【安価あり】P「ええ? ドッキリですか!?」 社長「うむ」 (72)

P「良いですねぇやりましょうか」

社長「うむ。仕事だから、悪く……え?」

P「え? いや、ドッキリですよね? 一度やりたかったんですよぉ」

社長「…………そ、そうかね? ならいいんだが」

P「テレビは入るんですよね?」

社長「あー……いやすまない、これは個人的なことでね。小鳥君と」

P「悪巧みをしたんですね!」

社長「相変わらず歯に衣着せないなぁ君も。それにしても、こんなくだらないことに付き合うと思わなかったが」

P「そうですか? 誘われればいつでも乗ったのになぁ」

社長「そうか。とにかくよろしく頼むよ」

P「任せてください。まず誰に何をするんですか?」

↓1 誰に(765プロアイドル限定)
↓2 何を(鬼畜安価は下)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1465059427

荒らしは全部安価下

社長「やよい君に、765プロが潰れるというドッキリを仕掛けようと思っていてね」

P「ははっ! やよいの奴、卒倒しちゃうんじゃないですかぁ!?↑↑」

社長「ずいぶん楽しそうだね……?」

P「そうですか? とりあえず分かりました、じゃあ計画を練りましょうか」

社長「うむ……」

数日後

やよい「うっうー! おはようございますプロデューサー!」

P「うっうー! おはようやよいー!」

やよい「ハイターッチ!」

P「イェー!」

P&やよい「いぇい!」

やよい「今日も元気ですねー!」

P「やよいには負けるさ!」

ガチャ……

社長「…………」ふら……

やよい「あっ! 社長! おはようござい……う?」

社長「…………」ガチャ……

P「……社長? 聞こえなかったのかな?」

やよい「顔色が悪かったみたいです……風邪でもひいたのかな?」

P「馬鹿は風邪引かないっていうから大丈夫大丈夫!」

やよい「酷いですプロデューサー!」

P「ははっ、ごめんごめん。俺が話聞いてくるから、やよいはテレビでも見てて待っててくれよ」ピッ

やよい「はーい!」

―別室―

P「ナイス演技でしたね社長! 本気で顔色が悪いですよ!」

社長「本当に顔色が悪いんだよ……それよりも私のことを馬鹿だと言ったことは忘れないからな……」

P「そんなことはさておき! 良いタイミングでDVDを起動させないと!」

社長「……そうだね……こんなに金と時間をかけたんだから、失敗なんて許されないからね……」

P「はい! 社長次第ですよ!」

社長「悪魔め…」

やよい「プロデューサー、遅いなぁ……なにかあったのかな……?」

『多くの有名アイドルを世に輩出してきたあの765プロの社長、高木順一郎氏の汚職事件、皆さまどう思われますか?』

『私はね、やっぱりね、って感じでしたね』

やよい「……う?」

『この業界で生き残るにはね、そういうのが必要ってことなんですよね』

『いやでもガッカリですね。私の息子も応援してたのになぁ』

『枕営業なんて昔からあることでしょうにね。あぁもちろん私はそういうのには一切、手を出していませんよ?』

アハハハハハ!

やよい「………………汚職? 枕営業?」

ガチャ

P「社長!! 逃げないでください!!!」

社長「離せ!!」

やよい「ぇ……え?」

P「や、やよい! 警察に電話しろ!」

社長「このっ!」バキィッ!

P「あぐっ!?」

どんがらがっしゃーん!

社長「私の邪魔をしないでもらおうか!」ガチャん!

P「く、そ……! あんただけは……!!」

やよい「ぷ、プロデューサー……なにか、あったんですか……?」

P「……終わりだよ! 何もかも!!! お前も俺も! この765プロも全部!! くそぉっ!!!」ダァァン!!!

やよい「ひっ……」ビクッ

P「信じてたのに……お前らのことを信じてたのに!!!」

やよい「……う……プロデューサー……私、なんのことか……」

P「しらばっくれるなよ! ……まぁ良いさ。もう俺もお前らもこの業界には入れないんだ。今後のことは自分で考えるんだな!!」

バンッ!

やよい「…………(枕……営業……?)」

やよい「テレビ…………765プロ……? ……皆さんが? ……………………???」

やよい「…………なんで? 昨日まで、何にもなかったのに……上手く、いってたのに……」

やよい「……嘘だ……こんなの……」

―別室―

社長「や、やりすぎじゃないかね!?」

P「まだ足りなかったかもしれないですねぇ」

社長「ええ!?」

P「ダメ押ししてきます!」

社長「ちょ、きみぃ!?」

―事務所―

ガチャ

P「まだこんなところにいたのか……」

やよい「……プロ、デューサー……私!」

P「俺はなんとか無実を主張するつもりだが、もう無理だろうな……ただ、こんなところで捕まるつもりなんてない」

やよい「違います! 私は何にもしてません!!! 聞いてくださいプロデューサー!!!」

P「くどい!! 俺はお前らと心中するつもりはないっていってんだよ!!! お別れだやよい!」

バタン

やよい「そんな……そんなの……! 勝手すぎますプロデューサーぁぁぁ!!!」

―別室―

P「めっちゃ良い絵じゃないですか社長! あのやよいが、元気で健気で明るくてがんばり屋のやよいが、俺のことを憎しみを込めて呼んでますよ!?」

社長「うわぁ……」

P「さて、あともうちょっと観察して、ネタバラしといきましょうか」

社長「……というか、あんな少ししか見せないんならあんな大御所たちを集めて嘘テレビを作る必要は無かったんじゃないかね?」

P「分かってないなぁ……こういうのは説得力が大事なんですよ?」

やよい「………プロデューサー……プロデューサー……」ふらふら……

やよい「私を……トップアイドルにしてくれる、って……お前なら大丈夫だって……言ってくれたのに…………言ってくれたのに!!!」ギリッ

やよい「………………もう誰も……信じられないよ…………私……」

―別室―

社長「きみぃ!! やっぱりやり過ぎじゃないかねこれは!? 仮に上手くいっても、大きな遺恨も残るし、やよい君のイメージ的にネタとしても使えないぞ!」

P「あぁ……あのやよいが、あんなに憎しみを全開にするなんて……!」恍惚の笑み

社長「あっ分かった人選間違えたんだこれは」

P「さて、これ以上は不味そうなので、そろそろ行きますね」

社長「刺されないかね!? 大丈夫か!?」

P「ははは、俺を誰だと思ってるんですかぁ? よゆーですよよゆー」

社長「その包丁はなんだね!?」

―事務所―

P「やよいぃ……もう警察がそこまで来てる……俺は……終わりだぁぁ!」

やよい「ひっ!? ぷ、プロデューサー!? 包丁……!」

P「なぁやよい……贖罪してくれるよなぁ!? お前を殺して俺も死ななきゃいけないよなぁ!?」ダダダッ

がたんっ!

やよい「や……!! だ、誰か! たすけ……」

P「なんで俺を拒むんだよやよい!? 765プロが終わるんだ……もう行き場が無いだろ俺達さぁ!?」

やよい「いやぁ!!!」ばきっ!

ぐさっ……

P「お…………ぐ……?」

ぽた……ぽた……

やよい「…………プロデューサー……? ……わ、わた……私……そんなつもりじゃ……」

P「………………やよい……」

やよい「ちが……こんなつもりじゃなくて……ただ……あ……ぁ……あぁあぁあああああ……!!!!!!!」

P「……お…………やよい……やよいいぃいいい!!!」ガバッ

やよい「いやぁぁぁ!!!」

どったん!ばったん!

やよい「いやぁぁぁぁあ!!!!」

ぎゅっ……

P「ごめん……ごめんなぁ……やよい…………俺……もうわけわかんなくて……こうするしかなかったんだ……やよい……」

やよい「ううぅうう……!」

P「やよい……ごめん……やよい…………落ち着いて聞いてくれ……これな……」

P「ドッキリ……なんだ……」

やよい「……………………???????」

パシャっ

P「ひゃっほー!!! やよいのマジ泣き顔いただきっ!!!」

やよい「えっ? えっ?」

P「あ、これ? 本物の包丁なわけないだろぉ? 良くできた偽物だよ。細工はこっち、服のなか。ほーら柔らかいお肉! あと血糊入りの袋な」

やよい「………………」

P「やよいの色んな可愛い表情が見れて、俺とっても嬉しいんだ……いやぁ、やよいって普段あんまり怒らないから? こんな表情もできるんだなって! 将来は大物女優も夢じゃないなぁ! あぁテレビももちろん嘘! うちの可愛い可愛いアイドルにそんな真似させるわけないだろ!? そこはもっと俺を信用してほしかったなぁ!! ははっ!」

やよい「……プロデューサー?」

P「お、どうしたやよい。今回の映像はいつかテレビで使うからなー!」

やよい「……少し……頭、冷やしましょうね?」

P「え? どうしたやよいそんな怖い顔して! お、力強くなったなぁやよい! やよいさん! ドッキリですよドッ」ずるずる

バタンッ

社長「あわわわ……」ガタガタブルブル

次の日

P「……おはようございます」

社長「あ、あぁおはよう。……昨日は大丈夫だったかね……?」

P「概ね。やよいの好感度が下がりに下がって、ちょっと本気でキレられたくらいです」

社長「……そうかね……」

P「まぁそこに関してはフォロー任せておいてください。これでも超一流プロデューサーですから。性癖があれなだけで」

社長「それについては昨日よく分かったよ……」

P「さて、次は誰にドッキリしかけますか?」

社長「えっ」

P「やよいのだけじゃ資料になりませんよ? いつかテレビで使うにしても、せめて4、5人分くらいは欲しいですからね」

社長「…………そ、そうかね……」

↓1 誰に(765プロアイドル限定、既に選ばれた子以外)
↓2 何を(鬼畜安価、荒らしは安価下)

社長「水瀬君に心霊系のドッキリなんてどうだろうか!」

P「良いですねぇ! それでいきましょう! 早速清水崇さんにアポとってきます!」

社長「どうして君はそう全力なんだね!? あくまで我々で考えられる範囲にしようじゃないか、なぁ!」

P「えー? そんな考えじゃ、本物なんて生まれませんよ?」

社長「それなりに本物チックで良いから!」

P「…………まぁ、じゃあ俺の考えうるなかの最高を求めてみますよ……」

社長「(ふぅ……これで多少はマシになったかな……?)」

数日後

P「お疲れさん伊織。今日これから暇か?」

伊織「え? 急に何よ……」

P「いや、これから家に来ないかなと思って」

なにも知らないアイドル「!?」

やよい「あっ……」

伊織「ど、どういうことよ!?」

P「なにが? 伊織と一緒に遊びたいと思うことが、そんなに変なことかな?」

伊織「当たり前でしょ! わ、私はアイドルで、あなたはプロデューサーよ!?」

P「…………? そうか。まぁどうでも良いだろそんなことは。な? 来てくれよ伊織」

伊織「……し、仕方ないわねぇ! そんなにいうならいってあげても良いわ! にひひ!」

P「そうかぁ! ありがとう伊織!」

伊織「ふふん……」

やよい「伊織ちゃん……うっうー……」

眠いので寝る
またいつかー

―無線―

P『こちらP、聞こえますか、オーバー』

小鳥『感度良好、オーバー』

P『今から伊織を連れて家に向かいます。隠れておいてください、オーバー』

社長『うむ。カメラの調子も上々だ、いつでもいけるよきみぃ。オーバー』

P『そうでないと困りますからね。オーバー』

小鳥『それよりもエロ本もエロ画像も何にもないとか枯れてるんですか? っらないんですが、オーバー』

P『家捜ししないでください。俺はちょっと性癖が特殊なんですよ。オーバー……っとと、伊織が来たので連絡終了、オーバー』

―無線終了―

伊織「お、お待たせ。……ん……」サッサ……

P「うん、じゃあ行こうか伊織」

伊織「……むー……」

P「ふふ、大丈夫。伊織は今日も可愛いよ」

伊織「ぇ……ふ、ふん! そんなの当然でしょ! …………にひひ♪」

P「(あー本当可愛いなぁうちの子は…………)」

P「ほら、乗って伊織」

伊織「ええ。…………♪」

伊織「へぇ……一軒家なんだ、プロデューサーの家……すぐに同棲とか、できるのね」

P『……家に着きました。見つからないようにお願いします』

伊織「ん? なにかいった?」

P「いいやなんでも。はい、どうぞ」

ガチャ

伊織「んっ……お邪魔します!」

伊織「……ふーん。ここがプロデューサーの家なんだ。それなりに綺麗にしてるのね」

P「基本的に外にいるからなぁ。帰って寝る場所くらいだからさ」

伊織「仕事人間だもんね、プロデューサー」

P「まぁね。私生活も仕事も両立できる人は凄いと思うけど、俺は今はみんなの為に頑張りたいって……そう、ずっと思ってたのになぁ……」

伊織「え?」

P「ん? どうかしたか、伊織?」ニッコリ

伊織「……? ううん、なんでもないわ」

P「そうか? じゃあちょっと、お茶入れてくるよ、そこに座って待っててくれ」

伊織「うん」

伊織「…………」そわそわきょろきょろ

―無線―

P『伊織、所定の位置に着きました。天井から髪の仕掛けを作動させてください、オーバー』

社長『了解、髪を垂らすよ。オーバー』

P『見せびらかすようにではなくて、あくまでたまたま見えた雰囲気を装わなくてはいけません、しっかりお願いします、オーバー』

社長『任せてくれたまえ、オーバー』

P『小鳥さんは驚いた伊織がもし髪を凝視して固まった場合のフォローをお願いします。起こり得ないとは思うのですが、万が一があると社長が速やかに撤収できなくなりますので、オーバー』

小鳥『了解てす、オーバー』

伊織「(プロデューサー、まだかしら?)」

伊織「(……ふふ……とうとう私の魅力に気づいたのかしら……なんてね。……良い家に住んでるのね、プロデューサー)」

伊織「(TSUTAYAの袋? DVDでも借りてきたのかしら?)」

すすす……

伊織「ん?」

ずず……

伊織「え……? なに、え? 髪……??? は……?」

伊織「…………きゃあああああ!!!!!!!???」どたばたん!

P「どうした伊織!」

伊織「か、かかか、髪! 髪!」

P「髪? 虫でもついたのか?」

伊織「違う! あそこ……え?」

P「あそこ……? なんにもないぞ?」

伊織「そんな……」

P「伊織……もしかして疲れてるのか? 無理するなよ?」

伊織「違う! 本当に!」

ピー!!

P「っと! お湯暖まったみたいだ、待っててくれな」

伊織「あっ……」

伊織「……なんだったのかしら? 変なこと考えてたから、変なものが見えたとか……」

―無線―

P『ここまで予定通りです、ナイスアシストでした小鳥さん、オーバー』

小鳥『準備しておいて良かったですね! オーバー』

社長『そりゃこの日のために何が起こってもフォローできるように準備したからね……オーバー』

P『次、伊織と映画を見るので少しの間各々の判断で怖がらせに来てください。また、空気を感じて本物が来た場合も焦らず、むしろ有効活用するくらいの気概での対処をお願いします、オーバー』

社長『さっき屋根裏で遭遇したが、協力を求めたら苦笑いされてしまったよ……オーバー』

P『流石にそっち方面のスカウトは無理でしたか。そちらの協力はあくまで不確定要素なので無理しなくても大丈夫です。それでは行ってきます、オーバー』

用事あるのでこの辺で

P「お待たせ伊織。よいしょっと……」

伊織「な、なんで隣に座るのよ!?」

P「え? 一緒に映画見ようと思って。嫌だった?」ニコッ

伊織「そっ……! は、離れても見えるじゃない……!」

P「こっちの方が雰囲気出るだろ?」

社長『彼はスケコマシの才能があるなぁしかし。やはりプロデューサーよりもアイドルとしてスカウトした私の目に狂いはなかった』

小鳥『ジュピターとして出てきても違和感無さそうですよね』

社長『うーむ……』

小鳥『プロデューサーがいなくなってアイドルの子のテンションががた落ちして765プロ倒産の未来まで見えましたね』

社長『わ、私の思考を読まないでほしいな小鳥君!?』

P「(筒抜けなんだよなぁ……)」

寝落ちからの仕事で書き込めなかった
あとでまたくる

P「さ、見ようか」ピッ

伊織「何を借りたの?」

P「ん? 呪怨」

伊織「…………なんでホラー映画なのよ……」

P「怖かったからくっついて良いからね?」

伊織「(それが目的なんだ……にひひ)」

P「(とでも考えてるんだろうなぁ……ふふ、素直じゃないのに素直で可愛い子だな)」

社長『きみ、きみ。風呂場の仕掛けに誘導してくれたまえ。風呂の屋根裏に着いたよ、オーバー』

P「伊織、始める前にトイレに行っておいた方が良いんじゃないか?」くすくす

伊織「なっ……わ、私怖くなんてないわよ!」

P「そう? でも、もしも……ってことがあるとは思わない? 準備は怠るべきじゃないよね? 伊織は賢い子だから、分かってくれると思うんだけど……ね?」

伊織「う………」

P「別に……伊織の世話をするのは嫌いじゃないけどね……?」

伊織「行ってきます!!!」ビュン

P「……なーんてね。羞恥心を擽ると、伊織みたいな子はつい言われた通りにしちゃうんだから」

小鳥『引きますわー』

P『はは。社長伊織そちらに向かってます、オーバー』

社長『既にシャワーは出してあるよ。真っ赤だなぁ、オーバー』

P『了解です、オーバー』

っっっきゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!

どたばたばた!

伊織「ぷ、ぷ、プロデューサーぁぁぁ!! シャワーから! シャワーから血がぁ!!」

P「…………伊織……疲れてるのか? 悪い、無理に誘って」

社長『風呂場掃除開始、二分ほど待ってくれたまえオーバー』

伊織「ち、ちがっ」

P「熱は……少しあるか? まったく、体調が悪いのに無理して来なくても良かったのに……」

伊織「悪くないわよ!! 私は普通!」

P「普通じゃないから、心配してるんじゃないか……すまない、いつも無理をさせていたなんて気づかなかった。こんな不甲斐ない俺を、許してくれるか?」ぎゅっ

伊織「ふぁ……なんで手を握るのよ……! だから違うんだって!」

P「伊織、俺は良いプロデューサーじゃなかったな……お前たちのことを、大事に大事にしてたつもりだったのに……」

伊織「そ……そんなこと無いわ!!」

社長『掃除完了、綺麗になったよ。屋根裏に戻る、オーバー』

伊織「プロデューサーは、本当に私たちのために良くしてくれているわ! それは私が……ううん、みんなが保証する!」

P「伊織……ありがとう……」

伊織「うん……ってだから違うのよ! シャワーから真っ赤な血が出てたのよ!」

P「……ふーむ……分かった、見に行こう」

伊織「最初からそう言いなさいよまったく! (おかげで恥ずかしいこと言っちゃったじゃない……もう! 馬鹿デューサー!)」

P「(って思ってるんだろうなぁ可愛いなぁ)」

P「……ふむ。朝シャワーを浴びた時のままみたいだね」

伊織「そんな……なんで?」

P「シャワーは、と……普通に水だね」シャー……

伊織「……私、本当に疲れてるのかしら……?」

P「……今日はもう帰るかい?」

伊織「えっ!? いやよ、せっかく……ぁ」

P「ん?」

伊織「な、なんでもないわよ! とにかく一緒に映画見るの!」ずんずん

P「あっ。……っと」

P『伊織不帰宅、Aパターンでそのまま進行、社長は次の持ち場に待機してください、オーバー』

社長『了解、オーバー』

P『小鳥さんは引き続き待機、アドリブで俺のフォローお願いします、オーバー』

小鳥『了解です、オーバー』

P「お帰り伊織。それじゃあ始めようか」

伊織「ええ。……」ぼふっ

P「今度は伊織の方から隣に座ってくれたね、嬉しいよ」

伊織「……ふ、ふん!」ぷい

社長『ホストかなにかかな?』

小鳥『完全に落としに来てますよね。大丈夫ですかこれ?』

社長『まぁ彼はアイドルに手を出すような男ではないからね』

P「俺も久しぶりだから、怖かったら伊織に抱きついちゃお♪」

伊織「な、なに言ってるのよ! 馬鹿!」///

社長『…………大丈夫かね?』

数十分後

伊織「……ひっ……」びくっ……びくっ……

P「………………流石だなぁ……ふむふむ」

社長『おっと、そろそろかね。待機するのも飽きてきたから、行くか』

伊織「あわわ……出てきたぁ……!」

ぱちんっ!

伊織「えっ!? な、なにっ!?」

P「停電……? なんでだ? 伊織、ちょっと待っててくれるか?」

伊織「い、嫌よ! 置いてかないで!」

P「仕方ないなぁ……おいで伊織、ほら、手を掴んで」

伊織「うん……ひゃっ!? あんた、手が冷たいわね!?」

P「…………うん。ほら、手が冷たい人は心が温かいって言うじゃないか?」

伊織「なにいってるんだか……」

P「気をつけろよ? ゆっくり行くぞ」

小鳥『二人が離れたので準備します。少しだけ時間お願いします、オーバー』

社長『こちらは待機するよ、オーバー』

P「はは、そんなに引っ付かれたら歩きにくいぞ伊織?」

伊織「……うるさい、馬鹿……」

パチッ

P「ん、ついたな。にしてもなんでいきなりブレーカー落ちたんだろうな?」

伊織「……やっぱり、この家なにかいるんじゃないの……?」

P「幽霊か? はは、いたら面白そうだな」

伊織「笑い事じゃないわよ!」

P「まったく、伊織との時間をゆっくり過ごしたかったのに……迷惑なものだな」

伊織「……また、そんなこと言って……」

P「ふふ。それじゃあ続き見るか」ピッ

……ザーーーー……

P「砂嵐?」

伊織「もしかして壊れ」

ぶつんっ!

伊織「きゃっ!? また停電……え? なんで……テレビの電源がついてるの……?」

社長『プロデューサー君の後ろに移動するよ、オーバー』

小鳥『いつでもテレビから出れます、オーバー』

伊織「……ひ、人が……こっちに向かって……こ、これ、貞子!? プロデューサーぁ!」

ぎゅっ

伊織「ぁ、ぇ!? な、なんで!? プロデューサー! 早く逃げ」

パッ……

伊織「明かりが……ぁ……ぁぁ……!!」

P「ぁ……ぁ……ぁ……」

伽椰子(社長)「…………」ギロッ

貞子(小鳥)「…………」バンッ!

伊織「いやぁぁぁぁあ!!!!」バッ

ばたばたばた

社長「上手くいったね。さて、玄関からは逃げられないようになっているから、どこに逃げるかだ」

小鳥「ではプロデューサーさんのメイクを始めますね」

P「たっぷり怖くしてくださいね」

伊織「うそ……うそ……こんなのうそ…………」

ギギィ……

「伊織? ここにいるんだろ? 悪い、驚かせ過ぎたな。実は全部どっきりなんだ。な、早く出てきてくれよ」

伊織「(プロデューサー! どっきり……やっぱり、どっきりだったんだ……そうよね……こんなの……)」

「なぁ伊織、どこにいるんだ? 早く出てきてくれよ。なぁ。俺のこと一人にはしないよな? 一緒にいてくれるんだよな? ずっと一緒にやってきたんだもんな? なぁ……」

伊織「(違う……これは……プロデューサーじゃない……! そんな……)」

「…………伊織ッッッ!!!」ばんっ!!!

伊織「ひっ……!」

「なんだ……そこにいたのか。伊織……これからも、ずっと一緒に」

スゥ……ばんっ!

P(グロ容姿)「いようなぁぁぁ!!!???」

伊織「きゃぁぁぁぁ!!! あふ……」ふら……

P「あ、気絶した。でも良い絵が撮れたな」REC

社長「いやぁ、迫真の演技だったね。主に君が」

小鳥「とりあえず伊織ちゃん、運びましょうね」

伊織「はっ!? ……あ、あれ?」

P「おはよう伊織! とりあえず先に、ドッキリ大成功だ! お疲れさま!」

社長「すまない水瀬君」

小鳥「全部プロデューサーさんの計画なの」

P「あぁ! 良い絵は撮れたぞ! 流石伊織だな、何をやらせても天才だ!」

伊織「…………………………そう」←すべてを察した

伊織「あの髪も、赤いシャワーも、玄関の鍵開いてるのに扉開かなかったのも、全部仕込みだったわけ」

伊織「私を家に呼んだのも………………」

社長「では私はそろそろ失礼させてもらうよ。あとは若い二人で……」

小鳥「そうですね! それじゃあ!」

P「(逃げなくても良いのになぁ……)」

P「悪かったよ伊織。怖かったよな」

伊織「……ぐす……馬鹿……あんたが、いなくなるかと思って……本当に……」

P「よしよし」ぎゅぅ

伊織「…………期待した私が馬鹿みたいじゃない!!! 触るな馬鹿!!!」きぃんっ!

P「おぐ……!」

P「いてて、金的防御つけておいてよかった。待てよ伊織! 送ってくから!」

次の日

P「おはようございます社長」

社長「うむ。見事な引っ掻き傷だね」

P「明日になれば治りますのでご心配なく。ビデオの方も良い感じみたいで嬉しいです」

社長「流石は、プロデューサー君だなぁ!」

小鳥「(あれ、社長がいつのまにかプロデューサーさんの軍門に降ってるような)」

P「次は誰に何しますか?」

↓1 誰に(765プロアイドル限定、既に選ばれた子以外)

↓2 何を(鬼畜安価、荒らしは安価下)

社長「天海君に、枕営業を仄めかすんだ」

P「ふむ?」

社長「もちろん本当にさせる訳にはいかないが……そうやって彼女を精神的に追い詰めきったところで、ホテルに行かせ……」

P「ドッキリ大成功って訳ですね! わかりましたさっそ」

社長「いやいやいや、こらこそ本気を出しすぎるとまずい。最悪再起不能になってしまってもおかしくないから、マイルドにいこう」

小鳥「最悪一生トラウマになりそうじゃないですか? 本当に大丈夫なんですかそれ?」

社長「…………ダメかね……?」

P「ははっ、余裕ですよ。春香の扱いは他のアイドルよりも心得てるつもりですから」

社長「今更だがこんなプロデューサーで大丈夫なのかね?」

小鳥「普段は真面目で優秀でやり手でイケメンですから。タガが外れたらこうなるってだけで」

P「そうですよ! 社長、彼女たちはアイドル……いつ如何なる時も動じない、鋼の精神が必要なんです。これも良い訓練なんですよ!」

社長「そ、そうかね……まぁそれなら良いが……」

P「はい。でもまだ子供ですからね、やり過ぎ無いようにはします」ニッコリ

社長「あっ……」

P「春香ー。今日はお前に付き添うから、車回しておくよ」

春香「……あ、はい! ありがとうございます! 久しぶりですね、プロデューサーさんが着いてきてくれるの!」

P「そうか? 悪い、最近構ってやれなくて……」

春香「あ、いえ……876プロのお手伝いにいったりしているのは、知ってますから! ……ただ、もうちょっと構ってほしいな、って……」

P「(流石ファンからあざとい系女子と噂される春香。良妻ポジにならなければという理性と、自分の思い通りにしたいという野性とのせめぎあいで新しい個性とした手腕はハイレベルだ)」

春香「それに……昨日、伊織と遊びに行きましたよね? ……ズルいです、プロデューサーさん」

P「(この闇……あざとい系普通アイドルと思わせておいてのこの闇……! これがファンの気持ちを掴んで離さないんだ! ぜんっぜん、ひとときも普通じゃない……こいつは、普通の殻に自分を閉じ込めようと必死なんだ! それが、その輝きが……ファンを惹き付け、もう離れられない)」

P「嫉妬しちゃったかな? 悪い、今度は春香の為に時間を割くから、許してくれ」

春香「本当ですか? ……ふふ、プロデューサーさんのこと、信じますからね!」

P「(この春香を追い詰めたとき……俺は恐らく、こいつの境地に至ると確信している。だが、まだそれをするには早い。残念だが、社長に言われた通り今回は柔らかく行こう)」

またあとで来るかも。
春香(っか)Pなのでちょっとあれになるかも知れないけど、すまんね

カメラマン「いやー、よかったよ春香ちゃん! 次もよろしくね!」

春香「はい! よろしくお願いいたします! ありがとうございます!」

P「流石春香だな。改めて仕事ぶりを見ると、やはりトップアイドルなんだよなぁ……嬉しくもあって、悲しくもあるよ」

春香「え!? 嬉しいは分かりますけど、悲しいのはなんでですか?」

P「いやなに、もう俺も必要ないんだなと思うとね。まぁ俺なんか気にせず、駆け足で誰も見たことのない頂点にたどり着いてくれ」

春香「……いやだなー、プロデューサーさん。そこにいくときは、プロデューサーさんが隣にいてくれないとダメなんですよ? 私だけじゃ、転んで階段から落ちちゃいますもん!」アハハ

P「…………ふふ。ありがとう春香。……一緒に、行けたら良かったんだけどな……」

春香「え?」

P「ん? あ、いや、なんでもない。と、すまない春香。ちょっとお偉いさんに挨拶してくるから、待っててくれないか?」

春香「あ、はい! わかりました!」

春香「…………一緒に行けたら、良かった……? なんでそんなことを……」

春香「もしかして、何かあったのかな……? ……あとで、お話聞いてみよう」

ブーブー……

春香「ん……? メール……宛名なし? 誰だろ?」カタカタ

【件名】
あなたの知らない真実
【本文】
知りたくない?
もし知りたかったら教えてあげるよ。
あなたの大好きなプロデューサーさんのこと。
返信、待ってるね。

春香「……なにこれ……? いたずらメール? ……プロデューサーさんのこと……? ………………」

カタカタカタ……

…………ブーブー……

カチャ

春香「(……プロデューサーさん……と、女の人の、写メール……これって……ラブホテル……?)」

ブーブー……

【件名】
どう? 楽しい?
【本文】
あなたの大好きなプロデューサーさんは、あなたの知らないところでこんなことしてるの。
今笑ってる? 泣いてる? 喜んでる? それとも怒ってる?
でもこれは、みんなの為。
分かるよね。

春香「…………ッ!!!」

春香「(冷静にならないと……落ち着いて……)……っ! ふぅ……」

春香「……まず……これは合成では無さそうかな……(彼女……にしては、プロデューサーさんの顔は浮かない雰囲気。みんなの為?)」

春香「みんなの為に、ラブホテルに、女性と…………っっ!!」

春香「…………(嘘)じゃないかもね。誰だろ、メール送ってきた人」カタカタ

……ブーブー……

【件名】
君のファンだよ
【本文】
君のことをずっと見てきた、応援してきたファンだ。
それだけだよ。
また今度、楽しいメールを送ってあげるね。バイバイ。

春香「ファン、ねぇ……(公になってないみたいだから、この情報はここで止まってるみたいかな……枕営業なんて……でもアイドルがしてる訳じゃないから良い? ……そんな筈ない。これはおかしい。私たちに対する、裏切り……)」

P「っ……た、ただいま春香」

春香「お帰りなさい、プロデューサーさん♪(呼吸が少し乱れてる。走ってきた? それにしては疲れが少ないかな。少し顔が赤い。服が……やや乱れぎみ。……今ここでも、何かしてたってこと?)」

春香「お疲れみたいですけど、大丈夫ですか?」

P「かもしれないな。ちょっと熱ぎみなんだ」

春香「そうなんですか!? もう、それなら早く言ってくださいよ!(あり得ない。事務所では熱っぽさは感じられなかった。プロデューサーさんが、私に、嘘ついた)」

春香「さ……帰りましょう、プロデューサーさん!」

P「(目がまるで笑ってない。凄いな……俺の全てを観察しきってる)」

P「(ちょっとした油断で、春香に真実が漏れそうだ……俺の演技力と春香の観察眼の戦いになりそうだな……)」

短いけどおやすみ
起きて続けられそうなら続けるよ

おはよう

P「ただいま帰りました」

春香「お疲れさまです!」

小鳥「お疲れさま、春香ちゃん。あ、プロデューサーさん、少し良いですか?」

P「はい、なんでしょう?」

小鳥「向こうの方で」

P「はい」

スタスタ

春香「………………」

P『はは、今時枕営業なんて流行らないって』

春香「………………」

P『ここまで来れたのは春香の実力だ。俺は手伝いはしたが、輝けたのは春香の力なんだ』

春香「………………」

P『春香なら、まだ誰もたどり着けてないところまで……行けるかも知れないな』

春香「嘘ばっかり」ポツリ

―裏側―

P「…………」

小鳥「プロデューサーさん、春香ちゃんってあんな風でしたっけ? ニコニコ笑顔のまま、心臓鷲掴みにするような子だった記憶がないんですけど」

P「春香は普通の良い子、なんですよ?」

社長「うむ! 分かりあってるようで実に良い!」

小鳥「そういうことはモニターから目をそらさないで言ってください」

P「さて、じゃあ手筈通りにお願いします」

社長「任せておきたまえ」

小鳥「……未成年相手にこんなことして良いのかしら……」

ガチャ

P「悪い春香、ちょっとお得意先に呼ばれたから、出てくる。今日はもう仕事はないよな? なるべく早く帰るんだぞ!」

春香「あ、はい! おつかれ」
バタン!
春香「さまです……」

春香「…………また?」

春香「……みんなのために、頑張るプロデューサーさん。みんなが大好きなプロデューサーさん。……こんなの……間違ってますよ?」

―裏側―

社長「ひぃぃ……こ、小鳥くん! こここ、こっちを、見てないかね!?」

小鳥「落ち着いてください、若干左にズレてますから。偶然ですよ偶然」

社長「私たちは本当に無事に済むのかね!?」

小鳥「何かあったらプロデューサーさんが何とかしてくれますって。それよりもメールの出すタイミング、忘れないでくださいよ?」

社長「勿論だとも! どうせ後には退けないから、せめてドッキリ大成功くらいはさせないとね!」

~一時間後~

春香「……。誰も来ないな……もう帰ろうっと」

ぶーぶカチャ

春香「…………」

【件名】
お楽しみ
【本文】
プロデューサーに電話してみたら?
面白いものが聞けるかもね?

春香「……………………」

春香「…………」

―裏側―

小鳥「電話してくれますかね?」

社長「プロデューサー君は、「半信半疑状態の春香なら絶対にしてきます」と言ってたが……もう完全に疑ってないかね?」

小鳥「とりあえず経過を見守りましょう……」

―待合室―

春香「……(聞きたくない。本当だったら……私、多分……立ってられない……でも……でも……)」

ピッピッぴ……プルルル……プルルル……

……春香?

P『は、春香、か? どうしたんだ?』

春香「……いえ! いつ戻ってこれるのかなって!」

P『ま……まだ……事務所に、いるのか……ぁ……! や……』

春香「………………はい。プロデューサーさんのこと、待ってました」

P『そ、うなのか……もうちょっとしたら、いけるから……!! ま、まってて……それじゃあ……!!』

ピッ……

春香「………………」

とりあえずここまで

Pが枕営業する側(って設定)か…掘られてんのかね?

>>59
相手が男なんて言ってないのに……さては腐女子だな?
一応ここのPは超有能の元々アイドルにならないかと誘われたレベルのイケメンチート糞野郎だから、相手は女性でもなんの問題もないはず。
男色? 今回の相手(嘘だけど)役は黒井です

春香「(私たちの信頼関係なんて所詮その程度だったんですよね、プロデューサーさん。でも安心してください、私はそれでも、裏切られていても、私からプロデューサーさんを裏切ることはないって、誓っていますから。大丈夫です、いつか、私がアイドルじゃなくなる日まで……)」

春香「我慢なんて……慣れてますから……」

春香「あっ…………」ガクッ

ドスッ……

春香「……えへへ……馬鹿みたいだな、私……」グス……

小鳥「(キュン)」

小鳥「……ってなにキュンとしてるんだか! 春香ちゃん、大丈夫!?」

春香「小鳥さん……プロデューサーさんが……」

小鳥「……ぷ、プロデューサーさんがどうかしたのかしら……?」

春香「……知ってました? プロデューサーさん、枕営業してるんですよ、私たちの為に。男か女か、どっちもかもしれません。そんなこと、する必要なんて無いって、わからせないといけないんです。馬鹿ですよプロデューサーさんは。勝手に先走っちゃうんですから。そこが可愛いんですけどね」クス

小鳥「え?(あ、あれ?)」

春香「一番心を掴んでおかないといけない、掴んでおきたかった人が、一番遠くにいたなんて、私もまだまだですよね? これだからダメなのかなぁ……ふふ」

小鳥「は、春香ちゃん? 本当に大丈夫……?」

春香「何がですか? あ、メール」

【件名】
もっとプロデューサーのことが知りたい?
【本文】
なら、中央ホテルの752の部屋にいってみる?
もっともっとプロデューサーのことが知れるよ?

春香「アハハハ!!! それは良いですね!! もっと知らないといけないかな、あの人のこと」

小鳥「ひぃ……」

春香「じゃあ行ってきますね、小鳥さん。ふふ、ふふふ」

ガチャ

社長「…………小鳥くん。私たちはなにか、開けてはいけない扉を開いてしまったのかも知れないね……」

小鳥「プロデューサーさん、今度こそ死んじゃうかもしれませんね……」

社長「彼に限って抜かりないとは思うが……」

―中央ホテル―

春香「(警備員一人。フロントは接客中。怪しい格好をした私なら……)」

警備員「ん? すいません」

春香「(止められる)は、はい……な、なんでしょうか……?」

警備員「……宿泊客ですか? お名前、伺っても?」

春香「あ、あの……私……」

警備員「そのサングラス外してもらえませんか?」

春香「あわわ……私、あまり顔を見せちゃダメってプロデューサーさんに……!」

警備員「プロデューサー……? あぁ、勿論個人情報は守りますよ。すいません、こちらも仕事ですので」

春香「あの、私、アイドルの天海春香です……!(ここでちょっとだけサングラスをズラして……)その、このホテルに用があって……!」

警備員「……も、申し訳ありません! あ、765プロの……ど、どうぞお通りください!」

春香「いえ……お仕事、お疲れさまです」

春香「(プロデューサーさんの名前をだせば簡単に入れたのかな? まぁ良いや。752……ここだ)」

ガチャ……ガチャガチャ……

きんこーん……

P「はい……!? は、春香!? なんでこ」

春香「お邪魔します♪」

ズカズカ

P「えあちょ」

春香「あははっ! やっぱり誰もいない……ねぇプロデューサーさん、全部嘘……なんですよね?」

P「……(バレてる? いやそんな馬鹿な。バレる要素なんてないはずだ。小鳥さんか? 社長か?)」

春香「(って考えてるのかな?)ねぇプロデューサーさん、ドッキリ……楽しかったですか?」

P「(黙ってるのは得策じゃない)……なんだ、バレてたのか……そうだ、俺は枕営業を」

春香「そんな嘘つかなくても良いですよ、プロデューサーさん。あのメールは社長のメールですよね?」

P「……(無理だ)流石だな春香。どこで気づいた?」

春香「そもそも、あんなメールを私に送ってくる理由が分かりません。それにあのプロデューサーさんの電話越しの演技……とっても上手ですねプロデューサーさん。ちゃんとレッスンしてれば、私でも見抜けなかったかもなぁ……でも、プロデューサーさん……」

春香「私、初めての、プロデューサーさんが育ててくれた、Sランクアイドルなんですよ?」

P「……」ゾクッ

春香「どうですか、プロデューサーさん? ちゃんと上手く撮れてました?」

P「末恐ろしい奴だよ、本当」

春香「ふふ、誰のせいですかね?」

春香「……せっかくだから、嘘を本当にしちゃいますか?」

P「っていうドッキリだろ? 喰わないよ」

春香「ざーんねん」

―事務所―

P「というわけで完敗でしたね!」

社長「……私は今日だけで、随分と天海くんの見方が変わってしまったよ」

P「あいつは、騙すときはまず自分からを徹底していますからね。俺とのレッスンの成果ですが、俺も慢心していた部分がありました。申し訳ありません」

小鳥「いや、プロデューサーさんが悪いわけではないと思いますよ……」

P「あいつのことは俺が一番理解してると思ってましたけど、あいつも俺を一番理解してたんですねぇ……一杯食わされてしまいました」

P「今回はドッキリ大失敗ですね」

社長「ある意味我々がドッキリとさせられてしまったがね……」

P「さぁさぁ! 次はどうしますか?」

↓1 誰に(765プロアイドル限定、既に選ばれた子以外)

↓2 何を(鬼畜安価、荒らしは安価下)

おやすみ

すまんの。
春香Pじゃなくて閣下Pなんだ

あ、すまん言い忘れてたけどまだドッキリしてない人を協力者には選べないから、再安価とる

亜美に
↓1 何を(鬼畜安価、荒らしは安価下)

じゃあ春香に「内緒だけどPと真美は付き合っているらしい」とほのめかしてもらえば?
真美は(当然)否定するだろうけど、Pに肯定とも否定とも取れる態度をとらせればいけるんじゃね?

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