赤城「あの2人に」翔鶴「復讐を」 (49)
提督「あの2人と言うと今話題の加賀、瑞鶴か?」
赤城「そうです、二日前にカップルになった2人です」
翔鶴「そうです、明後日に結婚式を控えている2人です」
提督「お、おう...それにしてもなんで復讐なんだ?」
赤城「私たちは不器用なあの2人をくっつけるために様々な犠牲を払ってきました」
翔鶴「私なんて『しつこい!』と瑞鶴と怒られ3日間口を聞いてもらえなかったこともありました」
赤城「私なんて加賀さんに『頭にきました』と言われ間宮アイスを横取りされたりしました」
提督「お、おう...そんで?なにをするんだ?」
翔鶴「そんなの決まっているじゃありませんか」
赤城「轟沈ドッキリです」
提督「俺はお前らが轟沈しないか心配だよ」
赤城「それではこれが台本なので」
翔鶴「提督も協力お願いしますね」
提督「応急修理女神を積もうかな」
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次の日
提督「というわけで加賀は第1艦隊にて出撃、瑞鶴は第3艦隊にて演習だな」
加賀「分かりました」
瑞鶴「加賀さん!頑張ってきてね!」イチャイチャ
加賀「瑞鶴も演習頑張りなさい」イチャイチャ
提督(執務室でイチャイチャするんじゃない)
赤城(これを見れば私たちの気持ちが分かりますよね?)
提督(...脳内に直接話しかけてくるんじゃない)
加賀「それでは一航戦、出撃します」
瑞鶴「五航戦、瑞鶴出撃よ!」
演習後
瑞鶴「加賀さんまだかなー」
陸奥「時間的にそろそろ帰ってくるんじゃない?」
川内「私も夜戦したい!」
曙「クソ提督に頼めばいくらでも夜戦させて貰えるでしょ」
川内「よく言うよ、そっちの夜戦は曙が独り占めじゃん」
曙「なっ///そっちじゃない!!///」
瑞鶴「加賀さんまだかなー」
天龍「お前はそれしか言えないのか」
提督『緊急連絡、瑞鶴は執務室に集合せよ。繰り返す...』
瑞鶴「?どうしたんだろ?」
陸奥「呼ばれてるんだから早く行ってきなさい」
瑞鶴「うー、私は加賀さんのお迎えで忙しいのにー」
陸奥「...行ったわね」
曙「ドッキリと分かっていても瑞鶴が心配ね」
川内「赤城と翔鶴が考えたシナリオだもんね」
天龍「まあもしもの時は俺らの出番かもな」
翔鶴「その時は第3艦隊の皆さん頼みますよ?」
天龍「!?」
曙「アンタはいつからそこにいたのよ」
翔鶴「なっ///そっちじゃない!///」ボソッ
曙「」プシュ-
陸奥「提督の曙を虐めないであげて」
曙「フォローになってないわよ!」ウガ-
執務室
瑞鶴「瑞鶴です、入りまーす」ガチャ
赤城「...」
瑞鶴「えっ?赤城さん戻ってきてたの?それじゃあ加賀さんを迎えに行かないと!」
提督「...瑞鶴、その必要はない」
瑞鶴「......え?」
赤城「ず、瑞鶴、加賀さんは...」
提督「もういい赤城、俺から話す」
瑞鶴「あ、赤城さん?...提督?」
提督「単刀直入に言おう、加賀は先ほどの出撃で轟沈した」
瑞鶴「......そ、そう」
提督「!?」
赤城「!?」
瑞鶴「私たちは艦娘であり、その使命は深海棲艦の殲滅、その中での事故は必然よ」
提督「ず、瑞鶴?」
瑞鶴「明日以降の加賀さんの枠には私を入れて、それじゃ私は戻るね」
赤城「瑞鶴!」
瑞鶴「赤城さんも辛いと思うけど加賀さんの分も頑張ろうね」
提督「...おい、お前らの台本と反応が正反対なんだが」
赤城「まずいですね、ここで瑞鶴にはネタばらしのつもりだったんですが」
提督「とりあえず翔鶴を呼んで作戦会議だ、急げ」
赤城「なんだかんだで提督もノリノリですね」
提督「中途半端が嫌いなだけだ」
赤城「そういうことにしときますね」
少し抜けます
話の関係上加賀さんと瑞鶴にはキャラ崩壊をしてもいます、今更ですがご注意を
その頃
加賀「どういうこと?」
翔鶴「第3艦隊が演習中に多数の深海棲艦に襲われたという情報が入ったということしか分かってません」
加賀「そう、それなら私も出撃します」
翔鶴「待ってください、心配なのは分かりますが今は信じて待つべきです」
加賀「黙りなさい五航戦、瑞鶴達に何かあってからは遅いのよ?」
翔鶴(名前さえ呼んでもらえないほどとは...)
神通「加賀さん」
加賀「!じ、神通、瑞鶴は!?瑞鶴はどこ?」
神通「...」
加賀「答えなさい!」
神通「...私たちの撤退の時間を稼ぐために単艦で殿を」
加賀「っ!」
神通「申し訳ありません、私が実力不足なばかりに」
加賀「...いえ、あなた達が帰ってきてくれて良かったわ、私は1度部屋に戻ります」
翔鶴「加賀さん...」
加賀「翔鶴、瑞鶴についての情報が入ったら教えて下さい」
翔鶴「は、はい、分かりました」
神通「...人を騙すのは心苦しいです」
翔鶴「そうですね、でも相当弱ってましたね」
神通「赤木さんたちの台本だと瑞鶴さんを迎えに行くという予想だったのですが」
翔鶴「とりあえず提督達に報告ですね」
何故かIDが変わりまくってる...
また明日書きに来ますノシ
時間が出来たのでもう少し投下を
そこまで時間は掛けるつもりではないので1とだけ書かせてもらいました
執務室
提督「なるほど、要は台本とは正反対の反応されたわけか」
赤城「はい、加賀さんは瑞鶴を追いかける」
翔鶴「瑞鶴は心配と不安で塞ぎ込む」
提督「普段の態度から見たらそうなるよな」
赤城「提督、愛は人を変えるんです」
翔鶴「そうですよ提督、愛で変わらないの提督くらいです」
提督「お前らのせいだぞ?」
赤城「?」Lv.155
翔鶴「?」Lv.155
提督「...話がそれたな、ならば元の台本の加賀と瑞鶴を変えればいいんじゃないか?」
赤城「そうですね、遅くても明日の昼にはネタばらしをしないといけないのでその方向で行きましょう」
翔鶴「それにしてもこの鎮守府の赤城さんと加賀さんの部屋と私と瑞鶴の部屋が鎮守府で1番離れていなければこのドッキリは成り立ちませんでしたね」
赤城「やろうと思えば何でも出来るのがSSです」
提督「メタ話はやめるんだ」
赤城、加賀の部屋
赤城「加賀さん、大丈夫ですか?」
加賀「赤城さんごめんなさい、仲間の轟沈でここまで使い物にならなくなるなんて一航戦失格だわ、瑞鶴に笑われて...しま......い」ポロポロ
赤城「加賀さん」ダキッ
加賀「...瑞鶴、私は...」ポロポロ
赤城(明日の夕飯が食べれるか心配になってきました...)
翔鶴、瑞鶴の部屋
瑞鶴「翔鶴姉、明日ちょっと出かけてくるね」
翔鶴「...あの海域に行くの?」
瑞鶴「加賀さんはもういないんだよ翔鶴姉、ちょっと買い物に行くだけだから安心して」ニコッ
翔鶴「そ、そう...気をつけてね」
翔鶴(本当に台本の加賀さんと同じ行動をしようとしてるわね...)
次の日(結婚式当日)
瑞鶴「...加賀さん、今迎えに行くからね」
提督「...やはりあそこに向かったか、飛龍、蒼龍、あとは頼んだぞ」
飛龍「分かりました」
蒼龍「今回空母の話なのに私たちの出番これだけですか?」
提督「すまんな、お前らのキャラが掴みきれなかった俺のミスだ」
飛龍「...」
蒼龍「...」
赤城、加賀の部屋
赤城「加賀さん、もう朝ですよ?」
加賀「ごめんなさい、今は食事をするような気分にならないの」
赤城(空母が食欲無いなんて聞いたことありません)
赤城「それでは私は秘書艦なので先に行きますね」
加賀「ええ」
赤城「...早く執務室で最後の打ち合わせをしないと」ダッ
それでは戻りますノシ
執務室
提督「それじゃあ予定通り翔鶴は蒼龍、飛龍と合流して瑞鶴を式場まで連行、赤城は俺が呼んでいると加賀に伝え式場まで連行」
赤城「そして式場には我が鎮守府全ての艦娘がクラッカーを持って待機していて」
翔鶴「2人が左右の扉から出てきたところで一斉射ですね」
提督「ふふふ、完璧過ぎて辛いな」
赤城「提督だいぶキャラが変わってきましたね」
提督「ここまで来たんだ、少しは興奮するさ」
翔鶴「それでは最終作戦を開始しましょうか」
提督「ああ、作戦開『提督!!』ん?飛龍、どうした?」
飛龍「申し訳ありません、瑞鶴を見失ってしまいました」
提督たち「「「!?」」」
赤城「どういうことですか?」
飛龍「途中まではぴったり後ろを着いていたんですが先ほど謎の空襲がありそれを回避するのに集中してしまい」
蒼龍「気づいた時には瑞鶴の反応が消えていて、提督、ごめんなさい」
提督「お前らは無事なのか?」
飛龍「はい、目視できた艦載機の割には全くというほど被弾しませんでした」
提督「...そうか、良かった」
翔鶴「ですが提督!!瑞鶴が!」
提督「そうだな、直ちに鎮守府内の動ける艦娘全員に搜索をさせよう」
翔鶴「私も出ます!景雲の使用許可を!」
提督「もちろんだ、ソナー、電探も駆使して全力で瑞鶴を探し出すんだ!」
翔鶴「はい!」
赤城「提督、申し訳ありません、今回の責任は全て私にあります」
提督「いや、俺が止めていればこうはならなかった、責任は俺が負う」
赤城「しかし!」
提督「ならお前も瑞鶴の搜索に行くんだ、現場での指揮はお前に一任する」
赤城「...了解しました!」
提督「...加賀には俺から伝えなければ」
赤城、加賀の部屋
提督「加賀、入るぞ」ガチャ
布団「...」
提督「すまんな、今回の瑞鶴の件、全て嘘だったんだ」
布団「...」
提督「ある2人から頼まれお前らにドッキリを仕掛けようという話になったんだがそのせいで現在瑞鶴が行方不明になってしまった」
布団「...」
提督「原因である俺が頼むのは図々しいかもしれないがお前の力を貸して欲しい、瑞鶴の搜索を手伝ってくれないか?」
布団「...」
提督「...すまん、戯言だったな、必ず瑞鶴は見つける、お前はここで待っててくれ」
???「それは無理かもね」
提督「なっ!ず、瑞「大きな声を出さないでください」っ!」
瑞鶴「恋人が本当に沈んだらすぐに気づくに決まってるじゃない」
加賀「私を騙そうなんて慢心もいいところだわ」
提督「...」
加賀「まあ私は瑞鶴が私を見た時に号泣してくれたので満足です」イチャチイチャ
瑞鶴「そっ、それは秘密って言ったんじゃん!!///」イチャイチャ
提督「......それで?俺をどうするんだ?それに瑞鶴の搜索にほぼ全員が向かっているんだぞ?」
加賀「提督、赤城さん、翔鶴には私たち2人に間宮券1年分を奢ってもらうわ」
提督「」
瑞鶴「他の皆には少し悪戯をしたいと思ってるの、もちろん提督さんも協力してくれるよね?」
提督「もちろんです」
加賀「流石に気分が高揚します」
とりあえずここまで
話の構成が下手過ぎて萎えてます
あとは赤城さんたちに2人が復讐返しをして終わりです
読み返してて今更だけど2人が気づいてたという部分はラストに回想で持ってくればよかったorz
おそらく夜にラストの投稿をさせてもらいます
今日の夜に投稿します
遅れてすみません
○○海域
翔鶴「瑞鶴ーーー!!」
赤城「瑞鶴ーーー!」
伊58「この辺も反応無しでち...」
翔鶴「...瑞鶴、私がいけなかったから出てきて...」ポロポロ
赤城「翔鶴、もう少し奥まで探しましょう...」
飛龍「赤城さん?これ以上奥に行くのは危険です!姫も確認されています」
赤城「瑞鶴が居なくなったのは私たちのせいなんですよ?危険か危険じゃないかなんて関係ありません」
蒼龍「でも...」
提督『総員に告ぐ、瑞鶴の搜索を現時刻をもって終了、直ちに帰投してくれ』
赤城「!!」
翔鶴「提督?まだ瑞鶴は見つかってませんよ?」
提督『聞こえなかったのか翔鶴、直ちに帰投するんだ』
赤城「しかし提督っ!!」
提督『飛龍、蒼龍、2人を連れ戻せ』
蒼龍「...了解しました」
飛龍「...行きましょう赤城さん、翔鶴」
翔鶴「ごめんなさい......ごめんなさい......」
赤城「...」
大広間
提督「みんな、搜索で疲れているところ悪いが聞いて欲しい」
翔鶴「...」
提督「今回の件で我が鎮守府は主力の正規空母1隻を手放し、1隻を戦闘不可能の状態まで追い込んだ」
赤城「...」
提督「このような形で責任をとるのは虫がよすぎるかもしれないがこれ以外で罪を償う方法が思いつかなかった」
赤城「...提督?」
提督「俺は今日を持って提督を辞める」
翔鶴「え?て、提督?嘘ですよね?」
提督「すまんな、もう大本営から憲兵の迎えが向かっている、明日からは別の提督が着任するだろ」
赤城「待ってください、わ、私たちも同罪です!勝手なことをしないで下さい!」
提督「赤城、お前らの存在価値を考えるんだ、瑞鶴と加賀を失った今、お前らまでいなくなったらこの鎮守府は回らない」
赤城「で、ですが!」
提督「これはもう決定事項なんだ」
翔鶴「そんな...」
赤城「...」
提督「他のみんなにも本当に申し訳ないことをしたと思っている、特に曙、お前との約束も果たせなくなりそうだ、すまんな」
曙「...待ちなさい私も着いていくわ、2人と違って駆逐艦が1隻くらい居なくなっても特に問題はないはずよ?」
提督「...残された潮たちはどうなる?」
曙「っ!」
提督「お前の夫はそんなヤワじゃないだろ?お前は仲間の所にいてやれ」
曙「く、クソ提督が...みんなのことは私が守ってやるわ!」グスッ
ガチャ
憲兵?「提督、お迎えに上がりました」
憲兵?「荷物もまとめてあります、こちらへどうぞ」
提督「ああ、今行く」
翔鶴「提督!!!」
赤城「待ってください提督!」
提督「それじゃあなみんな、今までありがとう...」
艦娘たち「「「提督ーー!!!」」」
憲兵?「......鎧袖一触ね」
憲兵?「......少しは私たちの気持ち分かってくれた?」
翔鶴「!?!?!?」
赤城「......これはやられましたね」
バサッ
加賀「やりました」
瑞鶴「ドッキリ大成功!!」
翔鶴「」
赤城「加賀さんを騙すのはやっぱり無理だったのかしら」
加賀「さすがの赤城さんでも今回は頭にきました」
提督「という訳だ、俺はまだまだここを辞めんぞ!」
艦娘たち「「「わーーーー!!!」」」
曙「...ちょっと」
提督「ん?」
曙「このクソ提督が!」ドゴッ
提督「グハッ」
瑞鶴「翔鶴姉、大丈夫?」
翔鶴「本物の瑞鶴よね?」
瑞鶴「そうに決まってるじゃん!」
翔鶴「良かったーーー!!ごめんなさい、ごめんなさい」ダキッ
瑞鶴「もうこういうことはしないでね?」ヨシヨシ
提督「こうしてこの鎮守府にいつもの日々が戻ってきたとさ、ちゃんちゃん」
曙「ちゃんちゃんじゃないわよ、最後が雑すぎるところがアンタらしいわ...」
おしまい
終始グダグダでしたがこれで完結です
初SSでしたが完結まで書けたので個人的には満足です
見てくださった皆様ありがとうございました
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