南方棲戦姫「アナタ、テイトクガホシクナイ?」 (75)

・艦これ二次創作
・安価
・エロあり
・キャラ崩壊
以上の内容を含みますのでどうぞご了承くださいませ



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「ショートランドが奇襲を受けた…?」

誰かが呆然とつぶやく。

敵の拠点へ攻撃に出撃している間に自分たちの拠点が奇襲を受けた。

提督からの緊急電を受電した第一艦隊の面々は

予想だにしていない展開に理解が追い付いていなかった。

『我、敵艦隊による大規模な攻勢を受く。敵勢多数にて包囲さる。

第二艦隊以下残存する将兵勇猛果敢に奮戦するも、

敵来攻以来想像に余る物量的優位をもって劣勢如何ともしがたし。

戦局ここに至りこれ以上の攻勢及びショートランド泊地の維持は不可能と判断し、

作戦中止及び泊地の破棄を決定す。

この要地を敵手にゆだねるやむなきに至れるはまこと恐懼に堪えず幾重にもお詫び申し上ぐ。

各艦隊への司令は以下の通りとす。

・第一艦隊以下攻撃艦隊は攻撃を中止し北方へ転進、トラック泊地を目指し撤退せよ。

・第二艦隊以下警備艦隊残存将兵は再結集し各自敵の包囲を北方へ突破、同じくトラック泊地へ撤退せよ。

泊地守備隊以下泊地に在る地上兵力は敵に最後の鉄槌を下しこれを殲滅、我が軍の真価を発揮せんとす。

我らショートランド地上兵力一同謹んで聖寿の万歳を奉唱しつつ、永久のお別れを申し上ぐ。

従来の懇情を深謝すると共に我ら人類の健勝を祈念す。』

それでも、第一艦隊の面々はさすがに歴戦の勇士だけあり、

状況を飲み込むのも早かった。

しかし、味方が、しかも敬愛する提督が包囲され、

今まさに玉砕しようとしているという事実は冷静な判断力を奪っていた。

第一艦隊の面々は司令を無視してショートランドの救援へ向かうことを決断した。

敵は圧倒的多数であり、いくら第一艦隊といえども勝機はないように思えた。

だが、来るはずがないと思い込んでいた第一艦隊の出現により敵は浮き足立ち奇跡的に戦況は拮抗、

敵味方入り混じった混戦となった。

それでも既に泊地は敵の攻撃により無残に破壊されており、提督の生死は不明となっていた。

その中で一人の艦娘が敵を突破し泊地へ到着、提督の執務室を目指し駆けていた。

彼女は他の多くの艦娘と同じように提督のことが好きだった。恋い焦がれていた。

どうにかして提督を助け出し、共にトラックへ撤退しようとしていた。

提督を失うことに耐えられそうもなかったのだ。

そこら中に無残に打ち捨てられている陸軍兵士や海軍陸戦隊の屍がさらに彼女の焦燥感を増長させた。

破壊された施設へ駆け込み、執務室へ突き進む。

施設の中は、なぜかむせるような甘ったるい匂いに満ちていた。

怪訝に思うも気にかけている暇のない彼女は、毒ガスの類でないことを信じて突き進んでいく。

彼女は知る由もなかった。これは深海にのみ咲くという花の匂いであること。

そしてそれには強い興奮作用、つまり催淫作用があることに。

戦闘を潜り抜け、全力疾走している彼女の息は切れていた。

そのため、この香を多く吸い込んでしまった。

体がほてり、心臓がさらに大きく早く鼓動を打ち、頭にまるで靄がかかったかのような状態になる。

だが、それに気づくことも出来なかった。

執務室の前に到着し、一瞬の躊躇いの後に一気に扉を開け放つ。

中にいたのは意識不明で倒れている提督と南方棲戦姫だった。

とっさに武器を構えるも提督を盾にした敵を倒せることもなく、敗北してしまう。

武装を解除され、死を覚悟し、恐怖と絶望に押しつぶされそうになるも、せめて誇りを失わないようにふるまう。

だが、残忍な敵が彼女にとって何の面白みもない死に方を許してくれはしなかった。

艦娘自身をいくら責めても無駄だと悟った南方棲戦姫は標的を提督に変えた。

提督が無残に弄ばれ殺されそうになっている所を見せつけられた艦娘は、遂に耐えることができなかった。

涙ながらに提督の命だけは助けてと懇願した。

それを見た敵はニタリと笑みをうかべ、提督を助けてほしいならと艦娘に屈辱的な仕打ちを与えた。

それに従うしかなかった艦娘は、歯を食いしばり、屈辱に耐えるしかなかった。

相手を散々辱めることで満足し、いったん冷静になった彼女は改めて自分の使命を思い出す。

提督から重要な情報を引き出すこと。

それを達成するために拷問までしたが、提督は吐きそうになかったのだ。

そこで彼女は閃いたのだった。

艦娘に一つの提案をした。

南方「アナタ、テイトクガホシクナイカシラ?」

~加賀の場合~

加賀は、相手の言葉に耳を疑った。

「何を…言っているの…?」

「テイトクヲアゲルトイッテイルノ」

「ふざけないで!何のつもり?」

「アナタテイトクガホシイノデショウ?アンナシウチニモタエタアナタニ、ケイイイヲヒョウシテコイツヲアナタニアゲルワ」

「そんな…こと…本当に何のつもりなの?」

加賀は、本来ならこんなふざけた提案などすぐに断っていた。

しかし、この極限状態と淫花の匂いで冷静な判断力が、理性が揺らいでいた。

加賀は、すぐに断らなかった。

「ベツニ、イッタママヨ」

そういうと敵は加賀の豊かな胸を鷲掴みにして揉みしだいた。

「っ!!」

「コンナオオキナムネ、アナタハイヤラシイ。オトコヲサソウメスノカラダ」

「くぅ…!私は…いやらしくなんてないわ!」

「…ナラ、ドウシテコンナニナッテイルノカシラ?」

「~~~!!」

加賀は耐えがたい快感を感じて初めて、自分の乳首が勃起していることに気が付いた。

それを強くつままれたために感じてしまったのだ。

(そんな…どうして…)

加賀は羞恥のために一気に顔を赤くした。

相手は慣れた手つきで上衣の襟から手を差し入れて加賀の乳首を弄び、胸を揉んで刺激してくる。

抵抗しようと手を掴もうとしたらギロリと睨まれた。抵抗するなということだろう。

加賀は先程負けたばかりだ。ここで相手の機嫌を損ねるのは良くない。

そう判断してされるがままになった。

「んん…ふぅ…あぁ…」

しかし、耐えようと思っても喘ぎ声が出てしまうのを止められない。

敵は加賀の胸を弄び蹂躙していく。

「シンコキュウシナサイ」

「…すぅ…はぁ…すぅ…ふぅ…」

一通り胸を弄ばれて加賀はすっかりできあがってしまっていた。

肌は上気して汗ばみ、瞳はトロンと蕩けていた。

先ほどまで弄られていた胸は上衣の上からも分かるぐらいに乳首が勃起してしまっていた。

袴の中は女性用のふんどしだったがそれもいやらしい液で湿ってしまっている。

相手に命令されたことも素直に受け入れてしまう。冷静な判断力が完全に失われていた。

そして深呼吸によってさらに淫花の匂いを吸い込んでしまい、もはや加賀は発情した犬のようになっていしまっていた。

下腹部が甘く疼き、秘所を手で弄りたくなってしまう。

「くぅ…ふぅ…」

加賀は先程まで感じていた死の恐怖をすっかり忘れ、

戦闘中に意識を失った好きな人の前で淫行に及んだという今まで感じたことのない甘美な背徳感に心を奪われていた。

「ヒトツオシエテアゲル。テイトクガスキナコハベツニイルワ」

「え…?」

冷水を浴びさせられたようなショックを感じた。

南方がまるで我が子を慈しむような笑顔でそっと顔をよせ、加賀の耳元で南方棲戦姫はその名前を呟く。

(マア、ウソナノダケレドネ!)

南方棲戦姫はいくら敵の重要人物だろうとそんなことまでは知らなかった。

だがそれっぽい艦娘の名前を言うだけで今の加賀はコロッと信じてしまう。

「…そう。そうなの。まあ、そうなのかしらね」

加賀は敵に無残に踏みにじられ破らされてしまった初恋と

その相手の提督を想い、無表情のままですぅっと一筋涙を流した。

「デモ イマナラマダ アナタニモショウキガアル」

「勝機…」

「キセイジジツ ツクッテシマイナサイヨ」

「既成事実…?」

「コノオトコハアナタノコトモスキ。マダマヨッテイル。

ダカラココデキセイジジツヲツクレバ、コノヒトノココロハイッキニアナタニカタムク」

「私のことも…好き…!」

「サア、イマナラカンタンニツクレルワ。オシタオシテアイヲハグクンジャナサイヨ」

「でも、こんな抜け駆けみたいな形でするなんて…よくないわ」

「ジャアモウヒトツリユウヲアゲル。ココデコノオトコトセックスシナサイ。サモナイトコロスワ」

「殺す…?」

「ソウ。テキニソウイワレチャシカタナイワヨネ?

ダカラヤッテモイイノ。ダッテシカタガナイノダカラ」

「仕方ない…そう、これは仕方ないの…でも…」

加賀はもう我慢の限界だった。

敵から提督に他に好きな人が居ると話され悲しみと絶望のあまり涙を流した。

そこで提督は加賀のことも気になっていて、今はまだ迷っていると聞かされた。

既成事実を作れば一気に自分の方へ傾くと唆され、ならばそうしてしまおうと今にも提督に襲い掛かりそうだった。

だが、すんでのところで最後にひとかけら残った理性が加賀を引き留めていた。

息は荒く、「はぁ…はぁ…」と変質者のような粘っこい息遣いでも。

いつもはキリっとした表情もごちそうを目の前にした狼のようなだらしのない表情になっていて、

凛々しく、知性を湛えているはずの瞳が妖しい光を放っていても。

それでも、加賀は何とか耐えていた。

(ナンテキョウジンナセイシンリョクカシラ!デモ、コレデ)

南方は加賀の精神力に驚嘆したが、おもむろに倒れている提督のもとに歩いて行ってそのズボンを下着ごと引き下げた。

「…!!」

加賀は、驚きの余り目を見開いた。目を奪われた。

この淫花の匂いの充満する執務室で意識を失っていたとしても提督もまた興奮状態になっていたのだ。

しかし、ズボンとジャケットの裾に隠されて見えていなかった。

だが、それがいま、晒された。

赤黒く立派に反り立った提督の肉棒はとてつもない巨根だった。

その亀頭はテカっており、意識なくとも提督もまた興奮状態にあることは明らかだった。

そんなモノに視界を蹂躙された加賀の理性は

「…♡」

儚く消え去った。

「提督…♡」

加賀はもう発情した獣のようになっていた。

妖しい笑顔を湛え、舌なめずりしながらにじり寄ってくるその様は恐怖を感じさせた。

だがそれと同時に妖しい魅力も放っており、それから逃げることは男であれば不可能だろう。

加賀「提督…ずっと好きでした。お慕いしています。どうか私に御奉公させてください」

加賀「提督、どうか返事をしてください。もし返事がないようならば、同意と受け取りますからね?」

加賀「…そうですか、では、ご奉公させていただきます。」

そういうと加賀は提督のモノに舌を伸ばした。

加賀はこういったことをするのは初めてだが、それでも何も知らない箱入り娘というわけではなかった。

女性向け雑誌にそういった特集があることもあるし、ネットで調べればだいたいわかるからだ。

しかし、もし純粋に提督と両想いになれたとしても、

いきなりこのようなことはしなかっただろうしできなかっただろう。

だが、今の加賀はまともでなかった。

淫花の匂いに惑わされ、敵の甘言に弄され、娼婦のように振舞っていた。

始めは舌先で先端を刺激するだけだったが徐々に奥へ奥へと攻めていった。

カリのあたりまで口に含み、さっきまで穢れなくキスも経験したことのなかった唇で、

いつもなら凛とした言葉を紡ぐ舌で、淫売のようにただひたすらに男を悦ばすように刺激を加える

提督「うぅ…ぐ…」

提督からうめき声が漏れ、腰が浮く

さらに奥へ攻め込む加賀は、とうとうモノのほとんどを口に含んでしまった。

加賀「んちゅ…ぐちゅ…ずちゅ…」

慣れないながらも持ち前の器用さや賢さからすぐに要領を得て、

巷ではバキューム何とかというような恥ずかしい名前をつけられている技も使い始めた。

淫らで恥ずかしい水音が漏れるがそれでさえも加賀自身を興奮させた。

舌で付け根から先端へ撫で上げ、唇で優しく刺激し、咥内でビクビクと痙攣する一物を抑え込む。

そういったことを繰り返して提督へ快楽を与える。

「うぅ…ぐぅ…あぁ!」ビュルビュルル

とうとう提督は我慢できなくなり加賀の咥内は提督の精液で満たされた。

加賀にとって、それがどんな味であれ、愛する提督の物だというだけで素晴らしくおいしいものだと感じた。

加賀「ん…ズルズル…んぅ…ずちゅぅ…ぷはぁ…」

加賀「ふぅ…ごちそうさまでした、提督」

尿道に残っている分まで吸い出し、一息ついてから加賀は満足そうな表情を浮かべた。

提督はまだ起きていない。

快楽によってか多少だらしのないことになっていたが、

自分がそうさせたのだと考えるだけでゾクゾクとした征服感、達成感を感じた。

加賀「提督…」

加賀はたまらなくなり、提督に抱き付いた。

胸板に顔を擦り付け提督の匂いを胸いっぱいに吸い込む。

満足したら今度は至近距離から提督を見つめ、頬と頬とを擦り合わせ、提督へ口づけした。

提督(うぅ…)

提督は口の中に何か暖かいものが差し込まれているのを感じて目を覚ました。

しかし、寝ぼけていてされるがままになっている。

先ほどまで何かとても気持ちが良かった気がするがよくわからない。

ただ、今は体にのしかかる重さと暖かさ、

そして顔にかかる誰かの息遣いと咥内を這う、まるで誰かの舌のような熱いものを感じる。

提督(これじゃあまるで、誰かにキスされているみたいだ…)

そして何か甘ったるい匂いと共に加賀の匂いがすると思ったところで急速に意識を覚醒させた。

提督「んむ!?」

加賀「ん…ちゅっ…はん…むちゅ…んふ…ずちゅっ…」

提督(か、か、か、加賀にキスされている!?)

加賀は目を閉じて一心不乱にディープキスしてきていた。

提督の上にのしかかり、右足に自身の両足を絡めてまるで自身の秘書を提督の腰に擦り付けているようだ。

加賀の左手は提督の頭に添えられており、右手は提督の左手と恋人つなぎしているという状況だった。

提督「んー!」

空いている右手で加賀の肩をタップする

加賀「んふ…?提督?起きたのですか?」

提督「ああ。だが一体どうして君はこんなことを…いや、それより今どうなっているんだ?」

提督は記憶をたどった。

そして奇襲を受け、何体かの深海棲艦が上陸してきて、

必死の戦闘も虚しく部隊は壊滅して南方棲戦姫に拷問を受けたことを思い出した

提督「!!」

さっとあたりを見回す。

そして滅茶苦茶に破壊された部屋と机の上でニタニタ笑いながらこちらを伺う南方棲戦姫と目が合った。

提督「!?」

「ハーイ」

ひらひらと手を振る敵を見て心臓が止まりそうになる。

提督「加賀!!敵だ!!」

加賀「敵?ああ。見ていたの?趣味が悪い」

「カンシハヒツヨウデショ?」

提督「加賀!?」

まるで敵ではないように奴へ話しかける加賀を見て耳を疑った。

提督「どうして…君は!裏切ったのか!?」

加賀「まさか!違います。どうしてそのようなことをおっしゃるのですか?泣いてしまいそうです」

提督「ではなぜ敵の真ん前でこのようなことをしているんだ!?」

加賀「それは…提督と私の命を助けてもらうにはこうしなくてはいけないからです」

提督「何!?」

加賀「助けにきたのですが、提督を盾にされて負けてしまいました。そこでこうするように言われたのです」

提督「どうして撤退しなかったんだ!!命令違反だぞ!!」

加賀「…そんな事、分かっていますよ!!でも無理だったのです!!貴方のことをお慕いしていたのですから!!」

提督「なっ…!?」

加賀「提督、お慕いしています。好きです。愛しています。どうか私と添い遂げてください」

提督「加賀…」

加賀の怒鳴り声で少し冷静さを取り戻した提督は改めて加賀を見る。

加賀は明らかに正常ではなかった。いつものような凛とした頼りがいのある一航戦、加賀ではない。

真っすぐで意志の強さや知性を湛えていた瞳は、今や昏く妖しい光を放っていた。

きりっと結ばれているはずの口元もだらしなく開き、唾液が糸を引き、甘ったるい吐息を吐き出している。

普段はしっかりと着ているはずの袴の上衣も胸元が大きくはだけ、情事前のような雰囲気を醸し出している。

提督「どうしたんだ?何をされた?」

加賀「なにもされていませんよ。強いて言うなら負けたくらいです」

「ヤレヤレ。イシキヲウシナッテイタカラカ、マダキイテイナイヨウダナ」

提督「何がだ!?」

「オイオマエ、コレヲヤル。コレハノムトスナオヌナルミズダ。ノマセレバソイツノホンネガキケルゾ?」

加賀「それはどうも」

提督「加賀!!正気に戻れ!!」

加賀「私は正気ですよ、提督。さあ、これを飲んでください」

提督「誰が飲むか!?そんな怪しいもの!!」

加賀「そうですか…では」

そういうと加賀は瓶に入っている透明で水より少し粘度の高そうな液体を口に含んだ

提督「加賀!?飲むな!!…んむ!?」

そしておもむろに提督に口づけしてきた。

驚きの余り少し開いてしまった口の隙間から、加賀が舌をねじ込んでくる。

そうなれば加賀の咥内の液体も一緒に流れ込んでくる。

提督「ぶふ!!ごほ!!ごほ!!」

必死に吐き出そうとする抵抗もむなしく、怪しい液体を提督は少なくない量飲んでしまった。

提督「うぅ…くぅ…」

たちまち提督は酷く酔ったときのように前後不覚になった。

そんな提督に対して加賀は瓶に残っていた液体をすべて飲ませた。

加賀「提督、愛しています。」

提督「か…が…」

加賀「ん…ちゅっ…はむ…」

そうして加賀は再び提督に口づけした。

加賀のような美人にキスされるということで提督の男としての本能が無様に反応してしまう。

再び固くなっていく提督のモノに気付いた加賀はキスを中断して妖しげな笑みを浮かべながらそれに触れる

提督「う…」ビクン

加賀「提督、うれしいです。こんなに大きくしてくださって。私に興奮してくれたのですね?」ゾクゾク

そういうと加賀はおもむろに立ち上がり、服を脱ぎ始めた。

上衣をはだけさせ脱ぎ捨て、袴を止める紐をほどき重力に任せてしゅるりとそのまま落とす。

加賀はたちまちふんどし姿になった。

上気した肌にまるで売春婦か何かのような好色な表情を浮かべている。

豊かな胸の先端ではつんと勃起した乳首が自己主張していた。

良く引き締まっているがそれでも女性的な柔らかさを両立させているお腹には

汗か何かが幾筋か垂れていて魅惑的に思える。

最後の秘所を隠すふんどしは秘所にあたる部分がシミになっており、内股をつたって何かが流れ落ちている。

加賀「どうぞ、胸を使って御奉公するので気持ちよくなってください」

加賀はゆっくりとその引き締まった肉体と豊かな胸を見せつけるように歩み寄り、

提督の下半身付近に四つん這いになるとその豊満な胸を使って提督のモノを挟んだ。

提督「く…はぁ…」

加賀「んふ…はぁ…はぁ…はぁ…」グチュグチュグチュ

そして初めはゆっくりと慈しむようにそしてだんだんと力強く激しく揉みしだいてくる。

そのまなざしは提督のモノにくぎつけとなっていて期待の笑みを浮かべていた。

提督「うわ…く…加賀…」

柔らかく弾力のある胸に挟まれその快楽と加賀にパイズリされているという事実が徐々に提督を興奮させ、

腰を浮かせ始めてしまった。

加賀「はぁ…はぁ…ん…はぁ…」ペロペロ

そして加賀は追撃とばかりに舌を使って亀頭の先端をペロペロと舐める。

ちらりと上目遣いにこちらを伺う加賀は淫靡な魅力を醸し出す。

尿道に舌を差し込むように刺激され、たちまち出したい衝動に駆られた。

提督「加賀ぁ…」

加賀「ふぅ…」

しかし加賀はそこでやめてしまう。

途中でお預けをくらったようになった提督はたまらなかった。

提督「な、なんで…」

加賀はおもむろに膝立ちになると少し前に移動した。

そう。まるで騎乗位をするような…

そこでハッと少しだけ正気を取り戻した提督は何とか脱出しようと身をよじらせる。

しかし、拷問で受けた痛みと飲まされた液体のせいで思う通りに動けない。

提督「加賀…やめろぉ!こんな形でするべきじゃない!」

しかし必死の懇願もむなしく加賀はふんどしに手を掛けるとそれをほどいていく。

はらりと糸を引いて提督の下腹部に落ちたそれはびしょびしょに湿っていた。

露わになった加賀の秘所はすっかり濡れており、男を迎え入れる準備は万端だった

加賀「提督…今、私は提督の女になります。どうか見ていてください。提督の立派なものが、私を女にするところを」スッ

そう恍惚に浸ったような表情と声音でつぶやいた加賀は自分の手をあてがって提督のモノを自分の秘所に導いた。そして…

提督「駄目だ加賀!やめろ!やめてくれ!くっ…はぁ!」ツプズプ

少しずつ腰を下ろしていった。

先端が加賀の中に入る。

濡れていてすんなりと提督のモノを咥えたそこはとても暖かく擦れる加賀の秘所の感覚が与える快楽に必死で耐える。

しかしすぐに突っ張った抵抗感を感じた。


加賀「んぅ…くぅ…」

少しだけ苦しそうに眉を寄せ息を吐く加賀。少しずつ体重をかけていく。

汗が加賀の体をつたい落ちて提督の体に垂れる。そしてついに…

加賀「くっ…ふぅうん!」ブツッスブブブ

その抵抗感がブツッとなくなると同時にズブリとさらに深いところまで入っていった。

加賀「ふー…ふー…」ズブズブズブ

まるで痛みに耐えるように荒い息を繰り返しつつも、秘所から幾筋かの血を流しつつも、

加賀はさらに腰を落として提督のモノをすべて飲み込もうとしている。

はじめて男を受け入れたそこは、とてもきつく提督のモノを押しつぶそうとしているかのようだった。

その結果、加賀の中の媚肉が強く提督のモノを刺激して耐えがたい快楽をもたらした。

さらに加賀が腰を落とし、モノがズブズブと中に埋没していくと、亀頭が何か少し堅い、抵抗感のあるものにあたる。

提督(まさか…これが噂の子宮口という奴なのか!?)

加賀の中の一番奥まで届いたという事実は少なからず提督の男心をくすぐった。

加賀「はぁー…はぁー…」ズブ…ズブ…

それからさらに加賀が腰を下ろして、子宮口を押し上げつつ提督のモノが加賀の中に埋没していく。

ようやく全部が入りきり、加賀が提督の下腹部ぺたんと座るようになった。

加賀「…提督。これで私は貴方のものです。貴方が私を女にしてくれた。…ああ!」ゾクゾク

加賀「愛しているわ提督!こんなにうれしくて満たされて気持ちは初めて!提督!提督!」ガクガク

感激のためか、あるいは達成感のためか加賀は狂乱したような笑みを浮かべ、自分の体を抱きしめ、震える。

提督「加賀…やめるんだ…!今すぐ抜け…!」

やっとのことでそれだけ呻くようにつぶやくと加賀はぴたりと固まった。

加賀「…どうしてそのようなことを言うの?私たちはもう夫婦のようなものよ?」

提督「俺はこんなこと…!望んでいない…!」

すると加賀は傷ついたような表情を浮かべた。

しかしすぐにもとの恐ろしい微笑みを湛えると狂気に侵された瞳で提督を見下した。

加賀「そうはいっても、貴方の本心は望んでいるようだけど。」

加賀「どうしてこんなに立派になっているのかしら?男の人は、その気にならなければこうはならないでしょう?」


提督「それは…生理反n」

加賀「ああ、分かりました。もっと気持ちよくしてくれということね?ごめんなさい。」

加賀「何分、初めてだったものだから。結構いたいのよ?私は。」

加賀「でもそれ以上に幸せ。提督に愛されているということなのだから!だから、そろそろ動いてあげます」ズチュ ズチュ

そういうと加賀は腰を前後に動かし始めた。

提督「ちぃっがぁっ…うぅ…!」ビクンビクン

想像を絶する快感が提督を襲った。腰が浮き、砕けそうになるのを抑えるので必死だった。

もはや何かを喋る余裕はない。目を開いていると加賀が動くのに合わせて淫らに揺れる豊かな胸が更なる興奮を誘う。

提督は目をぎゅっと閉じて歯を食いしばって何とか出さないように我慢するのでいっぱいいっぱいだ。

加賀「くぅ…ふぅ…はぁん…」ズキズキ

加賀はまだ多少痛むのか痛みをこらえているような呻き声をあげていた。

しかし時間がたつにつれ、この部屋に漂う淫花の匂いのおかげか加賀は痛みを感じなくなっていった。

そうなると、加賀の動きは快楽を求めてより激しくなる。

加賀「んはぁっふぅっうんっあんっ」ズチュ ズチュ グリグリ

前後だけでなく上下や円を描くような動きなどと言った動きをし始める。

いやらしい水音と体と体がぶつかり合う音、そして加賀の喘ぎ声を押し殺した吐息の中、

提督は暫くただ無心に耐えていたがもはや耐えられない。

このままでは加賀の中に出してしまう。そうなれば妊娠してしまう可能性もあるのだ。

提督「加賀ぁ!もう限界だ!抜いてくれ!」

加賀「ていっ、とくっ、んはぁんっ、いいっ、ですぅ、そのままぁ、中にっ、出してっ!」グリグリグリ ズチャ ズチャ ブシュッ

提督「駄目だぁ!妊娠するぞ!」

提督がそう言った瞬間、加賀とろけ切った瞳で提督を見つめ、にこりと笑みを浮かべると

加賀「くださいっ!産みます!産みますっ、からぁ!このまま!」ズチャズチャズチャズチャ

さらにペースを上げた。たまらず提督は限界を迎える

提督「…!もうだめだぁ…!抜けぇ!!」ビュルルルル

加賀「くぅっ!!ふぅっ!!んはぁん!!はぁ…あぁ…!!」ビクンビクン

提督の射精の直後絶頂を迎えた加賀は背中を反って目を見開いた。

口から嬌声が出てしまいそうなのを必死に押し殺して目がくらむような快楽に堪えた。

少しして気を取り戻すとそのままゆっくり体を前に倒して提督に抱き付く。

秘所にはまだ提督のモノが入ったままで、そこから愛液や精液が混ざり合ったものが垂れて床を汚す。

2人は互いに息を整えながら寝そべっていた

加賀は幸福を感じていた。

提督の胸板のたくましさを感じながら、提督の吐息を耳元に聞きながら、ただただ幸せを噛み締めていた。

あれほど欲して恋い焦がれた提督が今自分を抱いて、中に出したのだ。

ライバルが多くて、その中でも地味な存在である自分が提督と添い遂げられることはないだろう、

初恋は実らないだろうという予感が加賀を苦しめていた。

質実剛健な提督に次第に惹かれていき、

いつしかこれが恋なのだと気づく頃にはもう立ち止まれないし後戻りできない所にいたのだ。

そういう雑誌やネットの記事を読むことで得た知識を用いて、

何とか提督にアピールしてみてもどうも結果は芳しくなさそうだった。

それに他の艦娘たちのようにより直接的に抱き付いたりだとかすることは恥ずかしくて加賀にはできなかった。

何回、枕を涙で濡らしたのか分からない。

しかし、現実は違った。加賀は提督と愛し合い、その身に提督を受け止めたのだ。

提督が私の体に興奮して、気持ちよくなってくれた。

つながって一つになることが出来た。これほどうれしいことはない。

もはや今の状況も戦争もどうでもよかった。

共に戦った仲間には悪いとも思うが、それでも私はこの幸せを手放したくない。

ただ提督と二人で生きていければそれで満足だった。

提督はどうしてこんなことになったのだろうと考えていた。

加賀はとても魅力的な艦娘だ。凛としており、常に冷静で頼りがいのある空母娘だ。

後輩に厳しかったが、それは後輩を想うが故だということを知っていた。

普段はとてもクールで、時には冷たいと感じるようなこともある。

しかしそれは加賀が感情表現が苦手なだけで、本当は人並み以上の感性の持ち主だということも赤城に聞いていた。

正義感にあふれていて、常に冷静で頼りになる優秀な艦娘。それが加賀だ。

外見に関しても、加賀はとてつもない美人だった。

サイドテールにまとめた髪は少しだけ色素の薄い紅茶のような濃い茶色で

光の加減によってはきれいな黒髪や美しい金髪のように見えることもあった。

惜しげなく晒されたうなじはとてもエロティックだ。

若干童顔気味の柔らかな輪郭の整った顔立ち、特に優しげな目とそれを飾る柳眉は俺の心をつかんで放さない。

鍛え抜かれた体躯は引き締まっており太過ぎず細過ぎず、雪原のように白く美しかった。

また他の女性と比べても遥かに豊かな胸に、引き締まっているがそれでも女性らしい柔らかさを残したお腹。

そして下品ではない程度に大きなお尻は絶妙なバランスで、日本人離れしたプロポーションだ。

そんな性格も外見もいい加賀とこういう関係になることが出来てうれしいはずなのになぜだか悲しくて、涙が止まらない。

だが、さっき飲まされた薬のせいか頭が回らず考えることが出来ない。

ただ、幸せそうに自分にもたれかかっている加賀の横顔をみると加賀と共にいればもうどうでもいいかと思った。

加賀「提督…」

提督「…どうした?加賀」

加賀「その…もう一度、今度は提督が上になってしてくれませんか?」

提督「…ああ。わかった」

そうして二人はまた愛を育む。

そんな二人を見下ろしていた南方棲戦姫はニタリと嗤うのだった。

この様な感じで無理やり提督と艦娘がやらされて、
それに自分から乗っていったり仕方なくやっているうちに快楽に溺れたり
という展開ってなんでないんだろうと言う話をしたのでやってみました

これは個人的な見解ですが、
加賀さんはエッチの時絶対に恥ずかしがって喘ぎ声を我慢しようとすると思います

お目汚しですが、もし読んでくれた方がいれば幸いです

需要がありましたら続けて行こうと思うので
>>30の艦娘で書いてみます
それと、あれば希望の展開とかあれば考慮してみます

大和

~大和の場合~

きりりとした顔つきは美しく、力強い意志を秘めた瞳。

長い髪はしっかりと手入れされ、しなやかで良く引き締まっている体躯。

つんと上を向く胸と臀部は程よい大きさで整った体つき。

もし彼女が女優だと言われれば誰もが信じるだろう。

そして、普段は謙虚だが戦闘時には誰よりも勇敢な性格。

だが距離を感じさせない茶目っ気も持ち合わせており、

年齢相応の子供らしさを見せることもある。

正に大和撫子の卵。

戦艦大和はそんな戦艦娘だった。

すべてが、私たち艦娘が敵を叩き潰すことにかかっている。

私たちの海軍は、最高の訓練を受け、経験を積んだ世界一の海軍だ。

その中でも私、戦艦大和は数居る艦娘の中でも最高の攻撃力と

最高の防御力を持った最強の戦艦娘。

この事、今度こそは証明して見せてやる…

出撃のラッパが鳴り響くたびに耳を塞ぎたくなる。

今日もまた誰かが出撃していく。

けれども私はこんなところでくすぶっている。

最強の名にふさわしい強さを誇る大和は、その運用に莫大な資源を消費する。

そのため、政府の決定により大和は練度が最高になるまで演習しかできなかった。

大和は大量の資材を消費する自分が恨めしかった。

自分がくすぶっている間に他の艦娘たちは戦果を挙げている、歴史を築いている。

私だって、出撃さえすればきっと誰よりも戦果を挙げて見せるのに…

大和はいい子だった。

だからこそそういったことを貯めこんでしまっていた。

ある日、とうとう大和は耐えられなくなった。

前日の夜、食堂で撃沈何隻目だとか政府から感状を受け取る予定だとかという話を

うれしそうに話している他の艦娘を見て深い悲しみと嫉妬を感じた。

そういったことを感じている自分に絶望して、食事もそこそこに自室へ引きこもった。

布団に包まっていたらいつのまにか寝てしまっていた。

その日、大和は休みだったがいつも通り朝早くに目が覚めた。

顔を洗い、食事に行く前に日の出を見ようと思いすぐ近くの岬まで行った。

腰を下ろしてぼうっとしていると払暁の白みがかった東の空からゆっくりと日が昇ってきた。

大和(綺麗…)

見とれていると、あの忌々しい出撃ラッパが響いてきた。

湾を見下ろすと長門率いる艦隊が悠々と出港していくところだった。

気が付いたら大和は涙を流していた。

大和「う…くぅ…」ジワァ

視界がにじむ、顔が歪む、嗚咽が漏れる。

大和(長門さんと私は似ていた。

帝国海軍を代表する戦艦として建造され、それにそぐわぬ強さを持っていた。

皆から期待され、渇望されていた長門さんと私。

でも進水して以来、時代も、上層部も、何もかもが私たちの敵となった。

戦艦に代わり空母が海戦の中心となり、

喪失を恐れた上層部は私たちを出し惜しみ、

減りゆく資源のために十分に戦うことが出来なくなり、

味方艦が次々と戦没していき、

もはや何もできなくなったと思った頃に、

私は一億玉砕の魁となって散ることが運命となった。

長門さんは最後まで残り実験に使用されるという屈辱的な最期を迎えた、らしい。)

大和(もし、あの時私が出ていれば…

もし、あの時撤退していなければ…)

期待を背負った私は、結局何もできずに…

せめて滅びの美学として美しく散ることはできたか、

後世までその名を残すことはできた。

けどそんな風になりたかったのではない。

悲劇の戦艦とかそういうことはどうでもよかった。

ただ戦艦として生まれたからには、

一度だけでいいから戦艦らしく戦ってみたかった。

艦娘大和となった私は、そんな戦艦大和の悔いや嘆きを受け継いだ。

大和『今回は戦うことはできる!』

これ以上ないってくらいに喜んだ。

しかしふたを開けてみればこれだ。

演習にでるだけで実戦を経験することはなかった。

来る日も来る日も来る日も来る日も。

訓練と演習訓練と演習訓練と演習。

ただただ訓練と演習を繰り返す日々。

そんな私とは対照的に長門さんは実戦を繰り返していた。

もし長門さんと私が一対一で殴り合ったとしたら、絶対に負けない自信がある。

それだけの強さを誇っている。

だがその圧倒的な強さだけでは足りないのだ。

実際に運用できるかどうか、それが一番重要なのだ。

私は、消費する資材が多すぎた。

何度か出撃を検討されたことがあった。

提督やその上官の上層部の人間、資材管理を担当する文民の責任者の面接を受けた。

意見を聞かれた時、私はどんなに自分が役目を果たすことが出来るかを精一杯話した。

だが結果は以前の決定通りこのまま練度が上限に達するまでは演習以外で運用しないということだった。

提督は『すまない』と言ってくれた。

私は『気にしないでください』と言った。

練度の上限まであとどのくらい頑張ればいいのだろうか?

きっとすごく時間がかかる。

その時まで戦争は続いているだろうか?

活躍の場所は残っているだろうか?

そんなこと考えるのは不謹慎だと分かっていても、私は願わずにはいられない。

どうか活躍の場がありますように、まだ戦争が終わりませんように、と。

だけど、戦況はどんどん良くなっていっている。

長門さんたちはとても生き生きとしている。

戦える幸せ、称賛される喜び、艦娘としての生活を謳歌しているのだろう。

私と武蔵だけが、あの時と変わっていない。

あの時のように、私はまた大した活躍もできないままに終わってしまうのだろうか。

私は、いらない子なのだろうか。

サク

聞こえる足音に私はハッと振り向く。

そこに立っていたのは提督だった。

大和「てい…とく…なんで…」

提督「大和…」

私は自分が涙だらけのグチャグチャの顔をしていることを思い出す。

提督「っ!見ないでください…来ないで!」

けれども提督はゆっくりと近づいてくる。

最悪だ、こんなみっともないところを見られてしまった。

幻滅される。軽蔑される。

あの大和がこんなところで泣いているのだから。

提督「…君が、いるのが下から見えた。だから来たんだ」

だから何だ。

そんなことはどうでもいい。

来ないでほしかった。

知らないでほしかった。

提督「君は、出撃がないから悲しんでいるのか?」

大和「っ!!」

そんな分かり切ったことを…!

少し残っている理性が叫ぶ。そんなことをするなと。やめろと。

だけど、私は自分を律することが出来なかった。

大和「そう…です…!私は!戦艦大和です!戦艦なんです!!」

大和「ホテルじゃありません!!敵と戦うことが私の使命なんです!!」

大和「それなのに来る日も来る日も演習ばかり!!」

大和「もし実戦に出ることができれば私は絶対に活躍して見せます!!」

大和「なのに出れない!!活躍する機会がもらえない!!」

大和「他の子たちが自分の活躍を自慢しているのを聞くとき!!仲間の活躍を讃えているのを聞くとき!!」

大和「私がどんなにみじめか考えたこともないでしょう!?」

大和「きっとみんな裏では大和ホテルとか言ってバカにしているに決まっています!!」

大和「スペックがいいだけの張子の虎だと思っています!!そんなんじゃないのに!!」

大和「きっと一番活躍できるのに!!私は、私は…っ」

やってしまった。もうだめだ。

こんなこと、人にあたるようなことをするなんて…

私は、もう消えてしまいたい…

提督は目を見開いて絶句していた。

私が豹変したことに戸惑っているのだろう。

今までの私からは想像もつかないようなことをしてしまったのだから。

しばらく無言の時間が続いた。

何か言わなくてはならない。謝罪しなくては。

そう思って口を開こうとした瞬間、提督がしゃべり始めた。

提督「君が、そこまで思い詰めているとは思わなかった。すまない。」

提督「君はとても謙虚ないい子だから、それに甘えてしまっていた。」

提督「大和だって人間だからそういった悩みを抱えている方が普通だと分かっていたはずなのに…」

怒られるとばかり思っていた私は拍子抜けした。

まじまじと提督の目を見つめてしまう。

提督「君の気持ちは分かった。任せてくれ。」

提督「上に掛け合って必ず実戦に参加させる。近いうちに、必ずだ。」

大和「え…」

それは、それは私にとって思いがけない言葉だった。

『実戦に参加させる』

大和「…本当ですか?」

提督「もちろんだ。仲間内との演習と実戦は空気が全く違うと言えば、」

提督「戦争のせの字も知らん政府の役人もはいと言わざるを得ないだろう。」

大和「でも…そうしたら提督に迷惑がかかるんじゃ…」

言ってから気が付いた。どんな恥知らずだ。

さっきまで出たいっていじけていたのに。

ともかく、私がそういうと提督はふぅ吐息をつきやれやれと首を振り、

手を上向きにするジェスチャーをした。

提督「大和、そういったことは君が気にすることじゃない。」

そういうとにこりと笑い言葉を続ける。

提督「何のための提督だ?大和、約束してくれ。」

提督「これからは決してこういったことを貯めこまずに話すと。」

提督「勿論できないこともある。だができうる限りのことをすると約束する。」

提督「それに、こういった悩みを一人で抱え込むのは良くない。話すだけでも楽になるものさ。」

大和「提督…」

私は、たった今提督に撃沈された。

心臓がバクバクする。けれどそれはさっきまでのような怒りや興奮から来るものじゃない。

顔が赤くなり、提督の顔を見ることができない。

何か言おうとしても何も考えられず、舌も動かない。

提督「まあ、そういうことだから追って連絡する。俺は先に戻るからな。落ち着いたら戻ってこい」

そう言って提督は去ってしまった。

もう涙は止まっていました。

そこで改めて自分がどんなにひどい顔で提督と話していたかを思い出し、しばらくの間悶絶した。

>>42は脳内変換お願いします…

それから一週間ほどして、私は今まさに出撃せんとしていた。

周りには私の艦隊の艦娘たちがいる。

敵の領域へ進出して主力艦隊を撃滅する。

敵は戦艦や空母を主力とした一線級の艦隊だ。

初陣の相手としては十分すぎるだろう。

提督「では、武運を祈る」

提督や見送りに来てくれた皆が敬礼する。

私は答礼して、深呼吸を一度すると言った。

大和「艦隊、抜錨!戦艦大和、出撃します!」

戦闘は本当に心が躍った。

これだ。このために私はいるんだ!

大和「さぁ、やるわ。砲雷撃戦、用意!」

この感覚、演習なんかじゃとても味わえない…!

燃え上がる炎、飛び散る火花、はじける爆炎、

吹き飛んでいく破片の一つ、たなびく煙の一筋までが、すべて最高だった。

その日の終わりごろ、戦闘を終えて私たちは帰港した。

作戦は大成功だった。

いくら実戦は初めてと言えども、演習や訓練を繰り返してきた私は十分に戦えた。

自慢の主砲で敵の戦艦を中心として多くの敵艦を撃沈し、

敵の集中砲火を受けても中破で耐えた私はMVPにも選ばれた。

泊地へ着いたとき、提督がわざわざ出迎えに来てくれていた。

大和「提督!艦隊が無事帰投しました。良かったぁ~!」

提督「よし!よくやった大和!」

大和「~♪はっ!?すいません!!提督に向かってこのような言葉使いを…!」

提督「いやいや、気にしないでくれ。俺と君の中だろう?」

そういうと提督は私に手を差し伸べる。

大和「はい、ありがとうございます」

その手を取って上陸すると、なんと提督が頭をなでてくれた。

大和「!?やっあのっそのっ…」

提督「おっと、すまんすまん。あまりに嬉しそうな顔をしていたからつい、な」

大和「いえ!全然大丈夫です!その、うれしかったです…(小声)」

提督「…?まあ、素晴らしい活躍だったよ、本当に。入渠して傷を癒してくれ」

大和「はい!…あの、提督。」

提督「うん?」

大和「ありがとうございました…本当に、ありがとうございました…!」

それ以来、私は一ヵ月に何度か出撃するようになった。

たまに失敗することもあったけど、概ね順調に戦果をあげていった。

以前までは遠慮してしまっていた戦勝祝賀会にも堂々と出席できる。

距離を作ってしまっていた他の艦娘達とも仲良くなれた。

けど、それ以上に提督が私を気にかけてくれることが嬉しかった。

今では秘書艦を任され、他愛のない雑談をしたり、料理を振舞ったり。

遅くまで業務した日には仮眠室で一緒に眠ることもあった。

まあ残念ながら、さすがに別々の布団ではあったが。

着実と提督との関係を進展させているはずだ。

提督と話している時間はあっという間に時間が過ぎてしまう。

かつては大和ホテルと揶揄されるから嫌だった料理の腕とかも、今はありがたいと思う。

提督に喜んでもらえるのだから。

自分の作った料理をおいしいと言って食べている提督を眺めていると、

夫婦になったようでとても嬉しかった。

今は戦争中だけれど、戦争が終わればいずれ私たちは皆復員する。

そうしたら、私は提督と一緒に生きたいと思う。

提督はいい人だから、競争率も高い。

けど私には、ほかの誰にも負けないという意志があった。

なんせ、自分は戦艦大和なのだから。

就寝直前の布団の中で大和はそんなことを考えていた。

その顔は人に見せられないぐらいにだらしないにやけ顔だったが、別にいい。

見ている人はいないのだから。

そして大和はぬくぬくと布団にもぐりながら、幸せな新婚生活を妄想し始めた。

大和(家はやっぱり立派な日本屋敷がいいな。)

大和(そこで柴犬を飼って、庭の池と鯉も欲しい。)

大和(仕事から帰ったらお帰りなさいと出迎えて、)

大和(ご飯にしますか、お風呂にしますかって聞いちゃったりして。)

大和(そして愛情たっぷりの料理を食べてもらって、お風呂でお背中お流しして、)

大和(夜には、その、一緒に布団で…愛を育んで…///)

大和(提督は優しいから、きっと私を気遣ってくれる。痛くない?とか聞いてきたりして。)ムラッ

大和(…はしたないけど、誰も見ていないしいいよね?)

大和は、提督に恋するまで自慰をしたことがなかった。

そういったことに興味がなかったし、あまり知識もなかった。

だが、提督に恋し始めてからは積極的に女性誌やネットで

恋愛についてのページで情報を集めていた。

本来はどうアピールすればいいとか、

どんな服がいいとか健全なことを調べる為だった。

しかし、そういったことを調べていれば

自然と不健全なことに関する記事へたどり着いてしまうものだ。

口でしてあげるとか胸でしてあげるとかそういったことを知った時は、

(ひゃぁ~)と恥ずかしくなってしまった。

まさかの後ろでするということは衝撃的過ぎて信じられなかった。

でもそういうことをしたいと言うのが男心だというのなら。

もし提督がそれを求めるのであるならば。

その時はやって見せるというぐらいの覚悟はできた。

そして最後にたどり着いたのが『気持ちのいい自慰』についてだった。

自分で自分を満足させると言うのはいかがなものかと思った。

しかし、不健全な知識を吸収していくにつれて体はうずいてしまう。

顔を真っ赤にして、目をグルグル回して、

恐る恐る指で自分の一番大事な所に触れた時はすごかった。

今まで味わったことがない種類の快感に空恐ろしくなった。

しかしもっと知りたい、感じたいという欲求を止めることができず続けてしまったのだ。

そして初めての絶頂を迎えた時は大きな声で喘いでしまうことを抑えることが出来なかった。

全裸で布団に突っ伏して荒い息を繰り返しながら、

何かいけないことをしてしまったような背徳感や満足感に浸っていた。

そして隣の部屋には武蔵がいることを思い出した。

もしかしてさっきのはしたない声が聞こえたのではないかと青くなったが、

次の日、特に反応がなかったので気にしないことにした。

それ以来、大和は週に2,3回ほど自分を慰めるのが癖になってしまったのだった。

もちろん、他の皆にばれないように注意している。

さりげなく風呂の後にバスタオルを部屋に持ち帰っておくのだ。

それを寝るまで椅子に掛けておけば、いい感じに乾く。

そしたら何度か畳んで腰の下に敷いておけば、

もしアレが垂れてしまっても布団を汚すようなことにはならない。

それにことを済ませた後、力の抜けた体で立ち上がることもなく後始末ができるのだ。

それが終わればとりあえず床に投げ捨てて寝てしまう。

翌朝、起きたら洗面台でそのバスタオルを水洗してしまえば完全犯罪の出来上がりだ。

誰にもバレることなくことを済ませられる。たぶん。

ともかくその日も妄想で気分が乗ってしまっていた。

大和(我慢できない、やっちゃおう)

そう決断すると大和は布団の中でもぞもぞとし始めた。

暗闇の中、布団脇に置いておいたバスタオルを手繰り寄せ、慣れた手つきで畳む。

畳み終えたそれを、腰を浮かせて下に敷く。

寝間着をはだけさせ、ずり下ろして、下着も同様にする。

提督と一緒にふろに入るところや情事のはじまりを妄想していたために

大和はすっかりと準備ができていた。

体が熱くほてり、胸の先端はつんと張っている。

そして秘所は指で触れると少し湿っているのが分かった。

大和「んぅ…はっ…」

提督に頭をなでられ、体を愛撫され、

キスを交わした後に下着を脱がされ、指で秘所をなでられる。

優しい手つきで、しかし貪欲に快感を与えてくる。

声が出てしまいそうだが、恥ずかしくて我慢しようとする。

しかし、我慢しきれずに声が漏れてしまうのだ。

大和「ぁぁ…はぁん…そんなぁ…ていとくぅ…」

暫くすると、今度は片手で執拗に秘所を攻めながら空いている方の手で胸を揉んでくる。

くるくるとなでまわすように乳房を揉んでいるが、

それが少しずつ少しずつ先端の固い突起へ近づいてくる。

まるで蚊取り線香のようにゆっくりとじらしながら螺旋を描きつつ中心へ向かってくる

大和「ていとく…ぅん…駄目です…それは…そこはぁ…」

どんどんどんどん提督の指が中心へ近づいていき、

遂にそこへ到着したとき、敏感になっているそこを強くつままれる。

大和「ん!ふぅ…う!…くっ…はぁ…」

そこで私は抗議するように提督を見つめる。

そうすればきっとゴメンゴメンと微笑みかけてくるはずだ。

そこで私はお詫びのキスを要求して、提督は優しいディープキスを私に。

大和は自分の胸をいじっていた方の手の人差し指を自分の口に挿し込む。

それを提督の舌に見立てて、暫く舌を絡ませる。

キスを終えた提督は、舌を這わせながら徐々に体の方へと移動していく。

自分でしゃぶっていた指に自らの唾液をたっぷりと絡ませて、

首筋を通って体へと這わせていく。

そしてやがて胸にたどり着いて、赤子のように先端の突起へ吸い付いてくるだろう。

指はまた自身の胸へ戻ってきて、今度は生暖かい唾液まみれの指で突起物をつまみ、弄る。

唇と舌でしばらく私の胸を虐めたら、どんどん下へ、下腹部へ移動していく。

そのまま指を移動させる。腹を這って下腹部へ到達。

提督は舐めてくれるのだろうか?

いや、きっとしてくれるだろう。そうに違いない。

確たる根拠はないけど、そうらしいからそうなんだ。

もともと秘所をいじっていた手の動きをより早く、小刻みにする。

まるで、舌でペロペロと舐めるのを真似するように。

そして乳首にそうしたように秘所の突起物をつまんでこねくり回す。

大和「ふぅー…はぁー…んぁ…やぁ…ん…」

そうしたら今度は私も提督のを舐めてあげよう。きっと喜んでくれるはずだ。

下腹部においていた手を口元に持ってきて、指を三本ほど口に突っ込み疑似フェラをする。

大和「んちゅ…じゅる…ずる…じゅるる…」

もしかしたらそのまま口に一回、その、出されるのかもしれない。

そうされても驚かないで飲んであげよう。

不味いらしいけど、愛があれば何とか。

それに飲んであげれば男の人は喜ぶらしいし。

そこまでいったらいったん休憩するのかな?

それともそのまま舐め続けるのかも。

そうすれば、またすぐたつはず。

そこでとうとう私は提督に女にされるんだ。

私はまだ処女だ。だから挿入がどの様なモノなのか知らない。

けれど、提督のモノ以外を受け入れるつもりは毛頭なかった。

不埒な道具や野菜でどうこうする気はない。

そのまま秘所をなでるようにして刺激を与え続ける。

大和「うっはぁん…どうぞぉ…ていとくぅ…」

破瓜の痛みは知らないけれどおそらくそれなりには痛いのだろう。

涙が出るぐらいは覚悟するべきかな。

けど、痛みで涙目になる私をきっと提督は優しく抱きしめたり、キスしてくれたり、

痛みがなくなるまで動かないでいてくれるのだろう。

大和「ぁあ…ていとく…あいしてますぅ…」

そして痛みがなくなったらもう動いて大丈夫ですよっていうんだ。

そうして、提督が動き始める。きっとこんなんじゃなくてもっとすごいんだろう。

自然と秘所をいじる手がさらに早くなる

大和「ん、ふぅ、はぁん、んぁ、あん、やぁ、やぁん」

本当につながったらどうなるんだろう。

知りたい。早く提督と一つになりたい。できうることなら、今すぐに。

大和「あぁ、ああ、ぁああん……!はぁん…はぁ…」

絶頂を迎えた大和は暫く呆然としていた。

大和(提督…)

そしていつも通り後始末をして布団に包まる。

気が付いたら、寝ていた。

作者です。

すいませんが最近リアルが忙しくて頻繁に更新はできないかもです。

だらだらと続けては行こうと思っているので、

もしよければ暇潰しにでもしていただければ幸いです。

この戦争はきっとすぐに終わる。

そうしたら提督と共に生きていくんだ。

そうだ、明日の作戦が終わったら提督に告白しよう。

あの作戦は南方の深海棲艦を撃滅する最後の作戦。

これが成功すれば資源地帯は完璧に私たちのものになる。

そうしたら少しは内地で休暇できるだろう。

提督のご両親へご挨拶に行って、私のところにも来てもらう。

うん、うまくいくはずだ。自信を持って行こう。

明日が楽しみだ。

そして翌日。

『ショートランドが奇襲を受けた…?』

そんな、嘘だ。嘘だ。嘘だ。

ありえない…そんな事!ありえない!!

命令はトラックへの撤退。けれどそんな事できるわけがない。

艦隊の皆の気持ちは一緒だった。

反逆者と呼ばれても構わない。

ショートランドへ、提督を救いに行くんだ!

泊地周辺は海を埋め尽くさんばかりに深海棲艦があふれていた。

だけどあまりにも多すぎることとこちらが敵の背後から奇襲できたことで相手は混乱していた。

第一艦隊の面々は皆が歴戦の勇士だった。

戦列を保つよりはより柔軟に敵に対処できるように分散して戦うことにした。

その方が個々の能力を最大限に生かせる。

深海棲艦の表情が分かる程の白兵戦だった。

怯えのにじむ相手の顔を見て私は充実感と快感を感じていた。

私の堅牢な装甲は相手の中・小型艦の攻撃をことごとく弾き、

戦艦の一撃であってもまともに喰らわなければ大したダメージとはならない。

そして自慢の46サンチ砲は戦艦でさえも一撃で撃沈することができた。

次から次へと相手を海の藻屑としていると、

いつの間にか包囲の一端を突破しショートランド泊地へ着いていた。

このまま敵の掃討を続けるべきだろうか?

周りを見渡すと皆の奮戦のおかげで戦況は拮抗しているようだ。

これならばここは皆に任せて私は提督のもとへ向かうほうがいいだろうか?

でもここで艦隊一の戦力である私が抜けてしまっては…

だがそもそも目標は提督の救助であり、敵の殲滅や撃退ではない。

ここは皆を信じて提督を迎えに行くべきだろう。

そう決断すると大和は上陸し執務室を目指して駆け出した。

そして執務室前に到着した。部屋の扉は開いており、中には提督が倒れていた。

一瞬殺されてしまった!?と思ったが、身じろぎしていることに気が付いた。

大和(生きてる!やった!)

大和は部屋へ飛び込む。

大和「提督!!助けに来ました!!」

大和は、提督が笑顔で迎えてくれると思っていた。

しかし実際は提督の顔には絶望したような、驚きと恐怖が入り混じった表情だった。

提督「大和!?なんで…!!」

南方「アラ?ココマデクルトハ、タイシタヒトネ。」

そこで気が付く。床に倒れる提督の奥、

机に脚を乗せ、気だるげに椅子に座りながらこちらを一瞥したのはなんと…

大和「南方棲戦姫!?このっ!!」

南方「ソンナブッソウナモノ、ムケナイデホシイワ。」

そう言って敵は机を飛び越え提督の脇に着地、提督を持ち上げると盾にするように掲げた。

大和も負けずに主砲を構えたが、素早い動きに本当に少しだけ、間に合わなかった。

大和「なっ!?卑怯者!!」

歯を食いしばり怒りで顔をゆがめる。これでは撃てない!

南方「センソウニヒキョウモナニモナイデショウ?」

そのニタニタ笑いがさらに大和の神経を逆なでする。

主砲を捨てて格闘で戦うべきか、それとも…

大和は迷った。

提督「いいから撃ってくれ…俺ごと撃ってくれ…!!」

大和「そんな!?できませんよ提督!!」

そんなことできるわけがない!何のためにここに来た!

それだけはできなかった。大和は大事なものを失う恐怖に目を見開く。

嫌だ嫌だ嫌だ!!

提督「早く!!」

どうして提督はそんな顔を…

打ちのめされたような顔でそんなことを言うのだろうか。

大和(やめてください…自分の命を諦めないでください…!)

大和(私に貴方を殺させないでください!)

南方「フゥン?」

大和の躊躇いから何かを察した敵は、

そのまま自分の16インチ砲で大和へ攻撃を加える。

大和「っぁああああ!?」

さすがにこんな至近距離から大口径の砲撃をまともに食らってしまっては

耐えられず大破してしまった。

弾き飛ばされ後方の壁に叩きつけられ、それをぶち抜いてしまう。

大和は今にも吐きそうだった。

堅牢な装甲を誇ると言ってもこの距離からあれだけの威力の砲撃を喰らったのだ。

三連装砲の砲弾はすべて腹部に命中した。

装甲を貫かれても、妖精のご加護か皮膚までは貫通しない。

しかしその衝撃は体にまで届く。

内臓がグチャグチャにかき回されたような感覚、

いや、実際そうなのかもしれない。

今まで味わったことのない激痛に気持ち悪さ。

大和(私…死んじゃうのかな?)

提督「やまっぐっ!?」

南方「アナタハシバラクダマッテオイデ?」

大和を気遣うような言葉を掛けようとした提督を壁にたたきつける。

提督「かっはぁっ…」

背中を強打した提督は息ができなくなる。

南方「コレカラヒトコトデモハナシタラ、アノコヲコロス。」

南方「モシイヤナラバ、ダマッテイナサイ。」

提督「っ…!?」

南方「コロシハシナイワ。ワカッタラウナズキナサイ。」

提督「っ…」コクコク

頷かざるを得なかった。

南方「ヨロシイ」

大和「うぅ…つぅ…て、提督…!!」

なんとか顔だけでも起こし提督の方を確認すると

提督が壁に押し付けられているではないか。

グチャグチャになったみっともない顔を提督に見られるわけにはいかない。

哀れな大和は両手で顔を覆ってダンゴムシのようにまるまることしかできなかった。

大和「うぅ…ぐすっ…もういやぁ…」

南方「モウイヤァ?ジャアヤメテアゲヨウカ?」ゾクゾク

大和「…」

南方「…ムシ?ジャアオシオキガヒツヨウネ?」

そういうと南方は大和の髪を掴み、吐瀉物へ顔を突っ込ませた。

大和「んんー!!」

南方「ズイブントキタナイモノヲハキダシタワネ?ソウイウモノハキライナノワタシ。」

南方「ダカラ、ジブンノフシマツハジブンデカタヅケテネ?モチロンクチデ!」

嫌がる大和をしかし逃がさないように後頭部を踏みつけることで逃がさない。

大和「んんー!!んんー!!」

自分のものとはいえツンとした悪臭のする吐瀉物など、汚らしいものだ。

そんなものに顔を突っ込まされた大和は自分の尊厳を踏みにじられ、発狂してしまいそうだ。

南方「イヤナノ?イヤナノ?ネエ?」

しかしまだ誇りを失ってはいなかった。

どんな拷問を受けても決して屈しないと心に誓っている。

大和は無視する。

南方「…ハア。ワタシハアキッポイノ。」

南方「ヘンタイミタイニ、オマエガクップクスルマデジックリナンテノハゴメンヨ。」

南方「ダカラコレガ、サイゴノチャンス。コタエナサイヨ?」

南方「サモナイト、アナタノダイジナテイトクサンガドウナルカシラネ?」

大和「!?」

南方「コロシテシマイマショウカ?ワタシ、オトコヲゴウモンスルシュミハナイノヨネ。」

大和「そんな…止めて!!提督だけは!!お願いします!!提督だけは!!

南方「ヘェ…デモワタシ、ムシサレテキズツイタナァ?ドウシヨウカナァ?」

大和「お願いします…どうか」

南方「…サッキカラオネガイシテバカリ。」

南方「まずは無視したことを謝罪するべきではなくて?」

大和「…はい、すいませんでした」

南方「ウーンドウシヨウカナ~。」

南方「クツヲナメラレデモシタラ、ユルシチャウカモナァ~?」

大和「それは…」

南方「アラ、アンナトコロニイキノイイヒョウテキガイルワ。」カチャッ

大和「!?分かりました!!舐めます!!」

南方「イヤヨキモチワルイ」

大和「!?そんな…」

南方「マア、ドウシテモトイウノナラカッテニヤリナサイナ?」

南方「アマリニフカイダト、ウッカリユビニチカラガハイッチャウカモシレナイカラ、ガンバッテネ?」ニタァ

大和「うぅ…」

南方「ヘンジガキコエナイナァ?」

大和「はい…頑張ります…」

そう言って大和は何とか敵の足元まで這っていく。

そうして敵の靴を舐め始めた。ペロペロ、ペロペロと。

変な味がするが、耐えられないほどではない。

しかし、これ程の屈辱があるだろうか?大和はもう何も考えまいとした。

ただ一心不乱に舐め続ける。そうでもしないと耐えられなかった。

暫くして南方は足を上げた。大和は仕方なくもう一方の足を舐めようとしたら後頭部を踏みつけられた。

南方「ソウジャナイデショウ?」

大和「うぐぅ!…どうすれば、いいんですか?」

南方「クツノウラモナメナサイナ。オマエノオブツデヨゴレテイルノ。」

南方「セキニンヲトッテキレイニシテクダサル?」

大和「!!」

南方「…」イラッ

大和「わ、分かりました!きれいにします!」

南方「イイワ、ヤラシテアゲル」

大和「…うぅ」

尊厳は傷つけられたが、それでも靴を舐めている間に体力は少し回復した。

なんとか上体を起こして靴の裏を舐めようとする。

下から見上げる形になり、相手の愉悦に染まった顔が目に入る。

改めて自分の惨めさを自覚させられた。

靴の裏は砂利や吐瀉物の味でひどいものだった。

なめとった細かいゴミや汚物を吐き出したら、一発蹴られる。

大和「うぐっ」

南方「キタナイノハキライトイッタデショ?ソンナキタナイコトシナイデ。」

大和「っぅ…はい…」

仕方なく『掃除』を続けようとするとまた蹴られる。

南方「マズハジブンガハキダシタソレヲカタズケナサイ。」

大和「そんなぁ…!?」

南方「アララ、ユブニチカラガ。」

大和「分かりましたぁ!!全部きれいにしますからぁ!!それだけはぁ!!」

南方「ジュウジュンナコハキライジャナイワ。」

大和「ぐすっ…」

南方「セッカクホメテアゲタノニ。」

大和「ありがとうございます…」

そうして大和は床には自らが吐き出したものを吸いとる。

それから

胃液がこみあげ、また嘔吐しそうになる。しかしそんなことはできない。

そんなことをしたら次は何をされるか…

少ししてようやく靴を綺麗にできた。はずだ…

大和「終わりました…」

南方「アラソウ?」

南方は靴を脱いで確認する

南方「…フム。マアイイワ。」

南方「ジャアホンダイニモドルケレド、イヤナノ?」

大和「えっ…?」

靴を舐めていたせいで何があったのかを忘れてしまった。

何だった?何があった?

南方「ハァ…アノオブツヲソウジスルノハイヤカシラ?」

大和「あっはい。嫌です…」

そうだった。あれを口で綺麗にしろと言われたんだった。

南方「ケドアンナオブツヲホウチスルノハネェ…」

南方「マアドゲザシテ『ヒメサマオネガイシマス』ッテイエバカンガエナイコトモナイケレド」

大和「…」

こんなやつ相手に土下座なんて…誇りに賭けてできない…

けどもう絶対やりたくない…どうすれば…

南方「モシカシテタメラッテイルノ?サッキマデノコトヲワスレタノカシラ?」

大和「それは!提督のために、仕方なかったから…」

南方「リユウハドウデアレ、モウイロイロトヤッチャッテイルンダカラ。」

南方「イマサラタメラウコトハナイデショウ?」

大和「…」

南方「…ジャアヤリタイノナラヤリタイトイイナサイ。」

南方「ダマッテイタラ、ヤリタクナイトハンダンスルワ。」

大和「えっ?」

南方「サア、ドウナノカシラ?」

大和は躊躇った。躊躇ってしまった。

やりたくないと言うのは、抵抗がある。

けど、何も言わないというのはいくらか抵抗が少なかった。

大和「…」

結果、大和は黙った。黙ってしまった。

南方はニタリと笑うと大和の頭をなでる

南方「ソウ、ヤリタクナイノネ?」

南方「フフフ、ジャアユルシテアゲル。」

大和「…!」

南方「ケドキタナニノニハタエラレナイカラ…」

南方「アノオトコニタノモウカシラネェ!」ニタァ

大和「!?」

そんなことっ!!

自分の吐瀉物を見られるだけでも嫌なのにそんなものを口でなんて!!

大和「やっぱり自分でやります!!自分でやりますからそれだけは!!」

南方「アナタガイヤッテイッタノデショウ!?」

大和「提督にやらせるなんて知らなかったから!!だからなの!!」

大和「もし知っていたら自分でやるって言ってたぁ!!お願いしますぅ!!」

大和は必死に南方棲戦姫に縋り付く。

するとキッと目をむき大和を蹴り飛ばす。

南方「フレルナ!」

大和「えぐぅ!」

南方「チッアトハアナタノシゴトダカラオネガイネ?」

そういうと南方は提督を大和の吐瀉物の中に押し倒した。

提督「っ…」

大和「あぁっ…いやっぁあ…」

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