モバP「母の日」 (53)
モバP(以下P)「そういえば今日は母の日ですね」
ちひろ「そうですね、仕事してください」
P「1年に1回の貴重なイベントですよね」
ちひろ「そうね、仕事して」
P「この機を逃す手はありませんよね」
ちひろ「仕事」
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P「というわけで感謝して来ます」
ちひろ「ダメです仕事」
P「安心してください、実家までは帰りません」
ちひろ「当たり前だよ話を聞けよ」
P「あばよチッヒ!」
ちひろ「逃がすかァ!」
ズダン シュダダダ バコーンバコーン ポーヒー
ちひろ「くそっ逃がしたか…!相変わらず人間離れした速度…!」
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P「というわけで感謝しに来ました!」
菜々「それでなんでナナのところに来るんですか!」
P「いやーお母さんと言えばお約束じゃないですか」
菜々「そんなお約束いりません!」
P「喜んでください、トップバッターですよ」
菜々「全然嬉しくないのはナナが間違っているんでしょうか…」
P「でもナナさんって、どっちかというとお袋さんよぉ~って感じですよね」
菜々「そんな懐かしい…じゃなくて知らない曲の話されても困りますよっ!」
P「まあまあお花どうぞ」
菜々「あ、これはどうも…ってこれ菊じゃないですか!」
P「それしか無かったもんで」
菜々「縁起悪っ!母の日といえばカーネーションでしょうカーネーション!」
P「ちひろさんに全部持ってかれました」
菜々「強引過ぎますよちひろさん!確かにカーネーって付いてますけど!!」
P「キャラ立ちを意識してるんでしょう。殊勝な心がけです」
菜々「あなたはどこの偉い人なんですか…」
P「ところで菊はお供え用と思われがちですが祝い事の時に贈るのも必ずしも間違いではないそうです」
菜々「へー、そうなんですか」
P「是非知恵袋に入れておいてください」
菜々「人をおばあちゃん扱いしないでください!ナナはピッチピチのJKです!」
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P「時にナナさん、テレビのチャンネルって変える、ですか?」
菜々「えっ?回す、じゃないんですか?」
P「じゃあポッキー食べる時ってどうしてました?」
菜々「あーコップに氷入れて刺してましたねーオンザロック!って」
P「114106」
菜々「500731」
P「あーやっぱりお母さんですわ」
菜々「お母さん言わんで下さい、今はアイドルで精一杯です」
P「ちなみに今のが伝わるのは30代以上の方が大半だそうで」
菜々「」
P「ボロ出さんでくださいよ?」
菜々「…気を付けます」
P「ではさらばママミン!バヒュン」
菜々「ウサミンです!!というか効果音口で出してるんですか!?」
P「やっぱお母さん言えば安部さんだよな」
P「母性というか肝っ玉オカンって感じだけど、しかも結構大家族の」
P「まあウサギは旺盛だからね、仕方ないね」
P「さて、次のママはっと…」
P「おめでとうみりあー!」
みりあ「わあ!プロデューサーどうしたの急にー!」
P「いやー今日は母の日だろ?」
みりあ「うんうん!」
P「だからみりあをおめでとうだー!」
みりあ「えー?よくわかんなーい!」
P「そもそも母の日はお世話になってる人に感謝する日なんだ」
みりあ「それは知ってる!」
P「つまり俺がみりあに感謝(意味深)しても何の問題もない、良いね?」
みりあ「そうなんだー!!」
P「そうなんです」
みりあ「ねぇねぇ!みりあも感謝しに行ってもいいのかな?色んな人に!」
P「ああ、たくさんの人のところを回っておいで」
みりあ「じゃあまずプロデューサーね!みりあもやーる!みりあもやーるー!ぎゅーっ!」ギュー
P「あぁ^~みりあママ^~」
みりあ「みりあはママじゃないよ~」ナデナデ
P「あぁ^~」
P「やばかった」
P「思わず感謝(物理)してしまうとこだった」
P「心にちひろを持ってなければやばかった」
P「あの歳にしてあの魔性、まさしくママと呼ぶに相応しい」
P「さて、まだまだママはたくさんいるはずだ!」
P「ゆあー、お祝いに来たぞー」
由愛「ゆめ、です。プロデューサーさん」
P「まあまあ細かいとこはともかく」
由愛「細かくないです…全然…」
P「これ、プレゼントね」
由愛「えっ…急にどうしたんですか」
P「いや、だって母の日だし」
由愛「訳が分かりません…」
P「とりあえず開けてみ?」
由愛「はぁ…」ガサゴソ
由愛「………食パン…?」
由愛「ええと………何ですかこれ」
P「食パン、6枚切りの」
由愛「いやそうじゃなくて…なんでこんなものを…」
P「絵描くときに使うって聞いたことあるから」
由愛「それは木炭画の時です…私は水彩画ですから…」
P「へーそうなの。まあいいや、使って」
由愛「適当過ぎます…」
P「あ、包装紙は返してね、それは結構したんだ」
由愛「お金の使い方間違ってますよプロデューサーさん…」
由愛「それで…なんで母の日に私にプレゼントを?」
P「分かりやすく説明してやろう」
由愛「お願いします」
P「まず今日は母の日じゃん?」
由愛「そうですね…私も母に贈り物と…電話をしました」
P「なんだそれうらやましい」
由愛「言ってくれれば……かけるくらいしてあげますよ」
P「マジで?じゃあ毎晩ラブコールお願いしてもいい?」
由愛「か、かけるだけでよければ…///」
P「生殺しかな?」
P「次に俺がゆあを祝うじゃん?」
由愛「目的じゃなくて手段だったんですか、これ……それとゆめ、です」
P「いやまあ喜ぶゆあを見たかったのもあるかな」
由愛「食パンで喜べっていうのも難しい話かと……あとゆめです」
P「そうすると母の日にゆあを祝ったことで逆説的に母の日に祝われるゆあはお母さんという証明が成り立つ」
由愛「泉さんとかが聞いたら憤慨しそうな理論ですね…」
P「これを三権分立という」
由愛「三段論法です、しかも間違ってますし…」
P「というわけでゆあママに甘やかして欲しくてさぁ!」
由愛「…ちょっとだけですよ?」
P「やったぜ。」
P「あぁ^~ゆあママの膝枕気持ちええんじゃあ^~」
由愛「…日頃からお世話になってますから、これくらいは構いませんよ」
P「えっじゃあもっとアレなこと頼んでも良いの?」
由愛「あ、アレなこと…って…///」
P「良いの?」
由愛「あう…///…そ、それは…///」
P「それは?」
由愛「………まだ…早いと思います…///」
P「そっかぁやっぱりダメかぁ」
P「なでなで」
由愛「……へっ?」
P「さすがに膝枕されてる上になでなでして貰うとか贅沢よなー」
由愛「……なでなでですか」
P「ん?何想像してたの?んん?」
由愛「えっ…あのっ…そのっ……///」
由愛「……プロデューサーさん、えっちです……///」
P「あっこれやべえわ」
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―――――
P「あのあとめちゃくちゃ熱暴走した」
P「どさくさに紛れてゆあにナデナデとギューッをしてあげた」
P「非常に、非常に柔らかかった」
P「やはりゆあもママの因子を持つ者だったのだな」
P「さて次だ」
ユッコ「呼ばれて飛び出てサイキック!ユッコです!」
P「はい撤収」
ユッコ「ちょちょっ、酷くないですか!?せっかくテレパシーが来たから急いで飛んできたのに!」
P「何も送ってねぇよ、強いて言えば食パン切らしたから買っといてってくらいだよ」
ユッコ「あ、はい帰りがけに買っておきます」
P「うん、よろしく」
ユッコ「…じゃなくてですね!何か無いんですか何か!」
P「何かって何さ」
ユッコ「みりあちゃんから聞きましたよ!母の日感謝祭してるそうじゃないですか!」
P「テレパシー来たんじゃないのかよ」
ユッコ「だとしたらほらほら!目の前のサイキック美少女にも甘えたらどうでしょう!」
P「えー」
ユッコ「何でノリ気じゃないんですか!?」
P「だってユッコと母性って地球と海王星くらい隔たりあるし」
ユッコ「失礼な!金星から冥王星くらいですよ!多分!」
P「遠くなってるんだが」
ユッコ「ともかく!このままプロデューサーを逃してしまってはサイキックユッコの名が廃ります!」
P「サイキックと何の関係が」
ユッコ「仕方ありません!ここは一肌脱ぎましょう!」
P「ユッコのちょっといいとこみてみたいー」
ユッコ「適当かつ棒読みですか!?」
P「風邪引くなよー歯磨けよー」
ユッコ「ちょっとくらいどぎまぎしてくれたっていいじゃないですかぁ!!」
ユッコ「ほーら母性ですよーサイキック母性を今送っていますよー」
P「ここまで怪しい母性は生まれて初めてだよ」
ユッコ「おっ!生まれた頃のことを思い出してますね!早速効果が出てきたんでしょうか!」
P「ものの例えだよものの例え、ったく」
ピロンッ
P「ん?」
P「なんだ、何か音がしたけど」
ユッコ「??何も聞こえませんでしたけど」
P「いや、確かに何かが鳴った」
ユッコ「もしや!ユッコのサイキック母性が何かしらの効能を!」
P「それだけはないから安心しろ」
P「…あっ何か頭に浮かんできた」
『ステータスが更新されました』
ガチャを回す『勇気』 :糞ザコなめくじ
〃 『知識』 :JS並
〃 『伝達力』:顔面真っ赤
〃 『根気』 :皆無
〃 『寛容さ』:ちひろ→オカン級 ←New!!
P「……サイキック母性ってそういう」
ユッコ「むむむむ?何か変化がありましたか?」
P「ああ、寛容さが上がったみたいだ」
ユッコ「ホントですか!!じゃあこの前の先割れスプーン大人買いの件もお許し頂けますね!」
P「何お前そんなことしてたの?」
ユッコ「あっしまった、サイキック内緒のつもりだったのに」
P「お前明日からフォーク曲げる練習な」
ユッコ「そんな!?長年やってきたコツが水の泡ですよ!!」
P「ダイジョウブダイジョウブ。オマエナラデキルッテ」
ユッコ「お手本のような棒読みで無責任なことを!」
P「ピー、ウソツカナイ」
ユッコ「嘘はつかなくても言わないことはありますよねぇ!?」
P「トラスト、ミー」
ユッコ「心配がサイキックうなぎ登りですよぉ!!」
P「やっぱりユッコに母性は無かった」
P「まあそのうち芽生えるだろ。そのうち」
P「さて…次はいよいよ大ボスだ」
桃華「あら、Pちゃまいらっしゃい」
P「あぁ^~圧倒的にママぁ^~」
桃華「ほらほらそんなところに立っていないでこっちにいらして?」
P「あぁ^~お邪魔するぅ^~」
~~~~~ちゃままとの優雅な時間を各自でご想像下さい~~~~~
P「……はっ」
桃華「あら、起きてしまわれたの?可愛い寝顔でしたのに」
P「あぁ^~気が付くとちゃまま^~」
P「いやおかしいって」
桃華「あら、いかがなさいました?」
P「気が付くと桃華の膝に頭を乗っけていた」
桃華「Pちゃまが自ら望まれましてよ?」
P「気が付くと頭を撫でられていた」
桃華「Pちゃまったら撫でて撫でて、と赤ん坊のようでしたもの」
P「終いには気が付くと子守唄で夢の中だ」
桃華「Pちゃまがおねむのようでしたので眠りやすいようにして差し上げましたわ」
P「おかしい…全ての言動行動が安心感で包まれている…」
桃華「ふふっ、おかしなPちゃまですこと」
P「……ああそうか…これが」
母
か
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P「アレが無限の母性、母の極地か…」
P「まだまだ俺も修行が足りなかったな…」
P「というわけで戻って参りましたが事務所の空気が最悪です」
ちひろ「どうもプロデューサーさん」ニコニコ
P「どうもちひろさん、カーネーションに囲まれて幸せそうですねぇ」
ちひろ「そうですか?どっかの誰かが仕事ほっぽり出してアイドルと乳繰り合ってたせいで非常に疲れてますが幸せそうですか?」
P「おっ、その苦労を自ら背負う姿勢は母性pt高いですよ」
ちひろ「捨て置けそんなもの。一文にもなりゃしねえ」
P「母性ptが高いと俺からボーナスが出ますよ」
ちひろ「プロデューサーさん、お疲れじゃないですか?お肩お揉みしましょうか?」ニッコニコ
P「……がめつくてお金に厳しい…これもまた母の形なのかもな」
ちひろ「ボーナス…スタエナ…契約…ふふふ。由愛が広がりんぐ…!」
後日
P「はいちひろさん、ボーナスです」
ちひろ「わーい!この日のために頑張った甲斐がありましたー!」
ちひろ「」
P「」スタコラサッサ
ちひろ「」
ちひろ「」ハッ
ちひろ「逃がすかダボァ!!!!」ズダダダダダダ
おわり
一日くらい誤差、ヘレンさんがそう言ってた
ちゃまは突貫工事で書いた、上手く書けなかった、泣いた
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