【ガルパン】エリカ「大学落ちたのでバーを経営することになった」【安価】 (1000)

※ ガルパンのSSですが戦車道要素はありません

※ キャラ崩壊

※ 全員お酒飲めます 映画キャラも少しなら書けます

以上の条件でOK?

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1464411484

私、逸見エリカは大学受験に失敗しました


エリカ「無い…無い!!」

張り出された無数の番号の中に私の受験番号は書いておらず、手持ちの紙は一気に紙くずとなった。

ポンッ

エリカ「っ!誰よこんな時に!」

振り向いた先にいたのは私のよく知るあの人

みほ「あ、あの……その……」

歯切れの悪そうに彼女は言った。

みほ「ド、ドンマイ?」



















エリカ「いやああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」


大勢の人が見守る中、私は今まで発したことのない悲鳴を上げた

そして月日は流れ三年後

エリカ「ふぅ……ちょっと休憩かしらね」

エリカ「受験に失敗して自暴自棄になったとはいえ、まさか私がバーを経営するようになっただなんて」

エリカ「あの娘がそんな私を見たらなんて思うかしらね」

エリカ「受験勉強の間の資金源にしようと思ってたけどなかなか楽しくて止められないのよね」

エリカ「……これでいいのかしら?」

カランコロン

エリカ「あら、閉店間際なのにお客さんだなんて……」

誰が来た?安価↓

ポロロン……

ミカ「夜更けにすまない……まだ大丈夫かな?」

エリカ「ええ……って貴女、継続高校の隊長さんよね?」

ミカ「元、ね。でもその質問は何か意味のあるものなのかな?」

エリカ「……そうね。ここは戦場でも学校でもないもの。」

エリカ「で、ご注文は何かあるかしら?もうそろそろ閉める予定だったから大したもの用意できないんだけど」

ミカ「そうだね。それじゃあ……」

注文をどうぞ安価↓

ミカ「そうだね……じゃあカルバドスはあるかな?置いてあるお店が結構無くてね」

エリカ「カルバドスなんて随分と珍しいの頼むのね」

エリカ「でも、私のお店は珍しいお酒の方がそろってるのよね」

ミカ「へぇ……それはいい。じゃ一杯貰うとするよ」ポロロン……

エリカ「ストレートでいいよね?」

ミカ「ああ、そんなに長居するつもりはないからね」

ミカ「よければ君も一緒に飲まないか?周りを見るとお客さんはいないみたいだし」

エリカ「……そうね。それじゃあお言葉に甘えさせてもらおうかしら」

それじゃあ……

カチンッ

ミカ「うん、中々にいい時間が過ごせたよ。今度はみんなを連れてきてもいいかもしれない」

エリカ「来るのはいいけど今度はこんな時間に来るのは遠慮してもらいたいわ」

ミカ「そうするのもいいけど……その日の風に従うとするよ」

ミカ「それじゃあまた会おうね、黒森峰の副隊長さん」


バタン……

エリカ「何よ……私のこと覚えてのね。戦車道の話全然しないし変な楽器弾いてるだけだから私のこと覚えてないかと思ってたわ」

エリカ「はぁ。閉店時間すぎちゃったわね。早く片付けて寝なきゃ」

次安価1↓ 来るお客

次安価2↓ 頼むお酒

次安価3↓ 話題

この二人で話す話題が見つからなかったので次から安価で話題も決めさせてもらいます。初SSなんで許してください

エリカ「はぁ……昨日のあの人みたいな人は偶にいるとはいえ一気に疲れるわね」

エリカ「あまり人と話すの得意じゃないからいつもお客さんから話題を振ってもらってるのだけれども」

エリカ「店長やってるんだからこんなんじゃダメね。今度こそしっかりと……」

カラン

紗希「……」

エリカ「いらっしゃいませ、好きな席にどうぞ」

紗希「……」頷いてエリカの前に座る

エリカ「……お飲み物は?」

紗希「……」赤霧島のボトルを見る

エリカ「えっと……飲み方はどうする?」

紗希「……」

エリカ「……」

紗希「……」

エリカ「……」

エリカ「お湯?」

紗希「……」

エリカ「……ロックでいいかしら?」

紗希「(頷く)」

エリカ(まためんどくさい人が……」

エリカ「……はい、赤霧島のロックよ」

紗希「……」ゆっくりとのみ始める

エリカ「あとこれ。お通しってわけじゃないけどサービスよ。安物のピーナッツだけど我慢してね」

紗希「……」

エリカ「……えっと、(何か、何か話題を!)」

紗希「……」じっとテレビを見る

エリカ「ん?あぁ今日はプロリーグの試合の日だったわね。もしかして戦車道経験者かしら?」

紗希「……」ゆっくりと頷く

エリカ「へえ、見た感じ結構若いしもしかしたら一回顔を合わせたことがあるかもね」

紗希「……」ゆっくりとテレビに映る西住みほを指さす

エリカ「……そう。あなた大洗の」

紗希「……」

エリカ「あの娘は心配しなくても大丈夫よ。あの隊長の下にいるんですもの」

紗希「……」

エリカ「そういえばあの娘、将来はどうするのかしら。プロリーグにでもいくのかしらね」

紗希「プロなら、一緒に戦車道できるね」

エリカ「……あなた喋れたのね」

紗希「……」深々と頭を下げてお店を出る

エリカ「はぁ、疲れた。どうしてこんなに連日で疲れなきゃいけないのかしら」

エリカ「今日は私も強めのお酒のんで寝ようかしら」

エリカ「プロリーグねぇ……」

私はまだ戦車道をやってもいいのかしら……

安価1↓ 明日来るお客さん

安価2↓ 頼むお酒&おつまみ

安価3↓ 話題

麻子・響 そどこ・カシスオレンジ
アンチョビ

>>17 すみません お客さんは決まったので カシスオレンジ・アンチョビを採用させていただきます

話題は↓で

話題が来ましたので↓はなしでいきます

エリカ「ふぅ……最近知り合いというか顔見知りというか、何だか戦車道にかかわる人が多いわね」

エリカ「まぁいいわ今日も張り切っていきましょうか」

……暫くして……

カランコロン

エリカ「いらっしゃいm」

そど子「ほらしっかりしなさいよ!二件目行くって言ったのあなたでしょ!」

真子「うるさいぞそど子。ほかのお客さんに迷惑だ」

そど子「あんたがしっかり歩かないからでしょうに!あ、すみませんうるさくして」

エリカ「え、えぇ大丈夫よ。空いてる席座って頂戴」

そど子「すみません……ほら!」

麻子「んーメンドクサイ」

エリカ「で、ご注文は?」

そど子「あ、私はカシスオレンジで、おつまみにアンチョビを。ほら!あんたも頼みなさいよ」

麻子「あーそど子と同じのでいい」

エリカ「カシスオレンジ二つにアンチョビね。すぐに持ってくるわ」

あ、そういうことか。すみません訂正します

カランコロン

エリカ「いらっしゃいm」

そど子「ほらしっかりしなさいよ!二件目行くって言ったのあなたでしょ!」

真子「うるさいぞそど子。ほかのお客さんに迷惑だ」

そど子「あんたがしっかり歩かないからでしょうに!あ、すみませんうるさくして」

エリカ「え、えぇ大丈夫よ。空いてる席座って頂戴」

そど子「すみません……ほら!」

麻子「んーメンドクサイ」

エリカ「で、ご注文は?」

そど子「あ、私は響で、おつまみにアンチョビを。ほら!あんたも頼みなさいよ」

麻子「あー私はカシスオレンジで頼む」

エリカ「響にカシスオレンジにアンチョビね。すぐに持ってくるわ。響はどうします?」

そど子「あ、お任せします!こら!机に倒れないの!」

エリカ(アンチョビは確かあったと思うんだけど…)

麻子「んー」

そど子「どうしたのさっきから店長さん見てるけど」

麻子「あいつ、黒森峰の副隊長だ」

そど子「嘘!黒森峰ってあの?!?」

麻子「あっちは忘れてるみたいだけど、何度か顔は見たことはある」

そど子「でもそんなすごい人がどうしてこんなところにいるんだろう?」

麻子「知らん。だが大学受験に失敗したって話は聞いたことはある。だがその後は消息不明だったと思うんだが」

そど子「なにかすごい理由がありそうだね」

麻子「私たちが気にするものでもないだろう」

エリカ「?何よこそこそと私の方を見て。はい、注文の物よ」

そど子「あ、ありがとうございます!うん!すごくおいしい!」

麻子「ああ、確かに。このアンチョビもいい感じだ」

エリカ「ありがとう。でも珍しいわね女性二人で来るなんて」

そど子「そうかもしれませんね。ちょっと将来の話をしてまして」

エリカ「将来?」

麻子「そど子と私はいま大学で戦車道をやっている。将来的にはプロリーグに進んでみたいとも思っている」

エリカ「……へぇ」

そど子「私なんかが、って思うんだけど西住さんのおかげで好きになれた戦車道を、もっと続けたいと思うんだ」

エリカ「(西住……)いいと思うわよ。でも、なんかそれだけじゃなさそうね」

麻子「ああ、実はそど子は付き合って二年になる彼氏がいるんだ」

そど子「!!ちょ、ちょっと!」

エリカ「へぇ…!」

麻子「その彼氏は卒業したら結婚したいと言っているらしいからどうしたらいいと泣きつかれてな」

エリカ「いいじゃない結婚!お相手はどんな人なの?」

そど子「そ、その……結構時間にずぼらななんだけどそこが何だかほっておけなくて……でもいざってときは頼もしくて///」

麻子「さっきから人生相談というか惚気話ばかり聞かされてな。埒が明かないからもう一軒探してここに来たわけだ」

エリカ「そういうことね。まぁいいわ、別のお客さんが来るまで私も話聞いてあげる。少し気になるし」

麻子「結局何も進まなかったな」

そど子「うぅーー!!もう一軒行くわよ!」

麻子「うっ!もうめんどくさいんだが……」

エリカ「いいじゃない。ここはもう閉めちゃうからダメだけどせっかくのお話なんだから」

麻子「はぁ。仕方ない。

そど子「ほら行くわよー!」

麻子「分かったから引っ張るな……そうだ、エリカさんでいいよな?」

エリカ「?ええ、そうだけど」

麻子「みほが心配してたぞ、今度連絡してやってくれ。それじゃ」

エリカ「……ええ、そのうちね」

エリカ「あの娘達、みほの学校の生徒だったのね」

エリカ「ホント、急に来るようになったわね、何か始まるのかしら」


安価1↓来るお客

安価2↓お酒&おつまみ

安価3↓話題

直下のキャラなんて覚えてないよぉ

エリカ「はぁ、今日も大忙しだったわね」

エリカ「お店もそろそろ一人で回すのも精いっぱいかも……」

エリカ「……でも何だか人を雇うのもねぇ」

カランコロン

直下「あ、あのぉ~ここに逸見さんが居るって聞いたんですけど……」

エリカ「私ならここにいるけど貴女は……直下じゃない」

直下「ちょ!名前思い出せないからその名前使うのやめてくださいよ!」

エリカ「いいじゃない、いい名前だと思うわよ。ほら何時までも立ってないで座ったら?一杯ぐらいならサービスするわよ?」

直下「い、いえ!そんな長くいるつもりじゃ……そのもう少しで閉店だと思いますし!」

エリカ「いいのよ。ここ最近閉店が近くなると何だか懐かしい人に関係のある人が来るから少しぐらい余裕はあるわよ」

直下「そ、それじゃあカルアミルクをお願いします」

エリカ「カルアミルクね、座って待ってて」

エリカ「はい、おつまみとかはいいかしら?」

直下「は、はい。その、何というか逸見さん丸くなりましたね」

エリカ「ちょっと、もしかして太ったとかいうつもり?」

直下「いえいえいえいえ!そんなつもりで言ったわけじゃなくて!その……」

直下「高校のときは何だかこう鬼気迫るというか何というか、あまり話しかけづらくて」

エリカ「そうだったかもね。今になって私も少し余裕がなかったとは思うわ」

直下「でも、今の逸見さんすごく落ち着いてるというか何というか憑き物が落ちたというか」

直下「私は今の逸見さんすごく好きです」

エリカ「何よ、褒めても何もないわよ?」

エリカ「で、どうして私がここにいることが分かったの?」

直下「その、そど子さんから聞きまして……」

エリカ「そど子……昨日の今日でねぇ」

直下「そのずっと逸見さんを探してて」

エリカ「あなたが?また何で?」

直下「私も探していたといえば探していたんですが……」










「みほさんがずっと探しています」

こんな感じのとあるSSあったよね昔

エリカ「……」

直下『あの受験に落ちた日からみほさん、逸見さんを探してて』

直下『一切連絡もつかないし、戦車道関連を洗っても出てこない』

直下『実家の方の連絡先は分からないので打つ手なしで』

直下『戦車乗ってるときもティーガーⅡを見るといつも上の空で』

直下『ものすごく心配してるので、もしできるのでしたらメールでもいいので送ってみてはどうでしょうか?』

直下『みほさんだけじゃなくまほさんも気になってましたよ』

直下『何故かカチューシャさんも』

エリカ「はぁ……」

あの娘、何してるんだか

エリカ「本当にバカよ、あの娘」




閑話 休日のエリカの買い出しスーパーマーケット編

出逢う人1 下1

出逢う人2 下2

出逢う人3 下3

まほでしたね……修正したほうがいいですかね?

>>36
すごく気になります

すみません自分のレスでかぶってるので

ダージリンと絹代確定します

安価下

直下『あの受験に落ちた日からまほさん、逸見さんを探してて』

直下『一切連絡もつかないし、戦車道関連を洗っても出てこない』

直下『実家の方の連絡先は分からないので打つ手なしで』

直下『戦車乗ってるときもティーガーⅡを見るといつも上の空で』

直下『ものすごく心配してるので、もしできるのでしたらメールでもいいので送ってみてはどうでしょうか?』

直下『まほさんだけじゃなくみほさんも気になってましたよ』

直下『何故かカチューシャさんも』

エリカ「はぁ……」

あの人、何してるんだか

エリカ「本当に……私なんか」

隊長の所にはもうアイツが

修正しました。ガバガバですみません

出逢う人は

ダージリン 絹代 ノンナ で行きます

エリカ「ふう……いつもはご老人向けのお酒しか準備しないつもりだったんだけど、なんだかこれから同年代の人が来そうだから用意しとこうかしら」

ダージリン「あら、なんだか懐かしい声がすると思えば……」

エリカ「貴女は聖グロのダージリン……本当に最近はよく知った人に会うわ」

ダージリン「ふふ、こんな言葉を知っているかしら『人との出逢いは、ベストタイミングで訪れる』中村文昭氏の言葉よ」

エリカ「相変わらずなのね。それで、今日は何をしにここに?」

ダージリン「ふふ、紅茶を仕入れに来た。と言いたいところなんですが今回は別件で」

エリカ「別件?」

ダージリン「ええ、そろそろだと思うのだけど。」

絹代「あ!いましたいました!おーーいダージリン殿ーーー!!」

ノンナ「絹代、ここは公共の場です。少し声を抑えて」

エリカ「これは……また珍しいというか何というか」

絹代「おやダージリン殿、隣にいらっしゃるのは?」

ダージリン「あら、ご存じなくて?」

ノンナ「かの黒森峰で西住まほの右腕を務めた逸見エリカさんです。」

エリカ「どうも」

絹代「おお!あの西住まほ殿の!それはさぞかし戦車道の腕もたつのでしょう!」

エリカ「それは……」

ダージリン「おや……」

絹代「あ、あれ?私何か失礼なことを?」

ノンナ「……絹代さん。言い忘れていました」

三人「???」

ノンナ「この人は私以外に同志カチューシャを肩車した数少ない人間であり、私の敵です」

エリカ「ちょ、ちょっと!!??いきなり何言ってるのよ!?」

絹代「な、成る程。ノンナ殿が一目置く人とは……やはり侮れません!」

ダージリン「フフ、そんなこともあったわね」

エリカ「はぁもういいわ。私もさっさと買い物済ませたいし」

ダージリン「そういえば貴女はどうしてここに?」

エリカ「私はお店の買い出しよ。最近仕入れてなかったお酒が必要になりそうだったから」

絹代「お酒と言いますと……居酒屋でしょうか?」

エリカ「残念、ただのバーよ」

ノンナ「噂に聞いていましたが本当だったのですね」

ダージリン「大学に進学してないのも驚きでしたが、まさかバーを経営してるだなんて。分からないものね」

エリカ「ええ、私も思ってなかったわ」

絹代「では今度三人でお店に顔出してみましょう!」

エリカ「えぇ……」

絹代「せっかくこうやって会えたのも何かの運命でしょうし、いい考えと思いませぬか?」

ダージリン「私は賛成よ。どんなお店か気になりますし。」

ノンナ「同志カチューシャが寝た後でよろしければ。あとウォッカの用意があるなら」

エリカ「そのくらいあるわよ。まぁお店を見つけられたらごちそうはするわ」

絹代「えぇ~!教えてくれないのですか!?」

エリカ「だってあなた達来たら確実にめんどくさいじゃない」

絹代「そんなぁ~!」

ノンナ「……絹代、そろそろ」

ダージリン「ええ、せっかくのお時間が無くなってしまいますわ」

絹代「そうでした!今日は第十二回たこ焼きパーティーの日でした!それでは逸見殿!また!」

タッタッタッタッ










エリカ「はぁ何だかお店開いたわけじゃないのに疲れた……ん?」

ノンナ「そういえば言い忘れてました」

エリカ「?」

ノンナ「カチューシャが夜な夜なあなたの名前を言うときがあります。一度、顔を見せてやってあげてください」









エリカ「何なのよ……どいつもこいつも」

この三人が集まる内容とか考えられなかった非力な私を許してくれ

ちょっと休憩したら再開します

再開したときにすぐに始められるように安価だけ取っておきます

安価下1 次来るお客さん
安価下2 飲み物&おつまみ
安価下3 話題

ちょっとだけ再開 このお客さんが片付いたら少し睡眠を

カランコロン……

エリカ「ん?すみませーん今日は休みなんでs」

カチューシャ「知ってるわよ。そんなこと」

エリカ「その声と身長は……カチューシャね」

カチューシャ「なによ、久しぶりに会って一言目がそのセリフ?」

エリカ「久しぶりだから貴女がどんな人だったのか忘れちゃってたのかもね。でも案外変わってないわね」

カチューシャ「うるさい!ふん!」

エリカ「で、何しに来たのよ」

カチューシャ「その前にお客さんが来たんだからオーダーぐらい聞きなさいよ」

エリカ「今日休みなんだけど……一杯だけよ、どうせお酒も弱いんでしょ」

カチューシャ「うぐっ!」

エリカ「ちょっと待ってなさい………はい、マリブコークよ。少し薄めに作ったからあなたでも飲めるでしょ?」

カチューシャ「うぅーー!!!」イッキノミ

カチューシャ「おかわり!!」

エリカ「これ一杯だけって」

カチューシャ「おかわり!!!」

エリカ「はぁ……分かったわよ」

エリカ「で、どうしてここが?」

カチューシャ「ノンナがGPS着けてくれたからそれを追って来たの」

エリカ「あの人いつの間にそんなこと!うわほんとうだなんかついてる!」

カチューシャ「ノンナは何でもできるんだから!」

エリカ「やっぱ恐ろしいわねあの人」

カチューシャ「で、なんでこんなところでバーなんて開いてるのアンタ」

エリカ「それは、まぁ色々と……」

カチューシャ「はぁ!?はっきり言いなさいよ!」

エリカ「んぐっ……それは、その、大学受験に失敗して、その、自暴自棄になって」

カチューシャ「うんうん」

エリカ「乗りと勢いでなんかバーやってた」

カチューシャ「何それわけわかんないんだけど!!??」

エリカ「その時はもうどうにでもなれってやってたし、気が付いたら引き返せないところまで来てて……」

カチューシャ「はぁー……ミホーシャがドジするならわかるけどあんたみたいないかにもって人がねぇ。分からないものね!」

エリカ「ホントよ。はぁどうしてこうなったんだろ」

カチューシャ「まぁ結構お店もしっかりしてるみたいだし、同年代の人に比べたらしっかりしてるのは流石というところね」

エリカ「貴女から素直に褒め言葉だなんて。明日は自走砲でも降ってくるかしら」

カチューシャ「失礼ね!シベリア送りにするわよ!」

エリカ「貴女のそういう所変わらないわね。そういえば本当に身長変わってないわね。むしろ縮んだかしら?」

カチューシャ「ちっちゃくなんかなってない!!で、でも……」

エリカ「ん?」

カチューシャ「おっきくもなってないのも事実よ……」

エリカ「へぇ」

ングッングッ

カチューシャ「プ八ーー!ねぇどうやったらおっきくなれるかしら!?」

エリカ「はぁ?」

カチューシャ「私も20を超えてこの身長はまずいと思うの!このままじゃ就職もできないわ!」

エリカ「そんなことはないと思うけど、多分」

カチューシャ「この前だってノンナに肩車してもらったし、そろそろ危機感を覚えてきたというか」

エリカ(あの人なら心の中でいつまでもしていたいとか思ってそう)

カチューシャ「だからあなたも考えなさい!」

エリカ「へ?」

カチューシャ「私がどうやったら大きくなれるか!」

エリカ「正直な話、もう成長期は来ないと思うんだけど……」

カチューシャ「ぐぬぬぬぬぬ!!」

エリカ「ノンナさんとかそっちの方がいいんじゃないの?喜んで肩車しそうだし」

カチューシャ「そ、それは…」

エリカ「それに、もし大きくなったら私じゃ肩車できなくなっちゃうわ」

カチューシャ「……」

エリカ「まぁ私としてはそっちの方がありがたいけど……ん?」

カチューシャ「スー…スー…」

エリカ「はぁ……だから一杯にしろって。どうするのよこれ…」

エリカ「とりあえず置いていくわけにいかないから家に……ん?」

カチューシャ「ノンナ……エリカ……だっこ……」

エリカ「……フン」







この後、ノンナが無事に連れて帰りました。




起きた後に始められるよう安価

安価下1 お客さん
安価下2 お酒つまみ
安価下3 話題
安価下4 自由枠(えっちぃの以外のなら)

今起きた(寝すぎ)再開します

エリカ「何だか調子狂うわ……あの継続高校の人が来てからなんだか毎日よね」

エリカ「今更戻れないわよ……さて、どうせ今日もだれかk」

カランコロン

エリカ「いらっしゃいまs」

みほ「はぁ…はぁ…やっと、会えました」

エリカ「み、みほ!?」

みほ「……」無言の着席

エリカ「……」

みほ「……」

…………

二人「「あ、あの!」」

みほ「あ、その……」

エリカ「……何か飲む?せっかくなんだし」

みほ「え、あぁそうですね……えっとメニューは……」

エリカ「……」

みほ「うーん、これも美味しそうだなぁ……こっちのお酒はどういうのなんだろう……うわぁおつまみもこんなに」

エリカ「……」イライラ

みほ「こっち…いやでもこっちも……」

エリカ「(#^ω^)」

みほ「うーん、うーん……」

エリカ「ああもう!!最近作れるようになったのがあるからそれでも飲んでなさい!!おつまみはポテトサラダを用意するから!」

みほ「は、はい!その……すみません……」

エリカ「ったく…ホント変わらないのね。えっと、グラスどこに置いてたかしら……」






みほ「何だか……すごく懐かしいな」

エリカ「はい。新作のソルティドックとポテトサラダよほかに何かあるようだったら言いなさい」

みほ「は、はい……うわぁこのお酒美味しい!ポテトサラダも、うん!すっごく優しい味!」

エリカ「そう、実験は成功みたいね」

みほ「実験!?」

エリカ「ま、お客さんに出せるかどうかを確かめたかったの。最近若い女性のお客さんが少し増えたから勝手が分からなくて」

みほ「へぇ~そうだったんですか。それでも実験はひどいと思います!」

エリカ「悪かったわよ。」

エリカ「それで、今日はどうしたの……こんなお店に、しかも遅くに一人だなんて」

みほ「それは……その……」

エリカ「はっきりしないわね、ホント変わらない」

みほ「んむぅ……よし!」

エリカ「ちょ、ちょっと!度数がそんなに高くないからって一気に飲んじゃ危ないわよ!」

みほ「平気です!私だって少しは変わったってところ見せます!おかわり!」

エリカ「嫌な予感しかしないんだけど……」

みほ「あ、同じので!」

エリカ「はいはい……ちょうどお店も暇になったし付き合ってあげるわよ」

みほ「エリカざんだずげでぐだざいよおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

エリカ「やめなさい!泣きながら抱き着かないでよ!!」

みほ「私、大学でも一生懸命戦車道やって!ングッ!必死に必死にやったんでしゅよ!!」

みほ「そしたらね!プロリーグへのスカウトが来て!世界大会に向けて頑張っていきましょうって言われたんでしゅよ!!ングッ……おかわり!!」

エリカ「そうね素晴らしいことだと思うからお酒はもう控えた方が」

みほ「おかわり!!」

エリカ「はぁ分かったわよ。作るから待ってなさい」

みほ「あとポテトサラダもお願いします!!」

エリカ「泣きながらポテトサラダを必死に食べてるところなんか見たくなかったわ……お待ちどうさま」

みほ「ングッ……エリカさん私どうしたらいいですかああああああああウワーーーーーーン!!!」

エリカ「ああもうっめんどくさい!泣き上戸だなんて聞いてないわよ!」

みほ「私は、プロでも、戦車道やろうと思ってるんですけど、その世界とかいきなり言われてもよくわからないし……結局私も西住流の、一人だって変にプレッシャーかけられるし」

みほ「お姉ちゃんも一緒だって言われても……ウワ-----ン!!」

エリカ「いいじゃないまた隊長と戦車に乗れるんだから……」

みほ「でも……そこにはエリカさんがいないじゃないですか……」

エリカ「は?そこでどうして私の名前が出るのよ」

みほ「私、エリカさんがいなくなって寂しくて、寂しくて。エリカさんなら、戦車道やってればいつかきっと出会うと思ってたのに、なかなか見つからなくて」

みほ「もう会えないのかなって思うとなんだかもう……ングッ!」

エリカ「ああもう飲みすぎよ!薄めに作ってるのにこれだなんて……」

みほ「グスッ……エリカさんのせいですよぉ……久しぶりに会えたのにエリカさんはいつものままでぇ」

エリカ「そうかしら?これでも知り合いに丸くなったて言われたのよ?」

エリカ「まぁあんたが昔のままだから私も少し昔を思い出したかもしれないけd」

みほ「スー……スー……」

エリカ「(#^ω^)」

エリカ「起きなさいいいいいいいいい!!!!!!!」

みほ「その今日は愚痴ばかり話してしまってすみません」

エリカ「別にいいわよ。私も今度から貴女でも飲めるお酒用意しておくから」

みほ「い、いえ!私、またあのお酒飲みたいです!あとポテトサラダも!」

エリカ「は?またどうして?」

みほ「その……エリカさんが、私に始めてくれたお酒、だからですかね?」

エリカ「は、はぁ!!??何を言ってr」

みほ「す、すみません!それでは///」

エリカ「あ、ちょ、ちょっと!お酒は言ってるのに走ったら!」



\アイタタタタタタタ……/


エリカ「言わんこっちゃない……ん?」

\マタイキマスカラ~!/


エリカ「……ふん!」




あの娘も、頑張ってるのね。私は……

エリカ「どうしたいんだろ」

書きやすい(断言)。やっぱみほエリは最高。でも個人的にはダージエリが好きです。

安価下1 お客さん
安価下2 お酒&おつまみ
安価下3 話題
安価下4 自由枠

ローズヒップ

>>70これはお酒ってことですか?

お客さん ローズヒップ

お酒おつまみ シードルとローストモルツ

話題安価下

自由枠安価下2 でいきます

お客さん ローズヒップ

お酒おつまみ シードルとローストモルツ

話題 戦車道はやらないのか

自由枠 酔うと色気の出てくるローズヒップ

これでスタートします

エリカ「ふう、ここ最近は戦車道関連の人も来ないし割といつも通りになったわね」

エリカ「まぁ顔見知りが来ると妙に気まずいことってあるわよね」

エリカ「特に微妙に面識のある娘とか特に」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨……バタン!!

ローズヒップ「逸見エリカはいまして!?」

エリカ「またうるさいのが来たわね……ええ、ここにいるわよ」

ローズヒップ「おお!ダージリン様のおっしゃったことは本当でしたのね!」

エリカ「あぁ、私の知らないところで噂が広まってる感じね。めんどくさいことになりそう」

ローズヒップ「かの黒森峰で西住まほと共に歩んできた逸見エリカのお店とあれば行かないわけに行きません!さぁメニューはどこかしら!?」

エリカ「お酒入ってないのにうるさいわね……まずは席に着いたらどう?」

ローズヒップ「それもそうですわね。では……うん、シードル…いえ、ホットアップルサイダーとローストモルツをお願いいたしますわ!」

エリカ「ホットアップルサイダー……あぁそういえばイギリスだとシードルじゃなくてサイダーって言うそうね。分かったわ」

ローズヒップ「少しばかりは知識もおありのようで」

エリカ「そういうのに煩いお客さんがいるの。はいお待ちどうさま」

ローズヒップ「いいですねぇでは!……んー!美味しい!いい腕してるじゃない!」

エリカ「ありがと。で、貴女も私に用があって来た口でしょ?」

ローズヒップ「いいえ特にそういうわけでは」

エリカ「あら?あなたもそういう口だと思ってたんだけど」

ローズヒップ「ただ、貴女に会ったという人が軒並み戦車の調子が良くなってるので私もあやかろうかと」

エリカ「……聞いてないわよそんなの」

ローズヒップ「みほさんなんてもう悪鬼羅刹のごとく敵をぼこぼこにしていましてよ!あ、おかわりを」

エリカ「あの娘がねぇ……やっぱりあんなのでも腕は変わらないのね」

ローズヒップ「ふぅ……久しぶりにお酒を飲んだせいか暑くなってきましたわ。少し脱いでも?」

エリカ「いつもなら止めてるけど今日はもうお客さんもいないみたいだしいいわよ。看板もたたんでくるわ」

ローズヒップ「フフ、ではここからは女子会と言うわけですね?」

エリカ「そんな大層なものじゃないわよ。ただ、貴女とは話す機会もなかったしいい機会だと思ってね」

ローズヒップ「あら、冷血な人だと思ってましたけど存外優しい方ですのね」

エリカ「いろいろと変わったのよ」

ローズヒップ「変わる。そうねぇ……私もいろいろと体験してきまして……ンッ」

ローズヒップ「はぁ……ホント、今日のお酒はいつもと違いますわ。貴女のお酒だからかしら?」

エリカ「口説いてるみたいよ。お酒なんてどこで飲んでも一緒よ」

ローズヒップ「そんなことないですわよ。現に私、とってもいい気分で……」

ローズヒップ「今夜は家に帰らず、ずっと一緒に話してたい気分ですわ」

エリカ(……なんかお酒の飲み方というか言動がいちいち艶めかしい)

ローズヒップ「そういえば唐突に話は変わりますけれども、貴女」

戦車道はおやりにならないのですか?


エリカ「……」

ローズヒップ「西住姉妹は時折、『エリカさんがいれば』と口にするときがあります。それに、貴女も貴女で壁に黒森峰の制服を飾ってますし」

ローズヒップ「てっきり私は今でも戦車道を続けていると思ってましてよ?」

エリカ「そうね……隊長にそういってもらえるのは嬉しいわ。でも、私は今の私を結構気に入っているの」

エリカ「戦車道やってるときは憧れについていくだけだった私だったけど、一度距離を置いてみると、自分のことを一切見えてなかったと思うって感じるようになったわ」

エリカ「あの人になりたい、少しでも近づきたい、あの娘に負けたくない、って本当に生き急いでるみたいだったわ」

エリカ「それが今じゃこうやってゆっくりとお店を構えて自分のことだけを考えていられる。そんな環境が好きなったのかもしれないわね」

ローズヒップ「では、もう戦車道はおやりにならないつもりで?」

エリカ「……それは今のところ分からないわ。ただ、結構ブランクできちゃったしね」

ローズヒップ「そうでしたか……まぁこれ以上私がとやかく言う話ではありませんわね」

ローズヒップ「それよりも、今日は私のお願い聞いてくださるかしら?」

エリカ「ええ、今日はとことん付き合ってあげるわ」








こうして二人の夜は更けていく

えっちぃことはしてません 朝早くからバイトのため一旦ここまで 帰って来た時にまだスレが生きてたら再開します

安価下1 お客さん
安価下2 お酒&おつまみ
安価下3 話題
安価下4 自由枠

どうも、イッチです。
バイト終わって今帰ってきたんですけど五時に起きての仕事だったので少し寝てから再開します

ID変わったかもしれないですけどスレ主です。再開します

エリカ「昨日は楽しかったわね……なんだか思ってより話が合って」

エリカ「隊長への自慢話大会ではお互い譲らないいい戦いができたと思うわ」

エリカ「でもさすがに徹夜は疲れたわ……ふわぁ……いけないあくびが」

カランコロン

エリカ「あぁいらっしゃいませ」

アンチョビ「一人だが大丈夫k……あれ?お前黒森峰の」

エリカ「そういうあなたは……あぁその髪はアンチョビさんね」

アンチョビ「髪型で覚えてたのかお前!?失礼な奴だなぁ!」

エリカ「どうもこの間まで戦車道から身を引いてたから記憶があいまいで……まぁそんな話はいいでしょうに。座ったら?」

アンチョビ「むぅ。何だか納得いかないが……まぁいいか!」

エリカ「はいメニュー、何がいいかな?」

アンチョビ「あーその前にここってお酒の持ち込みは大丈夫か?いいワインが入ったんだ」

エリカ「別にいいけど……ワイン?」

アンチョビ「テッレ・デル・バローロ バローロの十年物だ!大学の教授から頂いたんだが一人で飲むのも忍びないと思ってな!」

エリカ「あらいいじゃない。それじゃあなんか貴女に所縁のあるモノでも用意しようかしら」

アンチョビ「お!楽しみにしてるぞ!あぁそうだ!グラスはもう一個用意しろ!お前も飲め飲め!」

エリカ「あら、そうれじゃお言葉に甘えようかしら」

アンチョビ「お前も私を満足させるおつまみは用意できるのかぁ~?」

エリカ「ええ、きっと満足いただけると思うわ……はい、自家製のカルパッチョよ」

アンチョビ「おぉ~~~!!!いいじゃないかいいじゃないか!」

エリカ「味はアンツィヨ学園には勝てないかもしれないけど……まぁお味見してもらってもいいかしら?」

アンチョビ「任せろ!じゃぁ久しぶりの再会を祝って……」

乾杯!!

アンチョビ「うん、うん……旨いじゃないかこのカルパッチョ!持ってきたワインとよく合うし!見直したぞ!」

エリカ「それはそれは……天下のドューチェにお褒め頂けるなんて。看板にでもお墨付きとでも書いておきましょうか」

アンチョビ「なんだそれ(笑)……まぁ久しぶりに会った訳なんだが」

エリカ「?」

アンチョビ「お前、昔は髪下してたよな?」

エリカ「そうだけど……それが?」

アンチョビ「いや、料理作ってるときに髪を纏めてポニーテールにしてたの見たら結構印象が変わってなぁ」

アンチョビ「なんかエロい」

エリカ「は、はぁ!?何言ってるのよ!

アンチョビ「いやー私は髪型は変えたことが無いからよく分からないんだが……やっぱり髪型で印象って変わるんもんだなぁ」

エリカ「まぁそれはある意味女の武器みたいなものだけど……私は特に色恋沙汰に興味があるわけじゃないどうでもいいわよ」

アンチョビ「そうなのか?お前みたいないい女だったら言いよって来る男の一人や二人いるだろ?」

エリカ「いなかったと言えばうそになるけど、全部振ってやったわ。今の私はこの店が全てなんだから」

アンチョビ「ふーん。まぁお前がいいならいいけど」グビッ

エリカ「そういう貴女は変えたりとかしないの?それ、ウィッグでしょ?」

アンチョビ「地毛だって言ってるだろ!!まったく!」

エリカ「知ってるわよ。あえてね、あえて」

アンチョビ「くっそ~~~……まぁ正直変えてみたいかなーって思った時があったんだ」

エリカ「へぇ、もっと話してよ」

アンチョビ「まぁ大学入ル前の時にちょっと変えてみようかなとカルパッチョに相談してみたんだ。そしたらな」

アンチョビ「変えたら多分みんな私だって分からなくなりますよって言われてな」

エリカ「oh……」

アンチョビ「そっから今までこの髪型でいるんだ」

エリカ「まぁそういう事情の人もいるのね……」

アンチョビ「まぁその方があいつらの為になるなら私もいいかなって思ってな。この髪があいつらの役に立ってると思うと嬉しいさ」

エリカ「やっぱり貴女、すごい人よ……」

アンチョビ「褒めてもワインしか出せないぞ~!あ、そうだ!今厨房は使えるか?よっかたら料理教えてやる!」

エリカ「あら、それは美味しい話ね」

アンチョビ「料理の話だけにな!さぁ作るぞ~!」

エリカ「……ほんと、すごい人」

エリカは料理スキルが上達した!定期的にアンチョビが料理を教えてくれるようになった!

まだ寝ぼけてる……

安価下1 お客さん
安価下2 お酒&おつまみ
安価下3 話題
安価下4 自由枠

あとお客さんですが被りとか再訪とか全然大丈夫です
あと安価で決めた方がいいようなことってあります?こういうのがほしいとか

取りあえず遅いんで寝ます
自由枠は下で、起きたら再開します

おはようございます。見てる人いるかわかりませんが再開します。

エリカ「結構メニューに加えられそうな料理教えてもらった上に、今度から定期的に面倒見てくれるだなんて…」

エリカ「やっぱりみんなから慕われる姉御は格が違ったわね」

カランコロン

エリカ「いらっしゃいませーって」

ダージリン「ええ、約束通り遊びに来ましたわ、逸見さん?」

エリカ「また別のタイプのお姉さんタイプが来たわね……いや、お姉様のほうがいいかしら?」

ダージリン「?何を仰っているのでしょうか……席はここでいいのかしら?」

エリカ「ええ、好きなところにどうぞ。メニューはこれね」

ダージリン「ありがとう。と言っても食事は済ませてきたからあんまり長居する予定ではないのよね」

エリカ「あらそう。いつぞやのメンバーと食べに行ってたのかしら?」

ダージリン「そんなところよ。この自家製梅酒を一つ頂けるかしら?」

エリカ「分かったわ。ちょうどいい塩梅だと思うし貴女のお口に合うと嬉しいのだけれど」

ダージリン「ええ、楽しみにしてるわ」

ダージリン「ふぅ……とても上手にできてましてよ」

エリカ「それは良かったわ。梅酒づくりも三年目なんだし、そろそろ人に出せるぐらいにしたいと思ってたのよ」

ダージリン「ええ、この味でしたら恥をかくことはないんじゃないかしら。そう言えば三年前で思い出したのだけれども」

エリカ「なんか嫌な予感がするわね。いいわ、なにかしら?」

ダージリン「あなた、将来はどうする予定でして?」

エリカ「……将来ね」

…………………………

エリカ「正直な話、よく分からないわ」

エリカ「私は今はどうすればいいのか迷ってるのよ。なんとなくで始めたこのお店が思ってた以上に繁盛して、私もなんだかそれが嬉しくて」

エリカ「お店のために戦車道以外のことで初めて徹夜もしたわ。お酒の勉強だけじゃなく、料理の勉強だって、経営の仕方も。全部黒森峰では必要のなかったことよ」

エリカ「でも、戦車道と同じくらい必死にやった。戦車道と同じくらい楽しかった」

エリカ「少し前の私だったら戦車道に戻れるなら戻ってたと思うわ。でも、今の私はよく分からないの」

ダージリン「このお店が好きになった、ということでしょうか?」

エリカ「そうね。戦車道と同じくらいに」

ダージリン「そうでしたの……」

エリカ「でも、戦車道を捨てろと言われてもできないわ。戦車道があったから今の私がいると言っても過言じゃないし」

ダージリン「こんな言葉を知ってるかしら?『人生は、できることに集中することであり、できないことを悔やむことではない』。スティーブン・ホーキンスの言葉よ」

ダージリン「あなたの人生はあなただけの物。どうするかはしっかりと悩み、見つけたのならそれを突き進むことが大事よ」

エリカ「……要するに?」

ダージリン「あなたの好きな道を行きなさい。戦車道だけがあなたの道ではないのだから」

エリカ「はぁ……結局解決にはなってないじゃない」

ダージリン「こんな大事な話、私の意見だけで決めてしまっては勿体ないわ。せっかく人と触れるお仕事をしているのなら、いろんな人に話を聞くのもよろしいんじゃなくて?」

エリカ「そうね……で、あなた」

ダージリン「何かしら?」

エリカ「さっきからすごくイイこと言ってると思ったらそのポケットから出てる紙は何なのかしら?」

エリカ「丸くなってるから全部は読めないのだけれど……戦車道、勧誘、打倒西住流、ってのは読めたわ」

ダージリン「あらら、御見せするつもりはなかったのですけれど」

エリカ「チラチラと見せつけるかのようにしてたくせに」

ダージリン「ええ、私プロへ行くことが決定していまして。西住流打倒を目標というすごくユニークなところよ」

エリカ「また大層な目標ね。で、それが?」

ダージリン「そこには私の知り合いも多くいて、そこそこの戦力が揃ってきて、あながち夢物語で終わるような感じではなくなってきたわ」

ダージリン「でも、あともうひと押し。もう少しの力が必要だと私は思いまして……あぁ別に逸見さんには関係のない話でしたので話半分で聞いてくださって構いません」

エリカ(……)

ダージリン「まぁ逸見さんがお店を続けるのも私は賛成です。ですが、もし戦車道をまた始めてくださるのでしたら、の話ですけどね」

エリカ(本当に読めない人ね……)

ダージリン「そうね、そろそろ出ようかしら。このチラシは置いていきますから時間が空いた時にでもお読みになってください。ではまた来ますわ」

エリカ「ハイハイ、又のお越しをー」

エリカ「あの人、最初からそれ目当てだったんじゃないでしょうね」

ダージリン様はガルパンで一番かわいいと思います

安価下1 お客さん
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安価下3 話題
安価下4 自由枠

で、お願いします

エリカ「戦車道……ね。私の近くにいた人はみんなまだ続けてるのかしら」

エリカ「かといって今更連絡取れそうな人なんて……もっと高校の時に遠田知作っておけばよかったかしら」

カランコロン

エリカ「いらっしゃいm」

カエサル「どうだ!今度こそ当てっているだろう!」

おりょう「そう言って何件外したぜよ」

左衛門佐「このお店が外れなら七件目か」

エルヴィン「まぁここあたりでバーと言えば残りはここだけだと思うんだが」

エリカ「……い、いらっしゃい?」

カエサル「おぉ!!見ろ!今度こそ当たりなのでは!」

エルヴィン「どうやらそうみたいだな」

左衛門佐「急がば回れって感じかな」

おりょう「それはちょっと違うぜよ」

カエサル「まぁいい!我々はついに目的地にたどり着いた!諸君!この喜びを分かち合おう!」

四人「おー!!」

エリカ「……いままでで一番疲れそ。はいはーい好きな席に座りなさーい。あと店内では騒がないで」

エリカ「飲み物はどうしますか?」

おりょう「ふむ、ここは再開を祝って日本酒はいかかぜよ?」

カエサル「いや、ここはワインもいいだろう!」

左衛門佐「最近は焼酎も好きになってきてな……」

エルヴィン「こういうところでは最初はビールと相場が決まっている」

三人「それだ!!」

エリカ「えっと……ビールでいのかしら?」

カエサル「ああ!できるのならば瓶で乾杯といきたいところだな」

エルヴィン「戦場でグラスに注い出る余裕はないからな」

エリカ「瓶……だったらバドワイザーっていうアメリカのがあるけど飲んでみる?結構おいしいわよ」

おりょう「なんかよくわからんがそれで頼むぜよ」

エリカ「はいはい。それじゃあ持ってくるからちょっと待ってなさい」

四人「…………」

左衛門佐「で、どう見る?」

おりょう「前に見たときよりかは棘がなくなってるぜよ」

カエサル「うむ。やはり噂通り逸見殿は少し変わったな」

エルヴィン「ダージリンさんにお勧めの酒屋は無いかと聞いてここを教えてもらったが」

四人「…………」

エリカ「えっと栓抜きどこに置いたっけ……」

カエサル「見違えるな、本当に」

エリカ「お待ちどうさま。四本でいいかしら?」

エルヴィン「ああそれで構わない」

カエサル「それでは我らの久しぶりの再会を祝って乾杯!!」

四人「乾杯!!」

エリカ「……あんた達、久しぶりの再会って言ってたけど」

カエサル「ああそういえば逸見殿は知らないのか。我々は大学進学を期に別々の学校へと進んだのだよ」

エルヴィン「私がダージリンさんのいる大学へ、カエサルがアンチョビ殿がいる大学へ、おりょうが西住隊長のいる大学へ、左衛門佐がミカ殿がいる大学へとな」

エリカ「へぇてっきり同じ大学に進んでるものだと思ってたわ。あなた達、切っても離れなそうだし」

おりょう「最初はそのつもりだったが、どうせ戦車道を続けるのならば自分たちの好きな時代のメンバーで構成したチームが欲しくてな」

左衛門佐「各々の進んだ大学で歴史戦車道サークルを立ち上げて、親善試合をすることにしたのさ」

カエサル「今回はその打ち合わせってことで集まったのだ」

エルヴィン「まぁ戦車道とはいってるが半ば歴史好きの集まりによる非公式の物だがな。結構うまくできてるさ」

エリカ「へぇ……そんなのもあるんだ。興業でそういうのがあるのは知ってたけど大学生でそこまでやってるのは初めて聞いたわ」

カエサル「まぁゆくゆくは連盟に認めてもらい、全国を巻き込んでやるのが目的さ」

左衛門佐「まさに世は戦国時代」

エリカ「随分と大きな話ね。でも面白そうだし、テレビで中継でもするようなら見てあげるわ」

エルヴィン「テレビと言わず見に来てもいいのだぞ?」

エリカ「……まぁ今は行く気にはなれないから」

四人「……」

おりょう「そ、そういえばここのお店は落ち着くぜよ」

左衛門佐「こう……なんというか」

カエサル「戦場を感じるというか」

エルヴィン「例えるなら300人で立ち向かったスパルタクスのような」

エリカ「そんな暑苦しい部屋じゃないでしょ!話題の変え方が下手くそすぎよ!」

エリカ「はぁ。そんなに気を使わなくてもいいわよ、折角の再会なんだからもっと楽しみなさいよ。ほらおかわり持ってきてあげるから」

カエサル「あ、ああすまない」

エリカ(そうか……考えてみればプロだけが戦車道じゃないものね。彼女たちのような楽しみ方もあるのね)

エリカ(また一つ、道を見つけたというかなんというか)

エルヴィン「そういえばエリカ殿は中々に歴史に詳しいとか」

エリカ「そんな……あなた達みたいに全部の時代に詳しいわけじゃないわよ。戦車にのるなら少しぐらいは当時の情勢を知っておいた方がいいと思って、勉強しただけ」

四人「ヒソヒソ……」

エリカ「な、なによ」

カエサル「うむ!ではここを私たちの拠点にする!これからは我々は作戦会議を行う際はここに集まることにしよう!」

エルヴィン「賛成!」

おりょう「異議なし!」

左衛門佐「文句なし!」

エリカ「またそんな大層な……」

カエサル「それに伴い逸見殿にもソウルネームを付け、互いにソウルネームで呼び合うようにしてもらおう!」

エリカ「はあ!!??」

エルヴィン「やはりドイツとなるとルーデルか?」

左衛門佐「しかしそれでは戦車ではなく戦闘機乗りになってしまうな」

おりょう「ではカリウスはどうぜよ」

カエサル「それなら私はヴィッドマンをだな!」

エリカ「(#^ω^)」

エリカ「どうしてそこでロンメルを出さないのよ!!」

四人「それだ!!!」









カエサル「ではまた会おうロンメル!」

エルヴィン「今度は是非戦場で!」

左衛門佐「お酒も美味しかったよ~」

おりょう「さぁ帰るぜよ……あん世界に」

エリカ「誰がロンメルよ!!ったく……」


エリカ「ロンメル……逸見ロンメル?」


エリカ「/////////」


歴史ネタ詳しくなくてすみません。

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エリカ「ふぅ今日も盛況だったわね……でも」

エリカ「最近プロ戦車道の関係者が多いわね。特に運営とか審判団とか」

エリカ「何かの前触れじゃなきゃいいけど……」

カランコロン

千代「あら?逸見さんが経営してるお店はここで合ってますか?」

エリカ「は、はい。私が逸見ですが……」

千代「ありがとう。さぁしほさん、中に入りましょう」

しほ「言われなくても入りますので」

エリカ「い、家元!?」

しほ「久しぶりですねエリカさん。貴女もあいさつしては?」

千代「そうね……初めまして。島田流の家元、島田千代と申します」

エリカ「し、島田流って……」

しほ「席、座って?」

エリカ「は、はい!!メニューもすぐに!」

千代「中々に真面目そうな娘ね」

しほ「逆に言えば固すぎるということ。それで何度か損しているのが彼女の勿体ない所です」

千代「でも、それが魅力でもあるんじゃないかしら」

エリカ「ど、どうぞ!メニューをお持ちいたしました!」

しほ「ありがとう……では、この焼酎マティーニとチーズを」

千代「そうね、では私はウォッカマティーニで」

エリカ「か、かしこまりました!少々お待ちください!」

しほ「エリカ、そんなに気を張らずに。今の私たちとお前はそんな間柄じゃない。ただの客とバーデンダーにすぎません」

エリカ「は、はぁ……」

千代「フフフ、楽しみにしてますよ」

エリカ「わ、分かりました」

エリカ(いつもと違ってすごく緊張する……というかなんでお二人が揃って私の店に!?)シャカシャカ

エリカ(いつか来るとは思ってなかっと言えば嘘になるけど……)シャカシャカ

エリカ(やっぱりお二人が揃って来るということは戦車道関連なんだろうか……)トクトクトクトク

エリカ(どうしよう……まだ悩んでるのに……)オリーブポンッ

エリカ「お待たせしました。焼酎マティーニとウォッカマティーニとチーズです」

しほ「ありがとうございます。では、」

千代「ええ」

チンッ

エリカ(なんか初めてお客さんに料理を出した並みに緊張する……!」

しほ「……ふぅ。いい腕ですねエリカさん。きっと戦車道の時と同じように必死に特訓したのでしょう」

千代「三年目のバーテンダーとは思えないほどのお味でしたわ。さすがです」

エリカ「あ、ありがとうございます!」

しほ「こうも腕がいいと話が出しにくいですね」

千代「ええ、いっそこのまま隠れ家にでもしてしまいまいたい気分ですね」

エリカ「その、やっぱりお話というのは戦車道関連のお話でしょうか……?」

しほ「ええ、今回はプロリーグの審判団へのお誘いで来ました」

エリカ「審判団ですか……?」

千代「はい。プロリーグが発展してくるとともに、審判団のレベルの低さというものが目に見えてきました」

しほ「今いるメンバーだけでは試合に動員できるメンバーも限られてくるという問題から連盟は審判団の増員教育に踏み込むことになり」

しほ「その審判団の教員役かつ委員長に逸見エリカが適任ではないかという結論に至りました」

エリカ「そ、その……どうして私なんかが」

千代「しほさんが堅実で真面目、そして人に指示し、教えることを経験して、尚且つ戦車を熟知してる人と言えば貴女しかいない。と仰ったので」

千代「しほさんがそこまで言うなら間違いないのでしょうとなって、今に至ります」

エリカ「そ、そんなことを言われても……」

しほ「それに、まほからの願いでもあります」

エリカ「隊長の?」

しほ「まほはあなたが戦車道に携わっていないことに気を病み、今は何とかして戦車道へ戻ってきてもらうように働きかけています。今回もまほの強い願いがあってのことで、私たちが直接会いに来ました」

エリカ「隊長……」

千代「でも、急に言われても貴女が困惑するのも無理な話。まだ期間には余裕がありますのでじっくりお考えください」

エリカ「わ、分かりました」

千代「うん。ではお仕事の話はこれで終わりにいたしましょう。せっかくですから今日はエリカさんのお酒を楽しんでいきましょう」

しほ「そうだな。エリカ、おかわりとこのチーズを少し多めに」

エリカ「わ、分かりました!すぐにお持ちします!」

しほ「ざいぎんみほがいえにがえっでぎでぐれなぐでえええええええええええええええええ!!!」

千代「わだじのどごろもですうううううううううう!!!」

二人「びええええええええええええええええええええん!!」






エリカ「……」


エリカ(二人のこんなところ見たくなかった)






でも、


エリカ「隊長……」

エリカ「私はどうしたらいいのでしょうか……」

絶対に二人はお酒に弱いと思う

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エリカ「結局あまり眠れなかったわね……まぁあんな話が来た後だとそうもなるわよ」

エリカ「今日はあんまり遅くまで開かないようにしようかしら……うん、そうしよ」

エリカ「さて、今日も元気にお店頑張りまs」

カランカラン!

ケイ「hiエリカ!元気にしてた!」

エリカ「……開店早々すごいのが来たわね。ええこの通り」

ケイ「いいじゃないいいじゃない!あ、もう注文いいんでしょ?えっと……この杏のシードルっての頂戴!」

エリカ「また珍しいのを……はい、ゆっくり飲みなさいよ」

ケイ「サンキューエリカ!……うん!美味しい!いい仕事してるわね!」

エリカ「もう飲み干してるし……もう一杯いる?」

ケイ「Yes!」

エリカ「それじゃ待ってて……はいどうぞ。で、今日はどうしたの?何だかお店が開くの待ってたみたいだけど」

ケイ「うーんまぁちょっと人生相談しようかなって」

エリカ「人生相談って年下の私に?」

ケイ「年下って言っても一人でこんなに立派なお店開いてるんだもの!もう私なんかより立派よ!」

エリカ「そういわれると何だか嬉しいけど……でもあなたみたいに明るい人でも悩むことなんかあるのね」

ケイ「まぁ私にだって悩みの一つや二つあるわよ」

エリカ「まぁいいわ。私でいいなら乗ってあげるわよ」

ケイ「サンキューエリカ!ミカに教えてもらって正解だったわね!あ、おかわり!」

エリカ「ホント、私の知らないところでどんなことになってるのやら」

ケイ「えっと、実は私、大学卒業後は進路決まってないのよね」

エリカ「あら?あなたほどの人材ならプロでもどこでもいけると思うのだけれど」

ケイ「それじゃなんだかおもしろくないじゃない!こう若いうちだからできることをしてみたいのよね」

エリカ「勿体ない……昔の私だったら間違いなくプロに行ってたわ」

ケイ「私もそうだったよ。実際契約の一歩手前までいってたもの。でもね、そんなときに貴女の話を聞いたの」

エリカ「私?」

ケイ「戦車道以外想像もつかないあなたが戦車道とは離れて店を構えている。そういう話を聞いたら私も思ったのよ」

ケイ「戦車道以外のことをしている私はどんな姿をしているのだろうって」

ケイ「そう考えたら契約するのは何だか勿体ない気分になってきたし、どうせならだれも考えつかない私をしてみたいと思ったのよ」

エリカ「それはまたすごいわね……私なんかじゃ絶対そんな考えにならないわよ」

ケイ「だから聞きに来たのよ。どうして貴女がお店をやってるのか。そしてどんな気持ちなのか」

エリカ「そうね……理由は単純よ。大学受験に失敗して、自暴自棄になってるときに、テレビでバーテンダーの特集をしてて『いっそのことお店でも持ってしまおうかな』って」

エリカ「本当にその場で考えたことを今までやり通しただけ。ホントにそれだけよ」

だから

エリカ「貴女の参考にはならないかもしれないわ」

ケイ「フーン…でも、今は好きなんでしょこのお店?」

エリカ「そうね。今の自分にはこのお店が無い生活なんて考えられないわ」

ケイ「じゃあいいんじゃない?そんな人生も」

エリカ「え?」

ケイ「受験に失敗したのも、たまたま特集を見たのも、店を持つようになったのも、きっとそれは運命だったのよ」

エリカ「運命……」

ケイ「そう!だから胸を張りなさいエリカ!貴女は自分を低く見てるかもしれないけれど、貴女は立派よ!」

エリカ「……どうなんだろ」

ケイ「うんうん!どうやらエリカも悩んでる仲間のようね!一緒に頑張りましょう!」

エリカ「頑張るってなにをよ」

ケイ「一緒にこれからどうやっていくか決めていきましょうってことよ!」

エリカ「これからのこと……」

エリカ「……そうね。そろそろ私も考えなくちゃ」

これからどうしていくか

ケイ「そうだ!貴女このお店一人できりもみしてるんだっけ?」

エリカ「そうだけど……それが?」

ケイ「良かったら私を雇ってみない?これからのための勉強になりそうだし!」

エリカ「うーん……そんなに給料払えないわよ?」

ケイ「NOproblem!そのくらいは大丈夫よ!」

エリカ「まぁ人手は欲しかったしいいかしら……それじゃあ今度から宜しくね」

ケイ「こちらこそ!えっと……マスターっていったほうがそっれぽいかしら?」

エリカ「いいんじゃない?好きにしなさいよ」

ケイ「それじゃあお店ではマスターね!よろしく!」

エリカ「ええ、こちらこそ」

ケイは単純でかわいい。

ケイがアルバイトになったので、これからはちょくちょく店員側として出てきますので、お客さんといてはこれが最後ですね。

では一旦ここまでにしてバイトに行ってきます。疲れて眠らなきゃまたその後にでも

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安価下5 外伝 エリカさんのこんなシーン見てみたいとかありましたら

おはようございます……再開します

エリカ「ケイさんを雇うことになって二週間程経ったけど……」

エリカ「やっぱり人がいるのといないとでは全然違うわね。すごいテキパキしてるし……」

カランコロン…

エリカ「いらっしゃいませーってあら?貴女はいつぞやの」

紗希「……」ペコリ

梓「ど、どうも……」

エリカ「あら?彼女の知り合い?」

梓「えっと……大洗学園でM3lee乗ってたんですよ、私たち」

エリカ「……あぁあの戦車の。まぁ座って、今メニュー持ってくるわ」

紗希「…」着席

梓「あ、ありがとうございます…」

梓(紗希、本当に逸見さんがマスターしてるよ!)ヒソヒソ

紗希「……」頷く

梓(紗希がお酒に誘ってくれるだけでも珍しいのにこういうお店知ってるのも驚きだし、マスターが逸見さんで今日は驚きっぱなしよ)ヒソヒソ

紗希「大丈夫……逸見さん、いい人」

梓「紗希……」

エリカ「はいおまたせ。えっと、今日は熊本のいいお酒が入ったんだけど飲んでみる?」

紗希「…」頷く

梓「あ、じゃあ私も……あと鮭の西京漬けもお願いします」

エリカ「分かったわ。西京漬けはちょっと時間かかるから待っててね」

梓「は、はーい!」

紗希「……」ぽー・・・

エリカ「はいどうぞ」

梓「ありがとうございます。じゃ、乾杯しよっか」

紗希「……」頷く

梓「それじゃ……逸見さんのお店で飲めたことに」

紗希「……」カンパーイ

エリカ「何よそれ」

梓「えへへ……」

梓「そういえば紗希、最近彼氏とはどんな感じなの?」

紗希「……///」

エリカ「え、貴女彼氏いるの?!」

梓「えっと、紗希だけじゃなく一応私もいますよ」

エリカ「驚いた……もしかして結構いるの?彼氏持ち?」

梓「まぁそこそこですかね~。でも、」

エリカ「でも?」

梓「私は最近上手くいってないのか……彼が少し冷たくて……」

エリカ「それは……」

梓「本当は今日はデートの予定だったんですけど、彼急に用事が入ったって言ってそこから連絡付かないし……嫌われちゃったのかなぁ」

紗希「……」

梓「そこで紗希に連絡して一人になりたくないから飲みたいって言ったらここを教えてくれたんです」

エリカ「そうだったの……まぁ私は恋とか恋愛とかは詳しくないし経験したことも無いからよく分からないんだけど」

エリカ「彼ってどんな人なの?」

梓「彼は一か月前ぐらいまでは優しくていつも一緒にいたんですけど、ここ最近は事あるごとに用事で出かけちゃうし、何してるか聞いても答えてくれないんです」

梓「すごく……寂しくて……どうしたらいいんでしょうか?私、愛想をつかされちゃったのかな」

エリカ「……もしかしたら浮気?」

梓「そ、そんな!!??」

エリカ「あーー!!!嘘嘘嘘嘘!!そんなことないから!きっと彼氏さんもあなたのこと好きだから!」

梓「本当ですかぁ?グスッ」

エリカ「ええ!まだ連絡取りあってるだけいいんじゃないの?浮気とかしてたら連絡とか頻度少なくなりそうだし」

梓「だといいんですけどぉ」

紗希「……」おかわり

エリカ「あぁおかわりね。あんたも今日は食べて飲んで忘れたら?私はそういうことしかできないから」

梓「……よぉーーーーし!!飲むぞーーー!!」

梓「ぐー……ぐー……」

エリカ「寝ちゃったわね」

紗希「……」ぐびぐび

エリカ「あんた……結構飲むわね」

紗希「ここのお酒、美味しい」

エリカ「それはどうも」

紗希「……」

エリカ「ねぇ、一応聞いてもいいかしら?」

紗希「?」

エリカ「あの娘……みほにも彼氏いるの?」

紗希「……」

エリカ「こう……私の嫌なところでもあるんだけ、あの娘にだけは負けたくないのよ」

エリカ「だから、ね。ちょっと気になったの」

エリカ「で、いるの?」

紗希「……」首を横に振る

エリカ「……そう。じゃぁ私はまだ焦るときじゃないわね」

エリカ「恋愛だなんて考えたことなかったし、急に意識し始めちゃった」

紗希「……」

―――――――――――――――

みほ「えっと、今度お店に行ったときにエリカさんともっとお酒のお話とかできるようになってた方がいいかな」

みほ「エリカさん、このお酒すきそうだなぁ、あ、これ美味しそう!」

みほ「エリカさんそういえば料理もやってるんだっけ……私ももう少し頑張ったほうがいいかな……」

みほ「エリカさんに会いたいなぁ……」

―――――――――――――――

紗希「……」

エリカ「何よ、何か変?」

紗希「……」ブンブン オカワリチョウダイ

エリカ「はいはい、ちょっと待ってなさい」

梓「ぐー……ぐー……」

すこし喋らせすぎたかなぁ

エリカの大忙し編書きます

ケイ「そういえばマスター」

エリカ「今はお客さんいないからエリカでいいわよ。ど、どうしたの?」

ケイ「今はこうやって落ち着いてマスターできてるけど、最初の頃は大変だったんじゃない?」

エリカ「そうね……最初のころなんて大変どころじゃなかったわね」

・・・・・
・・・・
・・・
・・


あの頃はお酒を飲めなかったから常連客の一人に修行に付き合ってもらってたの。

可愛い女の子のお酒なら何でもするって人で、ホントにあの人には感謝してもしきれないわ

そんなある日、その常連さんに飲み会を開きたいと言われてね。会社の同僚10数人で飲み放題食べ放題をすることになったのよ。

「みんなお酒弱いし、そんなに食べないから。ね?」

なんて言われてね。普段からお世話になってるし、ここで少しでも恩返ししたいと思ったのよ。

そしていざ開くとなると

「マスター生!」「あ、あたしもー!」「俺はこのワインかな」「ねーカクテルまだー?」「焼酎貰ってもええかー!?」

「このパスタ美味しいー!おかわりー!」「あ、おれから揚げー!」「ピーナッツとかまだあるかしらー?」「あーお茶漬け!」

って今までにないぐらいに注文してきててね。私一人できりもみしてるのを分かってるからかみんな遅くなったことで怒ってくる人はいなかったけれども、私がなんだか責任感じちゃって……

本当にあの時だけはアルバイト雇っておけばよかったと思ったわ。

でも、それだけで終わらなくて。飲み放題の時間が終わったら皆思った以上に気にいったのか普通に単品でお酒とか料理とか頼むようになってきて……

飲まない食わないって聞いてたのにお酒のストックも食材も全部無くなっちゃたわ。今思えば私、よくあの勢いを乗り切れたわねって

常連の人も「普段はこんなことないのにな……マスターのお酒も料理も美味しすぎちゃったのかなー?」って。ホント呑気な人だと思うわ。

まぁこんなことが結構早い段階であったからそれからのことは全然苦労しなかったわ。飲み会の人たちの介抱で予想以上にてこずってこっちの勉強も必要かなと思ったぐらいかしら。


・・
・・・
・・・・
・・・・・

エリカ「まぁ私だって何でもできるわけじゃないからそれなりに大変な時期もあったのよ」

ケイ「確かにそれは大変そうね……で、今日はどうしてそんなに急いで料理やらお酒を揃えているの?」

エリカ「あら、言ってなかったかしら?もう少ししたら話の常連さんが会社の社員連れてやってくるのよ」

ケイ「what!?」

\エリカチャ~~~~~ン/

エリカ「ほら来た。さぁしっかりしなさい。これも経験よ」

ケイ「お手柔らかにお願いしたいところだわ」

とりあえず深夜の部はここまで また少し時間をあけて再開します

安価下1 お客さん
安価下2 お酒&おつまみ
安価下3 話題
安価下4 自由枠

安価下5 エリカの○○編(番外編)

なんかオシャレなカクテル(沙織)
焼酎ロック(華)
ドイツビール(優花里)

串焼きの盛り合わせとか

お待たせしました。再開します

ロンメルの件に関しては歴史が詳しくない私を許してくれ……安価で決めればよかったですね

エリカ「この辺り結構大洗の子が多いのかしら」

エリカ「そう考えるとあの娘の関係者がいっぱいいるってことよね……あの娘関連の話されると厄介ね」

カランコロン

エリカ「いらっしゃいませー……あぁはい」

優花里「おぉーーー!!!本当に逸見殿がいますよ!」

華「噂は本当だったんですね……」

沙織「麻子の言った通りだったわ!」

エリカ「貴女達あの娘の戦車に乗ってた子達よね?」

優花里「はっ!お久しぶりであります逸見殿!」

エリカ「まぁ久しぶりっていえば久しぶりだけども……(初対面の時のアレがあるからやりづらいわね)」

華「こんなに立派なお店を構えているだなんて……お花でも送ればよろしかったでしょうか?」

沙織「なんかすごい豪華なお花送られそうね」

エリカ「ひっそりやってたいからそれは勘弁ね。さ、好きなところに座ってなさい。今メニュー持ってくるから」

三人「はーい」

優花里「……やっぱり麻子さんの言った通りでしたね」

沙織「初対面の時の嫌なやつって感じもしないし本当に本人なのか疑っちゃうレベルよね」

華「でも、話しやすくなったのも事実ですしこれを機会に仲良くなれたらいいですね」

沙織「それはそうなんだけどぉ~……う~ん」

優花里「まぁお気持ちはわかりますが過去は過去、今は今ですよ!」

沙織「……それもそっか!うん!彼氏ができた時に一緒に来れるように仲良くなっておきましょ!」

エリカ「何コソコソ話してるのよ……はい、メニューよ」

華「ありがとうございます」

沙織「うわすっごい!これ全部あるの!?」

エリカ「ええ、一応ね。カクテルとかはまだ修行してるけど出すことはできるわ」

優花里「でしたら私はこのマスターのお勧めドイツビールを!」

エリカ「お勧め……今日はヴァイツェンが仕入れてあるけどそれでいいかしら?」

優花里「おぉ!いいですねえ!」

華「では私は芋焼酎をロックで」

沙織「私はなんかおしゃれっぽいカクテルで!」

エリカ「焼酎ロックに……おしゃれなカクテル……分かったわ。ちょっと待ってなさい。何かつまむかしら?」

華「あ、でしたら串焼きの盛り合わせを」

エリカ「串焼きね。ちょっと時間かかるけど我慢してね。それじゃ」

沙織「なんだかすごいカッコよくなってるぅ~!」

華「ああいう女性も魅力的ですよね」

優花里「西住殿がエリカさんの話しかしない理由が分かりましたよ……」

エリカ「串焼きは……あぁストックはまだあるわね……焼いてるうちにカクテル作っておこうかしら」

エリカ「おしゃれね……ピンクレディあたりがいい感じね」シャカシャカ

エリカ「あとはロックとビールで……」

エリカ「はい、お待ちどうさま。串焼きももう少ししたら持ってくるから」

三人「ありがとうございまーす」

華「あ、折角だし逸見さんも一緒にいかがです?」

沙織「うんうん!再開を祝って乾杯しようよ!」

エリカ「私はいいわよ……串焼き見てないといけないし」

優花里「でしたらそれまで待ってますよ!」

エリカ「別にそんな……分かったからそんな悲しそうな顔しないで。今グラス持ってくるから待ってなさい」

華「では、逸見さんとの再会を祝って、」

四人「かんぱ~い!」

優花里「くぅ~~~!!!やっぱりビールは最高です!!」

華「この焼酎も聞いたことないお酒ですけど本当においしい」

沙織「んぅ~~~!!このカクテルもホントおしゃれだし美味しい!ありがとーマスター!」

エリカ「そう、久しぶりだったけど上手にできてるならよかったわ。……はい、串焼きもできたわよ。塩は振ってるけど他に何か欲しかったら用意するわ」

華「いえ、このままでも本当においしいですわ!これは全部手作りで?」

エリカ「ええ、手作りじゃないとうるさいお客さんもいるから。まぁ料理も最近好きになってきたし全然苦じゃないわよ」

沙織「料理もできて、お店も持ってて、オシャレなカクテルもできる……逸見さん、もしかしてモテます?」

エリカ「モテてもモテなくて恋愛に興味が無いわ。今はこのお店が好きなのよ」

優花里「か、カッコいいですね~!」

沙織「あ~あ!私もそんなこと言えるようになってみた~い!」

華「本当に変わらないですね」

エリカ「で、あなた達は誰からこのお店のことを?」

華「麻子さんとみほさんからです。すごく落ち着いてるし、お酒も料理も美味しくて、なにか相談や集まるときには最適だって」

優花里(西住殿は逸見さんがいるからって理由でしたけどね……)

エリカ「ふ~~ん……まぁ変な噂じゃないみたいだし別にいいわ」

沙織「ねぇねぇ、逸見さんもいるし相談してみたら?」

華「そうですね……あの、突然な話なんですけど」

エリカ「?」

華「実はわたくしの家は代々華道の家で、大学卒業後は家業を継ぐつもりでした」

華「ですが、大学でも戦車道を嗜んでいた私にプロリーグへのお誘いをいただきまして、どちらの道に行けばいいか迷っております」

優花里「その相談をするために今回このお店に足を運んだんですよ」

エリカ「そんな事情がねぇ……」

沙織「どうしたらいいかなエリリン」


エリカ「エリリンは止めて……私にはこれが正解だなんて分からないわ。でも、どっちに進んでも大丈夫なようにだけはしておくべきよね」

エリカ「悩んだ末にどっちも行けなかったなんて本当にバカらしいと思うし、どっちかに進んでも後悔のしないようにだけは今のうちにしておくべき」

エリカ「まぁ私みたいに思っても無かった第三の道が想像してたよりも楽しいことあるかもしれないし」

エリカ「しっかりと悩んでみたらいいんじゃないかしら」

華「逸見さん……」

エリカ「まぁ戦車道も大学も行けなかった私の話よ。気持ち半分で聞いてくれるといいわ」

華「いいえ、少しだけ気持ちが楽になりました。先のことだけを考えるのではなく、今すべきことをすれば、自ずと先が見えてくる。そういうことですね?」

エリカ「そう……なるのかしら?」

沙織「どうしてそこで疑問形になるのよ……」

優花里「でも!すごく大人な意見だと思います!」

エリカ「まぁ頑張りなさい。いざって時はあの娘もいるんだし、チームを信じなさい」

華「はい!ありがとうございます!」

沙織「そういえば前からずっと気になってたんだけどー」

沙織「エリリンってみぽりんの事好きなの?」

エリカ「ブッ!!??」

優花里「あ、それ私も気になってました!」

エリカ「な、なに言ってるのよ!私があいつのことを好きになるとか天地がひっくり返っても無いわ!」

華「でもすごく信頼していますよね?先ほどの話でも結構みほさんのこと出てきてましたし」

エリカ「そんなことあるわけないじゃない!第一私たちは女同士!好きになるなんてありえないわ!」

優花里「でも戦場では同性愛とか普通だったみたいですよ?」

エリカ「ここは日本でしょう!?まったく……」

麻子「だそうだ、みほ」

四人「え?」

麻子「せっかく三人がこの店に来てるならってことで来たんだが……」

みほ「エリカさん……」

エリカ「うっ」

みほ「私、エリカさんに喜んでもらおうとハンバーグ作ってきたんですけど……そんなこと思ってるなn」

エリカ「食べる!食べるから!!アンタのハンバーグが今世界で一番たべたーーーーい!!」

みほ「本当ですか!?じゃ、あーん!」

エリカ「え、それは……」

みほ「ダメですか?」

エリカ「あー!!もう泣かないの!アーンッ!」

みほ「エリカさん///」

エリカ「なんなのよ……」

四人「お幸せにー」

エリカ「うっさい!!」

みほエリってこんな感じですか分かりません。

それでは番外編書いていきます

20歳の誕生日。お酒が飲めるようになったらどうしてもやってみたいことがあった。

エリカ「えっと次の酒所は……」

日本の銘酒めぐりの旅だ。お店は二週間ほどお休みにして一人でゆっくりと行ける範囲で銘酒を楽しもうと思った。

エリカ「折角飲めるようになったんですもの……今後のお店のためにも勉強しとかなくちゃ」

まぁそんな感じで始まった旅なんだけれど、はっきり言えば自分の無知ってのが改めて実感できた。

知識だけは勉強もしっかりしたので大丈夫だと思ってたけどそれはやっぱり教科書のようなマニュアル通りの知識。

お酒の保存法から飲み方までが何もかも知らないことだった。

そんな中、ある酒所の人が一本のワインをくれたの。

それは炭酸の入った日本酒。まだ試作段階だって言ってたけどそれは今までに飲んだお酒の中でも体験したことのない全く新しい味だった。

その人がいうには、お酒も時代どともに変わっていく。貴女みたいな若い人がそういうお酒の文化を守ってくれると嬉しいって。

その日からお酒への見る目が変わったわ。お酒を取り扱うんだったこういうことにも気を配らなくちゃいけないんだって。

エリカ「そして、その時の酒所の人からもらった完成品がこれよ」

ケイ「へー……で、今じゃお店の看板メニューってわけね」

エリカ「ええ。名前も私がつけていいってことで付けたのよ」

ケイ「だからこの名前なのね」

エリカ「この『黒森』は私の分身みたいなものよ」

飲んだ時にまた思い出せるように。あの人たちや黒森峰でのことを

こんな感じしか思いつかなかった。

次はエリカとケイの買い出し編でも書こうかなと思います

安価下1 場所
安価下2 出逢う人1
安価下3 出逢う人2
安価下4 イベント

で行きたいと思います

市場 
アリサ・赤星
怒りのビンタ

で開始します

ビンタってなんさね……

エリカ「休日にわざわざ呼び出したりして申し訳ないわ」

ケイ「NOproblem!市場って行ったことなかったしすごく楽しみだわ!」

エリカ「そろそろ食材が切れそうだったし、明日に前話した常連さんの団体さんが来るから備えておかなくちゃね」

ケイ「Oh…またあれをさばかなくちゃいけないのね」

エリカ「慣れよ慣れ。ってあそこにいるの貴女の知り合いじゃない?」

ケイ「アリサね……こんなところにいるなんて珍しいわ。ちょっと呼んでみましょう……へ~い!アリサ~!」

アリサ「ん……隊長!?どうしてこんなところに!?それに隣にいるのは黒森峰の・・・・!」

エリカ「こうやって話すのは初めてね。逸見エリカよ、よろしく」

アリサ「え、あ、ああよろしく(なんか噂に聞いてた感じと違う……?)」

ケイ「アリサはここで何してたの?」

アリサ「えっと実は私……これからデートでして……///」

エリカ「あら?だったらお邪魔になりそうだから退散した方がいいかしら?」

アリサ「うーん……でも、あなたに関係ある人だしちょっと待っててもらえるかしら?そろそろ来ると思うんだけど……あっ!」

赤星「アリサさんお待たせしましたーってえええ!!??」

エリカ「……まさかの人ね」

ケイ「知り合い?」

エリカ「同級生というかチームメイトよ。久しぶりね赤星さん」

アリサ「偶然居合わせたのよ……って赤星ちゃん?」

赤星「どうして……」

エリカ「ん?」

赤星「どうして今まで連絡してくれなかったんですかぁ!!」バチーン!!

エリカ「へぶぅ!?」

ケイ「エ、エリカ―!?」

アリサ「いきなりどうしたのよ!?」

赤星「っは!?つい手が!」

ケイ「エリカ!エリカ!エリカカムバアアアアアアアック!!」

市場にある喫茶にて

赤星「本当に申し訳ありませんでした!」

エリカ「いいのよ別に……連絡してなかった私も悪いんだし」

赤星「でも折角の再会なのに私……」

ケイ「…ねえアリサ。あの子が貴女の付き合ってる人なの?」

アリサ「そうですけど……」

ケイ「ん~?」

エリカ「でも、元気そうね。今は何をしてるの?」

赤星「西住隊長の下で戦車道を続けてて……それで……でして、その後に……」

エリカ「フフ……それじゃまるで……へぇーそんなことが……」

アリサ「むぅ~……」

ケイ(成る程ね……)

ケイ「ヘイエリカ!そろそろ私たちも買い物始めましょう!早くしないと売り切れちゃうわよ?」

エリカ「まだそんな時間じゃ……ってちょっと!腕引っ張んないの!」

ケイ「いいのいいの!じゃあお二人とも今度はお店でねー!」

赤星「あっ……行っちゃいましたね」

アリサ「そうね……」

赤星「アリサさん?」

アリサ「なによ」

赤星「……もしかしてエリカさんに嫉妬しちゃった?」

アリサ「な、なにをいきなり!そんなことするわけないじゃない!」

赤星「ふふ、アリサさん可愛い」

アリサ「何なのよもぅ…///」




エリカ「どうしたのいきなり?」

ケイ「別に~♪」

アリサは嫉妬に狂う姿が可愛らしい

安価下1 お客さん
安価下2 お酒&おつまみ
安価下3 話題
安価下4 自由枠

でお願いします。このネタ消化したらまたすこし睡眠をば

なんやこのカオスゥ……書いていきます

エリカ「それにして赤星がねぇ……結構流行ってるのかしら、女同士」

エリカ「私には関係ないけど……でも」

エリカ「みほ、赤星と来たってことはもしかしたら」

バタンッ!!!

エリカ「ドアは静かに……って」

まほ「……」

エリカ「た、隊長……」

まほ「席、いいな?」

エリカ「は、はい。好きなところへ」

まほ「じゃあ」カウンターのエリカの正面

エリカ「……えっと、メニューをもってk」

まほ「そこに置いてる黒森を」

エリカ「は、はい……どうぞ」

まほ「ありがとう……」

エリカ「……」

まほ「ふぅ……いい酒だな」

エリカ「あ、ありがとうございます」

まほ「……」

エリカ「……」

エリカ(き、気まずい…!)

エリカ「そ、そのぉどうしてここが……?」

まほ「みほが嬉しそうに自慢してきたんだ。私とエリカだけの秘密もできたと」

エリカ(秘密って何よ!!??)

まほ「エリカ?」

エリカ「は、はい!何でしょう!?」

まほ「ここには私の母も来たと聞いている」

エリカ「そうですね。家元も来られましたけど……」

まほ「そうか……私が最後か」

エリカ「……」

まほ「……」

エリカ(どうしよう……胃が……)

まほ「エリカは今は戦車道はしてないのか」

エリカ「え、ええ。今はこのお店で精いっぱいで」

まほ「そうか……それは寂しいな」

エリカ「隊長……」

まほ「大学に入って戦車道を続けて、みほとお前が入ってくると思うとすごくうれしかった」

まほ「でも、実際にはみほは入学したがお前は入ってこれなかった」

まほ「それでも私は戦車道をしていればお前に会えると思っていた。だが現実は違った。どこにいってもお前はいなかった」

まほ「それどころかお前の噂すらしなくなった」

エリカ「……」

まほ「それでも、エリカなら戦車道を続けてくれると私もみほも信じていた」

まほ「そんなある日、みほが急に調子をあげ、元気になったんだ」

まほ「理由を聞いたら『エリカさんに会えた』と元気な声で教えてくれたんだ」

まほ「そして話を聞いてお店を探して、やっと今日たどり着いた」

エリカ(あの娘がきてから結構経ってるけどもしかしてその間ずっと探してたの……?)

まほ「そして今話して分かった。私にはお前が必要だ、エリカ」

エリカ「た、隊長?」

まほ「隊長なんて言い方はやめてくれ。みほ、と呼んでほしい」

エリカ「そ、そんなこと……」

まほ「戦車道にかかわってくれるのが一番うれしい気持ちは変わらない。でも、私にはお前が必要なんだ。どんな形だっていい。私のそばにいてほしい」

エリカ「隊長……顔が近くに」

まほ「まほ、だ。」

エリカ「ま、まほさん……」

まほ「私と一緒にいてくれるか?」

エリカ「わ、私は……」

バァンッ!!!

二人「!!??」

みほ「お姉ちゃん……エリカさん……」

まほ「みほか……」

みほ「お姉ちゃん、私に内緒で何してるの……?」

エリカ「ちょ、あなたどうしたn」みほ「エリカさんは黙って」

エリカ「あっはい」

まほ「内緒……これは別にみほには関係ないだろ」

みほ「エリカさんに関係することは私にも関係あるの」

まほ「面白いことを言うようになったな。いったいどんな関係なんだ?」

みほ「そうですね……私の戦車道には欠かせない存在ですね」

まほ「そうか、なら隊長としてそれは見過ごせないな」

みほ「元隊長、ですよね?」

まほ「お前はより一緒にいた期間は長いがな」


みほ・まほ「…………」

エリカ「あ、あのう……」

みほ・まほ「エリカ(さん)!」

エリカ「は、はい!」

みほ・まほ「お酒!持ってきてください!」

エリカ「は、はぁ?」

みほ「勝った方がエリカさんを好きにできるということで」

まほ「西住流の本気を見せてやる」

エリカ「……どうすればいいのよ」


なお、勝負は二人仲良く三分でダウン。次の日に二日酔いになりながら大学に向かう二人の姿が

うわ盛大に誤字った。>>179のまほ「隊長なんて言い方はやめてくれ。みほ、と呼んでほしい」のみほをまほに脳内変換しておいてください

誤字は寝不足から来るからいけないんや……

ちょっと寝るので安価多めにとっておきます

安価下1 お客さん
安価下2 お酒&おつまみ
安価下3 話題
安価下4 自由枠&ケイがいるかいないか

安価下5 お客さん
安価下6 お酒&おつまみ
安価下7 話題
安価下8 自由枠&ケイがいるかいないか

あとはエリカさんのこんなシーン見てみたいとかありましたら書いてくださるとできるかぎり書きます。

整理します

カメさんチーム
黒ビールとウインナー
カメさんチームの誰か勧誘 ケイあり 西住ちゃんと一緒になってあげてよと会長

みほ&まほ
安価下1お酒
安価下2話題
安価下3自由枠

カメさんチーム
黒ビールとウインナー
カメさんチームの誰か勧誘 ケイあり 西住ちゃんと一緒になってあげてよと会長

みほ&まほ
スクリュードライバー
どうすれば戦車道に帰ってきてくれるか
充実してるか? ケイなし

でいきます。少し寝てきますのでこんなエリカさんみたいとかありましたら……

ではおやすみなさい

おはようございます。早起きは三文の徳ですぞ西住殿~

では再開します

エリカ「昨日は色んな意味で死ぬかと思ったわ……結局あの娘が来たから有耶無耶になったからあの場は良かったけれども」

エリカ「はぁ……覚悟してたとはいえいざとなると緊張するわね」

カランコロン

エリカ「はーいいらっしゃいませー」

杏「よっ!元気にしてたかなー?」

桃「本当にあの逸見エリカが店を構えてるとは……」

柚子「逸見さんのお店、すごいオシャレですねぇ」

エリカ「あぁ……大洗の生徒会の皆様だったかしら?」

杏「そうだよー!いいかな?席に座っても」

エリカ「ええ、好きなところにどうぞ。メニュー持ってくるわね」

柚子「桃ちゃん、お酒飲むの初めてなんでしょ?メニュー分かる?」

桃「桃ちゃんと呼ぶな!……いざって時は会長と同じものを頼めば安心だろ」

エリカ「はいメニューよ」

柚子「えっと……今日のお勧めビールってなんですか?」

エリカ「今日は黒ビールよ」

杏「黒ビール!じゃぁそれ三つね!あとソーセージ!」

エリカ「黒ビールにソーセージね。あなたもそれで大丈夫かしら?」

桃「え、ああぁ勿論だ!大丈夫それで頼む!」

エリカ「じゃあ少し待ってなさい……そうだ、ソーセージはボイルでいいかしら?」

杏「お任せでー」

エリカ「はいはい。それじゃ」

柚子「なんだか噂に聞いてたよりいい人そうですね」

桃「何というか調子が狂うというか……」

杏「まぁ話しやすそうな人の方がいいじゃん。こっちも話し切り出しやすいし」

ケイ「へーいエリカお待たせ―!ってあれ?」

杏「あれサンダースの隊長さんじゃーんおーっす!」

ケイ「おー杏じゃない!元気にしてたかしらー?」

杏「おー元気元気。そっちも相変わらずのようで何よりだよ」

ケイ「それに今日はお友達も一緒なのね。ゆっくりしていってねー!」

エリカ「あぁ来たのね。丁度良かったわ、そこのソーセージ運んでちょうだい」

ケイ「はいはーい」

桃「驚いた……まさかサンダースの隊長がいるなんて」

柚子「しかも様子から見るにここで働いてるみたいで……本当に驚くことしかないですね」

杏「まぁここまで来たら驚くことはもうないでしょ」

ケイ「ふっふっふ~ん!マスターの料理を食べても同じことが言えるかしら?はいどーぞ」

三人「「「お~~~!!」」」

柚子「いいにおい~!」

桃「色も市販のものと違うし……もしかして自家製なのか?」

ケイ「Yes!マスターの料理は一部を除いて自家製よ!その一部もそろそろ自家製にシフトするんじゃないかしら」

杏「かなり本格的なんだねこれ……味も文句ないどころか褒めたたえたいし」

エリカ「褒めてもサービスなんかしないわよ。はい、ビールとグラス」

杏「ありがとねー……っと、それじゃあ準備もできたしカンパーイ!」

二人「「かんぱーい!」」

桃「これ……結構おいしいな」

柚子「本当!黒ビールって結構飲みにくい印象だったのに」

エリカ「女性でも飲みやすように日本人が改良を加えた地酒ビールよ。私もお気に入りなの」

ケイ「ホントマスターのお酒はハズレが無いわねー」

エリカ「まぁ私たちは奥にいるから何かあったら言ってちょうだい」

三人「「「はーーーい!」」」

エリカ「ケイさん日本酒の在庫どうなってるかしら?」

ケイ「えっと…これが三本で……あー黒森が一本しかないわね」

エリカ「じゃあ明日ぐらいに連絡しないとね……あと……」



桃「……会長、そろそろでは?」

柚子「このままじゃお酒と料理がおいしくて忘れちゃいそうで」

杏「うーん、そうだね。おーい逸見ちゃーん」

エリカ「はいはい、おかわりかしら?」

杏「あ、それもなんだけどちょっと話したいことがあってねぇ」

エリカ「へぇ、ケイさんはおかわりをお願い。……で、話って?」

杏「西住ちゃんとお姉さんの件なんだよねぇ」

エリカ「……話して」

桃「以前というか昨日か。二人がお店に来ただろう?」

エリカ「ええ、確かに来たわ」

柚子「そこで何があったかわかりませんがその日からお二人とも進路のプロチームを別々のチームにしてしまったんです」

エリカ「はぁ!?」

杏「そして、勝った方が逸見エリカを自分のチームに入れると宣言してねー」

エリカ「(唖然)」

杏「まぁ今大学のチーム内ですごい大騒ぎなんだよね」

エリカ「なんてしょうもない……何してるのよあの人たちは」

桃「お前も大変だな……」

柚子「それで、今回はお願いに来たの」

エリカ「お願い?」

杏「西住ちゃんとくっついちゃってよ」

エリカ「えぇ……」

杏「手っ取り早く問題を解決するんだったらどっちかとくっ付けばいいんだし、私たちとしては西住ちゃんが幸せになってほしいからって感じ」

柚子「廃校を救ってもらった恩もあるし、幸せになってほしくって」

桃「頼む!この通りだ!」

ケイ「何々~?面白そうな話~?」

エリカ「ちょっと黙ってて。真剣そうで中身はどうでもい話だから」


エリカ「えっと、三人には申し訳ない話だけど、私はそっちの趣味はないのでくっつくとか無いですから」

エリカ「さらに言えば今の私はこの店で精いっぱいだから戦車道に戻ることはできないから」

桃「そ、そんな……!?」

柚子「そんなのってあんまりだよ……」

杏「こんなこともあるんだね……」

エリカ「なんでそんな廃校が言い渡されたときみたいな顔してるのよ……」

ケイ「マスターも大変ねぇ」

エリカ「他人事みたいに言わないでよ……大体私の知らないところで女の子同士でも流行ってるの?」

ケイ「まぁ最近は同性婚も結構見るようになってきたしいいんじゃないかしら?」

エリカ「うわぁ……今の私には理解できないわ」

エリカ「と、言うわけだからそのお話は無かったということで」

桃「どうしますか会長……」

杏「まぁこうなるかもとは思ったけど……こうなったら最後の手段だね」

柚子「あれを本当にするんですか……?」

エリカ・ケイ「?」

杏「ねぇねぇ逸見ちゃん。あたし雇ってみない?」

エリカ「え?」

杏「こう見えて仕事はできる方だと思うし、優良物件だよー?」

エリカ「……本音は?」

杏「西住ちゃんが卒業するまでに日常的に西住ちゃんの魅力を伝えて洗脳する」

エリカ「却下」

三人「「「えー!」」」

エリカ「誰がそんなこと許可するとおもうのよ!!」

ケイ「でも、面白そうじゃない!」

エリカ「アナタねぇ……」

ケイ「大丈夫大丈夫アンジーがシフトに入ってるときには私も入るから!」

杏「ねぇおねがーい」

エリカ「はぁ……言っとくけど私は洗脳なんてされないから。詳しい話はケイさんから聞きなさい。私、奥で仕込みしてくるから」

杏「おぉーー!!ありがとねー!」







エリカ「はぁどうしてこんなことに……」

杏さんを雇うのはどうにかなるとして問題はあの二人よね……

エリカ「本当にどうしようかしら」

ケイはアンジー呼びでしたねミスミス。

それじゃあ一番の難関になりそうなお客さん書きます

エリカ「杏を雇ってたか結構経ったけどやっぱり廃校を何とかした実績はあるわね。覚えるのも早いしテキパキしてるし」

エリカ「まぁたまにあの娘の話で洗脳して来ようとするのは勘弁だけど」

バタンッ!!!

エリカ「いっらしゃいm」

みほ「わ、私の、ほうが、早く、着き、ました!」ぜぇぜぇ

まほ「いや、今回、は、私の、方が先に、扉を開けた、だから、私が一番、だ」はぁはぁ

エリカ「(逃げたい)」

みほ「……」着席

まほ「……」着席

エリカ「えっと……ご注文は?」

みほ・まほ「スクリュードライバーで!!」

エリカ「……スクリュードライバーフタツデスネオマチクダサイーイ」

まほ・みほ「……」無言の牽制

エリカ(あぁ……胃が、胃が!)




エリカ「えー……スクリュードライバーです」

まほ・みほ「……」ガシッ!

エリカ「あ、飲み比べとか始めたら今度から出禁にしますから。じっくりと味わってください」

まほ・みほ「……」ちびちび

まほ・みほ「美味しい」

エリカ「ど、どうも。(空気が重いいいいいいいいい)」

みほ「そういえばエリカさん、私最近シェイカーを買ってみたんですよ♪少しでもエリカさんに近づこうと思って♪」

エリカ「へ、へ~それはバーテンダーとしては何かうれしいわね。(逸見エリカとしては何とも)」

みほ「今度は料理だけじゃなくカクテルも教えてくださいね♪」

みほ「それでそrまほ「そうだエリカ」

エリカ「な、何でしょう?」

まほ「昨日母からいいお酒が手に入ったんだ。できれば二人っきりで飲みたい」

エリカ「た、隊長がそう仰るのなら……まほ「まほ、だ」え?」

まほ「あの時みたいにまほと呼んでくれないのか?」

エリカ「そ、それは……」

まほ「……」しゅん…

エリカ「わー!!元気出してくださいまほさん!」

まほ「うん出す」パァァァ!

みほ「わ、私もみほって呼んでください!」

エリカ「アンタはアンタで十分よ」

みほ「……」しゅん

エリカ「みほ!みほ!これでいいでしょ!?」

みほ「えへへ///」

エリカ「もう何なのよ……」

みほ「そういえばエリカさんはどこのプロチームに行くか決めたんですか?」

エリカ「へ?」

まほ「もちろん私の進む黒森プロでいいんだよな?今日はその案内書も持って来たんだ」

みほ「いいえ、ここは私のすすむボコボコチームに入りましょう!島田流のバックアップもありますし安心ですよ!」

エリカ「ちょ、ちょっと……」

まほ「私にはエリカが必要なんだ。頼むエリカ、私とともに来てくれ。私の戦車道を理解してくれるのはお前だけなんだ」

みほ「そんなのは私だって同じです!お願いです!私とともに私たちだけの戦車道を見つけましょう!」

エリカ「ま、待って!待って待って!話が進みすぎよ!」

エリカ「その……二人には悪いんだけどまだ……戦車道に戻るつもりはなくて……」

まほ「どうしてなんだ……エリカほど戦車道を愛してた人はいないだろうし」

みほ「何か理由があるんですか?」

エリカ「その、二人からしたら大した理由じゃないかもしれないけれど、今のこのお店がすごい好きなの」

エリカ「だから、戦車道には未練はあるけど、このお店を捨てることなんてできない」

エリカ「すごくわがままだとは思ってるけど、それが今の私の気持ち」

エリカ「それだけは二人に伝えておきたいって」

二人「……」

まほ「エリカは……充実しているのか?」

エリカ「そうですね……戦車道をしてた時と同じくらいに充実してます」

みほ「そうですか……それじゃあ無理に誘うのも申し訳ないですね」

まほ「ああ、そうだな。ここはおとなしく身を引こう」

エリカ「まほさん……」





まほ「だが、私はエリカが欲しい。どんな形でもな」

みほ「それは譲れないです。私だってエリカさんが欲しいです」

エリカ「ちょ、ちょっと!」

まほ「どうだ?私の家に来て一緒に住まないか?一人暮らしは寂しくて……エリカが一緒にいるときっと毎日が楽しくなる」

みほ「お姉ちゃんずるい!エリカさんと一番相性がいいのは私に決まってます!そうですよね?!」

エリカ「その自信はどっから来るのよ……」

まほ「さぁエリカ!明日にでも家具を揃えに行こう!今すぐでも構わない!」

みほ「もう私は受け入れの準備はばっちりです!」

さぁ!さぁ!

エリカ「もういい加減にしてー!!」




その後、遊びに来たアンチョビ姐さんに助けてもらったとか。

こんなおいしいネタをここで終わらせるのは勿体ない。

安価下1 お客さん
安価下2 お酒&おつまみ
安価下3 話題
安価下4 自由枠 ケイor杏がいるか

このネタが決まったらエリカの○○なシーンを一つ書いてみます。

ネタ了解しました ではその前にエリカの○○編書いていきます 

エリカ「IPSですか?」

しほ「あぁ。最近全世界で最も注目を集めてる医学分野ですね」

エリカ「話には聞いたことありますけどそれと戦車道……もとい西住流とどんな関係があるのですか?」

しほ「西住流とは関係ないのですが……みほとまほが」

エリカ「……あっ」

しほ「この研究に全力を向けなければ西住流を出ていくとまで言われて。まぁ島田流がボコに資金提供しているようなので問題はないと思いますが」

エリカ「止めましょう。この話は今すぐにでも白紙に!」

しほ「と言われても……あぁすまない、電話だ」

しほ「……ええ。……ええ。分かりました。では」

しほ「白紙は無理そうですね。もうそろそろで実用段階に入るそうなので」

エリカ「……実家に帰りたい」

こんな単発な感じで消費していきます

では……また紗希ちゃんだぁ(絶望)

エリカ「はぁ……」

杏「どったのマスター?さっきからため息しかついてないけど」

エリカ「最近夢にIPS細胞の実験体にされる夢ばかり見るのよ。ほんと、冗談じゃないわ」

杏(……西住ちゃんが夜な夜な星に上手くいきますようにって呟いてるって聞いたけどまさかね)

カランコロン

エリカ「いらっしゃいませーって」

紗希「……」ペコリ

杏「それと阪口ちゃんも一緒じゃーんおーっす!」

桂利奈「会長!お久しぶりです!」

エリカ「貴女の知り合いってことは大洗の?」

杏「そんなところ。ささ、座って座ってー」

エリカ「はい、メニューよ。今日はどうする?」

紗希「……」おすすめカクテル指さし

桂利奈「私は……お酒苦手なんでカルピスお願いします!」

エリカ「カルピスと……そうね、今日はアレキサンダーがいいかしら。それでいい?」

紗希「……」頷き

桂利奈「お願いしまーす!」

杏「カルピスなんて用意してたっけ?」

エリカ「何でもあるのよ……飲食関係では後悔したくないもの」

杏「ふ~~ん」

エリカ「さぁ運んでちょうだい。貴女の知り合いなんだから貴女の方がいいでしょ」

杏「まぁそういうの気にしないけどね~。そんじゃ行ってくるよ~!」

杏「おまたせ~」

紗希「……」ペコリ

桂利奈「ありがとうございます……あれ?これいつものカルピスと違うような」

杏「あ~それはマスターが割るお水にも拘ってるからだね。すごいよ~うちのマスター」

紗希「……」ほっこり

桂利奈「うわぁー紗希がすごくほっこりしてる~」

杏「で、今日は二人ともどうしたの?ただ飲みに来たわけじゃないんでしょ?」

桂利奈「ど、どうしてそれを!?」

杏「このお店に来る人は大抵何らかの話を持ってくる場合が多いからね~それをうちのマスターが聞いてるって感じ」

エリカ「別に普通の人も来るわよ。ただ最近そういう人が多いだけ」

杏「で、どんな内容なのさ。話しちゃいなよ~」

桂利奈「じ、実は私、今女優をやってるんです。それで今度新作のゴジラの映画に出演することが決定したんです」

エリカ「新作のゴジラって『ゴジラVS戦車道』よね?凄いじゃない!」

杏「母校から女優が出るなんてアタシも鼻が高いねぇ」

桂利奈「それで、ゴジラに立ち向かう戦車の一員をやるんですけど、そのメンバーをウサギさんチームでやりたいんです!」

紗希「……」コクコク

杏「はえ~そりゃまたどうして?」

桂利奈「そのー一回戦車に乗ってみたら、やっぱりみんなと乗ってた時の記憶を思い出して……監督にそっちのほうがいいかなー?って話したら」

監督『あーあの伝説の大洗のメンバーが出演してくれるなら是非!むしろ俺がお願いしちゃいたいくらいだよ!』

桂利奈「って言われて」

エリカ「それでチーム再結成したいから、協力してほしいって相談に来たのね」

杏「こりゃまたすごいねー」

桂利奈「お願いします!エリカさん!会長!どうかご助力を!」

杏「んーどうする?」

エリカ「別にいいわよ。そんなに難しいことじゃなさそうだし」

三人「え?」

エリカ「と言っても結成させるのは私じゃないわ。それはあなた達の仕事よ。私はその機会を作るだけ」

エリカ「みんな離れ離れみたいだからやってみましょうか……」

同窓会をね

というわけで大洗同窓会編書いていきます。割とエリカさんがガッツリと大洗メンバーとかかわると思うので今回はここまでにします。

なにか同窓会で使えそうなネタとかこんなシーン見たいとかありましたら書き込んでいただけるとありがたいです。

では飯食ってきます。

次の安価は大洗メンバーが出るのが確定してるのでありません。話題などを随時拾っていきます

ソウルネームネタとなるとまたヘマする可能性が…………何がお似合いですかねぇ

ただ今バイトから帰ってきましたが睡魔に勝てそうにないのでまた起きたら書きます。マイペースですみません

おはようございます。最近は夜の七時に寝て今ぐらいの時間に起きる生活してます。お爺さんかよ

再開します

エリカ「はぁ……何回か同窓会や飲み会をうちの店でやったけど……」

エリカ「今日のはとびきり大変なことになりそう。しかもこんな時に限ってケイさんはお休みだし」

エリカ「……はぁ。文句言っても仕方ないわね。ガンバレ私」

カランコロン

沙織「やっほ~エリリーン!」

華「お邪魔します」

優花里「今日はよろしくお願いします!逸見殿!」

麻子「んー……眠い」

エリカ「いらっしゃい。準備はできてるからどんどん奥の席に座って頂戴」

四人「はーい!」

みほ「今日はよろしくお願いします、エリカさん♪」

エリカ「みほ、ちょっと顔近い、あと、体擦り付けないで」

みほ「今日はエリカさんのフルコースが楽しめるんですよね?凄く楽しみです♪」

エリカ「分かった!分かったからあなたも席に座ってなさい!」

みほ「は~い!あとでカクテル一緒に作りましょう!」

エリカ「まったく……今日は私じゃなくて大洗のメンバーと一緒にいてほしいのに。……ん?」

優花里「えっと……」

エリカ「どうかした?」

優花里「きょ、今日は負けませんからね!!」

エリカ「は、はぁ……」

優花里「では!!」

カランコロン

杏「おーいエリカちゃーん!きたよ~!」

桃「今日は私たちにこのような場を設けてくださり大変あr」

柚子「桃ちゃん固すぎだよ」

桃「う、うるさい!桃ちゃんというな!」

エリカ「はいはい。みほ達はもう来てるから奥からどんどん詰めて座って」

杏「あいよー。ほら行くよ」



エリカ「まぁここあたりのメンバーは見たことあるからまだ気が楽ね」

カランコロン

カエサル「やぁロンメル!やってきぞ!」

エルヴィン「お世話になる!」

おりょう「こんな機会も中々ないぜよ」

左衛門佐「あぁ、これ日本酒だけどみんなで飲もうと持ってきたんだ」

エリカ「あら、結構いい酒じゃない。みんな待ってるわよ」

エルヴィン「そうだ、ロンメルよ、このままでは私とソウルメイトになってしまうが……できるのなら別の名前にしてもらってもいいだろうか?」

エリカ「別って……別にいいわよ。なんでも……」

エルヴィン「そういうわけにはいかない。私たちはもうソウルネームで呼び合う仲なのだ!」

エリカ「じゃあミハエルでいいわよ、いいでしょ?」

四人「それだ!」

エリカ「はいはい、じゃあ奥でみんないるから待ってなさい」






ちょっと急用ができたので離席

ただいま戻りました

エリカ「あとは……」

カランコロン

紗希「……」ペコリ

桂利奈「おじゃまします!

梓「先日はお世話になりました」

エリカ「いらっしゃい。貴女の言ってたチームって……残りは後ろの人たちかしら?」

あゆみ「初めまして、山郷あゆみです!」

優季「同じく宇津木優季です」

あや「大野あやです!今日はワインのキーホルダー着けてきちゃいましたー!」

エリカ「へぇ……可愛いわね。手作り?」

あや「実はそうなんですよー」

エリカ「いいじゃない。機会があったら私も欲しいわ」

エリカ「それじゃ奥にみんないるから座って待ってなさい」

六人「はーーい!!」

エリカ「あ、あと…貴女」

桂利奈「あい?」

エリカ「……頑張りなさいよ」

桂利奈「はい!」




エリカ「さてと、そろそろ準備始めたいけどまだ揃ってないのよね」

カランコロン

ねこにゃー「あ、あのう……」

ももがー「ここが同窓会会場で合ってますかぁ?」

ぴよたん「逸見さんがいれば正解なんだけど……」

エリカ「ええ、大洗女子学園同窓会の会場はここよ。あなた達もメンバーみたいね、奥の方でみんな待ってるわ」

ももがー「よかったー」

ねこにゃー「ここあたりはダンジョンみたいで迷子になったにゃー」

ぴよたん「逸見さん、ありがとうございますー」

エリカ「はーいはい」

エリカ「あと貰った名簿だと10人来る予定ね。こうしてみると結構いるのね……」

カランコロン

みどり子「ま、間に合ったー!」

モヨ子「ギリギリでしたねー」

希美「間に合ったー」

エリカ「えっと……あぁそど子」

みどり子「そど子って言うなぁ!って逸見さんかぁ。今日はよろしく頼むぞ」

エリカ「ええ、任せて。前に貴女と一緒に来た子ももういるから挨拶して来たら?」

モヨ子「麻子さんが遅刻してないんですね」

みどり子「それはそれで調子狂うわね……じゃあまたあとで」

希美「またね」

エリカ「……姉妹なのかしら?」




エリカ「そろそろ開始の時間なんだけど……」

キキィイイイイイイイ!!!………バタンッ!!!

レオポン・アヒル「セエエエエエエエエエエエエエエフ!!」

エリカ「……えっと、レオポンとアヒルの皆さんで問題ないかしら?」

典子「はいっ!アヒルさんチーム全員揃いました!!」

ナカジマ「レオポンも全員間に合ったかな。流石にバスで来るとここあたりは狭いから大変だね」

エリカ「バスって……運転大丈夫なの?」

ナカジマ「あぁそれは大丈夫。自分は飲めないからね」

エリカ「ならいいけど……飲酒運転だけは止めてね」

典子「それで……皆さんは?」

エリカ「みんな奥で待機してるわよ。あなた達が席に着いたら始めるから早くしなさい」

典子「おお!じゃあみんな乗り遅れるなー!根性ー!」

皆「おー!」

エリカ「あー暑苦しい。これで、全員ね……じゃあ始めますか」

エリカ「はい、これでみんなの分の飲み物は届いたわね。それじゃ乾杯が終わったら料理持ってくるから」

杏「ありがとねーそんじゃ西住ちゃん乾杯よろしく~」

みほ「わ、私ですか?!そこは会長が」

杏「まぁまぁ戦車道の隊長なんだからさ」

みほ「で、では……皆さん今日は集まっていただきありがとうございます!短い時間ではありますが、楽しんでいきましょう!それでは……パンツァー!」

皆「フォー!」

エリカ「なによそれ……はい。まずはサラダと……それから……」

沙織「うわぁー!やっぱりエリリンの料理おいしい!!」

桃「本当に……全部一人で作ってるとは思えない」

エルヴィン「このソーセージ……ドイツで食べたものよりも美味しいな」

ねこにゃー「女子力たかいにゃー」

優季「絶対彼氏いるよね……」

あけび「それがいらっしゃらないみたいですよ」

ナカジマ「きっとお店が恋人なんだろうよ……私たちだって同じようなものさ」

みどり子「彼のために今度料理教えてもらった方がいいかな」

エリカ「えっと次は……あぁおかわりはすぐ持っていくから待ってなさい!っとあぁそうだ串焼きだったわね」

エリカ「想像以上に忙しくなったわね……結構飲む娘多いみたいだし……全部があの子みたいだと思わなくて正解だったわね」

みほ「あの子って誰ですか?」

エリカ「みほ!?みんなと話してなくていいのかしら?」

みほ「えっと、忙しくなかったら前話したカクテルの作り方教えてほしいなーって」

エリカ「確かに今は焼いてる最中だから少し余裕はあるけど……」

みほ「ダメ?」

エリカ「あぁもうそんな顔しないの!簡単なのだからね!」

みほ「ありがとうございます!エリカさん大好きです!」

エリカ「もう……それじゃあソルティドッグがちょうどいいかしら。貴女も知ってるし簡単だし」

みほ「うわぁ!覚えていてくれたんですね!私の初めて!」

エリカ「あんな倒れ方したら誰でも覚えるわよ……さ、準備しなさい」

みほ「はい!えっと……ここはこうで……」

エリカ「あぁまってそこは……そうそう」






優花里「むぅ……」

華「どうかされました?」

優花里「何だか西住殿、逸見殿と近すぎるような……」

沙織「今のみぽりん、エリリンのぞっこんだからねぇ」

麻子「まぁ距離が女友達のソレじゃないとは思うがな」

優花里「むむむむー……」

みほ「えっと、周りに塩を付けて、……できました!味見してみてください!」

エリカ「それじゃ……うん、初めてにしてはいい感じね」

みほ「本当ですか!?エへ、エヘヘ…///」

華「確かにあれはなんというか」

沙織「恋する乙女の顔よねー」

みほ「あ、私も気になるので一口貰ってもいいでしょうか?」

エリカ「別にいいけど……私の口ついてるわよ?」

みほ「気にしませんよそんなのー……それじゃあ」

優花里「あーーー!!何だかのどが渇きましたーーー!!逸見殿のそれ美味しそうですねいただきます!!」ゴクッゴクッ

エリカ「ちょ、ちょっと一気にそんなに飲んだら……」

優花里「くぅ~~~~!!ごちそうさまでした!では西住殿!こちらにも美味しそうな料理がありますよ!一緒に食べましょう!!」

みほ「ちょ、ちょっと……エリカさんまたあとでー!」

エリカ「え、ええ……何だったのかしら」

麻子「必至だな」

沙織「ねー……あ、このお酒美味しー」

華「ええ、何倍でも行けそうです」

麻子「……お店が潰れかけんぞ」






ナカジマ「やぁ、いま大丈夫かな?」

エリカ「ええ、出すものは出したから平気よ。あなた、あのポルシェティーガーに乗ってた人よね?」

ナカジマ「覚えていてくれたなんて光栄だな」正面に座る

エリカ「あんな難しい戦車乗れる人は少ないもの。覚えていたくなるわよ。それで、何か?おかわり?」

ナカジマ「いや、今回は別件さ。スリップストリームの件さ」

エリカ「うっ!」

ホシノ「いやぁあの時の反応は実に可愛らしいものだった」エリカの左陣取り

スズキ「で、あれから少しは勉強できたかな?」エリカの右陣取り

ツチヤ「同じティーガー乗りとしてもっとお話ししたいかなー」

エリカ「た、助けてぇ~!!」

エリカ「はぁ……やっと解放してもらえた……」

杏「おーエリカちゃんいいところに来たねー」

麻子「今から王様ゲームだそうだ。せっかくだから入っていけばいい」

エリカ「嫌よ……なんでそんな目に見えた地雷を踏みにいかなくちゃいけないのよ」

沙織「そんなこというとまたみぽりん泣いちゃうよ?」

エリカ「それは……」

華「折角なのでどうでしょうか?皆さんと仲良くなれる機会ですよ」

エリカ「はぁ……一回だけよ」

杏「おぉ~!それじゃ今回一回だけのスペシャルゲストが来たところだし、再開しよっかー!」

王様だ~~~~~れだ!!







典子「うへへへへへえええ私ですねぇええ////」

エリカ「あの娘酔っぱらってる?」

ねこにゃー「割と序盤から酔っぱらってましたニャー」

典子「四番と十五番が腕相撲で根性対決!」

エリカ「腕相撲って……」

ポンポン

エリカ「ん?」

ねこにゃー「逸見さん……よろしくお願いしますにゃ」四番

エリカ「え……あっ」十五番

ねこにゃー「お酒は言ってるからセーブできるかわからないけど……痛かったらごめんなさい」

エリカ「え、何その筋肉聞いてない」

ねこにゃー「じゃあ始めよっか」ゴッ!!

エリカ「いやああああああああああ!!」

エリカ「ひどい目にあったわ」

ねこにゃー「申し訳ないです……」

エリカ「いいわよ別に……それじゃ私帰るk」

王様だーーーーーーれだ!

エリカ「ちょ、ちょっと!(今回は一番か)」

みほ「……」

みほ「私が王様ですね。それじゃ一番の人が私にキスで!」

皆「おおーーーー!!!」

隊長だいたーーん! いいぞ~~~!! に、西住殿おおお!!??

エリカ「そ、そんなのって……」

みほ「あー一番はエリカさんだったんですねー(棒)」

みほ「それじゃ……んっ」

エリカ「ちょ、ちょっと……」

みほ「ダメですか……?」








お酒が入ったせいなのか。その場に流れる異様な雰囲気のせいなのか。どっちかは私にはわからなかった。でも上目がちにのぞき込む彼女の眼は涙で歪み、物寂しそうにほのかに赤くなった唇が私に近づいてくる。

その距離は逃げようと思えば逃げられる距離のはずなのに私は彼女の瞳にくぎを刺されたように動くことができなかった。

彼女は私を椅子に押し倒し、大胆に私の膝の上に跨るように座った。

「ねぇ、いいかな?」

お互いの胸が触れる距離。試合でも感じたことのない緊張と胸を脈打つ速さが早くなるのを感じずにはいられなかった。

艶めかしく私に細い腕が巻き付き、本格的に逃げ場は無くなってしまい、二人の距離はもはやだれにも引き裂くことができないほどにまで

彼女の唇は私の唇ではなくスッと私の耳元へ近づく。

「これはお酒のせい。お酒のせいですから……」

いつもの頼りない声色じゃなく、すっと抱きしめていなければ消えてしまいそうな程に震えている声。か細く、いつ消えるかわからないはずなのに耳から頭に張り付いて消えない。

視界が一気に狭くなり、辺りは白く塗られ、周りの顔を赤くしている人たちの歓声も次第に遠のいていく。

あぁ、そうよ。これは罪。彼女から逃げた罪。彼女を傷つけた罪。

彼女にとって長く苦しい時への贖罪の時が来ただけの話。お酒なんか飲んでない。そんなおもちゃに踊らされたわけじゃない。

「ねぇ、早くしよ……」

お互いの呼吸を肌で感じる。意識がもう彼女と一番近い唇にしか向いていない。

気が付けば私も手を彼女の後ろへ……

「言っておくけど……お酒のせいなんだから……」

貴女への思いなんてこっれぽちもないと言い聞かせるように。

そして、私たちのくちb


優花里「なにしてるんですかあああああああああああああ!!???」

エリカ「きゃ!」みほ「うえぇ!!??」

優花里「わ、私の目が黒いうちはそんなことは許さないですから!!??けっして羨ましいとか見とれて止めるのが遅くなったとかそういうわけじゃないですから!!」

みどり子「そ、そうよ!風紀が乱れるのは許せないわ!!」

みほ「っち」

エリカ「ちょ舌打ち!?」


優花里「逸見殿!こうなったら勝負です!」

エリカ「はぁ!?」

優花里「飲み比べで勝った方が西住殿を好きにできるということで行きましょう!!」

麻子「これ酔っぱらってるだろ……」

エリカ「ふ、ふふふ……」

みほ「エリカさん?」

エリカ「やってやろぉじゃないのよ!!!こんなとき用に電気ブランを大量に仕入れているのよ!!黒森峰のエリカとして逃げることはしないわ!かかってきなさい!!」

優花里「望むところです!!負けませんからね!!」

ワーワーギャーギャーコンジョウダー!ソコダウテウテー!ソウテンイソギナサイヨオソイワヨー!!

みほ「……」

みほ「私も混ぜてください!!」


こうして同窓会は夜遅くまで……朝日が昇るまで続いた

エリカ「うぅ……飲みすぎた……頭痛い……」

梓「あ、みんなー!エリカさん起きたよー!」

エリカ「止めて……大きな声出さないで……ってあなた達はウサギさんチームの……」

桂利奈「後片付けとかは私たちがやっておきました!」

紗希「……」お水どうぞー

エリカ「あぁありがと……別にいいのに……これも私の仕事なのに」

あや「これぐらいさせてくださいよー!」

優季「逸見さんには感謝してもしきれないしー」

あゆみ「本当に今回はこういう場を設けてくださってありがとうございます!」

六人「ありがとうございます!」

エリカ「分かった。分かったから大きな声出さないで……」

エリカ「で、再結成はできそうかしら?隊長さん」

梓「はい。みんな快く承諾してくれました!私、本当にうれしくてうれしくて……」

エリカ「良かったわね。映画、見に行くから頑張りなさい」

梓「それじゃみんな、打ち合わせ通りに」

エリカ「?」

六人「私たち!これからは逸見さんに一生ついていきます!」

エリカ「えぇ」

梓「料理も上手で」

紗希「……」お酒持ち上げ

あゆみ「カッコよくて」

あや「優しくて!」

優季「頼れるお姉さんみたいで」

桂利奈「戦車もうまい!」

梓「今回の件でもう私たち逸見さんのことが本当に好きになりました!これからもよろしくお願いします!」

エリカ「好きにしなさい…///」

あや「お~照れてる照れてる~!」

エリカ「うっさい!……いてて頭が」

これにて同窓会編は終了です。お前こんなに多くのキャラクター同時に操れるわけねえだろいい加減にしろ!!と昨日とかおとといの自分に言いたい。

次回からいつも通りに戻ります。

安価下1 お客さん
安価下2 お酒&つまみ
安価下3 話題
安価下4 自由枠 ケイor杏いるか

アンチョビ姐さんの話も書きたいねぇ

あと疲れたので今日の更新はここまでにします。すみません。

文化省の役人
バーボンストレート
廃校にさせたくない
ケイいて杏途中退場
娘が戦車道に興味

でいきます。また夜ぐらいにできたら

途中入場かすみません

再開します

ケイ「マスター、大洗の同窓会はどうだったの?」

エリカ「どうって……あそこの学校の戦車道のメンバー事態がカオスなんだからどうなるか分かるでしょ」

ケイ「まぁそれそうだけどさ~!」

カランコロン

エリカ「いらっしゃいませー」

廉太「まだ大丈夫ですね?」

エリカ「ええ、好きな席に座って。今メニュー持ってくるから」

廉太「分かった」

ケイ「……ヘイマスター」

エリカ「何よひそひそと……」

ケイ「あの人、アンジーの学校を廃校にしようとした人よ」

エリカ「へぇ……またある意味戦車道関連の人が来たものね。でもそれが?」

ケイ「今日のシフト、アンジー入ってるわよ」

エリカ「あっ……」

ケイ「来るまでまだ余裕あるけどどうするの?」

エリカ「どうするって……どうすることもできないわよ」

エリカ「過去に因縁があったとしても今はお客さんとマスターなんだから私はいつも通りに接するだけよ」

ケイ「ふーん、まぁアンジーがどんな反応するやら」

エリカ「お待たせしました、メニューをお持ちしました」

廉太「……バーボンをストレートで」

エリカ「バーボンのストレートですね。少しお待ちください」

ケイ「……はいマスター」

エリカ「ありがと。おまちどうさまです」

廉太「ありがとう」

廉太「……ふう」

エリカ(さて、どうなるかしら)

廉太「君たちは戦車道に参加していた娘達で合ってるかな……?」

エリカ「ええ、あの廃校騒動の時にも参加してたわ」

廉太「やっぱりか……」

廉太「あの時は申し訳なかった……」

エリカ「……どういう風の吹きまわしかしら?」

廉太「君たちだけだから言うことなんですが、正直な話、私は学園艦の廃艦には反対だったんです」

廉太「だが当時の財政はかなりつらい状況にあり、どうしてもそうせざるを得なかった。それ以外の考えが見つからなかったのです」

エリカ「……その割には結構本気で潰しに来てたじゃない」

廉太「世界に対するアピールですよ……新参者として舐められる展開を国も望んでいませんでした」

エリカ「……まぁあなたにも立場があるものね。仕方ないと言えば仕方ないわ」

廉太「だが結果は彼女たちは勝利し、学園艦は残り、私はその全責任を負うことになるはずでした」

ケイ「でした?」

廉太「結果的にあの試合は世界に配信され日本は強豪国に認定し、プロリーグへの参加企業も増え、今となっては日本で一番メジャーなモノとなりました」

廉太「その試合を決行したメンバーの一人として私の名前が上がり、今の私は正式に世界プロリーグ運営にかかわる立場になりました」

エリカ「なんかすごい話ね」

廉太「ええ、私にはできた話すぎます。ただ、私はあの時に迷惑をかけた彼女たちのために、少しでも戦車道を続けられるように、世界で戦える場を整えようと思います」

杏「そんなに気負わなくてもいいのに」

ケイ「アンジー?!」

杏「確かに約束が嘘だった時は恨んだけど、結果的に約束は守ってくれたし、今じゃ戦車道のことも考えて動いてくれてるんだったらもういいかなーって」

杏「あんまり拘って引きずるよりいいんじゃない?そっちのほうが……」

廉太「そう言ってくれると、少し、気が楽になりましたよ」

エリカ「……おかわりはどうします?」

廉太「そうですね……同じのをもう一つ。それと、彼女に好きなものを」

杏「私、ほし芋とビールが欲しいなー」

エリカ「はいはい、少し待ってなさい」

廉太「あぁそうだ。ここの三人に相談なんですが」

エリカ「うぐっ、相談……」

廉太「あなた達との試合を終わってから娘が戦車道に興味を持ち始めたんですが……」

ケイ「あら?いいじゃないの!」

廉太「戦車道は中学生でも大丈夫なんでしょうか?危なくないんでしょうか?もし娘が高校で学園艦に乗って戦車道をすると言ったら私はどうしたらいいのでしょうか?

廉太「試合は何度か見てきましたがやはりケガもあるみたいですし親としては心配で心配で……」

エリカ「……親馬鹿じゃないの」

とりあえずはこんな感じで。

ちょっとエリカの○○のシーン書きますね

みほ「エリカさん♪」

まほ「エリカ♪」

エリカ「そ、その二人とも距離が近い……ちょ、ちょっと!二人で抱き着かないで///」

みほ「嫌です~もう離しませんからぁ」

まほ「ほら、もっと体で私たちの体温を感じてくれ……エリカの心臓の音、大きくなってるぞ」

エリカ「そ、それは……」

まほ「照れてるのか?可愛いエリカ」

みほ「ほら、私も負けないくらいに大きくなって……」ハムハム

エリカ「や、耳噛まないで///」

みほ「ここ、弱いんですね」

まほ「ほら……もっと素直になって……」

エリカ「あ、だめ、そこは……」

みほ「エリカさん……///」

まほ「エリカ……///」

「「だぁいすき♪」」

エリカ「いやああああああああああ!!!!」


















エリカ「そこはダメ!!!!」

エリカ「はっ……」チュンチュン

エリカ「夢とか……どんな夢見てるのよ……ん?」

みほ「むにゃむにゃ……」

まほ「えりかぁ……好きだぞぉ……」

エリカ「……(#^ω^)」

出て行って!!!

このスレは健全度100%近くで進んでいます。

安価下1 お客さん
安価下2 お酒&おつまみ
安価下3 話題
安価下4 自由枠 ケイor杏がいるか

お客さんはペコ?それとも両方?


ペコのみなら「ダージリン様とマンネリ化してきた気がする」

二人ともなら
愛里寿「未成年だからお酒が飲めない」
ペコ「未成年に見られてお酒を売って貰えない」

んー今回はペコちゃんだけです

自由枠は安価下で

スレ主ですがバイト行って睡魔に勝てたら再開します
今日はしっかり寝た方だから勝てるはず

ただいま帰りました

少しだけ再開します

エリカ「ふぅ……昨日は久しぶりに落ち着けたわね」

エリカ「やっぱり相談事とかそういったことの中心に私がいないと後ろに回れるから本当に気が楽だわ」

エリカ「ふふ、今日もそんな感じだといいのだけれd」

カランカランッ!

ペコ「失礼します!」

エリカ「入るときは静かにして。最近調子が悪くなってきたのよ……」

ペコ「あぁすみません……えっと座ってもいいですか?」

エリカ「ええ、今メニューを持ってくるから」

エリカ「はい、メニュー……そのカバンから顔を出してる水筒、もしかして紅茶?」

ペコ「そ、そうですけど……どうしてそれが?」

エリカ「少し紅茶のにおいがしたからもしかしたらって。まぁいいわ、最近どうしても作って見たかったのに紅茶が無くて作れなかったお酒があるの。すこしお借りしてもいい?」

ペコ「紅茶のお酒……あの、お願いします!」

エリカ「ありがと……っとホントにいい香り。貴女が淹れたの?」

ペコ「いえ、ダージリンさんから頂いたもので」

エリカ「あぁ貴女聖グロにいた……オレンジペコで合ってる?」

ペコ「はい。えっと……もしかして逸見さんですか?」

エリカ「そうよ……よし、できたわよ」

ペコ「これ……なんて名前のお酒なんですか?」

エリカ「ベイリーズティー。ベイリーズというリキュールと紅茶を一対一で割ったものよ。まぁ飲んでみたら?あとこれはサービスのチョコ」

ペコ「ありがとうございます……うわぁすごくまろやかなのに紅茶の香りも残っててお酒じゃないみたい…!」

エリカ「その様子だとうまくいったみたいでよかったわ」

ペコ「逸見さんはいつもここにいるんですか?」

エリカ「ええ、今は大学にも戦車道にも関わってないしがないマスターよ」

ペコ「そうなんですか……なんだか羨ましいです」

エリカ「いきなりどうしたのよ……なんか悩み事抱えてるの?」

ペコ「その……いきなりなんですが私はダージリンさんと同じ大学に進み、同じように戦車道を続けていました」

ペコ「そんなある日、ダージリンさんが聞いたことのない格言をお話になられました。あとで調べてみたところドイツのある学者の言葉のようでした」

エリカ「……ん?」

ペコ「いままでそんなことはなかったのに急に話すようになって……その日からだんだんとダージリンさんは私と話す回数も減り、一人ドイツの逸話などを読むようになりました」

ペコ「その姿を見るたびに何だか置いていかれたような気がして、このままどこかに行ってしまうような気もするんです」

エリカ「……(;゚Д゚)」

ペコ「私どうしたらいいんでしょうか……?!」

エリカ(最近お店に来て私が分かりそうな格言を話して勧誘してたけどこんな事が起きてるなんて……)

エリカ「その、心配はいらないと思うわよ」

ペコ「どうしてですか?」

エリカ「私か以前、かつて、結構昔に西住まほ隊長の片腕をしていた時、あの人は右腕だった人の存在を大切にして、少し会わない間に依然知ってたあの人じゃなくなっても私を覚えていてくれたわ」

エリカ「ダージリンさんでもそれは同じ。たとえ少し離れた所にいてもきっと貴女のことを覚えていて、大切にしてくれるわ」

ペコ「逸見さん……」

エリカ「だからあとは時間が経って落ち着くのを待ったらいいわ。そうしたらきっといい結果になるから(私が全力で拒否して遠ざければこの子のところに戻ってくれるはず)」

ペコ「本当ですか!?」

エリカ「ええ、だから寂しくなった時は遊びに来なさい。話しぐらいなら聞いてあげるから」

ペコ「逸見さん……ありがとうございます///」

エリカ「(あ、なんか急に可愛く見えて……)だからもう泣かないの」なでなで

ペコ「あ、あの……逸見さん?///」

エリカ「あ、ごめんなさい……つい可愛くて……///」

ペコ「い、いえ……嫌じゃないのでもう少し……」

エリカ「そ、そう……じゃぁもう少しだk」

まほ「随分と楽しそうだなエリカ」

エリカ「うげぇ隊長!?」

まほ「まほ、だろ?」

エリカ「わ、分かりましたから距離が近いですって……」

まほ「いいなぁなでなで……私だってエリカにしてもらったことはないんだが……」

エリカ「止めてくださいそんな作った涙目でこっちを見たってしませんからね」

まほ「意地悪」

ペコ「……本当ですね」

エリカ「え?」

ペコ「いえ、きっと私もいつかって思っただけですので」

エリカ「……そう。じゃあ頑張ってね」

まほ「エリカ、キープしてたいつもの」キリッ

エリカ「はぁ……まほさんこれいつも一杯飲んで倒れるじゃないですか」

まほ「いいだろ別に///」


ペコ(私、待ってますから……あなたと共にまた紅茶が飲める日を)

うげぇ西住流!?そんな気分になりつつあるエリカさんでした。まぁ人間性への信頼度は地に落ちてますよねあんなことされたら

安価下1 お客さん
安価下2 お酒&おつまみ
安価下3 話題
安価下4 自由枠 ケイor杏がいるか

あと安価でこんなの欲しいとかありますかね?あったらできるだけ取り入れたいと思います

お客さん 絹代と福田
お酒&おつまみ 越乃寒梅 塩辛
話題 近頃の知波単学園について
自由枠 突撃は正しいのか ケイいる

で始めます

あ、ダメだ。すみません少し寝てきます

すみませんただ今起きました……でもこれからバイトなので、謝罪として下3つのエリカ○○シーン書きます
どうかこれでお許しを

ただいま帰りました。それではまず安価の消化。その後エリカ○○を書いていきます

エリカ「ケイさん串もののストックどんな感じだったかしら?」

ケイ「えっと……あーもう切れそうね。これは明日にでも仕込み始めた方がよさそうよ」

エリカ「今お肉のストックも無かったはずだから明日はお店を閉めて買い出しと仕込みをした方がよさそうね。とりあえず今日は串ものは売り切れにして……」

カランコロン

絹代「逸見殿ー!きたでありますよー!」

福田「不肖福田!これより初めてのバーへと突貫いたします!」

ケイ「あら?あなた達知波単学園の隊長と眼鏡ちゃんじゃない」

エリカ「何だかすでにお酒入ってるみたいね……いらっしゃい、好きな席にどうぞ」

絹代「いやーすみません……さぁ福田!好きなものを頼め!ここは隊長のおごりだ!」

福田「はっ!では私め、この越乃寒梅とやらが気になります!」

絹代「よし!逸見殿!この越乃寒梅を二つに塩辛をお願いします!」

エリカ「はいはい。分かったから少し静かにね。ここは居酒屋じゃないんだから」

絹代「それはそれは失礼しました!」

福田「失礼しました!」

ケイ「……ホント、ここにいると毎日が楽しそうね」

エリカ「少し前まではこんな感じじゃなかったのに……ケイさんは塩辛お願い。私はお酒用意するから」

ケイ「OK~……はい用意したわよ!」

エリカ「ありがと。お待たせしました。塩辛と越乃寒梅です」

絹代「おぉ~!ありがとうございます!では福田隊員、我々の再会を祝して!」

二人「乾杯!!」

エリカ「……はぁ。勢い余ってグラス壊さないでよ」

福田「隊長!この塩辛と梅酒!今まで感じたことのない美味しさです!」

絹代「そうかそうかぁ~気にってもらえると私も嬉しいなぁ!さぁ遠慮するなよ~!」

福田「はい!いただきます!」

エリカ「ほんと……こういうのってたまに羨ましくなるわ」

ケイ「それまたどうして?」

エリカ「なんも考えてなさそうで」

ケイ「……あぁね。そういう考えもあるのね」

福田「むむ!逸見殿!私が悩みがないとは失礼ではありませんか!」

エリカ「あぁごめんなさい。最近色々とありすぎてつい」

福田「確かに私は突貫と突撃を大切にしてきた知波単学園を卒業し、今は自衛隊で勤務しております!ヒック!」

ケイ「あら、顔真っ赤にしてるわ」

エリカ「なんだか聞いても無いのに近況報告が始まったわよ」

福田「そんな私は今悩みを抱えているのであります!それはわが母校の知波単学園のことであります!」

エリカ「何?何かあったの?」

ケイ「特に悪いうわさも聞かないしいつも通りのはずだったけど?」

絹代「西住殿と共に試合をさせて貰って以来、わが校は少し突撃から離れ戦術を用い、戦うようになりました」

福田「それは私が卒業した後も続くと思っていたのでありますが、どうやらOG会がその風潮を快く思っていないらしく、また突撃を繰り返すようになってしまったのです」

絹代「これでは折角はマシに戦えるようになったのに振り出しに戻ってしまいます」

福田「今日はそのことを相談しようと隊長にお声をかけて頂いたわけであります」

エリカ「へぇ……一応まともな戦車道をする兆しはあったのね」

ケイ「私はあの突撃とか結構気に入ってたけど、それでもあっさり試合が終わっちゃうことも多かったし、いい傾向だったのにねー」

絹代「そうだ!逸見殿やケイ殿は何かいい考えはないでしょうか!?先ほどから福田と話しても結局は突撃でいいんじゃないかという意見になってしまいそうで」

ケイ「うーん、私は突撃も一つの戦車道だと思うから何も言えないわね。マスターはどう?」

エリカ「そうね……戦車道をするっていうのならその伝統を守る姿勢も否定しないわ。ただ、勝つってことを意識するならそれは具策としか言えないわ」

エリカ「突撃して散ることに満足してる節も見れるし、一度勝利の味を覚えないとダメそうね」

エリカ「一応あなた達もOGなんだから試合を組んであげてみんなで勝つっていうことを覚えさせるといいわ。そうすれば少しは中から変わってくるでしょ」

ケイ「ならいっそのこと絹代の率いるチームとOG会の突撃チームで戦わせるのも面白そうじゃない?」

絹代「私がですか?」

エリカ「そうね。あの子の戦い方に振れたことのある人が指揮した方が経験になりそうよね」

エリカ「まぁあくまで一つの手段よ。結果がどうなるかなんて私たちにもわからないし」

福田「隊長……」

絹代「……福田!」

福田「は、はいぃ!」

絹代「フタサンヒトナナ!只今をもって私はOG会への決闘を申し込む!その協力を要請したい!」

福田「は!分かりました!」

絹代「逸見殿、私、今心の雲が晴れた気分であります。ここは私たちらしく、突撃して勝利の美酒の味を伝えていこうと思います!」

エリカ「そ、そう……」

絹代「お代はここに。では行こう福田!」

福田「はい!ごちそうさまでした!」カランコロン

ケイ「……嵐のようだったわね」

エリカ「ええ……やっぱりすぐに行動に移せるなんて楽そうだわ。真似はしたくないけど」

取りあえずは安価ネタはこんな感じで……

次は閉店間際のシーンをこの勢いで書いていきます

エリカ「もうそろそろで12時ね。そろそろお店閉めましょうか」

ケイ「はいはーい。そういえば前から気になってたんだけど……」

エリカ「何?あぁ今日の賄はハンバーグよ」

ケイ「賄はいつもハンバーグじゃない、美味しいからいいけど。えっと、店の名前、これ英語じゃないわよね?」

エリカ「ええ『Verzweiflung』はドイツ語よ」

ケイ「ヴァ……まぁ読みはいいわ。意味はどんな意味なの?」

エリカ「大した意味じゃないわよ……お店を開くときにパッと思いついた言葉だもの」

ケイ「ふーん……あ、ハンバーグ今日はレアな気分」

エリカ「はいはい……ワインあるけど飲む?」

ケイ「good!今日も美味しそう!」

エリカ「……」














エリカ(言えないわよ……Verzweiflungが日本語で『やけくそ』だなんて)

エリカ(ドイツ語はそれっぽい単語でもカッコよくなるから本当に好きだわ)

ケイ(……まぁ意味、知ってるんだけどねぇ)

通称やけくそ亭 それじゃ西住姉妹の夢落ちも描いていきます

お店を開いてそろそろ八年が過ぎようとしている。私を取り巻く環境はこれと言って変わりはなく、今もこうやってカウンターでグラスを磨いている。

強いて違うことと言えば……

みほ「エリカさん。テーブルのセッティング終わりました」

エリカ「ありがとみほ。それじゃ今日も始めましょうか」

みほが一緒にいてくれるようになったことかしら。

みほ「きゃ!」ガチャン

エリカ「大丈夫みほ!?」

みほ「ごめんなさい……大事なグラス割っちゃいました……」

エリカ「グラスなんてどうでもいいわよ……それより指から血が出てるじゃない!」

みほ「こんなの傷も小さいですし絆創膏張っておけば……ってエリカさん!?」

エリカ「ほんなほこひっへるばあいひゃないへほ!(そんなこと言ってる場合じゃないでしょ!)」ちゅぱちゅぱ

みほ「そんな……お客さんが見てる前で……恥ずかしい///」

エリカ「っぷは。いまさら何を恥ずかしがってるのよ……その……私たちはもう……け、結婚したんだし……///」

みほ「エリカさん……///」

エリカ「だから!その、貴女の体はもう自分だけのじゃないっていうか……その、心配かけさせないでよね///」

みほ「はい、エリカさん♪」

エリカ「……///」

彼女と結婚してからの毎日は思っている以上に楽しかった。最初はお義姉さんが血の涙を流しながら結婚式場に乱入してきたりとか一波乱あったりはしたけど


それでも私は今の生活に不満はないし、今までにない幸福感を感じてるわ。

みほ「エリカさん」

エリカ「何?」





私、できちゃったみたいです///













エリカ「女どうしでなにができるのよおおおおお!!??」

エリカ「はっ!?」チュンチュン

エリカ「夢……夢……」

エリカ「どうしてこんな夢見るよ……ん?何だか指が」

みほ「んん……エリカさんの……美味しい……///」ちゅぱちゅぱ

エリカ「(#^ω^)」

さっさと出て行って!!

それじゃあ次はお姉さま編 今日は目がさえてるぞー

カランコロン

エリカ「いらっしゃいま……いえ、お帰りなさい、アナタ」

まほ「あぁ、ただいま、エリカ」

アナタ……いえ、西住まほは卒業してスグに私にプロポーズしてきました。最初は戸惑いもしましたけど、あの時のあの人の姿に心が撃たれ、そのプロポーズを受けることにしました。

それから私たちはこのバーのあるビルを買い取り、ここに新居を構えることにしました。そして、私はバーを、まほさんはプロ戦車道のリーダーとして生活しています。

エリカ「今日もお疲れ様でした」

まほ「あぁ……やはりロシアの戦車道チームは強いな。もしかしたら負けていたかもしれない」

エリカ「でも、勝ってきたのでしょう?」

まほ「ああ。エリカにみっともない姿は見せられないからな。何か手伝おうか?」

エリカ「大丈夫ですよ。今日はお客さんもいないですし、アナタもゆっくりしてください。何か食べます?」

まほ「あぁ……それじゃあハンバーグを一緒に食べたいな」

エリカ「分かりました。愛情込めて作りますね♪」

まほ「頼むよ。エリカ、」

エリカ「はい?」

まほ「愛してるよ……」

エリカ「私も愛してます///」

まほ「あぁ……なぁ今日は店を早く閉めないか?」

エリカ「どうしてですか?」

まほ「久しぶりに早く帰ってこれたんだから……一緒に映画でも見て……その……なんというか……」

エリカ「……ああ。」

今夜はずっと一緒にいてくれますか?

ああ……今夜は絶対離れないよ……一晩中愛し尽くすよ

アナタ……///

エリカ……///













エリカ「だから女の子同士で愛し合うとかあるわけないでしょ!!??」

エリカ「……もうやだこんな夢」

エリカ「どうせまた隊長がベットにいて……あれ?どこにもいない」

まほ「あぁエリカか。おはよう、朝食を作っておいたぞ」

エリカ「え、あぁありがとうございます……」

まほ「いや礼には及ばない。私もいいものをもらったからな。エリカの寝顔はその……なんだかエロいな///」エロいエリカの寝顔の写真

エリカ「!!!???//////]

消してください!!はやく!!

エリカさんは溜まってそう(小並感)

ではいつも通りに再開 だけど疲れたのでこの安価ネタ消費したら今日の更新は終わります

安価下1 お客さん
安価下2 お酒&おつまみ
安価下3 話題
安価下4 自由枠

明日辺りにチョビ姐さんとケイの絡み書きたい

桃ちゃん
山崎 砂肝
理想の将来像
役人とのひと悶着?

ですすめます

杏「あそうそうマスターちゃーん」

エリカ「何?また洗脳?」

杏「そんなんじゃないってば。今日はいつもお世話になってるマスターにプレゼントがあるんだよねー」

エリカ「プレゼント?」

杏「そそ。そろそろだと思うんだけど」

カランコロン

桃「お待たせしました会長」

杏「全然大丈夫ー」

エリカ「プレゼントって……この人が?」

桃「私にはそんな趣味はないぞ……ほら会長からのプレゼントだ」

エリカ「結構重そうだけどお酒かしら……ってこれって山崎の25年ものじゃない!」

杏「たまたま手に入ったからねー。是非とも飲んでほしいなって」

エリカ「嬉しいわ……ありがとう!さっそくみんなで飲みましょう」

杏「お?いいの?そんじゃお言葉に甘えてー」

桃「じゃあ私はこれで……」

杏「飲んでいけば河嶋ー?」

エリカ「そうよ、せっかく来てくれたんだもの……あ、杏さんはお酒用意して。私砂肝があったと思うから作ってくるわ」

杏「はいよー。ささ座って」

桃「会長がいうんでしたら……」





エリカ「さて、準備で来たわね。それじゃかんぱーい!」

三人「かんぱーい!」

エリカ「……はぁ。思わずため息が出ちゃうくらい美味しいわね」

杏「ほんと、持って来て正解だったねー」

桃「ええ、この砂肝とも絶妙に合って本当においしい」

エリカ「ほんと、今日は最高な日になりそうね」

杏「そういえば河嶋さ、マスターに相談してみたら?」

エリカ「相談?」

桃「その……実は最近将来について考えるようになってな」

エリカ「ああそういえば貴女もそろそろ卒業よね」

桃「私はその……真面目にやっているのだが基本的に空回りすることが多くてな。そんな自分が嫌なんだ」

桃「私は卒業しても会長と一緒にいたいですし、会長を支える立場にいたい。だから少しでも力になれるような存在になりたいんだ」

エリカ「そう……つまり今の自分に少し嫌気がさしてるってことかしら?」

桃「まぁそういえばそうなるのかもな……だからお前のところに来たんだ」

エリカ「私?」

桃「お前もかつてはあの西住まほを支える立場にいたはずだ。どうだった?十分に支えることができたと思うか?」

エリカ「……正直、満足はしていないわよ」

桃「なら私の気持ちが分かるんじゃないか?」

エリカ「でも、私はそんな自分が嫌いにはならなかったわ。それがあの時の私にできる精いっぱいだったもの」

エリカ「あなたは私と違って自分に満足しないでその先を見ている。かたや私はもう支えることを放棄しているようなものだから。だからあなたの方が何倍も凄いと思うわ」

エリカ「だからもっと自分に自信を持ったら?杏さんのことを信頼し、支えていけるのはあなたしかいないと思うし」

杏「そうそう。頼りにしてるよ河嶋」

桃「会長……私、もっよ頑張ります!だふぁら見捨てないでくださいね!!」グスッ

杏「おうおう見捨てないから泣くのやめなよー。せっかくのお酒も美味しくなくなっちゃうわよ」

エリカ「そうそう。今はこのお酒を楽しみましょ」

桃「……ああ!」

廉太「どうもー逸見さん今日もやってますかー?」

エリカ「あら、いつもありがと」

桃「え……この人は」

廉太「おや?あなたは大洗の」

桃「さ、させないからな!」

三人「へ?」

桃「ここは会長と逸見の大切な店だ!!お前の好きなようにはさせないからな!!」

廉太「え、えーっと……これは」

杏「河嶋―その人はもうどうこうすることはないぞー」

桃「へ?」

廉太「私はもうあなた達に危害を加えるつもりはありませんので……まぁ信用できないのも無理な話だとは思いますが」

杏「まぁもう私たちと敵対する理由もないし、仲良くしてやって」

桃『仲良くといわれても……」

エリカ「まぁ無理にとは言わないわ。でもここにいる間だけそんなことを考えずにゆっくりしていてっちょうだい」

桃「……今回だけだからな」











桃「おらもっとのめのめーー!!」

廉太「うんまぁいなぁこれぇ!!!あっはっはっはっは!!」

エリカ「お酒はいってるとはいえ変わりすぎでしょ」

桃ちゃんは大洗の中だと一番好きです。劇場版で好きになりました

では明日からまた更新開始します

安価下1 お客さん
安価下2 お酒&おつまみ
安価下3 話題
安価下4 自由枠


その後はなんか適当にこんな○○があったら書いてみたいと思います

お客さん アンチョビ&カルパッチョ
お酒&おつまみ 出されての全部出します
話題 結婚式の帰り
自由枠安価下

結婚把握しました
ではまた明日にでも更新再開します。
エリカの○○なシーンは随時募集しています
今のところはチョビとケイの鉢合わせと開店した当初の話を書く予定です

ずっとこれで再生されてるんだけど本当はバーテンダーの格好でいいのかね?
ttp://i.imgur.com/pGy90rA.jpg

おはようございます。ゆっくりではありますが更新再開します

その前にエリカさんに来た質問にエリカさんに答えてもらいます


Qバーの開業資金をどうやって捻出したんだろうか

エリカ「もともと親戚のおじ様のお店の一つを貰ったのよ。お酒の仕入れ先とかもおじ様の伝手ね。本当なら私の力でどうにかしたかったんだけどそこまでしたら開店当初の大学受験の勉強を両立することができなくなると思ったから……」

Qお姉ちゃんいるの?

エリカ「いるわよ。私より抜けてるところがあるのに優秀な姉と同じくらい優秀ですごく厳しい姉の二人」

Qお嬢様?

エリカ「別にそんなお嬢様じゃないわよ……少しだけ生活に余裕があるだけの家で、そこで末っ子だから可愛がられてただけよ。今思えば玩具にされてたともいえそうだけど……」

>>337の画像を見て

エリカ「バーテンダーの服装にエプロンをして髪を上げてる感じだからそんな雰囲気で大体あってるわよ」


それじゃ再開します

エリカ「んー……メニューを改めてみたけど昔に比べて料理の項目が増えてきたわね」

エリカ「優秀な先生がいるから自然とそうなったとは思うんだけどやっぱりバーというよりは小料理屋みたいよね」

エリカ「ま、作るのも楽しいしいっそ昼のランチでも始めてみようかしら……ダメね。多分疲れで倒れる」

カランコロン

アンチョビ「よぉーっすエリカ!遊びに来たぞー!」

カルパッチョ「お邪魔しますねエリカさん」

エリカ「アンチョビさんに……カルパッチョさんで合ってるかしら?」

アンチョビ「はい、よろしくお願いしますね」

エリカ「ええ、こちらこそ。席は空いてるから好きなところに座って頂戴。今メニュー持ってくるから……」

アンチョビ「ありがとうなエリカ……おぉー結構料理も多くなってきたな関心関心」

カルパッチョ「ほんとうですね、これ全部おひとりで作るんですか?」

エリカ「ええ、アンチョビさんの教えでここまでできるようになったわ」

アンチョビ「エリカは覚えが早くて教え甲斐があるんだよ……そうだな、テスト感覚でお前の好きなモノ頼むといいぞ」

エリカ「お手柔らかにお願いしたいところね」

カルパッチョ「でしたら……ピッツァ・マルゲリータとストレガ、食後にグラッバとボッコンチーニをお願いします」

エリカ「了解、焼き上がりに少し時間かかるからストレガを先に持ってくるけど大丈夫かしら?」

カルパッチョ「大丈夫ですけど……窯を用意してるんですか?」

エリカ「そこのドゥーチェさんがどうしてもあったほうがいいというから初心者なりに作ってみたわ」

アンチョビ「いやお酒も入ってたし冗談のつもりだったんだが次の日料理を教えに来たらいつものバーテンダーの服じゃなくツナギを着てレンガを用意してるエリカがいて本当に驚いた」

エリカ「冗談だって気づけなかった私も悪いのよ……まぁピッツァも気になってたから丁度いいタイミングだったのよ。もちろん言い出しっぺには手伝ってもらったけど」

カルパッチョ「そうだったんですねーこれは楽しみです!」

エリカ「えっとストレガはどこにあったかしら……あぁあったあった。はいどうぞ」

アンチョビ「ありがとな、それじゃ乾杯しようか!」

カルパッチョ「ええ、今日一日お疲れ様でした」

二人「乾杯!」

エリカ「よっ……ほっ……」

カルパッチョ「エリカさんだいぶ様になってますね」

アンチョビ「きっと毎日練習してたんじゃないか?ホント真面目な奴だよ」

カルパッチョ「それにしてもこのメニュー……料理だけですごいページですよ?三ページぐらいにびっしり書き込まれてますし」

アンチョビ「まぁ私の責任でもあるんだが、犯人は私だけではないみたいだからな」

カルパッチョ「?」

アンチョビ「えっと、まぁドイツ料理があるのは理解できるさ。ただ、ハンバーガーやチキン、アメリカ風ピザといったものを始めにフィッシュアンドチップス、ボルシチにブリヌィ、塩辛やから揚げ、ニシン料理と国際色豊かなおつまみが揃いすぎてる。」

カルパッチョ「それってもしかして」

アンチョビ「この店に来ては料理を作らせる奴が多いからそのままメニューに加えたんだろうな。ほんとに真面目だよ」

アンチョビ(まぁこの欲し芋は流石に露骨すぎるな)

カルパッチョ「エリカさんがアンツィヨにいたらどんな人物に育ってたんでしょうか……?」

エリカ「どこに行っても私は私だったわよ、はい焼きあがったわ」

アンチョビ「おおサンキュー……うん!今回もいい感じじゃないか!」

カルパッチョ「ほんと……アンツィヨのやり方に独自のソースを加えて完ぺきに仕上げてる」

エリカ「天下のアンツィヨに褒めて頂けるだなんて……やっぱりランチでも始めようかしら?」

アンチョビ「止めとけ止めとけ、そんなことしたら本格的に戻ってこれなくなるぞ」

カルパッチョ「ふぅ……ごちそうさまでした」

エリカ「口に合ったかしら?」

カルパッチョ「ええとても。今度は是非お中に何も入ってない状態で来たいものです」

エリカ「そ。じゃあ残りも持ってくるから待ってて」

エリカ「今日のグラッバはよく冷えてるから特に美味しいと思うわ。はいどうぞ」

アンチョビ「どれどれ……あぁいい感じだ!」

カルパッチョ「ボッコンチーニともよく合いますね」

エリカ「それで、今日はどこかの帰りなのかしら?二人ともきれいなドレス着てるし」

アンチョビ「ああ。後輩の結婚式に行ってきてな。それの帰りなんだ」

カルパッチョ「すごくきれいで感動したんですけど……正直料理があまり美味しくなくて」

アンチョビ「だから口直しもかねてここに来たんだ」

エリカ「へぇ結婚式ねぇ……」

アンチョビ「まぁエリカは前から聞いてるが結婚の以前に恋愛に興味がないんだろ?」

エリカ「まぁいまはそんなことをしてる暇が無いってだけよ。カクテルだってもっと美味しいの作れるようになりたいし、料理だってまだ満足してないわ」

カルパッチョ「このレベルでも満足していないだなんて……でも、結婚はしたいんですよね?」

エリカ「さぁ?正直いつかはすると思うししなきゃだめだとは思ってるわ。でも今がそのときじゃないだけ」

アンチョビ「お前さんなら引く手数多だろうに」

エリカ「ええ、実際言い寄られてるわ」

カルパッチョ「へー凄いですね!」

エリカ「全部女性だけどね」

二人「あっ……」

エリカ「まぁだから私の恋愛観なんてどうでもいいのよ。実家からも特に言われてないし」

エリカ「それより二人はどうなのよ?」

カルパッチョ「私は今日の結婚式を見て私もしたいなと思いました」

アンチョビ「まぁ私もゆくゆくは結婚はしてみたいとは思ってるが、まだいいかな」

エリカ「まぁアンチョビさんが結婚したら凄いことになりそうよね」

カルパッチョ「人望はどこの学校にも負けてないですから」

アンチョビ「いやー愛されてるなぁ私……ん!おかわり!」

エリカ「はいはい、カルパッチョさんもどう?」

カルパッチョ「ではお言葉に甘えて」

アンチョビ「はぁ~いい気分だ!今日は朝まで飲むぞー!!」

チョビさん可愛い

それじゃチョビさんとケイの絡み編書いていきます

開店二時間前

エリカ「アンチョビさん、スープの味見してもらってもいいかしら?」

アンチョビ「どれどれ……もう少し塩を加えてみろ、このままだと料理の味に負けてスープの味が分からなくなってしまうぞ」

エリカ「了解です……」

カランコロン

ケイ「heyマスター!今日も一日頑張りましょう!」

エリカ「ああケイさん、今日もよろしく」

アンチョビ「おろ?あんたサンダースの隊長じゃないか?」

ケイ「んー?おおアンツィヨのドゥーチェじゃないの!久しぶりー!」

アンチョビ「ああホント久しぶりだな!ここで働いてる噂は聞いてたからいつか会うとは思ってたぞ!」

ケイ「私もよ!今日は仕込みの手伝いかしら?」

アンチョビ「まぁ料理の勉強のついでだけどな……ん?その手に持ってるのは?」

ケイ「これはチキンとポテトよ。そろそろストックが切れてたと思ったから買い足しておいたの」

エリカ「いつもごめんね。領収書置いといてくれたら後で払うから」

ケイ「OKOK~!それじゃ着替えてくるわねー!」

アンチョビ「……なぁエリカ」

エリカ「何?なんか料理に変なところあったかしら?」

アンチョビ「いや料理はいいんだ。だが前から言いたいことがあってな……」

エリカ「?」

アンチョビ「お前あんなに料理のメニューあるけど大丈夫なのか?」

エリカ「別に問題はないけどそれが?」

アンチョビ「いや、あんだけ料理があると正直味覚が狂わないか?国際色豊かすぎていろいろと心配になってきてるんだ」

エリカ「まぁ国際色豊かなのは認めるけど、別に心配しなくても大丈夫よ。今までだってうまくできてるんだもの」

アンチョビ「ならいいんだが……」

ケイ「何々ー?何の話してるの?」

エリカ「別に大したことじゃないわよ。あら?ピザ食べてるの?」

ケイ「今日何も食べてなくてねー」

アンチョビ「はぁ……相変わらずそんなもの食べてるのか。本場に申し訳ないとか思わないのか?」

ケイ「そんなものとはクレイジーね。これが本物のピザでしょ?」

アンチョビ「ピザじゃないピッツァだ!まったくこれだからアメリカの料理は……」

ケイ「聞き捨てならないわね……いいわ!アメリカの方が美味しいって教えてあげるわ!マスター!窯借りるわよ!」

アンチョビ「上等だ!!エリカ!私も借りるぞ!」

エリカ「はいはい……開店までには間に合わせなさいよ」







その日、エリカの店ではピザが何枚も焼かれてはお客さんにふるまわれていたらしい

アンツィオでした申し訳ないです……

ではいつも通りのに戻ります

安価下1 お客さん
安価下2 お酒&おつまみ
安価下3 話題
安価下4 自由枠

あとちょっと頭が痛いのでお昼の更新はこれで終わります。また夜に再開で来たらします

お客さん ペコ&ローズヒップ
お酒&おつまみ ロンドンプライド ピーナッツ
休日の過ごし方
ケイ有り ダージリンさんについて

で書いていきます

エリカ「へー……知らなかった」

ケイ「どうしたのマスター?」

エリカ「イギリスだとお酒を飲むときにおつまみがあると思ってたけど実は無いみたいよ」

エリカ「お酒はお酒、おつまみはおつまみって結構はっきりと分かれてるみたいよ」

ケイ「へー……どうしてかしら?」

バタンッ!

ローズヒップ「お答えいたしましょう!!イギリスでは主流となってるビールが黒ビールが多く、あまり料理に合わない味として有名です!」

ペコ「そのためかお酒と一緒に何かを食べる人が少ないみたいです。でも、ピーナッツとかはあるみたいなんで、まったく食べないというわけでもないみたいです」

エリカ「あら、いらっしゃい」

ケイ「また可愛らしいコンビね!はいメニュー!」

ペコ「ありがとうございます……ではピーナッツとロンドンプライドをお願いします」

ローズヒップ「私も同じのでお願いしますわ!」

エリカ「ロンドンプライド二つとピーナッツね。ちょっと待ってて」

ケイ「ホントにピーナッツだけなのねー……はいマスター」

エリカ「ありがと、お待ちどうさま」

ペコ「ありがとうございます、では」

ローズヒップ「乾杯とまいりましょう!」

二人「乾杯!」

エリカ「それで、今日はどういう集まりなの?」

ローズヒップ「今日はたまたま喫茶店にいましたらオレンジペコさんにお会いいたしまして、そのままショッピングやお食事を楽しんでましたの」

ペコ「二人ともお休みだったので久しぶりに昔を思い出した一日でした」

ケイ「へー!二人だけだったのかしら?」

ペコ「ダージリン様は今日はプロの方々とのお茶会があるとのことでご一緒はできませんでした」

ローズヒップ「久しぶりにご一緒に紅茶でも飲みたいですね」

エリカ「ペコはダージリンさんとはうまくいってるの?」

ペコ「最近はまた少しお話しする機会が増えてきました。エリカさん本当にありがとうございます」

エリカ「そう、ならよかったわ」

ローズヒップ「そういえばお二人は休日はどのようにお過ごしになられているのでしょう?」

ケイ「私?そうねー……最近はバイクを乗るのが趣味かしら?あとはここの影響でお酒を飲むのも好きになってきたわ」

エリカ「私は…………あれ?」

ペコ「どうしました?」

エリカ「私考えてみたらお店が休みでも仕入れをしたり仕込みをしたりで特に休日だからって何もしてないわね」

ローズヒップ「失礼ですが……最近どこかに行かれましたか?」

エリカ「市場に行ったぐらいで特に……」

ペコ「旅とかなにか娯楽のようなものは……?」

エリカ「……」

ケイ「重症ね……」

ローズヒップ「これは店が大事とは言えども働きすぎですわね」

ペコ「どうにかしてお休みを与えたいですけど……」

エリカ別にそんな気を使ってもらわなくても大丈夫よ。私は全然平気よ」

ケイ「ちなみにどれくらいこんな生活を?」

エリカ「……二年?」

三人(なんとかしなきゃ……)

エリカ「確かに働きすぎなのかな……うーん?」

二人がやってきてから数日後の某所

ケイ「みんな集まったわね?」

??1「いったいこんなところに呼び出して何ようかしら?」

??2「まったく!せっかくお昼寝してたのに!」

??3「まぁケイがこんなに真剣な顔なのもわけがあるんだと思うぞ」

??4「ケイ、これはどういう集まりなんだ?」

ケイ「実は私たちの愛するエリカがここ二年間無休で働いていたらしいわ」

??5「そんな……」

??6「かの大日本帝国でもそんなことは……」

ケイ「そこで私たちが彼女にどうしても休んでもらうためにこんな企画を用意したわ。題して」

『エリカの慰安旅行作戦』!!

ケイ「ここに集まった私を含めての八名でエリカを楽しませる旅行を企画して、各々で慰安旅行を決行してほしいと考えてるの」

??7「その作戦に意味はあるのかな?」

??5「エリカさんはきっと今は癒しを求めています。ならばそれを私たちが遂行するべきだと思います」

??4「エリカの為に今こそ私たちが立ち上がるべきだ」

??7「そうか。君たちがそんなに熱くなるのならこれはとても大切なことなんだろうね」

ケイ「各員はエリカの世話になったと思われる人物にこの作戦を伝えるように!みんなでエリカを助けましょう!」

全員「おーー!!」

というわけで長番外編、エリカさんを癒そう旅行編です

キャラクター名 そのキャラが企画した旅行内容

という感じで安価を取っていきたいと思います。期間は自分が戻ってくるまでとしたいと思います。

ではお昼はここまでにします。ではでは

おはようございます。頭痛からやっと解放されました。

取り敢えず企画旅行の受付は終わりとさせてもらいます。またちまちまと更新再開しますのでよろしくお願いします

エリカ「何よこの張り紙……」

『Verzweiflungは店長の慰安旅行のためお休みします』

エリカ「誰がこんないたずらしてんのよまったく!」

ケイ「ストップストップマスターそれは剥がしちゃだめだめー」

エリカ「ケイさん……これはケイさんの仕業?」

ケイ「んーまぁ私じゃけじゃないけど発案者は私よ」

エリカ「はぁ……どういうつもりかしら?」

ケイ「まぁマスターはどう考えても働きすぎなのよ。それを心配に思ったメンバーが集まってマスターを癒しを与える企画を各々で考えたのよ」

ケイ「だからちょっとした休息だと思って楽しんできなさいな♪それじゃさっそく」

黒服「あ?もう大丈夫ですか?それじゃあ連れていきますねー♪」

エリカ「ちょ、ちょっと待って!私は別に、そ、そんなってか力強すぎ!?待って!腕千切れちゃう!」

黒服「大丈夫ですよ私がそんなことするわけないじゃないですか♪」

エリカ「その声みほね!?あ、待って、目隠しはちょっと!」車ポーイ

黒服「ではケイさん♪後のことはお願いしますね」

ケイ「OKOK~楽しんできてねー」

黒服「はーい♪さぁエリカさん行きますよー」

エリカ「待って!せめて行先!どこに連れていくか教えてー!」




ケイ「さて、マスターがいない間は私がこのお店を守らなくちゃね」

……さん……エリカさ……

エリカ(あれ……私寝ちゃって……)

みほ「起きないとキスしちゃいますよー?」

エリカ「おはよう!いい朝ね!!」

みほ「むー……おはようございますエリカさん……」

エリカ「なんでそんなに残念そうなのよ……で、ここはどこなの?」

みほ「ここはボコの人形を制作してる会社です。中には限定ボコが販売してたり、ボコの制作の様子を見学できたりできるんです!」

みほ「ここでボコを堪能した後は聖地ボコランドを貸し切ってのボコ尽くしの一日です!」

みほ「今回は島田流のバックアップがあってできたことなんですよ。ありがとうございます千代さん」

千代「いえいえ。エリカさんには私もお世話になっていますからこれぐらいのことはどうってことはありません」

みほ「さぁエリカさん!中に入りましょう!」

エリカ「……なんだかスケールが大きいのやら小さいのやら」

でも、

エリカ(今日一日ぐらいだったらいいかしら……?)

・・・・・・
・・・・・
・・・・
・・・
・・


みほ「うわぁ~~~~!!!ボコがこんなに!!」

エリカ「凄い量ね……いったいどれくらいあるのかしら」

千代「この会社には今まで生産したボコのほとんどが飾ってあるらしく、別名ボコミュージアムと呼ばれているそうです」

エリカ「へぇ……うわ、島田流ボコってのもある」

千代「よろしければ逸見ボコってのも作らせましょうか?」

エリカ「遠慮しておきます」

みほ(お幾らでしょうか……?)

千代(このぐらいでどうです?)

みほ(10体はいけますね……お願いします)

エリカ「なにコソコソ話してるのよ。先行くわよ」

みほ「あ、待ってくださーい!」

千代「こちらがボコ人形の制作現場です」

エリカ「全部手作りなんですね」

みほ「それがボコの魅力の一つなんですよ。わぁ……あれって新作ですか?!」

千代「はい。梅雨なのに雹が降ってきてボコボコになってるボコですね」

エリカ「なによそれ」

みほ「かわいいです!!いつ頃販売なんですか!?」

千代「そろそろボコランドにて販売されますからお楽しみにということで」

みほ「またボコランドに行かなくちゃいけない理由が増えました!」

エリカ「ほんと昔から変わらないわね……あら?」

みほ「どうかしましたエリカさん?」

エリカ「このボコ……バーテンダーの服着てるのね」

みほ「これは確か酔っ払いにボコボコにされてるボコですね」

エリカ「設定がひどいわね……でも、可愛いのもあるじゃない」

みほ「エリカさんもようやくボコの魅力が分かってくれたんですね!」

エリカ「そういうわけじゃないけど……開店してすぐの時に同じような状況になってね。少しだけケガしちゃったのよ」

みほ「その人だれですか今すぐ息の根止めてきますので」

エリカ「落ち着いてみほ!女の子がしちゃいけない顔になってるわ!」

千代「結局その後はどうなったのですか?」

エリカ「後日謝りに来てくれたわよ。私のミスから起きたことだからお互いさまってことになって、今じゃ常連の一人よ」

エリカ「でも、その時は確かに怖かったけど結局は何とか立ち上がれたんだから分からないものね。だから……このボコも同じように立ち直れるんじゃないかって思っただけよ」

みほ「エリカさん……」

千代「よろしかったらお持ち帰りになられますか?」

エリカ「いいの?」

千代「えぇ。これも何かの縁ですし」

エリカ「そう……じゃあお店にでも飾っておきましょうかしら」

みほ「是非!きっとお店もすごくイイ雰囲気になりますよ!」

エリカ「そう……かな?」

千代「以上で会社見学は終了となります。ご苦労様でした」

みほ「本当に楽しかったです!ね、エリカさん!」

エリカ「まぁ思ってたよりかは楽しめたの事実ね」

千代「ご満足いただけたのなら何よりです。では愛里寿がボコランドでお待ちですので」

みほ「愛里寿ちゃんもう着いてるんですね!早くいきましょう!」

エリカ「ちょ、ちょっと待って、何でアナタそんなに早く走れるの!?」

千代「……ほんと、未来の戦車道は明るいわね」

・・・・・
・・・・
・・・
・・


みほ「つきました!ボコランドです!」

エリカ「ぜぇ……ぜぇ……久しぶり、に、走った、わ」

みほ「大丈夫ですかエリカさん?」

エリカ「ええ……ふぅ、もう大丈夫よ。それで、島田流の後継者がいるんだっけ?」

みほ「そうらしいですけど……あ、おーい!愛里寿ちゃーん!」

愛里寿「あ、みほお姉ちゃんいらっしゃい。それと、アナタが逸見エリカさん?」

エリカ「ええ、よろしく」

愛里寿「うん……よろしく」

エリカ(まぁ初対面だし壁を感じるのは仕方ないか)

みほ「どうかしましたエリカさん?」

エリカ「何でもないわよ。それじゃエスコートしてもらおうかしら?」

みほ「……エスコートって何だかデートみたいですね///」

エリカ「ば、馬鹿言ってないでさっさとしなさい!///」

みほ「はーい!じゃあ行きましょうエリカさん!愛里寿ちゃん!」








愛里寿「逸見エリカ……エリカさん……」

みほ「そういえば最近ボコジェットコースターが新しくなったんですよね?」

愛里寿「前の試合で結構損傷受けたからいっそのこと新しくしちゃおうって」

エリカ「まぁコースは普通のジェットコースターだけどこの乗る部分がボコ仕様になってるのね」

みほ「せっかくだから一緒に乗りましょうエリカさん!」

エリカ「私は一人席でいいから愛里寿ちゃんと乗ってあげt……ん?」裾クイクイ

愛里寿「私も……エリカさんの隣がいいです」

みほ「!!??」

エリカ「えっと……みほの方がいいんじゃない?ボコについて私そんなに詳しくないし」

愛里寿「ダメ?」

エリカ「うっ……はぁしょうがないわね。というわけだから今回は諦めてちょうだいね、みほ」

みほ「あ、はい」

愛里寿「早く行こ……」

エリカ「ちょっと、引っ張らなくても今日は貸し切りなんだから誰もいないわよ!」

みほ「これは……少し、いえかなりまずいです」

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・・・
・・


エリカ「なんであんな可愛いジェットコースターから想像もできないレベルの絶叫マシンになるのよ……」

愛里寿「でも、楽しかったです」

みほ「上から見るボコランドも素晴らしかったですね」

エリカ「そんな余裕なかったわよ……そろそろお昼ね。お店は空いてるのかしら?」

愛里寿「お店も貸し切りだから店員さんはいなかったはず」

みほ「お弁当を愛里寿ちゃんと作ろうと思ったんですけど上手くできなくて……」

エリカ「そう。じゃあ食材はあるのね?」

みほ「もしかして」

エリカ「ここまでもてなしてくれたんだから少しぐらいは恩返ししなくちゃね。キッチンのあるお店はどこかしら?」

愛里寿「こっち」

エリカ「ありがと。それじゃ作るとしますか……ま、入ったお店の時点で何作るか決めてたんだけどね」

二人「?」

エリカ「今日のお昼はハンバーグよ、楽しみにしてなさい」

二人「美味しいいいいいいいいいい!」

エリカ「出来立てだからよく冷まして食べなさいよ。本当はもっと仕込みとかできてれば今のよりおいしく作れたんだけど」

みほ「それでもこんなに美味しくできるなんて本当にエリカさんはすごいです!」

愛里寿「お店に行けば……」

エリカ「まぁ愛里寿ちゃんは遅くに外に出るのも難しそうだしお店に来るのは難しいんじゃないかしら?」

みほ「いくら大学生といっても歳はそうとう離れてますものね。エリカさんのお店、大人のお店って雰囲気ですし」

愛里寿「……むー」

エリカ「まぁ今度お母さんと一緒に来るといいわ。お酒の飲めない人用のメニューも用意してるから」

愛里寿「その時はまたハンバーグ作ってくれる?」

エリカ「ええ、ハンバーグのストックは切れることはないから安心しなさい」

愛里寿「それじゃ、私が行ったときは特製のハンバーグ食べたい」

エリカ「ええ、とびきり美味しいの用意しておくわ」

愛里寿「ありがと……エリカお姉ちゃん」

みほ「な!?」

エリカ「お姉ちゃんって」

愛里寿「ダメ?」

エリカ「……別に呼ばれるのはいいわよ。ただ、昔誰かに同じように言われたような気がしてね」

みほ「?」

愛里寿「……」

エリカ「まぁ気にしないで。さぁ、さっさと食べてエスコートの続きをしてちょうだい」

みほ「はーい」

愛里寿「あともう少し……」

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・・・
・・


エリカ「結構楽しめたわね……甘く見てたわボコランド」

みほ「満足してもらったみたいで私も満足です!」

エリカ「そろそろ閉演の時間みたいだけど……この後はどうするの?」

みほ「ちょっと待っててください、この後のことを電話してきますので」

エリカ「この後のことを相談するってどういう……あぁ行っちゃった。ん?」

愛里寿「エリカお姉ちゃん、アレ乗ろ?」

エリカ「観覧車……でもみほ待ってないと」

愛里寿「早く、終わっちゃうから」

エリカ「ちょ、ちょっと引っ張らないで!」






みほ「お待たせしましたー……ってあれ?愛里寿ちゃーん?エリカさーん?」

エリカ「……」

愛里寿「……」

エリカ「ねぇ、何か話したいことがあったんじゃない?」

愛里寿「……」

エリカ「……まぁ話し出せないことってことは余程確信の持てない話か、私にとって辛い話のどちらかだと思うけど、私の直感からすれば今回は前者ね?」

愛里寿「はい……」

エリカ「多分、考えていることは同じのはずよ。私たち、こうやって会う前に小さいころ会ったことがある、って感じよね?」

愛里寿「……そうです。私がまだ大学に入る前、それもまだ本当に小さいころだったはず」

エリカ「やっぱり……何だかアナタからお姉ちゃんって呼ばれるたびに頭の中で引っかかる感じがしてたのよね」

愛里寿「恐らく島田流のなんらかの集まりだったと思います。でも、はっきりと思い出せなくて……」

エリカ「今から十年ぐらい前かしらね。私も中学生にはなってないと思うし」

愛里寿「あの時は、お母さまから将来アナタを支えてくださる人と紹介してもらったような気がします」

エリカ「……あぁそうだったわね。そんなことを言われたような気がするわ」

愛里寿「でも、その後の集まりにはエリカお姉ちゃんは参加せず、いつしか逸見家とも疎遠になり、私も記憶の片隅から消えてしまいそうになってた」

エリカ「あの時は家のことで結構揉めてた時期なのよ。主にお姉ちゃんが色々と問題起こして、そして私が黒森峰へと進学すると言って追い出されたりとね」

エリカ「だからお父様もお母様もなかなか顔を出せなかったんだと思うわ」

愛里寿「でも、今日こうやって再び会えた」

エリカ「まぁそうね。元気そうで何よりだわ」

愛里寿「エリカお姉ちゃん、私寂しかった」

愛里寿「また一緒に遊んでくれるって言って会えない間は本当に寂しかった」

エリカ「それは……悪いことしたとは思ってるわ」

愛里寿「ううん。謝罪なんていらない……約束をしてほしい」



もう二度と私から遠くに行かないで……ずっと一緒にいて私の戦車道を支えてほしい。

愛里寿「昔の約束を……果たしてほしい」




エリカ「……それは残念ながら無理よ」

エリカ「私はもう家には戻れないし戦車道の道からも遠ざかってる」

愛里寿「っ!それは私がお母様にお願いすれば何とか」

エリカ「でも私は今の私が気に入ってるの。家に縛られることも無く、誰も想像しなかったであろう自分の今の姿に」

エリカ「だから、アナタとの約束は守れない」

愛里寿「そんな……そんなのって」

エリカ「ごめんなさい……」

愛里寿「……それなら、私のことを家族のように愛してもらえますか?」

エリカ「……へ?」

愛里寿「昔のように、本当の姉妹のように接してくれたようにいてください」

エリカ「愛里寿ちゃん……」

愛里寿「そうじゃなければ……もう掴めないような感じがするんです」

エリカ「……」



エリカ「ええ、そうね。それであなたが満足するのなら」

愛里寿「!それじゃあ」

エリカ「まぁ戸籍上姉妹にはなれないけれど、いつでも私を姉として頼ってもらってもいいわよ」

エリカ「その代わり、その、キスとか夜な夜な洗脳しに来たり不法侵入とかはしないようにお願い!」

愛里寿「しませんから……それじゃあ」

エリカ「ええ、改めてこれからよろしくね、愛里寿」

愛里寿「はい……お姉様///」









みほ「二人ともどこに行ってたんですか!?それに愛里寿ちゃんはエリカさんと仲良く腕組んでますし……」

エリカ「まぁ……ちょっとね」

愛里寿「みほお姉ちゃん」

みほ「はい?」

愛里寿「私、恋も戦車道も負けませんから」

みほ「……そうですか。私も負けませんからね!」

エリカ「……さぁ帰って仕込み再開しなきゃ。ケイさんにも文句言わなきゃ」

みほ「あれ?どこ行くんですか?」

エリカ「帰るに決まってるでしょ」

みほ「エリカさん、この慰安旅行企画は私だけじゃ終わりじゃないですよ?」

エリカ「へ?」

バラバラバラバラバラバラバラ


優花里「逸見殿ー!お迎えに上がりましたーー!!」

エリカ「……詳しく教えてちょうだい」

みほ「えっと、私みたいに企画した人がまだ何人もいるんで、エリカさんにはそれに付き合ってもらう予定です」

エリカ「ちょ、それどんだけかかるのよ!」

みほ「その人しだいですね。ドイツに連れていく人とかいましたし」

エリカ「は、はは……」

愛里寿「お姉様、いってらっしゃい」

エリカ「どうなってるのよーーー!!??」

うっしゃあみほ編終了です!途中主役変わった感じ有りましたがせっかく考察してくださった方々がいるのでその設定をどうしても使ってみたくてこんな感じにしました。

続きはバイトから帰ったら再開します。今日は秋山殿が誕生日なので順番繰り上げで秋山殿のお話書きます!ではでは

ただいま帰りましたぞ秋山殿。帰るまでに逸見エリカのお姉さんの物語も考えてきたので忘れないうちに文に起こしたいですね

では秋山とロシア行ったエリカ編行きます

バラバラバラバラ

エリカ「ねぇ……私どうなるの?」

優花里「そんな怯えなくてもいいじゃないですか逸見殿」

エリカ「だって……このヘリ今どこに向かってるの?」

優花里「最寄りの空港ですよ。そこから自家用ジェット機でロシアまで行きます」

エリカ「ロシア!?どうしてそこまで行くのよ!?というより自家用ジェット機ってアナタ何者なのよ!?」

優花里「いや~西住殿に追いつくためにはそれ相応の力が必要と思い努力を積み重ねたら」

エリカ「もう訳わからない……で、ロシアに行ってどうするのよ」

優花里「いやだなーエリカさん。ロシアに行くなら戦車の聖地に行かないとダメですよ!」

エリカ「聖地……クビンカ博物館!?」

優花里「ふっふっふー!しかも貸し切りですよ!」

エリカ「うわ……すごい手が震えてきた」

優花里「私もですよー!一緒に戦車について語りましょうね!!」

エリカ「もう今日からしばらくは戦車の話だけでご飯が食べれそうよ!あぁこんなに気分が上がったのなんて久しぶり!」

優花里「ですよねー!さぁまずは何から見に行きましょうか?」

エリカ「ティーガーに決まってるじゃない!それからエレファントにマウス、あぁ他にはどんな戦車があるのかしら!」

優花里「ふふふー!さぁ今夜は寝れませんよー!


・・・・・
・・・・
・・・
・・



エリカ「来たわね」

優花里「ええ、ついにですよ」

二人「クビンカ博物館!!」

エリカ「一度は来てみたかったけどまさかこんな形で来れるなんて……」

優花里「私も初めてなので感激ですぅ!」

エリカ「でも改めて大丈夫なの?私パスポートもビザも用意してないのに」

優花里「大丈夫ですよ!西住流と島田流がこう……うまく何とかしてくれましたので!」

エリカ「工作って言いかけたわよね?というよりあの人たちは何をしているのよ……」

優花里「まあまあそんな話は置いといて!さっそく中に入りましょう!」

エリカ「……そうね!せっかくなんだから楽しみましょう!」

エリカ「うわぁ……すごい……!」

優花里「この戦車の数……圧巻ですね!!」

エリカ「ホント……夢のようだわ!」

優花里「逸見殿!さっそくこっちから見て回りましょうよ!」

エリカ「ええ!ホントに楽しみだわ!!」

優花里「そういえば逸見殿は乗れるとしたらどの戦車に乗りたいですか?」

エリカ「乗れるなら?そうね……やっぱりティーガーⅡよね。あとは現存しているならE100とE50にも乗ってみたいわ」

優花里「E100とE50……ドイツのE計画ですね!」

エリカ「E100は車体だけは完成していてみたいだけど走行はできずにスクラップに、E50に至っては完成すらしてない車両よ」

エリカ「でもE計画の戦車はどれも魅力的でもし完成していたのなら乗って見たかったわね」

優花里「E50は確かパンターの代わりに、E100はティーガーⅡの代わりでしたよね?」

エリカ「ええそうね。でもE50の装甲は計算ではティーガーⅡにも負けないぐらい固い上に早いから乗るならこっちの方が相性はいいかも」

優花里「あれ?E100の方じゃないんですか?」

エリカ「黒森峰の中の戦車だとティーガーⅡが一番扱えただけで、こう見えて足の速い戦車の方が得意なのよ。陣地転換も早めにできる上に戦場に合わせて動きを変えることができやすい戦車だもの」

優花里「何だか島田流みたいですね」

エリカ「……そんな大したものじゃないわよ。さぁ次の戦車を見に行きましょ」

優花里「あぁ待ってくださいよー!」

エリカ「そんなに離れるほどの距離に戦車は置いてないわよ……これはISね」

優花里「その後にもずらーっとISシリーズがありますね」

エリカ「IS3なんてこんなのが戦場にいたらと思うとゾッとするわね」

優花里「ソ連の戦車はT-34ばかり語られることが多いですけどやはり重戦車もカッコいいですよね」

エリカ「カッコよさだけならイギリスの戦車だって負けてないと思うわ。カッコ良さだけなら」

優花里「センチュリオンはカッコよさと強さを兼ね備えてるんで許してやってくださいよ……」

エリカ「私としては足のあるクロムウェルなんかも好きよ。まぁ装甲が心配なのが私とは相性が悪いんだけど」

優花里「イギリスの戦車も詳しいんですね」

エリカ「敵を知るなら情報というのは最大の教科書よ……あら?これって」

優花里「カール自走砲ですね!こうやってみると大きいですねー!」

エリカ「大学選抜との戦いだと苦しめられたわね」

優花里「実際の戦場でもあんなのが降り注いでいたと考えると恐怖を感じますね」

エリカ「まぁ今は戦車道として安全がある程度確保されてるんだから大丈夫よ」

優花里「そうですね!……そろそろですね」

エリカ「そろそろって?」

優花里「ふっふっふー!さぁ逸見殿!一緒に外に行きましょう!」

エリカ「ちょ、引っ張らないで!」

エリカ「これって……ティーガーⅡ?」

優花里「その通りです!今回はスペシャルサプライズとして実際のティーガーⅡを動かしてみましょう!」

エリカ「本当に!!??……じゃなくて無理に決まってるでしょそんなこと!」

優花里「大丈夫です!許可は取ってますし、レオポンチームの皆さんが整備しておいてくれたので当時のように動かせますよ!」

エリカ「そんな……私なんかのために……」

優花里「逸見殿はいつも頑張りすぎです!そのせいでいつも西住殿が心配しているんですよ?」

エリカ「みほが?」

優花里「そうです!なので、たまにはこうやって羽を伸ばすことも、人を安心させることにつながるんです!」

エリカ「……」

優花里「操縦は私が受け持ちますので、車長を逸見殿お願いいたします!一緒に乗って、西住殿に自慢しましょう!」

エリカ「……そうね!あの子が心から悔しがるぐらいに乗り回すわよ優花里!」

優花里「ひゃっほーーーーーう!!逸見殿の登場だぜーーー!!」

エリカ「それじゃ行くわよ!ティーガーⅡ、発進!!」

・・・・・
・・・・
・・・
・・



エリカ(あぁ……やはり実物は違う……カーボンではなく本物の鉄の匂い。かすかに香る火薬の香り)

エリカ(これが本物。本物の戦車!)

優花里「逸見殿は……やっぱり戦車道には戻られないんですか?」

エリカ「……どうしてそれを今?」

優花里「私は逸見殿が戦車道に戻ってきて、また戦場に出て戦っている姿を見てみたいです」

優花里「逸見殿は普段の態度からは想像もできないくらいに作戦は冷静に遂行し、ミスも一切しません。まさに西住流の教えを受け継いでる存在の一人だと思います」

優花里「だからこそ、その力が惜しいのです。その力は間違いなく戦車道の未来には欠かせない力です」

エリカ「……ねぇ優花里。さっきあなた島田流みたいと言ったわね」

優花里「は、はい。それが」

エリカ「私は本家ではないにしろ島田流の門下生の一人で将来は島田家の右腕を約束されていたわ」

優花里「そうなんですか!!??」

エリカ「でも当時の私の家はあまりにもめちゃくちゃで長女は頑固で自分の考えを曲げることが嫌で家の教えに付き合いきれずに聖グロへ進学」

エリカ「次女はあまりの達観的でおっとりとして私よりしっかりしてないのに戦車道の腕前は天才と言われてた。でも放蕩癖から家に住み着くことが減りそのまま継続へ」

エリカ「次女はそのまま戸籍からも消され、残されたのは私が島田家を支える筆頭候補になったわ」

優花里「そんなことが……」

エリカ「でも結局は私も島田流という重荷に耐え切れず西住流の黒森峰に進学し、家は面子が保てなくなり今じゃ落ちぶれてしまったわ」

エリカ「そんな逃げた私が今度は大学進学に失敗し、戦車道からも逃げた。そんな私に戦車道に戻る資格はあると思う?」

優花里「そんなこと……」

エリカ「嫌な質問をしたわね……とにかく今は戻れないの。私の変なプライドと言われればそうとしか言えないけれど、そんな自分が許せないの……!」

優花里「……分かりました。逸見殿の考えはよく分かりました」

優花里「でも、いつかまた私は戦場で会えるのを楽しみにしております!」

エリカ「……ええ。その時は黒森峰で見せた私じゃなく本当の私で相手をしてあげるわ」



優花里「試乗はここまでですね」

エリカ「そのようね、本当にありがとう優花里。今までで最高の経験だったわ」

優花里「私もです。逸見殿!」

詰め込みすぎたかな?とりあえず秋山殿を祝うような内容じゃなかったけど誕生日おめでとうございます

今日の更新はここまでにして、また明日更新を再開したいと考えています。ではまた

ミカは継続高校にいるときはミカと名乗っているらしいけど本名は分からないらしいんですよ

なんでエリカはミカを見てお姉ちゃんに似てる人がいるのね程度だったということでお願いします

おはようございます。更新を少しだけ再開していきます

なんか話がうまくかみ合わないと思ったら脳内補完お願いします。なんか逸見エリカ島田流関係者説が思ってる以上に面白いのでしばらくはネタに困らなそうです。

エリカ「優花里、この後は日本に変える形でいいのかしら?」

優花里「え~そんなわけないじゃないですかー!っと、来ましたね」

カチューシャ「久しぶりねエリ―シャ!」

エリカ「エリ―シャ……?」

カチューシャ「何よ!気に入らないの!?」

エリカ「いやいきなりすぎて……」

優花里「ではカチューシャ殿!あとは任せました!」

カチューシャ「言われなくてもしっかりやるわよ!」

エリカ「優花里、ありがとね」

優花里「いえいえー!ではまた日本で会いましょう!」

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・・




エリカ「で、アナタはどんな企画をしてくれたの?」

カチューシャ「ふふーん!聞いて驚きなさい!連続で移動と見学で疲れたであろうエリ―シャを癒すために高級エステを予約したわ!」

エリカ「エステ……エステ?」

カチューシャ「何よその顔!不満でもあるわけ!?」

エリカ「いや不満とかあるわけじゃないわ!ただ、行ったことが無いからどんなものか想像ができなくて」

カチューシャ「このカチューシャが調べに調べ、選び抜いた高級エステなんだから安心しなさい!さぁさっさと行くわよ!」

エリカ「あーはいはい。行けばいいんでしょ……ん?」

カチューシャ「ん」

エリカ「何よ……両腕差し出しても何も出せるものないわよ?」

カチューシャ「鈍いわね!おんぶしなさいってことよ!それぐらいも分からないの!?」

エリカ「分かるわけないじゃない!……ったく」

カチューシャ「おお!なんだかんだ言ってやっぱりエリ―シャもおんぶするの好きなのね!」

エリカ「そう言うことにしておいて」

カチューシャ「それじゃ行くわよ!」

エリカ「で、ここがそのお店なの?」

カチューシャ「そうよ!ロシアでも一番のエステなのよ!」

エリカ「何というか……すごく怪しいんだけど」

カチューシャ「でもここが一番大人っぽい女性になれるって書いてたし」

エリカ「……大人っぽい?」

カチューシャ「何でもないわよ!」

エリカ「もしかしてアナタ、大人っぽいからエステを企画したとかそんな感じ?」クスクス

カチューシャ「う、うるさいわね!!それ以上言うとシベリアの奥地に置いてきちゃうんだから!!///」

エリカ「怖い怖い、それじゃあ中に入って大人っぽくなりに行きましょうか」

カチューシャ「う~~!!///」

・・・・・
・・・・
・・・
・・


店員「いらっしゃいませー」

エリカ「あら?日本語喋れるの?」

カチューシャ「そういうお店を選んだんだから当然よね!」

店員「二名でご予約のカチューシャ様でお間違いないですね?では奥へご案内いたします」

エリカ「なんか変に緊張してきたわ」

カチューシャ「そんなの私だって同じよ……」

店員「では服をお脱ぎになってください」

エリカ「ふ、服を!?」

カチューシャ「ここで!?」

店員「そうしていただかなければ我々も仕事ができませんので……」

カチューシャ「み、見ないでよね」

エリカ「見るわけないでしょ!!」

エリカ(エステってそういうものかしら……)

店員「では準備ができましたのでさっそく始めていきますね……」

※主はエステがどういう感じの場所なのかいまいちわからないので、とある教本ビデオを参考に描写していきます

「あっ……これオイルなんですか……結構しっかり……んっ」

「あっ……そこ気持ちいい……」

「ちょ、ちょっと……そこはノンナにも……ひうっ!」

「あー……お香の匂いが……落ち着く……」

「凄い……こんなに気持ちいなんて……」

「え……仰向けですか……分かりました……」

「頭がぼーっとしてきたわね……」

「ダメ……疲れが……もう眠っちゃう……」






お二人とも寝ましたか?

寝てしまいましたね

では、

店員「コレカラ実験ヲ開始シマース」

店員2「ギョギョ!」

店員「戦車道ノ発展ニハ彼女達ノデータガ必要デース……デハヤッチャッテクダサイ!」

店員2「ギョギョ!!」

・・・・・
・・・・
・・・
・・


店員「お客様、お客様?」

エリカ「ん……あれ……私……」

店員「よほどお疲れだったんですね。始めてから間もなく寝てしまわれましたよ」

エリカ「そうだったんですね……何だかすみません」

店員「いえいえ、それだけ落ち着いてくださると私たちも嬉しいです。おからだの調子はいかがですか?」

エリカ「ええ、すこぶる調子がいいわ。長年の疲れが全部消えたみたいだわ」

店員「良かったです。さぁ服を用意しておきましたので」

エリカ「ありがとうございます……その、カチューシャは?」

店員「お連れのノンナ様が引き取りに来ましてお先に退出なされましたよ。そうです……ノンナ様より伝言です」

『次の企画者がお外でお待ちです。次の行き先はイタリアなのでしっかりと用意をしておいてください』

店員「だそうです」

エリカ「イタリア……ほんと、いつになったら帰れるのかしら?」

これにてカチューシャ編終了です!エステとか行ったことないからこんなのしか書けませんでした。続きはまた夜にでも書きます。ゆっくりで申し訳ない。

すみません 少しメモ翌用に投稿します
ミカ          旅は気まぐれサイコロの旅
ケイ          お店に仕入れる視察も兼ねた地酒巡り
絹代          温泉巡りで湯治
ダー様         ハイクラスな紅茶とお菓子でおもてなし  なお紅茶をいれるのはペコ
まほ          本場ドイツにハンブルグステーキとアイアシェッケを食べに行こう
アンチョビ        船に乗って絶景を見ながらのんびり食事をするbyアンチョビの一声で集まったアンツィオの仲間達総動員
ウサギさんチーム     例の映画の撮影見学や、ロケ地巡り
まほ          「実家」
エルヴィン        一度は同じ人物からソウルネームを分け合った ソウルメイトとしてロンメル所縁の古戦場巡り
みほ、まほ、赤星小梅   上記三名と黒森峰へ行き、在校生と戦車戦
杏           海底の武蔵を見に行こう
ミカ          世界版ダーツの旅
??          北海道旅行、ついでに大学選抜戦跡地巡り〜試合を振り返りながら〜

最後のが誰と行けばいいのかわからなかったのでシークレットとさせて頂きます。

エリカの○○シーン
若い男性客に口説かれているエリカ
エリカさんのまかない飯とか気になる
エリカの師匠的な人とかいるのかな?


とりあえず今はこんな感じですね。終わりが見えないですが何とか全部消化して見せます

少し時間があるので書いていきます。

エリカ「外って……」

アンチョビ「よっ!」

エリカ「アンチョビさん……!?」

カルパッチョ「逸見さんお久しぶりー」

ぺパロニ「自分は初めましてッスねー!ぺパロニって言いますどうかヨロシクっス!」

エリカ「これはアンツィオの主力メンバーが勢ぞろいで……あぁだから次の行き先はイタリアなのね」

アンチョビ「あぁ!さぁ行くぞエリカ!お前の為に最高のアンツィオ流の最高のおもてなしを用意したぞ!」

ぺパロニ「西住流のバックアップで飛行機を用意してもらったのでさっそく乗り込みましょうッス!」

カルパッチョ「かなり早いものらしいので明日には到着してると思いますよ」

エリカ「ほんと……私なんかのためにどこまでやるつもりなのよ……」

・・・・・
・・・・
・・・
・・


飛行機の中

アンチョビ「さてと、着く前に軽く乾杯といこうじゃないか」ワインを持ってくる

エリカ「あらいいじゃない?……へぇこの飛行機、冷蔵庫もあるのね」

アンチョビ「流石にキッチンは用意できなかったから料理は作れないがチーズとサラミを用意しておいたからつまみには困らないぞ!」

エリカ「じゃ頂こうかしら」

カルパッチョ「白と赤のどちらにします?」

ぺパロニ「赤!」

アンチョビ「馬鹿!お前が先に答えてどうするんだ!」

エリカ「フフ……じゃあ私も赤を貰おうかしら」

カルパッチョ「はいどうぞ」

アンチョビ「……それじゃ全員にいき渡ったみたいだから乾杯といこうか!」

エリカ「ええ……そうね、じゃあ再会とこれからにっていうのはどうかしら?」

アンチョビ「うむ!じゃあ我々の久しぶりの再会とこれからに!!」

四人「「「「乾杯!!」」」」

おー……おーい……えり……エリカ起きろー……

エリカ「んん……朝……?」

アンチョビ「ああそうだ。そして着いたぞ!」

三人「ようこそ!イタリアへ!!」

エリカ「イタリア……ホント、ずいぶん遠くまで来ちゃったわね」

アンチョビ「見ろ!この果てしなく広がるアドリア海を!透き通るこの海はまさしくイタリアが誇る宝石だ!!」

エリカ「凄い……こんなに海がきれいだなんて……!」

カルパッチョ「今日はこの海で泳ぐのもいいかなと思ったんですけど」

ぺパロニ「どうせなら私達流でおもてなししたいッスから……じゃじゃーん!!」

ポーーーーーーー!!!

エリカ「これは汽笛……?って」

『逸見エリカ様!ようこそイタリアへ!』byアンツィオ高校一同

アンチョビ「お前ら―聞こえるなー!」

\はーーーい!!!!/

アンチョビ「せーのー!」

\逸見さーん!ようこそー!/

アンチョビ「どうだ!!今日は船を貸し切って海の上で立食パーティーだ!!」

エリカ「……一言だけ言っていいかしら?」

アンチョビ「んー?」

エリカ「あなた達、最高にバカね」

アンチョビ「……ああ!このノリと勢いが武器なんでな!」

・・・・・
・・・・
・・・
・・


エリカ「凄い豪華な船ね……もしかしてアンチョビさんの知り合いみんないるの?」

ぺパロニ「アンチョビ姐さんに関わったことのある先輩や後輩、同級生まで全員いますッス!」

カルパッチョ「これもすべてドゥーチェの成せる業ですね」

エリカ「改めて思ったけど……あの人って本当にすごい人なのね」

アンチョビ「おーいお前ら―!主役が来たからにはみっともない姿を見せるなよー!我々の底力を見せる時だー!」

一同「おおーー!!」

アンチョビ「アンツィオの力を思う存分に発揮しろー!」

一同「ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!」

エリカ「私、すごい人に教えてもらってるんだって改めて実感したわ」

ぺパロニ「そっすよー!だから今度お店行ったときにその腕前、確かめさせてもらいますッス!」

エリカ「ええ……その時は私も全力でおもてなしさせてもらうわ」



アンチョビ「それじゃみんな準備はできたな!せーのー!」

皆「「「「「いただきまーーーーーす!!」」」」」

エリカ「これがアンツィオの本気……なんて物量と機動力なの」

アンチョビ「まぁそれがわが校の特徴の一つだな。料理への愛情と情熱はどこにも負けないさ!……まぁその」

エリカ「これが戦車道にいかせればいいのにね」

アンチョビ「そうなんだよ……まぁそれも私達らしいと言えばそうなのかもな」

エリカ「いいじゃない……そういうのも戦車道にあっても」

アンチョビ「そうだな……よし!今日は飲んで騒いで食べるぞー!!」

エリカ「…………」



ホント、ここにいると今だけ別の世界に来たみたい。

エリカ(家にいた時、黒森峰にいた時、お店を経営してるとき、その全てとは違う広く開放感のある世界)

エリカ(ここにはまた違う楽しみがあり、癒しがある……)

エリカ(こういうのばっかりなら……少しは私も変われるのかしら)

また想像のしてなかった私になれるんだろうか






アンチョビ「あんま難しく考えるなよ」

アンチョビ「今この時だけはお前もアンツィオの一員だ」

アンチョビ「何も考えず、ノリと勢いだけで楽しめばいい」


エリカ「……ええ。そうさせてもらうわ」

今だけは、今だけは、

エリカ「ほら何してるの!!お酒が全然足りないわよ!」

ぺパロニ「おー!言いますねー!それじゃあ酒の飲み比べと行きましょうッス!」

エリカ「望むところよ!全員でかかってきなさい!!」

カルパッチョ「あらあら」

アンチョビ「……よぉーし!者どもかかれー!」

全員「おおーー!!」

・・・・・・
・・・・・
・・・・
・・・
・・


エリカ「……あー頭痛い。ここどこだっけ」

エリカ「えっと……あのあと日が傾くまでお酒飲んでそれから……あー思い出せない」

??「起きたようだな、エリカ。はいお水」

エリカ「ありがと……ってあれ?」

??「アンツィオの皆は満足してそのまま船で日本に帰って行ったよ。そしてこれからは私の時間というわけだ」

エリカ「ま、まさかあなたは……」

まほ「お   ま   た   せ」



次回からまほドイツ編を始めます。では飯食って出かけてきます

ただいま戻りました酉は勝手がよくわからないのですがこれで大丈夫でしょうか?

上手くいったみたいなんで再開します。

それではまほ編から始めます

まほ「さぁ何から始めようかエリカ結婚新居か?家具探しか?二人で暮らすにはこのドイツのホテルは殺風景だもんな」

エリカ「いや私たちはそんなことをするためにここに来たわけじゃありませんから!それより結婚新居ってどういうことですか!?」

まほ「そうだったな……私としたことが……」

エリカ「まほさん…!」

まほ「まずは結婚式場だな。ドイツにも大きな協会はあるしみんな呼んでも大丈夫だぞ」

エリカ「違うでしょ!!」

まほ「どうしたんだエリカ?もしかして和式がよかったのか?でもそれだと母様が煩そうで」

エリカ「凄い個人的な理由ですね!そうじゃなくて!どうして結婚する前提なんですか!」

まほ「……ちっ、ばれたか」

エリカ「えぇ……」

エリカ「とにかく現状を整理しましょうまほさん。今私たちはどういう状態なんですか?」

まほ「今私たちはドイツのミュンヘンのホテルの一室だ。時刻はそろそろ七時になるところだ」

まほ「アンツィオの皆と一緒にいたのは昨日の夜10時まで、そこから移動をして今の時間というわけだ」

エリカ「私が寝ているうちに結構移動してるんですね……あー叫びすぎて頭が」

まほ「まぁ今日一日はホテルでゆっくりするといい。明日から活動を再開しよう」

エリカ「すみません……」

まほ「夕食はどうする?何も食べていないだろう?」

エリカ「それじゃなんかサンドイッチのような軽く食べられるものが」

まほ「分かった少し待ってろ」バタン

エリカ「……はぁ。考えてみればロシアからイタリア、そして今度はドイツ。大統領だって顔が青ざめる弾丸ツアーよね」

エリカ「でも……楽しかったな、全部」

エリカ「体験してきたすべてが私だけじゃ考えつかないしできなかっただろうし……本当に幸せ者だわ」

エリカ「ホント……私には勿体なさすぎるわ」

・・・・・
・・・・
・・・
・・


まほ「……エリカ。エリカ?」

まほ「返事が無いな……鍵は掛かってないのか、入るぞ」

まほ「エリカ……なんだ寝ているのか。……ん?」

エリカ「お父様……お母様……すみません……すみません……」

まほ「……」

まほ「母上からの話は本当だったのか」






ケイ、申し訳ないが慰安旅行は少しだけ休憩だ。彼女の隊長として、しなければならないことをさせてもらう。

チュンチュン……チュンチュン……

エリカ「ん……朝?」

まほ「そのようだな、おはようエリカ」

エリカ「まほさん……おはようございます……」

まほ「部屋に勝手に入ってしまって済まないな。昨日サンドイッチを持ってきたのだが寝ていたようなので、起きた時に食べられるように置いておいたんだが」

まほ「食べたのか気になってさっき部屋に入ってきたんだが……そのまま寝ていたようだな」

エリカ「すみません……折角持ってきてもらったのに」

まほ「気にしないでいい。私もエリカのかわいい寝顔が見られたからな」

エリカ「!!??///」

エリカ「か、顔洗ってきます!///」

まほ「……さて、今までの旅行でどれほど心境に変化があったかはわからないがやるだけのことはするか」

・・・・・
・・・・
・・・
・・


エリカ「お待たせしました!」

まほ「いや、別に大丈夫だ。さぁ今日は暫く観光をしたあとに夜にとっておきを用意している。是非楽しみにしておいてくれ」

エリカ「夜……」

まほ「……いや私だからえっちぃことはしないから身構えないでくれ」

エリカ「……信用してますからね」

まほ「やれやれ、だいぶ嫌われてしまったな」

エリカ「まほさんが悪いんですから。できればこれからは注意していただきたいです」

まほ「ああ、できるだけ努力しよう」

エリカ(どうしてそこで断言できないのかしら……)

ドイツの名所とかあんまり思いつかなかったのでキングクリムゾン!

まほ「そろそろ日が傾いてきたな……」

エリカ「そうですね。楽しい時間というものは早く過ぎて行ってしまいます」

まほ「エリカのお店は外の世界と違って緩やかに時間が進んでいる気がするからなおさらそう感じるのだろうな」

まほ「さて、そろそろ今日のメインディッシュといこうか」

エリカ「そういえばとっておきを用意していると言ってましたが何のことなんですか?」

まほ「エリカの大好物はハンバーグだったな?」

エリカ「そうですね。でもそれが?」

まほ「ここドイツは実はそのハンバーグの起源の国とされている。なら食べてみるしかないだろう」

まほ「本場のハンバーグ、ハンブルグステーキをな」

・・・・・
・・・・
・・・
・・


エリカ「わぁ~~~!!」

まほ「どうだエリカ?感想は?」

エリカ「これが……これが本当のハンバーグ!!まほさん、さっそく食べましょう!」

まほ「そうだな。では、」

二人「いただきます!」

エリカ「あ~~……っん!ん~~~~!!!」

まほ「これは……恐れ入ったな」

エリカ「これが本場のハンバーグ……!日本で流通しているハンバーグとはまた違うけれども本当に美味しい!」

まほ「あぁこれが本場のハンバーグなのだな」

エリカ「お肉はおそらく一度挽き……だからお肉の触感も残って素材そのものの味が際立ってるのね!あぁこのソースも本当に美味しいわ!」

まほ「エリカなら再現できそうだが……どうだ?」

エリカ「お肉に関してはおそらく近づけることはできると思いますがこのソースが難関……というより真似はできないと思います」

エリカ「ハンバーグのソースはいわばその店の血液ですから本職の人のこの味を再現するには十年は通い詰めなければ無理だと思います」

まほ「そんなに凄いのか……」

エリカ「だからこの一瞬を。この一瞬しかないこの時を忘れないようにしたいです」

まほ「そうか……それじゃあ私も忘れないようにしないとな」

エリカ「まほさんも作ってみるんですか?」

まほ「いや、私はこうやって、二人で食べているこのひと時を大切にしたいんだ。……何だか恥ずかしいな///」

エリカ「……いえ、私も忘れないです。こうやって二人で最高の味を共有したこの一瞬を」

まほ「……ありがとう、エリカ」

エリカ「今日はごちそうさまでしたまほさん」

まほ「いやまだ終わりじゃないんだ」

エリカ「え?」

まほ「実はエリカにうってつけのお店があるんだ……さぁ着いたぞ」

エリカ「ここは?」

まほ「まぁドイツで密かに人気のスイーツの食べられるバーなんだ。さぁ入ろう。予約は取ってあるさ」

エリカ「スイーツの食べられるバー……」

・・・・・
・・・・
・・・
・・


店員「どうぞ、アイアシェッケとフォション・アップル二つです」ドイツ語で言ってると思ってください

まほ「ダンケ。じゃあ乾杯しようか」

エリカ「はい、では」

二人「乾杯」

エリカ「……ふぅ。美味しいですね」

まほ「あぁ。スイーツの味を邪魔しない程度に甘く、またこのアイアシェッケともよく合う」

エリカ「本当ですね。私もおかし作ってみようかしら」

まほ「おかし作れるのか?」

エリカ「少しですけど。ただまほさんたちが来る前までは主に男性が客層の中心だったのでおかしを作るのどうかと思いまして、遠慮していたんです」

エリカ「でも、今は若い女性のお客さんも増えてきたので少しはメニューに追加してもいいかなと」

まほ「それはいい。私もみほもお菓子は大好きだからな。もし、試供品ができたのなら是非呼んでくれ」

エリカ「まほさんただお菓子食べたいだけなんじゃ……まぁその時が来たらですけどね。いつになるかわからないですし、メニューに加えるかも未定ですので」

まほ「それなら……今度お菓子を一緒に作ろう」

エリカ「私は大丈夫ですけど……まほさん作れるんですか?」

まほ「……頑張る」

エリカ「簡単なのから作りましょう……ね?」

まほ「……うん」

エリカ「それで、ここに来た理由は何ですか?」

まほ「?私はエリカの参考になるかと思って」

エリカ「舐めないでくださいまほさん。これでも短いながらも多くの人に会ってきました」

エリカ「まほさん、アナタは私に何か……あるんじゃないですか?」

まほ「……エリカのことだ」

エリカ「私?」

まほ「エリカの家族と大学、今の状態についてだ」

エリカ「……」

まほ「入学当初。私達西住流ではみほの入学により更なる躍進ができると皆考えていた。みほを副隊長にすることで圧倒的連携を成功させ、世界に西住流を広めるつもりでいた」

まほ「だがそこにとある生徒が入学してきた。みほと肩を並べる逸材が入学してきたのだ。その逸材の三人なら世界は確実だと思われた」

まほ「しかしそこでプラウダとの一件があり、みほが学校を去ったとあって本家は相当な危機感を感じたらしい。だが私達にはその逸材がいるおかげで面目を保つことができた」

まほ「だがそれと同時に疑問が発生した。幼いころから西住流の教育を受けてきたみほに劣るに勝らない存在の人物が突然現れるだろうか?と」

まほ「そして西住流の情報網を通じ、その逸材を調べ上げた。するとその逸材は島田流の分家の後継者、そして将来は島田流の柱となるべき存在であった、っと」

まほ「当時、西住流は島田流とは確執があったのは知っていると思うが、お互いの中に過剰に反応する存在がいたんだ」

まほ「『島田流の教えを受けながら西住流に下る軟弱者』、『西住流を崩壊へと導くであろう島田流の手先』」

まほ「だが素性が分かっただけではお互いに目立った行動に移すことはなかった。しかし、私たちが破れ、無名の大洗が優勝したことにより一部の西住流の門下生が反応してしまったんだ」

まほ「『あいつが来たから西住流は破れてしまった』」

まほ「そして大学選抜で逸材は島田流を敵に戦ったことで『島田流に本格的に反逆の意思を見せた裏切者』』と言うものが出てきた」

まほ「そしてその逸材の存在を許せなくなったやつらが結託……いや偶然というべきなのかもしれない。そいつらの仕業によりその逸材は大学受験に失敗させられた」

まほ「そして、二度と戦車道へと戻ってこれないように籠へと閉じ込めた。これがその逸材に降りかかった出来事の全貌だ」

まほ「西住流と島田流の家元がその出来事を把握したのは最近のことだ。現在、西住流はその一連の出来事の主犯と思われる家を破門とした。が、問題は島田流だ」

エリカ「やめて……やめてください……」

まほ「島田流の主犯は……エリカ、お前の両親だ」

エリカ「いや……そんな……そんな……」

まほ「エリカの姉が止めに入ったそうだがその時すでに両親は精神的に不安定でだれにも止めることはできなかったらしい」

エリカ「嘘よ……そんなの……」

まほ「私たちが事情を聴きに行こうとしたら、両親は精神病院へと隔離されているらしい。姉が気を使ったのだろう、エリカには知らせないでくれと言われていたらしく、私達のところまで回ってくるのが遅くなってしまった」

エリカ「…………」

まほ「すまない……」

エリカ「どうしてまほさんが謝るんですか……?」

まほ「私が……もっと早く事情に気が付いていれば……」

エリカ「違う……違いますよ……」

エリカ「全部、ぜ~んぶ私のせいなんですから」

まほ「エリカ!?」

エリカ「マスター、お代はここにおいておきますから」

まほ「待て!エリカ!」

エリカ「……」

・・・
・・


母『どうして……どうしてアナタがそんなことを……』

??1『お母様、どうかご理解いただきたいのです。この狭い海では本当にあるべき自分を押し殺してしまうと』

??1『私にはこの島田流という海は果てしなく小さく深すぎます。このままでは私が私でいられなくなる。その為に家を出るのだと』

父『このバカ娘が!!もう二度と顔を見せるな!!』

??1『ええそのつもりです。ではお父様、お母様、ごきげんよう。』

エリカ『お姉様、どこへ行かれるのですか?」

??1『エリカ、今は分からなくてもいいわ……あなたが本当に見つけるべきものを見つけ、信じるがままに進みなさい。それはきっとあなたの為になるわ』




エリカ『お姉様、久しぶりに帰ってきたのにもうどこかに行ってしまわれるのですか?』

??2『そうだね。今度の旅はすごく長くなりそうだ』

エリカ『お姉様が旅に出てからお父様もお母様もそうとう精神状態が不安定で……』

??2『エリカには迷惑をかけてしまったと思ってるし、申し訳ないとも思ってる』

??2『でも、エリカ。それでも私は旅に出なくてはいけないんだ』

??2『今までの教えの中では分からなかった大切なものを見つけに行きたいんだ』

??2『おそらく私は二度とこの家の敷地に入れないだろうけど悲しんじゃいけない』

??2『旅をしていれば必ず風が私達を引き付けてくれるさ』

エリカ『私には分からないわ……いいわ。私がなんとかしてみる。だから行ってらっしゃい、お姉様』

??2『ありがとうエリカ。じゃあ行ってくるよ』






エリカ『私も……ついに受験生ね。ん?』

エリカ『こんな遅くに書斎に光が……!』

父『あぁ……エリカ……私たちの最後の希望』

母『これで島田流の皆様に貢献できるわね』

父『ああ離すものか。エリカだけは何としても逃がさないぞお前。この家からは出さないつもりでいろ』

母『ええ……これでやっと……』

エリカ(これって……これじゃあ私……人形じゃ……)

ガタンッ!

父「ん……?おぉエリカ!受験勉強お疲れさま』

母『あらホント。ほんと優秀な子でお母さん嬉しいわ』

父『これなら島田流の家元に御見せしても恥じないだろう!』

母『ええ!本当に素晴らしいわ!』

エリカ(違う……この人たちは私のことは道具で……島田流の力になることしか考えてない!)

エリカ(こんなの……こんなのって!)

エリカ『お、お父様!お、お母さま!お先に失礼します!』

父『あぁしっかりと寝ろよ』

母『ええ、おやすみなさい可愛いわが子』

エリカ『……逃げなきゃ。逃げなきゃ私は……私は!』

エリカ「逃げて……逃げて……その結果がこれ」

エリカ「結局は私はお姉様のようにはできなかったわけ……」

エリカ「はぁ~バカみたい!私は何をしてきたのかしら?」

エリカ「本当に不器用で……惨めな負け犬ね」

エリカ「必死に守っていたお店も結局は都合よく私を閉じ込めるための檻。そこで私は必死に、何も知らず、生き甲斐のように働き、わが子のように愛した」

まほ「それを、エリカは、誇りと、思わないのか!?」

エリカ「……」

まほ「思い出してみろエリカ……お前はあんなにも楽しそうに店を、お客を、愛していたじゃないか!」

エリカ「そうですよ……でもね、みほさん……いえ、隊長」

エリカ「それも全部仕組まれていたことなんですよね?」

まほ「エリカ……?」

エリカ「すみません隊長。暫くは無理そうです……お店に戻るのも、戦車道について思い出すのも、考えるのも」

まほ「落ち着けエリカ!あんな話の後だから混乱しているだけだ!だかr」

エリカ「ん……」

まほ(キス……!?どうして……)

エリカ「尊敬してました……でも今は西住流も、島田流も、信じられません」

エリカ「大好きでした、まほ隊長」

まほ「エリカ……」

エリカ「あとすみません。この携帯でケイさん達と連絡を取り合ってたんですね」

まほ「!?いつのまに……さっきの!」

エリカ「こっからは私がこれを引き継ぎますので……リストを見るとまだ多くいるみたいですね」

まほ「待て、待ってくれ!」

エリカ「来ないでください!!」

エリカ「ここで……さよならです」

まほ「エリカ……」

エリカ「それでは……会うかわかりませんが」

まほ「エリカ……エリカぁ……!!」


プルルルル……プルルルル……

「はーいこちら作戦本部のケイよー。どうしたのー?」

「ケイさん、私です」

「あれー?まほじゃないのー?」

「隊長は体調不良のようなのでこの携帯を預かりました。しばらくはこの携帯、私が持っていてもいいですか?」

「まーいいけど……大丈夫?」

「どうしました?」

「何だか……声、震えてるわよ」

「……大丈夫ですよ。あと、しばらくお店は閉めておいてください。ケイさんどうせ失敗しまくってるんでしょ?」

「うぐっ!やっぱりあなたのようにはできなかったわ……OK、じゃあ明日からしばらくお休みの看板を出しておくわね」

「お願いします。では私はこのまま次の集合場所まで行きます」

「はーい」ガチャ





「じゃあ行きますか。次はエルヴィンとロンメル所縁の地か……楽しそうじゃない!」

「きっと楽しいんだろうなぁ……えへへぇ」

というわけでまほドイツ編終了です。設定を生かすならこういう展開しかないかなと。

まぁシリアスとか苦手な人がいたら申し訳ないです。ではまた明日

(あ、きっとエルヴィン編ではきっと明るいエリカさん見られると思うんで……なんかまずいところあったら教えてくださいね。ではおやすみなさい)

おはようございます。ごはんの準備ができるまで更新していきます。

今回はエルヴィンと行くカセリーヌ峠編です。

チェニジア 某所

エルヴィン「ふむ……そろそろ定時報告の時間なんだが……」

エルヴィン「ミハエルが携帯を預かったと報告は聞いてるがこうも連絡が遅れるとな……ん?」

ブロロロロロロ……

エルヴィン「トラック?ってミハエルが乗ってる!?」

運転手「~~~~~~~!~~~~~!」

エリカ「~~~~~!~~!」バイバーイ

ブロロロロロロ……

エリカ「ふぅ……お待たせ、エルヴィン」

エルヴィン「あ、ああ大丈夫だが……手筈だと西住流の専用車で来るんじゃなかったのか?」

エリカ「んーこっちのほうが旅らしくていいと思ってね。あの人たちには申し訳ないけど、折角なんだから楽しまなないとね」

エルヴィン「まぁ今回はミハエルが癒されるのであればいいのだろうか……?あと定時連絡だけは入れてほしかったな」

エリカ「あ、ごめんなさいね。運転してる人の横で電話話すのもアレだと思って」

エルヴィン「それもそうか。では行こうか!」

エリカ「ええ!あぁ~楽しみだわ~!」

エルヴィン(なんだか雰囲気が変わったな……よほど今までの旅が楽しかったんだろう)

・・・・・
・・・・
・・・
・・


エリカ「チェニジアってことはやっぱりあそこかしら?」

エルヴィン「あぁ大体察しはついているだろうけどエルヴィン・ロンメルを語るにあたって避けてはならない戦い。そう!」

二人「カセリーヌ峠!!」

エリカ「あのロンメルが連合国に対して最後の勝利となった場所ね」

エルヴィン「そうだな。連合国側の損害の数字から見るに余程の激戦だったのだろう」

エルヴィン「戦車道にもこういう昔の戦場の再現というのがあれば面白いと思わないか?」

エリカ「そうかもね。まぁ無理だと思うけど」

エルヴィン「どうしてだ?」

エリカ「だってそんなことしちゃったら……私、本気で敵を潰しちゃいそうだもの」

エルヴィン「っ!」ゾクッ

エリカ「……なんか感情移入しちゃうってだけよ。戦車道は戦争とは違うもの」

エルヴィン「あ、あぁそうだな……」

エリカ「さ、もう少し見て回りましょう」

エルヴィン(これは、何かあったな……)

あ、カセリーヌ峠について詳しく知りたかったら素直にwiki見てください。自分じゃあの戦いを纏めるのは無理です。

暫くして……

エリカ「あー楽しかった!」

エルヴィン「満足していただけたかな?」

エリカ「ええ。楽しかった……そして改めて実感したわ」

エリカ「私はロンメルの事、本当に好きだったんだって」

エルヴィン「ふ、流石はソウルメイト。ミハエルをここに連れて来て正解だったよ」

エリカ「今度は二人でロンメルの生まれた所にも行ってみたいわね」

エルヴィン「そうだな。今度は二人で計画をして行こう」

エリカ「二人でもいいけど、折角のソウルメイトも誘っていきましょうよ。人数が多い方が楽しいわ」

エルヴィン「ん?まぁミハエルがそういうのなら」

エリカ「ええ。今日はありがとう、エルヴィン」

エルヴィン「ああ、こちらこそ。しっかりと旅を楽しんできてくれ」

エリカ「言われなくてもそうするわよ」

エルヴィン「それじゃ次の予定地に運んでもらうように西住流に連絡させてもらうとしy」グシャ……

エルヴィン「え、携帯が」

エリカ「西住流には、何も言うな」

エルヴィン「ミ、ミハエル……?」

エリカ「……ごめんなさい。ちょっと高翌揚感が残ってたのか携帯壊しちゃったわ」

エリカ「はいこれ。隊長の携帯だけどまだ使えると思うからこれ使って」

エルヴィン「あ、ああ。それじゃ借りるとするよ……」

エリカ「……」

・・・・・
・・・・
・・・
・・


エルヴィン「……ではそのようにお願いします。おいミハエル!すぐに迎えが来るそうだぞ!何だか凄い息が荒かったが何かあったのか?って」

エルヴィン「ミハエル……?どこだー!ミハエルー!」

エルヴィン「居なくなってしまった……ん?これは……手紙に重しが乗ってる?」ペラペラ

『さっきはごめんなさいね。せっかくの旅だからこのまま一人で次の目的地に向かうとするわ。また日本で会いましょう』

エルヴィン「ミハエル……何があったというんだ……」









「企画者の連絡先と目的地はメモ取ったから大丈夫……次の予定なら日本だけど……」

「折角だから行ってみましょうかかしら……イギリス」

「あぁ~……楽しみだなぁ!」

戻れないところまで来てると思いますがこのあとどうなるかという落ちまでは考えていますんでどうか最後までお付き合いください。

最後までの過程で全部のお題消化しますので大丈夫です。では飯できたので行ってきます

ミカ          旅は気まぐれサイコロの旅
ケイ          お店に仕入れる視察も兼ねた地酒巡り
絹代          温泉巡りで湯治

ダー様         ハイクラスな紅茶とお菓子でおもてなし  なお紅茶をいれるのはペコ
ウサギさんチーム     例の映画の撮影見学や、ロケ地巡り
まほ          「実家」

みほ、まほ、赤星小梅   上記三名と黒森峰へ行き、在校生と戦車戦
杏           海底の武蔵を見に行こう
ミカ          世界版ダーツの旅
??          北海道旅行、ついでに大学選抜戦跡地巡り〜試合を振り返りながら〜

最後のが誰と行けばいいのかわからなかったのでシークレットとさせて頂きます。

エリカの○○シーン
若い男性客に口説かれているエリカ
エリカさんのまかない飯とか気になる
エリカの師匠的な人とかいるのかな?

取りあえずのメモ更新です。

ご飯食べてきたので一つだけ消化していきます

ではイギリス編スタートです。

エリカ「……ふぅやっと着いたわね、イギリス」

エリカ「海外もここで終わりと思うとなんだか寂しいものがあるわね……ほんと、日本に帰りたくなくなっちゃうわ」

エリカ「でもそろそろ路銀のことも考えなくちゃいけないし仕方ないわよね」

エリカ「さて……どこに行こうかしら」

ダージリン「こんな言葉を知っていて?『世の中に、本当に心の底から悪い人は、めったにいない。ただ、みんな、ちょっとおばかさんなだけなのよ』」

ペコ「アガサ・クリスティの言葉ですね」

ダージリン「信じてきたものが偽りであった乙女に投げかけるには丁度いい言葉だと思わなくて?エリカさん」

エリカ「……おかしいわね、予定だと日本で会うはずだったのだけれど」

ダージリン「予定が多少変更になった、と言えば聞こえがいいですがあなたがまほさんから離れたという知らせを聞いてからここでお待ちしておりましたの」

ペコ「来るかどうかは博打でしたが、ダージリンさんがどうしてもと」

ダージリン「結果的にはこうやって会うことができましたので問題はありません」

エリカ「で、私の事情を知ってどうするというの?」

ダージリン「どうこうも私はいたしませんわ。ただ、予定通りに事を進めるだけです」

エリカ「予定通り……?」

ペコ「さぁエリカさん、こちらのお車に」

エリカ「……」

ダージリン「安心なさってください。この車は西住流も島田流も関係してない、知り合いからお借りした車ですわ」

エリカ「そう……じゃあ乗ります」

ダージリン「ええ、では行きましょう」

エリカ「行くってどこによ」

ダージリン「私たちがいるのにその質問はいささか野暮というものですわよ。ここからは」

優雅に、お茶会といきましょう

エリカ「凄い……お城……」

ペコ「ではエリカさん、好きなドレスを選びになってください」

エリカ「ドレス?!」

ダージリン「折角のお茶会にそのようなしわしわの服ではみっともないですわ。ここにきたのなら淑女として振る舞いなさい」

エリカ「淑女なんて私には似合わないわよ……それじゃこれを借りるわ」

ダージリン「一人で大丈夫かしら?」

エリカ「家ではいつも一人だったからこのぐらいは大丈夫よ……それじゃ」

ダージリン「ええ、また後で」

ペコ「……ダージリンさん、やっぱり」

ダージリン「相当ショックが大きいとは聞いていましたが想像以上ですわね」

ダージリン「西住流と島田流への過剰な警戒心、そして隊長クラスの人物への疑心。今の逸見エリカは触れ方を失敗すればおそらく二度と私たちの前には帰ってこないでしょう」

ペコ「どうしたらよいのでしょうか……」

ダージリン「私たちに同行できる問題ではありませんよペコ。これはいわば古くからの西住流と島田流の確執によって生まれた悲劇のお姫様の物語」

ダージリン「この問題は既に私たちが触れてはいけない領域にまで来ているのです」

ペコ「そんな……」

ダージリン「でも、白雪姫には小人が、シンデレラには魔女がいるように、お姫様を支える味方がいる」

ダージリン「私達には役不足でも、指一本でも支えることはできます。少しでも彼女へと恩を返すためにしっかりとしていなくてはいけません」

ペコ「はい、分かりました!」

ダージリン「では、ペコは準備を、私は先に行ってます」

ペコ「……私も頑張らなくちゃ」

エリカ「……ペコいるかしら?」

ペコ「は、はい!」

エリカ「着たけどどうすればいいの……どうしたの?ぼーっとして」

ペコ「い、いえ!その……すごく美しくて……まるで」

『お人形みたいで』

エリカ「っ……」

ペコ「だ、大丈夫ですかエリカさん!?」

エリカ「大丈夫だから……さっさと行きましょう……」

ペコ「は、はい!ではこちらに……」

エリカ「……」ブツブツ……






エリカ「人形は嫌……違う……人形の方が……でも逃げなきゃ……」

ダージリン「あら、衣装一つで人の印象は変わるとは分かっていましたがここまでお似合いだとは思いませんでしたわ」

エリカ「ありがと……ここ、座ればいいのかしら」

ダージリン「ええ。ではペコ、お茶を淹れてもらえるかしら?」

ペコ「かしこまりました」

エリカ「で、どうしてイギリスに来てまでお茶会なのかしら?これなら日本でもできたでしょうに」

ダージリン「ええ。でもこんなにも優れた舞台は日本のどこを探しても見つからないでしょう?」

エリカ「そうね、お城の中でのお茶会だなんて日本じゃ考えもつかなかったでしょうね」

ダージリン「それに、日本に帰ってからだと今のあなたは心落ち着く暇すらないと思いまして。でしたらここで休息をとるのもいい考えと思わなくて?」

エリカ「……ええ、それもそうね」

ペコ「お待たせしました……F.T.G.F.O.P.のダージリンです」

ダージリン「ありがとうペコ。では始めましょうか」

エリカ「そうね、では」

…………

ダージリン「どう?お味は?」

エリカ「……美味しい。そんなに紅茶に詳しいわけじゃないのに分かるぐらいに美味しいわ」

ダージリン「そう。それは良かったわ」

ペコ「おかわりもありますので欲しかったらお申し付けください。ではお菓子を持ってきますね」

エリカ「ありがとうペコ……本当に落ち着く」

ダージリン「ここに来るまでに色々とあり、考えたのでしょう。そのまま押しつぶされてしまうのも人ですが、それを見ておけないのも人です」

ダージリン「せめてここにいる間だけは辛いことをお忘れになり、このひと時を楽しんでは?」

エリカ「そうね……今だけ……今だけ……」

ダージリン(そう……それが今の私たちにできる精いっぱい……)

ダージリン(小人は小人らしく、舞台を整えさせてもらいますわ)

ダージリン「もう少ししましたらゲストも呼んでおりますのでそれまではゆっくりとなさって」

エリカ「ゲスト……」

ダージリン「そんなに怖い顔をなさっては折角の顔が台無しになってしまいますわよ。安心しなさい、西住流とも島田流とも関係のない人物よ」

エリカ「……そう」

ダージリン(思っているより重症ね……西住まほさんは判断を見誤りましたね)

ダージリン(おおよそこの問題に責を感じ、自分が解決しなくてはなどと愚かな考えになったのでしょう)

ダージリン(彼女を愛しすぎたから、彼女のこれから襲い掛かるであろう問題を独りで)

ダージリン(結果、一人では支えきれずに彼女は壊れた)

ダージリン(冷静に、その機会を伺えばよろしかったのに……そして、私たちを頼ってくれれば結果は)

エリカ「ダージリンさんも、私のことについてはもう聞いてるんですよね?」

ダージリン「ええ、彼女から聞きましたわ」

エリカ「彼女……隊長ですか」

ダージリン「彼女はひどく後悔してましたわ。まるですべての責任が自分にあるかのように」

エリカ「はぁ……悪いのはどう考えても私なのに何してるんだろ」

ダージリン「思うところがあるのでしょう。思ったより彼女は不器用なようね」

エリカ「帰ったら言ってやってください。もう後悔しなくてもいいからと。全て、私が背負いますからと」

ダージリン「承りましたわ。さ、お茶会を続けましょう」

エリカ「あぁ……このままずっとお茶会を続けていてもいい気分ね」

ダージリン「私の進むプロチームに入ってくださるのならいつでも開けますわよ」

エリカ「冗談よ。もう私は戦車道には戻らないわ」

ダージリン「あら、私は今でも本気でお誘いしているのよ?」

エリカ「止めときなさい。私が仮に入ったとして、いいことなんか何もないわ」

ダージリン「ふふ、西住流と島田流に挟まれるから、とお考えになっているのでしょう?」

ダージリン「望むところですわ。私たちは逃げも隠れもしない。ただ来たのであれば迎え撃つまで」

ダージリン「それが私たちのチームのモットーですもの」

エリカ「そういえば打倒西住流とか言ってたかしら?心強いものね」

ダージリン「それに、こちらとしては迎え入れる準備ができているのですよ?」

エリカ「だから私は!」

ダージリン「E計画」

エリカ「!?」

ダージリン「アナタならご存じだと思いますがドイツの計画段階で終わってしまった幻の戦車」

ダージリン「それを今再現しているところですの」

エリカ「そんなのって……!」

ダージリン「そして先ほど、一つ完成したと報告がありましたわ。車両はE50」

エリカ「E50……」

ダージリン「逸見エリカ……心の奥に留めておきなさい。貴女を叱責し、糾弾しようとする人物は間違いなく存在しましたわ」

ダージリン「でも、あなたのことを思ってくれている人物はそれの比にならないほどいます。そのことをお忘れなく」

エリカ「私は……島田流と西住流から……」

エリカ「でも……あれ……思ってるって……でも……それもきっと……?」

ダージリン(少し言いすぎました……?これでは彼女が!)





??1「いえ、貴女は何も間違ったことは仰っていませんよ。ダージリン」

エリカ「……この声」

ダージリン「…………随分と早い到着で」

??2「最愛の妹が困っているんだ……姉としては見過ごせないと思うな」ポロロン……

ペコ「ゲストのお二人をお連れいたしました」

エリカ「どうしてここに……?」

アールグレイ「エリカ、遅くなってしまい申し訳ありません」

ミカ「向かい風が強すぎて遅れてしまったね」ポロロン

エリカ「お姉……様……!」

というわけでイギリス編は終了です。夜に時間が空きましたら再開したいと思います。

ちょっと無理やり感あるかもしれないですが最後までお付き合いください。

逸見ミカなのか……いつ耳かみたいな発音になるなこれ

>>475
ここではミカという名前が仮の名前であるという説を採用しているので、逸見ミカという名前にはならないです。ごちゃごちゃしてて申し訳ないです

おばんでございます。WoTで勝てないんでふてくされそうになってきたので更新開始します

エリカ「お姉様方……どうしてここに?」

アールグレイ「あなたがまほさんにお会いしてからの出来事を聞き、連絡を取り合い参りました」

ミカ「今回の件に関しては私達にも責任があるから来た訳さ」

ダージリン「……さて、エリカさん。ここで一つ聞きたいことがあります」

エリカ「……」

ダージリン「アールグレイ様とミカさんの本名を教えて頂けないでしょうか?」

二人「!?」

エリカ「……は?」

ダージリン「お二人とも本名を中々教えて頂けなくて連絡を取り合う際に苦労致しましたのよ。その点、エリカさんはお二人の名前を知っているのでしょう?でしt」モガモガ

アールグレイ「ダージリン、その行為は淑女として許すわけにはいきません」

ミカ「エリカも私たちはアールグレイとミカと呼んでくれるかな?」

エリカ「わ、分かりました……」

ダージリン「嫌ですわアールグレイ様、単なるお戯れでしてよ」

アールグレイ「心臓に悪いから止めなさい」

ミカ「それでアールグレイ、この後はどうするつもりなんだい?」

アールグレイ「一度実家に帰ろうと考えてます。一度家族で話し合い、落ち着く時間を設けるべきです」

エリカ「家って……あの家?」

アールグレイ「ええ、安心してください。今は誰もs」「嫌よ!!」

エリカ「絶対に帰らない!!あんなところ……二度と見たくない!!」

アールグレイ「エリカ……」

ミカ「これは思ったより重症みたいだ」

ダージリン「今のエリカさんは極度の人間不信と西住流と島田流への……もはやこれは恐怖と言っていいでしょう。それに怯えていますわ」

アールグレイ「しかし、このままではエリカが」

ミカ「アールグレイは家族で解決することに拘りすぎだ。それも大切なことかもしれいけど今は賛同はできないな」ポロロン

アールグレイ「ミカ?」

ミカ「エリカ、今私たちと握手することができるかい?」

エリカ「え?」

ミカ「久しぶり……私はお店に足を運んだことがあるけどアールグレイはまだだろう?久しぶりに握手をしてみてもいいんじゃないかな?」

エリカ「えっと……それじゃ」

アールグレイ「よく分かりませんが……では」

エリカ「……」

アールグレイ「エリカ?」

エリカ「手が……手が上がらない……」

アールグレイ「そんな……では私から」

エリカ「っ!」

アールグレイ「エリカ?!」

ミカ「思った通りだ。今のエリカにはダージリンやペコに触れても、私やアールグレイ、おそらくみほや愛里寿と触ることは無理だと思うよ」

ミカ「そんな状態で話し合ってもそれはきっと無意味に、おそらくそれより悪いことになるんじゃないかな?」

アールグレイ「そんな事が!」

エリカ「……さい」

アールグレイ「エリカ?」

エリカ「ごめんなさい……ごめんなさい……ごめんなさい……ごめんなさい……」

ペコ「エリカさん…!」

ダージリン「悪手、とは思いませんが家族との再会でストレスが一気に加速したのでしょう。もはや目が正気と思えないほど動揺していますわ」

ミカ「まぁこうなるんじゃないかなーとは思ったけど想像以上だね」

アールグレイ「どうするつもりですか、ミカ。このままでは」

ミカ「刹那主義には賛同できないな。何でも結果を急ぐのはダメだと思うな」ポロロン

ミカ「エリカ、大丈夫かい?」

エリカ「ごめんなさい……大丈夫ですから……私は……」

ミカ「うんうん、エリカは今までの旅、楽しかったかい?」

エリカ「旅……ええ、楽しかったわ。本当、楽しかった」

ミカ「そうだろう?旅はいいものさ。自然のままでいられる」

ミカ「どうかな?このまま旅に出ようと思わないか?」

エリカ「旅?」

アールグレイ「ミカ、それは」「しっ」

ミカ「……エリカにはもっと旅をしてみるべきだよ。一度、全てを忘れる……そうだね、それこそ名前を捨てるつもりでね」

ミカ「どうせならアールグレイも一緒にどうだい?その固い頭も少しは柔らかくなるかもしれないよ?」

アールグレイ「余計なお世話です。でも、エリカの為なら一緒に行きましょうか」

ミカ「ありがとう。さ、エリカどうする?決めるのはエリカ次第さ」

エリカ「……その旅は、私達だけなの?」

ミカ「そうさ。誰の邪魔もされない私たちだけの旅だ」

エリカ「…………」

エリカ「いいわ。あの人たち関わってないならどこにでも行くわ」

ミカ「そうか……というわけだダージリン。少しだけエリカを借りていくことにするよ」

ダージリン「承りましてよ。こちらから少し日本に帰るのが遅くなると皆様に伝えておきます」

アールグレイ「申し訳ありませんダージリン。このようなことに巻き込んで」

ダージリン「今更ですわ。エリカさんのために集まったみんなですもの、これぐらい快く引き受けてくれますわ」

ミカ「本当は風に任せて旅といきたいところだけど時間が無いからね。今回はこんなものを用意してみたんだ」

ペコ「うんしょっと……お持ちいたしました」

エリカ「これは……世界地図?」

ミカ「うん。題して世界版ダーツの旅、かな?」

アールグレイ「どうりで国が一つ一つ取れそうになっているのね」

ミカ「では、ペコお願い」

ペコ「はい……よいしょっと!!」

バラバラバラバラ……

ミカ「さて、じゃあ私たち姉妹が一個拾ってその国行く。そういう感じでいいんじゃないかな?」

ダージリン「面白そうですわね。ではエリカさん、拾って見せてください」

エリカ「はい……えっとここは……」





というわけでここで久しぶりに安価取ります。

エリカ 安価下1
ミカ  安価下2
アールグレイ 安価下3

の国に行きます。また同時にサイコロの旅も開催しますので、そのたびに安価を取る予定なので宜しくお願いします。

エリカ(なるべく遠い所へ……)「これは……インド?」

ミカ「ふむ、グルジア……今はジョージアだったね」

アールグレイ「私はオーストラリアでした」

ダージリン「ではジョージア→インド→オーストラリアの順番がよろしいでしょうね」

ミカ「そうだね。それじゃ行こうかエリカ、アールグレイ」

エリカ「行くってどうやって行くの?」

アールグレイ「車……と言いたいですけど距離が距離なので電車や飛行機を乗り継いでいくのがいいでしょう」

ミカ「私としては車でも問題はないんだけどね」

エリカ「そう……それじゃあお世話になりました」

ダージリン「こちらこそ、楽しい時間でしたわ」

ペコ「エリカさん、これを」

エリカ「これは水筒?」

ペコ「紅茶を入れておきましたので是非旅路でお飲みください」

エリカ「……ありがとうペコ。ごめんね……こんなことに巻き込んでしまって」

ペコ「大丈夫です……あの時、エリカさんに助けてもらったんですからこれぐらいはさせてください」

エリカ「……そう。それじゃ」

ペコ「あの、また会えますよね?」

エリカ「……ええ。どんな形かはわからないけどまた会えるはずよ」

アールグレイ「では……」

・・・・・・
・・・・・
・・・・
・・・
・・


ペコ「行ってしまわれましたね」

ダージリン「そうね……ペコ」

ペコ「はい?」

ダージリン「泣きたかったらお泣きなさい」

ペコ「そんな泣くだなんて……私は……別に……」

ダージリン「あんな姿を見せられて平気でいられるわけがないでしょう。吐き出せるときは吐き出しておきなさい」

ペコ「……エリカさんの……力に……なりたかったんです……でも、私、何もできなくて……それが、悔しくて!」

ダージリン「……きっと、届いていますわよ」

ダージリン「さて、私もやるべきことをしなくてはいけませんわね」

西住流と島田流。無事にいられるでしょうか……

ジョージアに向かう電車の中

エリカ「……」

アールグレイ「……」

ミカ「……」


沈黙を破ったのはアールグレイお姉様でした。

「逸見の家から出て行った理由は簡単なことでした。あそこの家はどこの家よりも重く、太く、固い鎖で島田家に繋がれていました」

「先代の家元は逸見家を大変可愛がっていて、将来をほぼ約束されていると言っても過言ではありませんでした」

「でもそれはいいかえれば敷かれたレール。あのままあの家にいては自分が将来を思い描くことすらできないと考えました」

「私はまだ、それでも自分を曲げることはしないと決めていましたが、二人の妹はどうだろうかと思いました」

「ミカはそれこそいつでも家を出ることはできると思いましたが、エリカは恐らくそのまま人形として一生を縛られるだろうと」

「ならば、前例の無い長女が逸見の家から出るという前例を作れば、エリカも逃げやすくなるだろうと思ったのですが」

「結果としてそれはエリカを苦しめることになってしまいました」

「考えてみればわかることでした。私やミカがいなくなったら、一番つらい思いをするのはエリカだと。その責任を一人で受けることになると」

「でも、それに気がついても私は何もできなかった。いえ、何もしなかったというべきね」

「辛い思いを、怖い思いをしてきたであろうエリカに対して、私はただ遠くから心配をするだけでした」

「手紙も何回も送りましたが、恐らくすべて抹消されていたことでしょう」

「そんな中、黒森峰にアナタが入学したという話を聞いて、その時は心から喜びました」

「無事、あの檻から逃げ出せたのだと思いました」

「しかし結果は足枷を付けたまま新たな檻に入っただけ」

「西住流と島田流の板挟みになってしまう形になり、アナタは自由を奪われた」

「今私がこうやって自由に外を出ていられるのも、アナタを犠牲にして得られた自由」

「それを今、改めて実感しました」

「結局は私も耐えられると思っていた重荷から逃げていただけだったのです」

「エリカ、本当にごめんなさい……」

お姉様の目には涙が溜まって、間もなくして美しい肌を湿らせる。

「アールグレイが実家の異変に気が付いたのはエリカが大学の受験に失敗、もとい落とされた時だったのかな?」

「ええ。エリカほどの人物を落とす大学があるはずがないと思い、いやな予感がして家に問い合わせたら案の定でした」

「そう……どれからどうしてんだい?」

「両親を病院へと入院させ、エリカに負担をかけないようにして、時期が来たら皆ですべてを話しに行くつもりでした」

「でも、そこで西住まほが先走ってしまった」

「彼女も次期当主として責任を感じてしまったのでしょう。彼女は責めないでくださいエリカ」

「責める……?おかしい話よそれは。どう考えても私のせいなのに」

「違うエリカ!これは……これは私の責任なのです……」

「逃げた私の、責任なのです」

再びの沈黙。お姉様の懺悔にも似た告白を聞いても私は、お姉様が悪いとは思えなかった

「アールグレイお姉様は悪くないわ……これは全部、私が悪いんだから」

本当にそうだろうか?

「だからお姉様は自分を責めないで……」

お姉様は悪くない。それは確か。

「だからもう泣かないで」

では私は今。どうしてこんなにも黒い何かに襲われそうなのだろうか?

とりあえず疲れたので今日はここまでにします。

明日からジョージアでのサイコロの旅をやって、まだ移動中のシーンをかければいいかなと思います。

というかここまで書いて思ったけど口調とか大丈夫なんですかねえ……

ミカとか苦手なキャラでキャラとかいまだに掴めないですし……

おはようございます。皆さんから感想とかもらえるとやっぱり楽しいです。

それでは楽しいサイコロの旅始まります。

アールグレイ「……どうやらジョージアに入ったようですね」

エリカ「そうみたいね……で、ジョージアでは何をする予定なのかしら?」

ミカ「うん?得に何かする予定なんかないさ」

アールグレイ「ミカ、それでは何のために来たのか」

ミカ「私自身、こういう旅も好きなんだけど二人は納得しにくいだろう」

ミカ「だからこういうものを用意してみたよ」ポロロン

エリカ「これは……サイコロ?」

アールグレイ「多面サイコロで何やらいろいろと書き込まれていますね」

ミカ「これを三人で振って、出た目のことを達成したら目的達成として次の国行くこと、というのはどうかな?」

エリカ「へぇ面白そうじゃない」

アールグレイ「まぁ何もないよりかはマシですが……」

ミカ「それじゃ振ってみようか……それ」






※この投稿から下三つのコンマの下一桁の数字でサイコロ目を決めます

1 おみやげ探し

2 観光地巡り

3 食べ歩き

4 ゆっくりと休息

5 ???

6 おみやげ探し

7 飲み歩き

8 ???

9 ゆっくりと休息


5と8はとある人物との遭遇イベントです。それぞれ人物は違いますので違ったストーリーが見れると思います。

また、重複してもそのまま採用としていきます。なので5、5、5とかでたら大変なことになります。ではサイコロの旅スタートです。

7、1、6 ですね。遭遇イベントはなしですので安心ですね。

エリカ「これ、おみやげ探しが被っちゃったわね」

アールグレイ「いいと思いますよ。それだけゆっくりと歩いて回れるということです」

ミカ「ふむ……ジョージアはワインが美味しいみたいだからそれも飲んで回れるといいかもしれないね」

エリカ「ワイン……」

アールグレイ(しまった……何か思い出してしまうか?)

エリカ「ジョージアのワインが美味しいというのは初めて聞いたわね」

ミカ「ヤギの角に入れて飲むらしいから中々に素晴らしい体験ができそうだ」

エリカ「何よそれ、まるでヴァイキングじゃない」

ミカ「案外似合うかもしれないよ?」

エリカ「冗談が厳しいわお姉様」

アールグレイ(どうやら大丈夫みたいだったが……そうですか。これは細心の注意を払わなくてはいけませんね)

ミカ「っと、どうやら着いたみたいだ。さぁ始めようか」

エリカ「ええ。ここにはどんな楽しいことがあるのか楽しみだわ」

アールグレイ「じゃ、行きましょう」


おみやげ探し その1

エリカ「とりあえず一番大きな市場にまで来てみたけど」

アールグレイ「ふむ……見たところフェルト製品と陶器が多いですね」

ミカ「このフェルト生地のセーター、これから寒くなるから丁度いいんじゃないかな?」

エリカ「このあとインドとオーストラリアに行くんだから必要ないと思うけど……あ、このアクセサリー可愛いわね」

アールグレイ「凄い……カバンまで作るなんて」

ミカ「日本じゃなかなか見られない色合いもいい感じだね」

ミカ「こっちの陶器は……」

エリカ「驚いた……陶器の中にワインが入ってるわ」

アールグレイ「ヤギの角に入ってるのではないのですね」

エリカ「アールグレイお姉様、もしかして少し期待してました?」

アールグレイ「……少し///」

ミカ「ふむ……言えばそういうサービスのお店を探してくれるそうだけどどうする?」

エリカ「面白そうじゃない!行きましょうお姉様!」

アールグレイ「ま、待ってください!そんなに探して回らなくてもいいですから!」

飲み歩き

エリカ「まさか本当にあるなんて」

ミカ「旅というのは驚きの連続さ」ポロロン

アールグレイ「あぁどうしてこんなことn」「すみません、ワインを三つお願いします」 「エ、エリカ!?」

エリカ「ここまで来たら皆で楽しみましょう?姉妹でお酒を飲むなんて初めてじゃない」

ミカ「そうだね……すまない、このチーズもお願いできるかな?あとこの豚肉のステーキとジャガイモの付け合わせも」

アールグレイ「はぁ……分かりました。では、久しぶりの再会を祝って」

三人「「「乾杯!」」」

エリカ「ぷはぁ……いつも飲むワインと違ってすごく新鮮ね」

アールグレイ「流石はワインの生まれ故郷の国。あのクレオパトラやチャーチルが好んで飲んだだけありますね」

ミカ「うん、うん、料理も文句なしに美味しいからワインももっと飲めそうだね」

エリカ「昔から食い意地は凄いとは思ってましたが変わらないようね」

ミカ「食べれるときに食べておくのは悪いことかな?」

アールグレイ「あなたのそれは節操がないことです。どうせ他のチームからも盗んできたりしてるのでしょう」

エリカ「そういえば昔ジャガイモが少しなくなってたことがあったような」

ミカ「過去のことは振り返ってはダメさ、おかわりを」

アールグレイ「まったく……」

エリカ(ホント……ここだけ昔に戻ったみたい……)

チクリ……

エリカ(っ……何だろうこの痛み?)



おみやげ探し その2

アールグレイ「だいぶいい気分になってきましたね」

ミカ「アールグレイはお酒は少し苦手かな?」

アールグレイ「好きではありますが少し弱くて」

エリカ「その点ミカお姉様は元気そうだね」

ミカ「私はお酒より食べ物が多いからだと思うよ」

エリカ「ふーん……と、そろそろ時間みたいね」

アールグレイ「それじゃお土産を買って出発しなくてはなりませんね。何を買うか決めましたか?」

ミカ「私はこのフェルトのカバンを買うことにするよ。カンテレを入れるのにも丁度いい」

エリカ「私は家に持って帰る用のワインにしようかしら?陶器というのが心配だけれど郵送もしてくれるみたいだから」

エリカ「アールグレイお姉様はどうされます?」

アールグレイ「私は珍しい茶葉かコップがあればと思ったのですが見当たらなくて」

ミカ「ふむ……じゃあこんなのはどうかな?」

アールグレイ「いったい何をもってk……」

エリカ「これ、さっきのヤギの角ね」

ミカ「これに紅茶でも入れて飲んでみたらいいんじゃないかな?」

アールグレイ「しません!!」





アールグレイ「すみません、この角を一つ……いえ、二つお願いします」

エリカ「二つも買ってどうするの?」

アールグレイ「お世話になったダージリンに贈ろうかと」

と、こんな感じで行きます。ジョージアは何とか楽しげに終わったようですね

では次のインド編です。

※この投稿から下三つのコンマの下一桁の数字でサイコロ目を決めます

1 おみやげ探し

2 観光地巡り

3 食べ歩き

4 ゆっくりと休息

5 ???

6 おみやげ探し

7 飲み歩き

8 ???

9 ???

あと昼食を買って作ってくるので少し遅れます

5と9が出たので追加で安価取ります

安価下1 コンマが50以上なら西住流に関係のない人 49以下なら関係ある人

安価下2 コンマが50以上なら島田流に関係のない人 49以下なら関係ある人

でお願いします

では西住流から誰か一人出てきます。こうご期待。

では逸見家のインド旅行始まります

ジョージアからインドまでの距離は想像以上に長く、列車と飛行機を乗り継いでの移動になりました。

そして、長い列車の中。みんなが寝静まりかけた時にミカお姉様は口を開きました。

「私は恐らくアールグレイより先に危険を感じていたんじゃないかな?中学に入る頃には一人で旅をすることも多くなっていたよ」

「そのせいで私は家からの信頼度は低く、いわば邪魔者みたいな扱いを受けていた」

「そんなある日、アールグレイが逸見の家を飛び出したという話を聞いて、いい機会だと思って私も家を出る決意をしたんだ」

「今思えばあそこが分岐点だったと思うよ。あそこで私が家を継ぐことになっていればエリカに重荷を背負わすことはなくなっていたはず」

「でも私はきっと私がかわいかったんだろうね。結局はアールグレイと同じように家を出ていき、そして自由を手に入れた」

「ただ違う点は、私はエリカなら心配いらない。同じように逃げ出してくれると信じて自分好きなように生きてきたことだ」

「エリカが黒森峰に進学し、逃げ出したと思った私は、いままでよりより自由に旅に出た」

「……その後は大体アールグレイと同じさ」

「ただ、エリカが大学受験に失敗したことを不思議と思わなかったのが違うところかな」

「逸見も人の子。何かしらの失敗はするものだと思ってた」

「だけど、その後バーを経営してると聞いて違和感を感じずにはいられなかった」

「大学受験に失敗したのであれば、エリカなら戦車道の道、プロリーグへとそのまま進むものだと思っていたからね」

「不思議に思って店を覗きに行こうとしたらお店の情報が一向に出てこないんだ」

「おそらく、例の人たちが工作でもしていたんじゃないかな?そのせいでエリカのお店に行くのが遅れたんだ」

「エリカも不思議に思わなかったかい?急に戦車道に関わる人が増えたって」

そういわれてみればそうだ。ミカお姉様の来店をきっかけに戦車道に関わる人の来店が一気に増えた

「私がお店に行って分かったのは、エリカのお店は私が来るまで、お客さんのほとんどがエリカを追い詰めたやつらの関係者だったってことさ」

「あとでリストアップされた一連の関係者の顔写真に、お客さんが多く載っていたから間違いない」

「つまり、エリカは本当に何も知らずに、エリカの良心をを踏みにじる相手に接客をしていたんだ」

信じられなかった。いや、でも信じなくてはいけないのだろうか?

車内は暗く、顔は分からないが、ミカお姉様の声は震えているのが分かる。

「私は、心底嫌になったさ。達観していた?違う私は見るのが嫌だったんだ。自分が逃げた責任を」

「すまないエリカ。本当にすまない」

……………

「アハ、アハハ、」

胸の痛みがよりきつく、鋭いものになった気がする

「エリカ?」

「お姉様は、悪くありません。お姉様が責任を感じることはないんです」

話を聞いて分かった。お姉様方は私のことをこんなにも愛していてくれた。私の為に全力を尽くしてくれた。

「ありがとうお姉様。こんな私の為に小さいころから道を示していてくれて」

悪いのはやはり私だ。私がお姉様方のように上手にできなかったからこんなことになってしまったのだ。

西住流に助けを求める形で入学した黒森峰での生活は楽しかったが結果的には救われるどころか首を絞められることになった。

選択を誤ったのだ。選択を間違えた私の責任。

「大丈夫ですよお姉様。きっとうまくやれます。やり直せます」

私たちはやり直せる。でも、私がいればきっとまた邪魔が入るんだ。私たちの幸せを奪いに来る人がまだいるんだ。

「ありがとう……エリカ、少しだけ気が楽になったよ」

「ええ。また『三人』で、これからも仲良く暮らしていきましょう」

三人で、私とアールグレイお姉様とミカお姉様の三人で

(あぁ……旅って本当に素晴らしいと思うわ)

アールグレイ「着きましたわね」

ミカ「そうだね」

エリカ「ここがインド……ほんと暑いわね……」

アールグレイ「それに人も多い。はぐれたら大変そうだな」

ミカ「私はそんなにふらふらとどこかに行かないからこっちを見ながら言うのは止めてくれると嬉しいかな」ポロロン

エリカ「とりあえずここではどうするの?」

ミカ「うん?そうだね……とりあえずインドに来たんだから……」サイコロポーイ

ミカ「うん。神様も分かってくれてるね」

アールグレイ「食べ歩き、ですか」

エリカ「ミカお姉様が好きそうな目ね」

ミカ「さぁ急ぐことにしよう。時間は有限なんだから」

 

食べ歩き

エリカ「インドっていうとやっぱりカレーかしら?」

アールグレイ「紅茶も有名ですよ?ですがそれ以外となると」

ミカ「リサーチ不足だね。インドは香辛料の国ということもあってお肉料理も盛んなんだ……そうだね、おじさん、これを三つ貰えるかな?」

エリカ「これは……タコス?」

ミカ「これはカティロールというものなんだ。ケバブに似ているけどれっきとしたインド料理なんだ」

アールグレイ「物知りですね……あ、美味しい」

エリカ「ほんと、スパイスもいい感じ」

ミカ「持ち運べるサイズだから食べ歩きにはもってこい、といわけだね。さぁ次のお店に行こうか」

エリカ「……ミカお姉様の足どりが心なしか楽しそう」

アールグレイ「食べ歩きが出たのだからと思いますが」

ミカ「おじさん、このタンドリーチキンを包んでくれるかな?」

アールグレイ「この旅の主役を忘れているんじゃないかと不安になりますね」

エリカ「でも楽しそうなら私も嬉しいです。こうやっていつまでも三人でいたい気分」

アールグレイ「……少しは落ち着いたみたいだね」

エリカ「ええ。これも全部お姉様方のおかげ。感謝してもしきれないわ」

アールグレイ「そういってもらえると嬉しいわ。と、ミカがもうあんな遠くに」

エリカ「やっぱりふらふらとしてるじゃない!もう!」

アールグレイ(エリカもだいぶ回復したのか以前の明るいエリカに戻ってきてくれました……おそらくこのままいけば次のオーストラリアで……)

エリカ(……フフフフフフ!)

遭遇 その1

エリカ「あーお腹いっぱい!しばらく動けないわー」

ミカ「私としてはまだ大丈夫なんだけど……まぁエリカがそういうのなら休憩に付き合おうか」

アールグレイ「それにしてもインドは広いわね……」

エリカ「これで治安が良ければもっと住みやすい国になりそうなのに」

??「ここインドの国で歴史的に見ても波乱が多くあった国です。日本のように安定していた時期が少ないので難しい話でしょう」

ミカ「たしか君は……」

エリカ「ノンナ?」

ノンナ「お久しぶりですエリカ。ロシアではカチューシャがお世話になりました」

エリカ「それはこっちのセリフよ。あの子のおかげですごくすっきりしたんだもの」

エリカ「あのエステが無かったらイタリア辺りで疲れで倒れてたんじゃないかしら?」

ノンナ「それは良かったです」

アールグレイ「それで、こんなところまで何用ですか?」

ノンナ「報告をしに来ました。現在逸見宅は西住流と島田流の監視があり、おそらく帰えればあの子たちがやってくるでしょう」

ミカ「結構物騒じゃないか。もしかしてまた何か見つかったのかな?」

アールグレイ「そんな……これ以上エリカを苦しめるのですか!?」

ノンナ「……なので一時的な隠れ家をこちらで用意させてもらいました」

ミカ「これは……北海道?」

ノンナ「もし日本に変えられるときにはこちらまで来ていただけると私達で保護いたします」

ノンナ「では報告は以上です。エリカ」

エリカ「……何かしら?」

ノンナ「カチューシャは一連のことに関しては何も知らされていません。安心してください」

エリカ「そう……ありがとうノンナ」

アールグレイ「……どう見る、ミカ」

ミカ「罠ではないとは思うけど個人的には行くのは遠慮したいかな」

エリカ「ミカお姉様はプラウダには因縁があるものね……私は行くわ」

エリカ「たとえそこに罠があっても、三人なら乗り越えられるわ」

アールグレイ「エリカ……」

エリカ「それにもし邪魔する人が来たなら……」

ミカ「……」

遭遇 その2

エリカ「だいぶ日が傾いてきたわね」

ミカ「それじゃ空港に向かうとしよう。流石に船は時間がかかりすぎるからね」

アールグレイ「あなたのことだから船で行くと思っていましたが……まぁエリカの疲労のことを考えるとそれがいいかもしれませんね」

エリカ「それじゃ日本に帰ったら三人で温泉にでも行きませんか?日本で温泉旅行を企画してくれている人がいるんですよ」

ミカ「それは楽しそうだね」

??「み、見つけた……」

アールグレイ「あなたは……」




みほ「エリカ……さん!」

エリカ「……」

ミカ「こんなタイミングで……!」

アールグレイ「っ!何をしに来たのでしょうか……?見ての通り、私たちは家族旅行の最中なのですが」

みほ「エリカさん!私、話を聞いていてもたってもいられなくて……」

アールグレイ「みほさん、今は!」

みほ「エリカさん。お姉ちゃんも愛里寿ちゃんも心配しています……だから、」

エリカ「だから、何?」

三人「!?」

みほ「エリカ、さん……?」

アールグレイ(なんて声なの……)

ミカ(明らかな拒絶の意思が籠った言葉。もしかしたら私たちは選択を見誤ったかもしれないね)

エリカ「答えてみほ。あなたはそのあとなんて言おうとしたのか」

みほ「その……だから……」

エリカ「……っ!」ドンっ!!

みほ「きゃっ!」

アールグレイ「エリカ!やりすぎだ!」

エリカ「どうせあなたも私のことを虐めに来たんでしょ?嘲笑いに来たんでしょう?」

エリカ「こんなみすぼらしい私を……!!」

みほ「そ、そんなこと!」

エリカ「どうせあなたも!!私を騙してたんでしょ!!!」

エリカ「黒森峰からいなくなったのも私をより深く西住家に関わらせるために!!!店に来ては私の監視!!!あげく家でも!!!」

エリカ「私はもう嫌なのよ!!西住流も島田流も!!!私たちの幸せを壊すものはすべて!!」

みほ「そんなこと……私は……!」

エリカ「お願いだから邪魔しないで……もしこれ以上踏み入るのなら私はあなたを本気で……」

「殺しそうになるから」

みほ「えりか、さぁん…!」

エリカ「もう私は行くわ……ついてこないで」

みほ「そんな……こんなのって……」

エリカ「あなたもこんな女のことを忘れなさい……私のせいであなたまで悲しむ必要はないんだから」

そう、全部悪いのは私。でも、そんな私を許してくれるのはその痛みを理解してくれるお姉様方だけ。

そのお姉様との絆を壊そうとするやつらは……

「守ってみせるわよ……[ピーーー]ことになってでも」

アールグレイ「……」

ミカ「……まさかこんなことになるとはね」

アールグレイ「私たちのしてきたことは間違いだったのでしょうか?」

ミカ「間違いではないよ……エリカは私たちといるときは昔の優しいころのエリカだ」

ミカ「だけどそれを邪魔しようとする、今回は西住流と島田流かな?それらが干渉してくると精神的に不安定になるみたいだ」

アールグレイ「しかしもう西住流にも島田流にも彼女を傷つけようとするひとは!」

ミカ「いないのは事実だね。でも、彼女はもう信じることができないんだとおもうな」

ミカ「信じたうえで裏切られるのは本当に恐ろしいことだ。それだけのことをしたんだから当然の反応さ」

アールグレイ「しかしこのままでは彼女のことを慕ってくれる西住と島田の子が」

ミカ「……こればかりは私達にはどうすることはできないよ。今のエリカに彼女らが接近すればエリカはまた裏切られるという不信感から彼女たちを傷つけるだろう」

アールグレイ「これも……私たちの罪なのだろうか?」

ミカ「そうだね。でもそれもエリカの前で喋っちゃだめだ」

ミカ「エリカはすべて自分の責任だと思い込んでいるからね?もし私たちが責任を感じているように思えば思うほど、エリカは西住流と島田流が私たちを苦しめていると認識して、さらに傷が深くなるだろう」

アールグレイ「どうすればいいんだ……」

ミカ「そうだね……こればかりは時間が解決するか、それとも……」

というわけでインド編終了です。シリアスな展開が続いて申し訳ないですが、もう少しお付き合いください。とりあえずお昼の更新はここまで。夜に帰ってこれたら再開します。

ではオーストラリアのサイコロも決めておきましょう。

1 おみやげ探し

2 観光地巡り

3 食べ歩き

4 ???

5 ???

6 おみやげ探し

7 飲み歩き

8 ???

9 ゆっくり休息

ホイミ

0だったら……どうしようか。考えてないなwwwwww


折角だからなにか面白い事でもいいかなとは思いましたが思いつかないです。なので>>528さんが自由に好きなの選んでください

>>528さんが帰ってこないようなので安価下にします

ではお願いします

そんないお会いしたいか……!

安価下1 コンマが50以上なら西住流に関係のない人 49以下なら関係ある人

安価下2 コンマが50以上なら島田流に関係のない人 49以下なら関係ある人

では 島田流に関係のある人、関係ない人と遭遇することにします

ではまた夜に

おばんでございます。オーストラリア編更新していきます。

幼いころから私の家はほかの友達の家とは違うとは思ってた。

友達が外で遊んでいるとき、私は必死に戦車のデータを覚えてた。

友達が家族で出かけているとき、私は一人で戦車の整備をしていた。

友達の親が授業参観に来ていても、私の親は来てくれなかった。

こんな生活をしていれば当然、私には友達と呼べる人がいなくなっていく。

「エリカにはあんな友達はいりません」母はいつもそういっては泣いてる私を慰めていた。

だから愛里寿に会えた時は本当に嬉しかった。家族以外で心の底から笑いあえる人に会えたことが本当に嬉しかった。

でも、会えたのはそれっきり。そのあとすぐアールグレイお姉様が家を出ていき、島田家の集まりに顔を出すことがなくなった。

そして、ミカお姉様も出ていき、私一人でが家に残った。

当時は私も島田流には何も悪い感情なんてなかった。このまま私は愛里寿を支えるのだと思ってた。

でも、両親の闇を見てしまったばっかりに私は島田流から逃げることにした。

思えばここで逃げなければこんなことにならなかったのだろう。

全て私が悪いのだ。

エリカ(本当にそう思ってるの?)

だってそうとしか考えられないじゃない

エリカ(違う。島田流や西住流なんて物があるからこんなにも辛い目に合ってるんじゃないの?)

そんなことはない。だってその二つが無ければ私は

エリカ(無ければこんなにも苦しまなかったでしょう?)

違う!

エリカ(違わない。これは事実)

止めて……これ以上あの子たちを嫌いにさせないで

エリカ(もう無理なのよ……だってもう信じられないでしょ?)

あの子たちは私のことを思って……

エリカ(本当にそう言い切れる?)

……どうして、どうして言い切れないのよ……!

エリカ(これはあなたの罪。これから背負っていく罪)

「失いかけた家族を守るために、背負わなくてないけない宿命」

エリカ(さぁ朝よ……今日も楽しい家族とのひと時を楽しみましょう)

楽しむ………






エリカ「ふへへ……楽しみ……」

ミカ「……」

アールグレイ「……」

すみません急用のため離脱します。今日中には帰ってこれると思うので

ただいま戻りました。

エリカ「んー!着いたー!」

アールグレイ「最後の場所、オーストラリアですね」

ミカ「流石に暑いね……日本が今秋が終わろうとしてるぐらいだかこっちは夏に入りかけということかな?」

エリカ「こう暑いと海で泳ぐのも楽しいかもしれないわ!」

アールグレイ「泳ぐっていっても水着が無いんじゃ」

ミカ「まぁまぁ先に話を進めないでほしいな」サイコロポーイ

ミカ「ふむ……それじゃあまずはお土産を探しに行こうか?」

エリカ「お土産……そうね。きっとそこにも水着は置いてあるわよね」

アールグレイ「どうあっても泳ぐのは止めないのですね」

ミカ「……アールグレイ。君もしかして」

アールグレイ「それ以上言わないように」

ミカ「分かったからヤギの角をこっち向けないでくれるかな?」

お土産編

エリカ「でもオーストラリアらしいお土産って何があったかしら?」

ミカ「そうだね……このワニのジャーキーってのはどうだい?」

エリカ「そんなものもあるのね……」

アールグレイ「おや?紅茶もあるのですか……うん、香りもいいし私はこれにしましょう」

ミカ「本当に紅茶が好きだね……ん?エリカ、ビールがあるけどどうかな?」

エリカ「ビールねぇ……ジョージアでワインを買えたからどうせなら置物とかがいいかしら」

アールグレイ「でしたらこのオパールはどうでしょう?お部屋のアクセントに最適だと思いますが」

エリカ「そんな高そうなの買えないわ……あ!」

ミカ「どうしたんだ……あぁこれはいい」

エリカ「そうよ!お人形があるじゃない!うわぁ……どれもこれも可愛い!」

アールグレイ「ええ、どれもこれも愛くるしい姿をしていますね」

エリカ「決めた!この虎の人形にするわ!」

ミカ「いいと思うな。それじゃ私はこのラッコの人形を」

アールグレイ「それじゃ私はカンガルーのを買いましょう」

エリカ「はぁ……本当にかわいい……」

アールグレイ「気に入りました?」

エリカ「うん!」

ミカ「それは良かった」




ミカ「アールグレイ、気が付いたかい?」

アールグレイ「ええ。段々と私たちが家を出ていく前の無邪気な頃のエリカに近づいてきています」

ミカ「精神的ストレスで昔を思い出しすぎて戻れなくなりつつあるね」

アールグレイ「エリカ……」

エリカ「お姉様!次のお店に参りましょう!」

ミカ「分かったよ……とりあえずまだ様子を見よう。これ以上酷くなるようなら私たちもしかるべき対応をしなくちゃね」

アールグレイ「ええ……これ以上壊れていく姿を見るのは辛く、悲しいものですからね」

なんかここしばらく全然バーにいないけど趣旨替えしたんか?

遭遇編

エリカ「一杯買っちゃったわね」

ミカ「とりあえず郵送はできたけどお店の人も驚いてたね」

アールグレイ「あのあとほとんどのお人形を購入したんですから当たり前と言えば当たり前ですが……そういえば紅茶買うの忘れてしまいましたわ」

??「ではこちらをどうぞ、アールグレイ様」

アールグレイ「ああすみません……ってダージリン?」

ダージリン「ごきげんよう皆様方。そろそろ到着かと思いまして先回りしていました」

ミカ「その言う割りに結構エンジョイしてたんじゃないかな?肌、こんがり焼けてるよ」

ダージリン「灼熱の太陽の下、水着だけになってのお茶会もまた風情がありましてよ」

エリカ「で、何しに来たの?」

ダージリン「ゴールということで皆様の状態を確かめに来ました。見たところ、だいぶ回復されたようですね」

エリカ「そうね……これもこういう機会をくれたあなたのおかげかしら?」

ダージリン「お気になさらずに。では最後にエリカさんにこれを」

エリカ「これは……鍵と地図?」

ダージリン「北海道の隠れ家までの道のりを示した地図です。そこにアナタのためのプレゼントも置いておきましたので是非お確かめになってください」

エリカ「そう……何から何まで申し訳ないわ」

ダージリン「いえ。では私はこれにて……また、日本で会いましょう」

エリカ「ええ。また」

ミカ「彼女、いい人じゃないか」

アールグレイ「ええ。ただ、あそこまで一個人に優しくするような子だったかと思うと」

ミカ「恐らく、あの一件でエリカと同じぐらいに怒ってるんだろう。大洗の学園艦がなくなりそうになった時も、いち早く動いてたのは彼女だったしね」

アールグレイ「やはり聖グロリアーナを彼女に任せたのは間違いではなかったようですね」

ミカ「あとはエリカが彼女の思いに気が付いてくれるといいんだけどね」

>>546 すみません……思った以上に長引いてしまって申し訳ありません……ただ許していただけるのであればもう少しだけお付き合いください

遭遇編 その2

エリカ「……」

ミカ「もうすぐ旅が終わるね」

アールグレイ「エリカからしてみれば日本からロシア、イタリア、ドイツ、イギリスと渡ってきていますから長く感じたことでしょう」

エリカ「でも、楽しかったわ……」

ミカ「何か、掴めそうかな?」

エリカ「分からないわ……でも、一つだけ言えることはお姉様がまた私のところに戻ってきてくれた。これが一番うれしいってことよ」

二人「「……」」

エリカ「さ、いつまでもこうしていられないわね……早く日本に帰らないと」

アールグレイ「日本に帰ってどうするつもりなんだ?」

エリカ「まずは……あのお店を本格的に片づけないと」

アールグレイ「!?ど、どうしてそんなことを!?」

エリカ「だってあのお店がある限り私は自由になれないわ。あのお店に注いでいた愛情も全部意味がなかったんだし」

ミカ「……後悔や未練は無いのかい?」

エリカ「……不思議ね。昔なら死んでも断ってたのに。今は全然どうにも思わないの」

アールグレイ「エリカ……!」


エリカ「それから残ってる皆との旅行も楽しまないと!もちろんまたお姉様も一緒に!」

エリカ「そして、私たち三人でだれの邪魔の入らないところで暮らすの!」

エリカ「そうすればきっとお父様もお母様も昔の優しい姿に戻ってくれるから!」

エリカ「今度は五人で仲良く暮らすの!そしてすべてが狂ったあの日をみんなでやり直すの!!」

エリカ「それできっと全てが元通りになって!そして!」


??「そんな甘いことがあるとお思いなら今すぐ考えを改めなさい、逸見エリカさん?」

アールグレイ「この声……」

ミカ「島田の家元だね」

千代「お久しぶりですね、三人とも」

エリカ「島田千代……」

千代「噂には今にも壊れそうな姿だと聞きましたが……これではまるで復讐者ですね」

アールグレイ「待ってください!今のエリカは!」

千代「ご安心を。私からは何もいたしませんわ……こちらをお読みになってください」

ミカ「これは……?」

千代「逸見エリカ、あなたに対して挑戦状が届いております。差出人は西住みほ、西住まほ、そして島田愛里寿」

千代「もしアナタがこの三名に戦車道で勝利した際には、西住、島田の両家は今後一切干渉しないことを誓いますわ」

エリカ「もし、私が負けたらどうするの?」

千代「再びあの店に戻ってマスターをしてもらいます」

アールグレイ「またエリカを閉じ込めるというのですか!?」

千代「これはあの子たちが出した条件でもあります。引き受けてもらえますか?」

ミカ「どうするんだい、エリカ」

エリカ「…………」

エリカ「いいわ、その勝負引き受けるわ」

アールグレイ「エリカ……」

千代「ありがとうございます。では一週間後、場所は北海道にて」

エリカ「分かったわ」

千代「では……」




ミカ「いいのかいエリカ、相手は三両。対してこっちには戦車が」

エリカ「車両はどんなものでもいいわ……それに、あの人の話を信じるのならこの鍵はおそらく戦車の鍵よ」

アールグレイ「でも数もそうだが相手が」

エリカ「フフ、ふふふふ!私は負けないわよお姉様?」

エリカ「私たち家族の邪魔をする人は誰だって許さない……もう一度やり直すんだから」

ミカ「エリカ……」

アールグレイ「どうなってしまうの……これから……」






まほ「エリカが勝負を引き受けたそうだ」

みほ「それじゃあやっぱり……」

まほ「エリカは本気で私たちを拒絶しに来るだろう」

愛里寿「お姉様……」

みほ「どうしてこんなことになっっちゃったんだろうね……」

まほ「……」

愛里寿「私は……この戦いが最後のチャンスだと考えてる」

みほ「愛里寿ちゃん……」

愛里寿「これを逃したらきっと、お姉様とは二度と会えなくなる。そんなのは嫌だ!」

まほ「そうだな……この一戦を通して私たちの思いをぶつけるしかない」

みほ「……うん、そうだよね」



千代「さて、勝負の軍配はどちらに上がるのでしょう?」

しほ「戦力で見るのであれば恐らくあの子たちの方が上」

千代「ですがあの逸見エリカは恐らく西住流と島田流の戦い方を誰よりも熟知して、それを扱うことができます。もしかすれば……」

しほ「……ですが私たちはどちらが勝とうと彼女に謝らなくてはいけません」

千代「ええ……もちろんです」

しほ「まさか両家の確執がこんな形で問題になるとは……」

千代「早く……この呪縛から解放させてあげたいですね」

というわけでオーストラリア編終了です。明日からは日本に帰ってからのエリカを書いていきます。お題消化もこなしていきますのでお付き合いください。

saga進行ってこれで大丈夫ですか?まだ使い方がうまくわかってないものですみません。では今日はここまでにします。

戦車道要素はないつもりでしたがこれは一戦ほど書くことになりそうですね

おはようございます。それでは再開していきます

もう少しだけお付き合いください

日本

エリカ「……」

ミカ「帰ってきたね……」

アールグレイ「ええ。ですが落ち着く暇はなさそうですね」

エリカ「お姉様方はどうするつもりですか?」

ミカ「期限は一週間だろ?ならそれまでに彼女らに対抗する手段がないか探してみるよ」

アールグレイ「最悪頭数だけでも揃えておきたいですし……エリカはやはりお店に戻るのですか?」

エリカ「そうね。まぁ看板を下ろしてくるだけだから心配はいらないわ」

ミカ「そうか……それじゃ三日後、北海道で集合といこう」

アールグレイ「今までに想像の付かない戦いになります。気を引き締めていきましょう」

エリカ「……ねぇ。一つ聞いてもいい?」

エリカ「お姉様は別にこの戦いに参加しなくてもいいはずなのに、どうしてこんな私に協力してくれるの?」

アールグレイ「……エリカ、この戦いはもはやあなただけの戦いではありません。この戦いは私たちにとっても大切な戦いなのです」

アールグレイ「島田と西住と逸見のけじめをつける戦いなのです」

ミカ「それに、妹の力になれなかった私達にはこうすることしかできないからね」

ミカ「今度はもう、一人にはしないよ。エリカ」

エリカ「……ありがとうございます。エリカは幸せ者です……!」

だからこそ

エリカ(幸せを邪魔するものには……手を抜いてはならない)







エリカ「ふぅ……ただいま」

エリカ「私の鳥かご」

エリカ「……すっかり寂れているものと思ってたのだけど」

カランコロン

ケイ「いらっしゃい……あれ?もう帰ってきたの?」

エリカ「海外での旅が終わったから一度帰ってきたのよ……それよりアナタ」

ケイ「あちゃ~もう少し遅く帰ってくると思ってたんだけどな……」

エリカ「お店、閉めてって言ったのにずっと開いてたのね」

ケイ「まぁその……帰って来た時に埃まみれなのは嫌じゃない?それに、あなたのお店に人がいないのはなんか嫌なのよね」

エリカ「そう……そういえばアナタ、将来の夢は決まったの?」

ケイ「そうね……私もお店を持つことにしたわ!」

ケイ「あなたのように落ち着いた店にはならないだろうけど、アナタに負けないくらいのお店にしてみせる!」

ケイ「それが私のドリーム!」

エリカ「……あなたならできるわよ。とりあえずお店は今日は閉めて。明日、仕入れに行くから着いてきなさい」

ケイ「また急な話ね……いいわ!それじゃいつもの時間にいつもの場所で!」

エリカ「ええ、待ってるわ。それじゃ、後のことを任せるわ」

ケイ「はいはーい!今日はゆっくり休んできなさいよー」




エリカ「今日はタイミングが悪かっただけ……明日こそ……」

次の日

エリカ「来たわね」

ケイ「お待たせ―!それで、今日はどこを見て回るの?」

エリカ「今日は私のお得意先に回る予定よ……お店を開くなら仲良くなっておいて損はないよ」

ケイ「ワオ!thank youエリカ!」

エリカ「ちょっと!抱き着かないで!人の目もあるんだから!」

ケイ「いいじゃないのよー!」

エリカ「ったく。さっさと行くわよ」

ケイ「OK~!」

・・・
・・


ケイ「ん~~~~!疲れた~~~~!」

エリカ「さっきのところで全部よ。お疲れさま」

ケイ「今日はありがとねエリカ」

エリカ「別にいいわよ……あとは少しあのお店、本格的に閉店することにしたから」

ケイ「……何かあったの?」

エリカ「別に何もないわよ……ただ、本当に求めてたものが見つかったの」

ケイ「そう……でも私にはそうは思えないわ。きっと何か私に隠してることがあるのでしょう?」

エリカ「アナタには関係のないことよ……ホント、私の身勝手だとは思ってる。ごめんなさい」

ケイ「エリカは今夜、空いてるかしら?」

エリカ「……ええ。大丈夫よ」

ケイ「それじゃ私の家に来て。私も話したいことがあるの」

エリカ「いいわ……それじゃまた夜に会いましょう」

ケイ「ええ……」



ピンポーン  ……ガチャ

ケイ「いらっしゃいエリカ。さぁ中に入って!」

エリカ「ありがと……」

ケイ「さてと、今飲み物持ってくるから待ってて」

エリカ「……結構本が多いのね」

ケイ「大学に入ってから読む回数が爆発的に増えたのよ……こんなのアリサに知られたら笑われちゃうわね」

エリカ(ん?これノート……?しかも何冊も……結構ボロボロで……)

ケイ「それはあなたのお店に入ってから将来役に立ちそうなことをまとめたノート」

ケイ「まだ一年もたってないのにもうこんなに貯まっちゃうなんてね」

エリカ「それだけ勉強熱心だったんでしょ?いいことじゃないの」

ケイ「勉強熱心?違うわエリカ。あのお店にはそれだけのものがあったのよ」

エリカ「……」

ケイ「あなたが料理を作るとき、あなたがお酒をつくるとき、あなたがお客さんに接客するとき、あなたがお店の為にやってきたこと」

ケイ「その一つ一つに顔があって、私は毎日が新鮮だったわ」

ケイ「だからこそ分かるの。そんなあなたがお店を捨てるだなんて考えられないの……」

ケイ「何があったの?何があなたをそこまで追い詰めたの?」

エリカ「……関わったらあなたも巻き込んでしまうわ。そんなことはしたくない」

ケイ「私はそんなことで怯む女じゃないわ。あなたの知ってる私は、臆病で人の悩み一つ聞けない女かしら?」

エリカ「……いいわ。少し長くなるけど遡って私の家のことについて話すわ」

・・・・
・・・
・・

エリカ「……以上よ」

ケイ「……」

エリカ「これが私とあのお店に関わることのすべて。ケイには申し訳ないけど……もうあのお店には戻れない、戻りたくないの」

ケイ「だから……お店を閉めるの」

エリカ「そう……もしケイさんがお店を開くならあそこを使ってもいいわ。もう私には」「馬鹿!」

ケイ「監視のためのお店?例えそうだったとしてもあのお店での日々は間違いなく誰も邪魔もないあなたが作り上げたものじゃない!」

エリカ「私だってそう思ってたわ……でも、私があのお店に愛情を注ぐことも、全てが仕組まれてきたことだったの!」

エリカ「もう信じられないのよ!あのお店に関わる全てが!全てが偽りにしか思えないの!」

ケイ「違うわエリカ!そんなものはほんの一部でしかないわ!」

エリカ「どうやってそんなのを信じればいいのよ!!もう駄目なの!!見るものすべて、目の前の出来事ですら!!」

エリカ「もう私は……ケイさんすら信じることができないの!!」

ケイ「エリカ……」

エリカ「どうせこの部屋も……ここにケイさんがいるのも……全部仕組まれてるんでしょ?きっと遠くでこんな私を見て喜んでる人がいるのよ!!」

ケイ「エリカ!」

エリカ「!?」

ケイ「落ち着いて……大丈夫だから……」

エリカ「止めて……そんな優しく抱き着かないで……!」

ケイ「もうそんな人はいない……あなたを笑う人なんていないのよ……」

エリカ「違う……これもどうせ……!」

ケイ「エリカ!」

エリカ「どうせ全部!!あいつらが!!!」

ケイ「私は違うわエリカ!」

エリカ「どうやって信じればいいのよ……もう駄目なのよ……」

ケイ「ダメでも手遅れでもないわ……全てを信じろだなんて綺麗ごとは言わない」

ケイ「でも私は、私だけはあなたの味方になれる……ちょっと待ってなさい」

ケイ「……あぁ西住まほ?あの試合ね、私エリカの味方として参戦するから。ええ、ええ、分かったわ。それじゃあまた」

エリカ「……何を」

ケイ「北海道の試合。私はエリカと一緒に戦うわ。……これで私はあなたと同じ、彼女らの敵よ」

エリカ「どうしてそんなこと……どうしてそこまで……」

ケイ「あなたが好きだからよ、エリカ。苦しんでいるあなたがこれ以上壊れていくのは見ていられないの」

エリカ「ケイさん……」

ケイ「私はこれで、アナタに信用されるようにはなれたかしら?」

エリカ「でも……私は……私は……」

ケイ「お店も私と一緒に新しいお店を作りましょう。お客さんも頑張って私達で呼び込んでまったくの新しい人を」

ケイ「そして、エリカのお姉さんが来て一緒にお酒や料理を楽む生活」

ケイ「少しずつでいいから人を信じられる生活にしていきましょうよ、エリカ」

エリカ「ケイさん……」

ケイ「大丈夫よあなたには私やお姉さんが味方にいるわ。何も怖くないのよ」

ケイ(そして、アナタが拒絶していてもアナタのことを考えていてくれる人もたくさん)

エリカ「私、わたしぃ……!」

ケイ「辛かったでしょう?家族以外信じられなかったのは」

エリカ「うん……うん……!」

ケイ「大丈夫……少しずつやり直せるから」

エリカ「うわああああああああああああああああああああああああああん!!!!」

ケイ「大丈夫……大丈夫……」

きっと元通りになるから

エリカ「すぅ……すぅ……」

ケイ「泣きつかれて寝ちゃうだなんて……余程辛い思いをしてたのね。いえ、それ以上に日本に帰ってきてから気を張りすぎてたのかもしれないわね」

ケイ「ホント……可哀想なエリカ」

ケイ(でも今夜だけは……安心して眠りなさい)

・・・・
・・・
・・


ケイさんはいい人だ。こんな私を好きと言ってくれた。

こんな私のために一緒に戦ってくれると言ってくれた。一緒にやり直してくれると言ってくれた。

ケイさんはいい人だ。でも、ケイさんは西住流と島田流に喧嘩を売ってしまった。

私のせいで、これから戦車道をするのに大変な思いをするかもしれない。

そんなことさせない……ケイさんは私が守る。

守るにはあいつらを倒さなくちゃ……

エリカ(絶対にさせない……絶対に私が守る……)

・・・
・・


ちゅんちゅん……

ケイ「ん……朝?」

エリカ「おはようケイさん!」

ケイ「ふぁあ……おはようエリカ。ん?何だかいいにおいが」

エリカ「すみません勝手にキッチンをお借りして!もうそろそろできますので」

ケイ「あー別にいいわよーふぁ……それじゃ顔洗ってこようかしら」

エリカ「分かりましたー」

・・・・・・・・・・

ケイ「ワオ!凄い豪華な朝ごはんね」

エリカ「冷蔵庫みたらお酒とお肉しかなかったからちょっとコンビニで買ってきました」

エリカ「さ、ケイさん!食べましょう!」

ケイ「ええ!じゃあまずは……」



ケイ「で、いつごろ北海道に行くのかしら?」

エリカ「今日中にでも出発しておきたいと思います。ケイさんもそれで大丈夫かしら?」

ケイ「問題ないわ!準備ができ次第行きましょう!」

エリカ「はい!ケイさん……」

ケイ「んー?」

エリカ「試合、頑張りましょうね!」

ケイ「……もちろんよ!」

というわけで日本編 第一章終わりです。

多分北海道で三つぐらいの章立てを予測してますので、それが終わったら企画旅行の旅に戻ります。

なんかバー経営してないけど申し訳ないとしか言えないです。これも全部仕組まれたことということで

ではまた夜に

なんだこの流れ……

みほ「ミカさんを傷つけることになってしまいます!」

エリカ「そんなこと言ってみなさいよ……私はあなたをムッツコロス!」

ミカ「私は最強だ―!」

アールグレイ「あなたがそうなったのは私の責任です。だが私は謝りません」

エリカ「ショチョー!」

再会は九時ころからを予定しています

おばんでございます。それでは日本編第二章進めていきます。

安価少なくてごめんなさい……

ケイ「はぁ……はぁ……ねぇ本当にこっちで合ってるのー?」

エリカ「その……はず……!」

ケイ「こんなに遠いなんてどんだけ警戒してるのよ……」

エリカ「西住と島田なら……この……ぐらいは……あ!」

ケイ「お!見えたわね!」

エリカ「プラウダの旗があるから間違いないわ!」

ミカ「おや……着いたみたいだね」

アールグレイ「お疲れ様です、お二人とも」

エリカ「お姉様!」

ミカ「おっと……そんなに勢いよく抱き着かなくて」

アールグレイ「たった三日間離れていただけですよ?」

エリカ「お姉様の香り……落ち着く……」

ケイ「エリカのこんな子供っぽいところ見れるだなんて……」

アールグレイ「おや、あなたは……」

ケイ「Hi!加勢に来たわよ!」

ミカ「これはありがたいね」

エリカ「大丈夫!この四人なら負けない!絶対に勝てる!」

アールグレイ「……そうですね。頑張りましょう」

ケイ「それで早速なんだけど私たちが乗る戦車ってどこに置いてあるのかしら?」

ノンナ「それは私が案内しましょう」

ミカ「これはブリザードのノンナ……」

ノンナ「アナタに聞きたいことは山ほどありますが、今はカチューシャに頼まれたことを片付けます」

ノンナ「ここの先に大きく開けた場所があり、そこに簡易のガレージをこしらえています。さぁ、こちらへ」

ケイ「まだ歩くのね……」

エリカ「……さて、何が見られるのやら」

ノンナ「では、中にお入りください」

ミカ「これは……」

アールグレイ「まさか本当に完成させていたとは……」

ケイ「アメイジング……」

エリカ「これが……E50!」

ノンナ「ダージリンから試験運用を兼ねて、逸見エリカにお渡しするようにとのことでした」

エリカ「……ちょっと乗るわよ」

ノンナ「どうぞ」

エリカ(じゃあこの鍵はおそらく……)

ブォン……ブロロロロロロ……

ケイ「動いた……!」

アールグレイ「こんなものが……」

ミカ「スペックをまとめたモノとか無いのかな?」

ノンナ「エンジンの性能はティーガーⅡの物をさらに改良し高性能なものに、主砲は8.8cm、装甲もパンターを大幅に強化したものとなっています」

ノンナ「おそらくスペックだけで見るのであれば、相手の戦車の性能を圧倒的に凌駕するでしょう」

エリカ「いいわ……これなら三人が相手でも勝てる……!」

ケイ「……エリカ」

アールグレイ「ではこれは何人で運用していたのですか?」

ノンナ「車長、砲手、装填手、通信手、操縦者の五人です」

ミカ「となると……車長はエリカ、操縦はアールグレイ、装填手はケイ、砲手は私が勤めるのが妥当かな?」

ケイ「それじゃ通信手はだれが担当するのよ?」

ダージリン「その役目は私が勤めましょう」

エリカ「ダージリン!」

ダージリン「ごきげんよう皆さま。無事到着したようで何よりですわ」

アールグレイ「いいのですかダージリン?あなたまで巻き込むことは」

ダージリン「この車両をお貸しした時点で共犯ですわ。それに、監視役も任されていますので」

ミカ「それじゃ彼女に通信手を任せてもいいかな、エリカ?」

エリカ「勿論!しっかり頼むわよダージリン!」

ダージリン「ええ。あなたもこの戦車の力を引き出せるよう頼みますわ」

エリカ「ええ!……さぁ来なさい!このE50が相手になるわ!!」

まほ「……」

みほ「お姉ちゃん?」

まほ「ん?みほか。どうした?」

みほ「なんだかすごく考え込んでいたから……」

まほ「……今でも思うんだ。もしあの時、真実をエリカに話していなかったらどうなっていたんだろうと」

まほ「こうやって戦うことも、嫌われることも無かったなかったのかと」

みほ「お姉ちゃん……」

まほ「すまない……こんなことを言っても仕方ないな。作戦を考えようか」

みほ「お姉ちゃん、私はお姉ちゃんがしたことは間違ってない、って今でも思ってる」

まほ「みほ?」

みほ「お姉ちゃんが言ってなくても、私が話してたと思うし、遅かれ早かれこうなると思ってた」

みほ「だからこそ、私たちは後悔しちゃいけないんだと思う。どんな結果になるかは分からないけど、きっと私たちは分かりあえると思うから」

まほ「……そうだな。ありがとう、みほ」

みほ「うん……だから、全力で戦おうね」

まほ「ああ、私たちの思いを全力でぶつけるぞ」

みほ「……それで作戦なんだけど、エリカさんがどんな車両を使って来るのか想像ができないんです」

まほ「非公式だからお互いの戦車が公開されてないからな。こっちはみほのⅣ号H、私のティーガー、島田のセンチュリオンの三両で行くが」

みほ「エリカさんならティーガーⅡだと思うんだけど……なんだろうこの違和感」

まほ「嫌な予感がする……が、そうは言ってられない。戦場は開けた草原地帯と森だから恐らく奇襲をしてくるだろう」

みほ「うん。だから順当にいけば森の中で待ち伏せをしてくるだろうか私たちが戦闘で偵察と陽動を受け持つから」

まほ「そこをセンチュリオンとティーガーで叩く」

みほ「状況に応じて愛里寿ちゃんの指示も必要になるからかなり流動的になることも、頭に入れて動かないとね」

まほ「島田流と西住流がこんな形で手を組むことになるとはな……そういえば愛里寿は?」

みほ「北海道に着いてからホテルに籠っちゃって……作戦通りには動くから安心してとは言われてるんだけど」

まほ「……彼女にとってエリカは姉のように慕っていた存在らしいから、今回の戦いは辛いものだろうな」

みほ「うん……大丈夫かな……」

愛里寿「……」

『エリカ「ええ、そうね。それであなたが満足するのなら」』

愛里寿「……」

『エリカ「まぁ戸籍上姉妹にはなれないけれど、いつでも私を姉として頼ってもらってもいいわよ」 』

愛里寿「……」

『エリカ「ええ、改めてこれからよろしくね、愛里寿」』

愛里寿「お姉様……私……」

愛里寿「こんな形で会いたくなかった……」

愛里寿「どうしてこんなことになっちゃうのかな……」

愛里寿「胸が……苦しい……」

愛里寿「助けてお姉様……」

エリカ「……」

ミカ「こんな夜遅くに一人で外にいるとは……そんな薄着じゃ風邪をひいてしまうよ」

エリカ「ミカお姉様……」

ミカ「ふぅ……さて、どうかな?今の気持ちは」

エリカ「……昔の私なら、こんな勝ち目のない試合は引き受けなかったと思う」

エリカ「でも私は自分の乗る戦車すら決まってないのに、引き受けた」

ミカ「何か理由があるのかな?」

エリカ「二つ」

エリカ「まず一つはお姉様がいてくれるから。一緒に戦ってくれる、それだけでどんな化け物が相手でも負ける気がしなかったの」

エリカ「そして最後は、これが最後のチャンスだから」

ミカ「チャンス?」

エリカ「島田流と西住流を相手に戦う最後のチャンスだから」

ミカ「そうだね……こんな試合、戦車道が始まって以来ないだr「違うの」

エリカ「歴史的に見て珍しいから戦う?違うのお姉様」

エリカ「私はこんなに苦しめるやつらを完膚なきまでに潰したいの!そのためにはあの子たちを倒すことになっても!」

エリカ「あぁ……こんなに戦うのが楽しみなのは初めて!」

エリカ「見ていてお姉様!私はこんなにも強くなりました!強くなったんです!」

ミカ「……分かったよ、エリカ。最後まで付き合うよ」

ミカ(ここまで壊れてるだなんて……それほどまでに愛が深かったのだろうね)

エリカ「アハ、アハハ、アハハハハハハハ!!!!!!!」

月夜に照らされながら笑う彼女は……この世のものとは思えないほど美しかった……

でもそのまま消えてしまいそうで、壊れて星屑になりそうで、しっかりとこの目に入れておかなければこのままいなくなりそうで

ミカ(神様がいるなら恨んでるだろうね……)


もうすぐ、人生で一番の戦いが始まる。

というわけで第二章終了です。今日はこのまま第三章書きます。戦車道の時間です。

いままでやったことないシーンなのでどうなるかわからないですがお付き合いください

決戦当日

しほ「時間ですね……それではこれより両陣営の隊長による挨拶を行ってもらいます。各陣営隊長、前へ」

エリカ「……」

愛里寿「……」

しほ「……お互い、礼」

愛里寿「今日はよろしくお願いします、逸見さん」

エリカ「ええ、こちらこそ」

愛里寿「……どうしても、戦わなくちゃダメなんですか?」

エリカ「ええ。戦わなきゃ私があなたを倒せないもの」

愛里寿「そうですか……では、全力で相手をします」

エリカ「期待してるわ。それじゃ」

・・・
・・


みほ「……愛里寿ちゃん」

沙織「ねぇねぇみぽりん、どうしても戦わなきゃダメなの?」

華「私も……この戦いはいつもと違ってなんだか調子が」

麻子「でも、エリカの様子は明らかにおかしいのは確か」

優花里「西住殿……」

みほ「今、エリカさんは苦しんでいます。言葉で話しても届かないほどに」

みほ「だから、私とエリカさんを引き合わせてくれた戦車道で、私たちの思いをぶつけたいんです!」

優花里「……できますよ!きっと!」

みほ「はい!ではいきましょう!」

・・・
・・


赤星「隊長、そろそろ時間です」

まほ「ああ、分かっている」

赤星「本当に……相手はエリカさんなんですね」

まほ「残念なことにな」

赤星「隊長、頑張りましょうね」

まほ「……そうだな」

・・・
・・

愛里寿(お姉様……あんなにも……あんなにも苦しそうな目をしているだなんて……)

愛里寿「私が……助けて見せるから!」

愛里寿(そして、元通りに……すべて元通りに!)

・・・
・・


エリカ「さあ行きましょう……これで幕を引いてあげるわ……」

エリカ「そして私は……みんなで幸せに……!」

まほ・みほ・愛里寿・エリカ「戦車前進!!!」

しほ「遂に始まりましたね」

千代「ええ。しかしエリカさんの乗っている戦車は」

しほ「ドイツのE計画の中の一つ、E50ですね。パンターの機動力を持ちながらティーガーⅡのような装甲と攻撃力を持った戦車」

しほ「しかしそれだけに運用方法は難しく、操縦もだが砲撃も指揮も相当なスキルが要求されるでしょう」

千代「本当……こんな形で見たくはありませんでしたわ」

しほ「私もです」

・・・
・・


愛里寿「……各員は森に入る手前の稜線で待機。相手の出方を見ます」

まほ「了解……みほ、相手は見えるか?」

みほ「ううん……今のところは……」

まほ「私たちはまだエリカがどんな戦車を用いるかわからない。愛里寿、ここは待機でいいな?」

愛里寿「掃討戦だからとりあえずは」



エリカ「……予想通り森には入ってこないわね」

ケイ「どうするのエリカ?」

エリカ「ティーガーⅡだったらこのまま待機がいいだろうけど……アールグレイお姉様!」

アールグレイ「分かりました。各員、準備を!」


愛里寿「……!この音、聞いたことないエンジンの音……」

まほ「まさか……」

ドンッ!!!!


エリカ「さぁ覚悟を!!」

みほ「突撃!?」

まほ「それになんだあの戦車!?」

愛里寿「まさか……E計画の!」

森から飛び出してきたE50は、その車体からは考えられない速度で戦場へと躍り出た。

突然の突撃。それは西住流とも島田流とも違う戦法。

彼女らの頭の中にあった「西住流と島田流を合わせた戦い方をしてくる」という考えによって、一番考えられない選択。

しかし逸見エリカには、この戦法が彼女らに有効だと知っていたのだった。

「っ!撃て!」

一番最初に反応したのは、ティーガーⅡだった。が、とっさの突撃に狙いが定まっていなかったのであろう。弾は空を切りE50の横をすり抜けていった。

次に反応したのはみほと愛里寿の戦車。二両は同時に射撃をしたが、E50の装甲は想像以上に難く、両者の砲撃は簡単に弾かれてしまった。

お返しと言わんばかりにE50の8.8cmは獲物を狙う。その砲身はみほの乗るⅣ号戦車に向けられている。

「撃て!!」

エリカの容赦のない号令。砲は火を噴き、まっすぐにⅣ号の車体へと飛んでいく。

しかし、Ⅳ号はすでに回避運動へと切り替えており、その一撃は地面を耕すだけに終わった。

砲撃を確認し、今度はまほが号令をかける。しかし、E50は再び移送を始め、砲撃をかいくぐりまた森の中へと消えていった。

思わぬ奇襲。E50とアールグレイの操縦、ミカの砲撃、エリカの指示だからできたできたこの行動。

「これが逸見の本気」

元より兵としての戦いにおいては島田流の当主より強い、いわば猛将と呼ばれてきた家。そこに、逸見エリカという知将が加わることで、一両でありながら愛群を相手にする必要があるという状況にまで追い込まれていたのであった。

三人の中に走る緊張。そして後悔。

数で有利。スキルで有利。考えないようにしていても生まれてしまった油断。

彼女らは逸見という家を甘く見すぎていたのだ。

「この音……また!」

愛里寿達は再びE50のエンジン音が近づいてきたことにより、緊迫した雰囲気に包まれる。

しかし、次に飛んできたのは車体ではなく砲撃。砲弾はセンチュリオンの左側面を通過していったが、次の砲撃では右の車体に命中した。

「そんな……もしかしてこんな森の中を走りながら砲撃を!?」

絶えず聞こえるエンジン音。そして違うところから発射される砲弾。

E50はその大きな車体でありながら森の中を走り回り、そして木々のわずかな隙間を狙っての狙撃を行っていたのだ。

E50にとって、いや、逸見家の前では森の中というのはハンデではなく、武器にしかならないのであった。

「っ!各員!このままではいいように狙われてしまうから、まほさんを先頭に森の中に入ります!」

愛里寿はこのまま狙い撃ちにされるのは得策とは考えたのであろう。それならば狙撃のできない接近戦に持ち込んだ方がまだいい。

指示の通り三両は森へと入り、E50へと接近していく。

E50はそれを確認して更に、木々が増える奥へと進んでいった。

愛里寿の作戦はこうだ。この森は奥に進めば進むほど木々が太くなり、E50のような戦車では押し倒せても、倒した木で場所がすぐにわかる。

エリカであればそのようなことは行わないであろう。で、あればどうやったとしても、エリカを一か所にとどまることはせずに、絶えず移動をするだろう。

ならば一か所に固まっているこちらを撃てるポジションも限られてくる。それに装甲のある戦車はこちらにも、ティーガーⅡがいるから、彼女の後ろさえ固めれば、そうそうに突破されることはなくなる。

愛里寿の指示で、射線が限られるポジションを探し、無事見つけた三両は、お互いの車体の後部を守るように車体を合わせ、全方位からの攻撃に備えられるようにした。

この形であれば、相手は射線を通せず、通せる位置に来たとしてもこちらからの砲撃が先になる。

完ぺきな防衛の形をとることができた。

エンジン音が近づいてきた方に実際に射撃をを行うと、E50のエンジン音は遠ざかり、また別方向から近づいてきても、射撃によって遠ざかっていった。

あとは短気なエリカの性格を利用して、しびれを切らして突撃してきたところを叩けばいい。

完ぺきな作戦であった。ただ一つ、誤算があったとすれば、

「……雨?」

「……これは雷が落ちてきますね」

雨が降り始めたことだ。

愛里寿はすぐさまこの雨が危険だと感じ取った。想像以上に強く降る雨は、戦車の重みで沈んだ地面にどんどん貯まってきたのだ。

このままでは、戦車を動かすことができなくなる。すぐにでもここを離れなければならない。

しかし、エリカがその隙を見逃すはずがなかった。

雷鳴と共にその黒鋼の車体は姿を現したのだ。

E50はその車体をⅣ号戦車にぶつけ、無理やりにでもティーガー戦車の弱点をむき出しにさせる。

「取った!!」

E50の砲撃。ティーガーの車体は魂を失ったかのように砲をさげ、白い旗を無情にも上げざるを得なかった。

「麻子さん!今すぐここを離脱してください!!愛里寿ちゃんとはまたあとで合流します!!」

「分かった。道が荒いから口を開けるなよ」

「愛里寿ちゃん、森を抜けた場所で集合です!」

「分かった!気を付けて!」

センチュリオンとⅣ号戦車の砲撃を開始しながらの撤退をせざるを得なかった。E50は動かなくなったティーガーに隠れ、また森の中へとその車体を潜ませていった。

「雨が降ってくることを予想してなかったのかしら?あの愛里寿でもそんなミスをするのね」

そう思わざるを得なかった。自分の考えた作戦通りに事が進みすぎている。あまりにも順調すぎる。

「エリカ、この後の作戦ですが」

「ケイさん、弾はまだありますよね?」

「なんとかね。でも動きまくる車内での装填は大変ね」

「ごめんなさいケイさん。でも、あと少しだけ……もう少しで終わりますから」

このまま各個撃破をすればいい。Ⅳ号は先ほどのラムアタックで満足に逃げられる足ではないはず。

ならば、まずは愛里寿の乗るセンチュリオンを片付ければいい。そうすれば、車両の性能でもスキルでも圧倒できる。

「目標は島田流。戦車、進んで」

エリカの号令で再び動き出すE50。こんどは誘い出す為の動きではなく本気で仕留めに行くための動き。逃げるウサギを追いかけるような、そんな動き。



「早く……早く合流しなくちゃ……」

一対一はエリカにとってはこれとないチャンス。この機会を逃すはずがない。

しかし、動揺は冷静な判断能力を鈍らせる。逃げ切れる。合流はできる。そう思っていた。

しかし、愛里寿はE50の性能をしっかりと覚えていなかった。E50の積んでいるエンジンはティーガーⅡのエンジンをさらに上方に改良したもの。

その出力は中戦車には十分と言えるほどのものであり、速度はセンチュリオンははるかに凌駕していた。

雷鳴と共にセンチュリオンの正面に立つE50。雨に濡れながらも笑うエリカ。愛里寿はその姿に人生で体験のしたことのない恐怖を覚えずにはいられなかった。

「愛里寿ゥ!!」

絶叫にも似た声。そしてE50の無情にも思える砲撃。

「か、回避!」

そう、無理に撃ち合おうとしてはいけない。本能が教えるのだ。まともに戦ってはダメだと。

「あは、ははは、アーハッハッハッハ!!」

滝のような雨音の中でも耳に張り付いてくる笑い声。愛里寿の頭の中をよぎる敗北の文字。

「愛里寿ちゃん!!」

突然の砲撃。そして、E50の側面に強い衝撃が走った。

「っ!みほ!!」

Ⅳ号の決死の突撃がE50を襲ったのだ。しかし、互いの車体の重量には大きな差があり、Ⅳ号は突撃と共に車体がひしゃげ、そのまま白旗を出した。


しかし、その突撃は無駄ではなかった。この一瞬のスキを逃せば勝機は無い。

「弱点は車体の下部」

あればティーガーの系譜であるのであれば弱点はそこしかない。この一瞬を逃せば……

だが、センチュリオンからの砲撃は無かった。いや、できなかった。

「お姉様……!」

「うっ……くぅ……」

Ⅳ号戦車の決死の体当たりの衝撃でエリカは車体の外に投げ出され、E50の車体の下部で倒れていたのだった。

見るからに足は曲がってはいけない方に曲がり、立ち上がることすらできない状態だった。

「……これじゃ撃てない」

戦車の砲撃は車長の指示によってできるもの。しかしこの状況ではお互いに射撃することができない状態になってしまった。

「どうしたの愛里寿……撃ちなさいよ……」

「でも……」

「こんなチャンスは二度とないわよ……無ければ…」

「でも!!」

「でも何なのよ!!早く撃って私をまた閉じ込めればいいでしょ!!!」

泥と汗と水滴でぐしゃぐしゃになった顔でエリカは叫んだ。

「結局ダメだった!!どうあがいても……どんだけ頑張っても!!結局はこんな形で負ける!!」

「もう駄目……耐え切れない……こんなの……こんなの!!」

エリカの悲鳴と共に近くの木に雷が落ちる。轟々と燃え盛る火柱は雨に負けることなく周りの木々を燃やしにかかる。

「お笑いよね……結局私はどんだけ頑張っても……逃げることなんてできなかった……」

「こんな人生だったのよ……もう……諦めたわ」

「……馬鹿」

「馬鹿馬鹿馬鹿!お姉様の馬鹿!!」

「……あり、す?」

「この勝負だって、どう見ても私たちの負けです!それに、お姉様は何もわかってない!」

「お姉様は……どうして私たちの思いに気が付いてくれないんですか!」

「私たちはこんな形でお姉様と戦場に出たくなかった!一緒に仲間として戦いたかった!」

「そして、一緒にお食事をして、一緒に笑いあえるだけでよかった!」

「そんな私たちが……どうしてお姉様を苦しめなくちゃいけないんですか!」

愛里寿の心からの叫び。その目からは洪水のように涙があふれ出している。

「今更私はそれをどうやって信じればいいの……今でも私の目は!アナタを見るだけでこんなにも憎く見えてしまうのに!!」

エリカの叫びと共に燃えた木の一本がメキメキと音を立てて倒れ始める。その行き先には動けなくなったエリカの姿がある。

「これで終わり」これで何もかもが終わる。

だが、木はエリカを襲うことはなかった。

寸前のところでE50が木を支え、エリカから離れた所に押し倒したのだ。

「エリカ、もうよいでしょう……」

「アールグレイお姉様……」

「エリカのことを思ってくれる人は今、目の前にいる。それだけじゃないさ」

すっとエリカを包み込むように雨がさえぎられた。

「エリカさん……」

「みほ……それに、まほさん?」

「エリカ、もういいんだ」

「何が……何がいいのよ……」

「もうお前を傷つけようとする人も、笑おうとする人もいない」

「エリカさんはエリカさんの人生を歩いてもいいんです」

「エリカお姉様、もう二度と離れませんから。だから、もう……」

「私は……私は!!」

もう一度、誰かに愛情を向けてもいいのだろうか?

みほ「いいんです」

もう一度、誰かの為に尽くしてもいいのだろうか?

まほ「いいんだ」

もう一度、誰かを信じてもいいのだろうか?

愛里寿「いいんだよ」

私は、もう一度、

エリカ「皆を……信じてもいいのでしょうか……!」

いいんです。もうあなたを傷つける人も嘲笑う人もいないのだから。

エリカ「~~~~~~~~~~~~~!!!」

声にならないエリカの泣き声が響き渡る。許されたのだ。救われたのだ。もう一度、みんなと笑いあえる日常に戻れるのだと。




しほ「雨が止みましたね」

千代「ええ。随分と長い雨でした」

しほ「……E50は先ほどの木を受け止めた衝撃でエンジンに損害を確認。走行不能とします」

千代「勝負は島田、西住の勝利とします」

しほ「あとはエリカの為に緊急のヘリを用意してください。このまま病院へと搬送します。」

千代「落ち着いたらこれからのことを話し合いましょう。大丈夫です。きっとうまくいきます」


慣れない戦闘描写とかするもんじゃねえな。人と人のやり取り書いてた方が頭使わなくて好き。

というわけで第三章終了です。なんかエピローグ書いて終わりそうな雰囲気ですが、企画旅行続けますんでもう少し安価の無いこのSSにお付き合いください。

ではおやすみなさい

どうもこんにちは

今日は前回頑張りすぎたので夜の更新だけになりそうです。すみません……これも全部睡魔が悪いんです……

戦車とか詳しくないのに書くからこうなるんだって……ティーガーⅡは完ぺきなミスです。脳内補完お願いします。

では四章書いていきます

みほ「あの後エリカさんは、救急ヘリですぐさま病院へと搬送され、足の骨折が落ち着くまで入院することになりました」

みほ「エリカさんは入院するほどの物じゃない、と言っていましたが、精神的疲労が見られることから、休息を兼ねてという形になりました」

みほ「そして今は……」

エリカ「……相変わらず不味いわね、病院食ってのは」

愛里寿「お姉様、我慢してください。はい、あーん」

エリカ「い、いいわよ別に!一人で食べられるから!」

まほ「嫌ダメだ。エリカは患者なんだから、しっかり看護されなくては」

エリカ「病気じゃないんですから大丈夫です!」

みほ「あははは……」

エリカ「何遠くで見てるのよ!早く止めなさいよ!」



エリカさんはあの出来事が起きる前の、私たちの知っているエリカさんに戻ってくれました。時折申し訳なさそうな顔をするときもありますが、私たちがフォローをすると、うれしそうに笑ってくれます。

あの後、エリカさんのお姉さんのアールグレイさんとミカさんは、一度逸見家に帰り、本格的に家の悪習を止めることにしたそうです。

二度とエリカのような子を産みだしてはいけない、という考えのもと親戚の元に行って説得して回るそうです。

ダージリンさんはE50の修復とさらなる強化のため、一度自身が進むプロチームへと戻っていきました。

ダージリンさんはエリカさんをまだ諦めていないようで、エリカさんも思わず苦笑いしてました。

ケイさんはエリカさんが帰って来た時の為にお店に戻るそうです。

エリカさんはお店に戻るのはまだ躊躇しているそうですが、ケイさんが何とかするから!といってました。

ケイさんが言うと何だか説得力がある気がしてきます!

エリカ「ちょ、ちょっと!何見てるのよみほ!!二人ともせめて食べさせるなら箸を使って!口移しはダメ!!」

みほ「……フフフ」

エリカ「みほ!?」

みほ「私も、したいなーって」

エリカ「みほ!!??」

とりあえず……おかえりなさい!

エリカ「はぁ……はぁ……ったく。次期当主ってのは戦場以外だとあんな感じになるって決まってるのかしら?」

コンコン

エリカ「はい、どうぞー」

しほ「失礼する」

エリカ「い、家元!?」

千代「私もいますよ」

エリカ「当主が二人も……一体どうしたんでしょうか?」

しほ「果し合いの約束の件……と言いたいところですが……」

千代「ええ。逸見エリカさん」

エリカ「は、はい」

千代「この度に一連の事を深くお詫びします。アナタにこんなにも辛いことにあわせてしまって申し訳ありません」

しほ「私からも謝らせてほしい。エリカ、本当に申し訳ない」

エリカ「そんな……頭を上げてください!私はそんな」

千代「いえ、最後まで話を聞いてください」

千代「まず、私達島田家ではエリカさんの両親の行き過ぎた……そう。信仰にもにた貢献には気づいてはいました」

千代「しかし、逸見家は島田家にとっても失うのはあまりにも大きい損失で、誰も止めることができずにいました」

千代「そこで、まだ次期当主になっていなかった私は、姉の……アールグレイさんとお話をさせて頂き、逸見家を抜け出すように促しました」

千代「後継者がいなくなれば逸見家も衰退するしか道が無い。当時の私にはそれが最善と考えていました」

しほ「だが、そこで誤算だったのは、エリカの両親のあまりにも不安定すぎる精神状態であった」

千代「危機感により情緒が不安定になり、結果としてエリカさんを怖がらせる結果となってしまいました」

しほ「そして、エリカは黒森峰を受験すると聞いた島田家は、私達に逸見エリカの保護を依頼してきました」

しほ「家の事情、そして島田家ではどうすることができない案件、そして猛将の逸見家を黒森峰に入れられる。そういったことから西住流で預かることにしました」

しほ「しかし、西住流の中にも島田流を快く思わない勢力がいるのは、私も知っていました」

しほ「だが、入学した当初は無事に抑えることができていたのですが、プラウダとの一件、そしてみほとの敗北」

しほ「これらの出来事により反対勢力がますます過熱してしまい、私達では抑えられないところまで来ていました」

千代「そして、大学選抜との試合を偶然みていたエリカさんの両親が、エリカさんの黒森峰の姿をし、島田流を相手に戦っていることに限界を迎えたのでしょう」

しほ「まずは西住流の門下生の一部が大学の受験担当員を買収」

千代「そして逸見家が監視をするために、あのお店を用意し、数年あなたを騙してきていました」

エリカ「それが……全てなんですね」

しほ「すまない……守り切れずにこんな辛い思いをさせてしまった」

千代「全ては力不足だった私たちの責任です。償えるのであれば、私たちにできる範囲で何でもさせてもらいます」

エリカ「一つだけ……聞いてもいいですか?」

エリカ「今……その当事者たちはどうなっているんですか?」

しほ「西住流では破門とし、二度と日本の地に入れないようにしています」

千代「逸見家は今回の一件で正式に破門。そして、両親は入院という監視状態においています」

エリカ「そうですか……」

エリカ「じゃあもう邪魔する悪い人はいないんですね……」

エリカ「もう……昔みたいに家族で笑いあう日々は戻ってこないけど……これも運命だったんだ」

しほ「エリカ……」

千代「……」

エリカ「お二人ともそんな暗い顔しないでください。確かに私は道を踏み外しそうになりました……でも、そんな私を愛里寿やみほにまほさんが助けてくれました」

エリカ「それだけで……もういいんです」

しほ「ありがとう、エリカ」

千代「もう新しい時代の芽が育ってきているんですね」

しほ「ああ……もう心配はいりません」

エリカ「……そうだ、お店に戻る約束なんですけど」

千代「そうでした!如何します?新しくお店を作るのでしたら島田流でバックアップさせて頂きます」

しほ「いや、ここは西住流に任せて頂こう。いいお酒の流通ルートも知っているし今後も安全です」

千代「西住流に任せると焼酎で溢れてしまいそうですわ……」

しほ「島田流だとどんな安物のお酒をつかまされるか分かりませんよ、エリカ」


しほ・千代「…………」

エリカ「わ~~~!!!どうしてそんなに喧嘩腰なんですか!!」

千代「エリカさんには申し訳ないですが、ゆくゆくは愛里寿と結婚してもらって、島田家の一員となってほしいので」

エリカ「ふぇ?」

しほ「エリカ程の人間をどこぞの男にとられるぐらいなら……まほとみほのどちらがいいですか?それともお二人とも?」

エリカ「いやその」

千代「愛里寿にこの話をしてみたら顔を赤らめて『不束者ですが…///』と言ってまして」

しほ「みほはエリカと同じ店に努めたいとお酒と料理の勉強を始めています。まほに関してはプロとの契約も済ませていますから生活も安定していますでしょう」

千代「エリカさんには、妹のように甘える人物が必要です」

しほ「姉のように頼れる人物と、双子のように語り合える人材の方が優先されるべきだと思いますが」

千代「……」

しほ「……」

エリカ「えっと……」

千代・しほ「さぁどっち!?」

エリカ「……どうしてこうなるのよ……」


エリカ(でも……凄く……安心した……)

エリカ(お父様……お母様……エリカは新しい家族の元へ行きます)

エリカ(憎く、恨んでもいますが感謝もしています……)

エリカ(ありがとう……そして、さようなら)

取りあえず第四章完!!!なんか終わりそうな雰囲気ですが終わりません。安価は絶対です。

というわけで明日から企画旅行再開です。

エリカさんの幸せな苦労はまだまだ続きそうです。

どうもこんばんわ。とりあえず再開しますが、ミミミはなかなかいいのが見つから無かったので、友達に聞いた印象で書いていきます。

非力な私を許してください……

エリカ「よっと……はぁ、足が治ってなくてもできると思ったけどやっぱ大変ね」

エリカ「色々とあったけど……やっぱり乗り越えるためにもここで頑張りますか」

カランコロン

エリカ「あぁいらっしゃいませー」

ルミ「ここがあの女のハウスね」

メグミ「これより作戦を遂行しますね」

アザミ「見ていてください隊長……」

エリカ「?……とりあえず席に座ってください。今メニューをお持ちいたしますので」

ルミ「……店内の様子は?」

アザミ「凄くオシャレでありながら落ち着いていて、大人の雰囲気が存分に醸し出されてるわね」

メグミ「これ……ボコの人形ですね。これも隊長にとっては点数が高くなりそう」

エリカ「あの……何か店内におかしいところがありますか?」

アザミ「え、ううん!!大丈夫!こういうお店初めてでー(嘘)」

エリカ「そうですか(監視の人かと思ったけど……それにしては敵意を隠すのが下手ね)こちらメニューです」

メグミ「あぁどうも……!!!!????」

ルミ「ど、どうしましたメグミ?」

メグミ「メニューの項目の……料理が……!」

アザミ「どれどれ……!?なんて量なの!?」

ルミ「これを一人で……なんて女……!」

エリカ「(なんなのこの人……)あの、奥にいますので決まりましたら」

ルミ「あ注文します注文します!えっと、糠漬け!」

アザミ「お酒は獺祭!それもいいやつ!」

エリカ「えっと獺祭と糠漬けの盛り合わせね……ちょっと待ってね」

メグミ「……これはちょっとまずいわよ」

ルミ「……女子力で大きく差を付けられたわね」

アザミ「……まだよ!まだこんなんじゃ隊長は任せられない!」

エリカ「えっと……お話し中すみません、頼まれた物を持ってきたんですけど……」

ルミ「あぁすみません……とりあえず乾杯を」

アザミ「それじゃこれからの作戦の成功を祈って」

メグミ「かんぱーい!」

二人「かんぱーーーい!」

おらキャラクターしっかり覚えてないからこんなことになるんだよお!!すみません!!!

エリカ「よっと……はぁ、足が治ってなくてもできると思ったけどやっぱ大変ね」

エリカ「色々とあったけど……やっぱり乗り越えるためにもここで頑張りますか」

カランコロン

エリカ「あぁいらっしゃいませー」

ルミ「ここがあの女のハウスね」

メグミ「これより作戦を遂行しますね」

アズミ「見ていてください隊長……」

エリカ「?……とりあえず席に座ってください。今メニューをお持ちいたしますので」

ルミ「……店内の様子は?」

アズミ「凄くオシャレでありながら落ち着いていて、大人の雰囲気が存分に醸し出されてるわね」

メグミ「これ……ボコの人形ですね。これも隊長にとっては点数が高くなりそう」

エリカ「あの……何か店内におかしいところがありますか?」

アズミ「え、ううん!!大丈夫!こういうお店初めてでー(嘘)」

エリカ「そうですか(監視の人かと思ったけど……それにしては敵意を隠すのが下手ね)こちらメニューです」

メグミ「あぁどうも……!!!!????」

ルミ「ど、どうしましたメグミ?」

メグミ「メニューの項目の……料理が……!」

アズミ「どれどれ……!?なんて量なの!?」

ルミ「これを一人で……なんて女……!」

エリカ「(なんなのこの人……)あの、奥にいますので決まりましたら」

ルミ「あ注文します注文します!えっと、糠漬け!」

アズミ「お酒は獺祭!それもいいやつ!」

エリカ「えっと獺祭と糠漬けの盛り合わせね……ちょっと待ってね」

メグミ「……これはちょっとまずいわよ」

ルミ「……女子力で大きく差を付けられたわね」

アズミ「……まだよ!まだこんなんじゃ隊長は任せられない!」

エリカ「えっと……お話し中すみません、頼まれた物を持ってきたんですけど……」

ルミ「あぁすみません……とりあえず乾杯を」

アズミ「それじゃこれからの作戦の成功を祈って」

メグミ「かんぱーい!」

二人「かんぱーーーい!」

(キャラクターこれで大丈夫?)

アズミ「うわ!流石獺祭美味しい!」

メグミ「この糠漬けも美味しいし……」

ルミ「いやまだだ!隊長をこんなポッと出の奴に取られてたまるか!」

エリカ「……あぁ大学選抜の時の人たちか。じゃあ警戒しなくてもいいか」

エリカ「……ん?」prprprprpr

エリカ「はい……あぁ愛里寿?」

三人「!!??」

エリカ「どうしたのこんな時間に……へぇお母さんから来てもいいって?良かったじゃない」

エリカ「分かったわ、約束通りハンバーグ用意しておくから……うん、うん、分かった、分かったから愛してるって言わないでよ。それじゃあね」

ルミ「なんてことだ……」

メグミ「隊長とこんなに親密になっているだなんて!」

アズミ「完敗……だわ……」

エリカ「ふぅ……ん?何よこっち見て」

メグミ「逸見エリカ!」

アズミ「お前は隊長とはどんな関係なのさ!」

ルミ「おとなしく白状しろ!!」

エリカ「はぁ!?いきなり何よ!」

ルミ「私たちは今日、隊長がご執心の人物ができたと聞き、隊長に害をもたらす人物なら抹殺するつもりで来た!」

エリカ「物騒ね……」

アズミ「結果は悔しいことに料理も人物も完ぺきだったわ!」

メグミ「もう正直に言うわ!あなたが羨ましいの!アナタ何者なのよ!」

エリカ「えぇ……」

三人「さぁ!」

エリカ「……はぁ。少し長くなるけど」

エリカ「……以上が今に至るまでの経緯よ。って」

ルミ「うぅ……ぐすっ…ぐすっ…!」

アズミ「こんなかわいそうな人生をこんな歳で……!」

メグミ「うわぁああああんん!!」

エリカ「ちょっとそんなに泣かなくても……」

ルミ「エリカ!」

エリカ「何よ……」

ルミ「今日からは私をお姉さんと呼んでもいいから!もっと甘えて癒されて!」

エリカ「え、えぇ……」

アズミ「ルミに任せたら心労で倒れるに決まってるじゃない!ここは私のように広い心を持った人が!」

メグミ「あんたに任せたらエリカさんがあばずれになってしまいます!清く正しく私が!」

ルミ「この前男の顔に嘔吐してた人に預けられますか!」

三人「やるかぁ!?!?」

エリカ「……愛里寿、あなたこんな人をまとめるだなんて凄いわね」

愛里寿「そうでもない」

エリカ「……来るの早くない?」

愛里寿「許可出たから。それより」

エリカ「分かってるわよ……座って待ってなさい。今作るから」

愛里寿「ううん。私も手伝う。お姉様、足まだケガしてるから」

エリカ「そう。ありがとね」

三人ならルミちゃんがいいですね。桃ちゃんと同じ匂いがします。

そしてちょっと急用のため今日はここまでにします。また明日の朝にでも更新再開します。

一応明日ダージリン書きますけど続きもサクサク書きたいので今のうちに安価取っておきましょうか

安価下1 お客さん
安価下2 お酒&おつまみ
安価下3 話題
安価下4 自由枠

最近このSSが終わった後の次回作のネタができてもうすこし楽しめそうです。

これは結婚式編ありますねぇ……

安価から広がる無数の脇道。安価了解です。ではまた明日。

近くダージリンさんが主役のSSを同時進行するつもりですので、気が向いたら見てください。

おはようございます。さぁ再開しますよー

今回はダー様とペコです

エリカ「あの日からほぼ毎日あの三人のうちの誰かが来るようになったんだけど……」

エリカ「なーんか引っかかるのよねぇ……こう、野心?というかなんというか」

エリカ「……私が愛里寿と結婚して、間接的に愛里寿の姉になるため?とか?」

エリカ「………まさかねぇ」

カランコロン

ダージリン「お邪魔しますわ、エリカさん」

ペコ「お久しぶりです、エリカさん」

エリカ「ダージリンさんにペコじゃない。いらっしゃい、ささ、座って」

ペコ「ありがとうございます。その、足の具合はどうですか?」

エリカ「まだ完治してないけど、病院にいるのが嫌で退院してきたのよ。はいメニュー」

ダージリン「あまり無理をしてはいけませんよ。……ではエリカさん、ペコに紅茶を淹れさせるので、それにブランデーを加えてください」

エリカ「ブランデー割りの紅茶ね。おつまみはどうする?」

ペコ「そうですね……ちょっと苦めのチョコとかありますか?」

エリカ「勿論あるわよ。それじゃペコ、中に入って手伝って」

ペコ「は、はい!緊張しますね……」

エリカ「普通のキッチンよこんなの……一応茶葉は用意してあるけど、これでいいかしら?」

ペコ「アールグレイですね。これはやっぱり」

ダージリン「十中八九アールグレイ様の置きみあげですね。あの人も変わりませんね」

エリカ「紅茶に関しては凄くこだわりのある人だったから……」

ペコ「……はい、できました」

エリカ「ありがと。それじゃこれを入れて……できたわよ」

ダージリン「ありがとう、ではいただきましょう」

ペコ「はい!」

エリカ「はい、これおつまみのチョコ」

ダージリン「どうも……うん、相変わらずの腕ね、ペコ」

ペコ「ありがとうございます」

エリカ「……ホントこれ美味しい。すごく上品な味」

エリカ「今度私にも紅茶の淹れ方教えてね、ペコ」

ペコ「はい!お任せください」

ダージリン(元気になりましたわね……これで、また一つ強くなりまたわね、エリカ)

エリカ「それで、今日はどうしたの?」

ダージリン「今回も勧誘……と言いたいところですが、実は最近身の回りの人物であることが起きまして」

エリカ「あること?」

ダージリン「アッサムが結婚しましたの」

エリカ「アッサムて聖グロの人よね……めでたいことじゃないの?」

ダージリン「お相手が女性の方でなければ、ね」

エリカ「……」

ダージリン「女性同士の結婚が法律で可決されて以来、女性同士の結婚の勢いは衰えを知りません。さらにIPS細胞による子供を授かることができる、ということもできるようになり、さらに過熱しています」

エリカ「そんなに凄いのね……」

ダージリン「これも時代と諦めるしかないものでしょうか……」

エリカ「アナタは女同士には興味はないの?」

ダージリン「淑女の嗜みとして、男性の為に尽く仕方を学んできましたので……正直興味は無くってよ」

ペコ「!!??」

エリカ「……結構硬派なのね」

ダージリン「アナタも同じではなくて?」

エリカ「私は恋愛に興味が無いだけよ。まぁ最近は自衛の為にそっちの方面の勉強をした方がいいかなとは思ってるんだけど」

ダージリン「あぁあの……でしたら女性同士の恋のABCを知っていますか?」

エリカ「恋のABCは聞いたことはあるけど……女性同士ってのは聞いたことないわね」

ダージリン「一般的にAはキス、Bは性行為に至るまでの体同士の接触、Cは性行為と言われていますが」

ダージリン「女性同士はAはディープキス、Bは性行為、Cは性開発と言われていますわ」

エリカ「えげつないわね……というよりCは何なのよ」

ダージリン「何でもお互い気持ちよくなるために、性感帯の開発を行うことをCと呼ぶらしいですわ」

ダージリン「真に愛し合う男性の手はきっと、そのようなことをしなくてもいいはずなのに愚かなものです」

エリカ「彼氏いたことあるの?」

ダージリン「いいえ、今まで男性と触れる機会が無くて想像の話になってしまいますが」

エリカ(結構箱入り娘なのね……というより、愛里寿がCまで!Cまで!って迫ってたと考えると……)

エリカ「やっぱり恋愛は暫くゴメンね……私にはAですら女性同士はちょっと……」

ダージリン「思ってた通りの答えで安心しましたわ」

エリカ「ペコはどうなの?」

ペコ「私はぁ女性同士でもぉいいとおもうんですぅよぉ」

エリカ「ペコ?」

ダージリン「これは……紅茶に入れるブランデーの量を間違えたのね」

ペコ「エリカさんもぉきっと女性の喜びを知れば……エリカさんこれからホテル行きましょう!」

エリカ「行かないわよ!というより女性の喜びって何よ!」

ダージリン「……エリカさん、耳を」

エリカ「何よ…………っ!/////」

ダージリン「その反応ですと……結構そっちの方面には疎いのですのね」

エリカ「何よ……そういうことしたことなくて悪かったわね!!」

ダージリン(顔を赤らめてのこういう反応のエリカさん……成る程、これは女性でもなかなかきますわね)

ダージリン「さぁペコ、帰りますよ。これ以上エリカさんに迷惑をかけてはなりません」

ペコ「やだやだやだぁもっとエリカさんといちゃいちゃしたいですぅ!」

エリカ「……大変ね」

ダージリン「お代はここに置いておくわね。それと、大変なのはあなたの方よ」

エリカ「え?」

ダージリン「さっきから盗み聞きしてる悪い子猫がいまして…よ!」

まほ・みほ・愛里寿・ルミ・アズミ・メグミ「あ」

エリカ「~~~~~~~~~!!!!///////」





帰宅後

エリカ「うわ……女性同士でこんなことまで……///」

エリカ「わ、わわわ……///」

エリカ「うぅ……何でこんなの調べなくちゃいけないのよぉ///」

このスレは健全で進んでおります。やましいことは一切いたしません。

では赤星書いていきます

エリカ「あのあと一睡もできなかった……///」

エリカ「もうどうするのよ……あの娘たちに会った時にこんなこと考えちゃ……」

エリカ「早く忘れたい」

カランコロン

エリカ「いらっしゃーい。あら」

赤星「お久しぶりですエリカさん」

エリカ「本当ね、さ、座って。メニュー持ってくるから」

赤星「ありがとうございます……んー、じゃあこのアクアビットを」

エリカ「また濃いのを頼んだわね……ノルウェー式でいいかしら?」

赤星「常温のアクアビットとビールを交互に飲むんでしたっけ?じゃあそれで」

エリカ「分かったわ……はい、おまたせ」

赤星「ありがとうございます!じゃあ……うん、この癖のある感じがまた」

エリカ「私は苦手だけどねこれ……カクテルに使うこともあるから用意してるけどね……」

赤星「アリサさんがこれ好きで、私も一緒に飲むことが多くなって気が付いたら」

エリカ「あーそういえば付き合ってたわね……うぅ///」

赤星「エリカさん?」

エリカ「大丈夫!なんでもないから!!」

赤星「?……あぁそうだ。実は報告がありまして」

エリカ「報告?」

赤星「実は……」

エリカ「?」

赤星「できちゃった、みたいなんです///」

エリカ「……もしかして」

赤星「アリサさんとの……子供///」

エリカ「…………」ポカーン

赤星「三か月って言われまして///」

エリカ「oh……」

赤星「それでアリサさんが結婚も認知もしてくれるって……///」

エリカ「それは……その、おめでとう……祝福するわ」

赤星「ありがとうございます!それで、今回はエリカさんに先輩として女同士の魅力を伝えに」

エリカ「大丈夫!!!間に合ってます!!」

赤星「そんなこと言わずに!」

エリカ「いや本当に大丈夫だからぁ!」

赤星「んもぅ……まぁ冗談は置いといて」

エリカ「今はそっち方面は冗談とか分からなくなってるから勘弁して」

赤星「子供も授かりましたし、これでしばらくお酒はお預けなんです」

エリカ「そっか……そうよね、子供に何かあったら大変だものね」

赤星「だから、最後はエリカさんのお店でっと思いまして」

エリカ「そう。ありがとね」

赤星「いえいえ。そういえばこの話をまほさんにも話したら同じように祝福してくれましたよ」

エリカ「あら良かったじゃない」

赤星「まほさん、『私も負けてられない』ってすごく燃えてましたよ」

エリカ「ありがとう。これで今夜もトラップを仕掛ける必要があることが分かったわ」

赤星(徹底してるなぁ)

赤星「そういえばまほさん、最近凄く笑顔が増えたんですよ」

エリカ「へぇ」

赤星「やっぱり……エリカさんが帰ってきてくれたのが嬉しいんでしょうね」

エリカ「……そう」

赤星「エリカさん」

赤星「私は一足先に幸せになりますから、エリカさんも幸せになってくださいね」

エリカ「……なっていいのかしら。私に普通の人のように幸せに」

赤星「いいんですよ、エリカさん。今のエリカさんは、何にも縛られてない、逸見エリカなんですから」

エリカ「……ありがとう。幸せにね」

赤星「……はい!」

帰宅してのエリカ

エリカ「……よし。トラップはこれで大丈夫そうね」

エリカ「それじゃ……その……勉強をはじめようかなー(棒)///」

エリカ「今日はIPSね……へぇ……男同士でも?」

エリカ「男同士ってどうやって……BL?これが参考図書なのね……」

エリカ「…………///」

というわけで赤星さんお幸せに。

安価下1 お客さん
安価下2 おさけ&おつまみ
安価下3 話題
安価下4 自由枠

安価下5 お客さん
安価下6 お酒&おつまみ
安価下7 話題
安価下8 自由枠

でお願いします。これからバイト行ってきますので夜にまた会いましょう

安価了解しました。では帰ってくるまで雑談でもどうぞ
自分のモチベーションは雑談のなかから生まれることも多々ありましたので

おばんでございます。それでは再開します

エリカ「……結局また寝てない」

エリカ「やっぱり同性同士の恋愛はダメよね……ダメに決まってるわ」

エリカ「……まぁ男同士なら私には関係ないしいいのかな」

カランコロン

エリカ「!い、いらっしゃいませ!」

しほ「邪魔をします」

千代「どうもー」

エリカ「あぁこれはどうも」

千代「今日はエリカさんにお土産を持ってきまして」

エリカ「これ……鯛ですか」

しほ「あとこれを。武勇という茨城の地酒だ……」

エリカ「これ大吟醸……ありがとうございます!せっかくですから、お二人もどうですか?」

千代「あら?それじゃあお言葉に甘えようかしら」

しほ「すまないなエリカ」

エリカ「大丈夫です。鯛はお造りにして、武勇は寒くなってきましたし、熱燗でどうでしょう?」

しほ「それで頼む。えりか、体の具合はどうだ?」

エリカ「まだ長い距離歩くのは辛いので松葉杖使ってますが、お店の中だけなら問題は無いです」

千代「あまり無理をしないでくださいね?もうおひとりの体ではないんですから」

エリカ「……そうですね。これ以上深く聞かないでおきます」

しほ「エリカ、結婚の話なのですが……」

エリカ「うぐっ!そ、それは……」

千代「やはりまだ決められないのでしょうか?」

エリカ「いやその私はまだ恋愛とかはいいかなと……」

しほ「そうですか……まぁ焦ることでもないでしょう」

千代「愛里寿はまだまだ十代ですからじっくりとお考えくださいね」

しほ「……みほもまほもまだまだ若いですから」

エリカ(どうしてこんなに険悪になるのよ!」

千代美さんの夫ってどんな人だよ……想像でいいですか?

常夫さんはみほっぽいけど頼れるような人でいいですかね?

エリカ「はい、お待たせしました」

しほ「……やはりエリカを独り身にするのは勿体ない」

千代「この歳でこんなに早くきれいに作れるだなんて……」

エリカ「見様見真似なのであまり褒めないでください……どうぞ、お注ぎしましたので」

しほ「すまない、それじゃ乾杯」

千代・エリカ「乾杯」

エリカ「そういえばお二人は今日は何の集まりなのですか?」

千代「と、申しますと?」

エリカ「いえ、いつも来るときは別々なので、なにかあったのかと」

しほ「まぁ今日も一人で来る予定だったのですが、この人とお店の前で偶然会いまして」

千代「まぁ立っていても仕方ないので入ろうとなったのですよ」

エリカ「そうだったのですか……と、なると今日は私に何か用事ですか?」

しほ「ええ、とても大事な案件です」

千代「これからの事で避けては通れぬ事」

エリカ「……どうぞ」

しほ「……あなたの義理のお父さんについてです」

エリカ「……へ?」

千代「愛里寿と結婚した時に、必ず私の夫に会うことになると思いますので、今からでも知っておいてもらおうかと」

しほ「みほとまほと結婚した時に、挨拶に来るだろうから、今日はどんな人か私も教えようと思ってたのだ」

エリカ「なんなのよそれ……」

しほ「まず常夫さんはどちらかというとみほに似ていて、少しドジなところはありますが優しくて、優しいお方です」

千代「私の所では、心が広く、いつでも甘えられるような親しみやすい人です。愛里寿とはいつもボコの放送を見ているんですよ」

エリカ「は、はぁ……」

しほ「この前エリカが嫁ぎに来るかもと話をしてみたら、すごく喜んでいました。あの人があんなに泣いてるところは見たことありません」

エリカ(それ喜んでたんじゃなくて結婚するのに反対なんじゃ……)

千代「こちらでも同じようにお話させてもらいましたら、箪笥の奥から家宝の日本刀を持ちだしてきて素振りの練習をするぐらいに喜んでいましたわ」

エリカ(殺される……!?)

しほ「そういえばこちらも戦車をいつも以上に入念に整備していたり、いつもは誰も入らない蔵で何やらしているようでしたが……サプライズでしょうか?」

エリカ(本気だ……本気で殺しに来てる!!??)

しほ「まぁここまででわかる通り」

千代「とてもいい人なので安心して結婚できますね、エリカさん」

エリカ「は、ははは……」(お姉様助けて~~~!!)






アールグレイ「む?」

ミカ「アールグレイ、この感じ」

アールグレイ「エリカの身に何か危険が……?」

店員「お待たせしましたー、こちら黒毛和牛のステーキでーす」

ミカ「……これを食べてから行こう」

アールグレイ「……美味しい」



しほ「さぁどうですか?結婚する気になりましたか?」

千代「婚姻届け持ってきてるんですよー」

エリカ「えーっとそのー……」

バンッ!!

愛里寿「お母様……」

千代「愛里寿?」

みほ「はぁ……はぁ……」

まほ「間に合った……」

しほ「みほにまほ?」

三人「勝手に話を進めないで!!」

みほ「エリカさんとは清く正しい交際をしていたいんです!」 ←夜な夜な潜り込んでは洗脳してる人

まほ「こんな形で結婚してはエリカの思いが踏みにじられてしまう!」 ←強引で過激なスキンシップ

愛里寿「お姉様にはお姉様の恋がある」 ←最近媚薬入りハンバーグを食わせた

三人「だから正攻法で攻略させてください!」

エリカ「揃いも揃って嘘ばっかりじゃないのよ!!!」

しほ「みほ……まほ……」

千代「愛里寿……」

エリカ「あぁ何でこんな言葉で泣いてるのよ二人は……!」

しほ「そうですね。娘たちの恋路の邪魔をしてはいけませんね」

千代「でも、母親としては心配なのです。何かあったらいつでも頼りなさい」

三人「お母様……!」

エリカ「……あー帰って寝たい。頭痛くなってきたわ」





アールグレイ「すみません、レアでもう一枚」

ミカ「同じのを頼むよ。ジャガイモも忘れずに」

店員「か、かしこまりました……」

シェフ「何枚食べるんだあの人たちは……」

というわけで島田家と西住家でした。この人たち絶対仲いい。

それじゃ続きを

エリカ「……やっと寝れた」

エリカ「睡眠不足もマシになったし、これで面倒な人が来なければ」

カランコロン

みほ「どうも~」

エリカ「……っち」

みほ「舌打ちですか!?」

優花里「どうしたのでありますか西住殿ー?」

沙織「早く中に入ろうよー」

みほ「あぁすみません!」

麻子「……や」

華「お久しぶりです、エリカさん」

エリカ「これは……あんこうチームの皆ね」

みほ「はい!今日はみんなで遊びに行こうって話になって」

エリカ「そうなんだ……まぁ適当に座って」

沙織「はー!エリリンの料理久しぶりに食べるなー!」

優花里「結構ご無沙汰でしたもんねー!」

華「私、今日は朝から何も食べてなくて」

麻子「お店潰れる」

みほ「あははは……」

エリカ「はいメニュー、今日のお勧めはアサリバターと自家製の梅酒よ」

華「自家製の梅酒!」

みほ「じゃあ私それで!」

優花里「私も私も!」

沙織「それじゃ全員それで!」

麻子「なんでもいい」

エリカ「分かったわ、それじゃ待ってなさい」

エリカ「おまたせ、感想教えてね」

みほ「それじゃ……」

麻子「沙織の婚活失敗を慰める会の結成を祝って、乾杯」

四人「かんぱーい!」

沙織「かんぱーい……」

エリカ「なんて集まりなのよ……」

華「わぁ……この梅酒、すごくおいしいです!」

優花里「お店のとはまた違う味ですねー!」

みほ「アサリバターもおいしぃ!」

麻子「ほれ、食べて元気出せ」

沙織「うん……」

エリカ「で、婚活失敗の集まりってなんなのよ」

優花里「武部殿は恋愛に生きる女性で、将来は素敵な殿方との結婚を夢見てるんですよ!」

華「でもそれが思うように行ってないみたいで」

みほ「一昨日に合コン行ったそうなんですが、周りの女性はお持ち帰りされてる中、一人だけ誘われなかったみたいです」

麻子「あんなにもオシャレしてたのにな」

沙織「うわあああ~~~~~~んん!!!」

エリカ「それはまぁご愁傷さま。でも、いつかいい人が見つかると思うわ」

沙織「それこの前振られた人にも言われた……」

エリカ「ご、ごめん……」

沙織「あ~~も~~~!!どうしてなのよ~~~!」

華「私から見ても非の打ちどころはないと思うのですが……」

エリカ「……あぁあれね」

五人「あれ?」

エリカ「男心を完ぺきに理解しすぎてて、逆に恐ろしいとか思われてるんじゃないの?」

四人「あ~~~」

沙織「そ、そんなわけ……そんなわけ……」

沙織「わ~~~~ん!!!」

麻子「よしよし」

エリカ「しかし……こうも失敗してると可哀想ね」

みほ「何とかしてあげたいんですけどね……」

麻子「……よし」

麻子「マスター、ここで一番強いお酒を頼む」

エリカ「?いいけど」

麻子「……んぐっ!」

華「麻子さん!?」

優花里「そんな!あまり強いお酒を一気に飲むと!」

麻子「おい沙織、よく聞け」

沙織「なによぉ私なんてもう」

麻子「私は昔からお前のことが好きだ。愛してる」

沙織「……へ?」

麻子「小さいころから知ってる。だからお前のいいところも悪い所も知ってる。そしてその全てが可愛いくて愛おしい」

麻子「そんなお前の魅力に気が付かない男なんてクズだドブネズミだ」

麻子「お前のすべてを理解してやれるのは私だけだ。だから……その……」

麻子「付き合って……ください……///」

四人「おぉ~~~!!!///」

沙織「え、えっと……急に言われても……その……///」

麻子「答えてほしい」

沙織「か、考える時間が」麻子「今すぐに」沙織「えぇ~~~!!」

麻子「……」

沙織「その……麻子がそう思っててくれるとは思ってなくて……その」

沙織「すごくうれしい……かな///」

麻子「じゃあ」

沙織「うん……浮気したら許さないんだからね///」

パチパチパチパチ!!

エリカ「おめでと」

みほ「おめでとうございます!」

優花里「おめでとうございますお二人とも!」

華「お幸せにねー!」

麻子「///」

沙織「えへへ///」

エリカ「……」

みほ「どうでしたか?」

エリカ「何がよ」

みほ「女性同士の恋愛も、悪くないと思いますよ?」

エリカ「……そうかもね」

みほ「!!!!!!!じゃあ!!!!!!」

エリカ「でもアナタは無いわ」

みほ「そ、そんなぁ~!」

エリカ「残念でした。さ、今日はサービスよ!好きなの頼みなさい!全部私のおごりよ!」





麻子「エリカ」

エリカ「ん?」

麻子「……お酒、ありがと」

エリカ「……どういたしまして。お礼は結婚式に呼んでくれたらいいわ」

麻子「約束する」

エリカの恋愛観が少しだけ変わった。

というわけでお幸せにー

安価下1 お客さん
安価下2 お酒&つまみ
安価下3 話題
安価下4 自由枠

で、お願いします。今日はこの安価消化して終わります

お客さん アキ ミッコ
お酒 つまみ 焼酎 串焼き
話題 最近ミカがつれない、構ってくれない
自由枠 ミカの本名について

でいきます

エリカ「結局あの後朝まで飲み散らかしたわね……」

エリカ「そろそろ買い出しに行かないとダメかしらね」

カランコロン

エリカ「いらっしゃい……おや?初顔ね」

アキ「あ、どうもー」

ミッコ「初めましてだな」

エリカ「……いや、どっかで見たことあるわね。もしかしてミカお姉様の?」

アキ「あそうですそうです。継続高校出身でして―」

ミッコ「それよりお腹すいたからなんか頼もうぜー」

アキ「ミッコ、ちょっと失礼だよ!」

エリカ「別にいいわよ。お姉様の知り合いだしサービスするわ」

ミッコ「それじゃ串焼き!」

アキ「えっと……麦焼酎をソーダで」

エリカ「分かったわ、少し待ってて」

ミッコ「……いやー、似てないね」

アキ「でも姉妹なんだよねー」

ミッコ「まぁお店間違えてなくてよかったじゃん。アキ、見つからなくてあたふたしてたし」

アキ「こういうところ来るの初めてなんだから仕方ないでしょ!」

エリカ「ごめんね分かりづらくて。はいお待ち同様」

ミッコ「うっひょー!美味しそう!いただきまーす!」

アキ「お行儀良くね。あ、美味しい」

ミッコ「これは驚いた」

エリカ「ありがと、サービスにおかわり自由にしてあげるからゆっくり食べなさい」

二人「はーい!」

エリカ「で、ここに来たってことはミカお姉様の事かしら?」

アキ「はい。実は……」

ミッコ「最近つれないんだよねー」

アキ「少し前までは事あるごとに旅に連れて行ってくれたんですけど、最近は何だかそれもなくて」

エリカ(……あれこれってもしかしなくても私のせい?)

ミッコ「それで、妹さんがいるって聞いたんで来たわけ」

アキ「まず妹がいるってのが一番驚いたんだけどね」

エリカ「へぇ……」

アキ「あの、なにか知らないですか?どんなことでもいいんです」

エリカ「あー……その……今実家の方でいろいろとあってね。ミカお姉様はそれの処理に追われてるのよ」

ミッコ「それってこんなに長くなるようなものなの?」

エリカ「実家のほかにも親戚一同にも関わることだって言ってたからもう少しかかると思うわ」

アキ「そっかー……まぁそれじゃ仕方ないよね」

ミッコ「だな」

エリカ「ごめんなさいね、不安にさせちゃって」

アキ「いいんですよ!連絡くれない方も悪いんですし!」

ミッコ「私らは帰ってくるまでここに来たりとかしてゆったりしてるさ」

エリカ「そうね。歓迎するわ」

ミッコ「そうだ。マスターは本当に妹さんなんだよな?」

エリカ「そうよ。それが?」

アキ「それじゃ……ミカの本名も実はしってたr」ミカ「それ以上の発言に意味があるとは思えないな」

ミッコ・アキ「ミカ!?」

エリカ「おかえりなさい、お姉様」

ミカ「ただいま、エリカ。何か変わったことはあったかな?」

エリカ「特に何もなかったわ。そっちは?」

ミカ「あらかた終わったからしばらくはゆっくりできそうだね」

ミッコ「すげえ、回りくどくない」

アキ「お姉さんしてるミカ初めて見た」

ミカ「二人には見せる必要はないからね」ポロロン

ミカ「それよりも、留守の間に悪事を働こうとした二人には、お仕置きが必要だと思うんだ」

二人「へ?」

ミカ「大丈夫。お仕置きにも大切なことがいっぱい詰まっているから」

エリカ「……お手柔らかにね」

ミカ「善処するさ。トゥータ!」

二人「ひえ~~~!!」

ちょっと中身が薄いような気がするけど許してください。

それでは今日はここまでにします。

明日の分の安価置いて寝ますね。それでは

安価下1 お客さん
安価下2 お酒&おつまみ
安価下3 話題
安価下4 自由枠

安価下5 お客さん
安価下6 お酒&おつまみ
安価下7 話題
安価下8 自由枠

もし仮にだけどエリカに普通に彼氏が出来たらこの人達どうなるの?

>>733

戦車道で勝ったら認めてあげるとか、料理がうまかったら認めてあげるとか、いろんな人に色んな勝負を仕掛けられて、彼氏がうんざりして別れるでしょう。


それでは再開しますがここで小話

エリカ「お客さん、もうそろそろ終電ですよ」

客「え~もっとエリカちゃんと話してたい~!」

エリカ「奥さんいるでしょアナタ。ほら、タクシー外に呼んでるから」

客「しょうがねぇなぁ……んじゃまた明日―!」

エリカ「またいらっしゃい……ふぅ」

みほ「……」

まほ「どうしたみほ?」

みほ「お姉ちゃん、一つだけ気になったことがあるんだけど」

まほ「ん?」

みほ「エリカさん、一日に一回は口説かれてるよね」

まほ「……確かに」

みほ「心配になってここひと月毎日来てるけど、全員違う相手に口説かれてて」

まほ「それもエリカの人望なんだろうな……まぁ、手を出したら生きては返さないが」

みほ「戦車の外に括り付けて二時間ドリフト地獄とかやってみたいなぁ」

エリカ「何物騒な話してるのよ、ほら、もう閉めるから」

二人「はーい!」

バタン!!

エリカ「ん?すみませんもうラストオーダー終わってて」

イケメン「エリカさん!」

みほ(誰?)

まほ(あの人……俳優のイケメンさんだな。どうしてこんなところに)

イケメン「エリカさん、今日は大事な話があります……僕と、結婚を前提に付き合ってください!!」

二人「!!??」

みほ(日本の中でも一位二位を争うイケメンさんからの告白っ!?)

まほ(全てにおいて完ぺきともいえる人物……エリカ!?)

エリカ「……イケメンさん、この前別の女性にも同じこと言ってたでしょ」

イケメン「……へ?」

エリカ「この前あなたに同じように言い寄られて捨てられた女の人が来て全部話してくれたのよ。恋に疎い私でも、それはやっちゃいけないことだってわかるわ」

エリカ「お客さんとしてくるのならいいけど、そういうのは遠慮するわ。さ、片づけの邪魔だから出てって」

イケメン「……あの……そのぉ……」ガシッ!ガシッ!

イケメン「へ?」

みほ「残念でしたねイケメンさん♪」

まほ「さぁ片づけの邪魔なようなので外に出よう♪」

二人「ちょっと話したいことがあるんで」

イケメン「ひぃ!!」




エリカ「まぁあんな男を片付けてくれるんなら、店に二人がいるのも悪くないわね」

忘れないようにエリカの○○でした。メモも書いておきますか。

絹代          温泉巡りで湯治
ウサギさんチーム     例の映画の撮影見学や、ロケ地巡り
まほ          「実家」
みほ、まほ、赤星小梅   上記三名と黒森峰へ行き、在校生と戦車戦
杏           海底の武蔵を見に行こう
??          北海道旅行、ついでに大学選抜戦跡地巡り〜試合を振り返りながら〜


エリカの○○シーン
エリカさんのまかない飯とか気になる
エリカの師匠的な人とかいるのかな?

それでは安価再会します。

エリカ「ふぅ……今日はお客さんも少なくて静かね」

エリカ「最近は恋愛とか色々と激しかったから……」

エリカ「たまにはこんな日があってもよかったわn」

バンッ!

カチューシャ「来たわよエリ―シャ!!」

エリカ「……おかしいわね誰も見えないわ」

カチューシャ「いるわよ!!」

エリカ「分かってるわよ、いらっしゃい。今日は一人?」

カチューシャ「ノンナは置いてきたわ!いつも私が一緒にいないとダメなんだからこんな日も必要よ!」

エリカ(今頃血眼になって探してそう)

カチューシャ「よいしょっと!さぁメニューを持ってきなさい!」

エリカ「はいはい……どうぞ」

カチューシャ「んー……今日はブルーキュラソーにするわ!」

エリカ「カクテルよね?それじゃあ……ブルーレディを作るわね」

カチューシャ「カチューシャが飲めるのなら何でもいいわ!」

エリカ「それじゃちょっと待ってなさい……はい、お待たせしました」

カチューシャ「おお~~!!これ、飲んでもいいの!?」

エリカ「ええ。アルコールが強いからゆっくり飲みなさい」

カチューシャ「分かってるわよ!……あ、美味しいじゃない!」

エリカ「ありがと、少し間が空いたから不安だったけど、上手にできてたなら良かったわ」

エリカ「最近どう?少しは大人の女性になった?」

カチューシャ「そうね!あのエステから私も少し身長が大きくなったのよ!」

エリカ「へぇ……何センチ?」

カチューシャ「五ミリよ!!」

エリカ「そう……」

カチューシャ「何よその目は!そんな可哀想なものを見る目で見るな!」

エリカ「ごめんごめんついね」

カチューシャ「まったく……そういえば」

エリカ「そういえば?」

カチューシャ「大学選抜との試合の日から、大洗のティーガー乗りの人たちと仲良くなったのよ」

エリカ「へぇ……なにか共通の話題があったの?」

カチューシャ「すごくソ連の戦車を褒めてくれたわ!今度まじかで見てみたいんですって言ってたわ!」

エリカ(それソ連製のエンジンとか見てみたかったんじゃ……)

カチューシャ「それで、この前見せてあげたんだけど、その日から何だかよそよそしくて……最近じゃ連絡もしてくれなくなったわ」

エリカ「うん?そういうことする人だとは思わないんだけど」

カチューシャ「まぁその……それが少し寂しくて……って何言わせるのよ!おかわり!!」

エリカ「はいはい……そういえば、そのことはノンナはどういってるの?」

カチューシャ「知らないわよ。もし知ったら発狂してなんかしそうじゃない」

エリカ「言うわね……そういえばノンナは最近どうなの?」

カチューシャ「どうってそんなに変わってないわよ……おかわり!」

エリカ「飲みすぎよ……ん?電話?」

カチューシャ「私ね……!?もしもし!」

カチューシャ「はぁ!?ISを作ってみたって何してるのあなた達!?そのせいで連絡できなかったとかふざけたこと言ってるんじゃないわよね!?」

カチューシャ「馬鹿じゃないの!!??今度見に行くから首を洗って待ってなさい!!」

エリカ「……良かったじゃない」

カチューシャ「別に!おかわり!」

エリカ「はいはい……」

カチューシャ「すー……すー……」

エリカ「で、結局寝ちゃうのね」

エリカ「こうやって寝てる姿は可愛いのになんであんなに生意気になっちゃうのかしら……」

ノンナ「起きているときでも可愛いですよ」

エリカ「うひゃぁ!?」

ノンナ「やはりここにいましたか」

エリカ「あなたいつのまに!?」

ノンナ「カチューシャが寝始めた時ぐらいからです」

エリカ「頼むから気配を殺してこないでよ……」

ノンナ「カチューシャもアナタが帰ってきて安心してるみたいです。今日の寝顔は凄く安らかです」

エリカ「……そう」

ノンナ「……ではお世話になりました」

エリカ「今度はあなたも来なさい。サービスしてあげるから」

ノンナ「ええ。そうします」


エリカ「……さーて、明日も頑張りますか」

という感じでこんな感じですかね。すみません今日はここまでにします。少しサッカーをしたくなってきたので……


また明日から再開します!

いっそのことウェディング仕様のオープントップに魔改造……

こんにちわんこ。それでは少しだけ再開します。

今回はエリカの○○からです。というかこのスレでお題消化しきれるかな……こんな長くなるとは……何が原因なのやら

ケイ「マスター、お店の片づけ終わったよー」

杏「あー今日もつかれたー」

エリカ「お疲れさま。今日はいつもより人が多かったから助かったわ」

エリカ「それじゃあ……今日の賄は贅沢にしましょうか」

ケイ「え、ハンバーグじゃない!?」

杏「これは明日雨が降るね~」

エリカ「いつもハンバーグ作ってるけど失礼でしょそれ!!……今日はそうね」

エリカ「魚と肉が余ってるのね……ご飯もある」

エリカ「よし、寿司を作るから待ってなさい」

ケイ「wow!!寿司もできるだなんて!」

杏「もはや何屋さんかわからなくなってきたね」

エリカ「確かに……でも、寿司を握るのにこの服はダメね。ちょっと待ってなさい」

ケイ・杏「?」

エリカ「……よし。へいらっしゃい!なんちゃって」

杏「うわ、割烹まで用意してるんだ」

ケイ「結構拘るのね」

エリカ「うるさい!たく……酢飯を準備してっと……あぁお酒好きなの飲んでいいから準備してなさい」

杏「お、いいね~それじゃあ……お、黒森峰あんじゃん!」

ケイ「お寿司だから洋酒は控えたいところだから丁度いいわね!」

エリカ「……よし、準備完了ね。それじゃ……」

エリカ「お客さん、何から握りましょう?」

ケイ「卵焼き!」

杏「干し芋!」

エリカ「なんでよ!!」


とまぁこんな感じで賄は気分で決めてます。こんな感じでどうでしょう?

エリカ「あー疲れた」

エリカ「今日から戦車道プロリーグの試合が再開したからお客が増えて……」

エリカ「恐らくあの二人が門下生に勧めてるのね……嬉しい悲鳴なんだけど一人は辛いって」

カランコロン

エリカ「いらっしゃいませー」

蝶野「おーいるいる!」

エリカ「えっと、審判やってた……蝶野さん?」

蝶野「正解ー!まだ大丈夫でしょ?」

エリカ「ええ。どうぞ座ってください、今メニュー持ってきますから」

蝶野「ごめんねー……へぇ洋酒だけだと思ったらいろんなお酒用意してるのね」

エリカ「無いものが無いようにしたいですから。はいどうぞ」

蝶野「ありがとうね……そうね、イェーガーのアイスショットで!あ、あんたも一緒にね!」

エリカ「ありがとうございます……と、どうぞ」

蝶野「それじゃあ……私の昇進を祝ってカンパーイ!!」

エリカ「かんぱーい」

蝶野「っ~~~!!はぁ~染みるわ~!」

エリカ「どれで、昇進と言いますと?」

蝶野「お、聞いてくれる?実はこの度審判総合委員長になってねー!そんで今日はそのお祝いの一人三次会って感じなのよ!」

エリカ「それはおめでとうございます!」

蝶野「ありがとねー!とりあえず目標としてたところまでは来たからあとは……」

エリカ「あとは?」

蝶野「彼氏欲しいぃ~~~!!」

エリカ「……」

蝶野「こう見えて結構料理もできるし、男の人のことだって考えられるし、お金も仕事もある!なのに寄ってこないのよ!!」

エリカ「そうなんですかぁ」

蝶野「ねぇどうして!どうして!?」

エリカ(なんか最近同じ人見たような気が)

蝶野「私もそろそろ年齢的に危ないし……ねぇいい男の人知らない?!」

エリカ「すみませんそっちの方面は……」

蝶野「そっかー……おかわり」

エリカ「はい……そうだ、噂の女性同士ってのは?」

蝶野「あー……酔ってるから言えるんだけどねー」

蝶野「気持ちよくないのよ、S○X」

エリカ「S○X////」

蝶野「やっぱ主砲でぶち抜いてもらわないとね!ってその反応……こっちの方面の話苦手?」

エリカ「苦手というか……その……最近まで知らなくて……」

蝶野「へぇ……」

エリカ「なんですかその顔」

蝶野「いや何でか分からないけど、ちょっと食べてみたくなっちゃって」

エリカ「食べる?」

蝶野「何も知らない可愛い人を自分色に染め上げるのもいいかなーって」

エリカ「……え?」

蝶野「ねぇこの後ホテル行かない?いい夜にしてあげるわよ?」

エリカ「け、結構です///」

蝶野「まぁまぁそう言わずにさぁ!」

エリカ「ちょ、顔近いです!」

バタンッ!

みほ「……」

エリカ「みほ!?」

みほ「目標はあの人です。やっちゃってください」

??「ガッデム!!!」

エリカ・蝶野「!!??」

??「てめぇかみほちゃんの恋人に手を出そうとしてるのわよお!!??」

蝶野「へ、何で先輩が」

??「御託はいいから来いお前……いっぱつ躾けてやる!!」

蝶野「ちょ!しゃれならない!しゃれならいですって!!!」

蝶野「た、助けて逸見さん!」

エリカ「……お代はツケとくわ」

??「おら来い!!人様に迷惑かけんなよ!!!」

蝶野「いや~~~~~!!!!!!」




みほ「間一髪でしたね」

エリカ「なに勝手に恋人にしてるのよ。出禁にするわよ」

みほ「そんな!?」

みほ「ごめんなさい……。えっとハンカチ……」ゴソゴソ

エリカ「あるわよ」スッ

というわけで蝶野さん、OUTです

そんじゃ残ってるエリカの○○を書いていきます

杏「んー」

エリカ「どうしたのよジロジロ見て」

杏「マスターってさー、師匠とかそんな人いるの?」

エリカ「どうしたのよいきなり」

杏「いやさ、カクテルとか料理とか、正直その歳でこんだけ作れるとは思えないわけで」

エリカ「料理は強いて言えばアンチョビさんだけど、料理もカクテルも、動画で見てそれを真似して少しアレンジしてるだけよ」

杏「……マスター人間止めてるの?」

エリカ「失礼ね!こんなのすこし勉強すればだれでもできるわよ!!」

杏「はいはーい」

エリカ(まさかあの子に負けないための勉強法がこんなところで役に立つとは思わなかったわ……)





とこんな感じですね。これでエリカの○○はいったん終わりかな。またレスの中に面白そうなのがあったらやるかも

それじゃ夜の更新のための安価を置いてお昼は終わりますね。


安価下1 お客さん
安価下2 お酒&おつまみ
安価下3 話題
安価下4 自由枠

安価下5 お客さん
安価下6 お酒&おつまみ
安価下7 話題
安価下8 自由枠

絹代          温泉巡りで湯治
ウサギさんチーム     例の映画の撮影見学や、ロケ地巡り
まほ          「実家」
みほ、まほ、赤星小梅   上記三名と黒森峰へ行き、在校生と戦車戦
杏           海底の武蔵を見に行こう
??          北海道旅行、ついでに大学選抜戦跡地巡り〜試合を振り返りながら〜

安価了解です。ごはん食べて来たら再開しますね。

それで、この安価消化したらまた旅行に行きます。とりあえずこのスレの中でお代償はしておきたいんで

お代償ってなんやねん

お題消化ですね

ただいま戻りました。それでは再開します。

エリカ「あーびっくりしたわ」

エリカ「あのあとあの時の男の人がお店の常連になるだなんて」

エリカ「人生分からないものね」

カランコロン

アンチョビ「よっ!」

エリカ「アンチョビさん、いらっしゃい」

アンチョビ「ごめんな開店して早々に来たりして」

エリカ「別にいいですよ、今日はどうします?」

アンチョビ「そうだな……麒麟山と酒盗のチーズ寄せで頼むよ」

エリカ「あら、今日は珍しく洋酒じゃないんですね」

アンチョビ「まぁな。今日は辛口のお酒が飲みたくて」

エリカ「?……はい、どうぞ」

アンチョビ「ありがと……うん、やっぱり今日はこれにして正解だったな」

エリカ「それで、何があったんですか?」

アンチョビ「聞いてくれ……最近というか少し前に後輩が結婚したって話をしただろ?」

エリカ「カルパッチョさんと来た時でしたね」

アンチョビ「そして最近大洗の生徒やいろんなところの生徒が結婚したって話を聞いて。みんなそういう時期になったんだなと思ったんだ」

アンチョビ「それで今日だ……ついに……来ちゃったんだよ」

エリカ「来たって何が?」

アンチョビ「ぺパロニまでもが結婚するって言ってな」

エリカ「へえ良かったじゃないですか」

アンチョビ「後輩の幸せは嬉しいさ。問題は相手なんだ」

エリカ「相手って結婚相手ですか?もしかてカルパッチョさん?」

カルパッチョ「いや私の弟だ」

エリカ「おおう……」

すげえミスった。最後のカルパッチョはアンチョビです

アンチョビ「考えてみろ……私はあいつらは家族のように扱ってきたさ。中でもアイツは私のことを姐さんと慕ってきてくれてた」

アンチョビ「恋に一切が疎いように見えてたアイツが、私の前に弟と一緒に来てな、顔を赤らめて、三つ指ついて、」

ぺパロニ『これからは家族になりますんで……よろしくお願いしますッス、お義姉さん』

アンチョビ「嫌だあああああああああああああああ!!!あいつにお義姉さんなんて言われたくないいいいいいい!!!」

エリカ「別にいいと思うけど」

アンチョビ「違うんだ!!あいつが結婚するってことはだな!私にも来るんだよ!結婚しろって重圧が!!」

エリカ「?」

アンチョビ「結婚のあいさつに来て、あいつらが帰った後だ……親から『お前もそろそろいい人を見つけろよ、弟に先を越されて恥ずかしくないのか?』って言われてな」

アンチョビ「これから結婚するまでずっと小言を言われなくちゃならんのだ!それが嫌なんだ!」

エリカ「あー……というよりまだ早くないですか?まだ二十前半だと思いますし」

アンチョビ「私の顔は飽きたからさっさと孫を見せろだとよ。本当に親なのか疑いたくなる」

エリカ「それは悲しいですね……」

アンチョビ「でもこう……後輩が先に結婚してる現状を見ると私でも焦らざるを得ないんだ」

エリカ「まだ好きなことしててもいいと思いますがね……」

アンチョビ「エリカ、お前ならどうする?」

エリカ「私なら……やっぱり親に言われての結婚は嫌ですね。私の人生はそんなに束縛の多い人生だったから、恋だけは自由に生きたいですね」

アンチョビ「……お前、いい女だな」

エリカ「ありがと」

アンチョビ「私の気持ちを理解してくれるのはお前だけだよ……そうだ!!」

エリカ「どうしたんですか?」

アンチョビ「エリカには悪いがエリカが私の彼女?になってくれれば全てが収まるじゃないか!」

エリカ「え?」

アンチョビ「私の気持ちを理解してくれて、私の技術も理解してくれる。そして私の気持ちを汲み取ってくれる!」

アンチョビ「これなら恋も私のしたいことも両立できる!!どうだ!?」

エリカ「そ、それは……」

アンチョビ「どうだ?私もエリカの気持ちを尊重するから、お互いにwinwinだろ?」

エリカ「……考えておきます」


アンチョビ「それじゃあエリカ、また遊びに来るぞ!」

エリカ「お待ちしてまーす……結婚かぁ」

エリカ「するなら……アンチョビさんは確かにアリ……いや待て待て待ちなさい私。どうして女同士で結婚する流れになってるのよ……」

エリカ「アンチョビさんも疲れてるだけ……そうに違いない……」

それじゃこのまま次の安価も

ケイ「アンジー、これお願い!」

杏「あいよー!んじゃこっち片づけといてー!」

エリカ「……二人ともだいぶ慣れてきてたわね」

ケイ「まぁマスターの指導のおかげね」

杏「このままお店構えちゃうかー?なんて」

エリカ「面白いこと言うじゃない……それじゃあ次来たお客さんの注文、二人が作って見なさい」

二人「え?」

エリカ「いい力試しになるわよ……ほら、来たわよ」

カランコロン

沙織「どうも~!」

麻子「んー」

エリカ「いらっしゃい、まぁ座って」

沙織「ねぇねぇ聞いて聞いて!今日は麻子との初デートだったのー!」

エリカ「いいじゃない、楽しかった?」

麻子「……まぁそうだな」

沙織「プリクラとか撮ったりして、すごく楽しかったー!」

エリカ「それは良かったわ。そうだ、今日は二人にお勧めがあるんだけど……それでいかしら?」

沙織「なになに~~!!気になる~!」

麻子「美味しいんならなんでもいい」

エリカ「ありがと。それじゃ二人とも、お願いね」

ケイ・杏「うぐっ!」

沙織「え、会長?!」

ケイ「サンダースの隊長も」

エリカ「さ、お願い」

ケイ「どうするアンジーこのままじゃ」

杏「……ケイは料理、あたしはカクテルを作ってみる」

ケイ「でも料理って……そうだ!」

杏「お、何か作れそうなのがあるのかい?」

ケイ「カップルにお似合いの物よ!」

杏「それじゃ私は……こいつにしようかな」

・・・
・・


杏「おまたせ~」

沙織「これ、なんてお酒なんですか?」

エリカ「ハネムーンね。新婚のカップル向けのカクテルで香り豊かなカクテルね」

沙織「お洒落~!」

ケイ「こっちもできたわよ!」

麻子「これはアメリカンドッグか?」

ケイ「これに、こうやって……ほら!顔を書いたりするのよ!」

エリカ「顔を書いたのを見せ合ったりしたら面白そうね」

麻子「……なるほど。それじゃ……これ誰だ」

沙織「みぽりん!それじゃこっちは?」

麻子「華だな。思ってるよりも楽しいな」

エリカ「それは良かったわ。二人とも、大成功よ」

二人「いえ~~い!」

沙織「そういえばエリリン知ってる?」

エリカ「何が?」

麻子「みほが優花里に求婚されたって話だ」

エリカ「ふーん」

沙織「あれ?なんだか反応薄いね」

エリカ「いやだって私に関係ないでしょ?それに、どうせ断ってそうだし」

麻子「実際その通りなんだが……」

沙織(どうするのよー!エリリン予想以上に反応無いー!)

麻子(みほの為に嫉妬の心を持たせようかと思ったけど……厳しいな)

エリカ「で、優花里のことだから諦めずに何回も求婚してるんでしょうに」

麻子「よく分かってるな」

エリカ「想像できそうだもの」

杏「でもさー、すこしは嫉妬とか危機感とかないわけ?」

エリカ「別に……」

四人(ダメだこりゃ)

エリカ「ただ、お店に来なくなるというなら少し……寂しいかな」

沙織「ほう」

麻子「それは」

杏「いい話を」

ケイ「聞いちゃったー」

エリカ「!?まさかあなた達!」

沙織「お代ここに置いとくわねー!」

麻子「ここに最後に来て正解だったな」

沙織「みぽりんにいい報告できそうー!それじゃ」

麻子「じゃあな」

エリカ「ちょ、ちょとまちなさいって!!」

杏「いやー面白い展開になってきたねー」

ケイ「みほがお店に来たらどんな反応するか楽しみね」

エリカ「もういや……」

杏「そういえばマスターこれ見て」

エリカ「なにこれ……ホテルの料理人募集?」

ケイ「これがどうしたの?」

杏「あの二人の結婚式のホテルここなんだよね」

杏「折角だから、三人であの二人の結婚式を盛り上げてみないかなーって」

ケイ「ワオ!ぐっとアイデア!!」

エリカ「私は別にいいけど……あの二人がいいって言うかしら?」

杏「ま、いいんじゃないのー?」

エリカ「適当ね……ちょっと待ってなさい」

エリカ「もしもし麻子、いや忘れ物とかは無いんだけど……結婚式の……え、いいの?いや、お願いしようとしてたんだったら好都合だけど……」

エリカ「分かったわ。恥の無い料理を作って見せるわ……それじゃ」

杏「許可、取ったんだ」

エリカ「勝手にやるわけにもいかないでしょ」

ケイ「当日の料理人を縛って、サプライズで私たちが作っても面白そうじゃない?」

エリカ「何言ってるのよ……さ、お店に戻るわよ」

二人「はーーーい」

エリカ(料理人ってことはケーキも作るのかしら……また動画見て勉強しないと)

という感じでどうですかね?今日はここまでで、また明日から旅行編をやっていきます。それでは

ちょっと時間ができたので消化できるだけ消化してみる。なんか行き当たりばったりだけどごめんなさい。

代          温泉巡りで湯治
ウサギさんチーム     例の映画の撮影見学や、ロケ地巡り
まほ          「実家」
みほ、まほ、赤星小梅   上記三名と黒森峰へ行き、在校生と戦車戦
杏           海底の武蔵を見に行こう
??          北海道旅行、ついでに大学選抜戦跡地巡り〜試合を振り返りながら〜

では始めますね。

杏「そういえばマスターさー」

エリカ「お店じゃないから別に名前でいいわよ。で、喫茶店に呼び出して何の用なの?」

杏「忘れてるかもしれないけど、エリカを癒す旅行まだ残ってるんだよねー」

エリカ「えっ……しまった!!」

杏「まぁみんな怒ってないみたいだからいいんだけどねー。それで、早速なんだけどちょっと付き合ってくんない?」

エリカ「付き合うってどこによ?」

杏「海底」

エリカ「海底」

杏「武蔵、見に行こうよ」

・・・
・・


フィリピン近海

杏「いやー来たねー」

エリカ「なんか気が付いたらここにいたんだけど……」

杏「気にしない気にしない。さて、それじゃあ見に行きますか」

エリカ「ちょっと待って!見に行くってどうやって」

アレン「ハイアンズサン」

杏「お、ポールちゃん元気ー?」

アレン「ソレハモウ」

エリカ「……この人、武蔵を発見した!?」

杏「それじゃちょっと潜水艦借りるねー」

アレン「ドウゾドウゾ―」

エリカ「ちょ、ちょっと!」

杏「まぁいつもは陸の兵器しか乗ってなかったわけだし、たまにはいいんじゃない?」

エリカ「それは貴重な体験だからありがたいけど……」

杏「あんまし難しいこと考えないで、楽しんだら?」

エリカ「……そうね!旅は楽しまなきゃ!」

杏「よし!それじゃ出発進行!」

エリカ「これが……戦艦武蔵……」

杏「思ってたよりおっきいね~」

エリカ「昔はこれに乗って多くの人が戦ってたのね」

杏「ほんと、戦争とはいえこんな大きなものが作られていたなんてねー」

エリカ「……昔は人が寝ていたところも、今じゃ魚の住処になってるのね」

杏「海の上で激しく戦って迷惑をかけたんだから、沈んだ後ぐらいはこうやって落ち着ける場所を作ってもいいんじゃないかな?」

エリカ「そうね……こんなに立派な船なら引き上げてもとは思ったけど、ここで生まれ、育った魚もいるんだから、大事にしてあげないと」

杏「……立派になったね、エリカちゃん」

エリカ「どうしたんですかいきなり」

杏「正直、第一印象は最悪だったよ。嫌な奴としか思えなかった」

杏「でも今は話し合って分かったよ。ホント、立派な人間だ」

エリカ「……」

杏「今度はあんこう鍋を食べにおいで。ごちそうするから」

エリカ「そうね……ぜひ」

・・・
・・


エリカ「ありがとう、いい経験させてもらったわ」

杏「いいってことよ」

杏「私もマスターにはお世話になってるし、やりたいことも見つかったし」

エリカ「やりたいこと?」

杏「私、小料理屋開くことにしたから」

エリカ「へえ……」

杏「また今度、味見頼むねー」

エリカ「ええ、楽しみにしてるわ」

これで杏編は終わりですね。それではどんどん書いていきますよー

アールグレイ「エリカ、今日はいきなり呼び出してどうかしましたか?」

ミカ「結構真剣そうな声みたいだったけど?」

エリカ「あの時はお世話になったからそのお礼をしたくて……それに、約束したじゃない」

二人「?」

エリカ「温泉、入ろうって」

・・・
・・


絹代「おー逸見殿ー!こっちでありますよー!」

エリカ「今日はありがと、西さん」

絹代「いえ!逸見殿の為とあらば!それより後ろのお二人は……?」

エリカ「あー私のお姉様。今回一緒に温泉に入りたくて呼んだんだけどいいかな?」

ミカ「急な話でごめんね」

アールグレイ「無理でしたら私たちは」

絹代「大丈夫であります!私の知り合いのお店なので、そのぐらいは何とかなりますから!ささ、さっそく入りましょう!」

エリカ「ありがとう西さん、さ、お姉様も行きましょう!」

ミカ「……エリカ、元気になったね」

アールグレイ「ええ、これがエリカの在るべき姿なのでしょう」

ミカ「さ、待たせちゃ悪いから」

アールグレイ「そうですね……温泉なんて久しぶり」

ミカ「ご飯もあるらしいから楽しみだな」

四人「ああ~~~~////」

エリカ「気持ちいいわね~~」

絹代「まったくでありますな~~~~」

ミカ「温泉には大切なものがたくさん詰まってるね」

アールグレイ「はぁ……溶けてしまいそうです」

絹代「それにしてもお三方は肌がきれいですね~~~」

エリカ「そう……かな?」

アールグレイ「気にしたことはありませんが……」

絹代「あとは髪もきれいですし……いや~~私が男でしたら告白をしていますでしょう!」

ミカ「褒め言葉として受け取っておくよ……そういえば君は女同士での結婚はどう思ってるんだい?」

絹代「私としては大和撫子になるためには、やはり殿方と結ばれるべきだと考えています!」

エリカ「でも、あなたじゃおしとやかにしてたら禁断症状で特攻しちゃいそうよね」

絹代「いや~それを言われるとなんとも」

アールグレイ「でも、西さんはなんとなく好きな殿方の前だと、緊張して逆に落ち着いてそうでもありますね」

エリカ「あ~~~それもありそう」

絹代「どうなんでしょうか……」

ミカ「その反応だと……付き合ったことは無いのかな?」

絹代「恥ずかしながら……」

アールグレイ「安心してください、エリカも同じですから恥ずかしがることは無いですよ」

エリカ「ちょ、お姉様!?」

絹代「そうでありましたか~!これから一緒に頑張りましょう!逸見殿!」

エリカ「私はそういうのは……それに、お姉様だって彼氏いたことないでしょう?」

ミカ「……彼氏は人生に必要とは思えないな」

アールグレイ「そ、その通りですねミカ、必要とは」

絹代「恥ずべきことではないのでは?」

アールグレイ「うぐっ」

エリカ「まぁここにいるみんな、似た者同士ってことで」

絹代「ですな!」

エリカ「あ~~~~~!」






癒される~~~~~!!!

これで絹代も終わりですね!それではもういっちょ行きます!

エリカ「待ち合わせ場所はここだと思うんだけど……」

ちょんちょん

エリカ「ん?」

紗希「……」

エリカ「アナタが迎えに来てくれたの?」

紗希「……」コクリ

エリカ「それじゃ案内してもらえるかしら?緊張するわね……まさかゴジラの撮影が見られるだなんて」

・・・
・・


梓「あ、みんな!エリカさん来てくれたよ!」

エリカ「久しぶりね、元気にしてた?」

桂里奈「もちろんです!」

あや「エリカさんが来るのにみっともないところ見せられないもんねー」

エリカ「別にそんな気にしなくても……それで、これから戦車道のシーンでいいの?」

梓「そうです!私たちの活躍、しっかり見ててください!」

エリカ「そうね……かっこいいところ、見せてちょうだいね」

六人「はい!」

エリカ「さて……どうなるやら……」

監督「お、君が噂の逸見さんだね?彼女たちから話は聞いてるよ」

エリカ「……監督さん?」

監督「お、顔を知っててもらえるとは光栄だ。ところで逸見さん、実は……」

エリカ「え!?でも……そんな……」

監督「そこをなんとか……」




あゆみ「エリカさん、何話してるんだろう?」

梓「監督があんなに頭下げてるの初めて見た」

紗希「……」

監督「それじゃ撮影再開するぞー!よーい……アクション!!」

梓「まずい!味方が!!」

紗希「……!」

桂里奈「どうしましょう!このままじゃ!」




エリカ「全軍うろたえるな!」

あゆみ「嘘!?」

あや「エ、エリカさん!?」

エリカ「陣形を整えるために全軍後ろに!そのあとはゴジラの右の足に向かって集中砲火!固い皮膚だって一か所を撃たれたらダメージが入る!」

優季「なんだかよくわかんないけど!」

桂里奈「エリカさんがいてくれたら百人力!」

梓「やるぞーーー!!あいあーい!」

・・・
・・


カットー!おつかれさまでーす

一同「おつかれさまでーす」

エリカ「ふぅ……これでいいですか?」

監督「勿論です!あとは少しだけ物語用に撮影して終わりなんで付き合ってもらえたら……」

エリカ「ここまで来たんだからちゃんとしたの作ってほしいし、別にいいわよ」

監督「いやーごめんね!じゃあ休憩挟んだら撮影するから!」

エリカ「分かりました……ん?」

六人「エリカさん、お疲れ様でした!」

梓「びっくりしました!」

紗希「……」コクコク

あや「こんなの聞いてなかったですし!」

あゆみ「台本も練習もなかったんでしょ?!」

桂里奈「エリカさんは本当に天才です!」

優季「憧れますー!」

六人「ねー!」

エリカ「まぁ急なオファーでびっくりしたけど……これも貴重な体験だもの。楽しまなくちゃ」

エリカ「さぁ撮影頑張るわよ!ここまできたんだからハリウッド狙うわ!」

全員「おおーー!!!」

と、こんな感じです!のこりはまた明日再開します!それでは……

まほ          「実家」
みほ、まほ、赤星小梅   上記三名と黒森峰へ行き、在校生と戦車戦
??          北海道旅行、ついでに大学選抜戦跡地巡り〜試合を振り返りながら

どうもこんにちわんこ。再開していきます。今日で慰安旅行は終わらせたいですね。次スレ……いる?

エリカ「さて……次はどこにいこうk」

まほ「やぁ」

エリカ「うげっまほさん」

まほ「その反応は流石に私でも悲しいぞ、エリカ」

エリカ「すみません……それで、今日はどうしたんですか?」

まほ「慰安旅行の続きをしているのだろ?実はリストを見てみるとわかると思うんだが……」

エリカ「リスト……こ、これは!」

まほ「さぁ、招待するよ。我が家に」

エリカ「……無事に帰られますように」

・・・
・・


しほ「ようこそ、西住家へ」

エリカ「どうも……お邪魔します」

まほ「荷物運んでおくぞ」

エリカ「あ、お願いします……それで、私はどうしてここに?」

しほ「まほがどうしても家をあなたに紹介したいと……詳しくは増設したアナタ用の部屋ですが」

エリカ(まずい外堀が!)

しほ「常夫さんがまほの願いと聞いて泣くほど喜びながら造っていましたので、よい出来だとおもいます」

エリカ(入ったら罠が無いか調べなきゃ)

しほ「残念なことに常夫さんは今日は出張でいないので、会うことはできませんが……常夫さんも大変悔しがっておりました」

エリカ(いたら命は無かったかも)

まほ「エリカ、運んでおいたぞ」

エリカ「あ、ありがとうございますまほさん!」

まほ「それじゃお菓子と飲み物を用意してくる」

エリカ「そんなとこまで……」

しほ「……あんなに嬉しそうなまほを久しぶりに見ました」

エリカ「そうなんですか?」

しほ「ええ……これからのまほの人生には色んな障害があるでしょうが、あの様子なら大丈夫でしょう。エリカ、あなたがいるから」

エリカ「……私がどんな力になれるかはわかりませんが、まほさんのためなら何でもしますよ」

しほ「それが聞けて満足です……ところでエリカ、一ついいですか?」

エリカ「なんでしょう?」

しほ「まほを呼ぶときはなんて?」

エリカ「まほさんですね」

しほ「みほは?」

エリカ「みほ」

しほ「では、私は?」

エリカ「家元、もしくは当主ですね」

しほ「……」むー

エリカ「どうしたんですか?リスみたいに頬が膨れていますが」

しほ「何でもありません、部屋はこの先の突き当りを右に曲がったところです」

エリカ「ありがとうございます!では失礼します!」

しほ「……ずるい」

エリカ「ここね……とりあえず入るだけ入っておこうかしら」

エリカ「失礼しまーす…………お邪魔しましたー」

まほ「どうした?中に入らないのか?」

エリカ「まほさん……この部屋にですか!?」

まほ「何かおかしい所があるか?」

エリカ「どうして壁にまほさんとみほさんの写真が敷き詰められてるんですか!?」

まほ「お父様がエリカさんの趣味だからって」

エリカ「んなわけないでしょ!!??」

まほ「エリカ、言ってくれればこんな隠し撮りじゃなく好きなポーズをするのに…///」

エリカ「顔を赤らめないでくださいよ!こんなことしませんから!!」

まほ「そうか……」

エリカ「お願いですから残念そうな顔しないでくださいよ……とりあえず、寝るところはここしかないんですか?」

まほ「もう一つある……」

エリカ「じゃあそこに移動しm」「私の部屋だが」「今すぐ写真剥がしましょう」

まほ「むー」

エリカ「そんな顔しないでよ……結構簡単にはがれるかわね……これなら早く終わりそうね」

まほ「そうだな、さっさと済ましてしまおう」

エリカ「やっと終わった……ってもう夜ね」

まほ「ふむ……それじゃご飯を作ることにしよう」

エリカ「あ、それじゃあてつだいまs」

まほ「エリカは待っていてくれ、今日は私の力で作ってみたいんだ」

エリカ「まほさん……」

まほ「料理は苦手だが……練習してきたんだ、安心して待っていてくれ」

エリカ「……それじゃあお言葉に甘えさせて」

・・・・・
・・・・
・・・
・・


エリカ「随分と時間かかってるけど……大丈夫かしら?」

まほ「おーい、開けてくれー」

エリカ「あ、はーい!」

まほ「ありがと……そして、おまたせ」

エリカ「これ……ハンバーグですか?」

まほ「ドイツで食べたのを私なりに再現してみたんだが……食べてくれるか?」

エリカ「勿論です!!それじゃいただいきます!あー……ん!」

まほ「……ど、どうだ?」

エリカ「……正直、ドイツで食べたのとはちょっと違いますね」

まほ「そ、そうか……」

エリカ「でも、こっちの方があったかくて、私、好きです」

まほ「エリカ……」

エリカ「今度は私も一緒に作りますから、二人で作り上げましょうね」

まほ「ああ……ああ!!」

エリカ「さ、冷めないうちに食べちゃいましょ!」

まほ「そうだな!」





しほ「……」

\ハイアーンダ、エリカ/\ヒトリデタベラレマスカラ―!/

しほ「……いい人に巡り合えましたね、まほ」

常夫「そうかもしれないですね……」

しほ「常夫さん……」

常夫「……こんなの見せられたら、反対できないですね」

しほ「よくわかりませんが……あなたも仲良くなれますよ」

常夫「そうだと嬉しいですね」

エリカ「お風呂ありがとうございます……」

まほ「気にしなくていいんだが……どうしてそんな不思議そうな顔してるんだ?」

エリカ「いや……まほさん、お風呂に侵入してこなかったなって」

まほ「……」

エリカ「そんな忘れてたみたいな顔しないでください……それで、今日はこの後どうするんですか?」

まほ「明日、イベントを企画してるからそれに備えて早寝だな」

エリカ「イベント?」

まほ「きっとエリカは気に入ってくれるはずだ、安心してくれ」

エリカ「そうですか……まぁそういうことなら早く寝ようかしら」

まほ「そうだな、それじゃ電気消すぞ」

エリカ「あ、ありがとうございます……って、なんで枕が二つあるんですか?」

まほ「?いっしょにねるためn」

エリカ「出て行ってください!」

まほ「むー」

エリカ「ったく……」

まほ「エリカ……」

エリカ「……今日だけですからね」

まほ「!」

エリカ「ハンバーグのお礼ですから……」

まほ「……ありがとうエリカ。それじゃオヤスミ」

エリカ「おやすみなさい、まほさん」

・・・
・・


まほ「まだ、起きてるか?」

エリカ「ええ……どうしました?」

まほ「もう一度……私と一緒に戦ってはくれないか?」

エリカ「まほさん……」

まほ「……正直な話、私は西住の名前に重荷を感じている」

まほ「このままではいつか押しつぶされそうで……怖いんだ」

エリカ「……」

まほ「エリカ、お前がいてくれたらと思うことは今まで何度もあった。もう……私にはお前がいないのが考えられないんだ」

まほ「エリカ、共に歩んでくれないか?私の戦車道を……」

エリカ「……まほさん、それはできません」

エリカ「私にはそんなことをできるだけの力はありません。それに、まほさんは大事なことを忘れています」

まほ「大事なこと?」

エリカ「まほさんの戦車道は西住流の教えを守り、さらに高めることです」

エリカ「それは西住ではない私にはフ踏みこんではいけない領域です」

エリカ「まほさんのしたいこと、なすべきことが、西住流の新しい道なりますから、自分の好きなようにやってくださいよ」

エリカ「みほは、それで強くなったんですから」

まほ「……そうか」

エリカ「そうですよ」

まほ「ありがとな、エリカ。おやすみ」

エリカ「ええ、おやすみなさい、まほさん」

やっぱ長くなるな西住の人とかかわると。これで実家編は終了です。

お題としてはあと二つですが……長くなりそうなのでまた遅くに更新再開します。戦車道シーン書くのは大変で

こんにちわんこ。結局機能更新できなかったことを謝罪します……サッカーが楽しすぎ……

次スレいるという声を多くいただいたので、できるところまではやっていきたいと思います。HTMLとかよく分からないんで勉強した方がよさそうですね。では再開します

エリカ「んー……よく寝たわね……」

まほ「むにゃ……」

エリカ「どうしてこの人が隣で裸で寝ているのかは置いておいて……顔でも洗いに行きましょうか……」

エリカ「えっと……洗面所はこっちかしら……」

みほ「あ、エリカさんおはようございます」

エリカ「あぁおはようみほ……」

みほ「そろそろご飯できますよ。あ、洗面所はそっちじゃなくて左ですよ」

エリカ「あぁありがと……」バシャバシャ

エリカ「……ん?」

エリカ「どうしてあんたがここにいるのよ!!??」

みほ「いやだなエリカさんここ私の実家ですよー」

エリカ「いやでもあんた確か」

みほ「はいタオルです」

エリカ「あぁありがと……じゃなくて!」

しほ「おはようエリカ、みほ」

みほ「おはようございますお母様」

エリカ「おはようございます……ってみほ大丈夫なの!?」

みほ「何がでしょうか?」

しほ「今日はアサリの味噌汁ですか……いい選択ですね、みほ」

みほ「ありがとうございます」

まほ「大学に入学するようになってからちょくちょく家に帰ってきてるぞ、おはようエリカ」

エリカ「おはようございます……まぁ仲良くなれたんだったらいいのかな?」

まほ「それよりエリカ、私の服はどこにやった?」

エリカ「知りませんよ!」

しほ「さぁご飯にしましょう、ね、常夫さん」

常夫「そうですね」

エリカ「あ」

常夫「おはようございます……逸見さん」

エリカ「おはようございます……(どうして私を見る目がそんなに鋭いのよ!名字を強調してくるし!)」

常夫「いやぁ楽しみですね、逸見さんとこうやってお話しできる日を……待っていましたから」

エリカ「は、ハハハハ……(胃、胃が…!)」

結局何事もなく食事が終わり、私とみほとまほさんは別室に呼ばれました。

まほ「それで、お話とは?」

しほ「あなた達の母校でもある黒森峰の現役生から挑戦状が届きました」

エリカ「挑戦状?」

しほ「現役生10両で、西住流で最高の門下生の名前を手に入れるためだそうです」

まほ「それで……私たちが戦うってことですか?」

しほ「現在、西住流から出せるのはみほとまほだけです」

エリカ「それじゃまともに戦車も動かせられないんじゃ!」

しほ「そうです……二人は出てもらいますが、エリカさん、アナタにもお願いしたいのです」

エリカ「私ですか……?」

しほ「恐らく私たちの陣営では動かせるのは良くて一両です。となれば西住流の戦いは存分に発揮できません」

しほ「しかし、多数に対して一両で戦う戦い方にたけているアナタがいれば、勝機はこちらに舞い降りてくるでしょう」

エリカ「でもそれでも三人じゃ!」

赤星「お話は聞かせてもらいました!!」

みほ「赤星さん!」

エリカ「どうしてここに?!」

赤星「エリカさんが西住家にお邪魔しているのに、昔を思い出して話す機会はこれしかないと思い飛んできました!」

まほ「加勢してくれるのはありがたいが……お腹に子供がいるんじゃ」

赤星「英才教育ですよ!小さいころからエンジンの音を聞かせて、将来立派な戦車乗りになってもらいます!」

エリカ「……ダメよ。まだ安定期に入ってないでしょ」

赤星「でも!」

エリカ「折角頂いた命。大切にしなきゃだめよ……だから、赤星さんには遠見を任せてもいいかしら?」

赤星「遠見?」

エリカ「視界の開けた所から、相手がどんな形で何両来ているかを教えてほしいの。多数に一人なんだからこんだけのハンデはあってもいいはずよ」

しほ「そうですね。私としても母体を戦車に乗せるのは反対したいので、それでいいですか?」

赤星「でも……分かりました。遠見の役目、しっかりと果させてもらいます!」

まほ「ありがとう……それで、どうするんだ?結局三人になってしまったが」

エリカ「……助っ人が必要ね」

ガラララッ!

ミカ「お困りのようだね」

アールグレイ「いつ出発するのですか?私たちも同行しましょう」

エリカ「お姉様!」

みほ「エリカさんのお姉さんが来て五人……これなら戦えますね!」

まほ「そうだな……戦車は倉庫にあるティーガーⅡを使おう」

しほ「許可します。では、後のことは任せます。西住流に恥じないように」

六人「はい!」

エリカ「で、どうしてお姉様がここに?」

ミカ「西住流の本家に行くと聞いたので」

アールグレイ「心配で外で野営してました」

作戦会議

まほ「では車長はエリカ、装填手は私、通信手はみほ、操縦はアールグレイ、射撃はミカでいこう」

みほ「異議なし」

ミカ「いいんじゃないかな?」

アールグレイ「問題ありませんね」

エリカ「西住流の戦いなのにこれでいいのかしら……」

まほ「エリカも黒森峰を出ているのだから問題は無いだろう。それで、作戦はどうする?」

エリカ「今回はまほさん達を相手にしてた時に比べて状況は比較的楽な方よ」

赤星「どうしてですか?」

エリカ「こっちには赤星さんの遠見で状況を把握しやすい環境にある。さらに、相手は西住流の教えを受け継いでいる子だけ。愛里寿がいないだけで作戦が立てやすいわ」

エリカ「集団戦を得意としてる西住流の崩し方は簡単よ。みほのやっていた通りに各個撃破すればいいのよ」

みほ「でもあれは仲間がいたからできたことで」

エリカ「さらに言えば機動力のある戦車中心で構成されていた、よね?でも安心しなさい。ちゃんと考えてるから。今回の戦場は森林地帯が多いみたいだからね」

エリカ「そうね……忍者作戦とでも名付けようかしら?」

みほ「にんにん作戦ですね!」

まほ「可愛いな」

アールグレイ「エリカらしいですね」

エリカ「なんでよ!!」

ミカ「森林……あの時の戦いをもう一回やるのかい?」

エリカ「それの応用よ。ミカお姉様の腕にかかってるから」

ミカ「それは頑張らないといけないね」ポロロン

エリカ「さて……小生意気な後輩にはお灸をすえてやらないとね」

当日

エリカ「……赤星さん、敵はどんな感じ?」

赤星「先頭にティーガー、後続にティーガーⅡが二両、後ろにエレファント、そして六両のパンターです」

まほ「エリカが隊長と見て機動戦を選んできたとみるべきだな」

エリカ「好都合よ。さぁ行くわ!パンツァー・フォー!」

・・・
・・


虎Ⅱ車長「隊長!敵はなかなか現れませんね」

虎車長「数で見ればこっちの方が有利だから待ち伏せか?」

虎Ⅱ車長「しかし見つかれば集中砲火を浴びせるだけですし……どうやって勝つつもりなのでしょう?」

虎車長「もうあきらめて逃げ回ってるんじゃないかな?掃討戦を選んだ相手を公開させてやる!」

虎Ⅱ車長「そうですな!はっはっはっはさぁすすm」バコーン シュポ

虎車長「狙撃!?敵エイ見えるか!?」

パンター「いえ……見えません!ぐわぁ!!」シュポ

虎車長「まさかこの平原で狙撃だと……一体どこから!?」

象車長「まさか……前方の森から!?」

虎車長「なんて腕だ……エレファントとパンター二両は森の外で待機!あとの全員で森に入って外に出すぞ!」

一同「了解!」




赤星「エリカさん、予想通りに敵は進行していきます」

エリカ「まるでマニュアル通りにしか運転できない初心者ね。黒森峰はこんなので大丈夫かしら?」

ミカ「狙撃は終わりかな?」

エリカ「そうね。では例のポイントに車両が来るまで後退して待機」

アールグレイ「よっと……どうもこの戦車は車体が大きくて苦手ですね。クロムウェル使いましょう」

エリカ「あんなの乗ってたらまともに狙撃できないわよ。それに装甲だって抜けるか分からないわ」

虎車長「森に入ったわいいが……!敵さんはきれいに足跡残していってるじゃないか!各員!足跡を追いかけろ!森から追い出すぞ!」

一同「了解!」

虎車長「よしこれで……ん?何かおかしいぞ……」

バコーン シュポ

パンター「すみません!やられました!」

虎車長「何!?どこからだ!?」

バコーン シュポ

パンター「どうして後ろから!?前にいるんじゃ!?」

虎車長「後ろからだと……!?もしかしてこの足跡は……いやそんな時間は!」

虎車長「相手はこの森の中を走り回り、尚且つ狙撃し、そして私たちを分散させるため用の足跡すら残していたのか!?」

シュポ

パンター「すみせ~~ん」

シュポ

虎Ⅱ「やられましたー!」

虎車長「森に私だけだになってしまっただと!?そんなこれじゃあ!」

エリカ「はぁい後輩!!」

虎車長「うわぁあ!!??」

エリカ「アナタの敗因は……多すぎるからあとで全部まとめて教えてあげるわ。今は必死に反省してなさい!」

バゴーン シュポ

虎車長「そ、そんな……」

みほ「すごい……」

エリカ「森に入ってきた時点で私たちの領域に入ってきてるようなものよ。あとは一両一両片づけるだけ」

エリカ「まぁこんなことができるのはみんながいるおかげなんだけどね。赤星さん、残りの三両はどうしてます?」

赤星「エレファントを先頭にゆっくりと前進しています……これだと戦力の逐次投入ですね」

エリカ「はぁ……こんなのが後輩だなんて……」

まほ「きついお灸が必要だな」

エリカ「ホントそうですよ……それじゃ、同じように片づけましょうか」

シュポ シュポ シュポ

勝者、西住流

エリカ「さて……これは当主からきついお仕置きかしら?」

まほ「だな。久しぶりに起こる母上を見られる」

みほ「私としては複雑だなぁ」

エリカ「正直な話、戦い方が雑だったから、黒森峰の名前を背負うならもっとしっかりしてほしいわね」

ミカ「それじゃ私たちは旅に戻るよ」

アールグレイ「エリカ、最近連絡が少なくて寂しいので、しっかりと連絡するように」

エリカ「分かりましたから。お姉様、ありがとうございました」

赤星「エリカさんはこの後どうするご予定なんですか?」

エリカ「最後の旅行……北海道に行ってくるわ」

まほ「北海道?」

みほ「誰と行くのですか?」

エリカ「えっと……名前が書いてないわね。誰なのかs」

愛里寿「私」

エリカ「うひゃあぁ!?」

愛里寿「お姉様、お待たせ」

エリカ「お、脅かさないでよ……」

愛里寿「みほお姉ちゃんもまほさんも赤星さんもお疲れ様でした」

愛里寿「それじゃお姉様、行きましょ」

エリカ「ちょ、ひっぱらないでって!」




みほ「なんか……あっという間に行っちゃいましたね」

赤星「あんなに小さくても行動力はあるんですね」

まほ「でももう高校生ぐらいの年齢だろうし……あれ?ということは結婚できる?」

みほ「!?」

赤星「これはお二人にとってはまずいですね」

まほ「しかも二人きりとか許せない!」

みほ「この後の戦車の整備さえ無かったら追いかけたのになー……」

これで黒森峰編終わりです。後のコスは最後の一つですね。最後までお付き合いください。それではお昼はここまでで

おばんです。それでは最後の旅行を開始しましょう。

愛里寿「ほらお姉様、こっちです」

エリカ「ちょ、引っ張らないでって……まだ病み上がりなんだから……」

愛里寿「あっごめんなさい……」

エリカ「はぁ…はぁ…その、嬉しいのは分かるから、もうちょっと落ち着いていきましょう」

愛里寿「うん……」

エリカ(ちょっと落ち込んじゃったわね……負い目を感じさせちゃったかしら?)

エリカ「そういえば愛里寿、北海道では何をする予定なの?」

愛里寿「えっと、まずは限定ボコを見て、そのあとは……」

愛里寿「……」

エリカ「あとは?」

愛里寿「考えてなかった……」

エリカ「……へ?」

愛里寿「お姉様と一緒にいられることが嬉しくて……私、お姉様と一緒ならどこでも嬉しいから……」

エリカ「……///」

エリカ「お、おほん!それじゃ折角だから美味しいもの食べに行きましょうか!旅館は予約してるんでしょ?」

愛里寿「うん」

エリカ「それじゃ旅館に戻るまで、北海道を満喫しましょ」

愛里寿「……うん!」

エリカ「よし!それじゃ行きましょう」

愛里寿「お姉様、手、繋いでもいいですか?」

エリカ「勿論よ」

愛里寿「ありがと///」

エリカ「そういえば北海道の限定ボコってどんなものなの?」

愛里寿「アイヌの姿をしてボコボコになってるボコ!」

エリカ「見事にご当地なのね」

愛里寿「あとはまりも○っりに殴られてるボコもある」

エリカ「何でもありね」

愛里寿「他にもいっぱいあるって聞いてる」

エリカ「凄いわね……ん?」

愛里寿「どうかしました?」

エリカ「……いいえ。何でもないわ」

愛里寿「?じゃあ行こ、お姉様」

エリカ「そうね(視線を感じたけどいったい誰が……?)」



??「愛里寿……」

??「物陰で見てるのはどうかと思いますよ」

??「でも私のかわいい愛里寿が!」

??「邪魔しちゃいけませんよ。さぁ帰りますよ」

??「そんな~~~~!!」

愛里寿「?」

エリカ「気のせいね……私、ご飯はラーメンもいいかなと思ったんだけど、海鮮ハンバーグってのもあるみたいね」

愛里寿「ハンバーグ!」

エリカ「美味しかったらお店でも作ってみましょうか」

愛里寿「うん!」

食事も買い物も終えて旅館へ

エリカ「今日は楽しかったわね」

愛里寿「うん!お姉様ありがとう!」

エリカ「別に私は付き添ってただけよ。さて、それじゃお風呂にでも行きましょうか」

愛里寿「うん!」

エリカ(ホント愛里寿に初めて会った時を思い出すわね……少しでも昔の空いた時間を埋められるように私も……)

エリカ「あ、でも体触るのは禁止だからね」

愛里寿「え、お背中だけでも」

エリカ「そうやって何回胸を揉まれそうになったか分からないから」

愛里寿「っち」

エリカ「油断ならないわね……」



カポーン

エリカ「ああああ~~~~~~~」

エリカ「染みるわああ~~~~~!」

愛里寿「お姉様、おじいちゃんみたい」

エリカ「もう私温泉の中でお店経営したいわぁ」

愛里寿「それは困る」

エリカ「どうして?」

愛里寿「お姉様のハンバーグ食べられなくなっちゃう」

エリカ「それはダメね……愛里寿も大きくなったわね」

愛里寿「成長期、来たから」

エリカ「お母さんにも似てきたし、将来は美人間違いなしね」

愛里寿「それは嬉しい。きっとお姉様との子供も可愛くなるから」

エリカ「作らないわよ」

愛里寿「残念……やーってやる♪やーってやる♪やーってやるぜー♪」

エリカ「~♪」

二人(幸せ~)

エリカ「それじゃそろそろ寝ようかなと思うんだけど」

愛里寿「もっとお姉様とお話ししたいです」

エリカ「私もしたいところなんだけど、ちょっとさすがに疲れちゃって……足かばってたから変に疲れちゃったみたいね」

愛里寿「あっ……それじゃ寝る」

エリカ「ありがと」

愛里寿「でも、一緒の布団で寝るのが条件」

エリカ「え!?それは……」

愛里寿「お願い、最後のお願いだから」

エリカ「……しょうがないわね」

愛里寿「!」ぱぁあ!

エリカ「ほら、おいで」

愛里寿「うん!」

エリカ「それじゃおやすみなさい」

愛里寿「おやすみなさい、お姉様」

・・・
・・


エリカ(……)

愛里寿(お姉様の体いいにおいやわらかい離れたくないもっともっと匂いを擦り付けたい)

エリカ(熱い……)

エリカ(……そうだ)

エリカ「愛里寿」

愛里寿「なに?」

エリカ「明日、大学選抜の試合をやったところに行くことはできる?」

愛里寿「できるけど……どうして?」

エリカ「ちょっと、行きたくなったのよ」

大学選抜跡地

エリカ「……懐かしいわね」

愛里寿「うん……」

エリカ「愛里寿は当時、どうだった?」

愛里寿「どうって?」

エリカ「西住流と戦ってみて」

愛里寿「……強かった。でも、私にも甘い所があったと思う」

エリカ「今ならどう?」

愛里寿「勝つよ。もう同じ轍は踏まないし、それに、お姉様がいるもの」

エリカ「私?」

愛里寿「お姉様が一緒に戦ってくれるのが一番うれしいけど、それよりもお姉様が見ていてくれるだけで、負ける気がしなくなる」

エリカ「そんなに凄い人じゃないわよ、私は」

愛里寿「愛する人の前でいい姿を見せたくなるのは当たり前だもん」

エリカ「……そう///」

愛里寿「照れてる?」

エリカ「うっさい……」

愛里寿「お姉様は本当に戦車道には戻らないのですね」

エリカ「ええ……たまに乗ることはあっても、本格的に復帰することは無いわ」

愛里寿「そうですか」

エリカ「ごめんなさいね」

愛里寿「大丈夫。だから、私の姿を、いつまでも見ていてくださいね」

エリカ「……それで満足するなら」

愛里寿「うん」







エリカ(あれ、もしかして変な約束しちゃったかしら?)

愛里寿(私のプロポーズ、受け取ってもらえた///)

慰安旅行終了!!!これでしばらくは長編は無いでしょう!!

それじゃとりあえずスレ埋めるまで安価取りますね。次スレはいまのところある方向で考えてます。ではまた

あそうだ安価置いておきますか。

安価下1 お客さん
安価下2 お酒&おつまみ
安価下3 話題
安価下4 自由枠

安価下5 お客さん
安価下6 お酒&おつまみ
安価下7 話題
安価下8 自由枠

おばんです。それでは再開していきます。とりあえずスレ消化するまでは長編は無い予定です。

エリカ「んー……帰ってきたー!」

エリカ「さて、しばらくは予定も何もないし気楽にお店を再開しましょ」

カランカラン

エリカ「いらっしゃい……うげ」

みほ「うげはひどいですよエリカさん……今日はちゃんとしたお客さんとして来たんですよ」

エリカ「そうだったのね……今日はサービスするから許してよ」

みほ「そうですね……それじゃいつもので」

エリカ「ソルティドッグとポテトサラダね。少し待ってて」

みほ「それじゃ……ふぅ」

エリカ「その様子だと、今日帰ってきた感じかしら?」

みほ「そうですね。急ぎ帰らなくちゃいけない用事もあったので」

エリカ「急ぎの用ね……はい、ポテトサラダ」

みほ「ありがとうございます!」

エリカ「その用事はもう終わったの?」シャカシャカ

みほ「いえ、それがエリカさんに関係のあることでして」

エリカ「私?あ、できたわよ」

みほ「あ、いただいきます……うん!やっぱりエリカさんのはいつでも美味しいですね!」

エリカ「ありがと。それで、私に関係するってどういうこと?」

みほ「実は西住流に関係することです……それは」

エリカ「……」

みほ「お母様が……三人目を作ろうとしているんです!」

エリカ「……は?」

みほ「だから私に妹が」

エリカ「いや確かにそれも驚きだけど、それが私とどうして関係が……もしかして」

みほ「そのもしかしてなんです……相手はエリカさんがいいと言っていたんです」

エリカ「……ちょっと待って。それって……」

みほ「恐らく考えている通りです……」

みほ(IPSの開発に乗り気だったのはこのためだっただなんて……油断してました!)

エリカ(常夫さんに殺される……間違いなく殺される……!!!)

みほ・エリカ(どうにかして対策を練らないと!!)

エリカ「どうすれば……いいのよ……」

みほ「エリカさん……」

エリカ「みほやまほさんはまだ私でもなんとかなるわ……でも、今回の相手は!」

みほ「今までの常識が通じない相手ですから、恐らく熾烈な戦いになるかと」

エリカ「みほがそういうんだからやっぱり強敵なのよね……」

みほ「腕も知識でも一歩上を行ってますし、これとない相手ですね」

エリカ「……生きて帰れるかしら」

みほ「(ん?)殺しはしないと思いますけど、かなり絞られると思います」

エリカ「……どうしよ、何も対策が思いつかない」

みほ「私とお姉ちゃんでなんとか食い止めてみますから、エリカさんはいつも通り生活しててくださいね」

エリカ「みほ……」

みほ「恐らく私の人生で一番の戦いになると思うから……このお酒の味、覚えておきたくて」

エリカ「ありがと……二人にこんなに頼もしく思えるようになる日が来るなんて」

みほ「任せてください!それじゃ、伝えることは伝えましたんで、お酒を楽しみましょう!私、シェイカー持ってきたんです!」

エリカ「あら、それじゃ少し練習しましょう。腕前を確かめたいし」

みほ「はい!」





常夫「……私だ。例の物を用意しろ。あぁすべての責任は俺が受け持つ。相手を生かして返すな」

しほ(子供の名前は……りほにしましょう)

僕としては名前はかほもありかな。それではおつぎのを消化しますね

エリカ「あの日から西住流の人はお店には来てないけど……二人がうまくやれてると思っていいのかしら?」

エリカ「とりあえず私は二人が帰ってきてもいいようにお店を用意しておくことしかできないわね……」

ドドドドドドドドドドド……バタン!!

ローズヒップ「おじゃまいたしましてよー!!」

エリカ「うわぁうるさい人が来た」

ローズヒップ「そんなことは言わないでくださいまし!さぁアッサムさんも中へ!」

アッサム「そんなに引っ張らなくても入れます。初めまして逸見エリカ、私のことはアッサムとお呼びください」

エリカ「ええよろしくアッサムさん。さぁ立ってないで座ったら?今メニューを持ってくるから」

アッサム「その必要はありません。あなたが先日黒森峰との戦闘で手に入れたノンアルコールビールとソーセージがあるはずですので、それをお願いします」

エリカ「……データ収集が得意な生徒がいるとは聞いていたけど、収集能力も高いのね」

アッサム「情報は武器、そうとは思わなくて?」

エリカ「気が合いそうね。すぐに持ってくるから待ってなさい」

ローズヒップ「?何だかよくわかりませんが嬉しそうですね」

アッサム「こうして会うのも初めてですし、思ってたより話しやすそうな人でしたので」

エリカ「はいお待たせ。味は私が保証するから安心して」

アッサム「ありがとうございます。では」

ローズヒップ「アッサムさんの初めてのバー訪問を祝って乾杯ですわー!」

アッサム「もっと静かに。エリカさんも困ってしまいますよ」

エリカ「もう慣れたからいいわよ」

ローズヒップ「ん~~~~美味しいですわー!」

アッサム「まったく……あ、美味しい」

エリカ「口にあってよかったわ」

エリカ「そういえば……ローズヒップ、その左手の指輪は?」

ローズヒップ「そうでしたわ!今日は報告に参りましたの!」

エリカ「報告?」

アッサム「実は私たち……子供を授かりまして///」

エリカ「……ん~?」

ローズヒップ「今アッサムさんのお中には私たちの愛の結晶が育ちつつありましてよ!」

エリカ「あぁ……結婚して子供までいるってことね……」

エリカ「失礼だけど……正反対な性格に思える二人だと思うんだけど……きっかけは?」

アッサム「昔からこの性格のローズヒップをほっておけなくて……ずっと追いかけているうちにその……///」

ローズヒップ「私もアッサムさんの好意に気づいてから胸の高まりが抑えられなくて……///」

エリカ「ストップ、分かったからもうお腹いっぱいだから」

ローズヒップ「こっからがいい所でしたのに」

エリカ「あーだから今日はノンアルコールでお祝いってわけなのね」

アッサム「そうです、ご理解が早くて助かります」

エリカ「それで、付き合ってどのくらいなの?」

ローズヒップ「一週間ですわ」

エリカ「は?」

アッサム「結婚式は昨日終わったところです」

エリカ「早いわね……」

ローズヒップ「早いことはいいことですよエリカさん!」

アッサム「早いこと……そういえばダージリンも結婚式には来ていましたが……」

エリカ「?どうかしたの?」

アッサム「ダージリンも早くお相手を見つけてほしいのです」

ローズヒップ「どうやら本当に恋愛の経験が無いようでして、このままでは結婚できずに終わってしまいそうですわ」

エリカ「あ~……恋愛に関しては待ちの姿勢だもんねあの人。白馬の王子様が来るのでも待っているみたい」

アッサム「早く……女性でもいいので恋人を見つけてくださると私たちも安心しますのに」

エリカ「ペコはどうなの?結構慕ってたと思うけど?」

アッサム「あれは恋にまでは発展しないでしょう。肝心のダージリンがそう見ていません」

エリカ「あれま……時間かかりそうね」

ローズヒップ「難しい問題ですわー」

こんな遅くの更新で申し訳ないです更新の続きは起きたら再開します。最近試験勉強で忙しくて……

安価下1 お客さん
安価下2 お酒&おつまみ
安価下3 話題
安価下4 自由枠

安価下5 お客さん
安価下6 お酒&おつまみ
安価下7 話題
安価下8 自由枠

安価9~12 エリカの○○なシーン

でお願いします。ではおやすみなさい

安価了解です。ツェスカって誰やねん……コミック持ってないんで画像検索で出てきたのを参考に書きますすみません。

エリカ「はー疲れた……お店も片づけ終わったから帰ろうかしら」

エリカ「最近は女性のお客さんの方が増えてきたから本格的にメニュー考え直した方がいいかしら……戸締りよし」

エリカ「さて帰りましょうk」??「逸見隊長!?」

エリカ「ん?……あら、ツェスカじゃない」

ツェスカ「久しぶりです逸見隊長!お元気そうで何よりです!」」

エリカ「もう私はあなたの隊長でも何でもないんだから普通に呼んでいいわよ」

ツェスカ「それでは逸見さんで!それで……このお店は逸見さんのですか?」

エリカ「そうよ、結構いいお店でしょ?残念ながら今日はもう閉めちゃったけど」

ツェスカ「そうだったんですか……」

エリカ「?どうしたのよジロジロとみて」

ツェスカ「いえ……失礼ですがお店の名前は……」

エリカ「私がつけたのよ」

ツェスカ「いえその……凄く個性的だなーって」

エリカ「……正直に言いなさい」

ツェスカ「やけくそは流石に止めた方がいいと思いますが」

エリカ「うっさいわね!!当時はそれ以外思いつかなかったのよ!!」

ツェスカ「すみません!!ですが、」

エリカ「ですが!?ほかに何かあるの!?」

ツェスカ「ドイツ語を読めない人たちが意味を調べて……いまじゃここやけくそ亭と呼ばれていまして……」

エリカ「や、やけくそ亭……!?」

ツェスカ「いや私はそのように呼んだことはありませんから!ちゃんと呼んでますから!」

エリカ「そんなことになってるだなんて……」

ツェスカ「げ、元気出してください逸見さん……」

エリカ「あーショックだわ……あんた、今日はこの後予定は?」

ツェスカ「予定は特に……」

エリカ「それじゃアンタちょっと私の家に来なさい。お酒の相手しなさいよ」

ツェスカ「えぇ!?」

エリカ「隊長命令よ。従いなさい」

ツェスカ「さっきもう隊長じゃないって」

エリカ「グダグダ文句言うのが黒森峰のやり方だったかしら?」

ツェスカ「申し訳ありません!ご同行させていただきます!!」

エリカ「よろしい。安心しなさい、家にもお店と負けないくらい用意してあるから今夜は朝まで飲むわよ」

ツェスカ「は、はははは……」

エリカさんとの会話シーンが多かったので今回は採用しましたけど、あまりに無理そうなら取り直しますね。お手数おかけします。

エリカ「さ、中に入りなさい」

ツェスカ「失礼します!」

エリカ「ご近所に迷惑だから大きな声出さないで、と普段なら言ってると思うけど安心しなさい。最近両隣の人が出て行ったから大きな声出してもいいのよ」

ツェスカ「両隣がいないんですね」

エリカ「同タイミングでいなくなったのよ。引っ越しの時期でもないのに不思議なことでもあるのね……今料理作るから、好きなお酒選んでいいわよ」

ツェスカ「いいんですか!?実は最近ワインが好きで!」

エリカ「ワイン……それじゃカクテル作るから一本持ってきなさい」

ツェスカ「それじゃこれで!」

エリカ「ありがと……料理は今温めなおしてるから先にカクテル作っちゃおうかしら」

ツェスカ「おおー……なんか凄いサマになってますね」

エリカ「といってもシェイカー使わないものだから……よし、温まったわね」

エリカ「はい、グリューワインとアイスバインよ」

ツェスカ「うわ~~!!凄い美味しそう!」

エリカ「久しぶりの再会だもの。派手にやりましょう!」

ツェスカ「お供します隊長!」

エリカ「それじゃ再開を祝して、」

二人「かんぱ~~~い!」





ツェスカ「そういえば逸見さん……パソコンあるんですね。それもかなりいいやつが」

エリカ「まぁ趣味でネットサーフィンとかよくやってるぐらいだから拘りたくてね……でもそれが?」

ツェスカ「実は最近友達に教えてもらったPCのオンラインゲームがあるんですよ」

エリカ「へーそういうのやるんだ」

ツェスカ「戦車のゲームだったので少しやってみたら思いのほか面白しくて……」

エリカ「戦車のゲームもあるのね……少し興味はあるわね」

ツェスカ「それじゃちょっとやってみましょう!」

エリカ「そうね……それじゃ暇つぶし間隔でやってみましょうかしら」

二時間後

エリカ「ふざけんじゃないわよ!!どうしてティーガーⅡがこんなにも弱く設定されてるのよ!!」

エリカ「会社はソ連戦車ばっかり贔屓してるじゃない!あったまきた!!絶対に許さないんだから!!」

エリカ「はぁ!?どうして指示どうりに動かないのよ!?そんなんじゃ各個撃破されて不利になるだけじゃない!!」

エリカ「ってどうしてこんなにも自走砲が多いのよ!?誰かなんとかしなさいよ!!」

エリカ「あ~~~~!!!も~~~~!!!」




ツェスカ「……ちょっと考えたらこうなるって分かってたのに。全部お酒が悪いのよ……」

こんな感じですかね。アンソロ興味わいてきたけど買うなら何がいいものか……

それじゃ次行きますね

エリカ「ふぅ……名前の知ってる後輩に会うのは久しぶりね」

エリカ「あの後私の卒業した後の黒森があんなに腑抜けてたのか聞きたかったけど……折角の再会の席の話ではないわね」

エリカ「さて一日頑張りましょうか……」

カランコロン

ウサギさんチーム「お邪魔しまーす!」

エリカ「あらいらっしゃい。今日は全員で来たのね」

梓「はい!映画も無事公開されたので、プチ打ち上げで!」

エリカ「あら、そういえば公開日今日だったかしら?すっかり忘れてたわ」

桂里奈「ひどいですよエリカさん!でもどこの劇場でも満員御礼でした!」

あゆみ「銀髪の司令官がすごい人気なんですよー」

あや「これは次回作にも出演だったりー」

優季「まさかのスピンオフ!?」

紗希「……」

エリカ「私の話は置いておいて、結構評判いいみたいじゃない。今打ち上げにぴったりなもの持ってくるから待ってなさい」

六人「はーい」

エリカ「ふぅ……ケーキとはまた違うけど気にってくれるでしょ」

エリカ「お待たせ、アイアシェッケとリトル・プリンセスよ」

紗希「……」

梓「すごいおいしそー!」

エリカ「カクテルは少し強いかもしれないけれど、ゆっくり飲めば大丈夫だから」

桂里奈「ありがとうございますエリカさん!」

梓「それじゃ乾杯しよー!」

一同「おー!」

エリカ「で、生き残ったのはあなただけなのね」

紗希「……」コクコク

エリカ「ちょっとお酒強すぎたかしら……」

紗希「……」首を横に振る

エリカ「……まぁ一気のみとかしてた彼女たちの責任よね」

エリカ「……撮影、みんな楽しそうだったわね」

紗希「……」コクコク

エリカ「これからも仲良くやっていける友達がいるってのはいいことだと思うから、大切にしなさいね」

紗希「分かってる」

エリカ「……そういえば聞きたいことがあったんだけど」

紗希「?」

エリカ「私が留守にしていた間、お店に結構足を運んでいてくれたって話聞いたけど……」

エリカ「正直、ケイさんは上手くできてた?」

紗希「……」遠い目をしている

エリカ「あっ……」

紗希「……修行が必要」

エリカ「厳しく躾けておくから許してね」

紗希「……」おかわり

エリカ「はいはい」




ケイ「んー?何だか寒気がするわね」

アンチョビ「エリカからの救援だったりなーほら焦げるぞ」

ケイ「おういけないいけない」

ウサギさんでは紗希ちゃんが好きになってきた。

それじゃ○○書いていきますね。

エリカ「ふにゃ~~~」

みほ「エリカさん……珍しく酔ってるね」

まほ「最近疲れ気味だったからそれで体に回ったのだろうな」

エリカ「あぁ~もう駄目……お店閉めないと……とっとと」

みほ「危ないですよエリカさん、お店閉めるのは私たちがやっておきますから座っててください」

エリカ「みほぉ……」

みほ「どうしました?」

エリカ「ありがとぉ♪」

みほ「……これ誘ってる?」

まほ「落ち着け、そしてずるいぞ」

みほ「これエリカさんが落ち着くまで、こんなかわいいのを目の前に手を出しちゃいけないなんて!?」

まほ「気持ちは分かるが、今はお店を閉めよう。それから考えよう」

エリカ「まほさぁん」

まほ「ん?どうしたエリカ?」

エリカ「えへへぇ何でもないですぅ♪」

まほ「ふぐぅっ!?……こ、これはくるな」

みほ「私……生きて帰れるかわかんないよ」

エリカ「あぁいい気持ちぃ……」

みほ(これはお持ち帰りしたい……だけど、)

まほ(そのためにはライバルを減らさなくては……)

エリカ「ふふーん♪みほもまほさんもぉ一緒にゆらゆらしましょうよー」

まほ・みほ「するー♪」

エリカ「みんな一緒で嬉しいなぁー♪」

エリカ「しまった……」

杏「どうしたんマスター?」

エリカ「いやお客さん用のスイーツ失敗しちゃって……どうしよう作り直すのもできないし……

杏「ふーん……それじゃちょっといいところ見せてあげようかなー」

杏「っと、干し芋を用意してっと」

エリカ「干し芋って……大丈夫なの?」

杏「まかせんしゃーい……と、できた」

エリカ「これって干し芋にチーズ?」

杏「これがオシャレでありながら美味しいんだわ」

お客さん「なにこれおいしー!」

杏「ね?」

エリカ「……ほんと、美味しいわね」

杏「まぁ気にってくれたんならメニューに加えとけば?」

エリカ「……勿体ないから裏メニューにしておきましょう」

杏「それはいい考えだね」

自分のお勧めの干し芋の食べ方ですのでお試しあれ

ではお昼はここまで

安価下1 お客さん
安価下2 お酒&おつまみ
安価下3 話題
安価下4 自由枠

安価下5 お客さん
安価下6 お酒&おつまみ
安価下7 話題
安価下8 自由枠

忘れてた。置いておきますね

約束だけなので離婚まではいかないのですがまぁ何とかします。悪い方向にはもっていきませんので安心してください。

では少しだけ再開

エリカ「ダージリンさん、これは?」

ダージリン「日ごろお世話になっているエリカさんへのお土産でしてよ」

エリカ「おみやげ……!これって」

ダージリン「折角ですから着てもらっても?」

エリカ「ええ!ちょっと待ってて……」

エリカ「どう?似合うかしら?」バーコート装着

ダージリン「ええよくお似合いでしてよ」

エリカ「前から欲しかったから凄くうれしいわ!ありがとうダージリンさん!」

ダージリン「いえいえ……あとはこのネクタイを」

エリカ「あ、それぐらい私が」

ダージリン「いいえ、一度やってみたかったのです……よし、上出来ですわね」

エリカ「すみません……どうですか?」

ダージリン「お似合いですわ。そのネクタイもプレゼントとして用意しましたのでどうぞ」

エリカ「何から何まですみません」

ダージリン「大丈夫でしてよ、その代わりに一つだけお願いをしてもいいかしら?」

エリカ「何でも言ってください!」

ダージリン「でしたら髪を後ろにまとめて、オールバックにしてもらっても?」

エリカ「それぐらいでしたら……これでどうですか?」

ダージリン「……」

エリカ「あの……」

ダージリン「王子様」ボソッ

エリカ「へ?」

ダージリン「何でもありませんわ……写真も撮って……はい、もう大丈夫でしてよ」

エリカ「これだけでいいんですか?」

ダージリン「ええ、これ以上は抑えきれそうにありませんでしたので」

エリカ「?」

ダージリン「また何か手に入りましたらお持ちいたしますわ、それでは」

エリカ「あ、ありがとうございます!」






ダージリン(顔が……こんなににやけてはいけませんよ///でも///)

ダージリン(カッコよかった……///)




エリカ「うーん……何がしたかったのかしら?」

カランコロン

愛里寿「お姉様、いる?」

エリカ「あぁ愛里寿、いらっしゃい」

愛里寿「……」

エリカ「?」

愛里寿「結婚しようお兄様」

エリカ「何言ってるのよ!」

おや?ダージリンの様子が……

では安価消化していきますね

エリカ「バーコート嬉しかったなぁ……」

エリカ「普段から着ていたいけど料理作ることが多いから多用はできないのよね」

エリカ「お酒だけの日とか作ってみましょうかしら?」

カランコロン

カエサル「やあ」

カルパッチョ「ご無沙汰しています」

エリカ「あら?珍しい組み合わせね」

カエサル「あぁ実は同級生でね」

カルパッチョ「今日は同窓会に行ってきてたんです」

エリカ「へえ同窓会ねぇ……それじゃそんなガッツリは食べない感じかしら?」

カエサル「そうだな……カル―アミルクとサラミソーセージを頼む」

エリカ「分かったわ、それじゃ好きな席に座ってて」

カルパッチョ「はーい……それじゃタカちゃん座ろうか」

カエサル「ああ……ってカエサルと呼べ!」

カルパッチョ「あごめんね。同窓会の席だとタカちゃんだったから」

カエサル「まぁ……すまない」

エリカ「へぇ本名知ってるんだ、お待たせしました」

カルパッチョ「一応ね。んー美味しい」

カエサル「相変わらずの腕だな」

エリカ「ありがとね。それじゃ何かあったら教えてね」

カルパッチョ「はーい……どうしたのカエサル?」

カエサル「い、いや!何でもないぞ!」

エリカ「(あの手に持ってるのって……へぇ)そういえば最近この店、ある逸話が生まれてるみたいなのよ」

カルパッチョ「逸話ですか?」

エリカ「告白する人が多く、幸せになる人が多いから、最近は告白の舞台としても有名なのよ」

エリカ「まぁ……ほとんどが身内なんだけどね」

カルパッチョ「素敵ですねーね、カエサル」

カエサル「あ、ああそうだな!」

エリカ(あとは頑張りなさいよカエサル……)

カエサル「……よし!!」

カエサル「カルパッチョ!聞いてくれ?」

カルパッチョ「?」

カエサル「わ、私は……私はあなたのことが好きだ!その……だから……」

カエサル「私と、結婚してほしい!!」

カルパッチョ「……ふぇ?///」

エリカ(い、いった~~~~!!!)

カエサル「こんなありきたりなことしか言えなかったが……私は私の思いを伝えた!」

カエサル「だから、返事が欲しい……お願いします」

カルパッチョ「……そんなの決まってるじゃない。」

カルパッチョ「私も好きだよ、タカちゃん///」

カエサル「それじゃあ!」

カルパッチョ「こちらこそよろしくお願いします」

カエサル「あぁ!ああ!!!」

エリカ「おめでとうお二人さん。またこれで逸話にできそうな話が増えたわ」

カエサル「ありがとう……このお礼は必ず」

エリカ「別に私は何もしてないわよ。結婚式には呼んでね」

カルパッチョ「勿論よ、ね?」

カエサル「ああ!さぁ忙しくなるぞー!!」



エリカ「……なんか最近恋の話題が多いけど流れでもあるのかしら?」

とりあえずここまで。残りはまた夜にでも再開します

愛里寿「妹より夫が欲しい」

それでは再開します

エリカ「そういえばいろいろなカップル見てきたけど……全部が全部結婚するわけじゃないのよね」

エリカ「結婚式まで話を進めてる人がいるけど……どうなるか分からないわけよね」

エリカ「……みんなで幸せになれればいいのだけれどね」

カランコロン

エリカ「いらっしゃい、あら武部さんじゃない」

沙織「……」

エリカ「?どうしたのよ」

沙織「助けてエリリン!」

エリカ「はぁ?」

沙織「私このままじゃ……」

エリカ「落ち着いて落ち着いて……とりあえず席に座って。何か落ち着けそうなもの持ってくるから

沙織「それじゃマッコリをお願い」

エリカ「はいはい……はいどうぞ、それで、何があったの?」

沙織「実は最近麻子が何だかそっけなくて……夜帰ってくるのも遅くて…」

沙織「何だか倦怠期っていうの?そういう感じみたいで……」

エリカ(付き合い始めてから半月もたってないでしょ……)

沙織「もしかしたらこのまま離婚まで……」

エリカ「そこまでは無いと思うけど……」

沙織「どうしようエリリン~」

エリカ「分かった、分かったから泣きながら抱き着かないで」

・・・
・・


エリカ「でもまったく家に帰ってこないわけでもないんでしょ?」

沙織「毎日家に帰ってきてもすぐに寝ちゃうし……」

エリカ「浮気だったら相手の家に泊まることもあると思うしその線は無いわね」

エリカ「でも飽きたとは思えないし……」

沙織「私が魅力ないからかな……」

エリカ「アンタで魅力なかったら世の女みんながダメになるわよ」

沙織「じゃあ何で―!?」

エリカ「うーん……あの子の考えはよく分からないからどうともいえないのが問題よねぇ」

カランコロン

麻子「やっぱりここにいた」

沙織「麻子!?」

エリカ「あら、噂をすればね」

麻子「探したんだぞ……まったく置手紙に『寂しい』だけとか書いて出ていかれたら驚くだろ」

沙織「それは……」

麻子「で、どうしてここにいたんだ?」

エリカ「アナタが最近武部さんにそっけない態度をとってるから、武部さん倦怠期に入っちゃってもしかしたら、離婚しちゃんじゃとか考えちゃったのよ」

麻子「……なんだそれは」

沙織「だってぇ!」

麻子「その……一回しか言わないからな」

麻子「……恥ずかしかったんだ」

二人「へ?」

麻子「いざ二人きりの関係になれたと思うと……嬉しくて恥ずかしくて///」

沙織「それでいつも以上にそっけない態度だったの!?」

エリカ「夜遅く帰ってきてたのはどうしてなの?」

麻子「結婚式にもお金がかかるからバイトをしてたんだ……夫として支えなくてはならんからな」

麻子「まぁ心配させないように黙ってたのは謝る……ごめん」

沙織「……はぁ~よかったぁ~」

エリカ「嫌われたわけじゃなかったわね」

沙織「うん!」

麻子「迷惑かけたな」

エリカ「別にいいわよ。その代わり、たまには二人でお店に来なさいよ、部屋で籠って何してるか分からないからね」

二人「///」

エリカ「さ、誤解も溶けたんだし、お酒でも飲んでいったら?」

頭痛くなってきた……とりあえず今日はここまで

安価下1 お客さん
安価下2 お酒&おつまみ
安価下3 話題
安価下4 自由枠

安価下5 お客さん
安価下6 お酒&おつまみ
安価下7 話題
安価下8 自由枠

安価9~12 エリカの○○なシーン

でお願いします。これでこのスレの安価は終わりそうかな?

おばんです。それでは再開していきますね。

まずは○○から

エリカ「さて……今日はお店休みだけど……どうしようかしら?」

エリカ「仕入れに行ってもいいけどそれだけじゃね……」

prprpr

エリカ「電話?はいエリカです」

まほ『エリカ、私だ」

エリカ「まほさん?どうかしたんですか?」

まほ『いや良ければ映画を見に行かないか?最近出たゴジラの映画なんだが』

エリカ「ゴジラ……そういえばまだ見てなかったわね」

まほ『謎の銀髪の司令官がいるらしいから気になってな。どうだ?」

エリカ「いいですよ。それじゃお昼頃に町の映画館で」

まほ『わかった。それではまた後で』

エリカ「映画かぁ……ちょっとまほさんに見られるのは恥ずかしいわね」

エリカ「まぁいいか……さて、準備しなきゃ……ん?」prprprprpr

・・・
・・

まほ「ふふふ、エリカと映画デートか。胸が熱いな」

まほ「今日のためにいろいろと準備してきたからな……このままエリカの心もつかんで見せるさ」

マホサーン!

まほ「(来た!)随分と早かったなエリカ……」

エリカ「すみません……二人がどうしてもと」

みほ「ニコニコ」

愛里寿「ニコニコ」

まほ「ほぅ……」

みほ「抜け駆けはずるいんじゃないかなお姉ちゃん?」

愛里寿「随分と気合の入った服……」

みほ「ふ、簡単にはいかないようだな」

みほ・まほ・愛里寿「……」

エリカ「あの……ちょっといい?もう始まるわよ?」

愛里寿「そうだった。早くいこうお姉様」右側に抱き着く

みほ「な!?」

まほ「抜け目ないな」

エリカ「ちょっと、バランスが……」

みほ「お姉ちゃん、ここは譲ってくれるよね?」

まほ「無茶な相談だ。ここは負けた方が皆に飲み物とポップコーンを買ってくるのはどうだ?」

みほ「勝った方が隣。シンプルでいいね」

まほ・みほ「じゃんけーーーん!!」ポイ!!

まほ「ポップコーン買って来たぞ」

エリカ「すみませんまほさん、お金は……」

まほ「いや大丈夫だ。ここぐらい年長者の私が払おう」

みほ「流石お姉ちゃん!ありがとう!」

愛里寿「塩味美味しい……」

まほ「喜んでいただけたようでうれしいさ」後ろ座り

エリカ「どうしてそんなに苦しそうな顔してるんですか……あ、始まるわ」

・・・
・・

まほ「いい映画だったな」

みほ「戦車も凄くイイ感じだったし」

愛里寿「話も分かりやすかった。なにより」

三人「エリカがカッコよかった!!」

エリカ「止めてよ……恥ずかしいじゃない///」

まほ「話題の銀髪はエリカだったとは」

みほ「もうそれだけでハリウッド映画より凄いよね」

愛里寿「大賞待ったなしだね」

エリカ「そうだと嬉しいわね。さて、お腹すいてきちゃったしどこか食べに行きましょうか?」

三人「……」

エリカ「?どうしたの?」

三人「エリカのご飯が食べたい!」

エリカ「……はぁ。それじゃ今から私のお店ね」



愛里寿「あ、ゴジラのチケットを一枚」

店員「は、はい」

まほ「すまない、ゴジラを一枚」

店員「分かりました……」

みほ「ごじらをお願いします」

店員「こ、こちらを……」


店員「あの三人ここ最近毎日来てるけど飽きないのかな……?」

エリカ『全軍!あのゴジラに負けてはなりません!最後の一人になろうとも戦うのです!!』

三人(カッコイイ///」

皆も劇場版見に行ってるよね?まだな人はもう一回見に行きましょう

では安価書いていきますね

エリカ「つい通販で買っちゃった……」

エリカ「ボコゴジラ仕様の着ぐるみパジャマ……」

エリカ「まあ家で着るだけならいいよね……」

カランコロン

優花里「どうも逸見殿ー!」

エリカ「あら、いらっしゃい。今日は一人?」

優花里「そうですね、今日は個人的に参りました!」

エリカ「へぇ……まぁ座ったら?」

優花里「ありがとうございます!では今日は生とソーセージをお願いします!」

エリカ「はいはい……はいお待たせ」

優花里「いやーありがとうございます!では……くぅ~~~!!美味しいであります!逸見殿!」

エリカ「ありがと。それで、一人ってことは私に用かしら?」

優花里「な、なぜそれを?」

エリカ「最近お客さんがどんな目的でお店に来てるか分かるようになったの。お酒を楽しみたい人は真っ先に飾ってるボトルを見る」

エリカ「告白したい人は目線が落ち着かない」

エリカ「そして、何か私に言いたい人は真っ先に私を見てから、目線を逸らす。今回のあなたはそれよ」

優花里「……感服いたしました。私としても訓練は行ってきたつもりでしたが、まだまだ甘いみたいです」

エリカ「残念だったわね。で、用は?恐らくあの子関係だと思うけど」

優花里「そうです……私は西住殿が好きです。お慕い申しております!」

優花里「しかし西住殿はエリカさんしか興味は無いようで、私など眼中にありません」

優花里「しかし、それで引き下がっては私信念に反します!」

エリカ「へぇ……それで?」

優花里「逸見殿、ここは飲み比べで勝負といきましょう。勝った方が西住殿に相応しいということで勝負です!」

エリカ「……まず一つ、私があの子に対して恋愛感情が無いと知っていてもその勝負はする必要があるのかしら?」

優花里「知っています……でも、何もせず負けを認めるのは嫌なんです。」

エリカ「いい覚悟ね。そしてもう一つ、どうして飲み比べなのかしら?」

優花里「相手の得意の分野で勝ってこそ、勝負は意味があります。もし私が勝ったら、西住殿との恋を後押ししてください!負けたらその時はおとなしく身を引きます!」

エリカ「……そう。いいわ、その勝負受けてあげるわ」

優花里「ありがとうございます」

エリカ「じゃ、飲むのはこの日本酒。いいわね?」

優花里「望むところです!では!」

ケイ「で、こうなったのね」

エリカ「ケイさん……どうしてここに……」

ケイ「オットボールから二時間後ここに来るよう言われたのよ……で、来てみたらこの始末」

優花里「うぷ……もう駄目です……」

エリカ「ふ、フフフ、さぁまだいっぱいあるわよ……負けを認めなさい……」

優花里「いやです……ま、まだ……」

ケイ「どうするの?これ以上は倒れるわよ?」

エリカ「そうね……聞きなさい優花里!」

優花里「?」

エリカ「私はあの子には特別な感情なんてないのは事実よ!でもね、絶対に不幸にはしないわ!」

エリカ「アナタが心を痛めることのないようにするから安心しなさい!!」

優花里「……告白して、断られた西住殿の姿を見ると苦しんでしまいそうです。お願いしますエリカさん、西住殿を……」

エリカ「アナタはそれで満足するはずないでしょう……あの子の幸せが私の幸せ?甘えないで!!」

エリカ「最後まで粘って粘って勝ちとってみなさい!!」

優花里「逸見殿……」

ケイ「……オットボール、この勝負はあなたの負けね」

優花里「そうですね……完敗です……でも、私、諦めませんから」

エリカ「ええ。いつでもかかってきなさい」

優花里「はは……あ、もう駄目」バタン

ケイ「ちょ、頭から倒れたわよ!?」

エリカ「ケイさん」

ケイ「こんな時にどうしたのよ!?」

エリカ「ごめんなさい、私も無理」バタン

ケイ「クレイジー……」

この後、二日酔いになりながらケイさんが面倒見てくれました。

恋の行くへはどうなるのやら

では次は○○です

愛里寿「お姉様、あーんして」

エリカ「いきなりどうしたのよ」

みほ「ずるいです!私もしてほしいです!」

エリカ「あなたまで何言ってるのよ!」

ワーワーワーワー……

客1「いやーお店が女性が多いと見栄えがいいですな」

客2「少し前までは男しかいなかったからむさ苦しいったらない」

客3「エリカちゃんも女一人で大変だったと思うし、今はだいぶ落ち着けてるんじゃないのか?」

客4「エリカちゃん、すごい仲よさそうに話してるしな」

客1「でもお姉様ってことはあの子妹か?」

客3「あの子島田の子だろ?名字が違うじゃないか」

客4「まさか……百合漫画にあるあれか?」

客2「まっさかー」

客1「いやでも最近女性同士の結婚できるようになったし、割とマジかもしれないですぞ」

客4「エリカちゃん結婚しちゃうのかー嫌だなー」

客2「正直結婚してほしくないよな」

客3「あー……うちらのアイドル?みたいな」

三人「それだ!!」

客1「でも……」

エリカ「も、もう……一回だけだからね///」

エリカ「あ、アーーーーン///」

四人(可愛いなぁ……)

恐らくこんな感じでしょうね。では安価消化していきますね。

エリカ「今日はバーコート着てみようかしら」

エリカ「あとはダージリンさんの要望どうりにオールバックにして」

エリカ「こんな感じかしら?」

カランコロン

カチューシャ「来てやったわよ!」

ダージリン「こらカチューシャ、あまり大きな声を出すと他のお客さんに失礼ですよ」

カチューシャ「うぐ……」

エリカ「いらっしゃいませ、本日は二人だけですか?」(イケメンスマイル&イケメンボイス

二人「!?!?!///」

エリカ「て、あれ?」

ダージリン「危なかった……思わず倒れてしまうところでした///」

カチューシャ「あれ……何なのこの感じ///」

エリカ「あの……お二人ともどうしました?」

ダージリン「おほん……いえ、大丈夫ですわ。席、よろしくて?」

エリカ「あぁ大丈夫ですよ。はい、メニューです」

カチューシャ「あ、ありがと……」

ダージリン「そういえばここは料理だけでもいいのかしら?」

エリカ「大丈夫ですけど、どれにします?」

ダージリン「この大洗学園セットをお願いします。今日はこれを二人で食べに来たところでして」

エリカ「あぁこれね。ちょっと待ってて」

カチューシャ「……///」ぽー

ダージリン「気を引き締めなさいカチューシャ、今の彼女はどんな女性ですら落とす魔性の女になっています」

カチューシャ「うん、これは手ごわい相手になりそうね」

エリカ「お待たせ、ちょっと量が多いと感じるかもしれないけれどそういうメニューだから」

カチューシャ「うわぁ……あんこう鍋にハマグリのバターソテー!」

ダージリン「そして……干し芋ですか」

エリカ「まぁ考えたのがあの人だから多少はね。でも味は保証するわ」

ダージリン「まぁいいでしょう。では……!これは、」

カチューシャ「ん~~~~まい!!」

エリカ「気にってもらえたようね」

カチューシャ「今度はプラウダのも作りなさい!」

エリカ「はぁ?」

ダージリン「あら、でしたら私たちの所も作ってもらわないと」

エリカ「まぁ別にいいけど……きゅうりしか使わなそう」

ダージリン「いいではありませんか」

エリカ「まぁ何とかするけど……それで、今日はどんな集まりなの?」

ダージリン「カチューシャのお悩み相談で呼ばれまして」

エリカ「お悩み相談?」

カチューシャ「まぁエリ―シャには話してもいいよね……実はノンナのことなのよ!」

カチューシャ「もう私も20を過ぎたのに一向に大人の女性の扱いをしてくれないのよ!

エリカ「あ~なるほど」

ダージリン「難問でしょ?」

エリカ「かなりのね」

カチューシャ「どうにかしてカチューシャを大人の女性として扱ってほしいのに……」

ダージリン「ノンナさんはカチューシャの事に関しては頑固ですからね。恐らく考えを変えることはなさそうです」

エリカ「まぁあの人はそれが生き甲斐みたいなもんだから」

カチューシャ「しかも最近日記をつけてるのが分かって、それがもう1000冊目だったのよ!」

カチューシャ「中身もまるで保護者みたいなことしか書いてないし!!」

エリカ「ここまでくると可哀想ね」

ダージリン「依存してる度合いで行けば、カチューシャの方が依存してると思ってましたが、ここまでくるとノンナさんの方が酷そうね」

エリカ「うーん……いっそのこと暫くノンナから離れて暮らしてみたら?」

カチューシャ「離れる?」

エリカ「一人暮らしでも始めて、一人でできることをアピールしてみるとか」

ダージリン「私もそれを勧めましたが、おそらくノンナさんが潜伏などして離れなくなるでしょう」

エリカ「ストーカーみたいね……そうだ」

エリカ「このお店で少し働いてみる?お店にいる間はノンナさんは干渉してこれないし、大人アピールにもなるわよ」

カチューシャ「いいの!?」

エリカ「私としては今更一人増えた所で別に困ることは無いもの。どう?」

カチューシャ「する!するする!」

ダージリン「良かったですね。是非淑女のような落ち着いた女性になることを期待していますわ」

カチューシャ「なによそれ!見てなさい!ノンナにできる女って思わせてぎゃふんと言わせるんだから!!」

エリカ「はいはい。それじゃ日程とかはまたおいおい決めましょうね。今はゆっくりと料理でも食べたら?」

カチューシャ「そうね!う~~~ん!!美味しい!」

エリカ(こういう顔見てると本当に子どもよね……)

というわけで、店員にカチューシャが追加になりました。次の安価で呼ばれれば出てきますので。

では最後の○まるをば

最後じゃなかったあと二つあるやん……

カランコロン

エリカ「いらっしゃいませー……」

女1「三人でー」

エリカ「好きな席にどうぞ、こちらメニューです」

女2「ありがとうございますー……あー今日の試合きつかったねー」

女3「止めたくなりますよー戦車道」

女1「でもこの辺に上手いバーがあるって教えてもらったけど楽しみだねー」

エリカ(あの人たちの腕章……プロ戦車道の人たちか……)

女2「で、今日の試合どうだった?」

女3「んー西住流の門下生がいるって聞いてたから身構えちゃったけど、正直期待外れって感じよね」

女1「結果から見れば少し苦戦はしたけど、大勝だったわけだし」

女3「案外西住流も弱かったりwww」

エリカ「お待たせしました、こちらメニューとなります」

女1「ありがと……それじゃこの今日のお勧めを三つで」

エリカ「かしこまりました」

女2「来年あの西住流の次期当主がプロにくるんだっけー?」

女3「まぁ今日みたいなのが相手なら楽勝でしょ?」

女1「私らにかなう相手なんてこの世にいるのかしらね?」

三人「アッはっはっはっはっは!」

エリカ(……)

・・・
・・


三人「ごちそうさまでしたー」

エリカ「またのお越しをお待ちしています」

エリカ「……」

エリカ「……」

エリカ「ぷ、」

エリカ「アーㇵっㇵっㇵっㇵっハッハ!!!」

エリカ「あの人たち本当にバカね!まほさんがいるかいないかでどれほどまでに戦力が変わるか分からないだなんて……」

エリカ「来年のプロリーグで吠え面かくのを楽しみにしてるわ」カチッ

女1『~~~~』

女2『~~~~』

女3『~~~~』


エリカ「さぁてこの録音したのをいつ使おうかしらぁ……フフフフ♪」

お客さんに最高のおもてなしをするのがエリカのやり方です。

では最後の書いていきますね

エリカ「…………」

エリカ「……暇ね」

エリカ「あの子たちもいないし、お客さんもいない」

エリカ「こんなに暇なのも久しぶりね……」

エリカ「仕込みも終わっちゃたし、掃除も終わってる……」

エリカ「暇ね……」

エリカ「……じー」ボコゴジラの着ぐるみパジャマ

エリカ「ちょっとだけ……」




エリカ「おいらボコゴジラだぜ!悪い怪獣はおいらがやっつけるぜ!!」

エリカ「……恥ずかしいわね///」

エリカ「でもこのボコ可愛いのよね……」

エリカ「まぁあの子達には見せられないんだけどね」






まほ「みほ、愛里寿!しっかりしろ!!」

みほ「お姉ちゃん……もう駄目……」鼻血ぼたぼた

愛里寿「お姉様……可愛すぎる……」鼻血ぼたぼた

まほ「お店に来るのが遅れてしまったから窓をのぞいてみたら……あ、ダメだ二人とも!目を閉じるな!!」

みほ「お姉ちゃん、録画は任せた……」がくっ

愛里寿「写真も忘れないで……」パタリ

まほ「誰か、誰か助けてくださあああああああああああい!!!」


エリカ「やーってやる♪やーってやる♪」

誰か絵描いて、俺も写真に収めたい。

それでは今日はここまでです。安価どうしましょうか?あと一回分とって、あとは○○にするかどうかがいいですかね?

安価下1 お客さん
安価下2 お酒&おつまみ
安価下3 話題
安価下4 自由枠

aあとは適当に話題があったらそれを採用していきますでは今日はこれにておさらばです

おばんです。では書いていきます。ちょっと初対面のキャラへの反応がつかめなかったので想像になってしまいますがすみません。

エリカ「ネット通販であんなの買わなきゃよかったわ……」

エリカ「お勧めの商品がボコばっかりじゃない……」

エリカ「……ボコシェイカーは可愛かったけど」

カランコロン

エリカ「いらっしゃいませー」

淳五郎「一人で」

エリカ「ではカウンターへどうぞ、今メニューを持ってきます」

淳五郎「あぁそこにある磯自慢の大吟醸を」

エリカ「分かりました、お冷で?」

淳五郎「それでお願いします……ふぅ」

エリカ「お客さん、今日来られるのは初めてですね?」

淳五郎「そうなりますね……うん、いいお酒だ」

エリカ「ありがとうございます、少しの間だけでも安らげるひと時を」

淳五郎「……君が逸見エリカ君だね?」

エリカ「そうですが……どこかでお会いになったかしら?」

淳五郎「私、秋山優花里の父の淳五郎といいます」

エリカ「あぁそれは」

淳五郎「先日の事といい、普段からお世話になっているようで本当に感謝しています」

エリカ「あぁそんな頭下げないでください!私からは特に何もしてませんから!」

淳五郎「いやいや娘は友達が少ないので、こう同年代の友達がいるというのが嬉しくて」

エリカ「そんな事……大丈夫よ、あの子とは恐らく長い付き合いになりそうだし、心配しなくても」

淳五郎「そういっていただけるとありがたいです……もう一杯、お願いします」

エリカ「はい……えっと、今日はそれを言うためにわざわざ足を?」

淳五郎「いやこれもあるんですがもう一つありまして……」

エリカ「もう一つ?」

淳五郎「娘は……結婚できるんでしょうか?」

エリカ「……と言うと?」

淳五郎「知っての通り、娘は戦車をはじめとしたミリタリー好きで、失礼ですが女性らしいかと言われると何とも……」

エリカ「まぁ淑女や大和撫子には程遠いとは思うわね」

淳五郎「やはり父親としては結婚して、孫の顔も見てみたいのですが、結婚できるのか……」

エリカ「……それは大丈夫じゃないかしら?」

淳五郎「へ?」

エリカ「彼女、戦車道への思いは誰にも負けないぐらいに真っすぐだわ。それと同じくらい、今彼女は恋愛にも真剣に取り組んでる」

エリカ「あの熱があれば、男にしろ女にしろ靡かない人はいないわよ。だから、いつでも結婚相手が来てもいいように父親として構えておきなさい」

淳五郎「……そうですか」

エリカ「そう。心配はいらないわ、もしもの時は私も力になるもの」

淳五郎「ほんと、娘はいい友達を持ってくれました……もう一杯!」

淳五郎「いやーきれいなお姉さんと飲むお酒は美味しいなぁ!」

エリカ「その言い方、まるでキャバクラみたいじゃない」

淳五郎「キャバクラなんかじゃもったいない!もうアイドルみたいですよ!」

エリカ「世事を言われても何もしないわよ」

淳五郎「いやー逸見さんが娘と結婚してくれればいいのにな~」

バンッ!!

二人「!?」

優花里「……」

好子「……」

エリカ「優花里……?」

淳五郎「お、お前?!」

優花里「逸見殿、父がお世話になりました」

好子「あとはこちらで面倒見ますから」

淳五郎「いや、待って!夕飯に出ないで店にいたのは謝りますから!許して~~~!!」

エリカ「……またのお越しをー」

エリカ「仲いいじゃない……いいなぁ」





エリカ「私は上手くいかなかったから、大事にしなさいよ……」

こんな感じですかね。それじゃそろそろ次スレ作ろうかなと思ったのですが、ちょっと3週間ぐらいパソコン触れなくなりそうなので、一旦終わりにします。

また再開できる時期になりましたら似たようなタイトルで再開しますので、またその時にお付き合いいただけるとありがたいです。

ではスレが埋まるまで雑談というネタ集めをして、埋めてもらえると嬉しいです。ではまた

沙織りんの誕生日なら少しだけ閑話書きましょうか

エリカ「そういえばアナタ、明日誕生日なんだっけ?」

沙織「どうしてそれを?」

エリカ「麻子から教えてもらったわ、おめでとう」

沙織「えへへーありがとー!」

エリカ「プレゼントは時間が無くて用意できなくてね……その代わりなんだけど……よっと!」

沙織「え?このケーキは?」

エリカ「今度お店に出そうと思ってる新作のケーキ。味見してもらってもいいかしら?」

沙織「いいの!?食べる食べる―!」

沙織「じゃ……う~~~~~ん!!美味しい!!」

エリカ「お口に合いそうで良かったわ。麻子もこれが美味しいって言ってたから、結婚式の時にこれでウエディングケーキ作りましょう」

沙織「ほんと!?」

エリカ「ええ。改めておめでと、沙織」

沙織「うん!ありがとー!」

結婚式のお話も描きたかったですけど、間違いなく長くなりそうなので次スレに回すでしょうねぇ……

沙織さんの結婚式はいろいろと豪華になりそう

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