【咲-Saki-】 安価でバトル (25)

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       ││...........,.                ・咲キャラによる能力バトルもの ││
      -‐ィ¨v: : : : : : : ミοィ.     / て      .                  ││
     //: /: 从从从ヽ::<ミ    /ピシィ.. .・麻雀しません              ││
      {: :|: | >  < リ:.リリ___/  ⌒\                        ││
      ヾ:{: { v─,  ノ.‐''"㍉イ        .・暴力表現があります      ..││
       _ >≧=イ‐' _ , .イ                              .││
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      /≧=====≦心
      /─/  ヘ─㍉

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    __
  /.:.:.:.:.:.:.:.\
//..i..i.i...i...i..i...,.ヽ>、   一局目
i:.:.l、.:l>ヽハ!<レi:.:|:.:ヽ
V|:.:("「 ̄ ̄|"イ:.:|ノ"  対戦者 ↓1~↓4
. "!、.:\、_ノノフ'"

  .  >':i:::::::i:Y
   (^^)、;;;;l:ノ)
    |`ヽニラ|
    |/   ヽ」

/::::::::::::::::::::::::::::::`..:::ρ,⌒
〃::::::,.イ::x゙::::ト、,::::::\::::::'.,  琴音さんのキャラと能力がよく分からないから
ガ::::/. |/ .\| レ゙ヽ:::::::',:::::',
:ッ::::|!.◯   ◯ リ::::::}:::::リ  この場で適当にきめるじぇ
レ|:::::{¨ィー--‐ 、 ¨ノ::::ノレレ゙

 レ{ミ`゙''ー,'∧ィ゙彡从{ ガ  ↓1 1の位で火力 10の位で速度
 ' } {__.///゙゙\:::ヽ  ッ  ↓2 1の位で防御 10の位で異能
  ヘ {::::∧彡、 ',:::::',
                 同時に↓1,↓2で設定周りやキーワード募集


     ィ' "´  : (   )   : /:: ./: :  :/|:       \
   / /    :: ∧-彳  : : : : : .: : : : : : : : : :    :   ヾヽ─- 、,
  /  /   ::/:: /:: /  : ://: :: ./ /: ://: /|: :|: }: : !:  ヾ  ∨ミ 、
. /  /  : :::/: 〃::/   :://」__./_/__/./: / .!: :! :!:!: !: : |    ',:  `
 ′  {  : : :{/||,: : i  : : |ナ´|::/ .{:::/ メ:/ ,' /|: |:|: |:|  |. |    ',:.  、 ',   中牟田琴音
    !  : : :|{::\ :|  : : !  レ′.!/゙// ./::/ .i/|ィ‐ト|、...|. | |..  }:  |ソ
    ヽ{  : {: /: :::|  : : ! イ爪沁ミ、 ∠イ / / j//}:少丿. ! |/::   |    火力9 速度2 防御7 異能5
      \: :\: : :!  :i: Kん:::::cソ ゙.    ィ庁ヾ、 レ彡  ノ ./:: :  |    やり直しに関わるさほど強力ではない能力を持つ
       |>=イ: !  :|: !.ゞー‐″     ん::::ソ./ /ー=彡イ:  |: ノ    男前な性格 誰だ→159局
.       ',人: !: ト、: :!゙\ xxxx      , ヽ-.″ /: : : :|: :丿: ノ/
         ヾヽ!vヽ'.,            xxxx /: : : :/|ィ゙/,/
            イ゙ヘミ\    `ー~  Π7ノ: : : :/ハイ         低速超火力、南浦さんみたいなのかな

            |V゙\  > ,  ,.ィ゙_,二二つ/j//  '
    _,. -‐──ー゙\  .`´Χヾ/ ´-‐┼|.|゙. , _     
   /ー-、, ミ、::::::::::::::::::\  /__/   ─《゙¨::::::::: ̄`.
  〃/∠\\ \.:::::::::::::ィ─/{    /゙u_〉.::::::::::::|::::}

   ,. ‐ ''"´ ̄ ¨゙''ー、
>'′         `心‐、
○: : : : : : : : : : : : : : :: : :ヽ     最後に戦場と、最初の視点キャラ決めて始めるじょー

; ; ; ; ; |: |: ::λ: :|..|..|.............}ミヾ
: : |/|/|/|/ |/|// }/}_彡ミヾソ     ↓1 最初に描写するキャラ(一、琴音さん、怜、尭深)

: : |  ◯     ◯' .|: : :ヽ::}  同時に↓1 卓 コンマ一桁   
: : !  :::::::     :::::::: {:: ::/|/       1~3:山
:::!入.  rv- ..__   }: ::{ ′       4~6:河
ヾヾゝ、_.!   /  ,ノ           7~9:街
゙`゙゙゙゙>‐≧=<‐'"´

 /:::::::\ィ=|:::::::\
// ̄ミヾ\|:::::::/|

涼しい風が肌を撫でていく。ひんやりとした岩の上から身体を起こして、周囲を見渡す。渓谷だった。
左右に険しい山、そしてその間を流れる河。このあたりは底が見える程度の深さだけど、流れは結構早そう。

衣だったら、あっと言う間に勝ってしまうだろうな、と思った。
ボクは、こういうのは苦手かな。満月の衣を思い出すのもあるけど、それだけじゃない。

動けばどうしたって水音がする。陰に潜んで死角から飛び出すスタイルは、ここではあまり有効じゃない。
それに、この流れの中では激しい足技は難しいだろう。走るのも危ないかもしれない。脚力も速さも活かし辛い。

積極的に動くのは無しだ。隙を伺っていくしかない。当面は岩陰に潜んで様子見だ。

↓1
1~3:見つかる
4~6:見つける
7~9:戦ってるとこを見つける

                __
             ,.::―-、:::\
           /´_>-::::::::::∨ ̄:::::.....、 ___

           ,.:::´:,..:::::´::::::::::::ヽ::::::::::::::::ヽ:、 }

           /:::/::,:::::::::::::::::::::::::::、:::::ヽ::::ヽ:∨     →見つかる
         /:://::::/::::::/:::::::::::::::,::::':::::::::|:::::::∨ヽ
         |/  ':::::':::::::::|::::::::::::::/|::::}::::::::|:::::::::|::::ハ    ↓1 誰に? (ことね、とき、たかみ)
         {  {:::::{::::::::::::::::::::::∧}:/:::::、/)::::::::{:/ }'
            、∧:::::::|:::::::::/:::::、::::ミ {ノ,:::::::::、
              ∨乂_:{::::::::{:::、:::ミ、    {:::::::::.
                /:::/:::|`\::从'`  ,:   人::::::::::.
            {::∧:::{   ノ   {-=≦ }∧:::::::::.
            从 , ー`≦―:.:.:.,.:.:.:. ̄:.>、 、:::ハ:}
             「:.:、:.:.:.:.:.:,.:.:イ:.:.:.:./:.:/ ⌒ヽⅥ '
            ∧:.:.:.¨¨´:.:.:.:.:.:.:/:.:/

            | {:\:.:.:.:.:.:.:./:.:/l :   :
            | 乂:.:.:.:.:_/:.:/: : { |   |
            |  ∨: ー: : ´: : : : :Ⅵ    |

来た。後背で水が跳ねる音。不意討ちをやり辛い地形なのは相手も同じ。
大きな岩1つを除いて他に障害物の無いこのあたりの場所は、河が一定のリズムで流れている。
その中で、はっきりと水の中を駆ける音を聞いた。

まだ振り向かない。彼我の距離を音から予測。反射的に視線を落とし、水面を確認する。
衣の作る異界と違って、水面の波紋から位置と速度を予測するのは無理だ。落ち着けボク。

改めて手錠の銀面に映る敵影を確認。もう猶予は無い。気付いてない振りはさすがに不自然。

緊張した振りをして声をあげると、その分だけボクの中の緊張が目減りする。
あえて無駄の多い動きで振り返れば、既に相手の拳が迫っていた。

「リーチ――っ」

指の間に研いだ点棒を挟んだ、一般的な爪撃。打撃翌力の無い選手が用いる斬撃系立直。
既に回避は不能。体勢的に防御も無理――と思わせておいて。

両手を上げながら跳び上がる様にして上体を後ろに反らす。
ちょうどボク自身の身体で隠れた場所から手錠の鎖が飛び出して相手の初撃を防御。
振り上げた右足で目の前の岩を蹴って反転。そのまま回し蹴りまで一繋がりの――。

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        .\     .|  │            l ヽ.!                ,r'゙ ./  l!               / . !
         ヽ    ヽ  l             l  ll、              /  /   ′              /  !
          ヽ    ヽ !          l  .ゝ             /  ./            _,  /   l゙
           ヽ、   ″          !         ,r- /   /             /゛  ゙"  ./
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. ヽ     l        ゙l,             l                 l │          l !           /
  .ヽ     !           ヽ         ヽ  、           |│          / l       /
   ヽ    |         `'- ..、         ヽ/|           |.l           / /     /
    .!    !              ゙'-、         !      .i、    !!          / ./    ./
、    .!   l                 \      l      .|.l    .l!            / ./    /    .,ν
`'ミ~、,,_..l   ヽ                 l     .l.     ! .l    !            / /   /    / ,i′
  `'ii、 ゛    \                !     .ヽ    ! .l    !        / /    ,i′,/゛ /
   `'- ..,,     \            l,      .ヽ   !  .!              / /   .ノ./   .,/
       `''ー、、  .\              l      ..l  │ |           / /  〃゛  .../゛     ,,-
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            \  \         l      ..l  l  |            / ./    /         /


身体が思うとおりに動かない。
というのが最初に感じたことで、痛みと痺れはそれからだった。

両腕から胴、足へと突き抜けていく力の奔流。倒れ込む身体が河の中に落ちるより前に一回蹴り上げられた。
これまでに感じたことが無い類の熱さが全身を覆っている。衝撃、浸水。水が傷に染みる。蹴りで潰された肺に水が入り込む。

何が起きたのか理解できたのは、相手が誰なのか分かってからだった。

「が、はっ。ぁ……。園城寺、怜――」

ファイトスタイル
麻雀様式は典型的なヒット&アウェイ。そして、先手を取って攻撃を仕掛ける側に回った時、奇襲成功率は100%。
電撃を纏った立直棒で知られる、千里山のアサシン。

痺れがまだ残ってる。一回や二回くらいなら直撃を受けてもまだ戦える選手も多いし、試合データで見た感じだと火力は無さそうだと思ってたけど。
甘かった。立っていられるのと、戦えるのとは別だ。

どうしよう。園城寺怜の電撃翌立直棒は、手錠で受けても防御できない。金属を伝わって感電するだけ。
それにあの電力だ。河の水を伝わっての遠距離攻撃もありうるかもしれない。
何より、あの局面からの追加の蹴り。まるでボクの動きを完全に読んで、最適解を用意して来たみたいに完璧に入れられた。

既に周囲から、園城寺怜の姿は消えている。 もうボクが戦力外、これ以上叩く必要はないと判断された……のかな?


↓1
1:一ちゃん敗退
2~4:追撃
5~9:怜ちゃんはどっか行ったよ


――

強かった。

一回目は鮮やかな反撃を決められた。振り向き様の蹴りから間髪入れんと襟首掴まれて、気付いたら倒れてた。
二回目は下段から切り上げ。鎖でこっちの攻撃を絡めとりながら、同時に首を締めにかかってくる。
電撃を受けても力が緩まない。酸素不足で視界が曇る。

蹴られて、締められて、殴られて噛まれて叩かれて刺された。

少しずつ初期条件を変えながら試行錯誤。予知の中で負け続けた。

「しんどいわー……」

吐き出すものの無い胃からせり上がってくる吐き気に、肩を付いて倒れる。

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