https://www.youtube.com/watch?v=Fe93CLbHjxQ
晶葉「ふっふっふ……これでオカルトとはおさらばだ!」
小梅「え、それ……映画で見たことあるんだけど……」
晶葉「話が早くて助かる。ゴーストバスター! スイッチON!!」カチッ
ズオオオオオ
イヤアアアアア
小梅「!? だ、だめ……それはだめ……!!」
晶葉「なに、ちょっと研究に付き合ってもらうだけさ!」ズオオオオ
――――――――
――――
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晶葉「そういう訳で、人の体には霊魂というものがあることが証明された」
晶葉「これはその研究の副産物だ」
泰葉「ごめんね、正直嫌な予感しかしてないの」
まゆ「ヘルメットが二個並んでますねぇ」
晶葉「ふふふ……これが気になるか?」
智絵里(多分だけど……)
晶葉「魂を入れ替える装置だ!!」バーン
泰葉「だろうね」
智絵里「そもそも、どうして魂を……?」
晶葉「うむ。ロボの操作に脳波を用いるための研究をしていたのだが、ふと小梅が幽霊がどうとか話しているのを見かけてな……」
晶葉「霊が実在するというのならば、『憑依』をコントロールの手段として使えないかと思い立ったんだ」
まゆ「柔軟な発想ですね」
晶葉「ははは、そうだろうそうだろう」
晶葉「それで、どうやら霊魂は一定距離・一定時間以上離れなければ肉体に影響を与えないことが分かったんだ。いわゆる幽体離脱の状態だな」
泰葉「それで、人の魂を自由に出し入れする技術から?」
晶葉「作り出したのがこのヘルメットだ」
晶葉「という訳で皆にはぜひとも実験の協力をお願いしたい」
泰葉「いやぁ……どうかな……」
晶葉「む。それはまた何故」
智絵里「魂が戻らなかったらと思うと……」
晶葉「なんだ、そういうことなら安心してくれ。安全性は度重なる実験で証明済みだ」
泰葉「もの凄いスピードで矛盾が発生してるんだけど」
智絵里「じゃあ私達が実験台になる理由って……?」
泰葉「っていうかまゆさんがやりたいだけでしょ」
まゆ「何故バレたんでしょう」
泰葉「なに、誰と入れ替わりたいの?」
まゆ「……泰葉ちゃんと」
泰葉「なんで」
まゆ「どうやら今一番Pさんに好かれてるのが泰葉ちゃんなので……」
泰葉「うん」
まゆ「もうまゆが泰葉ちゃんになればいいんじゃないかなと」
泰葉「プライドとか無いの」
まゆ「……もう愛されるのなら何でもいいかなって」
泰葉「……」
まゆ「ふぐぅ……」
泰葉「まあ、智絵里さんは巻き込まれないみたいだね」
智絵里(ほっ……)
まゆ「どうせなら三人集まりたいなって」
泰葉「それで、どのくらいの間入れ替われるの?」
晶葉「24時間だな」
泰葉「がっつりだね」
まゆ「付き合って、くれるんですか…?」
泰葉「言い出したら仕方ないからね」
まゆ「泰葉ちゃんのそういうところ好きです」
泰葉「調子良いね」
晶葉「二人とも用意はいいか?」
まゆ「バッチリですよぉ」
泰葉「智絵里さん、何かあったらまゆさんのせいにしておいて」
智絵里「うん」
まゆ「えっ」
晶葉「行くぞ。3……2……1……」
泰葉「ちょっと待ってやっぱり怖い」
まゆ「」ドッキンドッキンドッキンドッキン
晶葉「0」ポチ
泰葉「あああああぁぁぁぁ怖い怖い怖いk――」シュウウウ
まゆ「――」シュウウウ
――――
まゆ「ん……あれ……?」パチリ
泰葉「ふぐぅ……」ムク
まゆ「――って、うわぁっ! 私!?」
泰葉「どうしたんですかぁ……? あれ、まゆの前に……まゆ?」
晶葉「目が覚めたか」
智絵里「だ、大丈夫……?」
まゆ(泰葉)「ああ、そうか……私がまゆさんで」
泰葉(まゆ)「まゆが泰葉ちゃんになってますねぇ」
晶葉「うむ。無事成功したようで何よりだ」
智絵里「すごい……まゆちゃんがすごく流暢に話してる」
まゆ「そこ?」
泰葉「うわぁ、額に凄く新鮮な感覚がありますよぉ」
まゆ「ねえそこなの?」
泰葉「それじゃあ早速Pさんの元へ行きましょうか」
まゆ「ちょっと待って話が早い」
泰葉「なんですかもう」
まゆ「まず、今の私達は実質幽体離脱の状態にあるんだよ?」
泰葉「そうですねぇ」
まゆ「一定以上離れたら死んじゃうんだよ? 分かってる?」
泰葉「……あ」
まゆ「それで、どの程度なら離れても大丈夫なの?」
晶葉「ん? 事務所内程度なら全然問題無いが」
まゆ「自由度高いね」
智絵里(うわあ……まゆちゃんがツッコミ入れてる)
泰葉「なら大丈夫ですね。Pさん待っててください……!」テッテッテ
まゆ「不安過ぎるからせめて智絵里さんを側に――もういない!?」
智絵里「えっと、どうしよう……?」
まゆ「とりあえず追わないと……あっちょっと待ってこの体すっごい足遅い」ぽってんぽってん
智絵里「どうする? 私も泰葉ちゃんよりかなり足遅いと思うけど……」
まゆ「うーん……とりあえずついてきて」
――――
泰葉「Pさん」
モバP「ん? どうしたんだ泰h――」
泰葉「はい、泰葉ちゃんですよぉ」
P「…………」
P(なんだこれは……何が起こっているんだ……)
P(目の前にいるのは泰葉だよな……? ハイライトが移籍直後並に薄いが……)
泰葉「Pさん? 泰葉ちゃんですよ?」
P(一人称……っていうかもう全部おかしい……旧型のぶりっ子?)
泰葉「ねえPさん……撫でてもらえませんかぁ……?」
P(ハイライトが薄いのに親愛度だけ上限壊れちまったような……まさか……)
P「泰葉が変な病み方した……!」ガタガタ
泰葉「Pさん!?」
P「と、とりあえず泰葉……一旦落ち着こう、な?」ブルブル
泰葉「あ、あのぉ……Pさぁん……?」
P「大丈夫だから。俺はいつだってちゃんと泰葉を支えてるから、な?」ガタガタ
泰葉「あの、Pさん。その言葉はとても嬉しいんですがそんなことより……」
P「そうだ、ちょっと休んでおくか? 疲れが祟ったのかもな。仮眠室に行きなさい」ガシッ
泰葉「あ、そんな強く……」キュウウン
P「ほら、お前は根を詰め過ぎることがあるからな。そうだ、そうした方がいい」
泰葉「え、あの、Pさん? そうじゃなくて」
P「大丈夫、大丈夫だから、な?」
泰葉「ふぐぅ……こんな筈では……」スゴスゴ
まゆ「はぁ……はぁ……体格はまるで変わらないのに足だけ違和感凄い……」ぽってんぽってん
智絵里「それでなんかすぐに順応してるんだ……。あれ、プロデューサーさん一人みたい」テクテク
P「なんだアレは……なんだアレは……」ブツブツ
まゆ「ああよかった……Pさん!」
P「ん、まゆか……どうした?」
まゆ「今ここに私来ませんでした!?」
P「ルパン!?」
智絵里「泰葉ちゃん、そうじゃなくて」
まゆ「あ、違う。えっと……」
まゆ「さっきここに泰葉ちゃん来ませんでしたかぁ?」
P「泰葉? ああ、なんか来たが……」
まゆ「何もされませんでした?」
P「それが泰葉の様子がおかしくてな……」
まゆ「まさか……何かおかしなコト、されちゃったんですかぁ……?」ユラァ
P「!? い、いや、あまりにおかしかったんで仮眠室に……」
まゆ「仮眠室? ベッドで……まさか……」ユラアァ
P「な、何もしてない何もされてない! 休むように言っただけだ」
まゆ「うふ、ならよかった……」ユラアアァ
智絵里(泰葉ちゃん、なりきり過ぎて迫力凄いことになってる)コショコショ
まゆ「……はっ」
――――
まゆ「――という訳なんですよぉ」
P「魂入れ替え……ああ、アレか」
まゆ「まさか私達の前に実験台になったのって……」ユラアアァァ
P「ま、まあいつものことだから! な!」
まゆ「でも……いけないことはいけないことですよねぇ?」
智絵里「あ、あの、役に入りすぎて凄みが本人上回っちゃってるよ……?」
まゆ「そうだった、いけないいけない」フルフル
P(違和感しかねえ……)
P「あー……もう一度整理させてくれ」
P「今ここにいる瞳が明るいまゆが?」
まゆ「岡崎泰葉です」
P「で、さっきのおかしな病み方した感じの泰葉が?」
智絵里「まゆちゃんです」
まゆ「病み方におかしいとかあるんでしょうか」
P「その姿で言われるとちょっと返答し難いな」
まゆ「はぁ……やっぱり付き合うんじゃなかった。連れ戻しに行って、早く元に戻ろうか」
智絵里「その方がいいみたいだね」
まゆ「仮眠室にいるんですよね?」
P「あ、ああ多分……」
まゆ「多分?」
P「なんか怖かったから送っていった訳じゃないんだわ。本当に休むように言っただけ」
まゆ「そうですか……まっすぐ向かってればいいんだけど」
智絵里「……そうだね」
――――
泰葉「はぁ……これからどうしましょうか」トボトボ
悠貴「あ、泰葉さんっ」
泰葉「あら、悠貴ちゃん」
悠貴「おはようございますっ! えへへっ」
泰葉「これからレッスンですかぁ?」
悠貴「はいっ! 今日は歌のレッスンが沢山っ」
泰葉「うふ、頑張ってくださいねぇ」
悠貴「はいっ、早く追いつけるよう頑張ってきますねっ」
テッテッテ・・・
泰葉「……今のまゆって、完全に泰葉ちゃんなんですよねぇ」
泰葉「真面目で、ストイックで、信頼も厚くて……」
泰葉「……」
泰葉「……今ならいつも以上のことが出来るのでは?」
泰葉「泰葉ちゃんの行動なら……まゆより何かと大目にに見てもらえるのでは……?」
――――
ぽってんぽってん……
周子「……まゆ? どったの?」
まゆ「はぁ……はぁ……このあたりで私見ませんでした!?」
周子「ルパン!?」
まゆ「えっと、じゃなくて……泰葉ちゃん見かけませんでしたぁ?」
周子「泰葉ー? ああ、泰葉なら……」
周子「そこですっごい面白いことに」
泰葉「」ゴロゴロゴロゴロクンカクンカスーハースーハーモグモグゴロゴロクンカクンカ
まゆ「あああああああああ!!?」
完
おしまい
無理矢理切り上げた感じになってしまった
ぶっちゃけた話ルパンごっこがやりたかっただけなのになんでこんなネタになっちゃったんだろう
文字通りお粗末様でした
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