男「は!?幼姉がレ○プされたって!?」幼「うん…」 (254)

初です

先ほど間違えてRじゃない方に立ててしまった…
まだわからないことあるので途中質問することがあるかもしれませんがごめんなさい

スレタイの割にはエロい展開はなかなかやってきません

完走するまでお付き合いくだされば幸いです

男「そんな…!いつの話だ?」

幼「水曜日に公園で男を待ってたら…だって。」ポロポロ

男「その日俺は急に先生に呼び出されて…先に帰ってくれってメールをお前にもしたよな?」

幼「うん。私が公園に着いた時幼姉はもういなかったから、帰ったのかも思ったら私より遅く帰ってきて…。」

男「ずっと休んでるから心配してたけど、なんでそんな大事なことを言わなかったんだよ!」

幼「だって…だって男が責任を感じちゃうと思ったんだもん!」

男「……ごめん。お前に強く言うことじゃなかった。許してくれ。」

幼「私こそ黙っててごめん…。それから幼姉は部屋から出てこなくなっちゃったの…。」

男「そりゃそうだろ…。俺じゃ怖がられてしまうか…。どうしたらいいんだ…。」

幼「まず妹にもちゃんと話さなきゃいけないと思うから、今日は家に行っていいかな?」

男「わかった。」

男の家

妹「おかえりなさい!あれ?珍しく2人だね。でもなんで2人とも暗い顔なの?」

男「大事な話があるから、ちょっと待ってろ。」

幼「お邪魔するね…。まず温かい飲み物をもらっていいかな?」

妹「はい。どうぞ!」

男「話というのはだな…。幼姉がレ○プされたらしい。」

妹「えっ!…レ○プって…」

幼「本当のことよ。ショックを受けないはずがないわよね…。」

男「俺がもっとしっかりしていれば…。くそっ!」

妹「今の話を聞いた限りでは男は悪いとは思えないけど…男はずっと幼姉のこと好きなんだよね…。」

男「そうだよ。ずっと好きだよ…。」

幼「そうだよね…。それで、これからどうしようかって話なんだけど、うちは親が海外にいるし、私は学校だし…。幼姉は部屋から出れなくなっちゃったから…。」

妹「私が学校を休んでお世話をします!」

男「それはダメだ。お前は受験生だろ。すまないがうちの親も仕事が忙しい。金銭的な援助ならいくらでもしてくれるだろうが、人的な援助は少し厳しいと思う。」

幼「そっか…。そうだよね。どうしようもないよね…。」

男「いや、俺がいる。俺がやるよ。」

妹「でも、幼姉は今男の人と接したくないはずだよ?」

男「それは仕方ない。部屋にも入らないし、基本は不干渉でいるつもりだ。だが、ご飯や洗濯や掃除はやってあげないとな。幸い俺は成績も幼と比べて格段に良いし、休学届でも出すよ。」

幼「そんなっ!それなら私が休学して身の回りの世話をするよ…。」

男「ダメだ。お前は家事全般を幼姉に任せっきりだっただろう。しかもお前の成績じゃ休んでいると留年する可能性がある。もう1度1年生をやって妹と同じ学年になりたいのか?」

幼「それは…嫌だけど…。」

男「なら仕方ないだろ。まずは俺に任せてみてくれ。俺もダメそうだったら必ずお前たちを頼るから。」

妹「男がそう言うなら異論はないよ!けど、無理だけは絶対しないでね。」

男「ああ。わかってる。」

幼「本当にごめん…本当にごめんね…。」

男「謝る必要はない。幼は何も悪くないし、謝られるよりはありがとうって言ったほうが良いよ。」

幼「ありがとう…。じゃあ、私帰るね。」

男「送っていくよ。妹、戸締りはちゃんとしておいてくれよ。」

妹「わかった!気をつけて帰ってきてね。」

帰り道

幼「男はさ、なんであんなにすぐ自分がするべきことがわかるの?」

男「俺だって内心はとんでもなく悔しいし、悲しい。けど、感情的になったってみんな混乱するだけだ。だから俺は常に冷静でいるようにしているんだ。」

幼「そっか…。私、男がいなかったら今回どうしたら良いかわからなくなってた…。」ギュッ

男「仕方ないよ。俺だって本当はどうしたら良いかわからない。みんなで幼姉をサポートするしかないよ。」ナデナデ

幼「ありがとう…」

幼の家

男「いや、いくらなんでもこれは汚くないか?」

幼「だって…いろいろやり方がわからなかったんだもん。」

男「はぁ…。わかったからお風呂はいってこいよ。俺が片付けやっておくから。」

幼「わかった…。」

~~~~~~

男「よしっと…こんなもんで大丈夫か。とりあえず夕飯を軽く作ってやろう。あ、妹にメールしないと。お、そ、く、な、る、っとこれでオッケー。送信!」

男「それにしても…なんで俺がいない時に…くそっ!」ガシャン

男「なんで幼姉が…。くそっ!なんでなんだよ…。」ピロリン

メール妹「了解。焦らずにね。」

男「あいつはしっかりしてんなぁ…。くそっ…感情的になっても仕方ない………。よしっ、とりあえず料理に取り掛かりますか。」トントン

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>>7
読んだんですがまだおかしいところありますか?

男「にしてもあいつ風呂長くないか?もうご飯できるってのに。ちょっと声かけに行くか…。」

男「おい?幼大丈夫か?」

幼「えっ!?大丈夫よ?どうしたの?」

男「いや、遅かったからな。何かあったのかと思ったんだよ。」

幼「も、もうすぐあがるから大丈夫だよ。」

男「そうか。邪魔したな。」

男(あいつ…声が震えていたな…。泣いてたのかな…。)

男「幼姉に声だけかけよう。嫌がられるかもしれないけど、何かやらないと始まらないから。たとえ嫌われてもやるしかない。」

幼姉の部屋

男「幼姉。いるか?」コンコン

幼姉「……なんで来たの?」

男(こんな冷たい声初めて聞いた…。)

男「幼姉に何があったかは聞いた。本当にごめん。俺が学校で待たせておけば良かったんだ…。でも、幼がすごく心配してるから、少しは顔を見せてやってくれ。お願いだ。」

幼姉「あんたには関係ないでしょ!もうどっか行ってよ!なんで勝手に家に来てるの!?」

男「っ…!ごめん。でも、ご飯作ったから、ここに置いておく。幼にご飯食べさせて片付けしたら帰るから…。」

幼姉「……………。」

男「じゃあな。あと、それから俺が明日から平日の昼間は家にいるから。ご飯とかも作るし、幼が帰ってきたら帰るから。」

幼姉「………………。」

男「反応なし…か。ごめんな幼姉…。」

すみません今日これから予定あるのでまた明日
改善点とかあったら書いてくださると泣いて喜びます

sage打ち間違えた…

とりあえず
男と妹が兄妹
幼と幼姉が姉妹
だったら普通は「お兄ちゃん」や「お姉ちゃん」と呼ばないか?
妹が男って呼んだりするのに違和感がある
あと一行にセリフ詰め込みすぎな所は読みにくく感じる

何か拘りがあるならそれでもいいけど

普通は兄弟のこと名前で呼ぶだろ

>>13>>17
ありがとうございます
参考にさせてもらいます
妹→男の時はお兄ちゃん
幼→幼姉の時はお姉ちゃんに変更しました

では少しですが投下させていただきます

リビング

幼「男ありがとう。すごく美味しかったよ。片付けは自分でできるから。」

男「いや、心配だから今やってみろ。俺が見ておいてやる。」

幼「もう。心配性なんだから。」ジャ-...カチャカチャ

男「それは油ものだから後で洗ったほうがいい。先にこっちを洗って。」

幼「はーい…。」

~~~~~~~~

男「じゃあ、俺は明日朝早く学校に行って、休学届出してくるから。お前は妹を学校まで連れて行ってくれ。」

幼「わかった。男、ありがとうね。」

男「ああ。じゃあな。」

幼(男はお姉ちゃんのためにこんなことしてくれるんだよね…私のためじゃないんだよね…。)グスン

男の家

妹「おかえり。ご飯は今日はカップ麺食べたから、もう私は寝るね。」

男「ごめんな。明日は無理だけど、明後日から昼の弁当くらいは作れるから。」

妹「気にしなくていーよ。私だって料理くらいできるんだから。」

男「そうだったな。じゃあ、ゆっくりおやすみ…。」

妹「うん。お兄ちゃんも早めに休んでね。」トタトタ

男「親父と母さんの分のご飯も作らないとな…。」トントン

~~~~~~

父&母「ただいま~…。疲れた~。」ゴロン

男「仲が良いのは結構だが、玄関で寝転ぶなと何回言えばわかる?」

父「疲れてんだからいいじゃんかよー。」

母「そうだそうだー!我々は不当な扱いに断固抗議するぞー!」

男「はぁ…。わかったから、お母さんははお風呂に入って来て。、親父は少し話があるから、来てくれないか?」

父「お、おう?わかった。」

~~~~~~

男「こういうことがあったわけだ」カクカクシカジカ

父「っ!そんなことが…。すまん。俺にはどうしてやることもできない」ガバッ

男「俺に頭下げたって仕方ないだろ。でも、幼姉は人に言わないで欲しいって幼に言ったらしい。だから、親父も黙っておいてくれ。お母さんにはできれば父から伝えてもらえるとありがたい。」

父「わかっている。だが、お前は学校を休んで大丈夫なのか?」

男「俺の優秀さは知ってるだろ?俺にしかできないんだよ。」

父「そうか…。俺にできることがなんでも言ってくれ。必要なものがあればなんでも用意する。世話をかけるが、幼姉をよろしく頼む。」

男「俺が好き好んでやるんだ。誰かに頼まれることではない。じゃあ、ご飯はそこにあるから、俺は寝るよ。」

父「ああ。ご苦労だった。おやすみ。」

男「ああ。」ガチャ....バタン

父(こんなことがあっていいのか…!何もできない自分が歯がゆい!)

翌日

妹「おはようございます…っと今日は誰もいないのか。お兄ちゃんはもう出てるだろうし、父さんと母さんはいつもどおりだもんなー。」ピンポ-ン

妹「はい。どちら様?」

幼「妹。幼だよー。おはよう。」

妹「あ、幼か。朝ご飯は?」

幼「恥ずかしながらまだ食べていません。というか男からキッチン使用禁止令が出されて…妹に食べさせてもらえって言われました」シュン...

妹「あー…あれでいてお兄ちゃんは容赦ないからね。わかった。座って待ってて。まず身支度するから。」

幼「はーい…。」


学校の校長室

校長「朝早くから話があると言われた時は驚きましたが…こんな事とは。なぜ休学したいのですか?」

男「詳しくは言えません。すみませんが、私には今学校よりもやらなければいけないことがあるんです!」

校長「そのやらなければいけないこと、というのを詳しく話してもらえないと私としても許可を出しにくいのですが。」

男「承知の上です。しかし、そこをなんとかお願いしたいのです。」

校長「あなたは我が校でも非常に優秀で勤勉な生徒ですが…。期間はどのくらいを考えているのですか?」

男「すみません。わかりません。今は2月ですが、新学年になっても休み続けなければいけないかもしれません。」

校長「どうしたものか…。」プルルルプルルル

男「失礼ながら、電話がなっていますよ。」

校長「おお。すまないね。ちょっと失礼して…ああ。私だ…うん…うん…いや、ですがそれは…はい…わかりました。」

校長「すまなかったね。では、君の休学については特別に認めよう。しかし、今後休学するようなことがあれば、まずは担任に許可をもらいなさい。なぜ私のところへいきなり来たんだ。」

男「わかってはいました。しかし、理由を詳しく説明できないという事情がありまして。本当にご迷惑をおかけしました。それと、ありがとうございます。では、失礼します。」

校長「何をやるかは知らんが、無理はしないようにな。」

男「はい。ありがとうございます。」

男と幼の教室

幼友「ねぇねぇ。今日男遅くない?愛しの男と一緒に登校してこないと思ったらどういうこと?風邪でも引いたの?あ、でもそうだったら幼も休んでつきっきりで看病するよね。」

幼「そんなんじゃないよ。もう先生が来るから席に着いたら?」

幼友「あれ?あれ?いつもなら真っ赤になって否定するのに?本当に大丈夫?」

幼「うん。心配かけてごめんね。大丈夫だから。」

ガララッ

先生「お前ら席つけー。今日も今日とてなんら変わりない1日のはずだったんだが、朝学校に来てみれば、重要なお知らせがあってな…まぁ、話せば長くなるから要約して伝えると、男が休学することになった。それだけだ。理由は知らん。本当だからな?」

みんな(どういうこと…?)

昼休みの屋上

幼友「ねぇ。男が休学って…どういうこと?」

男友「それは俺も気になってはいた。あいつのことだからなんかやむにやまれぬ事情って物があるんだろうが…。」

幼「ごめん。今は話せない。でも、絶対いつか話すから…。」

幼友「ふーん…わかった。」

男友「話したくないことを無理に聞き出そうとするほど俺たちも無粋ではないさ。」

幼「ありがと…。」

幼の家

男「意外とすることってないな…掃除も洗濯も終わったし…。昼ごはんを幼姉に持って行くか…。」

男「幼姉~起きてるか?」コンコン

幼姉「………なんで今日も来てるの?早くどっか行ってよ……。」

男「でも、昨日置いておいたお盆がなくなってるってことは、食べてくれたんだよな?洗濯物とかも溜まってるだろ?できれば出しといてくれないか?俺がやっとくからさ。」

幼姉「もううるさい!早くご飯置いて帰って!」ガシャン

男「ごめん……。ここに置いておくから」トタトタ

幼姉「うぇぇ…うわぁぁん」ポロポロ

幼姉(なんで私が…男…ごめんね…そんなこと言うつもりはなかったのに…)グスン

幼姉(あの日より前に戻りたいよ…私はただ男のことが好きなだけだったのに…最初から相手にされてないのに…こんな汚れちゃった私なんて…もう見てくれないよね…)ポロポロ

男「今日も不機嫌だったな…幼姉…早く元気になって欲しいな…。」ウトウト

幼「ただいま…。妹は送り届けてきた…よ?」

男「……」ク-スカピ-

幼「ごめんね…こんな辛いことさせちゃって」ギュッ

男「…うう…幼姉………」ムニャムニャ

幼「私だって…好きなのにね…。」パッ

男「…んん…あれ?幼?」

幼「うん。おはよう。疲れてた?」

男「ううん。大丈夫だ。ってこんな時間か。すぐ晩御飯作るから、ちょっと待ってて。」

幼「わかったよ。私部屋で着替えてくるね。」トタトタ

男「はいよー。」

幼(幼姉の部屋の前に大量の洗濯物が…あっ!食器が空になってる。男のご飯食べてくれたんだ!良かったぁ…)グスン

幼「お姉ちゃん…ただいま…」

幼姉「……………。」

幼(無視なのはいつも通りか…)

とりあえずここまでです
夜また来れたらきます
読んでくださってる方本当にありがとうございます

ではまた投下させていただきます

男「ごめんな。今日はこんな簡単なものしか作ってないけど。」

幼「別にいいよ。私だったらまずこのクオリティにも達することができないからね」フンス

男「無い胸を張るな」ペシン

幼「あたっ!ひどーい!それ乙女に対しての冒涜だよ?」

男「はいはい…。幼、ありがとな。」

幼「ん?なーに?」

男「なんでもないよ。」

男(こうやって気を遣えるところは素直にすごいよな)

幼「ご馳走様でしたー!では、片付けを…」

男「いや、やめろ。俺がやるから。」

幼「もー!ケチ。」

男「なんとでも言え。俺にも譲れないものはある。その前に幼姉にご飯持って行くわ。」

幼「そっか。ありがと…。」

男「そんな顔するなよ。幼が悪いわけじゃない。」

幼「わかってるよ…。でも、あの時こうしてたら…って何回も何回も考えちゃうの…。私なんかよりもお姉ちゃんの方がもっと辛いのにね…。」グスン

男「…………。」ギュッ

幼「お…とこ?」ギュッ

男「今日だけだからな」

幼「ありがと……グスッ…うわぁぁぁん…。」ポロポロ

男(俺だけが辛いわけじゃない…。みんな辛いんだ。俺が泣くところではない…。)

幼「ごめん……ごめんね……」ポロポロ

男「落ち着いたか?」パッ

幼「あっ…うん。もう大丈夫。」グスン

男「じゃ、幼姉の部屋に行ってくる」トタトタ

幼(男から抱き締めてくれるなんて初めてだったな…男も辛いんだろうなぁ…)ゴシゴシ

男(幼姉の部屋の前に洗濯物が…とりあえずまずは運ぶか…。ちゃんとご飯も食べてくれてるんだな…良かった。)

男「幼姉…起きてるか?」コンコン

幼姉「……起きてる。早くご飯置いて帰って…。」

男「わかってるよ…じゃ、また明日。」トタトタ

幼姉「……………。」

男(やっぱり…俺のこともう嫌いになっちゃったよな…?)

男の家

妹「お兄ちゃんおかえり。今日は何か進展はあった?」

男「いや…特にはない。だけどドア越しなら少しは話してくれるようにはなった。」

妹「そっか…幼姉ちゃんに会いに行ったほうがいいかな…?」

男「正直なところ、わからない。俺も手探りなんだ。」

妹「だよね…。お兄ちゃん、大丈夫?」

男「あ?なにが?」

妹「すごく辛そうな顔してるよ…?」

男「大丈夫だよ。俺が幼姉に嫌われたとしたって、幼姉が立ち直ってくれればそれでいいからさ…。」

妹(お兄ちゃん…)

男「じゃあ、風呂入ってくるよ。もう遅いからお前は寝ろよ。」

妹「わかった。ご飯はテーブルの上だからね。」

男「おう。ありがとな。」

~~~~~~~

幼姉『ほら!幼も男も早く!置いていっちゃうよ?』

男『待ってよ~。幼姉は1番年上なんだから僕達を見守る責任があるんだぞ~。』

幼『そーだそーだー!』

幼姉『また変な屁理屈覚えてちゃって。男はまだ良いとして、幼は私に合わせる気すらないじゃん!』

幼『だって眠いんだもん…。もうここで寝る…』ウトウト

男『えー!このままじゃあっちの橋まで行ってみようっていう計画が!』

幼姉『本当に寝ちゃった?あらら…どうしよっか。』

幼『』ク-スカピ-

男『もういいよ今日は。なんかバカらしくなってきたから僕も寝ようかな。』

幼姉『それはいい提案だけど、私は眠くないの』

男『だから?』

幼姉『男は寝ちゃダメ!』

男『別に僕がどこで寝ようと自由じゃん』

幼姉『こんなところでみんなで寝てたら悪い人にさらわれちゃうよ!』

男『こんな田舎に悪い人なんていないよ。』

幼姉『はいはい。とりあえず寝ちゃダメ!』

男『じゃあ何か話してよ。黙ってたら眠くなるから…。』

幼姉『うーん…』

男『ないんじゃん。じゃあ僕も寝るね』

幼姉『あーー!待って待って…。じゃあ、好きな人の話!』

男『なんでそんな話なの?つまんないよ。』

幼姉『だって!男は小学生になって初めて出会った女の子とかいるんでしょ?だったら話してくれたっていいよね?』

男『別になにも思わなかったし…僕には幼姉がいるし…。』ボソッ

幼姉『ん?最後の方聞こえなかったよ!』

男『もう!なんでもないから!』

幼姉『えー!なんでよー!』

幼『2人ともうるさい…。寝れないじゃん。』

男『ご、ごめん。』オロオロ

幼姉『寝てるほうが悪いんだよーだ!ほら、幼ちゃん立って。背中に草ついてるから。』

幼『ん』パタパタ

幼『橋まで行くんだよね?じゃあ先行くね。』ダッ!

男『は!?早すぎだろ…。』

幼姉『おー。行っちゃったねぇ。』

男『そういえば、さっき僕のことばっか聞いてたけど、幼姉はどうなの?2年生になって新しい友達とかもできたんでしょ?』

幼姉『んー…。私は昔から男と結婚する約束してるしなー。』

男『そ、それは子供の言うことだから…。』

幼姉『今も子供だけどね。本気にしちゃダメなのかな?』

男『別にいいけど…。僕は幼とも結婚の約束してると思うよ。』

幼姉『』

幼姉『もー!男の浮気者!知らない!』ダッ!

男『ちょっと待って!待ってよ幼姉!』

~~~~~~~

男「待ってくれ幼姉!」ガバッ

男「はぁ…はぁ…はぁ…。夢か……。」

妹「すごいうなされてたみたいだけど…大丈夫?」

男「あっ…ごめんな。今何時だ?」

妹「深夜2時…くらいかな?」

男「なんでそんな時間に起きてるんだ?」

妹「トイレに起きたの。お兄ちゃんの部屋の前を通ったらすごく辛そうな声が聞こえたから、とりあえず水で濡らしたタオル持ってきたけど…。」

男「ありがとう。」ゴシゴシ

妹「お兄ちゃん…。」

男「俺って結構弱い人間だったのかもな…。1番つらいのは俺なんかじゃないのに…。」

妹「そんなことないよ。お兄ちゃんだってすごくつらいはずだよ」ギュッ

男「妹…ごめん。今日だけだから…。」ボロボロ

妹「うん。強がらなくていいから…。」

男「……っ!……くそっ!……。」ボロボロ

妹(お兄ちゃんが泣くなんていつ以来だろう…。)

男「」ス-ス-

妹「あらら。泣き疲れて寝ちゃったのか。起こしちゃいそうだから私もベッドに失礼して…。」ゴソゴソ

とりあえず今日はここまでとなります
明日の昼時間があれば投下なければ夜には必ず投下いたします
改善点等あれば言っていただけると泣いて喜びます
ではおやすみなさいませ

期待してる

おはようございます
では少しですが投下させていただきます

翌朝

男「…うーん…ってこれどういう状況!?」ガバッ

妹「」ス-ス-

男「寝るまで付き添っててくれたのか…。ありがとな。」ナデナデ

男「とりあえず、昼の弁当だけ作ってあげてから幼の家だな」トタトタ

妹「……お兄ちゃん…」ムニャムニャ

男(俺がしっかりしないでどうするんだ…。信じられる親友の男友に頼んで幼と妹の送り迎えをしてもらうか…?)

男(それが1番安全だな…。あいつの家合気道の道場やってるって言ってたし。)

男「とりあえず…電話だな。朝稽古で起きてるだろうし。」プルルルル

男「あ、男友か?いきなり何も言わないでごめんな。……うん。それで、頼みがある……ああ。…よろしく頼む……。」ピッ

男(あとは幼姉をどうやって立ち直らせるか、だな…。)

男「まずは弁当作ろう」トントントン

男「よし。できた。そろそろ親父たちも起きてくるか。」ピンポ-ン

男「男友か。早いな」ガチャッ

男友「久しぶりだな。お前の依頼、謹んで受けさせてもらおう。じゃ、家の前で待ってるから。」

男「いや、家の前で待ってると不審者みたいだからできれば中に入ってくれ…。」

男友「」ガ-ン

男「まぁ、茶髪でチャラチャラしてるからなんか怪しい感じするじゃんお前。」

男友「それが親友に対する態度かこの野郎。これでも俺の家は結構由緒正しいんだぞ。」ムキ-

男「わかったわかった。お前朝ご飯食べてきたよな?妹が起きて、幼が来るまで中で待っててくれ。」

男友「わかったけど、妹にとって迷惑じゃないか?寝起きに俺がいるってのも。」

男「あー…その点は大丈夫だろ。びっくりするくらいじゃないの?」

男友「そうかよ…。」

母「おはよー…。って男友君じゃん。朝早くからどうしたの?」

男「俺が妹と幼を送り迎えしてくれるように頼んだ。」

父「そうだったのか…。男友くんなら安心だな。すまないがよろしく頼む。」ガバッ

男友「いえいえ。頭を上げてください。他でもない男の頼みですし。事情はなんとなく聞きましたので。」

父「そうか…。迷惑をかけてすまないな。」

男「はい。親父も母さんも早くご飯食べていかないと遅れるよ。」

父&母「本当だ!」モグモグ

~~~~~~~

男「じゃあ俺は幼の家行ってくるから。後で幼が家に来ると思う。その前に妹が起きてくるかな?とりあえずお前は2人がご飯食べ終わるまで待ってやってくれ。」

男友「オーケー。任せろ。お前も頑張れよ。」

男「ああ…。わかってる…。」

男友(ありゃ?これは相当弱ってるな?)

男「とりあえずよろしく頼むな」ガチャ...バタン

幼の家

幼「あ、男おはよう。今日もよろしくね…。」

男「おう。おはよう。妹が多分ご飯作って待ってるから。あと、今日から男友がお前ら2人を送り迎えしてくれるから。」

幼「ごめんね…。何から何までやってもらって…。」

男「俺が好きでやってることだから気にするな。お前は何も悪くない。」

幼「ありがとう…。じゃあ、行ってくるね。」

男「うん。楽しんで来いよ。」

幼「…………。」ガチャ...バタン

男(まぁそりゃ無理だよな…。)

男「とりあえず洗濯っと…」パタパタ

男「あっ、この服破れてる…幼姉のだな…。」

男「あとで縫い直すか…それとも捨てるか……。」

男「とりあえず直しておこう。」カチャカチャ

男の家

男友「新聞読むくらいしかやることねーな…。」

妹「おはよー…って誰もいるわけないよね…。」

男友「おっ!おはよう妹」ノシ

妹「」

男友「あれ?どした?おーい?」ヒラヒラ

妹「ななななな、なんでいるんですか!?」カァァ

男友「ん?なんでって…男から聞いてないの?今日から俺が幼と妹を送り迎えすることになったんだけど。」

妹「聞いてないですよ!」バン

男友「ありゃ、それは悪いことしたなぁ。とりあえず身支度してきたら?」

妹「」

男友「おーい?今日は回路ショートする日なのかな?」

妹「すすす、すぐしてきます」ピュ-

男友「お、おう…。」

妹(お兄ちゃんなんで言ってくれないんだよぉ)グスン

男友(何かあったんだろうか…?)ピンポ-ン

男友「あ、幼かな?」ガチャ

幼「おはよう。今日からよろしくね。あと、迷惑かけてごめん。」

男友「まぁまぁ、気にすんなって。他でもない男の頼みだからな。」

幼「そっか…。ごめんね。」

男友「あー…。男から聞いたんだが、ごめんって言うのは無しな。ありがとうって言った方がいいと思うよ。」

幼「そっか…。そうだよね。ありがとう」ニコッ

男友「うん。それでこそいつもの幼だな。」

男友(こっちも重症のようだな…。)

妹「おおお、お待たせしましたー!今すぐ朝ごはん作りますので。」

幼「妹どうしたの?」

妹「実は…カクカクシカジカでして…。」コソコソ

幼「男らしいね…。そういうの気を遣わないというか、気づけないタイプだから」ハァ

男友「?」

妹「と、とりあえずご飯食べて行きましょうか。男友さんはご飯食べますか?」

男友「あ、食べてきたからいらないよ。でも、妹のご飯ならもう1食くらい食べられそうかも。」ニコッ

妹「」

幼「はぁ…おりゃ!」ゲシッ

男友「!?なんで蹴られるの!?」

幼の教室

幼友「おはよう~ってなんで幼が男友と一緒に登校してるの!?」ガ-ン

幼「いや、そんなんじゃないんだよ~。あれ?幼友?幼友さーん…?」

幼友「幼ちゃんひどいよ~。付き合ってるなら言ってよ~。」ヨヨヨ

男友「んなわけないだろ。ちょっと男に頼まれたんだよ。」

幼友「?どういうこと?」

幼(話すしかない…か。)

幼「ちょっと昼休み話があるから、2人とも屋上に来て。」

幼友&男友「わかった。」

昼休み

幼「これから言うことは、2人を信用して言うことだから。みんなには秘密にしておいてほしいの。」

幼友「当然だよ。」

男友「………。」コクリ

幼「私のお姉ちゃん…先週の水曜日に…レ○プされちゃったの…。」グスン

幼友「……っ!そんな…。」

男友「…………。」

男友(ここまでのことだったとは…。)

幼「それで、お姉ちゃんが引きこもっちゃって、私は家事とか全部お姉ちゃん任せだったし、成績も悪いし、だから男が代わりに家のこと全部やってくれるって…。」ウルウル

幼友「幼…。大丈夫だよ。幼は幼にやれることをやればいいんだから。」ギュッ

男友(家人に犯人探しでもしてもらうか…?いや、でも犯人を探したところでどうにもならないな…。)

幼「男もそう言ってくれるけど…。私、自分が何もできないって思って…それで…お姉ちゃんにも何もしてあげられなくて…。」ポロポロ

幼友「大丈夫だよ…。」ナデナデ

男友「話の腰を折るようで悪いが、幼の親御さんは2人とも海外にいるだろ?親御さんへの連絡と、警察への連絡はどうしたんだ?」

幼「お姉ちゃんが誰にも言わないでって…それで、お母さんに電話しようとしたら本気で怒り出しそうになって…。」ポロポロ

幼友「男友。やっぱりこういうのは女の子にしかわからないの。自分がそういうことをされたってみんなに知られてしまうのは…すごく辛いと思う。」

男友「そうか…。軽率な発言をして悪かった。」

幼「ううん…男友は私のこと考えて言ってくれたんだから謝る必要なんてないよ…。」ゴシゴシ

幼友「私にもできることがあったらなんでも言って。それで、お姉さんは学校どうしてるの?」

幼「長く休むって担任に連絡したみたい…。うちの親の連絡先担任は知らないし…。」

幼友「そっか…。幼。さっきも言ったけど、幼は幼のできることをやるの。男も自分のできることをやってるの。幼が学校に来てるのに勉強しっかりできなくて留年しちゃったら、男にも申し訳ないでしょ?」

幼「そうだね…。勉強はしっかりやらなきゃ…。」

幼友「うん。それで、男が頼ってきた時は、しっかりと男の力になってあげてね。もちろん、私たちもなんでも手伝うから。」

男友「………。」コクリ

幼「2人ともありがとう。私…頑張るよ。」ニコッ

幼友(これは辛いだろうな…。でも、私ができるのは幼を元気付けるだけだわ…。)

男友「そろそろ昼休みも終わる。2人は体調が悪いって先生に言っておくから、2人とも保健室でも行って休んでこい。」

幼友「ありがと。気が効くねぇ。」

男友「さっきは無粋な発言をしたしな。これでチャラだろ。」

幼「ふふっ。ありがとね男友。」ニコッ

幼友(やっぱり男友かっこいいなぁ…。うーん…こんな時に告白なんてできないよ…)ムムム

とりあえず今回はここまでとなります
夜来れたらまた来ます

sage忘れた…
>>38
ご期待に添えるかはわかりませんが全力で頑張らせていただきます
ありがとうございます

乙よ

どんどん情報が広まってるな

ギャグかと思ったら重そうだった

では、少しですが投下させていただきます。

幼の家

男「昼飯何を作ってあげようかな…?」

~~~~~~

幼『カレー!カレーじゃないとやだ!』

幼姉『なんで!?私はシチューがいいの!』

男『嫌だ!肉じゃががいいの!』

幼母『材料同じやんけ』

幼『味が全然違うでしょ!』

男『そうだぞ!肉じゃがじゃないと嫌だ!』

幼姉『一応言っておくが、ここは男の家ではないからのー?』ニヤニヤ

男『幼姉だって前うちで散々駄々こねてうどんを素麺にしてもらったじゃん!』ニヤニヤ

幼姉『』チ-ン

幼母『あら、なにやっとんねん。あんた年上やないかい。』

男『まぁ、僕はシチューでもカレーでもいいからテレビ観て待ってるね。』

幼『あっ!私がプ○キュア観るの!』

男『おい。プ○キュアなんて観てると幼姉が言ってるシチューになっちゃうぞ?』

幼『あ゛っ!うー…』ワタワタ

男『』ニヤニヤ

幼『もうシチューでいいからプ○キュア観る!』ワタワタ

男『だってさ、良かったね幼姉』

幼姉『えっ…。』カァ

幼母『あらあら。優しいねぇ。』ニヤニヤ

男『別に。母さんから男がわがまま言うもんじゃ無いって言われてるし』

幼母『そういうことにしておいたるわ』ニヤニヤ

幼姉『』カァァ

~~~~~~

男「シチューにしておくか。大好きみたいだったし…。これなら幼の夕飯にも流用できるし…。いや、たくさん作ってタッパーで持って帰るのもアリだな。」ムムム

男「とりあえず、たくさん作るか。幼に男友と妹と一緒に家に帰るよう伝えようか」メルメル

男「さてと、取りかかりますかね」トントントン

男(やはり料理は良い…この時だけは嫌なことを全部忘れられる…。)

男(幼ちゃんと勉強できてるかな…?見てやらないとやばいかな?)

男(幼友も心配してるだろうなぁ…。ひと言言えば良かったか…?)

男(って色々考えすぎだ。俺は俺にできることをやる。)

男「よし。できた。味見味見…っとこれでオッケーだな。」

男「幼姉…起きてるかな?」トタトタ

男「幼姉~?起きてるか…?」コンコン

幼姉「…………ねぇ。なんで毎日毎日来るの?………私が弱ってるのがそんなに珍しい?」

男「…………っ!お、俺は…ただ幼姉が元気になって欲しくて……。」

幼姉「………誰がそんなこと頼んだのよ。早く帰って。」

男「………………。分かった。今日は夕飯作ったら帰るから。ここに昼の分置いておく。あと、洗濯物畳んだらそれも置いておくから。」

幼姉「あれ洗濯物じゃないから…私が出した服全部捨てて。」

男「ちょ、ちょっと待てよ……。あの中には俺がプレゼントした服だって……。」

幼姉「いらないって言ってるでしょ!全部捨てて!」

男「くっ…………。わかった……。」

幼姉「………ほら早く帰ってよ……。」

男「ご飯だけはしっかり食べてくれよ…。」トタトタ

幼姉「…………。」グスン

幼姉(あぁ……。辛いなぁ…。苦しいなぁ…。神様助けてよ………。)ポロポロ

男(こんなに傷付いたのは久しぶりかもしれん…。俺には何も出来ないのか…?)ガシガシ

男「捨てるわけにもいかないから、とりあえず全部畳んでおこう。新しい服…明日買いに行ってあげようかな…。それも捨てろって言われちゃうかな…。」パタパタ

~~~~~~~~

幼「ただいまー。男の言う通り男友と妹も連れてきたよ~。あと、幼友も付いて来た。」

男「おかえり。別に構わないよ。よう幼友。久しぶりだな。」

幼友「久しぶりでも無いだろうー。休学2日目だから…月曜日ぶりか。どーよ?幼の部屋くらいは漁ったか?」ニヤニヤ

男「ばっちり。下着の種類も全部調べた。」フンス

幼「」チ-ン

幼友&男友&妹(あれ?本気にしてる…?)

男「とりあえず入ってくれ。すぐ用意するから。」

幼友&男友&妹「はーい」

幼「どどど!どういうこと!もしかしてサイズとかも全部見たの!?ほんと信じられない!確かに洗濯はお願いしてるけどそんなことまで頼んで無いよ!」ワタワタ

男「落ち着け。冗談だから。別に身体どうこうで人を見る趣味も無い。」

幼「そ、そうだったね…。」ホッ

男「とりあえず、今日はシチューだ。2月だし、寒い時にはこういうものがいいだろ。」

幼友「さすが弁当を自作してくるだけありますなぁ…。幼もちょーっとは見習って欲しいなぁ」チラッ

幼「」プイッ

男友「ま、まぁまぁ。最近は女の人だけが家事をするってわけでも無いんだから。」

幼友「それはそうだけどさ…。妹ちゃん。家事できない人嫁にできる?」

妹「んー。私は嫁に行く側ですけど…。でも、論外ですね。」ニコッ

幼「」チ-ン

男「幼はこれから覚えていけばいいんだから。幼姉に教えて貰えばいいだろ?」

幼「そう…だね…。」

幼友「…………。」

妹「私が教えようか?毎朝もう少し早く来てもらえれば、朝の簡単なご飯くらいなら教えるけど。」

男友「うん。さすが気が効くねぇ…。どうよ?いい提案だと思わない?」メクバセ

幼友「う、うん。いいと思う。」ワタワタ

幼「じゃあ…お願いしようかな。でも、本当に基礎の基礎からね。」

妹「わかってます。任せてください」フンス

男友「いやー妹は気が効くしいいお嫁さんになるなぁー。」

妹「」カァァ

幼友(あれ…?こいつフラグ立ててやがったぁ!)

男「まぁ、幼も頑張れよ。俺は幼姉にご飯持ってくから、男友は幼友を送って行ってくれ。俺は妹と帰る。」

男友「了解。じゃ、ごちそうさまでした」ガタン

幼友「…ごちそうさまでした…。」ガタン

男友「?おいどうした?」

幼友「なんでもないっすよ……。」ハァ

男友「ならいいけど。じゃあお邪魔しました。」

幼「また明日」ノシ

幼友&男友「」ノシ

男「妹は帰る準備をしといて。」トタトタ

妹「はーい。」カチャカチャ

男「幼姉…起きてるか?」コンコン

幼姉「…………。」

男(寝てるのか…?ノブを捻ってなんか言われたら入るのはやめておこう……。)ドキドキ

男「幼姉…。入るからな…。」カチャリ

男「……っ!」

男(これはひどい…壁に貼られてたポスターや写真がめちゃくちゃだ…。小物もこんなに壊れて…。)

幼姉「」ス-ス-

男(俺がクリスマスにあげた時計も…)ヒョイ

男(これも俺がゲーセンで取ったぬいぐるみ…)ヒョイ

男(幼姉は悪くない…けど…悲しいものだな…)グスン

男(幼姉…こんなに傷付いて…。腕、自分で引っ掻いたのかな…。)ナデナデ

幼姉「……やめて……やめて…怖い……」ブルブル

男(寝言でも…こんな…くそっ……)グググ

男(落ち着け…。俺がやることはこんなことじゃない…。お盆は机の上に置いておこう。)カチャン

男(料理はちゃんと食べてくれてるんだな…。)

男「幼姉…ゆっくり休んでくれ…。」カチャ..パタン

男(……絶対に幼姉を俺が守らないと…)トタトタ

幼「遅かったね…。大丈夫?」

男「ああ。大丈夫だ。畳んだ洗濯物を幼姉の部屋の前に置いておいてくれ。今日は帰るから。おやすみ。」

妹「幼ばいばい。」ノシ

幼「う、うん。今日もありがとう。」

男「気にするな。嫌われるのは俺1人でいい。お前はいつも通りでいればいい。」

幼「…うん。あり…がとう…。」

男「じゃあな。」ガチャ..パタン

妹「お兄ちゃん…大丈夫?日に日に暗い顔になってるけど?」テクテク

男「さすがに暗い顔にならないのは無理だったみたいだ…。だけど、大丈夫。心配してくれてありがとう。」ナデナデ

妹「当たり前だよ!お兄ちゃんのことだってみんな心配してるんだからね…。」

男「わかってる。ありがとな。今日はシチューがあるから、俺も早く寝るよ。お前は明日から幼に料理を少しずつ教えるんだろ?頑張れよ。」

妹「任せといて。」フンス

幼の家のお風呂

幼(男…すごく傷ついた顔してた…。私…どうすればいいんだろう…?)カポ-ン

幼(お姉ちゃん……男……みんな傷つかないで欲しいだけなのに……。)チャポン....ブクブク

幼(お湯の中は…何も聞こえない…何も見えない…私は……私は……。)ブクブク

~~~~~~

幼友『幼は幼のやれることをやるの。』

男『お前はいつも通りでいればいい。』

~~~~~~

幼「ぷはぁっ!悩んだって仕方ないよね…。まずは明日も学校に行こう。」ジャバジャバ

今回の投下はここまでとなります
かなり重い展開が続いておりますので男友と幼友のもどかしくもなんとも言えない距離感の番外編を少しの間お楽しみください

番外編…幼友と男友の帰り道

男友「なぁ。なんでそんなにテンション下がってんの?」テクテク

幼友「なーんでわかんないかねぇ。あんた、1回脳神経外科でも受診してこい。」

男友「は?俺の頭がおかしいって言うのか?」

幼友「うん。」

男友「」ガ-ン

幼友「あああ。いや、おかしくはないけど…おかしいっていうか…うーん…いや、やっぱおかしいわ。」

男友「」チ-ン

幼友「あのさ、あんた妹ちゃんに好かれてんのわかってんの?」

幼友(あー…こんなこと言っちゃ本当はダメだよね…。ごめんね妹ちゃん…。)

男友「え?本当に?」ニヘラ

幼友「ええー。気づいてなかったんかいな。あと、そのわかった瞬間調子に乗るのやめて。ムカつくから。」

男友「すまんな。色男で。」ニヤニヤ

幼友「何こいつ」イラッ

男友「まぁ。冗談はそれまでにして、もし本当にそうだったとしても俺はちゃんと1番に守りたい人がいるから。妹は可愛いと思うけど、俺の守りたい人ではないから。」

幼友「じゃあ男友の守りたい人って誰?」

男友「んー…。今は言うべきじゃないかな。全てが片付いたら自分から伝えるよ。」

幼友「そっか…。そうだよね。えへへ。」ニコニコ

男友「唐突にどうした?なんか気味が悪いぞ…?」

幼友「このっ!」ペシン

男友「ははは。弱い弱い。全然痛くないわー。」フンス

幼友「むー…。あ、私の家あれだよ。」

男友「そっか。じゃあ、お別れだな。また明日学校で。」ノシ

幼友「うん。じゃあね。」ノシ

というわけでここまでとなります
月曜からは昼の投下は完全に無理になりますので夜に毎日細々と投下できれば…と思っております
読んでくださった方々ありがとうございます

>>51
ありがとうございます
>>52
これ以上広まることはありません
2人(男と幼)にとって本当に信用できる人間にしか伝えないというラインはちゃんと保つ予定です
>>53
紛らわしいスレタイですみません
重い展開ですが最終的にはハッピーエンドのつもりです

では1週間平日を頑張りましょう
おやすみなさいませ


料理中は嫌なことを全部忘れられるって言った直後にいろいろ考えててわろた

こんばんは
もう直ぐ投下させていただきます
>>70
ありがとうございます
嫌なことを忘れられる料理をしている時でさえも男の思考がブルーになりそうになるくらい男も大変な思いをしている
と理解していただけると幸いです

スレ一覧のスレタイ見るだけで重い気分になるわ
定期的に上の方に来るし

翌日

男「今日は…幼姉の服を買いに行かなきゃいけないな…。」ボ-ッ

男「その前に妹の弁当を作らないと…」トントントン

妹「おはよー…あれ?お兄ちゃん今日は遅い?」トテトテ

男「いや、妹が早いだけだよ。なんで今日は早く起きたんだ?」

妹「んー?幼が早く来るって言ってたし、男友さん来るって昨日は聞いてなかったし」バン

男「おお?あれ?なんで俺怒られてんの?」

妹「普通朝早くから男の人が来るなら言うでしょ!お兄ちゃんのせいで髪がボサボサなのとか見られたし!」ムキ-

男「お、おう…。別に小学生の頃から遊んだりしてるんだからそんなの見慣れてると思うんだが…?」

妹「いや、お兄ちゃんは小学校の頃から一緒かもしれないけど…。わかんないなら気にしなくていいよ…。」ハァ

男「じゃ、気にしないでおくわー。」キリッ

妹(本当に気にしないのかよ!)ガ-ン

男「はい、これ弁当。幼の家に行ってくるから、身支度はさっさと済ませておけよ。あと、親父と母さんの朝ごはんは任せておけばパンとコーヒーとか適当に済ませると思うから放っておけばいいよ。」

妹「了解しやしたー。じゃあ、気をつけてね。」

男「ありがとう。じゃあな。」

幼の家

幼「男おはよう…。今日もよろしくね。」ペコッ

男「気にするな。困ったときはお互い様だから。」

幼「なんで男はそんなに優しくしてくれるの…?」

男「んー…家族…だからかな?」

幼「それは…お姉ちゃんのこと?それとも私のこと?」

男「?何言ってんだ?2人ともに決まってるじゃないか。」

幼「…そっか。そうだよね…。」

男「どうした?なんか俺まずいこと言ったか?」

幼「ううん。じゃあ、私行ってくるね。」

男「おう。気をつけてな。あと、留年しないようにな」ニヤニヤ

幼「もう、言われなくたってわかってるって!」ガチャ..パタン

男「よーし…とりあえず洗濯からだな…。」パタパタ

幼姉「…………。」ジ-ッ

男「お…幼姉!?部屋から出てきてくれたのか!」

幼姉「それ以上近寄らないで!!」

男「…………ご、ごめん…。」

幼姉「男、目を閉じなさい。」

男「…あ、ああ…。」ギュッ

幼姉「…………。」トテトテ

男(何されるんだ…?こっちに近づいて来てる…?)

幼姉「…………。」ビンタバシ-ン

男「っ!痛っ!」

幼姉「勝手に部屋に入ったでしょ!なんで余計なことばっかりするの!?本当にやめてよ!」ガシャン

男「痛っ!…ごめん…。でも、幼姉が心配だったから…。」

幼姉「……なんで?なんで私の嫌がることばかりするの……?」ポロポロ

男「幼姉……。俺のことはいくら恨んでくれたっていいけど、自分を見失わないでくれ…。」

幼姉「もう嫌……。帰って…。帰ってよぉ…。」ポロポロ

男「…わかった。ご飯作ったら帰るから…。」

幼姉「そんなことしてなんて言ってないでしょ!私がいつ頼んだの!?早く帰ってって言ってるじゃん!」ガシャン

男「…ぐっ!気持ちはわかるが…食器を投げるのはやめてくれ…。」

幼姉「私の気持ちなんて分かるわけないでしょ!分かるわけないじゃん!知ったかぶりしないでよ!」ポロポロ

男「……ごめん…。」ズキッ

幼姉「うわぁぁん…。もう嫌だよー…。」ポロポロ

男「………。」

男(どうすればいいんだ…。)

幼姉「…うう…。」フラリ

男「幼姉っ!」ガシッ

幼姉「」ス-ス-

男(酷い隈ができてる…。やっぱりちゃんと寝れてないんだよな…。)

男(ごめん…幼姉。部屋まで運ぶけど、許してくれ。)

幼姉の部屋

男(やっぱりグチャグチャだな…。)

男(でも、また勝手に触ると怒らせちゃいそうだし…。)

男(とりあえずベッドに寝かせるか…。)トサッ

男「幼姉…。俺が痛みを肩代わりできたらいいのにな…。俺はそんなに信用できないかな…?」ポロポロ

男「俺のことはいくらだって嫌ってくれたっていいけど…自分と、幼のことだけは大切にしてやってくれ…。」ポロポロ

幼姉「………やめてよぉ……助けて……」ブルブル

男「…………。」ポロポロ

男「今日は…ご飯作ったら服買いに行ってくるから…。もう今日はお別れだ。少しでもゆっくり休んでくれよ…。」カチャ..パタン

男(っ…痛いなぁ…。目の上のところ…血が出てるな。)

男(割れた食器の片付けと、自分の手当て。ご飯を2食分…。食べてくれるかわからないけど…。)

男(俺のしてることはただの自己満足なのか…?)カチャカチャ

男(部屋から出てきたのを喜ぶべきか…?でもまさか幼姉に暴力を振るわれる日が来るなんてな…。)ペタペタ

男「とりあえず片付けと手当ては完了だ。ご飯…何にしようかな…。とりあえず簡単なものにしておこう…。」トントントン

男(俺の作るご飯も本当は食べたくないのかな…。)ウルウル

男(くそっ…玉ねぎが眼に沁みるなぁ…。)ボロボロ

男「とりあえず昼飯は焼きそばでいいかな…。ラップをかけて…っと。夕飯はハンバーグを冷蔵庫に入れておこう。」カチャカチャ

男「よし。買い物に行くか。あっ、でもこの大きなガーゼ目立つな…。幼のニット帽でも借りるか…。」ヒョイ

男「少し小さいけど…なんとか隠せるな。よし、財布も持ったし行くか。」

>>72
>>68でも述べているように最終的にはハッピーエンドとなります
スレタイについてはすみません
sage忘れなのも携帯からの投下ということと初めてのssであることに免じて許していただけると幸いです
申し訳ありませんでした

明日明後日と予定が空きましたので今日の深夜また来れたらきます
不快な思いをされた方々重ねて謝罪いたします
申し訳ありませんでした

いや別にSS投下するときにageで投稿するのは普通だぞ

>>83
スレタイに【閲覧注意】とかつければよかったんですかね…

幼馴染も男のこと好きそうだからそっちも悲しい

少しですが投下していきます
あと100レス以内には完結目標で進めてます
ルート分岐も合わせると200レスくらいかな…と思ってるとこです

デパート

男「と言っても女子の服なんてそんなにわからなかったな…。幼姉や幼の誕生日とかは幼友や妹に手伝ってもらってたし…。」ムムム

店員「お客様…何をお探しでしょうか?」

男「とりあえず女性の服を5セットほど。下着も5枚ずつくらいください。」キリッ

店員「」

男「あ、もちろん私のじゃないですよ!?」ワタワタ

店員「失礼いたしました。」ホッ

男「最近の服とかわからなくて…良さそうなのをいくつか見繕って欲しいのですが。」

店員「かしこまりました。しかし、彼女さんへのプレゼントですか?もしそうでしたら、彼女さんが羨ましいですね。」ニコニコ

男「……いえ。そんな関係ではありませんよ。」ニコッ

店員「し、失礼いたしました。」ペコッ

店員(笑っているのに瞳はあんなに悲しみで染まっている人を初めて見た…。)ガクブル

男(肯定したほうがよかったかな…?)ボケ-

店員「こちらの5着はどうでしょうか」スッ

男「あー。それでいいですよ。別にこだわりとかはないんで。」

男(買っても捨てられるかもしれないもんなぁ…。)ハァ

店員「では、こちらお買い上げですね。合計で34980円になります。」

男「」スッ

店員「ちょうどお預かりします。下着の方はこちらでは販売しておりませんので、下の階のランジェリーショップの方にどうぞ。またのご来店をお待ちしております。」ペコッ

男「」スタスタ

ランジェリーショップ

店員(男性が1人で来た…?なんか怪しいな…。)

男(ますますわかるわけねーよ…。)ウ-ン

店員(うお。こっちきたー。あれか?頭からかぶるのはダメですって言えばいいのか?)ワタワタ

店員(焦ったって仕方ない。よし、店内ではかぶっちゃダメだって言おう…。よしばっちこーい!)フンス

男「すみません。アンダー70。バスト85のCカップのブラと、それとセットのパンティ、派手じゃないけど地味すぎないやつを5着お願いします。」キリッ

店員「店内でかぶられるのは…は?」

男「C70のブラとセットのパンティ5着。派手じゃないけど地味すぎないやつをください。」キリッ

店員「あぁ…。はい。プレゼント用ですか?」

男「違いますね…。日常生活用です。」キリッ

店員(誰の!?)ガクブル

男「とりあえず、適当に見繕ってください。」

店員「は、はぁ…。こちらはどうでしょうか?」

男「それでいいですよ。」

店員「ありがとうございます、それでは、5点で46280円になります。」

男「」チ-ン

店員「どうかなさいましたか?」キョトン

男(下着って高いのな…。)

男「すみません。手持ちが足りなかったので少しお金おろしてきます。」スタスタ

店員(若そうに見えるのにやたらとしっかりした人だな…。)ポケ-

帰り道

男「とりあえず幼に俺の家まで取りに来てもらうか…?いや、俺が学校まで行ったほうがいいか…?」

男「いや、休学中のやつが学校の近くウロウロしてたら変に思われるかもしれないから…幼に連絡だけして幼が帰るくらいに家の前で待つか…。メール送信っと。」

男「この服…捨てられないと良いけどな…。」ハァ

男「家に帰って少し休むか…。」

男の家

男「今日の夕飯作っておくか…。そういえば明日くらいに幼の家の食材切れちゃうな…。うちも明日くらいには無くなるからどっちの分も買わないとな。」

男「メニューどうするか…。パスタで良いか。ソースだけ作っておこう。」トントントン

男「よし。終わった。麺茹でるくらいなら誰にでもできるだろうし。少し寝ようかな…。」トテトテ

男「自分の部屋の片付けもある程度はしとかないとな…。」カチャ...パタン

男「本は本棚に置いてるんだけど一回読むとどうしても枕元に積んじゃうんだよなぁ…。」ゴソゴソ

男「あれ?これ6巻ない!?おいおい冗談じゃないぞ。」キョロキョロ

男「どこやったっけなー?」カタン

男「……この写真…。」ヒョイ

~~~~~~

幼『高校の入学式に写真撮らないでどうするの!?1回しかないんだよ?』ワクワク

男『人生なんて全て1回きりだろうが。幼の理論で考えると、ずっと連写し続けなきゃいけないじゃん』ハァ

幼姉『まぁまぁ。2人とも私の後輩になってくれて嬉しいのぅ。』フンス

幼『お姉ちゃんも一緒に撮ろうよ!』

父『そうだぞ。男。両手に花のチャンスじゃないか。』ニヤニヤ

男『どっちも薔薇じゃないか?』ハァ

母『何を言うか!こんな可愛い子2人が義理とは言え一緒に写真撮ってくれるって言ってんだぞ!』パシン

男『痛っ!撮ればいいんだろ。撮れば。』

幼『はい。母さんが持ってるカメラ見てね!1たす1はー?』

幼姉『』

男『対象年齢何歳だよ…。』ハァ

母『まぁ、気にすんな!撮るぞー?』ニヤニヤ

幼『2人ともちゃんと笑ってよ?何回も撮るの面倒なんだからね!』ワクワク

男『はいはい…。』

母『はいチーズ!』パシャッ

幼『見せて見せてー!』ダッ

男『早く帰ろうぜ。妹待ってるだろうし。』スタスタ

幼『あー…やっぱり男いつも通りじゃん。なんで笑わないかなぁ…。』ムムム

幼姉『んーどれどれ?あっ、ほんとだね。』クスクス

男『別に良いだろ?元からこういう顔なんだし』テクテク

幼姉『あ、男待ってよ!』タッタッ

幼『私もー!』ダッ!

男『俺が笑わない分お前ら2人が笑ってくれるから俺は幸せなんだよ』

幼&幼姉『』カァァ

男『あ、ごめん。今の訂正する。やっぱり妹の笑顔の方が大事だな』キリッ

幼『』チ-ン

幼姉『シスコンかよ』ペシン

男『いてっ!やめろよおい』

幼姉『ふーんだ』プイッ

幼『』チ-ン

~~~~~~~

男「こんなこともあったよな…。」グスン

男「幼姉…幼姉っ…!」ポロポロ

男「………」ス-ス-

幼姉の部屋

幼姉「……んんっ……」ムクリ

幼姉「…………。」ポロポロ

幼姉「私…男のこと傷付けちゃった…。血も出てた…。あんなことしたことなかったのに…。」ポロポロ

幼姉「この部屋も…嫌になって当たり散らしてたら…男にもらったものもいっぱい壊れちゃった…。」ポロポロ

幼姉「この写真…。」スッ

幼姉「男…幼…ごめんね…。」グスン

幼姉(でももう男は家に来てくれないよね…。)ギュッ

幼姉(でも…これで良かったのかな…ひとこと謝りたいな…。)

幼姉(でも…こんな私を赦してくれるだろうか…。)

幼姉(変わらず接してくれるだろうか…。)

幼姉「明日なんて…こなければいいのに…。」ポロポロ

幼姉「…………」グスン

幼姉「」ス-ス-

>>85
トゥルーエンドみたいなのはちゃんと決めてますが需要があれば他のエンドも書く予定です
いや需要がなくても自己満で書くかもしれないですごめんなさい

先ほど予告した通り明日明後日休みへと変わりましたので昼と夜に投下できれば…と考えております
読んでくださった方ありがとうございました
また読んでくださると幸いです
ではおやすみなさいませ

すみません登場人物が多くなってきたので整理のために書いておきます

男…主人公

幼…幼馴染、素直になれない可愛い子

幼姉…幼の姉、本作悲劇のヒロインポジション

妹…男の妹、人の機微を察しやすい子

男友…男の親友、合気道の道場の子。粋に振る舞うのが漢ってもんよ的な人物

幼友…幼の親友、男友ゲットしたと思ってる(実際は謎)

父…男の父親、仕事は良く言えば興信所の所長(男たちは知りません)

母…男の母親、若干男勝りの良いかーちゃん

幼父…空気。海外赴任中

幼母…幼の母、本作ではほぼ空気。幼父について行って海外在住

こんなものですかね
質問等あればどうぞ
答えられる範囲ならなんでも答えます

ミーツケタ

おはようございます
投下させていただきます
シリアスのピークに入っていくところです

男の部屋

ジリリリリッ

男「そろそろ学校終わる時間だな…。幼からメールの返信きてるな。」

男「よし、出かけるか…。またこの小さいニット帽かぶると伸びちゃうし…。自分のかぶっていくか。」ゴソゴソ

男「服も下着も持ったし…本当に捨てられたりしないよな…?」テクテク

幼の家の近くの公園

幼「おーい!男ー!」ノシ

妹&男友「」ノシ

男「おかえり。男友もありがとな。」

男友「いやいや、別に構わないさ。じゃあ、俺は帰るから。またな。」

男「ご苦労様だった。毎日ありがとな。」

男友「気にすんな。お互い様だよ。じゃあな。」ノシ

幼「男。何持ってるの?」

男「あ、ああ。これは幼姉の新しい服と下着だ。」

幼「なんで?」キョトン

男「いや、幼姉に出した服を全部捨ててくれって言われちゃってさ…。昨日畳んだ洗濯物も部屋の外に出したままだったし。」

幼「そうだったんだ…。あ、お金取ってくるね。いくらかかった?」

男「いや、お金はいいよ。」

幼「…そう。ありがとうね…。」

妹「お兄ちゃん珍しくニット帽なんてかぶってどうしたの?いつもあんまり好きじゃないって言ってるのに」

男「」ドキッ

幼「どうしたの?」

男「いや、なんでもない…。」

妹「なんでそんなに目深にかぶってるのー?」グイグイ

男「ちょっ!やめろって!」バッ

妹「ご、ごめん…。」ビクッ

幼「えっ!妹ちょっとふざけただけじゃん。なんでそんな強く抵抗するの?」

男「あ、いや…ごめん。」

幼「何か隠してるでしょ?早く帽子とって。」

妹「」オロオロ

男「それはできない…。もう今日は帰る。」

幼「待って。ちゃんと説明して。」

男「………はぁ……。」ヌギッ

妹「…………。」ビクッ

幼「………。それ、誰がやったの?」

男「いや、ちょっと階段でこけてさ。みんなに心配かけたくなかったから…。」アハハ

幼「嘘つかないで。私は勉強はできないけど、そんなことで騙されたりしない。」

妹「あ、あの。えっと……。」オロオロ

男「……。本当になんでもない。お前はいつも通りで大丈夫だ。」

幼「誤魔化さないでよ!お姉ちゃんがやったんでしょ!お姉ちゃんのことが好きなのは知ってるけど!暴力まで許容していいわけないでしょ…。」ポロポロ

男「………。ごめん。でも、大丈夫だから。今日は帰る。また明日な。」スタスタ

妹「ちょっと、お兄ちゃん!……ごめんね幼。また明日。」タッタッ

幼(いくらなんでもこんなのおかしいよ…。)グスン

幼の家

幼(やっぱり燃えないゴミのところに割れた食器があった…。)

幼(いくらお姉ちゃんでも許せない。自分が傷ついたからって人を傷つけたりしたらダメだよ…。)ワナワナ

幼「お姉ちゃん。起きてる?」

幼姉「…………。」

幼「無視したって入るからね。」カチャ

幼(……っ!すごいグチャグチャ…。)

幼姉「……何の用?」

幼「あのね。お姉ちゃんが今傷ついてるのは知ってる。気持ちまでわかってあげることはできないけど、お姉ちゃんが元気になるように男達も心配してる。それはわかってるよね?」

幼姉「……別に頼んでない。」

幼「頼んでなくても男達はお姉ちゃんのことが好きだから心配してくれてる。それもわかってるんだよね?」

幼姉「………知らない。」

幼「なのに、男をどこまで傷つけたら気が済むの?男を傷つけて何かお姉ちゃんが得るものがあるの?それで元気になれるの?」

幼姉「…………。」

幼「違うよね?お姉ちゃんは本当は男のこと好きで構って欲しいと思っているのに、自分が傷ついたからって男にただ当たり散らしてるだけ。」

幼姉「…………。」イラッ

幼「そんなの子供と何も変わらないよ?なんで自分の気持ちに素直になれないの?なんで助けてって言わないの?男の人が嫌なら私だって妹だっているでしょ?」

幼姉「…………。」イライラ

幼「私はお姉ちゃんが少しでも元気になると思って男に任せてた。けど、これ以上男を傷つけるようならもうお姉ちゃんなんか知らない。」

幼姉「うるさい!なんでそんなこと言われなくちゃならないの!私は…確かに男が好きよ!でも!こんな身体にされちゃったら男はもう…もう私のことなんて見てくれないでしょ!」

幼「好きでもない人の世話を好んで引き受けるような人がいると思う?お姉ちゃんバカなんじゃないの?どれだけ男がお姉ちゃんのこと考えて、お姉ちゃんの力になろうと思ってるか何もわかってない!」

幼姉「あんたはわかってるとでも言うつもり?あんたなんて、私がこうなってから男が毎日家に来てくれること喜んでるんでしょ!私がこんなことになったて自分には何も関係ないって思ってるんでしょ!」ガシャン

幼「…………。」ポロポロ

幼姉「あっ……。………ごめん……。」

幼「………もういい。もうお姉ちゃんなんか知らない………。」ゴシゴシ

幼姉「…………ごめんなさい……。」

幼「謝罪の言葉なんていらない。これ、男が買ってきた新しい服。もう私お姉ちゃんに関わらないから。自分でご飯も作って掃除もして洗濯も全部して。」ガサッ

幼「男にももう来なくていいって言うから。私、この家から出て行くけど後は勝手にしていいから。じゃあね。」カチャ....バタン

幼姉「……………。」ポロポロ

幼姉「……ごめんなさい……ごめんなさい……ごめんなさい……ごめんなさい……。」ボロボロ

幼(どこか遠くの街へ行こう。もうお姉ちゃんのことなんか知らない…。)ゴソゴソ

幼(私だって男のことが好きで、ずっと我慢してて。男の気持ちも知ってたからずっと自分の気持ちは抑えて、お姉ちゃんがあんなことになっても強く居続ける男をもっと好きになって…。)

幼(それでもお姉ちゃんも男のことが好きなのは知ってるから…。ずっと我慢してたのに…。もう謝ったって絶対許さない。)ワナワナ

幼(さよなら…。大切なものたち…。)ガチャ...パタン

幼(門を出たら私はもうここには戻ってこない。さようなら…みんな…。)スタスタ

とりあえずここまでとなります
昼間から何してくれとんじゃ!と言いながら昼飯を吹き出された方は申し訳ありません
では夜また来れたらきます

>>96
怖いです

イェーイ幼チャンハッケーン

>>106
申し訳ないって思ってるならsageれば?

>>108
すみませんNTR系ルートは考えておりません
妄想の中でどうぞ

>>109
内容がもっとアレならsageようと思いますが特にまずいとは思ってません
しかし、以前スレタイで重い気持ちになると言われましたのでそれについての謝罪です
進行は投下毎にageるのが普通だと教えていただきましたし調べてもそのようでしたのでそうさせていただいてます
ご不快に思われたのならすみません

では投下させていただきます

男の家

男(今日は完全に失敗だったな…。幼にも心配をかけてしまった…。こんなんじゃダメだな…。)ピロリロ

男(幼からメール?珍しくやたらと長いな…。)

幼《これまでありがとう。お姉ちゃんのことはもういいです。放っておいても大丈夫みたいなので。男が今までお世話をしてくれてたことも別に自分が頼んだことではないのでいらないそうです。》

幼《いくら自分が他人から傷つけられたからってその傷を別の他人に与えるようなことはしてはいけないという話をお姉ちゃんにしました。けど、お姉ちゃんは聞き入れようとはしませんでした。》

幼《こんな状況だから、と男は優しいから言うかもしれません。でも、私にとってはとても許しがたいことを言われたので、私は家を出ます。これからは1人でどこか遠い街で働きながら生活しようと思います。》

幼《男はいつも優しくて、正しくて、私達のことを考えてくれて、一緒にいるととても幸せでした。けど、私にはずっと男に伝えてなかったことがありました。》

幼《男。私、幼はずっと貴方が好きでした。いえ、今も好きです。けど、貴方は優しいから返事に困ると思います。だから、何も言わなくてもいいです。》

幼《私の初恋はこれでおしまい。今後恋をすることも多分ないと思います。結婚もせず1人で静かに生きられれば…と思います。今まで本当にありがとう。大切なものをたくさんくれてありがとう。じゃあ、元気で。》

男(どういうことだ…?冗談だとは思えないぞ?)

男(とりあえず電話だ…。)ピポパ

「?お客様のおかけになった電話はご都合により、お繋ぎできません?」

男「お、おい…?うそだろ…?おい?」ピポパ

「?お客様のおかけになった電話はご都合により、お繋ぎできません?」

男「…………。」ポロポロ

男「うわぁぁぁぁぁ!」ボロボロ

男「なんでっ!なんでなんだよ…!」バン

妹「お兄ちゃん!どうしたの!?」ガチャッ

男「幼が…幼が…。」ポロポロ

妹「ちょっ!えっと…本当にどうしたの?」オロオロ

男「ごめん…。うまく説明できないから…。」スッ

妹「メール見ていいの?…………そんなっ!私の携帯から電話してみる!」ピポパ

幼「妹?どうかしたの?」

妹「どうしたじゃないよ!こっちが聞きたいよ!今からうちに来てよ!」

幼「ううん。もうダメ。私今電車に乗ってるから。」

妹「なんでお兄ちゃんに相談もしなかったの!お兄ちゃんがどれだけ心配してると思ってるの?」

幼「心配かけてごめんなさい…。でも、もう我慢できない。私がなんでこんなに我慢しなきゃいけないの?私何か悪いことしたの?」

幼「お姉ちゃんは傷ついて、好きな人も傷つけられ、それでも私はずっと我慢しなきゃいけなくて…。」

幼「私はこれまでも、これからもどれだけ苦しめられればいいの?いや、私が勝手に苦しんでただけかもしれないけど…。それでも、もう私は逃げ出したいくらい苦しいの。」

幼「何も相談しなかったことはごめん。けど、もうどうしようもなく頭に来て、抑えられなくなっちゃったの…。」

妹「幼の気持ちは私は理解してるつもりだよ…。でも、幼はお兄ちゃんを信じてなかったんだね…。」

幼「どういうこと?」ムッ

妹「お兄ちゃんはすごく優しいけど、幼の気持ちを知ったところでお兄ちゃんは何も変わらないよ。幼もわかってるようにお兄ちゃんは誰よりも人のことを考えてくれる。」

妹「わかってるはずなのに、なんで幼はお兄ちゃんを信じてまっすぐに胸に飛び込まなかったの?ただ幼は逃げてただけじゃない?事実から目をそらし続けてさ。」

幼「…………。」

妹「悪いことは言わないからすぐに次の駅で降りて引き返して来て。うちに泊まればいいから。お父さんもお母さんもそれくらい許してくれるから。」

妹「だからお願い。帰って来て…。」グスン

幼「………ごめん…。ごめんなさい…。」ポロポロ

妹「ううん。私こそ、辛さに気づいてあげられなくてごめんね。」ポロポロ

幼「うわぁぁん…。妹…男…ごめん…。」ポロポロ

妹「大丈夫だよ…。私たちは…待ってるから。」ズズ-

幼「うん…。ありがとう。私に大切なことを教えてくれて。」

妹「ううん。じゃあね。」ビッ

妹「お兄ちゃん。幼帰ってくるって。」ニコッ

男「本当かっ!?」ガバッ

妹「テンション変わりすぎ…。でも、本当だよ。」

男「妹…ありがとう。本当にありがとう…。」ギュッ

妹「お兄ちゃん…。」ギュッ

男「俺の大切なものを守ってくれてありがとう…。」

妹「お兄ちゃん…大好き…。」ギュウ

男「妹…それは少しあざとすぎだ。俺は今から幼のこと駅まで迎えに行ってくる。何時になるかはわからないけど、ずっと待ってみようと思う。」

妹「わかった。お母さんたちが帰ってきたら私が話しておくね。」

男「世話をかけるな。じゃあ、できるだけ早く戻るから。」カチャ..パタン

妹(あれ?なんか…お兄ちゃんはしっかりとわかってくれてるのかな?)ムムム

妹(普通の妹は中3にもなってお兄ちゃんに抱きついたりしないんだよ…。)クスクス

男と幼の家の最寄駅

男(早く着きすぎだよな…。でも、この駅に来るのはこの時間だと…3本か。でも1時間半なのね。30分に1本…これが田舎クオリティ。)ハァ

男(お、早速1本目だ…まぁ、誰も降りないよな…。ってなんで降りないのに停まり続けてんだ?)

男(あ、ああ!俺が乗ると勘違いされてるのか)ワタワタ

男「すみません!人を待ってるだけなんです。勘違いさせてごめんなさい」ペコッ

車掌「」b

男「変わった人だったな…。」

男(少し厚着しすぎたか…。暖かすぎる…。)ウトウト

幼「……とこ!…男!…」ユサユサ

男「……幼…?……幼かっ!?」バッ

幼「わぁっ!びっくりするからいきなり起きないでよ…。」ビクビク

男「ごめん。でも…心配させやがって…。」ギュッ

幼「ごめんなさい…ごめん…。」グスン

男「泣かなくて大丈夫だから…。」

幼「あのね…1度しか言わないからちゃんと聞いてね…。私は男のことが大好き。ずっと好きだった…。こんなふうに抱き締められたら勘違いしちゃうよ?」ギュウ

男「……ありがとう。好意を持ってもらったのは素直に嬉しい。けど、幼姉が好きだからとかじゃなく、今はそんなことを考えてられない。」

男「もちろん幼より幼姉が大切だとかそういうことじゃない。幼がいなくなったりしたら悲しいし俺の日常の半分以上が失われちゃうから…。」

男「わがままだけど…幼のこともすごくすごく大切に思ってるよ。」ナデナデ

幼「……ありがと。」ポロポロ

男「もう勝手にどこか行ったりしないでくれ…。心配するのは俺だけじゃないから。」

幼「うん…わかった。ごめんね。」

男「じゃあ、帰ろうか。妹も言ってたけど、うちに泊まればいいから。」テクテク

幼「うん…でもちょっと待って。」

男「うん?」クルッ

幼「」チュッ

男「なっ!」カァ

幼「男も赤面したりするんだね…。でも、唇にしなかっただけ私の優しさに感謝しなさい…。」フンス

男「…はぁ。バカなこと言ってないで早くついて来いよ…。」スタスタ

幼(いつもより歩くペースが早いってことは…意識はされてるってことだよね?)ニヤニヤ

男の家

男「ただいまー。」

妹「おかえり~。幼ー!心配したんだからね!」ダキッ

幼「妹…ありがとう。」ギュッ

男(ふむ…。百合百合しいのぅ…善きかな…。)ムムム

男「それで、幼姉は1人で大丈夫なのか?」

幼「…………わからない。」シュン

妹「…………。」

男「とりあえず、今日はもう遅いからお風呂に入って寝ればいい。部屋は俺の部屋使えばいいから。」

幼「ありがとう…。」

妹「じゃあ、久しぶりに一緒にお風呂入りましょう!」

男「ほどほどにしとけよ。俺は幼の家に泊まってくるから。親父と母さんへのフォロー頼むぞ。」

妹「任せといて!」ビシッ

男「それと、明日の弁当と朝ごはんは任せたぞ。夜は帰ってこれたらくるから。」

妹「幼に教える約束だから、ちゃんとやるよ!」

男「幼も、今日はゆっくり休んでくれ。じゃあな。」ガチャ...パタン

妹「幼、疲れただろうから明日は学校休みなよ。無理して風邪ひいたりしたら困るし。」

幼「…わかった。家で勉強してるよ…。」

妹「うん。それがいいよ。」ニコッ

幼(お姉ちゃん大丈夫かな…。)

妹「やっぱり幼姉が心配?」

幼「そんな…ことないもん。」プイッ

妹「まぁ、とりあえずあったかいコーヒーでも飲んで。そろそろお母さんたち帰って来ると思うからご飯一緒に食べよっか。」コトン

幼「あのー…ミルクと砂糖ちょうだい…。」

妹「やっぱりブラックなんてお兄ちゃんだけだよね。」クスクス

幼「ブラックなんて苦すぎて飲めないよ。」

妹「話戻すけどさ、大体何言われたかはわかるよ。でも、それが幼姉の本心だとは本気で思ってはないよね?」

幼「…………。」コクリ

妹「うん。それならいいんだ。でも、幼姉もちょっと暴走気味なのは事実だからねー。なんとかしてあげられたらいいんだけど…。」

幼「妹は…男が傷ついて帰ってきてもなんとも思わないの?」

妹「なんとも思わないわけないじゃん。悲しいし、怒りたい気持ちだってあるよ?」プンスカ

幼「じゃあなんで何も言わないの?」

妹「んー…よくわからない。お兄ちゃんが最初に、ダメそうだったら必ず頼るって言ってくれたからかな。」

幼「…………。」

妹「もちろん、幼みたいに自分から行動することも大切だけど、今はお兄ちゃんに任せるのが1番良いんじゃないかな…って思ってるの。」

妹「あ、幼を批判してるんじゃないよ?正直に言うと、自分が何かをやってそれが裏目に出てしまうのが怖いの…。」

幼「妹…。」

とりあえずここまでです
深夜にこれたらまた投下しにきます
今後の展開ですがもしこれがエロゲならユーザー様から苦情言われそうな展開になる可能性があります
お察しになった方はスレをそっと閉じることを推奨いたします
読んでくださった方々ありがとうございます

では投下させていただきます

>8 
すいません私のオリジナル作です

妹「みんな忘れがちだけどさ。私お兄ちゃんと血が繋がってないじゃん?幼達とも小学校の…3年生くらいからの付き合いだし?」

幼「へっ?」ポカ-ン

妹「ん?どしたの?」

幼「え?私をそんなこと聞いてないけど…。」

妹「えっ!?じゃあ私のことお兄ちゃんからどうやって紹介されたの?」

幼「えっと…多分3人で遊ぼうとしたところに妹を連れてきて…。『あ、こいつ俺の妹だから』って言ってただけだと思うけど…。」

妹「うん。おかしいじゃん。『今まで妹なんていなかったよね!?』ってそこでなんで思わないかな。」

幼「」チ-ン

妹「幼が知らなかったなんて…。もしかして男友さんも幼友さんも幼姉も知らないのかな?そもそもお兄ちゃんも理解してるのかな?」ガ-ン

幼「多分ね、『妹できたんだ。良かったね』みたいなこと言ったら、『うん。昨日から。』とかなんとか言ってたような…。」

妹「完全におかしいじゃん!そこで気づくとこだよ…?」

幼「なんでだろうな…?」ムムム

父「ほー。そんな話になってるとは。」

母「まさか知らなかったとはね」ケラケラ

妹「いきなり音も無く入ってこないでよ」ビクッ

幼「おおおお、お邪魔してまふ。」ビクビク

父「ああ。ごめんごめん。母さん、風呂先に入って来ればいいよ。」

母「んー。ありがと。」スタスタ

妹「はい。とりあえずコーヒー。」スッ

父「おー。悪いな。ありがとう。」ゴクリ

父「まぁ、なんでそんな勘違いが生じたかというとな、俺が子供の成長というのを説明してなかったからだな。」

父「妹は…俺の古い友人の遺した子供なんだが、男に会わせた時に、今日から妹になるからとしか説明しなかったし…男もすんなり受け入れてたし…。」

妹(元凶コイツかー…。)チ-ン

幼「失礼なことを承知で言いますが、妹に対する父さんや母さんの接し方も男に対するものと全く変わりなかったので私達も気づきにくくなったのもあると思いますよ。」

父「なんで敬語なんだ。似合わねーな。まぁ、俺達も妹のことは本当の家族だと思って過ごしてきたからな。」ニヤニヤ

妹「お父さん…。」ニコッ

父「ともかくだな。男も、幼も幼姉も人間がどうやって産まれるかもう知ってるだろ?でもその時は知らなかった。だから、『妹ができた。』っていうのもなんの疑いも無く受け入れてたってことだ。」

父(だが普通そのあとおかしいなって思うだろ…。)ムムム

幼「血が繋がってなくても妹は妹だもんね!」ギュッ

妹「幼ー!」ギュッ

父「お父さん嬉しい…。」ウルウル

妹「あ、でも私もお兄ちゃんのこと好きになってもいいって知ってた?」クスクス

幼「」チ-ン

幼「短い間だったけど…楽しかったよ。」ギュッ

妹「変わり身早すぎでしょ!」ガ-ン

幼「まぁ、そんなことないだろうけどね。」ニコッ

妹(なんか目線が怖いよー…。あんな冗談やめとけば良かった…。)

父「結構遅い時間だが、幼は今日泊まっていくのか?」

妹「うん。そうだよ。今ご飯出すね。」

父「それで、男はもう寝たのか?」

幼「えっと…男は今私の家にいるの。」

父「あ、そうなんだ。こりゃどんな巡り合わせで?」

幼「お姉ちゃんと喧嘩しちゃって…それで1回家を飛び出しちゃったの…。」

父(今は難しい時期だからなあ…。下手なことは言えないなぁ…。)

母「そりゃ喧嘩しなかったらおかしいだろうよ。お前らみたいなのは喧嘩してお互いのことをわかりあわないとな。」カチャ

母「それにな、今幼姉は辛い思いをしてる。だけど、幼が言いたいことを幼姉にちゃんと言うことは悪いことじゃない。」ドサッ

母「幼。お前は良い子だ。だから気を使って我慢することも多いだろう。普段の幼姉ならお前の言いたいことは全部察してくれるだろうが、今は許してやれ。」

幼「…………。」コクリ

父(流石マイハニー。ありがとうございます。)

幼「私も、お姉ちゃんに謝らなきゃいけないことがある…。けど、今は顔を合わせたくない…。」グスン

母「そういう時もあるだろうさ。だから、今男が家に行ってるんだろ?あいつに任せとけって。あれでも自慢の息子だからな。」ナデナデ

幼「ありがとうございます…。」ゴシゴシ

妹「はい。お母さんも幼も席について。今日は私が作った牛丼なんだから。」フンス

母「つゆだくでお願いしまーす。」ピャ-

父(幼が少しでも元気になってくれて良かった…。男、焦りは禁物だが、頑張ってくれよ…。)

ここから時間少し戻ります

幼の家への道中

男(幼…戻ってきてくれて本当に良かったな…。)スタスタ

男(幼って俺のこと好きだったんだ…。ちょっと意外だったな。)

男(あいつ…なんていうか抜けてるし、そういうのとかあんまり興味ないのかと思ってたな。)

男(ん?そういえば何回か告白されてたような…。でも全部断ったことだけは知ってるぞ…。)

男(顔は可愛いし話しやすいし…モテるのも当然だよな。)ポケ-

男(ってこんなこと考えてたら俺が幼のこと好きみたいじゃん)ブンブン

男(ないない。いや、ないないって失礼すぎるな。真面目に考えないと…。)

男(でも、まずは幼姉を支えないとな。それはあいつもわかってくれてるはずだから…。)

幼の家

男(幼姉…落ち着いてると良いけど…。いや、喧嘩して落ち着いてられるわけないか…。)

男(部屋の電気は消えてるし…ちゃんと寝てると良いけど…。)ガチャガチャ

幼姉「」グッタリ

男「おい!?幼姉?」ピトッ

男(酷い熱だ…。まさか幼が帰ってくるのを玄関で待ってたのか?2月だぞ!?)

幼姉「……ごめんなさい…ごめんなさい…ご…めん…。」

男(落ち着け…。とりあえず幼姉を部屋に運ばないと!)ヒョイ

幼姉の部屋

男(とりあえずこれで大丈夫か…?)トサッ

男「こんなになるまで…やっぱり幼のこと、大切に思ってるんだな。」ナデナデ

幼姉「うう…ごめんなさい……幼…男…ごめん…。」

男(幼姉が安心して眠れるときはいつ来るんだ…くそっ!)

男(起きたら風呂に入らないと、いくらちゃんと服を変えててもそろそろ臭うかもな…。)

男(俺の買ってきた服も、綺麗に使って欲しいしな…。)

男「とりあえず風呂掃除でもしてきますか。」

男(あ、俺夕飯食べてないじゃん)チ-ン

男(もうカップ麺で良いや…幼の部屋に隠してあるコーラ勝手に飲もうっと。)カチャ..パタン

本日はここまでとなります
中途半端なところで終わってしまってすみません
読んでくださった方々ありがとうございました
ではおやすみなさいませ

>>125
スレ間違いですかね?
なんと反応して良いのかわからないのでごめんなさい

数日後母親の勘なのか私は体調を崩し会社を休んだ   
私が病院でやすんでいるとナースがきたとても青ざめた顔で
あなた様のお母様が事故にあいますた
私は全身が凍りついた  母親は死んだ
私は一人になったが生活が変わるわけないのでいつものように働いてパチンコにも行った
母親が居ないことにも1週間もたてば慣れた


少しですが投下させていただきます

~~~~~~

幼(7才)『前ね、公園で遊んでる時男と『ケッコン』の約束をしたの。』モグモグ

幼姉(8才)『』チ-ン

幼母『おお、そうかそうか』ナデナデ

幼姉(やっぱり本当だったんだー…。)ガ-ン

幼『でもね、男に『ケッコン』って何?って聞いたのに教えてくれなかったの。』

幼母『結婚ってのはな…お互いに好き合ってる2人がずっと一緒にいよう。って約束することだよ。』ナデナデ

幼『ふーん。なら男は私の事好きなの?』ムムム

幼母『うーん…それは本人に聞いてみないとわからんねぇ…。』

幼姉『私だって約束したもん!』ガタン

幼母『おお、そうなの?でも2人同時に結婚は無理だぞ?』

幼『2人と『ケッコン』しちゃダメなの…?』ウルウル

幼母『法律でそう決まってるからなぁ…。』ナデナデ

幼姉『わ、私の方が先に約束したから私が結婚するんだもん!』

幼『そうなの…?』シュン

幼姉『いや……違うかな…?』オロオロ

幼母『ははは。男も大変だなぁ。』

~~~~~~

幼(12才)『ねぇ。お姉ちゃんはさ、男のこと好きなんだよね?』

幼姉(13才)『……違うもん。』プイッ

幼『そんな風に言ってて良いのかなー?男今日5年生の子に告白されてたよ』ニヤニヤ

幼姉『なっ!……わ、私は別に好きじゃないし?」ツン

幼『ちなみに先週も別の子に告白されてました。』ニヤリ

幼姉(男って無表情なのになんでモテるの…?)チ-ン

幼『まぁ、どっちも断ったんだって。』

幼姉『ほ、ほんとっ!?』ガタッ

幼『いや、冗談だって言ったら?』

幼姉『』チ-ン

幼『いや、本当だけどさ…。』ハァ

幼姉『さ、最初からわかってたよ!』ツ-ン

幼『そっか。』ニコニコ

~~~~~~

幼(15才)『あのさ、ちょっと話があるんだけど。』

幼姉(16才)『どうしたのよ?』

幼『私、男と同じ高校に行きたいって言ったの。』

幼姉(それって告白!?)

幼『そしたら、元からそのつもりだって言ってたんだけど…どういう意味なのかな?』

幼姉『』チ-ン

幼『でもさ、よくよく考えたらお姉ちゃんもいる高校なんだよね…。』ハァ

幼姉『そ、そうだね!えへへ…。』パァァ

幼『先に言っておきたいんだけど、私は男のこと好きだから。ずっと好きだから。今までも、これからも。』

幼姉『………そっか。』ズキッ

幼『お姉ちゃんはどうなの?』

幼姉『私は…私は別に…。』

幼『じゃあ、私が男に告白して、ずっと一緒に居てって言ってもいいの?』

幼姉『そ、それは…好きにしたらいいじゃん…。』

幼『それでいいの?お姉ちゃんも男のこと好きなんでしょ?』

幼姉『…………。』

幼『私の学力じゃ、大学に行くのは難しいと思う。だから高校のうちに告白して、男のこと私がもらっちゃっていいの?』

幼『お姉ちゃんは気持ちを伝えないままでいいの?私が彼女になれるかはわからないけど、伝えなかったら気持ちをわかってもらうことすらできないよ?』ハァ

幼姉『そんなの嫌!うーん…。私も…高校のうちに告白する!』

幼『うんうん。それでこそ我が姉にして最大のライバルだな。』フンス

幼姉『あ、ああ!まさか嵌めたの?』ガ-ン

幼『半分半分ってとこかな。男のことが好きなのは本当だから。これからは自分に素直になってね。』ニヤニヤ

幼姉『………。努力はするわよ。』プイッ 

~~~~~~

幼(?才)『結婚式に来てくれてありがと!やっと男と結ばれたよ~!』ウルウル

男(?才)『幼姉。来てくれたのか。俺たちの門出を祝ってくれてありがとう。』

幼『ほら、写真撮ろうよ!人生で1回だよ!』グイグイ

男『だから…。お前のせいで俺は写真撮るのが趣味になっちゃっただろうが。』

幼『でも男だってなんだかんだ私の写真いつも撮ってくれるじゃん~。』ニヤニヤ

男『それは幼が、1番大切な人だからな。』キリッ

幼『あのさ、真顔で言うのやめてくれない?』ハァ

男『いや、笑ってるつもりなんだが…。』ガシガシ

幼『あー…。いつも通りすぎるでしょ…。』

男『はいはい。ほら、3人で写真撮るんだろ?母さん!ちょっと写真撮ってくれ!』

幼姉(なにこれ…。どういうこと?結婚式?なんのこと?私はどこにいるの…?)

幼姉(怖い…怖いよ…。みんな私を置いて行ってしまう…。いつの間にこんなことに…?)

幼姉(私は誰?私は…私は男に気持ちを伝えなかったの?高校のうちに告白するって言ったのに…。)

幼姉(幼と約束したのに…私はやっぱり素直になれなかったのかな…。)

妹(?才)『どう思いますか?貴女は今どう思ってますか?祝福するべきこの場で、貴女には1つ後悔がありませんか?』

幼姉(誰…?私の知ってる妹じゃないみたい…。)

妹『貴女は手を伸ばせば掴めるものを掴まなかった。素直になるべきところで素直にならなかった。それが貴女とあの人との差です。』

妹『別に、無理に伝える必要はないのです。それで自分が納得できるなら。でも、貴女は今納得なんてしてないでしょう?』

妹『誰が悪かったわけでもないのです。もちろん貴女も。ちょっとした巡り合わせで未来は変わるのですよ。貴女には可能性がある。』

妹『いや、貴女だけではありません。みんなに可能性があります。成功を掴むのは、僅かな可能性にも臆せず挑戦した者だけです。』

妹『少々出過ぎたことを言ってしまいましたね。非礼をお詫びします。では、楽しんで行ってください。』スタスタ

幼姉『ま、待って!』ドン

男『痛っ、どうした?いきなり走り出して。』

幼姉『いや……なんでもない…。』

幼姉(消えた?)キョロキョロ

幼『もー、さっきから写真撮ろうって言ってるじゃん!』プンスカ

男『まぁまぁ、落ち着けって。あっちの男友が贈ってくれたでかい花の前で撮ろうぜ。』スタスタ

幼『そうだね!行こう!』スタスタ

幼姉『ちょっと待って!…ねぇ!』

男&幼『』スタスタ

幼姉『待ってよ!』グラッ

幼姉(なにこれ…!落ちる…!)ヒュ-

幼姉(こんな…真っ暗で…落ちてるのかもわからなくなりそう…。)ヒュ-

幼姉(ああ…。これは私への罰だ…。散々人を傷つけてしまった私への…。)ヒュ-

幼姉(難しいのね。人って…。どうも上手くいかなかったな…。)ポロポロ

幼姉(ああ…底が見えてきた。なんで底だけ見えるようにするかな…。)

幼姉(あと10秒もなさそう…。みんな…ごめんね。)ギュ

幼姉(10.9.8.7.6.5.4.3.2.1........)ギュウウウ

幼姉(あれ?なにも衝撃が来ない…?)

~~~~~~

幼姉(しかもなんだか柔らかいとこに寝てるみたい…。)

幼姉「」ムクリ

幼姉(あれ?ここ私の部屋じゃん…。)

幼姉「夢…か。」ブルッ

幼姉(寒いっ。なんでこんなに寒気が…?あ、私玄関で幼のこと待ってたんだっけ?)キョロキョロ

男「」ス-ス-

幼姉(男!?なんで男が…?でも、私を運んでくれたのって男だよね…?)

幼姉(私に気を遣ってあんな端っこにいるのかな…?)

幼姉(あ、夕ご飯だ…。男作ってくれてたんだ…。)モグモグ

幼姉(ちょっと冷めてるけど…。やっぱりおいしい。)ポロポロ

男「んん……ああ、起きたのか。」ゴシゴシ

幼姉「!」プルプル

男「安心してくれ、すぐ出て行くから。ちょっとの間だけ我慢してくれ。」スタスタ

幼姉「………。」プルプル

男「はい。体温計。1回熱測ってみてくれ。」

幼姉「………。」コクリ

男「そのままで聞いてくれ。幼のことだが、とりあえずは無事だ。1回は本当に家出しかけたけど、妹のおかげで戻ってきてくれた。」

男「ただ…今はちょっと顔を合わせにくいみたいだな。幼姉もそうだろ?」

幼姉「………。」コクリ

男「幼姉も、心配するのはわかるけどあんなところで待ってたら風邪ひくに決まってるだろ?」ピピピピ

幼姉「…………。」スッ

男「37.2°Cね。今日はもう寝たほうがいい。ご飯食べたらお盆を外に出しといて。俺はリビングにいるから。それと、嫌かもしれないが俺しばらく家に泊まるから。」

幼姉「…………。」フルフル

男「そうか。じゃあな。なんか困ったことがあったら携帯にメールでも電話でもしてくれ。」カチャ...パタン

幼姉(携帯は壊しちゃったから連絡できないや…。)グスン

幼姉(男が、近くにいるだけでこんなに震えるなんて…。止まってよ…止まって…。)プルプル

幼姉(これじゃあ男に避けられちゃうのも仕方ないよね…。)プルプル

ここから時間は通常になります

リビング

男(幼に電話しとかないとな。)ピポパ

妹「あ、お兄ちゃん?大丈夫だった?」

男「あれ?俺幼の携帯に電話かけてるよな?」

妹「うん。でも、幼もう寝ちゃったから。私は今片付け中だけどね。」

男「そうか、それならよかった。幼姉もまぁ無事だ。」

妹「まぁってことは何かあったのね。怪我とかはしてない?」

男「そっち方向ではない。何かと言っても幼姉が熱出しただけだ。」

妹「そっか。幼姉は大丈夫そう?」

男「まぁ、熱も微熱まで下がったし問題はないだろう。幼も少しは元気になったか?」

妹「お母さんが元気づけてくれた…のかな?」

男「そうなんだ。母さんもなかなかやるな。いや、この場合は頼りになるな。だな。」フフッ

妹「明日は念のために幼は学校休むように言っといたから。疲れただろうし、今もお兄ちゃんの部屋でぐっすりだから。」

男「頑張りすぎて体調崩しても困るからな。それでいいと思うぞ。じゃあ、明日は多分帰らないからすまんが家事とか色々よろしくな。」

妹「大丈夫だって。幼だって少しはできるようになってきたし!」フンス

男「そうなのか。まぁ、そんなに期待はしてないが…。これからだろあいつも。」

妹「伸び代がたくさんあると言ってあげて欲しいなー。褒めれば伸びるんだから。」

男「はいはい。じゃあな。受験生なのに迷惑かけて悪いな。」

妹「お兄ちゃん前言ってたよね?『ごめんね』じゃなくて?」

男「そうだな。ありがとう。おやすみ。」

妹「はい。お休みなさい。」ピッ

男(寝るか…。)ウトウト

>>138
スレ間違いだったので元スレ探してそこに貼り付けておきました

とりあえずここまでとなります
100レス以内完結目標とか偉そうなこと言ってすみませんでした
もうちょいかかりそうです
では深夜これたらまた来ます

乙。犯人は出るのだろうか

>>154
ありがとうございます
レスのおかげで頑張れます
申し訳ないですが、犯人は出てくる予定はないです

では、投下させていただきます

翌日

幼「おはよー…。」ファ-

妹「あ、おはよう。今ご飯出すね。」カチャカチャ

幼「あ、ありがとう。父さん達は?」トテトテ

妹「2人とももう出たよ~。はい、朝からカツ丼!」

幼「」チ-ン

妹「おーい?冗談だって。ほんと幼は面白いなぁ。」ヒラヒラ

幼「父さん達早いんだねぇ~。今日は何して過ごそうかな…。」マグマグ

妹「いつもこの時間だよ。んー…夜ご飯でも作ってみる?」ニヤニヤ

幼「うーん…作ってもいいけどまだ自信ない…。あ、この卵焼き美味しいね。」

妹「ありがとう。でもね、チャレンジしてみないと上手くならないよ。お父さんもお母さんも私やお兄ちゃんがまだ上手じゃなかった時でも食べてくれたから。」

幼「そっか…。じゃあ、頑張ってみるね。」

妹「うん。その意気だ!」ピンポ-ン

幼「誰か来た?」

妹「男友さんでしょ。」スタスタ

幼「」チ-ン

男友「おはよー。って幼お前すごい格好だな。髪といい服装といい。」

幼「」チ-ン

妹「今日は幼学校休むから、私だけを送り迎えよろしくお願いします。」ペコッ

男友「まぁ、それはいいんだけど…。なんかあったのか?朝から男の家にいるなんてどうやら泊まったみたいだしな。」キョトン

幼「…………。」

妹「それは乙女の秘密ですよー。」

男友「これは無粋なことを聞いたな。幼、すまなかった。じゃあ、家の前で待ってるから。」カチャ..パタン

幼「妹…ありがとね。」ニコッ

妹「ライバ…いや、幼を助けるのは当たり前でしょうよ。じゃ、私は行ってくるね。」ノシ

幼(気のせいだと思うけど…今ライバルって言いかけてたよね…。)ハァ

幼の家

男「……うーん…朝か…。」ムクリ

男「ソファで寝ると身体がやっぱり痛いな…」ズキズキ

男(とりあえずシャワー浴びて傷のガーゼの取り換えだな。)スタスタ

男(俺がシャワー浴びたらちゃんと隅々までお風呂掃除して、幼姉が起きたらお風呂に入るように言わないとな…。)ヌギヌギ

男「あー…まだ痛いなぁ…。」ペリペリ

男「傷残らないかなぁ…。幼姉に見るたび辛い思いをさせるのも…。」

男(形成外科…か。)

男「シャワー浴びても痛いものは痛い。ここは慣れだな。うん。」ジャアアアアア

男(クソ痛い!!!でも、幼姉が受けた痛みや、幼が我慢してたことに比べれば…。)シャアアアア

男(幼姉…昨日俺が近づいたら震えてたな…。)シャアアアア

男「難しく考えるな…。俺が出来ることをやるだけだ。」キュッキュッ

男「とりあえずガーゼ替えて、朝ご飯だな。」

男「朝ご飯は…んー…もうピザトーストでいいか。」

男「あ、食材の買い物にも行かないといけなかったな…。」

男「よし、とりあえず幼姉が起きてるか…まずは確認だな。」スタスタ

男「幼姉…起きてるか?」コンコン

幼姉「起きてる…入っていいよ…。」

男「いや、無理はしなくていい。机に置いておいた体温計で熱を測っておいてくれ。あと、ご飯は普通に食べれそうか?それとも、お粥とかがいいか?」

幼姉「…………お粥。」

男「わかった。卵粥か?それとも、梅干しでも添えとけばいいか?」

幼姉「………卵粥がいい。」ピピピ

男「ん。わかったよ。熱…何度だった?」

幼姉「……………36.2°Cだった。」

男「それなら良かった。朝ご飯作ったら俺出かけるから、その間にお風呂入りなよ。もう1週間以上入ってないだろ?」

幼姉「……………私……変な匂いする?」グスン

男「ううん。別にそういうわけじゃない。でも、俺が買ってきた服を綺麗な状態で着て欲しいって少し思ってた。その方が服も長持ちするし。」

幼姉「…っ!綺麗ってどういう意味!?私が…私が汚れてるってこと……?」

男(これは言ったらいけなかったか…。)

男「そういうことじゃない。幼姉は綺麗だ。汗とかいくら寒くても少しはかいただろうから清潔に保つべきだと思っただけだ。」

幼姉「…………そう。」

男「気に障ったなら謝る。ごめん。でも、幼姉が汚いなんて思った事は一度もない。そしてこれからもそれは変わらない。」スタスタ

幼姉(私が綺麗なんて…嘘だよ…。私はもう汚いよ…私自身が嫌になるくらい…。)ポロポロ

男「よし。あとは…煮るだけで卵粥も終わりだな。」

男「まさかあんな何気ない一言が幼姉を傷つけてしまうとは…。もっと考えろよ俺…。」

男「……お風呂洗ってくるか…。」スタスタ

男「よし。お風呂洗い完了。卵粥もできたし、持っていくか…。」

男「幼姉…。卵粥ここに置いておくから、早めに食べてくれ。あと、お風呂綺麗に洗っといたから…好きに使ってくれ。」スタスタ

男(よし、スーパー行くか…。)ガチャガチャ..バタン

幼姉の部屋

幼姉(この卵粥…美味しい…。)マグマグ

幼姉(…なんで男はこんなに酷いことばっかりしてる私に色々してくれるんだろう…。)

幼姉(普通なら幼みたいに怒ったりするのが普通なのにね…。)

幼姉(幼のことも私が全面的に悪いわけだし…。)

幼姉「お風呂はいろっかな…。男はもう出て行ったみたいだし…。」ムクリ

幼姉「これ…男が買って来てくれたんだよね…。」ガサガサ

幼姉「高そうなのばっかりだな…。うわ、下着まであるよ…。これも高そう…。」ガサガサ

幼姉「気を遣わせちゃったかな…?まずはお風呂にお湯ためてこよう…。」カチャ..パタン

幼姉(やっぱり綺麗に掃除されてる…。男すごく気を遣ってくれてるんだろうな…。)キュ...ジャアアアア

幼姉「今のうちに食べたもの片付けよう…。」スタスタ

幼姉(ここで作業するのも久しぶりの気がするな…。)カチャカチャ

幼姉(男が右利きだからスポンジとか洗剤とかの位置が変えられてる…。)クスッ

幼姉(一緒に住んだりしたらこういうのも気をつけないとね…。)フフッ

幼姉(……って男が私なんかと…そんなことあるわけないよね…。)グスン

幼姉(お風呂…入ろう。)スタスタ

幼姉(温かい…こんなにあったまるのも久しぶりだな…。)チャポン

幼姉(私の流した涙が…溶けていくみたい…。)チャプチャプ

幼姉「身体洗おう…。」ゴシゴシ

幼姉「匂ったりしないかな…?」クンクン

幼姉「わかんないよ…。」ゴシゴシ

幼姉(ここも…ここも汚い…。)ゴシゴシ

幼姉(あの日はお風呂入ったけど…。まだ汚い…。)ゴシゴシ

幼姉(いつになったら綺麗になるのかな…。)ゴシゴシ

幼姉「いたっ!血が出てきちゃった…。」

幼姉「ここも洗わないと…。」ゴシゴシ

幼姉「また血が出ちゃった…。」ハァ

幼姉(まだまだ汚いのに…。これ以上やるとダメかな?)ゴシゴシ

幼姉(今日はここまでにしておこう。また傷がふさがったらしっかり洗わなきゃ…。)ジャアアア

幼姉(こんな痛み……ちょっと我慢すればすぐ消えるのに…。心の痛みはいつまでも続く…。)ポロポロ

幼姉「…………。」ジャアアア

幼姉「男が買って来てくれた服は汚い私が着ると汚れちゃうよね…。」スタスタ

幼姉「あれ、着る服がない…。あ、私が捨ててって言ったんだった…。男が畳んでくれてたけど着たくなかったから…。」

幼姉「もういいや…。髪の毛乾かしたら裸で布団にくるまってれば寒くないでしょ。」カチ..ブアアアア

幼姉(男に触れられても震えないようにしたいな…。)

幼姉「…………。」ゴロン

幼姉「」ス-ス-

男の家

幼(んー…インターネットで調べても何を作ろうとか浮かんでこないよ…。)ムムム

幼「せっかく時間だけはあるしなぁ…。」ノビ-

幼「ローストビーフにでもしようかな…。オーブンあれば簡単だし…。」

幼「うん。そうしよう。じゃあ、早速買い物だ!」ガタン

幼(少しずつはお互いの家に服置いてるけど…あんまり可愛いのないな…。)ゴソゴソ

幼(妹の服借りればいいんじゃん!)ピコ-ン

幼(そうと決まったら部屋へお邪魔しまーす…。)カチャ..パタン

スーパー

男(何買おうか…。取り敢えず野菜は買っておくか。)ヒョイ

男(他は…どうするか…?)キョロキョロ

幼「あ、男じゃん。」ノシ

男「おう。ってお前今日学校休んで家でゆっくりするんじゃなかったのかよ。」ハァ

幼「んー…やることないって妹に言ったら晩御飯作ることを提案されたのです。」フンス

男「そうか。まぁ、無理しない程度にやってくれ。」

幼(あれ?味についてからかわれると思ったのに…。)

男「それで?何作るか決めてるのか?」

幼「うん。ローストビーフにしようと思って!オーブンに入れとけば終わるし。」

男「まぁ、それくらいが手頃だろうなぁ…。お前の料理、食えないのは残念だが感想くらいは後で聞いておくよ。」

幼(えっ!?残念って言ったよね今?)カァ

幼「あ、あの!こんな時にダメかもしれないけど、ちょっとだけお茶していかない…?」

男(幼は幼で気を遣ってくれてるんだろうな…。)

男「ああ。別に構わない。じゃあ、野菜戻してくるから、少し待っててくれ。」スタスタ

幼(こんなあっさりOK出るとは思ってなかった…。)

喫茶店

男「なぁ。今気づいたんだけどさ…それ、妹の服だよね?」

幼「うん、そうだけど…どうしたの?」キョトン

男(妹の発育がいいのか幼が幼児体型なのか…)ウ-ム

男「で、なんか話したいことでもあるのか?」ズズ

幼「あー…うん。お姉ちゃんどうだった…?妹からはとりあえず無事だったってことだけ聞いたけど…。」

男「まぁ、とりあえず無事としか言いようがないな。幼のこと相当心配してたし、結局は幼のこと大好きなんだな。」

幼「…………。」

男「まぁ、心配で仕方なくて玄関でずっと待っててそのまま熱出しちゃうくらいだから。」

幼「えっ!?」ガタッ

男「落ち着け。元気とまではいかないが、もう熱も下がったから。」

幼「…ありがとう。」

男「気にするな。多分今はお風呂に入ってる…と信じている。隅々まできれいにしたし大丈夫だろ。」

幼「何から何までありがとう…。」シュン

男「気にすんなって。そんなしんみりしなくたって大丈夫だから。」ナデナデ

幼「あっ!そういえば…昨日聞いたんだけど、妹って本当の妹じゃないの?」

男「どゆこと?」キョトン

幼「だーかーら、男って妹と血が繋がってないの?」

男「え、ええ!?そうなの?」

幼「やっぱり知らなかったのか…。今思い返してみるとさ、小さい頃妹と遊んだ記憶ってなかったんだよね…。」

男「うーん…?んー…本当だな。ってなんで俺気付いてなかったんだろ…。」

幼「私も気付いてなかったし、多分お姉ちゃんもなんの疑問も持ち合わせてなかったと思う…。」

男「本当かよ…。相当間抜けだな俺…。」

幼「でも、妹としては嬉しいんじゃない?だって本当の家族のように接してくれてて、意識もしてなかったってことだから。」

男「よく物語とかでは完全に違う対応されてたり…とかあるもんな。」

幼「私達が意識してなかったとしても、妹はずっとそれを意識してたんだと思うよ。」

男(最も差別意識が強いのは差別されている側…ということか。)

男「でも、それに気付いたって俺の中で妹は大切な妹だから、それは変わらないな。」キリッ

幼「そうだね。じゃあ、帰ろっか。」ガタン

男「その前にスーパーな。」ニヤリ

幼「お、覚えてたからね!」ワタワタ

男「はいはい。」スタスタ

幼の家

男「ただいまー…って誰も返事してくれないよな…。」

男(お風呂は…使われた形跡があるな。幼姉お風呂入ったのか…。シーツとかも換えないとな。)スタスタ

男「とりあえず昼ご飯作って…温かい蕎麦にでもするか。」カチャカチャ

男「そういえば幼姉嫌いな食べ物とかなかったっけ…。」コポコポ

男「よし。できた。持っていくか…。」スタスタ

男「幼姉ー。昼ご飯持ってきたぞ。あと、朝ごはんの食器も出しておいてくれないか?」コンコン

幼姉「入って…。」

男「いや、だから無理しなくていいって…。」

幼姉「無理じゃない!から入って…。」

男「……わかった。」カチャ

幼姉の部屋

男(俺が少し片付けたけど…それ以上に少し綺麗になってるな…。)

男「まだ辛いか?昼飯食べれそうか…?」

幼姉「大丈夫…お風呂ありがとう。」

男「気にするな。ここにご飯置いておくから。温かい蕎麦だからのびる前に食べてくれよ。」カタッ

幼姉「……ちょっと待って。」ムクリ

男「おおおお、おい!服くらい着ろよ!」バッ

幼姉「……ちゃんと見て!」

男「いや、それはできない…。早く服を着てくれ…。」

幼姉「……お願いだから…私を見て……。」ポロポロ

幼姉「私が…私が汚いから…見てくれないの…?」プルプル

男「いや、そういうわけじゃない…。とりあえず落ち着いてくれ…。」

幼姉「……じゃあこっち見てよ!…お願い…。」プルプル

幼姉(お願いっ!今だけでもいいから震えを止めて!)

男「…………。待ってくれ。まずは服を着てくれ。また熱を出して心配させる気か。」

男「あと、先にご飯を食べてくれ…。そのあと話ならいくらでも聞くから。」

幼姉「………嫌。今じゃなきゃダメ……。」

男「ご飯を作ってくれた人に対してそれは失礼な行為だということはいつも幼にご飯を作っていた幼姉ならわかるだろ…。いや、わかってくれ…。」

男「悪いけど、少し頭を冷やしてくる…。卵粥、食べてくれてありがとうな。」カチャ....パタン

幼姉(やっぱり…やっぱり私はもう汚れてるんだ…。)ポロポロ

幼姉「うぇぇ……うわぁぁぁん…グスッ……男…。」ポロポロ

幼姉(男…怒ってたよね…。完全に怒っちゃったかな…?)ポロポロ

幼姉(ご飯食べないと…。)ズルズル

幼姉「グスッ…美味しいけど…。うわぁぁん……。」ポロポロ

注意!!!

ここから胸糞展開を含む可能性があります
R-18描写ではないですが
嫌な思いやこれ以上重い展開とか付いていけないマジ>>1[ピーーー]と思われる方はスレを閉じることをお勧めします

では、この先からは自己責任でお願いします

リビング

男「こんな時に…くそっ…俺は最低だ…。」ギンギン

男(幼姉…。ごめんな…。こんな俺を赦してくれ…。)

男(今だって…。自分の欲望と…嫉妬で怒り狂いそうなんだよ…。)ギンギン

男(くそっ!…静まってくれ…こんな時に欲望なんで出してる場合じゃねぇんだよ!)シナシナ

男(しかし、幼姉もなんであんなことを…。自暴自棄になってるのか…?)

男「もう疲れた…。もうそろそろ俺も限界だな…。いくら完璧に振舞おうとしても俺も所詮有象無象と変わらないんだな…。」ハハッ

男「とりあえず蕎麦食べるか…。」ズルズル

男(俺は最低だ…。俺は幼姉を助ける理由をずっと探していた…。それは自分の行動理由を自分自身が認めていなかったからだ…。)

男(『人を助けたい。』その思いで俺は幼姉を助けていると自分に言い聞かせていた…。)

男(だがそれは違う…。俺は…俺は幼姉が好きだから…っ!そんな個人的な欲望で偽善者面で幼姉を…っ!)ダン

幼『男はいつだって優しくて、正しくて、みんなのことを考えてくれて、一緒にいるととても幸せでした。』

男(俺はそんなことを言われるべき人間じゃない…。俺の優しさも正しさも…全ては俺の個人的な欲望を満たすためだったんじゃないのか…?)

男(もう…俺もダメかもしれないな。)ハハッ

男(自分を見失うな。なんて偉そうに人に言っといて…自分が壊れてちゃ仕方ないよな…。)

男「…………。」

男「これだけはしたくなかったが…ちょっと親父に相談しよう…。」プルルル

父「なんだ?どうした?金か?」

男「いや、あのな…。金の援助なら充分もらってる。」

父「いつになく真剣な口調だな。仕事中に電話するのは緊急かどうしても困った時だけって言ってるよな?」

男「わかってる。でも、これは今までで最大に真剣な相談だ。」

父「ほう…。ちょっと待ってろよっ!」ズキュ-ン!!

男(親父って仕事何やってんだ…?稼ぎがいいのだけはわかるが…。人助けとか言ってたような…?)

父「おい野郎ども!俺は今から大切な用事がある!さっさと片付けんぞ!」ダダダダ!

男(映画かなんかの撮影か…?それとも役者の演技練習とかか…?)

父「おう。終わったぞ。それで、どこに行けばいい?」

男「とりあえず個室の飯食う店。親父が知る限り1番セキュリティがいいところだ。」

父「オーケー。じゃあ5分で幼の家まで行くわ。じゃあな。」ガチャン

男(いや、早えよ…。幼姉に一応伝えてくるか…。)スタスタ

男「幼姉。少し出てくる…。晩ご飯までには必ず戻る。」コンコン

幼姉「………私のせい?私があんなことしたから?」

男「違う。少し……頭を冷やしてくるだけだ。」

幼姉「………行かないでって言ったら側にいてくれる?」

男「……。今の俺では無理だ。幼姉を傷つけてしまうだけだ。」

幼姉「そんなことない…。どこにも行かないでよ…。」

男「ごめん。できるだけ早く戻るから…。」スタスタ

幼姉「待って…待ってよ…。私を…私を置いて行かないで…。」ポロポロ

幼姉(辛いよぉ…男…。)グスン

男(もっとやり様があったんじゃないか…。また幼姉を傷付けてしまった…。くそっ!)ピンポ-ン

男「じゃあ…行ってくる…。って誰が返事するでもないけどな。」ガチャ..バタン

車内

父「おう。なんか自分の1人娘を嫁に出さんっ!て言った後に娘が駆け落ちしてしかも出来婚された時の親みたいな顔してんな。」

男「…どういう例えだよ。」ハァ

父「なんか嫌な事でもあったのか?お前は結構自分を信じて突き進めるタイプだと思っていたが…。」

男「少し自己嫌悪に陥ってな…。人生経験が豊かな人に助言を仰ぎたくなったんだよ。」

父「お前が俺に?珍しいこともあるもんだなぁ。」ガハハ

男「そうかよ。で、どこに向かってんだ?」

父「んー…。あれだ。ちょっとだけエッチなお店だ。」

男「……やっぱ相談いいわ。親父に相談しようと思った俺がアホだったみたいだな。よし、ここで降ろしてくれ。」

父「だぁー!ふざけただけだっつの。エッチなお店なのは本当だが、VIPルームだからセキュリティは万全だ。」

男「セキュリティ云々の話の前にな…。俺が何歳がわかってんのか?」

父「んー…16歳?くらいだよな?」

男「くらいじゃねぇよ。16歳だよ。妹の年齢聞いたらすぐ答えられるのになんで俺の年齢はあやふやなんだよ。」

父「そりゃお前…言わせんな恥ずかしい…。」テレテレ

男(もうこいつやだ…。)ハァ

男「で、あとどのくらいで着く?」

父「ん?もうすぐ。裏から地下入るからちょっとかかるけどな。」

男「なんだそれ。VIPルームというか要塞みたいだなおい…。」

父「よし。これからは見ものだぞ?窓の外見てみろよ。」

男(うおー…車が運ばれてく…。ってこれエレベーターみたいだな。)キラキラ

父「よし。着いたから降りろ。この車はボーイさんが勝手に移動しといてくれるから。」

男「いや、鍵さしっぱなしは危ないだろう…。って俺を置いていくなよ!」

父「はよこい。愚息よ。あ、愚息ってのはあっちの方じゃないからな?」

男「…………。」スタスタ

父「おーし。ここが地下入り口だ。ちょっと待ってろよ。ピピピピ

男(今時パスワードオンリーでVIPルームとか言っちゃっていいのかね…。)

父(とか思ってるんだろうな…。ここからがすごいのよ。掌紋認証、網膜認証、声紋認証の4段構えだぜ…。)

男(甘く見過ぎたか…。相当すごいな。)ポケ-

父「よし。もう入れるぞ。ただし、お子様にはちょーっと刺激が強いかもな。」ガチャ

ここまでとなります
今日の深夜or明日の早朝or明日の夜にまた投下しに来ます
読んでくださった方々ありがとうございます
ここから少し話が難しく(説教臭く)なる可能性があります
その点ご留意願います

こんばんは
少しですが投下していきます
恥ずかしながら自分で書いていてBADENDの方は泣きそうになりました
いやほんとすみません

店内

男(うわっ…なんていうか濃密な女の匂いだ…。しかも中にいる女という女全員露出度高いしやたらと綺麗だし俺のことニヤニヤして見つめてくるし…。)ソワソワ

父「なんだ?気に入った子でもいるのか?」スタスタ

男「冗談でもそういうことは言うな。わかってんだろ。」

父「はいはい。お前結構顔は良いから食われないようにな。じゃあ、ここだ。」ガチャ

個室

男「ありがとう。って内装は普通のカラオケルームを、ちょっと豪華にしたぐらいじゃないか。」

父「調度品の価値が違うんだよ。まぁ、まだわかんない世界だろうな。」

男「そうだな…。そんな経験ないからな…。」

父「何飲む?酒か?酒だよな?」ウズウズ

男「俺は未成年。親父は車で来てんだろーが。なんで酒を飲もうという思考になるんだよ。」ハァ

父「はいはい。じゃあ、とりあえずシャンパンにすっか…。」

男(なんも理解してねぇよ…。)コンコン..ガチャ

店員「こちらシャンパンになります。女性の方はご指名ありますか?」

父「今日はそういう目的じゃないんだ。悪いな。」

店員「いつもいつもそうおっしゃるじゃないですか…。奥様が羨ましいですね。」クスクス

父「余計なこと言うんじゃねぇよ。一途ってことがばれちまうだろうが。」

店員「失礼しました。では、御用の際はまたお呼びください。」ガチャ..バタン

男「あのさ、相談ってのは…幼姉のことについてだ。」

父「まぁ、それ以外考えられないしな…。話してみろ。はいよ、とりあえず飲もうや。」シュポン..トクトク..スッ

男(…話聞く気あんのか…?)ハァ

父「なっ?1口!1口だけでいいから!これで俺が飲んでも怒られなくなるだろ?付き合いが~って言えるんだから。」

男(最低かこいつ…振り幅激しいな。)グビッ

男「あのさ、俺が幼姉のことずっと好きなのは知ってるよな?」

父「…………。」グビ

男「俺は今回のことを知って、自分への怒りでどうにかなるかと思ったよ。最初は誰かもわからない犯人を恨んだ。だけど、俺がどうにかできた部分があることは否めない。」

男「起こってしまった事は仕方ない。もう戻らないことだから。だがもっと嫌なのはその後だ。俺はそれから幼姉のためにいろいろやってきたつもりだった。」

父「…………。」グビ

男「だけど…本当に最低なんだ俺は…。俺が幼姉を助けてる理由は…『困ってる人を助けたい』という正義感からじゃない。」

男「ただ…ただ幼姉のことが好きで好きでしょうがなくて、幼姉のことを個人的な欲望を満たすために…世話をしてたんだ…。」

父「…………。」トクトク...グビッ

男「俺のことを妹や幼達はよく『優しい』って言うだろ?でも、それはそうやって振る舞うことで他人から優しい人間だと思われたい。」

男「そういった打算的な考えから来てるただの偽善だったのか…。そう考えるともう俺自身が嫌で嫌で仕方なくなるんだ…。」

父「…………。」グビグビ

男「恥ずかしい話だが、幼姉の寝顔を見て少しでも可愛いと思ってしまったり、服や下着を洗濯することで少しも欲情してないとは言えない自分が許せないんだよ!」

男「幼姉の…苦しみを俺は何1つわかってやれない…。そんな自分が…嫌いだ…。」グスン

父(おお?男が人前で泣くとは…)グビグビ

男「なんとか言ったらどうなんだよ…。」

父「…お前もそんな悩みを俺に話す時が来るとはなぁ…。」グビ

男「笑い事じゃねぇんだよ!」バン

父「わかってるさ。だがな、もう少し肩の力を抜け…。お前の話の根幹にある1つの要素はな…。……おっと酒切れた。ちょっと待て、次もシャンパンだな。」

店員「シャンパンお持ちいたしました。」カチャ

父「おお!ナイスタイミング!なんでわかったんだ!?」

店員「このくらいじゃないかな…と思いまして。何回給仕させていただいてると思ってるんですか。」

父「そうだな。ありがとよ。」ニカッ

店員「いえいえ、それでは失礼いたします。」カチャ...パタン

男(なんだこいつら…。俺が真面目に話してるのに…。)

父「そう怒るな。急いだって何もいいことはないぞ?…それでだ、お前の話に共通してる感情は、幼姉が好きだ!自分のものにしたい!誰にも渡したくない!ってことだろ…?」

男「…………否定はしないがなんか嫌な表現だな。」

父「お前は人間を信じすぎだ。疚しい心を持たない人間などいない。お前は正義感という言葉使ったが、正義とは何かについて説明できるか?」

男「…………。」フルフル

父「だろ?いや、俺もできないんだがな。それは絶対の基準なんてないからだよ。」グビ

父「確かにな、辛い状況にある幼姉に対して少しでも疚しい感情を抱いてしまうことに対する罪悪感や自己嫌悪はわかる。だが、それが人間なんだ。」

父「お前は確かに、外から見れば完璧と言われるくらいの人間だ。だがな、自分の心まで消してしまう必要はない。少なくとも、信頼できる者の前ではな。」

父「それとも、お前は俺や妹達を信用してないのか?」

男「……そんなことはない。」

父「男、お前は今成長しているんだよ。自分の思うがままに行動していた子供から、自分の行動に重い責任が伴う大人へと成長しているんだ。」

父「一片の欲望をもなくして生きていくなんてこと、鉄の理性を持っても難しいことだ。お前はまず、自分や人間が弱いということを認めるべきだな。」

父「あと、心配してくれてる奴を信頼して、頼るんだ。全てをお前1人が背負う必要はない。お前になら喜んで肩を貸してくれる奴がいるだろ?」

男「…………。」コクリ

父「ガラにもなく真面目な話なったが、まずは自分を受け入れることからだな。そして、少しは素直になれ。思ったことを口に出すだけでいい。」

父「もちろん、人を傷つけるようなことはダメだからな?」

男「わかっている…。ごめん……。」ポロポロ

父「おいおい。ごめんじゃないだろ?」

男「…そうだな…。ありがとう…。」ポロポロ

父「…………。」グビグビ

男「………こっち見んなよ……。」ポロポロ

父「いや、純粋に嬉しくてな…。お前も人間だったんだなって思って。」グビ

男「…どういうことだよ。」ゴシゴシ

父「いや?俺だってお前が小さい頃はどうやって接したらいいかわかんなかったんだぜ?笑わないわ泣かないわやたらと頭はいいわ気も遣えるわなんだこいつって思ったよ。」

男「………そうかよ。」

父「でも、やっぱりお前はお前なりに苦しみがあったんだな…って。気付かなかったのは親父として失格だがお前が相談してくれてよかった。」

男「それが…信頼ってもんなんだろ。」

父「おお!嬉しいこと言ってくれるな!よし飲め!」

男「いや、いらない。すまないが、俺は先に帰る。」

父「ああん?俺の酒が飲めねぇってのか?」グビ

男「テンプレのようなパワハラはやめろ。あと、ふざけるのもちょいちょいにしてくれ。反応が面倒だ。」

父「はいはい。わーったよ。さっきのネーチャンに頼めば家くらいまでなら送って行ってくれるぜ。」

男「親父は帰らないのか?車もどうすんだ?」

父「まぁ、少ししたら帰る。悪いが今日は祝杯のようなもんだからな。」

男「不謹慎な野郎だ…。でも、今日は本当にありがとございました。」ペコッ

父「ぶふっ!やめろやめろ気持ち悪いな。ほら、早く行け。」ヒラヒラ

男「ああ。わかった。ありがとう。」カチャ..パタン

父(あいつも成長してるな…。あとは幼姉にちゃんと気持ちを伝えてやれ…。)グビグビ

幼の家

男「わざわざありがとうございました。」

店員「いえ、これも仕事ですから。では、またのご来店をお待ちしております。」ブゥゥゥン

男「いや、行かないから…。2度と行かないから…。」

男「まずは幼姉に謝らないとな…。」ガチャガチャ

男「ただいまー。」

男(とりあえず声をかけにいくか…。)スタスタ

男「幼姉…ただいま。待たせてごめん。話…今からでもいいか?」コンコン

幼姉「……入っていいよ…。」

男「わかった…。」カチャ

幼姉「どこ行ってたの?」

男「少し親父と話してきたんだ。」

幼姉「お酒の匂いがするけど…?」

男「そういう店に連れて行かれたからな。」

幼姉「………そう。」

男「あの……さっきはごめん。置いて出て行ったりして。」

幼姉「別にいいの。男は私のことなんてただの幼馴染の姉程度にしか思ってないだろうし。」

幼姉「私こそ悪かったわ。色々変なことばっかり言って。でも、もう大丈夫。私が1人でやるわ。」

男「いや、待ってくれ…。そんな無理しなくていいんだ…。そもそも俺は何も迷惑になんて思ってない。」

幼姉「じゃあなんであんなにひどいこと言ったりやったりした私の面倒を見てくれるの…?」

男「そ、それは……。」

男(ここで言うべきなのか…。いや、どうすればいいんだ…。)

男「落ち着いて怒らないで聞いてくれ。俺のこと嫌いになるかもしれないから。」

幼姉「…………。」コクリ

男「俺は、幼姉のことが好きだ。世界中の誰よりも大切に思っているし、誰にも渡したくない。」

男「今回のことは俺も悲しかったし、本当に怒りでどうにかなりそうだった。けど、俺は幼姉が好きだから、苦しんでいる幼姉を助けたかったんだ。」

男「幼姉の気持ちはわかりたいけど、わからない。それは俺が直接何かをされたわけじゃないからだ。だから、幼姉が俺を頼ってくれるまで…ずっと側で支えようと決めたんだ。」

男「だから、俺は幼姉から酷いことを言われたり、皿を投げつけられたりしたことは特に気にしてない。俺が悪かったんだと納得してるからな。」

男「長々とごめん。でもこれだけは言っておきたかったんだ。俺は幼姉が好きだ。それはこれまでもそうたったし、今からも変わらない。」

男「俺のこと…軽蔑したよな?俺は優しいから助けたんじゃない…。俺もこうやって個人の欲望で動くようなただの弱い人間だったんだ…。」

男「もう顔も合わせないようにするから…。ご飯だけは食べてくれると嬉しい。じゃあ……な。」スタスタ

幼姉(待って!待ってよ!…動いて私の身体!)プルプル

男(これで…完全に嫌われたよな…。でも、想いは伝えたから悔いはない…。)

幼姉「……待って!」ギュッ

男「…幼姉…無理はしないでくれ…。俺が怖いだろ?いや、こんな言い方は汚いな。もう俺に無理して触らなくてもいい。」

幼姉「……なんで!なんで私の話は聞いてくれないの?自分だけ言うこと言って逃げないでよ!私だって男に言わなきゃいけないことがあるの!」プルプル

男「……今更…こんな俺に言うことなんてないだろ…?笑ってもいいんだぞ?俺がクズだって…。偽善者って罵ってくれたっていい…。」ポロポロ

幼姉(男が…泣いてる!?)プルプル

男「こんな時でも幼姉が裸であることを少なからず意識してしまってるんだよ…。だから、早く離してくれ。俺だって『男』なんだよ。」

幼姉「………嫌だ!絶対離さない!」プルプル

男「…………。」

幼姉「お願いだから話を聞いて…。お願い。最後でいいから。これが終わったら、私の世話をもうしなくてもいいから…。」プルプル

男「…………。わかった…。けど、まずは服を着てくれ。お願いだから…。」

幼姉「でも…私の汚れた身体で男が買ってきてくれた服なんて着れないよ…。」ポロポロ

男「……そんなことはない。幼姉は綺麗だ。だから…身体を隠してくれ。」

幼姉「それは…私が汚いから見てられないってことなの…?」ポロポロ

男「……違う。何度も言わせないでくれ。幼姉が好きで、幼姉が綺麗だから、俺だっていろんなものを抑えてるんだよ…。

幼姉「私のこと…襲いたいって思うの…?」プルプル

字ばっかりで読みにくくてすみません自分でもそう思います
ここからルートが別れます
先にBAD ENDから投下していきます
そして皆さんの鬱憤をためた後でHAPPY ENDの方を投下させていただきます
エロ描写については>>1でも述べている通りSS自体が初めてなのでクソ下手ですごめんなさい
「よっしゃこっからシコシコターイム!」と思って突撃したら萎えまくりでも私に文句は言わないでいただけると幸いです

では、投下していきます

BAD END

男「…………。その質問はやめてくれ…。答えられない…。」

幼姉「なんで?……私は男ならいいの…。汚れてしまった私を…まだ好きって言ってくれたから…。」ギュッ

男「…やめろ…。震えてるのはわかってるから…。俺は幼姉をこれ以上傷つけたくないんだ…。」

幼姉「だったら抱きしめてよ!私の身体を汚れてないって言うなら…私の身体を見てよ!」プルプル

男(そんなに思い悩んでいたとは…。)

男「俺が今…そんなことをしたら幼姉は傷つくに決まってる…。後悔するようなことはできない。」

幼姉「私のこと好きって言ったじゃん!私が抱いてって言ってるんだから言うことを聞いてよ…。」ポロポロ

男「………本当に後悔しないのか?…俺だっていつまで理性を保っていられるかわからないんだぞ?」

幼姉「私は…男だったら何されてもいいから…。だから…私の身体が汚くないって証明して…。」ギュッ

男「……本当に…いいんだな?」クルッ

幼姉「…うん。優しく…してね。」

男「……できるだけな。」チュ..レロレロ

幼姉「……んん………。」チュルレロ

男「……ごめん…興奮を抑えきれそうにない…。」ダキッ

幼姉「キャッ!…お姫様抱っこだぁ…。」プルプル

男「まだ…震えてるな。」トサ

幼姉「ごめん…でも、嫌じゃないんだよ…。そう言えば、さっきのキス…ファーストキスなんだよ。」フフッ

男「…っ!?本当か?最初からディープとか…俺先走りすぎだろ…。」ガ-ン

幼姉「いいの。嬉しかったから…。ねぇ、いっぱいキスして?」ギュッ

男(俺の理性がなくなるのも時間の問題だな…。)チュ

幼姉「……んむ…もっと…。」トロン

男(…腕の傷…これはお風呂に入った時に擦りすぎたのか…?あ、ここにも…。)チュ

幼姉「そこは…だめぇ…汚いからぁ…。」ビクン

男「幼姉に汚いところなんて1つもないぞ…。」レロレロ

幼姉「あぁん…そこ…ダメって…あふ…。」

男「ここも…舐めていいか?」チュ

幼姉「…んん……もう1回キスしてくれたら…いいよ。」

男「お安い御用だ。」チュルレロレロ

幼姉「んんっ……ん…ぷはっ…激しすぎる…。」

男「つい…な。じゃあ、ここも舐めるぞ?」

幼姉「男の舌で…綺麗にして…?」

男(そりゃトラウマがないわけないよな…。)ジュルルル!

幼姉「そんなっ!…いきなり…吸っちゃ………んん!」ビクン

男「幼姉…イってもいいよ…はむ」レロレロチュルリ

幼姉「…んん!…ダメ!ダメ!…イ…イっ!!」ビクンビクン

男(すごく可愛い…。やばいわこれは…。)ギンギン

幼姉「はぁ…はぁ…はぁ…。」トロン

幼姉「男…もういいよ。我慢しなくても大丈夫だから…。」

男(据え膳食わぬは男の恥!いや、この場面ではふさわしくないか…。)ヌギヌギ

男「……幼姉…綺麗だ。綺麗すぎて…頭がおかしくなりそうだ。」カチャカチャ...ギンギン

幼姉「いいよ…きて…私にちゃんとした思い出を頂戴…。」

男「できるだけ…優しくするから…。」ググッ

幼姉「…んんっ!…はぁはぁ…ちょっと…痛い…。」ニヘラ

男「……大丈夫か?……。」ググ...ニュルン

幼姉「…ん…だいじょう……ぶっ!…あぁ!」ビクンビクン

男「…もしかしてイった?」チュ

幼姉「…ち…乳首…やめ、やめて…。」ビクンビクン

男「でも気持ちよさそうじゃんか…。」レロレロ..カリ

幼姉「いやっ!……甘噛みしちゃ…気持ちよすぎて…。」ハァハァ

男「もう動いても大丈夫か…?」チュルレロ

幼姉「…うん。顔見てして…私の中に出していいから…。」

男「もう…可愛すぎて理性が吹っ飛びそうなんだけど…。」チュ

幼姉「恥ずかしいから…あんまり言わないで…。」カァ

男「何度だって言うさ。ずっと一緒だよ。」パンパン

幼姉「ああっ!はげ…し…んん!ダメ!もう…まって…。んんっ!」ビクンビクン

男「感じすぎだよ…幼姉…!」パンパン

幼姉「ごめん…っ!でも…気持ち…い…いっ!」ビクビク

男「中で出していいんだよね?」パンパン

幼姉「うん…私に男の…ください…んんっ!あぁ!」ビクビク

男「そろそろ出そうなんだけど…。やばい。」パンパン 

幼姉「いいっ!よ…んん!…出して…。キスして…。」ハァハァ

男「…幼姉っ!幼姉っ!」パンパン 

幼姉「男っ!…んん!…男!」ビクンビクン

男「あっ!出…るっ!」ドピュルルルル

幼姉「私も…んっ!…い…イくっ!」ビクンビクン

幼姉「ああっ……あったかい…。」ビクビク

幼姉「男の…あったかいの、中に感じるよ…。」ハァハァ

男「」ギンギン

幼姉「えっ、もう?もう2回目できるの…?あぁ…そんな…おお…きぃ!」ハァハァ

男(それからというもの、俺と幼姉は2人ともが疲れて眠るまでお互いを貪り合った。幼姉は俺に抱かれている間震えることはなく、目に涙を浮かべて喜んだ。)

男(俺はかつてない充足感と興奮の最中、体力の限りを尽くして幼姉を愛し、幼姉は俺の愛を受け止め続けた。眠りに落ちる少し前に幼姉が見せた曇りのない寝顔は、愛し合う行為よりも大きな満足感を俺に与えた。)

男(俺は眠りに落ちながら、大切なものを2度と離さない決意を固め、幼姉のぬくもりを腕に感じながら意識を失った。)

男(そう。この2人の幸せは永遠に続く。)

















???はずだった???




翌日

男「…朝か…?あれ?幼姉?…トイレかな…。」モゾモゾ

男(…昨日…幼姉とあんなに激しく…)ギンギン

男「とりあえず起きるか…。」ムクリ

男(にしても幼姉…どこにいるんだ?)スタスタ

男「おーい!幼姉~?…幼姉ー?」

男(何気なくリビングへと入ると、そこには綺麗に皿に盛られたオムライスがあり、皿の下には手紙が挟まっていた。)

幼姉《この手紙を読んでいる頃には私はもう男の前にはいないということだね。昨日は本当にありがとう。私はとっても幸せでした。無理矢理されて嫌な思い出しかなかった行為を男が上書きしてくれたおかげで嫌な思い出も消えてしまうかのようでした。》

幼姉《私は、男と気持ちが通じ合うまで、自分が素直になれずにいる自分がとても嫌いでした。でも、それも男のおかげで自分を好きになれた気がします。》

幼姉《でも、やっぱり私は自分がもう汚された存在であるような気がしてなりません。男に愛してもらっても、その嫌悪感は消えませんでした。行為自体はとても気持ちよくて、優しくて、幸せなものでした。》

幼姉《私はこの先、普通に学校に行き、普通に就職をし、普通に結婚をし、普通に死んでいく。そんな誰もが送っている普通の日常を送る自信がありません。それが男と一緒であってもです。》

幼姉《男が何度私のことを肯定してくれても、私の中の自分はそれ以上に自分を否定してしまうのです。だから、私はもう自分の人生で最高の幸せを受け取った後に、消えることに決めたのです。》

幼姉《私を我が儘だと罵ってくれても構いません。でも、男にはもっといい女の子がいると思います。例えば…幼とか。幼もあれでいて男のことは大好きなんでよ?でも男だから気づいていなかったと思うけど。》

幼姉《最後になりますが、幼や妹、父さんや母さん、海外にいる私の父と母にも謝っておいてください。男は何も悪くないから安心してください。これは、私自身が決めたことなのですから。》

幼姉《でも、やっぱりお別れってのは悲しいよね。ずっと小さい頃から一緒に居たんだから。男は私のことは引きずらずに、自分の人生を生きてね。男はなんでもできるし、カッコいいし、優しいし。幼以外の女の子とくっついたりしたら許さないからね!》

幼姉《あ、でも妹もいたね。妹は血の繋がってない兄妹だからといって大手を振って手を出していいわけじゃないんだぞ。あ、ちなみに私はちゃんと気付いてたの。言わなかったけどね。妹可愛いし。》

幼姉《ともかく、私にたくさんの思い出をくれてありがとう。私のためにいろんなことをしてくれてありがとう。こんな私を…好きになってくれてありがとう。》


幼姉《私も…男が大好きです。お身体には気をつけて。じゃあ、さようなら。》

男「……………。」ポロポロ

男「おい…。おい!何なんだよこれはぁぁ!」ガシャン

男「どういうことなんだよ!幼姉!おい!」ボロボロ

男「嘘だろ…本当に…本当なのか…?」

男「……幼に電話……を……。」ピピピ

男「あ…れ?打ち間違え…。」ピピポ

男「う…う…くそっ!くそぉぉぉぉ!」ボロボロ

男(俺は何をわかってやれてなかったのか!?俺じゃダメだったというのか!?俺は…俺はどうすれば良かったんだ!)ポロポロ

男「で…んわを……」ピポパ

幼「どうしたの?いきなり電話なんて。」

男「…今すぐ家に来てくれ。妹や親父や母さんもいれば連れてきてくれ…。」ピッ

幼「男?男だいじょ」

男「……くそっ!くそっ!くそがぁぁぁ!」ボロボロ

男「幼姉…幼姉…!」ボロボロ

幼「男!?大丈夫なの!?」ガチャッ

男「……大丈夫じゃない…幼姉が…。」スッ

幼「何これ手紙?って涙で濡れて…………。」

妹「…………。」ヒョイ

男「…俺が…俺が全部悪いんだ…。」ボロボロ

幼「…………,…。こんなことって!妹!すぐ警察に電話して!」

妹「………うんっ!」ピポパ

幼「男…!男!今男がしっかりしなくてどうするの!?」ユサユサ

男「俺が…俺が全部…悪いんだ…。」ポロポロ

幼「男っ!聞いてよっ!お姉ちゃんのこと好きなんでしょ!?ねぇ…男!」ユサユサ

妹「警察の人すぐ来るって!」

幼「わかった。ありがとう。ちょっと妹、男をお願い。父さんと母さんに連絡してくるね…。」

妹「わかった。私の親の電話番号わかる?」

幼「うん。携帯に入ってるから。」ピポパ

男「幼姉……何処にいるんだ…早く出てきてくれよ…。」フラフラ

妹「お兄ちゃんっ!しっかりしてよ!お願いだから!」ポロポロ

男「あ…妹。何で泣いてるんだ?悲しいのか?」フラフラ

妹(お兄ちゃん…目が…。焦点が合ってない…。)ポロポロ

男「ん?どしたんだ…?ほれほれ。」ナデナデ

男「それにしても…幼姉、何処に隠れたんだ…?」フラッ

妹「危ないっ!」ガシッ

男「幼姉…?幼姉…幼姉っ!」ガバッ

幼「父さんも母さんも来るって!」

男「幼姉…どこだ…早く出てきてくれよ~…。」フラフラ

妹(お兄ちゃん…。)ボロポロ

幼(それから間もなく、警察の人や男の両親が私の家へと駆けつけた。お姉ちゃんはすぐに全国へと失踪者として顔写真が広がり、そのルックス故に大きな話題を呼んだ。)

幼(しかし、懸命な警察や私たちの捜索もむなしく、お姉ちゃんは冷たくなって我が家へと戻ってきた。)

幼(死因は…餓死だった。お姉ちゃんは十分なお金を持っていたにもかかわらず、何も飲まず、何も食べずに静かに死ぬ時を待っていた。)

幼(発見されたお姉ちゃんの死体は痩せていたり、少し汚れている以外はいつも通りで、今にも動き出しそうだった。死化粧をしたお姉ちゃんは不謹慎ながら生きているように綺麗で、お葬式の参列者へのインタビューもみんなそのように答え、また話題を呼んだ。)

幼(私の父と母は男を責めるようなことはせず、むしろ話を聞いて男に感謝をしていた。しかし、男はそうは思っていなかった。男は、お姉ちゃんの作った最後のオムライスを食べた後、廃人のようになり、お葬式にも出れないくらいに憔悴して家の部屋に引きこもってしまっていた。)

幼(会いに行った時は、私をお姉ちゃんと勘違いしているのか、優しくキスをされ、そのまま最後まで行為に及んでしまった。私はお姉ちゃんへの罪悪感と、男からの愛を受けた満足感で身が引き裂かれるような思いだった。)

幼(会いに行くたびに快楽を覚え込まされ、何度もイかされ、私はもう男なしでは生きていけないところまで来ていた。男は、行為が終わると人が変わったかのように正気に戻り、お姉ちゃんのことを思って泣き、私に謝るのだった。)

幼(私はそのたびに泣いてしまい、男をさらに困らせてしまっていた。妹は私たちの関係を黙認するどころか、どうやら妹すらも男に抱かれているようだった。)

幼(男の両親は何度も男に話しかけ、心理カウンセラーのところへ連れて行き、またあの元気な男が戻ってくるように力を尽くした。しかし、男はある日突然怖いくらいに怒り出し、父さんへと猛然と殴りかかった。)

幼(当然父さんの方が強かったため、何も起こらなかったが、それが原因で父さんは塞ぎこんでしまい、母さんとともに父さんの療養のために田舎へと2人で行ってしまった。)

幼(男の家は、お金に関しては困ることがなかったため、妹が料理や掃除や洗濯などの家事を全て1人で行い、夜は男に抱かれるという生活を送っていた。)

幼(私は大学へと進学したが、途中で休学し、辞めてしまっていた。妹も、最初は高校へ行っていたが、高校を自主退学し、男の世話をしていた。)

幼(今日も私は男の家へと行き、また男からの虚ろな愛を受け止めるのだった。私は、まだ男のことが好きかと聞かれれば大声ではい、と返事ができる。)

幼(だが、現状が+なのか-なのかと聞かれてしまうと、-と答えざる得ない状況であることも理解していた。理解はしていたが、私はもう男から離れられない。)

幼(男は今、長く、そして冷たい暗闇の中を堕ちている途中だった。私も…男とともに堕ちていく。)











ーーーそう。死が永遠に2人を結ぶまで、私は彼とともにどこまでも堕ちていくのだった。ーーー










BAD END

とりあえずここまでとなります
BAD ENDってゲームとかでCG回収とかでやるけど…あれすごく悲しいですよね
なんていうか好きなキャラ(嫌いなキャラもですが)が堕ちていったり不幸な目にあうのをコマ送りで見てるようなもんですから

この作品についての感想や批評は大歓迎です
できる限りレスさせていただきます
不毛な中傷等には心が折れちゃってレスできませんが…

>>1が初SSということも一応は念頭に置いておいてくださるとありがたいです(読みにくい!とかキャラがブレてる!とかはごめんなさいとしか言いようがないので)

では次はHAPPY END そして、男友たちの恋の行方を投下しようと思います(興味ない可能性がありますが)

長々と失礼いたしました
おやすみなさいませ

ん~なんだろうな
男の歳不相応すぎる考えや言動が目について話にのめり込めない感じ?終始モヤモヤする
展開としてはありがちでも、どうしてこうなった、と言いたくなるようなエンド


ハッピーエンドに期待

いやいや十分過ぎるほどのハッピーエンドやんか幼姉だけではなく後は幼と妹が一生面倒見てくれて下の世話目でしてくれる。
これは正気に戻っても壊れたふりしますわ

>>211
ありがとうございます
今作の主人公像としては『自分では大人だと思っているが、実際は大人になりきれない子供』というのを自分の中で決めて作ってるつもりでした

私がおかしいのかもしれませんが高校時代から『人がどうあるべきか』や『自分』という存在について多々考えることがあり、こういったことから主人公がこういうような性格になってしまいました

展開のことについてですがそれは私の経験不足だと思います
これからもSSをちょくちょく書こうとは思っているのでまた読んでいただいて評価されるようにがんばります

ここまでお読みいただいて本当にありがとうございます

>>212
ありがとうございます
これでHAPPYENDだと言われてしまうとそこは人それぞれ感じ方は違うのかもしれませんが誰も救われない状況になってしまっているので私の中ではBADENDとさせていただいてます

ここまでお読みいただいて本当にありがとうございます

投下は深夜となります
昨日の言ったやり方は訂正します
男友と幼友の話→NORMALEND→HAPPYEND
というように投下させていただきます

書いていて泣きそうになったってそこまでして書く意味がわからん
スレタイがギャグっぽいから開いたけどこれってどこが面白いの?
登場人物が不幸な目に遭ってるのを見て嫌な気分になるだけだし
>>1も書いていて楽しいのか?

バットエンドが好きな私は面白いと思う

>>216
ありがとうございます
感じ方は人それぞれだと思いますが物語はハッピーエンドが全てではないと思っているので楽しくないとは思いません

むしろ物語を作る楽しさはあります(登場人物が悲惨な目にあって喜んでるとかいうわけではありませんが)

スレタイについては勘違いされた方には申し訳ないと思っております

>>217
ここまでお読みいただき本当にありがとうございます

はじめに謝罪させていただきますがNORMALENDが上手くまとまらず書くなら別のSSとして書こうと思いました
待っていてくださった方は本当にごめんなさい
では男友&女友STORYとHAPPYENDを投下させていただきます

>>158からの続きとなります

登校中

妹「今日は幼休みですから、私1人を送り迎えしてもらうことになりますが、よろしくお願いしますね。」ニコッ

男友「あ、ああ。任せてくれ。」

男友(くっそー…。女友がいらんことを言うから嫌でも意識してしまうだろうが…。)

妹「♪~?~♪」スタスタ

男友(でもこうやってみると…本当に妹って可愛いな。気も遣えるし、家事もできるし、ルックスも良くて、愛想も良くて…あれ?欠点ないじゃん。)ムムム

男友「ねぇ。妹は好きな人とかいるの?」スタスタ

妹「なんでそんなこと聞くんですか…?」テレテレ

男友(なんじゃこの反応…惚れてまうやろー!……はぁはぁ。なんか乗り移ったみたいに条件反射で言っちゃったけど今のはなんなんだ…?)ドキドキ

男友「いや、なんていうか妹すごくモテそうだし、たくさんの人に告白されてるんじゃないかな…って思って。」ドキドキ

男友(って俺がなんでドキドキしてんだぁっ!道場での特訓を思い出せ…武道には平常心だ…。)トクン..トクン..

妹「告白ですか…されますけど、お受けしたことは一度もないですね。」ニコッ

男友(やっと心拍が普通に戻ったぜ…なんで破壊力なんだ…末恐ろしい…。)フゥ

男友「そうなんだ…で、今好きな人がいるから断ってるの?」

妹「んー…いるとも言えますし、いないとも言えます。私のすぐそばにいるんですけど、気付いてないんですよね。というか、意識もされてないと思います。」ニコッ

男友(なーっ!やっぱり俺か?俺なのか…?)ピャ-

妹「あ、もう学校なので、今日はここまででいいですよ。帰りは図書室で待っていますので、男友さんがメールください。」ペコッ

男友「あ、ああ。わかったよ。じゃあ、また帰りな。」ノシ

女生徒A「ねぇねぇ。あの人もしかして妹さんの彼氏かな?」ヒソヒソ

女生徒B「えー、妹さん全然告白にOKしないと思ってたら高校生の彼氏がいたんだ…。」

女生徒C「やっぱり妹さんって大人なんだなぁ…。すごいね!」

男友(聞こえてるっつーの。だけど、悪い気分じゃないな…。って妹って同性にも人気なんだな…。)スタスタ

男友、幼、幼友の教室

幼友「おはよー!あら?今日幼は遅刻?」

男友「いや、今日は幼は休みだ。」

幼友「おろ?なんかあったの?」キョトン

男友「いや、聞いたのは聞いてみたんだが、どうやら聞かれたくないことだったみたいでな。無粋なことをしてしまった…。」ガ-ン

幼友「うーん…。友達を心配するのは当然だから、幼も多分わかってると思うよ。男友の気持ち。」

男友「そ、そっか。そうだといいけどな…。でも、今の幼にはちょっと嫌な質問だったかなって思ってさ。」

幼友「友達ってもんは、傷つけて、傷つけられて、それでお互いにちょうどいい距離感ってのを掴んでいくものなの。ヤマアラシのジレンマって知ってるでしょ?」

男友「あ、ああ…。(やっべ全然わからん)」

幼友「あれ?ごめんもしかして知らなかった?」

男友「いや?しし知ってたよ?」ワタワタ

幼友(こりゃ知らなかったパターンだな…。)ハァ

幼友「ともかく、幼も気にするような人じゃないってこと。 月曜日の様子を見て、それでどうするか決めたら?」

男友「そうだな。今結論を出してしまっても仕方がないな。」

幼友「うん。じゃあ、今日は一緒に帰ろうよ!」

男友「別にいいけど、妹を男の家まで送って行かなきゃいけないぞ?」

幼友「あっ、そうだったね…。でも、それもついていくから大丈夫!そのあと私を家まで送って行ってよ。」

男友「自分から送って行けって普通言うか?まぁわかったよ。送って行くよ。」

幼友(よしっ!途中で妹ちゃんに聞きたいこともあるし!)グッ

放課後

男友「幼友ー。妹ちゃんにメールしといてよ。俺、携帯の電池切れちゃったんだよ。」スタスタ

幼友「充電くらい前の日にしときなさいよ。しょうがないなー。」テクテヌ

男友「すまんが頼むよ。そういえば、なんで今日は一緒に帰ろうとか言ってたんだ?逆方向なのに。」スタスタ

幼友(いやわかれよ!おい!)ウガ-

男友「まぁ、お前のことだからなんかしたいことがあったんだろうけど、わかんねぇから気にしないでおくわ。」

幼友「そうしてもらえるとありがたいわ…。」

妹「あっ!男友さん、幼友さん!」ノシ

男友「おう。じゃあ、行くか。」スタスタ

幼友「…………。」スタスタ

男友(あら、こいつどうしちゃったんだ…?)

妹「はー。それにしても…お兄ちゃん大丈夫かな…?」ハァ

男友「最近あいつはどうなんだ…?」

妹「なんとも言えないですねー。本人があんまり状況を喋りたがらないってのもありますけど。」

男友「そっか。でも、頼る時は必ず妹を頼ると思うよ。だから、妹は待ってあげればいいんじゃないかな?」

幼友「そだねー。男がこっちを頼ってこないと、私たちも下手には動けないからね。」

男友「それで俺はこういう役目を頼まれたわけか。」

幼友「仮にも美少女2人、もしくは3人と帰れるんだから役得だと思いなさい!」

男友「そうだなー。」スタスタ

幼友(あっさり肯定…だと?)カァ..チラッ

妹「……。」カァ

幼友(やっぱりか…。)ハァ

男友「どうした?幼友。立ち止まったりして。」クルッ

幼友「ちょっと…飲み物買ってきてくれない?」

男友「いやそれは…。俺が頼まれてるのは送り迎えだしな…。」

幼友「じゃあ、男の家に着いたらでいいわ。少し飲み物買ってきてね。」

男友「ああ。別にいいけど。」スタスタ

妹(何か話があるのかな…?)

男の家

男友「じゃあ、とりあえずなんか適当に買ってくるわ…。」スタスタ

妹「すいません。お願いします。」

幼友「いいのいいの。気にすることないってー!」

妹「それで、私に何かお話ししたいことでもあるんですか?」

幼友「ごめんっ!」ガバッ

妹「?私に何か謝ることが…?」キョトン

幼友「えーっと…怒らないで聞いて欲しいんだけど…男友にね…。」

妹「男友さんに…?」

幼友「妹ちゃんが男友のこと好きだってバラしちゃったの!本当にごめん!」

妹「…………。」

幼友(男ばりの無表情だぁ…。)ガクブル

妹「…はぁ。でもなんでそう思ったんですか?そもそも私一言も好きなんて言ってないんですが…。」

幼友「あの…男友に色々言われた時の妹ちゃんの反応がなんていうか男に対するものとかと違ったから…。」

妹「そうか…そうやって思われちゃうのか…。」

幼友「本当にごめんなさい!私も男友が好きなの…。それで、妹ちゃんはどう思ってるのかなって…。」

妹「最初に言いますが、私は男友さん別に好きじゃありませんよ?」シレッ

幼友「ええええ!そうなの!?」ガタッ

妹「はい。勘違いさせたのならすみません。でも、本当に違います。」

幼友「じゃあ顔赤くしたりとか…そういう反応は…?」

妹「説明することは…できないですが、私は男友さんと女友さんの2人がくっついて幸せになって欲しいと誰より強く願っています。」

幼友「いいい妹ちゃん気が早いよ!」テレテレ

妹「そうでしたね。でも、私はそう思ってます…。」ウルウル

幼友「………妹ちゃん。もしかして泣いてる?」

妹「いえ、私の判断は何も間違ってないので、悔いはありませんよ。」ゴシゴシ

幼友(どういうことだろう…?でも男友のこと好きじゃないって言ってたし…?)

妹「それにしても、男友さん遅いですね…。」

幼友「それもそだねー。」

男友「悪い。遅くなった。○ーラのバニラ味と普通のやつでかなり迷ってな。」ガチャッ

幼友「おかえりー。でも、そのコ○ラ誰が飲むの?」

男友「俺…だな。はい。」

妹「あはは。心配したんですよ。」クスクス

幼友「……。私たちの飲み物で悩むならまだしも自分ので悩んでたの…。」ハァ

男友「いやいや、その扱いは横暴でしょうよ。ほら、適当に買ってきたから。」

妹「ありがとうございます。じゃあ、私はなっ○ゃんいただきますね。」

幼友「じゃあ、帰ろっか。」ガタッ

男友「え?俺今帰ってきたばっかだよね?」

幼友「いいから。行くわよ。」ギュッ

男友(ええええ…手を握られるとは…で、妹ちゃんは…?)チラッ

妹「幸せそうですね。」ニコニコ

男友(あら?…どういう反応?)

幼友「じゃあ、お邪魔しましたー。」グイッ

妹「はい。またいつでも来てください。男友さんは今日もありがとうございました。」ノシ

男友「お、おう…。じゃあ、また明日。」ズルズル

妹「明日は休みですよ。」ノシ

男友「そういえばそうだったな。」ムムム

幼友「はいはい。行くわよー。」

男友「ちょ、ちょっと待てって…!」ズルズル

幼友「…………。」スタスタ

男友「なぁ、何かあったのか?」スタスタ

幼友「……。妹ちゃん、別に男友のこと好きじゃないそうよ。」

男友「」チ-ン

幼友「何面白い顔してんの。私の勘違いだっただけじゃない。」

男友「ま、まぁ俺が勝手に舞い上がって勝手にエアでふられて落ち込んでたら世話ないわな。」

幼友「落ち込んでるの?前別に気にならないとか言ってたのに。」

男友「あのな…男ってのはそういうもんなんだ。好きって言われなくても勘違いしたり、両想いのつもりになってたりするんだよ。」

幼友「ふーん…。」

男友「あのー…そろそろ手を離してくれませんかね?周りの視線が痛いんですが…。」

幼友「やだ。私手袋持ってないし、離したら少し寒そうだし。」

男友「いや、今勘違いどうたらって話したところじゃん。悪いことは言わないから離しておけ。」

幼友「じゃあ、勘違いしてもいいって言ったらどうするの?」クルッ

男友「それは、すごく嬉しいけど。だって俺の1番大切な人だし。」シレッ

幼友(……はぁ!?こいついきなり何言ってんの!?)カァァ

男友「で?これで離していいのか?さっさと行こうぜ。さっき幼友も言ったように少し寒いし」

幼友「いやいや、あんた何言ったかわかってるの?」

男友「なに?2度言わないとわかんないの?」スタスタ

幼友「いや、違うけど…違うけどー!」ダッ

男友「違うけど?なに?」スタスタ

幼友「もう…。ちょっとはムードとか考えてよね。」ギュッ

男友「それは無粋なことを。これからは満足していただけるように努力いたしますよ。お姫様。」

幼友「……。」コクリ

幼友(紆余曲折はあったが、私は妹ちゃんの言う通り男友と交際することになり、そのまま高校を卒業し、大学に行き、就職をして、結婚して、子供を授かった。)

幼友(妹ちゃんの言っていたことはすごく気になったが、結局意味がわからず考えても仕方がないと思っているうちに忘れてしまった。)

幼友(彼女が見せた涙は…やはり男友のことが好きだったのだろうか…。いや、でもそんな雰囲気の涙には見えなかったのだ。もっと、もっと色々なものを内包しているような。そんな気がしていたのだった。)

幼友(私はこの授かった命を私の命をかけてでも守ろうと思っている。ちなみに男友はというと、社畜として馬車馬のように働きながらも、実家の合気道の道場を手伝っている。)

幼友(私の両手の届く範囲。それはとても狭いけれど、男友はその中にずっといて、私をずっと見ていてくれる。私はとても幸せだ。その言葉以外で表すことができないくらいに。)

幼友(しかし、私は忘れていた妹ちゃんの言葉をこの10年後に思い出し、真意を知ることとなったのだった。けどそれはまた別の話。)

男友&女友STORY END

ここまでとなります
ではHAPPYENDも続けて投下していきます

HAPPYENDは>>193からの分岐となります

男「…………。服を着てくれ。今言ったことを聞かなければ俺は2度とこの部屋には入らない。」

幼姉「…………わかった。絶対にそこから動かないでね。」パッ

男「わかった。」

幼姉「男はどれを着て欲しいの…?」ガサガサ

男「いや、とりあえず服を着てくれればなんでもいい。できるだけ早くな。」

幼姉「あのさ…そういうこと言われると、女の子にとってはすごく傷つくんだよ?」

男「…!そうだったのか。ごめん。でも、ずっと壁のほう向いて直立不動の俺の気持ちも察してくれ。」

幼姉「…そうだね。じゃあ、この白いルームウェアにするよ。」ゴソゴソ

男「そうかよ…。で、もういいか?」

幼姉「うん。もう大丈夫…。」ストン

男「俺は机の椅子使えばいいか…?」

幼姉「」コクリ

男「…ありがとよ。それ、似合ってて可愛いな。」ストン

幼姉「…そう。ありがとう。」カァ

幼姉「男の話、私は嬉しかった…。やっぱりまだ男の人は怖いと思う…。けど、私は…私はずっと男のことが好きだったの。」

男「…!本当に…?」

幼姉「本当だよ…。幼に聞いてみてもいいよ…。小学生の頃に結婚の約束をした時から好きだった。いや、その前から好きだった…。」

幼姉「でも、私がこんなことになってしまって…。本当に悔しくて、悲しくて…怒りをどこにやっていいかわからなくて…。物に当たっていろんなものが壊れてしまって…。」

幼姉「幼や男すらも傷付けて酷いことを言ってしまって…。私を心配してくれたのに私はそれを素直に受け入れられなくて…。」

幼姉「でも、男が毎日私のために世話をしてくれたのは…本当は嬉しかった。すごく嬉しかった。男が自分だけのものになったみたいで…。」

幼姉「こんなことを言ったら嫌われてしまうって男は言ってたけど…私も同じようなものなの。私は男が好きで、男が色々してくれたのが嬉しかった。」

幼姉「けど、私は汚れてしまっていて…。男にどれだけ酷いことをしても毎日来てくれるのが…同時にとても辛かった。」

幼姉「私のことを家族だと思っているから私がどれほど酷いことをしても来てくれるんじゃないか…ってね。好きとか嫌いとかの話ならとっくに嫌いになってると思ってた。」

幼姉「だから…こんな考えを持つ自分自身も嫌で…。男が好きなのに近くにいるだけで震えだす身体も嫌で…。言いようのない怒りが抑えられなくて…。」ポロポロ

男「もういいよ。わかったから…。幼姉が辛いのはわかっている。けど、その辛さを俺にも話してくれたことが素直に嬉しい。だから、俺はもう幼姉に求めたりはしない。」

幼姉「…っ!なんでっ!?」

男「もう好きって聞けただけで充分だから。幼姉に俺が近づくと震えだしてしまうこともわかっていた。けど、俺は幼姉の世話を俺がするという名目で離れなかった。」

男「もう俺の気持ちが伝わって、それを幼姉が理解してくれたなら、俺の役目はもう……妹にお願いするよ。」

幼姉「嫌っ!…男にそばにいて欲しい!」ギュッ

男「無理はしなくていいから…。」ナデナデ

幼姉「」ビクッ

男「…っ!」パッ

幼姉「こ、これは違うのっ!違うの…。だから…私を置いて行かないで…。」ギュウ

男「俺は…幼姉と気持ちが通じてるってわかったから、理性がもうもたないかもしれない…。だから…俺から離れてくれ。俺は幼姉をこれ以上傷付けたくないんだ…。」

幼姉「……お願い…お願いだから…私の側にいて…。」プルプル

男「…………それは…できない…。俺は俺自身の欲望よりも幼姉の方が大切なんだ…。どうかわかって欲しい。手を離してくれ…。」

幼姉「…嫌…だよぉ…なんで?…やっと…やっと…これからなのに…私は…。」ポロポロ

男「…ごめん。」ガタッ

幼姉「行かないでっ!」グイッ

男「えっ!?危ないっ!」グラッ

幼姉(あ…倒れちゃう…!)フラッ

男(くそっ!力を抜いてたのが悪かったか!)

男(このままだと幼姉の上に倒れこんでしまう!)

幼姉(怖くない…嫌じゃない!)ギュッ

男(…っ!抱きついてくれれば俺が腕で支えればなんとかなるかっ!)バタ-ン

男(でも…俺が押し倒したみたいになるよな…。わかってたけどさ…。)

幼姉(……怖くない…怖くないのに…。)プルプル

男「ほら…怖いでしょ?…だから離して?もうベッドの上だから、手を離しても大丈夫だよ。」

幼姉「…離したらもう2度と会えない気がするから…。離したくない…!」ギュ..プルプル

男「」ポタッ..ポタッ

幼姉(……水滴?)パチリ

男「お願いだから…今も…幼姉が可愛くて…すごく良い匂いもして…もう腕も限界なんだよ…。」ボロボロ

男「もうお願いだから…。俺を困らせないで欲しい…。幼姉を自分のものにしたくて…耐えるのも辛いんだよ…。」ボロボロ

幼姉(こんなに泣いてる男…でも…離したら…。)

男「…………。」ボロボロ

幼姉「…………。」パッ...トサ

幼姉「今の私は…男から見て綺麗かな…?」ポロポロ

男「ああ…すごく…綺麗だよ…。」ボロボロ

幼姉「私…頑張るから…だから…。」ポロポロ

男「………俺は…もう行くよ…。」スッ

幼姉「…………。」グイッ

男「ちょっ!」ドサッ

幼姉(痛っ!…ギリギリで肘をついてくれから良いものの…足がジンジンする…。)プルプル

男「…いい加減俺も怒るよ?そんなことしたら…んむっ!」

幼姉「」チュッ

男「…………。」ポタッ

幼姉「………なんで泣いてるの…?」

男「……わからない…。嬉しいからかな?」ポロポロ

幼姉「…これ…私のファーストキスなんだからね…。」

男「……そっか…。無理させてごめん…んむっ!」

幼姉「」チュ

幼姉「ごめん…じゃなくて?」ニコッ

男「……ありがとう…だね。」ポロポロ

幼姉「…男…私…今震えてないよ?」

男「…本当だな。でも、無理はしなくていい。ゆっくりでいいんだ…。」

幼姉「それって…また私の世話をしてくれるってこと…?」ポロポロ

男「ファーストキスだけ奪って帰るなんてできないよ…。」スッ

幼姉「あっ…。でも、もういつでもできるよね…。」

男「ううん。いつでもはしないよ。俺はずっと待つから。幼姉が俺を怖がらなくなる日を。」

幼姉「別に私はいいのに…。でも、ありがとう…。ありがとう…ありがとう…。」ポロポロ

男「いいんだ。俺は何があっても幼姉を守る。もちろん幼や妹も守るけど、幼姉が1番大切だから…。」

幼姉「……うんっ!」ニコッ

エピローグ

男(時というのはそれを思い返したときにこそそれ感じることができるものだと思う。あの事件があってからもう2年が過ぎようとしていた。)

男(幼姉は結局高校を辞めてしまった。しかし、一浪して高卒認定試験に合格し、地元の大学に通うこととなった。俺との交際はキスくらいの関係のままで、ほとんど喧嘩をすることもなく仲良くやっている。)

男(幼姉は1年が過ぎたくらいから外にも出るようになり、買い物やデートに行ったりしている。外では食事中ですら手を離してくれないのが難点ではあるが。)

男(幼はちゃんと進級し続け、あとは卒業を控えるのみとなっている。妹もちゃんと同じ高校の後輩として元気にやっている。男友と女友はいつの間にか夫婦のようにくっついていたが、それはまた別の話だ。)

男(幼は高校を卒業後、明るいキャラと天然さを活かして近くのカフェで人気バイトから看板娘に昇格するらしい。俺が幼姉と交際し始めた時は若干落ち込んでいたが、彼女曰く結婚の約束をしているからは婚約者の余裕というのがあるらしい。)

男(妹は高校で入学当初からいろんな男子に告白されたらしいが、家事が忙しいとかいう理由で断っているらしい。部活もやらず毎日家に直ぐ帰ってきて俺たちとのんびりしているだけのように見えるのだが。)

男(俺は今日大学の合格届けを受け取り、地元の大学へと進学することが決まった。大学進学を機に俺と幼姉は同棲する運びとなっていたが、幼がそれに待ったをかけ、なぜか幼も一緒に住むことになってしまった。)

男(だが悪くないとは思っていた。俺はあの日からずっと理性と欲望の狭間で戦い続けていた。2人きりにされたりしたらいつ自分が暴走するかわからないから、第三者がいるというのは助かる部分もあった。)

男(そんなこんなで合格が決まった俺は明日から幼姉と2人きりで温泉へと旅行へ行くことになっていた。幼はこれにも参加しようとしたが、どうやら仕事があるらしい。妹は若干赤い顔で薄いゴムの箱を手渡すという羞恥プレイをやってのけた。)

男(今幸せか?と問われれば幸せだと即答できるだろう。だが、この幸せを掴んだのは俺の力だけではない。そういう意味で俺の人生を変えた親父には感謝している。相変わらず何をやっているのかよくわからないが。)

男の家

幼「もうさー、なんでかなぁ。私も旅行行きたかったのにー」バン

幼姉「ふふ。幼は仕事でしょ?もうただのバイトではないんだから…。店長さんも喜んでいたわよ。」クスクス

妹(まさか…店長に幼が暇だと伝えたのか)ガクブル

男「まぁ…新年度から一緒に住むことになるんだから落ち着けよ…。」

幼「温泉だよ温泉!O.N.SE.N!OK?」

男「いや、全然わかんないけど。」シレッ

妹「幼は…アレだから。」シレッ 

幼「やめてよその可哀想な子を見るような視線!お姉ちゃんに至っては保母さんのような目線だし!」バン

男「まぁ、そのうち連れて行ってやるよ。(親父の金でな)」ニコリ

妹(また私たちを餌にお父さんにお金を出してもらうつもりだな…。)ハァ

妹(でもお父さんにコン○ーム買ってきてって言った時の顔…あれは面白かったなぁ…)クスクス

妹(後で説明したら泣いて喜ばれたけど…)チ-ン

幼姉「じゃあ、今日は遅いからもう帰るわ。お邪魔しました。」ノシ

幼「むー…納得いかないけど…!」ノシ

男「じゃあ、送って行くわ。」

妹「じゃあ、私もついて行くね!」

男「あのさぁ…毎回思うんだけど、こうなるんだったら幼の家に集まればいいんじゃん…。」

幼姉「でも、そうすると恋人と夜お散歩することもできなくなっちゃうからね。」ニコッ

男「それもそうだな。うん。これからもうちに来てくれ。」

妹「いやいやいや、今ので騙されるなよ!お兄ちゃん最近判断力落ちてない?特に幼姉のことに関して。」

幼「まぁ、なんでもいいけどさ、男の家に行けば美味しい料理を食べれるからなー。」ジュルリ

幼姉「私の料理が不味いと言いたいのかしらねぇ…。」

幼「いやいや、違うけど!でも、男の方が上手なのはお姉ちゃんも認めてるでしょ?」

幼姉「まぁ、そうなんだけどね。私の自慢の彼氏ですからね。」ギュッ

男「歩きながら抱きつくと危ないからさぁ…。いや、嬉しいのは嬉しいんだけどね?」スタスタ

幼「なんだアレ…男ってあんなデレキャラ似合わないぞ……。妹…あれどういうことだよ。」

妹「まぁ、いつも通りだね。うん。」ハァ

幼「」チ-ン

男「おーい。2人とも早くしろよー!寒い中1人で帰りたいのか?」

幼&妹「待ってー!」タタッ

幼姉(人間は1人では生きられない…私は辛いことを乗り越えて今を生きている。隣にいる大好きなこの人と。でももし私がほんの少しでも素直にならなかったら…。その先は誰にもわからない。)

幼姉(信頼や信用といった気持ちは目には見えなくて、それを恐れていては世界に光がないのと同じようなものになってしまう。けれど、自分から少し信頼するだけで人の繋がりは輝きを放ち、自らの世界を照らす光となってくれるだろう。)

幼姉(迷ったって、泣いたっていい。誰かを頼り縋ったっていい。きっと誰かが君を助けてくれる。私をみんなが助けてくれたように。)

幼姉(私から…感謝を。嫌なことがあっても…感謝を。世界に…感謝を。命に…感謝を。あなたに…感謝を込めてこの言葉を贈ります。)








幼姉「男…ありがとう。ずっと大好きだよ!」

男「ありがとう。俺も同じ気持ちだよ。」

HAPPY END





これで終了です

HAPPYENDルートはHシーンとかは無しです
なんていうかあんまりそういうのいらないかなぁって思いまして

ここまで200レスちょいくらい私のオ○ニーのような妄想垂れ流しのSSを読んでくださった方々に敬意と感謝を表します

本当にありがとうございました

批評や感想はまたいただけると可能な限りはレスします
ではまた私がSSを書いた時に読んでいただけると幸いです

胸糞があるなら極端なハーレムもあるかなーとおもったが
王道な展開だったからHAPPYという割には打切りエンド感がすごかった
ぶっちゃけ男友ストーリーの最後の伏線に喰われてる気がする

全体的に見れば登場人物や話の長さのバランスがよかったので読みやすかった
ストーリーは胸糞路線ならもっと突っ切ってもいいんじゃないかなと思った
あんまり胸糞にすると読者に嫌われるからさじ加減が難しいけどね。。
次回作や続きがあれば期待してる

>>248
ありがとうございます
個人的にはハーレムENDは好きじゃないのでこういう終わりになりました
確かにBADENDと比べるとHAPPYの方はアレですかね

鬱とか話がややこしくなるともうそれで嫌という方も結構いるみたいですが私は私が良いと思ったものを書いてそれに対して批判があればそれを受け止めるという形でやっていきたかったので胸糞のさじ加減については何も考えてませんでした
考えが及ばず申し訳ないです

次回作また読んでいただけたら幸いです
本当にありがとうございました

ではHTML化依頼を出してきます

あと、私が使っている酉が実は以前にも使われていたことに今日気付きまして…誤解をされた方本当に申し訳ありません
次書く時は一度この酉で立ててから同じIDで別の酉に変更いたします

ではまた次回
ありがとうございました

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