後輩「先輩って変態ですよね」 (30)
オープンエロ処女ビッチっていいですよね。
それを見つめるむっつりスケベ、たまらないですよね。
百合って幸せですよね。
という事で淡々とのんびり始めさせて頂きます。
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先輩「変態かどうかはさておき、割と欲望を忠実にぶちまけている方だとは思う」
後輩「公私構わず欲望を垂れ流すのは変態です」
先輩「そうか。じゃあ変態なんだろうな」
後輩「おやおや、随分すんなりと受け入れるようで」
先輩「後輩が言うのであれば間違いじゃあないんだろうし」
後輩「そうですか」
先輩「すんなりという言葉でふと思いついた」
後輩「なんだか嫌な予感がしますが聞きましょう」
先輩「後輩はこれぐらいならすんなり入るのか?」ユビデワッカ
後輩「……何がですか?」
先輩「男の象徴が」
後輩「何がですか」
先輩「や、だから男根……」
後輩「何が、ですか?」
先輩「オーケー分かった。この話はやめよう」
後輩「試した事がないから分かりません」
先輩「続けるのか」
後輩「いえ、これで終わりです。不快です」
先輩「そうか……試した事はないのか……」
後輩「試してみます?」
先輩「いや、そんな道具は持ってないから無理」
後輩「そうですか……」
先輩「あー、可愛い女の子の肩甲骨の間から腰までの窪みで流しそうめんしたいなぁ……」
後輩「もう夏ですしね」
先輩「そこなのか」
後輩「あえてです」
先輩「分かんない?こう……夏に似つかわない雪のように白く揖保の糸みたいなきめ細やかな肌の上をそうめんが流れてくる感動っていうかさぁ」
後輩「分かりたくないです」
先輩「そうか……」
後輩「ツユはどうするんです?」
先輩「続けるのか」
後輩「いえ、変態である先輩はどのようにされるのかと」
先輩「そうだなぁ……もう一人の可愛い女の子の右鎖骨にツユを張って、左鎖骨に薬味を置いてだな……」
後輩「想像以上に最低でした」
先輩「ヘソとかも考えたんだけど」
後輩「聞いてないです」
先輩「そう?残念」
後輩「本当に救いようがないですね」
先輩「救われる時はいつくるんだろうな」
後輩「きません」
先輩「これは手厳しい」
先輩「最近ここら辺にバーが出来たという話を小耳に挟んだ」
後輩「へぇ、そうなんですか」
先輩「という事で行ってきたんだが、ダンディなマスターがひたすらに格好良かった」
後輩「行ってきたんですね」
先輩「ちょっとそういう気分の日だったからな」
後輩「誘ってくれてもいいじゃないですか。先輩だけズルいですよ」
先輩「ん、じゃあ今度一緒に行こう」
後輩「奢ってくれます?」
先輩「図々しいな後輩」
後輩「後輩ですから」
先輩「まぁ元からそのつもりだったけど、なんだかなぁ」
後輩「アレですよね、バーって。こうシャカシャカするヤツ」フリフリ
先輩「カクテルはそうだな。私の場合はラムやウイスキー単体だけど」
後輩「シャカシャカさせないんですか」
先輩「後輩の胸がシェイクしてたから私は満足だ」
後輩「やめてくださいセクハラです」
先輩「カクテルで一つ思いついたんだけどいいか?」
後輩「どうぞ」
先輩「可愛い女の子とディープキスでカクテル作りたい」
後輩「うわぁ……」
先輩「相手にジュースを口に含ませて、私が酒を口に含む。そのまましっとりクチュリと混ぜ合わせてしばらくステイしたいね」
後輩「続けないでください」
先輩「ま、知識なんてないから何をどうしたら何が出来るか分からないんだけども」
後輩「ラブジュースですか」
先輩「え?なんて?」
後輩「頭湧いてんですか?って言ったんです」
先輩「先輩に向かってなんて口の聞き方をするんだ」
後輩「失言でした」
先輩「あー、ディープキスしたまま酔いつぶれてぇー」
後輩「ちょっと静かにしてください」
先輩「携帯触ってどうしたのさ」
後輩「いえ、カクテルの種類と作り方を何となーく検索してみようと思いまして」
先輩「へぇー、お酒結構行ける方なの?」
後輩「多少は」
先輩「じゃあ今度勝負だな!」
後輩「潰れたら責任取ってもらいましょう」
先輩「ちょっといいか?」
後輩「なんです突然」
先輩「ちょーっと愚痴こぼしていいかなぁ」
後輩「それで先輩の気が晴れるならどうぞ」
先輩「今日私ミスしたじゃない?サラサラーっと書類回してパパパーっと終わらせようとしてさ」
後輩「自業自得ですね」
先輩「ま、それについては大いに反省して、きっちり責任おっかぶりましたよ」
後輩「それはそれは、お疲れさまです」
先輩「たださ、今回遅くなった分色々と明日にしわ寄せくるかなー、と思ったらすぐ出来上がってきたのよ」
後輩「それは感謝するべきなのでは……」
先輩「いや、いっつもそれぐらい早く対応できるのならそうしろよ!という怒りがフツフツと」
後輩「そんな横暴な」
先輩「そしたらポンポンポンと進んで先の事を次々できるのにさ!私が詰めても他がガバガバじゃ話になんねぇよ!」
後輩「どうどう」
先輩「ぶるるるるる」
後輩「ノってくれるんですね」
先輩「愚痴ってスッキリしたからな」
後輩「それは良かったですね」
先輩「後輩もなんかあったら言えよ」
後輩「そうですね。先輩がやたらセクハラ紛いの事をしてくるとかですか」
先輩「それはすまない」
後輩「いいでしょう許しましょう」
先輩「で、ガバガバで一つ思いついたんだけど」
後輩「はぁ」
先輩「ため息は悲しいなぁ」
後輩「私の愚痴聞いてました?」
先輩「……うす」
先輩「後輩後輩後輩ー!」
後輩「はい」
先輩「間接キスってあるじゃん」
後輩「ありますね」
先輩「あれが恥ずかしくない方法を思いついた」
後輩「恥ずかしかったんですか」
先輩「まぁそりゃあねぇ」
後輩「とにかくその方法とやらを聞きましょう」
先輩「よし、じゃあまずコレを飲んでくれ」ガサゴソ
後輩「ペットボトルのお茶、いつ買ったんです?」
先輩「家から持ってきた」
後輩「へー」パキックルクル チビリ
後輩「飲みました」テワタシ
先輩「なんか色っぽいな」ウケトリ
後輩「本題からずれてるので早くしてください」
先輩「お、おう……で、な」キョロキョロ
後輩「…………」
先輩「ここで下着を脱いでだな」ズ
後輩「ストップ。アウトです」ガッ
先輩「ええい止めるな!実証しなければ意味がない!」グググ
後輩「そんなつまらない実証のために露出狂の真似事はやめてください」ググググ
先輩「羞恥心の勝る行為をすればなんとかなると思ったんだ」
後輩「たかが間接キスでそこまでする必要は無いです」
先輩「そうかぁ」ゴクゴク
後輩「……」
先輩「やはり照れる」
後輩「羞恥心は持ち合わせていたんですね」
先輩「ああ、可愛い女の子に卑猥な単語を言わせたい」
後輩「ド腐れビッチ」
先輩「後輩、それは下品な暴言だ」
後輩「失礼しました」
先輩「そしてこれは上手く誘導させて、相手が思わずしてうっかり言わせる事に意味がある」
後輩「はぁ」
先輩「例えば……後輩、犬が立ち上がる芸をなんという?」
後輩「ちんちんです」
先輩「…………オーケー気を取り直していこう」
先輩「肉まん、コンビニで食べたいなぁ」
後輩「一緒に買いに行きますか?」
先輩「ごめん、リピートアフターミー。肉まん、コンビニで食べたいなぁ。ハイ早口で!」
後輩「肉まん食いてぇ」
先輩「ファック!」
後輩「下品ですよ、先輩」
先輩「えぇ……」
後輩「……」ボイスレコーダーカチ
VR「」
先輩「…………」
後輩「赤くなってどうしたんですか先輩。熱でもあるんですか?」
先輩「ね、熱で思い出した。温かいココアを飲みたい時に、可愛い女の子にまずココアを口に含ませてだな」
VR「」
先輩「……さて帰ろう」
後輩「コンビニ行きます?」
先輩「帰る!」
先輩「はぁ、はぁ……」
後輩「どうされたんですか?体調でも悪いんですか?」
先輩「いや、今日下着を付けていなくてな……興奮する」
後輩「oh……」
先輩「この何とも言えない焦り!緊張感!自分は特別なんだと錯覚する程の高揚感!」
後輩「もうそのレベルまできてしまいましたか。手遅れですね」
先輩「止めるな後輩!コレは私が私であるが故のSAGA!」
後輩「どん引きです」
先輩「ふふふ、私には誰もついてこれまいよ」
後輩「そうですか」ピラ
先輩「へい後輩何故私のスカートを捲る」ガッ
後輩「先輩が喜ぶのであればと涙を飲みました」ピラ
先輩「飲むのは状況だけでいいから。余計な真似はNO。いいね。」ガッ
後輩「全部見せるのは無理なんですね」
先輩「そりゃあさ、まだ成人前だし……」
後輩「そういう問題ですか」
先輩「そういう問題だよ」
後輩「実を言うとカミングアウトされる前からチラチラ中が見えてたのは内緒にした方が良いですか?」
先輩「えっ」
後輩「道行く中年男性が先輩の下半身を階段下からチラチラ」
先輩「うぐ」
後輩「透けたワイシャツから先輩の主調の激しい突起がチラチラ」
先輩「……うぅぅ……」ヘタリ
後輩「………」ヌギヌギ
後輩「こんな事もあろうかと予備を持ってきていて正解ですね」テワタシ
後輩「さっさとそれを付けて帰りましょう」キラキラ
先輩「……うん」グスグス
後輩「全く困ったものです」
後輩「疲れました」
先輩「後輩がそんな事を言うなんて珍しいな」
後輩「私だって人間です」
先輩「まぁ、今日のペースというか、テンポというか、立て込み具合はしんどいね」
後輩「これがまだまだ続くという事に戦慄しています」
先輩「こればっかりは慣れなきゃな」
後輩「私の些細な癒しと言えば帰って眠りにつく事ぐらい……」
後輩「とてもつらい」
先輩「まぁまぁ、そこのベンチにでも座って落ち着こう」
後輩「早く帰りたいです」
先輩「そんな事言うなよ……とりあえず肩もみぐらいしてやる」
後輩「なんと」
先輩「じゃあまずこっちに背中向けて」
後輩「はい」
先輩「うわガッチガチ……こりゃ私も酷いだろうなぁ」モミモミ
後輩「うううう」グラングラン
先輩「可愛い女の子をガッチガチに縛って身体についた縄の後に舌を這わせたい」
後輩「うわぁ」
先輩「可愛い女の子にガッチガチなアイツをほぐさせたい……」
後輩「背後から不快な欲望を垂れ流すのやめてください」
先輩「可愛い女の子にガッチガチなものを口に含ませて、口の端から溢れるよだれを飲みたい」
後輩「先輩もだいぶやられてるんですね」
先輩「あ、わかる?」
後輩「分かります」
先輩「もう後輩の首にかぶりつきたいよ私は……」
後輩「どうぞ」
先輩「えっ」
後輩「お茶でもどうぞ」ゴソゴソ ス
先輩「あー、そっちね。そっち。びっくりしたなーもう」
後輩「はぁ、だいぶ肩周りが楽になりました」
先輩「トロトロにほぐすのには自信があるのだよー」パキ クルクル
後輩「そのようですね。表現は頂けませんが」
先輩「落ち着くー」ゴク
後輩「あ、私も欲しいので残しておいてください」
先輩「はいよ。でも間接キスになっちゃうけど良いのかなぁ?」ニヤニヤ
後輩「構いません。恥ずかしくない方法を見つけました」
先輩「え……まさか脱ぐのか」
後輩「脱ぎません」
先輩「ですよねー」
後輩「間接キスする相手と直接キスしてしまえば解決です」ズイ
先輩「ですよ……え、ちょっ……」
先輩「可愛い女の子に薄い服を着せて、スポットライトで照らしたい」
後輩「なんです薮から棒に」
先輩「ほら、薄い服は光を透過して、身体は通らずにそのままシルエットが映し出される」
先輩「脱がしていないのにも関わらず裸同然の羞恥心を与えられるなんて……ごくり」
先輩「辛抱たまらん」
後輩「最低ですね」
先輩「もはやエロスから生まれる芸術」
後輩「芸術に唾を吐いてるんですか」
先輩「ま、芸術を楽しめる豊かな感情は持ち合わせてないから知らないけどね」
後輩「そうですか」
先輩「唾で一つ思いついたんだけどいいか?」
後輩「やめてください」
先輩「可愛い女の子の唾を瓶に溜めて、傷薬として重宝したい」
後輩「口内の菌の多さを考えると傷を悪化させるだけです死んでください」
先輩「可愛い女の子の菌に侵されて命を落とすなんてロマンティックだろう」
後輩「重傷は病院に行ってください」
先輩「美人ナースに介抱されるのもいいが、ありきたりで何かが足りないんだ」
後輩「そうなんですか」
先輩「どこかにいる可愛い女の子というのがなんとも言えない情欲を加速させる」
後輩「加速しているのは先輩の脳みその腐敗だけです」
先輩「酷い事言うなぁ」
後輩「先輩程ではありません」
先輩「あー、傷口にキスして欲しぃいいい」
後輩「そうですか」ガシ
先輩「何故私の肩を掴む」
後輩「傷心にはこれが一番かと思いまして」
先輩「どれだよ」
後輩「今に分かります」
先輩「一つ思ったんだけどさ」
後輩「どうぞ」
先輩「後輩ってなかなか積極的だよね」
後輩「学生の頃は誰よりも早く手を挙げるのがモットーでした」
先輩「スゴい真面目」
後輩「またお前かと苦笑いされる事も多々ありました」
先輩「心がけは素晴らしいけどその積極性を言ってるんじゃあない」
後輩「そうですか」
先輩「その、素直というか……隠さないというか」
後輩「幼稚園に通っていた頃は素直で良い子だね、が褒め文句でした」
先輩「うんうん、良い子だね」
後輩「悪い事をしてしまった時には包み隠さず白状してしまう程の隠し下手です」
先輩「素晴らしいね。でもそれでもないんだよなぁ」
後輩「そうですか」
先輩「や、高校の時でもさ、私の所に来ては散々やらかして」
後輩「ありましたっけ」
先輩「ほら、教室の中心で告白とか、人目があるのにちゅーしたり……」
後輩「ありましたっけ」
先輩「頑固だね」
後輩「小学生の頃はガンコちゃんとディスられ続けていました」
先輩「ああ、もうだからそうじゃなくて、積極的だって話だよ」
後輩「嫌ですか」
先輩「…………」
後輩「嫌じゃないんですよね、先輩」
先輩「……まぁ」
後輩「グッド」
先輩「あー、可愛い女の子に口内犯されてぇー」
後輩「うわぁ」
先輩「嫌々されながらもだんだん蕩けるような気分に落ちていくの、最高だね」
後輩「嫌々なんですか」
先輩「私は最初から嬉しいけど、相手は嫌々。これ重要」
後輩「そうなんですね」
先輩「唇を重ねる度に変な気持ちになってきて、もう貪らずにはいられない的な」
後輩「聞いてないです」
先輩「言うなれば私の口内は中毒性たっぷりの媚薬の海」
後輩「設定が酷いですね」
先輩「一度味を知ってしまうと、二度とは戻れない」
後輩「知らなくていいです」
先輩「やめられないとまらない」
後輩「カルビー」
先輩「ロマンティックが」
後輩「止まらない」
先輩「止まらない」
後輩「………」
先輩「まぁここまでは良いんだ」
後輩「と、言いますと」
先輩「一度落としてしまった可愛い女の子とどう向き合えばいいのか分からなくね?」
後輩「不器用ですか」
先輩「別にラブラブする分には申し分ないんだけど、あんまりベタベタされてもしんどい」
後輩「距離は大事ですね」
先輩「そりゃあ私だって四六時中そういう事致したいよ?でも駄菓子感覚でホイホイ出来てたら物足りない」
後輩「サラリと気持ち悪い事言いましたね」
先輩「耐えて、耐えて、耐えきれなくなった所で無造作にむしゃぶりつきたい」
後輩「やめてください」
先輩「これは落としているというよりも、最早落とされていると言ってもいいのかもしれない」
後輩「落とすのはその声量ぐらいにしてください」
先輩「私は夜の時間に声を出さない方だ」
後輩「聞いてないです」
先輩「スク水水とは」
後輩「不穏な響きですね」
先輩「私の求めていたのはこのようなぶっ飛んだものだったのかもしれない」
後輩「ただの布から絞っただけじゃないですか」
先輩「分かってないなぁ。可愛い女の子の肌に吸着した水を啜る!」
後輩「分かりたくないです」
先輩「可愛い女の子で出汁を取ったとも言えよう」
後輩「出汁はでませんけどね」
先輩「夢が無いなぁ」
後輩「そこに夢はないです。目を覚ましてください」
先輩「出汁……」
後輩「今度はなんですか」
先輩「ミネラルウォーターに可愛い女の子の足を突っ込んでいて欲しい」
後輩「それになんの意味が」
先輩「女の子の出汁がとれる」
後輩「取れません。取れても菌ぐらいです」
先輩「身体の内部から可愛い女の子に壊されて行く快楽……」
後輩「壊すのは菌であって女の子ではありません」
先輩「お風呂の残り汁」
後輩「汁とか言わないでください残り湯です」
先輩「染み出した汗、剥がれ落ちる老廃物……」
後輩「汚いです」
先輩「可愛い女の子に汚い所などない!」
後輩「直接って考えはないんですか。浴槽とかも汚いですし」
先輩「それは恥ずかしい」
後輩「基準が分からないです」
先輩「間接的に接種するからこそ……ロマンってものがね」
後輩「あーあーあー」
先輩「聞けよ」
後輩「聞きたくないです」
先輩「にしても今日も暑いな……」
後輩「タオル、使いますか?」
先輩「お、気が利くな。サンキュー」フキフキ
後輩「スポーツドリンクもあるので、喉が渇いたら言ってください。熱中症になったら大変ですよ」
先輩「夏と言えば!」
後輩「キャンプですか」
先輩「それもいいね」
後輩「後は海とかですかね」
先輩「それもいい。が!」
後輩「今度はなんですか」
先輩「夏と言えば薄着だ」
後輩「はぁ」
先輩「そりゃあ冬に比べれば過度な露出が目立ってお腹いっぱいになりすぎて残念な気もする」
後輩「あ、続けるんですね」
先輩「もちろんだとも」
後輩「聞き流しますからどうぞ」
先輩「夏の楽しみ方は汗ばんだ衣類にある」
後輩「どん引きです」
先輩「薄着……普段は隠されているような部分もさらけ出されている以上、トキメキが足りない」
後輩「トキメキって……」
先輩「胸元!首から胸に掛けて白い衣服が汗でしっとりと濡れている」
先輩「興奮するだろ?」
後輩「分からないです」
先輩「脇!歩く度に覗く汗ばみは可愛い女の子の盲点!」
先輩「けしからん!これはけしからん!」
後輩「けしからんのは先輩の頭です」
先輩「汗ばんだ肌に張り付く髪、先に伝う汗は今にも落ちそうな朝露の如し」
後輩「先輩は地獄に堕ちそうですね」
先輩「可愛い女の子が見られたくないものを見る快感」
後輩「こんな先輩みたくありませんでした」
先輩「しかしその辺りの汗対策をキッチリ行っているから私は平気だ!」
後輩「そうですか」
先輩「ただちょっと蒸れるんだよなぁ、色々と」
後輩「腰とかですね」
先輩「そうなんだよ。良く分かったな」
後輩「普通じゃないですか?さぁさっさと行きましょう」
先輩「あー、暑ーい」パタパタ
後輩「…………」
先輩「そういえばなんで今日はずっと後ろ歩いてんの?」
後輩「そんな気分だからです」
先輩「へー」
先輩「茹だるような暑さ。日差しが私を殺しにきてる」
後輩「私もやられそうです」
先輩「アイス買おうアイス。我慢できねぇ」
後輩「賛成です」
先輩「じゃんけん?腕相撲?乳比べ?」
後輩「最初はグー」
先輩「スルーかよ……じゃんけん、ポン」
後輩「………なんですかそれ」
先輩「無敵なヤツ」
後輩「ふざけたので先輩の負けです」
先輩「何を!……と思ったけど一刻も早くアイス食べたい。買わせていただきますよー」
後輩「そういう潔い所は好きです。愛してます」
先輩「調子良いなぁ……」
後輩「アイス、アイス」
先輩「棒?カップ?」
後輩「カップで」
先輩「じゃあ私は棒付きにしよう……」
後輩「ご馳走になります」
先輩「よきにはからえー」
後輩「ああ、冷たさが身体を癒す……」
先輩「きっくぅぅうう」
後輩「そして美味しい。かき氷系のカップアイスは最高です」
先輩「へへへ、どんどんトロトロになってくぜぇ?」
後輩「こう暑いと溶けるのも早いですね」
先輩「はぁ、っぷ……れろ……」
後輩「見ていて不快な食べ方しないでください」
先輩「や、実際の所どうなんだろうなー、と」
後輩「知りませんよ」
先輩「冷たいなぁ……アイスだけに」
後輩「言わなくて良かったです」
先輩「棒アイスで思いついた」
後輩「熱にやられたんですか」
先輩「可愛い女の子の指をふやけるまで口に含んでいたい」
後輩「すみませんキツいです」
先輩「何もせずにずーっと指を咥えたまま、見つめ合う。最高じゃね?」
後輩「最低です」
先輩「次第に指だけじゃ我慢できなくなって」ポロ
後輩「溶けちゃいましたね」
先輩「……」ブワッ
後輩「私のあげますから、ほら立ってください。服についたら面倒です」
先輩「指がベトベトする……」
後輩「それも綺麗にしてあげます。情けないですよ、先輩」
先輩「今度はカップアイスにするんだ、私」
先輩「改めて思ったんだけど」
後輩「なんですか」
先輩「揺れるって最高じゃね」
後輩「何がですか」
先輩「そりゃもうおっぱいだよ。おっぱい!」
後輩「なんかありきたりですね」
先輩「寄せても離しても表情豊かに揺れるんだぞ」
後輩「見てても面白くないですよ、こんなもの」
先輩「体幹部についているお陰か、一挙一動は胸に出る」
後輩「はぁ」
先輩「ぴょんっと一歩踏み出した瞬間の身体の揺れはそのまま胸へ伝わり1プルン」
後輩「変な数値作らないでください」
先輩「そして揺れはそれに留まらず、揺れを収束させようと2プルン」
後輩「割と早く収まりますけどね」
先輩「揉んで柔らかいですよアピールだといわんばかりに形を変えるなど笑止!」
後輩「笑止」
先輩「ジャンプした瞬間グッと胸部を押さえつけられるような感覚に険しくなる表情」
先輩「その一瞬の機微が至高だ」
後輩「どこに目を付けてるんですか」
先輩「あー、可愛い女の子の下乳に腕突っ込みてぇー」
後輩「口を閉じてください」
先輩「骨折した時には乳製ギプスとして派遣されてきて欲しい」
後輩「複雑骨折してください」
先輩「揺らしてぇ……」
先輩「自分の物を使えなんて野暮だ」
後輩「なんですかいきなり」
先輩「そりゃあそれなりには蓄えちゃいるよ」
先輩「だけどそれで背中が掻けるか!?掻けないし自由度に欠ける!」
後輩「かけるかけないがごっちゃです」
先輩「痒い所に手が届くのが可愛い女の子の良い所」
後輩「掻かせないでください」
先輩「みんな違ってみんな良い」
後輩「何がですか」
先輩「例えば太もも!」
後輩「次は太ももですか」
先輩「ギュッと締まった物からだらしなくポッタリした物まで、握って指を沈み込ませるまで感触は未知!」
後輩「未知なままにしてください」
先輩「ふくらはぎ!」
後輩「足好きですね」
先輩「二の腕の次にな」
先輩「左右に揺らしてプルプルと貧弱な筋肉が揺れる様はまさに芸術」
後輩「また芸術に唾を吐きましたね」
先輩「というか、もはや骨ではなく柔らかさを感じられる肉の密集した所であればCOSMOを感じられる」
後輩「感じなくていいです」
先輩「本命二の腕!ここは相手の恥じらいを味わいつつ、柔らかさと濃密なメススメェールが集まる秘境……」
後輩「…………先輩太りました?」
先輩「」ビクッ
後輩「なるほどです。通りでそんなにだらしないわけです」
先輩「だらしなくなくなくない?」
後輩「有耶無耶にしようとしても無駄です」
先輩「後輩の手料理が美味しいの」
後輩「今日はひたすらにマッサージして、代謝を良くしなきゃですね」
先輩「痛くしないでね……」
後輩「大丈夫です」
後輩「すぐに良くなります」
先輩「いやらしい事をしたくなるのは生き物である以上当然だ」
後輩「理性を忘れないでください」
先輩「そこだよ後輩!理性という枷は余計な法を生み私達を苦しませる!」
後輩「達ってなんですか、達って」
先輩「別に良いじゃない!別に良いじゃない!心が赤ん坊に戻ってもいいじゃない!」
後輩「はいよしよーし」
先輩「ま、流石に難解な言語を喋れる程ぶっ飛んじゃいないけどさ」
後輩「既に難解です手遅れです」
先輩「バブゥはねぇだろ。寄せるならもっと赤ちゃんになりきるべきだ」
後輩「なりきらなくて良いです」
先輩「一から十まで面倒見てくれるママを求めてんじゃねぇんだ……」
先輩「私はちょっとしたミスを優しく包み込んでくれる方がいい」
後輩「ミスしないでください」
先輩「大丈夫、また頑張ろう」
先輩「その言葉で私は救われるのに」
後輩「頑張ってください」
先輩「あー、可愛い女の子に甘やかされてぇ……」
後輩「割とぶっ飛んでないですね」
先輩「なんでこんな赤の他人甘やかしてるの?恥ずかしい……!」
先輩「そんな表情が見たい」
後輩「ぶっ飛んでました残念です」
後輩「赤の他人に何させてるんですか」
先輩「ゾクゾクする」
先輩「あ、私って駄目なんだなって思える」
後輩「そうですね」
先輩「もう叱られるだけの毎日は嫌じゃあ……」
後輩「…………」
先輩「ねー、何か言ってよ」
後輩「私に可愛い女の子成分を求めないでください」
先輩「冷たいなぁ。太ももつねってやる」グリグリ
後輩「………」ナデナデ
先輩「可愛い女の子を育成したい」
後輩「今度は犯罪ですか」
先輩「無垢で穢れを知る事が無いように飼育したい」
後輩「箱入りですね」
先輩「しかしどう考えてもそんな女の子を一から育成するなんて事はないので、今回はコレに注目しました」
後輩「そんな事で注目を浴びる物ではありません」
先輩「この日記帳にひたすら可愛い女の子の観察記録を綴るのだ」
後輩「ストーカー紛いです」
先輩「爪がどれぐらい伸びたとか、髪がどれぐらい伸びたとか、観察していたい」
後輩「観察はアサガオぐらいにしてください」
先輩「いつ生えたとか始まったとか、失ったとかも事細かに綴りたい」
後輩「何がなんだか分かりません」
先輩「私のヴァージンはゴムで散った」
後輩「聞いてないです」
先輩「大事な事だろ?」
後輩「結構根に持つタイプでしたね」
先輩「観察日記は結婚式の日に突然新郎新婦の目の前に叩きつけてやりたい」
後輩「嫌がらせですか」
先輩「旦那ぁ……知ってますか?とか言って揺さぶりかけたい」
後輩「知ってたらどん引きです」
先輩「結果お嫁に行けなくなった可愛い女の子を私が引き取る事になって万事解決」
後輩「迷宮入りです」
先輩「ずばり後輩のパンツは水色レース」
後輩「観察不足です死んでくださいセクハラです」
先輩「辛辣!」
先輩「ただのオープンエロビッチになってた件」
後輩「お気持ちお察しします」
先輩「ステータスが爆発四散してた」
後輩「お気持ちお察しします」
後輩「先輩は何か勘違いしています」
先輩「ほう」
後輩「根に持つのは分かります」
先輩「痛かったからな」
後輩「ギリギリを攻めたつもりだったんです」
先輩「どこぞの暴走族か」
後輩「暴れるのは良くないです」
先輩「私に非があるって?」
後輩「周辺を攻めたぐらいで際どいコーナーまで侵入してません」
先輩「だからなんなのそれ」
後輩「だから散ってません」
先輩「そんな事言われても……」
後輩「要するにですね……心が大事なんです」
先輩「精神論か」
後輩「負けてない負けてないと思えば負けではないんです」
先輩「アウトだよ」
後輩「セーフです」
先輩「愛とは」
後輩「また戯れ言ですか」
先輩「受け入れる事だと思うのよね」
後輩「はぁ」
先輩「どのような性癖を持っていたとしても、それをどれだけオープンにしていたとしても」
先輩「黙ってついてきてくれる事こそ愛」
後輩「普通はどん引きですけどね」
先輩「修正するのもまた愛」
後輩「治療ですね」
先輩「私は可愛い女の子にアレやコレや強要したいと思っていました」
後輩「強要しないでください」
先輩「しかし強要して行く中、可愛い女の子は嫌だとは言わなかったのだ」
先輩「恥ずかしがるけど」
後輩「先輩の頭の中の話ですからね」
先輩「一人で愛を完結させてしまう罪深い人間だ……」
後輩「自己陶酔に浸るのは構いませんが社会的に不適合です」
先輩「後輩はこんな私嫌い?」
後輩「突発的ですねメンヘラですか?」
先輩「嫌い?」
後輩「……まぁ好きですよ」
先輩「この先も一緒にいてくれる?」
後輩「そのつもりですけど……」
先輩「無駄かもしれないけど子づくりしてくれる?」
後輩「やっぱり先輩って変態ですよね」
私の中のHENTAI魂ではこれ以上絞り出せそうもないので打ち止めです。
変態心振るわせてくれた方はサンキュー。そしてようこそ。
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