杏「ロックとスターとうさぎと一緒」 (40)
未央「ちょっと待って?! 今日ウサミンと一緒に来てなかった?!」
李衣菜「はー? 同伴出勤ってやつですか!!」
『どういうことなの?! 杏ちゃん!』
杏「有情破顔拳」ベチッ
『ぎゃああああ』
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デレマスですよ
また3人がだらだら話します
杏「騒ぐなひよっこどもめ」テーレッテー
李衣菜「若干普通に痛かった! 若干普通に痛かった!」ゴロゴロ
未央「暴力反対!」
杏「朝から謎テンションで迫られたら手も出るよ」
未央「ぎぎぎ……確かに」
李衣菜「ぐうう……でもほら、これ杏ちゃんの愛情表現だから……」
未央「あっ……」
杏「やめろ」
未央「そっか……朝笑顔で杏ちゃんと話してたウサミンも……」
李衣菜「昨日は杏ちゃんに乱暴されて……」
杏「捏造するなやめろ」
未央「あっ、でも私たちもされて……三股……?!」
李衣菜「やだ……不潔……」
杏「やめろやめろぉ!」
未央「久しぶりのてやんでぇ調だ」
杏「 寝 か せ て よ 朝 早 く な ん だ か ら 」ベシベシベシベシベシ
李衣菜「言うほど早くないよもうすぐ十時になるよ」
未央「そんなに手首叩いても赤くなるだけだよ腕時計なんかつけてないでしょ」
杏「太陽の位置とかでわかりなよポジティブパッションでしょ」
未央「そんな滅茶苦茶な……あっでも茜ちんは体内時計でなんとなく分かるって言ってた」
杏「規則正しい生活してそうだなぁ」
未央「十時になると眠たくなっちゃうんです!とも言ってた」
杏「杏も十時になると眠たくなるよ」
李衣菜「なに朝の十時?」
未央「十時にも眠たくなるの間違いでしょ」
杏「酷い言われようだ、合ってるだけに余計悲しい」
未央「合ってるんかーい。知ってた」
杏「大体乱暴したいのは杏じゃなくて李衣菜じゃん」
李衣菜「やめろ」
未央「確かに……」
李衣菜「納得するなやめろ」
杏「今日まだみくちゃん見てないし……」
未央「やっぱり……ついに監禁されて……!」
李衣菜「やめろやめろぉ!」
未央「てやんでぇ入りましたー」
李衣菜「ほんっとやめてそれ二人がちょくちょく言うせいでなつきちにまで心配されたんだからね!」
杏「えっなにそれ」
李衣菜「真剣な顔のなつきちがわざわざ私の居ないとこでみくに聞いてたんだよ! 変なことされてないかって!!!」
杏「うわぁ」
李衣菜「みくもにおいにびっくりした猫みたいな顔でポカーンとしてたよ! そりゃそうだよ! してないもん!」バンバン
杏「フレーメン反応だ」
李衣菜「拓海さんにまで優しく諭されたんだよ?! 何もしてないってば! 大切にしてるってば!」バンバン
杏「ほんと悪かったからボンゴボンゴみたいになってるから落ち着いて」
李衣菜「誤解とけたから良いけどさぁ……笑いすぎだぞピンクパーカー!」ベシッ
未央「いてっ、ゴメン途中までは流石に申し訳ないなと思って聞いてたんだけどたくみんが優しい顔してると思ったらなんか……」
李衣菜「すっごい目泳いでたよアタシはそういう趣味はよくわかんねぇけどって。私だってわかんないよ!」
杏「特攻隊長に優しく諭されるなんてなかなか無いよ。君が仏恥義理だ」
李衣菜「しどろもどろで変な汗出てたからね。あそこまで動揺してるの初めて見たよ」
未央「んふっふふふ、たくみんもかわいそうに」
李衣菜「いや一番かわいそうなのは私でしょどう考えても」
未央「人生経験だよ」
李衣菜「いらない経験だよ……みくが優しいよって言ってくれたのだけが救いだよ……」
杏「でもなんかこうそういう問題ってロックじゃない?」
李衣菜「とりあえずロックにしていくよね杏ちゃんは」
杏「ロックだと思ったらそれがロックって言ってたからとりあえずロックにしてみた」
未央「とりあえずて」
李衣菜「私がロックだと思ったらロックなんだから私がロックだと思わなければロックじゃないんだよ」
杏「命題の裏って必ずしも真偽は一致しないんだよ」
未央「そもそもロックだと思ったらロックっていうところが真になるのかどうか」
李衣菜「ええい私がロックだ」
杏「ついに概念になってしまった」
李衣菜「今のちょっとロックじゃない?」
未央「やっぱりダメだよただのリーナだ」
李衣菜「そりゃ多田李衣菜だよ」
杏「多田じゃない李衣菜って何なの逆に」
未央「……前川」
杏「入婿……いや養子縁組かぁ」
李衣菜「いや勝手に話を進めないで」バンバン
杏「千里の道も一歩からだよ。命短しススメ☆オトメ」
未央「ウィー↑」
杏「出たイントロの音」
李衣菜「みおちゃんそれ好きだよね」
未央「録った時からずっと気になってるよ」
李衣菜「くそー……みおちゃんめ一泡吹かせてやるぞ」
未央「何が始まるんです?」
杏「大惨事大戦だ」
李衣菜「どうしてやろうか……んんん」
未央「へいへーい、かもーん」
李衣菜「んんん……と思ったけどみおちゃんほっといても勝手に湿気るよね」
杏「確かに」
未央「やめろ」
李衣菜「誰かに構われないとどんどん衰弱していくし」
杏「あれだよ、人の住まなくなった家がどんどん荒れていくのと同じだよ」
未央「やめろやめろ」
李衣菜「じゃやめよっか」
杏「そうだね。嫌な気分にさせたら悪いし」
未央「えっあっゴメンやめないでかまって」
李衣菜「よわい」
未央「未央ちゃんは寂しいとバラバラになって死んじゃうんだよ」
杏「マッハライダーかな?」
李衣菜「随分グロいなぁ」
未央「だってほら未央ちゃん年下だよ。可愛がってよ」
杏「なにがだってほらなのか」
李衣菜「それなら年下っぽいとこ見せてよ」
未央「がってん、試してみよう」
李衣菜「はいキュー」
未央「おはよーござーいます! せーんぱい♪」
杏 フッ
未央「 鼻 で 笑 わ れ た ! 」
杏「いやなんか、ハッ、もっと媚びてけば?」
未央「おねーえちゃん♥ おーはーよっ♪」ピピッ
未央「おいピピッってなんだ」
杏「藍子ちゃんに送っちゃった」
未央「ちょ」
杏「 て へ ぺ ろ 」
未央「あっすっごい腹立つ……むせるほど笑うなヘッドホンバカ!」
李衣菜「ちがっ、ごほっ、飲み物がっ、気管に入っ、ごほっ」
未央「あーもー大丈夫おばあちゃん」トントン
李衣菜「すまないねぇげほっごっあっ死ぬごほっげっ」
杏「ノらなくていいからとりあえず落ち着きなよ」サスサス
李衣菜「あー三途リバー見えた。死ぬかと思った」
杏「飲み物ぐらい落ち着いて飲みなよ」
李衣菜「いや間が悪く飲んだ時に笑っちゃって」
未央「結局笑ってんじゃん! ちくせう! で何飲んでんの」
李衣菜「抹茶ラテ」
未央「またかよ~」
杏「あんま飲むと緑色になるよ」
未央「みどりーなだ」
李衣菜「光合成とかできるようになんないかな」
杏「なにミドリムシとかになりたいの?」
未央「単細胞リーナになっちゃうよ」
李衣菜「やだよもっと高等な生物になりたいよ。神とか」
未央「いろいろなところからお叱りを受けそうですが」
杏「チェーンソーとか天敵だよ?」
李衣菜「かみは バラバラに なった」
杏「寂しくてバラバラになったりチェーンソーでバラバラになったり酷いな」
李衣菜「仮にも女子高生がだよ?三人集まってバラバラバラバラって何を朝から」
杏「話題が猟奇的すぎる」
未央「いつものことだね」
李衣菜「いやいつものことだから困ってるんだよ」
未央「そんなに困ってないでしょ」
李衣菜「困るよまたなつきちが心配しちゃう」
未央「確かに」
李衣菜「こう……もっとさ、女子力のある話しようよ」
未央「彩華ちゃんとかえとちゃんみたいな?」
李衣菜「そうだよガールズパワー磨いていこうよ」
杏「できるの?」
未央「無理だ」
李衣菜「無理だ」
杏「杏も無理だ」
未央「大体女子力上げて何するつもりなの」
李衣菜「女子になる」
未央「いや今は何なの」
李衣菜「生物学上はメスみたいな」
杏「懐かしの前略プロフじゃん」
未央「それ中二力だよ」
李衣菜「……人には掘り起こされたくない過去があるものさ。誰にだって、ボクにだってね」パチン
杏「なしたの」
未央「あすあすかな?」
李衣菜「飛鳥ちゃん節ができるんだから彩華さんみたいにもなれるはず」
未央「Impossible」
李衣菜「うわ腹立つ」
杏「でも無理だと思うな」
李衣菜「やめて真面目な顔で言わないでちょっと凹む」
未央「いやでも、みやびぃもえとちゃんも女子力相当だよ」
杏「功夫のごとく練られた女子力を感じるよね」
李衣菜「ほら千里の道も一歩からなんでしょ。命短しススメ☆オトメ」
杏「パクられた」
未央「ウィー↑」
杏「出たイントロの音」
李衣菜「みおちゃんそれ好きだよね」
未央「大体そんなに女子力磨き上げて何する気なの。磨きすぎて刃物みたいになるよ」
李衣菜「それはそれでこう……便利じゃん多分。「ハサミ持ってない?」「女子力ならあるよー」スパァみたいな」
杏「銃刀法違反ですよ」
李衣菜「ああなに女の子の武器ってそういう意味だったの?」
未央「間違いなく間違ってると思う」
杏「李衣菜さっきからなに言ってんの」
李衣菜「なに言ってんだろ……」
未央「さっきからもう話があっちバラバラこっちバラバラで」
李衣菜「ああダメだコレ結局バラバラに戻っちゃったよ」
杏「最終的にそこに行き着く辺りほんとダメだよ」
李衣菜「仕方ないからソコを持ち味ってことにしよう」
未央「バラバラ系アイドルかぁ」
杏「アングラだなぁ」
李衣菜「いやそこじゃなくて」
未央「んで」
杏「んで」
李衣菜「んで」
未央「話題をオーバーランさせないで」
杏「にゃんで」
李衣菜「みくが泣くから以下略」
未央「なんで唐突に」
杏「思い出しちゃったから仕方がない」
未央「仕方ないね……じゃなくて、今日ウサミンと一緒に来てたよね」
杏「あー、うん」
未央「ウサミン星に遊びに行ってたの?」
李衣菜「杏ちゃんの家に菜々ちゃんが行ったらしいよ」
未央「は?」
杏「え? 李衣菜が知ってるの怖いんだけど。盗聴器? カメラ?」
李衣菜「なんでそんな将軍様のお膝元みたいなことになってると思ってるの」
杏「それ杏どこ住みだ……そこまで北の国出身じゃないぞ」
未央「何にだ?」
李衣菜「絶妙にノらないでよ……菜々ちゃんから聞いたって加蓮ちゃんから聞いたの」
杏「なるほど加蓮が工作員か」
李衣菜「ノらないでってば」
未央「杏ちゃんが女の子を連れ込む悪い子になってしまった……」
杏「人聞き悪いなぁ!」
李衣菜「みおちゃん誰ポジなの」
未央「……母親?」
杏「まてまて杏が生まれた時君はマイナス2歳だ」
李衣菜「みおちゃんも永遠の15歳とかなの?」
未央「ミツボシ星からやってきた歌って踊れるスーパースターアイドルだよ」
杏「星ダブってるよ」
未央「三回出て来てちょうどミツボシだねっ」
杏「やかましいわ」
李衣菜「で結局何だったの」
杏「買い物に付き合ってもらったら遅くなったから泊まってけばーってだけだよ。電車で向かって一時間かかるからね」
未央「やらしい」
杏「何なの?」
李衣菜「どんだけ羨ましいの」
未央「スキャンダル心配してるだけだし……羨ましくないし……」
杏「どんな気持ち? ねえどんな気持ち?」
未央「ゔら゙や゙ま゙じい゙」
李衣菜「正直ものだ」
未央「私も『私の腕の中で迎える朝はどうだいハニー♡ちゅっ♡』とかしたい!」
杏「本田もう帰って寝ろ」
李衣菜「菜々ちゃんといえば杏ちゃん今日うさぎつれてるね」
杏「野戦病院から復帰した歴戦の兵士だよ」ベチベチ
李衣菜「せっかく退院したのにべちべちしないであげて」
杏「これからも杏のカエダーマとして活躍してもらおう」
李衣菜「心なしかシャキっとして眼にも光が宿った気がする」
杏「ところで目に光のない未央ちゃんはどうしよう」
未央「つらい」
李衣菜「なんで急に湿気りだしたの」
杏「まぁ梅雨だしねぇ」
李衣菜「それもそっか。最近ジメジメしてやだねー」
杏「うさぎもカビそうだよ」
未央「ねえかまって。カビちゃうからかまって」
李衣菜「駄々っ子か」
未央「ダダだよ」
杏「怪獣じゃないか」
李衣菜「私はタダだよ」
杏「知ってるよ」
未央「ダダとタダでややこしいからリーナ改名しなよ」
李衣菜「なんでさみおちゃんが改名しなよ」
未央「多田でいい?」
李衣菜「嫁に来るなよ」
未央「じゃあ本田にするね」
李衣菜「そうして」
杏「あー丸く収まった丸く収まった」
李衣菜「適当だなぁ」
杏「つゆで思い出したんだけどね」
未央「うん」
杏「五時に目覚めておなか減ったからカップめん食べちゃおーと思って緑のたぬきのフタ開けたんだけど」
未央「それそばつゆの話じゃん」
李衣菜「それ朝の五時でしょ」
杏「うん。だからすごい眠くてね、天ぷらだけ食べてまた寝ちゃった」
未央「バリバリって?」
杏「バリバリって」
未央「バラバラの次はバリバリかぁ」
李衣菜「何やってんの」
杏「杏も何やってんのかと思った。夢かと思ったらやっぱりフタ空いたカップ麺あった」
未央「そりゃアレだ、たぬきに化かされたね。緑のたぬきに」
杏「蕎麦でも化かせるのに杏は湯も沸かせなかったのか……」
李衣菜「だったんならヘソで茶が沸くよ」
杏「かける言葉がそれって」
李衣菜「もり下がってるから茶ぐらいわいてもらおうと思って」
杏「ざるな理由だなぁ」
未央「なにその蕎麦トーク」
杏「もう蕎麦で首をくくるしかない」
未央「首をギュッとね」
杏「それ帯だよ」
李衣菜「実際蕎麦で首くくるのってどのぐらいのコシが……あれこれこの前も話したな」
未央「たぬき蕎麦ちょっと食べたくなってきた」
李衣菜「実はどっちかっていうときつねが好き」
未央「さくさく天ぷらでしょ」
李衣菜「ジューシーお揚げでしょ」
未央「民主主義で決めようよ」
李衣菜「そうしよう」
杏「こっち見ないで」
李衣菜「きつね美味しいじゃんきつね」
未央「たぬきでしょバリバリ食べるぐらいなんだから」
杏「好きでやってると思ってる?」
李衣菜「できつね派なのたぬき派なの」
杏「杏はうさぎ派だってばうさぎ派」ポンポン
李衣菜「またうさぎが過労死してしまう」
未央「うさぎ蕎麦とは一体?」
杏「すっごいはねるんじゃない、汁とか」
未央「めっちゃ厄介じゃーん」
李衣菜「お蕎麦に興味なさ過ぎるでしょ」
杏「信州信濃の新そばよりもってね」
未央「なんじゃそりゃ」
李衣菜「へー、ふーん、へー」
杏「伸びた蕎麦みたいな顔しおって」
未央「いつもでしょ」
李衣菜「それは酷くない?」
杏「豆腐メンタルと伸びた蕎麦のコンビかぁ。ヘルシーだなぁ」
未央「コンビにするのやめてよ」
李衣菜「ほんとにさ」
未央「大体伸びた蕎麦よりは豆腐の方が格上じゃない?」
李衣菜「なんでさ。私なんか神だよイエスだよ」
杏「神では無いんじゃないの」
未央「それなら私だってブッダの生まれ変わりだよ」
李衣菜「解脱できてないじゃん」
杏「豆腐と蕎麦のコンビがイエスとブッダのコンビになってしまった」
李衣菜「なんかすごい聞いたことあるそんな話」
未央「ちょうどいいよリーナ前変なTシャツ着てたじゃん明朝体でかいわれ大根って書いてあるやつ」
李衣菜「みおちゃんもわけわかんないの着てたでしょマヤ☆文明とか書いてあるやつ」
杏「君らほんとそれどこで買ったの」
未央「いや杏ちゃんには言われたくない」
李衣菜「クソTシャツの第一人者でしょ。どこで買ったのその印税生活Tシャツ」
杏「えー? 海外サイトとかだった気がする……」
李衣菜「Tシャツ一枚に個人輸入かぁ、かっこいいなぁ」
未央「かっこいいかな……?」
杏「一枚じゃなくてコレと働いたら負けTシャツ二十枚ずつ買ったよ」
未央「かっこよかった」
李衣菜「業者か?」
杏「あ、思い出した。米アマゾンだ」
李衣菜「うっ、その名前を聞くと嫌な思い出が……ぐぐぐ」
杏「Tシャツまで定期便で買うの?」
未央「月に何枚かづつTシャツが届いてしまうのか……」
李衣菜「なんで同じTシャツを定期的に買う必要があるの?」
未央「必要ない飴買ってたじゃん」
李衣菜「違う違うほらあれは仕入れだから」
未央「何が違う違うなの」
杏「業者か?」
李衣菜「まああの憎き飴の箱もようやくさばけたから……」
未央「あああれやっと無くなったんだ」
杏「長かったなぁ」
李衣菜「加蓮ちゃんがすごい食べてたから奈緒ちゃんに六袋ぐらいあげた」
杏「加蓮が食べるから奈緒にあげるっていうのがまた」
未央「そんなにかれんって飴食べるの?」
杏「すっごい食べるの速いよ。くるみ割り人形みたい」
李衣菜「横で黙々と奈緒ちゃんが食べさせてるんだよアシカに餌やる飼育員みたいに」
未央「なるほど介護だ」
李衣菜「そういえばあの二人すごいあーんってするよね」
杏「加蓮が雛鳥みたいな感じで待ってるのね」
未央「どうせリーナもみくにゃんとあーんあーんしてるんでしょ」
杏「繰り返すと意味が変わってくるからやめて」
李衣菜「みおちゃんは私に恨みでもあるの?」
ヴヴッ
未央「あれ、あーちゃんからラインだ……私の方がちょっとだけお姉さんですからね、ってどゆこと?」
杏「アレじゃない?」
李衣菜「……あー、アレね」
未央「え? なになに?」
杏 ピッ
<おねーえちゃん♥ おーはーよっ♪
未央「あああああああ!!!」ビターン
杏「これ」
李衣菜「それ」
未央「ああああああああああ!!!!!」ゴロゴロ
李衣菜「うるさいぞピンクパーカー」
杏「スーパーサイヤ人でも目指してるの?」
未央「あーちゃんに聞かれてた!あーちゃんに聞かれてた!」ビタンビタン
杏「跳刀地背拳みたいになってる」
李衣菜「聞かれたっていうか動画だったでしょ」
杏「うん」
未央「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙……!!!!」ビクン
未央 チーン
李衣菜「ついに息絶えてしまった……ナンマイアーメン」スッスッ
杏「十字を切ったあとにて合わせるハイブリッド供養どこかから怒られそう」
李衣菜「ていうかさ、藍子ちゃんも呼んで欲しいってことじゃないのそれ」
未央「えっ」
杏「よっぽど高まってるよ藍子ちゃん」
李衣菜「高まり藍子ちゃんだ」
杏「見てこの杏の通知。藍子ちゃんにスタンプ爆撃されたの初めて」
李衣菜「うわスマホが暴れまわってる。活きいいなぁ」
杏「こういうとこ見るとポジティブパッションだなぁと思う」
李衣菜「スマホが?」
杏「なんでだよ」
未央「え? いやまさかまさか」
李衣菜「と言うかそれとしか考えられないでしょ。今度呼んでみたら」
未央「う、や、恥ずかしいよ……」
杏「ここで乙女になってどうすんの」
李衣菜「大丈夫だよ普段の方がよっぽど恥ずかしいから」
未央「えっ李衣菜の方が恥ずかしいよ」
李衣菜「私はきゅうりのようにひんやりクールだから」
未央「なんじゃそりゃ」
杏「伸びた蕎麦にきゅうりかぁ」
未央「伸びてなかったらそこそこ美味しそう」
李衣菜「まぁきゅうりってビタミンC壊すらしいけど……」
未央「えっそうなの」
杏「変化するだけで別に壊れないって話もあるけど」
李衣菜「えっそうなの」
未央「ちょっと李衣菜ウソテク教えないでよ」
李衣菜「ウソテクって」
杏「ゲーメストかな」
李衣菜「ウサミン星人を右に!」
杏「菜々ちゃんの華麗なドリフトを御覧ください」
未央「17歳のドリフトはまずいと思うんだ」
杏「杏もそう思う」
李衣菜「あー、安心してきゅうりが食べられるね。 百本食べます」
未央「神の次は河童を目指すのかぁ似合うなぁ」
李衣菜「何だと尻子玉抜くぞ」
杏「河童でいいのか……」
李衣菜「どうかKappaと発音して下さい」
未央「抜いてどうすんの」
李衣菜「みりんで照り出して焼くと美味しいよ」
未央「ブリかな?」
杏「さらっと嘘こくな?」
李衣菜「あのね、それについては間違いなく杏ちゃんとピンクパーカーの影響だと思う」
未央「いや名前で呼んでよ。なまえをよんで」
李衣菜「なんで言い直したの」
杏「リボンでも交換する?」
未央「着けてないけど」
李衣菜「纏める髪無いよ」
未央「リーナはハゲ」
李衣菜「ハゲちゃうわ! 生えてるでしょ」
未央「ヅラかな?」
李衣菜「地毛だよ触ってみ」
未央「あっズレた」ナデ
李衣菜「こんの……!」
杏「言葉で殴りあうビシバシスタイルだ」
未央「ビシバシと叩いて渡るよ」
杏「何を」
未央「リーナを」
李衣菜「神はいいました。右の頬を叩かれたなら左のパンチをお見舞いだ」シュッシュッ
未央「あっ……愛情表現されちゃう」
李衣菜「違うって言ってるでしょうが」
杏「みくにゃんどこに閉じ込めたの?」
李衣菜「してないって言ってるでしょうが!」
未央「みくにゃん閉じ込めたで思い出したんだけどさ」
李衣菜「どんな思い出し方だよ」
杏「110番ぐらいしか思い出さないでしょ」
未央「猫ってなんで狭いとこ入ろうとするんだろうね」
李衣菜「あー……みくも狭いとこ好きだもんなー」
杏「だからって閉じ込めちゃ駄目だよ」
李衣菜「なんでそうなるの」
未央「狭いとこでみくにゃんと何してんのすけべ」
李衣菜「なんでそうなるの」
杏「どしたの、キャリーケースに入ってたりするの?」
李衣菜「それ猫じゃなくてエスパーだよね……じゃなくて、ソファーとかに座ってるとわざわざ狭い方に入ってきたりするってだけの話」
未央「すけべ」
李衣菜「なんでだよ」
未央「結局のろけじゃんすけべ」
李衣菜「やっちゃえ杏ちゃん」
杏「アラホラサッサー」ピッ
<おねーえちゃん♥ おーはーよっ♪
未央「あああああああ!!!」ビターン
李衣菜「面白いなぁ」
未央「あーちゃんに聞かれたのがつらすぎる」
杏「藍子ちゃん喜んでたじゃん」
李衣菜「藍子ちゃんに認知されたじゃんやったね最前厄介」
杏「まるで今まで知られて無かったかのような物言いだ」
未央「まぁポジパは高森藍子推しサークルだから」
李衣菜「初耳なんだけど」
未央「前に茜ちんと二人であーちゃんの握手会にこっそり紛れ込んだりしたよ」
杏「何やってんの?」
未央「応援だよ。後で怒られたけど」
李衣菜「当たり前だよ」
未央「たまにあーちゃんの応援の打ち合わせとかするから」
杏「茜ちゃんと二人で?」
未央「あーちゃんも居るに決まってるじゃん」
杏「本人が居るだと……?」
未央「茜ちんと可愛いよね話で盛り上がるとあーちゃんがあわあわするの可愛いんだよ」
李衣菜「お、おう」
未央「あーちゃんはさぁ、自分が天使だっていう自覚がないんだよね……多分天から落りてくるときに忘れちゃったんだと思うんだよね……」
杏「なにいってだこいつ」
李衣菜「無難に気持ち悪い」
未央「私には見えるよ天使の羽が」
李衣菜「その天使がお姉ちゃんって呼んで欲しがってるけど」
未央「恐れ多い」
杏「真剣な目になるな」
李衣菜「あっ」
杏「なしたの」
李衣菜「打ち合わせで思い出した」
未央「あーちゃんを崇める会に入る?」
李衣菜「違う。プロデューサーと打ち合わせ」
未央「あ゙っ」
李衣菜「このままだとプロデューサーを女子力高いカフェに一人で放置することになってしまう」
杏「あの熊系Pをか……」
未央「パンケーキとか好きじゃん、大丈夫でしょ……じゃなくて単純に待たせるのが駄目だよ」
李衣菜「そうだよ急げ急げ」
杏「いってらっしゃい~」フリフリ
李衣菜「杏ちゃんも行くの!」
杏「えー、奢ってよ?」
李衣菜「たかるならプロデューサーにたかって」
未央「時間ないよ!」
杏「しょうがないなぁ……」
李衣菜「マッハで急ごう」
未央「GoGoGo!」
バタン
という訳で今回はおしまい。
前回は→ 杏「ロックとスターとファミレスにて」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1463741980/)
直近は→ ありす「帰ってきたふわふわとてんさいのゆめ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1466261937/)
読んでくれた方ありがとうございます。次もよろしくお願いします。
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