ジャン「また失敗か?」アニ「ぐぬぬ……」の続きです
注意事項
スレタイとは違ってエレアニ。アニ→エレン前提
心理描写一切無し
ジャンが女子と普通に仲いい
ジャンはセクハラ担当
以上を許せる方のみ読んでください
待ってた
待ってた
ジャン「やっぱり突然告白してもダメだと思うんだよ……」
アニ「時期が早いってこと?」
ジャン「もって行き方とかもあるだろ?」
アニ「それはまあ……大事だと思うけど」
ジャン「今度デートして来い。その後でいいだろ」
アニ「と、唐突だね……」
ジャン「いいだろ別に?ラブストーリーは突然始まるんだよ」
アニ「いつ?」
ジャン「そんなの今度の休日以外にあるか?」
アニ「……解った」
ジャン「さて……かわいい私服のアニが見れるぞ」
アニ「あんたには見せたくないね……」
ジャン「まあ、精精楽しんできてくれ。俺のためにもな」
アニ「あんたに協力してると思うと楽しめないよ」
ジャン「ハッ、言ってろ」ガタッ
アニ「コーヒーあるけど持ってく?」スッ
ジャン「えっ」
アニ「えっ」
ジャン「俺とクリスタの甘い時間を知ってたのか?」
アニ「甘い物の時間でしょ?まったく……知らないと思うの?」
ジャン「解った。ありがたく貰っていくぜ」パシッ
アニ「ストロー?」
ジャン「ストローで飲むと歯が黒くならないらしい」
アニ「あっそフ-ン」
ジャン「……じゃあな」ツカツカ
クリスタ「今日は奮発して自作パンをいっぱいもってきました!」ドサッ
ジャン「俺も今日は奮発して来たぞ!」
ジャン「しかしこんなにパンを……どうしたんだ?」
クリスタ「サシャと作ってるの。でも安心して?これは私の分だから」モムモム
ジャン「解ってる解ってる。んでエレンとアニなんだけどよ」ズズズ
ジャン「あっっっつい!!ストローで飲むとすっげぇあっついぜっ!!!」
クリスタ「うん……」
ジャン「つ、ついにデートに誘うんだが……どうなることやら」ズズズ
クリスタ「エレンのことだから、快諾するんじゃないかな?」モグモグ
ジャン「多分な。だが問題は兵舎を出た後だ」
ジャン「あいつのことだ……一日街をぶらぶらして終わりだろ」
クリスタ「その後のことは……」
ジャン「一応、終わったらいい感じに告白に持って行けとは言ってあるんだけどな」
クリスタ「……不安しか残らないけど」モグモグ
ジャン「……アニの好プレイに期待するしかない」
ジャン「でもあいつ、格闘訓練でよくエレンと密着してるなって言った瞬間には真っ赤っかになるぜ」
クリスタ「それは……いい感じに告白に持っていくなんてとてもじゃないけど無理だね」
ジャン「……いいこと思いついた」
クリスタ「何?」モグモグ
ジャン「教えねぇよ」ズズズ
クリスタ「何?そんなこと言われたら気になっちゃうじゃない」モグモグ
ジャン「言い方は悪いが、クリスタには全く関係ないからな」ズズズ
クリスタ「…………」
ジャン「もういいだろ?それより成功を祈ろうぜ」
クリスタ「成功するでしょ……」モグモグ
ジャン「まあそうだろうけどよ……」
クリスタ「ねえ」
ジャン「なんだ?」
クリスタ「口の中パサパサだから、それ頂戴?」
ジャン「いいぜ。ほら」スッ
クリスタ「……美味しいのかな……」ゴキュ
クリスタ「にっっっがいッ!!!!すっっっげぇ苦いッッ!!!」ゴトッ
ジャン「コーヒー。ブラックだ」
クリスタ「よく眉根一つ動かさず飲んでたね……」
ジャン「またやせ我慢してた」
クリスタ「ストローで飲んでたけど?」
ジャン「ストローで飲むと歯が黒くならないらしい」ズズズ
クリスタ「ジャンのお父さんは歯医者さんなの?」
ジャン「いや?ただのおっさん」
クリスタ「歯に詳しいおっさん?」
ジャン「まあそうだな……歯医者を目指してたのかもな」
クリスタ「コーヒーとパンで口の中ぐちゃぐちゃ……だから」
ジャン「はいはい。俺がきれいにしてやるよ」
ユミル「こうして二人の夜の」ギイ
ジャン「もういいから。なんならついてくるか?」
ユミル「いや遠慮しとくわ。歯はもう磨いたし」
ジャン「じゃあな!」
ユミル「このヒッチ!」バタン
クリスタ「おやすみ!」
クリスタ「ジャンのお父さんってどんな人?」シュッシュ
ジャン「ん?あんまりしゃべらねえ、歯に詳しいおっさんだ」シュッシュ
クリスタ「そうなんだ……」
ジャン「もう結婚のこととか考えてんのかな?」
クリスタ「私とジャンが?」
ジャン「エレンとミカサ。だったらもう俺は手は出さねぇ」
ーー女子寮の風呂の外ーー
ジャン「なんで俺こんなことしてるんだろう・・・」コソコソ
ジャン「たしかあの後・・・」
ーーーー
ーーー
ーー
ー
ジャン「条件?明日のパンか?」
アルミン「いや、今回は大量のミカサの写真だからね。パンじゃ足りないよ」
ジャン「じゃあ何を・・・」
アルミン「クリスタの写真」
ジャン「は?」
アルミン「だからクリスタの写真だよ。あ、裸のね」
ジャン「な、なんで・・・?」
>>15申し訳ない
場所を間違えてしまいました
すいません
ss特定
ーー女子寮の風呂の外ーー
ジャン「なんで俺こんなことしてるんだろう・・・」コソコソ
ジャン「たしかあの後・・・」
ーーーー
ーーー
ーー
ー
ジャン「条件?明日のパンか?」
アルミン「いや、今回は大量のミカサの写真だからね。パンじゃ足りないよ」
ジャン「じゃあ何を・・・」
アルミン「クリスタの写真」
ジャン「は?」
アルミン「だからクリスタの写真だよ。あ、裸のね」
ジャン「な、なんで・・・?」
まさかの連投には驚きましたが、再開します
>>19
ほんとうに申し訳ない
俺もやったころありますし、誤爆くらい気にしないでください
クリスタ「どうして?」シュッシュ
ジャン「あいつら家族だって言ってるだろ?もう結婚して、幸せな家庭が目の前にあるんじゃねぇかって」
クリスタ「それはないんじゃない?二人とも調査兵団に行くらしいし」
ジャン「本当に巨人を駆逐するつもりなのか……」シュッシュ
クリスタ「できたらいいのにね」シュッシュ
ジャン「本当に出来たらな……」シュッシュ
ジャン「さて、夜が来た」
アニ「……」
ジャン「小便は済ませたか?神様にお祈りは?」
アニ「それ……女の子に言う台詞じゃないでしょ」
ジャン「聞いただけだろうが……で、どうなんだ?心の準備は」
アニ「……最悪」ドキドキ
ジャン「キョーシンとかバファピンならアルミンに借りれるぞ?」
アニ「いらない……」
ジャン「ま、頑張んなさいねー」
アニ「む、無責任な……」
ジャン「そんな緊張するもんか?」
アニ「あんたがミカサを誘う時はどうなるの?」ガタッ
ジャン「そうなるな」スッ
アニ「じゃあ言わないでよ……じゃ、じゃあね」ガクガク
ジャン「膝が笑ってるぞー!」
アニ「黙れ!」ダッ
エレン「どうした?そんなに俯いて……」
アニ「エ、エレン!」
エレン「なんだ?」
アニ「その……明日、一緒に町に行かない?」
エレン「いいぜ。休日といっても訓練以外することねぇからな……明日はよろしくな」
エレン「でも安心したぜ……アニが病気だったらどうしようかと」
アニ「じゃ、じゃあ!」ダッ
エレン「お、おい待てよ!」ギュッ
エレン「情報が少ねぇよ!待ち合わせ場所とか時間は?ルートは?」
アニ「えっと……お昼になったら……その……門の前に居て?ルートは任せるから」
エレン「ああ。解った!じゃあなアニ」タッタッタ
アニ「……適当すぎたかな?」
アニ「じゃ、じゃあ!」ダッ
エレン「お、おい待てよ!」ギュッ
エレン「情報が少ねぇよ!待ち合わせ場所とか時間は?ルートは?」
アニ「えっと……お昼になったら……その……門の前に居て?ルートは任せるから」
エレン「ああ。解った!じゃあなアニ」タッタッタ
アニ「……適当すぎたかな?」
クリスタ「へぇ……アニがそんなに緊張して……」ファフファフ
ジャン「……ドーナツか」ズズズ
クリスタ「あげないよ?」モグモグ
ジャン「いらねぇ。でも昨日のあれは見せたかったぜ?膝ガクガクで」ジュズルルル
クリスタ「結構アレなんだね。アレ」
ジャン「初心?」
クリスタ「そうそれ!」
ジャン「で、お前はどう思う?アニとエレン」
クリスタ「デートに誘ったんだよね?見てたよ。アニ、すごくかわいかった」
ジャン「アニは問題じゃない。なんだかんだでやれるはずだ」ズズズ
クリスタ「でもエレンは……」
ジャン「そこが問題なんだよ。あいつそういう知識が全くないのか、全然興奮しねぇんだ……」ジュズルズル
クリスタ「例えば?」
ジャン「アニが格闘訓練中に、胸を意識的にあててみたら……アゴが肩に刺さってるって」
クリスタ「それはあまりにも……アルミンでももうちょっとマシな反応だと思うよ」モグモグ
ジャン「あれをデートに誘った所で……デートの意味も知ってるのかも不明だ」ズズズズ
クリスタ「お昼に門の前に居たよね?どうしてあんな時間に?」
ジャン「初デートは時間がかかるんじゃねぇか?」ジュズズ
クリスタ「アニ面白い……」
クリスタ「やっぱり長くなりそうだね……」モグモグ
ジャン「正直不安だが、今回は二人に任せてる」
クリスタ「大丈夫かな……」モグモグ
ジャン「あの死に急ぎ野郎でも……アニの私服を褒めてくれるのか?」ズズズ
エレン「ん?アニか……遅れたか?」
アニ「うぅん、今来た所だから……」
エレン「そっか。良かった」
エレン「アニのよそ行きの服はそんな感じなんだな。いつもとは違ってかわいい感じだ!」
アニ「いつもは?」
エレン「キレイな感じかな…?かっこいい感じかもしれねぇけど。どっちも似合ってる」
アニ「その……ありがと」ボソッ
エレン「ほら、早く行こうぜ!」スッ
アニ「え……?」
エレン「どうした?デートって、手を繋いでいろんな所に行くんだって教わったんだけど……嫌だったか?」
アニ「そ、そんなことないよ……早く行こう」ギュッ
アニ「はぁ……///」カァァ
エレン「ため息ついてどうしたんだ?やっぱり嫌だったかな……」
アニ「そそ、そんなことないからっ!」
ジャン「い~や!ないない!」
クリスタ「エレンに限ってそれは……」
サシャ「話は聞かせてもらいました!」バァン!
サシャ「ジャン!クリスタ(のお菓子)を独り占めするのは許しませんよ!」バタン
ジャン「おい、何か持ってきたんだろうな?」
サシャ「紅茶とパンとラスクもありますよ?」ニヤッ
ジャン「お前金持ちだな」ズルズル
サシャ「はい!食料庫で食いつないでますから!」
ジャン「それはお前……クリスタ」
ジャン「今のうちに全部食べとけ!」
クリスタ「もう食べてるよ!」モグモグモグ
サシャ「ぎゃあああ!!私のドーナッツゥ!!」
ジャン「お前のじゃねぇよ!」
ジャン「……で、何しに来た?」
サシャ「面白い二人が居たのでつい……」
クリスタ「確かに……休日に二人でお茶してたら勘違いもするよね」
ジャン「まあ座れ座れ」
サシャ「お邪魔します……」スチャ
サシャ「二人はいつもここで?」
ジャン「ああ。といっても三回目だけどな」バリバリ
サシャ「私のラスク!!」
ジャン「んまいんまい」ボリボリ
サシャ「じゃあ、あんまり回数は重ねてないんですね」バリバリ
ジャン「落ちるから慎重に食べろよ……」
クリスタ「昨日も今日もテーマは同じ。エレンとアニのことだよ」
ジャン「バリバリモグモグズルズルって……うるさくて悪いな」
サシャ「エレンとアニは一緒に出かけてるんですか」ズズズ
ジャン「俺がけしかけたんだが……上手く行ってる……はず」
クリスタ「今は気にしても仕方ないでしょ?だからこうやって雑談してるの」モグモグ
サシャ「私個人としてはあまりうまく行って欲しくは無いですけど」ズズズ
ジャン「ミカサとは友達だもんな」ジュズルズル
クリスタ「ごめん……私たちはアニ派だから」
サシャ「でも一回のデートでエレンが落ちるとは思えませんけど……」ズズズ
ジャン「それは言えてる……」
五分後
クリスタ「暇だね……」
サシャ「しりとりでもしましょうか」
ジャン「あ?バカかよ」
クリスタ「それは酷くない?ジャン」
サシャ「じゃあ、ほかに遊びといえば……」
ジャン「寝る!これしかねぇな!」
クリスタ「サシャのせいでドーナツ全部食べちゃったんだからね?」
サシャ「まあまあ、紅茶もありますし、お話しましょうよ!」
ジャン「女子の内情とかなら……あんまり知りたくねぇな」
クリスタ「そうなの?」
サシャ「私もリアルな男の子とか興味ありますけどね……」ズズズ
ジャン「この前女子寮に入ったんだ。忍び込んだんじゃねぇぞ?堂々とだぞ?」
ジャン「お前ら、部屋汚なすぎ……とくにサシャ、お前だお前」
サシャ「片付けようとしたらどんどん散らかるんですよ!仕方ないじゃないですか!」
クリスタ「確かに、サシャはなんというか……おっさん」
ジャン「おっさんだな」
サシャ「二人とも酷いですよ!!ジャンの毒舌が移っちゃったんですか!?」
ジャン「夢を奪われたくない」ズズズ
ジャン「男子寮のほうが普通にキレイだった。まあ物が比較的少ないのもあるんだが」
クリスタ「サシャだって、特別汚いわけでもないけどね……」ズズズ
サシャ「お、お二人はどういう関係なんですか?」ジィー
ジャン「紳士と淑女にしか見えねぇだろ」ズズズ
クリスタ「友達かな?」
ジャン「まあ、どっちにしろ恋愛感情はねえぞ?」
クリスタ「私は好きな人いるし、ジャンが好きな人も知ってるから割り切ってるよ」
サシャ「ドライですねぇ……」モグモグ
ジャン「ドライでもねぇぞ?っつーか、お前言動が唐突すぎんだよ」ズズズ
クリスタ「アニとエレンの話で盛り上がってた時点でお察しだと思うけど」
サシャ「すみません……じゃあエレンとアニに話題を戻しましょうか」モグモグ
アニ「……」チラチラ
エレン「ん?これ欲しいのか?」スッ
アニ「う、うん……」
エレン「じゃあこれ下さい」
アニ「ごめん……」
エレン「謝るなって。今日は俺がもつから」
アニ「……ありがと」ニコッ
エレン「アニって笑うとかわいいのな」
アニ「えっ?」
エレン「どうした?」
アニ「いや……なんでもないよ」プイッ
エレン「ごめん、嫌だったか?馴れ馴れしいよな……」
アニ「そ、そんな事ないよ。それより……それ、もう一個欲しい」
エレン「二つ要るのか?靴じゃあるまいし」
アニ「あんたと、私の分だよ……」
エレン「まあ、アニがそういうんなら……これ下さい」スッ
エレン「ありがとうございました」ツカツカ
エレン「よし、じゃあ目瞑って動くなよ?」スッ
アニ「?」キョロキョロ
エレン「どうだ?ネックレス」
アニ「……似合ってるよ」
エレン「違うだろ?お前だよアニ」
アニ「本当だ……私もつけてる」
エレン「お揃いのネックレスをつけるのは意味があるらしいな」
アニ「そうだよ」
エレン「なんでもこういうことらしい――」
ジャン「じゃあ歯を磨きましょう!」ガタッ
サシャ「ジャンって、いつもあんな感じなんですか?」ヒソッ
クリスタ「歯磨きが好きみたい」ヒソッ
サシャ「……じゃ、じゃあ行きましょうか」
サシャ「…………」ワッシワッシ
ジャン「お前強すぎだぞ……それじゃあ歯を痛める」シュッシュ
サシャ「そんなに優しくしないといけないんですか?」
ジャン「優しく、早くだぞ。できるか?」
クリスタ「慣れればすぐだよ?」シュッシュ
サシャ「こうですか……?」シャッコシャッコ
ジャン「まだだ。もっと優しく、もっと早く」シュッシュ
サシャ「……」シュシュシュ
ジャン「その調子だ。……何してんだ俺」
クリスタ「これでまた一つ、虫歯を減らしたよ!」
ジャン「よし!じゃあサシャ!口ゆすいだらこっちこい!」
サシャ「じゃあちょっと待っててくださいね……」クチュクチュ
サシャ「ペッ……っと……なんですか?」
ジャン「ちょっと口開けろ」
サシャ「こ、こうですか……?」パコッ
ジャン「もうちょっと……ほら、自分で広げろよ……そうしねぇと全部見えねぇだろ?」
サシャ「恥ずかしいですね……」カパー
ジャン「そうだ……ほら、ここはどうだ?」トン
サシャ「ひゃっ!?」
クリスタ「相変わらずのエロ医者だね……CD頭につけてないけど」
ジャン「はいこれ虫歯ね……c3直前まできてるから、抜かないといけないかも」
サシャ「そんな!?」ガーン
ジャン「おい、もっと広げろ」
サシャ「そんな……このままじゃ私……」 カパー
ジャン「はーいC1○C1C1C2C3○○」
サシャ「虫歯多いです!!」
ジャン「だからちゃんと優しく扱えよ?大事な体なんだから」
クリスタ「ジャン、発言が全部卑猥に聞こえるよ」
ジャン「そうかすまん……」
ジャン「……お、帰ってきたみたいだぞ」
サシャ「丁度歯も磨き終わりましたし、行きましょうか」
クリスタ「さて、進展はあったのかな?」
エレン「なんだ?」
ミカサ「他の女の匂いがする……アニでしょ」
アルミン「ア、アニとはよく格闘訓練で密着するから……」ダラダラ
エレン「アニと出かけてたけど……それがどうした?」
ミカサ「」バタッ
アルミン「ミカサアアア!!死ぬなミカサアアア!!」ユサユサ
エレン「また発作か……ごめんなミカサ」
ミカサ「最後に一つだけ……」
アルミン「なんだい!?なんでも言ってくれ!」
ミカサ「私の……ベッドの下の木箱を……私の棺桶に入れ……て」ガクッ
アルミン「逝くなああ!戻ってくるんだミカサアアア!!」ユサユサ
アニ「みて、これ」ニヤ
ジャン「ムカつく顔だな……」イラッ
サシャ「おお、これはエレンとお揃いのネックレス!」
クリスタ「まさかエレンがここまで気を効かせたの?」
アニ「そう。お揃いのネックレスの意味もちゃんと知ってた」ドヤ
ジャン「……の割には宿に連れ込まれたりしてねぇぞ!」
アニ「そんなのまだ早いよ」
サシャ「おめでとうございます!」
アニ「そ、そんなまだ早いよ……///」テレテレ
ジャン「で、告白は?まだなの?」
アニ「そんなのまだ早いよ……あっ」
ジャン「今度こそ成功したんだよな?」
アニ「ぐぬぬ……幸せすぎて忘れてた……」
クリスタ「ま、また今度にしよう!やっぱりまだ早いから!」アセアセ
サシャ「焦る必要はないですね。エレンは意外に鈍感でもなかったようですし」
ジャン「お前……お前……」
アニ「解った解った!次にするから!それまで待っててよ」
ジャン「チクショウ!」
サシャ「ジャンってメンタル弱いのか強いのかわかりませんね……」
ジャン「人間ってそういうもんなんだよ!」ダッ
クリスタ「行っちゃった……」
サシャ「やっぱりクリスタってジャンが好きなんですか?」
クリスタ「強いて言えば……アルミン?」
アルミン「あ、何か今、ふと幸せを感じたよ」
おわり
こういうのやりたかっただけなんで……すみません
次からこのスレでやりますね
第三話投下します…………
ジャン「いい加減にしてくれよ?」アニ「ぐぬぬ……」
注意事項
1 ジャン「また失敗か?」アニ「ぐぬぬ……」
2 ジャン「今度こそ成功したんだよな?」アニ「ぐぬぬ……」の続き
次で終わり
心理描写を徹底的に書かないので会話がわかりにくい
9割方ギャグのつもり
ジャン「大丈夫だ。すぐに終わる……できるだけ痛くしないようにするからな?」
アルミン「それなら……」
ジャン「じゃあ、これをくわえてくれ」スッ
アルミン「う、うん……」カプッ
ジャン「もっと口開けてくれ……動かせないだろ?」
アルミン「こへえいい?」カパッ
ジャン「ああ……でもアルミンは悪い子だ……もうここ、こんなだぜ?」トン
アルミン「ひっ!?」ビクッ
ジャン「おっと、動かない方がいいぜ?中が傷ついたら大変だからな」
アルミン「ひ、酷いじゃないか!痛くしないって言ったのに!」
ジャン「ちょっと位いいだろ?」
アルミン「良くないよ!」
ジャン「チッ……ここはどうだ?」トン
アルミン「んっ!!」ビクンッ
ジャン「そろそろ本番に……」
クリスタ「ねえジャン?」
ジャン「なんだ?」
クリスタ「これ、歯科検診だよね?」
ジャン「そうだ」
クリスタ「やめてよ……アルミンも嫌がってるでしょ?」
アルミン「……」
ジャン「チッ……」
サシャ「というか私たちが嫌がってます」
ジャン「いい所だったのにな……」
クリスタ「Sなの?」
ジャン「別に?」
アルミン「で、どうだった?」
ジャン「ボロボロ」
アルミン「そんな!?」
サシャ「ジャンって変態だったんですね」
ジャン「そうだ」
クリスタ「不機嫌になっちゃった……」モグモグ
ジャン「帰る」ガタッ
サシャ「気にしないでください……気してたら負けですから」
クリスタ「変態には近づいちゃダメだよ!」
アルミン「う、うん……」
ジャン「変態呼ばわりかよ」スチャ
クリスタ「あ、帰らないんだ……」ズズズ
ジャン「言っとくけどな!お前ら全員俺の患者だろうが」
サシャ「患者という言葉すら卑猥です」バリバリ
アルミン「僕は結果の方がショックだ……」
ジャン「そういえば大事な話をしてなかったな……」
クリスタ「ジャン!やるのね!?今……!!ここで!!」
アルミン「!?」
ジャン「アルミン、俺とアニに協力してくれ!!」
アルミン「!?」
アルミン「……もしかして、エレンのこと?」
ジャン「お!さすがに察しがいいな。つまりはそういうことだ」
アルミン「協力するよ!」
サシャ「私たちは面白がって見てるだけですけど」ズズズ
ジャン「おお!お前がいれば勝ったも同然だ!!」
クリスタ「ありがとうアルミン!」
アルミン「う、うん……それで僕は何を?」
ジャン「俺だけでは出来そうに無い根回しなんかをしてもらいたい」
アルミン「うん!任せてくれ!」
サシャ「でも変ですねぇ……アルミンが協力するとは」
アルミン「僕は……ミカサもそろそろエレン離れする必要があるかなって……」
クリスタ「お願いだよ!」
アルミン「もちろん!エレンとアニをくっ付けるための根回しをするんだったよね?」
ジャン「お前本当にやる気あるのか?」
アニ「ある」
ジャン「だったら……まあいい。次の作戦を考えようじゃねぇか」
アニ「次に出かけたときに告白するんじゃダメなの?」
ジャン「それも良いんだが、成功確率を少しでも上げるために……」
ジャン「エレンにお前を意識してもらわねぇと」
アニ「具体的には?」
ジャン「色々だ。幾つか試しつつ、俺と仲良く喋ってる姿を見せて様子を見る。これを繰り返す」
アニ「最初は?」
ジャン「目の前を重い荷物を抱えて通り過ぎるとか」
アニ「……」ニヤッ
ジャン「……」ニヤッ
アニ「よいしょ……重い……」テクテク
エレン「お、おいアニ!大丈夫か?手伝うぞ!」
アニ「いい。自分で持てる」プイッ
エレン「いやでも!お前にそんな……!」
アニ「あとちょっとだから……」テクテク
エレン「本当にいいんだな?」
アニ「しつこい」
エレン「そ、そうか……じゃあな」
ジャン「……」
アニ「重かった……」ドサッ
ジャン「重かったじゃない」
アニ「え?」
ジャン「何だあの大失態は!?やる気ねぇんだな!?そうだな!?」プンスカ
アニ「あるけど……恥ずかしい」
ジャン「何だよ!なんなんだよ!変な所で乙女になりやがって!」
アニ「……ごめん」
ジャン「……俺も言いすぎた。悪かった」
アニ「次はどうしようか?」
ジャン「次は手料理だな。エプロンとミトンと手料理でこう……胃袋を掴むんだよ」
アニ「幸い料理は結構できるほうだけど……そんな簡単に行く?」
ジャン「まあ……少なくとも好感度は上がるだろ」
アニ「じゃあ今度の休日に決行するとして……それまでは?」
ジャン「ちゃんと考えてある」ニヤッ
アニ「……」
ジャン「ラッキースケベ?」
アルミン「まあそうだね」ズズズ
サシャ「エレンはラッキーだと思うのでしょうか……」
クリスタ「そ、それで……?」
アルミン「まずエレンがアニを肩車する。口実は何でもいい」
ジャン「まあ、口実はこっちで考えておくぜ」
アルミン「そしてアニは上で暴れる。バランスを崩した二人は……」
ジャン「顔面騎乗位か……もしくは手とか顔が丁度胸にあたるように落ちてしまい――」
クリスタ「二人とも女の子がいるの忘れてない?」
サシャ「私は全然構いませんけど」ズズズ
ジャン「まあそういうことだろ?」
アルミン「成功すればエレンは顔を赤くして逃げる。失敗ならちょっと怒る」
ジャン「だろうな……成功すればだが」
アルミン「そこはアニにかかってるけど……出来そう?」
ジャン「さあな……」
アニ「あ、エレン!」ピョンピョン
エレン「どうしたんだアニ?」
アニ「その……肩車してくれない?」
エレン「いいけどよ……何でだ?」
アニ「これが……あの、落ちてて」
エレン「鳥の雛か」
エレン「解った。ほら、乗れよ」スッ
アニ「あ、エレン!」ピョンピョン
エレン「どうしたんだアニ?」
アニ「その……肩車してくれない?」
エレン「いいけどよ……何でだ?」
アニ「これが……あの、落ちてて」
エレン「鳥の雛か」
エレン「解った。ほら、乗れよ」スッ
アニ「よいしょ……」
エレン「どうだ?」
アニ「もうちょっと右」
エレン「解った……」ススス
アニ「あっ!ちょっと早く下ろして!!」
エレン「どうした!?」
アニ「親鳥が!あ、暴れて!」
エレン「おい!お前こそ暴れるなよ!」グラグラ
アニ「そんなこと言われたって!!」
エレン「落ちる落ちる!!!あっ」ドサッ
エレン「いてて……」モニュッ
アニ「……」
エレン「!!!??」ササササ
エレン「わ、悪いアニ!!別にこれはそんな……」アタフタ
アニ「不可抗力……って言いたいの?」
エレン「本当ごめんな!!じゃ、じゃあ!!」ダダダダ
アニ「……」
ジャン「作戦は成功したみたいだな」
アニ「まさに捨て身の作戦だった……」
ジャン「もうこれ脈アリだと思うんだが……」
アニ「やっぱりそうおもう?」
ジャン「だからもう言っちまえよ」
アニ「それは……まだ早いと思う」
アニ「それは……まだ早いと思う」
ジャン「あー解ったよ!次の休日だ!」
ジャン「料理作って一緒に食ったら!そこで告白しちまえ」
ジャン「いいな?もたもたしてたら卒業しちまうぞ!」
アニ「……解った。それまでに覚悟決めておくから……」
ジャン「よし!良く言った!」
アニ「じゃあねジャン」バタン
ジャン「ああ」
眠いので今日はここまで
再開します。お昼食べながら終わらせますね
ジャン「かわいいよな……」
クリスタ「ありがとねジャン!」モグモグ
ジャン「いやアニがな……例の作戦、成功させたはいいがずっと顔赤かった」ズズズ
クリスタ「アニは良くやったよね。私なら恥ずかしくて出来ないよ……」
ジャン「そんだけ本気ってことだろ……正直怖いが」ズズズ
クリスタ「怖い?」
ジャン「今日で入団から二年と2ヶ月程だ。お前も初日からアニの事は知ってるだろ?」ズズズ
クリスタ「まあ……同じ部屋だし」
ジャン「その頃からあいつ無愛想だっただろ?なのに最近のあいつは何だ?」
ジャン「その頃からあいつ無愛想だっただろ?なのに最近のあいつは何だ?」
クリスタ「なんというか……丸くなった、のかな?」
ジャン「丸くなってるって言うか……なんだろうな。とにかく変わってきてる」
クリスタ「その点ジャンは全然変わってないね……」モグモグ
ジャン「俺の場合入団初日からだからな……だからと言って変わったつもりはねぇが」
クリスタ「昔はもっと……おしとやかだったとかはないの?」
ジャン「おしとやかって……下ネタを言わないって事か?」
クリスタ「うん」モグモグ
ジャン「別に変わってねぇぞ?お前こそどうなんだよ」
クリスタ「私は……」
クリスタ「変わってないことも無いよ」
ジャン「ん?」
クリスタ「コニーとかサシャとかジャンの前では素で居られるようになったの」モグモグ
ジャン「……ユミルとかどうなんだ?」
クリスタ「信頼してるのは間違いないけど……ユミルはバカじゃないから」
ジャン「俺はバカか」ズズズ
クリスタ「違うけど、ジャンは嘘つかないから……」
ジャン「そうか?まあ確かに、損ばっかするぐらい正直者だな俺は」
クリスタ「そのせいでジャンのこと嫌ってる人もいるけど、私はジャンのいい所知ってるんだからね!」
ジャン「たとえばどんな?」
クリスタ「正直な所とか……一途な所?」
ジャン「……」
クリスタ「ほ、ほかには……えっと、優秀な所とか」
ジャン「……」
5分後
クリスタ「……」
ジャン「zzz」
クリスタ「あれ?寝ちゃったの?」
クリスタ「起きろジャンー」プニプニ
クリスタ「起きない……」
クリスタ「そういえば」チラ
クリスタ「何飲んでたんだろ……」ゴキュ
クリスタ「リンゴジュース……美味しい」
クリスタ「寝る前にリンゴジュースなんて飲んだら歯を磨かないと!」ユサユサ
クリスタ「もう……誰か男子は……」キョロキョロ
クリスタ「皆寝てるよね……」ポスッ
クリスタ「今日は医務室で寝てね?」
ジャン「嫌だ」
クリスタ「あれ?起きちゃった?」
ジャン「寝てない。それよりお前人のもの勝手に飲むなよ……」
クリスタ「もう!ジャンの意地悪!馬面!」
ジャン「ひでぇ……」
クリスタ「なんで寝たふりなんかしたの!?」
ジャン「あまりにも酷かったからな……拗ねた」
クリスタ「……ごめん」
ジャン「……」シュッシュ
クリスタ「もう慣れて来たね……」シュッシュ
ジャン「……俺憲兵団になれなかったら歯医者になる」
クリスタ「お医者さんなら内地で暮らせるかもしれないもんね……」シュッシュ
ジャン「自分でも意外だが、結構本気だ」シュッシュ
クリスタ「その時は私も歯科衛生士になろうかな!」
ジャン「ありがとな。クリスタが居れば繁盛間違い無しだ」シュッシュ
クリスタ「本気にしてないよね?」
ジャン「一応本気だ」シュッシュ
クリスタ「……そっか」
ユミル「こうして二人は結婚し、幸せな家庭を築きましたとさ」ヌッ
ジャン「は?雇うって言っただけだろうが!」
ユミル「歯科衛生士コスのクリスタ!アリだな!」
ジャン「アリだな!」
クリスタ「ユミル?歯磨きし忘れたの?」
ユミル「まあそんなとこだな。それよりジャン!!てめぇナメてんのか!?アァン!?」
ジャン「エァーーーーン?ヤンのかコラ!?」
ユミル「上等だコラ!!」クワッ
ジャン「夜露死苦尾寝骸死魔酢だコラ!!」
クリスタ「二人ともやめて!!」
ユミル「チッ……」
ジャン「ちゃんと歯磨けよ?俺が見てやろうか?」
ユミル「頭にCD付けてから言いやがれこの野郎が!!」
ジャン「アンだーーーン!?歯医者の卵ナメてんのかコラ!?」
ユミル「美人歯科衛生士侍らそうとしてんじゃねぇぞコラ!!」
クリスタ「ハァ……」
エレン「アニ遅いな……やっぱりアニが俺に料理作ってくれるはずないか」グデー
アニ「ご、ごめん……お待たせ」タッタッタッタ
エレン「ア、アニ!!……その……エプロンとか似合ってる……ぞ」
アニ「本当?……じゃなくて!料理の方を先に褒めて」
エレン「シチューか……俺、結構好きだぜ!」
アニ「う、うん……アルミンに教えてもらった……」
エレン「アルミンに聞かなくても、聞いてくれたらいくらでも教えたのに……」モグモグ
エレン「熱っ!」
アニ「もう……ゆっくり食べなよ」
エレン「じゃあちょっと覚ましてから……」フーッフー
アニ「……」
エレン「もういいか……」パクッ
エレン「おお!旨いぜアニ!お前も食べてくれよ!」
アニ「うん……」ポスッ
エレン「俺こういうのあこがれてたんだよ!!なんか新婚みたいだろ?」モグモグ
アニ「!!!」ズギュウゥン
アニ「……全く、あんたってやつは……そんなこというから好きになっちまうじゃないか」ムギュウゥゥ
エレン「いはいいはい!!」ジタバタ
エレン「……えっ?」
アニ「私……あんたのこと好きだよ、エレン」パッ
エレン「痛かった……っていうか今のって……」
アニ「三回も言わせるの?」
エレン「ハハ……悪い。幸せすぎて訳解らなかった」
エレン「……俺もだ。本当は俺から言おうと思ってたんだけど……ごめんな」
アニ「いいんだよ。それが聞けただけで良い」
サシャ「おめでとうございまーーーす!!」バァン
アルミン「おめでとうおめでとう!!」ズカズカ
ジャン「おめでとう二人とも!!!!」ドバドバ
クリスタ「おめでとう!」ピョンピョン
ユミル「なんで私が……」パチパチパチパチ
エレン「お前ら!まさか知ってたのか!?」
エレン「ハハ……悪い。幸せすぎて訳解らなかった」
エレン「……俺もだ。本当は俺から言おうと思ってたんだけど……ごめんな」
アニ「いいんだよ。それが聞けただけで良い」
サシャ「おめでとうございまーーーす!!」バァン
アルミン「おめでとうおめでとう!!」ズカズカ
ジャン「おめでとう二人とも!!!!」ドバドバ
クリスタ「おめでとう!」ピョンピョン
ユミル「なんで私が……」パチパチパチパチ
エレン「お前ら!まさか知ってたのか!?」
ジャン「そんなのどうでもいいだろうが!おめでとう二人とも!!」モグモグ
アニ「勝手に食うな!!」ビュオッ
ジャン「」チーン
サシャ「おめでとうございます!!」ジュルリ
エレン「サシャも食うなよ」
サシャ「……チッ」
クリスタ「長かったねアニ!」
アニ「結局一ヶ月近くかかっちまったね……」
エレン「お前らには迷惑かけちまったな……悪い」
アルミン「いいよ。エレンに彼女が出来てもミカサは生きていられるのか、実験したかっただけだから」
クリスタ「そんなこと考えてたの!?」
アルミン「冗談だよクリスタ」
ミカサ「エレン……どうして私じゃないの?どうしてアニなの?せめてアルミンなら許せた……」ブツブツ
アルミン「何をわけのわからないことを言っているんだミカサ!?」アセアセ
エレン「ごめんなミカサ……アニも」
アニ「私は気にしてないよ」
ジャン「自分が作った状況とはいえキッツいな……」
クリスタ「いざ見てみると想像以上に可哀想だね……ミカサ」
ユミル「私もクリスタが取られたら……ああなっちまうな」
ジャン「これチャンスなんだよな?攻めていいんだよな?」
サシャ「勝手にしたらどうですか?でもやっぱり止めておいた方が……」
ジャン「いいや!ここまで来たんだぞ!?やるしかねぇだろ!」ガタッ
クリスタ「ジャン……あなたのことは忘れない」
ユミル「お前……胸張って生きろよ」
ジャン「縁起でもねぇ事言うな!」
エレン「ミカサ!話を聞けよ!!」
ミカサ「いや……家族を失うのは嫌……」
エレン「もし……もし、家族が増えたらどうする?」
アルミン「そこまで考えていたのかエレン!?」
アニ「……!
エレン「さすがにそこまで考えるのは早ぇと思うけど……どうだ?」
ミカサ「いや……アニが家族になるなんて嫌だ……」フルフル
エレン「誰もお前の居場所を奪ったりしねぇよ!俺も!アニも!」
ミカサ「本……当……?」
エレン「本当だ。だから涙拭けよ……ついでに」シュルル
ミカサ「マフ……ラー……?」
エレン「この前アニと出かけたときに買ったんだ……あれ、古くなってただろ?」
ミカサ「…………」ポロポロ
ミカサ「暖かい……」ギュッ
エレン「だろ?だから安心してくれよ……俺とお前は家族だろ?絶対離れたりしねぇよ」
ジャン「こんなの……こんなの!!!」バンッ
ジャン「認めねぇぞチクショーーーー!!」ダッ
サシャ「メンタル弱いんですねジャンは……」
クリスタ「これも日常になってきたね」
ユミル「あいつどこいったんだ?」
クリスタ「気にした方が負けだよ?変態のすることなんて」
ユミル「そうするか……無視だ無視!」
アニ「ミカサ」
ミカサ「何?アニ」
アルミン「切り替えが早いよミカサ……」
アニ「私は……エレンを独り占めにはしないから。本当はそうしたいけど……」
ミカサ「当然。私とエレンは家族だから」
アニ「?」
アルミン「アニ、気にしたら負けだよ。ミカサ理論(M理論)は」
アニ「そうさせてもらうよ……」
ミカサ「でもその……一応、エレンのために……仲良くさせてもらう」スッ
アニ「ハッ……よろしく」ギュッ
おわり
第4話は明日の予定
ジャン「覚悟は決まったぞ」ガタッ
アニ「じゃあ言ってきなよ。成功したら土下座してやるから」
ジャン「おい!それはフリだよな!?これは成功する気がしてきた」
アニ「どういう思考してたらそうなるの?」
ジャン「まあ見てろ!成功したら絶対土下座しろよ!!」ツカツカ
アニ「……」
ジャン「ミカサ……」
ミカサ「どうしたの?私はとても機嫌がいいので……ジャンと楽しく話すのもやぶさかではない」
ジャン「俺と付き合ってくれ」
ミカサ「構わない」
エレン「!?」
アニ「!!?」
アルミン「!!!??」
ジャン「!!?」
サシャ「!!?」
クリスタ「!?」
ユミル「!!??」
コニー「!!??」
ライナー「!!??」
ベルトルト「?!」
マルコ「!!?」
キース「!!?」
ジャン「今なんて……」ダラダラ
ミカサ「あなたと付き合ってもかまわないと言った」
ジャン「」
エレン「よ、よかったなジャン!!!」
アニ「信じられない……まさかそんな……」
アルミン「これは陰謀だよ!もしくはミカサの勘違いなんだ!騙されちゃダメだよ!!」
ミカサ「恋人同士になるんでしょ?私は構わない」
ジャン「」
アルミン「」
エレン「ジャン!大丈夫か?」
ジャン「フ……フフフ……」
ジャン「俺は遂にやったぞーーー!!!」グッ
ミカサ「そんなに喜ぶほど嬉しがられると……少し照れる///」
ジャン「グファッ!」ドバー
エレン「大丈夫か!?」ユサユサ
ジャン「わが生涯に一片の悔い無し!!!!」
アルミン「死んじゃダメだよ!!」
アニ「ジャン……私は戦士として……最後まで責任を果たすよ!!」ズザァ
アニ「すんませんでしたーーー!!」バッ
ジャン「ハッ!」ガバッ
ジャン「夢……?夢だと?」
ジャン「…………」
ライナー「お、早起きだなジャン!」
ジャン「ああ……ライナーか」
ライナー「顔色が悪いが大丈夫か?」
ジャン「ああ……大丈夫だ」
ライナー「?」
ジャン「……という夢を見たんだ……縁起がいいだろ?」
アニ「は?」
ジャン「じゃあ行ってくる!」スッ
アニ「成功したら土下座してやるよ」ニヤ
ジャン「いらねぇよ……」
アニ「失敗すると思うけど?もうちょっと慎重になったらどうなの?」
ジャン「ったく……俺は根性ねぇけど臆病じゃねぇよ」
アニ「……」
ジャン「ミカサ」ギイ
ミカサ「ジャン?私はとても気分がいいので……あなたとおしゃべりするのも悪くない」
ジャン「唐突で悪いがミカサ。俺と付き合ってくれ」
ミカサ「無理」
ジャン「……ハ、ハハ、カハハ……解ってたよ。こうなることくらい……」
ミカサ「ジャン……あなたは私一筋ではないでしょ?」
ジャン「えっ」
ミカサ「クリスタや……さすがに無いと思うけど、アニとも仲がいい」
ジャン「誤解だ!!!この二年間、お前と付き合うために俺がどんな思いで……!」
ミカサ「もし付き合ったとしても訓練兵の間だけになる……ジャンは私を追って調査兵団に入れる?」
ジャン「それは……出来ねぇよ」
ミカサ「私はあなたについていくことは出来ない。優先順位は常に三番目だから」
ジャン「エレンとアルミンか……だよな」
ミカサ「覚悟を私に見せて欲しい」
ジャン「すまん……俺には死地に行く覚悟なんてねぇ。誰しもお前らみたいに……強くねぇんだ」
ジャン「でも!卒業まででも……なんとかならねぇか?」
ミカサ「無理」
ジャン「そ、そうか……調査兵団でも元気にやれよ」バタン
ミカサ「……」
サシャ「ご飯抜きの馬みたいな顔してますよジャン」
ジャン「馬みたいは余計だ」ズズズ
サシャ「すいません……」モグモグ
ジャン「なあ、良く考えたら俺って凄いんじゃないか?」
サシャ「2馬力ぐらい出るんですか?」
ジャン「いや……こんなに女子と話せてるんだぜ?三年間片思いしてたヤツとは思えねぇな」
サシャ「私もクリスタも人当たりがいいですからね。それでじゃないですか?」モグモグ
ジャン「じゃあアニはどうなんだよ」
サシャ「アニは……協力者だからじゃないですかね」
ジャン「そうか……そういえばそうだったな」ズズズ
サシャ「ジャンはキューピッドさんになっただけですけどね……」モグモグ
ジャン「俺の一ヶ月は……結局全部無駄だった……あいつらをくっ付けただけで終わった」
サシャ「そんな事無いですよ!私とこんなに仲良くなれたんですから」
ジャン「そうだったのか?」
サシャ「ええ!二人でお茶してるんですよ?すごいじゃないですか!」
ジャン「クリスタを待ってるだけだろ?」
サシャ「そうとも言います!」
ジャン「それにお前にはコニーがいるだろ?」
サシャ「……私とコニーが恋愛してるように見えます?」
ジャン「……」
サシャ「ちょっと!黙らないでくださいよ!!」
ジャン「……じゃあ他に好きな奴はいるのか?」ズズズ
サシャ「ジャンです!」
サシャ「とか言われたらやっぱり嬉しいですかね?」
ジャン「お前じゃなけりゃな……」
サシャ「ジャンって私には酷くないですか?私のこと嫌いですか?」
ジャン「別に嫌いじゃねぇぞ?」
サシャ「良かったです」モグモグ
ジャン「ちょっと苦手だけどな」
サシャ「そんな!?」
ジャン「お前やりにくいしな……」
サシャ「そんなこと思ってたんですか……」
ジャン「……」
ジャン「ねむいな……」ヘチャァー
サシャ「ですね……」ヘチャァー
ジャン「……」
サシャ「……」
ジャン「なあ」
サシャ「なんですか?」
ジャン「悩み事とかあるか?」
サシャ「そりゃありますよ!食糧事情のこととか」
ジャン「……お前に聞いた俺がバカだった。お前もバカだった」
サシャ「なんでそんなことを急に?」
ジャン「お前でも悩み事あるのかなって思って……」
サシャ「悪い口!なんてことでしょうか」
ジャン「やっぱりもういいや……どうでもいい」
サシャ「罠にかかったウサギみたいな顔してますよージャン」
ジャン「うるせぇょぉ……芋女……」
サシャ「眠たそうですね……」
ジャン「ねれねぇだろうが……」
5分後
ジャン「zzzzz」
サシャ「寝ましたか……ネコみたいですね」プニプニ
サシャ「はぁ……いたずらしたくなる寝顔ですね」
サシャ「私のこと好きな人ー?はーい!俺サシャのことスキー」グイッ
ジャン「zzzzzz」
サシャ「くっ……!落書きは我慢しましょう……」
サシャ「さて、私も寝ましょうか」ヘチャァー
サシャ「zzzzz」
ジャン「ん?クリスタか」
クリスタ「サシャは寝てるね……」
ジャン「そうだな……」ズズズ
クリスタ「……起きるまで待ってようか」コトッ
ジャン「……なあクリスタ」
クリスタ「何?」
ジャン「あいつら普通に仲良くなったよな……」ズズズ
クリスタ「……例によって何飲んでるの?」
ジャン「今日は野菜ジュースにしてみた」ジュズルル
クリスタ「健康的だね……それであいつらって?」ボリボリ
ジャン「エレン、アニ、ミカサ、アルミン」
クリスタ「私も思うけど……それがどうしたの?」
ジャン「いくらなんでも、アニとミカサがあんなに打ち解けるか?」
クリスタ「それは……多少二人も努力してるんじゃないかな?」ボリボリ
ジャン「……にしても急すぎねぇか?そもそも別に仲良くする必要あるのかよ」ズズズ
クリスタ「実は二人とも仲良くしたかったとか?女子の成績トップ2だし」ボリボリ
ジャン「あー……そんなもんなのか……」ズズズ
クリスタ「知らないけど」
ジャン「知らないのかよ……適当な事言いやがって」
クリスタ「……ね、ねぇジャン……?」チラッ
ジャン「何だ?」
クリスタ「その……昨日言ったこと覚えてる?」
ジャン「えっと、この場合……歯磨きの時のあれか?歯医者になるってやつ」ズズズ
クリスタ「ほ、本気で言ってたんだよね?」
ジャン「大真面目だぞ?」
クリスタ「じゃ、じゃあ私を雇うって言うのは……」
ジャン「それも当然本気で言ったことだ。でも嫌だよな」
クリスタ「全然嫌じゃないよ。でも……それだと訓練所は辞めるの?」
ジャン「辞めねぇ。卒業したら二人で憲兵団に入って、開業資金をためるってのはどうだ?」ズズズ
クリスタ「う、うん!やるよ!私頑張る!」
ユミル「おいおいおい……冗談きついぜ全くよぉ……」ギイ
ジャン「お前も来ねぇか?キルシュタインデンタルクリニック」ズズズ
ユミル「行かねぇよ!!つーかてめぇ……何だ今のは!?プロポーズじゃねぇかよこの野郎が!!!」
ジャン「そんなのまだ早いだろ」ズズズ
クリスタ「え?」
ユミル「ク、クリスタ!!お前本気にしてねぇよな!!?」
クリスタ「まあ……歯科衛生士になる位ならいいかな?」バリバリ
ユミル「なんでだよ……なんでだよちくしょおおおお!!」バタン
ジャン「ありゃ不貞寝する気だな」
クリスタ「ちょっとかわいそうだね……」ボリボリ
ジャン「クリスタ・キルシュタイン」ズズズ
クリスタ「え?」
ジャン「結婚したらな」
クリスタ「冗談だよね?」
ジャン「冗談だ」ガタッ
クリスタ「……行っちゃうの?」
ジャン「……ねむい」バタン
エレン「なあアニ」
アニ「何?」
エレン「俺たち付き合って一週間だろ?」
アニ「……もうそんなに経つんだね」
エレン「でもさ、もう初デートは終わったようなもんだろ?」
アニ「ああ、あの時……」
エレン「それに手料理も食べさせてもらっただろ?」
アニ「うん」
エレン「もうやること無くないか?」
アニ「そうかな?」
エレン「行きたい所とか別にねぇだろ?」
アニ「それもそうだね……」
エレン「やりたいことも特にねぇし……」
アニ「一緒にいるだけで私は構わないけど」
エレン「俺もそうだけど……こう、変化が欲しいだろ?」
アニ「まあ……そうだね」
アニ「と言うことがあったから……その……あんたなら知ってるでしょ?」
ジャン「なんで俺なんだ?」
アニ「エロ歯医者だからね」
ジャン「あ、やっぱりエロい事したいのか?」
アニ「そういうわけじゃないけど……」
ジャン「いいぜ。俺が手取り足取り、頻繁に違う所を取りつつ教えてやる」
アニ「でも……こういうのは本当に好きな人としかしちゃだめだって……」
ジャン「勿論冗談だ。特にライナーとかベルトルトには聞いたらダメだ。せめて女子にしとけ」
アニ「解ったけど……まずはどうしたら?」
ジャン「まず初級編だな」
ジャン「突然抱きついてみろ。突然だぞ?」
アニ「突然って重要なの?」
ジャン「まあな」ズルズル
アニ「……解った」
ジャン「まあ俺もやったことはないけどな」
アニ「えっと……じゃあ他には?」
ジャン「無難に膝枕とかどうだ?かなり無難だが」
アニ「……それじゃあんまり面白くないね」
ジャン「わがままだな……」
アニ「そんな呆れた様な顔しないでよ」
ジャン「まあ……その辺がダメならまずは手を繋ぐ所からはじめたらどうだ?」
アニ「解った」
アニ「でも……すごく恥ずかしいんだけど……やらなきゃダメ?」
ジャン「いややれよ……このまま飽きられてもいいのか?」
アニ「それは嫌。でもどうやって持って行けばいいの?」
ジャン「それは自分で考えろ」
アニ「ねえエレン?」テクテク
エレン「何だ?」
アニ「ん……」バッ
エレン「バンザイ?」
アニ「……いいからバンザイして」
エレン「あ、ああ……」バッ
アニ「……!」ダキッ
エレン「お、おい!?いきなり抱きつくなよ!」
アニ「変化が欲しかったんでしょ?」ギュゥゥ
エレン「でも恥ずかしいから止めろって!!」
アニ「嫌」ギュゥゥゥ
エレン「……」
アニ「抵抗しなくなったね?」
エレン「いや、ミカサが……」
アニ「!!?」チラッ
ミカサ「……どうしたの?二人とも」ニッコリ
アニ「……か、帰ろうかエレン……」ゾワゾワ
エレン「そうすっか……」テクテク
ミカサ「……アニはやりすぎた。変わりに私が」ギュゥゥゥゥ
エレン「やめろおおミカサあああ!!」ギリギリギリ
アニ「エ、エレン……」オロオロ
アニ「失礼するよ?」ギイ
ジャン「お前がここに来るのは珍しいな」
アニ「初めてだよ」バタン
クリスタ「何飲んでるの?」
アニ「……水」
ジャン「それで何の用だ?」ズズズ
アニ「反省会しようかなと思って……」
クリスタ「反省すべき点はほとんどないんじゃないかな?」
ジャン「まあ80点はやってもいいだろうが……運が悪いなお前は」
アニ「ミカサの事なら別に……」
クリスタ「あとちょっとだったのに……もしかしたら本当に監視されてるのかもね」モグモグ
アニ「あとちょっとって何のこと?」
ジャン「キスだろキス!!」
アニ「いや……そこまではちょっと……」
ジャン「十分だろ!!」
アニ「ああ……その……」
ジャン「あ……いいこと思いついた」
クリスタ「また?」
ジャン「クリスタはエレン担当で」ヒソ
クリスタ「担当ですか……」
ジャン「エレンにいろんなこと吹き込め。まずはそうだな……突然キスさせろ」
クリスタ「ええ~……」ヒソ
ジャン「いいだろ別に……クリスタも楽しんでんだろうが」
クリスタ「……解った。ちょっと行ってくるね」
アニ「何企んでるの?」
ジャン「……ちょっとな」ズズズ
エレン「え?やだよ……蹴られるの痛いし」
クリスタ「別に蹴られないから!やってみてって!」
エレン「はあ……怖い」
クリスタ「怖いって?」
エレン「キスなんてしたら嫌われるかも知れねぇだろ?」
クリスタ「そんなことないから!」
エレン「解ったよ……」
クリスタ「いい?ちゃんとやってよ?」タッタッタ
エレン「じゃあな!」
ジャン「お、戻ってきたな」ズズズ
アニ「何してたの?」
クリスタ「絶対言わない!アニにだけは死んでも言わない!」
ジャン「で、どうだったんだよ?」ニヤニヤ
クリスタ「それがですなぁ~」ニヤニヤ
アニ「あんたら……!」
ジャン「おお!それはすげぇ!」
クリスタ「でしょ!これは絶対面白くなるよ!」
アニ「……無視かい」ズズズ
ジャン「俺たちの甘い物の時間を邪魔するなよ」ズズズ
アニ「……甘い時間でしょ?」バタン
ジャン「ハッ……言ってろ」
クリスタ「……」
エレン「なあアニ……その……」ソワソワ
アニ「何なの?」
エレン「キス、するか?」
アニ「!?」
アニ「いやでも……人目とかあるし」
エレン「キ……キスしようぜ?」
アニ「うっ……ダメ」
エレン「キス……したい」
アニ「あーもう!解ったよ!目瞑って!」
エレン「え?何でだよ」
アニ「……恥ずかしいじゃないか」プイッ
エレン「わ、解った!絶対開けないからな!」ギュッ
アニ「う、動かないでよ……」ススス
エレン「……」ドキドキ
アニ「……」チュ
エレン「……」
アニ「これで……いいかい?」
エレン「」
アニ「エレン!」ユサユサ
エレン「ア、アニ!じゃあな!」ダダダダダ
ジャン「なあ、俺らなんでこんなことしてんだ?」
クリスタ「ミカサのためでしょ?」
ジャン「まあそうだが……」
クリスタ「ミカサがこんなことでジャンになびくとは思えないけど?」モグモグ
ジャン「知ってる。むしろあいつが俺になびくなんて事があるのかと思ってる位だ」
クリスタ「ジャン、なんだか弱気だね」
ジャン「仕方ねぇだろ?振られたんだから」ズズズ
クリスタ「でもまだ諦めてないんでしょ?ジャンは健気だね」
ジャン「あと一年もしねぇ内に卒業だぞ?ここで諦めてどうすんだよ」
ジャン「まあでも……卒業したら……」チラッ
クリスタ「?」
ジャン「一緒に来てくれるんだったよな?」
クリスタ「う、うん!!」
それからしばらくして104期訓練兵団は解散、ジャン、クリスタ、マルコ、ベルトルト、アニは憲兵団に入った
後にジャンとクリスタはウォール・シーナ、ヤルケル区にキルシュタインデンタルクリニックを開業
美人歯科衛生士クリスタの評判は壁中に広まり、元104期生も冷やかしに来ることになる
ジャン(22)「次の方どうぞー」
アニ「……結構繁盛してるんだねここ」ガチャ
ジャン「……ここは産婦人科ではありませんが?」
アニ「結婚報告みたいな物だよ」
ミカサ「……」イライラ
エレン「よう!元気にしてるか?」
クリスタ「困りますよ何人も入ってこられたら!」
アニ「クリスタも元気そうだね」
クリスタ「久しぶりだね?みんな」
エレン「で、お前らはどうなんだ?」
ジャン「別に何もねぇぞ?」
クリスタ「それより、アニとエレンはもう子供がいるんだね……」チラッ
ミカサ「……」
ジャン「……」
ジャン「用がないならさっさと帰れよ……」
クリスタ「ミカサは一人だったよね?」
ジャン「おい!言うな!」
ミカサ「私は別に……エレンと居られればいいから……」
アニ「地雷を踏むのはやめてよクリスタ……」
ジャン「ほら、さっさと帰れ」
クリスタ「お帰りください!」ガチャ
エレン「やっぱり冷やかしに来たのバレたか……」
ミカサ「……」
アニ「じゃあね」
ジャン「忙しいのにな……」
クリスタ「嫌じゃなかったけどね」
アニ「ジャン」
ジャン「あ?」
アニ「……よかったね」
ジャン「お前こそな」
完
サシャとユミルはどうなった?
>>161 こういう突っ込みは想定済みなので、これから結婚編をグダグダ書いていけたらなと思います
クリスタ「クリスタ・キルシュタイン!」アニ「アニ・イェーガー!」ミカサ「……」
ジャン「なあクリスタ……」
クリスタ「どうしたの?」
ジャン「……アニとエレン、もう子供が居たんだな……」
クリスタ「私は別にそんな……急いでないから……」
ジャン「……ありがとな」
クリスタ「ジャンは忙しいもん……仕方ないよ」
ジャン「……おやすみ」
クリスタ「……おやすみ」
ジャン「次の方どうぞー」
ユミル「どうもどうも馬面先生!」
ベルトルト「失礼します」
ジャン「……ここは産婦人科ではありません……」
クリスタ「子供が居ない私たちを冷やかすお積りなら……お帰りください」
???「ママー、歯痛いー!」タッタッタ
ユミル「ごめんねー、早く見てもらおうねー」
ベルトルト「もう3歳になるんだよ」
ジャン「すげぇな!そばかすって遺伝するもんなんだな……」
ユミル「うるせぇ!私はお前らの事許したわけじゃあねぇからな?」
ベルトルト「ユミル、抑えて」
クリスタ「でもまさかユミルとベルトルトが……」
ユミル「意外だったか?」
ジャン「ほら、さっさと見せろ」
ベルトルト「この子の名前はベルンハルトだよ」
クリスタ「じゃ、じゃあベルンハルト君……このイスに座って……」
ユミル「娘だバーカ!この子はアンナだ!」
ベルトルト「ベルンハルトはお腹の子だよ!」
ジャン「普通の名前だな」
ユミル「普通でいいんだ!」
クリスタ「ご、ごめんね……じゃあこっちのお馬さんに口の中みせてねー」
ジャン「この年で虫歯って事はねぇよな?」
ユミル「だから虫歯があるか見てもらいに来たんだよ」
ベルトルト「冷やかし半分だけどね」
ジャン「よし、行っていいぞ……問題ない」
ユミル「そうか……じゃあな」ガチャ
オルガ「バイバーイ」
なんだと……オルガが混ざってた
訂正します
× オルガ「バイバーイ」
○ アンナ「バイバーイ」
ベルトルト「じゃあね、二人とも」
ジャン「ライナーはどうした?」
ベルトルト「さあ?調査兵団で頑張ってるけど……結婚はまだだね」
ジャン「そうか……」
クリスタ「どうしてるんだろうね?」
ジャン「さあな……」
エレン「アルミン、俺は辞めねぇぞ」
アルミン「正気かエレン!?アニとアレンはどうするんだ!?」
エレン「俺に何かあったら、アルミンが父親になってくれ」
アルミン「ふざけるのもいい加減にしろ!!」
ミカサ「エレンは私が守る」
アルミン「え!?」
ミカサ「エレンを守る理由がまた増えたから……私は強くなった」
アルミン「でも心配じゃないか!」
ライナー「俺も居るぞ」
コニー「俺もだ!」
エレン「俺はアレンに外の世界を見せてやりたい……!解ってくれアルミン!」
ミカサ「私からもお願い……」
アルミン「……解った」
アルミン「エレン分隊長とミカサ兵士長補佐には2週間の休暇を取らせよう」
エレン「なっ!?」
ミカサ「!?」
アルミン「……もうすぐ生まれるんだろ?」
エレン「感謝します!!」バッ
ミカサ「ありがとうございます」バッ
リヴァイ(36)「ったく……俺の前でガキの話すんじゃねぇよ……」
アルミン「失礼しました!」
ライナー「俺も嫁さん欲しいな。女神みたいな」
アルミン「この中で独身なのは僕とミカサと兵長とライナーか……」
リヴァイ「あ?俺は結婚してるぞ」
ペトラ「してるよ!」ヒョコッ
ライナー「なん……だと……!?」
アルミン「知らなかったです……」
リヴァイ「俺には人類最強の遺伝子を残す義務があるからな……」
ミカサ「さらっと気持ち悪いことを言った」
アルミン「……独身、か」
アニ「今日はちゃんと歯を見てもらいに来た」ガチャ
ジャン「じゃあ前は診てもらうつもりは無かったんだな?」
クリスタ「そうケンカ腰にならないで!大事な患者さんでしょ?」
アニ「いいよ……あんた達と話もしたかったし」
ジャン「なんだ?」
アニ「この子の名前、言ってなかったでしょ?」
クリスタ「そういえばそうだったね……」
アニ「アレンって言うんだ」
ジャン「いい名前だが……名前のつけ方が適当すぎるだろ」
クリスタ「絶対アニとエレンから取ったよね?」
アニ「ま、まぁ……そうだけど……」
ジャン「ここで産気付かれても迷惑だ。産婦人科に行けよ」
アニ「歯を見てもらいに来たって言ったでしょ?」
ジャン「……口開けろ」
アニ「……」カパッ
ジャン「結構キレイだな……問題ない」
クリスタ「アニ、赤ちゃんとキスしたり口移ししたらだめだよ?」
アニ「え?」
クリスタ「虫歯になるからね」
ジャン「まあとりあえず頭には入れて置け。あまり神経質になってもダメだが」
アニ「解った……エレンにも言っておく」ガタッ
ジャン「一週間くらい前にユミルとベルトルトが来てたぞ」
アニ「そういえばあの二人も結婚してたね……」
ジャン「二人も子供が居た」
クリスタ「かわいかったよ!」
アニ「そう……私も生まれてくるのが楽しみだよ」バタン
ジャン「……」
クリスタ「……」
ジャン「名前何がいいと思う?」
クリスタ「え?何の?」
ジャン「……子供だ」
クリスタ「えっと……」
ジャン「ジャンとクリスタで……ジャリスタ?」
クリスタ「それはないね……」
ジャン「まあ……まだ早いか」
クリスタ「そうだね」
ジャン「生まれたのか」
アニ「……この子がアレンだよ」
エレン「かわいいだろ?」
ミカサ「私もミカサ叔母さんと言われたい」
ジャン「お前らって姉弟だったのか?」
エレン「まあ、そうだな……」
アルミン「何はともあれおめでとう!そしてようこそアレン!」
ジャン「……なんで教官が?」
キース「あばばばば」
アレン「……」
アニ「教官、怖がってるからやめて下さい……」
キース「我がズっ友の104期生達の子供を見て回ったが、この子は中々かわいいな」ニッコリ
クリスタ「あ、そういえばこの目元とかエレンに似て怖いよ!」
エレン「嘘だろ!?かわいいじゃねぇかよ!」
アニ「本当だ……ちょっと怖いかも」
ジャン「エレン」
エレン「なんだ?」
ジャン「お前……絶対死ぬなよ?」
エレン「言われなくても死なねぇよ!」
ジャン「はっ……結婚して子供が出来ても、お前は死に急ぎ野郎だな」
エレン「それでもいい」
クリスタ「もう!あんまりケンカしないでよね?おめでたい場所なんだから」
ジャン「悪い悪い……じゃあ行くか」
クリスタ「じゃあね!」
アルミン「またね!」
ミカサ「また遊びに行く……」
アニ「それじゃあまた……」
エレン「じゃあな!」
ジャン「……何か最近子供作れって言われてる気がするな」テクテク
クリスタ「……そうかな?」クルッ
ジャン「クリスタに今辞められても困る……だから」
クリスタ「?」
ジャン「今度違う人を雇うことにした……その人も美人だぞ」
クリスタ「それは妬けちゃうな……」
ジャン「あの人だ」スッ
サシャ「どうもー!お世話になります!」
クリスタ「サシャ、かぁ……」
ジャン「何だ?もしかして浮気するとか思ってんのか?」
クリスタ「そういうわけじゃないけど……」
ジャン「あいつもコニーと結婚してるからな……心配ねぇよ」
クリスタ「じゃ、じゃあ……いいかな?」
ジャン「ほら、帰ろうぜ」スッ
クリスタ「え?」
ジャン「手握るなんて久しぶりだろ?」
クリスタ「う、うん……」ギュッ
サシャ「見せつけないでくださいよ!ますます早く帰りたくなるじゃないですか!」
ジャン「うるせえ。コニーの頭でも撫でてろ」
クリスタ「……やっぱり心配ないね」
ジャン「だろ?」
サシャ「私とコニーの子供はですね!名前をサニーにしようかなと思いまして」
ジャン「それコニーの弟だったような……」
サシャ「本当ですか!?」
ジャン「全く……何でお前らは俺たちに子供の話を振って来るんだよ……」
クリスタ「私たちに子供いないの知ってて言ってるじゃない……」
サシャ「いいじゃないですか!」
ジャン「なあ、お前調査兵団所属じゃなかったのか?」
サシャ「結婚してとっくにやめましたよ?」
クリスタ「そうだったんだ……」
ジャン「ということで明日からよろしくな」
サシャ「はい!同期と仕事できるなんてそうそうないですからね!頑張りますよ!」
クリスタ「私の後……お願いサシャ」
サシャ「はい!それではまた!」タッタッタ
ジャン「サシャが居ると余計に疲れそうだ……」
クリスタ「テンションについていけないから?」
ジャン「お前が癒しだからに決まってんだろ」
クリスタ「上手なんだからもう……」
ジャン「久しぶりに二人で帰ったけどよ……」ザッザッザ
クリスタ「うん……」
ジャン「いいもんだな。こういうの」
クリスタ「ねえジャン?」
ジャン「何だ?」
クリスタ「ず、ずっと……手握りっぱなしなんだけど……?」
ジャン「いいだろ?夫婦なんだから」
クリスタ「……それもそうだね!」
クリスタ・キルシュタイン編終わり
おのろけ編 ~始まり~
クリスタ「ジャンってもったいないよね」
ジャン「……珍しく話しかけてきたと思えばそれか」
クリスタ「お、怒った……?」
ジャン「怒ってねぇ。で?俺の何がもったいないんだ?」
クリスタ「ミカサ一筋な所……かな」
ジャン「何で勿体無いんだよ……」
クリスタ「だってジャンモテてるよ?」
ジャン「俺がか?」
クリスタ「エレンと同じで、二人ともモテるのに興味ないでしょ?」
ジャン「ああ……そうだな」
クリスタ「皆ジャンがミカサ一筋なのは知ってるから……告白とかも少ないよね?」
ジャン「全然ねぇな」
クリスタ「だから勿体無いなって」
ジャン「誰を好きになろうが俺の勝手だろうが!」
クリスタ「そうなんだけど……」
ジャン「……何が言いたい」
クリスタ「私でよければ協力したいな……なんて」チラッ
ジャン「本当か!?女子が協力してくれるなんて頼もしい限りだ!」ギュッ
クリスタ「こうやってすぐ手を握っちゃったりするのは感心しないなぁ……」ボソッ
ジャン「……でも具体的にはどうすんだ?」
クリスタ「ええっ!?それはま、まだ考えてないの!」
ジャン「……」
クリスタ「……」
ジャン「今度にするか」
クリスタ「……そうするね」
ジャン(22)「ってのがまぁ……始まりだな」
クリスタ「あの頃はぶっきらぼうで……でも下ネタは言わなかったね」
アルミン「知ってたよ。ジャンはいつもクリスタをお前って言ってたんだけど……」
アルミン「いつの間にかクリスタクリスタになってたんだよね」
ジャン「気付いてたか?エレンとアニが付き合いだした頃から徐々にクリスタ率が高くなっていることに」
クリスタ「ああ…そういえばそうだったかな?」
クリスタ「でも私は……あの頃のジャンが一番好きだったかな」
ジャン「あの頃?」
クリスタ「憲兵団に入りたての頃」
ジャン「お前がマルロで……ヒッチだな」
マルロ「よろしくな」
ヒッチ「へぇ~、中々いいケツしてんじゃない?」
マルロ「おいヒッチ……」
クリスタ「ジャン……怖い」ヒソッ
ヒッチ「中々かわいい子だけど、あんたこういうのが好きなの?」
ジャン「ああ、俺クリスタと結婚するから」ダキッ
クリスタ「ちょっと!?恥ずかしいからやめてよ!!」ジタバタ
マルロ「そうか!ハァ……幸せにな」
ヒッチ「」
マルコ「ジャン!見せ付けるのは止せ!」
アニ「あいつら卒業したとたんベタベタし出したね……」
ベルトルト「アニ、僻むのはやめようか?」
アニ「あ?」ギロッ
ベルトルト「……すみません」
クリスタ「ああ、あの頃はジャンが私のことをあんなにも……」ホワンホワン
ジャン「俺は今の方が好きだぜ?職場で惚気てる訳にもいかねぇだろ」
アルミン「さすがお上手だね……」
ジャン「そういえばこんなことも有ったんだが……覚えてるか?」
エレン「今日はクリスマスだぜ!お願いのカードは書いたか!?靴下は用意したか!?」
ミカサ「エレン、少し黙って」
アルミン「し、辛辣だね……」モグモグ
サシャ「お肉お肉お肉」ダラダラ
コニー「……」モグモグ
ユミル「なんであいつあんな張り切ってんだ?」ズズズ
クリスタ「さあ?」モグモグ
ジャン「全く……そんなのあるはずが……」
マルコ「そうでもないかもよ?まあ気分だけでも味わおうよ」モグモグ
ジャン「そうだな……」
ジャン「寝れねぇ……」
ライナー「くかーくかー」
エレン「ぐもーむぐもーむ」
アルミン「スピースピー」
コニー「ヒューヒュー」
ベルトルト「フシューフシュー」
ジャン「うるせぇし……」
マルコ「zzzzz」
ジャン「ちょっと散歩でもしてくるか……」ガチャッ
キース「重いな……全く」ズルズル
ジャン「…………」
キース「あっ」
ジャン「……」
キース「……」
ジャン「何してるんですか?」
キース「誰にも言うなぁ……」ギロッ
ジャン「はい……」
キース「待て」
ジャン「なんですか?」
キース「貴様にはこれを着てもらおうか」スッ
ジャン「……トナカイの着ぐるみですか」
キース「ちょっとピチ気味だが……まあ私以外に見られんのだからいいだろう」
ジャン「口止め料と給料はきっちり頂きます」ヌギヌギ
ジャン「……本当にピチピチですね」
キース「では出発だ。まずは男子の方からだ」
ジャン「暖かいですね……」ガチャ
キース「ほう……ブラウンはダンベルが欲しいそうだ」ニヤニヤ
ジャン「解りました……ダンベルですね」ゴソゴソ
キース「靴下が破けそうだな」
ジャン「エレンは……巨人を駆逐する兵器ですか」ヒソヒソ
キース「あやつらしいな……ごめん、それは無理って書いておこう」カキカキ
ジャン「コニーは……家族、ですか」
キース「やはりこの年で家族に会えんのは寂しかろう。馬車のチケットを入れておいてやろう」
ジャン「いい話ですね……格好が酷いですけど」
キース「ボットは良い枕か」ガサガサ
ジャン「はい……これですね」ポスッ
キース「フーバーは……名前を覚えてもらいたいそうだ」
ジャン「どうします?」
キース「大切な人に覚えてもらえればそれでいいだろう?ベルトルトっと……」カキカキ
ジャン「いい事言いますね。格好が酷いですけど」
キース「私とて好きでサンタコスをしているわけではない!さてアルレルトは……」
ジャン「……外の世界の物……ですか」
キース「この月刊外の世界全集で我慢してくれ……と」カキカキ
ジャン「こんなのよくありましたね……」ガサゴソ
キース「あとは貴様だけだが……何か要るか?」
ジャン「じゃあ……ベーコンとか欲しいですね」
キース「むぅ……明日の朝食に出してやろう」
ジャン「ありがとうございます!」
キース「あまり声を立てるな。次は女子寮だ……」
ジャン「は、初めて入ります……」ガチャ
ジャン「きたねぇな……」ゴソゴソ
キース「さて、アッカーマンは……やはりな」
ジャン「エレンと、アルミンと過ごせる休暇……か」
キース「良い話ではないか?」
ジャン「そうですね……」
キース「教官に言っておきました。3日後なら休暇が取れます……と」カキカキ
キース「ほう、レオンハートは良いマットレスが欲しいと」
ジャン「寝具にこだわりすぎでしょ104期…」
キース「これでよし……と。次は……」
ジャン「サシャは……まあ言うまでもないですか」
キース「朝食のベーコンを分けてやるように」
ジャン「ええ……」
キース「ユミル訓練兵は……」
ジャン「クリスタとの休日」
キース「……これでよしと」カキカキ
ジャン「最後はクリスタですか……」
キース「・・・…ほう!レンズもなかなか大胆ではないか!」
ジャン「どうしたんですか?」
キース「キルシュタイン、眠ってもらおうか」ビシ
ジャン「なっ!?……」バタッ
キース「フフフ……」
三時間後
クリスタ「んん……あれ?ユミルこっちに来てるの?」ムクッ
ジャン「」
クリスタ「あれ?トナカイが……あ、プレゼント……」
クリスタ「希望通りジャンを差し上げます……?」チラッ
ジャン「」
クリスタ「……好きにしてもいいのかな?」
ジャン「ダメに決まってんだろうが」ダキッ
クリスタ「あ、起きてたの?」
ジャン「黙って俺に抱かれてろ……」ガバッ
クリスタ「きゃー!///今思い出しても恥ずかしいぃぃ///」モダエモダエ
ジャン「そんなこと言ってねぇよ」
アルミン「確かアニとミカサが見つけて、ジャンが起きる前に外に放り出したんだっけ?」
ジャン「そうらしいな。あの着ぐるみがなかったら凍死してた。最後辺りおかしいだろ」
クリスタ「もう……いい所だったのに」
アルミン「そうでもないけど……」
ジャン「こんな所で布石回収だな」
クリスタ「ああ、女子寮に入ったって言ってたね」
ジャン「まあ、忍び込んだも同然なんだが……教官が一緒だったからな」
アルミン「ギリギリセーフ……かな?」
アルミン「でも……それがジャンをクリスタが好きになった瞬間なのかな?違うと思うけど」
クリスタ「それは正直言って覚えてないな……いつの間にか好きになってたから」
アルミン「ああ……そういうこともあるよね」
ジャン「俺もこれ以上は特に昔の思い出はないな。あるとすれば……」
ジャン「サシャだな。あいつは今でも笑える」
クリスタ「おもしろそう!」
アルミン「ぜひ聞きたいな!」
ジャン「こんなこともあったんだぜ……」
クリスタ「でも……私の前では私の話だけして!」
アルミン「そう……だよね」
クリスタ「私が話すね!私がジャンを好きになった時の話」
ジャン「チッ……どうぞ」
クリスタ「バレンタインだね」
ユミル「お前は誰に貰うんだ?」
クリスタ「それは明日まで解らないでしょ?」
ユミル「なら私が」
クリスタ「男の子が女の子にチョコを渡すんでしょ!」
ユミル「はいはい……いっぱいもらえるといいですね……」バサッ
クリスタ「そうだね……zzz」
ジャン「ようクリスタ」ドッサリ
クリスタ「どうしたのそれ?」
ジャン「これを渡そうと思ってな」
クリスタ「こんなに?ありがとね!」
ジャン「いやそうじゃないんだ……」
クリスタ「どうしたの?」
ジャン「お前の優しさにつけこむようで悪いが……頼みがある」
クリスタ「何?」
ジャン「これ、お前の女友達に配ってくれねぇか?」
クリスタ「そんなこと?いいよ!」
ジャン「もちろんクリスタの分もある。じゃあ頼んだぞ!」ドサッ
クリスタ「でも……どうして私なの?」
ジャン「さっきも言ったとおりお前が優しいってのもあるが……」
ジャン「サシャに渡したらまず食われる。ユミルやアニとは喋ったことも殆どない……」
ジャン「ミカサはまず断られるとすれば……後はお前になる」
クリスタ「そ、そっか……じゃあ配ってくるね!」タッタッタ
ジャン「ありがとなー!」
ユミル「ジャンから?いらねぇよ」
クリスタ「何で?」
ユミル「受け取ったらあとで強請られそうだ」
クリスタ「それは言いすぎだと思うけど……」
ユミル「ま、他を当たれ」
クリスタ「サシャ!ジャンのだけどチョコ要る?」タッタッタ
サシャ「ありがとうございます!!」バシッ
クリスタ「やっぱり……じゃあね!」タッタッタッタ
クリスタ「アニ!」タッタッタ
アニ「要らないから!!」
クリスタ「うん!解った!」タッタッタ
ミカサ「要らない」
クリスタ「う、うん……それじゃ」
ジャン「で、サシャ以外には配れなかったと……」
クリスタ「ごめんね……」
ジャン「謝るなって……」
ジャン「まあいいぜ。お前だからな」
クリスタ「う、うん……」
ジャン「え!?あの時なのかよ!?」
クリスタ「そうだよ?」
アルミン「ご、ごめん……ちょっと詳しく説明してくれるかな?」
クリスタ「私だからいいってジャンが言ったでしょ?」
ジャン「ああ……」
クリスタ「私のことがその……好きだから大目に見てくれたのかな……なんて思っちゃったの」
ジャン「お前は押しが弱いからな。だから大目に見たんだが」
アルミン「すれ違いから始まってたんだね……」
ジャン「まあ結婚した今となっては、忘れてたことなんだけどな……」
クリスタ「私は忘れてなかったけどね!」
アルミン「じゃあ僕はこれで……」
ジャン「何か用があるのか?」
アルミン「実はエレンとアニがケンカ中でね」
ジャン「おいクリスタ!見に行こうぜ!」
クリスタ「うん!止めなきゃね!」
アルミン「あれは当人同士でしか解決しないよ……」
エレン「ふざけてんじゃねぇぞ!!」
アニ「それはどっちの台詞だい!?」
エレン「離婚だ離婚!性格の不一致だ!!」
アニ「あんたなんて……こっちから願い下げだよ!!」
ジャン「あちゃ~、中々荒れてんな……」
クリスタ「何があったの?」
アルミン「実はこういうことなんだ……」
エレン「アニ!帰ったぞ!」
アニ「お帰り……ご飯にする?お風呂にする?それとも……私?」
エレン「……風呂でお前ってのはどうだ?」ニヤッ
アニ「バッ、バカ!さっさと脱いで来い!///」カァァ
エレン「はいはい……解ったよ」
エレン「結局お前も入ってくるのかよ」
アニ「……」チャプッ
エレン「久しぶりだな……一緒に風呂はいるなんて」
アニ「そ、そうだね……」
エレン「ちょっと背中流してやるよ!ほら」
アニ「……これでいい?」
エレン「お前って背中キレイだよな……」ゴシゴシ
アニ「ありがと……」
エレン「最近俺溜まってるんだ……」
アニ「……」ドキドキ
エレン「疲れが」
エレン「だから飯食ったらさっさと寝たいんだが……ダメか?」
アニ「いいよ。ご飯は楽しみにしておいて」
エレン「何なんだ!?」
アニ「ミカサから聞いたんだ……あんたの好物はチーハンだって」
エレン「お、お前チーハン作ってくれたのか!?」
アニ「だから楽しみにしておいて」
エレン「よっしゃああ!!!」ザバッ
アニ「エレン!ちゃんと体拭かないと風邪引いちゃうよ!」
エレン「チーハン!チーハン!!」ドスドスドス
アニ「ど、どう?」
エレン「なんだ、普通のハンバーグか……まあこれも十分ご馳走なんだけどな……」
アニ「ほら、切ってみて!」ドキドキ
エレン「ん?解った」ゴリゴリ
エレン「……」プルプル
アニ「ほら!チーハンだよ!」
エレン「ア、アニ……」プルプル
アニ「そんなに嬉しかったの?」
エレン「これのどこがチーハンなんだよ!?ふざけんなよ!!」バンッ
アニ「正真正銘のチーズハンバーグじゃないか!何が不満なのさ!」
エレン「チーズは上に乗せるもんだろうが!!!」
アニ「切った瞬間に肉汁と共に溢れ出るチーズの良さがわからないって言うの!?」
エレン「解りたくもねぇよ!!離婚だ離婚!!」
アニ「ああ解ったよ!離婚してやるよ!」
ジャン「それはないわ……」
クリスタ「チーハン中毒なの?」
アルミン「ある意味そうかもね……」
エレン「見た瞬間にチーハンと解るのがいいんだろうが!!」バンッ
アニ「普通のハンバーグだと思ったらチーハンだった、っていうサプライズがいいんじゃないか!」
エレン「表面だけカリカリになったチーズと肉を一緒に食う幸せがわからねぇとはな!」
アニ「中でトロトロになったチーズの味を知らないだなんて人生の9割損してるよ!!」
エレン「お前はそんなゴミをアレンに食わせる気か!?」
アニ「ゴミだって!!?あんた本当に……見損なったよ」
アルミン「まあまあ!落ち着いてよ二人とも!」
エレン「これが落ち着いていられるかよ!!」
アニ「私のチーハンがコケにされたんだよ!?」
ジャン「お前らどっちも間違ってるぞ」
クリスタ「一度頭を冷やそうよ……」
アルミン「いいかい?離婚なんて事になったら……アレンはどうなる?」
エレン「!!」
アルミン「家族を失う辛さをエレンは良く知ってるだろ?」
アルミン「君はやっと出来た家族を自ら手放すのかい?」
エレン「……アルミン、俺は冷静じゃなかった」
エレン「アニ!俺はチーズを上に乗っけたタイプが一番だと今でも思ってる!!」
エレン「でも……中に入ってるタイプも一番だ」
アニ「!!」
ジャン「あれ?これ良い話か?」
クリスタ「さあ…?」
エレン「やり直すことは……できねぇか?」
アニ「解った。今回だけは許すよ……」
アルミン「良かった良かった!」
エレン「……ごめんな」
アニ「もういいよ」
ジャン「じゃあな二人とも。ケンカなんかすんなよな」
クリスタ「じゃあね!」
アニ「……またね」
エレン「また来いよな!」
アニ・イェーガー編 終わり
ユミル・フーバーとか需要ありますかね?
じゃあ明日書きます。もしかしたら今日の深夜かも
ユミル・フーバー編 始まり
ベルトルト「最近寂しいよ……」
ユミル「なんでだよベルトルさん」
ベルトルト「だってもう4ヶ月だろ?」
ユミル「うん……」
ベルトルト「ユミルが相手してくれない」ギュッ
ユミル「しかたないだろ!ベルンハルトになにかあったら……」
ベルトルト「解ってるけど……このままじゃ寂しくて浮気しちゃうよ?」ギュゥゥ
ユミル「そ、そりゃ……私もだよ」
ベルトルト「……今すごく溜まってる」
ユミル「言わなくても良いって!」プイッ
ベルトルト「お尻ならいいだろ?」
ユミル「そんなとこ触るな!」ペシッ
ベルトルト「厳しいなぁユミルは……」ショボン
ユミル「おら!さっさと抜いて来いよ!」
ベルトルト「いいのかな?アニで抜いても」
ユミル「それは……ダメ」
ベルトルト「そう……じゃあ足広げてよ」
ユミル「こ、こうか?」ガバッ
ベルトルト「うん……そのままでいて」シコシコ
ユミル「……あ、改めて見るとすごいな……///」プイッ
ベルトルト「こっち見て」ガシッ
ユミル「い、痛いよベルトルさん……」グルン
ベルトルト「ユミル」ジィー
ユミル「な、何だよ……」ジィー
ベルトルト「……好きだよ」ニコッ
ユミル「わ、私も……だ」
ベルトルト「そろそろ出そうだ……」シコシコ
ユミル「ティッシュでいいだろ」
ベルトルト「……」ドピュッ
ユミル「こぼしてねぇだろうな?」
ベルトルト「うん……」
ベルトルト「やっぱり寂しい……」ギュッ
ユミル「生まれたらいくらでも相手してやるから……」
ベルトルト「約束だからね……?」
ユミル「約束するから……元気出して」
ベルトルト「ああ……おやすみ」
ユミル「おやすみ……」
夫婦の時間に他の女の名前出すなんて無神経過ぎると思うの
ユミル「寝れねぇな……いつものアレやるか」
ベルトルト「アレって?」
ユミル「お、起きてたのか……」
ベルトルト「まさかオナ」
ユミル「ちげーよ!ベルトルさんとの思い出をその……」
ベルトルト「回想してるんだ……」ニヤ
ユミル「さっさと寝ろよ!」ガバッ
ベルトルト「はいはい、おやすみ」
ユミル「……」モゾモゾ
>>250意外に無神経なベルトルさんを表現しようと思いましたが……やりすぎましたかね?
ユミル「なあ」
ベルトルト「なんだい?」
ユミル「いい加減あんたの相方どうにかしてくれよ全く……」
ベルトルト「ライナー、か……」
ユミル「解ってんなら止めてくれよ!こっちも迷惑してんだよ……」
ベルトルト「ジャンはどう思ってるの?」
ユミル「あいつは……多分クリスタの中身に惚れてやがるからな。つい大目に見ちまう」
ベルトルト「外見に惚れたライナーとの差は何なのかな?」
ユミル「それは……ライナーのほうが不純だと思うからだ」
ベルトルト「ライナーはダメでジャンはいいんだ……」
ユミル「もういいだろ?」
ベルトルト「本当はクリスタの気持ちに気付いてるくせに……」
ベルトルト「ライナーよりジャンのほうがよっぽど嫌いなんだろ?」
ベルトルト「でもクリスタも本気だから邪魔できない……」
ユミル「うるさい!あいつは私が守ってやらなきゃ!私が居場所になってやらなきゃ……」
ベルトルト「いい加減にしろ。今の君はクリスタにとって邪魔でしかない」
ユミル「でも!……私は!」
ベルトルト「クリスタの幸せを望むなら、邪魔しないでやってくれ」
ユミル「……邪魔はしない。約束してやるよ」
ユミル「でもなんでお前は私に一々構うんだ!?お前は私のなんだってんだ!?」
ベルトルト「解らないよ……そんなこと」
ベルトルト「でも……こんなに困ったり、悩んだりしている君を放って置けないよ」
ユミル「……」
ベルトルト「ああ!あったねそんなことも!」
ユミル「正直言って、ここから結婚するとは予想も出来なかった」
ベルトルト「僕もだよ」
ユミル「あの時は尖ってたな~!」
ベルトルト「アゴとか?」
ユミル「うるせえよ!」
ベルトルト「あ、そんな事言って口元見てたらキスしたくなってきた」
ユミル「ダメだ。私も我慢できなくなる」
ベルトルト「はぁ……連れないなぁ」
ユミル「そもそも私妊婦だぞ!?しかも二回目だ」
ベルトルト「ごめんごめん……」
ユミル「もうちょっと優しく――ムグッ!?」
ベルトルト「ふぅ……んむ」
ユミル「ぷふぁっ……突然するのは反則だ!!}
ベルトルト「キス位いいじゃないか」
ユミル「今回だけは許す」
ベルトルト「ありがとう」
ユミル・フーバー編 一旦終了
かなり遅れましたが再開します
サシャ「コニー」ゴロゴロ
コニー「何だよサシャ」
サシャ「コニーの弟にサニーって人いましたっけ?」
コニー「ああ。あいつがどうかしたのか?」
サシャ「いえ別に……そうですか」
コニー「それだけか?」
サシャ「えっと……子供欲しくないですか?」
コニー「欲しいぜ!なんなら今すぐにでも」
サシャ「ですよね!じゃあ今から作っちゃいましょう!!」モソモソ
コニー「お前作り方知ってんのか?」
サシャ「え?」
コニー「俺のは合ってるのか自信ねぇからさ……」
サシャ「手を繋いで寝るんじゃないんですか?」
コニー「俺もそう教わったぞ!」
サシャ「じゃあやっぱりこれで合ってるんじゃないですか?」
コニー「そうだな!これにしようぜ!」ギュッ
サシャ「こうした方が良く眠れますし……」ギュッ
コニー「これが成功したらニンシンって言って子供がお腹に宿るらしい」
サシャ「私もそう教わりました……案外簡単だったんですね」
コニー「それから何ヶ月もかけて大きくなるらしいから、3ヵ月後くらいに病院にいくか」
サシャ「それが良いですね。もしこれが間違ってても聞けばいいだけの話ですし」
コニー「よし!おやすみサシャ!」ガバッ
サシャ「おやすみなさい……」
サシャ「zzzz」
コニー「zzzz」
三ヵ月後
ジャン「次の方どうぞ」
サシャ「お久しぶりです!」ガチャッ
コニー「これってニンシンしてるんだよな?」バタン
ジャン「イヤ……今何ヶ月目か教えてくれねぇとな……ここは歯医者だが」
クリスタ「12週目位に見えなくもないけど……」
ジャン「そうだな……で?何ヶ月目なんだ?」
サシャ「三ヶ月目です!」
コニー「そうだ!」
ジャン「……多分太っただけだぞそれ」
ジャン「……じゃあとりあえず触診から」プニプニ
サシャ「こんなことで解るんですか?」
ジャン「絶対太っただけだわこれ……子供の作り方知ってるか?」
コニー「手を繋いで寝るんじゃねぇのか?」
サシャ「間違ってたら教えてください!」
ジャン「……そちらの本棚に性教育用の本がありますので、呼んで待っててください」
サシャ「はーい」
コニー「解った!」
誤字ってました
>>267は
ジャン「……そちらの本棚に性教育用の本がありますので、読んで待っててください」
ジャン「あれで覚えて帰ってくれればいいんだが……まさかここまでとはな」
クリスタ「でもミカサなんかも思ってそうじゃない?」
ジャン「そうか?時々エレンを性的な目で見ていたような……」
サシャ「解りました!ボッキしたダンセイキをジョセイキのなかに挿入して」
コニー「えっと……前後に動かすことにより、双方のセイキにセーテキカイカンが」
ジャン「解った解った。いちいち暗誦しないでよろしいですよ」
クリスタ「……///」
ジャン「なに赤くなってんだよ!!」
ジャン「え~オホン、まだ聞きたいことがあったんだった……」
ジャン「手を繋いで寝た後、サシャの食欲に変化は?」
サシャ「いっぱい食べるようになりましたね!お腹の子の為にも!」
ジャン「ハァ……それで食いすぎて太って妊娠したと勘違いしたわけだ……」
クリスタ「これは酷い……」
ジャン「いいか?帰ったら試してみろ。そこの本棚の本、全部もってっていいからよ」
コニー「ありがとな!」
サシャ「ありがとうございました!」バタン
ジャン「……」
クリスタ「なんか疲れちゃったね……」
完
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