やすな「そうだ！あぎりさんにお願いしてみよう！」

ソーニャ「いや、さすがに無理だろ………」

やすな「大丈夫だよ！ あぎりさんならきっとすっごい忍法で連れてってくれるよ！ というわけでお願いします」

ソーニャ「まぁ聞くだけ聞いてみるが………」ﾌﾟﾙﾙﾙﾙｯ

あぎり「呼びましたか～？」

ソーニャ「いつの間に……」

やすな「あぎりさん、ポケモンの世界に行きたいんですけどなんとかなりませんか？」

あぎり「ん～そうですね～………。できますよ～」

ソーニャ「できるのか！？」

やすな「やったー！さっすがあぎりさん！忍法の力って凄い！」

あぎり「あ、でもこの忍法は発動にとても時間がかかるので、放課後にいつもの部屋に来て下さい」

ソーニャ（ピカチュウの着ぐるみでも用意する気か……？）

ほーかご(廊下)
やすな「どうやってポケモンの世界に行くんだろうね？」

ソーニャ「さぁな。分身に着ぐるみでも着せるんじゃないか？」

やすな「ひっど～い！ソーニャちゃんあぎりさんのこと信じてあげないの！？」

ソーニャ「いや、あれだけインチキ忍法使われて未だに信じていられるお前の方がどうかと思うんだが」

やすな「友達だもん！ あぎりさんを信じてあげられないようじゃ、只でさえ少ないソーニャちゃんの友達がわたしだけになっちゃうよ？」

ソーニャ「いや、お前のことは耐久ぐらいしか信頼していないし」

やすな「え？じゃあソーニャちゃんってぼっちなの？」

ソーニャ「あぁ！？」

やすな「じょ……冗談だよ。ほら着いたよ。あぎりさ～ん」ｺﾝｺﾝｯ

あぎり「入ってもいいですよ～」

やすな「いざ！ポケモンの世界へ！」ｶﾞﾗｯ

あぎり「ピ、ピカチュウ！」※ピカ耳尻尾装着済み

やすな・ソーニャ（予想を遥かに下回るクオリティ……）

あぎり「スベっちゃいましたね～……結構自信あったんですけど～」

やすな「あ、ツッコんでよかったんですね」

あぎり「まぁ冗談は置いておいて」ﾎﾟｲｰ

あぎり「やすなさんをポケモンの世界に連れて行きますね～」

やすな「待ってました！」

あぎり「ではやすなさん、この布団に寝転がって下さい」

やすな「はい」

あぎり「では～、目を瞑って下さい～」

やすな「………瞑りました」

あぎり「では～、ゆっくりと深呼吸して下さいね～」

ソーニャ（こうして聞くと、あぎりって普段から催眠音声みたいな声してるな）

～↓催眠世界↓～
やすな「う……うーん………」

ソーニャ「お、気が付いたか」

やすな「ソーニャちゃん、ここは？」

ソーニャ「どうやら本当にポケモンの世界に来てしまったらしい」

やすな「ほら！やっぱりあぎりさんならできるじゃん！ わたしとあぎりさんに謝ってよね！」

ソーニャ「申し訳ありませんやすな様。お詫びというにはあれですが、わたくしめに何でもお申し付け下さい」ﾄﾞｹﾞｻﾞｰ

やすな「……あれ？」

あぎり《どうですか～？》

やすな「あぎりさん！？一体どこから………」

あぎり《忍法テレパシーの術ですよ～。それよりポケモンの世界はどうですか～？》

やすな「あのー、ポケモンがまだ出てないんですけど……。あとソーニャちゃんがわたしの言うこと聞いてくれるって………」

あぎり《それはソーニャがやすなさんのポケモンだからですよ～》

やすな「なるほど！」

あぎり《少しすれば野生のポケモンにも会えますよ～》
～↑催眠世界↑～

ソーニャ「誰がポケモンだって？」

あぎり「いや～、いくらやすなさんが催眠にかかりやすいからって想像の全てを操れるわけではないので～、やすなさんの夢を無理矢理軌道修正していかないといけないんですよ～」

ソーニャ（普段わたしでどんな想像してるんだこいつ）

あぎり「ではポケモンを出現させますね～」ｶﾁｯ

ソーニャ「ラジカセ？」

ラジカセ《ﾃﾞｰﾈﾈｰ!》

ソーニャ（あぁ、夢の中にテレビの内容が反映される感じか……）

～↓催眠世界↓～
デデンネLv.20「ﾃﾞｰﾈﾈｰ!」

やすな「お！ さっそくポケモンだ！ 捕まえるよ！」

やすな「いけ！ ソーニャちゃん！」ﾋﾞｼｯ

ソーニャLv.1「わかった！」

やすな「えっと……技は…………」

切り裂く/噛みつく/毒針/投げつける

やすな（物騒な技ばっかりだなぁ）

やすな「ソーニャちゃん！切り裂く！」

ソーニャはナイフで切り裂いた！

デデンネLv.20「デネエエエエエエエエエエエエエエ！！！！！！！！！！！（ﾌﾞﾘﾌﾞﾘﾌﾞﾘﾌﾞﾘｭﾘｭﾘｭﾘｭﾘｭﾘｭ！！！！！！ﾌﾞﾂﾁﾁﾌﾞﾌﾞﾌﾞﾁﾁﾁﾁﾌﾞﾘﾘｲﾘﾌﾞﾌﾞﾌﾞﾌﾞｩｩｩｩｯｯｯ！！！！！！！ ）」ﾌﾟｼｬｱｱｱｱ

ソーニャLv.1「あ」

デデンネLv.20「」ﾁｰﾝ

やすな「え…………」

ソーニャLv.4「す……すまん………」ﾃﾃﾃﾃﾝ!ﾃﾃﾃﾃﾝ!ﾃﾃﾃﾃﾝ!

やすな「大丈夫！？しっかりして！！」

ソーニャLv.10「そ、そうだ！元気の塊を使ったら治る…かも……しれない………多分……」ﾃﾃﾃﾃﾝ!ﾃﾃﾃﾃﾝ!ﾃﾃﾃﾃﾝ!ﾃﾃﾃﾃﾝ!ﾃﾃﾃﾃﾝ!ﾃﾃﾃﾃﾝ!

やすな「そっか！その手があったね！」

デデンネは元気になった！

デデンネ「ﾃﾞｰﾈﾈｰ!」

やすな「よかったぁ………。ソーニャちゃん、反省してるの？」

ソーニャLv.15「本当に申し訳ないと思ってる」ﾄﾞｹﾞｻﾞｰ

ソーニャはメガトンパンチを覚えたい………！

やすな「こんな時に新技覚えたいとか………何言ってるの？」
～↑催眠世界↑～

ソーニャ「いつまでレベルアップの曲鳴らしてるんだ？」

あぎり「どれぐらいの時間流せばいいか分かんな～い」

～↓催眠世界↓～
あ、野生のホルビーが現れた！

ホルビーLv.42「ホビッ！」

やすな「お！可愛い声のポケモン発見！ソーニャちゃん！峰打ち！」

ソーニャLv.20「よし！」ｽﾊﾟｯ

ホルビーLv.42「ホビッ！？」

やすな「あとはボールを投げるだけ！」

ホルビーの怒りの前歯！

ソーニャLv.20「くっ……！」

やすなはモンスターボールを投げた！
しかし外した！

ソーニャLv.20「おい！」

やすな「わざとじゃないよ！」

ミス！
外した！
ミスった！
やらかした！
やっちまった！
ばか…ハズレです
ついうっかりした！
てへペロペロリーン！

ソーニャLv.20「もういい！私に貸せ！」

無事捕まえました。

やすな「よし！このまま順調にポケモンマスター目指しちゃうよ！」

ソーニャLv.30「せめて自分で捕獲できるようになってから言え」

〈バーン！〉
？「フフフ！折部やすな！ソーニャ！今日がお前達の最」ﾌﾟｼｬｱｱｱｱ

？「」ﾁｰﾝ

やすな「え……」

ソーニャLv.30「何だ！？」ｼﾞｬｷｯ

野生のガブリアスが現れた！

ガブリアスLv.95「ガルルルルッ」

やすな・ソーニャ「」
～↑催眠世界↑～

没キャラ「」ﾁｰﾝ

ソーニャ「何だったんだこいつ」

あぎり「さぁ？新手の刺客ですかね～？」

やすな「ソーニャちゃん……逝っちゃダメだよぉ………」ｸﾞｽﾝｯ

あぎり「うなされてるみたいですし起こしてあげましょ～。いちに～の～ニン！」

やすな「ハッ！………ソーニャちゃん……？」

ソーニャ「勝手に[ﾋﾟｰｰｰ]な」

やすな「ソーニャちゃああああん！！」ｳﾜｰﾝ

ソーニャ「こら！離れろ馬鹿！」

あぎり「ところで、ソーニャも体験してみますか？」

ソーニャ「いや……今の流れでするわけないだろ。第一お前の忍術擬きで眠るほど私はヤワじゃない」

あぎり「………………雷遁催眠術～」つスタンガン

ソーニャ「もはやそれ催眠術じゃないだろ」

あぎり「ではいきますよ～、はい」

ソーニャ「それぐらい」ﾋｮｲｯ

ソーニャ「！？」ﾊﾞﾁｯ

ソーニャ「」ﾌﾟｽﾌﾟｽ……

やすな「ソーニャちゃんが一瞬で………一体どんな忍法なんですか？」

あぎり「いや～、ただのポケモン忍術ですがな～」

ピカチュウ「ピッカ！」

やすな「え………？」

ー終わりー