P「智香といえばポニーテール！　ポニーテールといえば智香！」

P「酒とつまみ、バットとボール、筒香と梶谷くらい定番の組み合わせがああああああ！！！」

智香「たまには髪型を変えてみようかと」ｴﾍﾍ

P「うわあああ！！！」

ちひろ「なんですかこの人」

P「尻尾が！　ポニーが！　股割れしてるううう！！」

P「ヤマタノオロチになってりゅうう！」

智香「ツインテールだから尻尾は二つですよ？」

ゆかり「ツーサイドアップ」

P「ポニーが！ デレステでもキュートにぶおんぶおん揺れるポニーテールが！」

P「思わずMVでワンフレームごとに連続スクショ撮っちゃうポニテがああああ！！」

智香「つ、ツインテールでも揺れますよ？　ほらっ、ぶおんぶおーん」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

ちひろ「そうですよ、梨沙ちゃんのツインテールだってめちゃめちゃ揺れてるじゃないですか」

P「梨沙の胸はめちゃめちゃ揺れるほどない！　まだ発展途上！！」

ちひろ「何の話してるんですか」

智香「わ、私のはそこそこ揺れます！ゆらゆらします！」ﾎﾞｲﾝ

ちひろ「智香ちゃんも乗らない！」

智香「ツインテールくらい揺れます！」

ゆかり「ツーサイドアップ」

P「うわああ！　智香のポニーがツインにいいいい」

智香「Pさん……やっぱり、いきなり髪型を変えちゃ」

P「最高だあああああ！」

P「ツインテールもめっちゃ似合うじゃんかああああああ！！」

P「新発見だ！！　セカイふしぎ発見だ！！　いや不思議でも何でもないけど！！　むしろ当然の結果だけど！！」

ちひろ「ええっ！？嫌がってたんじゃないんですかぁ！？」

智香「Pさん……そんなにアタシのツインテールのことを褒めてくれるなんて」ｸﾞｽﾝ

ゆかり「ツーサイドアップ」

智香「Pさん！」

P「智香！ハスハスさせてくれ！」

智香「髪をですか？」

P「腋もだ！」

智香「そう言うと思ってました！用意はできてます！」

P「よし！　ついでに結婚しよう！」

智香「はいっ！　一生あなたを応援させてくださいね♪」

P「やったああああ！」

ちひろ「なんてことだ……なんてことだ……」

P「よーし！　智香と結婚できるようにプロデュース頑張るぞ！！」

智香「フレー、フレー、プロデューサーっ！！」

ちひろ「あ、待ってください！」

ガチャ、バタン



ゆかり「………」


ゆかり「ツーサイドアップなのに……」

麗奈「一緒くたにされること多いわよねー」

莉嘉「わかるー」

ゆかり「ツーサイドアップ同盟、作りましょうか」

麗奈「あ、いいわね、それ！」

莉嘉「作ろう作ろう！　反逆の翼、翻せ☆」



その後、プロダクション内でツインテールVSツーサイドアップの戦争が起こりかけた。

もはや衝突は避けられない――そんな状況で、ひとりの前髪が後退守備シフトを敷いているプロデューサーの

「髪に貴賎なし」

という発言に多くの者が涙し、恥じ入り、世界は平和になったのだった。



おしまい