※モバマスSSです
※タイトルに斑鳩とありますが、本編とはほとんど関係ないです
千枝「斑鳩…難しい漢字です」
ありす「いかるが、ですね。奈良県に斑鳩町という町があるようです」
千枝「さすがありすちゃん、すごいね♪」
ありす「橘です。タブレットで検索すればこれくらいすぐ分かります」ドヤァ
ありす「それで、その斑鳩町がどうしたんですか?」
千枝「さっきPさんにこれを渡されて…」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1467813986
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ゲーム配信企画
2人で力を合わせて『斑鳩』をクリアしよう!
出演:
橘ありす(ブラック・タチバナ)
佐々木千枝(ホワイト・チエ)
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ありす「なんだか雑な企画ですね。『斑鳩』をクリアということは、ゲームタイトルなんでしょうか」
千枝「ありすちゃんも知らないの?」
ありす「ゲームはそれなりにやりますけど、聞いたことないですね」
千枝「そうなんだ。どんなゲームなのかな…」
ありす「私も気になりますが、肝心のPさんはどこにいるんですか?」
千枝「なにか用意するものがあるって言って、どこかに行っちゃったけど…」
ガチャ
モバP「ただいまーっと」
千枝「あ、おかえりなさい、Pさん♪」
ありす「おはようございます。早速ですが、何ですかこれは」
モバP「おはよう。書いてあるだろ?ゲーム配信企画って」
ありす「雑すぎませんか」
モバP「まあ、事務所内でゲーム配信するだけのゆるい企画だからなあ」
ありす「ゆるいと言っても仕事なんですよね?もっとちゃんとしてもらわないと困ります」
千枝「千枝もこれだけだとよく分からないです…」
モバP「質問があれば答えるぞ」
ありす「聞きたいことだらけなんですが」
ありす「そもそも、なぜ私たち2人なんですか?」
千枝「ゲームはあまりやったことないですけど…」
モバP「色々考えての人選ではあるけど、まず2人なら簡単には投げ出さないと思ってな」
モバP「ありすは負けず嫌いだし、千枝は頑張り屋さんだし」
千枝「えへへっ、Pさんに褒められると嬉しいです♪」
ありす「少々ひっかかりますが、難しいゲームでも途中であきらめるのが嫌なのは確かですね」
モバP「あとは、イメージも重要だな。白と黒がテーマのゲームだから」
ありす「この『ブラック・タチバナ』のことですか?」
千枝「千枝は『ホワイト・チエ』…ちょっと恥ずかしいです///」
モバP「そう。ありすはクール・タチバナ…ンフッのクールっぷりを遺憾なく発揮してくれ」
ありす「今笑いませんでしたか」
モバP「そして千枝は以前の小悪魔も良かったけど、今回はその純真で無垢な可愛さっぷりを遺憾なく発揮してくれ」
千枝「な、なんだか照れちゃいます…///」
ありす「私と扱いが違いすぎませんか。あと質問に答えてください」
モバP「まあ要するに、2人なら安心して任せられるってことだ。よろしく頼むぞ」
千枝「はいっ!Pさんに可愛いって言ってもらえるように頑張ります♪」
ありす「納得いかない部分もありますが、任されたからにはしっかりやってみせます」フンス
モバP「他に聞きたいことはあるかー?」
ありす「そもそも、この『斑鳩』というのはどんなゲームなんですか」
モバP「あれ、ありすなら知ってると思ったんだが」
ありす「いえ、残念ながら知らないですね」
千枝「千枝は漢字が難しくて読めませんでした…」
モバP「そうか。音はアーケードゲームで、ドリームキャスト、ゲームキューブ、XBox360に移植されたし、最近ではスマホやPC版も出た名作なんだがな…」
ありす「ちょっとタブレットで調べてみます」
ありす「最初に出たのが2001年…私が生まれる前ですね」
モバP「しのう」
千枝「!?」
ありす「言いにくいですが、ドリームキャストとか見たことないですし」
モバP「なんてことだ…」
千枝「ぴ、Pさん!元気出してください!千枝はその…ちょっと古くてもPさんが好きなものなら好きになれると思いますから!」
ありす「別に私も悪いとは言ってないです。レトロゲームにも名作は多いですしね」
モバP「古いとかレトロゲームとかちょっと心に刺さるが、2人ともありがとうな…」
ありす「ジャンルは縦スクロールシューティング、ですか。銃とか撃ったりするんですか?」
モバP「いやでも、さすがにレゲーというにはまだ早いと思うんだが…グラフィックも演出も今でも戦えるレベルだし…」
千枝「Pさん…大丈夫ですか…?」
モバP「あ、ああ、すまん。ちょっと時の流れの残酷さを感じていただけだ。で、何だって?」
ありす「ゲームジャンルです。シューティングゲームということは、銃で敵を倒すんですか?」
モバP「銃…とはまたちょっと違うんだけど、そうか今だとFPSとかそっちのイメージが強いか」
千枝「なんだか怖いです…」
モバP「いや、たぶん想像してるゲームとは全然違うから安心してくれ。まあ設定を掘り下げると色々深いけど、それは置いとこう」
モバP「口で説明するよりは、実際にやってもらった方がいいかな」
ありす「百聞は一見にしかずということですね。分かりました」
千枝「ちょっとドキドキします」
モバP「まあ操作方法は難しくないから安心してくれ。十字キーとボタン2つ、慣れたらボタン3つってとこか」
ありす「それなら何とかなりそうです。さっそく始めますか?」
モバP「その前に、まずは衣装に着替えてくれ」
千枝「衣装があるんですか!楽しみです♪」
ありす「ゆるい企画の割には本格的なんですね」
モバP「言っただろ、ブラック・タチバナとホワイト・チエって。2人のイメージに合わせた衣装を用意しといたから。ほれ」
千枝「ありがとうございますっ♪」
ありす「私のイメージに合ったクールな衣装ということですね」
モバP「袋の中身は見てのお楽しみってな。それじゃ着替えといで」
千枝「はいっ!」
ありす「分かりました」
10分後
ありす「ちょっとPさん!何ですかこれは!!」
モバP「おおー、いいぞ。よく似合ってる」
ありす「ありがとうございます…なんていうと思いましたか!ただの水着じゃないですか!」
モバP「ただの水着じゃないぞ。由緒正しきスクール水着(旧タイプ)だ」
ありす「そんなこと聞いてません!」
モバP「ブラック・タチバナのイメージにピッタリだな。涼しそうだし、クールっぽさも出てる。自信を持っていい」
ありす「こじつけにも程があります!あと胸の名前!何で橘じゃなくてありすなんですか!!」
モバP「いや、橘って意外と画数多くて書きにくいし…」
ありす「ブラック・タチバナなんだからカタカナでいいじゃないですか!」
モバP「あ、ちなみにその名前の書いてある白い部分は当たり判定だから気を付けてな。触られると1ミスだ」
ありす「言われなくても触らせません!まったく…もう、千枝さんも何か言ってやってください!」
千枝「あ、さの…Pさん…」
モバP「どうした?ありすの後ろに隠れてないで出てきてくれ。」
千枝「はい…」ヒョコッ
モバP「おお、千枝も体操服に合ってるな。バッチリだ」
千枝「う、嬉しいですけど…下に履くのはこれでいいんですか?」
モバP「うむ。由緒正しきブルマ(紺)だな。体操服を中に入れないあたり、俺好みで実によろしい」
千枝「Pさんの好みなんですか…えへへ♪」
千枝「でもこれ、学校で履いてるのと違って…その、ぱ、ぱんつみたいでちょっと恥ずかしいです…」
モバP「確かにブルマは絶滅危惧種に指定されて久しいからな。見慣れないのも無理はないかもしれん」
モバP「そうだ、千枝はアイドル運動会を覚えてるか?」
千枝「はい!早苗さん達が大活躍でした」
モバP「あの時は皆その恰好だったんだぞ」
千枝「!」
モバP「アイドル活動するのに、ブルマ姿は少しもおかしくない。それに、最初にも言ったけど千枝によく似合ってる」
千枝「Pさん…」
モバP「ということで頑張ってくれ!期待してるぞ!」
千枝「はいっ!千枝やりますっ!」
ありす「ええぇ…」
モバP「ちなみに、体操服の裾からチラっと見えるブルマが当たり判定だ。触られると1ミスだから気を付けてな」
千枝「わかりました!で、でも、Pさんがどうしてもと言うなら触っても…」
ありす「駄目に決まってるでしょう!?落ち着いてください!!」
モバP「それで、千枝はやる気になってくれたけど、ありすはまだ恥ずかしがってるのか?」
ありす「だ、だって…こんな格好で…」
モバP「こんな格好って言うけど、他の皆もその格好で仕事してるんだぞ?」
ありす「え?」
モバP「智香なんか、その上ランドセルを背負うという業の深い姿まで披露してるしな。ほらこれ見てみ」
ありす「ほ、本当だ…」
モバP「いやな顔ひとつせず、仕事に対する意識が高いよな」
ありす「……」
モバP「まあ、ありすがどうしても嫌って言うなら、他の衣装を考えるが…」
ありす「いえ、このままで大丈夫です!きっちり仕事をこなしてみせます」キリッ
モバP(ちょろい)
ありす「?なにか言いましたか?」
モバP「いや?」
モバP「それじゃ、ぼちぼち移動するか」
千枝「はいっ♪」
ありす「わかりま…へ…へくちっ」
モバP「ありす、寒いか?」
ありす「いえ、今はそれ程でもないです。ただ、冷房が効いているのでこの格好だと少し冷えてしまうかもしれませんね」
モバP「そうか、そこまで考えてなかったな…とりあえず俺のワイシャツでも羽織ってるか?」
千枝「!!」
ありす「Pさんが今着ているワイシャツ、ですか?」
モバP「ああ。嫌なら他に何か探してみるけど」
ありす「いえ、私は構いません。貸してください」
モバP「あいよ。今日は外に出てないからあまり汗かいてないと思うけど、臭かったりしたら言ってくれ」ヌギッ
ありす「大丈夫です。ありがとうございます」
モバP「なら良かった。俺は脱いでもTシャツだし、まあ大丈夫だろ」
ありす(Pさんの匂いがする…えへへ)
千枝「Pさん!千枝も!千枝も寒いので、何か貸してくださいっ!!」
モバP「マジか。しかしこれでズボン脱いだら事案発生だし、どうしたもんか」
千枝「Pさんが仮眠するときに着ているジャージとか、ど、どうですか?」
モバP「よく知ってるな。ロッカーに入ってるけど、こないだ着てから洗ってないぞ?」
千枝「大丈夫です!貸してください!」
モバP「それじゃ持ってくるから、ちょっと待っててな」
千枝「はいっ」
ありす(…やりますね千枝さん)
千枝(ま、負けないんだから!)
モバP「ほい持ってきたぞー。上下あるけど、どうする?」
千枝「ありがとうございますっ。上だけで大丈夫です♪」
モバP「はいよ」
千枝「Pさんに包まれてる…えへへ」
モバP(服が大きいから2人とも履いてない的な見た目で、その手の人にはたまらん感じになってるな)
モバP(まあワイシャツが白でジャージが黒だから、属性変更ってことで合法(?)か)
モバP「それじゃ、移動するか」
千枝「はいっ」ハスハス
ありす「わかりました」ハスハス
モバP「なんか鼻息荒くないか?」
千枝ありす「「気のせいです」」
モバP「おお、息ピッタリだな。ゲームも2人の協力が鍵になるから、その調子で頼むぞ」
千枝ありす「「任せてください!」」ハスハスハスハス
モバP「ということで、本日用意したのはこちらでごぜーます」
デンッ
ありす「XBox360ですね」
モバP「さすがありすは詳しいな。持ってるのか?」
ありす「いえ、PS3は持ってますが、触るのは初めてです」
モバP「ですよね。2Dシューティング好きにはたまらないハードなんだけどなー」
千枝「きれいな色のボタンが付いてます」
モバP「それがコントローラーだ。たくさんボタンがあるけど、そんなに使わないから安心してくれ」
千枝「千枝の手にはちょっと大きいです…」
モバP「…今の、もう一度言ってくれ」スマホトリダシ
千枝「??千枝の手にはちょっと大きいです…」
モバP「ありがとう」ピッ
ありす「いま録音しませんでしたか」
モバP「気のせいだ」
ありす「そうですか」ジトー
千枝「?」
ありす「そういえば、PC版もあると言っていましたが、そっちではないんですね」
モバP「事務所のPCは仕事用だしな。ゲームしながら録画となるとスペック不足なんだよ。これは家にしまってあったのを発掘して持ってきた」
千枝「このえっくすぼっくす?はPさんのなんですね」
モバP「ああ、埃かぶってるより、若い女の子達にいじられてた方がこいつも幸せだろう」
ありす「もう少し言い方なんとかなりませんか」
モバP「女の子達から、ゲームが上手くいかない八つ当たりにしばき倒されてた方がこいつも幸せだろう」
ありす「悪化してるじゃないですか!」
千枝「ち、千枝はPさんの物を乱暴に扱ったりなんかしませんっ!」
モバP「すまん冗談だ。まあゲーム機はゲームしてもらってなんぼだからな。2人が楽しんでくれたら俺も嬉しい」
千枝「わかりました。えへへ…楽しみですっ♪」
ありす「まったく、最初からそう言ってくださいよ」
ありす「さて、それでは始めましょうか」
モバP「…と言いたいところなんだが」
千枝「?」
モバP「色々やってたら結構いい時間になっちゃったな。今日はここまでにしておこう」
ありす「ここまでって、何もしてないじゃないですか」
モバP「企画の説明と衣装合わせができたし、何もしてないってことはないだろ」
千枝「そうですねっ♪次回が楽しみです!」
ありす「とか言ってますけど、単に私達にこの格好させたかっただけじゃないでしょうね…?」
モバP「………」プイッ
ありす「ちょっと!」
千枝「い、言ってくれれば、千枝はいつでも着替えますよ…?」
ありす「なっ!?わ、私だって言ってくれれば…別にその…着替えますし…」ゴニョゴニョ
モバP「それじゃ帰りは送ってくから着替えてきてなー」
千枝「はいっ!」
ありす「話はまだ終わってないです!」
モバP(2人とも可愛いなあ)
終
初投稿です。
千枝にブルマ、ありすにスク水を着せたいだけの人生だった。
ということで、ありがとうございました。タイトル詐欺ですみません。
一応、書き始めるときは普通にゲームやらせるつもりだったのに、どうしてこうなった。
ブルマスク水で満足してしまったので続きは未定ですが、斑鳩はいいゲームですよ!
知らない方は、動画でもいいので雰囲気を味わってみてください。
うまい人のプレイは、本当に芸術的です。
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