モバP「キュートな幼馴染」 (51)

書き溜めあり
パパッと終わらせます

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モバP「ちひろさん、この間申請した有給って大丈夫そうでしたか?」

千川ちひろ「社長に話は通してありますよ。うちの事務所はホワイトなので普通に通りました」

モバP「それなら良かった。そしたら片付けてあがるので3日間よろしくお願いします」

ちひろ「はい、わかりました。とはいえ若葉ちゃんもおやすみがあるので私もあんまり仕事ないんですよね」

モバP「それなら良かったです、若葉さんにも伝えてきますね。それじゃあ失礼します」

ちひろ「はい。それじゃあ良い休日を」

モバP「若葉さん。明日から3日間ほど休むのでその間よろしくお願いします」

日下部若葉「はいっ、わかりました!もう大人なので1人でお仕事でも大丈夫ですよ~」

モバP「助かります。やっぱり頼りになりますね」

若葉「そうですっ、お姉さんですからね!…ところでPさんはどうしてお休みするんですか~?」

モバP「地元に帰るだけですよ」

若葉「…Pさんの地元ってことはこの間の雑誌の子に会いに行くためですか?」

モバP「まあ、半分くらいはそうですね」

若葉「モデルでしたっけ?とっても可愛い子でした~」

モバP「そうでしょうそうでしょう。この雑誌の娘ですね。結構若葉さんに似てる娘ですよ」スッ

若葉「ちょっと!見えないので下げてください~!似てるって言われてもわかりません~!!」ピョンッピョンッ!

モバP「ははっ、すみません。これですよ」

若葉「もう~!…あ、この子でしたよね。こんなに可愛いならアイドルにスカウトしないんですか?」

モバP「んー、誘っては居るんですけどね…ただ若葉さんのファンらしいので機会があれば会ってあげてくださいよ。それがきっかけで引き受けてくれるかもしれませんし」

若葉「はいっ!私もこの子に会ってみたいので東京まで来ることがあれば是非会わせてくださいね~」

モバP「わかりました。来れるようなら連れてきますね」

若葉「楽しみに待ってますね~。それじゃあPさんも休暇を楽しんでくださいねっ!」

モバP「ええ、若葉さんもお休みでしたよね。ゆっくり羽を伸ばしてください」

P「それじゃ、失礼しますね」

モバP「到着っと。バス使うほどの距離でもないかな」

\Pサーン!ヒサシブリデスッ!/

モバP「ん、ああ悠貴!久しぶりだなぁ!」

乙倉悠貴「はいっ!久しぶりに会えましたねっ、家まで一緒に行きましょっ?」ダキッ

モバP「そうしようか。お迎えありがとう」

悠貴「いえいえっ、私も早く会いたかったんですっ」

モバP「ありがとう、ところでその…手を絡めるのは」

悠貴「やっぱりダメですか?我慢した方が良いですかっ?」

モバP「いや悠貴が気にしないなら別に良いよ。じゃあ行こうか」

悠貴「はいっ!Pさん!」

モバP「最近は何かあった?」

悠貴「えーっと、明日陸上の大会があります!」

モバP「おー、そうか。今はハードル走だっけか?」

悠貴「そうですよ!頑張ってますっ」

モバP「しかし1年生で大会に出られるなんて凄いな」

悠貴「うちの学校は人数も多くないですからねっ、でも1年生の中では一番速いんですよっ!」

モバP「凄いじゃないか」ナデナデ

悠貴「えへへー」

悠貴「そういえばスクラップブックも増えてきましたよ!」

モバP「そうなのか。今度はどんな内容のやつをまとめてるんだ?」

悠貴「若葉さんですっ!Pさんの担当アイドルってことで知ってから可愛いのでファンになったんです!」

モバP「それは若葉さんが聞いたら喜ぶよ。若葉さんに悠貴の話したら会いたいって言ってたよ」

悠貴「本当ですか?嬉しいなっ」

モバP「本当だよ。だから悠貴さえよければ東京まで遊びに来ないか?」

悠貴「是非行きたいですっ!明日からのお休みで行けますかっ?」

モバP「悠貴が大丈夫なら問題ないよ。おばさんとおじさんに相談してみようか」

悠貴「はいっ!」

ガラガラッ

モバP「ただいまー、父さんか母さんはいるー?」

悠貴「お邪魔しますっ」

P母「はいはい、おかえり。悠貴ちゃんもいらっしゃい。P、あんた荷物置いてきちゃいなさい」

モバP「久しぶり、じゃあ部屋に置いてくるよ」

P母「そうしなさい。悠貴ちゃんの家に行くのかい?」

悠貴「できればそうしたいですっ!Pさんっ私の家に来ませんか?」

モバP「良いよ。家に俺の私物はほぼ無いからな、多分そっちの方が悠貴も楽しく遊べるだろ」

悠貴「そうですねっ、行きましょうっ!」

モバP「ん、行ってきます」

P母「はい、いってらっしゃい。……変わらないねぇあの2人」

悠貴母「あらPくん、いらっしゃい。元気そうで何よりだわ」

モバP「お邪魔します。おばさんもお変わりなく」

悠貴母「上がっていくんでしょう?後で飲み物持って行くわね」

悠貴「Pさんっ、早く早く!」

モバP「ありがとうございます。悠貴、今行くからー」

悠貴母「早く行ってあげてくださいな。あの子、とっても楽しみにしてたんですよ」

モバP「そうさせてもらいます」

悠貴「はい、Pさんっ!そこのクッション使ってくださいねっ」

モバP「ああ分かった、しばらく来ないうちに小物やらスクラップブックやらが増えてるな」

悠貴「ですよねっ!とっても可愛いものばっかりなんですよ!」

モバP「本当だな。若葉さんの記事の本見せて貰っていいか?」

悠貴「はいっ、どうぞっ」スッ

モバP「おー、良くまとまってるな。これ見せたらきっと喜ぶな」

悠貴「えへへ、若葉さん可愛くてっ!」

モバP「若葉さんは確かに可愛いよな。でも悠貴も可愛いと思うんだけど、アイドルやるつもりってやっぱりないか?」

悠貴「えっと、私って背が高いですしアイドルみたいに可愛くてフリフリな服とかは自信ないです…」

モバP「ジュニアモデルはバッチリこなせてたし可愛い衣装も似合うとは思うけどな。まあ無理強いはしないよ」

悠貴「ごめんなさいっ、でも可愛いアイドルのファンではいますからねっ!」

モバP「うん、アイドルになりたければいつでも言ってくれよ。俺がプロデュースするから」

悠貴「はいっ、ありがとうございます!」

悠貴母「飲み物持ってきましたよ。ここに置いておきますね」

モバP「あ、ありがとうございます。ところで相談なんですけど明後日から悠貴に予定ってありますか?」

悠貴母「特にないですけど何かするんですか?」

モバP「悠貴と東京まで遊びに行こうかと。最近構ってやれていませんでしたし」

悠貴母「ええ、Pくんが見てくれるならいいんじゃないかしら」

悠貴「やった!ありがとお母さんっ」

~~~~~~~~~~~~~

モバP「悠貴の家だと飲み物はやっぱり野菜ジュースなんだな」

悠貴「私が好きで作り置きしてますからっ」

モバP「飲むのは久しぶりだけど美味しいよ」

悠貴「そう言ってもらえると嬉しいですっ!」

モバP「さて、お母さんが東京観光許してくれたしどこに行きたいとか考えておこうか」

悠貴「はいっ!やっぱり可愛い小物と洋服を買えるお店に行きたいですっ!」

モバP「そしたらこういうところが……………

悠貴「じゃあ……………………

モバP「それなら……………………

モバP「外も暗くなってきちゃったな。そろそろ帰るか」

悠貴「え、帰っちゃうんですかっ?泊まっていくんだと思ってたんですけど…」

モバP「いや、親に心配かけてるだろうし今日は家で寝ようかなって」

悠貴「…そうですよねっ、おじさんとおばさんもPさんと話したいでしょうしっ」ウルウル

モバP「…泊まっていくことにするよ。ゆっくり過ごすのは明日でもいいからな」

悠貴「やった!久しぶりにPさんと寝られますねっ!」ニコニコ

「ごちそうさまでした」

P「夕飯までお世話になってすみません」

悠貴父「いや、構わないよ。どうせ止まっていくんだろう?お風呂に入ってくるといい」

モバP「それじゃあお言葉に甘えて」

悠貴母「着替えはお父さんので大丈夫かしら?」

モバP「どうせ自分の家も近いですしとってきます」

悠貴「それなら先に私がはいってますね!」

モバP「はいよ、じゃあ行ってきます」

モバP「ふぅ~、あったまるな」

モバP「悠貴は変わってないなぁ、いつまであんなに甘えてくれるんだか」

モバP「長続きするといいけどなぁ」

モバP「…やっぱり悠貴はアイドルはやってくれないかな」

モバP「悠貴をシンデレラにしてやりたいんだがなぁ」

モバP「若葉さんに会って、考えてくれるといいけど」

モバP「上がったよ」ホカホカ

悠貴「おかえりですっ、明日に備えてもう寝ちゃいましょうかっ?」

モバP「そうした方がいいかな、俺も疲れてるし」

悠貴「それなら寝ましょうか!」

悠貴「また明日ですね…Pさんっ」ギュッ

モバP「ああ、おやすみ。悠貴」

モバP「…ちょっと近くないか?」

悠貴「…Pさんといられるのが嬉しくって、迷惑ですかっ?」

モバP「悠貴が嫌じゃないなら。俺は悠貴のことは好きだし」

悠貴「うふふっ…後3年だけ待っててくださいね」

モバP「はいはい、忘れてないから。さっ、もう寝よう」

悠貴「あらためておやすみなさいですっ」

モバP「おやすみなさい」ギュー

モバP(結婚の約束の確認だなんて。可愛いけどいつまでやってくれるかな…寂しいし考えるのやめよう)

悠貴「おはようございますっ、Pさん。起きてますかっ?」

モバP「ん、今起きたよ」

悠貴「大会って緊張しますねっ…早く目が覚めちゃいましたっ!」

悠貴「日課のランニングに行ってきますねっ、お母さんがご飯作ってくれてるので食べちゃってくださいっ!」タッタッタッ

モバP「朝からよくあんなに動けるな。これが若さか…うーさみん」

~~~~~~~~~~~~

モバP「おはようございます」

悠貴母「おはよう、ご飯出すからちょっと待っててくださいね」

モバP「はい。このジュースもらっていいですか?」

悠貴母「ええ、どうぞ…はい、朝ごはん。食べたら着替えてきてくださいね。悠貴の応援に行きますから」

モバP「はい、わかりました。ところでおじさんは?」

悠貴母「あの人はもう仕事ですよ。朝早い代わりに夜は早めに帰ってくるみたいね」

モバP「そうだったんですか。あ、お弁当作り手伝いますよ」

悠貴母「本当?ありがたいわ。それなら野菜に火を通してもらえる?あの子、知ってるとは思うけど生野菜苦手だから」

モバP「わかりました」

モバP「悠貴の出番はそろそろですかね」

悠貴母「そうねぇ。あっ、出てきたわよ」

モバP「手、振ってますね。がんばれよー!」フリフリッ

モバP(短めのズボンから見える太ももが眩しいな)

モバP「勝てるといいですね」

悠貴母「そうね。やっぱり娘の活躍が見たいわ」

悠貴母「お疲れ様。はい、飲み物」

悠貴「ありがとっ!お母さん」

モバP「悠貴凄かったなあ。ぶっちぎりだったじゃないか」

悠貴「えへへ、応援してくれたからですっ!」

悠貴母「それじゃあご飯にしましょうよ。しばらくはおやすみでしょ」

悠貴「はいっ!」

モバP「はい、お弁当。箸はこっちな」

悠貴「ありがとうございますっ」

モバP「しかしこれ気合入ってますね」

悠貴母「自分の娘の一大イベントですもの。このくらいはね」

悠貴「あ、野菜茹でてあるっ」

モバP「生が良かったか?」

悠貴「生野菜はまだちょっと…頑張って食べられるようになりますよっ」

悠貴母「ほら2人とも早く食べちゃいなさい。悠貴は午後も出番あるんだから」

悠貴「はいっ。午後も頑張りますねっ!」

\コレニテシュウリョウデス/

モバP「終わりましたね。悠貴は惜しかったなぁ」

悠貴母「そうね。また次の機会に期待しましょうか」

モバP「帰ってきましたよ」

悠貴「うー、負けちゃいましたっ。悔しいですっ」

モバP「お疲れ様。よく頑張ってたよ」

悠貴母「頑張ったわね。ほら、タオル。汗しっかり拭いておきなさい」

悠貴「あ、本当だっ…それじゃあ帰りましょう!友達に挨拶してきますっ!」

モバP「荷物まとめておきますね」

悠貴母「お願いするわ」

モバP「明日から東京までの旅行だな。着替えを1組用意しておいてな」

悠貴「はいっ!楽しみに待ってますからね!」

モバP「午前中には出るつもりだからきちんと準備して待っててくれ」

悠貴「もちろんですっ」

モバP「それじゃ、今日はお疲れ様。また明日ね」

悠貴「Pさんも応援ありがとうございましたっ!また明日ですっ!」

モバP「ただいま」

P母「おかえりなさい。ご飯出来てるよ」

モバP「ん、分かった。それじゃ食べるよ」

P母「あんた何かあった?」

モバP「んー、ちょっと悩み事というか考え事かな」

P母「悠貴ちゃんに変なことするんじゃないよ」

モバP「それは分かってるよ」



モバP「あ、もしもし若葉さん?明日なんですけど会えますか?言ってた娘と東京に行くのでよければ…」

若葉「はい、もちろん大丈夫ですよ~。時間あけておくのでまた電話してくださいね」

モバP「あっさり決めましたね。予定は大丈夫なんですか?」

若葉「言ったじゃないですか~、私も会ってみたいって」

モバP「ありがとうございます。じゃあまた明日」

若葉「はい!おやすみなさい~」

モバP「おはよう、悠貴。昨日はよく眠れた?」

悠貴「実は楽しみであんまり…えへっ。新幹線の中でしっかり寝ておきますっ」

モバP「そうしておいた方がいいな。せっかく着いたのに寝てるだなんてもったいないからな」

悠貴「そうですよねっ!さっ、早く行きましょっ!」

モバP「そんなに慌てるなよ、転ぶぞ」

悠貴「大丈夫ですよっ!ほらっPさんも来てきてくださいっ!」

~~~~~~~~~~~

悠貴「くぅ…すぅ…」

モバP「やっぱり寝ちゃったか」ナデナデ

悠貴「んー…Pさん…」ダキッ

モバP「…このままだとダメになりそうだな。俺も寝てるか」

悠貴「着きましたねっ!やっぱり東京だと人が多いんですねっ」

モバP「確かに向こうじゃなかなか見ない人数だよな」

悠貴「はいっ、驚いちゃいましたっ!」

モバP「俺も最初はそうだったよ。さて、お昼は何食べたい?」

悠貴「えっと、Pさんにお任せします!」

モバP「そう言われると迷うな…それじゃあハンバーグとかでいいか?」

悠貴「ハンバーグですかっ!いいですねっ」


モバP「それじゃ、このランチセットでいいかな。悠貴はどれにする?」

悠貴「私もPさんと同じものでお願いしますっ」

モバP「じゃあ頼むな」

~~~~~~~~~~~

悠貴「美味しかったですねっ!」

モバP「そうだな。デザートはいるか?」

悠貴「良いんですかっ?それならこのイチゴパフェを!」

モバP「はいよ。注文お願いしまーす」

悠貴「パフェも甘くて美味しいですっ!あ、Pさんも食べますか?」

モバP「じゃあ、一口貰おうかな」

悠貴「はいっ!あーんしてくださいっ」

モバP「うっ恥ずかしいな」

悠貴「大丈夫ですよっ、こういう時だけは子供の特権です!」

モバP「それもそうか…な?」アー

悠貴「はい!アーンですっ」

モバP「うん、確かにこれは美味しいな」

悠貴「ですよねっ!…あの、Pさん。良かったら私にも食べさせてくれませんかっ?」

モバP「まあ別にいいけど。それじゃスプーンかしてくれ」

悠貴「はいっ、お願いします!」アーン

モバP「はいよ、アーン」

悠貴「えへへ…食べさせて貰えるともっと美味しいですっ!」

モバP「そういうものなのか。悠貴もこういうのに憧れるものか?」

悠貴「もちろんですっ、デートみたいで楽しいですっ!」

モバP「そういうものか。それなら午後はエスコートしなくちゃな」

悠貴「よろしくお願いしますねっ」ニコッ

モバP「おう、まずは服でも見に行こうか」

悠貴「はいっ!おしゃれなの見繕ってくださいねっ」

悠貴「うわぁーっ!これも良いし、こっちも可愛いですっ!」

モバP「喜んでもらえたみたいで嬉しいよ。悠貴に似合うような服があると思ってた店なんだ」

悠貴「そうなんですかっ?ありがとうございます!本当に好みの服ばっかりですっ!」

モバP「考えてた甲斐があったかな」

悠貴「Pさん!ちょっと試着してくるので待ってて下さいっ」タタタッ

モバP「はいよ。ゆっくりでも良いからな」

悠貴「着替え終わりましたっ!どうですかっ?」ハルランマンッ

モバP「可愛らしくて良いじゃないか。よく似合ってるぞ」

悠貴「そうですかっ?えへへ…買ってきますねっ!」

モバP「ああ、待て待て。俺が買うよ、プレゼントさせてくれ」

悠貴「え!良いんですかっ?でも高いですし…やっぱり悪いですよっ」

モバP「気にするなって。俺が悠貴にプレゼントしたいんだよ」

悠貴「えっと…それならお願いしますっ!」

モバP「おう、今日は頼ってくれよ」

悠貴「ふ~~んふふ~♪ん~♪」

モバP「ごきげんだな。そんなに気に入ったのか」

悠貴「はいとっても!次はどこに行きましょうかっ?」

モバP「次はアクセサリーでも見に行こうか」

悠貴「楽しみですっ!えっと、手を繋いでいきましょう!」スッ

モバP「そうしようか。それじゃこっちだな」キュッ

悠貴「可愛いアクセサリーがたくさんありますねっ。全部綺麗だなぁ」

モバP「ゆっくり見て行こうか。時間はいっぱいあるんだし」

悠貴「はいっ!…あっ、このブレスレット…!」

モバP「おぉー、若葉さんが広報やってたやつか。よくわかったな」

悠貴「それだけよく見てるんですっ!これ欲しいですっ!良いですかっ?」

モバP「もちろん。あ、このネックレスも似合うんじゃないか?」

悠貴「本当ですねっ、合わせてみますね…どうでしょうかっ?」カチャッ

モバP「うん、良いんじゃないか。んー、俺ダメだ。悠貴なら何つけてても褒めちゃうな」

悠貴「て、照れちゃいますねっ。いや、う、嬉しいんですよっ?」カァァ

モバP「よしよし、ちょっと待っててくれよ。会計済ませてくるから」ナデナデ

悠貴「お願いしますっ」カオマッカ

モバP「さて、この後はちょっと予定があるんだ。ついてきてくれ」

悠貴「?わかりました」

~~~~~~~~~~~~

モバP「んー、あ、いたいた!おーい若葉さーん!」

悠貴「えっ?えっ!?」

若葉「あ~、Pさん!こんにちは!えっと、そっちの子が幼馴染の子ですか?」

モバP「こんにちは。そうですよ、悠貴、自己紹介お願い」

悠貴「え、あの、乙倉悠貴ですっ!モバPさんに教えてもらって若葉さんのファンですっ!」

若葉「日下部若葉です~。ジュニアモデルやってた雑誌見ましたよ~!」

悠貴「わわっありがとうございます!若葉さんとお話しできて嬉しいですっ!」

若葉「いえいえ~、私だってPさんが珍しくニコニコしながら話してたのであって見たかったんですよ~」

モバP「…んっと、夕ご飯の予約取ってくるからちょっと席外します。若葉さん、悠貴を頼みます」

若葉「はいっ、任せてください!お姉さんですからね~」

悠貴「それにしてもやっぱり若葉さんは可愛いですよねっ、羨ましいですっ!」

若葉「そうですか?悠貴ちゃんも可愛いですよ~」

悠貴「そんなっ、私なんて背も高くて可愛いとは思えないですっ」

若葉「悠貴ちゃんは自信がないんですか?とっても可愛いと思うんですけど…?」

悠貴「…私が思う「可愛い」っていうのは小さくて愛嬌があってっていうものなんですっ」

悠貴「Pさんは可愛いって言ってくれますけど…私にはとてもそんな風には思えないんです」

若葉「そういうことだったんですね。私に似てるってそういう意味だったんですか」

悠貴「似てるってどういうことですかっ?」

若葉「Pさんが悠貴ちゃんを紹介してくれた時に私に似てるって話をしてくれたんですよ」

若葉「似てるっていうのは見た目のコンプレックスのことだったんですね」

悠貴「若葉さんは可愛らしいと思いますけど…?」

若葉「いえ、そうじゃなくてですね~。私、背が低くて大人に見られないのがすごい嫌だったんですよ~」

若葉「どこに行っても子供だと思われて年相応の扱いを受けられないんですよね~」

若葉「ただ、アイドルになってからPさんに背の低さだって立派な武器だ。って言われたんです」

若葉「そうやって言われて、考えてみると確かに悪いことでもないのかなって思えたんです~。そんな風にアイドルは私を変えてくれたんですよ~」

若葉「悠貴ちゃんはPさんにアイドルにならないかって言われたことはないですか?」

悠貴「…確かにPさんは私がいくら自信なくても、私のことを可愛い可愛いって褒めてくれますし、アイドルをやってみないかとも言ってくれます」

若葉「Pさんは女の子をシンデレラにする仕事をしてるんですよ。そんなPさんならきっと悠貴ちゃんの悩みも解決できますから、信じてあげてください~」ニコッ

悠貴「…正直、私にはまだよくわからないです。ごめんなさいっ」

悠貴「でもちょっとPさんとお話してみようって思いましたっ!」ニコッ

若葉「そうですか~。それなら良かったです~」

悠貴「ありがとうございますっ若葉さん!」

モバP「予約取れました。…何かありました?」

若葉「いえいえ、大したことじゃないですよ~」

悠貴「少しお話し聞いてもらってたんですっ」

モバP「?まあ、仲よさそうで何よりです」

若葉「ええ!楽しく仲良くっ!です~」

若葉「それじゃあ私はそろそろ帰りますね~。悠貴ちゃん、また会いましょうね!」

悠貴「はいっ、若葉さん!また一緒にっ!」

モバP「あれ、帰るんですか?夕ご飯くらい奢ろうかと思ったんですけど」

若葉「魅力的なお誘いですけどまた今度ですね~。それじゃあまた今度~!」



モバP「若葉さんと話せてどうだった?」

悠貴「楽しかったですっ!それに考えたいこともっ!」

モバP「ん。そうか。予約とれたのギリギリだし、もうご飯食べに行こうか」

悠貴「美味しかったですねっ!」

モバP「それなら良かった。今日泊まるのは俺の借りてるアパートだけど大丈夫か?」

悠貴「問題ないですよっ!今日も一緒に寝ましょうねっ」

モバP「どうせ1ルームだしそうするしかないな」

悠貴「はいっ!それから、後で話したいこともあるんですっ」

モバP「それで、話したいことって?」

悠貴「はい、若葉さんと話してたことなんですっ」

悠貴「私が身長コンプレックスなのは知ってますよねっ?それでもPさんは可愛いっていってくれて、とっても嬉しいんですっ!」

悠貴「でも、どうしてPさんはこんな私を可愛いって言ってくれるんですか?」

悠貴「…私より可愛い娘っていっぱいいるじゃないですか?」

モバP「…それは違うぞ、悠貴」

モバP「悠貴が自分の身長で悩んでることは知ってるけどな、それは決して悪いことじゃないんだ」

モバP「悠貴は十分シンデレラの素質だってあるさ」

悠貴「それは若葉さんも言ってたんですっ。アイドルになってからは嫌だった身長も武器になったって」

悠貴「いままで自信が無かったっていってたけど若葉さんも変わったって!私も変わりたいんですっ!アイドルの世界を見せてくれませんかっ!Pさん!」

モバP「もちろんだ。これからいくらでも自信は出てくるよ…プロデューサーとして保証する」

悠貴「はいっ!…自信がなくて断ってましたけどアイドルってやっぱり私の憧れなんですっ。可愛いアイドルにしてくださいねっ!」

モバP「おう。…それから一応言っておくけどな。アイドルとか関係無しに悠貴のことは可愛いと思ってるから安心してくれ」

悠貴「ふふっ、ありがとうございます!」ニコッ

悠貴「乙倉悠貴、中1ですっ。背が高くても可愛くなりたくてアイドルになりましたっ!これからよろしくお願いしますっ!」

ちひろ「よろしくお願いしますね。悠貴ちゃん」

若葉「吹っ切れたようで何よりです~。これからは同じアイドルとして、お姉さんとして頼ってください~!」

悠貴「はいっ!よろしくお願いしますっ」

悠貴「これからしっかり私を可愛くプロデュースしてくださいねっ?Pさん!」

悠貴「プロデューサーさんなら、してくれるって信じてますからっ!」

おしまいです

幼馴染は良いぞ

ところで次回のアイドルを決めてないので幼馴染なアイドルとやりたいこととかシチュエーションとかありましたら…
名指しでもオーケーですので…どうか…

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