間宮「アルバイト募集」【艦これ】 (61)
アニメ甘味処間宮のメニューって面白い名前ばっかだよね
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吹雪「うわぁーん!」
吹雪「皿洗いきついよ!料理運ぶの重いよ!もうこんなバイトやめるー!!」ダッ
睦月「吹雪ちゃん!?どこ行くの!?」
夕立「待つっぽい!吹雪ちゃーん!!」
間宮「はぁ…」
【アルバイト 募集!】
甘味処 間宮
やる気のある人を募集しています
厳しいかもしれませんが頑張ってください
対象:1日5時間以上働ける方
時給:850円
仕事内容:接客(ホール) 皿洗いなど
潮「バイト募集の張り紙を見て来ました。働きます」
間宮「じゃあさっそく面接しましょう。履歴書見せて」
潮「はい」
間宮「ふむふむ…駆逐艦…バイト経験は無いけど…」
間宮「まぁいいわ、採用よ。さっそく今日から働いてちょうだいね」
潮「わかりました。任せてください」
間宮「では潮ちゃんには接客をやってもらうわ」
潮「せ、接客?」
間宮「そうよ。注文をとって料理を運んで片付けるだけ」
間宮「簡単だし、バイト経験の無い潮ちゃんにピッタリの仕事だと思うから」
潮「ええっと…そのぉ…」
潮「わ、私…皿洗い希望するつもりで入ったんだけど…」
間宮「あー、皿洗いかぁ」
間宮「皿洗いって、かなり重労働で大変なのよ?」
間宮「常に手を動かして無くちゃいけないし、指はふやけるしアカギレするしで…」
間宮「だからまずは接客で仕事に慣れて!ねっ?」
潮「うっ…うん」
ガラガラ ガチャン
北上「こんちはー」
大井「間宮さん、やってますかー?」
間宮「ほら、噂をすればさっそくお客さんよ。私と一緒に接客の練習をやってみましょう」
潮「は、はいっ!」
間宮「いらっしゃいませー」
潮「イ、イラサイマセ… 」カチコチ
北上「あー、間宮さん。その子だれー?」
間宮「この子は今日からバイトを始める潮ちゃんなの。まだぎこちないとこがあるから、ちょっと練習させてもらっていいかしら」
北上「いーよいーよ。全然オッケー」
大井「でもあなた…ちょっと緊張しすぎじゃない?」
大井「もっと力を抜きなさいな。北上さんの前で粗相なんてしたら困るからね」ギロリ
潮「は、は、は、はいっ!」
間宮「潮ちゃん、注文を取って」
潮「ちゅ…注文は何ですか!?」
北上「あたしはカレーチョコパフェー」
大井「黒ごま団子をお願いするわね」
潮「はいっ!カレーチョコライスと、えっと、黒ごま…何でしたっけ!?」
北上「カレーチョコパフェね。ライスじゃないよー」
大井「黒ごま団子よ…って、あなた全然注文とれてないじゃない。本当に大丈夫なの?」
潮「~っ!」
間宮「大丈夫よ潮ちゃん。最初は誰だってこんなものよ」
間宮「ちょっとずつ慣れていけばいいから…」
間宮「…って、潮ちゃん?」
潮「…」ポロ…ポロ…
潮「…」メソメソ
北上「…あちゃー、豆腐メンタルだった…」
大井「注文を間違えただけでこの始末…。失敗なんて初めてならしょーがないでしょうに…」
大井「間宮さん、なんでこの子を接客に回したのよ?」
間宮「それは私の…判断ミスです…」
潮「ぐす…すみません…私がもっとしっかりしていれば…」
潮「ご免なさい…責任とって辞めます…」
間宮「ええ!?」
【アルバイト 募集!】
甘味処 間宮
心の強い人を募集しています
頑張ってください
対象:1日4時間以上働ける方
時給:850円
仕事内容:ホール 皿洗いなど
アイオワ「Japanで働いて社会勉強よ!はい履歴書!」
間宮「アイオワ…戦艦…アメリカ出身…」
間宮「あの、一応聞くけど接客って出来る?」
アイオワ「とーぜん!なにせ私はアイオワよ!?」
アイオワ「私にimpossibleなことなんてないわ!何だってこなしてみせる!」
間宮「大丈夫…?じゃあ接客を任せていい?」
アイオワ「Wow!いいわね!やるわ!」
ガラガラ ガチャン
秋月「提督からお小遣いを貰いました…たまにはこういうとこで贅沢しなくちゃ」
間宮「お客さんが来たから接客お願いね」
アイオワ「ヒュー!行くわよー!」
アイオワ「ハーイ!イラッシャイマセ!」
秋月「あっ…どうも」
秋月「あら…?貴女は最近アメリカから来た…」
アイオワ「oh!私を知ってるの!?」
秋月「まぁ色々と話題になりましたし…」
アイオワ「嬉しいわ!でも私も頑張ってJapanの艦隊の皆の名前を覚えたのよ!」
アイオワ「あなたは確か秋月よね!?Japanのフレッチャーでしょ!一緒に出撃した時は私の防衛をよろしくお願いするわ!よろしく!Nice to meet you!」
秋月「はいっ!こちらこそよろしくお願いします!」
秋月(この人…アメリカ人だからどうかなって思ってたけど、優しくていい人そう!)
アイオワ「ところで注文決まった?」
秋月「はい!ではラムネを1本…」
アイオワ「ラムネonly?少なすぎない?」
アイオワ「よーし!今日はうちの奢りよ!欲張りパフェもつけてあげるわ!」
秋月「ええ!?いいんですか!?」
アイオワ「OKOK、お近づきの印!気にしないで!」
アイオワ「どうせパフェの1つや2つくらいくすねても大丈夫だし、まぁバレたとしてもアメリカ本国に請求させれば…」
バキィッ!
間宮「…アイオワさん?」ニッコリ
アイオワ「…ラムネ一本、カシコマリマシタ」
秋月「…はい」
~~~
アイオワ「お待たせしましたー」
秋月「すみません、さっきは…」
アイオワ「なんであなたが謝るの。調子に乗ったの私だし」
アイオワ「それよりも、はいラムネ。これで元気出しなさい」
秋月「ありがとうございます」
アイオワ「あ、そうそう…」
アイオワ「チップ、貰うわね。20円でいいわ」
秋月「!?」
秋月「えっえっ、チップ…」
アイオワ「従業員に支払うサービス代みたいなものよ。こっちもバイトやってる以上は貰わないといけないし…」
秋月「そのぉ…お金、ないです…」フルフル
アイオワ「えっ?うっそ?ラムネ1本50円よ?」
アイオワ「20円くらい、払えるんじゃないの?ちょっと立ってジャンプしてみて」
秋月「…お金、ラムネ分の50円しか無いんです…」チャリーン
アイオワ「えぇー!?そんな馬鹿な!」
アイオワ「あっ!そうだ!Nice ideaを考えたわ!そのチップ代20円を私の奢りってことに」
ガシッ!
間宮「失礼しました」
アイオワ「」ズルズル
秋月「…???」
間宮「…何やってるんですか」ギリギリ
アイオワ「ひいいstop!苦しい!首が絞まる!!」バタバタ
間宮「甘味処間宮はチップなんて取りません!そもそもここは日本です!」
間宮「お客様は神様なのよ!お金をさらに取るなんて勝手な行動はやめてください!」
アイオワ「何!?神様は料理を提供する私たちの方ではないの!?」
間宮「あぁー!これが異文化コミュニケーションってやつなんですね!わかります!」
アイオワ「そもそもJapanのバイト代って全体的に低すぎるのがいけないのよ!もっとお金ちょうだい!」
間宮「責任転嫁まで来たぁー!!」
【アルバイト 募集!】
甘味処 間宮
真心を込めた接客ができる人を募集します
対象:1日3時間以上働ける方
時給:950円
仕事内容:ホール 皿洗いなど
リットリオ「ワインにお金使いすぎちゃったから、お小遣い稼ぎに…」
間宮「また外国人かぁ…」ズーン
リット「むっ!外人さんだからと言って馬鹿にしないでください!」
リット「イタリアの接客は世界に誇れるものです!どこぞの国の人たちとは違うのですよ!」
間宮「え…そう…?」
間宮「じゃあ、接客頼みます…」
リット「お任せください!」
間宮(だけど冷静に考えたらイタリアは食大国…食事のマナーや作法は極めてるはず…)
提督「ちーす」
瑞鶴「こんにちはー」
リット「いらっしゃいませー♪」
提督「リットリオじゃないか。お前ここでバイトしてんのか?」
リット「はい!イタリアの実力を間宮さんに見せつけるために…」
瑞鶴「ふぅん?よくわからないけど頑張ってね。あ、私3色団子で」
提督「俺は根性焼を頼む。甘味の方のね」
リット「かしこまりましたー」
間宮(おおー、真面目に仕事こなしてる…やっぱり心配は杞憂だったかも…)
リット「お待たせしましたー」
瑞鶴「ありがとう!リットリオ」
提督「うお!うまそう!」
リット「ご注文は以上でよろしかったですか?」
提督「うむ。ご苦労様」
瑞鶴「伝票はその辺に置いといていいわよ」
リット「わかりました。それでは…」
リット「いただきまぁす♪」パン
瑞鶴「!?」
提督「!?」
間宮(!?)
間宮(そうかBuon'appetito!普通に訳したらいただきますだけど!そこは「召し上がれ」って言って!!)
間宮(…でも、これくらいなら許容範囲か…大丈夫ね)
リット「いただきます♪」
提督「そ、そうか。俺がいただきますすればいいんだよな?」
瑞鶴「そ、そうよね?いただきます」
リット「どうぞー」
提督「もぐもぐ…」
瑞鶴「むしゃむしゃ…」
リット「美味しいですかー?」
瑞鶴「え?ええ、間宮さんの甘味は美味しいわよ」
提督「ああ、甘くてとても美味い」
リット「うふふ、そうですか♪」
リット「だけど甘さの話なら…提督…あなたの優しさの方がずっと甘くて心地よいですよ?」
提督「!?!?」
瑞鶴「!!??」
間宮(ふおっ!?)
提督「リリリリリットリオ、急に何を…!」
リット「うふふ…私は知っているのですよ?」
リット「一昨日くらい、入渠ドックのお風呂のシャンプーの中身を良い物に変えてくれたのでしょう?」
瑞鶴「え!?」←気付いてない
提督「それはいつも海で過酷な戦闘に駆り出されてるお前たちのことを想ってだな…」
提督「お前たちも女なんだし、髪には極力気を使いたいだろうから、当たり前だと思ってやっただけだが…」
リット「それでも優しいことには変わりないじゃないですか」
リット「私、提督のそういう所、大好きですよ?」
提督「そ、そう言われると素直に照れるな…」
瑞鶴「…提督さーん?」
リット「あ、そうだ…私、今度の非番、街に出掛ける予定なんです」
リット「その日は是非とも提督も一緒に…行きませんか?」
提督「あ、おお、わかった」
瑞鶴「…提督さぁーん?」ゴゴゴゴ
提督「ひっ!?」ビクッ
間宮「リットリオさんも…」ゴゴゴゴ
リット「!?」ビクッ
【アルバイト 募集!】
甘味処 間宮
真心を込めた接客ができる人を募集します
注:外国人お断り
対象:1日2時間以上働ける方
時給:950円
仕事内容:ホール 皿洗いなど
プリ「ビスマルク姉さま?地面に跪いてどうなさったのですか?」
ビス「なぜ…私じゃ駄目なの…」ズーン
金剛「ホワイッ!?私ジャパニーズ!ジャパニーズなのに断られたヨー!?」バタバタ
霧島「金剛お姉さま…」
長門「真心と聞いて」
間宮「長門さん…バイトするのですか…」
長門「まぁたまにはこういうのも一興だろう。それに間宮も人手不足なのだろう?」
間宮「しかし長門さんにこんな雑務をさせるのは…」
長門「いいんだいいんだ。私の前世の姿を知っているだろう?」
長門「戦闘では目立った活躍は出来なかったからな…本当は、私はこういう方が得意だったりするのだよ」
間宮「そ、そこまでおっしゃるのなら…」
間宮(長門さんなら…心配することはないよね…)
間宮(でも何かしら…この妙な胸騒ぎは…)
照月「こんにちはー」
間宮「あっ、長門さん!お客さんが来たので接客を…」
長門「うほっ!いい駆逐艦!」
間宮「」
照月「注文していいですか?…って長門さん!」
長門「あぁそうだよ照月…私は今アルバイトをしているのだ…」
照月「そうだったんですか!かっこいい!」
長門「さぁ注文は何だ?君が望むものを私が君に送り届けてやろうではないか」
照月「注文ですね!えーっと…ではこの餡蜜をください!」
長門「なっ…餡蜜だと!?」
長門(餡蜜…!これは明らかに私に蜜壺という単語を連想させ誘いに来ている…!)
長門(なるほど照月は思ったより淫らな娘だ…これはお姉さんが節操というものを調教してやる必要があるぞ…フヒヒヒヒヒ…)ニヤニヤ
照月「?」
間宮「」
長門「待たせたな…餡蜜だ」
照月「わぁ!美味しそう!」
長門(作戦…開始!)
長門「ぬぅっ!おっと足がっ!」ステーン
照月「きゃあ!?」ベチャー
長門「すまない…つい餡蜜をひっくり返してしまった…盛大に餡蜜を被ってしまったな、照月よ」
照月「うわ、服がベトベト…大丈夫ですか長門さん」
長門「私は大丈夫だ…だが心配するのはそっちの身体の方では無いのか?」
照月「いえ私は大丈夫ですよ。私は服が汚れちゃっただけですし…」
長門「そうかそうか…では…!」ガシッ
照月「!?」
長門「ふふっ…」
照月「長門さん、何を!っ?」
長門「無論、君を後ろから抱き締めている…」
照月「だめ…そこ、だめ!」
長門「ふふ…餡蜜のお陰で照月の全身がくちゅくちゅといやらしい音をたてている…」
長門「この汁の粘り気…アアッたまらん…!」
照月「やめ…やめてください!こんな公共の場所でっ…!憲兵呼びますよ!?」
長門「まぁ待ちたまえ照月…これを見ろ…」スッ
長門「これは餡蜜の具のひとつ…何だと思う?」
照月「え…?あ、小豆ですけど…」
長門「そうとも、これは小豆…」
長門「すなわち、『具』で『小』さなお『豆』さん…言いたいことはわかるな?」ススッ
照月「ちょっ…パンツはっ…いやぁぁぁぁーーーっ!!!」
間宮「」
照月「いや…いや…助けてぇ…秋月姉…」フルフル
長門「身持ちが固いな、照月…」クチュクチュ
長門「ではもう一つ、良いことを教えてやろう」
照月「…?」
長門「これは小豆と同じく、餡蜜の具の『あんこ』だ…」
照月「そっ…それが…何…」フルフル
長門「…『あ』を『ま』に変えて見るがいい」ススッ←手を秘部に突っ込んだ
照月「いやああああああ!秋月姉ええええええええ!!誰かぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 バタバタ
長門「ふひひ…さぁ、私も照月の餡蜜を頂戴するとしよう…!」
間宮「コラァいい加減にしなさい!!」バキィッ!
長門「ぬおっ!?」ドサーッ
【ごみ捨て場】
陸奥「長門…?」
陸奥「なんで…そんなところに…?」
長門「間宮にやられ…秋月に殴られ…翔鶴も呼ばれ…なぜかアイオワも援軍に来られては流石の私も…ぐふっ…」
陸奥「意味わかんないんだけど…」
【アルバイト 募集!】
甘味処 間宮
誰でもいいので真面目に働いてください。ていうか助けてください。
注:外国人お断り
注:日本人もお断り
対象:1日1時間以上働ける方
時給:1000円
仕事内容:皿洗いなど
陽炎「どういうことなの…」
不知火「日本語は難しいですね」
比叡「こんにちはー。バイト募集を見て来たんです」
比叡「けど…間宮さん大丈夫ですか…?」
間宮「大丈夫じゃない…心が…大破してる…」
比叡「はぁ…?」
比叡「えっと…とりあえず私は何したらいいです?」
間宮「何でもいいからできること見つけてやって…私は少し休むから…」
比叡「りょーかいです!」
ガラガラ ガチャン
扶桑「こんにちは…」
山城「甘味で休憩よ、姉様…」
比叡「おっと、さっそくお客様が…準備しなくちゃ」
比叡「ご注文は決まりましたか?」
扶桑「とりあえず、抹茶を2つ…」
山城「お願いするわ…」
比叡「かしこまりました!」
比叡「抹茶…抹茶…どこにあるんだろ」
比叡「あれー、本当に抹茶が無い…」
比叡「なら、代用品を探さないと…」キョロキョロ
比叡「この際もうマッチでいいかなぁ…名前似てるし煎ずればたぶん大丈夫だよね?」
比叡「ごりごり…ごりごり…」
比叡「♪~」ゴリゴリ
間宮「比叡さん…調子、どうです?」
比叡「あ、間宮さん!大丈夫ですよ!」
比叡「いま、マッチを擦ってますから!」
間宮「は?」
【このとき…】
【煎じたマッチの摩擦熱が発火点に到達し、大量の火薬に火が走る!】
間宮「へっ?」
比叡「え?」
ゴウッ!!!
間宮「私の店が…」
提督「甘味処が燃えている!火事だ!」
扶桑「どうしてこんなことに…」
山城「不幸だわ…」
比叡「ひえ~っ!?」
提督「逃げろ!間に合わなくなっても知らんぞ!消火班も急いでくれ!」
間宮「…」
提督「間宮!お前もはやく避難を…」
間宮「…」
間宮「…提督、私…」
間宮「店を畳んで国に帰ります」
提督「えええっ!?」
こうして間宮は鎮守府を去った
しかし新しい従業員、伊良湖を引き連れて鎮守府に帰ってきたのはまた別のお話…
間宮「もうアルバイトは募集しません」
ビス「なんでよ!」
完!
オチが雑なのはごめんなさい
ちなみにボナペティのくだりは私の実話です。イタリア人はフランクで面白いですね
では依頼行ってきます
このSSまとめへのコメント
間宮さん「ふざけんじゃねぇよお前これどうしてくれんだよ(豹変)」
本当は数週間研修させるべきなんだよね…人間性も把握出来るし
即戦力求めて人手不足という堕ち
ココでバイトしたい。