【ガルパン】みほ「ゴリラ道?」 (57)

大洗女子学園 生徒会室

優花里「…ってなんですか!?」

みほ「ゴリラ…?」

杏「いやーわたしらなんやかんやあってけっこー有名になったじゃん?」

沙織「(なんやかんや…?)」

麻子「(なんか活躍が端折られた気が…)」

杏「それで今度、とあるテレビ番組の企画でねー」

杏「この学園艦がロケ地になったんだー」

華「それとゴリラに何の関係が?」

桃「その企画がだがな…」

杏「『もしも動物園のゴリラが着ぐるみだったら!?』」

みほ「…この学園艦て、動物園あったけ…」

杏「あーそれは今度祭りでも開いて…」


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麻子「…」ソソクサ

桃「おい、なに部屋から出ていこうとしているんだ」ガシッ

麻子「察しがついた」

沙織「?」

杏「いかにして着ぐるみのゴリラを本物っぽく見せるか…名づけて『ゴリラ道』!」

杏「だから戦車道をしてるみんなにしてもらおーかなーって」

沙織「え」

優花里「…気ぐるみ役をですか?」

杏「そーそー」

あんこうチーム「…」ダッ

杏「おーっと、部屋から出ようとしても…」

ゴモヨ「ここは!」

パゾ美「我々が!」

そど子「通さない!」

優花里「全然いい予感がしないです!」

華「おゴリラ…おゴリラ…?」

麻子「知ってた」

沙織「やだもー!!」

みほ「ボコの気ぐるみなら…」

桃「(それはボコボコにされるんじゃないのか…?)」

優花里「他のチームの人ではダメなんですか!?」

杏「えー他人や後輩に押し付けるのは良くないと思うなー」ホシイモモグモグ

みほ「うぅ…」

柚子「(私達が言える口じゃないですけどね)」

麻子「…だが、体格的に無理があるんじゃないか…?」

杏「やーそれは着ぐるみで水増しすればいいから」

みほ「でもテレビ番組の企画ってことは全国に放送されるということ…?」

桃「そうなるな」

沙織「ゴリラ役の女子なんてモテるのかな…」

杏「たくましい女の子はモテるんじゃなーい?」ホシイモモグモグ

沙織「モテる…!?」ピクン

麻子「え」

華「面白そうですね」

優花里「五十鈴殿!?」

華「新しい華道の境地を見れそうで…」

麻子「ゴリラと華道に一体何の関係が…?」

みほ「…他の人達に押し付けるのも悪いし…仕方ないかな」

優花里「に、西住殿が言うなら…」

麻子「…ここはこの空気に流されるしかないのか…?」ハァ

杏「まーこれも学園のためだと思って、ね」

みほ「それで、いつなんですか…?」

杏「明後日だったかな」

沙織「えぇっ!?」

優花里「急すぎではありませんか!?」

麻子「お祭りとは言っても急すぎて人が集まらないんじゃないか…?」

杏「まーまーそこはわたしがなんとかするから」

お祭り 当日

『動物とふれあいコーナー』


ヒヒーン

華「動物が沢山いますね…」

クエー

麻子「大量に運ばれてきたのは驚いたがな」

パオーン

沙織「象までいたら、これってもう本格的な動物園じゃ…」

優花里「準備が良すぎて怖いですね…」

オイラボコダゼ!

みほ「あっボコだ!!」キラキラ

麻子「あれって動物だったか?」

優花里「一応熊ではありますね」

オ?オイラトタタカオウッテノカ?イイz…グワーッ!

杏「やーやー楽しんでるかーい」ホシイモモグモグ

桃「お、あれはアルパカじゃないか!」

柚子「あれはラマよ」

沙織「あ、会長…」

華「かなり大掛かりですね」

杏「まーたまにはどこかの高校みたいにお祭り騒ぎもいいかなーって」

???「どこかの高校とは私たちのことか!」

???「お祭り騒ぎしてもいいじゃないっすか!」

???「二人共落ち着いて」

みほ「え?」

杏「やーやーチョビ子ーお疲れさーん」ホシイモモグモグ

アンチョビ「チョビ子って言うな!…今日はお祭りと聞いて、我がアンツィオの名にかけてたくさん料理を作りに来たぞ!」

優花里「あ、アンツィオの皆さんがなぜ此処に…?」

杏「人を呼び込もうと思って呼んどいた」

アンチョビ「アンツィオの料理は絶品だからな!人を呼びこむにはもってこいだ!」

ペパロニ「これでたくさん稼げるっすね姐さん!」

アンチョビ「裏の事情を話すんじゃないペパロニ!」

ワーワータカチャーンアイタカッタヨー

華「これでまたたくさん食べることができますね…」ジュルリ

みほ「…あれ、アンツィオの人たちはこの企画を知ってるんですか?」

杏「いや?全然。ただ何かのお祝い祭りって言っといただけだよ」

優花里「もしかして他の高校も…?」

杏「声だけはかけといたよー『西住ちゃんのかわいいいところ見れるよー』って」ホシイモモグモグ

沙織「かわいいいところ…?」

麻子「一定層の性的趣向には合致するだろう」

沙織「やっぱりゴリラ道はモテる…?」

麻子「何を言ってるんだ」

杏「んじゃ、早速やってもらうよー」

柚子「まずガングロにしましょう」ヌリヌリ

優花里「何処かのヒーロー一家を思い出しますね」ヌラレヌラレ

桃「そして、これを着るんだ」

華「…いざ見てみると、抵抗がありますね」

みほ「もうふりきっちゃおう…」



杏「うん、似合ってるよー…プフッ」

みほ(ゴリラ)「笑わないでください!」

優花里(ゴリラ)「結構動きやすいですねこれ」ブンブン

華(ゴリラ)「五人…いや、五匹とは豪華ですね」

沙織(ゴリラ)「うーん暑いよー…」

麻子(ゴリラ)「もう寝たい」

杏「んじゃ、ここで本業の人に出てもらおうかー」

みほ「え?」



???「…俺がゴリラやで!」


あんこうチーム「」


杏「えーっと、この人はFUJ…」

みほ「言わなくていいです、知ってます」

???「おう、俺のこと知ってるんか!」

優花里「本業…というか、本物ですね」

華「お会いできて光栄です」

沙織「ほんとにゴリラだ…」

麻子「…zz」

???「よし、それじゃゴリラのなり方を教えたるで!」

???「まず背筋は反る!」

???「次に手はぶらーんと下げる!」

???「そしてナックルウォーキング!前足(手)を握りこぶしにして四足歩行で歩くんやで!」

???「最後に重要なドラミング!手は握るんやない!パーや!パーやで!」

???「これで君も立派なプロゴリラーの仲間入りやでぇ!」

???「さぁ!いざゴリラ道へ!」ギュルルルルル

???「!?…は、腹が…!?」

みほ「えぇっ!?」

優花里「だ、大丈夫ですか!?」

???「うぅ…お、俺はもう駄目かもしれん…」

桃「担架を持って来い!今すぐ保健室へ!」

???「あ、あとは頼んだで…」b

あんこうチーム「え」

あんこうチーム「えぇーーーーーっ!!??」


???「これで良かったんか?」

杏「いやー本当にお腹を痛めたみたいでしたよー」

???「んじゃ、俺は次の仕事に行ってくるで!」

杏「ほんまありがとお、やで!」

みほ「どうしようか」

華「やるしかありませんね」

優花里「できないことはないですしね」

沙織「も、もう檻に入らなくちゃ…」

麻子「もう追いついていけない」

みほ「やるしかない、か…」

みほ「行くよ、みんな!」


パンツァー、フォー!



『ゴリラの檻』


みほ「…」ボー

優花里「…」ボー

華「…」バナナモグモグ

沙織「…」ボウヲフリマワス

麻子「…zz」スピー

ワーオカーサンミテーゴリラダー

アラースゴイワネー

キャーゴリラヨー

マジヤバーイウケルー

優花里「(意外と通じますね)」

みほ「(むしろバレたくないかな)」

沙織「(そうだね。今更になって恥ずかしくなってきた)」

華「(…まぁ今知ってるのは生徒会ぐらいですし…)」

優花里「(でもこれ全国に流れるんですよね…?)」

麻子「zz」スピー


???「これがゴリラか」

???「そうぜよ」

???「オスか?メスなのか?」


優花里「(あ、あれは…)」

みほ「(カバさんチーム…!)」

華「(あれ?カエサルさんがいませんね…)」

沙織「(さっきアンツィオの人と一緒にいたね)」

おりょう「これはメスぜよ」

エルヴィン「ふむ…?」

左衛門佐「どうかしたか?」

エルヴィン「いや…あの右端にいるゴリラからなんかグデーリアンを感じてな…」


優花里「!?」ビクゥ

沙織「(えぇっ!?)」

みほ「(なんでわかるんですか!?)」

華「(グデーリアンを感じる…?)」

麻子「zz」スピー

おりょう「それは失礼極まりないぜよ」

左衛門佐「ゴリラに罪はないがな」

エルヴィン「しかし本当に動物が多いな…」ツカツカ


みほ「(行きましたね…)」ホッ

優花里「(私ってそんなに私って感じします?)」

沙織「(うーん…?)」

華「(一体何を感じたのでしょう…)」

???「わーゴリラだー」

???「なんか怖い…」

???「あ、バナナ食べてるー」


みほ「(…!)」

優花里「(あれは…ウサギさんチームの皆さん…)」


梓「あ、このゴリラたち名前付いてる!」


みほ「(名前!?)」

優花里「(いつの間に!?)」

沙織「(ばれないよね?)」


あゆみ「えーっと…『軍神』、『忠犬』、『トラック』、『ゼクシィ』、『操縦手』?」


軍神「(軍神!?)」

忠犬「(ゴリラなのに忠犬てどういうことですか!?)」

トラック「(そっちの五十鈴じゃありません!!)」

ゼクシィ「(これで、モテるのかなぁ…)」

操縦手「(せめてあだ名が欲しかった)」

桂利奈「操縦手…?」

あや「何を操縦するんだろう…」

紗季「…」ボー

梓「…うーん…?どこかで聞いたことあるようなないような…?」

杏「おーっと、そこまでだよー」

優季「え?」

あゆみ「会長!?」

桃「ここはご退場願う。まだお前たちの出番ではない」

梓「どういうことですかー!?」

桂利奈「ちょっとー!?」

紗季「…」ボー


優花里「(…こればれないでしょうか?)」

みほ「(大丈夫だよ、多分)」


みほ「(…思ったより暇だなぁ)」

華「…」スクッ

優花里「(五十鈴殿…?)」

華「…(無言でドラミング)」ドンドン

みほ「!?」

華「(…この企画を思い出しました)」

沙織「(うん)」

華「(これはいかにして、ここのゴリラが人間、私達だとバレないようにすることです)」

華「(あまりジーっとしていてもそれはそれで怪しまれるのでは?)」

麻子「(一匹ぐらい寝てるのがいてもいいだろう…zz)」

沙織「(それ麻子が寝たいだけじゃん!?)」

華「(流石に鳴くことはできませんが)」

みほ「(そうだね…やるからには徹底的に攻めよう)」

沙織「(みぽりん!?)」

優花里「(目がマジになってませんか…?)」

みほ「(…パンツァー、フォー)」スクッ

みほ「…」ドラミング

優花里「…」ナックルウォーキング

華「…」リンゴモグモグ

沙織「…」ナックルウォーキング

麻子「zz」

沙織「(…ねぇみぽりん)」

みほ「(はい?)」

沙織「(ゴリラってどう鳴くんだっけ)」

みほ「(鳴く気ですか!?)」

沙織「(何かもう吹っ切れてきちゃって)」

華「(多分『ウホウホ』じゃないでしょうか)」

みほ「(でも声でバレちゃうんじゃ…)」


桃(飼育員)「問題ない」


みほ「(えぇ!?)」

優花里「(いつの間に此処に!?)」

華「(飼育員なんですね)」

桃「(会長から変声機を預かってきた)」

桃「(これをつければ声が低くなるんだと)」

沙織「(どこで手に入れたんだろう…)」

みほ「(なんでこんなにこだわるんだろう…)」

華「ウホ」

優花里「!?」

華「…//」

沙織「(チャ、チャレンジャー…)」

華「(や、やっぱり恥ずかしいですねよ、これ//)」

みほ「(大丈夫、みんなで言えば怖くない、恥ずかしくない)」

優花里「(西住殿!?)」

みほ「…ウホ」

優花里「ウホウホ」

華「ウホ♪」

沙織「ウホ…」

順調に狂ってきた人たち


麻子「…」ムクリ

ウホウホ!ウホ!ウホウッホ!

麻子「(…なんだろうこれ、寝よ)」

???「はーこれがゴリラか」

???「イタリアにはいないっすねー」

???「むしろヨーロッパにすら生息してないけどな」


みほ「(あ)」

優花里「(そういえばアンツィオもそうでしたが他の高校の方も来ているのでしょうか…?)」


アンチョビ「なんかあのゴリラたち、驚いた顔でこちらを見ているが…」

ペパロニ「きっと姐さんの姿に敬服してるんすよ!」

アンチョビ「そ、そうか?えへへ…」

ペパロニ「ゴリラってパスタ食べますかね?」

アンチョビ「果物を食べるのは知ってるが…」

ペパロニ「あ!あのゴリラ、スイカ食べてますよ!」


優花里「(よく見たらそこら中に果物の残骸が)」

沙織「(よく食べれるね…)」

華「(皮ごとでもいけますよ?)」モグモグ

???「ドゥーチェーー!」

アンチョビ「お」

ペパロニ「カルパッチョが帰ってきたっすよ!」

カルパッチョ「すいませんドゥーチェ、少し道に迷って…」

アンチョビ「大洗のたかちゃんとやらにはもう会ったのか?」

カルパッチョ「はい♪」

ペパロニ「いいっすねー遠距離の友達…」

カルパッチョ「…あ、ゴリラがいっぱい」

アンチョビ「なぁカルパッチョ、ゴリラって何食べるか知ってるか?」

カルパッチョ「えぇと…主に果物や葉っぱを食べますが…」

アンチョビ「ほうほう」

カルパッチョ「アリやシロアリなどの昆虫…」

みほ「(え)」

カルパッチョ「場所によってはダニや蜘蛛、種によっては自分の糞を食べるらしいですね」

ペパロニ「うげー、姐さんって自分の糞食べます?」

アンチョビ「食べるわけ無いだろう」

ペパロニ「あ、でも私姐さんの糞なら食べれるっすよ!」

アンチョビ「ちょっと何言ってるかわからないな」


あんこうチーム「…」

麻子「(…まぁ普通は果実とアリぐらいしか食べないだろう)」

華「(…これ、アリとかついてませんよね…?)」

みほ「(流石にそれは…)」

優花里「(でも地面に置いてありますし)」

麻子「(大丈夫だ、人間は一生のうち数匹のゴ○ブリや蜘蛛を食べるという)」

沙織「(それ全然フォローになってないしむしろ聞きたくなかったよ!)」

???「ノンナ!ノンナ!ゴリラよ!」ウキウキ

???「あまり動くと落ちますよカチューシャ」


みほ「(また来た…)」

優花里「(プラウダの方々ですね…)」


カチューシャ「へーすごい名前ついてるのね、こいつら」

ノンナ「…そうですね」

カチューシャ「ゴリラって怒ると胸を叩くんでしょ?どうやったら怒るのかしら?」

ノンナ「どうですかね…」チラッ

あんこうチーム「!?」ビクゥ


沙織「(ねぇ、今怒ってくださいみたいな目をしてこっち見たよね!?)」

優花里「(流石ブリザードのノンナ殿、気づいたのでしょうか?)」

華「(それはそれで恥ずかしいですね)」

みほ「(じゃあみんなでドラミングしよう)」

あんこうチーム「ウホ!ウホウホ!ウホォ!」ドンドン

カチューシャ「わぁ!ゴリラが怒ったわノンナ!」

ノンナ「きっとカチューシャの偉大さに嫉妬しているのでしょう」

カチューシャ「ふふん!さすが私ね!」

ノンナ「次はキリンを見に行きましょう、カチューシャ」

カチューシャ「そうね!」ウキウキ

ノンナ「それでは…」チラッ

あんこうチーム「!?」ビクゥ

ノンナ「…フッ」


沙織「(ねぇあれ絶対気づいてるよね!?)」

優花里「(コチラをみて笑いましたよ!?)」

華「(不敵な笑みでしたね)」

麻子「(だてに付き人はしていないな)」

みほ「(まぁノンナさんだし…あまり広めたりはしないだろうから大丈夫なんじゃないかな…)」

ノンナ「…フフフッ」

カチューシャ「!?…の、ノンナ…?」

ノンナ「あぁ、すいませんカチューシャ…」


ノンナ「フフ…フフフフッ」

ノンナ「アハ、アハハハハwww(一人気づいてツボにはまっている人)」

カチューシャ「ノンナ!?一体どうしたっていうの!?ノンナ!?」

カチューシャ「クラーラ!クラーラー!!ノンナが壊れたー!」

???「突撃!突撃だー!」ドドドド

みほ「(あ、あれは…)」


西「突撃!突撃ー!!…」ドドドド

西「…あれ」ピタッ

西「福田ぁ!細見!?どこに行った!?」

西「仕方がない、とりあえず突撃ー!」ドドドド


優花里「(嵐のようにやってきて、嵐のように去って行きましたね)」

華「(迷子なんでしょうか)」

西「突撃ー!」ドドドド

みほ「(戻ってきた!?)」

西「おお!ここにゴリラがいるではありませんか!」

西「何か芸でもするのでありますか?」


沙織「(いや、聞かれても困るかな…)」

華「…ウホ」

優花里「(五十鈴殿!?)」

華「(少し遊んでみましょう)」

沙織「(え)」

華「(ここに麻子さんが寝ていますね)」

沙織「(また寝てる…)」

華「(そしてここに楽器があります)」

優花里「(太鼓にタンバリンにバイオリンにマラカスやら…いつの間に)」

華「(麻子さんを起こす遊びをしましょう)」

みほ「(パンツァー、フォー!)」

西「おお!?」


みほ「…」バイオリン

優花里「…」タンバリン

華「…」タイコ

沙織「…」マラカス


ギーギードンドンシャリンシャリンギオーン(とにかく不快な音)


麻子「…」ムクリ

麻子「(…何か不快な音がすると思ったら…何をしているんだ)」

麻子「(寝よ)」

華「(…起きませんね)」

沙織「(まぁ起きてもどうにもならないけど)」

みほ「(でもあれを見て)」

優花里「(?)」


西「おお…!おお…すごいです…!」キラキラ


みほ「(あんなに嬉しそうに見てくれてるよ)」

華「(なるほど…)」

華「(ゴリラ道とは、いかに着ぐるみだとばれないことではなく)」

華「(いかに見ている人を幸せにするかを極めるんですね…)」

沙織「(何をうまくしめようとしてるの…?)」

優花里「(ゴリラ道ってそんなに深いものですか…?)」


西「…はっ、福田たちを探さねばならないのだった!」

西「突撃、突撃ー!」ドドドド

???「あーゆうゴリラ、サンダースにも欲しいわねー」

???「え」

???「ほら、なんか強そうだし」

???「まぁ強いでしょうけど」


ケイ「ねーアリサ、どれか好みいる?」

アリサ「いや、なんでゴリラなんですか。しかもこれメスらしいですよ」

ケイ「オー、名前があるのね…」

ケイ「軍神、忠犬、トラック、ゼクシィ、操縦手…個性的な名前ね」

アリサ「絶対何かがおかしい気がしますが」

ケイ「ねーアリサ、あのゴリラ、オッドボール三等軍曹に似てない?」


優花里「(えぇっ!?)」

華「(何か感づかれますね)」

優花里「(な、何か私の特徴出てますかこれ!?)」

みほ「(あの、なんというか…)」

沙織「(モサッと感は出てるよ)」

優花里「(どういうことですかぁ~)」

ケイ「そーいえばゴリラの学名って確かゴリラゴリラだったわよね?」

アリサ「学名というか…なんというか…少し違うような…」

ケイ「あら、違うの?」

アリサ「詳しいことはナオミが知っていたような」

ケイ「じゃあナオミを探してきなさい」

アリサ「イエス、マム」ダッ


ケイ「…さて、オッドボール三等軍曹」

優花里「(え)」

ケイ「まさか本当のゴリラの檻に入れられるわけもないし…他の四匹はあながちあんこうチームなのかしら?」

あんこうチーム「(え)」

ケイ「今度サンダースでパーティーするから、よかったら来てねー」ニコッ

ケイ「それじゃ、バーイッ♪」


沙織「(なんで!?なんでわかったの!?)」

優花里「(すいません皆さん!私のせいで!)」

みほ「(いや、普通に気づくほどはモサッとしてないよ!)」

華「(サンダースのパーティ…本場のハンバーガーを食べたいですね…)」

麻子「(サンダース怖い)」

???「ねぇ、こんな格言を知ってる?」


ダージリン「『この世は一つの劇場に過ぎぬ。人間の成すところは一場の演劇』」

オレンジペコ「イギリスの推理作家、アガサ・クリスティの言葉ですね」

ローズヒップ「ダージリン様ー!ゴリラがいますわー!」

ダージリン「あら?今日は動物がたくさんいるわね」

アッサム「…何か威勢がいいですね、あれ…」


みほ「ウホ!ウホウホ!!(軍神モード)」ドンドン

優花里「ウホォ!ウホォ!(やけくそ)」ドンドン

華「ウホウホ(新境地の探求)」ブドウモグモグ

沙織「ウホウホ!ウホウホ!(やけくそ)」ドンドン

麻子「zz(とにかく時が流れるのを待つ)」スピー

ローズヒップ「ダージリン様ー!あのゴリラ飼いたいですわー!」

ダージリン「あら、どうしてかしら?」

ローズヒップ「色々と調べたいですわ!」

アッサム「興味をそそりますね」

オレンジペコ「ゴリラの研究…?」

ダージリン「こんなかくげ」

ローズヒップ「ゴリラは胸を叩くのよー!」ドンドン

アッサム「はしたない」

ダージリン「こんなかくげ」

ローズヒップ「あのゴリラたちを怒らせてみたいですわー!」ドンドン

オレンジペコ「檻を破ってきそう…」


華「(これは期待に応えるべきですかね)」

沙織「(どういう期待に?)」

みほ「(怒ったふりをしよう)」

優花里「(了解であります)」

ウホ!ウホウホ!ウホォ!


アッサム「…?ゴリラたちがこちらに…」


ガシン!ガシンガシン!


オレンジペコ「怒ってます!?」

ローズヒップ「すごいですわー!」


華「(どうしましょうか、これ)」

みほ「(当たらないようになにか投げつけよう)」

麻子「(静かにしてくれないか、眠れん)」

柚子(飼育員)「はーい、怒らない怒らない」

優花里「(!?)」

沙織「(また飼育員だ!)」

みほ「(普通に考えたら危険すぎない…?)」

柚子「はーい戦車のおもちゃですよー」ポイポイ

みほ「(Ⅳ号だこれ…)」

優花里「(センチュリオンにT-34も…)」

華「(T-72に…レオパルトもありますね)」

沙織「(一体いくつあるのこれ…)」

麻子「(痛い、私の上に置くんじゃない)」

アッサム「飼育員がなだめましたね」

オレンジペコ「危ないですよね…?」

ダージリン「こんな格言をs」

ローズヒップ「ダージリン様ー!あそこにアヒルがいますわー!」ドドドド

オレンジペコ「あ、また」

アッサム「追いかけましょう」

ダージリン「喋らせてよ」

オレンジペコ「そもそも格言を知らないし、調べる気もないです」

ダージリン「裏の事情はいいの」

???「隊長、りんごあめとか食べませんか?」

???「む。もう夕飯の時間に近いしな…」

沙織「(あ)」

華「(あれは…)」

優花里「(黒森峰の副隊長殿と…)」

みほ「(お姉ちゃん!?)」


エリカ「せっかくのお祭りですのに…」

まほ「だが…あまりうつつを抜かすのもな…」

エリカ「まーたそう言って、余計堅物に見られるだけですよ?」

まほ「それよりみほに会いたいのだが…みほどころか、みほの友人すら見かけないな」

エリカ「そういえば…あ、ゴリラがいますよ」

まほ「む…?……」

まほ「…みほ!?」オリヲガシッ


エリカ「隊長!?」

みほ「(お姉ちゃん!?)」

優花里「(えぇっ!?)」

華「(あらあら)」

沙織「(なんでぇ!?)」

まほ「みほ…?みほなのか!?」

エリカ「隊長!一体どうしたんですか!?」

まほ「エリカ!わからないのか!あれはみほだ!」

エリカ「落ち着いてください隊長!あれはゴリラです!」

まほ「いいや、あの面持ち、あの雰囲気、この匂いは完全にみほのだ!」

エリカ「匂い!?ココらへんはパスタの匂いしかしませんよ!?」

まほ「みほ!みほー!」

エリカ「ああもう!またいつもの発作が起きるんだから!」

エリカ「小梅ー!どこに行ったのー!?小梅ー!?」



小梅「(…連れだと思われたくない…怖い…)」コソコソ

みほ「(あわわ、あわわわわわわわ)」ビクビク

華「(流石は黒森峰の隊長ですね…)」

沙織「(ねぇもはや怖いんだけど)」

優花里「(どうしましょうどうしましょう)」

麻子「(とても西住さんの姉とは思えないな)」

杏(飼育員)「お困りのようだねー」

あんこうチーム「!?」

杏「まーそろそろここも閉園の時間だし、閉めるねー」ガラガラ

まほ「みほー!みほおおおおおおおおおおおお!!」



ふれあいコーナー、閉園

杏「やーすごいね、姉妹愛ってのは」ホシイモモグモグ

みほ「怖かったんですよ!?」

沙織「というか、私達、やり遂げてしまったんだね…」

華「これテレビで全国に流れるんですよね…?」

優花里「そういえば…」

杏「あー裏で一体なにがあったかは見てからのお楽しみでー」ホシイモモグモグ


後日


ーあのゴリラを見てどう思いましたか?

アンチョビ「どう思ったって言われてもなぁ…」

ペパロニ「ゴリラはゴリラっすよねぇ姐さん」

ー実はあれは気ぐるみで、中に人間が入っています

カルパッチョ「えぇっ!?」

アンチョビ「騙された…だと」

ペパロニ「いやーあれはどうみてもゴリラっすよ」

ー中に入っていたのはあんこうチームの方々です

アンチョビ「ああそうだ!今日は折角大洗に来たから西住の姿を見たいと思ったのにいないと思ったら…」

ペパロニ「体はってるっすね」

カルパッチョ「(たかちゃんのゴリラ姿…?)」モンモン

アンチョビ「でもなんでゴリラなんだ…?」



ーあのゴリラを見てどう思いましたか?

カチューシャ「私の偉大さに恐れおののいてたわね!」

ノンナ「そうですね…フフッ」

ー実はあれは気ぐるみで、中に人間が入っています

カチューシャ「えっ」

ノンナ「…」

ー中に入っていたのはあんこうチームの方々です

カチューシャ「も、もちろん気づいてたわ!ミホーシャに会いたいと思ってたのに…」

ノンナ「流石ですカチューシャ…フフッ」

カチューシャ「ゴリラ道…いいかもしれないわね!」

ノンナ「!?」

ーあのゴリラを見てどう思いましたか?

西「はっ!とても利口で、大変感動しました!」

ー実はあれは気ぐるみで、中に人間が入っています

西「なんと!?」

ー中に入っていたのはあんこうチームの方々です

西「それより福田たちを見かけませんでしたか?」キョロキョロ

ーあのゴリラを見てどう思いましたか?

ケイ「ンー、友人にとっても似てたと思うわー」

ナオミ「失礼極まりない気が…」

アリサ「それはそれでゴリラにも失礼なんじゃ…」

ー実はあれは気ぐるみで、中に人間が入っています

ケイ「あー…」

アリサ「え、気づいてたんですか?」

ー中に入っていたのはあんこうチームの方々です

ケイ「そうだったのー(棒)」

アリサ「(え、気づいてたんじゃ…)」

ケイ「(此処はテキトーに話を合わせるの、アリサ)」

アリサ「(い、イエス、マム)」

ーあのゴリラを見てどう思いましたか?

ダージリン「和気藹々としていたかと」

オレンジペコ「とても怖かったですね」

アッサム「興奮してましたね」

ローズヒップ「すごかったですわー!」

ー実はあれは気ぐるみで、中に人間が入っています

オレンジペコ「え?」

ー中に入っていたのはあんこうチームの方々です

ダージリン「あら、みほさん…いないと思ったら…」

アッサム「なぜゴリラに…」

ローズヒップ「どちらにしろすごいですわー!」

ーあのゴリラを見てどう思いましたか?

まほ「あれはゴリラじゃない!みほだ!絶対にみほだ!」

エリカ「隊長!いい加減落ち着いてください!隊長に副隊長はどう見えてるんですか!?」

ー実はあれは気ぐるみで、中に人間が入っています

エリカ「え?」

ー中に入っていたのはあんこうチームの方々です

まほ「ほら見ろ!私の言ったとおりじゃないか!」

エリカ「どちらにしろ落ち着いてください!これ全国放送ですよ!?」

まほ「これが西住流だ」

エリカ「変なふうに思われますよ!?」

小梅「(あーピザおいしー)」モグモグ


あんこうチーム「…」

あんこうチーム「これ、恥ずかしすぎない…?」


麻子「知ってた」

沙織「うーん…そういえばテレビで流れるんだったね…」

みほ「お姉ちゃん…」トオイメ

優花里「あぁっ!西住殿が倒れました!?」

華「阿鼻叫喚ですね」

杏「まー面白かったからいいんじゃなーい?」ホシイモモグモグ


ー次のコーナーは

『もしもボコられ熊のボコが気ぐるみだったら!?』


みほ「ボコ!」キラキラ

優花里「えっ?」

沙織「あれって気ぐるみじゃないの?」

麻子「中に人が入ってるとは思いたくないな」


愛里寿(ボコ)『よろしく…』キラキラ


あんこうチーム「!!??」

ミカ「さて、後日談だよ」ポロロン

ミカ「あの放送以来、大洗のゴリラ道、もとい動物のモノマネは全国で反響を呼び」

ミカ「各地でゴリラ道を履修したプロゴリラー…だけでなく」

ミカ「プロエレファー、プロジラファー、プロボコラー、プロクロコダイラー…その他諸々のプロが現れたよ」

ミカ「自分を見失ってまで何かを真似るのは、本当に必要なことかな?」ポロロン

ミカ「だけど、新しい道を探すのは人生に必要なことかもしれないね…」ポロロン

ミカ「ああいった余興も、悪くはない」ポロロン

アキ「ねーミカ、この大量のピザとパスタなーに?」

ミカ「陽気な人達から頂戴してきたよ」ポロロン

ミッコ「今日はパスタパーティだ!」ワーイ


終わり

なんだこれ…(呆然)
某T○○の某モ〇〇〇〇グのパクリです。後悔はしていない。
じゃあの。

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