【艦これ】提督「福寿草に願いを込めて」【安価】 (57)


叢雲「ニヤニヤしながら何を見てるのよ。見てて気持ち悪いわ」

提督「アルバムだ。ここに着任してから作っていたモノだが気がついたら10冊を超えてな。どうせなら見直そうと引っ張り出してきた」

叢雲「あー…あれね。あんたも物好きよね。私達との想い出を記録するとかいってまだ続けてたんだ」

提督「大事な事だ。私と君達が同じ時間を共有していた事を私は形に残しておきたい」

叢雲「…それが物好きって言うのよ。気になるから私にも見せなさい」

提督「いいぞ。好きなのを見るといい。その為の物だ」

叢雲「じゃあこれにするわ…あれ、これは珍しい写真ね。空母と重巡が一緒にいるなんて」

提督「どれだ?ああこれは確かな…」

空母安価
↓1

重巡

↓2

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提督「瑞鶴が着任したての時に撮ったやつだ」

叢雲「足柄が着任したての瑞鶴を担当してた時のね。翔鶴もあの頃には居たけど確か辞退して足柄が担当になったのを覚えてるわ」

提督「翔鶴も断腸の思いで辞退を言いに来てな。瑞鶴の成長を願って足柄に託した。それが今の結果だ。だがまあこの時は大変だった。瑞鶴は翔鶴に教えて欲しい、足柄は同じ重巡の愛宕達が戦果を挙げていたから戦場に出たい。二人共、言い渡したその日に反対しにきた」

叢雲「でしょうね。あの頃は戦艦は多くなかったし、艦載機も今程質の良いものでもなかったから戦果を上げるのは重巡だった。私はその頃には遠征番長だったけどね」ジト目

提督「その遠征番長には感謝しっぱなしだ。話を戻すと瑞鶴も足柄もなんだかんだ言って気質は似てたから意気投合するまでにそこまで時間はかからなかった」

叢雲「でもあまり二人でいる所を見ないわ」

提督「一緒にいるかいないかではないのだろう。偶に鳳翔の店で二人で飲んでたりするぞ」

叢雲「ふーん…それでこの写真はなんで撮ったの?」

提督「これは瑞鶴の初陣後の写真だ」


叢雲「だから二人共、ボロボロなのね」

提督「ボロボロで済んでよかった案件だ。瑞鶴が初陣特有の出しゃばりで戦列が乱れ、足柄がそれのカバーに入って被弾。帰投後に二人揃ってここで怒ったもんだ」

叢雲「あらでも私はその事知らないわよ?」

提督「遠征番長は遠征をしていたからな。代わりに綾波が秘書艦をしてた」

叢雲「あら…ご愁傷様ね。綾波が秘書艦の時に軍規違反なんて馬鹿がする事よ」

提督「軍規違反は誰が秘書艦でも馬鹿がする事だ。まあ想像通り、私が絞る前に綾波に絞りに絞られてな。私は飴を与える役だった」

叢雲「でしょうね。綾波はそういう子だもの」

提督「そうだな」

コンコン

??「失礼します」

足柄か瑞鶴

↓1


瑞鶴「第1艦隊旗艦瑞鶴、帰投しました。此方が演習の結果報告書です…ってあれ、何見てるの?」

提督「アルバムだアルバム。なあ、叢雲」

叢雲「ふふ、これよこれ」

写真を見せる

瑞鶴「あ、ああ!!提督、この写真は誰にも見せないでって言ったじゃん!」

提督「アルバムは見る為にあるものだ。そもそも約束した覚えはない」

瑞鶴「キー!あーもう!その写真の事を誰にも言わないでよ!」

叢雲「別に言いふらさないわよ。あ、ついでにだから聞いておきたいけど足柄と仲が良いの?」

瑞鶴「仲が良いかって?ああ、この写真でね。偶に飲みに行ったり買い物をしたりするわよ。同じ鎮守府の仲間なんだから当たり前じゃない」

叢雲「ふーん…一緒にいた所を見た覚えがないから気になったの」

瑞鶴「足柄はほら駆逐とかに人気だから喋ろうとしてもいっつも誰かと居るから仕方ないの」

提督「足柄も同じ事を言っていたぞ」

瑞鶴「え、なんて?」

提督「秋月型や翔鶴がいつも側にいるから話しかけづらいのよねーって。お前達は本当に似た者同士だな」

瑞鶴「そうなんだ…よかった。今度、またご飯に誘ってみようかな」ニコニコ

叢雲(乙女だ)

提督(初心だな)

瑞鶴「あ、これ報告書だから置いとくね。ありがとう、提督に叢雲。用事を思い出したから失礼します!」スタタタ

提督「私達も飯に行くか」

叢雲「そうね。鳳翔か間宮かしら?」

提督「いや偶には二人で外でどうだ?」

叢雲「悪くないわね」


翌日 間宮にて

提督「朝のトレーニングが終わったのか足柄」

足柄「ええ。今日は1日頑張るわ!」ピカピカ

提督「隣座るぞ。良い事でもあったのか嬉しそうだが」

足柄「昨日、瑞鶴がいきなり訪ねて来て今日の夜にまた飲みに行く事になった。なんだかんだ言ってあの子から誘われた事がなかったから嬉しいわ」

提督「それはよかった。さっき鳳翔にあったが良い肴が入ったそうだから鳳翔の店に行くといい」

足柄「そうなの?なら提督も一緒にどうかしら?」

提督「私は遠慮しておくよ。また今度誘ってくれ」

足柄「なら今度行きましょうね。絶対よ!」

提督「わかってる、わかってる」

足柄「でも…今日は本当に楽しみだわ。また瑞鶴とお酒が飲めるもの」

提督「鎮守府で飲兵衛ランキングを作れば上位に入る足柄からそんな事を言うとは珍しい」

足柄「お酒は好きよ。でもやっぱり仲間と飲まないと意味がないのよ」

提督「ごもっとも。まあ楽しんでくれ」

足柄「ええ、楽しんでくるわ。勿論、提督との飲み会も期待してるわよ」ギラッ


安価

軽巡

↓1

戦艦

↓29

訂正
戦艦

↓2です


次の題目は五十鈴とビスマルクですね。

1日一回はこの短さで書いていきたいと思います。

おやすみなさい


ビスマルク「今回も中々の戦果を挙げてきたわ。褒めてもいいのよ?」

五十鈴「姫級を撃沈したらいわね。でも被弾率は相変わらずね」

ビスマルク「うっ!大事なのは戦果よ!教えられた通り、大破で帰投してないじゃない」

五十鈴「はぁ…本当にあんたは変わらないのね。いつも言ってるけど」クドクド

少し離れた場所

レーベ「ビスマルクと五十鈴は仲良いよね」

マックス「あれは仲がいいのかしら。どちらかといえば保護者と子供みたいにみえる」

プリンツ「ビスマルクお姉様は帰投したらアドミラル、五十鈴教官の順番に報告に行くのが習慣なの」

レーベ「五十鈴教官…あ、プリンツとビスマルクの教育係って五十鈴だったけ」

プリンツ「うん」

レーベ「ボクとマックスは那珂さんだったけど厳しかった?」

プリンツ「最初はキツかったけど慣れればそうでもなかった…なんて大嘘。でも、教官が作ってくれる美味しかったから頑張れたの」

マックス「五十鈴の料理?那珂さんもそうだったけど日本の艦娘は料理ができるのね」

プリンツ「アドミラルの攻略の為に胃袋を押さえるのは当たり前って言ってた。だから私も最近はマミーヤに習ってる」

レーベ「!!」

レーベ「ボクも習おうかな」

マックス「なら和食がオススメ。あの人もやっぱり日本人だから和食を食べてる時が嬉しそうだったわ」

レーベ、プリンツ「え?」

マックス「どうかしたかしら?」


執務室

五十鈴「♪」

提督「機嫌が良さそうだが良い事でもあったか?」

五十鈴「大した事じゃないけど、ビスマルクがまた戦果を挙げたって言いに来たの。全く、何時まで私の所に来るつもりかしら」ニコニコ

提督「ああ、ビスマルクか。最初とは大違いだ」

五十鈴「む、あれはそのまだお互いを知らなかっただけよ」

提督「ちょっと待てよ、確かこのあたりだったはずだ」ペラペラ

五十鈴「…?」

提督「これだこれ。ほら、見てみろ」

演習中のビスマルクと五十鈴の写真

五十鈴「あら懐かしい」

提督「教育係と担当が争う事は良くあったがあの時は地獄絵図だった。お互いにほぼ無傷で夜戦に突入してな」

五十鈴「勝ったのは私だけどね」ドヤァ

提督「夜戦でお前に勝てる艦娘は片手で足りる。知ってるか?ビスマルクのドライ改装が決まった時に魚雷が積みたいとビスマルクが言い出した話を」

五十鈴「初耳よ?なんで魚雷を積みたかったのかしら?」

提督「憧れたそうだ。五十鈴と夜戦した時に魚雷を使い、主砲で自分をボコボコにする五十鈴の姿にな」ワハハ

五十鈴「もう…本当に馬鹿なんだから」クスッ


演習場

ビスマルク「夜戦に突入する!逃がさないわよ…甘く見ないで!」

叢雲「偉くやる気じゃない。何かあったのかしら?」

ビスマルク「何もないわ。私は常に教官の教えに忠実なだけよ…夜戦に入ったら確実に仕留める。その為の武器も手に入れてるわ」

叢雲「五十鈴の教えね…まあ、いいわ。先行するからキッチリ仕留めるのよ」

ビスマルク「任せなさい!勝利をアドミラルと教官に!」


安価

駆逐

下1

潜水艦

下2


19「今年こそは提督に手作りチョコをあげるのね」

村雨「はいはーい、村雨の料理教室始めるわよー」

19「はーいなの!…て、村雨は19よりも料理ができないから19が教えてあげる!」

村雨「で、できるわよ!ただ人と少しだけ違うだけよ」

19「19は忘れないの。あの夕立が村雨の料理を見て脱兎の如く逃げていたなの」

村雨「本当にできるようになったわ!司令官と練習したもの!」

19「へー…提督と練習したんだ」

村雨「偶々よ、偶々提督と時間があって練習しただけで抜け駆けするつもりなんてなくて」ワタフタ

19「別にいいの。村雨とは同盟を組んでるからお互いさまなのね。イクも今度、提督と映画に行くの!」

村雨「は?」

19「おあいこなのね。村雨は提督と料理の練習をして、イクは提督とデートなのね」

村雨「ちょーっとおいたがすぎないかしら?」

19「久々に演習でもやる?」

村雨「いいわよー…久々に村雨の本気見せたげる」


勝者

イクか村雨

下1


執務室

19「それでイクが勝ったのね!」

村雨「うぅ…先制魚雷さえ回避できていれば…」

提督「理由は聞いた。勝敗の結果もわかった。だがなイク。一つだけ正さないといけない」

19「ほへぇ?」

提督「艦娘同士の私闘は大淀を通して演習場の手配をして初めて許可がでる。さてさて…今日は大淀は遠征にでているはずだが誰に許可をとった?」

19「それはその…えへへ…ごめんなさいなの!」

提督「次はないからな。全く…映画の件だが明日だったな。楽しみにしているから今日は下がれ」

19「はーいなの!提督のそういう所、イクは大好きなのね」退出

提督「それでだ村雨、次はお前の番だ」


村雨「散々よ…イクには演習で負けて、今から怒られるんだから」

提督「両方とも自業自得だ…それでだ来週か再来週は空いているか?」

村雨「え?」

提督「起工記念と着任記念に出掛けるぞ。嫌だったらいいがどうする」

村雨「行く!絶対に行く!」

提督「なら決まりだ…その前にこれを書いてもらう」紙を一枚出して

村雨「何かしら、何かしら?」ニコニコ

提督「反省文」

村雨「え?あ…やっぱり散々よーー」


安価

空母

下1

軽空母

下2

一旦中断


執務室

加賀「第1艦隊旗艦加賀、帰投しました」

瑞鳳「あ、お疲れ様。提督は第三、第四艦隊の連合艦隊演習にて指揮を執ってて席を外してるの」

加賀「そう…それは残念ね」

瑞鳳「提督に褒めてもらえないから?」

加賀「それもあるのだけれど、卵焼きはないのでしょ?」

瑞鳳「あれは提督用だからない。何時も言ってるけど食べたいなら作るよ?」

加賀「…良いです」

瑞鳳「あー!またそうやって意地を張る!」

加賀「私の私用で秘書艦の時間を割いてもらい訳にはいけません」

瑞鳳「うぅ…加賀の意地っ張り。でもこれを見てもそれを言える?」

サッと卵焼きののった皿を出して

瑞鳳「卵焼きたべりゅぅう?」

加賀「たべりゅううう!はっ!」

瑞鳳「…」ニタニタ

加賀「一航戦の誇り、ここで失う訳には…」

瑞鳳「赤城の真似をしても誤魔化されない!」


加賀「それで葛城に弓を教えればいいのかしら?」

瑞鳳「ちょっと違う。瑞鶴が葛城に弓を教えている時に思ったの。私達空母は常に戦争の中心に居て活躍してきた。でも後輩達には何かを残せたのかなって」

加賀「難しい質問ね。鳳翔さんとも一度その話になったことがあるわ。雲龍型がこの鎮守府に着任する事が決まった日だった。私や赤城さん、ニ航戦の二人は雲龍型を知らない。それはあの悲劇で沈んでしまったから。その後の歴史の事もこの身体になってから知ったわ。だからこそこれから来る後輩にどうすればいいのかと悩みもした」

加賀「でもそれは唯の傲慢よ」

瑞鳳「え?なんで」

加賀「あの子達は必死に私達が亡き後も国を護った。それは貴女もそう。なのに今更、先輩として何かを残せたや教えてあげようなんて傲慢きまわりない。私達には上も下も本来ならないのよ。あってはならない」

瑞鳳「でも瑞鶴と一緒にされるのは嫌がるよね?」

加賀「五航戦と一緒にしないで…冗談よ。ただあの子達には期待しているから敢えて厳しいだけ」

瑞鳳「ふぅーん…ねえねえ、私は?私はどうかな?」

加賀「黙秘します。鳳翔さんと同じ三航戦を務めていた貴女を判断するなど私にはできない」

瑞鳳「むぅ…」

加賀「貴女が怒るよりも鳳翔さんが怒って居酒屋が閉まる方が問題よ」


提督「ならこう考えればいい。末っ子達には力を貸したくなるものだと」

瑞鳳「末っ子ですか?」

提督「雲龍型は現存した資料で鞍馬まで確認されている。艦娘もこれは極秘事項だが鞍馬まで確認された。だから葛城が末っ子ではないが空母達にとっては末っ子も同然だろ」

加賀「そういう問題ではないと思うのだけれど」

提督「駆逐艦や軽巡はこの傾向があるぞ?清霜や酒匂に対してだだ甘だ。特に神風型は溺愛と言っても過言ではない。難しく考える必要はない。姉妹艦と言うのに艦種が全員姉妹でもいいだろ」

加賀「……」

瑞鳳「なら提督はお父さん?」

提督「お父さんか…パパといっても良いぞ?」

瑞鳳「パパ、卵焼き作ったけどたべりゅぅう?」

提督「た、たべ…」

ゴフ…

提督「か、が…」

加賀「提督がお父さんでは困ります…その…近親相姦は憲兵案件です」カァァ

瑞鳳「多分、気絶してるよ?」

加賀「え、あ!提督!」


安価

軽巡

下1

軽巡

下2


ある時、青葉のインタビューで提督はこんな事を応えている

質問、「提督がもし幼馴染としていて欲しい艦娘は誰ですか?」

返答、「球磨」

これはそれの理由の一例である。

球磨「木曾、起きるクマ~」

木曾「非番だから…非番なんだ」スヤァ

球磨「非番だから惰眠を貪ると北上みたいになるクマ」

木曾「北上姉さんは…優秀だから…」スヤァ

球磨「残念クマ。まるゆ、木曾は眠いらしいから今日は出かけられないクマ」

木曾「え!起きる、起きる!」ガバ

球磨「嘘クマ…早く着替えて起きるクマよー」

木曾「球磨姉さん!」

球磨「姉として妹には厳しいんだクマァ」

球磨「それとまるゆがさっき手紙を持ってきたのは本当クマ。そこに置いてるから読むといいクマ」

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