ミカ「携帯端末、それは人生において大切なものかな?」 (186)

アキ「いや、今の時代必要でしょ」

ミカ「そんなものが無くたって私たちは巡り会えるさ」

アキ「そう言う問題じゃないでしょ」

注:このSSは以下の内容で成り立っています
・結構前に書いたline系SSのなんかアレです
・続編的なアレです
・ガルパンパチンコで10万以上持って行かれた腹いせです
・今回も亀レスです
・アンツィオリーチとキュインリーチ未だに見てません
・アウンちゃんさんの薄い本はよ
・それとボルドーの薄い本も
・はよ


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1465734159

西住みほ
『そういえば皆さん』

『ちょっと聞きたいことが』

ケイ
『どうしたの?』

西住みほ
『継続高校のミカさんの連絡先』

『わかる人いますか?』

『ちょっとこちらの用事で連絡を取りたいのですが』

ケイ
『あー・・・ミカねぇ・・・』

『そういえば知らないわ』

ドゥーチェ
『私も知らんな』

カチューシャ
『あんな奴の連絡先なんて必要ないわよ!』

『戦車盗むようなやつなんだし!!』

西住みほ
『みなさんも知らないんですね』

ケイ
『ゴメンネ、力になれなくて』

西住みほ
「いえ、ありがとうございました!」

ドゥーチェ
『しかし、ミカって何考えてるかわからないよなぁ』

『フラッと現れたと思ったら』

『スゥっと消える』

『放浪者かなにかか?』

ケイ
『もしかしたら路上ライブの旅とかでもやってるんじゃないのかしら?』

『テレビの企画みたいな感じで』

ドゥーチェ
『なんだそれ!面白そうだな!』

『ウチもやってみるか!屋台引き連れて!』

吶喊野郎Cチーム!!
『あの』

田尻
『こんなかくげんを』

ドゥーチェ
『知らん』


吶喊野郎Cチーム!!
『ミカさんの事なんですが』

『今ちょうど、ミカさん達継続高校が我が知波単に来ているので』

『連絡先を聞いてみましょうか?』

西住みほ
『お願いします!西さん!』

田尻
『ごぞんちかしら』

ドゥーチェ
『だから知らん』

ケイ
『あれ?』

『そういえば、何か足りない気が・・・』

カチューシャ
『足りないって、何が?』

田尻
『(´・ω・`)』

ケイ
『誰かこのグループに入れ忘れてるような・・・』

ドゥーチェ
『えっと、誰だ?』

ケイ
『ok、それじゃあ点呼』

『サンダース、ケイ』

西住みほ
『大洗、みほ』

田尻
『せいぐろりあ』

カチューシャ
『プラウダの地吹雪のカチューシャ!』

ドゥーチェ
『アンツィオのアンチョビ』

田尻
『だじりん』

吶喊野郎Cチーム!!
『知波単、西絹代!』

ケイ
『あ』

『黒森峰』

~次の日~

             -‐━━━━‐‐ミ_/ //
          ´_ -‐━━━━━━‐{{⌒}ノ'´ ̄\

.         / '´             厂/\_   \
      //             \{ {{\ \\   ヽ
,  ---y/                   ⌒ヽ ∧ \\
 {___,/       /       \        V∧\ ヽ   |
 `ー'7       | :|::.  \ ____ノ\       八 ,  }_ノ┘ |
    |      /|八 :.   \斗矛=ミ   :イ::.:∧      |
    | :   |  :|_j_;ノ\:.  |〃 ノ::ハ }}: : /::|::./:::.i:     |
    | :    |,,斗矛、ヽ |´  V^ソ |: /⌒V|::.::..i     |
    | :|    !〃 ノ::ハ ∨    // |/  リi|::.::. i:    |
    人八    {{  V^ソ         y‐く ::|::.::.::|::  :: |
     \{\   \//           /∨::.::.|::.::.::|::  :: |
        ト--ヘ_>     ^      --=ミ丶:|::.::.::|::  ::.八
      ィニニヽ/≧=- -‐=ァア      \\ :.:|::   ::  \
     〃  ‐ァ  ∩     ̄{       !:::∨::|  ::: l  |

     {{ (__{  ⊂ ⊃  ---{          |::::::∨|  ::: | \|
      ゝ ___,   ∪  ( &人        |:::::::j/:  ::: |
.        人      >‐′          |:::::/::.::  :::;
         /`> ---=≦           /|: /::.::  :::/
         {∨ /             ⌒ア j/::.:   ::/
.         乂 (            / ∠二:: イ


パソコンがフリーズして20分ぐらいたったけど、養分さんチームはどうすうればいい?(白目

みほ「お願いします、武部師範」

沙織「やめて」

みほ「お願いします、武部師範」

沙織「だからやめて」

みほ「お願いします、武部師範」

沙織「分かったから」

みほ「お願いしm」

沙織「分かったから!引き受けるから土下座だけはやめてよみぽりん!!」

みほ「ありがとうざいます、武部師範」

優花里「どうしたでありますか?」

沙織「どうしたもこうしたもないよ・・」

沙織「みぽりんがさ、継続高校のミカさんにスマホの使い方を教えて欲しいってさ」

優花里「西住殿が土下座をする程のものなんですか?」

みほ「第二のお母さんだから、ミカさんは」

優花里「そう言った意味で?」

みほ「そんなの決まってるじゃないですか」

みほ「スマホポンコツ的な意味合いで」

治った

沙織「とにかく、ミカさんのラインIDを教えてくれない?」

みほ「はい、ミカさんのラインID送りますね」

沙織「はいはーい・・・と、来た来たぁ」

みほ「沙織さん、あなただけが頼りです」

みほ「お母さんを普通の人間に還ったように」

みほ「ミカさんも普通の人間に仕立てあげてください」

沙織「普通の人間ってみぽりん・・・みぽりんにはこの二人がどういうふうに写っているの?」

みほ「原始人」

沙織「原始人」

優花里「流石にそれは言い過ぎでは?」

沙織「因みに、ダージリンさんは?」

みほ「ダージリンさんはギリギリ弥生人」

沙織「それでも弥生人なんだ・・・じゃあアリサさんや猫田さんは?」

みほ「現代人だよ」

沙織「私は?」

みほ「沙織さんは未来人」

沙織「みぽりん、私を過大評価しすぎてない?大丈夫?」

優花里「じゃあまほ殿は?」

みほ「お姉ちゃんはあれだよ・・・ほら、あれ」

みほ「宇宙人」

沙織「酷すぎない?地球人ですらないよ」

みほ「お姉ちゃん何言ってるかわからないもん」

みほ「お姉ちゃんから戦車道取ったらカレー星人だよ」

みほ「頭の中カレー一色だよ」

沙織「わかった、分かったから」

ケイ
『なかなかイジリ甲斐があるわねこの子』


カチューシャ さんが画像を送信しました

エリカ 逸見
『ちょっと!』

西住みほ
『あ、エリカさんがカチューシャさんを肩車してる』

エリカ 逸見
『それ消せって言ったじゃない!!』

カチューシャ
『ノンナの肩車には劣るけど、低い景色もなかなかのものだったわ!』

西住みほ
『エリカさん』

『次会ったときに私も肩車してほしいなぁ』

エリカ 逸見
『無茶言わないで!』

『持ち上がるわけないでしょ!』

西住みほ
『今度ハンバーグ作ってあげるから』

エリカ 逸見
『そう言う問題じゃない!』

ドゥーチェ
『みんな聞いたか』

『ハンバーグ作れば肩車してくれるらしいぞ!』

エリカ 逸見
『だからそう言う問題じゃないってば!!』

『おい!』

『こら!』

『私のラインにハンバーグの画像を送ってくるな!!』

『ハンバーグ師匠の画像も送ってこないで!!』

『だからどさくさに紛れてボコの画像も送ってこないで!!』

まぽりん
『ダメだったか、ハンバーグ師匠は』

西住みほ
『お姉ちゃん何送ってるの・・・』

まぽりん
『お前もな』

~一方そのころ聖グロ~


                _,,,...、、...,,,_             ___
                 , ´二二二二>‐‐'´         ` 、
                /二二>''´ ̄             、   \
            , ´ ニニア´       ::::::::::::::::::    \    、
          ⌒\/====   ::::::::     ::::::::::::::::::::::::::     `     \____
            /===  ::::::::::::::: :|  :::::::::::::::::::::::::|::::::::::::     ∨ /     /
.          ;;´ニニニ/ ::::::::::::::::::: :|  :::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::   ∨   < ______
          ∥ニニニ7:::::::::::|:::::::::] :|  :::::::::::::::::::::::∧_::::::::::::::::..  |::     ......  /
         {{ ニニニ′:::::::::|:::::::::] :| :::::::::::::∧::::::/  ]::::::::::::::::   |::::  ::::::::::::: /
         {{ ニニニ| :|:::::::::ト、:::: ]八_::::::::::::/  __,.x伝竿::::::::::::::   ` 、::::::::::::::::∠ __
         “ ニニニ| :|:::::::::|'¨\] ̄\::::::/  ^¨ し::i | }〉::::::∧:::  \::::::::::::::::   /
         、ニニ| :|:::::::::|  斗z屶|/     弋_(リ |:::::::::〉  ̄Υ ̄:::::::::::::::::: /
.           \=| :|:::::::::|   {¦::i |            厶ィ::::〉   i:::::::::::::::::::::≪
              |八:::::八  弋(リ ,           〈:::::〉   |:::::::::::::::::::::::::]}
              /::::::\:::::\                  〈:::::〉   人::::::::::::::::[\]}
            /:::::::::::::::>┬      ,  -       〈:::::〉....ィ⌒ ::::::::::::::[
             ̄ ̄]/ :::::::::::|:圦                  〈:::::〉:::: |i:::::::::::::::::::::: \
            /:::::::::::::::|: r个::...            ィ〈:::::〉:::: ||::::∧:::::::::::|i ̄
             ̄ ̄ ̄ |八i|:::::::>            |〈::::::〉::::八/ ::::::::::::: ||
                       ||:::::∧:::::::::: T爪   __|〈::::::〉::;′:::/ `\||
                       ||: /  \[\|  /  -=彡^Y^]/
                       ||/  / ̄]]..∠   【 】 _}}─‐‐‐=ミ、
                    ___/∠ニニニニニ}i     ¨¨    '⌒^ 、
                    , ´   {{ニニニTマ^}}/        ./      .
                     / ./    {{ニニニ′            ./       :
                 / ./    ニニニ′   ____  /         :i
               _,/  ,′   ニニ7    /¨∠ニニニ:/ _,′       ′
                「  ./ _/ニニ7     /∠ニニニニ7 7         ,′
              ___/ __,/  {{ニニニニ {      ̄ ̄ ̄ ̄ /         ,′
.            __/__ ∨ }{  {{ニニニニ {____            /          ′
         r'´___  `  }{  {{ニニニア´   \____      /          ,′
.         _,rく____` 、__,厶←ニ⌒^      |   |‐=ミ /        ,′
        /¨¨    ¨¨二⌒^           |   |   ./        /
.     ,′ /                     |〇 |  /        /
.       {  _/                      /¨¨¨`'く         /
.       {                    <.__             /

田尻
『あっさむ』

『おきていますか?』

ハッサム
『はい、なんでしょうか?』

田尻
『さいきん』

『おれんじぺこをみかけませんが』

『なにかこころあたりはありますか?』

ハッサム
『オレンジペコなら』

『私のとなりで寝てますよ』

田尻
『え』

ハッサム
『ゆうべは おたのしみ でしたね ▽』

田尻
『ずるい』

『わたしをのけものにして』

『たのしんでいたなんて』

『わたしもいっしょに』

ハッサム
『まぁ、冗談ですが』

田尻
『ぱじゃまぱーてぃーしたかった』

ハッサム
『え』

田尻
『ちがうのかしら』

ハッサム
『ダージリン様は純粋なお方ですね』

『いずれみんなでパジャマパーティーやりましょう』

田尻
『ちがったの?』

ハッサム
『オレンジペコの話に戻しますが』

『実の所、連絡が取れてません』

『一体どこで何をしているのか』

『もしくは何かしらの事件にあったのか』

『それさえわかりません』 

田尻
『さいごにおれんじぺこをみたのは』

『いつかしら?』

ハッサム
『確か、戦車の一斉メンテナンスで長期休暇に入る直前までは居た記憶があります』

『現れなくなったのはその二日後ですね』

田尻
『もうすぐ、めんてなんすはおわるというのに』

ハッサム
『そういえば、丁度その辺りに何かがあったような・・・』

田尻
『ほかのかたにきいてみます』

『もうよるもふけてきたので』

『ねましょうか』

『よなかにごめんなさいね』

ハッサム
『はい、おやすみなさいダージリン様』

ハッサム
『あ、思い出した』

『たしかどこかの即売会で何かの一斉検挙がニュースで取り上げられてたんだった』

『まぁ、関係ないでしょう』

エリカ 逸見
『そんな話はともかく』

『結局誰が助っ人として参加するのよ』

まぽりん
『私が考えてるのは』

『大洗、アンツィオからは二輌』

『プラウダ、知波単、サンダースからは一輌』

『知波単から三輌』

まぽりん
『と、考えているが』

カチューシャ
『言っておくけど、私は出れないから』

まぽりん
『え』

カチューシャ
『ノンナから止められているのよ』

ケイ
『私も出れないわよ』

『ていうか、アリサの使っていたM22ローカスト』

『もうBC自由学園に返したもの』

西住みほ
『ウチも、ギリギリ89式ぐらいしか無いよ』

ドゥーチェ
『じゃあみんなでウチのCV33に乗るか』

まぽりん
『貸してくれるのか?』

ドゥーチェ
『ペパロニに全車両持って行かれてなければ、な』

吶喊野郎Cチーム!!
『それではウチはテケを持っていきましょうか』

エリカ 逸見
『車輌を紅く塗ってムカデさんチームみたいにするのかしら?』

吶喊野郎Cチーム!!
『ムカデさんチーム?』

~次の日、ボコランドにて~


            fこ=ニニニニニニニニニヽ
          ∠ニニニニニニニニニニニ}__

            /ニニニニニニニニニニニニ/:::::::::.....
         /ニニニニニニニニニニニニ/:::::::::::::::::::\
       ∠{ニニニニニニニニニニニニ/::::::::::::::::::::::::::::\

       {ニニニニニニニニニニニニ/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
         乂ニニニニニニニニニニ/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::い
           /`ミニニニニニニ>イ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}:::i
        /:::::::::::::::/:::::::::::::::::::/::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::}::::::::}:::::::|:::|
         /:::/::::::/::::::::::::::::\j:::/|::::::::/::::::::::::::::::::::::ハ:::::::::::::::|:弋
   、__彡::::::::://::::::::::::::/  {\l:::::/{:::::::::::::::::::::::/::::::::/:::::::::::::ト\
   \:::::::::::::::::ー‐{:::::::::::::__彡=从 |\::l::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::乂|

  ー<::::<;;;;::::::::八::{:::::::::lY ん)::}ヾ{ト\:::::::::::///_::::/::::厂:|

 ー--‐彡::::::/-~::::{ 乂:::::: {::::rリ     }:::彡"r ̄ ̄/:::::/:::::/::::人
   ⌒''ー--/::/::乂__/\|  `''"     ̄ ヘ   /::/:::::/:::::::::{ ̄
         {/(:::::::::::::/::::/         :. `ミ=/イ::::::::::{:::::::::::乂__
        { \{ヽ/::::∧   f(^ー- _ `   /::癶(⌒ヽ}\ ̄ ̄
              /::::/:::(\  \ `~ァ"   ∠:::(_    ノ
             /:::://゙弋      ̄  イ(  廴ナ┐
            _{{::::〈    `ヽ、 下ミ_     (;;;ノへ_
         /  八::{ \  /\  Yハヽ  ̄ヽー、  └化メフ⌒ヽ
      /     \  \\シ/⌒Y {     ヽ     乂:::}ノ
       {          \ 癶__ }⌒   }  廴     )ソ
       丿         }         ヽ\   \  人


西住みほ
『こちらボコさんチーム』

『虎さんチーム、応答してください』

エリカ 逸見
『わざわざライン送ってこなくてもいいわよ』

『うっとおしいわね』

西住みほ
『ボコさんチームはこれより』

『みかんさんチームの回収に向かいます』

エリカ 逸見
『勝手に行ってきなさいよ』

『ってか、ボコさんチームて、みほしかいないじゃないの』

西住みほ
『いいじゃないですか(´∀`*)』

エリカ 逸見
『ウザっ』

西住みほ
『こちらボコさんチーム!大変です!』

『入口にボコがいます!!』

『可愛い!』

西住みほ さんが画像を送信しました

エリカ 逸見
『いいからさっさと行きなさい!!』

みほ「これでよしっ」

柏葉金子(姉)「私達生きてる!!」

柏葉剣子(妹)「地獄からの生還!!」

柏葉s「「学園に帰るわよ!!」」

みほ「あ、ちょっと待ってね。もう一人連れて行かなきゃならない人がいるから」

みほ「それにしても、ベルウォールの人がどうしてボコランドに?えーっと・・・」

みほ「ば柏葉さん?」

柏葉s「「柏葉よ!!」」

金子「私たちは悪いことしてないわよ!」

剣こ「そうよ!なにもしてないんだからね!」

柏葉s「「それなのに鷹見と白鳥のせいで!!」」


みほ「わかったから、おちついて」

~一週間前、ベルウォール学園にて~

剣子「ねえ金子、なにか落ちてたよ」

金子「なにこれ?クマのキーホルダー?」

剣子「しかも包帯ぐるぐるだよ」

金子「趣味ワル!こんなもの買う奴のセンス疑うわよ!」

剣子「ほんとそうだよねー!あっはははは!」

鷹見「・・・」

白鳥「・・・」

柏葉s「「ってあら、いたの?なんの用?」」

鷹見「・・・」

白鳥「・・・」

柏葉s「「だからなんなのよ!言いたいことがあるなら言いなさいよ!」」

鷹見「・・・連れて行こう」ガシっ

白鳥「うん」がしっ

柏葉s「「ちょ、ちょっとやめなさいよ!離せ!離しなさいよ!」」




柏葉s「「ああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」」

みほ「・・・で、現在に至ると」

柏葉s「「私達何もしてないのよ!!」」

みほ「わかった、分かりましたから・・・ところで、聖グロのオレンジペコという方を見ませんでしたか?私、その人を探しているんです」

金子「剣子しってる?」

剣子「どんな子か知らないわよ」

金子「私も」

みほ「ええっとですね・・・背は二人と同じぐらいで、オレンジの髪をしてて、小動物のような愛らしい人です」

剣子「小動物みたいかどうかわ知らないけど」

金子「それに似た子なら今さっき見たわよね」

みほ「本当ですか!?どこで見ました!?」

金子「えっと、たしかこの時間帯は・・・」

剣子「いつもどうりだったらボコなんとかショーってとこにいるはず・・・」

みほ「ほんとうですか!ありがとうございます!えっと・・・バ柏葉さん!!」

柏葉s「「だから柏葉だって!!」」

みほ「よし、ボコショーの前まで到着!もうショーが始まっちゃってるけど、まだ入れるかなぁ?」

みほ「あ、まだ入れそう・・・少しぐらい見ていっても大丈夫だよね?」

みほ「それにしても、今日はいつもより賑やかだなぁ・・・団体のお客さんでも来てるのかな?」ガチャっ



ボコ『オイラに力をわけてくれ~!』

しほ「何をしているのですかボコ、貴方は仮にも戦車道世界大会の日本を代表するマスコットですか?早く立ち上がって反撃をしなさい」

ボコ『えっ、いや、あの・・・』

しほ「それともなんですか?西住流戦車道の師範であるこの私に泥を塗る気なのかしら?」

ボコ『いや、そうじゃなくて・・・』

しほ『はぁ・・・これなら新しい日本のマスコットを探すしかないですね・・・』

ボコ『う、うぉおおおおお!!!元気が出たぜぇえええええ!!!お前ら!返り討ちにしてやるからな!!』

しほ「なんですか、やれば出来るじゃないですか。ほら、そこです、右フック、ローキック、アイアンクロー、そうですその調子です」



みほ「・・・」


ダージリン「たまにはこのような余興もいいですわね」

ミカ「余興というものは人生の中でほんの一握りしか必要ない。だから人生というものは楽しいんだよ」



みほ「・・・」


みほ「・・・」そっとじ

みほ「・・・」

みほ「・・・お母さんっぽい人とダージリンさんっぽい人とミカさんっぽい人がいたけど、あれは別人だよね?似てるだけだよね?」

みほ「うん、そうだ、そうに違いない!」ガチャっ


しほ「よいですかボコ、西住流十文字固めとはこうやるんです」


ボコ『あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!”!”!”!”!”』



みほ「いくらなんでもやりすぎでしょ!!」

ダージリン「あら、みほさんじゃありませんか」

ミカ「やあ、奇遇だね」

みほ「あ、しまった」

しほ「みほですって?」

みほ「ああもう、バレちゃった・・・」

しほ「みほ、貴女はこんなところで何をしているんですか?」

みほ「それは私のセリフです。お母さんとダージリンさんとミカさんはどうしてボコランドに?」

しほ「武部師範にご挨拶がてらもう一度大洗を観光しようと思ってね」

しほ「残念ながら武部師範には会えませんでしたが」

みほ「ああ、そういえば沙織さんは今日一年生たちの買い物に付き合うって言ってたなぁ」

しほ「なので、まほがオススメしたこのボコランドに来てみたわけです」

みほ「へぇ、お姉ちゃんが・・・え、お姉ちゃんが?」

しほ「はい」

みほ「それはいつごろの話ですか?」

しほ「今朝です」

みほ「へぇ・・・今朝かぁ・・・へぇ~~~・・・・」

ダージリン「因みに私はミカさんと一緒にオレンジペコを探しにやってまいりましたの」

ミカ「丁度暇だったからね」

ダージリン「ねぇみほさん、オレンジペコを知らないかしら?」

みほ「・・・う、ウチ知らへんで」目逸らし

ダージリン「そうですか・・・困りましたわ・・・」

ミカ「探し物はそう簡単に見つからないさ。地道に探して行くことが近道なんだから」

ダージリン「そうですわね。ところでみほさん、こんな格言を」

みほ「知らんです」

ダージリン「まだ何m」

みほ「知らんです」

ダージリン「残念ですわ」

ダージリン「それにしても、本当にオレンジペコは何処に行ったのかしら・・・」

ミカ「彼女だって一人で旅に出たい時はあるのさ」

みほ「そうですよ、オレンジペコさんだってダージリンさんに秘密で何処かへ行く時もありますって」

みほ「・・・ところで」


しほ「そしてこれが西住流ジャイアントスィングです」ヴォンヴォンヴォンッ

ぼこ『あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!”!”!”』


みほ「お母さんはいつまでボコをいじめてるの!?」

しほ「いじめではありません。ボコが日本代表にふさわしいマスコットキャラとなるよう教育を施しているだけです」

みほ「いくらなんでもやりすぎです!!」

しほ「みほ、私はね、どうしてこんな負けっぱなしのマスコットが日本代表になったのか不思議でたまらないのです」

しほ「もしかしてボコ、貴女は他国の回し者ですか?」

ボコ『あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!”!”!”!”だずげでぇ”え”え”え”え”え”え”え”え”え”え”え”え”え”!”!”!”』




みほ「ほら!もういい加減やめてあげようよ!これのせいでボコが立ち上がれなかったらボコがボコでなくな・・・」


ボコ『だあ”じり”ん”ざま”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!”!”!”!”!”』



みほ「」

ダージリン「あら?今私を呼びました?」

みほ「い、いいえいえ!誰も呼んでは・・・」

ミカ「彼(ボコ)が君の名を呼んでいたよ」

みほ「ミカさん!それは気のせいです!風のさえずりかなにかです!!」

ミカ「今ここに風は吹いてはいないさ」

しほ「ふむ・・・なるほど・・・」

しほ「ボコ、少し失礼します」かパッ




ボコ(オレンジペコ)「あう・・・死ぬ・・・死んじゃう・・・」

ダージリン「あらあらまぁ・・・」

ミカ「よかったじゃないかダージリン。探し物がすぐ近くにあって」

しほ「なるほど、あなたがオレンジペコさんでしたか」

ペコ「・・・」ピクっピクっ

しほ「今までのご無礼、申し訳ありません」

ダージリン「さあ、こんなところで遊んでないで学園艦へ帰るわよペコ」

ダージリン「しほさん、ミカさん、それにみほさん、ペコを探してくださってありがとうございます」

ミカ「何、当然のことをしたまでさ」

しほ「見つかってよかったですね」

みほ「・・・」

ダージリン「それではみほさん、ごきげんよう」

みほ「さ、さよなら・・・」







みほ「・・・とりあえずお姉ちゃんは許さない」

~次の日~

                 ___
            >  ´     `  <
            /                 \
         /      、           ヽ
           /     /   ハ            |
        ′/ N -l―N| | l!―l- | |   l

        i | | ヽハ/  |' WVヽ/|_|   l !
        |V| |《 廻}      廻} 》|  / |
        | l l  ´ ̄  ,    ̄` 厶イ  |
          И 、∧           /|   /
            | l  \  -=-  /V  /
            | |    > __ イ  / /
         、 l  ハ | _|     |、//___
           .\N / ハ.  __|'´      /、
             /  、/ __ l    ./   ヽ
           ./     \´ † /   //、   |
          ,<_____\/  / / |    |
        ′   l \__  ̄ ̄_/ `|    |
         |   |´     /   ィ \   |    |
         |   |     /   |l    ヽ  .|    |
         |   |   ′  }{    |  |    |


西住みほ
『皆さんに残念なお知らせが二つあります』

『ひとつはオレンジペコさん奪還作戦に失敗したこと』

『もう一つは』

『裏切り者が現れたことです』

ケイ
『何?』

『もしかしたその裏切り者のせいで作戦が失敗したってこと?』

西住みほ
『そうです』

カチューシャ
『裏切り者は粛清よ!』

吶喊野郎Cチーム!!
『で、その裏切り者とは一体誰のことでしょうか?』

ドゥーチェ
『ヘタをすればこちらの作戦が筒抜けになるから早急に対処しないとな』

西住みほ
『いえ、粛清はしませんし』

『名前を出すつもりはありません』

『もしかしたら、断れないような状況だったのかもしれませんし』

『例えば』

『何かの予算的な問題とか』

『肉親関係だったとか』

『カレーだったりとか』

カチューシャ
『まほぉ!!』

ケイ
『まほぉ!!』

吶喊野郎Cチーム!!
『まほさん!?』

ドゥーチェ
『カレーにつられちゃったかぁ・・・』


まぽりん
『まて』

『ちがうんだ』

エリカ 逸見
『違わないでしょう』

まぽりん
『ちゃうねん』

ケイ
『なんで関西弁・・・』

西住みほ
『しかし私とエリカさんはそのことについては咎めません』

『だって一日無駄にしたってだけで』

『作戦の基礎すべてが崩壊したってわけじゃないんですから』

エリカ 逸見
『まだ何も決まってもいないわけだしね』

『このことは水に流して、本格的に作戦を練りましょう』

まぽりん
『まってくれ』

ドゥーチェ
『スマナイみんな』

『残念なお知らせがある』

まぽりん
『これには深いワケがあるんだ』

ドゥーチェ
『CV33すべてペパロニに持って行かれた・・・』

エリカ 逸見
『チッ、やられたか』

吶喊野郎Cチーム!!
『ならばプラウダとウチと、あと黒森峰とあとアヒルさんチームの89式ぐらいですか』

まぽりん
『せめて言い訳だけでも聞いてくれ』

西住みほ
『いえ、それだけでも十分な戦力だと思います』

ケイ
『えっと』

『隊長はエリカよね?副隊長は誰にする?』

西住みほ
『なるべくタンカスロン経験者の方がいいと思うので』

まぽりん
『聞いてる?』

『無視?』

西住みほ
『アンチョビさんが適してるかと』

カチューシャ
『いえ』

『ここはカチューシャのドクトリンを完璧に覚えてるウチのニーナの方が適しているわ』

まぽりん
『これがイジメというやつか』

エリカ 逸見
『どう?アンツィオはそれでいい?』

ドゥーチェ
『私はどっちでも構わないぞ』

まぽりん
『初めてだよ、こんな気持ちは』

西住みほ
『お姉ちゃんさっきからうるさい』

『こっちは真面目な話をしてるんだから』

『黙ってて』


            _  ---────-、
         , -'": : : : : : : : : :_/丶: : : 、\γY^ヽ
      __ハ〃: : : : :/:-─ 、: ィヘ: l : l: : : :\\l}: : l
     /: У/: : : : /─""" ̄ ̄ ヾ: :l、: : : : :∨l} : |
     l: :l: /: : : : /         l: :l:lヽ: : : : Vl: : :|

     |: :l/: : :l: /             l: ハ__l_: : : : :l}: : :|
     |: /: : : |: ' -─‐-       ' ̄  ll l : l: : : :|: : :|
     |:.l:./: : |:.'    __      , -  レィ': : : :|: : :|
     |:.|:l: : : |:l     `      __ |: /l:.ノ : : :
     |:.lハ : : ム _,ィ=ミ     '⌒``ヾ:/‐lヘ: : : :l

     |: : :V: :ト 、ゝ'⌒    丶  /:./:./:. /   ノ : : : :
     : : : : l}、ー ヘ /:./:./:. 、_   ノ    /__/ |: : : : l
     l: : : : :l ゝ -丶           ′  l:.|: : : : :
     l: : : : :l     >  __    _ イ     ,': | : : : : |
    ,' : : : /l         r入l  ̄  l/ヾ   ,′|: : : : l:|
    /: : : :,': l      , -'"ノ    〉⌒ヽ  /: : |: : : : l:|
    /: : : : l: : l , -‐=7/  ∧====/   llニニ=z: : : : : :|
   .': / : : l : : Yヘニニ|l    \ /    l|ニニ/l: /: : :/:|
   l:/: : : :l: : : lニ∨=|レニ二^Yo⌒ニ=-'ニ/=l/:/: /: l|
   lハ: : : :l∨: lニニ|ニニlニニニ|ニニ|──‐|ニニl/: : :/.:l
   l| V: : | Vl二ニ|ニニlニニニ|ニニ|┬‐┬|ニ/: :/ リ
   l| V: :|  ,'ニニニ|ニニlニニニ|oニニ| |   | |ニ//l
     V:.|  lニニVニニlニニニ|ニニ|_|__|_|ニニニ|
      ヾ{  'ニニノヾ〉l=lニニニl>‐ ⌒ヽ-、l/ニニ|
        'ニチノ/>-  ̄l}ニニニニ=l \ニニ
        ,'ニゝ/ニニニニニl}ニニニニl─‐-ミニl
         lニニ/ニニニニニ=l}ニニニニノニニニヽ}

まぽりん
『カチューシャ』

『私だ』

『カチューシャのドクトリンについて言いたいことがあるのだが』

カチューシャ
『何よ』

まぽりん
『エリカがお前からドクトリンを受け取ったと聞いて、見せてもらおうとしたのだが』

『なかなか見せてもらえなくてな』

カチューシャ
『そりゃそうでしょ』

『私が見せるなって言ったんだから』

まぽりん
『なぜだ』

『なぜそんなことをする』

カチューシャ
『あたりまえでしょ』

まぽりん
『まさか私を信頼してないのか?』

カチューシャ
『あたりまえでしょ』

まぽりん
『なぜだ』

カチューシャ
『むしろなんでわからないのよ』

『何?本当に言ってるの?』

『マジで言ってるの?』


まぽりん
『私が何かしたか?』

カチューシャ
『したじゃない』

『思いっきり』

まぽりん
『まぁ、それはさておき』

『エリカが風呂に入ってる間にこっそり見せてもらったわけだが』

カチューシャ
『ふざけてるんじゃないわよ』

『何勝手に見てるのよ』

まぽりん
『おそらくだが』

『あの作戦は速攻で対処されるだろう』

カチューシャ
『は?』

『そんなわけ無いでしょ』

『このカチューシャが考えたのよ?』

『そう易々と対処されてたまるもんですが』

まぽりん
『よく考えてみろ』

『相手はお母様』

『強いて言うなら西住流の師範だ』

『私が言うのもなんだが』

『この作戦を見破れないわけがない』

カチューシャ
『今から作り直せと?』

まぽりん
『いや』

『今更作り直すのも骨が折れるだろう』


まぽりん が画像を送信しました

まぽりん
『カチューシャのドクトリンを元に作り直したんだが』

『これはどうだろうか?』

カチューシャ
『あー、うん』

『そうねぇ・・・』

『五分待って』

カチューシャ さんが画像を投稿しました

カチューシャ
『どうせならこんな感じでどう?』

カチューシャ さんが画像を投稿しました

カチューシャ
『もしくはこう』

まぽりん
『おお』

『なかなかいいじゃないか』

カチューシャ
『そうでしょうそうでしょう』

まぽりん
『しかし、欲をいえばだな』

『ちょっと待ってろ』




まぽりん さんが画像を投稿しました

まぽりん
『こんな感じとか』

カチューシャ
『いや、それじゃダメね』

『仮にAが前線に出れたとしてもCとDががら空きになって守れなくなるもの』



まぽりん が画像を投稿しました

まぽりん
『じゃあこんなかんじか?』

カチューシャ
『あー・・・』

『ちょっと怪しいわね』

『っていうか』

『これ多分終わらないと思うから』

『一度みんなで集まって作戦会議をしましょ』

まぽりん
『そうだな』

『じゃあ場所は適当に』

『みほの住んでる家でいいか』

カチューシャ
『別にいいんじゃない?』

まぽりん
『じゃあそういうことで』

~~~~

まほ「と、いうことがあったのだ」

みほ「あのねお姉ちゃん」

みほ「別にカチューシャさんのドクトリンのこととか、全員集まって作戦会議っていうのはいいんだよ?」

みほ「おまけに言うと私の部屋で作戦会議っていうのも別に構わない」

みほ「でもね、私はみんなが今日来るだなんて聞いてないよ?」

みほ「ついでにいうと、私の部屋でやるっていうのも今さっき初めて聞いたからね?」

アンチョビ「まぁまぁ、来てしまったのはしょうがない。ということで上がらせてもらうぞー」

ケイ「とりあえず、おかしやジュースも買ってきたからね!」

みほ「あ、うん、ありがとう」

みほ「・・・で、お姉ちゃんは私に何か言いたいことは?」

まほ「この試合は私たち姉妹にとって死活問題だ。心して作戦会議に取り掛かるように」

みほ「うん、ちがうなー。私そんなこと聞きたいんじゃないんだけどなー」

まほ「・・・まさか!今日の夕食はカレーなのか・・・!」

みほ「うん、違うね。まずは私に『ごめんなさい』しないとね」

(もう十月かぁ・・・)白目

~数時間後~

カチューシャ「だーかーらっ!そこに前進させるとこっちがガラ空きになるっていってるじゃないの!!」

ケイ「問題ナッシング!それぐらいなんとかなるわよ!」

カチューシャ「なるわけないじゃない!!」

まほ「いや、でもここはケイの案も取り入れたほうがいいだろう」

西「それじゃあ吶喊も取り入れてはいただけないでしょうか!」

カチューシャ「アンタたち!このカチューシャのドクトリンに不服があるわけなの!?」

アンチョビ「いや、そういうわけではないが、もしもの為に視野に入れといたほうがいいって話だろ?」

みほ「・・・あ、もうこんな時間」

ケイ「ワォ・・・結構話し込んでいたわね・・・」

カチューシャ「あんたたちがあーだこーだ言うからじゃないの!」

まほ「それにこの時間帯だと学園艦に戻ることさえできないな・・・」

みほ「あ、えっと・・・じゃあみんな此処に泊まる?ホテルだとお金かかっちゃうし」

西「良いのですか?西住さん」

みほ「うん!部屋は狭いけど、テーブルとか退ければみんな寝れると思うし!」

まほ「いや、それでもこの大所帯だ。周りの住人に迷惑をかけるかもしれん」

ケイ「それじゃあ、せめてみほの部屋で寝る人とホテルで寝る人と分けましょ!」

カチューシャ「じゃあ私とミホーシャと、あとひとりは誰かしら?」

アンチョビ「おいおい、何勝手に決めてんだ」

カチューシャ「いいじゃない!元々この会議は私が居なきゃ始まらなかったんだから!」

アンチョビ「いや!普通ここはじゃんけんで決めるだろ!」

まほ「みほ、お前はどうする?」

みほ「え?どうするって?」

まほ「誰を泊まらせるか、だ」

みほ「うーん・・・私は誰とでもいいけど・・・」

西「あの・・・できれば私を泊めて頂きたいです・・・金銭的にホテルはちょっと・・・」

ケイ「えー、私も泊まりたーい」

まほ「ああ、済まない言い忘れてた。みんなの分のホテル代は私が出そう」

ケイ「あら、そうなの?太っ腹ね!」

まほ「大丈夫だ。これぐらいは黒森峰戦車道の経費の中に紛れ込ませれば意外となんとかなる」

みほ「お姉ちゃん・・・言わなくてもいいことを・・・」

ケイ「ってか、もしかして常習犯?」

まほ「はて、なんのことやら」


アンチョビ「それじゃあじゃんけん行くぞ!じゃーんけーん・・・ぽんっ!!」


西「・・・あ、勝ちました!」

アンチョビ「やったー!勝ったー!!」

カチューシャ「ぐぬぬっ・・・」

ケイ「あーあ、残念」

まほ「よし、ケイとカチューシャだな」

カチューシャ「あーあ、ミホーシャとおしゃべりしたかったなぁ・・・」

みほ「あ、それじゃあまた遊びに来てくださいよ!歓迎しますよ!」

カチューシャ「え、いいの!?」

みほ「はい!今度来た時はパジャマパーティーでもしましょうよ!」

カチューシャ「ええ!絶対よ!」



まほ「よし、それじゃあ早速移動を・・・」

アンチョビ「おいおいおい待て待て待て」

アンチョビ「お前たち、何か忘れてないか?」

アンチョビ「今は夜の七時、そうだよな?」

西「あ!お風呂の時間ですね!」

アンチョビ「いやいや、それもそうだがそうじゃない」

カチューシャ「ドラ●もんの時間ね!」

アンチョビ「いやいやいや、それも違う。ってか今日は土曜だぞ」

みほ「・・・あ!そろそろ寝なきゃ!」

アンチョビ「に~し~ず~み~。お前までボケるな私が困る」

まほ「なあ、それより腹が減らないか?」

アンチョビ「そう!それだよそれ!飯だ!飯の時間だ!」

ケイ「あら、そうねぇ・・・じゃあ外食しましょっか」

アンチョビ「いやいやいや待て待て待て」

アンチョビ「何のために私がいると思う?」

まほ「会議のためだろ?」

アンチョビ「に~し~ず~み~かっこあね~。そういうことじゃないんだよ」



アンチョビ「今から材料の買い出しに行くぞ!!」

~約三十分後~

みほ「ただいまー」

カチューシャ「材料買ってきたわよ!」

西「お店が近くで助かりました!」

アンチョビ「おお、三人とも買い出しご苦労!」

まほ「それで、何を作る気なんだ?」

アンチョビ「ああ、そのことなんだが・・・何が食べたい?」

ケイ「ステーキ!」

カチューシャ「ボルシチ!」

みほ「冷奴!」

まほ「カレー」

西「すき焼きですかね!」

アンチョビ「待て待て、お前らせめて何が食いたいか統一してくれ」

ケイ「じゃあハンバーガー!」

カチューシャ「ピロシキ!」

みほ「塩辛!」

まほ「カレー」

西「ならば鯖の味噌煮!」

アンチョビ「待て待て待て、私統一してくれといったよな?なのに何故さっきと違う回答が出てくるんだ」

アンチョビ「もう一度聞くぞ、何が食べたい?」

ケイ「しょうがないわ!ここは牛丼にしましょ!」

カチューシャ「何言ってんのよ!ここはお蕎麦であるべきよ!」

みほ「私は焼肉でもいいかなぁって思うんだ!」

まほ「カレーにしよう。此処に来るときココイチを見つけたんだ」

西「私、一度フライドチキンなるものを食べてみたいんです!」


アンチョビ「オッケー、わかった。私が悪かった。頼むから大人しくそこで待っていてくれ」

まほ「さてと」

まほ「アンチョビの料理ができるまでに何かやっておくことはあるか?」

ケイ「ん-、そうねぇ・・・」

カチューシャ「そうだわ!ゲーム!ゲームしましょう!」

みほ「ええ・・・でもウチにそういうのはおいてないよ?」

カチューシャ「大丈夫!カチューシャが持ってきてあげたわ!!」

西「あの、実は私も花札を・・・」

まほ「お前たち、今日は何をしに来たのかわかっているのか?」

ケイ「あら?まほ、あなたのこれは何?」

まほ「・・・暇つぶしにだな」

みほ「お姉ちゃん、さすがに雀牌はないと思うなぁ・・・」

まほ「最近覚えたんだ、麻雀」

~結局なんやかんやあって~

まほ「・・・私はそれが気になって、御札の貼ってある部屋を覗いてみた」

まほ「するとそこには・・・!!」

まほ「・・・何もなかった」

まほ「いや、何もないはずがない。私は確かに聞いたのだ」

まほ「その部屋から人の呻き声と何かを引きずるような音を」

まほ「私はとっさに逃げた。もしかしたら私は何か良からぬものを自由にさせてしまったのではないか」

まほ「あれ以来、その部屋には入ってないから今はどうなっているかわ分からない・・・」


まほ「これで私の話は終わりだ」


みほ(なんで百物語になったんだろう)

西「では、次はわたしですね。私が小さい時の話なのですが・・・」


カチューシャ「飽きた!!」

西「ええ!?まだ話してもないのにですか!?」

ケイ「そうよ。まだ始まったばかりじゃない」

まほ「まさかカチューシャ、先ほどの話でビビったか?」

カチューシャ「び、ビビってないわよ!ただ面白くなかっただけじゃない!怖くなんてないわ!本当よ!」

ケイ「バァアアアアアアアアアアアア!!!!」


カチューシャ「ひゃぁああああああああ!!!」

ケイ「あっははははは!!やっぱり怖かったんじゃないの!」

カチューシャ「そ、そんなことは!!ない!!いきなり大声出されたら誰でも驚くわよ!!」



アンチョビ「おーい、お前ら~。飯が出来たぞ~」

アンチョビ「ほーら!アンツィオ特製パエリアだ!!召し上がれ!」

みほ「わー、おいしそー!」

アンチョビ「美味しそうではない、美味いんだ!!」

アンチョビ「さらに大人のブドウジュースもあるからな!パエリアに合うぞ~!」

まほ「ふむ、さっそくいただこうか」

「「いっただきま~す!!」」

アンチョビ「・・・深い意味はないがイタリアでは乾杯のことを『チンチン』っていうんだぞ」

ケイ「・・・突っ込まないわよ」

アンチョビ「何!?何に突っ込まないんだ!?『チンチン』の何処に突っ込まないんだ!?ナニにだ!?」

みほ「アンチョビさんスケベ」

西「あ、美味しいですね!!」

~一方その頃~


  ./  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|
./                          /  .|
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|     ナ   ー- 、|,.土                |  /!
|    / こ (_ 人廾  や だ も ー    |/ ||
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||   ||  ., '´  ̄`ヽ                    ||   ||
||   ||  { 〈_L{__}」j〉              ||   ||
||   ||  ,r' jリ ゚ ヮ゚ノ(、                ||   ||
||   ||  'ソ,j〈芥0))__________________ ||___||
|| (| ̄lフ]/8:8:8/::8 クルッ:/ニニニニニニニニ./ ||=/|

||/|_|/:8:8:8:8:8:クルッ/ EヨEヨEヨEヨ  .||//|
|二二二二二二二二二二二二二二二二二二|/  |
|         たこ焼き 350円          |  /

しほ「本日は、『武部流スマホ道親睦交流会』にお越しいただきありがとうございます」

しほ「急な催しではありますが、なんと武部流の門下生は誰一人と欠けることもなく出席で大変喜ばしいことであります」

しほ「さて、堅苦しい挨拶はここまでにして、ゲストをお招きしました」


しほ「黒森峰高校副隊長の逸見エリカさんです」

しほ「皆さん拍手」


     パチパチパチパチッ


しほ「それでは乾杯の音頭を我らが師範、武部沙織師範お願いします」

沙織「はーい!みんなグラスは持った~?」


沙織「それじゃあかんぱ~い!!」




エリカ(・・・どうしてこうなったのよ)

エリカ(落ち着け、落ち着くのよ私!)

エリカ(えっと確か私、買い物に行ってたのよね・・・)


~~~~~~~
~~~~~~
~~~~~


エリカ「さてと、こんなもんかしらね」

エリカ「しっかし、これだけ買い物が多くなるとは思わなかったわ」

エリカ「・・・小梅あたりでも連れてこれば良かったかしら」

エリカ「今更こんなこと言っても遅いわね」

エリカ「・・・ん、あれは」


沙織「・・・」


エリカ「・・・確かみほのⅣ号車の・・・なんで熊本にいるのよ」

エリカ「いや、それよりもここを離れないとヤバイ気がする!本能がそう囁いている!!」

沙織「・・・!」

エリカ「ヤバ!気づかれた!!」

沙織「・・・!・・・・!!」

エリカ「クッ!逃げないと・・・ああもう!荷物邪魔!!」


沙織「・・・えりり~ん!えりり~ん!」

エリカ「誰がえりりんだ!!・・・おわっ!!」ベチャッ

沙織「おーい、えりりん大丈夫?どうしたの?っていうかそんな大荷物で走ったらコケちゃうよ?」

エリカ「いてて・・・えりりん言うな!ってか大洗の通信手よね?みほと同じⅣ号車の」

沙織「そうだよえりりん!」

エリカ「だからそのえりりんやめて!」

沙織「それにしても、大荷物だね。手伝おうか?」

エリカ「いいわよ別に・・・」

沙織「まぁまぁそんなこと言わずに!それに、私えりりんに教えて欲しいこともあるし!」

沙織「で、どこまで行けばいい?学生寮?」

エリカ「・・・学園艦の前まででいいわ」

沙織「オッケー!じゃあ行こっか!」

エリカ「それで、なんであんたは熊本に?」

沙織「あんたじゃなくて沙織!今日は友達と合う約束してるんだ!」

エリカ「へぇ、友達と・・・」

沙織「うん!なんでも親睦会を開いてくれるとか!」

エリカ「そう」

沙織「あ、もしよかったらえりりんも来る?」

エリカ「別にいいわよ、他の人に悪いし・・・ってか名前やめて」

沙織「まぁまぁ、そんなこと言わずに!ちょっと連絡入れてみる!」

エリカ「はぁ・・・全く・・・」

沙織「・・・オッケーだって!」

エリカ「はやっ!」

沙織「他の人だったら遠慮してほしかったけど、えりりんだったら知ってるから大丈夫だって!」

エリカ「私なら大丈夫?・・・私の知り合いかしら・・・」

沙織「あ!見えたよ学園艦!早く行こ!」

エリカ「ああ!ちょっとまちなさい!」

~~~~~
~~~~
~~~


エリカ(そうだ思い出した!)

エリカ(あのあとなんやかんやで無理やり連れてこられたんだった・・・!)


アリサ(・・・ねぇ)

エリカ(まさか沙織と西住市販がつながっているとは思わなかった・・・)

アリサ(・・・ねぇってば)

エリカ(はぁ・・どうやって抜け出そうかしら)

アリサ(ちょっと!)

エリカ(何よ!!)

アリサ(あなた黒森峰の副隊長でしょ?なんでこんな場所に来ちゃったのよ!)

エリカ(仕方ないでしょ!断ろうにも断れないのだから!)

アリサ(まだ断る機会があっただけまだましでしょう!私なんで否応無しに連れてこられたんだから!!)

エリカ(で、私に何か用?)

アリサ(あなたもここから抜け出したいんでしょう?)

アリサ(ならばここは一つ、手を組まないかしら)

エリカ(はぁ?何を言ってんのよ)

アリサ(あなたこそ何言ってんのよ!私もあなたもここから逃げ出したい!)

アリサ(これだけでも手を組む理由はあるじゃない!)

エリカ(まぁ、それはそうかもしれないけど)

沙織「えーりりん!ちゃんとたべてる~?」

エリカ「えりりん言うな!ちゃんと頂いてるわよ」

しほ「沢山あるから遠慮しないで頂戴ね」

エリカ「し。師範・・・」

しほ「いえ、今の私は武部流スマホ道の門下生に過ぎません」

しほ「私のことは『しぽぽん』と呼んでください」

エリカ「グフォッ!!」

沙織「あ、ちょっと大丈夫えりりん!?」

エリカ「ゲホッごほっ・・・大丈夫・・・ジュースが変なところに入っただけ・・・あとえりりんやめろ」

ダージリン「フフッ、大変珍しいものを見せてもらいましたわ」

エリカ「グッ、ダージリン・・・」

ダージリン「時に、こんな言葉をご存知?『いつも自分を磨いておけ。あなたは世界を見るための窓なのだ』」

エリカ「ゲホッ・・・誰よそれ・・・えっと、ジョージ・バーナード・ショー・・・だっけ?」

ダージリン「・・・!」パァアア


ダージリン「じゃあ『今年死ぬ者は、来年は死なずに済む』は?『自分自身の道を迷って歩いている子供や青年の方が、他人の道を間違いなく歩いている人々よりも好ましく思う』は?『運命のなかに偶然はない。人間はある運命に出会う以前に、自分がそれを作っているのだ』は!?」

エリカ「ちょ!いっぺんに喋らないで!!」

猫田「今日のダージリン産、生き生きしてるにゃー」

ミカ「最近、誰も構ってくれなかったんだってさ」

エリカ「はぁ・・・ったくもう・・・」

アリサ「よし、いい作戦を思いついたぞ」ボソッ

エリカ「あ?何よ作戦って」

アリサ「もう少し声のトーンを下げなさいよ!」ボソッ

エリカ「はいはい。で、なに?」ボソッ

アリサ「とりあえず、貴女と私の電話番号を交換しましょう」ボソッ

エリカ「嫌よ、他人に教えたくないわ」ボソッ

アリサ「・・・ここを抜け出したいんでしょ?」ボソッ

アリサ「大丈夫、私を信じなさい」ボソッ

エリカ「・・・わかったわよ」

アリサ「あと念のためラインも教えて頂戴」

アリサ
『いい?これを逃したら脱出は不可能だと思って頂戴』

『まずは電話をかける』

『ただそれだけでいい』

『親からでも隊長とかでも誰でもいい』

『ただ、自分より目上の人からかかってきた電話だと敵に思わせればいいのよ』

『そして適当な嘘をこいてトンズラ!』

『そしてこの家から脱出したあと。もう一度電話をかける』

エリカ 逸見
『何よ』

『普通じゃない』

アリサ
『いいから!』

エリカ 逸見
『別にいけど』

『もちろん、最初はあなたが私に電話をかけるのよね?』

アリサ
『何言ってんだ?』

『普通逆でしょう』

『私が発案したことなんだから』

エリカ 逸見
『・・・まあいいわ』

『ワタイを置いて逃げないでよ?』

アリサ
『わかってる』

沙織「ねぇねぇ、この料理超美味しいね!」

しほ「ええ、最近雇ったシェフが作った料理です」

ミカ「この味は・・・ふむ、なるほど・・・」

ダージリン「時に猫田さん。あなたトレーニングはどの様のことを?」

猫田「それはですにゃー・・・」


アリサ「・・・よし、こちらには気づいてない。かけてくれ」

エリカ「ええ」



prrrrrrr


アリサ「あーすまない、私だ。もしもし(棒)」

アリサ「はい、はい・・・ええそうです・・・はい・・・な、なんだってぇ!!(棒)」

アリサ「イエスマム!この命に変えましても!!(棒)」

沙織「ど、どうしたの?」

アリサ「いやー、実は学園艦に熊が出没したみたいで」

沙織「く、くまぁ!?」

アリサ「ええそうなの!だから申し訳ないけど私はこれd」

しほ「なるほど、熊ですか」

アリサ「ええ、なのでお暇を・・・」

しほ「それはいけません。熊が出没したというのに貴女ひとり返すわけにはいきません」

しほ「菊代さん、今すぐライフルとヘリの用意を」

アリサ「ああ待って待って!もしかしたら聞き間違えたかも!本当は猪だったかも!!」

しほ「猪・・・いえ、それでも危険性は変わりません」

しほ「皆さんしばらくお待ちください。今日のメインディッシュはぼたん鍋です」

アリサ「待って!待って待って待って!!嘘!嘘ですから!!」

エリカ(あちゃ~・・・)

しほ「ほう、嘘ですか・・・」

しほ「それでは、一体何がああったというのですか?」

アリサ「えっと、あの・・・それはその・・・・そう!」

アリサ「くまもん!くまもんがウチの学園艦にいるそうなんです!!」

しほ「なんと」

エリカ(貴女それはないわぁ・・)

アリサ「私、こう見えてくまモンのファンなんです!あと隊長も!」

アリサ「な、なのでいち早く帰ってくまもんと濃厚な一日を楽しみたかったんですはい!ほんとですほんと!!」


しほ「・・・そうでしたか、それは仕方ありませんね」

しほ「早く学園艦にお帰りなさい。でないとくまモンさんがいなくなってしまいますよ」

アリサ「あ、あ・・・」

アリサ「アザーっす!オツカレっしたー!っシャーっす!!」

エリカ(・・・それでいいんですか家元・・・)

エリカ(さて、次は私のバンなのだけれど・・・)

エリカ(流石に続けて変えるのは怪しまれる)

エリカ(ここは時間を空けてからの方がいいわね)

エリカ(・・・一応このことラインに送っておこう)


沙織「ねえ、えりりん」

エリカ「何よ。ってかそれやめて」

沙織「隠し芸大会やるんだけど、もちろん参加してくれるよね?」

エリカ「・・・私はゲストなのに?」

沙織「ゲストだからだよ!」

エリカ「そんなこと急に言われたって、私は何の用意もしてないわよ」

沙織「えー、えりりんなら何か一つや二つできそうなのに~・・・」

エリカ「無茶を言わないで頂戴!」

沙織「むぅ・・・それじゃあ隠し芸大会は取りやめて、暴露大会しよー!」

エリカ「なんでよ!?」

ダージリン「あら、面白そうね」

ミカ「刹那的な判断には賛同しかねないね・・・しかし乗ってのもまた一興さ」

しほ「それでは、順番に暴露していきましょう」


エリカ(くそう!よりによってこの三人が乗り気じゃない!)

沙織「それじゃあトップバッターは私!」


沙織「・・・結局、スマホ道ってなんなの?」

沙織「確か私が覚えてる限りでは、みぽりんからしぽぽんにスマホの使い方を教えてあげてって言われたのがきっかけっなんだけどさ」

沙織「なんでみぽりん、私が『武部流スマホ道の跡取り』だなんて嘘ついちゃったの?」

沙織「年のためにその日にスマホ道について調べたんだよ」

沙織「なかったよ、スマホ道なんて」

沙織「あとさ、この時点でスマホ道っていうものが誕生したのは わかるんだけどさ」

沙織「何をどうしたら他の流派までできちゃうわけ?ヤイカ流とか346流とかイムヤ流とかさ」

沙織「私知らないんだけどその人たち!ヤイカさんは戦車道の人だからギリギリわかるけど、私の知り合いにアイドルも海軍所属の人もいないよ!」

沙織「大会であった時もあれだよ!?みんな私をラスボスか何かを見るような目つきしてたよ!盾無高校の人がみぽりんを見てた時みたいに!」

沙織「いや!そもそも!なんで大会開いてるの!?よく開けたね!?私怖い!本来ローカルな感じだったのにここまで大々的になるスマホ道が怖い!!」


沙織「・・・あ、一人で熱くなっちゃったね・・・ゴメンネみんな」



ダージリン「・・・素晴らしいですわ」パチパチ

しほ「ええ、そうね」パチパチ

しほ「我が武部流は、戦車道でいえば西住流・・・つまり最強の頂点にいます」

しほ「つまり師範は『我らが頂点にいようとも気を抜かず、他の流派に頂点を取られないよう日々鍛錬せよ』と」

しほ「そう言いたいわけですね」

エリカ(ちがうでしょ・・・)

沙織「じゃあ次は・・・継続高校のミカさん!」

ミカ「そうね、これといって面白い話なんて持ってないけども」ポロロン

ミカ「・・・実は私、カンテレは苦手なんだ」

エリカ「カンテレって、今持ってる楽器よね?」

ミカ「そうさ。今っここで弾いているのも、練習の為なのさ」

沙織「そうなんだ!じゃあミカさんは何の楽器が得意なの?」

ミカ「ふむ・・・あえて言うなら・・・」

ミカ「『プーンギー』かな」

猫田「プーンギーですと!?」

ダージリン「おや、知っているのですか?」

猫田「いえ、全然・・・」

しほ「プーンギーとは、インドの楽器です。瓢箪に穴を空けて二つの筒を刺した形状のものです」

しほ「そして厄介なことに、プーンギーには運指というものがありません。私も一度演奏したことはありますが、中々難しいものです」

沙織「へぇ、しぽぽんもやったことあるんだぁ。どんな楽器なんだろう?」

しほ「恐らく、あなた達も一度は何処かで目にしたことはあると思います」

エリカ「そんな名前からしてマイナーな楽器見たことあるわけないでしょ・・・」

ミカ「それだけじゃないよ。あとはバグパイプやデジュリドゥ、ティンホイッスルに馬頭琴だってできるよ」

エリカ「・・・せめて何処かの国の楽器に統一しなさいよ」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年06月23日 (木) 07:10:24   ID: mYxYeH61

ああ、しぽぽん事後写真の人か、コレは期待

2 :  SS好きの774さん   2016年06月25日 (土) 00:33:43   ID: _Qnj_uKV

あんたか!期待してるぜ!

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