男「な、なんだこれ……手錠?」ジャラジャラ
幼「男が悪いんだよ?」
幼「私がいるのに他の女といちゃついたりするから……」
男「な、なんだよそれ……」
幼「どうしたの、さっきからそれしか言えないの?」
男「し、知るかっ!そんなことよりこれ外してくれよっ」
幼「どうして?」
男「どうしてって……」
幼「何か困るの?」
男「困るに決まってるだろ!ふざてるのか!」
幼「ふざけてなんかないよ」
男「こんな風に繋がれてちゃ、ご飯も食べれないしトイレにだって行けない」
男「外にも行けないじゃないか!」
幼「ご飯も私が食べさせてあげるし」
幼「下のお世話だってするわ」
幼「それに外に出る必要は無いでしょ?」
男「学校にも行けないし……」
幼「あんな場所男を狙う糞ビッチどもしか居ないじゃない」
幼「いく必要無いわ」
男「そんなっ……学歴は大事じゃないか!」
男「そんなことじゃ退学になっちゃう!」
幼「男……私との将来を心配してくれてるのね」
男「なっ……違っ」
幼「なんて優しいの!でも心配しないで。私が養ってあげるから」
男「それじゃあヒモだよ」
幼「ヒモで良いじゃない」
幼「男が居てくれるだけで良いのよ」
男「そんな……」
男「それでもこんなの嫌だよ!外してよ!」
幼「……分かった。良いわよ」
男「本当?!」
幼「そのかわり誓って?私だけを一生見るって」
男「……え」
男(なんだ?とても簡単なことなのに言ってしまったらマズイ気がする)
男(ほら言えよ!早くっ!)
幼「言えないの?」
男「僕は……幼を…………幼だけを……………………」
男「無理だ!僕には!」
幼「え……」
男「こんなことをする人を僕は好きになれない!」
男「自分の気持ちには嘘はつけないよ!」
幼「……男?」
男「さわらないでっ!」
幼「ヒッ!」
幼「男?……男……おとこ」
男「……早く外してくれないかな」
幼「ブツブツブツブツ」
男「……幼?」
幼「……私のものにならないのね」
幼「……他の奴のものになるくらいなら」
幼「ここで殺してやるっ!!」チャキ
男「な、ナイフッ!?」
幼「死んでしまえッ!!」ゴウッ
男「あ、あ……」
???「お邪魔しまーす!!」バリィィィィン
幼「何?!誰?!」
男「……た、助かった」ヘナヘナ
???「全く男さんを拉致監禁しただけでも万死に値するのに」
???「挙げ句の果てに殺そうとするなんて……何回死ねばいいんでしょうね」
男「き、君はヤンデレさん?!」
男「どうしてこんなところに?!」
ヤンデレ「男さん……名前覚えてくれてたんですね……嬉しいです」ニコッ
男「えっ」ドキッ
ヤンデレ「少し待ってて下さい……すぐ助けるので」キッ
幼「何よこいつっ……お前も死にたいかぁ!!」ビュッ
バチィィィィィッ
幼「ヒグッ!!」ビクビク
ヤンデレ「遅いわ」
男「よ、幼?」
ヤンデレ「安心してください……気絶しない程度の威力です」
ヤンデレ「……ま、一番辛いでしょうが」
幼「あ、が……」ビクビク
ヤンデレ「おいお前」ガシッ
幼「あ、う」
ヤンデレ「何ていってるんですか屑」
ヤンデレ「弱ったふりして男さんの同情でも誘おうと?」
ヤンデレ「調子に乗るなよ」ツメハガス
幼「ウギャアッ!!」
幼「いだい……いだいよぉ」グスグス
男「ヤンデレさん……それは」
ヤンデレ「……駄目ですか」
男「う、うん」
ヤンデレ「男さんが止めるなら仕方無いです……感謝しろよカス」
幼「お、男ぉ……」
グギャッ
幼「ガァァァァァァ!!」
ヤンデレ「呼び捨てにするな」
ヤンデレ「自殺願望でもあるのですか?」
ヤンデレ「……あーもう」
ヤンデレ「こうなったら」
ゴギッ ベギャッ バギッ
幼「」
ヤンデレ「両手両足折って動きを封じるしか無いですね」
男「…………だ、大丈夫じゃないよね」ガクガク
ヤンデレ「単純骨折ですし手加減してます」
ヤンデレ「外しますよ、手錠」カチャカチャ
男「え、ちょっ……」ガチャン
ヤンデレ「はい、取れました」
男「…………君も僕を閉じ込めるのかい」
ヤンデレ「え?」
ヤンデレ「そんなわけないでしょう」
男「じゃあ何で……」
ヤンデレ「助けに来ただけです……おい、気絶してる場合じゃないんですよ」ドゴッ
幼「ガブォッ」
幼「ゲホッ ゲボッ……お前何でここに……」
ヤンデレ「男さんを守るために尾行してたらいきなり連れていったんでついてきただけですよ」
ヤンデレ「そもそも発言していいなんて言ってないですよ」
幼「ヒッ!」
ヤンデレ「大丈夫、もうしないです」
ヤンデレ「それよりも、男さんを監禁して言ってましたね」
ヤンデレ「男さんが他のことイチャついてるのを許せない、自分だけ見ろ」
ヤンデレ「ソシテ時分のものにならないなら死ね」
ヤンデレ「全部本心なの?」
幼「…………」
ヤンデレ「黙ってるなよ」ドゴッ
幼「ゴブッ」
ヤンデレ「早く……答えろよ」
幼「ほ、本当ですっ!本心です!」
ヤンデレ「そう、なら死んで」チャキ
男「ヤンデレさん!殺すのはダメだよ」
ヤンデレ「……優しいのですね」
ヤンデレ「確かに殺す価値も無さそうですしやめておきます」
ヤンデレ「そのかわりに……」
ヤンデレ「男さんがどうするか決めてください」
男「ぼ、僕が?」
男「どうして」
ヤンデレ「これには罰が必要です」
ヤンデレ「でなければまたやりますよ」
男「……僕はそんなことできない」
男「そもそも既に罰を受けたようなものじゃないか」
ヤンデレ「……そうですか」
ヤンデレ「だ、そうですよ。良かったですね」
幼「う、うぅう」
ヤンデレ「さて、帰ります……男さんも急いだ方が良いと思います」
ヤンデレ「おい、お前」
幼「な、何ですか……」
ヤンデレ「この事は人に言うな」
ヤンデレ「黙ってろ……そして男さんの半径50mに近づくな」
幼「は、はい……」
ヤンデレ「ならいいです」
ヤンデレ「破ったら……まぁわかりますよね」
幼「」コクコクコク
ガチャ
男「帰りは普通に玄関からなんだね」
ヤンデレ「……あれは緊急事態だったからです」
ヤンデレ「それじゃ、さようなら」
男「あっ、待って」
男「送っていくから」
ヤンデレ「心配しなくても大丈夫ですけど」
男「それでもさ……それに聞きたいことがあるんだ」
ヤンデレ「……分かりました。歩きながら聞きます」
テクテクテクテク
ヤンデレ「それで……聞きたいことって何ですか」
男「何で僕を助けたんだ」
ヤンデレ「え?自殺志願者だったんですか?」
男「そうじゃない!」
男「人が殺されそうなんだ」
男「普通なら怯える。躊躇う。迷う。躊躇する」
男「なのに君はまるで気にせず助けに来た」
男「どうして……どうやって…………」
ヤンデレ「そんなの簡単ですよ」
ヤンデレ「あなたが傷つけられていたからです」
男「僕が傷つけ……?」
男「所詮他人なのに?」
ヤンデレ「……やっぱり男さんは鈍感ですね」クスクス
男「は?」
ヤンデレ「私あれだけやらかしているのに気づいてないんですか」
男「な、何が?」
ヤンデレ「好きです」
ヤンデレ「その目その口その鼻その耳その眉その頬その唇その髪その手その腕その肩その胸その腹その指その足その声その歩き方その話し方その食べ方その生き方その優しさその心その魂その全てが」
ヤンデレ「好きです」
男「…………」
ヤンデレ「そしてやっぱり私はそれが欲しいんです」
ヤンデレ「今でも自分を抑えるのが大変です。興奮しっぱなしです」
ヤンデレ「でもそれよりも私は!」
ヤンデレ「あなたに幸せであって欲しい!」
ヤンデレ「例え私以外の人と付き合って、結婚して、子供が生まれて、老後を過ごし、おなじ墓に入ったとしても」
ヤンデレ「あなたが幸せなら……それでいいんです!」
ヤンデレ「多分これが愛なのでしょうね」
ヤンデレ「私はあなたを好きな以上に愛しているのです」
ヤンデレ「だからあなたを助けた……これが答えですよ男さん」
男「……ありがとう」
男「でも……」
男「何で君は僕の幸せを勝手に決めつけるんだ」
ヤンデレ「え……」
男「確かにそれは素晴らしいことだと思う」
男「でもやっていることは自分の感情の押し付け……さっきの幼と変わらないよ」
ヤンデレ「そんな……私は……」
男「僕は自分の幸せは自分で決める、決められる……だから」
ギュッ
ヤンデレ「え?」
男「好きだ」
ヤンデレ「……………………え?」
ギュゥ
ヤンデレ「ななななな何言ってるんですかぁ?!」
男「何かおかしいこと言った?」
ヤンデレ「すすす好きとか、話したこともあまり無いのに!」
男「それは君もでしょ……」
ヤンデレ「そんな、何で」
男「さっき助けに来てくれた時」
~~~~~~~~
男「どうしてこんなところに?!」
ヤンデレ「男さん……名前覚えてくれてたんですね……嬉しいです」ニコッ
~~~~~~~~
男「見惚れたんだよ一瞬。何て素敵な笑顔なんだってアホみたいな言葉しか浮かばなかったよ」
男「そしてその人が何よりも僕の幸せを願ってくれていた」
男「なのに何でだい?」
男「ヤンデレさんは僕と一緒になろうとしないんだい?」
男「僕が幸せになれないとでも?」
ヤンデレ「……男さんにはもっと相応しい女の人がいます」
ヤンデレ「私じゃ……駄目」
男「そんなことない」
ヤンデレ「駄目だよっ!」
ヤンデレ「特別美人でもない!運動が得意な訳でもない!とても賢いこともない!お金持ちでもないし権力を持っているわけでもない!」
ヤンデレ「あなたに与えられるものなんてひとつもないの!」
男「そんなもの要らない」
男「美人だろうが賢かろうが関係無い!僕は君にいて欲しい!」
男「僕の隣に君がいること。それが僕の幸せだ!」
男「だから、僕と付き合って下さいっ!」
ヤンデレ「…………私めんどくさい女だよ?」
男「問題ない」
ヤンデレ「他の女の子と話しただけで嫉妬するよ」
男「かわいいものだよ」
ヤンデレ「一時間に一回は必ずメールするよ?」
男「大歓迎」
ヤンデレ「浮気したら殺しちゃうかも」
男「しないから関係ないね」
ヤンデレ「……ホントにいいの?」
男「…………うん」
ヤンデレ「……じゃあ、ふつつかものですが…………」
ヤンデレ「よろしくお願いします」
終わる
自分の理想のヤンデレ?病んでるかな?
とりあえず書いてみただけ。
ヤンデレ、キャラはいいよね絵は怖いけど。
つき合い始めて
学校
キーンコーンカーンコーン
男「おはよう」カチカチ
友「おはよう……最近よく携帯いじってんな。彼女でもできたか?」
男「うん」
友「だよなお前に彼女が……」
友「彼女ぉ?!」
転校生「ガタッ」
委員長「ガタッ」
先輩「ガタッ」
後輩「ガタッ」
会長「ガラッ」
幼「ビクッ」
先輩「彼女が出来たって本当?」
会長「一体誰だ……紳士協定を破ったのか?」
転校生「男?見栄張ってもしょうがないわよ」
後輩「そうです……先輩に彼女が出来たなんて信じませんよ」
委員長「全く嘘なら嘘と……」
ヤンデレ「男君……」
男「あ、ヤンデレさん」
五人「誰?!」
男「どうしたの?何か用?」
ヤンデレ「実はお弁当作ってきたんだけど」
男「え?本当に?!」
ヤンデレ「うん、だからお昼一緒に食べようと思って誘いに来たの」
男「ありがとう!分かった一緒に食べよう。隣のクラスだよね、昼になったら迎えに行くよ」
五人「」
ヤンデレ「ありがとう、それじゃ……あ、あと」クルッ
五人「!」
ヤンデレ「フッ」ドヤッ
五人「ピキッ」
ヤンデレ「バイバイ男君……大好きだよ」
男「ちょ……こんなとこで言わないでよ」
男「恥ずかしいよ……///」
友「アマーイ」
先輩「どうやら私を怒らせたようね……」
会長「不純異性交遊で退学にしてやる」
転校生「痛め付ける程度じゃ足りないよねぇ」
後輩「私の先輩に唾をつける?調子に乗るなよ糞アマァ」
委員長「どうやら昔の力を使うときみたいだよ」
友(うわぁガチギレだぁ)
男「皆なに言ってるんだろ?」
こんな感じで落ちもなくだらだら書いていくよ。
他にも書いてるので更新が遅くなると思うけど
気にしないでくれるとうれしい。
お弁当
お昼休み
男「ヤンデレさーん」
ヤンデレ「男君」
男「お弁当一緒に食べるんでしょ、迎えに来たよ」
ヤンデレ「ありがとう……屋上にしません?」
男「分かった」
屋上
ヤンデレ「風が気持ち良い」ヒュー
男「誰も居なかったよ」
ヤンデレ「そうでしょうね」
男「え?」
ヤンデレ「フフッ、食べます?」
男「女さん、敬語」
ヤンデレ「あ、……でも男君だって」
男「僕は皆にこうだし」
ヤンデレ「むー」
ヤンデレ「まぁいいか、食べよ?」
男「うん」
ベントーパカッ
男「うおっ」
ヤンデレ「え?何か変なもの入ってた?」
男「いや凄い豪華で驚いてさ」
男「すごいね……このハンバーグとかデカイ」
ヤンデレ「……口に合うかは分からないけど」
男「とりあえず、頂きます」テアワセ
男「じゃあ、ハンバーグから……パクッ」
ピシャァァァァァァァァァァン!
男「こ、これは……」プルプル
ヤンデレ「……美味しくなかった?」
男「スゲー旨い!今まで食ったハンバーグなんて今思えばただの肉団子だったんじゃってレベルで旨い!」パクムシャ
ヤンデレ「そう、嬉しい」ニコニコ
男「うめぇー!」ガツガツ
ヤンデレ「実はね?このハンバーグのレシピがあるんだけど……見る?」
男「え?いいの?」
ヤンデレ「ホントに美味しそうに食べるから、はい」ピラッ
男「どれどれ」
合びき肉 300g
玉ねぎ 1/2個
塩 小さじ1/2
パン粉 大さじ4
牛乳 大さじ4
お湯 300cc
サラダ油 小さじ2
ナツメグ 少量
黒こしょう 少量
卵 1個
ウスターソース 大さじ2
ケチャップ 大さじ2
しょうゆ 大さじ2
おろしにんにく 小さじ1/4
経血 少々
男「」
ヤンデレ「…………///」
男「これ冗談とかじゃ無いよね……」
ヤンデレ「うん」
男「流石に経血はなぁ」
ヤンデレ「大丈夫、ちゃんと煮沸消毒したから」
男「そういう問題でも……」
男「ねぇヤンデレさん」
男「ヤンデレさんは僕の血とか飲みたいわけ?」
ヤンデレ「はい///」
男「即答……」
男「うん考えとくよ……」
お弁当 終
呼び方
男「ということがあったんだよ」
友「強烈な彼女さんだな……」
転校生「わ、私はそんなものたべさせないけど?」
後輩「衛生面の問題から却下です」
先輩「そもそも料理できない」
委員長「あれ?興奮する?」ハァハァ
会長「男君のなら何だっていける!」
三人(この二人は気持ち悪いな)
男「いや、何でいるんですか」
男「弁当食べてた間ずっと居たんですか?」
後輩「はい」
先輩「基本的には」
会長「失敬な!私はちゃんと後をつけたぞ」
男「えー……」
委員長「会長トイレ行くって言ってたじゃないですか」
会長「勿論トイレにも行きたかったがね」
会長「気になるし後をつけてみたんだよ」
会長「お陰でパンツが一枚お釈迦だよ」
友(え?この人いい年して漏らしたの?)
キンコーンカンコーン
男「ほら鐘なりましたよ。早く帰って」
五人「はーい」
友「……相変わらずおモテになられて」
男「羨ましいなら代わるよ?」
友「ご遠慮します」
友「そういやさ」
男「なに?」
友「お前たちってバカップルの割にはよびかた普通なんだな」
男「バカップル違う……呼び方って?」
友「お前らって『男君』『女さん』って呼びあってるだろ?」
友「付き合ってるならさ、呼び捨てとか、アダ名とか、それこそダーリンハニーでも良いじゃん」
友「それとも二人きりだと違うのか?」
男「ダーリンハニーは嫌だな……元々ヤンデレさんは僕のこと『男さん』って呼んでたんだよ」
友「へぇ、それに比べたら大きな進歩ってか?」
男「まぁね……それに」
友「それに?」
男「……やっぱ言わない」
友「なんだよー気になるだロー」
男「いつか教えるしその前に気づくと思うよ」
友「ちぇっ、流石彼女持ちは余裕だな」
放課後
男「…………」ポケェ
ヤンデレ「ごめん。待った?」
男「ヤンデレさん……いや全然」
ヤンデレ「行こっか?」
男「うん」
帰り道
ヤンデレ「それでそこのケーキ屋さんがねー……」
男「うんうん」
男(呼び方かー)
告白の後
ギュー
男「ヤンデレさん……」
男「そろそろ離れてくれない?」
ヤンデレ「嫌です」
ヤンデレ「今まで離れてでしか男さんを認識できなかったんです」
ヤンデレ「これが彼女になって合法的にくっつけるようになったんです」
ヤンデレ「ゆえにもう少しくっつかせて下さい」クンカクンカ
男「ちょ……!嗅がないで!」
ヤンデレ「うへへ」ニヘラー
男「うぅむ」
男(やってることは変態そのものだけど……惚れた弱みか)
男(かわいいんだよなぁ)ナデナデ
ヤンデレ「ひゃうっ!」ビクッ
男「あ、ごめん嫌だった?」
ヤンデレ「いや……その、もっと撫でてください」ウワメヅカイ
男「う、うん///」ナデナデ
十分後
男「……ヤンデレさんそろそろ」
ヤンデレ「……はい」ショボン
男「そんな、落ち込まなくても」
男「撫でる位ならまたしてあげるし」
ヤンデレ「ほんと!わーい!!\(^o^)/」(……分かりました)
男「心の声出てる」
ヤンデレ「(゜ロ゜)」
ヤンデレ「恥ずかしい……///」
男(ほんと、かわいい)
男「ヘックシ!」
男「さすがに寒くなってきた」
※真冬設定です
ヤンデレ「ああ、もう帰ります」
ヤンデレ「それじゃあ男さん……」
男「ヤンデレさんさぁ」
ヤンデレ「はい?」
男「僕のことさん付けで敬語だとなんかムズムズするし」
男「普通で良いよ」
ヤンデレ「えぇっ!///急に言われても」
ヤンデレ「じゃ、じゃあ……お、男君?」
男「うん、それが良いよ」
男「それじゃヤンデレさん……」
ヤンデレ「……………………」ジーッ
男「ヤンデレさん?」
ヤンデレ「なんで男s……男君は私のことさん付けで呼ぶの?」
男「え」
ヤンデレ「私も呼んだんだし男君も……」
男「ご、ごめん!寒いしもうかえるね!」ダッ
ヤンデレ「……むー」
現在
男(こんなことがあった訳だけど)
男(あれから呼び方がどうとか言ってこないし)
男(忘れたのかな?)
ヤンデレ「つまり、甘いものは正義だと……」
男(……呼び方ねぇ)
男(ダーリンハニー……は論外だとして)
男(アダ名……ヤンデレさんならやっちゃん?)
男(いやいや、なんか違う)
男(アダ名なんて思い付かないな)
男(じゃあ呼び捨てしか無いわけだけど)
男(………………)
男「ヤンデレ……」
ヤンデレ「!」
男「…………え?」
男(何も言わない……もしかしていきなり呼び捨てにされて怒ってる?)
ヤンデレ「…………」クルッ
ヤンデレ「やっと名前で呼んでくれたね男君……いや」スッ
ヤンデレ「お・と・こ」ササヤキ
男「……!」ボッ
ヤンデレ「男君?」
男「…………なんでもない」
男(ヤンデレさんは割と小悪魔っぽいです)
初デート
男「というわけで」
友「なんだよ」
男「今からヤンデレさんをデートに誘う」
友「ちょっと待て」
男「なに?」
友「デートに誘うって今まで行ったことは?」
男「ない。学校帰りにどこか寄るくらい」
友「なるほど……初デートって、訳か……」
友「場所は?」
男「これを見て」ピラッ
友「!これは新しくできた遊園地の」
男「貰い物だけどね」
友「分かった……俺にできることはないが応援はしている、頑張れよ」
男「もちろんさ……ありがとう」
ヤンデレさんの教室
男「ヤンデレさん」
ヤンデレ「男君?どうしたの」
男「こ、今度の日曜遊びにいひゃっ!」
男(噛んだ……)
ヤンデレ「……?」
男「……今度の日曜遊びに行かない?」
ヤンデレ「どこ?」
男「この遊園地」
ヤンデレ「!!」
ヤンデレ「行く!」ガタッ
男「本当?!」
ヤンデレ「うん……長く遊びたいし朝に集合で良い?」
男「大丈夫だよ……9時位?」
ヤンデレ「うん、ありがとう」
そんなこんなでデート前日
男「遂に明日デートなわけだが」
男「全然寝られない」
男「明日早いのに……どうしよう」
男「ホットミルク飲んだのに……」
男「……トイレ」
デート当日
男「まずい!寝坊したっ!」ダダダダダダ
男「結局5時になっちゃったからな……」
男「少し遅れた……ヤンデレさん待たせちゃったよ」
男「着いた!ヤンデレさんは?」
「男君!」
男「うおっ!ヤンデレさん?!何で後ろに」
ヤンデレ「その寝坊しちゃって……」
ヤンデレ「それで急いでたら男君がいたから」
ヤンデレ「……驚かせちゃってごめんね」
男「謝らなくてもいいよ」
ヤンデレ「それにしても」
男「?」
ヤンデレ「男君も寝坊?」
男「うん」
ヤンデレ「ふふっ……お揃いだね」
男「……行こっか」テヲサシダス
ヤンデレ「うんっ」テヲツナグ
遊園地
ワイワイガヤガヤ
ヤンデレ「すごい……人だねー」
男「並ばなくてすむのはありがたいかな」
係員「特別招待券ですね、どうぞお入りください」
男「どうも」
ヤンデレ「そういえば……どこで貰ったの?」
男「母さんの仕事関連だってさ」
男「友達でも彼女でも一緒に行ってきな……って」
ヤンデレ「へぇー……」
その頃
転校生「何でこんな人多いのー!」
友「できたばかりだし仕方無いんじゃ」
会長「二人はもう行っちゃったよ」
後輩「喚いてもどうにもなりませんよ」
先輩「だからやめとこうって言ったのに」
委員長「それにしてはノリノリだったじゃないですか」
友「……はぁ、すまん男」
~~~~~~~~
友「分かった……俺にできることはないが応援はしている、頑張れよ」
男「もちろんさ……ありがとう」
友「……羨ましいなぁ、彼女できないから無理だけど」グスン
委員長「ちょっと良い?」
友「なんだよ、ほっといてくれよ」
委員長「男はどこにデートに行くの?」
友「お前に言うことはねぇよ……ストーカー予備軍」
委員長「随分な挨拶ね……無理矢理でも話してもらうわよ」
友「なんだ……脅迫か?」
先輩「その通り」ガシッ
後輩「すいません……さっさとゲロった方が身のためですよ」ガシッ
会長「古典的ながら確実な方法……ってね」ガシッ
転校生「あんまり気分は乗らないわね……」
友「へ?」
委員長「……友、貴方には拷問を受けてもらうわ」キリッ
友「え、ちょ何を」
委員長「潔く吐いてしまえ!」シャキン
友「そ、それは!?」
コチョコチョコチョ
友「あひゃひゃひゃっ!やめっ!うひゅっ!?」クネクネ
委員長「早く教えてください」コチョコチョコチョ
友「言う!言うからっ!?うひやへへへひゃ!」
・・・・・・
友「もうお嫁に行けない」シクシク
転校生「元から行けないでしょ」
後輩「それで?どこなんですか」
友「新しくできた遊園地だよ……もういいだろ」
~~~~~~~~
友「……てか何で俺まで連れてこられたの?」
友「正直君たちと顔会わせたく無いんですが」
委員長「保険よ」
友「は?」
先輩「もし男に見つかった時は、君を言い訳にして逃げる」
友「人をアイテムみたいに言うなよ……」
転校生「あ、やっと見えてきたわね」
ワイワイガヤガヤ
???「………………」コソコソ
園内
男「何乗ろっか?」
ヤンデレ「えっと……ジェットコースター?」
男「す、好きなの?」
ヤンデレ「うん」
男「わ、わかった行こうか……」
ヤンデレ「?」
ギギギギギギギ
男「ハッハータノシミダナー」ガタガタ
ヤンデレ「男君……顔真っ青だよ?」
男「エーソンナコトナイヨー」
ヤンデレ「……怖いなら無理しなくていいのに……」
男「だ……大丈夫だよ、きっと?」
ヤンデレ「あ、てっぺん」
男「え!?もうッてギャーーーーーーーーーーー……」
おあしもとにごぢゅういくださーい
男「ハァハァ……死ぬかと思った」グッタリ
ヤンデレ「……幼さんに刺されそうになったときとどっちが怖かった?」
男「こっち」キッパリ
ヤンデレ「……へぇ」ニッコリ
男「まぁ少し休憩……というか間に緩いの入れてください」
ヤンデレ「そうだね……じゃあ次はあれで」ユビサシ
男「うん……え?」ムコウムク
フリィィィィフォォォォォル
ズゥーン キャッーーーーーー!!
ヤンデレ「緩いの……でしょ♪」モエルsッケ
男「え、いや緩くな……まっ、引っ張らないで……」ズルズル
ギャーーーーーーーーーッ……
お昼時
男「…………天国って大地のことだったんだー」エヘヘー
ヤンデレ「ご、ごめんなさい男君……」
ヤンデレ「テンション上がっちゃって」
男「良いよ……ヤンデレさんは楽しかったんでしょ?」
ヤンデレ「……うん」
男「よし、じゃあ次は……」グー
男「……ご飯食べよっか」
ヤンデレ「あ、だったら……」
ゴソゴソ ジャーン
ヤンデレ「お弁当、作ってきたから……食べよ?」バスケットー
男「……うん!場所探そっか」
その頃
会長「これおいしいねー」
後輩「あ!それ私のですよ!」
先輩「いいじゃんいいじゃん」
転校生「大事なのはコスパ……安くて旨くて満足感のあるものを……」
委員長「気にしすぎじゃない?」
友「いや、何でのんびりくってんの?」
委員長「だってしょうがないじゃない」
転校生「向こうは招待券持ってるけど私達はチケット買わなきゃいけなかったし」
後輩「それで一時間以上並びましたからね」
会長「そんなことしてたら見逃すのも当然」
先輩「だからここで一番デカイレストランにいるわけよ。ご飯は食べるでしょうし」
友「なるほど。ない頭絞ったんだな」
会長「どうやら死にたいらしいね」
友「すいません冗談です」
友(でもヤンデレさんって料理上手何だし)
友(お弁当持ってきてるんじゃないの?)
友「まぁいいか……ん?」
???「…………」コソコソ
友「あれって確か……?」
転校生「友ーあれ買って」
友「はぁ!?何でやねん」
委員長「こんな美人とハーレム作ってるんだし良いじゃない」
友「無理矢理にだろ!?やだよそんなん。チケット代だって馬鹿にならないのに……」
先輩「小さい男ね」
友「小さくて悪いか!」
男、ヤンデレside
男「あ、そこのベンチ空いてるね」
ヤンデレ「……ベンチすら埋まってるのは凄いと思うよ……」
男「出来たばかりだし、ここらに遊園地出来たのは初めてだしね……ハッ!」
キュイーン
どっかのイケメン「ベンチに座るときはきちんとハンカチを引いてあげなきゃダメですよ」
男「……ヤンデレさん、どうぞ」ファサ
ヤンデレ「………………」
男「ヤンデレさん?」
ヤンデレ「いや、どこかのテレビで観たのかなぁ?って……フフッ」
男「…………アハハ///」
ヤンデレ「……これ」バスケットオープン
男「おお……」
サンドイッチ沢山
ヤンデレ「寝坊しちゃったから少し手抜きだけど……」
男(いや、手抜きってパンは一枚一枚焼いてあるし)
男(種類も野菜からカツサンドまでよりどりみどりだし)
男「凄いね……おいしそうだよ」
ヤンデレ「えへへ……口にあうといいけど」
男「じゃあいただ……」
男「………………」
ヤンデレ「男君どうかした?」
男「……経血とかはいってないよね?」
ヤンデレ「大丈夫……経血は入ってないから」
男「良かっ……」
男「『は』?」
男「ちょっと待ってまさか何か入ってるの?」
ヤンデレ「経血は嫌だったみたいだし……指先から少し血を」
ヤンデレ「豚カツのソースとかに入れたよ?」
男「……まじか」つカツサンド
男「ええい!ままよ!」パクッ
男「うまいっ!のはわかってますよ」
男「血なんてわからんしなぁ」モグモグ
ヤンデレ「男君血は苦手?」
男「得意な人はそういないと思うけど」
ヤンデレ「そう?……沢山食べてね」
男「うん」モグモグ
食べ終わって
男「ふぅーおいしかった」
ヤンデレ「そう?……嬉しい」
男「ヤンデレさんあまり食べてなかったけど大丈夫?」
ヤンデレ「うん……少食なの」
ヤンデレ「もう少し食べれたら良いんだけど」
男「まぁ、無理してまで食べなくても良いんじゃない?」
男「……で、やっぱり血は入れるのね」
ヤンデレ「なんというか……性癖?みたいなもので」
ヤンデレ「私を食べてほしい……のかな?」
男「……わかんないな」ユビサス
男「じゃあもしかしたら今僕が指から血を吸っていい……」パクッ
男「……はい?!」
カリッ
男「……っ」ビクッ
ヤンデレ「…………」チュゥゥゥウ
男「す、吸ってる」
ヤンデレ「…………///」チュゥゥゥウ
男「んっ、……あっ」ビクッ
男(何か気持ちよくなってきた……)
ヤンデレ「…………ハッ」
ヤンデレ「お、男君」
男「んー?どーしたの?」
男「もーやめるのー?」ポケー
ヤンデレ「なんか壊れちゃった!?」
ヤンデレ「ほ、ほんとごめんね」
ヤンデレ「……何かテンション上がっちゃって」
男「い、いいって別に……うん」
ヤンデレ「も、もうやらないから……」
男「えっと、たまになら!たまになら良いよ。血を吸うの」
ヤンデレ「え?いいの」
男「うん」
ヤンデレ「わ、分かった……じゃあ私も」
男「いや今はいいや……ハハ」
ヤンデレ「そう?」
というかいつの間にかおまけのが長くなってた。衝撃
男「それで次は何乗る?」
男「できれば食後だから軽いのが良いな」
ヤンデレ「分かった……じゃああれ」
ウォォォォォタァァァァスライダァァァァァ
キャー!! バシャーン
男「……かかか軽くないよね」ガクブル
ヤンデレ「大丈夫……Gはあまりないよ」
男「それなら吐かずにすみそう……って嫌だよ!怖いよ!」
ヤンデレ「まぁまぁ」ズルズル
男「たーすーけーてー……」
男「ひどい目にあった……」ビショヌレ
ヤンデレ「……水も滴るいい男だよ?」ドシャヌレ
男「……そう、ありがとう」
ヤンデレ「……今タオル出すから」
男「う、うん」
男(いや、濡れてるせいで色々と透けておられて……DTには強すぎる刺激です)
ヤンデレ「はい、男君」ワタス
男「ありがとう……」フキフキ
男「……少しトイレ行ってくるね」
ヤンデレ「うん、いってらっしゃい」
男「……ふぅ、疲れた」
男「流石に絶叫系ばかりじゃ……ウプ」
男「楽しいけどなぁー……ん?」
チャラ男「君一人でしょ。一緒に回ろうよ」
ヤンデレ「彼氏と来てるのでほっといてください」
チャラ男2「彼氏より楽しいぜー。ほら来いよ」グイッ
男「ちょっ!何やってるんですか!」ガシッ
チャラ男「あ?なんだテメェ」
男「この子の彼氏です。話してください」
チャラ男2「ハッ、ヒョロいのは引っ込んでろよ」ゲシッ
男「っ!お前らっ……」
ヤンデレ「おい」ガリッ
チャラ男2「いだっ!」
チャラ男「てめぇ!何しやがる!」ヒュッ
ガシッ
ヤンデレ「それはこっちのセリフ何ですけど?」ゴキュ
チャラ男「いぎゃあ!」ブラーン
チャラ男2「てめぇ引っ掻きやがって……あぁ血が止まらない」ダラダラ
ヤンデレ「うりゃ」キーン
チャラ男2「はうっ……」チーン
ヤンデレ「私の愛する男君を足蹴にしやがって……万死に値する」
男「……少しやりすぎじゃない?」
ヤンデレ「大丈夫……向こうは軽く脱臼させただけ」
ヤンデレ「こっちのは爪で思いっきり肉を抉ったあとに精巣を蹴っ飛ばしただけ」
ヤンデレ「……下手したら子供はできないかも?」
男「えっと……大丈夫ですか?」
チャラ男「ひぃ!近づくな!」ニゲル
チャラ男2「もう関わらないんで許してください!」ランナウェイ
ヤンデレ「……ざっとこんなもの」
男「少しは手加減してあげて?」
ヤンデレ「………………善処する」
ヤンデレ「……次はあれ乗りたい」
男「今度はどんな絶叫マシンですか?」
メリィィィィィゴォォォォランド
男「絶叫系じゃ……ない?」
ヤンデレ「だめ?」
男「だめなわけないよ。行こう」
男「メリーゴーランドなんて乗るのいつぶりだろうな」
ヤンデレ「……私も久し振り」
係員「カップルの方ですね……お足元にご注意してお進みください」
ヤンデレ「…………カップル///」
男(カップルに照れてる)
男「じゃこの馬にしようかな」ノル
ヤンデレ「…………うんしょ」後
男「……後ろにくるんだ」
ヤンデレ「うん、こうやって乗ってみたかったんだ」
男「なんか照れる」
チャンチャラチャチャンチャンチャンチャラチャラチャラチャン
男「ん、動いた」
ヤンデレ「んー」ダキッ
男「抱きついてるけどだいj」ムニッ
男「」
男(ちょちょちょ、なんか柔らかいものが当たっているんですが)
男「プシュー」
ヤンデレ「男君?」
おつかれさまでしたー
男「うへへ~♪」
ヤンデレ「男君大丈夫?」
そんなこんなで
男「もう夕方かー」
ヤンデレ「……やっぱり男君と一緒だと時間がたつのはやいな」
男「うん、僕もそう思うよ」
ヤンデレ「最後は……観覧車乗ろ?」
男「うん」
ヤンデレ「あ、でも」モジッ
男「ん?」
ヤンデレ「少しお花摘みにいってくるね」ダッ
男「う、うん」
男「お花摘みに?」
???「男?」
男「ふぇっ!」
男「誰?」
幼「ひ、久し振り」
男「……幼馴染」
幼「やっと会えたね……人が多くて見失っちゃうし」
幼「見つけてもあの女がずっといるから近づけないし」
幼「ほら、行こ?」
男「……何を言ってるんだ?」
幼「私が助けてあげるから……あの女から」
男「……別に僕は困ってないけど」
幼「困ってない?そんなわけないじゃない」
幼「好きでもないブスと一緒にいるのは嫌でしょ?ほら早く、あいつが来ちゃう」
男「やめろよ!」
幼「え……?」
男「僕はヤンデレさんが好きだ!」
男「好きな人のことを悪く言われて怒らない奴はいないよ」
幼「……男?」
幼「やっぱり脅されてるの?もしかして洗脳!?」
幼「でも安心して?ちゃぁんと私が助けてあげるから」チャキ
男「包丁?!」
幼「まずはあいつを殺さなきゃ……待っててね男♪」
その頃
委員長「はぁ、全く皆どこ行ったんだか」
委員長「結局男君達は見つからないし……楽しかったけど」
ヤ,ヤメロヨ! マカセテッテ サッサトコロシテクルカラ
委員長「聞き覚えのある声だな」チラッ
男「だ、駄目だ!ここからは行かせない」
幼「別に失敗しないよ……安心して待っててね」
男「安心できるわけないだろ!?」
委員長「え?何あれ修羅場?」
委員長「二人ともやめろ!」
男「委員長!」
幼「あら?糞ビッチ共の一人じゃない」
幼「死ににきた?」キラン
委員長「うっ……というより何をしている?」
委員長「包丁でなにする気なんだ」
幼「もちろん……あの女を滅多刺しにするためよ」
幼「そうすれば男の目も覚めるよね」
委員長「な、君は馬鹿か!」
委員長「犯罪云々の前に人としてどうだ!畜生の考えだぞ!」
幼「うるさいなぁ……そんなに死にたいの」
幼「だったら先にこの刃の錆びに鳴る?」シュッ
スパッ
男「委員長!?」
委員長「~~!だ、大丈夫……少し髪に掠っただけだ」
幼「あれ?動けるのは知ってたけど目もいいのね」
委員長「バレー部なめんな!」
幼「はぁ……お望みとあらば、三枚に下ろさせてもらうわ」シャッシャッ
委員長「くっ」カイヒ
男「やめろ!」タックル
幼「キャッ」ステン
ヒュー
委員長「おっと!」カラン
幼「いったい……押し倒しすのもムードとか場所があるよ」
幼「でも男がしたいんならしょうがないよね」
男「そんなわけないよ!」
男「さっきから包丁振り回して……当たったら怪我するんだ!」
幼「だって殺すんだもの」
幼「きちんと痛め付けて殺すから…………ね?」
ヤンデレ「そこまで、ですよ」
幼「あら、誰かと思えば泥棒猫のヤンデレさんじゃない」
ヤンデレ「……どうやら忠告を忘れたみたいですね」
男「ヤンデレさん逃げて!」
ヤンデレ「逃げる?そんな必要ないですよ」
委員長「ダメだこいつ見境ないぞ!」
ヤンデレ「……伝家の秘宝」
ヤンデレ「スタンがん!」バチィィィ
ヤンデレ「もちろんカスタムして出力バリ上げです」
男「え!?戦う気なの」
委員長(スタンガンを伝える家はないんじゃないかな)
幼「うるさい!死ねっ!」ヒュッ
ヤンデレ「遅いです」スカッ
ヤンデレ「恨み妬みで刃を振るうあなたと」
ヤンデレ「愛の為男君を守るために鍛えた私とじゃ」サッ
ヤンデレ「格がちがいます!」バジィィィ
幼「ウビュ!!」ビリビリ ドサッ
ヤンデレ「今回は気絶させました」
委員長「瞬殺……だと」
男「ヤンデレさん大丈夫?」
ヤンデレ「超無傷です……男君こそ怪我ない?」
男「うん……そういえば委員長は?」
委員長「私はついでか……問題ないわ」
ヤンデレ「さて、こいつどうしましょう」
男「……一応怪我はさせないで上げてね」
ヤンデレ「……ここに置いていく」
男「……?どうして」
フラッ
委員長「?!二人とも後ろっ!!」
幼「さっさと死んでしまえっ!!」
ヤンデレ「しまっ……」
ズシュ
男「~!痛ってえ!!」
ヤンデレ「男君!?」
委員長「大丈夫か!?男君!?」
幼「え?男?男男男男男男男男男男男男男男男男男?」
男「あー痛いけど大丈夫……多分」ドクドク
ヤンデレ「大丈夫じゃないよ!早く病院!救急車!」
委員長「あ、ああ分かった」ピポパ
ヤンデレ「えっと……止血ってどうすれば……血が止まらないよぉ」
男「いや、大丈夫……いっ!」
ヤンデレ「し、死なないで男君、男君」ポロポロ
委員長「救急車はすぐ来るそうだ!えっと、何かハンカチとかで傷口塞ぐだけでも少しはマシだ!」
ヤンデレ「う、うん…………わかった」ハンカチアテル
幼「男男男男男男男男男男男男なんでどうして?」
幼「アハッアハハハハハハハッ!!」
幼「そうか!男が私を裏切るから死んじゃったんだね!アハッ!」
委員長「なっ!幼さん君って奴は!」
ヤンデレ「死んでないもん!男君死なないもんっ!」
ヤンデレ「ねぇ、お願い死なないで、血が足りないなら私がいくらでもあげるからねぇ!」
幼「アハハハハハハハッ!アヒャヒャヒャヒャヒヤ!」フラフラ
委員長「待てっ、どこに!」
男「……あれ?何か暗いな」
ヤンデレ「ねぇダメだって!死なないで!ねぇ!」
男「………………ヤンデレさん」
ヤンデレ「……何……何?」
男「……ありがとう」ニコッ
フッ
ヤンデレ「男君!?男君……男君」
ヤンデレ「…………死なないでって言ったのに」
くぅ~疲れましたw
これにて完結です。
初めてヤンデレとか書きmうげっ
>>1「な、何ですか?」
ヤンデレ「ふざけないで……こんな終わらせ方許さない」
>>1「いや、でも正直疲れてきたしさっさと終わらせたいんですが」
ヤンデレ「だったらせめてハッピーエンドにしてよ!」
>>1「しなかったら……」
ヤンデレ「ぶち転がす」
>>1「すいません!わかりました書かせて頂きます!」ポチポチ
すいません悪ふざけです。
病院
医者「残念ですが…………」
男「……………………」
医者「しばらく入院ですな」
男「そうですか……ありがとうございます」
医者「いやいやお礼ならその子にいってあげてください」
ヤンデレ「zzz」クークー
男「……ヤンデレさん…………ヤンデレに?」
医者「はい、男さん結構危ないところだったんですが……」
搬送直後
医者「血が……足りません」
ヤンデレ「何で!?」
医者「実は先ほど大きな事故がありまして……」
医者「その時に輸血用の血は……」
ヤンデレ「……わかりました」
ヤンデレ「私の血を使ってください」
ヤンデレ「型は同じなはずです!早く!」
医者「わ、わかりました!まずは検査を……」
現在
医者「というわけでして……かなりの量を提供してもらったのでほら、今もぐっすり」
男「……そうだったんですか」
医者「彼女さんで?」
男「はい、僕の……一番大切な人です」
医者「とりあえず今日は警察も入れさせません……ゆっくりしてください」
男「お心遣いありがとうございます」
医者「いえいえ……青春ですなぁ、オッホッホ」ガラガラ ピシャン
ヤンデレ「……おとこくん…………ムニャ」クークー
男「ヤンデレ…………」サラッ
ヤンデレ「…………んっ……ふわぁ」
ヤンデレ「……あ、男君…………起きたの?」
男「うん」
ヤンデレ「ケガ……大丈夫?」
男「平気……しばらく入院は必要らしいけど」
ヤンデレ「そう……よかったぁ」ニコッ
男「ヤンデレさん…………いや、ヤンデレ」
ヤンデレ「えっ、あっ……はい」
男「ありがとう」
男「僕を救ってくれて」
ヤンデレ「……当然だよ…………それに少し嬉しいんだ」
男「ん?」
ヤンデレ「男君を助けられたこともそうだけど……今男君の体には私の血が流れてるんだよ」
男「あぁ……」
ヤンデレ「……これも1つになれた…………ってことだよね」
男「ヤンデレはいつも血とか食べさせたり飲ませたりするもんね」
ヤンデレ「大丈夫……これからは減るよ…………少し」
男「ハハッ……期待してる」
ヤンデレ「…………ねぇ男君」
男「……何?」
ヤンデレ「最後観覧車……乗れなかったね」
男「…………また、行けば良いよ」
男「……絶叫マシンは少し怖いかな」
ヤンデレ「………………私観覧車でしたいことがあったの」
男「……奇遇だね、僕もだよ」
男「…………目、瞑って」
ヤンデレ「……うん」ギュッ
チュッ
ヤンデレ「…………やっとしてくれたぁ、エヘヘ」
男「ごめんね……童貞でへたれだから…………」
男「なかなか手を出していい範囲わからなくてさ」
ヤンデレ「…………別に私は最後まで……良いよ?」
男「……っ」ドキッ
男「…………いや、傷開いちゃう」
ヤンデレ「…………そっか……」
男「……ごめんね」
ヤンデレ「……ううん、それに勇気無いでしょ?」
男「………………言ったね」
ヤンデレ「フフッ………………期待してる……だね」
ヤンデレ「………………ねぇ……もっかいキスして」
男「…………え?」
ヤンデレ「それとも……一回で精一杯?」
男「…………キスの名人は」
ヤンデレ「?」
男「キスだけで相手をイカせることができるらしい」
男「……寝かしてやんない」
ヤンデレ「フフッ……こっちの台詞」
チュッ
数日後、僕は退院した。
ヤンデレは毎日お見舞いに来てくれたし、他の皆も来てくれた。
驚いたのは外国にいる姉さんが駆けつけてきたこと。
アマゾンからよく1日でこれたな……
幼はまだ見つかってないらしい。
ここまで警察の目を逃れているということは、裏の世界にいるのかも知れないとのことらしい。
幼がどうしてあぁなってしまったかは分からない。
でも、僕にできることもあったのかも知れない。
だけど……今僕の隣にはヤンデレがいる。
僕は-
男「……ねぇヤンデレ」
ヤンデレ「なぁに……男君?」トントントン
男「流石にもう看病は良いよ……もう完治したし」
ヤンデレ「だーめ……お義母様にも頼まれたんだから」
男「なんかさらっとお義母様とか言ってる」
男「………………なぁヤンデレ」
ヤンデレ「今度はなーに?」
男「………………幸せになるよ」
ヤンデレ「………………当然」
happy end
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