続・優花里「西住こわい」 (13)
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優花里「みなさんはなにか怖いものってありますか?」
沙織「いや、もう騙されないから」
優花里「自分は子供のころから怖いもの知らずで有名な…」
沙織「だから話聞いてよ」
優花里「あ、一つだけありました、怖いもの」
沙織「聞けって」
優花里「実は、武部殿が怖いんです」
沙織「私が怖いって、なんで?」
優花里「さあ、怖いから怖いとしか言いようがなくて、特に全裸にタートルネックの
セーター一枚の武部殿とか、全裸に毛皮のコートとガーターベルトストッキングのみ
の武部殿とか、頭に懐中電灯2本立てて猟銃と日本刀で武装した武部殿が迫ってきたら
どうしようと夜も眠れないことがあって…」
華「最後のは本当に怖いですね」
優花里「というわけで、間違ってもいやらしい格好で迫ってきたりしないでくださいね!」
沙織「そう言って去っていったけど、もう騙されないんだから!」
麻子「いや、試してみる価値はあるんじゃないかな」
沙織「え?」
華「よく眠っていますね」
沙織「なんでこんなことしなきゃならないの…、ペリーヌのコスプレをして枕元に座ってっと。
おーい、起きろー」
麻子「うわあ怖い」
沙織「ちょっと麻子!いつの間にゆかりんと入れ替わったの!」
麻子「寝室にそんないやらしい格好で忍び込んでくるなんて、いい度胸だな。なあ、
男をつくるなんてもう諦めて、私と結婚しよう。おばあも沙織だったら冷泉家の嫁に
相応しいって言ってくれたし、子どもだって今はiPS細胞とか精子バンクとか便利
なものがいっぱいあるし」
沙織「ちょっと!なに言ってんの!やめて!いやぁぁぁ!」
3時間後…
麻子「初めてだったんだ…責任は取るから」
沙織「う…うう…ケダモノ…」
麻子「あ、秋山さんありがとね」
優花里「いえいえ、こちらも商売ですから」
華「商売にしてるんですか…」
ヴーッ、ヴーッ
優花里「失礼します、電話が…、はい、秋山です。あ、ノンナさん、お久しぶりです。え、
カチューシャが怖くてたまらない?はい、わかりました。急ぎの仕事は割り増し料金を頂いて
るんですが…、えっ、金に糸目はつけない?はい、わかりました、直ちに向かいます。
さーって、お仕事お仕事♪」
華「商売繁盛で結構なことですね」
沙織「怖い!ゆかりんと麻子が心底怖い!」
翌日、目覚めたノンナは枕元にイカ娘のコスプレをしたカチューシャが座っているのを見て、
失禁する程の恐怖に襲われた。その後、滅茶苦茶セッ(ry
エリカ「隊長、どうしたんですか?元気ありませんね」
まほ「『有限会社・ゆかりんの西住こわいサービス』に電話したら、みほは人気商品で来年の2月ごろまで
予約がいっぱいだって言われて…」
エリカ「…」
終
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