那珂ちゃんマネージャーとしても頑張ります! (29)

提督「呼ばれた者は全員集まったか」

提督「では、新任務を発表する」

提督「本日をもって、君たちにアイドル活動任務専任を命じる!!」

那珂「いやったぁーーー!!!」

ついに来た

那珂ちゃんの夢が叶うときが来た

本物の…アイドル!!


提督「那珂はマネージャーだけどな」

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マネー…ジャー?

提督「他のメンツを見て察しろ」

木曾 天龍 嵐 初月 加古(改二) 那智

うん。なんかイケメン揃い
これって まさか…

提督「アイドルはアイドルでも男向けじゃない」

提督「女性向けユニットな」

提督「鎮守府内の士気高翌揚と新艦娘募集のための活動だから」

その日からマネージャーとしての仕事が始まりました

主な仕事はスケジュール管理

あとはモチベーションの上がらないアイドルたちの士気高翌揚も

……一番モチベーションが上がらないのは那珂ちゃんなんだけどなぁ

木曾「ちっ、最近出番がないと思ったがまさか戦場を外されるとは」

クール系と見せかけて実は面倒見の良いというあざと系イケメンが愚痴を垂れる。

すると答えるのはヤンチャ系イケメン

天龍「まったくだぜ オレがアイドル? はっ。笑わせてくれる」

嵐「でも結構似合ってるっスよ? その衣装」

初月「僕は与えられた仕事をやるだけだよ」

それに反応するのもイケメン。後輩型正統派イケメンとクール系イケメンのコンビ  

加古「zzz」

那智「起きろ! まったくこの怠けものが」

サボって寝ているのも怠惰系イケメン

注意するのは貴族系イケメン

なんというイケメンパラダイス
でも全員女

なんだろう 誰得なの?

そんな彼女たちの初日の舞台 それは… 路上でのゲリラライブだった…




提督「全員が今後のアイドル活動を拒否?」

那珂「初日に警察にしょっぴかれたのがショックだったみたいねー」

那珂「5人は一晩留置所と説教でやってられんと 木曾さんは前科あった関係でまだ釈放されてないよ」

那珂「正直那珂ちゃんもやってられなーい」

初日 本番の前の度胸付けだ という提督アイディアのもと無許可で路上ライブ

結果 ☆6人全員逮捕☆

那珂ちゃんは逃げなれてるからセーフ♪

翌日からアイドル活動とか以前の問題

レッスンに出てくれるよう各人の説得が始まりました
パワポケの仲間集めみたい……

提督「本番のライブは来週 会場は予約。チケット売りさばき済!!
    頼む、メンバーを連れ戻さないと俺は…俺は…」

那珂「はーい」


**********

天龍「オレはもうあんなしょーもないことは嫌だ 戦いこそが生きざまよ!」

天龍「どうしても協力してほしいっていうならそうだな。ヲ級を30匹も狩ってみせてもらおうかねぇ」

~3時間後~

那珂「ほい」

天龍「……えっ」

那珂←改二 レベル90代

天龍←先に川内長良型がドロップして冷や飯食ってたパターン

那珂:余裕でした

天龍:尊敬の眼差し

天龍「…おまえみたいなやつは初めてだ」

天龍「お供します」

那珂「あー うん」(興味0)


**********

嵐「あ、あの川内さんの妹さんっだったんスか!?」

嵐「は~ そういえば那珂って聞いたことある名前だと いや、外見と結びつかなく」

嵐「へぇ。姉さんにはお世話になりまして」

嵐「この嵐 姉さんの身内とあれば粉骨砕身 どんな戦場でも」

嵐「って またあの歌と踊り? 俺じゃなくのわっちとか不知火姉のほうが優雅でイケメンだと…」

嵐「マジっすか― アイドルとかガラじゃねーわー なに? 最近は農耕系現場系アイドルがウケてる?」

嵐「世も末だなぁー……」

**********

初月「…あのあいどる?とやらの活動に参加することで僕にどのようなめりっとが?」

初月「僕はな、戦いに身を捧げる覚悟で……なんだそれは しゅーくりうむ?」

初月:モグモグ

初月「この濃厚な甘み…まったりとしていてなおかつ刺激的な…」

初月「らめぇ… こんなの卑怯だよぉ…」

初月「わかった これを貰えるなら僕は君の犬になろう …姉さん達には内緒にしてくれ」

初月「わんわん」

**********

加古「zzz」

ヘッドホン装着…っと

 
「あなたは川内型4番艦 那珂ちゃんの妹 姉には服従 あなたは川内型4番艦 那珂ちゃんの妹 姉には服従 
 あなたは川内型4番艦 那珂ちゃんの妹 姉には服従 あなたは川内型4番艦 那珂ちゃんの妹 姉には服従

 あなたは川内型4番艦 那珂ちゃんの妹 姉には服従 あなたは川内型4番艦 那珂ちゃんの妹 姉には服従
 あなたは川内型4番艦 那珂ちゃんの妹 姉には服従 あなたは川内型4番艦 那珂ちゃんの妹 姉には服従
 あなたは川内型4番艦 那珂ちゃんの妹 姉には服従 あなたは川内型4番艦 那珂ちゃんの妹 姉には服従
 あなたは川内型4番艦 那珂ちゃんの妹 姉には服従 あなたは川内型4番艦 那珂ちゃんの妹 姉には服従」

**********

那智「ふっ 酒の供給を止めればこの那智が貴様に尻尾を振ると?」




那智「はい、そのとおりでございます 加古もきっとその手段で平伏すると」

那智「……洗脳済み? ひ、卑猥な方向か?」

**********

那珂「というわけで5人は連れ戻したけど木曾さんは起訴されたのでまだ拘置所だよ」

提督「……那珂さんマジ有能」

提督「てかそこすんなり終わらせちゃうんだ」

那珂「まぁ仲間集め長々とやるのも面倒だしね」

提督「そっか… で、レッスンは」

那珂「教官を雇って全員みっちり 全員身体能力高いから一週間で形にはなる」

提督「歌とか」

那珂「ボイトレ開始済 ダンスしながらの歌唱を訓練してるよ」

提督「木曽の穴は…」

那珂「そこはさすがにいいよね? 那珂ちゃんが入って」

提督「イケメン軽巡の欠員なら矢矧に頼もうと…」

那珂「いいよね!?」

提督「もう全部那珂ちゃんに任せとけばいいんじゃないかな…」

那珂「やったぁ♪」


その日からライブまでの一週間 鬼のようなトレーニングが続けられた

舞風「そこで大きくジャンプ&ターン!」

那智「バ、バカ… 毎晩酒飲むような大人が… そんな飛んだり跳ねたりできるか…」ゼーハゼーハー

舞風「足が上がってなーい! もっと動きをスムースに!」

加古「悪うございましたねぇ大雑把で くそー」

那珂「2人の分は那珂ちゃんが踊るからその分歌に専念して!」

那智「いいのか? 悪いな」

加古「お姉ちゃんごめんな」

那智「お姉ちゃん?」

加賀「あめんぼあかいなあいうえお!」

嵐「…いや、あの加賀さん。やめてくださいよ」

加賀「なぜ?」

嵐「加賀さんほどの方が歌の…レッスンだなんて その」

加賀「赤城さんのことを気にしているの? 別にいいのに」

嵐「そういう話じゃなくてですねぇ…」

初月←大きな声をだすのがちょっと恥ずかしい

那珂「2人とも歌苦手なら那珂ちゃんに任せて! ダンスのほうに力入れよっ☆」

嵐「了解っス! 舞、教えてくれ~」

初月「待ってくれ僕も行く …ありがとうな」

うっしっし 誘導完了

歌とダンス両方できないとセンターは無理

どちらも恥ずかしそうにしていた天龍さんには楽器を押し付けてポジション設定済み

これは那珂ちゃんセンター確定だね!


天龍(那珂……あんなに頑張って)

―――――当日


私たちの初ライブは大盛況のまま終わった

ワイヤーでステージ上を飛び回る私たちに観客も大熱狂

銀テープや花束が投げ込まれ

那智さんの投げキッスシーンでは失神者まで(妙高)

一晩にして私たちはトップアイドルになった……

提督「いやー、いいライブだった 感動した」

楽屋では提督が私たち6人を迎えてくれる

提督「加古と那智があんな歌上手いとは思わなかったよ 嵐と初月もダンスキレッキレ」

提督「天龍の絶対小指を使わないギターソロもよかったし、那珂はまさに城島的活躍だった」

提督「これから毎月コンサートを開こう。グッズも売ろう。握手会でボロ儲けだ」

加古「ふっふーん 見直したか♪」

提督「ああ、一時はどうなることかと思っていたがな」

提督「やっぱおっぱいのついたイケメンというコンセプトは間違えなかった」

提督「そんな君たちに祝福を告げたい人が」

ガチャ

木曾「よっ」

出てきたのは今日シャバに出てきた木曾さん
提督が姉達と提督が身元引受人になった様子

天龍「おお 釈放されたんかお前!」

那智「これで7人グループだな」

加古「歌う方? 踊る方? どっちがいい?」

木曾「いや、保釈でさ。裁判これからなんだよ… 執行猶予中だった…んでな」

木曾「だからメンバーには多分戻れない」

執行猶予中のアイドルとかねーわ

提督「木曽の穴は那珂がちゃんと埋めてくれてるぞ」

木曾「そうだな」

木曾「ところで那珂。面会とか差し入れとか弁護士探しとか…ありがとな」

木曾「本当に感謝してる 俺こんな気持ち初めてなんだよ。留置所の中でお前が面会来るたび天使に見えた」

木曾「やっぱりオマエ、かわいいな」

木曾「釈放されたら…俺と」

木曾「…いや、なんでもねぇ。俺らしくもなかったな」


わぁ イケメン(女)が少女漫画の男みたいなこと言いだしたー

リアクションに困ったけれどまぁとりあえず

「ありがとー」

那珂ちゃん営業スマイル☆


天龍「ちょっと待てよ」

天龍「オレ以外の女の前でそんな顔しないでくんねーかな」

天龍「おかしいと思うかもしれないけど…オレおまえのことが頭から離れない」

天龍「お前はお人好しだからオレがそばについててやらねーと心配でたまんねーんだよ」

は?

なに壁ドンしてんのこの人

那智「おい、何を抜けがけしている 今回那珂に世話になったのはお前だけではないだろう?」

那智「私だってな お前が誰かと話してるの。見るのが嫌だったんだ」

だから何言ってんのこのイケメン達?

なんかのギャグ…だよね?

と、オッパイのついてないイケメンに問いかけると

嵐「先輩、俺のこと年下だからってからかわないでください! 」

嵐「あんな優しくされたら…」

嵐「俺だって、女ですよ?」

初月:抱きっ

あ、なんか背後から

初月「ほっとけるわけないだろ キミがボクを変えてくれたんだ」

初月「もう君(がくれるシュークリーム)がないと僕は気が狂ってしまいそうだ」

加古「お姉ちゃん取っちゃいやー」

木曾「ってコラ なんで俺以外の奴と楽しそうに話してんだよ!」

天龍「ほら、こっちこい 抵抗しろ! ったく、わかってんのかよ おまえも女ならちっとは自覚しろ!」


……理解がおいつかないんだけど


提督「…愛とは性別の壁に縛られないこと。私は改めて学習させていただきました」

那珂「なに〆に入ってるの!?」

那珂「これちょっと…那珂ちゃんどうすれば?」

提督「アイドル達がアイドルと崇める少女」

提督「そう つまり那珂ちゃんこそベストアイドルだったんだ…」

那珂「だから締めないでってばー!!」


おわり

本当は那珂ちゃん主役の乙女ゲー系百合ものを書こうとしていたが
途中、参考にゲーム画像をググったところ爆笑
どのセリフもネタにしか見えなってしまい

乙女ゲー手出してしまおうかな…
昔見た12人の義理兄や弟ができるアニメすげー面白かったし

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