桃太郎「安価で鬼退治しよう」 (32)

桃太郎「おばあさんからきびだんごも貰ったし、鬼ヶ島に向かうとしよう」

桃太郎「だが……一人で行くのは心許ないな。仲間がいると心強いのだが」

桃太郎「…………ん? あそこにいるのは……」

桃太郎「↓2か?」



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1469012226

金太郎「おう、桃太郎。何してんだ?」

桃太郎「これから鬼退治行くんだ」

金太郎「そっか、手伝うか?」

桃太郎「うーむ、僕は構わないが……申し訳ないな。危険な旅だし」

金太郎「じゃ、俺に↓2をくれよ。それが報酬ってことにすれば良い」

金太郎「ガストおごってくれよ」

桃太郎「鬼やっつけたら財宝手に入るだろうしな、構わないぞ」

金太郎「じゃあウチの熊も連れていっていいか?」

熊「クマー」

桃太郎「もちろんだ」

金太郎「よしっ、鬼退治に出発だ!」

熊「クマー!」

~~~~~

桃太郎「遠いな」

金太郎「遠いな」

熊「クマー…」

桃太郎「あ、あれは……↓2かな?」

兵十「桃太郎さんに金太郎さんじゃないか、どうしたんだい?」

桃太郎「鬼退治さ、兵十さんは?」

兵十「俺はごんの墓掃除さ。毎日の日課よ」

金太郎「あぁ……あの悪戯キツネか」

熊「クマクマー」

兵十「鬼退治、手伝うかい? 俺の火縄銃の腕はなかなかだぜぃ」

桃太郎「うーん……やはり申し訳ない……」

兵十「じゃあ↓2くれれば良いさ」

兵十「ごんの墓にお供え物をくれればいいさぁ」

桃太郎「お安い御用だ」

金太郎「よっしゃ、仲間も増えたし進むぞ~!」

熊「クマー!」

~~~~~

桃太郎「遠いな」

金太郎「遠いな」

熊「クマー……」

兵十「遠いねぇ」

桃太郎「ハッ……! あれは……↓2か!?」

桃太郎「鬼やん」

金太郎「鬼やん」

熊「オニヤン」

温羅「どーも」

桃太郎「何してるんです?」

温羅「観光だよ、観光。鬼ヶ島退屈でさ」

温羅「アンタらは?」

桃太郎「はぁ……鬼退治ですが」

温羅「マジ? オレも手伝おっか?」

金太郎「鬼なのに?」

熊「オニナノニ」

温羅「だってよぉ、↓2だからさ」

金太郎「暇だからって故郷潰していいんすか」

温羅「かまへんかまへん」

桃太郎「本物の鬼がいたら心強いです! よろしくお願いしますね!」

温羅「おうよ」

兵十「……温羅さんのお力がありゃ、鬼ヶ島内部に忍び込めるねぇ」

熊「クマ!」

桃太郎「よし、念願の鬼退治だ!!」

~~~~~

鬼A「ガハハ! 今日もお宝大量だぜ~~!」

鬼B「金! 女! 最高だぜ!」

鬼C「これだから鬼はやめらんねぇよなぁ~~」

温羅「よぉ」

鬼B「ん? おお、温羅じゃねぇか」

鬼A「旅行はやめたのか?」

温羅「ちょっとな。棟梁いるか?」

鬼C「あぁ、ちょっと待ってろ」

鬼C「棟梁ー! 棟梁ー!!」

棟梁「何だ、騒々しい」

温羅「ただいま帰りました。ちょっとお話があって」

棟梁「何だ?」

温羅「実は…………」





バァン!

棟梁「なっ…………」ドサ……

鬼A「と、棟梁おおおおお!?!」

兵十「ふぅ……一発で眉間打ち付けて良かったねぇ」

鬼A「テメェ、どっから湧いてきやがった!」

熊「クマパンチ」

鬼A「ゴヘァ!」ドサ……

金太郎「やれやれ、けっこういるんだな。鬼って」

温羅「まぁ、数だけだ。安心しろ」

桃太郎「よし、皆の者! ここにいる鬼を皆殺しにしろぉ!!」

~~~~~~~~~~

~~~~~

~~~

ガラガラガラ……

桃太郎「あっけなかったな」

金太郎「あんまり強くなかったなぁ」

熊「クマー」

兵十「アンタらが強すぎるんじゃないかい?」

温羅「まったくだぜ。人間とは思えねぇよ」

桃太郎「しかしこんな財宝を持っているとは……」

金太郎「ガスト食い放題だな!」

兵十「ゴンにも奮発できるねぇ」

温羅「そうだなぁ」

桃太郎「おじいさん、おばあさんにも楽をさせる事ができる」

桃太郎「さて…………」






ザシュ!!






桃太郎「死ね、温羅」

温羅「…………な」ドサ……

桃太郎「貴様も鬼だ。僕の里に足を踏み入れさせるわけにはいかないからな」

温羅「く…………そ…………」バタッ

金太郎「鬼退治完遂だな」

兵十「良い事すると気持ち良いねぇ」

熊「クマクマー」

桃太郎「それでは、里に帰るとしよう」

~~~~~

この後、

めちゃくちゃガスト食って、

めちゃくちゃ高いウナギ(国産)をゴンに供えて、

めちゃくちゃ豪遊した。

ちなみに温羅は熊たちの食料になりました。



《めでたしめでたし》

桃太郎鬼畜エンド

依頼出してきます

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom