モバP「スナップボタン」 (21)
余裕を持ったスケジュールだったはずだが、収録は意外に遅くなり、Pはすっかり暗くなった空の下を車で福山舞を送っていた。
ふと気がつくと、仕事の疲れからか舞は可愛らしく寝息をたてはじめていた。
無理もない。小さなこの体で、歌って踊った後なのだ。
対向車のライトで時折浮かぶ舞の寝顔の愛らしさに、Pは見とれそうになり、慌てて車を停めた。
このままだと、事故をおこしてしまいそうだった。
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見とれて事故りそうだから車を停めたPだったが、運転の心配がなくなると、やはり舞の寝顔に見とれてしまう。
車内灯を点け、瞼を閉じたその顔は見慣れてはいたが、改めて見るとドキリとする。
同世代の事務所の他の娘と比べても小柄な少女は、無防備にその整った顔立ちをPにさらしている。
自分の心音が、Pの頭に大音量で響く。
「舞?」
Pはそっと、彼女を呼んでみる。
彼女からの返事はない。
Pは意を決したように、舞の頬にそっと触れる。
柔らかな、まるで水風船のような手触り。
そして彼女の髪から、少女特有の甘い香りが立ちのぼる。
Pは大きく呼吸をし、舞の香りを吸い込んだ。
もう我慢ができなかった。
Pは舞の胸に手を伸ばす。
ほんのささやかな感触が、Pの手に伝わる。
頼りないほどのその手触りに、Pは更に興奮してしまう。
一方の舞は夢の中で、ふとPが自分を呼んだような気がした。
(プロデューサーさん?)
はっと気がつけば、自分は眠ってしまっていた。
そして次の瞬間、自分の頬に誰かが触れている。
いや誰か、ではない。
プロデューサーのPであることは、自明の理だ。
車の揺れもないから、今Pは運転をしていない。この頬に触れているのはPだ。
暗い車中でなければ、舞の顔が赤らんだ事にPも気づいただろう。
舞は頬から伝わる感触が、嬉しかった。
(プロデューサーさんが、触れてくれてるところ……しぶりんもなんだかあつい……)
顔と同様、舞は頭の中も熱をもったようにうかされていた。
大好きなPさんが、その手で触れてくれている。
その事実が、少女の脳内を激しく揺さぶっていた。
そして。
その手が頬から離れ、少し寂しい想いを舞がした、次の瞬間だった。
(あっ!)
何かが自分の胸に押しつけられた。
何だろうと思い浮かぶ間もなく、その押しつけられた物が僅かに動く。
(プロデューサーさんの……手!)
気づいた舞は、うろたえた。
(やだ……私、全然ふくらんでなくて恥ずかしいのに……)
嫌われたくない、舞はそれを恐れていた。
事務所の自分より年下の娘はともかく、少し年上の娘と比べても、舞は時折ため息をついていた。
まして事務所には、世の普通の娘より大きな胸を持つ者が多数いた。
小さな胸は、まだ少女の舞にとっての不必要なコンプレックスだった。
※訂正
×(プロデューサーさんが、触れてくれてるところ……しぶりんもなんだかあつい……)
○(プロデューサーさんが、触れてくれてるところ……)
すみません。スマホが勝手に……(T_T)
それから舞には、もうひとつ危惧があった。
最近、胸に何かが触れる度に痛みがはしるのだ。
それは成長期の幼い胸にとっては自然な現象ではあったが、舞はその痛みを恐れていた。
(痛かったらどうしよう。痛いって言ったり、痛そうな顔をしたら寝たふりしてるのがプロデューサーさんにわかっちゃう)
しかしそれは、舞の杞憂だった。
(あれ? 痛く……ない?)
Pの手は、あくまで優しく舞の胸に触れてくれていた。
(プロデューサーさん……プロデューサーさん!)
初めて受ける愛撫。
微かともいえるその感覚に、舞はうっとりとしてしまう。
(なんだか……あっ、プロデューサーさんの手が触れると、痛くなくて……ううん。な、なんだか……)
足のつま先が、自然にキュッとなる。
何かが、おかしい。
少女にとっての初めての快楽が、僅かな刺激であるにも関わらず、
いや、僅かであるからこそ、急速に体の中で大きくなっていく。
いつの間にか、少女のニップルはなすがままの正体のないような手触りから、硬くなってその存在を主張していた。
そのニップルが、舞に悩乱の感覚を送り込む。
(あ、あっ! ぷ、プロデューサーさん! なんです!? こ、これ、なんですかっ!?)
舞は胸から送られてくる快楽に、対処しきれなくなっていた。
もう寝たふりではない。ただ必死に強く目を閉じていた。
それは強すぎる快楽から身を守ろうとする、少女の防衛本能だった。
(な、なんだか変です。わ、わからないです。こ、これって、これ……あっ!)
Pの両人差し指が、左右のニップルに同時に押し込まれた。
その瞬間、舞は足先から頭まで、雷に貫かれたように身体をビクンとさせた。
「あ、あああっ!!!」
思わず声が出た。
カチカチになった舞のニップルは、小さく硬いスナップボタンのようになっていた。
「ま、舞?」
うろたえながら声をかけるPに、舞は悩乱しつつ言った。
「お、お願いですプロデューサーさん。も、もっと……もっとしてください」
舞のもとに生理が来るようになってまだ一年にもならないが、その度に少女を苦しめる痛みを発する部位が、疼くような感覚を伝えてくる。
「プロデューサーさんなら、私……いいです」
その言葉にPも、弾かれたように舞におおい被さっていく。
痛かった。
だがそれと引き替えるように、女の子の大事な所からの疼きが、快楽へと変わっていく。
突き上げるようなPの動きに、小さな少女はしがみつくように必死で耐えていた。
すべてが終わった後、舞は嬉しさと、そしてよくわからない感情の涙を流した。
Pはそんな舞を、やさしく抱きしめた。
終わりです。
また機会があれば、他のアイドルでもエロを書きたいです。
どんな娘がいいでしょうか。
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