美希「その反応は……もしかして春香もなんじゃない？」

雪歩「そ、そうなのかな？」

春香「…？どういうこと？」

雪歩「あのね……春香ちゃん、スリーサイズ変わってた…？」

春香「スリーサイズ？え、えーっと……増えてました……」

雪歩「！！」ｶﾞﾎﾟｴｰﾝ

美希「おっぱいも？」

春香「うん。全部１センチずつね……」

雪歩「ふ、ふぇぇぇん……やっぱり私だけなんだぁ……っ！」

春香「雪歩はどうしちゃったの？」

美希「あのね、雪歩だけおっぱいがおっきくなってなかったんだって」

春香「あー」

雪歩「やっぱり…私だけちんちくりんなんだぁ～……」ｸﾞｽｸﾞｽ

春香「…ってことは美希も？」

美希「増えてたよ？お腹とお尻が１センチ、おっぱいは３センチ！」

春香「ひゃー」

雪歩「みんなおっきくなってるのに……私だけお腹とお尻しかおっきくなってない……もうのぞみはないんです～……」ｸﾞｽｸﾞｽ

春香「そんなことないって雪歩！美希はほら、成長期だからっ！」

雪歩「くすん……春香ちゃんは……？」

春香「えっ！？私は……えっとぉ……」

美希「春香はきっとお菓子の食べ過ぎで太っただけなの」

春香「ヴぇっ！？」

美希「きっと体重も増えてたにちがいなななななな」ﾌﾞﾌﾞﾌﾞﾌﾞﾌﾞﾝ

春香「なにを言ってるのかしらね！？この子は！！」ﾌﾞﾝﾊﾞﾌﾞﾝﾊﾞﾌﾞﾝﾊﾞﾌﾞﾝﾊﾞ

雪歩「それでも春香ちゃんはおっぱいも増えてるし……私は増えてないのに……」ｲｼﾞｲｼﾞ

春香「そんなの雪歩だけってわけじゃないよきっと！」

美希「ところがぎっちょん、あずさも貴音も増えてたみたいなの」

春香「えぇ！？今更！？」

美希「ミキが知る限り、おっぱいがおっきくなってなかったのは雪歩だけなの」

雪歩「ふぇぇ～ん……っ！」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟｴ

春香「なゆほど……それはたしかにショックかもしれないけど……」

美希「でも心配することないの！まだ千早さんという絶対不変おっぱいが残ってるの！」

千早「どういう意味かしら？」

美希「んみゃっ……！？」ﾋﾞｸｯ

春香「あ、千早ちゃんお疲れ様ー」

千早「ええ」

雪歩「あの……千早ちゃんは身体測定…どうだった……？」

千早「…………」

千早「うふふっ」

美希「え…？」

千早「うふふふふ」

春香「千早ちゃん？」

千早「うふふふふあはは！あーっはっはっはっは！」

雪歩「！？」ﾋﾞｸｯ

春香「ち、千早ちゃん！？キャラ違うよ！？」

美希「ついに壊れちゃったの」

千早「増えてたのよ！」

一同「え……？」

千早「胸が！！！増えてたの！！！」

一同「！！！！？？？？」

春香「う、嘘でしょ！？千早ちゃん！」

千早「嘘じゃない！」

美希「どうせ夢なの！」

千早「夢だけど！夢じゃない！」

雪歩「ためしにほっぺ掘ってみるね…！えーいっ！」ｻｯｸﾘ

千早「痛い！夢じゃない！！」

春香「ま、まさか……本当に千早ちゃんの胸が……！？」

千早「そうよ……！つまりっ！ななじうさん！！７３になったの！！」

一同「！！！！！？？？？？」

春香「そう……！そうなんだね、千早ちゃん……っ！おめでとう！」ｸﾞｽ

美希「おめでとうなの……千早さん……っ！」ｸﾞｽ

千早「ありがとう……春香……美希……！」ｸﾞｽ

雪歩「そんな……私、千早ちゃんだけは私の味方になってくれると信じてたのに……うぅ……っ！」ｸﾞｽﾎﾟ

千早「萩原さん……？」

美希「あのね、雪歩はおっぱいおっきくなってなかったみたいなの」

千早「まあ……！それは辛かったわね…萩原さん……！」ｷﾞｭｯ

雪歩「千早ちゃん……？」

千早「大丈夫よ。私はなにがあっても萩原さんの味方だから……！」ｷﾞｭﾑｰ

雪歩「……っ！千早ちゃ～ん……！」ｷﾞｭﾑｰ

春香「いつも『なにが81でちんちくりんよ……！じゃあ一回り細い私はつんつるてんだとでも言うの……！？妬ましい嫉ましい……うらめしやうらめしや……』て言ってた千早ちゃんが……！雪歩の胸を愛おしそうに包容してる……！」

美希「奇跡の瞬間なの……！」

雪歩「千早ちゃん……千早ちゃんはどうやっておっぱい大きくしたの……？」

千早「それは努力しかないわ」

春香「努力してたんだ」

千早「毎日朝に乳製品を摂取。毎晩の大胸筋ストレッチは欠かしたことがないわ！」ﾌﾝﾌﾝ

美希「ふうん。ミキ、そんなのしなくても勝手におっきくなななななな」ﾌﾞﾌﾞﾌﾞﾌﾞﾝﾉﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

春香「さすが千早ちゃん！じゃあ今回は努力が実った結果なんだね！」ﾌﾞﾝﾊﾞﾌﾞﾝﾊﾞﾌﾞﾝﾊﾞﾌﾞﾝﾊﾞ

千早「ええ！この日を１０数年待ってたわ！」ﾌﾝﾌﾝ

美希「１０数年も身体が変わってないって逆にすごすぎななななななな」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝﾌﾞﾌﾞﾌﾞﾝﾉﾌﾞﾌﾞﾉﾌﾞﾌﾞﾝ

雪歩「す、すごい……！私も努力すれば……もしかしたら……！」ｷﾗｷﾗ

春香「きっとそうよ！頑張ろうよ！」

千早「諦めなければ夢は叶うのよ、萩原さん！」

雪歩「……で、でも……もし頑張ってみても結局大きくならなかったら……今度こそ立ち直れないよぉ……！」

千早「……じゃあ私が伝授してあげるわ」

雪歩「え……？」

千早「萩原さんのバストアップのために、私がレクチャーしてあげる！」

雪歩「ほ、ほんと！？」

千早「ええ。バストのことで困っている同志を放ってはおけないもの」

春香「やったね雪歩！」

雪歩「うん！」

千早「春香もどうかしら？」

春香「私は遠慮するよ」

美希「千早さんがいれば百人力だね雪歩！」

雪歩「うんっ！」

千早「美希もどうかしら？」

美希「ごめんなさいなの」

千早「ここが私の家よ」

雪歩「お、お邪魔します」

千早「なにもなくてごめんなさい。今みゆく出すわね」

雪歩「いえいえお構いなく……なんだか緊張するね。千早ちゃんのお家で２人きりだなんて」

千早「自分の家のように寛いでくれていいわ。今や萩原さんのことは妹のように想っているのだから」

雪歩「えへへ…嬉しいな、千早ちゃんがお姉ちゃんだなんて……千早ちゃんみたいなしっかりしたお姉ちゃんがいたら心強いだろうなぁ………………」

雪歩「あれ？」

千早「うふふ。私も萩原さんのような可愛らしい妹がいたら毎日愛でてしまいそうね」

雪歩「そ、そんな…可愛いなんて……！でも私も千早ちゃんみたいな綺麗なお姉様がいたら、毎日甘えちゃいそうかも………………」

雪歩「うん？」

千早「ではさっそくバストアップの秘訣を伝授するわ」

雪歩「よ、よろしくお願いします」

千早「私のことはお師匠様だと思いなさい」

雪歩「へい。オジキぃ」

千早「やはりいつも通りで構わないわ。まずはこれをお飲みなさい」

雪歩「なま暖かくて白濁してますぅ」ﾎｶﾎｶ

千早「新鮮搾りたてよ。女の子はそれが大好物なの」

雪歩「なるほど」

千早「イッキよ萩原さん！そーれ！萩原さんのちょっといいとこ見てみたいー！フッフーウ！」

雪歩「くぴぴぴんぴぴるぴー！」

雪歩「……ぷは…はふぅ……なんだか喉に絡むね……」

千早「それが癖になるの。私たちの業界ではみんなそうよ」

雪歩「はふ、なんだか…身体がぽかぽかしてきたような……」

千早「みゆくのおかげで女性ホルモンが激しく分泌されているわね。この状態で胸を刺激することで急激なバストアップを期待できるわ」

雪歩「む、胸を刺激……？」

千早「よく言うじゃない。胸は揉まれて育つって」

雪歩「えぇ！？ち、千早ちゃん、まさか誰かに触らせておっきくしたの！？」

千早「確かに他人に揉まれた方が効率的と言うわね。だけど私はセルフモーメントよ」

雪歩「そうなんだぁ……ほっとしたよぉ……」

千早「最初は半信半疑だったから期待してなかったのだけど…私が実際に成功したことによってこの説に信憑性が増したのよ。だから今度は私たち２人で徹底的にやるのよ」

雪歩「えと……なんだかまずい気が……」

千早「？とってもおいしいわよ？私たちの業界では常識よ？」

雪歩「みゆくじゃなくて……こんな２人っきりでお互いに…む、胸を触りあうだなんて……！」

千早「バストアップのため。ただそれだけのことじゃない。なにもまずくなんてないわ」

雪歩「で、でも……私たちアイドルなんだし…おかしな噂とか立っちゃわないかな……？」

千早「ここには私たちしかいないじゃない。誰も見ていないわ。たとえどこぞの変態が覗き見ていたとしても、胸を触りあうだけよ？不浄なことなど一切ないわ」

雪歩「そ、そう……？」

千早「その行為を変な目で見る人がいるのだとすれば、その人自身が変なのよ。変態なのよ。頭の壊れた狂人よ」

雪歩「そ、そうだよね！私たち、変なことするわけじゃないもんね！」

千早「オフコース！」

千早「ではさっそく萩原さんの胸をむんずと掴み揉みしだくわ」

雪歩「ちょ、ちょっとまって……///」

千早「どうしたというの？」

雪歩「そんなえっちな言い方しないでよぉ……恥ずかしいよ…///」

千早「えっち？恥ずかしい？なにをおとぼけ言っているの」

雪歩「だって」

千早「いーい？これは運動よ？ストレッチよ？スポルツなのよ？いつもやってるダンスレッスンと同じなの」

雪歩「お、同じじゃないよぉ！」

千早「では聞くわ。この行為の目的はなに？」

雪歩「胸をおっきくすることです……」

千早「そう。そこにやましい感情などある？」

雪歩「え、えっとぉ……」

千早「否！これは本来の自分を取り戻すための戦なの！」

雪歩「いくさ？」

千早「私たちは本来ならば今頃ボンッキュッボンッと実りに実っていたはずなのよ？それがどういうわけか貧弱バデーになってしまっている」

千早「どういうことなの！」ﾌﾟﾝｽｶﾍﾟﾀ

雪歩「どーいうことですぅ！」ﾎﾟﾝｽｶﾎﾟｲﾝ

千早「これが！どこぞの神が定めた運命というのであれば！私は！私たちは！運命にあらがってみせる！」

千早「私たちは！戦う！」

雪歩「ドンパチですぅ！」