投下

最初は17歳組です

【とある高校・⑤】



米屋「あっちー……」ｸﾞﾃﾞｰﾝ

出水「夏だな」

米屋「だな」

出水「やる気出ねぇな」

米屋「だな」

三輪「……」

出水「三輪は暑くねーの？」

三輪「ぼやいたところで涼しくなる訳でもないだろう」

出水「まぁそうだけどよ」

米屋「あちぃ……」ｺﾞﾛｺﾞﾛ

三輪「起きろ陽介。みっともないぞ」

米屋「……しょーがねーなぁ。じゃああれやっか」

出水「お、あれくるか？」

三輪「あれってなんだ？」

出水「いいから」

三輪（？）

米屋「……」ｽｰｯ






米屋「第６回よねやんクーイズ！！！！」

三輪（！？）

米屋「夏と言えばなんだ！？ はい出水！！」

出水「夏祭り」

米屋「はい秀次！！」

三輪「え？ …………海、とか」

米屋「ダメだなおめーら。全っ然分かってねぇ」

出水「は？ 夏祭り良いじゃねーか」

米屋「もっと身近な事で考えろ」

三輪「……プールか？」

出水「分かった！ 夏みかんだろ！」

米屋「違う！」

出水「じゃあ……花火大会でどうだ！」

米屋「違う！」

三輪「……川遊び」

米屋「違う！ つーか秀次はなんでそんな水辺推しなんだよ」

出水「ダメだ、分かんねーや」

米屋「もうギブかぁ？」

出水「あぁ。答えは？」

米屋「……」






米屋「透けブラだ」

出水（うわぁ真顔で言ってる…）

米屋「周りを見てみろ。もう殆どの奴が夏服だろ？」

三輪「……あぁ」

出水「だな」

米屋「そん中でうっすら透ける下着がロマンなんだよなー」

出水「……まぁ、分からなくもないけどよ」

米屋「だろ？ じゃあ早速行こーぜ」

出水「お前こういう時マジで行動力あんのな」

米屋「秀次も行くぞ！」

三輪「断る」

【とある高校・⑥】



米屋「まずはお隣のＤ組からだな」

出水「仁礼か？ 教室にはいねーみたいだけど」

米屋「秀次、どこ行ったか知ってるか？」

三輪「……いや」

米屋「なんだよつまんねーのー」

出水「次行くか？」

米屋「だな」

光「――よ！ ３人固まって何やってんだ？」



米屋「おー仁礼、丁度いいとこに」

出水「探してたんだよ」

光「え？ アタシを？」



米屋「あぁ」ｼﾞｰｯ

出水「そうそう」ｼﾞｰｯ



光「ん？ なんだよ？ なに見てんだよ」



米屋「いや気にすんな」ｼﾞｰｯ

出水「そうそう」ｼﾞｰｯ

光「なぁ三輪、あいつらどーしたんだ？」

三輪「……いや、知らない」ｽｽｯ

光「ん？ なんで離れんの？」

三輪「別に…意味はない」

光「なんでお前は逆に目を合わせねーんだよ」

三輪「意味はない」

光「人と話すときは目を見ろ！」ｽﾞｲｯ

三輪「ま、待て、近づくな……」

光「じゃあこっち向け！」ｽﾞｲｯ

三輪（……くっ……あいつらのせいで……！！）

光「おいそっちの２人！」

米屋「はい」ｼﾞｰｯ

出水「うっす」ｼﾞｰｯ

光「さてはおめーらアタシに隠し事してんな？」

米屋「いやー……隠し事といえば隠し事なんかね？」ｼﾞｰｯ

出水「どうだろうな」ｼﾞｰｯ

光「？？」





米屋（……ピンクとは意外っすね、出水さん）

出水（そっすね米屋さん）

>>22
あー>>1にあるURL全部スマホ版のURLだね

【ワールド】ボーダーの恋愛事情【トリガー】
【ワールド】ボーダーの恋愛事情【トリガー】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1436705330/)

【ワールド】 ボーダーの恋愛事情 ・ ② 【トリガー】
【ワールド】 ボーダーの恋愛事情 ・ ② 【トリガー】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1443107415/)

【ワールド】ボーダーの恋愛事情 ?【トリガー】
【ワールド】ボーダーの恋愛事情 ?【トリガー】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1449920651/)

【ワールド】 ボーダーの恋愛事情④ 【トリガー】
【ワールド】 ボーダーの恋愛事情④ 【トリガー】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1455807719/)

【ワールド】 ボーダーの恋愛事情 ５ 【トリガー】
【ワールド】 ボーダーの恋愛事情 ５ 【トリガー】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1460772694/)

こっちならどうかね？

>>26
ありがとうございます！
しかしこうして見るとスレタイ数のカウントが不揃い過ぎる（小南）


あ、今日はこの辺にしときます。
次はＥ組予定です

光ちゃん可愛いし動かしやすい（小南）
熊ちゃんの健康的な○ンチは次あたりですかね……


もう少し経ったら投下予定です

【とある高校・⑦】



米屋「どうよ？」

出水「……思ったより……こう……いいな。これ」

米屋「だろ？」

出水「最初は知ってる奴の見たところで別に……とも思ったんだが逆だったわ」

米屋「マジそれな。ギャップあると最高だよな」

出水「よし次行くか！」

【Ｅ組】



米屋「ついに来たぜ……！」

出水「Ｅ組と言や熊谷と小佐野か」

米屋「そうだよその熊谷が……なぁ？」

出水「……まぁな」

米屋「デカイからな。何がとは言わねーけどよ」

出水「言ってるも同然だけどな」

米屋「しかも小佐野もそこそこだし。なぁ秀次」

三輪「俺に振るな」

米屋「行くぞ」

出水「おう」

三輪「……」



若村「……何やってんだ、お前ら？」



米屋「おぉ、ろっくん！」

出水「ろっくんじゃねーか！」

米屋「どうしたよろっくん！」

出水「ろっくん！」



若村「連呼すんな」

【Ｅ組・②】



米屋「かくかくしかじかなんだよ」

若村「……」

出水「お前も参加すっか？」

若村「いや、オレは遠慮しとく……」

米屋「なんだなんだ？ 毎日凝視してっから見飽きてるってか！？」

若村「べ、別に見てねぇよ！」

出水「かぁー！ 憎いぜ！」





若村「三輪、お前が居ながらなんだこの状況は……」

三輪「……すまない」

小佐野「ﾌﾝﾌﾌｰﾝ……」ﾃｸﾃｸ



出水「お、噂をすれば」

米屋「どっか行っちまうぞ！ 引き止めろ！」

出水「おーい！ 小佐野！」

小佐野「ん？ あぁお疲れ～～」

米屋「ちょっといいか？」

小佐野「うん、いいけど？」

米屋「最近あっちぃよなぁ」

小佐野「だね」

米屋「そういやこの前さー」




米屋（今だ！ 背後にまわれ！）

出水（了解！）

出水「……」ｼﾞｰｯ


米屋（……おい、どうよ？）


出水「……？ ……！？」


米屋（どうした？）


出水（……よ、米屋さん）


米屋（なんだ？）


出水（……）






出水（着けてないっぽい）


米屋（！？）

米屋（マジか！？）

出水（あぁ。……か、肩紐も見えねーし……）

米屋（もっと近付いてよく見ろ！ 肌色の着けてるだけかもしんねーだろ！）

出水（お、おう。ちょっと待ってろ）ｼﾞﾘｼﾞﾘ

米屋（どうだ？）

出水（くっそ……！ まだ見えねぇ！）

米屋（気張れ弾バカ！）





小佐野「……ん？ 何してんの？」ｸﾙｯ


出水「！！！！」ﾋﾞｸｯ

【Ｅ組・③】



小佐野「これはストラップレスっていうのでね、肩と背中がすっきりしてるやつなの」


小佐野「軽くて動きやすいから体育ある時とかはオススメだね～」


小佐野「肩紐って短くし過ぎると垂れる原因になるらしくて―――」



米屋「はぇ～」

出水「すっごい…」





若村（さっきから一体なんなんだこの光景は……）

少ないけど今日はこの辺にしときます

ろっくんは個人的に三輪先輩よりはノリ良さそうなのでツッコミ役がしっくりきますね

那須さん誕生日おめ

９時半ごろに投下予定です

【Ｅ組・④】



米屋「さーて、ブラの知識が少し増えたところで次は熊谷だな！」

出水「おー遂に来たか」

米屋「あいつクラスで一番デカイんじゃねーか？」

出水「いや、学年一まであるだろ」

米屋「若村パイセン的にそこんとこどーなん？ 毎日ガン見してるっしょ？」

若村「見てる前提で話すな！」

米屋「え？ 普通見るだろ？」

若村「……ガン見はしねぇよ」

米屋「じゃあ少しは見てる訳だ」

若村「そ、それは……」

米屋「いやーアレはしゃーないだろー」

出水「そういやお前んとこの香取ちゃんもデカイじゃん」

米屋「あー確かに。この前バトったら凄かったわ。スゲーぶるんぶるんしてた」

出水「ほう……」

米屋「――あれ？ ていうか秀次はどこいった？」

若村「さっき教室に戻ってったぞ」

米屋「……」

【Ｅ組・⑤】



熊谷「……」



出水「お、いたいた」

米屋「あいつが勉強してるなんて珍しいなー」

出水「お前に言われたら終わりだな……で、どうする？ 前も後ろも隣も座ってる奴いるし近づけねーぞ」

米屋「んー……」

出水「……よし、じゃあ陽動作戦でいくか。逆にこっちにおびき寄せるぞ」

米屋「OKOK」

出水「で、その後は―――」ﾎﾞｿﾎﾞｿ

米屋「ほう……」

出水「おっす」

熊谷「あ」

出水「今大丈夫か？」

熊谷「うん。平気だけど」

出水「なんか米屋が話あるんだと。教室の外で待ってるぞ」

熊谷「あたしに？ ……なんだろ」ｶﾞﾀｯ



出水（よし、標的がそっちいったぞ）

米屋（了解）

【廊下】



熊谷「どうかした？」

米屋「……」

熊谷「？」

米屋「……この廊下、端から端まで」

熊谷「え？」

米屋「負けた方が飲みもん奢りな」

熊谷「な、何急に……」

米屋「準備はいいか？」

熊谷「ちょっと待って、よく意味が……」

米屋「行くぞ」

熊谷「ねぇ」

米屋「よーいドン！！」ﾀﾞｯ

熊谷「え？ ちょっ……え！？」




熊谷（よ、よく分からないけど……負けるのは癪だ！）

熊谷「待ちなさいっての！」ﾀﾞｯ





出水（……乗ってくれて良かったー）

【廊下・②】



米屋「――勝った！！」

熊谷「……はぁ……はぁ……」

出水「いやー惜しかったけど残念だったな」

熊谷「あーもう……訳分かんない……」ｾﾞｪ…ﾊｧ…

出水「特に理由なんてねーよ？」

米屋「単にオレが走りたかった」

熊谷「だったらあたしまで巻き添えにすんなっての……」

米屋「いやー悪い悪い」

出水「それにしてもお前ノリいいのな」

熊谷「め、目の前で走られたから反射的に……」

米屋「まぁその気持ちは分かるわー」

熊谷「あー暑い……」ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ


出水（―――汗でシャツが透けてきたぞ！）ｸﾜｯ

米屋（よっしゃあ！！）ｸﾜｯ





出水（……）


米屋（……）








出水＆米屋（黒……だと……）

出水「……」ｼﾞｰｯ

米屋「……」ｼﾞｰｯ


熊谷「ん？ どしたの？」


出水「……」ｼﾞｰｯ

米屋「……」ｼﾞｰｯ


熊谷（どこ見てるんだろ……シャツに何か付いてるのかな）


熊谷（……）


熊谷（……）



熊谷（あ……！！）

米屋（しかし黒とはなぁ。やらしーな）

出水（だな）


熊谷「……//」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ


米屋（ん？ 熊谷が睨んでるぞ？）

出水（あ、ホントだ。顔も紅くね？）


熊谷「あんたら……」ｷﾞﾛｯ


米屋（……あれ？ これバレてる感じ？）

出水（えっ）






熊谷「この変態！！」ﾊﾞﾁｰﾝ


米屋「あべし！！」

出水「ひでぶ！！」

なおこの後二人まとめて那須さんに説教された模様

以上です

ネタ提供ありがとうございます

そろそろ投下しますね
特に加賀美さんのキャラ崩壊すごいので注意

【とある高校・⑧】



米屋「あー痛ぇ……」ﾋﾘﾋﾘ

出水「グーパンじゃなかっただけまだマシだろ」ﾋﾘﾋﾘ

米屋「よーしそんじゃ次は３年生組いってみっか」

出水「まだやんのか。懲りねーのな」

米屋「当たり前じゃん」

出水「まぁ別に良いけどよ」

米屋「じゃあ行くぞ」

出水「あ、おれトイレいってくっからちょっと待っててくれ」

米屋「あいよー」

【３ - Ｃ】



米屋「ちわーっす」

出水「どうもー」



影浦「あぁ？」

穂刈「ん？」



米屋＆出水（（ガラ悪っ！！））




村上「どうかしたのか？」

米屋「いやなんでもないっす」

出水「教室間違えました」

【３ - Ｂ】



米屋「どーも」

摩子「あれ？ 米屋くん」

出水「こんちはー」

摩子「出水くんまで……どうかしたの？」

米屋「摩子さんに会いに来ました」ｷﾘｯ

摩子「そうなの？ ありがとね」

出水（おぉ、槍バカが軽くいなされた）

米屋（おい出水！ やれ！）

出水（はいよー）ﾁﾗｯ


出水（……）


米屋（どうだ？）

出水（んー……水色っぽい）

米屋（ほう……）

出水（明るい系の色か。わりと意外だな）

米屋（だな）

摩子「……」






摩子「えっと……バレバレだよ、二人とも」


米屋＆出水（！！）

【３ - Ｂ・②】



摩子「あんなことしちゃダメだよ。男の子だから気持ちは分かるけどさ」

米屋「うっす……」

出水「すんません……」

北添「まぁまぁ、二人とも反省してるみたいだしその辺にしてあげようよ」

米屋（ゾエさん最高っす）

出水（マジ仏）

摩子「甘いなぁ……」

加賀美「――えっ？ 何この光景」

人見「かくかくしかじかなのよ」

加賀美「……」ｼﾞﾛｯ



出水（こわい）ﾋﾞｸｯ

米屋「あ、でも先輩は見ないんで大丈夫っす！！」ﾋﾞｸｯ



加賀美「……それどういう意味？」

米屋「え」

加賀美「見る価値が無いってこと？ ねぇ、そういうことなの？」

米屋「いやあの……」

加賀美「やっぱり大きいのがいいってこと！？ そりゃ蓮さんと柚宇が身近にいたら目も肥えるわなぁ！！」

米屋「違っ……」

出水（こわい）ﾋﾞｸﾋﾞｸ

【３ - Ａ】



米屋「……じゃあ次いくか」

出水「お前メンタル強いなマジで」

米屋「次は柚宇さんと今さんだな」

出水（……）

米屋「今さんはなんかサラシとか似合いそうだし柚宇さんは言わずもがなだろ」

出水（……）

米屋「なぁ？」

出水（……）

米屋「さっきので微妙に落ち込んだけどテンション上げてくぜ！」

ガララッ！



米屋「こんちは―――っす！！！！」



今「あれ？ 米屋くん」←ベスト着用

柚宇「どうしたの～～？」←ベスト着用



米屋「」






出水（……ふぅ……あぶねぇ……）

※出水くんが柚宇さんと今さんにリークしました

以上で透けブラ回は終了です
次はリクエストの中から書けるよう頑張ります

嵐山?綾辻
千佳、那須、木虎→修
小南→烏丸
今→村上
出水?国近
月見→太刀川
米屋?彼女
影浦←仁礼
風間?三上
緑川?黒江
加古>二宮 堤 太刀川

かな？

>>232
香澄さん←Ｃ級隊員を追加で（真顔）

９時過ぎに投下予定です

【嵐山隊・⑭】



木虎（……確か今日は宣伝用のイメージビデオの撮影があったわね）ｽﾀｽﾀ


ウィーン


木虎「おはようございまs





四人「――誕生日おめでとー！！」ﾊﾟﾊﾟｰﾝ





木虎「」ﾋﾞｸｯ

嵐山「木虎、おめでとう」

木虎「……ありがとうございます」

綾辻「おめでとー」

時枝「おめでとう」

佐鳥「おめ！」

木虎「ありがとうございます」

佐鳥「あれ？ なんか反応薄くない？」

嵐山「ケーキ買って来たんだ。食べるか？」

木虎「後で頂きます」

嵐山「そ、そうか……」

時枝「冷蔵庫に入れておきますよ」


綾辻「もう……藍ちゃんってば相変わらずクールなんだから」

木虎「そ、そんな事ないですよ。非常に嬉しいです」

佐鳥「なぁ、なにか欲しいのある？ この佐鳥先輩がなんでも聞いてあげるよー」

木虎「お気持ちだけで結構です」

佐鳥「ちぇー」



綾辻「ねぇねぇ」ﾎﾞｿｯ

木虎「？ はい」

綾辻「……もう少し笑顔見せた方が三雲くんも嬉しいと思うよ？」ﾎﾞｿﾎﾞｿ

木虎「な、なんで急に彼が出てくるんですか！」

木虎「それより今日は撮影があると聞きましたが準備はできてるんですか？」

嵐山「あぁ、もうすぐできるぞ！」

佐鳥「オレも！」

木虎「……まだできてないって事じゃないですか」

嵐山「うっ……すまない……」

時枝「まぁまぁ。まだ時間あるし大丈夫でしょう」

木虎「それはそうですが……」



佐鳥「そんな事より木虎！ 何か欲しいものとか

木虎「ありません」

【ボーダー本部】



ディレクター「おー嵐山隊の皆さん、お疲れ様」

カメラマン「お疲れ様でーす」

全員「お疲れ様です」

ディレクター「流れとしては撮影の後にインタビューって感じだから。今日はよろしくねー」

カメラマン「よろしくお願いしまーす」

全員「よろしくお願いします！」

ディレクター「よし、早速始めちゃおうか」




根付「……じゃあ後は頼むよ、嵐山くん」

嵐山「はい！」

ディレクター「そんじゃあ最初はドカーンと敵をやっつけてるところ撮ろうか」

嵐山「分かりました」

ディレクター「嵐山くんから行く？」

嵐山「はい！」

カメラマン「じゃあ回しますねー」





バムスター「……」ｽﾞｼﾝｽﾞｼﾝ


嵐山「――現れたな近界民！ 街の平和を脅かす者は俺たちボーダーが許さないぞ！」


バムスター「……」ｽﾞｼﾝｽﾞｼﾝ


嵐山「くらえ！」


ズバッ！


バムスター「」ｽﾞｽﾞﾝ…

ディレクター「はいカット！ いいね！」

嵐山「ありがとうございます」

ディレクター「じゃあ次はどうする？ 時枝くん行く？」

時枝「はい」

ディレクター「嵐山くんとは違う武器で倒してみようか」

時枝「分かりました」

佐鳥「おれが控えてるんだからあんまり目立たないようになー！」

時枝「大丈夫だよ」

カメラマン「じゃあ回しますねー」

【ボーダー本部】



時枝「……」ﾄﾞﾄﾞﾄﾞ

バムスター「」ｽﾞｽﾞﾝ…



佐鳥「必殺ツインスナ――イプ！！」ﾄﾞﾄﾞﾝ

バムスター「」ｽﾞｽﾞﾝ…




ディレクター「OKOKみんな良いよ！ じゃあ最後は木虎ちゃんだね」

木虎「はい。よろしくお願いします」

カメラマン「回しまーす」


木虎（先輩たちと倒し方を変えるとなると……スパイダーを足場にしてスコーピオンが良さそうね）

ｽﾞｼﾝ…ｽﾞｼﾝ…


木虎（……来た）




バムスター（誕生日コーディネートVer）「……」ｽﾞｼﾝ…ｽﾞｼﾝ…




木虎「えっ」



木虎「……」



木虎「あ、あの……これ……」ﾁﾗｯ





嵐山「……」ｿﾜｿﾜ

時枝「……」ﾁﾗﾁﾗ

佐鳥「……」ﾄﾞｷﾄﾞｷ





木虎（……）ﾊｧ…

今日はこの辺にしときます
嵐山さんは特に自分とこの隊員は第２の弟妹みたいに思っててめっちゃ祝ってくれそう

続きます

遅れてすいません……
今日は必ず投下します……

【ボーダー本部】



米屋「よぉ木虎」

出水「とっきーから聞いたぜ。誕生日おめでとう」

木虎「……どうも」

米屋「おいおいそれだけかよ！ 冷てーなぁ」

木虎「……」




緑川「木虎ちゃん誕生日おめでとー！」

木虎「ありがとう。……そんな事より『木虎さん』でしょ」

緑川「自分の誕生日が『そんな事』って！ もう少し嬉しそうにすればいいのにー」

木虎「……」

【ボーダー本部】



迅「よう、木虎」

木虎「どうも」

迅「嵐山から聞いたけど今日誕生日なんだって？」

木虎「えぇ、まぁ」

迅「いやーめでたいめでたい。ぼんち揚げ食う？」

木虎「結構です」

迅「……ほほう」

木虎「？ なんですか」

迅「いやいや、なんでもないよ」

木虎「なんでもない訳ないでしょう」

迅「本当になんでもないよ」

木虎「なにか視えたんですか？」

迅「気にしすぎだってば」

木虎「……」ｼﾞｯ

迅「怖い怖い。そんじゃ迅さんはこの辺で」

木虎「……」

迅「じゃあなー」ｽﾀｽﾀ

木虎「……」



木虎「……」ﾁﾗｯ



ぼんち揚げ ＜ ……



木虎（要らないって言ったのに……）

【ボーダー本部】



茜「あ、いたいた！ 木虎ちゃーん！」

木虎「……日浦さん」

茜「いま大丈夫？」

木虎「えぇ」

茜「お誕生日おめでとう！」

木虎「ありがとう」

茜「お昼ご飯食べた？」

木虎「まだだけど……」

茜「わたしが奢るよ！」

木虎「ありがとう。でも気持ちだけで結構よ」

茜「遠慮しないで！」

木虎「ううん、本当に大丈夫だから」

茜「あ、もしかしてダイエット中だったりするの？」

木虎「……」ｷｯ

茜「ひうっ」ﾋﾞｸｯ

木虎「ｺﾎﾝ……とにかく気を遣わないでいいわ」

茜「……」

木虎（？）

茜「も、もしかしてだけど……何か嫌な事でもあった？」

木虎「え？ 別に無いけれど……」

茜「だ、だって……なんだか……お、怒っ……えっと……その……」

木虎「いつもと変わらないつもりよ？」

茜「で、でも一年に１回しかないんだしもう少し喜べばいいのに……」

木虎「……またそれ？」ﾊｧ…

茜「え？」

木虎「なんでもないわ」

茜（？？）

木虎「……」




木虎「……」






木虎「……ねぇ、日浦さん」

茜「な、なに？」

木虎「私って……そんなに怒ってるように見えるかしら」ﾎﾞｿｯ

茜（えっ）

木虎「……自分では普通にしてるつもりなんだけど……」

茜「う、うーん……えっと……怒ってるというか、なんだろう……クール？ みたいな感じだよ」

木虎「……」

茜「こう、キリッ！ としてる感じ！」

木虎（否定はしないのね……）

茜「あ、でもテレビとかに出てる時は笑ってるよね？」

木虎「あ、あれは……その……違うというか……」

茜「あんな感じでいつもニコニコしてればすっごい可愛いと思うんだけどなぁ」

木虎「……べ、別に……」

茜「じゃあ試しに笑ってみなよ！」

木虎「え」

茜「ほら！ ニコッて！」

木虎「……でも」

茜「いいから！ 練習練習！」

木虎「っ……仕方ないわね」



木虎（広報の仕事の時と同じように……）ｽｰｯ



木虎（……）ﾌｰ






木虎「……」ﾆﾔﾘ


茜「」ﾋﾞｸｯ

たいして多くないけど今日はこの辺にしときます。

次で終わる予定

投下します

【ボーダー本部】



木虎（……笑うのってこんなに難しかったかしら……）ｽﾞｰﾝ

木虎（いつも笑顔でいるのはやっぱり性に合わないわね……）ﾊｧ…




修「おーい木虎ー！」




木虎「……あら、三雲くん」ﾆﾔﾘ


修「」ﾋﾞｸｯ

木虎「何を驚いているの？」

修「あ、いや……なんでもないよ」


修（なんだか凄いニヒルな笑顔だったな……）



木虎「何か用かしら」

修「あぁ、木虎って今日誕生日だろう？」

木虎（！！）

木虎「……意外ね。知ってたの？」

修「あぁ。嵐山さんも教えてくれたから」


木虎（……本当にあの人は……）

修「いつも世話になってるし……プレゼントを渡したかったんだ」

木虎（！！）ﾄﾞｷｰﾝ

修「誕生日おめでとう。それと、いつもありがとう」ｽｯ

木虎「……あ……え？ 私に？」

修「あぁ。……というより木虎以外にいないだろ？」ﾊﾊｯ

木虎「っ……そ、それもそうね……。 ありがたく頂くわ」

修「気に入ってくれると嬉しいけど」

木虎「……」

修「……」ｼﾞｰｯ

木虎「……」

修「……」ｿﾜｿﾜ

木虎「……」ﾊｧ…





木虎「……開けていいかしら？」

修「あ、あぁ！」

ガサガサ…


木虎「これ……髪留め？」

修「あぁ」

木虎「……」

修「その、木虎の髪の長さなら必要ないかもしれないけど……」

木虎「……」

修「……それに刻まれてる花、藍っていうらしいんだ」

木虎（！）

修「だから木虎に似合うんじゃないかって思って……」

木虎「……安直ね」

修「うっ」ｸﾞｻｯ

木虎「そしてこれはそれ以前の問題だけど……いいかしら？ 三雲くん」

修「は、はい」

木虎「私たちは広報で色んなメディアに露出してるわよね？」

修「あぁ、そうだな」

木虎「そんな私が今まで着けていなかった物を着けてきたら必ず興味の対象になる」

修「そう…かもな。確かに」

木虎「中には……その、そういう事だと邪推する人だって出てきかねないわ」

修「？？ ……あぁ」

木虎「だから申し訳ないけど、常に着けてる訳にはいかないの」

修「……そうか……」ｼｭﾝ

木虎「気持ちは嬉しいわ。ありがとう」

修「……あぁ……」

木虎（うっ……そんな分かりやすく落ち込まないでよ……！）

修「……」

木虎「……で、でも」

修「ん？」

木虎「それ以外の時なら……」

修「着けてくれるのか？」

木虎「は、早まらないでちょうだい。オフの時ならもしかしたら…ってだけよ」

修「それでも充分だよ」

木虎「……そ、そう」


木虎（というか彼、異性に装飾品を渡す意味分かってるのかしら）


修「ありがとう。木虎」

木虎「なんであなたがお礼言うのよ」

修「あれ？ あ、そっか。言われてみれば……」



木虎「……なにそれ」ｸｽｯ



修「！」ﾄﾞｷｯ

木虎「？ 何よ、どうかした？」

修「あ、いや……」

木虎「よく分からないわね…… じゃあそろそろ私は行くわ」

修「ｱｯﾊｲ」

木虎「……これ、ありがとう」

修「ｱｯﾊｲ」

木虎「それじゃ」ｽﾀｽﾀ

修「あ、あぁ……また明日」



修（……）



修（……）





修（……木虎ってあんな表情もできるんだな……）

直射日光は厳しそうだから那須さんはパラソルの下でゆったり本でも読んで
たまに熊谷ちゃんとか茜がこっちに手を振ってるのを見て
少し微笑みながら手を振り返してるのが似合う(確信)

>>370
いいっすね^～


少しだけ投下します

【ボーダー本部】



米屋「お、また何か貼ってあるぜ」

出水「ん？ なになに……」




――――――――――――――――――――――――――――――


　　　　　　　　～お知らせ～


酷暑の候、皆様にはますますご壮健のこととお慶び申し上げます。







海びらきじゃい！


――――――――――――――――――――――――――――――

【玉狛支部・26】



小南「やった―――！！」

宇佐美「いえーい！！」



遊真「ん？ あの二人どうしたんだ？」

修「あぁ、来週に泊まり掛けで海に行くらしいんだ」

遊真「ほう」

修「先輩たちは前の温泉には来られなかっただろ？ だから今回優先的に行ける事になったらしい」

遊真「なるほど……」

千佳「海かぁ。いいなぁ」

遊真「ていうかおれたちは行けないの？」

修「いや、ぼくらも行けるよ。特に防衛任務も入ってないし」

千佳「やった」

遊真「そりゃ良かった」

修「空閑は海は初めてだったか？」

遊真「見たことは何回かあるけど……レプリカ曰く『しょっぱい』らしいな」






林藤「……ちなみにお前は俺と留守番だからな」ﾎﾟﾝ

陽太郎「うぐぐ……解せぬ……！」

【ボーダー本部】



東「忍田本部長、今回不参加の隊は？」

忍田「Ａ級だと防衛任務が被った冬島隊に草壁隊に片桐隊、広報活動が重なった嵐山隊だ」

忍田「逆にＢ級は参加する隊の方が少ない。迅の予知では問題は無いらしいが緊急時の為に過半数を残しておかないとな」

東「なるほど」

忍田「……今回も頼むぞ。何かあったら連絡してくれ」

東「分かりました」

林藤さんと陽太郎は留守番ってことは雷神丸とヒュースは海行けるの？

【影浦隊】



光「海びらきだぞおめーら！！」

北添「楽しみだね～」

ユズル（……）

光「良かったなぁユズル。気になるあの娘の水着が見られるぞ！」

ユズル「オ、オレは別に……」

光「鼻の下伸ばすなよー？」

ユズル「うるさいな。伸ばさないよ」

>>381
あ、すみません。
その二人も行かないです

光「カゲも良かったな！」

影浦「は？」

光「アタシの水着が見られるんだぞ！」

影浦「……」




影浦「……それもそうだな」

光「え……」ﾋﾞｸｯ




影浦「あぁ？」

光「」

影浦「んだよ」

光「……い、いや……別に……」

影浦「てめーで言って恥ずかしがってりゃ世話ねーな」ﾊｯ

【荒船隊】



荒船「――放せお前ら！ 企画しやがった奴の頭弾いてきてやる！！」

加賀美「まぁまぁ」

穂刈「落ち着け」

荒船「海なんざ行ってたまるか！！」

加賀美「今回を機に克服しようよ」

穂刈「一生そのままだぞ。逃げてると」

荒船「逃げてねぇよ！ 気分じゃねぇだけだ！！」

半崎「……」




穂刈「見てるぞ、半崎が。冷たい目で」

半崎「見てないです」

木虎こないのか（クソデカため息）

>>386
さーせん……

少ないけどこの辺にしときます

王子さん絶対モテますやん

もう少ししたら投下しますね

【当日】



ざわざわ……



遊真「……おはよう。二人とも」

千佳「おはよう遊真くん」

修「おはよう……ってなんでもう水着なんだ」

遊真「あれ？ 違うのか？」

修「着いてから着替えればいいじゃないか」

遊真「おお、たしかに」

千佳「でも暑いし丁度良いかもね」

緑川「あ！ 玉狛の先輩たち！」

遊真「お、ミドリカワ」

修「なんで緑川も既に水着なんだ……」

緑川「どうせ脱ぐんだから一緒でしょ！」

小南「……ていうかあんたたち留守番じゃなかったっけ」

緑川「抜け出して来た！」

修「い、いいのかそれ……？」

レイジ「後で怒られても知らないぞ」

緑川「ヘーキヘーキ！ そっちこそ迅さんはいないの？」

小南「あぁ、どうせまたこっそり裏で何かやってんでしょ」

荒船「」ｽﾞｰﾝ


影浦「……コイツは相変わらずだな」

穂刈「決めてるんだろ。覚悟を」

影浦「さっさと諦めろ」

穂刈「大丈夫だ、鍛えてやる。オレたちが」

村上「そうだぞ。頑張ろう」

荒船「断る。一滴たりとも触れてたまるか」

犬飼「へいへいへいどうしたの哲ちゃん！ 辛気くさい顔してさ！」

荒船「うるせーよほっとけ」

【海】



米屋「っしゃあ海キタ―――！！」

出水「行くぞおめーら！」

緑川「遊真先輩も行こ！」

遊真「オッケー」



修「お、おい空閑、緑川！ 準備運動しないと危ないぞ！」



緑川「泳ぎながらするからヘーキヘーキ！」

遊真「そうそうヘーキヘーキ」≡3≡



修「いや待てそれはおかしい」

【海・②】



日佐人「おーい二人とも！」

小荒井「みんなでボディーボードやろうぜ！」

菊地原「やd

歌川「いいな、やろう」

奥寺「すみません風間さん、二人お借りします」

風間「あぁ」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

奥寺（もう焼きそば食べてる……）

三上「みんなちゃんと準備運動した？」

日佐人「もちろんです」

奥寺「はい」

小荒井「完璧っす！」

菊地原「……こどもじゃないんだから……」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

【海・③】



熊谷（……）ｷｮﾛｷｮﾛ


熊谷（……迅さんは来てないのかな）



那須「くまちゃん、どうかした？」

熊谷「あ、ううん。なんでもない」

那須「せっかく来たんだから泳いでくれば？」

熊谷「……でも……」

那須「私は大丈夫だから。ね？」

熊谷「……じゃあお言葉に甘えちゃおうかな」

那須「うん。いってらっしゃい」ﾆｺｯ

【海・④】



小南「ねぇ、オイル塗ってくれない？」

宇佐美「お任せあれ！」



烏丸「……」ｼﾞｰｯ



小南「っ……な、なに見てんのよ」

宇佐美「おやおや？ さてはアタシらの水着姿に興奮しちゃったかな？」

烏丸「……」

宇佐美「いやー困るなぁなんならベタ誉めしても良いんだよ？」

小南「こいつに限ってそんな事ある訳ないでしょ」ﾌﾝ



烏丸「そうすね。興奮します（即答）」



小南「！？」

宇佐美「ほほう」

小南「は、はぁ！？ あんた何を真顔で……」

烏丸「まぁ嘘ですけど」

小南「」

烏丸「……」

小南「」

烏丸「……すいません。それも嘘です」

小南「え？」

烏丸「というのも嘘です」

小南「……」

烏丸「まぁそれもまた嘘なんですけど」

小南（つ、つまり……えーっと……）






烏丸「じゃあ泳いできます」ｷﾗｰﾝ

小南「ちょっ、待ちなさいよ！ 結局どっちなのよ！！」

少ないけどこの辺にしときます。

遊真以外はみんな生身です（一応）

そろそろ投下しますねー

【海・⑤】



太刀川「おーい！ 諏訪さん！ 堤！」


諏訪「お？」

堤「どうした？」


太刀川「野球しようぜ！！」


堤「えっ」

諏訪「海にいてなんでその考えが浮かぶんだよ」


太刀川「こっちこっち！」

【海・⑥】



米屋「バッチこーい！！」

緑川「こーい！！」



諏訪「……つーかやんのは良いけどバットとボールあんのかよ」

太刀川「ないよ」

諏訪「あ？」

太刀川「でも弧月ならあるけど」

諏訪「……」

太刀川「あ、スコーピオンの方が良かった？」

諏訪「ちっげぇよ」

出水「太刀川さーん」

太刀川「ん？」

出水「手頃なボールないんでアステロイドでもいっすか？」

太刀川「あぁ、いいぞ」

出水「変化球はバイパーにするんで」

太刀川「OKOK」







太刀川「じゃあ諏訪さんはキャッチャーやって！」

諏訪「生身で！？」

【海・⑦】



修「……お疲れ様です、玲さん」

那須「修くん」

修「飲み物買ってきたんですが……」

那須「ありがと。ここ座って」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ

修「……し、失礼します」ｽﾄｯ



※距離感

修　　那須



那須「もう少しこっち来れば？ そこだと日が当たるでしょ？」

修「い、いえ……ここで大丈夫です」

那須「……」ﾌﾌｯ

【海・⑧】



出水「変化弾（バイパー）！」ｷｨﾝ

太刀川「旋空弧月！！」ｽｶｯ


＜ ｽﾄﾗｰｲｸ！


緑川「バッターびびってるんじゃないのー！？」

太刀川「バッターびびってる！ へいへいへい！」

諏訪「おめーの事だよ！！」

米屋「ていうか太刀川さん何連続でバッターやってんすか！」



ｷﾞｬｰｷﾞｬｰﾜｰﾜｰ






修（トリガー使って野球してる……）

那須「楽しそうね」

那須「あなたもやってくれば？」

修「いえ、ぼくは……」

那須「遠慮しなくてもいいのに」



＜カシャッ



那須（？）

修（今の……カメラのシャッター音か……？）ｷｮﾛｷｮﾛ




＜「ちょ……押すなって！ 見つかる！」

＜「ち、違っ―――」



ドサッ！



修「！」

修「三上先輩と仁礼先輩……？」



三上「あ……」

光「……やべっ」



修「そこで何を……」



光「お、おぉ！ 奇遇だなぁ！」

三上「き、奇遇だね二人とも！」



修「今のシャッター音って……」



光「奇遇だわ。ホントに奇遇だわ」

三上「奇遇すぎるね」



修「ていうかそのカメラは……」



光「うっせーな奇遇だっつってんだろ！！」ｸﾜｯ



修（えぇ……）

那須「……ねぇ、あなたたち」

光「」ﾋﾞｸｯ

三上「」ｿﾞｸｯ

那須「１つお願いがあるんだけど」

光「な、なん……ですか？」

那須「……」



グイッ



修（え……！？ ///）


那須「もう１枚お願い」ﾆｺｯ






光「――ハイ喜んで！！」

三上（あらあらまあまあ……）

少ないけど今日はこの辺にしときますね

流れ的には海→BBQ→肝試し→花火とかになりそうです（多分）

迅ってさ、着物の似合う若奥様とか未亡人顔なんだよね。
そして、今は夏。

「クラブ玉狛」のママに扮してもらう。チーママはもちろん烏丸。
迅『いいバイトがあるよ～。時給\5,000プラス歩合もつくよ～♪』
とりまる「やります！」

レイジさんは・・・うん、黒服兼用心棒ｗｗ　店長は林藤支部長。
否応なしに巻き込まれる玉狛第二メンバー
迅との一発（ランク戦）目当てに毎回カモられるダンガーさん
オトナのお店でも堂々と牛乳を頼む「若いの」さん（帰りにポストと乱闘ｗｗ
その他もろもろｗｗ

よかったらネタに使ってください^^;

遊真に「お前つまんないウソつくね」と言われる人が増えるｗｗ

昨日はすみません……
投下します

【海・⑧】



三浦「……ねぇ葉子ちゃん、泳がないの？」

香取「いい」

三浦「でもせっかく来たんだしさ……」

香取「いい。日焼けしたくないし」

三浦「そ、そっか……」






華「……本当は遊びたいんじゃないの？」

香取「別に」

華「イメージが崩れるから？」

香取「ちがう！！」

【海・⑨】



犬飼「右を見ても左を見ても女の子の水着姿！ いやー素晴らしい！ ねぇ辻ちゃん！」

辻「……」ｶﾞﾀｶﾞﾀ

犬飼「そんな所で縮こまってないでこっち来なよー」

辻「……え、ええ遠慮しま……ﾄﾞｩﾌｯ……し、ます……」ｶﾞﾀｶﾞﾀ

犬飼「えーいいじゃん泳ごうよー」

二宮「おい犬飼、強制はするな」

犬飼「ちぇっ」

辻（……助かった……）

加古「あら、奇遇ね」

双葉「……」ﾍﾟｺｯ



犬飼「おぉーお疲れ様です加古さん！ マブいっす！」

二宮「……何の用だ」

加古「そんな邪険にしないでちょうだい。暇だったらビーチバレーでもしない？」

犬飼「ﾌﾞﾌｫｯ」

加古「？」

二宮「どうした？」

犬飼「な、なんでも……」



犬飼（二宮さんがビーチバレーしてる姿を想像するだけでヤバイ）

二宮「いいだろう」

加古「そう来なくちゃ」

双葉「犬飼先輩もやりますよね」

犬飼「もちろん♪」

二宮「手加減はしてやる」

加古「言うわねぇ……辻くんは？」ﾁﾗｯ




辻「」




犬飼（し、死んでる……）

【海・⑩】



荒船「なぁ」

穂刈「どうした」

荒船「腹痛いからトイレ行かせてくれ」

穂刈「行っただろ。さっき」

荒船「……腹減ったからなんか買いに行こう」

村上「たこ焼買っておいたぞ」

荒船「……」

加賀美「頑張ろう？ ね？」



荒船「この悪魔どもが……」

【海・⑪】



米屋「こいやぁ！！」

出水「打てるもんなら打ってみろ」ｷｨﾝ


米屋「弧月（柄）で離島まで飛ばしてやんよ！！」

出水「アステロイド！！（本当はギムレット）」ﾄﾞｼｭｰﾝ

米屋「よっしゃぁ！ もらっt


ﾊﾞｷｬﾗｯｼｬｰﾝ！


米屋「―――って折れたぁぁ！？」



ｷﾞｬｰｷﾞｬｰﾜｰﾜｰ




光「おーいカゲ！ おーい！」

光「……なーゾエ、カゲどこ行ったー？」ｷｮﾛｷｮﾛ


北添「さっき向こうの方に歩いてったけど」


光「ったく、すぐ迷子になんだからなぁあいつは……」

【海・⑫】



＜ やめろ！ 放せお前ら！！


ｷﾞｬｰｷﾞｬｰﾜｰﾜｰ


＜ ピッチャーびびってる！


ｷﾞｬｰｷﾞｬｰﾜｰﾜｰ



影浦（チッ、煩くてたまんねーぜ）ｽﾀｽﾀ

影浦（……この辺なら静かそうだな。一眠りすっか）



影浦「……ん？」ﾋﾟｸｯ


三輪「……影浦先輩。お疲れ様です」


影浦「おぉ三輪、おめーもこっち来てたのか」


三輪「騒がしいのは苦手で…」


影浦「あァ、そりゃ同感だ」

三輪「……」

影浦「……」

三輪「……」

影浦「……寝るわ」

三輪「あ、はい」

影浦「……」ｺﾞﾛﾝ

三輪「……」

影浦「……Z






光「―――やーっと見つけたぞカゲ！！」

影浦「んだようっせーなコラァ！！」

光「ったくすぐ迷子になりやがって……」

影浦「なってねーよ放っとけ」

光「おぉ、三輪までいんのか！」

三輪「……」

光「なんだおめーら二人でコソコソ内緒話か？」

影浦「あーそうだ聞かれたくねぇ話してんだ。だから戻れ」

光「じゃあアタシに相談してみろ！」

影浦「……」

光「あっそんな事より暇ならちょっと付き合えおめーら！！」ｸﾞｲｯ



影浦「……」ﾊｧ…

三輪「……」ﾊｧ…

【海・⑬】



太刀川「レイジさん風間さん！ スイカ割りしよーぜ！！」

レイジ「いいだろう」

風間「スイカなんてあるのか？」

太刀川「無いから代わりに……ほら、あれ」

風間「？」ﾁﾗｯ






唯我「誰か―――！！ 助けを呼んでくれ―――！！」※埋められてます





風間「……」

レイジ「……」

太刀川「スイカ割りと唯我割りってなんか似てるよな」

唯我「や、やめてくださいよ！ 似てないです！」

諏訪「こりゃ思いっきり降り下ろせそうだぜ」ﾆﾔﾘ

唯我「殺されるぅぅぅ！！」

出水「うっせーなぁ。 分かったよ、換装してもいいから静かにしてろ」

唯我「そういう問題ではありません！ 人権が踏みにじられている！！ 話し合いを要求します！！」





東「おーい、そろそろBBQ始めるぞー」



出水「っしゃ！」

諏訪「肉キタ！！」

太刀川「餅焼いたろ！」




唯我「せめてボクを掘り起こしてからにしてくれませんか！？」

今日はこの辺にしときます。

カゲさんと三輪先輩は何気に好きなタイプわりと違うんですよね

隊長ニノ
攻撃手葉子ちゃん
万能手とりまる
狙撃手ならさかさん

強い(確信)

>>537
Ａ級１位待ったなし

もう少ししたら少しだけ投下予定です

【海・⑭】



修「おーい空閑！ もうすぐ昼食らしいぞ！」

遊真「りょーかい」



看板『←BBQはこちら』



遊真（『BBQ』？ ふむ……一体なんの事だ？）

遊真（ブースト＋ボルト　クィンティ……いや、違うか）

遊真（……気になるな）



遊真「なぁ、ビービーキューってなんの事だ？」

千佳「あ、そっか。遊真くんは初めてだったね」

修「バーベキューって言って、……そうだな……海外版の焼肉みたいなものかな」

遊真「ほほう」

太一「おれ手伝います！」

来馬「い、いやー太一はジッとしてていいんじゃないかな？」

太一「でも東さん大変そうっす……」


古寺「あ、東さんとレイジさんに任せとけば大丈夫だと思うけど」

半崎「まだ泳いでなよ」

太一「ま、まぁそう言うなら……」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ




来馬（ありがとう二人とも！）ｸﾞｯ

今（助かったわ！）ｸﾞｯ


古寺（あの二人も大変そうだ……）

半崎（ダルい）

【BBQ】


ｼﾞｭｰｼﾞｭｰ


米屋「うお―――！！ うまそ―――！！」

緑川「もーらい！」ﾋｮｲｯ

米屋「あってめコラ！ 返せ！」





柚宇「日射しがあっついなぁ」ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ

出水「ねぇ柚宇さん」

柚宇「なにー？」

出水「……その……お、おれのパーカー着てなよ」

柚宇「いいの？ やった～～」





米屋「……」ﾆﾔﾆﾔ

緑川「……」ﾆﾔﾆﾔ


出水「……な、なに見てんだよ」

米屋「いや？ べっつにー？」ﾆﾔﾆﾔ

緑川「なんでもないよー？」ﾆﾔﾆﾔ

出水「な、なに笑ってんだよ！」

米屋「だって……なぁ？」

緑川「うんうん」

出水「……蜂の巣にすんぞ」ｷｨﾝ

米屋「あら物騒だわ」

緑川「こわいこわい」

出水「あーもううっせーな！ 大人しく肉の取り合いしてろ！！」

【BBQ・②】


ﾓｸﾓｸﾓｸ……


諏訪「ゴホッゴホッ！」

小佐野「すわさんまだー？」

日佐人「流石にお腹空きましたね……」

諏訪「うっせーな！ すぐ点けてやるよ！」

小佐野「ライター持ってるのに一番遅いってどうなの～？」

堤「東さんなんて15秒で点けましたよ？」

諏訪「うっせぇ！！」

【BBQ・③】



影浦「……」



小麦粉

片栗粉

油

水

卵

キャベツ

バラ肉



影浦「オイ、なんだこりゃ」




荒船「……」ｼﾞｰｯ

村上「……」ｼﾞｰｯ




影浦「……作んねーぞ」

北添「……」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

ユズル「……」ｿﾜｿﾜ

影浦「おめーらもか……」ﾁｯ

光「分かった分かった！ アタシが手伝ってやるから！」

穂刈「手伝うぞ。オレも」

村上「オレも」

荒船「俺も」

影浦「いらねーよ」


全員「……」ｿﾜｿﾜ


影浦「……」


全員「……」ｿﾜｿﾜ


影浦「チッ……」







影浦「……面倒くせぇからテキトーに作んぞ」

全員「あざっす！！」

【BBQ・④】


ｼﾞｭｰｼﾞｭｰ


影浦「あークッソ死ぬほど面倒くせぇ……」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

ﾃｷﾊﾟｷ

影浦「なにが悲しくてこんなクソ暑ぃ中作んなきゃなんねぇんだ……」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

ﾃｷﾊﾟｷ

影浦「あーウゼェ……クソが……後で全員八つ裂きにしてやる……」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ



ユズル（文句言ってるけど手際の良さが半端じゃない……）

北添（カゲも素直じゃないなー）






犬飼「影浦くんやっさしー☆」

影浦「……テメェは後で焼き土下座させてやる」

少ないけどこの辺にしときます。

東さんとレイジさんサバイバル知識凄そう（確信）

今日の夜には投下しますねー

投下します

【BBQ・⑤】



太刀川「諏訪さーん！ おーい諏訪さーん！！」

諏訪「んだよ」

太刀川「これ食う？ 俺が焼いたんだけど」

諏訪「あぁ？」



　―餅餅餅餅餅餅餅→



諏訪「なんだこの殺人兵器」

太刀川「上からきな粉、つぶ餡、こし餡、醤油……」

諏訪「聞いてねぇよ」

小佐野「すわさん一口でいきなよ～～」

諏訪「死ぬわ！ 満場一致で死ぬわ！」

小佐野「すわさんのかっこいいとこ見てみたーい」

諏訪「ヤメテ」



太刀川「仕方ない、じゃあ堤に……」ｷｮﾛｷｮﾛ


太刀川「あれ？ 堤は？」


諏訪「あー、あいつならさっきどっか行ったぞ」

太刀川「ほーん」

【BBQ・⑥】



三浦「はい。取ってきたよ葉子ちゃん」

香取「……ん」

三浦「……」

香取「……」

若村「おい、食わねぇのか？」

香取「アタシの勝手でしょ」

若村「お前な……」






華「そういえば葉子ってピーマンとたまねぎ嫌いだったわね」

香取「は、はぁ！？ 何言ってんの！？ 余裕だし！！」

【BBQ・⑦】



太刀川「おーい！」

辻「……太刀川さん」

氷見「どうかしましたか？」

太刀川「これやるよ！」



　―餅餅餅餅餅餅餅→



辻「え」

氷見「な、なんですかこれ……」

太刀川「上からきな粉、つぶ餡、こし餡……」

氷見「いえ、そうではなくて……」

辻「な、なぜ作ったんですか……？」

太刀川「そりゃお前、あれだ。暇だったからな」

氷見「……」

辻「……」

太刀川「そんじゃ仕方ない、二宮に渡すか」ｷｮﾛｷｮﾛ

太刀川「……あれ？ あいついないのか？」

氷見「はい。さっきどこかに……」

太刀川「ほーん」

【BBQ・⑧】



迅「おーっす。みんな楽しんでるかー？」

遊真「あ」

修「迅さん！」

宇佐美「お疲れ様～～」

千佳「お疲れ様です」

迅「はいはいお疲れさん」

修「今までどこに行ってたんですか？」

迅「んーまぁ色々とね。……どうだ遊真、初めてのBBQは」ﾜｼｬﾜｼｬ

遊真「おいしいです」≡3≡

風間「随分と遅い登場だな」

迅「やー風間さん。それにレイジさんと諏訪さんも」

レイジ「何か問題はあったか？」

迅「いや、大丈夫だよ」

レイジ「……ならいいが」

風間「もうこっちに肉は殆ど残ってないぞ」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

迅「いや別にそれは平気だけど」

風間「ならいい」

諏訪「……つーかお前やたらアロハシャツ似合うな。胡散臭さも増してるけどよ」

迅「ひどい」

【BBQ・⑨】



太刀川「なーなー来馬！」

来馬「あ、太刀川くん。どうしたの？」

太刀川「これ食うか？」



　―餅餅餅餅餅餅餅→



来馬「えっ……なにこれ」

太刀川「上からきな粉、つぶ餡、……えーっと後は……なんか色々だ」

来馬「……え、遠慮しとこうかな」

太刀川「じゃあ今！ これやるよ！」

今「いえ、私も遠慮しときます…」

太刀川「なんだよ人気ねぇなぁ。こんな美味いのに」ﾓｸﾞﾓｸﾞ




加古「―――太刀川くん」




太刀川「ん？」

来馬「あぁ、加古さん」

太刀川「おっす」

今「こんにちは」

加古「こんにちは」ﾆｺｯ

太刀川「どうした？ 俺になんか用か？」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

加古「えぇ。なんだか楽しそうだなーって思って」

太刀川（？？）ﾓｸﾞﾓｸﾞ


太刀川「……あ、そういや堤と二宮知らね？ さっきから見つかんねーんだ」

加古「知ってるわ」

太刀川「おぉ、あいつらどこいんの？」

加古「……これ、見覚えないかしら？」ｽｯ

太刀川「んん？」



太刀川「……」



太刀川「……」



太刀川「あ！！」

太刀川「そ、その上着は……まさか堤…の……」

加古「……」ﾆｯｺﾘ

太刀川「……で、そのサングラスは……二宮の……」

加古「……」ﾆｯｺﾘ

太刀川「ま、まさか……加古、お前……」

加古「二人に会いたいなら会わせてあげるわ」ｶﾞｼｯ

太刀川「……ま、待…ま…ま……」ｶﾞﾀｶﾞﾀ








加古「試食ターイム♪」

太刀川「」

次あたりから肝試し予定（多分）
今日はこの辺にしときます。

那須「オッサム、可愛いわね」

修「玲さん///」

っての期待

イコさんも王子くんもかなり強そうなのに二人に勝ち越してる鋼くんってやっぱ凄いんだなって

もう少し経ったら投下できるかもです

投下
少ないです

【BBQ・⑩】



東「全員ゴミはちゃんと持って帰るんだぞー」


ｻﾞﾜｻﾞﾜ


東「それじゃあ皆お待ちかねの肝試しを始めようか」



修（えっ）


小南「えﾞ」

烏丸「……小南先輩、今『えﾞ』って言いました？」

小南「は？ い、言ってないけど？」

烏丸「言いましたよね？ 怖いんですか？」

小南「はぁ！？ 怖いって言ってる奴が怖いのよ！！」

烏丸「意味分からないんすけど……」


宇佐美「ほら、とりまるくん、『バカって言った方がバカ』的なやつだよ」

烏丸「あぁ。なるほど」

遊真「なぁ、きもだめしってなんだ？」

千佳「えーっと……怖い事をしたり怖い所に行ったりして我慢するの」

遊真「相変わらず変な遊びだな……」

レイジ「……遊びというより度胸試しみたいなものだ」

遊真「ほほう……でもさ、ボーダーの人たち的には怖いものなんて無いんじゃない？」

修「……」

遊真「だってほら、毎日命懸けで闘ってる訳だし」

修「……」

遊真「……ん？ オサム？ どうした？」

修「！」

遊真「なんだかいつも以上に汗かいてないか？」

修「いや、気のせいだ」

遊真「……」

修「……」

遊真「……」

修「……」

遊真「つまn

修「気のせいだ」

遊真「……そ、そっか」

千佳「……」ｸｽｸｽ

修「千佳、笑うな……」

千佳「ご、ごめん……」ｸｽｸｽ

諏訪「おいおいガキじゃねーんだから肝試しなんざ怖くねぇだろ」ｹｯ

小佐野「確かに～」



穂刈「半減だな。怖さが。こんな大所帯だと」

荒船「日本のホラーってのは海外とは違って『静』の怖さだからな」



影浦「……チッ、やってられっか」

光「お前ホント空気読めねーよなぁ」

影浦「あﾞ？」

光「おい二人とも聞いてくれよ！ この前お化け屋敷行った時なんか酷かったんだぞ！？」

北添「えっ」

ユズル「えっ」

光「こいつ片っ端からネタバレしやがんの！ やれ『上から出てくる』とか、やれ『５メートル先の曲がり角から見てやがる』とか！」

光「信じられっか？ 怖さ半減どころじゃなかったぞあれ！」

影浦「分かっちまうモンは仕方ねぇだろ。人間使ってる所を選んだお前にも非はあんぞ」

光「だからって普通言うか！？ なぁ！ 言うか！？」

影浦「ウッゼェな。つーか謝ったろーが」

光「行動で示せ！ 行くぞ！」ｸﾞｲｯ

影浦「……」ﾁｯ




北添「……」

ユズル「……」

北添「……ゾエさんたちはゾエさんたちで楽しもっか」

ユズル「そうだね」

東「じゃあ一人一人クジを引いてくれ。二人一組で回る事になってる」



宇佐美「ほほう？ ……という事は男女ペアになる可能性が……！？」

小南「！」

烏丸「マジすか」ｷﾗｰﾝ



犬飼「おぉ！ マジで！？ 気になるあの娘とお近づきになるチャーンス！！」

米屋「よっしゃー！」

辻「」

犬飼「大丈夫だって辻ちゃん！ 逆に男同士でペアになる可能性だってあるんだから！」

米屋「それはそれで絵面やべーっすけどww」

出水（……柚宇さんとペアだと嬉しいな）

奥寺（摩子さん……）

今（できれば鋼くんと……）

三浦（葉子ちゃん！）

緑川（双葉とペアになりますよーに！！）

ユズル（……雨取さん……）

氷見（か、烏丸くんと…………と思ったけどいざペアになったら多分何も出来なくなるんだろうなぁ）

古寺（宇佐美先輩宇佐美先輩宇佐美先輩宇佐美先輩宇佐美先輩宇佐美先輩）






菊地原「……うるさいなぁ」ﾎﾞｿｯ

歌川「ん？ どうした？」

菊地原「別に……」

少ないけどこの辺にしときます。

カゲと菊地原と鋼くん（パターン記憶後）はお化け屋敷楽しめない組っぽい

迅と栞ちゃんが好きな俺は少数派か？

>>638
自分もわりと迅さん×栞ちゃん好きっすね^～

今日は９時過ぎくらいに投下できそうです

【くじ引き】



東「じゃあクジを引いて同じ番号が書かれてる人を探してくれ。誰から引く？」



ざわ……ざわ……



修（な……！）

遊真（……空気が変わったな）



米屋「おいおいどーする？」

緑川「こういう時って先に引いた方が良いのかな？ それとも待ってた方が良いの？」

出水「確率的には同じじゃね？」





太刀川「――俺！ 俺引く！」

東「そうか。じゃあ引いてくれ」

太刀川「オッケー」



諏訪「すげーな。躊躇いなく一番手になったぜ」

風間「……何も考えてないんだろうがな」



太刀川「当たり引け！」ﾊﾞｯ



諏訪「そういうクジじゃねーから」

風間「……何も考えてなかったな」



太刀川「お、１番だ！ やっぱり俺はなんでも１番だな！」ﾊｯﾊｯﾊ

【くじ引き・②】



出水「９番っす」

米屋「オレ11番！」

緑川「３番だよ～」

犬飼「７番！ ラッキーセブンだね」

辻（10番……）

堤「４番ですね」

諏訪「13番だ……つーかこれ相手探すの面倒くせぇな」

荒船「８番」

穂刈「８番だ」

荒船「……」

穂刈「……」

ざわ…ざわ…



遊真「オサム、何番だった？」

修「ぼくは17番だな。空閑は？」

遊真「14番」≡3≡



千佳（……）ﾁﾗｯ

　　【11】


千佳（……）ｼｭﾝ…





宇佐美「おーい千佳ちゃん」ﾁｮﾝﾁｮﾝ

千佳「あ、栞さん……」

宇佐美「物は相談なんだけど、アタシのと交換しないかい？」

千佳「え？」

宇佐美「ほら、これ」ｽｯ


　　　【17】


千佳「えっ……で、でも……」

宇佐美「いーからいーから！ ね？」

千佳「……」


千佳「……あ、ありがとうございます……」





修「……千佳は何番だった？」

千佳「あ、えっと…………ばん……」

修「ん？」

千佳「17…番……」

修「あ、そうなのか。よろしく」

千佳「う、うん」

【くじ引き・③】



宇佐美「なーんだ陽介とかー」

米屋「ヘイヘイヘイちょっと待て！ なんだとはなんだ！」


穂刈「こいつとだぞ。オレなんか」

荒船「そりゃこっちの台詞だ！！」


緑川「よろしく！」

双葉「……ん」


奈良坂「……よろしく」

茜「はい！」





ユズル「……あんた、もしかして」←２番

二宮「……」←２番




北添（うわぁぁぁぁぁぁ）

犬飼（あそこの組やばい！！）

小佐野「ねぇ、すわさん何番？」

諏訪「13だ。おめーは？」

小佐野「……」

諏訪「あ？ どうした？」

小佐野「ちょっとライター貸して」

諏訪「は？ なんで……」

小佐野「いいから」

諏訪「……ったく、おらよ」ﾎﾟｲｯ

小佐野「……」ｼﾎﾞｯ


ボウッ


諏訪「！？」





小佐野「東さーん、くじ燃えちゃったからもう一回引きま～～す」ﾃｸﾃｸ


東「……そうか。気を付けるんだぞ？」



諏訪（えぇ……）

加古「ねぇ。あなた何番？」

月見「加古さん…… ４番ですが」

加古「私ね、実は１番なの」

月見「……」ﾋﾟｸｯ




太刀川「おーい１番！ １番の奴どこだー？」ｷｮﾛｷｮﾛ




加古「……今なら交換してもバレないわよ」ｷﾗｰﾝ

月見「……」





太刀川「１番！ １番はお前か！」ｶﾞｼｯ

迅「違うよ」

太刀川「ネタは上がってんだコノヤロウ！！」

迅「いやだから――」

太刀川「模擬戦すっぞ！！」

迅「うるさいなぁこの人！！」

遊真「ふむ……」ｷｮﾛｷｮﾛ

修「まだ見つからないのか？」

遊真「もしかして14番は誰も引いてないのか？」


東「空閑、ちょっと待ってろ。……この中に14番のくじ引いた奴がいたら手を挙げてくれ！」


ざわ…ざわ…


？「……」ｽｯ




遊真「お、挙がったぞ」

修（あれは……）




ゴゴゴゴゴ…



三輪「……」





修「ゑっ」

東「あっ…（察し）」

遊真「よろしく。みわ先輩」≡3≡

三輪「……」



米屋（おいおいマジか！？ 秀次と白チビがペアだってよ！！）

緑川（あれヤバくない？）

出水（三輪すげー顔してるww空閑は全然いつも通りなのにww）





東「……さ、さて、そろそろいい具合に暗くなってきたし始めるか」

今日はこの辺にしときますね

きっと東さんが色々となんとかしてくれる（投げやり）

そういえば栞ちゃんメインの話は無かったですね（今さら）
個人的に修か迅さんが似合うと思うなぁ個人的に


少ないですがそろそろ投下しますね

【肝試し】



桜子「さぁ始まりました第一回チキチキ！ ポロリもあるよ！ お化けなんてなんぼのもんじゃい肝試しinボーダー！！」

桜子「解説席には東さんとカスミンこと三雲香澄さんに来て頂いてます！」


香澄「どうも」

東「ど、どうも……」


桜子「いやーしかし肝試しと言えば夏の風物詩ですね！」

香澄「そうね。早くくっつけば良いのにって思うペアはこれを機に親密（意味深）な関係になって欲しいわね」

東「……」



東（二人ともどこから現れたんだ……？）

桜子「決まったルートを一周していただくという至ってシンプルな流れですが、迅さんに協力を得て少し手を加えておきました！」

香澄「あら、迅くんに？」

桜子「はい！ それぞれのペアに対して怖さを煽るような意味深な忠告（嘘）をしていただきました！」

香澄「なるほど」

桜子「そうでもしないと正直みなさん怖がらなさそうですからね」

東「……なんというか、拘ってますね」

桜子「勿論です！」

香澄「じゃあ始めましょうか」

桜子「そうですね。まずは一組目、スタートです！」

【肝試し・②】



太刀川「よーし行くか」

月見「えぇ」




桜子『まずは太刀川さん＆月見さんペアです！』

香澄『あの娘……出来るわね』

桜子『そうですね。お二人は幼馴染みとの事ですが、今はそれぞれ違う隊に所属しています』




太刀川「足下暗いから気ぃ付けろよ」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

月見「えぇ。ありがとう」




桜子『おぉーっと！ 早速気を遣っているがお餅を食べてる事で効果半減だ―――！』

東「……」

【肝試し・③】



太刀川「……にしてもなんか懐かしいな」

月見「？」

太刀川「昔はよくこうやって二人で散歩してたよなー」

月見「そうね」

太刀川「いやー時間が経つのは早いもんだ」

月見「……そうね」

太刀川「もうそろそろ忍田さんに勝ち越せても良さそうなんだが」

月見「私の見立てだと少なくともあと３年は掛かるわ」

太刀川「マジか。先は長いな」ﾊｯﾊｯﾊ

＜ ガサガサッ！


月見「！」ﾋﾞｸｯ

太刀川「敵襲か！？」ｷﾗｰﾝ


＜ ……


太刀川「なんだ、出てこないのか」

月見「……」

太刀川「ん？ どうした？」

月見「なんでもないわ。少し驚いただけ」

太刀川「はっはっは。俺の後ろにいれば安全だぞ」

月見「……そうね」





香澄『……なかなか良い感じに見えるけれど』

桜子『そうですね。昔話に華を咲かせつつ……というのは幼馴染みだからこそですね！』

火の玉 ＜ ﾋｭｩｩｩ…


太刀川「おっ」

月見「あ……」


火の玉 ＜ ﾋｭｩｩｩ…


太刀川「火の玉やんけ！ 斬ったろ！」ﾄﾘｶﾞｰｵﾝ

月見「た、太刀川くん――」

太刀川「伏せてろ！ ……旋空弧月」ｷｨﾝ


ズバッ！


火の玉 ＜ ﾋｭｩｩｩ…



太刀川「おぉ！？ 再生した！」

ズバッ！


火の玉 ＜ ﾋｭｩｩｩ…

火の玉 ＜ ﾋｭｩｩｩ…


太刀川「すげぇ！ 再生するどころか増えてる！ 黒トリガーか！？」


火の玉 ＜ ﾋｭｩｩｩ…


太刀川「なぁ蓮！ すげぇぞ！ ほら見ろよ！」


ズバババッ！


月見「……」



太刀川「ヒャッハァ―――！！！！」





桜子『え、えーとこれはどうすれば……』ｱﾀﾌﾀ

東『は、はやく止めるぞ！』

【肝試し・④】



太刀川「はい……はい……すんません……」←正座中

太刀川「……つい夢中に……はい。そうです……」

太刀川「はい……気を付けます。はい……」






米屋「初っぱなから何やらかしたんだあの人」

出水「弧月振り回したとかじゃね？」

緑川「いや、肝試しで流石にそこまではしないでしょー」

出水「と思うじゃん？」





米屋「……うっし、次はオレらみてーだな。行くぜ栞！」

宇佐美「ラジャー！」

少ないけどこの辺で……

東さんの相手となると摩子さんくらいしか浮かばない

那須さんは…那須さんはどこに…

那須さんの霊圧が……

那須さんお預けか

>>706>>714>>722
那須さんは花火の時で勘弁
ほら、線香花火とか似合うじゃないすか（小声）

11時頃投下しますね

【肝試し・⑥】



諏訪（くそ……迅の野郎、妙に不安煽るようなこと言いやがって）

小佐野「……」

諏訪（俺は何とかなってもコイツは無防備だからな……チッ、一体何が出てきやがるってんだ）

小佐野「……」




小佐野「……」ｿｰｯ




小佐野「わっ」

諏訪「だっしゃあ！！」ﾋﾞｸｯ

小佐野「wwwww」

諏訪「てっめぇ何しやがる！！」

小佐野「なに今の声www」

諏訪「うるせぇ！ 悪ふざけすんな！」

【肝試し・⑦】



村上「……ここ、特に足場悪いから気を付けた方がいい」

今「う、うん。ありがとう」ﾖﾀﾖﾀ

村上（……危なっかしいな）

村上「ほら」ｽｯ

今（手っ！？）

村上「転んだら危ないからな」

今（あわわわわ……）

村上「ん？ どうした？」

今「な、なんでもない！」



ギュッ…



今「ふ、不束者ですが……」

村上「？？ ……あぁ」

【肝試し・⑧】



香澄『……この子たち、これで付き合ってないのよね』

桜子『へ？ そうですね。特にそういった噂はないです』

香澄『歯痒いわ』

桜子『そうですねー』

香澄『そういった所もあなたがアドバイスしたあげたらいいんじゃないかしら（無茶振り）』

東『えっ、自分がですか？』

香澄『そういうのも後輩の育成になるのよ』

東『ま、まぁ……そうですね……』

桜子（あの東さんがイジられてる……恐るべし香澄姉さん！）

【肝試し・⑨】



桜子『さぁお次のカップルもといペアはこちらです！』



辻「」

小夜子「」



桜子『……あれ？ 反応がありませんね』

東『二人とも白目剥いてないか……？』

桜子『えーっと、辻先輩？ 志岐先輩？』



辻「」

小夜子「」



桜子『Oh…』

香澄『仕方ないわね……』ﾋﾟｯ


無線＜ 「はいはーい！ こちら犬飼です！ どーしました姐さん？」


香澄『辻くんがピンチよ。プランＢに移って、犬飼くん』


無線＜ 「了解でーす！」


香澄『お願いね』ﾋﾟｯ




東『……』

桜子『……』




香澄『二人とも、どうかした？』

桜子『い、いえ……』

東（どこまで掌握してるんだこの人は……）

【肝試し・⑩】



辻「……」

小夜子「……」



※距離感

辻　　　　　　　　小夜子



辻（やばい……）ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

小夜子（こわい……）ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

辻（なんでよりによって女の子とペアになるんだやばい明らかに警戒されてる）ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

小夜子（那須先輩熊谷先輩助けて下さい茜代われ無表情でこわくて近付けない目も合わせられない）ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ



辻（……しにたい）

小夜子（……しにたい）

少ないけど今日はこの辺にしときます
地獄絵図にしかならない（諦め）

香取ちゃんは修逹と三人で肝試しやろ(悪ノリ)

>>761
迅さんかな？


もう少ししたら投下しますねー
今回はいつも以上に少なそうです

【肝試し・⑪】



辻「……」ｶｸｶｸ


小夜子「……」ﾌﾗﾌﾗ




桜子『なんとか歩き始めはしましたが……辻先輩は片手片足が同時に出てます』

桜子『志岐先輩は三歩進んで二歩下がっています。ていうか逆に疲れませんかこれ』


香澄『これが彼らなりの会話なのかもしれないわよ』

桜子『なるほど……ボディランゲージという奴ですか』

東『……』

辻（ど、どうする……こんな状態で回れるわけがない）ｶﾞﾀｶﾞﾀ

辻（さっき迅さんも油断しないよう全員に伝えてたし……）ｶﾞﾀｶﾞﾀ



pppppp…



辻（ん？ 内部通信……？）

辻（い、今この状況から意識を他に割けられるのは助かる……！）ﾋﾟｯ

辻（一体誰が―――）





犬飼『やっほー辻ちゃん！ 調子はどうだい？』





辻（――救世主来たぁぁぁぁぁ！！！！）

犬飼『香澄姐さんから頼まれたからね。この犬飼澄晴（天才）が全力でカバーするよ』

辻（助かります。本当に助かります）

犬飼『かわいい後輩の為だからね』

辻（犬飼先輩本当に輝いてます。あとで肩揉みます）

犬飼『でもまず二人が隣同士並んで歩かない事には始まらないから、最初は勇気だして引っ張ってみようよ』

辻（無理です（即答））

犬飼『ほら、氷見ちゃんだと思ってさ』

辻（……ひゃみさん……）




辻（……）ﾁﾗ…



小夜子「！！！？？？」ﾋﾞｸｰﾝ





辻（め、目が！ 今！ メガ！！ 合っ……合っ……目があばばばばばばば）


犬飼『えぇ……』

【肝試し・⑫】


辻（……）ｽｰﾊｰｽｰﾊｰ


辻（……落ち着け……ひゃみさんだと思って接すれば……）ｽｰﾊｰ


辻（あ、あとは犬飼先輩の言う通りに……）




辻「しっ……」

小夜子（！？）ﾋﾞｸｯ

辻「し……し……」

小夜子（え？ な、なに……？）

辻「……し……し……」

小夜子（し？ ……死！？ 死ねって事！？）

辻「し、しきっ……さん」

小夜子「は、は、はい……」ﾋﾞｸﾋﾞｸ

辻「あ、あの……その……」




※距離感

辻　 　 　 　 　 　 　 　 　　小夜子

辻「きっ、きも……肝っ……」

小夜子（……キモ……？）

辻「肝………きも、試っ……その……」

小夜子（……き、気持ち悪いって事……？）

辻「……協っ…力……し、して……」

小夜子（……気持ち悪くてごめんなさい……）ｽﾞｰﾝ

辻「あ、あの……し、志岐っ、さん……？」ｶﾞﾀｶﾞﾀ

小夜子「……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

辻（泣っ……！！？？）ﾋﾞｸｯ

小夜子「っ……うﾞぅぅ……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

辻（やばいやばいどうしようどうする！！！！）





桜子『……なんでしょうこの地獄絵図』

東『中断させた方が良いな……』

なおこのあと長い長い時間と苦労を掛けて親密になってくっつく模様

少ないけどこの辺で終わります

那須さんはもう少しお待ちを
迅さんと栞ちゃんはスレが余ったらもしかしたら


10時過ぎには投下できそうです

【肝試し・⑬】



遊真「じゃあオサム、チカ、行ってくる」≡3≡

千佳「気を付けてね」

遊真「ヘーキヘーキ」

修「……迅さん曰く油断は禁物らしい。気を付けろよ」

遊真「大丈夫だってば。二人とも心配性だな」

修「何かあってからじゃ遅いんだ」

遊真「いざとなったらみわ先輩もいるしヘーキヘーキ」



遊真（……ていうか迅さんウソついてたし本当は何も起きないんだろうけどね）

【肝試し・⑭】



三輪「……」ｽﾀｽﾀ

遊真「……」ﾃｸﾃｸ



桜子『……』

香澄『……』

東『……』



三輪「……」ｽﾀｽﾀ

遊真「……」ﾃｸﾃｸ



桜子『……』

香澄『……』

東『……』

三輪「……」ｽﾀｽﾀ

遊真「……」ﾃｸﾃｸ



桜子『……会話が、全くありません』

香澄『そうね』

桜子『こう言ってはなんですが、その……お二人は仲が悪いんでしょうか？』

東『……』

香澄『どうなのかしら。……ねぇ、東くん』

東『え』



桜子（ま、またしてもキラーパスだ！）

東『えっと……どうなんでしょうか。秀…三輪は生真面目な奴ですし空閑は遊び心が強いですからね』

香澄『なるほど』

東『性格的には反対と言っても良いでしょう。お互い得手不得手は当然ある筈です』

香澄『確かにそうね』

東『……三雲さんはどう思いますか？』



桜子（な、なんと東さん！ 返した！）



香澄『カスミンでいいわ』

東『……あっ……はい……』



桜子（つよ―――い！！ あの東さんが返り討ちだぁぁぁぁ！！）

【肝試し・⑮】



遊真「ねぇ」

三輪「……」

遊真「……みわ先輩？」

三輪「……」

遊真「おーい」

三輪「聞こえてる。なんだ」

遊真「聞こえてるなら返事くらいしないと」≡3≡

三輪「……」




桜子『志岐先輩＆辻先輩の時とは別の意味で空気がヤバイですね……』

東（今回を機に少しは距離を縮めて欲しかったが……）

【肝試し・⑯】



迅「はいはーい17番の人たちは準備してねー」



修「……ぼくらの番だ」

千佳「うん」



迅「くじはこの箱の中に戻s―――あれ？」



修「？」

千佳「どうかしましたか……？」



迅「いや、そう来るか……」


修「……え？」

ザッ…



香取「……」



千佳「あっ」

修「えっと……香取先輩？」

香取「…17番」

修「え？」

香取「あんた17番？」

修「あ、はい。ぼくと千佳もですが……」

香取「は？ なにそれ。アタシも17番なんだけど」

修「な……！」

修「あれ…？ 迅さん、これって……」

迅「あぁ、多分人数が奇数だから一組だけ３人になるとかじゃないか？（テキトー）」

修「あ。そうなんですか……」

香取「……」

修「……」

香取「……何よ」ｷｯ

修「い、いえ……」

千佳「……」



迅「じゃあ行ってみよーか！」ｷﾗｰﾝ

少ないけどここまでで。

書いてる内に葉子ちゃんの精神年齢がどんどん幼くなる（小南）

投下できそう（慢心）

【肝試し・⑰】



修「……」

千佳「……」

香取「……」



東『おっと、次の組が来たようですが』

桜子『今回は３人組みたいです。……それに、あれは息子さんの三雲修くんですね』

香澄『そうですあれが修です』

桜子『これはこれは、両手に華というやつでしょうか』

香澄『千佳ちゃんと……もう一人の娘は初めて見たわね』

桜子『Ｂ級香取隊の香取葉子さんです！』

香澄『そう、香取葉子さん……』ｼﾞｰｯ

東（品定めしてる眼光だ）

桜子『――おっと！ 早速アクシデントか！？』




香取「いった……」

千佳「だ、大丈夫ですか？」




桜子『どうやら転んでしまったようですね』

東『怪我は無いと良いですが』




修「掴まって下さい」ｽｯ

香取「……は？ いらないし」

【肝試し・⑱】



千佳「わわっ」

修「大丈夫か？ ほら、つかまれ」

千佳「あ、ありがと修くん」

修「それにしても暗いな……」

千佳「そうだね」

修「……香取先輩も足下は気を付けて下さい」

香取「……」

修「……」

香取「……」

修「あの……」

香取「言われなくても分かってるんだけど」

修「す、すみません」

＜ ガサガサッ！


香取「！？」ﾋﾞｸｯ

修「な……！」


＜ ……


千佳「な、何かいる……のかな？」

修「わ、分からない……」




桜子『おぉ！ 三雲くんが雨取ちゃんを庇うように前に立ちました！』

東『さりげないですね』

桜子『これはなかなか男前だ！ 姐さんはどう思いますか！？』



香澄『香取さん……葉子ちゃん……カトちゃん……迷うわね。どれが良いかしら』



桜子『姐さーん！ 息子さん頑張ってますよー！？』

香取「……ちょ、ちょっとメガネ」

修「え？ は、はい」

香取「あんた見て来なさいよ」

修「えっ」

香取「何よ、アタシらに行かせる気？」

修「……」

千佳「お、修くん。無理して行かなくても……」



＜ バサバサバサ！

＜ ｷﾞｬｱｷﾞｬｱｷﾞｬｱ…



３人「！？」ﾋﾞｸｯ！

修「な、なんだ……鳥か……」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

千佳「びっくりしたね……」

香取「……だっさ。男の癖に」

修（うっ……）

千佳「……」



桜子『なんだか香取先輩がやたら三雲くんに敵意を向けているような……』

東『……年頃なんでしょう』



千佳「……あ、あのっ」

香取「何よ」

千佳「そういう言い方は……良くないと思います」

香取「！」



桜子『！』

東『こ、これは……』

香取「は？」

千佳「……」

香取「……」

千佳「……」

修「千佳、ぼくは気にしてない」

千佳「……でも」

修「大丈夫だよ。ありがとう」

千佳「修くんがそう言うなら……」

香取「……ふん」




香取「言っとくけどアタシあんたにされた事忘れてないから」ｷｯ

修「えっ」

千佳「えっ」



桜子『えっ』

東『えっ』

香澄『えっ』

10時過ぎに投下できそうです

【肝試し・⑲】



遊真「……むっ」ﾋﾟﾀｯ

三輪「……」

遊真「……」

三輪「おい」

遊真「……」

三輪「……おい」

遊真「ん？」

三輪「何故立ち止まる」

遊真「うーん……」





遊真「……なんだか今呼ばれた気がした」≡3≡

三輪「は？」

【肝試し・⑳】



修「」



桜子『お、おぉ―――っと！！ これは爆弾発言だ！！』

東『いや待て、まだそういう事だと決まった訳じゃない』

香澄『あら。「そういう事」って具体的にどういう事？』

東『……いやいや、説明しなくても分かるでしょう……勘弁して下さい』




香取「散々好き勝手して……」ｷﾞﾘｯ


修「え？ ぼ、ぼくが……え？ ちょ、先輩っ……え？」


修（何これ？ ぼくが香取先輩に何かしたのか！？ まずい！ 全然記憶にない！！ やばい！！！）








千佳「修くん、どういうこと……？」


修（やばい！！！！）

修「誤解だ！ ぼくは何もしてない！！」

香取「は？ 何しらばっくれてんの？」

修「だ、だって全く記憶に無いので……」

香取「……上等じゃない。それならイヤってほど思い出させてやるわ」

修（思い出させてやる（意味深）！？）

千佳「だ、だめです！」

香取「邪魔。あんたは隅っこで大人しく見てなさい」

千佳「」

修「千佳に見せるんですか……！？」

香取「当たり前でしょ。そうじゃないとアタシの気が済まないわ」





桜子『こ、これはリアル修羅場に遭遇してるのでは……！？』ﾄﾞｷﾄﾞｷ

香澄『全く、あの子ったら誰に似たのかしら』

東『……』

修（なんなんだ一体！ 全く身に覚えが無いぞ！？ ……で、でも香取先輩が嘘をついてるようには見えない……！！）


修（この前のＢ級ランク戦の事か？ ……で、でもあの時むしろぼくの方が香取先輩に落とされた訳だし、ここまで怒るとは思えないけど……！？）


修（と、とにかくこの場を収めないと……！ とりあえず謝るしかない！）



修「す、すみませんでした！」ﾊﾞｯ

香取「……」

修「……ぼくにできる事はします。責任は取ります！ だから許して下さい！」

香取「は？」

香取（責任？ 何言ってんのこいつ？ …………まぁいっか）





香取「……だったら付き合いなさいよ（模擬戦に）」

修「」

千佳「」

桜子『あっ……えーっと……あははは……』

東『……ははは……』

香澄『……』




香取「……責任取るんでしょ？ だったら付き合いなさいよね」

修「あ……あの……そ、それは……」

千佳「だ、だめです！！」

香取「はぁ？ また何か文句あるワケ？」

千佳「……そんな無理矢理……修くんの意志だってあるのに……」

香取「二人揃って要領得ないわね……なんなのよ」ｲﾗｲﾗ





香取「――このメガネをコテンパンにしないとアタシの気が済まないの！！」


修「……へ？」

千佳「……え？」

修「……あの、香取先輩」

香取「何よ！？」

修「すみません。コテンパンというのは一体……？？」

香取「模擬戦に決まってるでしょ！！」

修「え」

香取「は？」

修「……本当にすみません。ぼくが何をやらかしたのかお聞きしても……？」

香取「アタシの口から言わせるの？ ホント性格悪いわね」ｲﾗｲﾗ

修「すみません。お願いします……」



香取「かくかくしかじかよ！！」



修（あぁ……（察し））

千佳（遊真くん……（察し））

香取「……ちょっと、何あんたたち悟ったみたいな顔してんの？」

修「いえ……」

千佳「なんだかごめんなさい……勘違いしてました……」

香取「は？ 勘違い？」



香取（何を勘違いするってのよ。そんな要素どこにも―――）




①散々好き勝手して（意味深）

②責任を取る（意味深）

③付き合う（意味深）




香取（……）



香取（……）



香取（！！！！）

香取「あ、あ……あんた……たち」

修「……」

千佳「……」

香取「あ、あんた……！」

修「……」

香取「ッ……」ｷﾞﾘｯ




香取「――こ、このムッツリメガネ！！ 変態！！」ﾀｯ


修「あ、先輩…！」




木の枝＜ 「足元失礼しまーす」




香取「！？」ｺｹｯ

香取「……」



修「大丈夫ですか……！？」

香取「……」

修「あ、あの……」

香取「……」

千佳「香取先輩……？？」

香取「……」



香取「……」ｸﾞｽｯ…






香取「あーもうムカつく！！ 超ムカつく！！ あんたら全員風邪引け！！」ｳﾜｧｧｧｧﾝ



修（えっと……）

千佳（ど、どうしよう修くん……）

なおこの後２つ年下の千佳ちゃんに慰められながら１つ年下の修の肩を借りて戻った模様

今日はこの辺にしときますね
そろそろ花火に入ろうかと思います

そういや那須隊の面々はどうやって小夜子を連れ出したんだろうな
海水浴に来るとか絶対嫌がっただろうに

>>892
夜行性っぽいから海とBBQには来ず肝試しにだけ来た説


投下できそうです（慢心）

【花火・①】



出水「おーい唯我！」

唯我「はい？」

出水「ちょっとそこに立ってろ」

唯我「？ はい」

出水「よーし」

米屋「OKか？ 点けるぜ」

唯我「？？」




ロケット花火＜ ドシューン




唯我「はぅあぁぁ！？」ｶﾞﾊﾞｯ

出水「あーあ、避けんなよー」

唯我「なななな何をするんですか！？」

遊真「ふむ……火花が散るから花火って言うのか」ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ…

小南「ちょっと遊真、あんた一回で使いすぎよ」

遊真「む？」←両手に４本ずつ持ってます

小南「少しは分けなさいよね」

遊真「じゃあ……ほい。あげる」

小南「危なっ！ 火点いてる方むけるな！」



遊真「ワガママだなぁ」≡3≡

緑川「だね」←同じく両手に４本ずつ(ry



小南「オッケーあんたら叩き斬ってやるわ」

【花火・②】



太刀川「おーい逃げんなよー」ﾄﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ


二宮「なら俺達に向けてるそれを収めろ！」

堤「それ手持ちの奴じゃないから！！」


太刀川「待てってば～～」ﾄﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ





諏訪「……あいつらも飽きねぇな」

日佐人「そうですね」

諏訪（っと、丁度いいし一服すっか）ﾊﾟｸｯ


諏訪「ん～と……火、火……」ｺﾞｿｺﾞｿ

諏訪（あれ？ ライターどこいった？）ｺﾞｿｺﾞｿ


風間「……ここだ」ｼﾎﾞｯ


諏訪「あぁ、ワリィワリィ……」ｽｩ…



ボシュウウウウ！！



諏訪「――どぅわぁぁぁ！？ これ花火じゃねーか！！」

風間「分かってて吸ってみたんじゃないのか？」

諏訪「俺ぁそんな芸人気質じゃねぇ！！」




小佐野「……www」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ…



諏訪「つーかやっぱりおめーの仕業かコラ！！」

【花火・③】



修（……バケツがいっばいになってきたな。中身捨てて水を入れ替えよう）ｽﾀｽﾀ



那須「――」

熊谷「――」



修（あ、玲さんと熊谷先輩だ）



那須「……」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ…



修（……なんだか玲さんって線香花火似合うな）

熊谷「あ、三雲くんだ」

修「どうも…」ﾍﾟｺｯ

那須「こんばんは」

修「こんばんは」ﾍﾟｺｯ

熊谷「じゃああたしは退散しようかな」

修「えっ」

熊谷「後は任せたよ。三雲くん」ｽﾀｽﾀ

修「あ、はい……」









熊谷「さてと……そこに隠れてる二人も戻ろうか」



三上「」ﾋﾞｸｯ

光「」ｷﾞｸｯ

【花火・④】



那須「ねぇ、修くん」

修「？」

那須「こっち来て線香花火一緒にやらない？」

修「良いですよ」

那須「じゃあ……はい。あなたの分」

修「ありがとうございます」






…ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ…

修「……」

那須「……」


…ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ…


修「……」

那須「……」


…ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ…


那須「ねぇ」

修「はい？」

那須「なんで線香花火の時だけ静かになるのかしら？」

修「言われてみればそうですね。……まぁ、他の花火はわりと騒がしいからでしょうか」

那須「そうね。そうかも」

【花火・⑤】



那須「……」


…ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ…ﾎﾟﾄｯ


那須「あっ」

修「落ちちゃいましたね……」

那須「……私っていつもこうなの。何かコツでもあるのかしら」

修「確か斜めに持つと長持ちするって聞いた事がありますよ」

那須「そうなの？ じゃあ試してみるわ」



…ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ…



那須「こ、こうかしら」

修「はい。斜め45度くらいが良いらしいです」

…ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ…ﾎﾟﾄｯ



修「あっ」

那須「…あ…」

修「……」

那須「……」ﾑｽｯ

修「え、えーっと……（検索中）どうやら斜めに持つのに加えて紙の部分を少し捻っておくと更に長持ちするらしいですよ！」

那須「そうなの？ じゃあ試してみるわね」



…ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ…



那須「……」

修「……」

ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ…



那須「あら本当ね。良い感じよ」ﾌﾌｯ

修（よ、良かった……）



…ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ…ﾎﾟﾄｯ



修「あっ」

那須「あ……」

修「……」

那須「……」

修「……」

那須「……」






那須「……修くん？」ﾆｺｯ

修「ちょ、ちょっと待って下さい！ えーっと……えーっと……（検索中）」

那須さんは微妙に不器用だとかわいい
今日はこの辺にしときます

遊真は悲恋になりそうだからなぁ…

９時くらいには投下できそうです

【花火・⑥】



米屋「なぁなぁ！ 秀次！」

三輪「なんだ」

米屋「蛇花火ってウ○コみたいだよな！！」

三輪「……」



緑川「ねーねー三輪先輩！」

三輪「なんだ」

緑川「蛇花火って○ンコに見えるよね！！」

三輪「……」



太刀川「なぁなぁ！ 三輪！」

三輪「……なんですか」

太刀川「蛇花火ってまるっきりウン○だよな！！」

三輪「……」

【花火・⑦】



穂刈「手持ち花火のススキ、こっちがスパーク。こっちが手筒」

来馬「……色んな種類があるんだね」

穂刈「絵型ってのもあります。こういう」

来馬「これ花火なの？ へぇ……」

荒船「つーかお前詳しいな」

穂刈「当たり前だろ」

村上「来馬先輩、花火初めてなんですか？」

来馬「うん。実はそうなんだよ」

荒船「珍しいですね」

来馬「見た事はあるけどやった事はないんだ」

今「あぁ、そういう感じの……」

村上「……あれ？ そういえば太一はどこいった？」

荒船「さっき水入れ替えてきますって言ってどこか行ったぞ」

村上「……えっ」

今「……えっ」

荒船「ん？ どうしたお前ら？」







＜ 「皆さんお待たせしましたー！」




来馬「」ﾋﾞｸｯ

村上「」ﾋﾞｸｯ

今「」ﾋﾞｸｯ

太一「水持って来たっす！」ﾀｯﾀｯﾀｯ



村上「……水？」

荒船「ん？ そういや行くとき持ってったバケツはどうしたんだアイツ」

来馬「持ってないね」

今「代わりに持ってるのって……あれ……」

穂刈「ポリタンクだな。いわゆる」



全員「「「…………」」」






太一「―――あっ！？」ｺｹｯ



バシャーン！

村上（―――！）

荒船「お、おい！ この匂い……！！」

穂刈「ガソリンだな。いわゆる」

今「ちょっと太一！ どこからなんて物持って来るのよ！！」

太一「え？ これ水じゃないっすか！？」

来馬「と、とにかく早く片付けないと！」








＜ 「太刀川ファイヤ―――！！」




―――ボッ





全員「「「あっ（察し）」」」

【花火・⑧】



ボォォォォォ…



荒船「やべぇ！！」

穂刈「火事だな。まるで」

今「はやく消火しないと！」

村上「オレは水汲んでくるよ」

来馬「ぼ、ぼくも！」




ｻﾞﾜｻﾞﾜ…


遊真「おぉ、凄い花火だな」

緑川「えーなになに？ オレたちも混ぜてよー」

出水「キャンプファイヤーか？」

米屋「派手だねぇ、オレらも参加すっか！」



荒船「混ぜてやるからまずは全員水汲んでこい！」

ゴォォォォォ…



諏訪「おいおめーら何やってんだ？」

荒船「あのバカがやらかしました」

風間「別役か……（察し）」

荒船「ヤバイんで手伝ってください」




太刀川「……おぉ、良い所に火ぃ見っけ！ 一気に点けたろ！」




荒船「あ」

諏訪「お、おいあれ……」

レイジ「ねずみ花火だな」

風間「しかも箱ごと……」

諏訪「やめろ馬鹿野郎―――」

【花火・⑨】



ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ……ﾎﾟﾄｯ


修（落ちた……）


修「次はどうします？ 違う花火やりますか？」

那須「……ううん。いいわ」

修「あ、そうですか」

那須「少しだけ…このまま……」

修「……はい」

那須「……」

修「……」

那須「……今日は楽しかったわね」

修「そうですね」

那須「こんなに遊んだの久し振りよ」

修「はい。ぼくもです」

那須「……次は二人だけで遊びましょうか」

修「玲さんさえ良ければ、是非」

那須「……」ﾌﾌｯ





修「……」

那須「……」

那須「……」

修「……」

那須「ねぇ、修くん」

修「はい」

那須「もう少しそっちに行ってもいい？」

修「えっ……あ、はい。良いですよ」

那須「……」ｽｽｯ

修（……か、肩が当たってる……）

那須「……」

修「……」

那須「……」

修「……」

那須「……修くん」

修「はい」

那須「私、やっぱり―――」



ドゴォォォォォォォォン！！



修「っ！？」ﾋﾞｸｯ

那須「きゃっ！？」ﾋﾞｸｯ

修「え？ なんだ今の！？」

那須「む、むこう見て……」

修「えっ？」ﾁﾗｯ



ゴォォォォォ…

＜ ﾋﾟｭｰ ﾋﾟｭｰ
＜ ﾄﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ…
＜ ﾄﾞｰﾝ



修（何あれパレードか何か？）

那須「……」

修「……」

那須「……なんだか綺麗ね」

修「ま、まぁ……そうですね」



ゴォォォォォ…


＜ 「水だ！ もっと水持って来い！！」

＜ 「周りに燃え移ったら洒落になんねーぞ！！」


ゴォォォォォ…


＜ 「消せ！ 早く！！」

＜ 「つーか太刀川テメー餅焼いてんじゃねぇよ！！」



修「……」

那須「……」






修「……手伝いましょうか」ﾊﾊ…


那須「……そうね」ﾌﾌｯ

ネタ提供助かります

【ワールド】 ボーダーの恋愛事情 ７ 【トリガー】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1471959234/)
次でもよろしくお願いしますねー

あ、少ないけど前言われてた迅さんと栞ちゃん投下します

栞ちゃん→→→←迅さん
くらいの感覚でオナシャス

―――――――――
――――――
―――



ガチャッ、と扉が開き明かりが差し込んでくる。



　　「ただいま～」

　　「……おかえり。迅さん」



「ただいま」…か。



　　「おいおい、電気も点けないでどうしt――」

　　「……視えてた？」



質問に質問で返してしまったどころか会話が喰い気味になってしまった事に少し申し訳なさを感じながら、
アタシは立ち上がり部屋の電気を点けた。

……眩しさに目を細める。



　　「あぁ。視えてたよ」



そんなアタシの事はどこ吹く風、全く気にしてなさそうな彼は対面のソファに腰を降ろした。

　　「そういえば明日早いんだろ？ 寝ないのか？」



額に掛けた迅サングラス（駿くん命名）を首もとまで降ろし、彼はこちらに問う。



　　「…そうなんだけどさ～、目が冴えちゃって」



咄嗟についた嘘。遊真くんがいなくて良かった。



　　「ほほう。それはそれは」



彼は目を細めこちらを向いた。だが口元が弛んでるのを隠しきれていない。ていうか隠す気がないのだろう。

……訂正。遊真くんがいなくてもバレてる。



　　「それに……『おかえり』って言いたかったから」



今度は本当。



「……そりゃまた嬉しいこと言ってくれるね」



彼はため息をつくような短い笑みを漏らすと、対面のアタシにだけ聞こえるように
（とはいっても部屋には元々アタシたちしか居ないけど）呟いた。

　　「……迅さん」

　　「ん？」

　　「あんまり無理しないでね」



アタシがそう呟くとやはり彼は軽く笑う。
彼は何も言わなかった。


彼のサイドエフェクトは、ボーダーの上層部にも絶大な信頼を寄せられている。
未来が見えるという力は組織としてはこの上なく重要なのだろう。

……だから、今日のようにボーダー内外を奔走するどころか、何日も寝ずに動きっぱなしという事もある。

それだけ重要な立場なんだし、時には無理しなきゃいけない。

以前どこかの誰かが「大きな力にはいつだって大きな責任が付いてまわる」って言っていたけど、まさにその通りだ。

そして、アタシの目の前の人はそれを全て背負って受け入れている。



そんな彼に「無理をするな」なんて言うのは些か無神経で無責任な気も当然する。

でも……



　　「……迅さん」

　　「ん？」



だからこそ、彼を労ってあげようという気持ちが生まれるのは何一つおかしい事ではない。

むしろ当然の事だし、アタシはこなみや後輩の子たちみたいに「戦って借りを返す」みたいな少年マンガ的な事はできないから。



　　「……ひざまくらでもしよっか？」



だから別におかしくない。おかしくなんかないのだ。



　　「はっはっは。それは次の機会に取っとくよ」



……軽くいなされた。

やっぱりか、やっぱりこれも視えてたのか。
なんだか悔しい。

　　「じゃあおれは先に休ませてもらおうかな。宇佐美とも話せた事だし」



全身から疲れを搾り出すように欠伸をした後、よっこいせと彼は立ち上がる。



　　「お前も早く寝ろよ？」

　　「うん」

　　「あ、それと、部屋の窓はちゃんと閉めた方が良いぞ。風邪引くから」



彼は思い出したかのようにピッと人差し指を立てる。

……そうやって忠告してくれるのは非常にありがたいんだけど……



　　「……視えた？」

　　「視えた。小南とレイジさんに看病されるまで確定で」



一応華の女子高生のアタシとしては風邪を引いて看病されてる姿を好k……ｹﾞﾌﾝｹﾞﾌﾝ！
……異性に視られるのはあまり良い気はしないっていうのが本音だ。

正直言って恥ずかしいです。すごく。

　　「…………うん。そうするね」

　　「じゃーお休みー」



背を向けたまま手を振る彼を見る。

すると胸の奥からなんとも言えない感覚が湧いてきた。


彼を労ってあげたい気持ちなのか、簡単にいなされた事に対する負けん気なのか、風邪を引いてダウンした姿を視られた事に対する羞恥なのか。

それとも……




　　「…………ねぇ、迅さん」




口を開く前にはもう既にアタシは立ち上がっていた。

　　「ん？ どうしt



……一瞬。




　　「…………どう？ これは視えてた？」




ほんの一瞬だったけど、確かに自分以外の人の体温を唇に感じた。



　　「宇佐美―――」



彼が口を開いた時には、もうアタシは彼の横を抜けて扉を開けていた。




　　「じゃ、じゃあお先に！ お休み迅さん！」












……今夜は徹夜確定だろうなぁ……。