にこ「真姫に振られた」 (16)

3ヶ月前
ーLINEー
にこ「にこと付き合ってください!!」

真姫「ごめん。ちょっと、無理ね……」

にこ「そっか。…分かった。」

真姫「ごめんね。その、他の人でも見つけて…」

にこ「……うん。そうするわ」

にこ(私はが好きなのは真姫だけなのに……)グスッ


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ーーー

にこ「それでね?振られた後も優しかったんだけど、最近皆にからかわれてるみたいで……きっとにこに告られた事が広まったのね」

絵里「それでだんだんにこに冷たい態度を、ね……」

希(真姫ちゃんはにこっちの事が大好きなはずなんやけど…………)

希「そこまでされてなんで嫌いならんの?」

にこ「それがね、諦めようって思った時に限って優しくしてくるのよ」

希「……というと?」


ーーー
にこ(どうしよう…にこのタオルがない…もうかなり探してるのに…
部室には真姫だけね。さすがに振られた相手に手伝ってとは言えないし……)

ー30分後ー

バサッ

にこ「!?」

真姫「……はい、タオル」

にこ「え!?あ、ありがとう……?」
(ずっと探してくれてたの?)

にこ「とかね?」

絵里「そんなことが……」

希「他にはなんかないん?」

にこ「うーん、あ!」

希、絵里「?」

にこ「ついこの間のバレンタイン、あげようとしたけどあげなかったのよ」

絵里「え!?結局あげなかったの!?」

にこ「作ったは作ったんだけど、
真姫がクラスの人にからかわれてるの聞いちゃったのよ……」

ーーー
モブA「ねー真姫!今日バレンタインじゃん?例のあの先輩に貰えるんじゃない??」

真姫「うるさいわね!!勝手なことイワナイデ!」

モブA「でもモテるじゃん・だってもう8個もらってるんでしょ?ww」

モブB「でも真姫にはあの先輩がいるもんね・」

モブA「早く付き合えばいいのに!!にこ先輩、絶対真姫のこと好きだよ!」

真姫「だから!!勝手なこと言わないでって言ってるでしょ!?」

にこ(ビクッ…そんなににこの事が嫌いなの……?チョコはあげない方がいいわね)

真姫(にこちゃんが…私を……?そんなことあるわけないじゃない…///)


ーーー

にこ「その時すごい悔しそうに下唇を噛み締めてたのよね……」ハァ

希(いやいやいや、それニヤケ抑えてるんちゃう?)

にこ「まぁ、真姫のことは諦めるわ」

絵里「にこ……」

希(いやだから両思いなんちゃう?)

希「あ、あのさ」

にこ、絵里「なに?」

希「うちが思うにやけど、真姫ちゃんもにこっちのこと好きなんやない?」

絵里「だけど、じゃあなんで……」

にこ「そうよ。あの時確かに振られたんですもの!」

希「ねえ、その時のLINE見せてもらってもええ?」

絵里「ちょっ!希!!!にこの気持ちも考えて……」

にこ「分かったわ。見てもいいわよ」スッ

希(ふむふむ……)

希「ごめん!!用事思い出した!!!」

にこ「ちょ、希!?」

絵里「どうしたのかしら……?」

ーーーーー
希「真姫ちゃん!!」

真姫「希?どうしたの?」

希「真姫ちゃんは、にこっちのこと好きやろ?」

真姫「ヴェェ!?……ょ…」

希「え?」

真姫「だから!大好きよ!それが何!?////」


希「ふむふむ……じゃあ、真姫ちゃん。この前にこっちのこと、断ったのはなんで?」

真姫「なんでって、あの時は冬期講習が忙しくて……」

希「それで、にこっちの告白を断ったん?」

真姫「え……?」

真姫「ヴェェェェェェ!?に、にこちゃんが私に告白!?////残念だけどされてないわよ!?」

希(やっぱり。真姫ちゃんはにこっちの〝付き合って〟を別の意味で捉えていたんや)

希「にこっちは恋愛的な意味で真姫ちゃんに告白したんや。で、真姫ちゃんは勘違いして好きなはずのにこっちのことを振ってしまった…」

真姫「そんな……。ちょっとにこちゃんのところ言ってくるわ!」

希「うん。部室にいるはず」

プルルルルル プルルルルル

希「もしもし、えりち?うん。事情は後で話すから、にこっちだけ部室に残して、えりちは外に出てもらってもええ?……うん。お願いね。」


ーーーーー
バン!

にこ「!?ま、真姫!?」

真姫「ハァ…ハァ…にこちゃん、あのね、私、私ね、にこちゃんのことが好き!」

にこ「………………え?」

真姫「ごめんなさいにこちゃん。私この前のにこちゃんからのLINE、勘違いしてたの。その…にこちゃんが私のこと好きでいてくれてるなんて夢にも思えなくて/////」

真姫「それでね、にこちゃん。私と……」

にこ「ちょっとまって」

真姫「にこちゃん……?」

にこ「そういう事は先輩に言わせなさいよ。いい?真姫が勘違いしないように、はっきり言うわよ?」

にこ「真姫。にこは…私は、あなたの事が大好きです。私と付き合ってください!!」

真姫「……うん。よろしく。大好きよ、にこちゃん。」

ーーーーー

カクカクシカコシカコ
希「というわけなんや。きっと今頃…」

ピロン

希「あ、ちょうどメールが」


ーーー
差出人 矢澤にこ
件名 にっこにっこに〜・

真姫ちゃんと
付き合えることになったにこ・
これから2人でデート行くから
しばらく返信できないけど
よろしくにこ〜♪

ーーー

絵里「なるほどね。」クスッ

希「真姫ちゃんもにこっちも割と鈍感だからね」

絵里「さすが希ね。…惚れ直したわ」

希「もう、学校でそういう事言うと、バレちゃうって言ってるやろ?///」

絵里「そうね。じゃあ希、私達も今からデート行かない?」

希「うん。にこっち達に見つからないように気をつけなきゃね」

絵里「ほんとにね…」クスクス

絵里「ねえ希?」

希「ん?」

チュッ

絵里「大好きよ・」

デデッデー

ーendー

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