キッズ「仮面ライダーユーチューバー?」 (21)


俺の名前は堂牙アゲル
とある動画投稿サイトでYouTuberをやっているごく普通の高校生だ

今日も学校が終わってから、チャンネルに投稿するための動画を撮影しに行くんだぜ

ちなみにチャンネル名は『アゲアゲ☆チャンネル』だ、みんなも登録よろしくぅ!


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1463651125

第1話「登録!これがオレのチャンネルだ」


キーンコーンカンコーン

ガャガヤガヤガヤガヤ(雑音)

アゲル「ふぅ、やっと今日もツマンネー授業が終わったか…」

クラスメイト1「クスクス、またなんかあいつ一人でブツブツ言ってる」

クラスメイト2「キモーいw」


アゲル(フン、雑魚どもめ)

アゲル「さてと、さっさと帰って動画を撮影するか」


ブンブンブルーンッ!
バイクにまたがり学校から一時帰宅する


アゲル(テストの成績は中の下、運動神経もさっぱりで友達もいない、顔立ちはそこそこだが腐った目をしているためやはり評判は悪い……)


アゲル(だがしかし、学校での俺はあくまで仮の姿でしかない)

アゲル(ひとたび撮影が始まれば、俺は一瞬で『変身』する、そこにいるのは一人の大人気YouTuberだ)



スマホのカメラの前に立ってカッコよくボイパを奏でる

アゲル「ブンブンシャカシャカ Yeah、待たせたな(大塚○夫っぽく) アゲアゲ☆チャンネルだぜ♪ カッキーンッカカカカッキーンッ」

アゲル「今日は前回の動画でも予告した通り(唐突)、線路の上にスイカを置いてそれが電車に轢かれる様子を撮影するぜヤッフー(マリオの声真似(激似))」


カンカンカンカンンカンカンカン
近くの踏切が鳴り出し、快速電車が近づいてくる


アゲル「OK、それじゃあいってみるんだぜ!」


と、そのとき響き渡る悲鳴!

女「きゃーーーーーーーっ!!」

アゲル「!?なんだいったい!」


怪人「シネェェエ!氏ねじゃなくて死ねぇえっ!!」

アゲル「あ、あれは人間じゃない!……怪人だ!」


女「くっ、うう……」

アゲル「オイあんた大丈夫か?ケガしてるじゃないか、いったい何が」


女「あ、あの怪人の名前は"アンチ"……このベルトを巻いて"仮面ライダー"に変身すれば、奴を倒すことができるのに、このままじゃ殺されてしまうわ……」

女「だから説明してる暇はないの」

アゲル「今したよね?」


怪人「シネェェエエエエエ!!」


アゲル「よくわかんねーけど、とにかくそのベルトを使えばあいつを倒せるんだな」

アゲル「貸してみろ、俺が変身する!」


女「ムリよ!このベルトはYouTuberにしか使えない特別なものなの、あなたみたいなもの一般人じゃ……」

アゲル「ふっ、それなら好都合だ、あいにく俺は『一般人』じゃあない」


女「!」


ガシャンッ
腰にベルトを巻きつけ、怪人と相対するアゲル


怪人「シネェェエエエエエ!!!」

アゲル「なんて、カッコつけたはいいものの、どうやって使うんだ?これ」

女「スマートフォンをベルトにセットして『変身!』……それから横のボタンを押してカードを挿入してスイッチを入れてレバーを倒して最後に脇のハンドルを回すのよ!」


アゲル「お、おお、よし分かったぜ(無駄に手順が多いな……)」



カチッ!
ベルト『♪登録登録登録~登録登録登録登録~』

遊中「変身!」


ガッチャンガチャガチャ
ベルト『トウロク!!オレ!!』


仮面ライダーの姿に変身したアゲル

怪人「エェ━━━━━( ゚Å゚;)━━━━━!!?」



ユーチューバー「こ、これが俺?か……」




ユーチューバー「こ、これが俺?か……なるほど、さしずめ、"仮面ライダーユーチューバー"ってとこか」


怪人「き、キサマ……一体何者だ」

ユーチューバー「いや俺だってよくわかんねーけど(すっとぼけ)、なんか仮面ライダーらしいぜ?」


怪人「仮面ライダーだと?ふざくんな!シネェェエエエエエ!!」

ユーチューバー「ふっ、よっと!ほっ!」

怪人の攻撃を次々よけていくアゲル、もとい仮面ライダーユーチューバー


ユーチューバー「オラァ!(迫真)」

ユーチューバーのパンチが怪人の体を吹っ飛ばした

怪人「ぐぇえっ!」


ユーチューバー「っしゃあ!」

女「必殺技はベルトでカードをスキャンして、メダルをスキャンしてそれから指輪をスキャンしてから、正面の三角のボタンを押して発動よ!!」


ユーチューバー「ああ、分かったぜ!」

スッ ピピピ!
ベルト『ドウガサイセーイ!』

ユーチューバー「ど、動画再生??」


ベルト『一、十、百、千、100万PV!!』


ユーチューバー「YouTuberの魂は永遠に不滅だ!!とうっ!!」

ジャンプし、怪人めがけて突っ込んでいく仮面ライダーユーチューバー

蹴りだした右足が赤く激しく発光する

怪人「ぐぬぬぬ、ん?……ファッ!?」


ユーチューバー「喰らえ!100万PVキーック!」

ズドーンッボカーンッ!ズゴゴゴドッカーーンッ!!

怪人「ぎゃーーーーっ!!」

爆発四散する怪人


ユーチューバー「ふぅ」

カシャッ
ベルト『ご視聴ありがとうございました!チャンネル登録はこちら!』

女「これが、特別なYouTuberにしか変身できない、動画再生回数を力に変えて戦う戦士……仮面ライダー」



アゲル「なんとか倒せたな。。。」

女「ありがとう、おかげで助かったわ……えっと」

アゲル「ああ、俺の名はアゲル……堂牙アゲルだ」

女「アゲル、へぇ……いい名前ね」

女「これからも力を貸してもらえないかしら、怪人たちを倒すために、仮面ライダーとして」

アゲル「仕方ねえな、ああいいぜ……やってやるぜ!」



次回へ続く!

次回予告

博士「動画再生回数の半分はアンチで出来ている」

アゲル「つまりこの力の半分は、奴らと同じってことか……」


怪人「ワロスwwwwwwww」

女「負けないで!仮面ライダー!」


アゲル「あ、あんたは……いったい」

ヒカキン「………(ニコッ」


ベルトの秘密、せまるピンチ、そして現れる驚愕の人物とは!?

次回、仮面ライダーユーチューバー
第2話「対談!目覚めろヒカキンの力」

この番組を見たキッズがひとツッコミ

キッズ「たまんねぇぜ!」

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