愉悦提督と愉快な艦娘たち (259)


きっとほのぼの

きっとカオス

キャラ崩壊などありますので注意

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1466264584

改二違い


天龍「ったく…急に呼び出しとかなんだよ…。」


天龍「ちーっす、提督。天龍様のお出ましだぞー。」


提督「…来たか天龍。」


天龍「おう、で?要件ってのは?」


提督「喜べ天龍…お前の願いはようやく叶う。」


天龍「願い…?……まさか!?」


提督「そうだ…改二だ!!」


天龍「ほ、本当か!?」


提督「ああ…。」


天龍「映画出演も決まって…これからは俺の時代だーっ!!笑いが止まらねーぜ!はーっはっはっは!!」






提督「…江風の改二が実装された。なので、改装後はとりあえず遠征部隊で面倒を見てくれ。」


天龍「はーっはっはっは…は?」


提督「誰もお前の改二が実装されたなどとは言っていないぞ?」


天龍「」


提督「どうした、笑えよ天龍。」


天龍「…ま」


天龍「まろーん…。」


提督「0点だ。罰として比叡カレーの刑だ。」


天龍「ちっくしょおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

こんなよくあるネタばかりだけどのんびり書き溜めてのんびり書いていきます。

今日はもう寝るのでこれにて…

麻婆事件


提督「ほう?春雨の作る麻婆が美味いと?」


赤城「ええ…絶品でしたとも。」


提督「ならば私が食べないわけにもいくまい。」スクッ


春雨「え?私の麻婆が食べたいんですか?いいですよ!」


提督「フフッ…私は麻婆豆腐には目がないからな…楽しみだ。」


春雨「はい、できました!麻婆『春雨』です!」


提督「なん…だと…?」


春雨「さあ、出来立てを召し上がってください!」


提督「う、うむ…。」


提督「…。」モグモグ


春雨「お、お味はいかがでしょうか…?」


提督「美味い…が、足りない。」


春雨「え?」


提督「何故豆腐ではなく春雨なのだ…そしてなによりも!!辛さが足りない!!」ガタッ


春雨「か、辛さ!?」


提督「お前に足りないものは!それは!情熱・思想・理念・頭脳・愉悦・外道さ・狡猾さ!そして!なによりも…!!辛さが足りない!!」ビシッ


春雨「に、二回も言わなくていいです…。」


提督「何故春雨なのだ!?麻婆と言ったら普通麻婆豆腐だろう!?」


春雨「だ、だって名前の通り春雨ですから一緒に覚えてもらえると思って…。」


提督「そうか、ならば名前を変えればいいのだな?」


春雨「し、司令官?」


提督「もしもし、大本営か?とある艦娘の名前の改名をしたいのだが。」


春雨「ちょっ、待っ」


提督「駆逐艦春雨の名前を『豆腐』にしてくれ。」


春雨「やめろおおおおおおおおおおおお!!」


提督「喜べ春雨…いや、豆腐よ。君の名前の変更が受理された。」ニヤッ


春雨「そ、そんなバカな!?」


提督「SSの名前も豆腐にしなければな。」


豆腐(春雨)「そんなメタいこと言わないでください!!そしてやめて!!」


提督「これでお前は麻婆豆腐を作らざるを得なくなったわけだ!ふっはっはっはっは!!」


豆腐「そんな…酷い…。」


提督「さあ、改めて私に麻婆を作るがいい。豆腐よ。」


豆腐「」カチン


バッシャア!


提督「…」ポタポタ


豆腐「お断りです…!そんなに麻婆が好きなら浴びてればいいじゃないですか!麻婆春雨ですけど!!」


豆腐「司令官のバカ!もう知りません!!」


提督「…ふむ、やはり麻婆はいいものだ…。」


提督「…ふふっ。いいことを思いついてしまったぞ。」ピーン

電「早さは力なのです」

島風「二分四十一秒……また四秒、世界を縮めた………」

大淀「監視カメラに写らず資金を持ち出す…ま、出来るのは私くらいですね」


翌日

豆腐「遠征も終わったし、シャワーで汗を流してからのんびりしようかしら。」


豆腐「ふんふんふふ~ん♪」ヌギヌギ




提督「ヤツがシャワールームに入った時、すべてが始まる…ふふふ。」


豆腐「らんららら~ん♪」ガラッ


バッシャアアアア!!


豆腐「…あっづうううううううううううううう!!!!?」


豆腐「あづいあづい!!なにこれ!?」


提督「タライ落としならぬ熱々の麻婆あんかけ落とし…これで生きた麻婆豆腐の完成だ!!あっはっはっはっは!!」


提督「お前に麻婆をぶっかけられた時に閃いたのだ!豆腐に麻婆をぶっかければ麻婆豆腐になるとなぁ!!」


豆腐「し、司令官!?よくも!!」


提督「ふふふ…食うか、長門?」


長門「もちろんだ!!」ドーン


豆腐「ひいっ!?長門さん!?」


長門「安心しろはるさ…いや、豆腐…名前の通り、崩れないように優しくしてやる…。」


豆腐「いやあああああ!助けてえええええ!!」


長門「いただきます!…ぎにゃああああああああ!?辛いいいいいいいいいいいいいい!?」ビクンビクン!


豆腐「え?…うわっ!?ホントに辛ッ!ゲッホゲッホ!!」


提督「これぞ愉悦!ふははははは!!!」


豆腐「麻婆豆腐作りますから助けてええええええ!!」


この後、豆腐の名前は無事春雨に戻ったという。


後日

提督「うむ、他人の不幸で麻婆が美味い。」ムシャムシャ


春雨「そうですか…。」


赤城「間違ってもその激辛麻婆私には食べさせないでくださいね?」


提督「…食うか?」


赤城「いらないって言ったばかりなんですが…。」

麻婆事件終

さあ、書き溜めに戻ろう

この艦娘でこんなのが見たいとかあれば参考に書くかもしれない…。


愉悦治療


島風「ううっ…転んで怪我しちゃったよぉ…。」


天龍「ほら泣くな、医務室連れて行ってやるから。」


天龍「ちーっす、誰かいるかー?」ガラガラガラ


提督「いらっしゃいませ。」


天龍「他を当たろう。」クルッ


提督「冗談だ。私は別件でここに来たのだ。」


天龍「別件?」


響「おや、島風が怪我をしているようだね?」


電「それは大変なのです!すぐに手当てをするのです!!」


天龍「おっ?今月は二人が医務室担当か?」


提督「この二人は今日が医務室を担当するのが初めてだからな。説明をしてやっていたところだ。」


天龍「ふーん、まあそれよりこっちを頼む。島風がスッ転んで怪我してな。」


島風「ううっ…。」


提督「なるほど、では響、電、さっき教えたとおりにやるのだぞ?」


電「なのです!」


響「任せてくれ司令官。じゃあ、早速そこに座ってくれ。」


電「これは膝を思いっきり擦りむいてるのです!」


響「ハラショー、こいつはスゴイ。」


島風「そ、そんなにジロジロ見なくていいから早く治療してー!」


電「了解なのです!まずは消毒なのです!!」







電「傷口に塩を塗りたくるのです!!」ガッシガッシ




島風「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!?」






天龍「な、なにやってんだ!?」


電「はわわ!?間違ったのですか!?」


響「電、違うよ。塩を塗りこむんじゃない。」


天龍「お、おう、そうだな。」







響「こうしてウォッカを傷口に注いで消毒するんだ。」




島風「ぎゃああああああああああああああああ!!!」





天龍「島風えええええ!?おい、お前ら全然違うじゃねえか!?傷口にウォッカなんて何考えてやがる!?」


響「エタノールもアルコールもきっと似たようなものだし大して変わらないさ。多分。」


天龍「アホか!?」


電「消毒が終わったら次は血が固まりやすくなるように傷口を思いっきり叩くのです!」


天龍「そんな治療法ねーよ!?」


電「電の本気を見るのです!!」バチーン!


島風「あんぎゃあああああああああ!!」


響「ハラショー、こいつはいい悲鳴だ。」


天龍「お前らわざとやってるだろ!?」


電「そんなことないのです!」


響「ああ、これでも真剣だよ。」


天龍「ほ、本当か…?」


島風「あがっ…い、いだい…。」


電「はわわ、島風ちゃん辛そうなのです…今楽にしてあげるのです。」


天龍「なんだか別のニュアンスに聞こえるんだが!?」


響「ああ、この注射を打てば楽になれるさ。」スッ


天龍「それはアウトだろっ!!」


響「HA☆NA☆SE!」


天龍「そんな見るからにヤバそうなもの打たせられるかっての!!」


電「島風ちゃん、注射するのですよ~。」スッ


天龍「なっ!?もう一本!?」


響「何時注射を私しか持っていないと言った?」


プスリ


島風「うああああああああああああああああ!?」ガクガク


天龍「島風!!お前らよくも…!!」


電「これで終わりなのです!」


島風「…あれっ?怪我が治ってる?」


天龍「…は?」


響「あの注射は高速修復剤だからね。」


提督「うむ、見事な治療だったぞ二人とも」なでなで


電「ありがとうなのです!」


響「スパスィーバ、こいつは力を感じる。」


提督「では、今月の医務担当は任せたぞ。」


天龍「ちょっと待て。」


提督「なんだ天龍。島風の治療も無事終わった。何か問題でも?」


天龍「大有りだ!最初っから高速修復剤使えっての!!」


提督「ほう?そう思うなら何故最初に入渠させなかったのだ?その方が確実だったというのに。」


天龍「そ、それは…」


提督「入渠させるほどの怪我ではないと判断してここに連れてきたのだろう?それでなぜ私と響、電が責められるのだ?」


天龍「…。」


提督「島風があのような目に遭った理由はお前が原因だ。お前が最初から入居ドッグに連れて行けばこのようなことにはならなかったのだ。」


天龍「…。」


提督「…それと、最初から高速修復剤を使わなかったのには二つ理由がある。」


提督「一つは高速修復剤の節約、かすり傷程度の傷で高速修復剤を使うのは効率が悪い。あれは限りのあるものだ。使用は最小限に抑えたい。だからこの医務室があるのだ。」


提督「もう一つは……









単純に怪我人の苦しむ顔が見たかったからだ!!」ダッ


天龍「最後の最後で台無しじゃねーか!!オイコラ待て!!」


島風「おうっ!?」


電「ジャンジャジャーン!今明かされる衝撃の事実なのです!!」ダッ


響「楽しかったよwww君たちとのお医者さんごっこwww」ダッ


提督「はっはっは!!今日の酒は美味くなりそうだ!!」


天龍「ちっくしょおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

前書いたSSのネタを平気で使うスタイル(笑)

第六駆逐隊のイメージ、レディ(笑)暁、愉悦響、オカン雷、塩電になってる私は大丈夫です!(榛名並)

さあ、次はどんな愉悦を描こうか(ゲス顔

おつ
外道提督になりつつあるぞ

>>52 愉悦のためなら仕方ない

仕事で書き溜めできる量が少ないから次の更新は恐らく金曜日あたりになりそう…?

ここで一つ聞きたい…短めに話を作ってるつもりだけどもう少し長くていいか、それともこれぐらいが丁度良いか…


暁「司令官、レディってどうすればなれるの?」


提督「ほう?レディになりたいのか。だが君はもう十分なレディだと思うのだが?」


暁「あ、ありがとう…。」///


提督(チョロいな。だが待てよ…。)


提督「暁よ、お前はもう十分なレディだ。だが…さらにその上の高みへと行きたくはないか?」


暁「え!?何それ教えて司令官!!」


提督「それはだな…。」(ゲス顔)




暁「さあ、寝る時間ね!早速今日から始めるわ!!」


響「暁、どうしたんだコーヒーなんて用意して。」


暁「真のレディは寝る前にコーヒーを飲むのよ!司令官が言ってたの!!」


響「へぇ…そもそもコーヒーを飲めるのかい?」


暁「当り前よ!…にぎゃい!!」


響「ブラックはキツイだろう…。」


夜中


暁「…。」


暁「どうしよう、全然眠れないわ…!」ギンギン


翌日

暁「…。」ボーッ


提督「どうした暁、眠そうだが?」


暁「ほえ!?そ、そんなことないわ!」


提督「ならよいのだが。そういえば、ケーキをいただいたのだが…食うか?」


暁「え?いいの!?」


提督「ああ、私は甘いものはどちらかというと苦手でね…。」


暁「あ、ありがとう司令官!」


提督「そうだ、コーヒーはいかがかな?レディはケーキと共にコーヒーをいただくものだ。」


暁「へ?そうなの?金剛さんがケーキには紅茶って…。」


提督「あれはただの紅茶の妖怪だ。あれをレディとは言わぬ。」


暁「妖怪…。」


提督「さあ、淹れたてのコーヒーと共に召し上がれ…。」


暁「いただきます!…やっぱり苦いわ…。」


提督「それが大人の味というやつだ。」フッ


暁「司令官、ケーキご馳走様!美味しかったわ!」


提督「うむ。また食べに来るがいい。ケーキがあれば、だが。」


暁「私、そんな現金な人じゃないわよ!?」


提督「フッ、冗談だ。」


響「司令官。」


提督「響か。何の用だ?」


響「暁で遊び始めただろう?」


提督「ほう、気づいたか。」


響「普段飲まないコーヒーをいきなり飲み始めたら誰かが入れ知恵したに違いないって思うさ。」


響「司令官も人が悪いよ。この前島風であんなに楽しいことを教えてくれたのに今度は参加させてくれないなんてさ。」


提督「…お前も目覚めたのだな。愉悦に。」


響「…ああ、他人の不幸は蜜の味とはよく言ったものだよ。今ならあの激辛麻婆の美味さも分かるかもしれない。」


提督「…食うか?」スッ


響「遠慮しておくよ。でも、この蜜はいただくよ。」


響が仲間になった!


響「後電も誘っておくよ。」


提督「実の姉に容赦ないな。」


響「司令官ほどじゃあないさ。」


電も仲間になった!

少なくてすまないが今日はここまでなんだ

すまないな、仕事が忙しくて…

ちょっとずつ長めにしようとしたりと画策中だけど、長くし過ぎると収集つかなくなるから難しいところ…


そして、その日から響、電による下準備が始まった


電「暁ちゃん、これどうぞなのです!」


暁「あら、これ何?モン○ターエナジー?」


電「最近暁ちゃん疲れてるみたいだから疲れに効くジュース(?)を買ってみたのです!」


暁「電…ありがとうね!」


電「妹として当然なのです!」(計画通り…)


また別の日


響「暁、最近眠そうだけど大丈夫かい?」


暁「う、うん平気よ!」


響「ならいいんだけど…。そういえば、今日の夜川内さんが夜戦の講習をするって言ってるんだけど、行かないかい?」


暁「夜戦の講習?確かに私も改二になって探照灯を持つようになったし…。」


響「夜戦バカだと言われてるけど実際夜戦の知識は豊富だし聞いておいて損はないと思うんだ。」


暁「そうね、じゃあ私も参加するわ!」


川内「で、探照灯については神通に説明してもらおうかな?」


神通「え?説明も何も探照灯を点けて殴りこむだけですが…。」


響「ハラショー、素晴らしいほどの脳筋だね。」


暁「これがレディ…?」


そして、一週間後



暁「さあ寝る前にコーヒーを淹れないと!」


響「暁、ブラックのままで飲むのは流石にキツイだろう?」


暁「そ、そんなことないわよ!一人前のレディならコーヒーはブラックなのよ!」


響「そうか、ならこのミルクはいらないんだね。仕方ないから捨てておくよ。」


暁「ちょ、ちょっとまって!!」


響「なんだい暁?」


暁「す、捨てるのがもったいないから私が使ってあげるわ!」


響「フッ…暁も素直じゃないんだから…。」


暁「うん!美味しくなったわ!ブラックの時より飲みやすい!!」


響「ハラショー、喜んでもらってなによりだ。(計画通り…)」


暁「…今日も目がさえて眠れないわ。」


暁「それにおトイレに行きたくなっちゃうなんて…。」


雷「んん…暁、まだ起きてるの…?」


暁「なんだか眠れないの…。」


雷「夜更かしは美容の敵よ…。」


暁「ねえ、雷起きたなら一緒に…『雷ちゃん…おトイレ。』


雷「ん?電どうしたの?」


電「おトイレ…着いて来てほしいのです…ふあぁ…。」


雷「しょうがないわね…一緒に行くわよ…。」


暁「あ…私も一緒に…!」


雷「ダメよ。最近寝てないんだから寝ないと。」


暁「あ…うぅ…。」


電「も、漏れちゃうのです…!」モジモジ


雷「それは大変だわ!急がないと…それにしても眠いわ…。」


暁「ど、どうしよう…このままじゃ漏れちゃう…!!」


暁「響には悪いけど起こして一緒に…。」


暁「い、いない!?どうして!?」


提督私室


響「ワインも美味しいんだね司令官。」クイッ


提督「フフッ…だろう?だがこれから更に美味くなるぞ?」


赤城「ええ、勝利の美酒ほど美味しいものはありませんからね。」


提督「これを始めて約一週間…長いようで短かったな。」


響「今頃はミルクに混ぜた利尿剤が効いてトイレに行きたくなる頃だね。電に頃合いを見て雷を連れて部屋を離れてって伝えてあるから部屋には一人ぼっちさ。」


提督「フッフッフ。暗闇が怖いとは可愛いヤツだ。」


赤城「酷い人たちですね。まあ、他人のことは言えませんけど。」


三人「はっはっは!!」


提督「さて、この後どう動くか楽しみだな。」


暁「ううっ…仕方ないわ…一人でおトイレに行くしかないわ…。」


カツーンカツーン


暁「ううっ…どうして夜はこんなに暗いのよ…。」


暁「探照灯持ってきてよかったわ…。」ピカーッ


提督「一人でトイレに向かったようだな。」


響「ああそのようだ。」


提督「赤城。」


赤城「任せてください提督…。」バシュッ


暁「ここを曲がったらおトイレね…。」


ブーン…


暁「…何この音?」


ブーン…


暁「音がだんだん近づいてる…!?」


ブーン…!


暁「な、なんなの!?」


暁は恐る恐る後ろを振り返る…するとそこには!



島風「」血塗れ白目



暁「ほびゃああああああああああああああああ!!?お、おばけええええええええええええええ!!!」ビクーン!


暁「いやああああああああああああ!!」ダッシュ


提督「ほう、島風を使ったのか。」


響「ああ、廊下を全力で走ってたから足を引っ掛けてみたら見事にスッ転んで壁に頭ぶつけて気絶したから丁度いいと思って。」


響「ちゃんとそれっぽく見えるようにメイクもしてみたんだ。効果は抜群みたいだね。」


赤城「本当は早霜さん辺りを艦載機にくくりつけてあげたかったんですけど、残念ながらこの鎮守府にはいませんからね。」


提督「さて、自分からトイレを遠ざかったが…おっと、どうやら先程の悲鳴を聞いて駆け付けた艦娘がいるようだな…。」ニヤッ


暁「ぴゃあああああああ!!」ドタドタ!


??「きゃあ!!」ドン!


暁「きゃあ!痛たたた…ごめんなさ…」


龍田「あら~暁ちゃん、こんな夜中にどうしたの~?」


暁「ひぃっ!?た、龍田さんか…びっくりしたわ…。」


龍田「そんなに驚いて何かあったのかしら~?」


暁「さ、さっきあそこに島風に似たオバケが!!」


龍田「オバケ?…ふーん、そうなの…。」


提督「まずいな。」


響「ああ、龍田さんはまずいね。」


赤城「龍田さん相手なら恐れる必要はないと思うんですが?」


響「何を言ってるんだい?」


赤城「は?」


響「龍田さんは最悪闇討ちでどうにかできるだろう?」


提督「そう、我々がまずい状況にあるのはこのままだと暁が龍田に普通にトイレに連れて行かれてしまうということだ。」


響「せっかくのワインがまずくなる。」


提督「せめて、天龍あたりなら一緒に面白いものが見られたというのに…。」


提督「そう、我々が見たいのは暁がレディからお子様になる瞬間だ。このままだと下準備のコーヒーとモン○ナと利尿剤の意味がなくなる。」


赤城「なるほど、それは確かにまずいですね。」


提督「よって、計画をプランFへと移行する。ワインの味がすぐに楽しめないのは残念だが致し方あるまい。行くぞ響。」


響「さて、やりますか。」


赤城「ご検討をお祈りしています。」

とりあえずここまで

続きはきっと明日…

ちょっと長くし過ぎた感があるから次は短めで行こうと思う


龍田「おトイレまでついて行ってあげるから大丈夫よ~?」


暁「ううっ…龍田さんごめんなさい…。」


龍田「フフッ、オバケが出でもきっと天龍ちゃんの方が怖いわよ~?」


暁「いや、それはないと思うわ。」キッパリ


提督「こんな夜中に大声が聞こえ何事かと思えば…お前の声だったか暁。」


龍田「あら提督こんばんわ~。」


暁「司令官、こんばんわ。」


響「おや、暁。まだ寝ていなかったのかい?」


暁「響!?あなた一体何処に行ってたのよ!?」


提督「響には次回の作戦について相談に乗ってもらっていたのだ。」


龍田「作戦…ねぇ。」


提督「丁度良い、本来なら明日お前に話そうと思っていたのだが起きているなら今話そう。」


暁「へ?し、司令官その前に…」


提督「昨日の遠征の報告だが、間違っている箇所が酷く多かった。ましてや回収資源の数量すら間違っているとなると後に数が合わず問題になるだろう。」


提督「最近昼間眠そうにしているという話は聞いている。それが夜更かしによるものならば見過ごすことは出来んな。」


提督「真のレディとやらを目指すのならばまずは自己管理、普段の出撃などに…」


暁「……!!」モジモジ


暁(ああ…!も、漏れちゃう!)


提督「…聞いているのか暁?」


暁「し、司令官、その、おトイレに…!」モジモジ


提督「ん?」


龍田「ごめんなさい提督?暁ちゃんはさっきからおトイレを我慢しているから先に行かせてあげてからもう一度話してあげてくれないかしら~?」


提督「ふむ、そうだったのか。これは失礼した、先にトイレに行くがいい。その後改めて話の続きをしよう。」


暁「あ、ありがとう龍田さん!」ダッ


提督(…さあ、トイレに着いた瞬間、お前には絶望が待っているぞ暁!)


暁「い、急がないと漏れちゃう!!」タッタッタ


暁「着いた!これで尿意ともお別れ…」ゴン!


暁「きゃあ!何かに蹴躓いた…!?」


島風「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛……いだいよ……。」ズリズリ


暁「ヒッ…!」








暁「きゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」






別室

赤城「心地良い悲鳴ですねぇ…お酒がおいしい♪」


龍田「どうしたの暁ちゃん!?」ダッ


暁「うえええええええん!!怖いよおおおお!!」ビシャア


島風「」チーン


龍田「なあに…この状況…。」

漏らシチュ好きな人て、漏らすまでの過程と漏らす瞬間と漏らしてる最中と漏らし切った後の絶望感、どれに興奮するの?


響「どうして島風がここで倒れてるんだろうね?」シレッ


提督「何かと思えば…島風が何故か倒れていて、暁はそれに驚いて…漏らしてしまったということか。」ゲス顔


暁「うええええええええん!!言わないでよおおおおおおおお!!」


提督(これだ…私が求めていたものは…!!)


響(自分の姉が、普段強がってばかりの暁が醜態をさらして泣いている!)


提督・響(これぞ愉悦!!)


提督「龍田、お前は島風を医務室に運んでくれ。私と響は後処理をする。」


龍田「分かったわ~。でも提督分かっているでしょうけど…?」


提督「ああ、勿論だとも。この事は他言無用だ。」


響「私は着替えを持ってくるよ。」


提督「では私は床の掃除だな。」


暁「ごめんなさい!ごめんなさいいいいいいい!!」


提督「気にするな。引き留めてしまった私にも責任がある。」


暁「司令官…。」グスッ


提督(さて、次はどんなことをしてやろうか…。)


この一件の後、寝る前に飲み物を飲むのをやめた暁は寝不足に陥ることはなかった。


しかし、夜中にひとりでトイレに行くことは出来なくなったという…。


なお島風は翌日無事意識を取り戻したものの何も覚えていなかったというが、響を見ると怯えるようになったという。


電「電の出番が少ないのです!!」ぷんすか!


提督「お前は前作で頑張りすぎたからお休みだ。」

>>97 個人的には漏らしきった後の絶望感が好きなんや

暁編はここで終了

またその内書き溜め終えたら投下しますん


提督「さて、昼だ。今日は金曜日…カレーの日か。」


赤城「また激辛カレーですか?」


提督「無論そのつもりだ。流石に毎日同じものでは飽きてしまう。物事には変化が必要なのだ。」


提督「仮に、私が毎日麻婆を食べていたとしよう。だが毎日同じものを食べていれば流石に飽きる。」


提督「だが、合間合間に別のものを挟むことにより飽きはなくなる。今日のカレーはそれにうってつけだ。」


赤城「一応聞きますが昨日の昼は何を食べましたか?」


提督「麻婆豆腐だ。」


赤城「一昨日は?」


提督「麻婆ラーメンだ。」


赤城「その前は?」


提督「麻婆春雨だ。」


赤城「結局麻婆じゃないですか!?」


提督「何を言うか!麻婆であっても全て別の食べ物だ!!」


赤城「屁理屈です!!そもそも麻婆春雨食べてるじゃないですか!!この前、春雨ちゃんに文句言いまくって名前まで変えさせて麻婆豆腐作らせたのに!!」


提督「あの時の私の気分は麻婆豆腐だったのだ!!」


赤城「わがままか!?」


提督「今日は激辛麻婆カレーの予定だ。」


赤城「たまには麻婆から離れなさい!!」


提督「麻婆とは私の人生そのものだ!辛さこそ至高なのだ!!」


赤城「あーはいはい、分かりました。そんなことよりさっさとご飯に…。」ピタッ


提督「どうした赤城、突然固まって…!!」ピタッ


比叡「今日のカレーは私の自信作ですよー!!」


赤城「私、今日はお昼遠慮します。」ダッ


提督「逃がさんぞ。」ガシッ


赤城「うおおおおおおおお!!離せえええええええ!!今日は明石製胃薬を持っていないんだああああああああ!!!」ジタバタ


提督「私がこの鎮守府に着任した時に言っただろう?我らの運命は常に共にある、と。」ニッコリ


赤城「おのれおのれおのれおのれおのれおのれええええええええええ!!」ズルズル


比叡「あ、いらっしゃい司令!」


提督「うむ。今日の当番はお前だったのか比叡。」


比叡「いやーそれがですね、今日の炊事当番の電さんが熱を出したらしくて代わりに入って欲しいって言われまして…。」


提督「そうか…電が熱を出したのか。後でお見舞いに行ってやるとしよう。」


赤城「後で火の塊にしてやる…。」ボソッ


比叡「今日は金曜日なのでカレーをたくさん作ったんです!見てください!皆さん涙を流しながら食べてくれて…嬉しいです!!」


天龍「おぐっ…!?ううっ…頑張るんだ俺…!!うっぷ!?」ポロポロ


長門「私は…やった…ぞ。」バタッ


榛名「榛名はだいじょ…うぶぅっ!?」


秋月「おいしいです!」


提督「ちょっとした地獄絵図だな。」ニヤニヤ


赤城「一人だけ平然としてるのが怖いんですけど。」


比叡「カレーの量はどれぐらいにしますか?」


提督「私は中盛りで赤城はアニメ盛りだ。」シレッ


赤城「ちょっ!?提督!?」


比叡「はい!分かりました!気合!入れて!よそいます!!」


提督「さらば赤城…お前のことは忘れない…。」


赤城「その前に深海に沈めてやる…!!」スッ


提督「まあ、待て。案外口に合うかもしれんぞ?」


赤城「そんな無責任な…!!」


比叡「お待たせしました!比叡特製カレーでーす!!」


提督「ほう、変わった色をしているな。」


赤城「ちょっと部屋に明石製胃薬を…!」


提督「逃がす訳なかろう。」ガシッ


赤城「お願いです!見逃して!!」


提督「ダメだ。さあ、観念するのだ。」


赤城「ううっ…。こんなドス黒いナニカを食べなければならないとは…。」


提督「では、いただきます。」パクッ


赤城「いただきます…。」パクッ


比叡「お味はどうですか~?」ニコニコ


赤城「ぶっはあああああああ!?」ドガーン!!


提督「後方に回転しながら吹き飛ぶとは…なんというリアクション!!」


比叡「ひえ~!?大丈夫ですか!?」


赤城「あばっ!?あばば!!」ビクンビクン!


提督「岸に打ち上げられた魚のようだな。」モグモグ


赤城「どうして…提督はなんとも…!?」ビクンビクン


提督「いや、これ以上はキツイ。」


比叡「えっ!?」


提督「ハッキリ言わせてもらおう。比叡、このカレー…凄まじくマズイ!!」


比叡「ひええ!?」


提督「美味さの欠片もなく、コクもない。しかも辛くもないし甘くもない!まるで泥を喰っている気分だ!」


比叡「ひええええええ!?」


天龍「おい提督!そこまで言うことは…!!」


提督「お前は黙ってこれでも食っていろ。」スッ


天龍「もがっ!?なんだこ…れええええええええ!?」ドガーン!


比叡「て、天龍さーん!?」


提督「見ろ!天龍も吹き飛んだぞ!」


天龍「アバーッ!!サヨナラ!!」チュドーン!!


「天龍が死んだ!?」「ドッグに運べ―!!」


提督「そもそもこのカレーの具材はなんだ!?具の影も形もないではないか!!」


比叡「ひええ…とりあえずカレーのレシピのまま作ってそこに足りないな~と思ったものを片っ端から入れただけで…。」


提督「ギルティだ!比叡、お前はしばらく厨房には立たせんぞ!!」


比叡「そ、そんな!!」


提督「この私がミッチリしごいてやる!!」


提督「さて、比叡。私の目の前でこのレシピ通りにカレーを作ってみるがいい。カレールーはこの激辛を使うがいい。」


比叡「は、はい…。えーっとまずは…。」



……


提督「何故鍋にナスや大根を入れようとする?」


比叡「ヒエッ!ダメですか!?」


提督「具は少なめでいいのだ。レシピに従え。」


……


提督「待て!何故ソースや醤油をぶち込もうとする!?」


比叡「カレーにソースや醤油をかける人もいるので最初から入れておけばいいかなって…ダメですか?」


提督「あたりまえだ!!」


……


提督「ハァ…ハァ…すまん、少し席を外す。余計なことはするなよ…。」


比叡「はーい。」


比叡「…このままじゃ普通だよなぁ…。いずれお姉さまにも食べてもらいたいし…。」


比叡「そうだ!これを入れましょう!!きっと美味しくなります!!」ドバドバ!


……


提督「ふむ、とりあえず出来たようだな。」


比叡「ど、どうぞ司令。」


提督「見た目は普通だが…さて?」パクッ


提督「……。」モグモグ


比叡「お味の方は…?」


提督「……!?」


提督「…比叡、お前このカレーに何をした?」ガタッ


比叡「ヒエッ!?ちゃ、ちゃんとレシピ通りに作りましたよ!?司令も見ていたじゃありませんか!!」


提督「ああ、確かに見ていた!!だが何故それでもお前はこんなにまずいカレーを作ることができるのだ!?不思議でならん!!」


比叡「私にも分かりませんよおおおおお!!」


提督「クッ…分からん…なぜこのカレーはこんなに甘ったるいのだ!!」チラッ


カレールー(甘口)<やあ


提督「なっ!?貴様、甘口のカレールーを使ったな!?」


比叡「は、はい!甘口の方が食べやすいかと思って!!」


提督「…だからか。だがこのカレー…甘口の範疇を超えている甘さなのはどういうことだ…。」


比叡「甘さを引き立てるためにバナナとかはちみつとかリンゴを片っ端から入れたんですが…。」


提督「いつの間に…。」


比叡「司令が席を外した時に…。」


提督「迂闊だった…。」ガクッ


提督(比叡はまるで天邪鬼の様だ…。激辛のルーを渡せば激甘のカレーとは到底言えない代物を作ってくる…!!)


提督(…天邪鬼?…もしかしたらこれは利用できるかもしれんな…。)


提督「比叡、お前に新しいレシピを渡す。甘いカレーの作り方だ。」


比叡「甘いカレー?このカレーも甘いですよ?」


提督「いいや、これは甘すぎてまずいのだ。ならばレシピ通りに甘いカレーを作れば美味しく作れるだろう。」


比叡「司令…分かりました!今度こそ!美味しいカレーを作ります!!」


提督(私の感が正しければ…恐らくは。)


比叡「えっと…具は少なめ、醤油とソースもダメ…さっきは甘すぎたって言われたから…。」


……


比叡「出来ました!今度こそ大丈夫です!」


提督「ふむ…では早速。」パクッ


提督「……!?」ブワッ


比叡「し、司令!?どうしましたか!?汗がすごいですよ!?」


提督(な、なんだこの辛さは!?私が普段食べている麻婆の辛さを遥かに超えている!!)


提督(口の中でルーが暴れているようなガツンと来る刺激!!そして、痛み!!辛さが一口で全身を駆け巡り細胞全てを破壊しようとしているようだ!!)モグモグ


比叡「し、司令!目が怖いです!!ひええええええ!!」


提督(…飲み込んでなお、やむことのない辛さ…これをもう一口食べたらどうなるのだ私は…!?)パクッ


提督(なんだと!?今度は美味くなった!?いや、違う!これはあまりの辛さで舌がおかしくなっているのだ!!)


提督(辛さが美味さに変わり、痛みが快感に変わる…言うなれば、このカレーは比叡の隠れた本質そのものとでも言おうか!)


提督「…美味い。美味すぎる!なんだこのカレーは!!」ガツガツ!


比叡「ほ、本当ですか!?」


提督「ああ、これほどまでに美味いカレーには出会ったことがない!!お代わりを頼む!!」


比叡「は、はい!!ありがとうございます!!」ニコッ


提督(どうやら、この比叡は料理に関しては注文した味と真逆になるようだ…。しかし、本人はそのことに気づいてはいない…。)


提督(そして…自分の作ったまずい料理を食べた他の艦娘が我慢して食べるのを見て喜びを感じていた。それはすなわち…愉悦に繋がっていたようだな。)


比叡「お待たせしました!どうぞ司令!!」


提督「ありがとう。比叡…この味を常に出せるのであれば問題あるまい。毎週金曜日のカレーはお前に一任しよう。」


比叡「本当ですか!?ありがとうございます司令!!」ダキッ



翌週より金曜日の食堂は地獄と化した。


提督「最近は金曜日が楽しみで仕方ない。」


赤城「あんな兵器を作らせるとは…あなたは悪魔ですか。」ゾクゾク


提督「悪魔ではなく今は提督だ。」


比叡「あ、司令いらっしゃい!今日もカレー出来てますよ!!」


提督「うむ、大盛りで頼む。赤城はアニm…む?」




電「今日はお弁当を食べるのです!」


響「ハラショー。殺人カレーなんて食べられないからね。」


赤城「…比叡さん。あの二人にカレーアニメ盛りを。勘定はこっちが持ちます。」


比叡「赤城さん…優しいんですね!分かりました!!」


赤城「さようなら、響ちゃん、電ちゃん。」ニコッ


提督「自分のやったことの報いだ。無事に生きて帰れることを願う。」




この後、響と電はこのカレーを食べて一口で意識不明になったとかならなかったとか。

比叡編終了なり

お料理したことないから料理風景おかしいとか思っても温かい目で見逃してほちぃ

次は誰にしようか…


提督「…夏だな。」


響「夏だね。」


提督「夏だからなのか?あんな格好の者が増えるのは。」




夕立「今日は海で遊ぶっぽーい!!」水着


時雨「海で遊ぶ前には準備運動をしないと危ないよ夕立。」水着


天龍「水着!着ずにはいられないッ!!」水着


龍田「今年も暑いわね~。」水着


響「夏にしかできないことさ。司令官はアレを見てどう思うんだい?」


提督「どうとは?」


響「これだけ魅力的な艦娘達が水着になっているんだ。一人ぐらい気になる娘がいるだろう?」


提督「残念だが、私にはそういう気がない。だが…。」


響「だが?」


提督「水着を着ているということは潜水艦と同じ扱いをしてもいいのだろう?」(ゲス顔


響「いいんじゃないかな。水着を着るとはそういうことさ。」


58「艦隊が戻ったでち…提督…少し休ませてほしいでち…。」ボロボロ


19「もう二週間もロクに休んでないの…死んじゃいそうなの…。」ゲッソリ


168「……。」死んだ目


提督「ご苦労だった。では次は…。」


58「お願いでち!少しだけ、少しだけでもお休みを…!!」


提督「各自、部屋へ戻りゆっくり体を休めるがいい。」


168「……え?」


19「今なんて言ったの…?」


提督「ん?聞こえなかったのか?部屋へ戻り体を休めろと言ったのだ。」


58「あ…ありがとうでち!ありがとうでち!」ポロポロ


提督「うむ、明日の昼は私が日頃の労いとしてご馳走してやろう。楽しみにしているがいい。」


響「まさかご馳走してあげると言っただけであんなに泣くなんてね。」


提督「うむ。中々に面白かったな。」


響「でも、潜水艦たちが休んだらオリョクルはどうするんだい?」


提督「さっき言っただろう?水着を着ている艦娘は潜水艦として扱うと…。」


響「流石司令官、発想が違う。」


提督「ふっふっふ。早速準備にかかるとしよう。」

睡魔が襲ってきてるのでここまで。

仕事が地味に忙しいせいで書き溜めもあまりできてない辛み。

扶桑姉妹に水着グラとか嬉しすぎてね、跳んで喜んだら着地ミスって転んだ私を慰めてくれ…

潜水艦休暇決定後

夕立「提督さん、ご用件は早くしてほしいっぽい!」


時雨「こら夕立…ごめんよ提督。夕立は今日これから遊びに行くんだって楽しみにしてるから…。」


提督「気にするな。メンバーが集まり次第すぐ始める。」


時雨「…ところで提督。どうして天龍はそこで体を抱えて縮こまっているんだい?」


龍田「天龍ちゃん…ダイエットしましょ?」


天龍「あんな簡単にデリカシーのない発言しやがって…。」ズーン


提督「うむ、一番最初に来て水着自慢をしてきたからな。腹の肉をつまんで太ったなと言ってやっただけだ。」


時雨「うわ、それは酷いよ提督…。」ニッ


提督「これが愉悦だ。他人のこういった顔を見るのが中々に楽しくてな。」ボソッ


時雨「愉悦…?」


提督「いずれお前にも分かる。」ニッ


曙「失礼するわよクソ提督。」


扶桑「申し訳ありません。遅れました…。」


山城「全く…これから海水浴に姉さまと行くところだったのに…。」


提督「よし、全員集まったようだな。では、お前たちに仕事をくれてやる。」


全員「は?」


提督「今日から一週間潜水艦は休暇を取るためオリョクルをする艦娘がいなくなった。そこでお前たちが代わりにオリョクルをするのだ。」


曙「はあっ!?何言ってるのアンタ!?」


提督「何か問題でも?」


曙「大有りよ!そもそも私たちと潜水艦たちじゃ燃費も違うじゃない!!」


提督「何を言うか。お前たちも潜水艦だろう?だから水着を着ているのだろう?」


龍田「あら~?流石にそれはこじつけだと思うわ?」


提督「水着を着るということは泳ぐ、潜るができるということだ。潜水艦となんら変わらないではないか。」


扶桑「あの…艤装の燃費が違うから資源を増やすことは…。」


提督「私はオリョクルで資源を増やせとは言っていない。オリョクルをして来いと命じたのだ。」


提督「たった一週間、お前たちは何も考えずオリョールへ出撃をすればいいのだ。」


夕立「ちょっと待って欲しいっぽい!夕立たちは今日はお休みだったっぽい!」


提督「当然休日返上だ。諦めろ。」


夕立「ええ~!?そんな酷いっぽい!!」


提督「潜水艦の休みの穴埋めに入れるのがお前たちしかいなかったんだ。仕方あるまい。」


夕立「夕立は…そんなの嫌っぽい!!」ダッ


時雨「夕立!?何処に行くんだ!!」


夕立「意地でも海に遊びに行くっぽい!!夕立は誰にも止められないよぉー!!」


時雨「夕立ー!!…ごめんよ提督。夕立は今日をすごく楽しみにしてたから…。」


提督「うむ、アイツには次回断罪の神父が降臨する予定だから気にするな。」


時雨「断罪の神父?」


提督「こっちの話だ。さて、夕立がいなくなったことでちょうど六人になった。では、任せたぞ。」


曙「はぁ…ちゃんと代休用意しておきなさいよ!クソ提督!!」


提督「案ずるな。それは保証してやる。」


提督「それと、いざとなったら天龍を盾にしろ。そうすればコイツのダイエットにもなるだろう、多分。」


天龍「ちょっ。」


時雨「分かったよ。ガードベントって言えばいいんだね。」


提督「流石は時雨だ。あのセリフも忘れるなよ?」


時雨「勿論さ!!」


天龍「うわあああああああ!龍田あああああああ!助けてくれえええええ!!」


龍田「大丈夫よ~天龍ちゃん。」ヨシヨシ


扶桑「話に入れないわ…。」


山城「不幸だわ…。」



この後、時雨を旗艦に彼女たち六人はオリョクルという名のデイリー、ウィークリー任務の消化に向かった。


オリョクルダイジェスト


天龍「オラァーッ!」ドォン!


ワ級「?」miss!


時雨「君には失望したよ天龍。あんなのに砲撃も当てられないなんて。」


天龍「うっ…。」


時雨「次からはその眼帯を外すことをおすすめするよ。」


天龍「きゃ…キャラを否定された…!!」


天龍「なんで俺だけに資源持たせるんだよ!!」


時雨「提督が言っていたじゃないか。ダイエットしろって。」


天龍「俺はそんなに太ってないぞ!!」


時雨「それは自覚がないだけさ。提督は君のためを思って厳しいことを言ったのにそれに気づかないなんて…がっかりだよ。」


天龍「このやろ…。」


龍田「落ち着いて天龍ちゃん!ケンカはダメよ!」


天龍「ぜってえ痩せてやる…!」


龍田「ル級が時雨ちゃんを狙ってるわ!!」


時雨「了解したよ。」グイッ


天龍「なっ!?おい!!」


ドゴーン!


天龍「ぐああああああ!時雨…お前…!!」大破


時雨「旗艦ガードベント。」


天龍「クソ…俺が…どうして…!」


時雨「僕の近くにいた…君が悪い。」ニヤッ


曙「ひいっ…。」ガクブル


扶桑「山城…時雨ってあんな子だったかしら…!?」


山城「な、何かあったんじゃ…!?」


時雨(なんでだろう…天龍を、あの三人が怯えているのを見て、僕は楽しいと感じてる。)


時雨(…そうか、これが提督の言っていた…愉悦なんだね。)ニヤッ


時雨(今度、このことを提督に話してみよう。それで…)


時雨が愉悦に目覚めました。

私の一件に愉悦を感じてる人がいてなにより(笑)
だがな…私は暁のパンツでは興奮しないんだ
何故なら私はロリコンじゃないからだ!!
え?愉悦に目覚めるメンバーが大体駆逐艦?…君のような勘のいい奴は嫌いだよ…。


翌日昼

58「ほ、本当にご馳走してくれるの?」


提督「無論だ。私の作る中華フルコースを堪能するがいい。」


19「美味しそうなのね!!」


168「全部麻婆料理だけどね…。それに…。」


提督「む?なんだ?」


168「司令官、私たちが燃費がいいから小食だって思い込んでるんだろうけど違うからね?」


提督「そうなのか?」


58「そうでちよ?燃費がいいのは艤装であって食べる量は普通なんでち!」


19「いつもご飯が少なかったから三ヶ月で8キロも減ったの…。」


提督「そうだったか。失礼、知らなかったものでな。追加で何品か作ってくるとしよう。」


168「麻婆以外ね!」


提督「だが断る。」


提督「さあ、品はそろった。存分に食え。」


19「こ、これ本当に全部食べていいのね…?」


提督「ああ、しっかり食え。」


58、19、168「い、いっただっきまーす!!」


提督「麻婆と白米のおかわりもいいぞ!」


19「ほ、ほんとなのね!?おかわりなのー!!」


提督「遠慮するな、今までの分しっかり食え。」


168「この麻婆豆腐…辛いけどやみつきになるわ!!」ガツガツ


19「この麻婆茄子も絶品なの!!」ムシャムシャ


58「美味しい…美味しいよぉ!!」ポロポロ


提督「……。」


提督(本来ならばここで毒ガス訓練というべきなのだろうが。そんなことは出来ん。)


提督(あいつらの顔を見るがいい。口いっぱいに私の作った麻婆を頬張っている。それも心の底から美味そうに食っている。)


提督(たまにはこういう愉悦もいいものだ…。比叡が料理を食べてもらうことで愉悦を感じているのはこういうことなのだな…。)


19「おかわりなの!」


58「ゴーヤもおかわりなの!!」


168「イムヤも!!」


提督「フフッ、慌てるな。まだ沢山あるのだから落ち着いて食うのだ。」



こうして潜水艦たちの幸せな昼食は過ぎて行った…。


響「甘いね提督。もっと容赦なく叩き込まないと。」


提督「ほう?言うではないか響。」


響「当り前さ。前は資源庫いっぱいなのにオリョクルさせたりとかしてたのに急に優しくするなんてどうかしているよ。」


提督「いいや、赤城の資源庫が満タンではなかったのでな。」


提督「そして響。お前は愉悦のなんたるかをまだ理解しきってはいないようだな。」


響「なんだって?」


提督「例えば、あの三人にあのままオリョクルを続けろと言って愉悦を感じるか?」


響「ああ、少なからず感じるね。」


提督「やはり二流だな響。あのまま続けさせてもただ同じ表情、感情が続くだけであろう。」


提督「愉悦とは、変化が必要なのだ。同じ表情ばかりでは面白くない。」


提督「暁におもらしをさせた時…その過程の表情を楽しんだはずだ。普段の顔、コーヒーの苦みに耐える顔、寝不足でボーッとしている顔、恐怖した顔、そして漏らした時の絶望した顔…。」


提督「そう、感情と表情の変化があってこそ面白味が増すのだ。同じゲームをただひたすらに続けてもいずれ飽きる。そういうことなのだ。」


響「…なるほどね。じゃあ提督はあの潜水艦たちをどう落とすんだい?」


提督「今回の休みはアイツらの有給休暇を全て消費させる。」


響「それは酷い。」


提督「何が酷いのだ?休みたいと言ったから有給分休ませてやるのだ。」


響「そもそも有給の存在を彼女たちは知っているのかい?」


提督「さあな。」


この後潜水艦たちは一週間休み、勤務開始と共に有給を失った事実を知り泣いた…。


58「この人でなし!!」


19「鬼!悪魔!」


168「次のお休みはいつなの?司令官。」


提督「うむ、いい子の168だけは5日後半日休ませてやろう。」


168「やったぁ!!」


58「納得いかねえでちいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!」


19「酷いのおおおおおおおおおおお!!!」


提督「安心しろ、その分給料は上げてやる。」


58「休みがなければ使えねぇでち!!」


提督「はっはっは!!退役まで貯金するがいい!!」

間が開いてすまぬい。
次はね、夕立に何かするんだけど、多分勢いで書くからハチャメチャになりそう(小並感
その次は誰に何をしようか…この艦娘で愉悦して欲しいって言うのがあったら書くかもしれない(必ずとは言っていない

乙、>>1の愉悦が再開して何より

>>174の件で瑞核に加賀、龍驤に巨乳娘、阿武隈に北上を利用した愉悦とかどうだろうか?
あと清霜やリベに戦艦をちらつかせて振り回してみたり

まぁそれよりも夕立に仕向ける一流の愉悦が今から楽しみ

>>176 すまんね、最近ネタが思いつかなかったのと仕事が忙しくてなかなか書き溜めできなくてね
その手のよくあるネタでやろうかなとも思ったんだけどもネタが被るからなのか難しいww
清霜はね…ル級と体を入れ替えて仲間同士で戦わせるみたいなのを書いたんだけど、これって愉悦じゃなくてクズだよな…って思ってボツにしたんや。

なお、夕立については前のSSのノリで書くから大分カオスになると思われる。備えよう。


夕立「ぽーいぽーい♪」


夕立「今日も楽しかったっぽい!」


夕立「時雨もオリョクルなんてサボればよかったっぽい!」


??「断罪…。」


夕立「ぽい?」クルッ


夕立は振り返るがそこには誰もいない。


夕立「気のせいっぽい…?」


KABOOOOOOOOOOOOM!!


突如、廊下の壁が爆発!


夕立「な、何!?」


壊れた壁から現れたのは、黒いカソックコートに『麻』『婆』と書かれたマスクを装着した男が立っていた!


??「断罪の神父、麻婆神父参上!」


夕立「ぽいええええ!?神父さん!?神父さんなんで!?」


麻婆神父「仕事をサボったな…若き艦娘よ…。」


夕立「ふ、不審者っぽいー!!誰かー!!」


麻婆神父「悔い改めろオラー!!」バシーン!


夕立「痛いっ!!」


麻婆神父の無慈悲なビンタが夕立の右頬を叩く!痛い!!


麻婆神父「悔い改めろオラー!!」バシーン!


夕立「痛いっ!!」


麻婆神父の無慈悲なビンタが夕立の左頬を叩く!痛い!


なおも麻婆神父のビンタは続く!右!左!右!左!


夕立「ぽいえええええええ!?」


この麻婆神父という男は何者なのか!?


神父なのか!?麻婆職人なのか!?はたまたただの狂人なのか!?


夕立「ひ、酷いっぽい!夕立何も悪いことしてないのに!!」


麻婆神父「悔い改めよ…。」


夕立「ぽいいぃぃ!!」


夕立は麻婆神父があまりにも恐ろしく腰が抜けていた。


麻婆神父が再び手を振り上げる。


麻婆神父「悔い改めろオラーッ!!」ブン!


夕立「ゆ、夕立はお仕事をサボって海に遊びに行きましたあああああ!!ごめんなさいいいいいいいい!!」


夕立は目を瞑る。ビンタの痛みに耐えるためだ。


…が、何も起こらない。恐る恐る夕立は目を開ける。


夕立の目の前に麻婆神父の手が差し出されていた。立ち上がれない夕立を想っての行動。優しみ…。


麻婆神父「すまんな…本当にすまん。懺悔させるにはこうせねばならんのだ…。」


麻婆神父は夕立をギュッと抱きしめる。


夕立「…お、お仕事をサボった夕立がいけなかったっぽい…。だから…」


麻婆神父「…贖罪の時間だ。」


夕立「…ぽい?」


麻婆神父「お前を……













麻婆の国へ連れてゆく。」




麻婆神父は夕立を抱え上げたまま鎮守府のいずこへ去って行った…。



夕立「ぽいえええええええええ!!助けてええええええええええ!!」



夕立の悲痛な叫びは廊下に響き、そして消えた。


気づけば夕立は見知らぬ場所に連れてこられていた。


夕立「な、何するっぽい!?」


ナムサン!なんたることか!夕立は身体をイスに縛り付けられている!!


夕立「う、動けないっぽい…!!」


麻婆神父「…さあ、贖罪の時間だ。」


麻婆神父の手には紅蓮めいた色をした麻婆豆腐!湯気が出て熱々であることは明白だ!


麻婆神父はそれを持ち夕立の周りを歩きはじめる。コワイ!


夕立「ゆ、夕立をどうするつもりっぽい!?」


麻婆神父は答えない。代わりに大声で叫んだ。


麻婆神父「……贖罪の時だ。アーメン…麻婆オオオオオオオオ!!」


夕立「ぽいええええええええ!?」


同時に、麻婆神父の麻婆が夕立の顔にクリーンヒット!!イタイ!!


夕立「ぽいいいいいいい!?痛い辛い熱い痛い辛い熱いアバーッ!?」


ナムサン!あまりの痛さと辛さと熱さに夕立はMRS(麻婆リアリティショック)を起こした!


確かに夕立はオリョクルをサボったが、ここまでされる言われはない!


麻婆神父「これにて贖罪はなされた。」


麻婆神父は夕立の前にそっとレンゲを置き手を合わせる。


麻婆神父「麻婆に包まれてあれ…。」


そう言い残し麻婆神父は去って行った。


夕立「ぽいえええ…ぽいえええ…。」ビクンビクン


翌日


川内「また現れたらしいね。麻婆神父。」


那珂「一体誰なんだろうねー?これで8人目だよ。」


神通「いずれにせよ、こんなことをする狂人です。野放しにはできません。」


川内「鎮守府の平和は私たちが守るよ!!」


夕立「ぽいえええ…麻婆怖い…ぽいぃ…。」


時雨「よーしよーし、夕立、大丈夫だよー?お昼ご飯を持ってきたから一緒に食べよう?」


夕立「ご飯…?」


時雨「ほら、麻婆豆腐さ。」


夕立「ぽいええええええええええええ!?麻婆怖いいいいいいいいいい!!」ビクビク!


時雨(ああ…これはいい…。提督、次は誰に何をするんだい…?)

特に何も考えず勢いに任せて書いたら想像以上にカオスになった件
麻婆神父=サンは提督と関係があるらしい。一体何者なんだ…?w

しかし勢いで書くのも楽しかったからまたその内こんな感じで書こうと決意。
次の愉悦の対象が思いつかないから白露を絶対に一番にしない話を書きたい(必ず書くとは言っていない)


しかし麻婆神父=サン麻婆を粗末にするとはけしからん

※夕立は>>195がおいしくいただきました(カニさん的な意味ではない)

>>192 すまんな、本当にすまん。贖罪のためには犠牲が必要なのだ…。

>>195 憲兵呼んでおいたぞ。ありがたく思いなさい。


提督「今回は少し趣向を変えようと思う。」


赤城「ほう?」


響「興味深い。」


電「そんなことより電が扶桑さんたちを除霊と称して塩まみれにした話を聞くのです!!」


時雨「酷いことするね。」


電「でも、そこまで面白くなかったのです。」


響「ちょっとしたいたずらか純粋に不幸をどうにかしてくれようとしてくれてると思って何も言えなかったんじゃないか?」


赤城「そもそも愉悦を得るに至ってある程度手間をかけてない時点で三流なんですよ。」


電「電の本気を見るのです?おっ?」


赤城「私とやりあうと?いいでしょう。二度と上を向けないように徹底的に打ちのめしてあげましょう。」


提督「やめておけ電。お前が百人いようと赤城には勝てん。」


電「なのです…。」


提督「今回はその扶桑姉妹をターゲットにする。」


響「でも、今電が仕掛けたばかりだって…。」


提督「趣向を変えると言っただろう?今回は……」








提督「あえてあの二人をこちら側に引きずりこむ。」


扶桑「で、お話とは提督…?」


山城「こっちは電にかけられた塩がまだ落ちないっていうのに…。」


提督「よく来てくれた二人とも。なに、そのことは聞いている。」


提督「電に不幸に取りつかれているのは悪霊が取りついているからだと言われ下着姿にされた後全身の至る所に塩をすり込まれ、最後は海に叩きこまれたのだろう?」


山城「なんでそんなこと細やかに知ってるのよ!?」


提督「電が嬉しそうに話してきたからな。」


山城「あのクソガキイイイイイイイイイイ!!!」


扶桑「こら、山城!そんな言葉遣いしちゃだめよ!!」


提督「でだ…お前たち、電に仕返しをしたくないか?」


扶桑・山城「は?」


提督「実は最近私も電に一杯喰わされてな…。その仕返しがしたくてな。」(比叡編にて)


提督「それで…どうする?やるか?」


山城「やります!!」


扶桑「山城!?」


山城「姉様は悔しくないんですか!?あんなガキンチョにまで不幸不幸とバカにされて!私はもう耐えられません!!」


扶桑「山城…。」


提督「別に強制するつもりはない。扶桑、お前の意思で決めろ。」


扶桑「…やります。」


提督「聞こえないぞ扶桑。」


扶桑「やります!…やらせてください!!」


提督「よく言ったお前たち!これより、電討伐作戦を開始する!!」


扶桑・山城「おおーッ!!」


提督「とはいえ、怪我をさせてはならない。だから、テレビで良くある落とし穴系で行こうと思う。」


山城「面白そうね提督!穴にはなにを入れるの!?」


提督「良い質問だ。試しに聞いてみよう。お前たちが嫌いなものはなんだ?」


扶桑「嫌いなものですか…そうですね。強いて言うなら虫は嫌いですね。」


山城「私も虫は嫌いです!」


提督「そう、相手を嫌がらせるには相手が嫌なものをぶつけるのが手っ取り早い。そこで響が電の嫌いなものを書いた紙をくれてな。さて嫌いなものは…。」









提督「麻婆茄子…だと!?」ビキィ!


扶桑「ひぃ!?て、提督が鬼の形相に!!」


山城「しかも、後ろに見えないはずの殺気みたいなものが見えるのはなんで!?」


提督「…今度の断罪はアイツにしてやろう…!!」ボソッ


扶桑「て、提督?」


提督「……すまん、少し取り乱した。そう、ヤツが嫌いなのは麻婆茄子らしい。故に、落とし穴の中には麻婆茄子をたっぷりと仕込む。」


扶桑「で、でもそれじゃあ食べ物が勿体ないんじゃ…。」


提督「それは問題ない。後で私が全て食す。」


扶桑「なら大丈夫ですね。」


提督「既にこの廊下に落とし穴は用意してある。ボタン一つでまっさかさまだ。問題は…。」


山城「誰がここに電を連れてくるか、でしょ?私と姉様がやるわ。」


提督「そうか、では明日決行する。任せたぞ。」


山城「イエッサー!!」


扶桑「山城…ノリノリね…。」



翌日

提督「準備はいいな?」


山城「当然です!」


扶桑「こちらいつでもいけます。」


提督「電がそちらに向かった。作戦開始だ。」


電「手軽に遊べる島風ちゃんはどこなのです~?」テクテク


山城「見つけたわあああああああ!!電ああああああああ!!!よくもおおおおおおおお!!」


電「ふにゃあ!?や、山城さん!?」


山城「よくも私たちを塩まみれにしてくれたわねえええええええ!!」


電「に、逃げるのです!!」ダッ


山城「逃がすかあああああああ!!」ドドドドドド


電「はあ、はあ、所詮は低速の戦艦…追いつけるはずがないのです!!」


扶桑「見つけたわ!電ちゃん覚悟!!」バッ


電「ふにゃあああ!?待ち伏せとは卑怯なのです!!」


扶桑「私たちにしたこと、謝ってもらうわよ!!」


電「電は悪くないのですー!!」


扶桑「計画通り…後はこのまま!」


提督「準備はいいな?」


山城「抜かりありません!!」


提督「やれ!!」


山城「くらえ電ー!!」ポチッ


ガタッ


電「え!?落とし穴…!?ふにゃあああああああああああああああ!!」


ぼちゃーん!!!


山城「やった…やったわ提督!!」


扶桑「成功してよかったわ…!」


提督「ああ、お前たちよくやった。」


山城「不幸艦でも…やれば出来るのよ!!ざまあみなさい電!!」


扶桑「でも、この穴すごく深いんですけど…大丈夫かしら?」


山城「そんなことより!早く落ちた電の反応を見たいわ提督!」


提督「ああ、見せてやろう。特等席でな!」ポチッ


ガタッ


山城「…え?」


扶桑「…あっ。」


瞬間、私たちの足場が無くなった。


一瞬何が起こったのか理解できなかった。しかし、彼の顔を見て理解した。


彼は笑っていた。それも酷く歪んだ笑み。


思えば、最初から不可解だった。彼の準備が周到すぎた。それに私たちがいなくとも彼一人でこの落とし穴作戦は成功したであろう。


何故、私たちに声をかけたのか。何故彼は電に私たちがされたことをこと細やかに知っているのか。


彼は電が話してくれたと言った。何のために。


電にメリットがないのにも関わらず電は彼にそのことを話したのは……


それはきっと―――




私たちが彼の真のターゲットだったからに違いない。


電を利用し、油断しきったところを落とすこれが本当の作戦だったのだろう。


底が見えないほど深い穴に落ちながら、私は悲鳴すら上げることが出来ずただ手を上へと伸ばすことしかできなかった。


足場が無くなった瞬間、アイツの顔を見て理解した。


私たちはハメられたのだと。


まだ間に合う。すぐさま私はアイツの胸ぐらをつかんでせめて道連れにしてやろうとした。


しかしそれはアイツの想定内、アイツは身を引き躱す。


落ちる落ちる落ちる―――


せめて、姉様だけでも守らねばと姉様の伸ばした手を掴み身体を引き寄せる。


思えばあの時、私は冷静ではなかった。電への復讐心に取りつかれていた。


姉様は優しい。私が危険なことに首を突っ込めば自分を曲げてでも私と一緒に来てくれる。


そこをアイツにつけ込まれ、利用され、姉まで巻き込んだ。


ごめんなさい姉様。


私は自らの軽薄さを悔やみながら…落ちていった。


提督「…フフッ。フハハハハハハハハハハハハハ!!!」


提督「見ていたかお前たち。これが変化だ!!成し遂げた達成感、喜び…その表情が落ちた瞬間絶望へと形を変えた!」


提督「これぞ愉悦…最高のショーだとは思わんかね!」


響「流石司令官だ。なるほど。確かに島風と暁をいじった時より興奮したよ。」


時雨「やっぱり提督はスゴイよ!!僕尊敬しちゃう!!」


赤城「くだらない三文芝居にしては上々ですね。酒が美味しくなりそうです。」


提督「では、続きをモニターで見に行くとしよう。」


響「ところで司令官、電は?予定では落ちた後回収するはずだけど。」


提督「知らん。麻婆の海で溺死しろ。」


赤城「ああ。」(察し)





その頃の電


電「あっつ!あっついのです!!どうしてこんな熱々の麻婆茄子に電が沈まないといけないのです!?」


電「ナスは嫌いなのです!!ナスは嫌いなのです!!」


電「誰か助けて欲しいのですうううううううううう!!!!!」


救出されたのは二日後だったとか。


モニタールーム

時雨「そう言えばあの二人は何処に落ちたの?」


提督「ああ、予め二人が嫌がるものを聞いていたのでな。愉悦仲間が飼育してる蟲をしこたま詰め込んだ部屋に落とした。」


時雨「それは地獄だね…。」


響「流石の私もそれは可哀想だと思うんだ。」


提督「まあ、モニターを見れば気分も変わるだろう。」ポチッ




山城「ぎゃあああああああああああああああ!!虫!虫いいいいいいいいいいいい!!!」


扶桑「いやああああああああああああああ!!服に入ってきたああああああああああああ!!!!」


山城「嫌だ嫌だ嫌だあああああああああ!!変なところ入らないでええええええええ!!!」


扶桑「お、お願いします!!誰か、誰か私たちを助けてえええええええええええええええええ!!!」


赤城「これは酷い。でも、ワインがついつい進んでしまいますね。」


時雨「ああ…二人ともいい顔してるね…。」


響「ハラショー。こいつはいい。」


提督「他人の不幸で麻婆が美味い。」ムシャムシャ


時雨「でも提督。あんまり長くあそこに居させちゃだめだよ?精神崩壊しかねないし。」


提督「仕方がない。麻婆を食い終わったら出してやるとしよう。」


扶桑と山城は一時間後無事救出され、ここ数時間の記憶を失っていたという。

なお、落とし穴の件は電が落ちた後の録画映像があったため丸く収まったとか。

白露を書くと言ったな…あれは嘘だw

途中、書き方を変えてみた(?)けど上手く心境を現せていたかどうか。

次はね、空母か重巡系の艦娘で書きたいなって思うんだ(遠い目)

乙、もう物書きとして食っていけるんではないか?
もしくは既に>>1はライターさんなのかな

ところで、前にお漏らしシチュをどうこう言ってたけど、
それなら江頭2:50がブリーフ重ね履きのギネス世界録挑戦の際にやらかしてた
それについて愉悦を感じるか是非聞いてみたい

ところでナスは野菜のナスではなくイラスト作者の知人の名前だそうですよっといまさら突っ込んでみる

潜水艦に対する扱いも愉悦じゃなくてただのクズな気がするんだが

軍人だか自衛官て入隊の際に性格審査みたいな事ないのかな?あるならこの提督は確実にoutっぽいんだが…

生存報告、もうすぐ夏休み終わりだな…宿題終わってない学生のラスト一日の終わった…って顔を見て楽しみたい
この時期にイベントが二つ重なってイベント頑張ってたら見事に書くの忘れてたぜ(白目)すまない…
近々、イベ中に思いついたネタを上げるから許してくれ…

>>218 ライターさんなんかじゃないんだ。毎日家と職場を往復するだけの下請けだよ。
江頭のギネス記録とか初めて聞いたけど、それで漏らしたのに愉悦を感じるのは人それぞれなんじゃないかなぁと。

>>219 それは知らんかった。

>>223 愉悦のための致し方ない犠牲なんだ…すまない。

>>224 最初は普通だった…それが歪んでいったと言えば分かっていただけるだろうか。


金剛「テートクーッ!!!」


提督「なんだお前か金剛。」


金剛「私デース!金剛デース!!提督、これから一緒にティータイムでもいかがデスカー?」


提督「残念だが、執務が残っていてな。では。」


金剛「そんなー!!じゃあ、私もお手伝いしマース!!」


提督「……。」


提督「最近金剛がしつこくてな…愉悦を楽しむことができない…。」


赤城「あなたともあろう人がたった一人の妨害に屈するとは。それでも提督ですか?」


提督「それでも提督だ。そこでだ、最近執務室にパソコンを購入したんだが…これを使って金剛を動揺させて楽しもうと思うのだが?」


赤城「これまた変わった趣向ですね。いったいどうやって?」


提督「このパソコンのインターネットの検索履歴を利用してな…。」


翌日

金剛「テートクーッ!!Lunchの時間デース!!一緒に食べまセンカー!?」


金剛「…って、いないデスネ…。また赤城と一緒にLunchですかね…。」


金剛「赤城には負けまセーン!!…Oh!?提督パソコンを買ったんデスカー!」


金剛「…Goo○leが開きっぱなしデース。」


金剛「……。」キョロキョロ


金剛「提督が何を調べていたか気になりマス。ちょーっとぐらいならいいですヨネ!?」カタカタ



検索履歴


・麻婆

・麻婆の極意

・真の麻婆とは

・泰山 麻婆

・深海の泥

・綺麗な海の壊し方

・愉悦これくしょん


金剛「Oh…やっぱり麻婆のことばっかり調べてるネー。私も麻婆を作れば提督に振り向いてもらえますカネー…。」


金剛「デモ、最近は比叡のCurryに夢中でしたね…。比叡にレシピを教えてもらった方がいいかもしれませんネ!」


提督「そこで何をしているのかね金剛?」


金剛「ヒャアッ!?ててて、テートク!!ビックリしましたよ!?


提督「驚かせてすまんな。で、一体何をしていたのだ?」


金剛「な、なーんでもないデスヨー?」汗ダラダラ


提督(嘘が下手すぎではないか…。)


提督「そうか。ところで、このパソコンには触れていないな?」


金剛「ぱ、パソコン!?あ!こーんなところにあったんデスネー!!気づかなかったデース!!」汗ドバドバ


提督「ならいい。金剛、このパソコンには絶対触れるなよ?いいな?」


金剛「わ、分かりました!!」


提督「……。」



提督私室


提督「と、まあ下準備はほぼ終えた。」


赤城「サラッとエグイこと調べてません?流石の私も海壊されたら怒りますよ?」


提督「まあ、お前たちは海の汚染にキレて生まれたような存在だものな。」


赤城「で?今後はどうするのです?パソコン見るなって言いましたけど?」


提督「知っているか赤城。人というのは『○○するな』と言われると逆にやりたくなるのだ。」


提督「禁じられれば禁じられるほど、逆に禁止されたことをやりたくなるのだ。例えば、お前は私にこの酒を絶対に飲むな、と言われたらどう思う?」


赤城「まず、その酒の銘柄を調べて私のコレクションにふさわしいかを見極めます。」


提督「既に奪う前提だな。」


赤城「飲むなと言われればコレクションに加えるまで。」


提督「ちなみにこの酒はお前のコレクションから拝借したものだ。お前に絶対に手を触れるなと言われた。」


赤城「ダニィッ!?貴様ァ!!」


提督「そう、触れるなと言われれば触れたくなる。このようなことを『カリギュラ効果』もしくは『心理的リアクタンス』というらしい。」


赤城「その酒返せ!!」


提督「さて、この酒は金剛を動揺させた反応を見ながら楽しむとしよう。」


赤城「その酒は私の物だぁー!!」


提督「フハハハハハハ!!」

短めだけどここまでなんだ。
最近艦これACで鈴谷が出て全レアリティ揃えたいなと思った今日この頃。なお、まだプレイしたことはない模様w
体調崩しがちだけど細々と頑張って更新するよ!!エタらないから安心してね!?

生存報告
最近急にPCの調子が悪くなりインターネットするにも文字変換するにしろやたら重くて時間がかかりすぎてしまい思うように書けない…
なんかマイクロソフトがおかしいんじゃないかとか知り合いに教えてもらったがよく分からぬのだ…
機械音痴なのが裏目に出てるぜ()
もうちょっと粘ってみてどうにもならないようなら携帯から書き直して投稿すると思う
待たせてすまぬい…解決策とかあったら教えてくれるとありがたいんだぬい…

PC購入時に同梱されてたディスクに、"診断ツール"なるものがなかったですか?
あと紙のマニュアルとかに不調の具合とそれの解決策が載ってる場合があるかと

時間が掛かるけどメーカーの電話相談を利用する手も


翌日


金剛「Hey!提督ゥー!!…アレ?また居ないネー。」


金剛「またパソコンが点けっぱなしネー……。」キョロキョロ


金剛「…バレなきゃ大丈夫ネ!No Problem!!」


金剛「昨日は何を調べていたんでしょう…。」



検索履歴


・愉悦部 オフ会

・艦娘

・艦娘 付き合い方

・憲兵 倒し方

・金剛


金剛「今日は麻婆については調べてないですネー。愉悦?何でしょうこれ?」


金剛「…って!!私のこと調べてるじゃないデスカ!!しかも、付き合い方!?Fooooooooooooooo!!!!」


金剛「とうとう来たネー…。私の時代が…。彼が前の提督の後任として来た時から…長かったネー。」


金剛「おっと、きっとそろそろ提督が戻ってくるネー。元に戻さないと…。」



五分後


提督「まったく、比叡の奴め…麻婆をなんだと思っているのだ。あれではカレーの方がマシだったぞ…。」


提督「さて、パソコンは…触れた形跡があるな。ここまでは計画通りだ。」


提督「あと数日これを繰り返し、別方向に移行する。フフフ…この後が楽しみだ。」


二週間後


金剛「うう~最近提督は何も調べてないんデスネー。」


金剛「提督のことがもっと知りたいネー。もう少し探ってみマース!!」カタカタ


金剛「……?これは…日記デスネー!!時間は…まだ大丈夫デス!ちょっとだけなら…。」


○月○日

今日も麻婆が美味い。


○月△日

那智が改二になる。祝いに酒でもプレゼントしようとしたが那智が禁酒していたのを渡す直前に思い出しそのまま預かる。

那智が涙目だった気がするが気のせいだろう。今日も麻婆が美味い。


○月□日

那智がこっそり酒を受け取りに来る。禁酒は終えたというが怪しいので妙高に通報する。

土下座でそれだけは止めてくれという那智を見るのは中々に新鮮だった。

だが断る。今日も麻婆が美味い。



金剛「へぇ~。那智にプレゼントデスカ。羨ましいネー。」


○月◇日

もうすぐ年に一度のあの日が来る。

彼女へのプレゼントを用意しなければと思い休暇を申請する。



金剛「年に一度…?なんのことデスカネー?」


金剛「…って!もう提督が戻ってくる頃デース!!急いで退散!See you!!」





提督「…さて、そろそろ仕上げに入るとしようか金剛。」ニタァ


金剛「年に一度…うーん…一体何のことデスカネー?」


電「あ、金剛さん!見つけたのです!!」


金剛「Oh!電!何か用ですかー?」


電「これ、受け取って欲しいのです!」


金剛「What?これは…?」


電「プレゼントなのです!もうすぐ金剛さんがここに着任して二年が経つのです!」


金剛「そういえばそうでしたネー!ありがとうございマース!!」


金剛(もしかして…提督の年に一度の日って私の着任記念日のことデスカ!?もしそうなら嬉しすぎるネー!!)


電(…とか考えているんでしょうね。残念ですがそう現実は甘くはないのです。)

今回はここまで。PCの調子がくっそ悪いからしばらくは携帯で投稿するよ・・・
文字変換の度に応答なしになって書き溜めも一苦労だから・・・

>>246 丁寧にありがとう。だが残念なことに全部親によって行方知れずになったからもう修理に出すよ・・・

さあ、>>1の不幸っぷりに存分に愉悦してくれ
俺は月の電脳世界で無双ゲーしてくるから

毎月恒例となりつつある生存報告
年末に向けて仕事が忙しい故もうちょっとだけお待ちを…

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年06月28日 (火) 19:55:17   ID: vs6HTK7W

この提督はまさかフェイトに出てくる奴か

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