渋谷凛「ありがと。プロデューサー」(132)

モバマスSS
投下遅いけどお付き合いください

凛はこんな子です
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P「お、全員揃ってるな。今日はみんなにビッグなお知らせがあるぞ!」

亜美真美「おぉ→!なになに!?」

P「今日から新しいアイドルが765プロに入社するんだ!」

春香「新しいアイドル・・・ですか?」

P「そうだ、なんでも774プロから移籍してきたアイドルらしい」

千早「774プロですか。聞いたことないですね・・・」

P「最近設立されたプロダクションだったみたいだ。

 経営が立ち行かなくなってアイドルを手放してるみたいでな、そのうち一人がウチに来たってわけだ」

貴音「世の中は諸行無常といいますが、なかなか世知辛いものですね」

響「自分、その子と友達になりたいさー!」

やよい「わ、私も仲良くなりたいですっ!」

P「あぁ、ありがとな。まだデビューしたての駆け出しアイドルだから、みんななかよくしてやってくれな。そろそろ来てもいいころなんだが…」

ガチャ

凛「あのー」

P「お、来たか」

貴音「その方が新しいアイドルの?」

P「あぁ。よし凛、自己紹介だ」

凛「はじめまして、渋谷凛です。今日からお世話になります」

・・・・・・

P「それだけか?」

凛「はい、よろしくお願いします」

春香「あ、あはは…。私は天海春香。よろしくね?」

千早「如月千早です。よろしく」

響「自分は我那覇響さー!よろしくだぞ!」

オノオノジコショウカイ

P「自己紹介はこんなところか。とりあえず質問とかは後に回すとして、今日からしばらく俺は凛のプロデュースの方につくから、

 お前らは何かあったら律子の方へ頼む。律子、任せたぞ」

律子「はい、任せてください!」

美希「じゃあハニーとはしばらく会えないのー?」

P「凛も最初は仕事が少ないだろうし、事務所にいるから会えるだろ?」

美希「じゃあミキ仕事がんばって早く終わらせちゃうの!」

P「がんばれよ。んじゃ俺はちょっと営業に出るから、みんなは凛と交流を深めててくれ」

P「凛、最初は気後れするかもしれないけど、ウチのアイドルはみんないいやつばかりだから安心してくれな!」

凛「うん、気づかいありがとう」

美希「ハニー!いってらっしゃいなのー!」

バタン

凛「えっと、これからよろしくお願いします」

春香「うん!よろしくね凛ちゃん!」

凛「はい、春香さん」

春香「あれ、そういえば凛ちゃんって何歳?」

凛「15です」

美希「じゃあミキとでこちゃんと一緒なの!よろしくなの!」

伊織「でこちゃん言うな!」

凛「そうなんだ、よろしくね。美希。伊織」

伊織「ふんっ!いきなりこの私を呼び捨てだなんていい度胸じゃない!」

真「まぁまぁ伊織。凛はダンスは得意なの?」

凛「どちらかというと苦手かな…」

千早「歌は?得意だったりするの?」

ワイヤワイヤ

律子「ほらみんな!そろそろ仕事の時間よ!凛はプロデューサーが帰ってくるまで事務所で待機しててね」

律子「小鳥さん、事務所のこと教えてあげてください!」

小鳥「はーい」ピヨ

律子「ほら行くわよ!」

亜美「ちぇ→」

真美「またね→!りんりん!」

ゾロゾロ

小鳥「どう?馴染めそう?」ピヨ

凛「はい、みんな優しいです」

小鳥「慣れるまでは大変だと思うけど、私も早く慣れるように協力するから!」ピヨ

凛「ありがとうございます。小鳥さん」ニコッ

小鳥(今まで無愛想だった凛ちゃんの笑顔…!これは…)ゴクリ

小鳥「じゃあまずは事務所のことから教えちゃいます!ここがプロデューサーさんの机で…」

・・・・・・

ガチャ

P「ただいまー」

小鳥「おかえりなさい」

凛「おかえり。プロデューサー」

P「おぉ。ただいま。小鳥さんにいじめられなかったか?」

小鳥「ひどいですプロデューサーさん!」ピヨ

凛「小鳥さんにいろいろ教えてもらったよ。モテモテみたいじゃん、プロデューサー」ジトー

P「こ、小鳥さん!何教えてるんですか」

小鳥「」ピーヨピーヨ

P「ほんとにこの人は…。

 と冗談はそこまでにして、凛、明日からレッスンをやってもらって、ある程度実力が付いたらLIVEに出てもらうからな!」

凛「うん、わかった」

P「明日は午後からトレーナーとレッスンだ。午前はオフだから好きにしてていいぞ」

凛「プロデューサーは?」

P「俺か?俺は午前は事務所で仕事だな」

凛「じゃあ私も事務所にいる」

P「そうか。家で休んでてもいいんだぞ?」

凛「プロデューサーがちゃんと仕事してるかどうか見張ってるよ」

P「おいおい、信用ないなぁ」

凛「冗談。だけど事務所には行くね」

P「わかった。じゃあまた明日な」

凛「うん。また明日ね、プロデューサー」バイバイ

バタン

P「避けられてはなさそうだし、いい関係を結べそうだなぁ」

小鳥「あんまりいい関係になりすぎると美希ちゃんが怒っちゃいますよ?」ピヨ

P「あはは、さすがに凛はそんなことしないと思いますよ」

小鳥「ですかねぇ。凛ちゃんプロデューサーさんには少し心を開いてる気がしますけどね」

P「少しは心を開いてもらわないと、プロデュースできませんからね!」テレ

小鳥(ほんとに鈍感なんですから・・・)

P「さて、俺も今日は帰ります。小鳥さんまた明日」

小鳥「はい、おつかれさまでした」ピヨ

バタン

小鳥「美希ちゃんVS凛ちゃん・・・。面白くなりそうね!」ピヨ

凛「おはようございまーす」

P「お、凛おはよう。早いな。小鳥さんもまだ来てないのに」

凛「プロデューサーも早いね」

P「あぁ、今日は春香と千早の仕事があるからな。その準備をしとこうと思って」

凛「・・・私が来たから仕事、増えた?」

P「そんなことないぞ。いつもこの時間だしな」

凛「・・・うん」

P「よし、一段落ついたしちょっと休憩するかな」ノビー

凛「あ、じゃあ私がお茶入れてあげるよ」

P「お、んじゃ頼もうかな」

凛「小鳥さんに昨日教えてもらったから。美味しいの、淹れてあげる」

コポコポ

凛「はい、プロデューサー」

P「おお。ありがとな」ズズズ

凛「……」

P「……?」

凛「……」ジー

P「……」

凛「……どう?」

P「あ、ああ!美味いぞ!ありがとうな」テノバシ

凛「っ!」ビクッ

P「おっと、悪い。やよいとか伊織とかみたいに頭撫でようとしちまった」アセアセ

凛「うん…。私も、ごめん」

P「さーて、仕事仕事!」アセアセ

凛「……」ドキドキ

小鳥「おはよーございます!あれ、どうしたんですか二人とも」

P「いや、なんでもないですよ!な、凛」

凛「う、うん。なんでもない」

小鳥「そうですか…。あ、お茶淹れますよ!」

凛「小鳥さん、大丈夫。私が淹れたから」

小鳥「そうなの?……うぅ。私の仕事が」ピヨ

P「んじゃ凛、午後の打ち合わせでもするか!」

凛「うん。プロデューサー」

・・・・・・

レッスンゴ

トレーナー「」キエタ

P「凛、おつかれ。どうだった」

凛「悪くなかった」

P「だな。どんどんレベルアップして早くLIVEに出してやるからな!」

凛「うん。ありがとう」

P「とりあえず今日はここまでだな。飯でも食って帰るか」

凛「プロデューサーのおごり?」

P「学生に割り勘なんて言えるか。好きな物とかあるか?」

凛「なんでもいいよ。おごってもらうんだしプロデューサーの好きな物で」

P「そう言われても困るけど、ファミレスでいいか。んじゃ車出してくるな!」

凛「ここで待ってる」

・・・・・・

ブーン ウィーン イラッシャイマセー

P「俺はドリアにしよう。凛は?」

凛「私はスパゲッティーにする」

チュウモンオネガイシマース ハーイ

P「ついでに明日からのことでも話そうか」

凛「うん」

P「明日明後日はレッスンだけだ。明々後日は俺が美希の仕事に出るから、凛は休みな。

そのあとについてはまた連絡する」

凛「わかった。プロデューサーは休まないの?」

P「来週は土日に休みもらってるから大丈夫だ。ありがとな。心配してくれて」

凛「そういうつもりじゃない。私の仕事のせいで倒れられたりしたら困る」

P「はは。それでもありがとな」

オマタセシマシター

・・・・・・

凛「お腹いっぱい」

P「ごちそうさまでした。事務所に帰るけどどうする?」

凛「ここからの方が近いからこのまま家に帰るよ」

P「そうか、送らなくて大丈夫か?」

凛「うん。お父さんに来てもらうから」

P「わかった。なら俺も一言挨拶して帰ろうかな」

凛「うん。じゃあ呼ぶね」

P「ただいまー」ガチャ

美希「ハニー!お帰りなの!」ダキッ

P「おっと、こら美希!危ないじゃないか」

美希「えへへ。ハニー分の補給なの!」ギュムギュム

P「おいおい…。他のみんなはもう帰ったのか?」

美希「うん。美希だけ待ってたの!褒めて褒めてー」

P「ありがとな。美希」ナデナデ

美希「わーいなの!」ニコニコ

P(凛も美希と同い年なのに、やたら大人びてるよなぁ)

美希「ハニー。ミキね、次のお仕事が楽しみだな」

P「どうした?普段の仕事と変わらないだろ?」

美希「だってハニーが見に来てくれるんだもん!ミキ、がんばっちゃうの!」

P「はは…。がんばってくれな」

美希「うん!」

P「じゃあ事務所閉めて帰るかー。美希、送るよ」

美希「ありがとー。プロデューサー」ギュー

P(美希も凛も個性が強いってことだな、うん)テレテレ

ツギノヒ

凛「おつかれ。プロデューサー」

P「あぁ。お疲れ凛。今日はここまでだけどまた晩飯食って帰るか?」

凛「うん。プロデューサーがよければ」

P「お金のことは気にするな。亜美真美と行く時に比べれば大した出費じゃないよ。凛も気を遣ってくれるみたいだしな」

凛「そういうこというと高いもの頼みたくなる」

P「冗談だって、冗談。ファミレスでいいか?」

凛「うん」

・・・・・・

凛「事務所に忘れ物した。今日は事務所に行く」

P「お、わかった。じゃあいっしょに行くか。車乗ってくれ」

凛「うん」

ブロロロロ

P「ほかのアイドルとは慣れたか?」

凛「午前中事務所でみんなといろんな話するからだいぶ」

P「よかった。みんな話しやすいだろ?」

凛「うん。みんな優しい」

P「なにか困ったことがあったら俺でも他のアイドルでも相談してくれ。みんな親身になってくれるから」

凛「ありがとう」

P「ただいまーっと」ガチャ

凛「ただいま」

美希「ハニーお帰りなの!」ダキッ

凛「!?」パチクリ

P「こら美希!危ないだろ!」ヒキハガシ

美希「だってハニーが受け止めてくれるもーん」

P「そりゃ突っ込んできたら受け止めるしかないだろう」

美希「やっぱりハニーは優しいの!」ギュー

凛「あの、お邪魔かな」

P「り、凛!そんなことはないぞ!」バッ

美希「あん、ハニー」ギュー

凛「プロデューサー、美希と付き合ってる、とか?ハニーって呼ばせてるし…」

P「いやそれは美希が勝手に呼んでるだけで」

美希「ミキはハニーのこと大好きなのにハニーは美希に好きって言ってくれないの!」ブスー


凛「プロデューサー、所属アイドルと付き合ってるってのは、ちょっとまずいんじゃ…」

P「いやだから誤解だって!な、美希。ちゃんと説明してくれよ」

美希「説明も何もミキはハニーのこと好きなのになぁ」

P「み、美希!」

凛「うん、なんとなく理解した。やっぱりモテモテじゃん、プロデューサー」

P「凛までそんなことを…!」タメイキ

凛「とりあえず美希、離れてあげたら?くっついてばかりだとプロデューサーに嫌われるかもよ」

美希「わ、わかったの…」ハナレ

P「凛、ありがとうな」

凛「別に。見てると胸やけがするだけだから」チクッ

凛(……?)

凛「プロデューサー、お茶淹れるよ。美希も飲む?」

P「ありがとう。もらおうかな」カタカタ

美希「ミキももらうの」

凛「うん、ちょっと待ってて」カチャカチャ

美希「……」ジー

凛「?」

美希「ミキもお手伝いするの!ハニーに美味しいお茶淹れたげるね!」

凛(美希、かわいいなぁ…)

凛「じゃあ美希、一緒にやろっか」

美希「うん!」

・・・・・・

美希「ハニー!お待たせなの!」

凛「お待たせ」

P「ああ。ありがとうな二人とも」

凛「」ゴクゴク

美希「ハニーどう?美味しい?」

P「あぁ、美味しいぞ。ありがとな美希」ナデナデ

美希「えへへー」ニコニコ

凛(……)

凛(私も、もうちょっと素直になった方がいいのかな……)

確か昨日はここまでだったと思う
書き溜めはここまでくらいの量が残ってる
とりあえず尽きるまで投下します

凛「おはよう、プロデューサー」

P「おはよう凛。今日も早いな」

凛「今日で冬休み終わりだから、明日からは朝は来れないけどね」

P「そうか。学生の本分は勉強だからな。学校はちゃんと行かないとな」

凛「うん。だから明日からは小鳥さんにお茶淹れてもらってね」

P「ああ。…凛のお茶も今日で飲み収めか」

凛「言ってくれればいつでも淹れるよ。私もプロデューサーにお茶淹れるの、嫌いじゃない」

P「はは。嬉しいこと言ってくれるな。そうだ凛、そろそろ凛のデビューが決まりそうだ」

凛「本当!?」

P「本当だ。凛もレッスンがんばってきたからな、俺もがんばって営業してきたぞ!」

凛「嬉しい。ありがとう、プロデューサー」

P「とはいえもうちょっと先になる。それまではみっちりレッスンだからな!」

凛「うん。がんばる」

P「その意気だ。俺もがんばるぞ!」

凛「おー」

P(なんだか最近凛の態度が変わった気がする)

P(愛想のなさは相変わらずだけど、どことなく雰囲気が前より柔らかくなったような)

P(凛と二人でいると、妙に落ち着くというか)

P(他のアイドル達とはなんか違うんだよな。なんなんだろう)

・・・・・・

P「凛、ステージ衣装のサンプルが届いたぞ!」

凛「ほんと?」

P「あぁ。どっちも黒基調だがかっこいいタイプとかわいらしいタイプのふたつだ。どっちがいい?」

凛「こっちのかっこいい方が私っぽいかなって思う」スラッ

P「確かにこっちの方が凛っぽい気がするけど、俺はこっちの方が凛に似合う気がするな」フリフリ

凛「でも私、そんな服着たことないよ」

P「俺の勘がそう言ってる!凛、ちょっとこれ着てこい。な?」

凛「プロデューサーがそういうなら・・・」ガチャ

・・・・・・

凛「ど、どうかな。プロデューサー」

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P「すごく似合ってるぞ!凛」

凛「本当?なんだか私じゃないみたいですごく恥ずかしい」

P「確かに凛はクールなイメージだけど、その衣装ならクールなイメージを崩さずに凛の魅力をアピールできると思う!

 もうひとつの衣装もあるけど、今回はこれで行ってみないか?」

凛「う、うん。プロデューサーがそういうなら」ドキドキ

ライブトウジツ

P「凛、緊張してないか?」

凛「う、うん。大丈夫…」ガクガク

貴音「凛、安心してください。ふろんとには私たちも控えていますから」

伊織「そうよ!この伊織ちゃんがいるからにはみんなのテンションも大幅アップよ!」

千早「失敗してもフォローするから、全力で行きましょう」

亜美「フォローは亜美にお任せだよ!りんりん!」

凛「うん、ありがとう…」ガクガク

P(とても大丈夫そうには見えないな…。何かしてやれることはないだろうか)

P「よし、凛。ちょっとこっち来い」

凛「?」トコトコ

P「……」ナデナデ

凛「!」パチクリ

P「す、すまん!嫌だったか!?」

P(やよいや美希みたいにはいかないか…?)

凛「う、ううん!嫌じゃない!…けど、ちょっと恥ずかしいかな」

凛(プロデューサーの手、おっきくてあったかいな……)ポケー

P「少しは気が紛れるかと思ってな。どうだ?」パッ

凛「ありがと。プロデューサー。ちゃんと落ち着いたよ」

凛(もうちょっとしてほしいなんて思っちゃった)

亜美「りんりんずる→い!亜美も亜美も!」ズイッ

P「あぁ、ほら」ナデナデ

亜美「えへへ!気持ちいいですなぁ」ニヤニヤ

千早「…そろそろ出番みたいね。みんな、用意はいいかしら」

凛「」コクッ

P「よし凛、今までのレッスンの成果を存分に発揮してこい!」

凛「うん!いってきます!」ダッ

ワーワー キャーキャー ダレアノコカワイー! ナンテナマエダー!?

P(観客の盛り上がりも十分だ。このLIVEバトルはウチがもらったな!)

司会「今回のLIVEバトルの勝者はー!765プロー!」

P「よっし!」

凛「勝った…の?」ハァハァ

千早「ええ、凛。私たちの勝ちよ」

貴音「まっこと素晴らしきぱふぉーまんすでした凛」

伊織「ま、この私には及ばなかったけど、まぁまぁよかったんじゃないかしら?」

亜美「すっごく楽しかったよりんりん!」

P「みんな、お疲れ!凛、すごくよかったぞ!」パチパチ

凛「プロデューサー。私、どうだった?」ハァハァ

P「すごく魅力的だったぞ!最高のデビューになったな、凛!」ニコッ

凛「!? …あ、ありがとう」ドキドキ

亜美(おやぁ??)ピコーン

亜美「さて!亜美たちは一足お先に退散しますかな!兄ちゃんはりんりんが回復するまで見ててあげること!」

P「ああ。そのつもりだぞ」

亜美「じゃあ亜美たちはさっさと戻ろ→!」グイグイ

千早「ちょ、ちょっと亜美!」バタン

P「亜美のやつ、一体なんだったんだ…?」

凛「……ふぅ。ありがとうプロデューサー。だいぶ回復したみたい」

P「無理はするなよ。初めてのステージだったんだ。もう少し休んでろ」キリッ

凛「う、うん…」ドキドキ

凛(なんだろうこのドキドキは…。ステージが終わって興奮してるのかな)

P「立てるか?少し場所を移動しよう」

凛「うん」タチアガリ

凛「!」ヨロッ

P「危ない!」ガシッ

P「大丈夫か凛!怪我は!?」

凛「大丈夫。プロデューサーが受け止めてくれたから」ドキドキドキドキ

P「よかった…。やっぱりまだ体が疲れてるみたいだな。肩貸してやるから掴まれ」グイッ

凛「!?」コシグイッ

P「これなら歩けるだろ? どうした凛」

凛「なんでもない。ちょっとびっくりしただけ」バクバク

凛(なんだろう。LIVEより緊張する…!)

テクテク

P「お、ちょうどいいところにベンチがあるな。凛、ここに座っててくれ」

凛「プロデューサーは?」

P「水持ってくるよ。すぐ帰ってくるから待ってろな」

凛「うん。ありがとう」

ダッ

凛(ふー。ようやく落ち着いたかな)

P「お待たせ。ゆっくり飲むんだぞ」

凛「」ゴクゴク

P「細かい反省は後にして、とりあえずすごいパフォーマンスだったぞ凛。よくがんばったな」

凛「がんばった」

P「観客もお前に釘付けだった。とんでもないアイドルがデビューしたって言ってたぞ」

凛「うん。嬉しい、すごく」

P「ああ。ほんとによくがんばったな」ナデナデ

凛「えへへ……」ニコニコ

P「」ドキッ

P(こんな顔もできるのか…)ドキドキ

1カゲツゴ

小鳥「『765プロ最終兵器投入か。その名も[ニュージェネレーション]渋谷凛』」

小鳥「だそうですよ!すごいじゃないですか凛ちゃん!」

P「ええ、正直ここまでやってくれるとは思いませんでした」

社長「もちろん彼女自身の力でもあるが、キミのプロデュース戦略が上手くいったからだろう。胸を張りたまえ」

P「社長…、ありがとうございます」

小鳥「これからはどんどん仕事も増えるでしょうね、凛ちゃん」

P「ええ、ばんばん取ってきますよ!」

社長「では彼女も一人前ということで、キミには他のアイドル達のプロデュースにも戻ってもらおうか」

P「そうですね、律子にまかせっきりも申し訳ないですから」

律子「プロデューサーには悪いんですけど、そろそろ一人では限界でした。助かります」

P「今までありがとな律子。おかげで凛もきちんとプロデュースできたよ」

律子「何言ってるんですかプロデューサー。ここからが本当の勝負なんですよ!」

P「そうだな。凛のためにもがんばらないと」

P「というわけで凛。今日からは一人で仕事に行ってもらうことが増えるかもしれない」

凛「そう…なんだ……」

P「もう俺が付きっきりにならなくても大丈夫だろうという判断だ。わかってくれ」

凛「うん、わかった」ドヨーン

P「もちろん俺の手が空いてるときは一緒に行くからな!俺がいないからって手を抜くんじゃないぞ」


凛「そんなことしないよ。それを一番わかってるのはプロデューサーでしょ?」

P「ま、その通りなんだがな。これからもよろしく頼むぞ、凛」アクシュ

凛「うん。よろしく、プロデューサー」アクシュ

小鳥「『渋谷凛、怒涛の快進撃。LIVEバトルは負けなしの20連勝』」

小鳥「なんだか本当にすごいですね」

P「ああ。本当に想像以上だ。こんな短期間で花開くなんて」

P「テレビや雑誌の取材も増えてる。凛はもっと輝けるアイドルになるぞ!」ワクワク

凛「ただいまー」ガチャ

P「凛!お疲れ!」

凛「プロデューサー」ドキッ

P「しばらく見ない間に少し痩せたか?」

凛「そんなことないと思う」

P「そうか。…ごめんな。なかなか凛の仕事に顔出せなくて」

凛「ううん。プロデューサーが忙しいのは私も知ってるし、仕方ないよ」シューン

小鳥(ここは気を利かせた方がいいのかしら)ピヨ

小鳥「私は所用で席をはずしますから、プロデューサーさん、凛ちゃんのことお願いしますね」ダダダッ

P「はい、……ってもういない」

書き溜めがwwwwwww尽きたwwwwwwwwww
うはwwwwおkwwwwwww

自分で保守しながら書き溜める
どうせオナニーだ完結まで寝ないぞ
待ってろ凛!

凛「プロデューサーと話するの、久しぶりな気がする」

P「…確かに、もう長いこと二人で話をしてないかもな」

凛「私の仕事、できるだけ顔を出すって言った」プン

P「う…。悪かったよ。他のアイドルを優先してしまった」

凛「最初私がプロデューサーを独占しちゃってたんだから、仕方ないよ」

P「次は絶対顔出すから。約束だ、凛」ユビキリ


凛「信じてるからね、プロデューサー」ユビキリ

凛(やっぱりプロデューサーは私より美希たちの方が大事なのかな)

凛(そりゃ美希みたいに好意を向けられてる方が気になるよね…)

凛(私なんて無愛想だし、美希みたいにプロデューサーに……)

凛(!? 私、プロデューサーをどうしたいんだろう…?)

P(凛、やっぱり機嫌が悪いみたいだな。俺が原因なのは間違いないんだが)

P(とても罪悪感が…。くっ、この状況を打破するには)

P「なぁ凛、喉乾かないか」

凛「うん。少し乾いたかも」

P「よーしじゃあお茶でも淹れるよ。待っててくれな」

凛「え、いいよ。私が淹れるよ」


P「いいっていいって。今日くらい俺に淹れさせてくれ。今まで凛に淹れてもらってばっかりだったから」

P「俺は凛の淹れるお茶が好きだけど、凛には俺の淹れるお茶を好きになってほしいな」

凛「す、好き!?」ビクン

P「おう、こう見えて俺だって結構上手いんだぞ…って、どうした?」

凛「ななななんんでもない!なんでもないからこっち向かないで!」カアァァァァ





凛(わかった、わかっちゃった)

凛(私、プロデューサーのこと、好きなんだ……)ドキドキドキドキ

ツギノヒ

P「凛、約束通り顔出しに来たぞ! ……凛?」

凛「うううううんありがとうプロデューサー!」カアァァァァ

凛(どうしようまともにプロデューサーの顔が見れない!)アワアワ

P「大丈夫か?顔が赤いぞ」デコピトッ

凛「ひっ!?」ビクン

P「おっ、とすまん。驚かせちゃったか」

凛「お、驚くにきまってるよ。いきなり何やってるの」ドキドキ


P「今日は歌番組の収録日なんだ。体調が悪かったらまずいと思ってな」

凛「大丈夫だよ。今日も元気」オチツキ

P「ならよかった。収録までゆっくりしててくれ」

凛「うん。ありがとう。プロデューサー」

いやあああPCフリーズしたああああ

司会「今日は961プロからデビューしたばかりの新人ユニットが初登場!」

司会「それでは出てきていただきましょう!プロジェクトシンデレラの3人です!」

みく「みんな~!おっはにゃ~っ☆」

きらり「にょわー!!」

杏「(……帰って寝たい)」

みく「はじめましてにゃ!みくたち、3人そろって!」

みく・きらり・杏「プロジェクトシンデレラ(ですにゃっ)(でーす☆)(…………)」

きらり「おっすおっすばっちし!」

みく「さっそく新曲行っちゃうにゃ!」

きらり「せーの!きらりんぱわー☆」

杏「……も、もう帰りたい」

♪~

P「な、なんて個性的な連中だ…」アゼン

凛「私、この後に歌うんですか…?」ボーゼン

P「いやしかしこのユニット、侮れないな。ひとりひとりの個性を潰さないように動いてるぞ」

凛「確かに、最初のインパクトと歌とダンスで観客を魅了してますね」

P「あぁ。認めたくないがさすが最大手の961プロだな。凛、あまり気にせず自分の歌を歌うんだぞ」

凛「うん。わかった。がんばるよ」

P「ここから応援してるからな!」

凛「私も、プロデューサーに届くように歌うね」ニコッ

P「!」ドキッ

司会「プロジェクトシンデレラのみなさん、ありがとうございました!」

司会「さて、お次は[ニュージェネレーション]こと765プロの渋谷凛さんです!」

凛「プロデューサー、行ってくる」

P「ああ。行ってこい!」

凛「私の歌、ちゃんと聞いててね!」ダッ

ワーワー キャーリンチャーン コッチムイテー

凛「♪~」

P(凛のデビュー曲のラブソング…)

P(ちゃんと聞いててね、か……)

凛「♪~(届いたかな、プロデューサーに……)」

みくしか持ってなかった
ごめんよttp://beebee2see.appspot.com/i/azuY6r_FBQw.jpg

EDまで書き溜める
ちょっと待っててくれ

お待たせ!
あと5~6レスだけど投下する!

シュウロクゴ

P「凛、お疲れ様」

凛「ありがと。プロデューサー。どうだった?」

P「最高だった。これまで聞いてきた中で最高のステージだった」

凛「…私の歌、ちゃんと届いた?」ドキドキ

P「ここまでちゃんと届いたぞ」ムネドン

凛「」スーハースーハー

凛「プロデューサー、あのね、私、プロデューサーが好き。

 最初の事務所から捨てられそうになった私を拾ってくれたときからずっと。

 ほんとに好きだって気付いたのは昨日だけど、きっと私はずっとプロデューサーのこと好きだったんだと思う。

 アイドルだからって我慢なんてできない」

P「凛……」

凛「付き合ってほしいだなんて言えない。プロデューサーはみんなのプロデューサーだもん。

 でも、私の気持ちは知ってほしかった。ちゃんと気持ち伝えたかった」

凛「私の気持ち、届いた?」

P「ああ。ありがとうな、凛。そこまで想ってくれて。

 俺たちはアイドルとそのプロデューサーだ。その壁は決して越えちゃいけないものだと思う。

 だけど、だけど、凛のそばにいたい。ずっとお前を見ていたい。

 凛をトップアイドルにする、それが今の俺の夢なんだ。

 その夢を叶えて初めて、俺は凛に真正面から向き合える気がする」

P「一番いい形で凛に応えてやりたい、これが俺の気持ちだ。

 だから凛、お前が一番になる日まで、俺のことを待っててくれないか?」

凛「プロデューサーって、案外回りくどいんだね」

P「仕方ないだろ、自分でもそう思うよ」

凛「うん、私、もっとがんばる。がんばってがんばって、プロデューサーに向き合いたい」

P「ありがとう、凛」

凛「いつか真正面から向き合えるまで、ずっと私と一緒にいてくれる?」

P「もちろん」

凛「……プロデューサーの隣にいると安心するんだ。ふふっ、これからも隣で私のこと、見ててね」


ttp://beebee2see.appspot.com/i/azuYkrjFBQw.jpg


おしまい!!

凛ちゃん可愛いよ凛ちゃん!

はじめてのSSスレで需要があるのかないのかわからないモバマス題材にして、
でも完結できてほんとによかった!
深夜なのにオナニーに付き合ってくれてありがとう!
すっごく楽しかった!

妄想が膨らんだらまたモバマスでSS書くと思う!
それまでにSR凛ちゃん当ててやる

スタドリ買ってトレードすれば20kぐらいで手に入るよね

>>124
正直ちょっと待てばレート下がるよね……
765プロのSRはほしい人いっぱいいそうだけどいくら凛がかわいいとはいえオリキャラだからなぁ
俺は好きだけどな!

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