千秋「佐城さんが誘拐ですって!?」 (28)
今回はキャラ崩壊が半端じゃないです。
苦手な人はブラウザバックを……
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千秋「それって本当なの!?」
ちひろ「ええ、先ほど誘拐犯から電話が……」
千秋「確かに、佐城さんが可愛いから誘拐したくなる気持ちも分かるわ」
ちひろ「えっ?」
千秋「ところで要求は何なの?」
ちひろ「それについてはまた連絡すると……」
Prrrr……
千秋「私が出るわ!」チラッ
留美「」コクッ
千秋「もしもし」
誘拐犯1「私が誘拐犯だ。今から要求を言うから、よく聞けよ」
千秋「分かったわ」
誘拐犯1「我々の要求はたった一つ」
誘拐犯1「身代金を用意しろ。そうだな金額は一億だな」
千秋「そんなのお断りよ」
誘拐犯1「な、何だと!?」
千秋「佐城さんの身代金がたった一億ですって!? 佐城さんを馬鹿にしているにもほどがあるわ!」
誘拐犯1「」
千秋「佐城さんクラスなら国家予算でもまだ足りない位よ」
誘拐犯2「おい、どーすんだよ……」コゴエ
誘拐犯3「俺達、とんでもないことしたんじゃ……」コゴエ
誘拐犯1「分かった、それなら2兆だ! 2兆円用意して俺の口座に振り込みやがれ!」
千秋「すぐに用意するわ。もしも、佐城さんに指一本でも触れてみなさい」
千秋「その時は、死ぬことよりも怖い目に遭わせてあげるわ」
ガチャン
千秋「和久井さん!」
ウサちゃんロボin留美「うさ! うさうさ!(すでにウサちゃんネットワークで犯人の位置は特定済みよ)」
Prrr…
のあ「こちらのあ。狙撃ポイントに到着したわ。いつでも狙撃可能よ」
千秋「了解。こちらから指示があるまでそこで待機しておいて」
のあ「了解」
千秋「さあ、皆行くわよ!」
みく「あの~、みくは何をすれば……?」
千秋「あなたは……」
みく「………」
千秋「とりあえず、事務所で待機しておいてもらえるかしら」
みく「了解にゃ!」
千秋「それでは、任務開始よ」
千秋「敵のアジトは港の廃工場。テンプレ過ぎて笑えないわ」
―港町の廃工場―
千秋「ここね」
ウサちゃんロボ「うさ!(包囲完了! こっちはいつでも準備OKよ)」
千秋「了解。のあさん、狙撃を許可するわ」
のあ「了解」
―ビルの屋上―
のあ「………」スチャッ
のあ「………」BAN! BAN!
カランッ カランッ
―敵アジト―
誘拐犯4「ぐはっ……」バタリッ
誘拐犯5「ぐおっ……」バタリッ
誘拐犯8「狙撃!? しかし、どうやって……!?」
チュインッ
誘拐犯6「………」バタリッ
誘拐犯7「壁抜きっ……! こんなことできるのはやつしかいねぇ!」ガクガク
誘拐犯8「知ってるのか!?」
誘拐犯7「月華の狙撃主高峯のあっ……!」
誘拐犯9「誰だそれ?」
誘拐犯7「かつて、中東で起きたクーデーターをたった一人で鎮圧した伝説のスナイパーだっ……!」
誘拐犯8「き、聞いたことがある。 月夜を揺らめくその髪が月の花のようだったことからその異名がついたと」
誘拐犯9「奴ら一体何者なんだ……」
??「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」
誘拐犯8「誰だ、お前!?」
??「沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす」
誘拐犯9「そ、その言葉っ……!」
??「おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし」
誘拐犯8「何怯えてんだよ? ただの少女じゃ―」スチャッ
誘拐犯8 (E:度の高すぎる眼鏡)「め、目がぁぁぁぁぁぁっ」
??「たけき者も遂には滅びぬ、偏に風の前の塵に同じ」
誘拐犯9「かつて、南米の内戦をメガネ一つで解決した伝説の殺し屋っ!」
春菜「ご紹介にあずかりました。上条春菜と申します」
誘拐犯9「皆逃げろ! このままじゃっ!」スチャッ
春菜「とりあえず、メガネどうぞ♪」
誘拐犯7「ひっ!」スチャッ
誘拐犯10「しまっ!」スチャッ
誘拐犯11「むっ」スチャッ
誘拐犯12「らっ」スチャッ
誘拐犯13「うっ……」スチャッ
誘拐犯14「づっ!」スチャッ
誘拐犯15「き……」スチャッ
春菜「もしもし、千秋さん? こっちは大体片付きましたよ」
千秋「いつもありがとう。春菜さん」
春菜「いえいえ、雪美ちゃんのためなら、国が相手でも戦いますよ!」
千秋「頼もしいわね」
春菜「それじゃ、私。眼鏡市場に新しいメガネを取りに行くので、先に帰りますね!」
千秋「ええ、分かったわ。お疲れ様」
春菜「はい! お疲れさまです!」
―工場前―
千秋「それじゃ、突入するわ。和久井さんは逃げてきた鼠を退治して」
ウサちゃんロボ(ガトリングフォーム)「うさっ!(了解)」
―アジト―
誘拐犯1「くそ! どうなってやがる! 誰とも連絡つかねえぞ!」
ドーン
誘拐犯2「な、何だ!」
誘拐犯1「おい、お前らちょっと見てこい!」
誘拐犯3「分かったよ。行ってくる」
ドガーン
飛んできたドアの下敷きになった誘拐犯3「」ピクピク
千秋「まったく、ここの扉結構固いわね……」
誘拐犯2「いや……、そこの扉スライド式なんですけど……」
誘拐犯1「おい! お前行けよ!」
誘拐犯2「は? ざけんな! お前が楽に金儲けできるって言うから、ここまでやったんだぞ! もうやってられるか! 俺はもう帰りゅ! あとはお前ひとりでやってくれ!」
誘拐犯1「え、あっちょ待っ!」
ズガガガガガガガガガガガガ!
誘拐犯2「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁッ!」
誘拐犯1「」
千秋「さあ、佐城さんを返してもらうわよ!」
誘拐犯1「いやだ! 俺はこの子と一緒に暮らすんじゃァ!」
千秋「貴方馬鹿なの? そんなの無理に決まってるじゃない」
千秋「佐城さんは天使よ。人間と天使が一緒に暮らせるわけないじゃない!」
誘拐犯1「このロリコンがっ!」
千秋「私はロリコンじゃないわ。ただ佐城さんが好きなだけよっ!」
誘拐犯1「それをロリコンって言うんだよ! お前も俺と同類じゃないか!」
千秋「貴方、今なんて言った?」
誘拐犯1「お前も、俺もロリコンだって言ったんだよ!」
https://www.youtube.com/watch?v=sCBZDsG0vnc
千秋「ふざけんじゃねぇ!」
誘拐犯1「っ……」ビクッ
千秋「いいか、ロリコンって言うのはなロリを敬愛するものを言うんだよっ!」
誘拐犯1「だったら、問題ないじゃないか! 俺はロリを愛しているんだっ!」
千秋「お前のそれは愛なんかじゃねぇ! お前のは単なるエゴだ! 愛なんかじゃねぇんだよ!」
千秋「愛っていうのはな、心を受けるって書いて愛なんだよ!」
誘拐犯1「そうか……。俺のは単なる押し付け……」
千秋「そうさ! 心が通い合って初めて愛になるんだ」
誘拐犯1「ううっ……。そうだったのか……。俺はなんて間違いをっ……」ポロポロ
千秋「それにな、もう一つ言いてぇことがある。ロリに手ぇ出したら、その時点でもうロリコンじゃなくなっちまう。堕天ってやつさ。
その時点でロリコンという高尚な存在から最下層である犯罪者まで落ちちまうよ。そうなったら、ロリはどう思う?」
誘拐犯1「悲しむ……」
千秋「そうだ! いいか、耳の穴かっぽじってよく聞けよ! ロリを泣かせるような奴はロリコンじゃねえ!」
誘拐犯1「俺は堕天しちまったのか……」
千秋「大丈夫……。堕ちたのならまた登ってくればいいのよ」
誘拐犯1「俺……。頑張って戻るよ! ロリコンになるために!」
千秋「あなたが帰ってくるのを待っているわ」
誘拐犯1「ありがとうっ……ございましたっ……!」
千秋「また、会いましょう。貴方ならきっとやり直せるわ」
Prrrrrrrr
千秋「はい、もしもし黒川です」
ちひろ「あ、千秋さんですか? 雪美ちゃん誘拐されてなかったみたいです」
千秋「えっ……」
ちひろ「外でポケモンGOしてたみたいで、さっき帰ってきました」
千秋「」チラッ
誘拐犯1「」テヘペロ
千秋「」パチンッ
ウサちゃんロボ「チャージ開始」
千秋「そう、分かったわ。教えてくれてありがとう」Pi
ウサちゃんロボ「チャージ完了」
千秋「撃ちなさい!」
チュドーン
誘拐犯1「ぎゃぁぁぁぁぁっ!」
それから、毎月刑務所から結構お高い猫缶が事務所に届くようになりましたとさ。
おしまい。
今回使用された銃弾は、スタドリを極限まで圧縮したものなので、誘拐犯は誰一人怪我していません。安心してください。
スタドリは安心安全なものを使用しております。
ご購入の際は、http:/sennkawa.com//まで!
というわけで、完結です。
夏が終わるまでに、正統派雪美ちゃんSSを書きたい。
いや、書く!
そのために、寺に修業しに行こうと思った一日でした。
蓄光様にそこまで言っていただけるとは、光栄にございます!
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