乙哉が兎角、晴、しえな、香子ちゃんとTRPG"ソード・ワールド2.0"をやるSSです
プレイヤーのほとんどがTRPG初心者の設定なので、ルールの説明や判定の方法などクドイところがあります…
TRPGを未プレイの方にもなるべくルールやソードワールド2,0のキャラ作成の手順は分かる様にしました
ルールブックは改訂版Ⅰのみの使用を前提にしています
判定やデータにミス等があるとは思いますが、どうかよろしくお願いします
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1467824363
乙哉「しーえーなーちゃーん、ずーっとパソコン見てないでお話ししよーよー」
しえな「前に付き合ってやったら話してる途中に勢い余っておさげ切ろうとしてきたのは誰だよ」
乙哉「だって退屈なんだもん!あーあ、ゲーム機も全部前の部屋に置いてきちゃったしお金もないしー」
しえな「お前がゲーム好きだって聞いたときは驚いたよ、意外だったからな」
乙哉「あたしからすればしえなちゃんがゲームしないのが意外だよ、そんな見た目して」
しえな「見た目は関係ないだろ!もう暇つぶしのフリーゲームさせてやんないぞ!」
乙哉「あーそれは勘弁してよー!あーあ、皆で手軽にできるゲームとかあったら晴っちも誘ってやるんだけどなー」
しえな「オンラインの無料ゲームは止めろよ、お前絶対ボクのパソコン返さなくなるからな」
乙哉「ケチ」
しえな「お前もな」
乙哉「うーん、通販で安いの探そうっかなーここって流石にゲームは売ってないでしょ?」
しえな「植物園とかプールとかあるけどゲームショップはないだろ」
乙哉「えー、つまんないのー」
しえな「当たり前だろ、学園にあるなら店なんてコンビニとか本屋とか──」
乙哉「本屋?けっこー大きいのあったりするの?ラノベとか置いてる?」
しえな「まぁまぁ大きかったよ。ラノベって…あのアニメっぽいやつだっけ、たしかあった様な…」
乙哉「ふんふん…ありがとーしえなちゃん、もしかしたら面白い本置いてあるかも」
しえな「面白い本って…ゲームはもういいのか?」
乙哉「ふっふーん、まぁそれはお楽しみかなー」
※時系列は3話の前です
===== 翌日 金星寮 共用スペース =====
乙哉「TRPGをしよう!!」
晴「てぃーあーるぴーじー?」
兎角「いきなり一ノ瀬を呼び出してなんなんだ…」
しえな「なんでボクもつき合わされるんだ…全くもう…」
乙哉「簡単に言えば紙とペンで遊ぶRPGだよー、ロールプレイング、役割に成りきって遊ぶんだー」
兎角「なんだそれ、単なるごっこ遊びじゃないのか…帰るぞ一ノ瀬」
乙哉「違う違う!ちゃーんとルールもあるしゲームだからー東さんも付き合ってよー!」
晴「そ、そうだよ!わざわざ呼んでくれたんだからもう少しお話を聞いてこっ!ね、兎角さん!」
兎角「仕方ないな…で、どういうゲームなんだ…」
乙哉「簡単に言えば"ルールブック"っていう本に書かれたルールを元に、ゲームマスター(通称:GM)って呼ばれる進行役がコンピューターの代わりになってやるゲームだよ」
しえな「ふーん、で、さっき紙とペンで遊ぶって言ってたけど、なんでサイコロが用意してあるんだ?」
乙哉「サイコロを使って物事が成功したかどうかを判定するんだよ、たとえばサイコロ2つで7以上の目が出たら攻撃が当たる!みたいな感じで」
兎角「ゲーム、っていうのはそういうことか」
晴「へぇー初めて聞きました、面白そうですね!」
乙哉「GMは今回あたしがやるから安心してね」
しえな「それで、どんなゲームをするんだ?」
乙哉「今回やるゲームはこれ!"ソードワールド2.0"!」
晴「ソードワールド!ファンタジーっぽいです!」
乙哉「王道ファンタジーって感じだよーエルフとかドワーフとか出てくるし」
しえな「指輪物語みたいなファンタジーものってことか?」
晴「指輪物語?」
しえな「昔の小説だよ、ほらあの映画"ロードオブザリング"の原作さ」
晴「そうなんだ!しえなちゃんって物知りだね!」
しえな「ま、まぁこのくらいそんな物知りって程じゃ」
兎角「…で、このルールブックとやら、かなり分厚いぞ…こんなものすぐに覚えられない」
しえな「文庫本サイズだけど400P以上あるじゃないか…」
晴「ええっ!?そんなにたくさん覚えるのは晴も無理です!!」
乙哉「大丈夫大丈夫!あたしはルール覚えてるし今回はチュートリアルみたいにするから!」
しえな「まぁしっかり教えてくれるならそれでいいけど…」
兎角「色々面倒くさそうだな…」
晴「でも晴は興味湧いてきちゃいました、だからその──」
兎角「分かった付き合う、そのかわり今度何かあった時に私の言うことはちゃんと聞くようにするんだぞ」
晴「わーい!兎角さん優しい!」
兎角「ふん」
乙哉「いいなー晴っちと仲良くてー羨ましーいー」
しえな「はいはい、じゃあとっとと初めてくれよ」
乙哉「うーんでもできればもう一人欲しいんだよねー、できれば経験者で」
しえな「経験者なんているのか?他の皆でゲームやりそうなのって思いつかないぞ」
乙哉「そーだよねー…しっかたない、通りかかった人を無理矢理捕まえて──」
香子「おい、なに物騒なことを言ってるんだ武智」
乙哉「うわ!びっくりした―…驚かさないでよ神長さん!」
香子「ここは共用スペースだ、あまり大きな声を出さないようにしろ」
乙哉「真面目だねぇー、いごきをつけまーす」
香子「大体何を騒いで…ああ、TRPGをしていたのか?」
しえな「え?神長ってこれ知ってるのか?」
晴「へー、意外ですね」
香子「ああ…私がいた施設は海外の人がいたからかな、盛んだったんだ」
乙哉「あー、海外の方がTRPGってメジャーだもんねーびっくりした」
晴「そうだ!神長さんも一緒にやってくれませんか!」
香子「え?」
兎角「武智が誘ってきたんだが、このままだと"じーえむ"とやらの武智以外初心者でな」
しえな「たしかに、経験者の神長がいると頼りになるな」
香子「そ、そうか…ま、まぁ困っているところを助けるのは長として当然だな、私も参加しよう」
乙哉(すっごい嬉しそう)
しえな(頼られて嬉しいんだろうな)
晴(神長さんも遊びたかったんですね、喜んでくれてるみたいで良かったです!)
兎角(晴の笑顔は可愛いな…)
すみません…スレタイを壮絶に間違っていたので立て直します、本当に申し訳ありません…
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