……まぁ、鷺沢は魅力的だって話だ」
鷺沢「そ、そんな、私なんて……」///
老P「ははは、照れるな照れるな。うい奴め」ナデナデ
ちひろ「Pさん、いい歳して担当アイドルに色目使うのはやめてくれませんか」
老P「なんだ、ジェラシーか?」
老P「はっはっは、ちひろもまだ可愛いところが残ってるじゃないか」
ちひろ「……っ!」ブンッ
老P「いてっ!?」コンッ
老P「ものを投げるな! 老人虐待だぞ!」
ちひろ「孫ほど歳の離れた女性を口説く人を老人とは言いません」
老P「口説いてなんかおらん!」
老P「あ、鷺沢が魅力的じゃないとかじゃないぞ。俺があと三十年若かったら絶対鷺沢のこと口説いてる」
鷺沢「は、はぁ」
ちひろ「『昔の恋人に似てる』なんてナンパのテンプレートじゃないですか」
老P「なんだちひろ、お前も口説いて欲しかったのか?」ニヤリ
老P「残念だったなぁ。三十年遅かったな小娘!」
ちひろ「……っ」スッ
ちひろ「奥様にちくります」ピッピッ
老P「ちょっ、やめて!」
ちひろ「『拝啓。Pさんが担当アイドルを口説いています。敬具』」ピッピッ
老P「怒らすと怖いんだ! ただでさえ少ない小遣いがなくなる!」
文香「ふふ……」
ちひろ「あ、いたいた」
老P「…………」
ちひろ「すいません、プロデューサーさん」
老P「…………zzz」
ちひろ「あ、プロデューサーさん寝てる……」
ちひろ「最近お疲れでしたものね」
ちひろ「えと、毛布毛布……」
ちひろ「はい、どうぞ」ファサッ
ちひろ「ゆっくり休んでください」
老P「…………zzz」
ちひろ「…………」
ちひろ「無理しないで、長生きしてくださいね」
ちひろ「……まだまだ、たくさん教えてもらいたいことがあるんですから」
老P「……おう、任せとけ」パチ
ちひろ「っ!?」
老P「ふぁぁ……ねむ」ムクッ
ちひろ「お、起きてたんですか!? いつから!?」
老P「安心しろ、俺はちひろより長生きするよ」
ちひろ「――――――――っ!」///
ちひろ「プロデューサーさんなんてもう知りませんっ!」プイス
老P「ちひろ」
ちひろ「なんですか!」
老P「お茶」
ちひろ「……はいはい」
拙文失礼いたしました。
読んでくれた方、ありがとうございます。
>>19
嘘喰いのヰ近立会人みたいなパワフルじじいが好きなので、どうも。
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