【からかい上手の】「カバン持ち」【高木さん】 (43)

今度はそんな長くない(のはず)

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キーンコーン


担任「雨は止んだが、帰り道気をつけろよー。じゃあ解散」

西片(さてと、帰るか)


西片「!」ズシッ

西片「カバン重いなぁ…」



西片(辞典なんて貰っても使わないだろ。というか置き勉OKにしてくれればわざわざ持って帰らなくて済むのに)

西片(あー重い重い)


スタスタ


西片「っと、傘忘れてた」

西片「……」

西片(まあ今は晴れてるし、学校に置いていっていいかな)

西片(それに今日はカバンも重い。うん、傘は置いていこう)



テクテク


西片(水たまり多いな。けっこう雨強く降ってたし。うっかり踏まないようにしないと)

西片(あぁ、それにしてもカバンが…)


タタタ…


高木「西片っ」

西片「あ、高木さん」

高木「西片、ひとり?」

西片「そうだよ」

高木「ふーん。じゃあ一緒に帰ろうよ」

西片「…いいけど」



西片(高木さんが一緒に帰ろうっていうときは、たいてい何か企んでる気がする)

高木「〜〜♪」

西片「あれ、高木さん自転車は?」

高木「今日は朝雨降ってたから歩きだよ」

西片「あ、そうか」

高木「うん」


テクテク


西片「いてて…」

高木「どうしたの?」

西片「いや、今日辞典配られたじゃない? カバン重くてちょっと手がね」

高木「あはは。西片は弱いね」

西片「むっ…」カチン



西片「別にどってことないよ。持ち方が悪かっただけさ」

高木「ホントに?」

西片「余裕だよ、このくらい」

高木「でも、二倍になったら無理だよね」

西片「……それはちょっと」

高木「だよねー、西片じゃねー」ケラケラ

西片「むむっ」カチンカチン



西片「い、いけるね二倍でも。全然」

高木「いやいや。西片じゃ無理だよ」

西片「いけるって!」

高木「うーん……じゃあ、はい」スッ

西片「えっ」

高木「私のカバン。二倍持てるんでしょ?」

西片「いや、二倍ってそういうことじゃ…」

高木「やっぱり持てないの?」

西片「持てるよ! ほら、貸して!」

高木「わ」



西片「ほ、ほら。持てただろう?」

西片「……」ズシ

西片(う、やっぱり高木さんのカバンにも辞典が入ってるのか。さすがに両手に持つとつらいな…)

高木「大丈夫? 西片」

西片「な、なにが? 全然余裕だって。あっははは」

高木「ふーん」

西片(だが見たか高木さん。日々腕立て伏せで鍛えているオレの筋肉は伊達じゃないってところを)

西片「さあ、行こうか高木さん」

高木「うん」


西片(……あれ? なんかいいようにカバンを持たされてないか?)

高木「〜〜♪」

バイトなのでまた深夜に

遅くなったけど続き

ってか雨の伏線ぶちまけてすっかり忘れてたので後半修正してました。
大筋は変わってない。つまり天気のくだりいらない。



テクテク


西片「……」


テクテク


西片「……」ダラダラ

高木「……」

西片「あー、高木さん」

高木「ん?」

西片「コレいつまで持てばいいの?」

高木「やっぱり重かった?」

西片「そ、そうじゃないよ。持てるってことはもう証明できたんじゃない?」

高木「んー、それもそっか」

西片(実際かなり重いけど)



高木「じゃあさ西片」

西片「ん?」

高木「あれやろうよ。カバン持ち」

西片「カバン持ち…って、ジャンケンして負けた人がみんなのカバンを持つやつ?」

高木「うん。あそこの電柱までーって感じで、何回かに分けて」

西片(これは、高木さんに仕返しをするチャンス!)

西片「別にいいよ……あ」

高木「どうかした?」

西片「オレはともかく、高木さんに持たせるのってさ」

高木「私、けっこう力持ちだからいけると思うよ」

西片「いや、それもあるけど…」



西片(男子が女子にカバン持たせるのって、絵的にどうなんだ? しかも二人きりで)

高木「?」

西片(まるでオレがダメな彼氏……って、違う違う! 高木さんとはそんなんじゃない!)

高木「どうしたの?」

西片「あ、えーっと」

高木「もしかして西片、気にしてるの?」

西片「えっ?」

高木「私にカバン持たせるなんて…」

高木「彼女に気を配れないダメな男に見られちゃう、って」

西片「なっ!?」

高木「図星?」

西片「ち、違うよ! そんなこと思ってないから!」

高木「んー? ほんとかなぁー。顔赤いよ」

西片「本当に!」

高木「あはは、わかってるよ」

西片「はぁ…」



高木「なんにしても大丈夫だよ」

西片「えっ?」

高木「要は、ジャンケンで負けなければ持たなくて済むんだし」

西片「そうだけど……えらい自信あるね、高木さん」

高木「うん。私ジャンケン得意だから」

西片「……」

西片(ジャンケンに得意も何もあるのか?)

高木「それに、相手は西片だしね」

西片「…へぇ」カチン

西片「随分と余裕だね。いいよ、受けて立とうじゃないか」

高木「よーし」

西片「……」ニヤリ



西片(早まったね高木さん)

西片(得意とか言ってたけど所詮はジャンケン、勝ち負けは半々のはず)

西片(仮に少し負けが多くたって、力のない高木さんのほうが消耗が早い。ギブアップしてオレに助けを求めた時……その時がキミの負けだ!)

高木「西片、もう始めていいの?」

西片「あぁ。いつでもいいよ」

高木「ほんとにいいの?」

西片「…?」

高木「始めるよ?」

西片「ハッ、まさか高木さん、今になって怖気づいたのかい?」

高木「……わかった。いくよ」

西片(なんだ? なんか妙な顔してたなぁ高木さん。不安って感じでもなかったけど)

高木「出さなきゃ負けよー、最初はグー」

西片(おっと。ひとまず手を出さ……ん?)

西片「あれ、ちょっ」

高木「ジャン、ケン、ポンッ」グー

西片「……」


西片(両手にカバン持ったままだったぁぁァァ!!)



高木「あちゃー、出してないから西片の負けだね」

西片「ま、待った! 今のはナシじゃない!?」

高木「ダメだよ。私、西片に何回も確認したよね? 始めていいかって」

西片「ぐっ……たしかに…」

高木「じゃあ、最初はあそこの角までよろしくね」

西片「……了解」

西片(くそっ、考え事しながら返事するもんじゃないな…次は気をつけよう)


高木「あー、手が軽くていいなぁー」

西片(見てろよ高木さん、すぐに音をあげさせてやる!)



カバン持ちジャンケン 二戦目


西片「よし、次やろうか!」

高木「うん」

西片(今度はカバンも置いたし、正々堂々ジャンケンできる!)


高木「じゃあ行くね。出さなきゃ負けよー」

西片(高木さんはさっきグーを出した。ならば、次はパーかチョキの確率が上がるッ)※西片は中学1年生です

高木「最初はグー」

西片(ということはオレはチョキを出せば勝ちやすいということ! さあ、いざ尋常に…)グッ

高木「またまたグー」

西片「……」

高木「いかりやチョー介あたまはパー」

西片「えっ? ちょっ…」

高木「正義が勝つとは限らない。ジャンケンぽりぽりカトちゃんペッ」

西片(な、なんで今それを!?)

西片(っていうかこの後もう…あれっオレ何出せばいいん)

高木「ジャンケンポンッ」パー

西片「……」グー

西片「……あ」



高木「〜〜♪」

西片(……手が痛い)




カバン持ちジャンケン 三戦目


高木「じゃ、やろっか」

西片「ちょっと待って高木さん」

高木「ん?」

西片「次、オレが掛け声やってもいい?」

西片(またさっきみたいなのをやられちゃたまんないからな……それに)

高木「いいよ」

西片「よし、じゃあ行くよ」

高木「うん」

西片(ああいうのがアリなら、こっちにも考えがある!)



西片「確認するけど、準備はいいんだね? 高木さん」

高木「いいよ」

西片(あくまでも余裕な姿勢か。でも、これはさすがに対応できまい)

西片「本当に……いいんだね?」

高木「あはは。どしたの? そんな慎重にならなくても、いつでもいいよ」

西片(甘いよ高木さん。この確認はせめてものハンデさ)

西片(なぜなら今回の勝負、圧倒的にオレが有利だからね。心の準備期間くらい与えてあげなくちゃ勝負にすらならない)

西片(くらえ、高木さん!)

西片「いくよ。せーの…」

高木「……」


西片「最初…からっ!!!」

高木「!」



西片(……フッ)


西片(やってしまった。禁断の大技……『最初から』)

西片(最初はグーと相場が決まっているジャンケンにおいて、掛け声をする者のみが使用できる、一回きりにして最強の戦法と言えよう)

西片(変則的な掛け声を最初にやったのは高木さんなんだ。卑怯と言われようが、事実上こっちの勝ちであることに変わりは……)


高木「……」チョキ

西片「……」パー


西片(あるぇええええエエエ!!!??)ガビーン



テクテク


高木「〜〜♪」

西片「……」チーン


西片(あぁ……ほとんどイカサマのような戦法なのに負けてしまうとは)

高木「西片、あそこの電柱まで行ったら次ね」

西片「あ、うん」

高木「次からも西片が掛け声やっていいよ」

西片「え? いいの?」

高木「でもさっきみたいなのはもうナシだからね」

西片「……ハイ。ごめんなさい」

高木「まぁ、私もその前にちょっとズルいことしたから。おあいこだね」

西片(うっ…… 優しいけど、その優しさが余計みじめに感じさせるのはなぜだろう)



西片「……ふうっ」トサッ

高木「じゃあ、次はいつもの空き地までね」

西片「けっこう長いね」

高木「ここからが本当の真剣勝負だよ」

西片「…そうだね」

高木「西片」

西片「ん?」

高木「負けないからねっ」ニッ

西片「っ!」ドキ


西片(……そうだ。何してるんだ、オレ)

西片(余計なことは考えなくていいじゃないか。これはジャンケンなんだから)

高木「西片? 掛け声は?」

西片「あ、ごめん。やろうか」

西片(……真剣勝負)

西片(高木さんがそう言った以上、これは普通にやればただのジャンケン、つまりは運だ)

西片(それなら下手な小細工なんて必要ない。ただただ、思う手を相手にぶつければいい)

西片「いくよ。最初はグー」

高木「……」グッ


西片(ただ、それだけでいいんだ)


西片「ジャンケン…ポンッ!」





30分後


西片「…………」ゼハー ゼハー


西片(まさか10連敗するなんて………)ズーン

西片(途中で深い水たまりにハマってから足が気持ち悪いし…最悪だ)

高木「西片、もうやめとく?」

西片「いや! まだだよ!」

西片(一度も勝てずに終わってたまるか!)

高木「うーん、でもなぁ」

西片「?」

高木「ここ、もう私の家の前なんだけど」

西片「……えぇ!?」


『高木』←表札


西片「ほ、本当だ…」

高木「別れるとこ過ぎたの気づかなかった?」

西片「全然気がつかなかった…」

高木「西片、かなり必死だったもんねー」

西片「っていうか高木さん、気づいてたなら教えてよ」

高木「あはは、ごめん。負けっぱなしで帰りたくないかなーと思って」

西片「結局負けっぱなしだったけどね」

高木「そーだねー」

西片「くそう…」



西片(それにしても…ここが高木さんの家か。なんか新しそうで、うちよりだいぶデカい)

西片(自転車通学とはいっても思ったより遠くないんだな。それとも知らぬ間にだいぶ遠くまで来てたのか)

高木「ね、西片」

西片「ん、なに?」

高木「せっかくだから上がってく?」

西片「上がってくって……た、高木さんちに!?」

高木「うん」

西片「いやそれは……マズいでしょ」

高木「大丈夫だよ。今日、お父さんもお母さんもお仕事の関係で帰ってこないから」

西片「余計にマズいよ!」

高木「……なんで?」

西片「えっ? あ、いや」

西片(な、なんでだろう? 親に会わないで済むほうがまだマシなはず……なのに、なぜかもっとダメな気がする)

高木「えー? なんでマズいの? 西片、なんで?」ニヤニヤ

西片「し、知らないよ!」



西片「と、とにかくもう帰るから」

高木「……」

高木「西片、足は?」

西片「ん? 足?」

高木「うん。大丈夫なの?」

西片「別にケガはしてないけど」

高木「じゃなくて、濡れちゃって嫌な感じじゃない?」

西片「あぁ…それはまぁ」

高木「乾かしていけば? ドライヤー使っていいよ」

西片「え、いいの?」

西片(なんか妙に気がきくなぁ高木さん)

西片(ありがたいけど、靴下を乾かすために人の家にあがるって……それはそれで気がひけるような)

高木「…どーする?」

西片「うーん」



西片「いや、やっぱりいいよ。悪いし」

高木「そう? 気にしなくていいのに」

西片「いいって。こんなの雨ならよくあることだよ」

高木「ふーん。じゃあ帰っちゃうんだ」

西片「…帰るよそりゃ」

高木「ふーん」

西片「な、なに?」

高木「ううん。あ、西片、ちょっと待ってて」

西片「?」


バタン

トトト…


西片(なんだ? なんか貸したりしてたっけ)

西片(そういえば高木さんの部屋ってどんな感じなんだろう)

西片(良い匂いがして、ぬいぐるみとかいっぱいで……やばい、100%片想いの知識しかないぞ)

西片(そうだ、今なら部屋を確かめ……ってだから中には入らないって! 何を想像してんだオレ!)


トトト…

ガチャ



高木「お待たせ」

西片「あ……オレ、なんか高木さんに貸してた?」

高木「ん? そうだっけ?」

西片「いや、何か取りに行ってたのかなと」

高木「ううん。カバン置いてきただけだよ」テクテク

西片「なんだ、そういう……え? なんで?」

高木「よいしょっと」ガシャ

西片「……」

高木「どうしたの?」

西片「いや、それはこっちのセリフだよ。なんで荷台に?」

高木「二人乗りするから」

西片「……はい?」



高木「西片、せっかく練習して出来るようになったでしょ?」

西片「それはそうだけど……え? 今から?」

高木「だって、ここから西片の家まで歩くと遠いし」

西片「いやいや、普通に歩くよ」

高木「来た道覚えてる?」

西片「そんなの覚え……」

西片(てないな…途中から全く)

高木「それに今から歩くと着く頃には暗くなってて危ないし」

西片「いや、でもさ…」

高木「私が道案内するから」

西片「……」



西片(たしかに、このまま一人で帰ったら迷うかもしれない。ここまで何分かかったかも覚えてないし)

西片(けど高木さんと二人乗りなんてクラスの誰かに見られでもしたら…)

高木「ほら西片、早く」ポンポン

西片「こ、公道での二人乗りはダメなんだよ」

高木「田舎だし、スピード抑えて行けば大丈夫だよ」

西片「えーっと……ほら、警察に呼び止められたらどうするのさ」

高木「……」

西片(ふう。高木さんといえど、これには反論できまい。あとは挑発にさえ乗らなければ…)

高木「この辺り、出るんだよね……『迷い牛』」

西片「……え? 牛?」

高木「薄暗い夕方の頃、道行く人に取り憑いて、歩けど歩けど、家に帰れなくなるんだって」

西片「…!?」

高木「元々は家に帰りたくない人に憑いていたらしいんだけど、だんだん変化して今では取り憑いた本人が迷ってしまって、そのまま………」

西片「は、ハハハ。なんだい高木さん、その怪談話…… そ、そそんなものでオレがビビるとでも?」

高木「それだけじゃないよ。これには続きがあってね…」

西片「………」



キーコ キーコ


西片「次は右? まっすぐ?」

高木「まだしばらくまっすぐだよ」

西片「そ、そっか」

西片(とうとう公道で二人乗りしてしまった……)

西片(べ、べべ別に高木の話にビビったわけじゃない。ただやっぱり少し道案内が必要と思っただけさ)

高木「そこの角、小学生が飛び出してきやすいから注意してね」

西片「あ、うん」

西片(知ってる道に出たらすぐ降りる約束だ。それならそこまで遠くないはず。もうすぐだろう)



キーコ キーコ


西片(それにしても、今日はカバンも全部持たされた上に高木さんに言いくるめられて…完全敗北だった)

西片(高木さんの家は知れたけど、だからといって部屋に入ったわけでもなし)

西片(いや、仮に入ったとしてそもそも高木さんに勝つこととは何の関係もないか)

西片「……」


西片(あのとき家に上がるって言ったら、本当に上げてくれそうだったな)

西片(普通、同じクラスの男子をそう簡単に家に上げるものなんだろうか……)

高木「〜〜♪」

西片「……」



西片(いやいや高木さんのことだ。上がるなんて言ったら、嘘でしたーってからかうつもりだったんだ。そうに違いない)

西片(思い出せ、カバンを持たされた手の痛みを。負けに負け続けた心の痛みを。今日の敗北はきっと今後の…)

高木「西片」

西片「っと、な、なに? もう曲がるところ?」

高木「ううん、まだまっすぐ」

西片「あ、そう」

高木「……」

高木「手、痛かったよね」

西片「えっ?」

高木「カバン重たかったから」

西片「ああ…うん」

高木「私のぶん、西片が持ってくれてすごく助かったよ」

西片「……」

西片(なんてことだ。高木さんに感謝されてしまった)

西片「それはまぁ、ジャンケン負けたからさ」

高木「うん。でも、ありがと」

西片「うん……」


ヒュオオオ……


高木「あのね」



高木「西片……なんか彼氏みたいで、うれしかったよ」




ヒュオオオ……



西片「……」

高木「……」




西片「……ん? ごめん、なんて?」



高木「…………」

西片「……」


西片(あれ? 今高木さん何か言ってたんじゃ…? 風でちゃんと聞こえなかったけど)


ドスッ


西片「いてっ!」

西片「えっ、なに今の…高木さん?」

高木「さぁー?」ドスッ

西片「いっ!?」



高木「どうかした? 西片」

西片「いやいやいや、絶対叩いてるよね!?」

高木「んー? 風が強くてよく聞こえなーい」ツンツン

西片「あはっあはははは!! ちょっ、ちょっと高木さん!? つっつくのはやめて! 本気で危ないから!」

高木「西片にムチうってるんだよ」

西片「ムチって!? 馬!? 馬なの!?」

高木「ほら走れー走れー」ツンツン

西片「あははははっあはっあははは!!!」




結局、その日は自宅まで高木さんを乗せて走り抜けた。






「カバン持ち」

fin.

以上です。
読んでくれた人どーも。

難聴になると西片が高木さんに勝てる感じになるのか
難聴ってすげぇな…

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