兄「お前の遊び方が乱暴すぎて危ないんだよ！」

妹「はぁ？ だったら私に近寄らなければいいじゃん」ｶｰﾝｶｰﾝ

兄「家の床とか壁に傷がつくだろ！」

妹「うるさいお兄ちゃんなんて嫌いッ！」ｶｰﾝｶｰﾝ

妹「喰らえぇ！」

ｶﾞﾝｯ

兄「痛って……もう怒ったぞぉ！！」

兄「↓2」

クライム(↓)の
オラトリオ(↓2)を
カタルシス(↓3)無しで行う

兄「フルボッキ(クライム)の……」

妹「？」

兄「バットと２つのボール(オラトリオ)を……」ｶﾞｼｯ

妹「ち、ちょっと、私のおちんちんを掴んで何するつもり！？ ねえ、お兄ちゃ―――」

兄「へし折る(カタルシス)ッ！！」ﾎﾞｷｨｯ

妹「―――ッ！！？」

兄「悪い子はお仕置きだ……」

妹「↓2」

兄「何！？ 姉ちゃんだって……！？」ｸﾙｯ

姉「可愛い妹に何をしてくれてるのかなぁ、兄……？」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

妹「お、お姉ちゃん助けて！！」

妹「私はただアメリカンクラッカーで遊んでただけなのに、お兄ちゃんが急に私のおちんちんを取っちゃったのぉ！！」

妹「ふぇぇ……！」ｸﾞｽｯ

姉「へぇ？」

兄「ち、違うんだよ姉ちゃん！ 聞いてよ！」

姉「黙れッ！！」

姉「妹を虐めた罪は重いわ……兄、お前は ↓2 の刑に処す！！」

兄「！？」

兄「世界滅亡ってなんだよっ！」

兄「姉ちゃんはただの女子大生じゃんかぁ！」

姉「ふふ、兄は何も知らないのね……」

妹「くすくす、可哀想なお兄ちゃん……」

兄「な、なんだよ」

姉「実は私達兄弟は、生まれつき強大な有しているのよ……！」

兄「はぁ！？ 中二病も大概にしろよ！！」

姉「あら、お前はなぜ妹におちんちんがついてるのか、疑問に思ってなかったの？」

兄「……！ た、確かに言われてみれば……！」

兄「そ、それじゃあ、姉ちゃんの力っていうのは……」

姉「↓2 よ」

兄「！？」

妹「さすがお姉ちゃん！ 高貴なお姉ちゃんに相応しい優美さと強さを兼ね備えた力だね！！」

姉「これで理解したかしら？」

姉「私は今…猛烈にキレてるの……！」

姉「大切な妹が、そう！ お前に傷物にされたから！！」

姉「ふふふ…いい？ お前のせいで世界は滅亡するのよ？」

兄「く、くそっ……！」

兄「俺はただアメリカンクラッカーの正しい遊び方を教えようとしただけなのに……！！」

兄「―――なら、止めてやる」

姉「はぁ？」

兄「俺にもその強大な力ってのがあるんだろっ！？ だったらその力で姉ちゃん」

兄「あんたを止めてやるよぉッ！！」

兄「うおおおおおおおおおお！！」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

姉「なっ…この空気は……！？」

兄(さっさと起きろよ、俺の力……！)

兄(目の前の敵を玉砕するためにぃ！！)

兄の力とは ↓2

姉「ふっ、今更力に気付いたお前が私に勝てるとでも？」

姉「場数が違うのよ、場数がぁ！」

兄「……この力があれば……！」

兄「俺の目を見てよ、姉ちゃん！」

姉「ん？」ｼﾞｨ

兄「―――はぁ！！」

↓コンマ
偶数…姉、陥落
奇数…失敗
ゾロ目…間違って妹に

姉「んっ！？ な、何この変な感じぃ……！」

兄「もう姉ちゃんは俺に逆らえないよ」

兄「ね？ 世界滅亡なんて止めてよ……」

姉「だ、誰がお前の指図なんか―――」

姉「……」

妹「お、お姉ちゃん？」

姉「―――わかりました、もう世界滅亡なんてしません…兄様に従います」

妹「！？」

妹「そ、そんな！ なんで、お姉ちゃん……！」

兄「ほら、もう誰もお前を援護なんかしないぞ」

兄「アメリカンクラッカーはちゃんと安全に遊ぶって、お兄ちゃんと約束できるか？」

妹「↓2」

兄「な、なんでそこまで頑なに拒むんだよ！？」

妹「……今まで親に抑圧されて過ごしてきたんだよ？」

妹「勉強、スポーツ、芸術…全てにおいて高水準でなければ屑だと言われて育ってきたの！！」

妹「そんな私に……」

妹「アメリカンクラッカーで遊ぶことぐらい自由にさせてよぉ……！！」

兄「妹……↓2」

妹「え……？」

兄「アメリカに行けば、こんな家から抜け出せる……」

兄「もう我慢しなくていい生活を送れるぞ！」

姉「兄様の言う通りです。親が気に食わないならその元を離れて、自分の好きなように生きればいいと……そう思います」

妹「↓2」