四天王B「ま、まぁ俺らとそこまで差がついてる訳でも無かったしな…Aさん」

四天王C「いや、四天王では断トツに強かったじゃないすか…現実から目を背けるのはやめましょう」

四天王B「そ、そだな…」

？？？「ククク…あのような雑魚に負けるなど四天王の面汚しよ」ｻﾞｯ

四天王B「お、お前は…！」

四天王C「四天王最弱の癖に偉そうな雰囲気醸し出してる美少女四天王、四天王D！」

四天王B「しかも遅刻してくるし、中二病真っ盛り！」

四天王D「…ごめん」

ｻﾞﾜｻﾞﾜ…ﾓｰｲﾔ…ｼﾆﾃｪ…

四天王B「軍も気合いが足りねぇな…」

四天王C「あのAさんが死んだんすから…そりゃ元気も無くなりますよ」

四天王D「だよねぇ…皆のお兄ちゃんみたいな人だったもんね…」

――――――――


四天王D『Aさんは寿司が大好きなんだよね』

四天王A『うむ、そうだ、寿司には多少うるさいぞ』

四天王D『どのネタが一番好きなの？』

四天王A『わらび餅』

―――――――――

四天王D「忘れないよ…あの時の言葉…」

四天王B「D…」

四天王B「俺も…あの人にはかけがえの無い物を貰ったな…」

―――――――――――

四天王B『いたっ！』ﾄﾞｻｯ

四天王A『どうしたB、もう一度だ、立て』

四天王B『む、無理だよ、Aさんに勝つなんて…』

四天王A『…Bよ、貴様、強くなるために大事なことはなんだと思う？』

四天王B『才能…とか？』

四天王A『それもあるが…理想的な答えではないな』

四天王B『じゃあ…なんなの？』

四天王A『自信だ』

四天王B『え？』

四天王A『俺は凄いんだ、だからこんな簡単なことできないわけがない…そう思いながらがむしゃらにやってみろ、きっと上手く行く』

四天王B『そ、そうなの…？』

四天王A『そうだ、さぁ、思いっきりかかってこい！』

四天王B『は、はい！…俺は天才なんでもできるんだぁぁぁ！！！』ﾀﾞｯ

四天王A『調子に乗るな小僧ォォォ！！』ﾊﾞｷｮ

四天王B『くばぁぁ！！！』

――――――――

四天王B「ほんと、敵わないよ、あの人には」

四天王C「俺は…えーと…」

――――――――――――

四天王C『どうですか、俺の作ったメシ』

四天王A『半端なくマズイ、もう一杯』

―――――――――――――

四天王C「ツンデレだったよなぁ…あの人」

四天王B（大のゲテモノマニアだったことは黙っていたほうがいいな）

門番「ﾊｧﾊｧ…申し上げます！」

四天王D「何事だ」

門番「勇者が…城に突入しましたぁ！」

四天王B「！！」

四天王C「遂にきたか…！」

四天王D「始まりの町で殺された魔王様と…Aさんの仇！」

スライム「四天王様！我々は…」

四天王B「お前たちはa～d部隊を引き連れて逃げろ！勇者とは俺達が戦う！」

スライム「し、しかし…」

四天王C「あいつらだけは…俺達だけで片付ける！」

勇者「へっへっへ…こいつ喰ったら旨そうじゃね？」

賢者「おーいいね、焼いて食おうぜwww」

オーク「クッ…四天王の皆様、情けない部下で申し訳ありません…」

武闘家「あぁ？ブツブツ言ってんじゃねぇよ！」ﾊﾞｷｯ

オーク「ぐほっ…」ﾄﾞｻｯ

勇者「さぁ～ていただき…」

四天王B「させるかぁぁぁぁ！！！」ﾋﾞｭﾝ

賢者「バリア」ﾊﾞﾁｯ

勇者「なんだ？」

四天王C「こっから先は俺らが相手だ！」

武闘家「雰囲気がちげぇなぁ…四天王か？」

勇者「あぁ、あの雑魚とおんなじようなやつらか」

四天王D「雑魚ですって？」

勇者「そうだよ、あいつ死ぬ間際に『俺は四天王最弱、城には俺の数倍強いやつがいる、忠告しておくが近づくなよ』ってほざいてたっけなぁ～」

四天王B（俺達を守ろうと…！）

勇者「まぁこちらも引くわけにはいかないんでねぇ～、なんたって俺は正義の勇者様だからよぉ！」ｼﾞｬｷﾝ

四天王C「…何が正義だよ！俺らが何をしたってんだ！」

四天王D「普通に暮らしてただけじゃない！」

賢者「いやぁ～なんてかさ…お前らみたいな化け物と同じ空気吸いたくないんだよねwwwwお前らがいるだけで酸素汚れるってかさwww」

武闘家「そうそうwwどっか別の世界行ってくんねぇかなぁって思ったわけwww」

四天王B「なっ…」

勇者「そんでいいこと思い付いてよぉww魔物に催眠魔法かけたワケwwそしたら暴れる暴れるwwwそれをぶっ殺して報酬たんまり貰ってさぁww」

賢者「そそwwそんで王サマに魔物が暴れてるから滅ぼしてくるって言って今に至るわけwwリアルドラクエするだけで一生遊べる金が手にはいるんだぜww」

四天王B「狂ってやがる…」

勇者「というわけでちゃっちゃと終わらして帰りたいから魔王サン出してくれる？」

四天王D「何言ってんのよ…魔王様ならアンタ達が始まりの町で殺したじゃない…」ｷﾞﾘｯ

賢者「えっ…あ、もしかしてあの角生やしたマブイねーちゃんかよwwww締まり良かったなアイツwww」

四天王C「…は？」

武闘家「そうそうwwwめっちゃいい声で喘ぐんだよwwwやり過ぎて死んじまったけどなww」

ｶﾞｷｨﾝ

勇者「っと…」

四天王B「ふざけんな！お前らそれでも人間かこのゲス野郎共！！」

勇者「人間じゃねーやつに言われたくねぇよ！」ｹﾞｼｯ

四天王B「ぐぼっ…」

四天王D「B…！！お前らぁ！」ﾊﾞﾘﾊﾞﾘ

賢者「マwwwホwwwカwwwンwwwタwww」ｶｷﾝｯ

四天王D「キャッ…」ﾄﾞｻｯ

四天王C「D…おのれ！これでも食らえ！毒料理！」ﾌﾞﾝ

武闘家「ふん！」ﾊﾟｸｯ

武闘家「こんなもんが効くわけ…………………」

勇者「武闘家が死んだ！」

賢者「この人でなし！」

四天王B「くそ…強い…」

勇者「よくも武闘家を！喰らえ！武闘家スローイング！！！」

四天王C「ひっ…」ﾊﾞｯ

賢者「出たーwww勇者の不謹慎キャノンwwwww」

四天王D「あんたら…自分の仲間のことなんだと思ってんの！？」

勇者「えー？わかんねwwwwでも分け前増えたしいっかーwwww」

賢者「ねーwwww」

四天王B「ヤクでもキメてんのかコイツら…」

勇者「なーんか四天王サンも期待外れみたいだしぃ？俺の名刀「桃鉄」で止めさしたりましょかぁ？」ｼﾞｬｷ

賢者「うっはwwwちょまてよwwこの可愛い子犯してからにしようぜwww」ｶﾞﾊﾞｯ

四天王D「ちょ…いやっ」

賢者「いい乳してんじゃねーかよｵｫｰｲwww」

勇者「ちゃww俺にもやらせろww」

四天王B（く、くそ…負けるのか…俺達…こんな屑に…）

勇者「いっただきまーすwww」

四天王D「キャァァァァ！！！」





？？？「大納言ブレイザァァァァ！！！！」

ｽﾞﾄﾞｫｫｫｫﾝ

勇者「うわっと…あ」

賢者「」

勇者「なんてこった！賢者が殺されちまった！GJ！」

？？？「おいおい…女に手を出すとはいけねぇなぁ…」

四天王B「う、嘘だろ…」

四天王C「！え…？」

四天王D「あなたは…」

？？？「麿呂大納言流の教えその弍…」


四天王A「女は喰うのではなく、喰われるのに限る」


四天王B「Aさん！」

四天王C「Aニキ！」

四天王D「Aさん！」

勇者「テメェあん時の雑魚…！なぜ生きてやがる！確かに島流しにしたはず！」

四天王A「説明しよう」





四天王A（川上からどんぶらこってか…はは、このまま死ぬんか俺…）

ｻﾞﾊﾞｧ

師範『おい、大丈夫か？』

四天王A『あ、アンタは…？』

師範『麿呂大納言流師範だ』

四天王A『なんだそのふざけた流派…』

師範『ふむ、君からは清い心を感じる…我が麿呂大納言流を伝えるに相応しい逸材だ』

四天王A『い、いやだ！そんなの教わりたく…』

師範『いいからこい』ｽﾞﾙｽﾞﾙ


ﾐｾﾗﾚﾅｲﾖ!ﾐｾﾗﾚﾅｲﾖ!

四天王A『大納言ってすげぇぇ！！！』




四天王A「というわけだ」

勇者「狂ってやがる…」

四天王A「貴様を倒すなど少納言の手を捻るようなもの、かかってこい」

勇者「はっ、笑わせんなぁ！」

ｶﾞｷｨｨｨﾝ
ﾀﾙｷｨｨｨﾝ
ﾓﾙﾐｮﾇｨｨｨｨﾝ

勇者「ば、馬鹿な！桃鉄が折れた！？」

四天王A「貴様の敗因は一つ…俺が大納言だったからだ」


麿呂大納言流至高王義
大納言（ユニバース）


勇者「ひぎぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！！！」

四天王A「永久に死に続けろ…大納言と言う名の常闇の中でな…」

四天王B「Aさん！」

四天王C「良かった…終わったんだ…」ﾄﾞｻｯ

四天王D「さ、さすが…」ﾄﾞｻｯ




こうして、魔王軍は平和を取り戻した
この時、悪逆の勇者を倒した伝説の英雄が遺した伝統芸能がある…その名は……


麿呂大納言流


大納言end

深夜のテンションで書いた
後悔はしてない