CPP「前回のシャッフルユニットはとても好評でした。これでアイドルの新たな可能性をつかめた気がします。それだけに私の保守的な選択が悔やまれます」

美城専務「ただ、アンケート評価の中には同業者のものがあってな。評価が不当に上げ下げされている可能性は否めない。特に黒井ならやりかねん」

千川ちひろ「そうでなくても、大半の好意的に346の株を買ってくれている方は、346プロひいきでコメントや採点が甘くなりがちですからね。中には的確な否定意見も交じっていたりしますが」

専務「まあ、アンケート結果を悲観的に見すぎるのはこれぐらいにしておこう。シャッフルユニットの可能性は株主総会で示せた。これでほかの重役を黙らせることができる」

ちひろ「ほかの重役を黙らせる必要のある計画ですか？」

専務「そこそこ金の掛かるハコものを造る必要があるのでな」

専務「ドラフトで戦った君たちには先に教えておこう。名をスターライトプロジェクトとする」

CPP「どのような内容でございますか」

専務「年間300公演程できる自社の劇場を造る計画だ。新築をあきらめるなら、池袋あたりにあるビルのフロアを買うのも手だな」

ちひろ「765プロの劇場みたいなものですか」

専務「あんな外側だけ立派な箱ものを作っても意味がない。中身のアイドルが充実していないとな。話によれば初期所属組はほとんど来ないのだろう？」

CPP「劇場には視察に行ったことがありますが、あの劇場には当社のアイドルにも匹敵しうる輝くアイドル達がいました。油断すると足元をすくわれます」

専務「君がいうのならそれは本当なのだろう。負けないように頑張るのが。ん、電話がなった。すこし待ってくれ」

ちひろ「はい」

専務「すまない、急用の電話が入った。姫川君たちの応対は君たちがやってくれ」

ちひろ「畏まりました。専務が帰ってくるまでお待ちしております」

姫川友紀「おっはよー。ちひろさん。CPPさんもよろしくね」

川島瑞樹「おはようございます。今回のドラフトはまけないわ」

CPP「姫川さん、川島さん。本日もよろしくお願いします」

姫川友紀「前回最下位だったからね。スター式逆転劇を見せてやる。あっ、スターじゃむりだった……」

川島瑞樹「野球で例えるなら前回の私のチームはコアラーズだったわね。万年二位を抜け出せないというか……」

友紀「今のコアラーズはたまたまAクラスにいるけど正直微妙だよ。キャッツのライバルという意味では5年ほど前まではすごく怖かったな。でも今はそこまで怖くない。やっぱりキャッツがNo.1」

瑞樹「そういえば紗枝ちゃんがいないわね」

CPP「今回小早川さんはドラフト対象なので監督側としてはお呼びしておりません」

瑞樹「つまり選考対象を変えるというわけね。わかるわ」

ちひろ「今回は346プロ所属アイドルを３分割してドラフトを実施する予定です。瑞樹さんも友紀ちゃんもほかの回でドラフト対象にさせていただきます」

友紀「なるほどね。私がドラフト対象になったらドラ1になれるかな。いや、なれるね」

瑞樹「そこは監督側のチーム方針によるんじゃないかしら」

友紀「そりゃそうだろうけどさ～」

瑞樹「346プロを３分割ということは分け方が均等だと仮定すれば選考対象は61人ね。前回と同じとすればドラフトで選ばれるのは30人。つまり選ばれるだけで半分より上ということになるわ」

ちひろ「ざっくり計算するとそうなりますね。ただ、ドラフトで選ばれなかったとしても、あくまで方針から外れたというだけなので気落ちする必要はありません」

友紀「確かにそうだね。内部資料ってのがどこまで正確かわからないけどさ、そこでいい順位でも選ばれてない人がいたはずだよね。実際前に私は九州出身縛りをやったし」

CPP「はい、ここにいるアイドルたちは全員輝くものを持っています。枠や時間の制限さえなければ全員入れたいぐらいなのですが……。これはドラフトでも普段のプロデュースでも変わりません」

瑞樹「制約がでるのは仕方がないことだわ。資源は有限だもの」

友紀「そういえばさ、紗枝ちゃんの代わりに監督をやる人って誰なんだろうね」

ちひろ「実は私も知らされてなくて。到着時間だけ専務に教えていただいてます」

CPP「私のほうでも一人監督として推薦させていただいた方がいらっしゃいます。到着時間は専務の指定と同じにさせていただきました」

瑞樹「ちょっと待って。ということは二人監督が増えるの。チームが一つ増えるのかしら」

ちひろ「それなら私は司会になります。もともと私が監督をやるというのがおかしかったので」

友紀「いやー。ちひろさんもなかなかのプロデュースセンスだったよ」

瑞樹「勝ち逃げは許さないわよ」

CPP「なら私が司会を……」

ちひろ「CPPさんがドラフトに参加しなくてどうするんですか」

友紀「なら私が司会を」

瑞樹「できるの？」

友紀「やっぱり私は監督希望かな」

CPP「そろそろ二人の到着時間ですね」

諸星きらり「やっほー。専務さんによばれてきたよ～」

桐生つかさ「CPPさんの推薦でドラフトに参加させて頂けることになった桐生つかさです。よろしくお願いします」

友紀「CPPさんと専務の推薦ってこの二人だったんだ」

瑞樹「それにしては推薦するほうが逆のような気がするわ」

CPP「実際、専務の紹介が諸星さんだったことに驚きを感じています」

ちひろ「専務主催のドラフトにつかさちゃんを呼んで大丈夫ですか」

CPP「大丈夫です。私が保証します」

ちひろ「何があっても私は知りませんからね」

友紀「ところで、つかさちゃんってこんな敬語キャラだったっけ」

つかさ「TPOは守るよ。それがデキる女のたしなみだぜ」

ちひろ「確かに普段のつかさちゃんはこんな言葉遣いでしたね」

瑞樹「専務はいつごろ戻られるでしょうか」

CPP「こればかりはわかりません。ただ時間にも限りがあるので、専務が到着して一息ついたらドラフトを開始しましょう」

ちひろ「つかさちゃん、きらりちゃん。二人にはこれからドラフトをやってもらうのですが、説明は事前にうけてますか」

きらり「だいたいは専務から説明はうけたにぃ」

つかさ「CPPさんが過去データと共に説明してくれたから大丈夫。わかりやすい説明でたすかったぜ」

ちひろ「なら説明はいいですね。専務の帰りを待ちましょうか」

つかさ「専務か……。まあ誰が相手でもアタシはかわらねえ」

友紀「誰がライバルでも私は負けないよ」

きらり「Pちゃんには負けないにぃ」

CPP「申し訳ありません。一つ説明を追加することがございます」

きらり「なんだにぃ」

CPP「今回組んだユニットは監督を伏せて内部選考をさせていただきます。そして1位に決まったユニットのみ、346プロが編成権を持つ歌番組でお披露目となります」

つかさ「つまりマーケットに訴求力のある人選をしろってことか。了解した」

友紀「それは私も初耳なんだけどな。私たち監督側がでるチャンスはないの」

瑞樹「ドラフトを３回に分けてやるって、ちひろちゃんがいってたじゃない」

友紀「そういえばそうだったね。ごめん」

専務「席を外してすまなかった。他のみんなは来ているか」

ちひろ「全員集合です。今すぐにでもドラフトを始められます」

専務「ん。CPP君の紹介は桐生君だったのか。まあよろしく頼むよ」

つかさ「本日はよろしくお願いします」

専務「別に敬語は使わなくていい。敬意をもってさえいればな」

つかさ「それは無理っしょ」

専務「あの時と変わらないな君は」

つかさ「アタシはアタシの流儀を貫くだけなんで」

ちひろ「今までの経緯は知っていますが、ここで喧嘩をしないでください」

友紀「戦いはドラフトの中だけで十分だよ」

CPP「姫川さんも待ちきれないようですしそろそろ始めますか。とはいえ７人では定員オーバーです。誰が司会をやりましょうか」

瑞樹「かつては１リーグ７球団制をとっていた時期もあったから全員参加でもいいんじゃないかしら。ただ、司会なしのぐだぐだを考えると仕方ないわね」

専務「千川君か川島君のどちらかでいいだろう。コイントスで決めていいか」

瑞樹「コイントスとかしゃれてるじゃない。ちひろちゃんと戦えないのは残念だけど、私はそれでいいわよ」

ちひろ「どちらになっても最善を尽くすだけです」

>>8 ～ >>10　ちひろor瑞樹　票が多いほうが司会　同数ならコンマの最大値をとった側が司会

川島さん

ちひろ

専務「コイントスで表なら千川君、裏なら川島君が司会だ」

ちひろ「表」

瑞樹「裏」

専務「表がでたか。千川君、司会をお願いするよ」

瑞樹「表がでちゃったか。ちひろちゃん、司会お願いね」

ちひろ「ただいまからこの場の司会をさせていただく千川ちひろです。本日はよろしくお願いします」

友紀「仕切りなおしするのか。別にいいのに」

つかさ「カジュアルとフォーマルの切り替えがうまいと大人って感じがするな」

友紀「それだと私がこどもって感じがするじゃんか」

きらり「人の考える大人像は人それぞれだにぃ」

ちひろ「紙に指名候補の名前を書いてください。６枚集まったら私が読み上げます」

346プロキュートシャッフルユニット選抜　第一順指名

CPP 「島村卯月」　つかさ「池袋晶葉」
専務「櫻井桃華」　きらり「双葉杏」
瑞樹「安部菜々」　友紀　「輿水幸子」


瑞樹「みんなはそういう選択なのね。わかるわ」

CPP「連続で島村さんをドラフト１位指名してみましたが、指名かぶりはなかったようですね」

きらり「やったぁ。杏ちゃん１位指名成功だにぃ」

専務「まずは指名が成功してよかった」

ちひろ「私が監督でしたら一位指名は卯月ちゃんの予定でした」

つかさ「もし、ちひろさんがドラフトに参加してたらきらりも杏指名を邪魔される可能性があったな。とんだエンターテイナーだぜ」

CPP「私は前回くじ運を試す機会はありませんでした。私が本日幸運であることを祈ります」

友紀「前回の人気っぷりを考えるとドラ1を使う価値はあるね」

つかさ「誰がどんな思惑を持とうと、アタシが最善の指名をしたことに変わりはないね。アタシがアタシを信じなくて、誰がアタシを信じるのさ」

友紀「さすがに１巡じゃプロデュース方針はわからないね。」

瑞樹「そうかしら。私的には大きなヒントをもらった気でいるけれど」

専務「前回のチーム編成方針と変えてくる監督もいるかもしれん」

つかさ「２巡目のくじは波乱の予感がするぜ」

専務「それはどうだかな。経験に基づかない勘はただの電波だ」

つかさ「センターを決める１順の指名を見れば大体の傾向はわかるぜ。その上で２巡目は荒れるといったんだ。アタシには関係ないけどな」

ちひろ「場外乱闘はよそでやってください。２巡目の指名カードを書いてくださいね」

346プロキュートシャッフルユニット選抜　第二順指名

CPP 「五十嵐響子」　つかさ「佐久間まゆ」
専務「西園寺琴歌」　きらり「白菊ほたる」
瑞樹「前川みく」　　友紀　「西園寺琴歌」

ちひろ「２巡目はこういった形になりました」

専務「まさか姫川君と被るとは……。こうなってはくじで勝つほかないか」

友紀「専務の方針を読んで、私に必要なメンバーを逆算したらこうなったよ。本当に当たるとは思わなかったけどね」

つかさ「２巡目で指名つぶしって発想がクレイジーだぜ」

CPP「しかし、無秩序な指名つぶしの結果できるユニットに結束力が生まれるのでしょうか。下手すれば空中分解すらありえます」

友紀「そうならないようにメンバーを組むのが監督の仕事でしょ」

CPP「正論ですね。おみそれしました」

友紀「きらりちゃんはモデル仕事つながりかな。つかさちゃんみたいに元職モデルを選ぶ手もあっただろうけど」

つかさ「終盤指名候補のほたるをとられたのは地味に痛いぜ」

専務「意外といえばCPP君がシンデレラプロジェクト以外から選考するとは思わなかったよ」

CPP「指名リストを見る限り、シンデレラプロジェクトのみから選考するといづれ選考先が枯渇します。さらに言えばシャッフルユニットを歌っているのに、自分の担当ばかりではあんまりだと気付いたのでその反省もあります」

きらり「Pちゃんもいろいろと勉強しているんだにぃ」

ちひろ「では専務と友紀ちゃんにはそろそろくじを引いていただきます」

専務「私は負けない」

友紀「勝つのはあたしだ」

専務 >>15 友紀 >>16

コンマ？

ミスった。コンマが大きいほうが指名成功

専務 >>17 友紀 >>18

はい

a

専務「よかった。私は勝ったぞ」

友紀「実は私も前回くじをひいてないんだよね……。だから負けたのかな」

ちひろ「はずれ２位の指名をお願いします」

友紀「小早川紗枝でお願いします」

ちひろ「わかりました。では早いですが３巡目いっちゃいましょう。皆様準備のほどをお願いしますね」

346プロキュートシャッフルユニット選抜　第三順指名

CPP 「小日向美穂」　つかさ「工藤忍」
専務「涼宮星花」　　きらり「緒方智絵里」
瑞樹「長富蓮実」　　友紀　「小日向美穂」

ちひろ「指名はこうなりました」

専務「CPP君は正統派キュートユニットでも組むつもりか」

CPP「はい、そうです。専務がユニットを組む時の発想を疑似体験するのも経験かと思いまして」

友紀「それをいうとキャンディアイランドが色物集団みたいに聞こえるんだけど」

瑞樹「否定できないところが悲しいところだわ。芸人集団に片足つっこんでるじゃない」

専務「活動を見る限り正統派で活躍できるポテンシャルはあるはずだ」

つかさ「杏なんか典型的な本気だしてないだけのやつだろ。ああいうタイプは目的があると目の色変えるぜ」

きらり「川島さんとつかさちゃんの指名もよくわからないにぃ」

友紀「私はドリーム・ステアウェイと前回のユニットの縁からの指名だよ。こういう縁は簡単に切れないと見るね」

CPP「それをいったら島村さんと小日向さんの絆も強固なものかと」

つかさ「それだけ美穂が重要ならもっと若い順番でとればよかったんじゃないの。特に友紀は２巡目フリーパスだったんだし」

専務「もし姫川君が２巡目で小日向君を指名していたら私は３巡目で小早川君を指名していただろうな」

つかさ「ドラフトって複数の利害が絡み合うってことか。存外難しいな」

友紀「ドラフトは対話なりだよ桐生君」

瑞樹「元は将棋系の格言『棋は対話なり』ね。一回一回の指名で思惑を読みあうのが重要ってところかしら」

ちひろ「議論が白熱しているところ悪いのですが、そろそろくじに移りたいと思います」

CPP「失礼いたしました。では初のくじ引きに挑みたいと思います」

友紀「次こそ負けない」

CPP >>21 友紀 >>18

miss

CPP >>23 友紀 >>24

q

p

友紀「やったー。競合初勝利」

CPP「外しましたか。こればかりは仕方ありません」

ちひろ「はずれの３位指名をお願いします」

CPP「村松さくらさんでお願いします」

ちひろ「了解しました」

346プロキュートシャッフルユニット選抜　第四順指名

CPP 「今井加奈」　　つかさ「今井加奈」
専務「相原雪乃」　　きらり「三村かな子」
瑞樹「横山千佳」　　友紀　「クラリス」

ちひろ「４巡の指名はこうなっております。迅速な協力ありがとうございました」

瑞樹「雑談をしすぎて時間がないものね。協力するわ」

きらり「友紀ちゃんはドリームステアウェイつながりだにぃ。専務はお嬢様コンプリートでもめざしてるのかにぃ」

専務「さすがにバレバレか。本当は２巡目でばれていると思ったが……。いや、指摘するものがいなかっただけか」

つかさ「本当に瑞樹さんの指名方針がわからないぜ。きらりのほうは、ほたるを除けばまんまキャンディアイランドなんだが」

友紀「さらりとみんな流してるけど、またCPPさんが指名かぶりだよ。相手はつかさちゃん」

ちひろ「指名かぶりの話がでたので早速くじを引いていただけますか。本当に時間がないんです」

CPP「今度こそ当てたいです」

つかさ「簡単には負けないぜ」

コンマが大きいほうが指名権　CPP >>26 つかさ >>27

miss CPP >>28 つかさ >>29

あ

はい

つかさ「ひけたぜ。くじ運は悪くないみたいだな」

CPP「また引けませんでしたか。ただ、選ばれなかったメンバーも精鋭ぞろいですので、くじを外すことは致命傷ではありません」

専務「事実ではあるが、それを君の口からいったら負け惜しみだろう」

ちひろ「CPPさん。はずれ４位の指名をお願いします」

CPP「関裕美さんでお願いします」

友紀「別に裕美ちゃんが悪いわけじゃないけど、だんだん正統派キュートから微妙に遠ざかってる気がするのは気のせいかな」

つかさ「マジかよ。５巡目に選ぶつもりだったのに」

きらり「そういうこともあるにぃ」

瑞樹「報復ドラフトってわけではなさそうね」

ちひろ「運命の５巡目ドラフト始めますよ」

346プロキュートシャッフルユニット選抜　第五順指名

CPP 「道明寺歌鈴」　つかさ「大原みちる」
専務「水本ゆかり」　きらり「道明寺歌鈴」
瑞樹「福山舞」　　　友紀　「一ノ瀬志希」

ちひろ「最終指名はこうなりました。きらりちゃんとCPPさんの指名がかぶりましたね」

専務「ノーブル・セレブリティは全員揃えたかったからな。無事指名できてよかった」

つかさ「コネクションも大事というわけで地元枠も一人と。当然ポテンシャルはコミコミだから問題はないぜ」

友紀「今回もドリームステアウェイ枠だよ。前回で面識ないメンバーと組むのは懲りたからね」

瑞樹「こういう時こそ交友を広げるチャンスなんじゃないかしら」

友紀「だからって川島さんのドラフトは意味不明だよ。一回もくじ引いてないしさ」

専務「川島君にとっては確固たる理由があるようだが、私にとっては訳が分からない選考だ」

CPP「メンバーの全容がわかってなお、私にもつながりやテーマがわかりません。コンセプトはすべて決まってからお聞きすることとします」

瑞樹「全容はあとで話すわ」

ちひろ「では最後のくじびきを始めましょうか。CPPさん、きらりちゃん、覚悟はいいですか」

CPP「今度こそ勝ちに行きます」

きらり「当たりくじを引いて気分よく終わらせるにぃ」

コンマが大きいほうが指名権　CPP >>32 きらり >>33

ほい

はい

きらり「あたりだにぃ」

CPP「諸星さんおめでとうございます」

友紀「顔色悪いよCPP」

瑞樹「CPPさんにとっては3連続スカウト失敗と同義だもの……。少しは落ち込むわよ」

ちひろ「警察に職務質問されていないだけまだいいじゃないですか」

つかさ「その発言はフォローなのか」

きらり「Pちゃん喜んでごめんだにぃ」

つかさ「きらり、その発言はいただけいないぜ。堂々と勝ちを誇ればいい」

専務「私もその意見には同意だな。勝者が謝ることはない。勝って謝られるのが敗者にとって一番の侮辱だ」

CPP「すみません、千川さん。最後の指名を >>36 さんにしてほしいのですが」

ちひろ「わかりました」


>>36 ドラフトでまだ選ばれていないCGキュートアイドル(765除く)　無効票なら以後下で

フレちゃん

CPP「宮本フレデリカさんでおねがいします」

専務「血迷ったのか君は」

ちひろ「正統派キュートとは程遠くなっちゃいましたね」

CPP「この指名が最善だと信じています」

瑞樹「じゃあそろそろ種明かしといきましょうか」

ちひろ「それならグループ名と使用楽曲の公表をしましょうか」

CPP 「島村卯月」「五十嵐響子」「村松さくら」「関裕美」「宮本フレデリカ」
スマイルブロッサム　S(mile)ING!

つかさ「池袋晶葉」 「佐久間まゆ」「工藤忍」「今井加奈」「大原みちる」
コアコンピタンス　アタシポンコツアンドロイド

専務「櫻井桃華」「西園寺琴歌」「涼宮星花」「相原雪乃」「水本ゆかり」
楽団マリーローズ　ラヴィアンローズ

きらり「双葉杏」 「白菊ほたる」「緒方智絵里」「三村かな子」「道明寺歌鈴」
ハッピーライフ　Happy×2 Days

瑞樹「安部菜々」「前川みく」「長富蓮実」「横山千佳」「福山舞」
マジカルウサミン親衛隊　メルヘンデビュー

友紀　「輿水幸子」 「小早川紗枝」「小日向美穂」「クラリス」「一ノ瀬志希」
劇団カワイイボクと馬刺しどすえ教会にゃー　小さな恋の密室事件

専務「こうしてみるとみんな考えて組んでいるな。CPP君はくじ全外しの影響で路線変更しまくる羽目になっているだろうが」

CPP「今回はドラ１で引けた島村さんを中心に組んでみました。しかし全員が主役です」

つかさ「こういうスタンスならなんとかなったんじゃねーの」

きらり「CPPちゃんの今日のくじ運の悪さなら、ちひろさんが参加してたら卯月ちゃんもあやしかったにぃ」

瑞樹「そういえばちひろちゃんも前回のくじ運は強かったわね。そういうきらりちゃんは杏ちゃん中心に組んだのかしら」

きらり「そんなことないにぃ。できればキャンディアイランドはそろえたかったこと意外は計画通りだにぃ」

つかさ「まあハッピーライフって直訳一生の幸せだもんな。ほたるや歌鈴にそれを歌わせるって考えは好きだぜ」

友紀「幸せを歌った本人が幸福になっていくっていうサクセスストーリーは好きだな」

ちひろ「そして専務の選んだメンバーって、楽器を弾かせるつもりですか」

専務「そうだが。別にライブといっても歌って踊るだけではないだろう」

友紀「そうだそうだ」

ちひろ「友紀ちゃんもツッコミどころの山ですけど、まずは専務です。オーケストラマリーローズって凛ちゃんから影響でも受けたんですか」

専務「そうだが。渋谷君とは仲良くさせてもらっているよ」

瑞樹「蒼って感染するものだったのかしら」

つかさ「まだ英語だから浸食度は軽いぜ」

専務「いや、オーケストラはドイツ語だ。ここは譲れん」

きらり「つかさちゃんのフォローが台無しだにぃ」

ちひろ「次は友紀ちゃん。完全に歌劇をやる気まんまんですよね」

友紀「そうだけど、題材はホラーで」

CPP「ドリーム・ステアウェイもホラーでしたね」

きらり「あれはデスゲームなんだにぃ」

瑞樹「友紀ちゃんが敵役っていうのがすごい衝撃だったのは覚えてるわ。ドリーム・ステアウェイってそこまで影響が大きかったのね」

友紀「ドラフトやるって聞いてから、奏ちゃんと小梅ちゃんに映画のビデオを借りて研究してみたから大丈夫」

つかさ「映画や劇はそんなに甘いものじゃないぜ」

友紀「それに346プロの映画部門から脚本とか借りたしね」

専務「それはやめておけ」

友紀「なんで」

専務「察してくれ。私の口からはいいたくない」

瑞樹「いやな予感オンパレードのセリフが次々と飛び出しているのだけど」

きらり「つかさちゃんはロボットダンスでもやるにぃ」

つかさ「いや、正統派にいくぜ。今回のチームテーマは『努力』だからな。個人的に見て努力の天才だと思った面々をピックアップした」

専務「努力というのは前提条件だろう、最後は才能と環境がものをいう」

友紀「野球でも言えることなんだけど、本当のトップクラスって才能も努力も環境だってあって当然なんだよ」

つかさ「どうしたんだ、友紀。専務はともかく友紀からツッコミが入るのは想定してなくて」

友紀「そして運だってある。上に上がるためにはそのトップクラス集団からも明確な差をつけなきゃいけない。それが才能か努力かはその人次第だけどさ」

CPP「姫川さんのアイドル論を聞くことになるとは貴重な経験ができました」

瑞樹「いや、友紀ちゃんは野球と絡めてなら結構いろいろな話ができるわよ。ただ、さすがに政治経済や科学分野には少し弱いわ」

つかさ「まあ、個人的次世代型正統派努力系主人公をイメージしてドラフトに挑んだんだぜ」

専務「だから途中でCPP君と指名がかぶったのか」

つかさ「アタシがあたりくじを引いたから影響はなかったぜ」

CPP「最後になりましたが川島さんのユニットのコンセプトをうかがってよろしいですか」

専務「私も気になるな」

瑞樹「CPPさんと一緒よ。菜々ちゃんをセンターにおいたコンセプトユニットよ」

つかさ「説明されてようやくわかったぜ。蓮実と小学生二人ってそういうことか」

きらり「えっ。その説明だけでわかったんだにぃ」

友紀「私もわからなかったな。もう少し詳しい説明をお願い」

瑞樹「要点だけいえばメルヘンワールドの再現ね」

CPP「一人ひとり選抜の意図を教えていただいてよろしいですか」

瑞樹「みくちゃんは菜々ちゃんの後継ポジション、蓮実ちゃんは菜々ちゃんよりも知識層が昔よりだから菜々ちゃんが永遠の17に見えやすい。小学生２人は魔女っ娘要員ね」

友紀「みくちゃんと小学生二人はともかく蓮実ちゃんが浮かない？」

瑞樹「80年代は魔法少女アニメ全盛期だから大丈夫よ。いざとなったら知識面で私と菜々ちゃんがフォローできるわ」

専務「個人的には永遠の17歳とかバカバカしいからいいんだが、あまり外で永遠の17歳演技が崩壊するようなことを話すなよ。彼女の芸能生命にかかわるかもしれん」

瑞樹「そうね。外では気を付けるわ。でもここのメンバーには全員ばれてるでしょ。きらりちゃんも察しがいいわ」

友紀「ウサミン星を爆破するその日まで、菜々さんはアイドルで居続けるのか。それもある種の努力だよね」

つかさ「努力にも種類とか方向性とかあるものな。アタシのドラ１池袋博士だって機械工芸の方向では間違いなく天才の部類だぜ。でもその他の分野では努力の人だと私は思う」

ちひろ「まだまだ話したいことは多いんですが、そろそろ次のドラフトを始めないといけないので、つかささんと瑞樹さんは退席をお願いします」

瑞樹「つまり次は私たちが選考される側になるということね。ドラフトに選ばれることを期待しているわ」

つかさ「コンセプトや戦略の都合はあるだろうけど、順位はアイドルとしての評価だぜ。高い順位を期待しておくぜ」

ちひろ「お二人さん、ありがとうございました。３回目の時に呼びましょうかね」

キュート編　終