【俺ガイル】比企谷八幡の性欲度と好み調査における実験報告【安価】 (263)

本実験は対象である比企谷八幡と、彼に関係する女性とを密閉された部屋内で会わせる事によって行われた

なお、比企谷八幡に会わせる為の女性には予め催眠を行い、こちらの指示通りに動く様にしてある

また、正確なデータを取りたい為、比企谷八幡にはこの実験の事を一切伝えていない

『理性の怪物』と言われる比企谷八幡が、どの段階で対象の女性を襲い出すかを確認する、という事が本実験の趣旨となる

これにより、比企谷八幡の性欲度と好みを知るのが目的となる

一人目の女性(例外として、戸塚含む。鶴見、けーちゃん等は除外)

安価下

対象者:平塚静


『実験、第一段階』

条件:人目のない密室に二人で閉じ込められる

八幡「……何だよ、ここ」

八幡「気が付いたら、何もない部屋に閉じ込められてたんだが」

八幡「そして、平塚先生も。どういう事ですか、これ?」

静「知らん。私も今気付いたところだ」

静「そして、さっきからこのドアを開けようとしてたんだが……!」ガチャガチャ

静「このざまだ。どれだけ力を入れても全く開く気配がしない。どうやら何者かにここに閉じ込められたようだな」

八幡「それ、かなりヤバくないですか? 監禁ですよね?」

静「……そうなるな。電波を遮断してるのか、携帯も繋がらないしどうにもならん」

静「とにかく今はここで助けが来るのを待つしかないだろう。というより、それ以外に出来る事がない」

八幡「……わかりました」

『一時間後』


静「…………」


八幡「…………」


静「時計がないと、一体どれぐらいの時間が経ってるか、わからんな……」


八幡「……そうですね」


静「しかも、段々暑くなってきたぞ。たまらんな、この暑さは」パタパタ


八幡(!!)

八幡(胸元を軽く開けて、手で扇いでる。チラッと見えたし、汗だくなのも合わさって、何だかやけに色っぽい……!)



『コンマ判定、一の位』
1が出たらアウト、襲い出す
0が出たら何をしても襲わないという結果になり、そこで実験終了
それ以外は継続

↓1

『結果報告』


比企谷八幡と平塚静を同室に九時間程閉じ込め、その間、ありとあらゆる手を使い、比企谷八幡を誘惑したものの、彼は最後まで平塚静を襲う事はしなかった

この事から考えるに、比企谷八幡は本当に『理性の怪物』であるか、女性に興味を持っていない、あるいは単に平塚静という女性に対して魅力を感じていない可能性が考えられる

ただし、今回の実験は一回目であり、データ不足である為、まだその断定は出来ない

引き続き、別の女性に変えて実験を行うものとする

なお、比企谷八幡の脳には既にICチップを埋め込んであり、任意に記憶を操作する事が出来る様になっている

二回目の実験は、彼の一回目の実験の記憶を全て消去して行うものとする。これはこの後も同様で、全てゼロの状態からスタートされる

二人目の女性

【第二実験】


対象者:比企谷小町


『実験、第一段階』

条件:人目のない密室に二人で閉じ込められる

八幡「……何だよ、ここ」

八幡「気が付いたら、何もない部屋に閉じ込められてたんだが」

八幡「そして、小町まで中にいる。どういう事だ、これ? 何か知ってるか?」

小町「ううん、知らないよ。小町も今気付いたところだし」

小町「とにかく外に出ようと思って、さっきからこのドアを開けようとしてたんだけど……!」ガチャガチャ

小町「全然ダメなの。この扉もメチャクチャ頑丈でちっとも開かなくて。何かここに閉じ込められたっぽいんだけど……」

八幡「おい、待てよ。それ、かなりヤバくないか? 監禁だよな、これ?」

小町「うん……そうなっちゃうかも……。携帯も電波入らなくて全然繋がらないし……」

小町「とにかく、ここで助けが来るのを待つしかないと思う……。ていうか、それ以外に出来る事がなさげ……」

八幡「……マジかよ。どうなってんだよ、一体」

『一時間後』


小町「……もうどれぐらい経ったのかな」


八幡「多分、一時間か二時間ぐらいか……」


小町「ていうか、暑い……。空調全然きいてないから……」パタパタ


八幡「おい、小町。はしたないだろ。胸が見えるぞ」


小町「ん? ああ、これ? 別にいいじゃん、ここには今お兄ちゃんしかいないんだし」


八幡「そりゃそうだけどな……」



『コンマ判定、一の位』
1が出たらアウト、襲い出す
0が出たら何をしても襲わないという結果になり、そこで実験終了
それ以外は継続

↓1

小町「大体、お兄ちゃんの前じゃなきゃこんな事しないし」パタパタ

八幡「まあ、お前、家でも下着姿でうろついてる時あるしな」

小町「流石にお母さんやお父さんの前ではやれないけどね。怒られるし」

八幡「怒られなきゃやるのかよ?」

小町「ていうか、ホントに暑い。お兄ちゃん、どうにかしてよ」パタパタ

八幡「どうにか出来てたらとっくにしてる。俺だって暑いんだ」

【第二実験】


対象者:比企谷小町


『実験、第二段階に移行』

条件:下着姿になる

『二時間後』


小町「いつ助けが来るの、これ……?」パタパタ

八幡「知るかよ。何も出来ない以上、待つしかないだろ」


小町「あー、暑い。もうダメ、脱ご」パサッ

八幡「…………」


小町「下も脱いで」パサッ

小町「これでちょっとはマシになったかも……」パタパタ


八幡(上下とも白か……)

八幡(…………)


『コンマ判定、一の位』
1か2が出たらアウト、襲い出す
0が出たら何をしても襲わないという結果になり、そこで実験終了
それ以外は継続

八幡(ま、妹の下着姿を見て欲情するはずもないしな)

八幡(つうか、俺も暑い。少し脱ぐか)

八幡「小町、俺も脱ぐからな」パサッ

小町「わざわざ許可取らなくてもいいのに」パタパタ

八幡「まあ、一応な。下も脱ぐ訳だし」パサッ

小町「お兄ちゃん、トランクス派なんだ」

八幡「わざわざ言う事か、それ?」

【第二実験】


対象者:比企谷小町


『実験、第三段階に移行』

条件:ブラも取る

『三時間後』


小町「……ねえ、ホントに長いんだけど。……助けとか来るのかな」パタパタ

八幡「いつかは来るだろ。問題はそれまでもつかの話だ」パタパタ


小町「…………」パタパタ

八幡「…………」パタパタ


小町「ねぇ、お兄ちゃん……」

八幡「ん? 何だよ?」


小町「……ブラも脱いでいい?」

八幡「は?」

八幡「いや、流石に兄妹とはいえ、それはまずくないか?」

小町「でもさ。暑いし、汗で気持ち悪くなってきてるし。お兄ちゃんはそりゃ上が裸だからいいよ。でも、小町はもう一枚着てるんだよ」

八幡「……そうかもしれないけどな」

小町「ていうかもう脱ぐから。お兄ちゃん、ちょっとあっち向いてて」

八幡「お、おう……」クルッ


小町「」パチッ

八幡(周りが静か過ぎて、ブラのホックを外す音も聞こえるのかよ)


小町「」スルッ

八幡(ヤバい、妹とはいえ、流石にこれはちょっと興奮する)


小町「ん、もういいよ。後は手で隠すから……」

八幡(…………)


『コンマ判定、一の位』
123が出たらアウト、襲い出す
0が出たら何をしても襲わないという結果になり、そこで実験終了
それ以外は継続

『結果報告』


比企谷八幡と比企谷小町を同室に九時間程閉じ込め、その間、ありとあらゆる手を使い、比企谷八幡を誘惑したものの、彼は最後まで妹を襲う事はしなかった

この事から考えるに、比企谷八幡は本当に『理性の怪物』であるか、女性に興味を持っていない、あるいは単に妹に対してそういう欲望を持っていない可能性が考えられる

ただし、今回の実験はまだ二回目であり、データ不足である為、まだその断定は出来ない

引き続き、別の女性に変えて実験を行うものとする

なお、比企谷八幡の脳には既にICチップを埋め込んであり、任意に記憶を操作する事が出来る様になっている

三回目の実験も、これまでの記憶を全て消去して行うものとする

三人目の女性
↓2

【第三実験】


対象者:川崎沙希


『実験、第一段階』

条件:人目のない密室に二人で閉じ込められる

八幡「……何だよ、ここ」

八幡「気が付いたら、何もない部屋に閉じ込められてたんだが」

八幡「そして、川……川……」

沙希「川崎。あんた、わざとやってるでしょ」

八幡「そんな事より、どういう事だ、これ? 川崎、何か知ってるか?」

沙希「知らない。私も今気付いたとこだし」

沙希「で、外に出ようと思って、さっきからこのドアを開けようとしてたんだけど……!」ガチャガチャ

沙希「鍵かかっててまるで開かないね。この扉も頑丈に出来てるから壊すのも無理っぽい。完璧にここに閉じ込められたね……」

八幡「おい、待てよ。それ、かなりヤバくないか? 監禁だよな、これ?」

沙希「だね……。携帯も取り上げられてる……。あんた、持ってる?」

八幡「……ないな。無くなってる」

沙希「最悪だね。とにかく、ここで助けが来るのを待つしかないか……。それ以外に出来る事はなさそうだし……」

八幡「……マジかよ。どうなってんだよ、一体」

『一時間後』


沙希「…………」

八幡「…………」


八幡(気まずい……。何も話す事がないぞ。川崎は川崎でじっと黙ってて、話しかけてくるなみたいなオーラを出してるし……)

沙希「…………」


八幡(そして、この中、空調が全く効いてないのか蒸し暑い。脱水症状とかにならないだろうな……)


沙希「…………」

八幡「…………」


沙希「……暑い」ボソッ

八幡(おう……。俺も暑い。さっきから汗がダラダラ出る)


沙希「…………」パタパタ

八幡「!」


八幡(川崎がスカートを上げ下げして風を送り込んでる。もちろん見えやしないが、チラチラと太ももがあらわになって、やけに色っぽい)

八幡(目をそらそうとしても、ついついいってしまう。ヤバい、密室で二人っきりだってのに……)

八幡(…………)



『コンマ判定、一の位』
1が出たらアウト、襲い出す
0が出たら何をしても襲わないという結果になり、そこで実験終了
それ以外は継続

↓1

川崎「」パタパタ

八幡(いや、見るな。この状況下で変な気持ちになるのはまずい)

八幡(向こうの壁を向いて、心を空っぽにしろ)

八幡(俺は壁と一体化する。無の境地に辿り着け、八幡)クルッ


川崎「……暑」パタパタ

八幡「…………」

【第三実験】


対象者:川崎沙希


『実験、第二段階に移行』

条件:下着姿になる

『二時間後』


沙希「……比企谷」

八幡「お、おう」

沙希「もうどれだけ経ったと思う……?」

八幡「……時計がないから何とも言えないけど、二時間か三時間ってところじゃないか?」

沙希「……まだそんだけしか経ってないの? きっつ……」パタパタ

八幡「ひょっとしたら、一時間も経ってないかもしれないけどな。待ってる時間ってのは長く感じるものだし」

沙希「……あっそ」パタパタ

八幡「……つうか、川崎。悪いが俺、服脱ぐぞ」パサッ

沙希「は? ていうか、何でもう脱いでんの、あんた」

八幡「暑い。流石に洒落になってない。助けがいつ来るかわからないし、脱水症状とかにはなりたくないからな」パサッ

沙希「ちょ!// あんた」

八幡「水着みたいなもんだと思え。それに、流石に下までは脱がない。見たくないなら向こう向いててくれ。俺も壁の方を見てるから」

沙希「わ、わかった。緊急時だしね」クルッ


八幡「……暑いな」

沙希「……うん」


沙希「……ていうか、私も脱ぐわ、やっぱり」

八幡「……お、おう」

沙希「絶対こっち見るなよ。いい?//」

八幡「わかってる」


沙希「//」パサッ

八幡(ヤバい、衣擦れの音ってこんなに破壊力高いのかよ)ドキドキ

沙希「//」スルッ

八幡「……///」ドキドキ



『コンマ判定、一の位』
1か2が出たらアウト、襲い出す
0が出たら何をしても襲わないという結果になり、そこで実験終了
それ以外は継続

沙希「言っとくけど、本当にこっち見ないでよ。見たら、殴るからね//」

八幡「……わ、わかってる。大丈夫だ」ドキドキ


川崎「…………」ドキドキ

八幡「…………」ドキドキ


八幡(大丈夫、見なければ問題ない。俺はただ目の前の白い壁だけを眺めてればいい)ドキドキ

八幡(いや、見たいけどね。本音を言えば見なきゃ後悔しそうだが、しかし、いつ助けが来るかわからない状況で見るのは自殺行為に等しい)

八幡(次の瞬間にも向こうのドアが開くかもしれないし、そんなリスクは犯すべきではないだろ。耐えろ)

【第三実験】


対象者:川崎沙希


『実験、第三段階に移行』

条件:ブラも取る

『三時間後』


沙希「…………」


八幡「…………」


八幡(まだかよ……。もう六時間ぐらい経ってないか? 一体いつになったら助けが来るんだ)

八幡(何もする事がないし、近くには下着姿の女がいるとか、このシチュエーションは良くない。まだかよ)



沙希「……比企谷」ボソッ

八幡「お、おう」


沙希「暑い。もう我慢出来ない。ブラも取るから」スッ

八幡「!?」


八幡(おいおい、川崎さん? 何でわざわざ宣言するんだよ? 黙ったままこっそり取ればいいだろ。何だよそれ)ドキドキ

沙希「」パチッ、スルッ

八幡(そして、ブラを取る音がはっきり聞こえる。なに? 追い討ちかけてんの、これ?)ドキドキ

沙希「」パサッ


八幡「…………」ドキドキ



『コンマ判定、一の位』
123が出たらアウト、襲い出す
0が出たら何をしても襲わないという結果になり、そこで実験終了
それ以外は継続

沙希「…………」


八幡「」ドキドキ


沙希「取ったから……」ボソッ


八幡(だから、何で宣言するんだよ? マジでやめて、俺以外のやつだったら襲っちゃうよ?)ドキドキ

八幡(こういう時は素数を数えろ。素数は孤独な数字だ。俺に力を分けてくれる)ドキドキ

八幡(1、2、3、5、7、11……)ドキドキ

【第三実験】


対象者:川崎沙希


『実験、第四段階に移行』

条件:全裸になる

『四時間後』


沙希「……比企谷」

八幡「お、おう……(ヤバい、声が上擦って変な声出た)」

沙希「……もう我慢出来ないからさ、下も脱ぐから」

八幡「!?///」ドキッ


沙希「ホントにこっち見ないでよ。やめてよ。そこはあんたの事を信頼するからね」

八幡(だったら、何で言うんだよ。そんな信頼のされ方むしろ困るぞ)ドキドキ


沙希「ん……」スルッ

八幡(無心だ。石になれ、八幡。何も考えるな)ドキドキ

沙希「脱ぎにくい。汗ですごい濡れてる……」

八幡(実況する必要あるか? これどんな試練?)ドキドキ

沙希「……ん。脱いだから」パサッ

八幡(ヤバい……これは)ドキドキ



『コンマ判定、一の位』
1234が出たらアウト、襲い出す
0が出たら何をしても襲わないという結果になり、そこで実験終了
それ以外は継続

沙希「ホントにこっち見ないでよ。今、何も着てないんだから」

八幡「わ、わかってる。絶対見ないから」ドキドキ

沙希「……ならいいけど」

八幡(何そのちょっと残念そうな声? いや、これは俺の勘違いだ。思い違いだ。そんな風に聞こえるなんて、相当きてるな、今の俺……)ドキドキ


八幡(だが、俺は訓練されたぼっちだ。普通のぼっちなら勘違いして襲ってるところだが、俺は絶対にそれをしない)

八幡(落ち着け。今ここで俺が何かしたら、助けが来た後に大変な事態になる。警察沙汰だ)

八幡(その点をきちんと把握してリスクを回避しろ。俺はここから一歩も動いてはいけない)

八幡(今は耐えるんだ。耐え抜け)

【第三実験】


対象者:川崎沙希


『実験、第五段階に移行』

条件:対象者がオナニーを始める

『五時間後』


八幡(あれからどれだけ経ったんだろうか。俺は何とか危険な誘惑から耐えて、どうにか平静さを取り戻しつつあった)

八幡(そう。壁だけ見てればいい。エロい情報を脳が得なければ、耐えるのぐらい出来る)

八幡(そして、川崎は今や全部の服を脱いでしまっている。これ以上、エロい情報が俺に入って来る事はない)

八幡(もう大丈夫だ。これならずっと耐えていける)


「ん……」クチュッ


八幡「……?」


ハァハァ、ンッ……


八幡(……何か、微かに聞こえてくる川崎の息遣いが荒いんだが)

八幡(脱水症状とかになってる訳じゃないよな……?)


八幡「……川崎?」

沙希「な、何!?」ビクッ


八幡「大丈夫か……? さっきから息が荒い様な感じがするんだが……」

沙希「へ、平気だから! 大丈夫」

八幡「……そうか? なら、いいんだが……」

沙希「う、うん……」クチュッ


八幡「…………」


ハァハァ、ァッ……

ヤ、ンッ……


八幡(……何だよ、このやけに色っぽい声)

八幡(川崎さん? いや、まさか、そんな事ないよな? いくらなんでも有り得ないよね?)


ハァハァ、ァ、ダメ、ヤダ……

クチュクチュ、ンッ……


八幡「…………」



『コンマ判定、一の位』
12345が出たらアウト、襲い出す
0が出たら何をしても襲わないという結果になり、そこで実験終了
それ以外は継続

『結果報告』


比企谷八幡と川崎沙希を同室に閉じ込め誘惑した結果、川崎沙希がオナニーを始めた時点で比企谷八幡は理性を飛ばして彼女を襲い始めた

なお、この時点で比企谷八幡の実験は一時中断とし、以降は川崎沙希の性欲度と比企谷八幡への好感度の測定に移行する事となる

【追加・第三実験】


対象者:川崎沙希


『実験、第一段階』

条件:近付いて肩に触れる

八幡(もう駄目だ。密室に閉じ込められてあんな声聞かされたら、いくら俺でも我慢の限界ってもんがある)スクッ

八幡(俺は立ち上がって、後ろを振り向いた。川崎は本当に全裸で、その白くて綺麗な背中が目に入る)

八幡(汗が体を伝っていて、妙に艶かしい。そして川崎は片手で自分の胸を揉んでいるのか、胸元に手がいっている)

八幡(今も押し殺した感じで小さなあえぎ声を口から漏らしている。俺の事を信頼しているのか、誘っているのかは知らないが、こちらに気づいた様子はない)

八幡(俺はそっと近寄って、川崎のその両肩に手を置いた)


沙希「!///」ビクッ



『コンマ判定、一の位』
1が出たら拒絶してそこで強制終了
0が出たら八幡が不意に賢者タイムに入って、そこで実験終了
それ以外は継続

沙希「ひ、比企谷! あの、これは!///」カァァ

八幡(…………)

八幡(何故だろう、その恥ずかしがる川崎を見て、俺は不意に正気に戻った)


八幡「……いや、悪かった。すまん」クルッ

沙希「え……?」

八幡「…………」スタスタ、ストッ


八幡(そして、また壁に向けて座り、そのまま助けが来るまで俺はずっとこうしてた。これだけ気まずい空気を味わったのは生まれて初めてだ……)

沙希「あ……」

『結果報告』


比企谷八幡は川崎沙希を襲うかと思いきや、肩に手を触れた時点で正気に戻り、結果的に彼は川崎沙希のオナニーを止めるだけに終わった

これまで三人もの女性が彼を誘惑したが、しかし、その三人ともに比企谷八幡は紳士的に対応し、事に及ぶ事は一切なかった

これにより、彼は本当に『理性の怪物』である可能性が俄然と高くなった。しかし、たまたま彼の好みの女性でなかったという可能性もまだまだ否定出来ない

引き続き、対象の女性を変え、実験を継続するものとする

なお、比企谷八幡のこれまでの記憶は全て消去され、完全に一から始めるものとする

四人目
(既に実験が終了となった者は除外する)

次は三浦で。また今度

【第四実験】


対象者:三浦優美子


『実験、第一段階』

条件:人目のない密室に二人で閉じ込められる

八幡「……何だよ、ここ」

八幡「気が付いたら、何もない部屋に閉じ込められてたんだが」

八幡「そして、三浦まで中にいる。どういう事だ、これ? 何か知ってるか?」

三浦「んなもん知ってたらあーしが聞きたいし。つか、何でヒキオと一緒に閉じ込められなきゃなんないの」

八幡「閉じ込められる?」

三浦「さっきからずっと外に出ようと思って、ドア開けようとしてたんだけど……!」ガチャガチャ

三浦「こんな感じ。全然動かないんだわ。この扉もメチャクチャ固くて壊すのも無理っぽいし。閉じ込められたくさい……」

八幡「おい、待てよ。それ、かなりヤバくないか? 監禁だよな、これ?」

三浦「わかってるっての! つか、ヒキオ。あんた携帯持ってる? あーしの取り上げられたかしんないけどないんだわ」

八幡「いや……俺もないな。無くなってる」ゴソゴソ

三浦「ならもう、あーしらここで待つしかやれる事ない。どうせその内助けが来ると思うし……」

八幡「……マジかよ。どうなってんだよ、一体」

『一時間後』


三浦「……あーもうマジで最悪だし。これが隼人とかならまだいいけど、よりにもよってヒキオだし」


八幡(……んな事言わなくてもわかってるんだよ。口に出されると凹むからやめてくれ)


三浦「つか、暑過ぎない、ここ? 冷房ぐらい入れとけっての」パタパタ


八幡「!」

八幡(おいおい三浦さん、一応俺男なんだから、そんな胸元開けて手で扇ぐな。ついついピンクのブラに目がいくだろ……)

八幡(…………)



『コンマ判定、一の位』
1が出たらアウト、襲い出す
0が出たら何をしても襲わないという結果になり、そこで実験終了
それ以外は継続
↓1

三浦「あつー……。ホント、最悪だし……」パタパタ


八幡(危ない危ない。ちょっと横向いておくか)フイッ

八幡(こんな時に変な気になったら洒落になってない。見ないのが一番だ)

八幡(その内、助けが来るだろうし、今は冷静にそれを待て)

【第四実験】


対象者:三浦優美子


『実験、第二段階に移行』

条件:下着姿になる

『二時間後』


三浦「……つか、ヒキオ」パタパタ

八幡「お、おう」

三浦「あれからどれだけ経った……? あんた、わかる?」パタパタ

八幡「いや……時計がないから何とも言えない。少なく見て一時間ぐらいじゃないか?」

三浦「はあ? そんだけ? もう五時間ぐらい経ってる様な気がすんだけど」パタパタ

八幡「五時間は流石に経ってないだろ。多くても二時間ぐらいだと思うぞ」

三浦「じゃあいい。質問変える。あと、どんぐらい待てば助けが来んの?」パタパタ

八幡「……んなもん、わかるかよ。ただ、最低でも八時間ぐらいは覚悟しといた方がいいかもな。俺達がいなくなったって事がはっきりしない限り助けが来るとは思えないから」

三浦「うわ、なにそれ? そんなに待ってたら、あーし、脱水症状で死ぬし」パタパタ

八幡「……実際、あんまり喋らない方がいいぞ。その分、喉が渇くしな」

三浦「ぅ……」パタパタ

八幡「…………」


三浦「……つか、ヒキオ」

八幡「?」

三浦「あんた向こうの壁向いてて。あーし、服脱ぐから。なんか我慢してたらマジでヤバそうだし」

八幡「……お、おう。わかった」クルッ

三浦「これから先、絶対こっち見んな。あと……あんたも服脱いだ方が良くね? あーしも向こう向いてっから」

八幡「……そ、そうだな。俺も脱ぐわ」

三浦「……ん」パサッ

八幡「…………」パサッ


三浦「下も脱ご……」スルッ、パサッ

八幡「…………」ドキドキ


八幡(ヤバい、さっき三浦のブラをちらりと見たせいで、今、どんな格好してるか想像しちまった)ドキドキ

八幡(結構来るものがあるな……。三浦って結構スタイル良いし……)ドキドキ



『コンマ判定、一の位』
1か2が出たらアウト、襲い出す
0が出たら何をしても襲わないという結果になり、そこで実験終了
それ以外は継続

『結果報告』


比企谷八幡と三浦優美子を同室に閉じ込め誘惑した結果、三浦優美子が下着姿になった時点で比企谷八幡は理性を飛ばして彼女を襲い始めた

なお、この時点で比企谷八幡の実験は一時中断とし、以降は三浦優美子の性欲度と比企谷八幡への好感度の測定に移行する事となる

【追加・第四実験】


対象者:三浦優美子


『実験、第一段階』

条件:近付いて肩に触れる

八幡(つか、ちょっとぐらいなら見てもバレないよな)チラッ

八幡(……! 両方ともピンク、しかもパンツはチョイ透けてるエロい感じの!)ドキドキ

八幡(ヤバい、触りたい。さっきまで普通に抑え込んでたのに、三浦のあの姿を見たら抑えがきかなくなってきた)ドキドキ


気が付けば八幡は立ち上がっていた。暑さで頭がボーッとしていた事もあっただろうし、何より三浦の下着姿は、後ろ姿だろうと破壊力が抜群だった。

普段なら絶対に見る事がないであろう、三浦の柔らかそうな肌。背中に汗が少しだけ伝っていて、それがゆっくりと腰、そしてパンツへと流れ落ちる。

相手が三浦だという事も八幡の気持ちに拍車をかけていた。密室に二人きりという状況もそうだ。そして今、二人はお互いに下着姿で八幡の行動を止める人間は誰一人としていない。

ゆっくりと一歩一歩進んでいき、蝶が花の蜜に誘われる様に、ごく自然に八幡は三浦の肩に手を触れていた。


「三浦……」

「ちょっ!///」



『コンマ判定、一の位』
1が出たら三浦が拒絶してそこで強制終了
0が出たら八幡が不意に賢者タイムに入って、そこで実験終了
それ以外は継続

「ヒキオ、あんた! 何でこっちに! ちょっと!」


顔を赤くして慌てふためく三浦。しかし、その言葉とは裏腹に、彼女は八幡の手を掴んでどかせる事はしなかった。

あるいは、それはパニックに陥ってどうしていいかわからなくなっただけかもしれない。手で胸あたりを隠しながら、体をずらして逃げるようにやや後ろに下がる。

八幡は掴んだ肩をそのままに、三浦に合わせる様にして距離を詰める。

三浦の背中がひんやりとした壁に触れた。逃げ場はなくなった。

【追加・第四実験】


対象者:三浦優美子


『実験、第二段階』

条件:キスをする

壁際に佇む二人。

八幡の両手は三浦の両肩にかかっている。

三浦は今も胸を隠すように押さえながら、ほぼ目の前まで来ていた八幡に抵抗の意を示す。

「ヒキオ、あんた本当にやめなって。冗談になってないっしょ。離れろっての」

いやがる様に、逃れる様に肩を揺らして抵抗する三浦。しかし、その気になれば、蹴るなり殴るなり何でも出来る状態なのは確かだった。

それをしないのは、思いついてないだけか、そこまでするのには抵抗があるのか、あるいは……。

八幡は三浦の肩に触れていた手を右手だけ外すと、そのまま三浦の頬に触れ、そして半ば無理矢理に自分の唇を三浦の唇と重ねた。

「っ!!」



『コンマ判定、一の位』
1か2が出たら三浦が拒絶してそこで強制終了
0が出たら八幡が不意に賢者タイムに入って、そこで実験終了
それ以外は継続

三浦「何するし!」


瞬間的に、ビンタが飛んできた。それは八幡の頬にこの上ないほど見事にクリーンヒットして、彼は思わずよろめいた。

驚いて、というより、正気に戻ってといった方が正しかっただろう。後悔と共に三浦の顔を眺めると、彼女は涙ぐみながら、じっと八幡を睨み付けていた。

「隼人にも……まだ。隼人にも……。なのに、ヒキオが……」


その言葉に続くかの様に、大粒の涙が三浦の両目から流れ出す。

「…………」

八幡は何も言い訳出来なかった。弁明出来なかった。

そして、次の瞬間には強烈な蹴りが股間に飛んできた。



その後、ドアが開けられるまでの八時間の間、三浦は隅で体を抱えてうずくまりながらずっと泣いていた。

八幡は股間の他に、腹や足などを何回か蹴られ、更にその両頬はビンタによってハムスターの様に大きく膨らんでいた……。

『結果報告』


三浦優美子は比企谷八幡に対して少なくとも知り合い程度の好感度しか持っておらず、また三浦優美子の性的欲求は人並みかもしくはそれよりも下、もしくは理性というものがかなりしっかりとしているという事が判明した。

また、比企谷八幡はこれまで三人の女性に対して理性をいかんなく発揮していたものの、三浦優美子に関してはそれが適用されず、かなり早い段階で理性を失う事になった。

これにより、彼が本当に『理性の怪物』であるかどうかが一転してかなり疑わしいものへと変わった。あるいは彼は自分に好意的でない女性に対して性欲を感じるという特殊な性癖の持ち主なのかもしれない。

しかし、現段階ではデータの不十分さから何とも言えず、まだまだ検証の余地はありそうである。

引き続き、対象の女性を変え、実験を継続するものとする

なお、比企谷八幡のこれまでの記憶は全て消去され、完全に一から始めるものとする

五人目の女性

↓2

いろはすで、今日はここで終わり

計算してみたら、計算が合ってるか知らんが、本番までいくのが6%、最後まで完走するのが0.03%だった

どうすっかな、これ。ちょっと考えるわ

とりあえず、襲い始めてからって条件つきで、ゾロ目が出たら一度回避にしてストックとして残しておこか
ゾロ目が出る確率10%だし、今よりはマシになるでしょ

【第五実験】


対象者:一色いろは


『実験、第一段階』

条件:人目のない密室に二人で閉じ込められる

八幡「……何だよ、ここ」

八幡「気が付いたら、何もない部屋に閉じ込められてたんだが」

八幡「そして、一色まで中にいる。どういう事だ、これ? 何か知ってるか?」

いろは「いえ、全然わかんないです。気が付いたら何故か先輩と一緒にここに閉じ込められてて……」

八幡「閉じ込められてて?」

いろは「はい。このドア、鍵がかかってるのか開かないんです。さっきからずっと外に出ようと頑張ってたんですけど……!」ガチャガチャ

いろは「こんな感じでまるで……。この扉もかなり頑丈に出来てますし、何か道具がないと多分無理ですね……」

八幡「おい、待てよ。それ、かなりヤバくないか? 監禁だよな、これ?」

いろは「そういう事になっちゃいますね……。携帯も取り上げられてるみたいですし……」

八幡「……俺もかよ。いつのまにか無くなってるぞ……」ゴソゴソ

いろは「なら、誰かが気付いてくれるまで、ここにいるしかなさそうですね、これ……」

八幡「……マジかよ。どうなってんだよ、一体」

『一時間後』


いろは「……せんぱーい。今、何時頃でしょうかね」

八幡「多分、あれから一時間ぐらい経った頃じゃないか?」

いろは「まだ一時間しか経ってないんですね……。何とかして下さいよ、先輩」

八幡「何をどうしろって言うんだよ。俺に出来る事なんかないぞ」

いろは「そこはあれですよ。私が退屈しない様に話題を振ってくれるとか、あと嘘でもいいんで私が不安にならないよう元気づけるとか色々あるじゃないですか」

八幡「それだけ喋れりゃわざわざ俺が元気づける必要とかないだろ」

いろは「ありますよ! こう見えて私とっても不安になってるんですよ。これはやせ我慢してるんですから、それぐらい察して下さいよ」

八幡「どう見てもそうは見えないからな」

いろは「酷いですね、先輩は。可愛い後輩がこんなに不安になってるっていうのに」パタパタ

八幡「……お、おう」


八幡(胸元を広げて風を送り込んでるけど、これ、自覚なしでやってるのか?)

八幡(チラチラと青色のブラが見えてどうしても目がいっちゃうだろ。もう少し慎みを持ってくれ。変な気になる)

八幡(…………)



『コンマ判定、一の位』
1が出たらアウト、襲い出す
0が出たら何をしても襲わないという結果になり、そこで実験終了
それ以外は継続
↓1

八幡(いや、これぐらいで動揺するな、八幡)

八幡(理性を持って、一色の胸元から目を逸らせ。俺なら出来る)


いろは「にしても、暑いですよね、先輩」パタパタ

八幡「おう、そうだな」パタパタ

いろは「いつもみたいに寒いギャグ言ってもらえませんか? それで涼みますから」

八幡「言った事一度もないだろ、おい」

【第五実験】


対象者:一色いろは


『実験、第二段階に移行』

条件:下着姿になる

『二時間後』


いろは「……ていうか、本格的に暑いんですけど、先輩」パタパタ

八幡「だな……。水がない状態でこれはヤバいかもな」パタパタ


いろは「…………」パタパタ

八幡「…………」パタパタ


いろは「先輩……」パタパタ

八幡「?」パタパタ

いろは「大事な質問していいですか?」パタパタ

八幡「なんだよ?」パタパタ

いろは「先輩って理性ありますよね? 例えば、今、私が服を脱いで下着姿になったとしても、襲いかかってくる事とかないですよね?」パタパタ

八幡「……な、ないぞ」パタパタ

いろは「なら、脱ぎます。暑くてたまんないんで。恥ずかしいから、先輩、向こうを向いてて下さい」

八幡「……おう。わかった」クルッ


いろは「……///」パサッ

八幡「…………」ドキドキ

いろは「涼しい……。生き返りますね。下も脱いじゃえ」スルッ

八幡(ヤバい、予想以上に衣擦れ音ってくるぞ……///)ドキドキ



『コンマ判定、一の位』
1か2が出たらアウト、襲い出す
0が出たら何をしても襲わないという結果になり、そこで実験終了
それ以外は継続

八幡(が、俺は計算が出来る男だ。今、ここで妙な気持ちになったら、その後に大変な事態になる)

八幡(それに、俺は一色に襲わないと明言した。なのに、襲ったら俺への信頼度爆下げだ。それ以前の問題な気もするが、とにかく理性を保て)


いろは「先輩も脱いだらどうですか? 服脱ぐとかなり涼しいですよ」

八幡(耐えろ、耐えるんだ八幡)

いろは「あ、もちろん先輩の下着姿とか私は興味ないですから。むしろ、見たくないものですし」

八幡(普段なら凹んでる可能性もあったが、今の俺にとってはありがたいな。理性が多少回復出来た気がする)

いろは「だから、私も向こう向いてるんで、脱いじゃった方がいいですよ」

八幡「……そうだな。俺も脱ぐわ」パサッ

八幡「下も」パサッ

いろは「……///」ドキドキ

【第五実験】


対象者:一色いろは


『実験、第三段階に移行』

条件:ブラも取る

『三時間後』


いろは「せんぱーい……」


八幡「おう……何だよ?」


いろは「暑いんですけど……」


八幡「言うと余計暑くなるぞ」


いろは「何とかして下さいよ、せんぱーい……」


八幡「無理だ。諦めろ」


いろは「…………」


八幡「…………」


いろは「もうブラも取っちゃった方がいいですかね……? そっちの方が絶対涼しいですよね?」


八幡「何で俺に聞くんだよ、セクハラだろ」


いろは「一応聞いといた方がいいかと思ったんで。……ていうか、もうブラも取ります」パチッ


八幡「!///」


いろは「取っちゃいました。先輩、どんなブラか見たいですか?」


八幡(見たいとか言えないだろ。何だよ、この質問? 一色、何がしたいんだよ///)ドキドキ



『コンマ判定、一の位』
123が出たらアウト、襲い出す
0が出たら何をしても襲わないという結果になり、そこで実験終了
それ以外は継続

八幡(もうこれ誘ってるよな? 何かしてもオーケーだろ? むしろ、しなきゃいけない状況じゃないか?)


理性八幡(落ち着け! その考えはヤバい! 今なら引き返せる! 後戻りしろ、八幡!)

欲望八幡(いや、行け、八幡! 一色は確実に誘ってるぞ! 誘ってなきゃブラを見たいとか言うかよ!)


八幡「」スクッ



理性八幡(バカか! 中学時代の事を思い出せ! どれだけ勘違いして傷つけば気が済むんだ!)

欲望八幡(黙ってろ! むしろ、据え膳食わない奴はただのバカだ!)バキッ

理性八幡(ぐふっ!)


八幡「」スタスタ

『結果報告』


比企谷八幡と一色いろはを同室に閉じ込め誘惑した結果、一色いろはがブラを取った時点で比企谷八幡は理性を飛ばして彼女を襲い始めた

なお、この時点で比企谷八幡の実験は一時中断とし、以降は一色いろはの性欲度と比企谷八幡への好感度の測定に移行する事となる

【追加・第五実験】


対象者:一色いろは


『実験、第一段階』

条件:近付いて肩に触れる

一色は部屋の隅あたりで、壁を向いて座っていた。

その横には脱いだ制服がきちんと畳んでおいてあって、その上に青色のブラがちょこんと置いてあった。

下もブラと同じで青色だ。透けてるタイプので、一色のお尻の割れ目あたりが布越しに見えている。


「せーんぱい、何で黙ってるんですかあ? 見たいなら本当に見せてあげますよお」


壁を見ながらそんなからかい気味の口調で一色が尋ねる。少しずつ歩いて近付いていっている八幡の事には気が付いていない様子だ。


「先輩、何か返事して下さいよ。つまんないじゃな」


そこで一色の肩がビクッと跳ねる様に動いた。八幡が肩に手をのせたからだ。


「一色……」

「せ、先輩!?」



『コンマ判定、一の位』
1が出たらいろはが拒絶してそこで強制終了
0が出たら八幡が不意に賢者タイムに入って、そこで実験終了
ゾロ目が出たら、終了回避
それ以外は継続
↓1

「え、ちょっと待って下さい、何で先輩がここに! ていうか、何で肩に触れて!」


首だけ後ろに向け、顔を真っ赤にして早口で捲し立てる一色。だが、触れた手を払いのける事はせず、後ろを向いたまま露になっている乳房を覆い隠すように体をわずかに丸める。


「一色、俺だって男だぞ。そんな風にお前から言われたら……」


八幡は一色の肩を掴んで少し強引に一色をこちら側に向けさせる。


「せ、先輩……」

【追加・第五実験】


対象者:一色いろは


『実験、第二段階に移行』

条件:キスをする

そのまま壁際で一色と八幡はしばらくお互いの顔を眺めあった。

一色は未だに両手で胸を隠している。だが、それだけで抵抗は見せない。


「先輩、その……。ごめんなさい、ちょっとからかっただけなんです。普段、先輩、そういう事に興味ないみたいな感じなんで、だから……」


子鹿の様な目を向ける一色。彼女は小さく震えていた。


「ホントにこんな事になるなんて思わなくて、だから先輩、その……」


そんな一色の言葉を塞ぐように、八幡は自分の唇を一色の唇と重ねた。


「……!」



『コンマ判定、一の位』
1か2が出たら一色が拒絶してそこで強制終了
0が出たら八幡が不意に賢者タイムに入って、そこで実験終了
ゾロ目が出たら、終了回避
それ以外は継続

「あ……んっ……」


一色はわずかばかりの抵抗を示したが、重ねた唇が離される事はなかった。

肩に少し力を込めて一色を引き寄せる様にすると、今まで隠していた胸から手を離して、八幡の背中にそっと両手を伸ばす。

二人は恋人同士がするように、抱きつき合いながらキスをした。一度唇を離して、お互いの顔を間近で見る。

潤んだ瞳をして、目尻にほんの少しだけ涙を溜めて、一色が小さく声を出した。


「先輩……。大胆過ぎないですか……? 付き合ってもないのに、キスとか……」


八幡は答えず、もう一度一色の唇をふさいだ。八幡の背中に伸ばされていた手に小さく力を込めて一色もそれに応える。

【追加・第五実験】


対象者:一色いろは


『実験、第三段階に移行』

条件:胸を揉む

長いキス。

二回目のキスはお互いの舌を絡め合った。口の中に舌を伸ばすと、一色もそれに応えて舌で懸命に応じてくる。

少しだけ唇を離して、伸ばした舌を舐め合い、またキス。

一色の舌が動く度に脳の中にとろける様な感覚が広がり、自然と下半身に血液が集まってくる。


「先輩……わたし……」


何故か片方の目から涙が濡れ落ちている一色。その表情に射抜かれ、八幡の手は自然と一色の乳房に伸びていた。


「やっ……!」



『コンマ判定、一の位』
123が出たら一色が拒絶してそこで強制終了
0が出たら八幡が不意に賢者タイムに入って、そこで実験終了
ゾロ目が出たら、終了回避
それ以外は継続

触れた乳房は柔らかかった。汗で湿っていて、その感触が更に八幡の興奮度を高めた。


「や、先輩……胸は……!」


そう言いつつも一色は拒もうとはしなかった。再びキスをしながら、八幡は手のひらサイズに収まっているその胸をそっと揉み始める。


「ん……ぁ……」


わずかに唇から漏れる吐息。背中の手にまた力が込められる。

【追加・第五実験】


対象者:一色いろは


『実験、第四段階に移行』

条件:下も触る

「せ、先輩……ダメですって……。こんなところ誰かに見つかったら……」

「もう止められるかよ」

「んあっ!」


乳首を摘まんで、少し力を込めて潰す。それだけで一色の体が跳ねる様に反応する。


「や、先輩、痛い……!」


嫌がる様に体を少し離す一色。八幡も少し離して、それから胸に顔を近づけ、舌で乳首を舐める。


「あ、や……!」


ビクッとわずかに一色が揺れた。今度は八幡は吸うように口の中で乳首を転がす。


「や。先輩、ダメ、や……!」


そう言いながらも一色は未だに抵抗を一切せず、されるがままの状態だった。

八幡は乳首を舐めながら、左手で一色の肩を、そして右手で一色の大事なところに触れる。


「ぁっ!」



『コンマ判定、一の位』
1234が出たら一色が拒絶してそこで強制終了
0が出たら八幡が不意に賢者タイムに入って、そこで実験終了
ゾロ目が出たら、終了回避
それ以外は継続

「先輩……! そこは! んっ!」


触れただけで一色は強く反応した。八幡の手にはぬらついた感触が。


「これだけ濡れてて、言う事かよ」

「汗です、違います!」

「汗はこんなねとねとしてない」

「だから、触らないで下さい……! やだ、やめて下さい……!」


一色はかぶりを振りながらも、八幡の手を止めない。口と体でやっている事が全く逆だった。体は既に男を受け入れる態勢が万全に整っていた。


「もう一度、キスな」

「だから、やめて下さいって何度も……あ、んっ!」


唇を重ねるとすぐさま舌を絡ませてくる。手は八幡の体に伸び、体に刺激が加わる度にもどかしそうにあちこちに触る。下半身からは物欲しそうに大量の愛液が。


「先輩……せんぱい……」


艶っぽい声が一色の唇から何度も何度も零れた。

【追加・第五実験】


対象者:一色いろは


『実験、第五段階に移行』

条件:セックスする

それからどれぐらいの時間が経っただろう。キスをしながらお互いの唾液をひたすら交換しあった。一色はその間ずっと愛撫を受けて色っぽい声をあげ続けていた。


「一色……もう俺も」

「え……」


一旦、体を離し、八幡は自分の下着に手をかけた。大きくなって既におさまりきらなくなっていたそれが、下着を脱いで出てくる。


「あ……」


一色が羞恥に顔を染め、思わず顔を背ける。


「いいよな」


それが何を意味するかは流石にわかる。一色は口に手をあてて、困った様に顔を伏せた。返事はない。

そして、返事を待たずに八幡は行動に移した。一色の体を引き寄せる様にして自分に密着させる。


「せ、先輩!」



『コンマ判定、一の位』
12345が出たら一色が拒絶してそこで強制終了
0が出たら八幡が不意に賢者タイムに入って、そこで実験終了
ゾロ目が出たら、終了回避
それ以外は継続

「だ、ダメです! それは本当にダメです、ごめんなさい!!」


挿入しようとしていた八幡。だが、その直前になって一色が嫌がる様に足を動かした。

そのタイミングがあまりに悪かった。一色の足が偶然にも八幡の急所に強く直撃し、彼はもんどりうつ事になる。


「べ、別に先輩が嫌いとかそういう訳じゃないんです! ただ、今はゴムとかない訳ですし、それに私初めてなんで、今、最後までするのはやっぱり! ……って、先輩!?」


そこには股間をおさえて、うつ伏せで床にうずくまる八幡の姿があった。


「え、先輩。何してるんですか、どうしたんですか。何でそんな死んだカエルみたいなポーズ取ってるんですか」

「お前のせいだろ……。おい……」




やはり八幡の青春ラブコメは間違っている

あっと、サーセン! ゾロ目か!
書き直す、待って!

「あの、先輩……」

「嫌って言われても、悪いがもう無理だぞ」


八幡は一色の足に手をかけて、広げさせる。抵抗はなかった。顔を真っ赤に染めて羞恥に悶えてるが、その足を閉じようとはしなかった。

挿入する直前、一色の小さな声が届いた。


「初めてなので……優しくして下さい……」

「……わかった」


膣に自分のをあてがう八幡。一色は目を閉じて小さく震えている。

少しだけ腰を前に進める。


「っ……!」


痛いのか一色は口を強く結んで、小さく震えていた。八幡は更にもう少しだけ、腰を進めて……。


「ぁうっ……!」


膜を破る感触。それが八幡にも伝わった。

【追加・第五実験】


対象者:一色いろは


『実験、第六段階に移行』

条件:安価↓1

すまん、そろそろ時間。半端で悪いがここで終わる。今度また

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年05月22日 (日) 20:36:45   ID: qUWQiaTH

サキサキだけ条件おかしくね?

2 :  SS好きの774さん   2016年06月11日 (土) 17:21:54   ID: SO6ku_Fj

条件ガバガバだなおいも少し頭つかえや

3 :  SS好きの774さん   2016年06月29日 (水) 18:47:09   ID: q4_q9jvR

くっそつまんねぇ

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