基本的なルール
・話を進めるレスは一人一日一回まで(感想評価はいくらでもOK)(日付けが変われば連投OK)
・話が分岐してしまった場合は先に投稿した方で話を進める(遅かった方は諦めて下さい)
・前の話のレスの最後を三行以上入れて下さい
・ルール違反は無視で(このスレに参加するならルールを守って下さい)
以上、宜しくお願いします
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虎熊童子「マジでこんな六人から五人になるだけで俺達の名が全国に轟くのかよ?」
金熊童子「間違いない。とあるバンドグループは六人から五人になってから有名になった」
シロクマ「クマッ」
金熊童子「他にもとあるアイドルグループも六人から五人になってから有名になった」
グリズリー「クマ゙ッ」
金熊童子「更に他にも六人から五人になって有名になったグループがあるし、五人なら四人相手に楽勝だし」
星熊童子「今までの四人組『鬼の四天王』で良かった気がするけどなぁ……」
金熊童子「この新しい五人組、虎熊童子、星熊童子、俺、シロクマさんにグリズリーさんで全国に名を轟かせようぜ!」
金熊童子「更に他にも六人から五人になって有名になったグループがあるし、五人なら四人相手に楽勝だし」
星熊童子「今までの四人組『鬼の四天王』で良かった気がするけどなぁ……」
金熊童子「この新しい五人組、虎熊童子、星熊童子、俺、シロクマさんにグリズリーさんで全国に名を轟かせようぜ!」
「ハーハッハッハッ!!」
虎熊童子「うん?」
金熊童子「何だ!?」
「貴様らの悪企みはそこまでだっ!!」
星熊童子「声はするのに姿が見えねぇな?」
「外来種を仲間にするとは情けないなっ!!」
シロクマ「クマ?」
「『鬼の四天王』も落ちたものだなっ!!」
グリズリー「クマ゙ッ!」
虎熊童子「あそこの崖の上だな」
星熊童子「ほんとだ、五つの人影が見えるな」
金熊童子「俺達を愚弄するとは何者だ!? 名乗りやがれ!!」
虎熊童子「あそこの崖の上だな」
星熊童子「ほんとだ、五つの人影が見えるな」
金熊童子「俺達を愚弄するとは何者だ!? 名乗りやがれ!!」
坂田金時「坂田金時っ!!」
碓井貞光「碓井貞光っ!!」
卜部季武「卜部季武っ!!」
金熊童子「ちょっと待てお前ら! 嘘吐くな! 今はアイドルとかが成り上ろうと努力する昭和の」
虎熊童子「いや今は平成だろ」
金熊童子「間違えた。この平成の時代にお前ら大昔の人間が居る訳ねぇだろうが!」
卜部季武「ふっ、我らは今の流行最先端『異世界転生』ってやつを果たしたのさっ!」
星熊童子「ここは異世界じゃないんだが?」
碓井貞光「二度、異世界転生したんだよ。この世界から異世界へ、異世界から再びこの世界へと」
卜部季武「そう言う貴様らも何で居るんだっ!?」
坂田金時「そうだぞ! とっくの昔にくたばった筈だろっ!?」
金熊童子「俺達は幕府転覆を目論む怪しい美青年の術によって復活したのさ!」
卜部季武「そう言う貴様らも何で居るんだっ!?」
坂田金時「そうだぞ! とっくの昔にくたばった筈だろっ!?」
金熊童子「俺達は幕府転覆を目論む怪しい美青年の術によって復活したのさ!」
碓井貞光「お前らもいつの時代の話だよ」
金熊童子「え~と、どれ位前だっかな?」
星熊童子「ちょっと覚えてないな。思い出そうと思っていればそのうち思い出すだろ」
虎熊童子「しかし人は変わるもんだな。昔は騙し討ちをしたのに今は正面から名乗りを上げるとは」
坂田金時「何言ってやがる! 俺達の騙し討ちにお前らが文句付けるのか!?」
卜部季武「昔はさんざん悪事を働きやがったくせに!」
虎熊童子「お前らは鬼やクマに人の道を説くのか?」
シロクマ「クマ」
グリズリー「クマ゙」
虎熊童子「お前らは鬼やクマに人の道を説くのか?」
シロクマ「クマ」
グリズリー「クマ゙」
虎熊童子「シロクマさんもグリズリーさんも聞いてるぜ?」
坂田金時「人の社会で生きていくなら人のルールを守るべきだろ!」
虎熊童子「はっ、人間森壊す木を切る動物殺して肉を喰う。で、自分ら人間は殺され食われたら怒るのに人のルールを守れか?」
グリズリー「クマ゙クマ゙」
坂田金時「それは……」
碓井貞光(人の業……か)
金熊童子「……しかしほんと人は変わるもんだな。あいつら前はもっと傍若無人だった気がする」
星熊童子「そりゃ転生とやらをしているからじゃないか?」
金熊童子「そうだな……」
「……あの~ところで」
「未だ自分ら名乗ってないんですが……」
金熊童子「そういえば名乗りを途中で遮っちまってたな、すまねぇ」
「……あの~ところで」
「未だ自分ら名乗ってないんですが……」
金熊童子「そういえば名乗りを途中で遮っちまってたな、すまねぇ」
坂田金時「よし、それじゃ最初から名乗るか」
卜部季武「そうだな」
坂田金時「それじゃ行くぞ! 坂田金時っ!!」
碓井貞光「碓井貞光っ!!」
卜部季武「卜部季武っ!!」
巴御前「巴御前っ!!」
成田甲斐「成田甲斐っ!!」
五人『五人揃ってッ! 輪廻戦隊テンセイジャーッ!!!!!』チュドーンッッ!!!!!
金熊童子「なに!? 輪廻戦隊テンセイジャーだと!? というかそのメンツ」
碓井貞光「昨今の戦隊五人組は男性三人に女性二人が主流だからな。我らもそれに倣ったのさ!」
虎熊童子「ふむ、俺らもあんな感じの戦隊スタイルな名乗りで行くか?」
星熊童子「そうだな。名乗るとしたら、水鳥戦隊シュゴウジャーとか?」
碓井貞光「昨今の戦隊五人組は男性三人に女性二人が主流だからな。我らもそれに倣ったのさ!」
虎熊童子「ふむ、俺らもあんな感じの戦隊スタイルな名乗りで行くか?」
星熊童子「そうだな。名乗るとしたら、水鳥戦隊シュゴウジャーとか?」
虎熊童子「それ良いかもな。シロクマさんとグリズリーさんは酒はいける口かい?」
シロクマ「クマ」
グリズリー「クマ゙」
金熊童子「お前らも四人組から六人組になって五人組になったのか?」
碓井貞光「まぁそうだな、六人組から五人組になると人気出ると聞いたしな」
巴御前(あの御方と木曽四天王は私がいなくなった事により六人から五人になったから今頃人気者に……)
成田甲斐(なんか空気が弛んできているなぁ……)
坂田金時(く、ここらでいっちょテコ入れの様なものがあれば……)
巴御前(あの御方と木曽四天王は私がいなくなった事により六人から五人になったから今頃人気者に……)
成田甲斐(なんか空気が弛んできているなぁ……)
坂田金時(く、ここらでいっちょテコ入れの様なものがあれば……)
碓井貞光「しかしお前ら、シロクマとグリズリーはないんじゃないか?」
金熊童子「そうか?」
碓井貞光「どうして同じ鬼の仲間からメンバーを選ばなかったんだ?」
金熊童子「それはあれだよ、ダマスカス鋼とか昔の米農家の栽培法とかウォーターカッターとかと同じだよ」
卜部季武「何だそりゃ?」
金熊童子「ダマスカス鋼は種類の違う金属合わせて強さを出しているし米農家は複数の種類の米を栽培してるし」
成田甲斐「ウォーターカッターは水に砥石の粒を混ぜて物を切っているんだっけ?」
金熊童子「そう、ただの水だけを噴射しても鉄は切れないが砥粒を混ぜる事によって鉄を切る力を発揮をしてんだよ」
碓井貞光「成程、シロクマとグリズリーをメンバーに加えたのはそういう事か」
坂田金時「ふん、法隆寺を千年も支えている鉄の釘は不純物の少ない純度の高い鉄だぜ」
金熊童子「はん、純度100%の鉄に建物を千年も支える力は無い。ちょっと不純物が有った方が良いんだよ」
碓井貞光「成程、シロクマとグリズリーをメンバーに加えたのはそういう事か」
坂田金時「ふん、法隆寺を千年も支えている鉄の釘は不純物の少ない純度の高い鉄だぜ」
金熊童子「はん、純度100%の鉄に建物を千年も支える力は無い。ちょっと不純物が有った方が良いんだよ」
坂田金時「ふっ、過去の人間な発言だな!」
金熊童子「過去の人間な発言って、お前も過去の人間だろうが」
坂田金時「純度100%の凄さを理解して無い時点で俺とお前では歴然とした差がある!」
金熊童子「確かに純度100%の鉄を作り出すのは凄い大変だと知っているが」
坂田金時「お前に超高純度の凄さを思い知らせてやる! 来いっ! 巨大ロボ!!」
金熊童子「え?」
碓井貞光「おいおい、未だまともに戦ってないのにいきなり巨大ロボを出すのかよ」
金熊童子「お前ら巨大ロボ持ってるのかよ!?」
坂田金時「ふっふっふっ、その通りだ! そして動力源は原子力!」
金熊童子「ロボに原子力だと!? 危ないだろうが!」
坂田金時「そこは未来な技術、超高純度鉄を要所に用いて安全かつ高性能なのさ!」
碓井貞光「ついでに言えばコンピューター等に使われている半導体の材料も超高純度なシリコンだ」
金熊童子「ロボに原子力だと!? 危ないだろうが!」
坂田金時「そこは未来な技術、超高純度鉄を要所に用いて安全かつ高性能なのさ!」
碓井貞光「ついでに言えばコンピューター等に使われている半導体の材料も超高純度なシリコンだ」
星熊童子「お? 巨大ロボか。ハイカラだな」
虎熊童子「俺らも水鳥戦隊を名乗るからには巨大ロボの一台位は欲しいな」
巴御前「貴様ら、飲酒運転という犯罪行為をする気か?」
虎熊童子「お前は鬼やクマに人の道を説くのか?」
シロクマ「クマ」
グリズリー「クマ゙」
巴御前「人も鬼も熊も関係あるか! 飲酒運転は色んな人や物、世間に迷惑を掛ける行為だ!」
成田甲斐(……とある国の海軍は勤務中の飲酒OKなんだよなぁ......)
卜部季武「あ、俺達の巨大ロボが見えて来たぞ」
虎熊童子「あの空飛んでいるのがお前らが保有する巨大ロボか」
星熊童子「……大きさは五丈くらいか? もうすぐこっちに到着だな」
金熊童子(……あの巨大ロボ、強さはどの程度なんだろ?)
虎熊童子「あの空飛んでいるのがお前らが保有する巨大ロボか」
星熊童子「……大きさは五丈くらいか? もうすぐこっちに到着だな」
金熊童子(……あの巨大ロボ、強さはどの程度なんだろ?)
虎熊童子「しかし空飛んでいる巨大ロボはP-38やP-51やスピットファイアなんかで撃墜出来そうだよな」
星熊童子「それだったらメッサーシュミットやゼロ戦や震電も忘れちゃいけないだろ」
金熊童子「言われてみれば確かに撃墜出来る気がしてきた」
坂田金時「何言ってんだ? レシプロ戦闘機で巨大ロボを撃墜出来る訳が無いだろ」
成田甲斐「あと、メッサーシュミットはメーカー名で戦闘機の名前はBf109やMe262とかだから」
金熊童子「言われてみれば確かに撃墜出来る気がしてきた」
坂田金時「何言ってんだ? レシプロ戦闘機で巨大ロボを撃墜出来る訳が無いだろ」
成田甲斐「あと、メッサーシュミットはメーカー名で戦闘機の名前はBf109やMe262とかだから」
卜部季武「お、巨大ロボが到着したぞ」
ヒューーン ガシャンッ!! ゴゴゴゴゴ……
巨大ロボ『プシューー』
虎熊童子「おお、」
星熊童子「ロボだなぁ」
シロクマ「クマァ...」
グリズリー「クマ゙ァ...」
金熊童子「良いなぁ...」
坂田金時「フッフッフッ、どうだっ!?」
星熊童子「……どうしようか?」
虎熊童子「う~ん、確かに性能がいまいち分らんからどうしようか判断に迷うなぁ……」
坂田金時「フッフッフッ、どうだっ!?」
星熊童子「……どうしようか?」
虎熊童子「う~ん、確かに性能がいまいち分らんからどうしようか判断に迷うなぁ……」
坂田金時「何言ってんだ。原子力だぞ!? 圧倒的パワーなんだぞ!? 戦って勝つ気か!?」
金熊童子「しかし原子力なのに空を飛ぶのは危な過ぎるだろ。あのアメリカもやろうとして止めたぞ」
坂田金時「さっき言った超高純度鉄は酸すら効かない高耐腐食性でただの鉄よりめちゃくちゃ展延性があってひびが入ったり砕けたりしない!」
碓井貞光「更に言うとただの鉄よりも熱に強い」
虎熊童子・星熊童子「「へぇ~」」
坂田金時「どうだぁ!? この巨大ロボはっ!?」
巨大ロボ『プシューー』ゴゴゴゴゴ……
金熊童子「う~ん、ゲームの話になるが、とある文明発展をテーマにした戦略ゲームでな」
成田甲斐「それは...」
金熊童子「一番最初に核兵器を手にして、他の奴等が核兵器を保有して無い状況だと平気で核兵器が放たれるんだよ」
虎熊童子「成程、核による反撃が来ない事をイイ事にやりたい放題好き放題に核兵器を使用する訳か」
金熊童子「そう。でだ、仮令 自分が圧倒的優位でもやりたい放題好き放題は、俺はしない」
金熊童子「一番最初に核兵器を手にして、他の奴等が核兵器を保有して無い状況だと平気で核兵器が放たれるんだよ」
虎熊童子「成程、核による反撃が来ない事をイイ事にやりたい放題好き放題に核兵器を使用する訳か」
金熊童子「そう。でだ、仮令 自分が圧倒的優位でもやりたい放題好き放題は、俺はしない」
坂田金時「……考えてみればやっぱいきなり巨大ロボはないよな」
卜部季武「うん」
碓井貞光「そうだよな」
巨大ロボ『グゴゴゴゴゴ……』ゴゴゴゴゴ……
星熊童子「おや? なんか巨大ロボ調子悪そうじゃね?」
金熊童子「まさか、原子炉に異常でも発生したんじゃ...」
卜部季武「そんな事言うなよ縁起でもない」
坂田金時「異常が発生しない様にしっかりと安全設計だぞ」
虎熊童子「何だっけ? あり得ないなんて事はあり得ないだっけ? 世の中どんな事も起こり得るだろ?」
ピカァーーーーー
卜部季武「うおっまぶしっ」
金熊童子「まさか本当にロボがっ!?」
ピカァーーーーー
卜部季武「うおっまぶしっ」
金熊童子「まさか本当にロボがっ!?」
ピカァーーーーー
―――
――
―
虎熊童子「う~ん、ここは? さっきとは違う場所だな……」
金熊童子「う~ん? 確か、突然光に包まれて……」
「おおっ、異世界から勇者の召喚に成功した様じゃな!」
「はい! 女王様!」
金熊童子・虎熊童子・星熊童子・シロクマ・グリズリー・坂田金時・碓井貞光・卜部季武・巴御前・成田甲斐『えっ!?』
坂田金時「貴女は……」
女王「わしはこのテコイーレ王国の女王じゃ」
金熊童子「テコイーレ王国? 聞いた事無いなぁ」
召喚師「それはそうですよ、ここは貴方達が居た世界とは異なる世界ですから。あ、私は召喚師です」
女王「今このテコイーレ王国はピンチに陥っておる! 諸君らを召喚したのはこのピンチを救って欲しいからじゃ! 頼む! 勇者達よ!」
金熊童子「テコイーレ王国? 聞いた事無いなぁ」
召喚師「それはそうですよ、ここは貴方達が居た世界とは異なる世界ですから。あ、私は召喚師です」
女王「今このテコイーレ王国はピンチに陥っておる! 諸君らを召喚したのはこのピンチを救って欲しいからじゃ! 頼む! 勇者達よ!」
虎熊童子「成程、この国がピンチになり援軍として俺達を召喚した。で間違いないんだな?」
女王「その通りじゃ!」
金熊童子「断ろう」
召喚師「え!?」
坂田金時「ふん、困っている人を見捨てるとは、やっぱ鬼だな」
金熊童子「はっ、お前はアーサー王伝説の序章を知らんのか?」
坂田金時「え? アーサー王伝説の序章って、アーサーが剣を抜く話だろ? それが何だよ?」
金熊童子「違う、その前の話だ」
坂田金時「? その前の話って」
金熊童子「ブリテン島戦国時代、一人の男が力でもってあと一歩で天下統一出来るところまで来てライバルの有力者を暗殺したんだよ」
坂田金時「暗殺なんて汚い男だな」
金熊童子「そしたら彼に従っていた諸侯が一斉に彼を見限った」
金熊童子「ブリテン島戦国時代、一人の男が力でもってあと一歩で天下統一出来るところまで来てライバルの有力者を暗殺したんだよ」
坂田金時「暗殺なんて汚い男だな」
金熊童子「そしたら彼に従っていた諸侯が一斉に彼を見限った」
虎熊童子「バカな奴だよな。ブリテン島を力で統一出来るのに暗殺なんて姑息な手を使って周りから“実は大した事ない奴”と見られちまったんだからな」
金熊童子「で、諸侯は暗殺された有力者の息子を総大将にして攻め、彼はピンチに陥る」
坂田金時「自業自得だな」
金熊童子「そこで彼がピンチを切り抜ける為に、ヴァイキングを援軍として呼び寄せたんだよ」
坂田金時「え」
碓井貞光「あぁ、言いたい事が何となく分かってきましたよ」
金熊童子「そして援軍のヴァイキングの奮戦空しく彼は城を枕に討ち死に。ヴァイキングは敗走、略奪しながら食繋いで結局ブリテン島から駆逐された」
坂田金時「……俺達がその汚い男の援軍のヴァイキングだとでも?」
成田甲斐「取り敢えず詳しい事情を聞いてあげましょうよ。詳しい事情が分かった後にどうするか決めれば良いでしょうよ」
金熊童子「そして援軍のヴァイキングの奮戦空しく彼は城を枕に討ち死に。ヴァイキングは敗走、略奪しながら食繋いで結局ブリテン島から駆逐された」
坂田金時「……俺達がその汚い男の援軍のヴァイキングだとでも?」
成田甲斐「取り敢えず詳しい事情を聞いてあげましょうよ。詳しい事情が分かった後にどうするか決めれば良いでしょうよ」
碓井貞光「そうしよう。それじゃテコイーレ王国の女王さん、詳しい事情を話して下さいな」
女王「うむ、詳しく説明するとじゃな、隣りの国のお婆さんがタヌキに殺されたのじゃ」
『えっ!?』
女王「そしてそのタヌキをウサギが拷問したのじゃ」
卜部季武「え~と、今このテコイーレ王国は危機に陥っているんだよな? 何でタヌキにウサギ?」
女王「話を最後まで聞くのじゃ。その拷問されたタヌキがテコイーレ王国の女王に命じられたやったと証言したそうじゃ」
金熊童子「もしかしてそれでさっきのアーサー王伝説の序章みたいな展開になったのか?」
女王「うむ、そうじゃ。そしてそのウサギが怒り、挙兵して私を倒しに進軍しておるのじゃ」
召喚師「もちろん女王様はタヌキに隣りの国のお婆さんを殺す様には命じられておりませんしその旨をウサギに伝えてますが聞く耳持ちません」
金熊童子「……どうしようかね?」
碓井貞光「確かになぁ……」
虎熊童子「つーかタヌキにウサギかよ。で、ウサギの挙兵でこの国はピンチなのかよ」
金熊童子「……どうしようかね?」
碓井貞光「確かになぁ……」
虎熊童子「つーかタヌキにウサギかよ。で、ウサギの挙兵でこの国はピンチなのかよ」
召喚師「そうは言ってもですよ、相手はただのウサギじゃないみたいなんですよ」
女王「その通りじゃ。このテコイーレ王国は普通ではないウサギの軍によってピンチじなのじゃ」
金熊童子「まぁ考えてみたらぶっちゃけ俺らこの件に首突っ込まなくって良いよな?」
星熊童子「俺はこの国を助けようかなと思うんだが?」
金熊童子「え?」
召喚師「本当ですか!?」
金熊童子「どうしてだ?」
星熊童子「え~と、所ジョージだったかビートたけしだったか明石家さんまだったか誰が言ったか忘れたんだが」
星熊童子「“正解は面白くない”。のらくろもよく失敗していた時の方が面白かったと俺は思う」
虎熊童子「ふ、確かに。別に失敗しまくる事は悪い事じゃないしな。俺もこの件に首突っ込んでみるか」
巴御前「いや、失敗のし過ぎは悪いだろ」
金熊童子「……真に悪いのは失敗を誤魔化し無かった事にして同じ失敗を何度も繰り返す事だろう。俺も失敗恐れずやってやるか!」
虎熊童子「ふ、確かに。別に失敗しまくる事は悪い事じゃないしな。俺もこの件に首突っ込んでみるか」
巴御前「いや、失敗のし過ぎは悪いだろ」
金熊童子「……真に悪いのは失敗を誤魔化し無かった事にして同じ失敗を何度も繰り返す事だろう。俺も失敗恐れずやってやるか!」
虎熊童子「それでお前たちはどうするんだ?」
坂田金時「困っているなら助ける、目的が一緒なら協力と行こうじゃないか」
金熊童子「おし、それじゃ、行くぞ!」
『おう!!』
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妹「それでくまさんたちはどうなったの?」
兄「熊は知らんが鬼たちはその後乗り込んだ船が沈没したんだってよ」
妹「えー、なんで?」
兄「泥船だったからだよ。あまりにも惨めすぎて誰も語ろうとしないってのが本当のオチかな」
完
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