若林智香「夜のプロデューサーさん」 (21)
R-15
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1465115208
P「はぁ……はぁ……」
ちひろ「んっ……もっと奥までください……!」
P「ごめんなさい……そろそろっ……」
ちひろ「ま、待って! 私ももう少しで……!」
P「ダ、ダメだ! もうっ!」
ガチャ
P「!?」
ちひろ「!?」
智香「フレー! フレー! プロデューサーさんっ!!」
P「と、智香!?」
智香「がんばれ! がんばれ! プロデューサーさんっ!!」
P「ど、どうしてここに!?」
智香「えへへっ、応援に来ちゃいましたっ☆」
P「お、応援って……」
智香「ちひろさんの為にも、もう少しファイトですよっ!」
P「えぇ~……」
智香「安心してください! ふたりの為に精一杯応援しちゃいます!」
智香「さぁ! 続きをどうぞっ!」
P「この状況で!?」
智香「続きをどうぞっ!!!!」
P「わ、わかったよ!」
P「あの……それじゃあ続きを……」
ちひろ「は、はい……」
智香「フレー! フレー! がんばれー☆」
智香「負けるな! 負けるな! プロデューサーさんっ!」
P「…………」
ちひろ「…………」
─────
───
─
事務所
P「…………」カタカタ
ちひろ「…………」カタカタ
P「昨日のは一体何だったんだろう……」
ちひろ「私に聞かないでください……」
P「ですよね……」
ガチャ
智香「おはようございますっ☆」
P「お、おはよう智香」
ちひろ「お、おはようございます……」
智香「ふたりとも元気ないですね?」
P「当たり前だろ!?」
智香「?」
P「なんでキョトンとしてるの!?」
P「智香」
智香「はい?」
P「昨日のは何だったんだ?」
智香「昨日?」
P「あ、いや……その……」チラッ
ちひろ「こっちを見ないでください……」
P「あの……その……夜の何というか……」
P「ち、ちひろさんとの情事だよ!」
ちひろ「声が大きいです!」スパコーン
P「いてっ!」
智香「ああ! 昨日の夜のことですねっ!」
P「そ、そうそう」
智香「聞こえたんです……」
P「聞こえた?」
智香「はい……ちひろさんの声が……」
ちひろ「わ、私ってそんなに声が大きかったかしら……」
智香「いえ、プロデューサーに対して『私もイケそうだから、もう少しだけがんばって!』という心の声がっ……!」
ちひろ「と、智香ちゃん!? 待って!!」
P「つまり、その声に反応して……」
智香「はいっ! アタシ、がんばる人を応援したいんです!!」
P「ちょっとズレてる! というかエスパーかよ!」
裕子「?」
P「呼んでないから!」
智香「プロデューサーさん……」
P「ん?」
智香「えっと、アタシ……ふたりには本当に感謝してるんです。ふたりのおかげでアイドルになれて……」
智香「それに……いつも応援して貰ってばっかりで……」
智香「だからっ……! ふたりに恩返しがしたいんですっ……!!」
P「智香……」
ちひろ「智香ちゃん……」
P「ありがとう……こんなにも俺たちのことを……」
ちひろ「私……泣きそうだわ……」
智香「プロデューサーさん……ちひろさん……」
P「ははっ、なんか湿っぽくなっちゃったな」
ちひろ「ふふっ、そうですね」
P「智香」
智香「はい?」
P「これからも、みんなで一緒に頑張っていこうな!」
智香「プロデューサーさんっ!」
P「そして、みんなにも、たくさんエールを送っていこう!!」
智香「はいっ! アタシのエールをみんなに届けちゃいますっ☆」
ちひろ「ふふっ、一件落着ですね!」
─────
───
─
その日の夜
P「ちひろさん……ちひろさんっ……!」
ちひろ「んっ……プロデューサーさん……私っ!」
P「い、一緒に……」
ちひろ「ま、待ってください! そ、そこはっ! このままじゃ私が先に……!」
P「ちひろさんっ!!」
ちひろ「ダ、ダメ~!!」
ガチャ
P「!?」
ちひろ「!?」
智香「フレー! フレー! ちひろさんっ!!」
終わり
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません