みほ「学園艦の怪談です!」 (7)

夜、大洗女学園合宿所 


優花里「合宿ってワクワクしますね!」

みほ「そうだねこうやってチーム皆で布団を並べて……なんて黒森峰の時はできなかったなぁ」

沙織「はいはーい!恋バナしよっ!恋バナ!ガールズトーク!」

華「合宿の時にするような話でしょうか?」

沙織「合宿だからするんでしょ!」

麻子「まぁ、付きやってもやらんでもないが」

みほ「これからは麻子さんの時間だね」

麻子「まぁな」

沙織「もーいいから早くガールズトークしよー!」

優花里「一番、イケメンな戦車とかですか?」

沙織「擬人化じゃなくて、リアルの男ー!」

ガラッ

桃「うるさいぞ!あんこうチーム!ウサギさんチームはもうみんな寝ているから静かにしろ!」

みほ「す、すいません……」

桃「次騒いだら外で寝かすからな!」

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シーーーン

優花里「怒られてしまいましたね……」

華「誰かさんのガールズトークが原因でしょうね」

沙織「嫌味な……」

麻子「どうする、寝るか?」

みほ「……怪談とか」

麻子「今何て言った西住さん!返答次第では……!」

沙織「静かに麻子!また桃ちゃん先輩きちゃうから!」

みほ「あ、ごめんなさい……麻子さんが怖い話苦手なの忘れてた」

華「でも……面白そうですね」

麻子「五十鈴さんまで……!もういい寝る!」ガバッ

麻子「…………」





沙織「寝れる、麻子?」ニヤリ

麻子「ぐ……」

沙織「そういえばここ学校だもんねぇ、学校の怪談とか小学校の時、流行ったなぁ」ニヤニヤ

麻子「……できるだけ小さい声で頼む」

優花里「決定ですね!」

沙織「誰からいく?」

優花里「では、不肖、この秋山優花里が一番で!」

みほ「どんな話だろう?」

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これは私がサンダースに二度目の潜入、もとい招待されたときに、サンダースの子から聞いたことです。
サンダースは大学付属高校、巨大な学園艦には娯楽施設が沢山あり、それは電波の面でも例外ではありません。
テレビの電波塔もそうなのですが、サンダースの学園艦にはラジオ電波塔が5つもあり、生徒は自由に放送を
聞くことができるのです。そしてそのラジオ局の一つは深夜二時に放送を終了してしまうのですが、その後も
聞いていると、無音だったはずのラジオから小さな音で聞こえてくるんです。



「タカシィ……タカシィ……」



少しかすれた声で、延々と男の名を呼ぶその幽霊は、片思いの末、恋が実らず死んでいった女性の霊らしいです。
今日もラジオが終わった後、聞こえてくるかもしれません……

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