幼馴染「ボクってかわいい？」


男「全然！」


幼馴染「はい死にましょうねー」つ包丁


男「ちょーーーーー」


ぷにゅ


幼馴染「......」


男「ーーーなんだ。偽物か」


幼馴染「しね......」ボソッ


男「ん？」


幼馴染「しね！」


男「は、はぁ......」


幼馴染「パトラッシュに食われて死ね！」


バタン！　ダダダダダダっ


男「そんな捨て台詞初めて聞いた」

【晴れのち曇り】


ー放課後ー


男「あ。雨降ってる」


幼馴染「ボクには分かる。君は傘を忘れた！」


男「いや、折りたたみ持ってるけど」


幼馴染「......」


男「......」


幼馴染「酸性雨にでも打たれて禿げろ」


男「なんでだよ」


幼馴染「普通ここは持ってきてても忘れたふりしてボクと相合傘するのが常識ってもんだろうが！」


男「どこの常識だよ」


幼馴染「まあいいや。じゃあボクが忘れたふりするよ」


男「めっちゃお前の左手にでっけぇ傘があるけど」


幼馴染「これは観賞用だから」


男「なんで持ってきたんだよ」

幼馴染「別にいいだろ。ほら、ボクと相合傘するよ」


男「相合傘って微妙に濡れるから嫌なんだよ」


幼馴染「でも、上手くいけばボクのシャツが透けてブラが見えるかもよ？」


男「そんなサービス結構です」


幼馴染「ボクはCカップだぞ！」


男「いや、威張れるほどでかくはないだろ」


幼馴染「うぅ......」


男「ほら、普通に帰るぞ」


幼馴染「この巨乳好きめ！」


ダダダダダダっ


男「何故そうなる」

無性にSSが書きたくなるときってあるよな

【1日遅れのエイプリルフールネタ】


幼馴染「ねえねえ」


男「なんじゃ」ポチポチ


幼馴染「肩凝った」


男「そうか」ぽちぽち


幼馴染「肩揉んで」


男「胸なら揉んでもいいよ」


幼馴染「えっち」


男「男はみんなえっちだよ」


幼馴染「ボクは君をそんな子に育てた覚えはないよ」


男「育てられた覚えがありません」

幼馴染「ねえねえ、さっきからスマホでなにしてるの？」


男「彼女にメール」


幼馴染「......は？」


男「ガールフレンドにメール中ですが何か？」


幼馴染「彼女を作っていいといった覚えはないが」


男「作るなと言われた覚えもない」


幼馴染「むぅ」


男「......」ポチポチ


幼馴染「......」ぺちぺち


男「痛いので叩かないでください」


幼馴染「ボクは彼女など許さない」


男「そうですか」ポチポチ

幼馴染「ちょっとスマホ貸せ」


男「なぜ？」


幼馴染「僕が別れるようにメールする」


男「最低だな」


幼馴染「いいから」


男「だーめ」


幼馴染「んー」グググ


男「ちょ。スマホ引っ張るな」


幼馴染「貸せ〜」ぐぐぐー


男「わかったよ」スマホ離し


幼馴染「わ......っ！」どてん


男「大丈夫か？」


幼馴染「『ボクは君が嫌いだ！』送信！」


男「はええな」


幼馴染「ふっふっふ。これで君は彼女と別れる」


男「あー大変大変」


幼馴染「もっと困ったようにしたらどうだ。やった甲斐がないだろ」


男「そうは言われてもねぇ......」

ガチャ


妹「ねえ兄貴」


男「お。早速きた」


幼馴染「？」


妹「なにこのメール？」


男「気にしないでくれ。こいつがいたずらで送っただけだから」


幼馴染「へ？」


妹「あっそう？」


幼馴染「え？　え？」


男「お前、ちゃんと宛先見ろよ」


幼馴染「えっと......『妹』？」


男「俺がメールしてたのは妹だから」


幼馴染「じゃ、じゃあ、彼女ってのは？」


男「嘘に決まってるだろ」


幼馴染「うそ......」


男「おまえ、すげえ焦ってたな」ケタケタ


幼馴染「うぅ......」


幼馴染「ば、ばかぁああああ！」げしっ


男「ごふっ......！」


ダダダダダダっ！


妹「あ、兄貴」


男「ん......？　もう用すんだから戻っていいぞ」


妹「い、いや、このメール内容も嘘でいいんだよな......？」


男「まあ、そうだけど？　なんで？」


妹「そ、そうだよな！　な、なんでもない！」バタン



男「？」

cって大きい方に入るのかね

妹は敬語だろJK

もっと幼馴染の嫉妬が見たい

スマホでメールとか妹ガラケーかよ

【デートだよ！　全員集合！】



幼馴染「ねえねえ」


男「なんじゃ？」


幼馴染「デートしようよ」


男「俺がお前と？」


幼馴染「そう。君がボクと」


男「なぜ？」


幼馴染「君はボクの可愛さに気づくべきだ」


男「えー」


幼馴染「あからさまに嫌そうな顔するなよ」


男「面倒臭いんだが」


幼馴染「ボクは忙しくない」


男「んな自分勝手な」


幼馴染「じゃあ明日の10時に駅前集合で」


男「気が向いたら行くよ」


幼馴染「うん。まってる」


男「だりー」


幼馴染「(ふふ。これはきっと来るな)」

ー次の日ー


　駅前にて


男「遅い......」


男「(時間ミスったかな？)」


幼馴染「おまたせ」


男「ーーーあ。やっと来た」


幼馴染「ふふ。ちゃんと来てくれたんだね」


男「だってお前、来ないと泣くじゃん」


幼馴染「な、泣くわけないだろ！」


男「えー？　昔、俺がお前とに約束すっぽかした時、泣きながら俺の家きたくせに」


幼馴染「あ、あれはまだ子供だったからで......。ていうか、そのことはまだ恨んでるんだからな！」


男「はいはいごめんごめん。じゃあ、その時のお詫びとしてクレープ奢ってやるよ」


幼馴染「そ、そんな食べ物で釣られるほどボクは安い女じゃない！」


男「じゃあ要らない？」


幼馴染「へ？　いや......奢ってくれるならもらってあげなくないけど......」

ー
ーー


幼馴染「あれ？　一個しか買わなかったのかい？」


男「二人で一つで十分だと思って」


幼馴染「シェ、シェアするってことかい？！」


男「そうだけど？」


幼馴染「そ、そうか」


男「嫌だった？」


幼馴染「別にそういうわけじゃ......」


男「そう......？」パク　モグモグ


男「ーーーん。食っていいよ」


幼馴染「え。ああ、うん」ドキドキ


男「はい」つクレープ


幼馴染「あ、あーん」パク


男「美味しいだろ？」


幼馴染「う、うん......」


男「どした。顔がゆでダコみたいになってんぞ」


幼馴染「き、君はボクが君のこと好きなこと知っててこんなことやってるのか......？」


男「どうした急に？」


幼馴染「何でもないよアホ」