アナウンサー「またしても東京刑務所で囚人が3人、心臓麻痺で死亡しました。警察は…」
すみれ「やだっ!まだキラの仕業かしら?怖いわねぇ…」
ひろし「でもよぉ!死んでるのは人を殺してる様なクズばかりじゃねぇか!キラのやってることが悪いとは一概には言えねぇだろう」
さき子「だからって人を殺していい理由にはならないじゃない。」
友蔵「お姉ちゃんの言うとおりじゃぞ!ひろし!囚人だって罪を償う権利があるんじゃ!」
ひろし「けぇっ、んなの綺麗事だぁ!被害者遺族からすれば死んで当然の人間なんだぞぉ!?シャバに出てまた人を[ピーーー]かも知れない奴らに人権なんてあるか!」
すみれ「お父さん…落ち着いてください。」
こたけ「そういえばまる子はどうしたんだい?」
さき子「また勉強しているみたい。」
すみれ「最近やけに勉強してるわね。でもあの子もそろそろ将来について考えたんじゃないかしら?」
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まる子「ヒッヒッヒッ…これでまた明日のニュースはアタシの世直しで持ち切りだねぇ!」
まる子「アタシャ…新世界の神にでもなった気分だよ。」
翌日
たまえ「まるちゃん…朝のニュースみた…?あのテロリスト殺されたみたいだね…またキラの仕業かな?」
まる子「でも世の中は良くなってるよね!アタシャ、キラを支持するよ!どんどんやっておくれ!」
たまえ「確かに平和にはなってるかもしれないけど…人を[ピーーー]のってどうなのかな…?」
まる子「たまちゃん!テロリストはまたテロを起こすかも知れないんだよ?キラはそれを防いでるだけの話だよ!」
丸尾「さくらさん!貴方はキラを支持するというのですか!?貴方はあの哀れな人殺しの味方をすると…!?」
まる子「丸尾くん!あんたは本当に今の世の中が正しいと思ってんのさ?」
丸尾「確かにキラに殺された被害者はどれもこれも極悪人ばかりでしょう!ですが殺人を殺人で返してはキラもズバリ同類でしょう!」
丸尾「キラが本当に世の中を変えたいと思っているのならばズバリ!正当なやり方をすべきでしょう!」
丸尾末男 11時32分…さくらももこと口論になり所持品の彫刻刀で襲いかかるも発狂して自分の首を刺して死亡
すみれ「まる子…腕のキズは大丈夫?それにしても…キラのことで口論になったそうね。」
まる子「お母さん…はさ、キラのことどう思う?」
すみれ「私は…正直、あのやり方はまちがっていると思うわ。人が人を殺して言い訳ないもの」
まる子「でもキラが殺してるのは腐っている人間だけだよ?」
すみれ「まる子の言うことは分からないでもないわ…」
まる子「そういえば丸尾くんは…?助かった?」
すみれ「亡くなったわ…」
まる子「えっ!?嘘でしょ!?」
すみれ「でもビックリしたわ…たまちゃんから聞いたけど、突然彫刻刀で首を刺したんでしょ…?一体どうしてそんなことを…」
まる子「私が悪いんだ…私がキラの話なんてしなければ!丸尾くんは死ななかったんだ!」
すみれ「まる子落ち着きなさい…あんたは悪くないの!私はまる子が無事で良かった…だからもう泣かないで?」
リューク「名演技だったぜ~まる子~」
まる子「あんたの顔はいつ見ても気味悪いね!リューク!」
リューク「おいおい?相棒に向かってそんな言い方は酷いじゃねぇか?」
まる子「アタシャ死神なんか相棒にした覚えはないよ?」
リューク「でも、言ったじゃねぇか!面白いものを見せてくれるってよぉ!」
まる子「それとこれは別だよ…それに面白いものならもうすぐ見れるよ!」
リューク「今度は何する気だ…?」
まる子「このままじゃアタシがキラってバレる可能性もある…だからその前にアタシもキラを憎む立ち位置になんのさ。」
リューク「ほぉ…聞かせてくれ」
まる子「簡単だよ…お父さんを犯罪者にしてキラが殺せばいいのさ」
リューク「お前、ひでぇ事思いつくなぁ!でも面白そうじゃねぇか!」
3日後…
まる子「お母さん…警察から電話が来たよ?今、代わるね!」
すみれ「警察…?一体何かしらね?」
5時間後…
まる子「嘘だ!嘘だぁ!お父さんが人を殺したりなんてしないよ!それにお父さんは本当に死んじゃったの?」
すみれ「お父さんはね…病気だったのよ…今まで黙っててごめんなさい…」
さき子「嘘よ!私、知ってるよ!お父さんはキラに殺されたんでしょ?キラがTwitterでさくらひろしを殺害するって書いてたじゃん!」
まる子「えっ…お父さんを殺したのはキラなの!?アタシゃ今からキラを殺しに行くよ!」
すみれ「とにかく…引越しの準備をしなさい…明日の朝、すぐに東京に引っ越すわよ。」
リューク「しかし考えたもんだなぁ!Twitterでアカウントを作ってテレビの速報にオヤジの名前が書かれた瞬間に死ぬように操作するなんてなぁ!」
まる子「まだ安心するのは早いよ。このアカウントで人を殺し続けなければ、アタシが犯人ってバレるかもしれない。」
リューク「お前…本当に小学生か?」
まる子「トホホ…それは褒めてるつもりかい?アタシャ、隠れた天才だったのさ!」
リューク(家族を躊躇いなく[ピーーー]点においては、こいつはあいつ以上に悪魔だ!)
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