※OVA愛里寿・ウォー!を視聴後に見ることをオススメします
そしてスローペース
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1465037244
杏「えー、島田愛里寿さんが我が校へ見学に来ることになった」
みほ「わぁ!」
杏「とりあえず一泊する予定らしいんだけど……。西住ちゃんとこに泊めてあげてくれるかな?」
みほ「はいっ!……って、ふぇ!?」
杏「んじゃ、島田ちゃんのことは任せたよ、西住ちゃん」
みほ「はいっ!」
愛里寿「今日はよろしく」
みほ「うん!楽しんでいってね!」
夜。みほの家にて
ピンポーン
沙織「どう、上手くやってるー?晩御飯つくりにきたよ~!」
華「みほさんのことですから心配はしていませんけどね」
みほ「みんな!来てくれたんだ!」
愛里寿「こういうのが……高校生?」ギュッ
麻子「ずいぶん仲良くなったみたいだな」
優花里「なんだか姉妹みたいですね!」
沙織「いいな~!私も愛里寿ちゃんみたいな妹欲しい~」
華「うふふ。そうですね」
愛里寿「妹……?」ピクッ
愛里寿「みほさんも、そう思ってる?」
みほ「もちろん!」
愛里寿「むぅ~」プンスカ
沙織「どしたの?」
愛里寿「私のほうが大学生でお姉さんだと思う!」
みほ「ええっ!?」
沙織「あはははは。かっわいい~」
愛里寿「なにかおかしい?」
華「おかしくはありませんが」ウフフ
麻子「まあ、どうみても西住さんの方が姉っぽいな……」
みほ「でも愛里寿さんの言うことも一理あるような……?」
優花里「そうですか?」
沙織「う~ん。じゃあ、どっちがお姉さんっぽいか勝負しよう!」
麻子「お前は何を言ってるんだ……」
愛里寿「その勝負乗った」
華「どんな勝負をなさるんでしょうか?」ワクワク
沙織「じゃあ私たちが妹役をするから、上手く対応してね!」
麻子「勝手に巻き込むな。私は寝るぞ」
沙織「じゃあ、最初の勝負!麻子を起こしてあげて!」
麻子「おい……!」
麻子「(くそっ。もう、どうにでもなれ)」zzz
愛里寿「お、起きなさーい」テレテレ
麻子「…………」zzz
みほ「麻子お姉ちゃん、起きないとご飯食べられないよ?」
麻子「……!?」ピクッ
沙織「ちょっと、ちょっとー!みぽりん?」
みほ「あれ?ついお姉ちゃんにやってたようにやっちゃった」
沙織「もー!戦車にのってないとぽややんとしちゃうんだから!」
華「これは愛里寿さんに1点ですね」
愛里寿「やった」
みほ「次は気をつけないと……」
麻子「(麻子お姉ちゃん……か)」ドキドキ
優花里「じゃあ、次は私がやりますね!」
優花里「お姉ちゃん~、戦車のプラモ買って~!」
沙織「ゆかりんは演技派だなあ」
華「駄々をこねる妹ですね」
愛里寿「ダメ!我慢しなさい」
みほ「ボコのぬいぐるみじゃダメかな?」
優花里「戦車が良い~!買ってよお、お姉ちゃん。お願いお願い~」
みほ「ボコの方が良いと思うんだけどなあ。戦車でボコられるてるボコなんか最高に……」
沙織「み・ぽ・り・ん!」
みほ「わぁ!?なんですか、沙織さん?」
沙織「ルール分かってる!?」
みほ「う、うん。あれじゃダメだったかな?」
沙織「自覚ないの?」
華「これも愛里寿さんに1点ですね」
愛里寿「~~~~♪」
優花里「(あれは、あれで……)」ドキドキ
沙織「じゃあ、次は私!」
沙織「お姉ちゃん!ご飯できたよっ」
優花里「甘やかし系の妹ですか」
華「沙織さんらしくて良いと思います。ただ、対応は難しそうですね」
愛里寿「いつも助かるわ。明日は私が作るから、ゆっくりしててね」
優花里「おっ、島田殿は上手いですね!」
みほ「わ~!流石、沙織さん!すっごく美味しいよ!」パクパク
華「……美味しそうですねえ」
沙織「……いや、かわいいけどさあ。もー!」
華「これも愛里寿さんに1点ですね」
愛里寿「わーい」
沙織「もー!みぽりん!?」
みほ「うーん?」
華「次は私ですね!」
華「あの、お姉様。勉強を教えて欲しいのですが」
優花里「五十鈴殿が妹というのはちょっと想像できませんでしたが、実際見てみると敬語が良い感じですね!」
沙織「だね。正統派って感じ」
愛里寿「任せて。どこ?」
華「ここなのですが」
みほ「あっ、そこ私も教えて欲しかったんだ~」
愛里寿「じゃあ、一緒に教えてあげるね」
華「うふふ。頑張りましょうね、みほお姉様」
華「(こういうみほさんも可愛らしいです)」
沙織「もう、愛里寿さんの勝ち!」
みほ「えっ?」
愛里寿「これで私がお姉さん?」パアッ
優花里「おめでとうございます!」
麻子「なんだ、騒がしい……。終わったのか?」
沙織「うん」
麻子「結果は……聞くまでもないな」
みほ「麻子さんまで!?」
明日、続きが書けるといいなあ
愛里寿「やっぱり、みほさんの方が妹っぽかったでしょ?」
麻子「ああ。考えが変わったよ」
みほ「えー?」
沙織「いやいや、誰がどう見てもみぽりんにお姉さん要素無かったから」
愛里寿「じゃあ、みほさん……みほ。これからは私のことをお姉ちゃんって呼んでね」エッヘン
みほ「う、うん。愛里寿…お姉ちゃん」
愛里寿「みほのことは私が守ってあげるからね」
沙織「いいな~。私もみぽりんみたいな妹欲しい~!」
華「私もです。うふふ」
麻子「私たちのことも、姉と呼んでいいぞ……」
沙織「それ良いかも!」
優花里「あはは。もう完全に妹のイメージになってしまいましたね!」
みほ「うう……」
華「どうぞ、姉と呼んでください。みほさん」ワクワク
沙織「さあさあ、みぽりん!」
優花里「みほ殿っ!」
麻子「私も、みほと呼ばせてもらうから遠慮するな」
みほ「……なにかおかしいような」
華「そんなことありませんよ」
みほ「う、うん。えっと、華お姉ちゃん?」
華「これからは頼ってくださいね。うふふ」
沙織「私も私もー!」
みほ「沙織お姉ちゃん?」
沙織「良いね~!もう、毎日ご飯つくってあげちゃう!」
優花里「…………」ワクワク
みほ「優花里お姉ちゃん?」
優花里「なんだか感激です~!今度いっしょにプラモつくりましょうね!」
麻子「さっきも呼んでたんだ……、同じように呼んでくれればいい」
みほ「う、うん。麻子お姉ちゃん?」
麻子「うん。これからは姉である私をしっかり起こしてくれ……」
みほ「ええ……?」
愛里寿「なんだか、みんなともっと仲良くなれたみたい。これが高校生かあ」キラキラ
みほ「みんなが私を名前で呼んでくれるのも、親しくしてくれるのも嬉しいけど……」
みほ「なにか間違ってるよ……」
次の日
梓「愛里寿の妹?」
あゆみ「うん。なんか先輩達が話してた」
優季「じゃあ~、後輩の妹だから、私たちはお姉さんってこと~?」
あや「お姉さん!」
桂利奈「私、島田愛里寿の妹です。よろしくお願いします。お姉さん方」
「キャー。お姉さんだって!でも、そんな呼び方するかな?するよ~!」
沙織「盛り上がってるね~。どうしたの?」
梓「あっ、先輩!」
あゆみ「なんでも愛里寿の妹が来てるって聞いたんですけど」
沙織「あー……」
沙織「みぽりーん、愛里寿さーん!」
みほ「なんですか?」
愛里寿「どうしたの?」
沙織「この子達が聞きたいことがあるんだって」
あや「愛里寿には妹が居るんだって?」
愛里寿「……うん」
優季「ホントだったんだ~」ワー
梓「今どこに居るの?」
愛里寿「ここ」
「へ?」
沙織「なんと、愛里寿さんの妹とはみぽりんのことでした!」
「ええー!?」
梓「じゃあ、西住先輩は後輩の妹だから、つまり……?」
あゆみ「私たちの方が上ってこと?」
あや「う~ん?」
桂利奈「センパイセンパイ!お姉さんって呼んでください!」
みほ「へっ!?」
梓「ちょっとちょっと!先輩に失礼だよ」
あゆみ「でも後輩の妹なんだよ?」
あや「まあ確かに」
梓「そっかあ」
紗希「…………」ワクワク
みほ「ええ……?」
愛里寿「お姉さんとしては、みほに先輩達と上手くやって欲しい」
みほ「いやいや、絶対なにか間違ってるって」
梓「…………」ワクワク
みほ「うう……、梓お姉さん」
梓「わー!西住先輩にお姉さんって言われちゃったぁ~」
「私も私もー!ちょっと、次は私!」
みほ「はあ……」
沙織「みぽりんはみんなの妹って感じだね!」
桃「なんだあいつら?姉だのなんだの……」
杏「いや~、西住ちゃんはいっつも楽しそうなことやってんな~」
柚子「ふふっ。そうですね」
みほ「会長!助けてください!」
杏「ん~?」
杏「杏お姉ちゃん、でしょ?」
みほ「…………」
柚子「会長!意地悪ですよ」
杏「あっはっは。ついね」
杏「でも良いんじゃない?みんなそれだけ西住ちゃんを可愛く思ってるんだって」
みほ「でも、それなら愛里寿さんのほうが……」
愛里寿「みほ」
みほ「……愛里寿お姉ちゃんのほうが」
杏「ん~。確かに島田ちゃんは可愛い後輩だけど、可愛い妹となるとやっぱりね」
杏「まあ、今のうちだけだって!」
みほ「そうでしょうか?」
杏「うんうん。それじゃ頑張ってね~」
みほ「ところで愛里寿さんは大洗に入るの ?」
愛里寿「…………」プイッ
みほ「……愛里寿お姉ちゃん、どうするの?」
愛里寿「妹を残していけない」
みほ「じゃあ!」
愛里寿「うん。大洗に入る」
みほ「わあ!嬉しいな!」
みほ「(妹扱いはちょっと困るけど……)」
さらに後日(聖グロと練習)
みほ「~~お姉ちゃん、ここはこうしてね」
「はいっ!」
ダージリン「あら?まほさんも来ているの?」
みほ「いえ?」
ダージリン「そう?先ほど"お姉ちゃん"と呼んでた気がしたから、てっきり」
みほ「ああ。さっきのはカエサルお姉ちゃんに」
ダージリン「!?」
ダージリン「はい?」
みほ「カエサルお姉ちゃんに呼びかけたんです」
ダージリン「あなた、3姉妹だったかしら……?」
みほ「いえ。姉妹はまほお姉ちゃんだけですけど」
ダージリン「???」
愛里寿「みほは私たちみんなの妹だから」
ダージリン「なるほど……?」
愛里寿「あなたも姉と呼んでもらうといい」
ダージリン「え、ええ。ではお願いするわ……?」
みほ「ダージリンお姉様」
ダージリン「!?」ズキューン
ダージリン「これは……良いものね」
ダージリン「オレンジペコ!」
オレンジペコ「なんでしょうか?」
ダージリン「私のことをこれからは姉と呼びなさい」
オレンジペコ「は?」
そのまた後日
まほ「ダージリンからおかしなことを聞いて、急遽会いに来た」
みほ「まほお姉ちゃん!」
愛里寿「みほのお姉さん……、ということは貴方も私の妹?」
まほ「ちょっと待て。お前は何を言ってるんだ?」
みほ「愛里寿お姉ちゃんは私のお姉ちゃんなんだよ、まほお姉ちゃん」
まほ「頭が痛くなってきた……」ハア
まほ「エリカ、少しの間この場を頼む」
エリカ「はい!」
杏「いや~、悪いね。よく分かんないうちにこうなっちゃっててさ」
まほ「原因は島田愛里寿なんだな?」
杏「ん~。それは違うな」
まほ「というと?」
杏「みほちゃんの妹力が原因……かな」
まほ「い、いもうとりょく?」
杏「やっぱ隊長やってる時とのギャップが強いんだろうなあ」
まほ「ダメだ。なにを言ってるのかサッパリ分からん」
まほ「エリカ!そっちは何か分かったか?」
みほ「へ~、エリカお姉ちゃんってハンバーグ好きなんだ~」
エリカ「ええ。今度みほにもつくってあげるからね」キャッキャウフフ
まほ「…………」
杏「まあ、そーゆーことだね」
とりあえず今日は終わります
まほ「みほ!」
みほ「わっ!どうしたの、まほお姉ちゃん?」
まほ「もう他人を姉と呼ぶのはよせ」
みほ「…………」
みほ「……私も最初は意味分かんなかったんだ」
みほ「でもね、ある時気付いたの……」
みほ「私は隊長としてみんなに命令してるけど、ホントはみんなに支えてもらってるって」
みほ「それって、まるでワガママをきいてもらってる妹みたいだなって」
まほ「???」
愛里寿「みほ……」ウルウル
エリカ「良い話ね」グスッ
まほ「私がおかしいんだろうか……?」
別の日
愛里寿「みほ!この作戦ボコみたい!」
みほ「愛里寿お姉ちゃんもこういう作戦は好きかなって思ったんだ!」
愛里寿「うん!でも、ここはこっちの方が良い」
みほ「あっ、ホントだ。さすが愛里寿お姉ちゃん!」
愛里寿「えへへ」
沙織「今日もみぽりんと愛里寿さんは仲良しだな~」
杏「可愛いけど、考えてる作戦は可愛くないな~」
柚子「えーっと?資料によると……、雪崩を利用して足止めしたところを囲い込んでボコボコに……?」
桃「お、恐ろしい」
みほ「そういえば、忍者戦術ってどういうのなの?」
愛里寿「忍者戦術?」
みほ「うん。愛里寿お姉ちゃんの戦い方はそう呼ばれてるって聞いたよ?」
愛里寿「思い当たる節がないけど……」
みほ「うーん?土煙風の煙幕とかがそう言われてるのかな?」
愛里寿「そんなの普通じゃないのかな?」
みほ「マカロニ作戦ツヴァイの方がよっぽど忍者っぽいよね」
愛里寿「確かに」
みほ「大洗忍法・巨大手裏剣の術(観覧車)。なんちゃって」
愛里寿「あはははは」
桃「会長、ダムを崩壊させて良いかと質問されたのですが」
杏「いやいや、ダメだよ」
桃「あらかじめ大洗戦車に浮き輪を付けておく、大洗忍法・水遁の術とかなんとか」
杏「きゃっか却下」
そういえば冒頭の部分はOVAとは違いますが、そういうものだと思ってください。
今日はたぶん終。
ナカジマ「大洗忍法・火遁の術!」
ナカジマ「って、ポルシェティーガー炎上しちゃっただけなんだけどね」アハハー
そど子「島田さんが来てから、何かにつけて忍法~~っていうのが流行ってるわね……」
そど子「大洗忍法・分身の術」ボソッ
ゴモヨ・パゾ美「そど子~」ニヤニヤ
そど子「な、なによっ///」
愛里寿「やってやーる♪」
みほ「やってやーる♪」
愛里寿・みほ「やーってやるぜ♪イーヤなあいつをボコボコにー♪」
愛里寿「~~~~♪」
みほ「ねえ、愛里寿お姉ちゃん」
愛里寿「なに?」
みほ「ずっと一緒に戦おうね!」
愛里寿「うん!」
完
雑な終わり方になってしまいすみません。
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