賢者「ふぅ……お腹が空いてるならフランクフルトをあげるぞ？」


賢者「待ってろ。今、美味しいソースをかけてやるから」ﾄﾞﾋﾟｭｯ…


賢者「どうだ？俺特製のフランクフルトだ」


賢者「ふぅ……とってもまろやかで美味しいぞ？」


勇者「え、遠慮しとく……」



……………………………………………………



勇者「……あのまま、あのパーティに居続けたら俺の尻はゆるゆるになっちまう」


勇者「お、俺の決断は間違ってなかったよな？」


勇者「ケツだけに」


勇者「……………」


勇者「と、とりあえず女の子が居そうな所に行こう」




↓コンマ数
0〜40 始まりの村
41〜60 この辺をうろうろする(モンスターと遭遇)
61〜89 城下町
90〜99 戦士達と遭遇

ー始まりの村ー


勇者「……なんか田舎っぽい村だな」


勇者「ま、その分素朴な女の子とかが多いはず」


勇者「とりあえず、教会にでも行ってみるか」



……………………………………………………



勇者(結構、人が多いな……)


神父「生きとし、生けるものはみな神の子。わが教会にどんなご用かな？」


勇者「あ、えっと…貴方以外にこの教会で働いている人はいらっしゃいますか……？」


神父「それはですね……」




↓コンマ数
0〜20 いません。私一人です(強制的に教会で働くことになります)
21〜50 僧侶が一人いましたが…
51〜89 最近、ここで働きたいと言っていた子がいたのですが…
90〜99 戦士達と遭遇

神父「この間まで、僧侶が一人居たのですが……」


勇者「あっ、そうなんですか…じゃあ先を急いでいるので」



……………………………………………………



勇者「……まさか、僧侶がここの教会で働いていたとはな」


勇者「世界って案外狭いんだな」


勇者(…しかし、こんなド田舎に酒場なんかがあるわけないしな)


勇者(はぁ…違うとこにでも行くか)




↓コンマ数
0〜30 この辺をうろうろする(少女に遭遇)
31〜60 この辺をうろうろする(モンスターと遭遇)
61〜89 城下町
90〜99 戦士達と遭遇

勇者(……それにしても、この辺って意外と魔物が居ないみたいだなぁ)


勇者(まぁ、居ないに越したことはないんだけど……)


少女「……………」ｺｿｺｿ


勇者「？」ｸﾙｯ


少女「！」


勇者「誰も居ない…か」


少女(お、驚かせないでよね……)ﾎｯ


勇者「……………」


少女(そろそろ帰ろうかな……これ以上居ても、多分時間の無駄だろうし)

少女「……………」ｽﾀｽﾀ…


スライム(ぷるぷる、綺麗なお花を見つけちゃったよ)


スライム(！あ、あっちにいるの少女ちゃんだ！)


スライム(後ろから肩とか叩いて、驚かしちゃえ！)


スライム(そーっと、そーっと……気づかれないように…と)ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ


勇者(ん？あっちの方にスライムがいるな……)


勇者(後をついて行ってみるか)ﾀﾀﾀ…



……………………………………………………



勇者(そこら中に魔物が居るな……)


勇者(…まさか、こんなところに魔物が巣を作っているとは思わなかったな)


勇者(巣を作ることで、まだか弱い子供達を守ろうという考えか)


勇者(くだらない)


勇者「死ね」ｻﾞｼｭｯ


ゴブリン「なっ！？お、お前いつの」

勇者「……見張りがこんなんじゃ、他の魔物のレベルも高が知れてるな」ｻﾞｼｭｯ


オーク「て、敵し」


勇者(…また一人、魔物に襲われる人間が減ったんだ)


勇者(もう誰もあんな目には……)


スライムA「ﾋﾟ、ﾋﾟｷ---！」


[スライムAの体当たり！勇者に1のダメージ！]


勇者「ﾁｯ……ザコのくせに、粋がってんじゃねーよ」ｻﾞｼｭｯ


スライムA「」


スライム「ﾋﾟ、ﾋﾟｷ-……」


勇者「ふん、次はお前の番だぞ」


スライム「ﾋﾟ…ﾋﾟｷ---」


勇者「お前のおかげで、この集落を見つけることができたんだ」


勇者「お礼として、一瞬であの世に行かせてやるよ」


スライム「ﾋﾟｷ---！」ｳﾙｳﾙ


少女「や、やめてよ！」