ランクルス 「( ゚∀゚)o彡°もっふもふ!もっふもふ!」(29)

ランクルス 「…………」

エーフィ 「……んー…………」

ランクルス 「…………」チラ

エーフィ 「……ふわぁぁぁ…………」ノビー

ランクルス 「…………」コソコソ

エーフィ 「……うにゃん……」ゴロゴロ

ランクルス (ククク……油断しているなエスパーにゃんこめ!)ソローリソローリ

ランクルス (一瞬の油断、その差が命とりよ!!)

ランクルス 「スキあり!」シュバッ

エーフィ 「甘いわ」ベチッ

ランクルス 「あいたっ」ヘブシ

エーフィ 「……お昼寝くらい好きにさせて頂戴…………」

ランクルス 「ぐぬぬ……今日こそはその二股に分かれた尻尾を触ってやろうと思ったのに…………!」

エーフィ 「残念ね………」

エーフィ 「なんていうか……貴方すっとろいのよ………」

ランクルス 「うぬぬ……!僕が気にしている事をこうも簡単に!」

ランクルス 「エスパーにゃんこ恐るべし……!」

エーフィ 「……ふわぁぁぁ…………」

ランクルス 「ちょっと!勝手に寝ないで!」

ランクルス 「尻尾くらい触らせてくれたっていいじゃないか!!」

エーフィ 「ダメよ……敏感な部分なんだから…………」

ランクルス 「び、敏感?」

エーフィ 「そうよ?……フフフ女の子は優しく扱わないとね……?」

ランクルス 「な、なるほど……」ゴクリ

ランクルス 「つまりそこをくすぐられると弱いんだ!ククク……自ら弱点をさらけ出すとは……」

エーフィ 「……貴方って結構残念って言われないかしら?」

ランクルス 「な、なんでバレたの」

ランクルス 「う、うるさいやい!フサフサモフモフさせろー!!」ダッ

エーフィ 「……ふわぁぁ」ヒョイッ

ランクルス 「まてまてー!!」バッ

エーフィ 「…………フフ」スカッ

ランクルス 「からみつく攻撃をくらえー!」ダッ

エーフィ 「……ハグなら他の子にして頂戴」スカッ

ランクルス 「右…と見せかけての左だあー!!」シュバッ

エーフィ 「あら……ごめんなさいね」シュタッ

ランクルス 「うわああああ!」ズシャー

ランクルス 「」ゼェー…ハァー…

エーフィ 「…………」

エーフィ 「……修行不足みたいね?」

ランクルス 「うぬぬぬぬぬ……!」

ランクルス 「き、今日のところは勘弁してやる!!今度はフサフサモフモフどころじゃ済まさないからね!」

エーフィ 「……」スースー

ランクルス 「最後まで聞いてよお!!!!」

エーフィ 「あら今日もいい天気……」

エーフィ (こう天気が良いと眠いわねぇ……)

エーフィ (寝てるとまたあの子が来そうだけれども…)

エーフィ 「…………」ピカッ

エーフィ 「…………むにゃ」スウスウ

ランクルス (また木陰で昼寝とは……無防備にも程があるぞ!)

ランクルス (ククク……今日の僕は一味違うんだ、エスパーにゃんこ覚悟!)

ランクルス 「とうっ!!渾身のかなしばりをくらえー!!」バッ

エーフィ 「……騒がしいわ…………」バシッ

エーフィ 「……!」ボフンッ

ランクルス 「残念!それは僕が事前に用意した身代わりだ!!」ドヤァ

ランクルス 「ふはははー!大人しくモフられ」ピッシャーン!!

ランクルス 「」コゲコゲ

エーフィ 「あらあら……まだまだねぇ……」

ランクルス 「持ってて良かったオボンの実」コゲコゲ

エーフィ 「……すっかり焼きオボンねぇ」

ランクルス 「食べれるからいいの!」

ランクルス 「それひょりさっきのなにまれ!?こらいよ!?」モグモグ

エーフィ 「食べながら喋らない……」

エーフィ 「……未来予知ね」

エーフィ 「貴方の事だからまた私のお昼寝を邪魔しに来ると思ったの……」

ランクルス 「ふえー」モグモグゴックン

ランクルス 「うぬぬ先読みとは……エスパーにゃんこめやりおる…」

ランクルス 「けどあきらめないもんね!」

ランクルス 「ありとあらゆる手段を使ってでもモフりまくってやる!!」

ランクルス 「のこり 1ひき でも あきらめない それが エスパー の おそろしさ!」フハハハ

エーフィ 「……」スゥースゥー

ランクルス 「ねーえーおーきーてーよ~」ユサユサ

ランクルス 「他人の話は最後まで聞いてよお!!マナーだよお!」

ランクルス 「ルールを守って楽しくデュエル!なんだよお!」

エーフィ 「……眠いのに邪魔するからね…………」スヤァ…

ランクルス 「あー!また寝ようとするー!」

エーフィ 「……おやすみなさい…………」スヤスヤ

ランクルス 「この……僕を放置するとは…………」

ランクルス「こ、こうなったら精神攻撃?だ!!」

ランクルス 「やーいやーい!この毛玉ー!ネコ科ポケモンー!ハゲのてきー!」ヤイノヤイノ

エーフィ 「……むにゃむにゃ……」

ランクルス 「色違いが緑色ー!!」

エーフィ 「…………」ピクッ

エーフィ 「……ちょっとそこのゼリー寄せ」

ランクルス 「ふぇっ!?」ドキ




エーフィ 「お黙りなさい」ニッコリ

ランクルス 「ふぁ、ふぁい」ビクゥッ

ランクルス (え、色違いが緑色なこと気にしてたんだ)

エーフィ 「……女の子の気にしてる事を言っちゃだめでしょ?……」

エーフィ 「……そんなに私に嫌われたいの?」

ランクルス 「別にいいじゃん!あのカイリューと同じガチャピンい」

エーフィ 「……ちょっと静かにして」グリグリグリ

ランクルス 「い、いたたたたっ!いたいいたいっ!」ズキズキズキ

エーフィ 「……う……ん」ムニャムニャ

ランクルス (また寝てる……なんか起きてる時間の方が短くない?)

ランクルス (まあいいさ……ククク……今日こそは覚悟し)

エーフィ 「大変…………シャワーズが夏の暑さで溶けてるわ……」ムニャムニャ

ランクルス (なんか寝言言ってる……そもそもシャワーズは年中溶けてない?)

エーフィ 「うん……ブースター………それはキュウリじゃなくてレックウザよ……」ムニャムニャ

ランクルス(ええっ!?何をどう間違えたんだよ!?)

エーフィ 「サンダース……ちょっと近づかないでくれる……?トゲが刺さるわ」ムニャムニャ

ランクルス (あれやっぱり刺さるんだ)

エーフィ 「…………ここは海底遺跡よ?」ムニャムニャ

ランクルス (何その展開!?)

ランクルス (結局昨日は寝言が気になって起こせなかった)

ランクルス (でも今日は惑わされないぞ!とっておきの作戦があるもんね!!)

ランクルス 「デデーン!」シャキーン!

エーフィ 「……むにゃ…………あら素敵なスカーフね?」

ランクルス 「フフン!シャンデラから借りたのさ!これで先制の一撃を与えてやる!」

ランクルス 「そして大人しくモフモフフサフサされるのだ!」ビシッ

エーフィ 「……フフ」

エーフィ 「本当に素敵なスカーフ……でもあまり貴方には似合わないわね……」クス

ランクルス 「うるさいやい!先制のかなしばりをくらえー!」ババッ

エーフィ 「…ねぇ私の道具と交換しない?」キュピッ

ランクルス 「えっあっあれ!?スカーフが…………何このボタン」

エーフィ 「…………押してみたら?」

ランクルス 「えいっ」ポチ

ランクルス 「えっあっう、うわあああああああぁぁぁ…………」キラーン

エーフィ 「……脱出成功ね」クスクス

ランクルス 「いつもプニプニあなたのそばに這い寄るゼラチン!ランクルスだよ!」

エーフィ 「…………」スヤスヤ

ランクルス 「何か反応してよ!さみしい!」

ランクルス 「うぬぬ……行かないならコッチからいくぞ!」

ランクルス 「うおりゃあー!」ダダッ

ピピー ! ハンドデス!

ランクルス 「うぇ!?」ドキッ

センシュタイジョウデス! ウエエッ!?

レッドカード? ッテ ナニソレ エッ チョット マダナニモシテナ

エーフィ 「…………」

エーフィ 「……ふわぁぁ……ぁぁ」スヤァ

ランクルス 「ヌルフフフ……今日こそは先生の枕になってもらいましょう!」

エーフィ 「……むにゃ…何だか水でふやけそうね?」

ランクルス 「僕のプニプニクリアボディを舐めてもらっちゃ困る!」ヘヘン

ランクルス 「さあマッハ3の触手攻撃をくら」

エーフィ 「……遅い」ベシッ

ランクルス 「うわっは」ブニ

エーフィ 「……プニプニというよりはブニブニね」ブニ

ランクルス 「プニプニだもん!絶対プニプニだもん!」

ランクルス (……こちらランクルス、無事ターゲットの背後に潜入)

ランクルス (これよりオペレーションM(モフモフ)を遂行する!!)

ランクルス 「とりゃー!!」バッ

エーフィ 「……はいはいサイコキネシス…………」スイ

ランクルス 「うわいつもより多く浮いてる」フワフワ

エーフィ 「…………よいしょ」フイ

ランクルス 「ちょっとまっ」ベチン

エーフィ 「……これで今日も快眠ね…………」ムニャ

ランクルス 「いててて……」ゴシゴシ

ランクルス (何でサイコキネシスは物理技じゃないんだろ……)ボロッ


ランクルス 「今日は神秘!分かれた尻尾を持つポケモン!エーフィを直撃取材していきます!現場のランクルスレポーター?」

ランクルス 「はーい!僕は今そのエーフィの前にいまーす!今日も相変わらずのお眠りフェイスです!!」

エーフィ 「……ずいぶんと暇なのね」

ランクルス 「ではモフモフ研究家のランクルスさん!このエーフィの具合はどうなんでしょうか!?」

ランクルス 「ふむ!素晴らしい毛並みだ!さっさとモフらせたまえ!」フンス

ランクルス 「ありがとうございました~!それでは早速モフモフタイムに」



ランクルス 「……」ポツン

ランクルス 「…………いないし」

ランクルス 「ちょっと~!どこ!?僕干されちゃうよ!!」

ランクルス 「今日も今日とてやって来た!世界のハゲ化を防ぐため!世界のモフモフを守るため!愛と真実の」

エーフィ 「ふわぁぁぁ……また来たのね…」

ランクルス 「それ反則だよ!口上は最後まで聞くのがお約束なんだよ!?」

エーフィ 「知らないわ………」フイ

ランクルス 「聞かないなら聞かせてやる!!」

ランクルス 「トリックルーム発動!僕!こうそくいどう だ !」シュバッ

ランクルス 「それっ!」ガシッ

エーフィ 「……あら」

ランクルス 「やったー! エーフィ を つかまえたぞ ! ▼」テーレレーテレレレレレー!

ランクルス 「…………あれ」ボフンッ

エーフィ 「……ふわぁぁぁ……おやすみなさい」スヤスヤ

ランクルス 「身代わりなんてひどいや!!」バンッ

エーフィ (貴方も使ってたじゃない……)スヤァ…

ランクルス 「そもそも何で尻尾が分かれてるの!?おせーて!おせーてよぉ!!」

エーフィ 「……あら……いつ私が自分からこれを尻尾だって言ったのかしら?」ヒョイ

ランクルス 「………………え」

エーフィ 「貴方が見た瞬間は尻尾だったかも知れないけれど…………」

ランクルス 「な、なにそれ」ビク

エーフィ 「……フフフ…世の中には知らない方がいい事もあるのよ?」

ランクルス 「……な、ななななんだって」

ランクルス (ま、まさかまさかあれは触手の仮の姿だったりして!)

ランクルス (いつも寝てるのに食べ物に困らないのは触手が勝手に捕食してるからなのか!?)ワナワナ

ランクルス 「」ガクガクブルブル

ランクルス 「き、今日はモフモフしたいけどあきらめてやる!!」

エーフィ (フフフ……いい感じに怯えてる……)

エーフィ 「……」

エーフィ 「…………」

エーフィ 「………………」

エーフィ 「……今日はとっても静かね……」

エーフィ 「…………ふわぁぁぁ」

エーフィ (今日もいいお天気……)

エーフィ (日差しが暖かくて、風も気持ちいいわ……)

エーフィ (なのにどうしてかしらね……)

エーフィ (…………全然眠たくならないわ)

エーフィ (…………)

エーフィ 「……そういえばあの子…………最近全く来てないわね……」

エーフィ 「…………もう諦めたのかしら」

エーフィ (……私どうしてあんなに意固地になってたのかしら?)

エーフィ (尻尾くらい素直に触らせてあげれば良かったのに……)

エーフィ (きっと必死になってるあの子が可愛かったから……無意識にからかってたのね)

エーフィ (私が脅かしたりしたから……?)

エーフィ (……もうここには来ないのかしら)




ランクルス 「トウッ!バトルハウスから帰ってきた!正義の味方!その名はランクルス!」デデーン

ランクルス 「覚悟するのだ!エーフィ魔神!!」ビシッ

エーフィ 「…………!」

ランクルス 「僕が来たからにはお前を心ゆくまで縦横無尽にナデナデモフモフしてやる!!」

ランクルス 「ついでに毛づくろいもして美しさMAXになるがいいさ!」フハハハ

エーフィ 「……それだとコンテストデビュー出来そうね?」

ランクルス 「さぁナデナデさせ」

エーフィ 「いいわよ?」

ランクルス 「えっ」

エーフィ 「……好きに触っていいわよ?」

ランクルス 「えっ……本当に?本当にいいの?」

エーフィ 「……フフフ」ニッコリ

ランクルス 「や、やったー!!」キラキラ

ランクルス 「わー……地球に生まれて良かったー!!」バンザーイ

エーフィ 「フフ……大袈裟ねぇ……」

ランクルス 「じゃあ遠慮なく……!」フサ

ランクルス 「わっ」フサフサフサ

ランクルス 「わわわっ」フサフサフサフサ

ランクルス 「すごーい……フサフサ?サラサラ?気持ちいいー」フサフサモフ

ランクルス 「これが毛並みというやつか…………!」サラサラモフモフ

エーフィ 「フフ……ちょっとくすぐったいわ……」モフモフフサ


~後日~

ランクルス 「とーう!エスパーにゃんこめ覚悟するのだ!」バッ

エーフィ 「……?またなの?この間十分にフサフサしたでしょ……?」

ランクルス 「確かにあれはすごかった……世紀のモフモフ……」

ランクルス 「だがそれで満足する僕ではなーい!!」デデーン

ランクルス 「お次はおデコの宝石!そいつの謎を解明するのだ!」ビシッ

エーフィ 「……本当に懲りない子ね……フフフ……」

ランクルス 「な、何がおかしい」

エーフィ 「……別に?何でもないわよ?」ニッコリ

ランクルス 「えーい!おデコを触らせろー!!」



終わり

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