面接官「嫌いなものは?」幼女「トマトです!」(31)

ここ、幼女保護育成所では、日本中から集められた幼女が集っていた。

理由は簡単だ。ロリコンによる盗撮、誘拐・・・・・幼女にとっては非常に住みにくい世界となった。

国会はそれに対し、特別措置案「日本幼女育成保護法案」、通称「幼女法案」を提出、
健全な幼女たちを育成所にて成人まで保護することとなった。

これが今から20年前の出来事である。

俺は、中学校の教師を目指していたが、知り合いの教授から「幼女育成所に行ってみないか?」と頼まれた。

別に教師にこだわりはなかった。それに知り合いの教授からの推薦。確実な内定だ。
俺は幼女育成所に入った。

俺が幼女育成所に入る。
みごとに幼女まみれだ。30代の若い女性が話しかけてくる。

所長「あなたが男さんね?話は聞いてるわ」

男「はい、今日からこちらでお世話になります。男です。」

所長「こんにちは、とりあえず歩きながら案内するわ・・・・。」

艶かしく太陽の光を浴びて光るピンクの口紅。
黒のスーツにyシャツは少しはだけている。そして赤のヒール。

後ろから見ているだけでも興奮してしまう・・・。
施設を一通り回る。幼女が走り回っている。

俺の方をじっと見つめる子。所長に「お姉ちゃん、この人だれ?」と声をかける子・・・。

ハイペースだな

俺は声をかけようとするがさすがに怖がられてしまった。
落胆する俺の肩に手を乗せて、所長が話しかける。

距離が近い!耳元だ!

所長「だいじょうぶよ・・・・すぐに、慣れてくれるから・・・・・・。」

この所長には慣れられそうに無い。
俺はここの幼女よりも順応性が悪そうだ・・・・。

所長「ふふふふふ・・・・・・」カッカッカッ・・・・

完全に遊ばれてるじゃないか、俺・・・・。

>>3
そう?これでも俺ローペースだと思ってるけど

いや、次々書いてるなーって意味で

俺は副担任という形で6年4組の担当になる。

ちなみに、「6年」というのは、「6歳児」という意味だ。
興味津々で俺の方を見る幼女たち。

作り笑顔で俺は手を振って答える。

担任「みんなぁ、こっちむいてねぇ~」

この組の担任。20代後半の女性。少し天然気味でめがねをかけている。

それにしても・・・・・・・・なんて爆乳だ。

紺色のスーツのボタンがはじけ飛びそうじゃないか。
この職場は、色々と男の俺にはまずい・・・・。

>>6
誰も書かないから。
数が無いと人きてもどっかいっちゃう

今日はひらがなの授業。

担任「今日から、ひらがなの授業をはじめますよぉ」にこにこ

担任「この前までお絵かきしていたえんぴつで、ノートに書いてくださいね。」

「はーい!」

みんな、先生に指示されて、「あ」の文字をノートに書く。

えんぴつの持ち方がぎこちない。
力を入れすぎてしまって、鉛筆削り機をいそいそと回す幼女。

「先生、かけたぁ!!」

6歳、普通なら小学1年生だ。
結構普通だなぁ・・・・。

俺が教室を見渡して、見学しているとひとりの幼女が俺の方をじっとみているのに気付く。
それに気付いたその幼女は、すぐに顔を下に向けてえんぴつを走らせた。

初めは俺を警戒していた幼女たちも、俺になついてくれはじめていた

「先生、これわかんない!」ぐいぐい

男「あぁ、これは・・・・って、えっ!」

「先生!おだんご作ったよぉ!!」べちゃべちゃ

男「す、スーツが・・・泥まみれに・・・・・」

「せ、先生・・・・ご、ごめんなふぁぃぃ・・・・ふぇええええええん!」

男「大丈夫大丈夫。これくらいすぐ取れるから、ね?」なでなで

「ほ、本当?」ぐすんぐすん

男「あぁ、大丈夫だよ。全然気にしてないからね。」なでなで

「えへへぇ・・・・・///」

所長「・・・で、泥まみれになった、と。」

椅子に座りながら、短いスカートで足を組んで・・・・・。
ふりふり付きの紫ですよ、もうバッチリ見えてますから・・・やめてくださいよ・・・・・・・。

俺がそんな顔をしていたせいだろうか、所長は少しニヤリとしながら椅子から立ちあがり、
俺の方へ歩きながら言う・・・・。

所長「じゃあ、服を脱がないといけないわね。」

なぜ俺の顎に指を這わせる。

男「は、はぁ・・・・とりあえず今日はyシャツで過ごそうと思います。明日は違うスーツで通勤しますんで。」

すると所長は、なにやら機嫌を損ねたように
所長「クリーニング代は出します。後日領収証と一緒にこの書類を提出して。」

そう言いながら椅子に座って仕事を再開した。

完全に誘っていたな、さっきのは・・・・・・そして失敗して、ご機嫌ななめ、ってところか。

さて、職場に戻ろう。
あっちのほうが心が休まる。

「せ、先生・・・・スーツごめんなさい。」

まだ気にしていたのか、この子は。

男「大丈夫だよ」なでなで

しかし、11月だ。ちょっと寒い。手が少し震える。

「先生、全然大丈夫じゃない!寒そう!」ぎゅぅ

男「えっ、どうしたの?」

「私があっためるの!」

「あっ、先生ひとりじめずるい!」
「わたしもぉっ!」

幼女10人ほどに抱きつかれながら押し倒される。
俺は棒倒しの棒か・・・・。

しかし悪い気はしない1日だった。

翌日
今日は算数だ。

まただ・・・。またあの子が俺を見ている。
俺は気付かないフリをして周辺視野で彼女を見る。

・・・・・・完全に手が止っているぞ。注意するべきかな。

担任の先生に相談してみる

担任「そうねぇ・・・わたしにはちょっと分からないですねぇ・・」
担任「もしかして、好きになっちゃったんじゃないですか?男さんのこと♪」

男「は、はぁ・・・・・そういうもんなんですか?俺、もう22ですけど・・・。」

担任「恋愛に、歳の差なんて関係ないんですよぉ♪・・・・キャッ!」

突然担任の天然が爆発した

男「ぐはっ!いてててて・・・・・・」

なぜ何も無いところでこけて俺に抱きついてくる・・・・。
そして胸が俺のを押しつぶしてる・・・・・。谷間はヤバイだろ、谷間はぁ・・・・・!

そんなことが毎日続く。

相変わらずあの子は俺のことを見てくる・・・・。

所長のアタックは過激だ。
所長「車で家まで送ってあげるわ。」
車はまさかのgt-r

所長の給料って一体・・・
車を見つめる俺をみて、何かに勘付いたのか、

所長「そんなにもらってないわよ。車は趣味なだけ。」

そしてアパートまで連れて行かれる・・・・

別れ際に、ものすごく意味深に所長が言う。

所長「また、送ってあげる・・・」

一体次はどこに送られてしまうのだろうか・・・・。

ネオンまみれのホテルに連れて行かれないことを祈るばかりだ。

1年が過ぎた・・・・。

幼女たちも学年が上がると同時に、俺は副担任から、担任へ昇格した。
少し給料が増えて喜んだいた・・・・。

そして、慣れ親しんでいるということもあって、6年生から7年生になった幼女たちのクラスをそのまま担当した。

爆乳先生は隣のクラスだ。

まず1番初めの大仕事・・・・。面接だ。

30人、全員から聞き取り調査のような面接を行う。これは政府からの義務付け。
優良な施設かどうかの判定に使われる。

面接は俺一人だ。同時に他の学年も行っているため、一気に人手が足りなくなるからだ。

さぁ、始めるか・・・・・

男「好きなものは?」
「ハンバーグ!」

男「嫌いなものは?」
「トマト!」

男「好きな科目は?」
「んーと・・・・・体育!」

男「元気でよろしい。」

そんな、何気ないやり取りが続く・・・・・

男「はい、出席番号23番。入って。」

「・・・・・・」

そういえば23番はこの子だった・・・・。
いつも俺を見つめてくる。既に1年。
見つめてくる以外は特に俺に接触してこない、不思議な子・・・・。

「・・・・せい?」

しかも今からふたりきりだぞ。何かまずいことがあったら所長に・・・・

「先生?」

男「あっ、あぁ悪い悪い・・・・お日様がぽかぽかして、眠くなっちゃったんだ。さぁはじめようか。」

男「す、好きな食べ物は?」

「・・・・・・・・・」

男「ん?どうした?好きな食べ物は?」


「せ・・・・・」

男「せ?」


「先生・・・・・・////」


男「oh.......」

外人になってる場合か、続けるぞ。

男「嫌いな食べ物は?」
「先生・・・・・・・///」

へ、へこたれんぞ・・・・

男「好きな科m
「先生・・・・・・・///」

男「言い終わるまえn
「先生・・・・・・・///」

男「わかった。わかった。とりあえず落ち着け、な?」
俺はそういって彼女の元へ歩み寄る。俯いて顔を真っ赤にしている。
肩に手を置いて、頭をなでてやる。

男「落ち着いたか?」
「う、うん・・・・・」

男「どうしてさっきあんなこと言ったんだ?」

「せ、先生が好きだから・・・・・きょ、教室だと・・・・みんな見てて恥かしいし・・・・」
「近づきたくても、近づけなくて・・・・・・・」

悪い気はしない。lこんなにかわいい、天使のような子に「好き」と言われて、
「眼中にございません」という奴は所長の相手をして欲しい。

男「わかった。じゃあまた別の日にその話はしよう。とりあえず今は面接だ?いい?」

「は、はい!」

とりあえず形になった報告書をまとめて所長に提出・・・・爆乳先生だ!

男「先生!」

爆乳「あら、どうしたんですか?」ぷるるんっ

男「すみません、面談の報告書はできたんですが、ちょっと問題がありまして。」
男「そっちに急いでいかないといけないので所長にこれを出してもらえませんか?」

爆乳「いいですよぉ♪私のと一緒に出しておきますねぇ♪」ぷるるんぷるるんぷるるん・・・・

「・・・・・・」

男「悪い悪い、ちょっと手間取っちゃって。」

男「で、俺のこと本当に好きなのか?」

「・・・・・・///」こくり

困った。
幼女保護法案でできた施設内で、事件を起こすわけにはいかな・・・・なっ!!

「・・・・・////」ぎゅううぅ

「先生、エッチ・・・///」すりすり

男「エッチは18歳になってから!ダメ!」

根暗なのか積極的なのか無謀なのか一体この子はなんなんだ・・・・。

「エッチ・・・・///」すりすり

そ、そこ股間だからっ!股間ですよ、先生の股間です!

男「わ、わかった・・・エッチ・・・という表現はやばいな。・・・・結婚してやろう。」

「ほ、ほんと!?」

男「だが、条件がある」

「じょーけん?」

男「あぁ、約束みたいなものだ。破ったら結婚してあげない。いいね?」

「・・・・わかった。」

男「君が、18歳になっても俺のことが好きなら。結婚してあげる。」

「あと・・・・11年!?」

男「そう。あと11年。俺は待っててあげる。逃げたりしない。これも約束だ。」

「・・・・11年・・・・・わかった!先生が待ってくれるならがんばる!」

男「まぁ、あんまりがんばるなよ。気長にいこうな?」

「うん・・・・///」

「あっ、先生、靴の裏に何かついてるよ?」

男「え?」

・・・チュッ

「えへへへへぇ・・・・・」たったったったった


彼女は俺のほっぺにキスをして、悪戯が成功した時のような顔で走っていってしまった。


そして、11年後、その子と結婚することになろうとは、その時の俺は知らないでいた・・・。


「先生、約束守ったよ。」
男「あぁ・・・・待ってたよ。」


おわり

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