加蓮「奈緒がティッシュマンに攫われた」 (38)


加蓮「ハァ……ハァ………!」タッタッタ

ガラッ

加蓮「凛!いるっ!?」

早苗「あー?………うっさいなぁ、大声出さないでよ。こっちは二日酔いで頭ン中が西部警察だってのに………」

加蓮「早苗さん、凛見なかった?」

早苗「珍しく机の下入っていったわよ」

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加蓮「ありがとう!あと、お酒はほどほどにね」パカッ スルスルスル

早苗「あいあ~い………あ゛ー、頭痛い……」

クラリス「お待たせいたしました。エスプレッソがはいりましたよ」

早苗「ありがとー。シスター・クラリスのコーヒーが飲めるなんて、本当に恵まれてるわね、あたし」

クラリス「そんな、大げさですよ」

早苗「特訓ルームのP君は?もうへばった?」

クラリス「まだ悪魔が祓いきれていないようです。今は催眠治療を試みています」

早苗「レクター博士も真っ青だわね」

クラリス「その後は一緒にボーカルレッスンです」

早苗「The Old Landmark?」

クラリス「ええ。ダンスレッスンも兼ねた更生プログラムですよ」

早苗「おお怖。ハッピーハレルヤピーナツバターね」


机下特別室


杏「で、これを切る……」

凛「これ?」

杏「そうそう」

乃々「これで役ができます・・・」

凛「なるほどね。絵合わせゲームみたい」

杏「ま、そんな感じかな」

幸子「ルールは覚えましたか?じゃあ早速打ってみま…」

バタンッ

加蓮「りーん!!」

凛「わっ、びっくりした…」


幸子「扉は丁寧に開けてくださいよ。壊れちゃうじゃないですか」

乃々「この部屋に新しいドアを運びこむのは骨が折れるんですけど……」

加蓮「ご、ごめん…。でも、それどころじゃないの!」

凛「何、急な仕事でも入った?」

加蓮「このメール見て!」

凛「メール?」

杏「なになに…奈緒からみたいだね」

凛「『誰か助けて。ティッシュマンに攫われた』………これって…!」

加蓮「奈緒が……ティッシュマンに誘拐された!」

乃々「は?」


幸子「ティッシュマンって誘拐事件を起こすほど有害な人だったんですか!?」

乃々「そもそも、ただのティッシュ配りのバイトの人なんじゃ……」

加蓮「どれだけティッシュを渡そうとしても拒否され続けるティッシュ配り……」

加蓮「終わらないノルマ、吹き付ける風、突き刺す寒さ、行き交う人々の視線……」

加蓮「そんな悲しみと絶望をこじらせたティッシュ配りの思念が具現化し、ティッシュマンという悪の怪人を生み出してしまったの……!」

加蓮「格差社会の生んだ闇……それがティッシュマン」


凛「そんな…!でもなんで奈緒を攫ったりするの!?」

加蓮「奈緒はティッシュ配りに狙われやすいという特異体質の持ち主だった…」

加蓮「それ故、必要なまでにティッシュを配られ続けた奈緒はティッシュそのものを避けるようになったの。ティッシュマンはそんな奈緒のことが気に食わなかったんでしょうね……!」

杏「長いなぁ、一言で頼むよ」

加蓮「いつもの」

杏「よしよし、やればできるじゃないか」


凛「それで…どうするの?」

加蓮「助けに行こう!」

幸子「助けにって……ボク達に何ができるっていうんですか。警察に任せましょうよ」

加蓮「交番に行って警察にも話してみたよ。でも、ティッシュマンの名前を出した途端に対応がそっけなくなった」

幸子「そりゃいきなりティッシュマンなんてわけわからない単語が飛び出てきたらそうなるでしょうね」

杏「まあ、交番に駆け込んでも、行方不明者届け書かされてほったらかしがデフォでしょ。届けも親族しか出せないだろうし」

加蓮「融通の利かないポリスメン共め……!」カレカレカレ

乃々「世の常なんですけど……」

杏「警察も法律やら規則に縛られてるからね。しゃあないしゃあない」

杏「同じ人間なんだから、しっかりと仕事をする警察もいれば、サボったりする警察もいる。そういうことよ」

杏「だから杏が仕事をサボるのもしょうがないってことだね。ね?」

乃々「屁理屈がオーバードライブなんですけど……」


加蓮「警察はアテにならない。やっぱりアタシ達でやるしかないよ」

凛「よし、やろうみんな!」

杏「杏は司令塔としてみんなに指示を出すよ。本部はここねー」

幸子「動かないつもりですね、杏さん」

杏「いやいや、非力な杏が前線に出ても足手まといになるだけだからさ」

幸子「むぅ……一理ありますね」

凛「まあ、それを言い出したら私達みんなただの非力な女の子なんだけどね」

乃々「だったらもりくぼもここにいます…。激しい戦闘とかむーりぃー……」

幸子「ボクは行きますよ!過酷な試練には慣れてますからね」

加蓮「とりあえず他にも頼りになりそうな人たちに声をかけてみよう!」

凛「うん。行くよ、幸子!」タッタッタ

幸子「はい!」タッタッタ

杏「いってら~………よし、乃々、モニター準備してー。それとあそこに連絡いれといて。杏は偵察用ドローン飛ばしてくる」

乃々「了解ですけど……」


都内某所

奈緒「………………」ムッシャムッシャムッシャ

ティッシュマン「…………ハンバーガーは美味いか?」

奈緒「あ……手にケチャップが………」

ティッシュマン「お願いしまーす」スッ

奈緒「いらねーよポケットティッシュなんて!死んでも貰ってやるもんか!濡れタオルよこせ!」

ティッシュマン「ふふふ……ここにはティッシュ以外はなにもない。さあ、受け取れ。そしてその指についたケチャップをふき取るのだ」

奈緒「くっそーーーー!!!!!」ペロペロペロ

ティッシュマン「舐めとるなんてはしたないぞ!それでもアイドルか、貴様!」

奈緒「うっせー!ティッシュマンには負けないぞ!!!」


ティッシュマン「我々ティッシュ配りがいかに必要な存在かを思い知らせてやる。次はこのDVDを観ろ」

奈緒「なんだそれは……」

ティッシュマン「CLANNAD」

奈緒「やめろおおお!!!!絶対泣くからやめろおおおおおお!!!」

ティッシュマン「ティッシュ大量消費必至だ」

奈緒「鬼かお前は……!」

ティッシュマン「その後はかわいそうなぞうを読むのだ。おやつにはハッピーターンだ」

奈緒「早く助けに来てくれー、みんなー!!!」


事務所

加蓮「とりあえず、戦力になりそうな人に片っ端から声かけてみたよ」

亜季「大和亜季、神谷奈緒奪還作戦と聞いて参上いたしました!」

あい「何故私が呼ばれたのか解らないが……奈緒くんの為だ、協力しよう」

夏樹「アタシもなんで呼ばれたんだろうな」

輝子「ふひ…」

拓海「待ってたぜ……この瞬間をなァ……!」

凛「うーん、頼りに……なる…?」

幸子「いないよりはマシじゃないですかねぇ」


亜季「サバゲーで鍛えた腕を魅せる時でありますな!」

加蓮「杏からヘッドセットを預かってるから、みんなつけて」

輝子「う、うん…」

杏『あー、みんなー、聞こえるー?』

凛「聞こえるよ」

亜季「感度良好であります!」

杏『ドローンでみんなのことは上から見てるから。杏たちは音声でナビゲート役ー。OK?』

亜季「OK!」ズドンッ

幸子「フギャッ!?いきなりショットガン撃たないでくださいよ!自慢の外ハネに掠りましたよ!!」

亜季「失敬、つい癖で…」

輝子「コマンドーに汚染されたアイドル……」

夏樹「でも外ハネは無事みたいだな」

幸子「当然です。ボクの外ハネはダイヤモンドを貫きます」

幸子「圧倒的強度とカワイさを兼ね備えた外ハネ!たまに百舌が早贄します」


杏『それと奈緒の居場所の特定ができたよ』

凛「どこにいるの?都内?」

杏『都内だねぇ。足立区のボーリング場跡地にいるみたい』

夏樹「足立区だと……!?」

あい「あの泣く子も黙るリアルマッドマックス、足立区か…。噂には聞いていたが実在するとは…」

幸子「皆さん、足立区をなんだと思ってるんですか」

加蓮「萩原組の本拠地」

幸子「その話はやめましょう」

拓海「足立区なら任しとけ。しょっちゅう環七走らせてるから土地勘はあるぜ」

夏樹「おっ、頼りになるな」

亜季「しかし、このまま向かって行くのは少々心持たないですな」

亜季「ティッシュマンがどのような攻撃をしかけてくるか分からない以上、手ぶらで行くのは危険であります」

杏『心配ご無用。強力なスポンサーに支援物資を依頼しておいたよ』

凛「スポンサー?」

加蓮「支援物資…?いったい何を……」


バラバラバラバラバラ


あい「何か聞こえるな…。あれは、ヘリコプター?」

幸子「こっちに来ますよ!?ってデカっ!!」

亜季「ロシアのMi‐26であります!」

あい「何故ロシア軍のヘリが……」

亜季「生着陸は大迫力でありますなー!」

輝子「誰か降りてくるぞ……」


桃華「皆様、御機嫌よう」

加蓮「桃華!?」

あい「スポンサーってまさか…」

杏『うん。櫻井家に物資の支援を依頼したよ』

桃華「お話は伺いましてよ。なんでも奈緒さんが悪漢に攫われたとか」

桃華「友達の為ならどんな協力でもいたしますわ!」

幸子「その前にひとつ質問していいですか?」

桃華「なにか?」

幸子「なんで亀に乗っているんですか?」

桃華「ああ、これですか。この亀は代々櫻井家のペットとして飼われている由緒正しい亀ですの」

桃華「これに乗って移動するのが櫻井の女の嗜みですの」ヘケッ

幸子「そうですか。そういうことでしたらもう何も言いません」

桃華「ともだちんこ」サスッ

あい「やめてくれないか」


桃華「武器が必要とのことでしたので、ちょっとした手を使っていくつか運んできましたわ」

桃華「運んで頂戴」

執事「はっ!」



キャリキャリキャリ



凛「せ、戦車!?」

亜季「おおおお!!!ヘッツァーであります!!!」

輝子「な、なつきちさん…あれ、映画でレミーが乗ってたやつ……!!」

夏樹「あー、乗ってたなぁ」

桃華「それとAK47とロケットランチャーも御座いますわ」

凛「一体ティッシュマンをなんだと思ってるの?」


拓海「流石アタシらのママだぜ!」

幸子「他人を勝手にバブみストに加えないでもらえますか」

拓海「ちゃまはアタシの母になってくれるかもしれなかった女性だ」

桃華「ご機嫌よう、拓海さん」

拓海「桃華ままぁ~♪」キャッキャ

桃華「おお、よしよし」

拓海「ちゃまはアタシのママだ」ジョボボボボボ

加蓮「断定形」

足立区 ボーリング場跡地


ティッシュマン「うう゛ッ……えぐっ……!」

奈緒「悲しすぎるだろ…ぐすっ……なんでジョン達が殺されないといけないんだよッ……!」

ティッシュマン「全部…全部戦争が悪いんだ!」

奈緒「戦争はんたーい!」

ティッシュマン「戦争はんたーい!」


足立区 ビッグブリッジ

キャリキャリキャリ

加蓮「戦車が通ります!神谷奈緒救助隊の戦車が通ります!道を開けてください!」

幸子「様になってますねぇ」

加蓮「ちょっとね」

凛「あいさんも、戦車なんて操縦できたんだね」

あい「昔ハワイでちょっとね」

輝子「ハワイ万能説…」

幸子「いいですねえ、ハワイ。いつか行ってみたいです!」

亜季「結構日本語が通じると聞きましたが、本当でありますか?」

あい「そりゃあ通じるさ。鳥取だからね」

凛「ぁえ?」

輝子「鳥取の羽合万能説…」

加蓮「とりたてて目立つことの無い鳥取に新たな可能性が…」


夏樹「~♪」ドジャアアアアン

拓海「俺の胸には赤いイナズマァアアアアアアアア!!!!!」チリンチリーン

加蓮「なつきちのギターで士気は上々だね」

幸子「でも、いかんせん拓海さんのママチャリが格好付かないですねえ」

拓海「足立区といえばママチャリだろうが」

幸子「知りませんよそんなの」

拓海「見ろ。フレームのところに文字入れてみたんだ。『KOOL LADY』」

幸子「クソダセェ」


杏『そろそろ見えてきてもいいころかな』

加蓮「あっ、あれじゃない?」

亜季「ブラックラグーンに出てきたやつにそっくりでありますなあ」

輝子「景気づけに一発撃ってみようか…」ズドンッ


ドガアアアアアアアアアアン


輝子「ヒャッハアアアアアアア!!!!!」エノキー

加蓮「バカ!中に奈緒がいるんだよ!」

輝子「あ…わ、忘れてた……」


ボーリング場跡地

奈緒「戦争はんた…」


ドガアアアアアアアアアアン


奈緒「おわあああああああああああ!!!????」

ティッシュマン「な、なんだ!?戦車が…!」

奈緒「戦車だと!?戦争反対だ!ジョン達の弔い合戦だ!」

奈緒「人殺しは皆殺しだ!」

ティッシュマン「思想の矛盾」

奈緒「急突貫な政治思想なんてこんなものだよ」


凛「奈緒大丈夫かなあ……」

奈緒「戦争をするのは誰だー!」

加蓮「奈緒!よかった、無事だったんだね!」

奈緒「砲弾ブチこんでおいてよくそんなことが言えるな!」

ティッシュマン「街中で砲弾をぶっ放すんじゃない!危ないだろうが!」

亜季「ティッシュマンだ!いたぞ!!いたぞおおおおおおおおおおお!!!!!!」ダダダダダダダダ

ティッシュマン「うわっ!マシンガン撃ってきやがった!?」

夏樹「助けに来たぜ、奈緒」

奈緒「そういえば私誘拐されてたんだっけ。平和思想に絆されてすっかり忘れてた」

拓海「こ、これがストックホルム症候群ってやつか……!えげつねェ……!」

あい「違うと思うよ」


ティッシュマン「くそぅ、目的を果たす前に死ねるか…!」

凛「輝子、アイツ目掛けて撃っちゃえ」

輝子「よ、よし……ヒャッハアアアアアア!!!!」

ティッシュマン「そうはいくか!食らえっ!!!」ポイポイッ

加蓮「なんか投げてきたよ!?」

亜季「手榴弾……いや、丸めたティッシュであります!」

ティッシュマン「イカの臭いがするカチカチのティッシュだ」

夏樹「きったねええええ!!!」

あい「ティッシュマンってそういう……」

亜季「手榴弾よりも強力でありますなあ」


凛「輝子、いいよ、もう撃っちゃおう」

輝子「ふ、ふひ……弾がでない…」

凛「えっ?」

亜季「砲身にティッシュが詰まった恐れがあります!暴発するぞ!退避ー!!」

ティッシュマン「ふはははははは!!!」

あい「クソッ…こうなったら、ロケットランチャーだ!」ドシュゥゥゥン

亜季「おお、見事なロケラン捌き!どこで使い方を習ったのでありますか!?」

あい「昔羽合でちょっとね」

幸子「鳥取でいったい何が起こってるんですか」

亜季「第三次大戦だ」


ティッシュマン「そんなものは効かん!俺はティッシュ配り達の無念から生まれた思念体。物理攻撃は効かんのだ!」

加蓮「なんてこと…!」

幸子「そんなッ…!じゃあボクたちに勝ち目なんてないじゃないですか!!」

凛「アイツを倒す方法はなにかないの、杏!」

杏『流石に物理攻撃が効かないとなると、杏もお手上げだねぇ~…』

加蓮「そんなッ……!」

拓海「ゴチャゴチャ言ってんじゃねェ!!女は黙って特攻だ!ウオオオオオ!!!」

ティッシュマン「お願いしまーす」スッ

拓海「あっ、どうもー」

拓海「ポケットティッシュ貰ったぜ!儲け~♪」

凛「バカを連れてきたのは間違いだったなあ」


ティッシュマン「はーっはっはっは!!さあ、お前らも永遠とティッシュを貰い続けるがいい!!!」

加蓮「一体どうすれば……!」


???「そこまでよッ!!!」


ティッシュマン「な、なんだ…!?」

幸子「その声は…!」


???「そのとき空から、不思議な光が降りてきたのです……」

ティッシュマン「あ、あれは誰だ!誰なんだー!」

???「それは………」

菜々「ナナでーっす☆」キャハッ

加蓮「な、菜々さん!?」


菜々「愛と希望を両耳に引っさげ、セーラー服に身を包んだ美少女戦士!」

菜々「セーラーウサミン!」ウサウサウサ

夏樹「美『少女』?」

聖來「同じく!セーラーミズキ!」

凛「聖來さんまで!?」

輝子「なんで聖來さんまで……」

聖來「アタシ、個人的に菜々ちゃんのファンなの。菜々ちゃんの手助けをできるなんて、ファン冥利に尽きるわ」

あい「あの服はそういうことだったのか……」

歌鈴「私たちもいます…。しぇーらードウミョウジ」

芳乃「セーラーヨシノでしてー」

凛「ああ、もう滅茶苦茶だよ」


ティッシュマン「クッ……小娘が数人増えたところで怖くもなんともないわ!」

菜々「ティッシュマン……人間達の闇から生まれし悲しき怪人…・」

聖來「アタシたちが成敗してやるッ!」

菜々「みんな!メルヘンパワーを芳乃ちゃんに集めてー!」

歌鈴「かしこみかしこみー!」

聖來「やああああつ!!!」

菜々「きゅぴぴぴぴぴ~~ん!!」

芳乃「パワー満タンでしてー」

杏『こ、これは…セーラー戦士達の力を芳乃に集めることによって、爆発的なエネルギーを発動させようとしている!』

加蓮「なになに?つまりなにがおこるわけ?」

亜季「第三次大戦だ」


ティッシュマン「小癪なッ!!かかってこい!!!」


聖來「はあああああ!!!」

菜々「いっけええええええええ!!!!」

芳乃「 小 惑 星 イ ト カ ワ 」


ドガアアアアアアアアアアアアアアアン


ティッシュマン「ぐわあああああああああああああああああ!!!!!!!」


芳乃「勧善懲悪でしてー」

奈緒「ありがとう、みんな!」

加蓮「えっ、う、うん」

菜々「今回の危機は乗り越えることができましたが、この世に悪がある限り、また同じような事件が起こらないとは限りません!」

あい「またこんなことが起きるのかい…?」

幸子「いつものことじゃないですか」

聖來「また邪悪な気配が迫って来たときには、アタシたちを呼んで!」

歌鈴「い、いつでもかきぇ……かけつけまつ!」

夏樹「お、おう…」

菜々「では、さらばです!」

奈緒「ありがとう!!セーラー戦士たちー!!!!」



こうして、ティッシュマンの脅威は去った。

だが、安心してはいけない。

多くの人々が生きている限り、世は争いと混沌で満たされ、新たな怪人が生まれることであろう。

そんな時は彼女達の名前を叫ぼう!

愛と希望を両耳に引っさげた美少女戦士

セーラー戦士達の名を!!!


さあ、良い子は寝る時間だ!

お風呂は入った?歯磨きはした?部屋の隅でガタガタ震えて命乞いをする準備はOK?

きちんと戸締りをしたら、おやすみ良い子達!


終劇

これにて終了ですー
クラリスの元ネタは羊たちの沈黙のクラリス・スターリング説。
彼女のモデルは拘置所でボランティアをしていた尼僧見習いらしいですよ

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