【艦これ】提督「執務室に謎の箱?」3回目【安価】 (119)
提督「少し席をはずしたら、机の上に箱が置かれていた…」
提督「メモ書きも何もない…何だこれは?」
提督「…とにかく、開けてみるか」ゴソゴソ
何が入っていた?>>3
このスレは以前書いた
提督「執務室に謎の箱?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1462105256
【艦これ】提督「執務室に謎の箱?」2回目【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1463835476/)
のやり直しです(完結はしています)
前回起きたことはすべてなかったことになっているので、
前回は見ていなくても問題ありません
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1464957577
果たし状
提督「…果たし状?」ペラッ
提督「どれどれ…」
果たし状『本日一七○○に、>>8にて待つ。必ず来られたし』
提督「マジかよ」
提督「ちなみに誰から…?」
>>10
差出人名ありか?なしか?ありならその名前も
結婚チャペル
大和
提督「大和から、結婚チャペルへの呼び出しだと?」
提督「…どういうことだってばよ」
提督「チャペルねぇ…少し町の方に出るとあった気がするけど、そこかな…?」
提督「んで、時間は一七○○…まだだいぶ時間はあるな」
提督「うーん…」
どうする?>>13
1.とりあえず時間通りに行ってみる
2.とりあえず早めに行ってみる
3.とりあえず誰かに相談(誰かも含めて)
4.無視していかない
5.自由安価
時間より少し遅れていく
提督「…少し遅れていってみようか」
約束の時間より十五分後
提督「とりあえず来てみました」バーン
提督「さて、大和はどこかな?」キョロキョロ
提督「…遅れたことで怒って帰ったかもしれん」
提督「…ん?あれは…」
>>16
オロオロしてる大和と厳しい顔してる武蔵
大和「…」オロオロ
武蔵「…」ゴゴゴ
提督「…どうして武蔵も一緒なんだ…」
提督「果たし状だよな…?つまり決闘…」
提督「まさか二人がかりで俺を殺る気だったのか!?」
提督「なんという卑劣な作戦!許せる!」
提督「…とはいっても、どうしたものか…」
>>18
対決内容を聞く
提督「…とりあえず出ていって、話をしてみよう」
武蔵「…む」
大和「提督…!」
提督「…よう」ザッ
武蔵「貴様…遅れてくるとはいい度胸じゃないか…」
提督「ふん、まあな」
提督「それで、どうするんだ?」
大和「はい?」
提督「果たし状を渡してきたってことは…決闘だろ?何するんだ?」
大和「>>23」
提督がお呼びになったのでは?
大和「提督がお呼びになったのでは…?」
提督「ん?」
武蔵「そうだろう。大和の部屋の机の上に果たし状を置いていたではないか」
提督「え?」
大和・武蔵「え?」
提督「俺、大和から果たし状もらったんだけど…」
大和・武蔵「えっ」
提督「えっ」
提督「…どういうことだ?」
武蔵「もしや…何者かによる罠か?」
提督「その可能性が高いな…」
大和「でも、誰が何のために私たちをここに…?」
提督「うーん…」
提督「…そういえば、武蔵はどうしてここにいるんだ?」
武蔵「>>27」
見届け人として
武蔵「単に見届け人として来ただけだが?」
提督「え、二人がかりで俺を殺るつもりじゃなかったの?」
武蔵「そんな卑劣な真似をするわけがないだろう」
提督「…ごめん」
武蔵「何故謝る…」
大和「ところで、どうしましょう?」
提督「そうだな。もし本当に罠ならここにいるのは危険だ」
提督「早急に帰ろう」
大和「そうですね…っ!?」
提督「大和!?」
どうした?もしくは何に気が付いた?
>>30
金剛型
大和「提督!武蔵!入口に金剛型姉妹が!」
提督「何!?」
金剛「ヘーイ、提督ゥ!」
提督「こ、金剛!?何だ?」
比叡「司令、どういうことなんですか?」
提督「どういうことって?」
榛名「これが私たちの机の上に…」
霧島「果たし状…のようですが」
提督「ダニィッ!?」
金剛「テートクー。何で勝負するネー?デュエルデスカー?」
提督「えーい、違う!俺は果たし状なんて出してなーい!」
比叡「えぇ!?」
榛名「…あれ?大和さんたち…どうしてここに?」
大和「実は…」
霧島「なるほど、そういうことですか」
提督「大和型だけでなく、金剛型も…」
提督「よくわからんが、何かやばい気がする!帰るぞ!」
金剛「…あっ」
どうした?もしくは何に気が付いた?
>>33
第六駆逐隊が隠れている
金剛「テートク。あそこにデストロイヤーたちが隠れてるネー」
提督「何?」
暁「」ビクッ
提督「…暁、響…第六駆逐隊か?」
提督「とりあえず出てこい」
響「みつかってしまったか…」ゾロゾロ
雷「やっぱり四人かくれるのは難しいわね」
電「はわわ…」
提督「…で?どうしてここに隠れてた?」
暁「実は私たちの机の上にこれが…」スッ
『果たし状』
提督「…」
雷「この…はたしじょう?っていうの…何なの?」
提督「え!?知らずに来たの!?」
電「とりあえず行ってみようと響ちゃんが…」
響「…」グッ
提督「Oh…」
暁「意味はわからなかったけど、司令官に呼ばれたわけだし、とりあえずみんなで来てみたの」
響「そしたら先に大和さんたちが居てね」
雷「なんだかピリピリしてたから、普通には入りづらくて…」
電「こっそり入って、そのままずっと隠れてたのです」
提督「なるほどな」
大和「提督。やっぱりこの子たちにも…」
提督「ああ。果たし状は出していない」
提督「本当にどういうことなんだ…」
武蔵「とにかくここを離れたほうが良いんじゃないか?」
提督「そうだな…みんな、帰るぞ」
「はーい」ゾロゾロ
提督「…よし、みんな出たな」
提督「じゃあ俺も…」
バタン
提督「!?」
提督「おい、どうした!開けろ!」ドンドン
大和『それが、急に閉まって…』
金剛『…!開かないデース!』グググ
提督「な!?」
榛名『閉じ込められたのでしょうか…?』
雷『司令官、大丈夫!?』
提督「ああ。別に問題はない…が」
提督「出られんな…どうするか」
大和『…やはり、罠でしょうか?』
提督「かもな」
提督「とにかく開かないのなら仕方ない。俺は他に出口がないか調べる」
提督「お前らも外から調べてくれ。もしも長時間見つからないようなら、明石たちを呼んできてくれ」
大和『了解です』
提督「チャペルに閉じ込められるって…どういうことだよ」
提督「まあ、仕方ない…出口を探そう」
提督「…ん?」
何に気が付いた?>>40
彩雲の妖精
妖精(彩雲)「…!…!」
提督「お前は…彩雲の妖精さん」
提督「どうしてこんなところに…」
妖精「…!」
提督「ん?どうした?」
妖精「…!」クイクイ
提督「あっち?あっちに何かあるのか?」
>>42
怪しげなスイッチ
妖精「…!」
提督「…スイッチ?」
提督「見るからに相当怪しいけど…何これ?」
提督「うーん…」
妖精「…!…!」
提督「ん?押せって?」
提督「しょうがにゃいにゃあ…」ポチッ
>>47
ドサドサッ
提督「…ん?」
提督「これは…ボーキサイト?」
提督「…」ポチッ
ドサドサッ
提督「…」
提督「…どういうことやねん」
提督「しかもこれ、いつの間にかなくなってたボーキじゃねぇの?」
提督「…本当にどういうことだよ」
提督「チャペルに呼び出されたら罠で閉じ込められて、彩雲の妖精さんを発見して導かれるままに怪しげなスイッチを押したらなくなったはずのボーキが出てきました」
提督「…」
どうする?>>50
提督「…こうなりゃやけだ」
提督「限界までこのスイッチを押してやる…」
妖精「…!」
提督「手伝ってくれるか…ありがとう」
提督「それじゃ…」スッ
提督「いっくぜえええええええええ!!!」
提督「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ」ポチポチポチポチ
妖精「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄」ドサドサドサドサ
提督「オラァ!」ポチッ
ドサッ
提督「…ん?」
何が落ちてきた?>>52
ボロボロの瑞鶴
瑞鶴「て、提督さん…」ボロッ
提督「瑞鶴!?どうしてこんなところに!?」
提督「それに、ボロボロで…一体何が!?」
瑞鶴「ボーキサイト…いっぱい…うーん…」
提督「瑞鶴!?おい、しっかりしろ!」ペシペシ
瑞鶴「うーん…翔鶴姉って…いい匂いするよね…」
提督「そうなのか!?確かにそうだ!」ペシペシ
瑞鶴「うーん…」ガクッ
提督「瑞鶴っーーーーーーー!!!」
瑞鶴「…はっ、私は何を…」
提督「よかった、目を覚ました…」
提督「妖精さんがいなかったら即死だった…」
妖精「…」グッ
瑞鶴「いてて…提督さん、どうしてここに…?」
提督「お前こそ、何があった?」
瑞鶴「>>58」
イイゾモットぺシペシ
善し
ヤンデレモード須我士郎処スロウ
再安価>>60
闇討ちに遭った
瑞鶴「なんて言うか…闇討ち?って言うのにあったのかな…」
提督「ん?闇討ち?」
瑞鶴「うん。ここ…チャペルだよね?」キョロキョロ
瑞鶴「ここに来る途中で、急に背後から…」
提督「…どうしてここに来てたんだ?」
瑞鶴「どうしてって…あっ、そうだ!」
提督「…まさかとは思うが」
瑞鶴「提督さん、果たし状ってどういうこと!?」
提督「やっぱりか…」
瑞鶴「やっぱりって…ん?」
提督「実は…」
瑞鶴「そっか、大和さんたちも…」
提督「ああ。今はみんな外に居るはずだが…」
瑞鶴「それで、出口は見つかったの?」
提督「ん?まだだな」
瑞鶴「じゃあ、とりあえず外の方と連絡をとってみようよ。何かあったかもしれないし」
提督「そうだな…そうするか」
コンコン
提督「おーい、誰かいるか?」
金剛『ん…テートクデスカ?』
提督「金剛か。何かわかったか?」
金剛『実は大変なことが起こりマシタ…』
提督「何!?」
提督「どうした!?何があった!?」
金剛『>>66』
睦月型の襲撃
金剛『睦月型がやってきて…なんか、暴れてるネー』
提督「えぇ…」
金剛『抑えるのに手間取ってマース』
睦月『司令官!司令官はどこにゃしぃ!?』
如月『司令官!出てきてよぉ!』
皐月『僕とやりあう気なの?かわいいね!』
卯月『ぴょんっ!!』
提督「…とりあえず、睦月あたりを呼んでくれ」
金剛『了解デース』
睦月『司令官?そこに居るんですか?』
提督「ああ。どうしたんだ?睦月」
睦月『どうしたもこうしたもないにゃしぃ!睦月型みんなそろって呼び出すってどういうことなのです!?』
睦月『しかも果たし状って!』
提督「うん。予想通り過ぎて何も言えない」
睦月『え?何?その言い方』
提督「実はな」
睦月『そうだったのですか…』
提督「どうして暴れたりしたんだ?」
睦月『チャペルの周りに大和さんたちがいたから、てっきり、これは「司令官に会いたければ、私たちを倒してから行け!」ってことかと思いまして』
提督「Oh…」
提督「うーん、どれだけ呼び出せば気が済むんだ、この犯人は…」
瑞鶴「謎は深まるばかりだね」
提督「…謎といえば瑞鶴」
瑞鶴「ん?」
提督「あのボーキは一体何だ?」
瑞鶴「>>73」
一航戦が夜な夜なかき集めてたみたい
提督「えっと、一航戦が集めてたらしいんだけど…詳しいことは知らない」
提督「あいつらかよ…何やってるんだ本当に」
妖精「…!」
提督「ん?どうした?」
妖精「…!…!」
瑞鶴「へぇ、あなたはあのボーキに紛れてたの…」
提督「昼寝してたら連れていかれた…そりゃあ災難だったな」
提督・瑞鶴「…」
提督・瑞鶴「…ん?」
提督「なあ、もしかして…」
瑞鶴「この子、犯人について知ってるんじゃ…?」
提督「っていうか、そのボーキが落ちてきた天井の隠し小部屋…その存在を知ってるやつじゃないと瑞鶴を運べないよな」
瑞鶴「確かに…ってことは」
提督「なあ、妖精さん…瑞鶴を運んできた奴はどんな奴だった…?」
妖精「…」
提督「…やっぱりな」
瑞鶴「じゃあ、みんなを呼び出して提督さんを閉じ込めたのも…?」
提督「さあ…それはわからな」
ガタッ
提督・瑞鶴「!?」
「あ、赤城さん!何やってるんですか!」
「いやでもここ足場悪いですから…」
提督「…」
瑞鶴「…」
提督「…おい、そこの一航戦」
「!!」
提督「とりあえず降りてこい…」
「で、でもさすがにこの高さは…」
提督「赤城ぃ。お前、ボーキの海に飛び込むのが夢だって言ってたよなぁ?」
赤城「とぅっ」バッ
加賀「…とうっ」バッ
赤城「いや、大した量じゃないじゃないですか」シュゥゥゥ
加賀「そうです。大型作戦の時にはもっと消費するじゃないですか」シュゥゥゥ
提督「やかましい」
一航戦「はい」
瑞鶴「それで…みんなに果たし状を出したのも加賀さんたちなの?」
赤城「…いえ」
加賀「話は上で聞いてましたが…それは違います」
提督「何?」
赤城「実は私たちも…」スッ
加賀「果たし状を、受け取っていたんです」スッ
提督「お前らもか…」
赤城「どういうことかわかりませんが…とにかく、外に出たいんですよね?」
提督「ああ」
加賀「でしたら、上の小部屋から外に出られます」
提督「マジかよ」
瑞鶴「でもどうやって上るの?」
赤城「このスイッチを押せば梯子が降りてきます」ウィーン
提督「えぇ…」
チャペルの外
提督「おー、本当に出られた」
赤城「まあ私たちここから入りましたからね」
提督「…そういえばお前たち、どうしてあそこにいたの?」
加賀「瑞鶴を運んでから、ずっと潜んでたんです」
赤城「大和さんたちが来ましたからね…秘密の小部屋が見つかるとまずいので、隠れてました」
提督「本当に何やってんの?」
瑞鶴「ていうか、どうして私を襲ったの!?」
加賀「秘密の部屋を探りに来たのかと思って…発見されて提督に報告されたりしたらまずいので、このような手段をとりました」
瑞鶴「ここまでやる必要ある!?」ボロッ
加賀「あるわ」
瑞鶴「えぇ…」
瑞鶴「うーん…早く来たのが間違いだったのかなぁ…」
提督「…ん?」
提督「なあ。お前たち、呼び出しの時間は何時だった?」
瑞鶴「え?えっと…十六時三十分」
赤城「十六時十五分ですね」
瑞鶴「でも私は、十五前に来たの」
加賀「…真面目?」
瑞鶴「え、なにその突っ込み…」
提督「なるほど…それで来る時間がかぶったから、途中で見つかって襲われたのか」
大和「提督!ご無事でしたか!」
提督「お、大和。心配かけたな」
提督「…確認したいことがある。みんなを呼んでくれないか」
大和「?はい」
比叡「司令、確認したいことって何ですか?」
暁「もう帰りましょうよぉ…日が暮れてきたわ」
提督「まあ待て。確認したいのは、果たし状にかかれてた呼び出し時刻だ」
榛名「時刻…ですか?」
霧島「私たちは、十七時三十分ですね」
雷「私たちは…十六時四十五分ね」
電「でも、遅れちゃったんですよね」
響「誰かさんのトイレのせいでね…」チラッ
暁「し、仕方ないじゃない!」
雷「ついたのは結局十七時ちょうどくらいだったかしら?」
長月「私たちは十七時四十五分だな」
三日月「ほとんど時間通りだったと思いますが…」
望月「めんどくさいけどちゃんと来てやったのに…なんなのさ、これ」
提督「…なんか、ごめん」
弥生「それで…今ので、何かわかったんですか?」
提督「犯人の意図がわかるかと思ったが…ごめん、あんまりわからなかった」
金剛「えー?しっかりしてよテートクー」ユサユサ
提督「ええい、ゆするな!」
提督「まあまだ一つ…疑問点というか、考えていることがある」
大和「何ですか?」
提督「俺は…この一連の流れ」
提督「この中に犯人がいると考えている」
一同「!?」
菊月「どうしてそう思う?」
提督「こんな何人も呼び出したんだ。何か狙いがあったんだろう」
提督「だが…俺を閉じ込めた以外、特に何もしてこなかった」
提督「それは何かしようとしても周りの目があってなかなかできなかったから…つまり、この中の誰かだと考えたんだ」
電「でもそれって誰が…」
如月「私たちは、みんな果たし状で呼び出されたのよ?」
提督「ああ、その通りだ…」
提督「でも…いたよな?一人だけ、果たし状がないのに来た奴が…」
大和「…まさか…」
武蔵「…」
武蔵「…言い訳は嫌いだ。認めよう」
提督「む。ずいぶんあっさりしてるな」
武蔵「確かに確固たる証拠があるわけではない。だが、反論しても無様なだけだ」
武蔵「それなら、素直に認めてやるさ」
提督「潔いじゃないか…じゃあ答えてもらおう」
提督「どうしてこんなことをした?」
武蔵「…」
ここまで書いたはいいけどいい感じのオチが全然思いつかない…
もう安価はないと思うのでまとまってから投下します
武蔵「…理由を話すのはいいが、提督よ」
提督「ん?」
武蔵「…この話をするのは、提督と大和だけにしてくれないか」
大和「武蔵…?」
提督「…ここにいるのは全員、関係者だ。話を聞く権利がある」
武蔵「わかっている。だが…」
提督「…」
提督「みんな。すまないが、武蔵の言う通り席をはずしてくれないか」
提督「納得いかないと思うが…」
大和「私からも…お願いします」
睦月「うーん…睦月は別にいいけど」
暁「レディーはお願いをちゃんと聞いてあげるものよ」
金剛「そこまで言うならわかったヨ」
瑞鶴「まあ、私はどっちかといえばこの一航戦にやられた感じだし…」
赤城「今度間宮をおごってくれるならいいですよ」
武蔵「ああ。全員にご馳走すると約束する」
提督「悪いな。気を付けて帰れよ」
武蔵「すまないな…提督、大和」
提督「いや、別に構わん」
大和「それより、どうしてこんなことを…?」
武蔵「…私はただ」
武蔵「大和に…幸せになってほしかったのだ」
提督・大和「!?」
提督「どういうことだ…?」
武蔵「その…私の口から言ってしまっていいのかわからないが…」
武蔵「大和は、提督のことを…」
大和「む、武蔵!」
提督「…本当か?大和」
大和「うう…」
大和「…はい、本当です」
大和「大和は…提督のことを…」
提督「…そうか、ありがとう」
提督「だが、それが今回のこととどんな関係が?」
武蔵「まずは大和と提督をここに呼び出した理由を話そうか」
武蔵「二人が来たら、この睡眠ガスで眠らせる予定だった」スッ
提督「えぇ!?」
武蔵「その後地下の密室で二人を監禁。だが脱出のルートは用意しておく」
武蔵「極限の状況下で互いに助け合う二人はつり橋効果で…」
提督「荒すぎるわ!!」
大和「さすがにそれはちょっと…」
武蔵「だが、その前に金剛たちが来てしまった…」
武蔵「せめて提督が時間通りに来てくれればよかったんだがな」
提督(助かった…)
提督「ん?そういえば二人はここに一緒に来たんじゃないのか?」
大和「いえ。大和が来た時には武蔵がここにいました」
大和「果たし状のことは言っていたので、それで来たのかと思ってたんです」
提督「そういえば見届け人って言ってたな…」
武蔵「確かに私は大和が来る前からここにいた…」
武蔵「次は、それに関係するが、他の皆を呼び出した理由についてだな」
武蔵「正直に言うと、本当はもっと多く呼び出すつもりだったんだ」
提督「そうなのか?」
武蔵「ああ。だがキリがないからあのメンバーだけにした」
大和「それで、どうしてみんなに果たし状を?」
武蔵「…いや、提督と大和を呼び出した時に邪魔が入っては困るからな」
提督「は?」
武蔵「今回呼び出した奴らは…その、提督に関して何かと鼻が利くというか…」
武蔵「特に金剛型なんか、提督が一人で外出してたらすぐに発見しそうで…」
大和(確かに…)
武蔵「そこで差出人が提督の果たし状を送り、呼び出して同様に睡眠ガスで眠らせる」
武蔵「一旦別室で眠らせ、邪魔が入らないようにしたわけだ」
提督「その睡眠ガスってどうやって手に入れたの?」
武蔵「明石が作ってくれた」
提督「…そうか」
大和「それでバラバラの時間に呼び出したのね?」
武蔵「そうだ。さすがに一度にあの人数は無理だ」
提督「ん?どうして金剛や睦月たちは俺を呼び出した後の時間に呼び出したんだ?」
武蔵「本人たちのスケジュールの都合だ」
提督「変なところで真面目か」
提督「…まあ、色々おかしいが、やりたいことはわかった…」
武蔵「だが、実際やってみるとひどい有様だった…」
武蔵「ずっと待っていたが、大和が来るまで誰もまともに来なかった…」
提督「そういえば…」
一航戦…瑞鶴を運び、そのまま潜む
瑞鶴…一航戦にボコボコにされる
第六駆逐隊…遅刻、その後隠れる
提督…遅刻
金剛型…時間通りに来るも、提督と大和がいた
睦月型…時間通りに来るも、混乱状態
提督「ひでえ有様だな、本当に」
大和「誰一人として成功していないものね」
提督「ところで、どうして俺を閉じ込めたんだ?」
武蔵「…本当は、大和と提督を閉じ込めようと思ったんだ」
大和「そういえば、大和が出たとたんに閉まったような…」
提督「…タッチの差か」
提督「そういえばなんで果たし状なんだよ」
武蔵「人を呼び出すといえば、果たし状ではないのか?」
提督「…そうか」
大和「一つ気になってたのだけど…どうしてここに呼び出したの?」
提督「確かに。鎮守府から少し離れている場所、ってとこはいいけど…」
武蔵「そうだな…このチャペルは色々改造が施してあるからな」
提督「え?」
武蔵「ん?知らなかったのか、提督?」
武蔵「ここは少し前に使われなくなったから、自由に使っていいと通達されたそうだ」
提督「いや、それは俺も知ってるよ?」
武蔵「それで明石や夕張が来て、色々改造してるんだ」
提督「何やってんだあいつら」
武蔵「私が扉を操作して閉じ込めたりしたのもそうだし、地下室だってあとから作られたものだ」
武蔵「あと、天井に秘密の小部屋があるとか…」
提督「…」
武蔵「あと…ここがいいと思ってな」
大和「え?」
武蔵「恋が成就するのは…」
提督「…武蔵」
武蔵「本当は、ここは恋が始まるような場所じゃないが…」
武蔵「ここから始まる恋も、乙だと思ってな」
大和「…」
武蔵「それではな。提督、大和」
武蔵「…幸せにな」
提督「逃げんな」ガッ
武蔵「…すまない」
提督「とにかく、今後こういうことはするなよ!」
武蔵「ああ…すまなかった」
大和「武蔵!私のことに口出ししないでよ!」
武蔵「だが大和はこうでもしないと想いを」
大和「だからってこんなことしなくても…!」
提督「…ん?今回のこれ、武蔵が思いついたのか?」
武蔵「いや、秋雲の漫画を参考にした」
提督「えぇ…」
秋雲「へっきし」
終わり
おまけ
翔鶴「…あら?」
翔鶴「机の上に…手紙?」ピラッ
ピューン
翔鶴「…あ」
翔鶴「飛ばされちゃった…」
こうして翔鶴はチャペルに行かずに済んだ
以上です。見てくださった方、ありがとうございました
今回はひどい…全然いい感じの話を思いつきませんでした
多分今まで書いた中でもトップクラスでひどい
こんな調子なので、しばらく安価スレはやめようかと思います
本当にすみませんでした
このSSまとめへのコメント
ええ…面白かったのに…。